JP6243814B2 - 鋼管杭継手構造 - Google Patents

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Description

本願発明は、下杭と上杭とを連結する鋼管杭継手構造に関する。
特許文献1(特開2001−64959号公報)は、下杭の上端部を破損させることなく、油圧機械などで強固の掴むことができ、しかも下杭の上端部に上杭の下端部を螺合して連結する際に、下杭頭部を損傷させることもなく、下杭本体管の上端部への雌ネジ継手部材の取り付けを容易に行える鋼管杭、下杭及び雌ネジ継手部材を提供することを目的とするもので、下杭本体管の上端部に取り付けられる継手部材が、下杭本体管の上端部周壁の内方にしっくりと嵌り込む内周ネジの筒部と、この筒部の上端部に一体に連接され、下杭本体管の周壁の上端面側に張り出す張り出し部を有し、下杭本体管と溶接により接合一体化されているものである。
特許文献2(特開2001−64962号公報)は、現場溶接やネジ式継手により上下の杭を連結していく場合に生じる問題を解消でき、しかも、ボルトへの力学的負担を小さくすることができて、上下の杭を少ない数のボルトでしっかりと連結することができ、さらに下杭と上杭との連結部が外方に大きく張り出してしまうのを防いで地盤への貫入を円滑に行うことができる構造の鋼杭を提供するもので、杭端に接合される端板と、連結板と、連結板が端板か杭軸線方向に所定の寸法、間隔を置くように、これら板を連結する足を有するものからなる継手部材を用い、これら継手部材で、上下の杭をボルト接合するものを開示する。
特許文献3(特開2003−105755号公報)は、ネジ継手部材により異径鋼管杭を容易に接続して施工時間の短縮が図れ、高度な溶接技術が要求されず、天候に左右されずに施工でき、上部鋼管杭から下部鋼管杭へスムーズに応力が伝達される安定した継手性能が発揮できる異径鋼管杭間の継手構造を提供するもので、下部鋼管杭の上端部に設けられる上部ネジ継手部材の下面側に該下部鋼管杭の外径よりも大きい内径を有する嵌合部を形成し、該嵌合部に下部鋼管杭の上端部を嵌入した状態で下部鋼管杭と上部ネジ継手部材が接合され、上部ネジ継手部材の雌ネジに、上部鋼管杭の下端部に設けられた下部ネジ継手部材の雄ネジを螺合締着して連結した構成である継手構造を開示する。
特許文献4(特開2008−25156号公報)は、耐震性に優れた拡頭杭を合理的かつ経済的な結合方法により構築できる異径鋼管杭を提供するものであり、大径の杭材とそれよりも小径の杭材とを連結する杭材であって、前記大径の杭材と結合することができる同径の第1端部と、前記小径の杭材と結合することができる同径の第2端部を備え、前記第1端部および第2端部のそれぞれから長手中心方向に第1直管部と第2直管部が設けられ、前記第1直管部から前記第2直管部に向かうに従い縮径する縮径部を有する異径鋼管杭を開示する。
軟弱な地盤に建築する場合、建築物を支持するために一般的に杭基礎が採用される。この場合、深く掘り下げることが要求されるため、先端部に切削刃、堀削爪、螺旋状の羽根を取り付けた下部鋼管杭(下杭)を回転駆動装置により回転推進させて地盤に設置し、さらにこの下杭の上部に上部鋼管杭(上杭)を接続してさらに回転推進させて地盤に深く設置する工法が知られている。
また、鋼管杭には、長期間に亘って上部構造物の荷重を支える役割と、地震等比較的短期間に発生する地上に近い部分で鋼管杭に横方向からかかる荷重(水平力)に抗する役割がある。この水平力は、地表に近いほど大きく深くなるほど小さくなるため、鋼管杭全体を同一断面積で形成する必要はない。このため、地表面に近い部分の構造体は、その投影面積を大きくし、主に垂直加重を受ける部分は圧縮や座屈に耐えれば良いため、上杭の断面積が大きく、下杭の断面積を小さくすることがコスト的に望ましい。
