JP2018093229A - 部品実装システム - Google Patents

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Abstract

【課題】実装機本体に部品を供給可能なフィーダーに対する作業者の作業負担をより低減させる。【解決手段】部品実装機への部品の供給に伴いボトムテープBTから剥がされたトップフィルムTFを切断するための固定刃61および可動刃62を備えるフィーダー40を交換可能なフィーダー交換装置において、フィーダー40を把持可能な爪が形成された一対のアーム84を有するロボットハンド80と、ロボットハンド80をX軸方向,Y軸方向およびZ軸方向へ移動させるスライダとを備え、ロボットハンド80に、可動刃62を駆動するためのアクチュエータ(ロッド用アクチュエータ90)を設ける。【選択図】図6

Description

本発明は、部品実装機に部品を供給するフィーダーやフィーダーを交換するフィーダー交換装置を含む部品実装システムに関する。
従来、この種の部品供給装置(フィーダー)としては、部品を収容する収容テープ(ボトムテープ)と収容テープの上に貼り付けられたトップテープ(トップフィルム)とからなる部品テープ(キャリアテープ)を送り出し、収容テープからトップテープを剥離して収容テープ上に部品を露出させることで、部品搭載装置(部品実装機)へ部品を順次供給するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この部品供給装置は、部品供給ステージからこの部品供給装置を取り外すための操作桿と、トップテープが剥離され部品が取り出された後の収容テープを装置外へ排出するための排出路と、排出路の出口に設けられた鋏機構(カッター)とを備える。鋏機構は、操作桿と連動しており、部品供給装置を部品供給ステージから取り外すために作業者が操作桿を操作すると、排出路の出口から外部へ出ている収容テープを切断する。
特開2005−123465号公報
しかしながら、特許文献1には、操作桿の操作に連動して収容テープ(ボトムテープ)を切断して回収することについては記載されているものの、トップフィルムを回収することについては言及されていない。トップフィルムの回収方法としては、従来、フレームに設けられた回収リールによって巻き取る手法が用いられていた。しかし、この方法は、回収リールが満杯になる度に回収リールを交換する必要があり、作業者の負担が増す。また、この方法は、回収リールを設けるためのスペースを確保しなければならず、フィーダーが大型化してしまうという問題もある。こうした問題を解消するため、トップフィルムを回収する方法として、送りローラーによって回収容器に連続的に送り込む方法が用いられてきている。しかし、いずれの手法によっても、フィーダー交換時には、トップフィルムを作業者が切断しなければならない。
ところで、近年、作業者がフィーダーの交換作業を行なうものに代えて、ロボットハンドによってフィーダーを自動交換するフィーダー交換装置も提案されている。フィーダー交換装置は、フィーダーを自動交換とすることで、作業者による交換作業の手間をなくすことができる。しかしながら、フィーダー交換時のトップフィルムの切断作業はなお作業者が行なう必要があるため、単にフィーダー交換装置を導入するだけでは、作業者の負担を十分に低減させることはできない。
本発明は、実装機本体に部品を供給可能なフィーダーに対する作業者の作業負担をより低減させることを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のフィーダー交換装置は、
部品が収容される凹部が複数形成されたテープ本体と前記複数の凹部を覆うフィルムとを含んで構成されるキャリアテープを送り出すテープ送出部と前記テープ本体から前記フィルムを剥がして前記凹部に収容された部品を取出し可能な状態とする剥離部とを有するフィーダーと、該フィーダーを着脱可能なフィーダー台と、該フィーダー台に装着されたフィーダーにより供給される部品をピックアップして実装対象に実装する実装機本体とを備える部品実装システムにおける、前記フィーダー台に装着されるフィーダーを交換可能なフィーダー交換装置であって、
複数のフィーダーを収容可能なフィーダー収容部と、
前記フィーダー収容部と前記フィーダー台との間で移動が可能な移動部材と、
前記移動部材に設けられ、前記フィーダーを把持する把持装置と、
を備え、
前記移動部材は、前記剥離部によって剥がされたフィルムを切断するフィルム切断装置を構成する構成要素の少なくとも一部を有する
ことを要旨とする。
この本発明のフィーダー交換装置は、複数のフィーダーを収容可能なフィーダー収容部と、フィーダー収容部とフィーダー台との間で移動が可能な移動部材と、フィーダーを把持する把持装置とを備える。また、移動部材は、把持装置を有すると共に、剥離部によって剥がされたフィルムを切断するフィルム切断装置を構成する構成要素の少なくとも一部を有する。これにより、移動部材がフィーダー台に移動し、移動部材に設けられている把持装置がフィーダーを把持してフィーダー台から取り外す際に、併せてフィルムも切断することが可能である。また、把持装置がフィーダーを把持している状態で移動部材をフィーダー台からフィーダー収容部へ移動し、フィーダー収容部に収容されているフィーダーを把持装置で把持した後、移動部材をフィーダー台へ移動させることで、フィーダーの自動交換が可能となるから、作業者は手作業によりフィーダーを交換する必要がない。これらの結果、作業者の作業負担を大幅に低減させることができる。