特許文献4は、これに対応するための大径の杭材とそれよりも小径の杭材とを連結するための異径鋼管杭を開示する。しかしながら、特許文献1で開示されているように、下杭を地盤に設置した後、下杭と異径鋼管杭、さらには異径鋼管杭と上杭とを現場溶接するには、雨天時や強風時には品質の良好な溶接が難しいという問題点がある。特に下杭に異径鋼管杭を溶接する場合及び径鋼管杭の上端に上杭を溶接する場合には、上に位置する異径鋼管杭若しくは上杭を溶接の間保持しておく必要があるが、垂直方向(鉛直性)の精度管理が難しいという問題点がある。
以上の問題点を解決するために、本発明者は、異径若しくは同型の鋼管杭に限らず、接合時の鉛直性を向上させることができると共に、接合作業(溶接若しくはボルト圧着)を容易に行うことのできる鋼管杭継手構造を提供するため、特許文献5(特開2013−234561号公報)の実施例5に開示される継手構造で使用される固定機構を発明した。
この固定機構は、上杭と下杭の結合部分に上杭及び下杭を貫通して形成された円錐台形状のロック穴に装着される円錐台形状のコマ部と、コマ部に噛合する固定用ボルト及びナットによって構成され、固定用ボルトをナットに螺合させて締め付けることによって、固定用ボルトのヘッドを、コマ部に形成された装着凹部に噛合させて装着凹部の周壁を外側に張り出させてコマ部をロック穴に固定させるようにしたものである。これによって上述した課題を達成できるものである。
特開2001−64959号公報 特開2001−64962号公報 特開2003−105755号公報 特開2008−25156号公報 特開2013−234561号公報
しかしながら、上述した固定機構では、溶接工事ができない場所、もしくは溶接工事が難しい場所において、継手の施工を行うことができるという効果を有するとともにその施工時間を短縮することができるという効果を有し、さらに圧縮・引き抜き・曲げ方向の力に対して有効であるという効果を有するものであるが、コマ部の装着凹部の周壁が変形してロック穴に密接していることから、一度使用すると外すことが困難であるという不具合を有していた。
このため、本発明は、着脱可能な構造を有する固定機構を具備する鋼管杭継手構造を提供することにある。
したがって、本発明は、地盤に最初に設置される下側鋼管杭と、この下側鋼管杭の上端に連結される上側鋼管杭と、前記下側鋼管杭の上端に一体に接合される円筒状のインサイドシリンダと、該インサイドシリンダに外嵌するアウトサイドシリンダとによって構成され、前記インサイドシリンダとアウトサイドシリンダとを固定する固定機構を具備する鋼管杭継手構造において、前記固定機構前記アウトサイドシリンダにテーパ状に形成され、前記アウトサイドシリンダの内周側に開口する第1の開口部及び前記アウトサイドシリンダの外周側に開口する第2の開口部を有する第1の装着孔と、前記インサイドシリンダにテーパ状に形成され、前記インサイドシリンダの内周側に開口する第3の開口部及び前記インサイドシリンダの外周側に開口する第4の開口部を有する第2の装着孔とによって構成され、前記アウトサイドシリンダを前記インサイドシリンダに装着した場合に、第3の開口部から第2の開口部に向けて漸次拡径するロック穴と、該ロック穴に対応した小径端部大径端部とを両端に有する円錐台形状をし、軸方向に貫通する貫通孔を有するテーパロック部と、該テーパロック部の小径端部と略等しい外径を有する環状形状をし、その内周面には、前記テーパロック側に向けて内径が小さくなるように形成されたテーパ壁が設けられ、このテーパ壁が、前記テーパロック部に接する第1の径を有する第1の端部及び該第1の端部の反対側にある第2の径を有する第2の端部とを有し、前記第1の径が第2の径よりも小さい固定ワッシャ部と、該固定ワッシャ部の第1の端部よりも大きく前記第2の端部よりも小さい第3の径を有する第3の端部及び前記第2の端部よりも大きい第4の径を有する第4の端部を有すると共に、第3の径から第4の径に連続するテーパ状の周壁を有する嵌め込みワッシャ部と、前記締め込みワッシャ部、前記固定ワッシャ部及び前記テーパロック部を貫通するように前記貫通孔配置されるネジ部及び該ネジ部の一端に形成されて前記固定ワッシャ部に当接するヘッド部からなる固定用ボルト部と、前記テーパロック部の杭外側大径端に配置され、前記固定用ボルト部のネジ部が螺合して前記固定用ボルト部を締め付けるナット部とによって構成されることにある。