こうした本発明のフィーダー交換装置において、前記フィルム切断装置は、前記構成要素として、前記フィルムを切断可能なカッターと、該カッターを駆動するアクチュエータとを有し、前記カッターは、前記フィーダーに設けられ、前記アクチュエータは、前記移動部材に設けられてなるものとすることもできる。こうすれば、フィーダーにフィルム切断装置の構成要素の全てを組み込むものに比して、フィーダーの大型化を抑制することができる。
また、本発明のフィーダー交換装置において、前記フィーダーは、前記フィーダー台への固定と固定解除とが可能なクランプ機構と、操作部材と、該操作部材の動作を前記クランプ機構の動作に変換する第1変換機構と、前記操作部材の動作を前記カッターの動作に変換する第2変換機構とを備え、前記アクチュエータは、前記把持装置が前記フィーダーを把持した状態で前記操作部材を動作させるものとすることもできる。こうすれば、フィーダー台からのフィーダーの取り外しとテープ本体から剥がされたフィルムの切断とを単一のアクチュエータにより行なうことができるから、フィーダーの取り外しとフィルムの切断とをそれぞれ別個のアクチュエータを用いて行なうものに比して、把持装置を小型化することができる。なお、操作部材は、操作者が手動によって操作可能に構成することもできる。
さらに、本発明のフィーダー交換装置において、前記カッターは、可動刃のストロークにより前記フィルムを切断し、前記第2変換機構は、前記操作部材と前記可動刃とを連結するリンク機構であり、前記リンク機構の少なくとも一つの連結部は、前記可動刃がストローク可能な範囲内で相対変位可能に連結されてなるものとすることもできる。こうすれば、操作部材を操作することなく、可動刃を単独でストロークさせてフィルムを切断することが可能となる。即ち、フィーダーの交換時期とは異なる時期であってもフィルムを切断することが可能となる。
部品実装システムの構成の概略を示す構成図である。 部品実装機10の制御装置30とフィーダー用制御装置50とフィーダー交換装置用制御装置110との電気的な接続関係を示すブロック図である。 フィーダー40の構成の概略を示す構成図である。 フィーダー40の下部を拡大して示す部分拡大図である。 ロボットハンド80の構成の概略を示す構成図である。 ロボットハンド80によりフィーダー40をフィーダー台から取り外す様子を示す説明図である。 変形例のロボットハンド80Bの構成の概略を示す構成図である。 ロボットハンド80BによりトップフィルムTFを切断する様子を示す説明図である。 ロボットハンド80Bによりフィーダー40Bをフィーダー台から取り外す様子を示す説明図である。 変形例のロボットハンド80Cの構成の概略を示す構成図である。 ロボットハンド80Cによりフィーダー40Cをフィーダー台から取り外す様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は部品実装システムの構成の概略を示す構成図であり、図2は部品実装機用制御装置30とフィーダー用制御装置50とフィーダー交換装置用制御装置110との電気的な接続関係を示すブロック図である。なお、本実施形態において、図1の左右方向がX軸方向であり、前後方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
部品実装システムは、図1に示すように、部品を供給する部品供給装置としてのフィーダー40と、フィーダー40により供給された電子部品(以下、単に「部品」という)Pを吸着して回路基板(以下、単に「基板」という)Sに実装する部品実装機10と、部品実装機10に装着するフィーダー40を自動交換するための本発明の実施形態としてのフィーダー交換装置70とを備える。
部品実装機10は、図1に示すように、基板Sを搬送する基板搬送装置14と、基板搬送装置14により搬送された基板Sをバックアップするバックアップ装置(図示せず)と、フィーダー40により供給された部品Pを吸着してバックアップ装置でバックアップされた基板Sに装着する部品装着装置20と、部品実装機全体の制御を司る部品実装機用制御装置30(図2参照)とを備える。基板搬送装置14とバックアップ装置と部品装着装置20は、台座11上に設けられた本体枠12内に収容されている。また、本体枠12の前面部には、フィーダー40を着脱可能なフィーダー台18が設けられている。