以上の構成により、インサイドシリンダにアウトサイドシリンダを装着した場合、インサイドシリンダとアウトサイドシリンダの第1及び第2の貫通孔により、円錐台形状のロック穴が形成され、これに固定ワッシャ部、締め込みワッシャ部及びテーパロック部を挿着し、固定用ボルト部を固定してナット部を回転させることによって固定用ボルト部のヘッドによって締め込みワッシャ部が固定ワッシャ部にめり込むことから、固定ワッシャ部のテーパ壁が外側に広がって固定ワッシャ部の外周面がロック穴の周壁に固着するため、前記テーパロック部を前記ロック穴に固定することができるものである。また、これによって、従来のボルトよりも径の大きいテーパロック部によって、前記インサイドシリンダとアウトサイドシリンダとを固定できるため、インサイドシリンダとアウトサイドシリンダに働く回転モーメントに対してしっかりと固定できるものである。
また、前記固定用ボルト部のネジ部の他端部には、前記固定用ボルト部の回転を固定するための回転防止部が形成されることが望ましい。
この回転保持部によって、固定用ボルト部をしっかりと固定できるために、ナット部の回転を容易にし、固定用ボルト部の締め付けを容易に行うことができるようにするものである。また、作業後は、この回転防止部を打切して排除することで、ロックの固定が確認できるものである。
本願発明によれば、インサイドシリンダにアウトサイドシリンダを装着したときに円錐台形状となるロック穴を形成すると共に、固定手段としての円錐台形状のテーパロック部と共に締め込みワッシャ部及び固定ワッシャ部をロック穴に挿着してインサイドシリンダとアウトサイドシリンダを固定するようにしたので、ボルトの径を大きくすることなく、ボルトよりも大きな径のテーパロック部によって、インサイドシリンダとアウトサイドシリンダの接合部にかかる回転モーメント、圧縮力・引っ張り力・曲げ力等に対して十分な保持力を得ることができるものである。
これによって、上側鋼管杭の下端に形成されたアウトサイドシリンダを、下側鋼管杭の上端に形成されたインサイドシリンダに外嵌又は内嵌させて固定するようにしたため、接合時の鉛直性を向上させることができること、はめ込み式のため、上側鋼管杭の転倒を防止することができること、二重管構造となるため、強度を上げることができること、などの効果を奏することができるものである。
本願発明の実施例に係る鋼管杭継手構造の説明図であり、(a)は縦方向断面図であり、(b)は横方向断面図である。 本願発明の実施例に係る固定機構が装着されるロック穴の構造を示した説明図である。 本願発明の固定手段の実施例に係る固定機構の分解断面図である。 本願発明の実施例に係る固定機構の装着状態を説明した説明図であり、(a)は装着前の状態を示した部分拡大断面図であり、(b)は装着後の状態を示した部分拡大断面図である。
以下、この発明の実施例について図面により説明する。
本願発明の実施例に係る鋼管杭継手構造1は、図1(a)に示すように、下側鋼管杭2に上側鋼管杭4を固定するためのものである。この実施例において、上側鋼管杭4は、上杭部41と、この上杭部41の下端部に外嵌されるアウトサイドシリンダ5とによって構成される。尚、上杭部41は、全体的に均等な外径及び内径を有する円筒状の杭構造であっても、外径及び内径が大きな大径部と、外径及び内径が小さい小径部を具備する拡径管構造のものであっても良いものである。また、下側鋼管杭2に上側鋼管杭4とを固定するために固定機構10が設けられる。さらに、図1(b)で示されるように、この固定機構10は、アウトサイドシリンダ5とインサイドシリンダ6との重複部分の周方向に同じ間隔で複数設けられるものである。
また、図2で示されるように、アウトサイドシリンダ5には、テーパ状に形成された第1の装着孔7が形成される、この第1の装着孔7は、アウトサイドシリンダ5の内周側に開口する第1の開口部71と、アウトサイドシリンダ5の外周側に開口する第2の開口部72とを具備し、第1の開口部71と第2の開口部72との間を連設する第1のテーパ壁73によって画成される。ここで、第1の開口部71の径は、第2の開口部72の径よりも小さいものである。
また、下側鋼管杭2は、下杭部21と、下杭部21の上端に溶接固定されたインサイドシリンダ6とによって構成される。このインサイドシリンダ6には、テーパ状に形成された第2の装着孔8が形成される。この第2の装着孔8は、インサイドシリンダ6の内周側に開口する第3の開口部81と、インサイドシリンダ6の外周側に開口する第4の開口部82とを具備し、第3の開口部81と第4の開口部82との間を連設する第2のテーパ壁83によって画成される。ここで第3の開口部81の径は、第4の開口部82の径よりも小さく、また、第4の開口部82の径は、第1の開口部71の径と等しいものである。
下側鋼管杭2のインサイドシリンダ6に、上側鋼管杭4のアウトサイドシリンダ5を装着した場合に、第1の装着孔7と第2の装着孔8によってロック穴9が構成される。このロック穴9は、第2のテーパ壁83及び第1のテーパ壁73からなり、第3の開口部(杭内側の小径端)82から第2の開口部(杭外側の大径端)72に向けて漸次拡径する構造となるものである。
前記固定機構10は、図3に示すように、前記ロック穴9に装着されて上側鋼管杭4の回転に伴って働く回転モーメントを下側鋼管杭2に伝達するためのテーパロック部11と、このテーパロック部11の小径端部11bに当接して設けられる固定ワッシャ部12と、この固定ワッシャ部12に締め込まれる締め込みワッシャ部13と、固定ボルト部14と、ナット部15とによって構成され、さらにナット部15とテーパロック部11の間に配置されたゆるみ止めワッシャ部16とによって構成される。
前記テーパロック部11は、前記ロック穴9と類似する円錐台形状をしており、中央を軸方向に貫通して形成され、前記固定ボルト部14が貫通する貫通孔11aが設けられるものである。また、このテーパロック部11は、固定ワッシャ部12側に位置する小径端部11bと、その反対側に位置する大径端部11cとを具備するものである。
前記固定ワッシャ部12は、前記テーパロック部11の小径端部11bと略等しい外径を有する環状形状をしており、内周面には、前記テーパロック部側に向けて内径が小さくなるように形成されたテーパ壁12aが設けられる。この固定ワッシャ部12のテーパ壁12aは、前記テーパロック部11に接する第1の径を有する第1の端部12bとそれと反対側にある第2の径を有する第2の端部12cを有し、前記第1の端部12bの第1の径は、第2の端部12cの第2の径より小さいものである。
前記締め込みワッシャ部13は、略円錐台形状をしており、前記固定ワッシャ部側が前記固定ワッシャ部12の第1の端部12bよりも大きく第2の端部12cよりも小さい第3の径を有する第3の端部13c、それと反対側の第4の端部13dを有し、この第4の端部13dは、固定ボルト部14のヘッド部14aが当接するもので、前記第4の端部13dは、前記第2の端部12bよりも大きい第4の径を有する。このように、締め込みワッシャ部13の周壁は、第3の径から第4の径に連続するテーパ状の周壁13aを有する。また、中央部分には、固定ボルト部14が貫通する貫通孔13bが形成される。
前記固定ボルト部14は、図3に示すように、前記締め込みワッシャ部13に当接するヘッド部14aと、前記締め込みワッシャ部13の貫通孔13b、固定ワッシャ部12及び前記テーパロック部11の貫通孔11aを貫通するネジ部14bとによって構成され、前記ネジ部11は、前記テーパロック部11の大径端部11cから延出してゆるみ止めワッシャ16を介してナット部15に螺合するものである。また、ネジ部14bの端部には、固定ボルト部14の回転を防止するための回転防止部17が形成される。この回転防止部17を保持することによってナット部15は外側から回転しやすくすることができるものである。尚、この回転防止部17は、ロックの固定を確認するもので、ナット部15を締め付けるロック作業の完了後に、打切して除去するものである。