フィーダー40は、部品Pが所定ピッチで収容されたキャリアテープCTを部品実装機10がピックアップ可能な部品供給位置Aまで送り出すテープフィーダーである。キャリアテープCTは、長手方向に所定ピッチでキャビティー(凹部)が形成されたボトムテープBTと、各キャビティーにそれぞれ部品Pが収容された状態でボトムテープBTの表面を覆うトップフィルムTFとにより構成されている。図3および図4は、フィーダー40の構成の概略を示す構成図である。フィーダー40は、図示するように、ケース41が略矩形形状に形成されたカセット式のフィーダーとして構成されており、キャリアテープCTが巻回されたテープリール42と、テープリール42からキャリアテープCTを引き出して部品供給位置Aまで送り出すテープ送り機構44と、部品供給位置Aの手前に設けられボトムテープBTからトップフィルムTFを剥がして部品Pが露出された状態(部品Pをピックアップ可能な状態)とするフィルム剥離部45と、フィルム剥離部45によってトップフィルムTFが剥がされて部品Pが取り出された後のボトムテープBTをケース41の下部に形成された排出口46aへ誘導するテープダクト46と、フィルム剥離部45によって剥がされたトップフィルムTFをケース41の外周に沿って下方へ誘導する溝が形成されたフィルムガイド47と、フィルムガイド47に沿ってトップフィルムTFを下方へ送り出すフィルム送り機構48と、フィルム送り機構48により送られたトップフィルムTFを切断するフィルム切断機構60とを備える。フィルム切断機構60により切断されたトップフィルムTFは、台座11に設置されたダストボックス19に回収される。また、排出口46aから排出されたボトムテープBTは、排出口46aの下方に設けられた図示しないテープ切断機構によって細かく切断されてから、ダストボックス19へ回収される。
テープ送り機構44は、テープ送り用のスプロケット44aと、スプロケット44aを間欠回転させる駆動モータ44bとを備える。スプロケット44aの外周にはキャリアテープCTに所定間隔で形成された係合穴に係合する係合爪が設けられている。テープ送り機構44は、キャリアテープCTをスプロケット44aに係合させた状態で駆動モータ44bでスプロケット44aを間欠回転させることにより、キャリアテープCTを前方へピッチ送りする。
フィルム送り機構48は、フィルム送り用の駆動ローラー48aと、駆動ローラー48aを回転させる駆動モータ48bと、スプリング48dの付勢力によって駆動ローラー48aに押し付けられ駆動ローラ48aの回転に伴って従動回転する従動ローラー48cとを備える。駆動ローラー48aおよび従動ローラー48cの外周にはトップフィルムTFを挟む外歯が設けられている。フィルム送り機構48は、トップフィルムTFを駆動ローラー48aおよび従動ローラー48cの間に挟んだ状態で駆動モータ48bで駆動ローラー48aを回転させることにより、トップフィルムTFを下方へ送り出す。このフィルム送り機構48の下方には、トップフィルムTFを切断するフィルム切断機構60が設けられている。
また、フィーダー40は、クランプレバー56の傾倒操作にリンクしてフィーダー台18に対して着脱可能なクランプ機構54と、図3の右端面に形成されフィーダー台18に装着される際の位置決めを行なう位置決めピン52とを備える。クランプ機構54は、ケース41の下端面から図3の左斜め下方向に前進と後退とが可能に設けられたクランプピン54aと、クランプピン54aを前進方向へ付勢するスプリング54bとを備える。クランプピン54aの後端にはワイヤ55の一端が接続されており、ワイヤ55の他端にはクランプレバー56がその支点56aから離れた位置で接続されている。したがって、クランプレバー56を傾倒させると、クランプピン54aは、スプリング54bの収縮を伴ってワイヤ55により引っ張られ、ケース41内へ引っ込んだ状態となる。一方、クランプレバー56の傾倒を解除すると、クランプピン54aは、スプリング54bの付勢力によりケース41から外側へ突出した状態となる。同時に、クランプレバー56は、スプリング54bの付勢力によってワイヤ55により引っ張られ、傾倒状態から直立状態へ戻される。フィーダー台18は、図示しないが、フィーダー40の図3の右端面を支持する第1の支持面と、フィーダー40の下端面を支持する第2の支持面とが形成されている。第1の支持面には、フィーダー40の位置決めピン52が挿入される位置決めピン穴が設けられ、第2の支持面には、位置決めピン52が位置決めピン穴に挿入されている状態でクランプピン54aがケース41の外側へ突出されたときに、クランプピン54aが係合されるクランクピン穴が設けられている。これにより、クランプレバー56を傾倒させた状態(クランプピン54bがケース41内に引っ込んだ状態)で位置決めピン52がフィーダー台18の位置決めピン穴に挿入されるようにフィーダー40を装着した後、クランプレバー56の傾倒を解除すると、クランプピン54aがケース41から突出してクランプピン穴に係合されると共にクランプピン54aを付勢するスプリング54bの反発力によってフィーダー40の図3の右端面がフィーダー台18の第1の支持面に押し付けられる。このため、フィーダー40は、位置決めピン52にてフィーダー台18に固定されることとなる。一方、クランプレバー56を直立状態から傾倒させると、クランプピン54aがフィーダー台18のクランプピン穴から引き抜かれる。このため、フィーダー40は、固定が解除され、フィーダー台18から取り外し可能な状態とされる。