以上の構成によって、固定機構10を装着する場合、図4(a)で示すように、ロック穴9に、前記テーパロック部11を装着し、固定ワッシャ部12及び締め込みワッシャ部13を介して固定ボルト部14を装着し、ナット部15を回転させて固定ボルト部14を締め付け、ヘッド部14aによって前記締め込みワッシャ部13を固定ワッシャ部12側に押し込んで行く。これによって、固定ワッシャ部12の周壁が外方に広がることから、固定ワッシャ部12がロック穴9の周囲に固着され、図4(b)で示されるように、固定機構10の確実に装着できるものである。
さらに、装着後に、回転防止部17を打切して排除し、固定作業の完了を確認できるようにするものである。
また、本発明の構成を有する固定機構10では、ナット部15を固定ボルト部14から取り外すことによって、ロック穴9からテーパロック部11を取り外すことができるので、上側鋼管杭4と下側鋼管杭2とを外すことができるものである。
1 鋼管杭継手構造
2 下側鋼管杭
4 上側鋼管杭
5 アウトサイドシリンダ
6 インサイドシリンダ
7 第1の装着孔
8 第2の装着孔
9 ロック穴
10 固定機構
11 テーパロック部
11a 貫通孔
11b 小径端部
11c 大径端部
12 固定ワッシャ部
12a テーパ壁部
13 締め込みワッシャ部
13a 周壁部
13b 貫通孔
14 固定ボルト部
14a ヘッド部
14b ネジ部
15 ナット部
16 ゆるみ止めワッシャ部
17 回転防止部

Claims (2)

  1. 地盤に最初に設置される下側鋼管杭と、この下側鋼管杭の上端に連結される上側鋼管杭と、前記下側鋼管杭の上端に一体に接合される円筒状のインサイドシリンダと、該インサイドシリンダに外嵌するアウトサイドシリンダとによって構成され、前記インサイドシリンダとアウトサイドシリンダとを固定する固定機構を具備する鋼管杭継手構造において、
    前記固定機構
    前記アウトサイドシリンダにテーパ状に形成され、前記アウトサイドシリンダの内周側に開口する第1の開口部及び前記アウトサイドシリンダの外周側に開口する第2の開口部を有する第1の装着孔と、前記インサイドシリンダにテーパ状に形成され、前記インサイドシリンダの内周側に開口する第3の開口部及び前記インサイドシリンダの外周側に開口する第4の開口部を有する第2の装着孔とによって構成され、前記アウトサイドシリンダを前記インサイドシリンダに装着した場合に、第3の開口部から第2の開口部に向けて漸次拡径するロック穴と、
    該ロック穴に対応した小径端部大径端部とを両端に有する円錐台形状をし、軸方向に貫通する貫通孔を有するテーパロック部と、
    該テーパロック部の小径端部と略等しい外径を有する環状形状をし、その内周面には、前記テーパロック側に向けて内径が小さくなるように形成されたテーパ壁が設けられ、このテーパ壁が、前記テーパロック部に接する第1の径を有する第1の端部及び該第1の端部の反対側にある第2の径を有する第2の端部とを有し、前記第1の径が第2の径よりも小さい固定ワッシャ部と、
    該固定ワッシャ部の第1の端部よりも大きく前記第2の端部よりも小さい第3の径を有する第3の端部及び前記第2の端部よりも大きい第4の径を有する第4の端部を有すると共に、第3の径から第4の径に連続するテーパ状の周壁を有する嵌め込みワッシャ部と、
    前記締め込みワッシャ部、前記固定ワッシャ部及び前記テーパロック部を貫通するように前記貫通孔配置されるネジ部及び該ネジ部の一端に形成されて前記固定ワッシャ部に当接するヘッド部からなる固定用ボルト部と、
    前記テーパロック部の杭外側大径端に配置され、前記固定用ボルト部のネジ部が螺合して前記固定用ボルト部を締め付けるナット部とによって構成されることを特徴とする鋼管杭継手構造。
  2. 前記固定用ボルト部のネジ部の他端部には、前記固定用ボルト部の回転を固定すると共に打切して排除可能な回転防止部が形成されることを特徴とする請求項1記載の鋼管杭継手構造。
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