フィルム切断機構60は、フィルム送り機構48により送られたトップフィルムTFをクランプレバー56の傾動操作に連動して切断するための機構である。このフィルム切断機構60は、図4に示すように、ケース41に固定された固定刃61と、トップフィルムTFを間に挟んで固定刃61と対向する可動刃62と、可動刃62が取り付けられ往復直線運動(図4の上下方向)が可能なロッド63と、支点56aを軸としたクランプレバー56の揺動運動(クランプレバー56の傾倒動作)をロッド63の往復直線運動に変換するリンク機構65とを備える。ロッド63は、一端部に可動刃62が取り付けられており、支持部材64によって往復直線運動が可能に支持されている。リンク機構65は、I字型の第1リンク部材66と、略L字型の第2リンク部材67とにより構成されている。I字型の第1リンク部材66は、一端部が支点56aから離れた位置でクランプレバー56と連結されている。L字型の第2リンク部材67は、その屈曲点を支点として揺動運動が可能であり、一端部が第1リンク部材66の他端部と連結され、他端部がロッド63の他端部と連結されている。したがって、フィルム切断機構60は、クランプレバー56を傾動させることで、リンク機構65を介して可動刃62を固定刃61と噛み合うようストロークさせることができる。前述したように、クランプレバー56を傾倒させると、フィーダー台18に対してフィーダー40の固定を解除することができるから、フィーダー40の取り外しと同時にトップフィルムTFを切断することができる。なお、第1リンク部材66の他端部には長孔66aが形成されており、第1リンク部材66の他端部と第2リンク部材67の一端部とは長孔66aの長さの範囲内で相対変位が可能に連結されている。これにより、クランプレバー56を操作することなく、可動刃62(ロッド63)を独立してストロークさせることができる。即ち、フィーダー40をフィーダー台18に装着したままで可動刃62をストロークさせてトップフィルムTFを切断することができる。
また、フィーダー40は、全体の制御を司るフィーダー用制御装置50を備える。フィーダー用制御装置50は、CPUやROM,RAMなどからなるマイクロプロセッサとして構成されており、図2に示すように、テープ送り機構44の駆動モータ48bへの駆動信号やフィルム送り機構48の駆動モータ48bへの駆動信号などを出力する。また、フィーダー用制御装置50は、コネクタ51を介して部品実装機用制御装置30と通信可能に接続されている。なお、コネクタ51は、本実施形態では、部品実装機10から給電を受けて、テープ送り機構44(駆動モータ44b)やフィルム送り機構48(駆動モータ48b)、フィーダー用制御装置50などの各部へ供給する給電コネクタとして構成されている。
基板搬送装置14は、図1に示すように、2つの基板搬送路が設けられたデュアルレーン方式の搬送装置として構成されており、本体枠12の中段部に設けられた支持台16上に配置されている。各基板搬送路には、ベルトコンベア装置15を備えており、ベルトコンベア装置15の駆動により基板Sを図1の左から右(基板搬送方向)へと搬送する。
部品装着装置20は、図1に示すように、本体枠12の上段部にY軸方向に沿って設けられたガイドレール27と、ガイドレール27に沿って移動が可能なY軸スライダ26と、Y軸スライダ26の下面にX軸方向に沿って設けられたガイドレール25と、ガイドレール25に沿って移動が可能なX軸スライダ24と、X軸スライダ24に取り付けられXY軸方向に移動が可能なヘッド28と、Z軸方向の移動とZ軸周りの回転とが可能にヘッド28に装着され部品を吸着可能な図示しない吸着ノズルと、支持台16上に設けられ吸着ノズルに吸着された吸着部品を撮影するためのパーツカメラ34と、X軸スライダ24に取り付けられ基板Sに設けられた基板位置決め基準マークを撮影するためのマークカメラ32と、ヘッド28に装着可能な複数種類の吸着ノズルをストックするノズルストッカ36とを備える。
部品実装機用制御装置30は、CPU30aを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU30aの他に、処理プログラムを記憶するROM30bと、各種データを記憶するHDD30cと、作業領域として用いられるRAM30dと、入出力インターフェース30eとを備える。この部品実装機用制御装置30には、マークカメラ32からの画像信号、パーツカメラ34からの画像信号などが入出力インターフェース30eを介して入力されている。一方、部品実装機用制御装置30からは、基板搬送装置14への制御信号や、X軸スライダ24を移動させるX軸アクチュエータ24aへの駆動信号、Y軸スライダ26を移動させるY軸アクチュエータ26aへの駆動信号、ヘッド28に内蔵し吸着ノズルをZ軸方向に移動させるZ軸アクチュエータ29aへの駆動信号、ヘッド28に内蔵し吸着ノズルを回転させるθ軸アクチュエータ29bへの駆動信号、図示しない真空ポンプと吸着ノズルとの連通と遮断とを行う電磁弁への駆動信号などが入出力インターフェース30eを介して出力されている。また、部品実装機用制御装置30は、フィーダー用制御装置50や後述するフィーダー交換装置用制御装置110と通信可能に接続されており、互いにデータや制御信号のやり取りを行っている。
本実施形態のフィーダー交換装置70は、図1に示すように、複数のフィーダー40を収容可能な収容台71と、収容台71の四隅にZ軸方向に立設された四本のガイドレール73と、ガイドレール73に沿って移動が可能な矩形状の枠体としてのZ軸スライダ72と、Z軸スライダ72の内周面にY軸方向に沿って設けられたガイドレール75と、ガイドレール75に沿って移動が可能な長板状のY軸スライダ74と、Y軸スライダ74の上面にX軸方向に沿って形成されたガイドレール77と、ガイドレール77に沿って移動が可能なX軸スライダ76と、X軸スライダ76の上面に設けられフィーダー40をクランプ可能なロボットハンド80と、装置全体の制御を司るフィーダー交換装置用制御装置110(図2参照)とを備える。即ち、フィーダー交換装置70は、ロボットハンド80がフィーダー40をクランプした状態でX軸スライダ76とY軸スライダ74とZ軸スライダ72とをそれぞれ移動させることにより、フィーダー40をX軸方向,Y軸方向およびZ軸方向に移動可能となっている。
図5は、ロボットハンド80の構成の概略を示す構成図である。ロボットハンド80は、図示するように、Y軸方向に進退可能なロッド82と、ロッド82を駆動するロッド用アクチュエータ90と、一対のアーム84と、一対のアーム84を開閉するアーム用アクチュエータ100とを備える。
ロッド用アクチュエータ90は、回転駆動が可能な駆動モータ91と、駆動モータ91の回転軸とギヤ92,93を介して接続された回転軸94と、回転軸94に対して偏心して取り付けられ回転軸94の回転運動をロッド82の往復直線運動に変換するカム95と、ケース81に固定されロッド82を往復直線運動可能に支持する支持部材96と、一端が支持部材96に当接されると共に他端がロッド82に固定されたスプリング受け98に当接されてロッド82を後退方向へ付勢するスプリング97とを備える。
アーム用アクチュエータ100は、ピストンロッド101を有するシリンダ102と、ピストンロッド101に固定されたスライダ104と、スライダ104に取り付けられたストッパ106とを備える。一対のアーム84は、それぞれ先端部84aに爪が形成されており、中間部84bを支持する支持軸85を支点として揺動可能となっている。また、一対のアーム84は、各基端部84cがそれぞれ支持部材96に支持されたスプリング86と支持部材88に支持されたスプリング87とによって閉方向に付勢されている。このため、一対のアーム84は、スプリング86,87の付勢力によって先端部84aが開方向に付勢されている。ストッパ106は、一対のアーム84の間に挟まれた状態で摺動可能であり、シリンダ102によりピストンロッド101が押し出されると、アーム84の中間部84bへ移動する。これにより、スプリング86,87が伸張するため、アーム84aの先端部84a(爪)は開いた状態となる。一方、ストッパ106は、シリンダ102によりピストンロッド101が引き込まれると、アーム84の基端部84cへ移動する。これにより、ストッパ106がスプリング86,87の伸張を阻止するため、アーム84の先端部84a(爪)は閉じた状態となる。一対のアーム84の先端部84a(爪)は、このようにしてシリンダ102の駆動によって開閉動作が可能となっているのである。
フィーダー交換装置用制御装置110は、CPUやROM,RAMなどからなるマイクロプロセッサとして構成されており、図2に示すように、X軸スライダ76を移動させるX軸アクチュエータ76aへの駆動信号やY軸スライダ74を移動させるY軸アクチュエータ74aへの駆動信号、Z軸スライダ72を移動させるZ軸アクチュエータ72aへの駆動信号、ロボットハンド80の駆動モータ91およびシリンダ102への駆動信号などを出力している。また、フィーダー交換装置用制御装置110は、部品実装機用制御装置30と通信可能に接続されており、互いにデータや制御信号のやり取りを行なう。
図6は、ロボットハンド80によりフィーダー40を取り外す様子を示す説明図である。フィーダー40の取り外しは以下のようにして行なわれる。即ち、フィーダー交換装置用制御装置110は、まず、アーム用アクチュエータ100を制御してストッパ106をアーム84の中間部84bへ移動させることで先端部84aの爪を開く。次に、フィーダー交換装置用制御装置110は、X軸アクチュエータ76a,Y軸アクチュエータ74aおよびZ軸アクチュエータ72aを制御してロボットハンド80をフィーダー40の手前まで移動させ、アーム用アクチュエータ100を制御してストッパ106をアーム84の基端部84cへ移動させることで先端部84aの爪を閉じてその爪をフィーダー40に形成された被係合ピン58に引っ掛ける。これにより、フィーダー40は、ロボットハンド80によってクランプされる。そして、フィーダー交換装置用制御装置110は、ロッド用アクチュエータ90を制御してロッド82を前進(図6の右方向へ移動)させ、クランプレバー56の支点56aの下に押し当てることにより、クランプレバー56を傾倒させる。前述したように、クランプレバー56が傾倒すると、クランプ機構54がフィーダー40の固定を解除すると共に、可動刃62が固定刃61と噛み合うようストロークして固定刃61および可動刃62の間に挟まれたトップフィルムTFを切断する。
また、フィーダー台18から使用済みのフィーダー40を取り外した後のフィーダー40の交換作業は以下のようにして行なわれる。即ち、フィーダー交換装置用制御装置110は、フィーダー40をクランプした状態でX軸アクチュエータ76a,Y軸アクチュエータ74aおよびZ軸アクチュエータ72aを制御することで、フィーダー40を収容台71の空きスペースまで移動させる。続いて、フィーダー交換装置用制御装置110は、アーム用アクチュエータ100を制御してストッパ106をアーム84の中間部84bへ移動させることで先端部84aの爪を開き、ロボットハンド80によるフィーダー40のクランプを解除する。これにより、使用済みのフィーダー40は収容台71に収容されることとなる。そして、フィーダー交換装置用制御装置110は、X軸アクチュエータ76aを制御してロボットハンド80を新たに使用するフィーダー40の手前まで移動させ、アーム用アクチュエータ100を制御してフィーダー40をクランプし、ロッド用アクチュエータ90を制御してクランプレバー56を傾倒させる。ロボットハンド80がフィーダー40をクランプすると、フィーダー交換装置用制御装置110は、X軸アクチュエータ76a,Y軸アクチュエータ74aおよびZ軸アクチュエータ72aを制御することで、新たなフィーダー40をフィーダー台18まで移動させる。そして、フィーダー交換装置用制御装置110は、ロッド用アクチュエータ90を制御してクランプレバー56の傾倒を解除する。これにより、新たなフィーダー40は、クランプ機構54によりフィーダー台18に固定されることとなる。
以上説明した本実施形態のフィーダー交換装置70によれば、部品の供給に伴いボトムテープCTから剥がされたトップフィルムTFを切断するための固定刃61および可動刃62が設けられたフィーダー40を交換するものにおいて、フィーダー40をクランプ可能な爪が形成された一対のアーム84を有するロボットハンド80と、ロボットハンド80をX軸方向へ移動させるX軸スライダ76と、ロボットハンド80をY軸方向へ移動させるY軸スライダ74と、ロボットハンド80をZ軸方向へ移動させるZ軸スライダ72とを備えるものとし、ロボットハンド80に、可動刃62を駆動するためのアクチュエータ(ロッド用アクチュエータ90)を設ける。これにより、フィーダー40の交換時に併せてトップフィルムTFを切断することができるため、作業者がトップフィルムTFを切断する必要をなくし、作業者の負担を低減させることができる。もとより、本実施形態のフィーダー交換装置はロボットハンド80によってフィーダー40を自動交換するから、作業者がフィーダー40を交換する必要をなくし、作業者の負担をさらに低減させることができる。
また、本実施形態では、フィーダー40はクランプレバー56とクランプ機構54とを連結するワイヤ55と、クランプレバー56と可動刃62とを連結するリンク機構65とを備える。これにより、作業者がクランプレバー56の傾倒操作することによっても、フィーダー40の固定を解除するのと同時に、トップフィルムTFを切断することができる。この場合において、ロボットハンド80は可動刃62を駆動する駆動系としてロッド82を介してクランプレバー56を傾倒させることが可能なロッド用アクチュエータ90を備えればよいから、可動刃62の駆動系を簡易な構成とすることができ、ロボットハンド80を小型化することができる。
また、本実施形態のフィーダー40は、リンク機構65として、クランプレバー56に連結される第1リンク部材66と、ロッド63に連結されると共に第1リンク部材66に連結される第2リンク部材67とを備える。そして、第1リンク部材66と第2リンク部材67とは、可動刃62(ロッド63)のストロークが可能な範囲内で相対変位可能となるように、長孔66aを介して連結されている。これにより、フィーダー40をフィーダー台18に装着したままの状態で可動刃62をストロークさせて、トップフィルムTFを切断することが可能となる。この場合、ロボットハンドは、クランプレバー56を傾倒させるためのアクチュエータと、可動刃62をストロークさせるためのアクチュエータとを別個に備えるものとしてもよい。図7は、変形例のロボットハンド80Bの構成の概略を示す構成図である。変形例のロボットハンド80Bは、図示するように、ロボットハンド80と同様のロッド用アクチュエータ90およびアーム用アクチュエータ100の他に、フィーダー40の可動刃62(ロッド63)を往復動させる第2ロッド用アクチュエータ120を備える。第2ロッド用アクチュエータ120は、図示するように、ピストンロッド121を有するシリンダ122と、ピストンロッド121に固定されシリンダ122の駆動により往復動が可能なスライダ124と、スライダ124に取り付けられたロッド126とを備える。
図8は、変形例のロボットハンド80BによりトップフィルムTFを切断する様子を示す説明図である。トップフィルムTFの切断は以下のようにして行なわれる。即ち、ロボットハンド80Bは、アーム用アクチュエータ100を駆動して、アーム84の先端部84aの爪をフィーダー40の被係合ピン58に引っ掛け、フィーダー40をクランプする。そして、ロボットハンド80Bは、第2ロッド用アクチュエータ120を駆動して、ロッド126を前進(図8の右方向へ移動)させ、可動刃61が固定されたロッド63を押し込む。これにより、可動刃62は、固定刃61に噛み合う位置までストロークし、固定刃61および可動刃62の間に挟まれたトップフィルムTFを切断する。
ここで、部品実装機10は、フィーダー台18にフィーダー40が装着されると、フィーダー40に設けられた基準マークをマークカメラ32で読み取ることによりフィーダー40の装着位置にズレがないかを確認する位置ズレ確認動作を実行する。このため、位置ズレ確認動作が実行されると、位置ズレ確認動作が完了するまで生産がストップする。前述したように、クランプレバー56を傾倒させてトップフィルムTFを切断する場合、フィーダー40はフィーダー台18から取り外される。このため、フィーダー40をフィーダー台18に再装着する場合に、位置ズレ確認動作が実行されてしまう。変形例のロボットハンド80Bは、ロッド用アクチュエータ90とは別に第2ロッド用アクチュエータ120を備えることで、フィーダー40をフィーダー台18に装着させたままの状態でトップフィルムTFを切断することができる。これにより、部品実装機10の位置ズレ確認動作の無駄な実行を回避することができ、生産性の低下を抑制することができる。
なお、上述した変形例では、本発明をフィーダー交換装置の形態として説明したが、本発明をフィーダー(部品供給装置)の形態とすることもできる。即ち、本発明は、部品が収容される凹部が複数形成されたテープ本体と複数の凹部を覆うフィルムとを含んで構成されるキャリアテープを送り出すテープ送出部とテープ本体からフィルムを剥がして凹部に収容された部品を取出し可能な状態とする剥離部とを有し、フィーダー台に着脱可能なフィーダーであって、フィーダー台への固定と固定解除とが可能なクランプ機構と、フィルムを切断可能なカッターと、操作者による操作が可能な操作部材と、操作部材の動作をクランプ機構の動作に変換する第1変換機構と、操作部材の動作をカッターの動作に変換する第2変換機構と、を備え、カッターは、可動刃のストロークによりフィルムを切断し、第2変換機構は、操作部材と可動刃とを連結するリンク機構であり、リンク機構の少なくとも一つの連結部は、可動刃がストローク可能な範囲内で相対変位可能に連結されてなるものとすることができる。なお、フィーダーは、フィーダー交換装置に適したもの(カセット式フィーダー)に限られず、他の如何なるタイプのフィーダーであってもよい。
また、上述した変形例のロボットハンド80Bは、クランプレバー56の傾倒操作にリンクして可動刃62を往復動させることが可能なフィーダー40に適用するものとしたが、これに限定されるものではなく、クランプレバー56と可動刃62とがリンクしないタイプのフィーダー40Bに適用するものとしてもよい。図9は、変形例のロボットハンド80Bにより変形例のフィーダー40Bを取り外す様子を示す説明図である。ここで、変形例のフィーダー40Bは、主に、リンク機構65がない点と、可動刃62が固定されたロッド163を固定刃61から離間させる方向に付勢するスプリング164を備える点とが本実施形態のフィーダー40と異なる。変形例のフィーダー40Bの取り外しは以下のようにして行なわれる。即ち、ロボットハンド80Bは、本実施形態と同様に、アーム用アクチュエータ100を駆動してアーム84の先端部84aの爪をフィーダー40Bの被係合ピン58に引っ掛け、フィーダー40Bをクランプする。続いて、ロボットハンド80Bは、ロッド用アクチュエータ90を駆動して、ロッド82を前進(図9の右方向へ移動)させ、クランプレバー56を傾倒させる。これにより、フィーダー40Bの固定が解除される。ここで、変形例のフィーダー40Bはクランプレバー56が可動刃62とリンクしていないから、クランプレバー56の傾倒によってはトップフィルムTFは切断されない。そして、ロボットハンド80Bは、第2ロッド用アクチュエータ120を駆動して、ロッド126を前進させ、可動刃62が固定されたロッド163を押し込む。これにより、可動刃62は、固定刃61に噛み合う位置までストロークし、固定刃61および可動刃62の間に挟まれたトップフィルムTFを切断する。
本実施形態のフィーダー交換装置70では、トップフィルムTFを切断するための可動刃62をフィーダー40側に設け、可動刃62を駆動するアクチュエータ(ロッド用アクチュエータ90)をロボットハンド80側に設けるものとしたが、これに限定されるものではなく、可動刃とそのアクチュエータの両方をロボットハンド側に設けるものとしてもよい。図10は、変形例のロボットハンド80Cの構成の概略を示す構成図である。変形例のロボットハンド80Cは、図示するように、ロボットハンド80と同様のロッド用アクチュエータ90およびアーム用アクチュエータ100の他に、可動刃136と、可動刃136を往復動させる第3ロッド用アクチュエータ130を備える。可動刃136は、ロッド82やアーム84よりも前進方向(図10の右方向)に突出しており、ロボットハンド80Cがフィーダー40Cをクランプした状態で、フィーダー40Cに設けられた固定刃61と噛み合う位置までストローク可能となっている。第3ロッド用アクチュエータ130は、図示するように、ピストンロッド131を有するシリンダ132と、ピストンロッド131に固定されシリンダ132の駆動により往復動が可能なスライダ134と、可動刃136が取り付けられた支持部材135とを備える。支持部材135は、スライダ134に固定されており、スライダ134の往復動に伴って可動刃136を往復動させる。
図11は、変形例のロボットハンド80Cにより変形例のフィーダー40Cを取り外す様子を示す説明図である。ここで、変形例のフィーダー40Cは、主に、リンク機構65を備えない点と、可動刃62(ロッド63)を備えない点と、ロボットハンド80C側に設けた可動刃136が固定刃61に噛み合う位置までストローク可能となるよう固定刃61に対向する面が段差面となっている点とが本実施形態のフィーダー40と異なる。変形例のフィーダー40Cの取り外しは以下のようにして行なわれる。即ち、ロボットハンド80Cは、本実施形態と同様に、アーム用アクチュエータ100を駆動してアーム84の先端部84aの爪をフィーダー40Cの被係合ピン58に引っ掛け、フィーダー40Cをクランプする。続いて、ロボットハンド80Cは、ロッド用アクチュエータ90を駆動して、ロッド82を前進(図11の右方向へ移動)させ、クランプレバー56を傾倒させる。これにより、フィーダー40Cの固定が解除される。なお、変形例のフィーダー40Cも、フィーダー40Bと同様に、クランプレバー56が可動刃とリンクしていないから、クランプレバー56の傾倒によってはトップフィルムTFは切断されない。そして、ロボットハンド80Cは、第3ロッド用アクチュエータ130を駆動して、支持部材135を前進させる。これにより、支持部材135に固定された可動刃136は、フィーダー40Cに設けられた固定刃61に噛み合う位置までストロークし、固定刃61および可動刃136の間に挟まれたトップフィルムTFを切断する。
本実施形態では、リンク機構65としての第1リンク部材66と第2リンク部材67とを、第1リンク部材66に形成された長孔66aを介して連結するものとしたが、これに限定されるものではなく、クランプレバー56が操作されていない状態で可動刃62が独立してストローク可能なスライド部を有すればよく、長孔66aを、第2リンク部材67に形成するものとしてもよいし、クランプレバー56やロッド63に形成するものとしてもよい。また、リンク機構を、可動刃62が独立してストロークできないように構成、即ちスライド部がない構成とするものとしてもよい。
本実施形態のロボットハンド80は、クランプレバー56を操作させるアクチュエータ(ロッド用アクチュエータ90)を駆動モータ91を用いて構成し、フィーダー40をクランプするアクチュエータ(アーム用アクチュエータ100)をシリンダ102を用いて構成するものとしたが、これに限定されるものではなく、いずれのアクチュエータも駆動モータを用いて構成してもよいし、シリンダを用いて構成するものとしてもよいし、その他のアクチュエータを用いて構成するものとしてもよい。
ここで、本実施形態の主要な要素と発明の開示の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。即ち、ボトムテープBTが「テープ本体」に相当し、トップフィルムTFが「フィルム」に相当し、フィーダー40が「フィーダー」に相当し、フィーダー収容台71が「フィーダー収容部」に相当し、ロボットハンド80に内蔵する一対のアーム84とアーム用アクチュエータ90とが「把持装置」に相当し、X軸スライダ76およびX軸アクチュエータ76aとY軸スライダ74およびY軸アクチュエータ74aとZ軸スライダ72およびZ軸アクチュエータ72aとによりXYZ方向に移動が可能なケース81が「移動部材」に相当し、固定刃61と可動刃62とロッド用アクチュエータ90とが「フィルム切断装置」に相当する。また、クランプ機構48が「クランプ機構」に相当し、クランプレバー56が「操作部材」に相当し、ワイヤ55が「第1変換機構」に相当し、リンク機構65が「第2変換機構」に相当する。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
本発明は、フィーダーやフィーダー交換装置の製造産業などに利用可能である。
10 部品実装機、11 台座、12 本体枠、14 基板搬送装置、15 ベルトコンベア装置、16 支持台、18 フィーダー台、19 ダストボックス、20 部品装着装置、24 X軸スライダ、24a X軸アクチュエータ、25 ガイドレール、26 Y軸スライダ、26a Y軸アクチュエータ、27 ガイドレール、28 ヘッド、29a Z軸アクチュエータ、29b θ軸アクチュエータ、30 部品実装機用制御装置、30a CPU、30b ROM、30c HDD、30d RAM、30e 入出力インターフェース32 マークカメラ、34 パーツカメラ、40,40B,40C フィーダー、41 ケース、42 テープリール、44 テープ送り機構、44a スプロケット、44b 駆動モータ、45 フィルム剥離部、46 テープダクト、46a 排出口、47 フィルムガイド、48 フィルム送り機構、48a 駆動ローラー、48b 駆動モータ、48c 従動ローラー、50 フィーダー用制御装置、51 コネクタ、52 位置決めピン、54 クランプ機構、54a クランプピン、54b スプリング、55 ワイヤ、56 クランプレバー、56a 支点、58 被係合ピン、60 フィルム切断機構、61 固定刃、62 可動刃、63 ロッド、64 支持部材、65 リンク機構、66 第1リンク部材、66a 長孔、67 第2リンク部材、70 フィーダー交換装置、71 収容台、72 Z軸スライダ、72a Z軸アクチュエータ、74 Y軸スライダ、74a Y軸アクチュエータ、75 ガイドレール、76 X軸スライダ、76a X軸アクチュエータ、77 ガイドレール、80,80B,80C ロボットハンド、81 ケース、82 ロッド、84 アーム、84a 先端部、84b 中間部、84c 基端部、85 支持軸、86,87 スプリング、88 支持部材、90 ロッド用アクチュエータ、91 駆動モータ、92,93 ギヤ、94 回転軸、95 カム、96 支持部材、97 スプリング、98 スプリング受け、100 アーム用アクチュエータ、101 ピストンロッド、102 シリンダ、104 スライダ、106 ストッパ、110 フィーダー交換装置用制御装置、120 第2ロッド用アクチュエータ、121 ピストンロッド、122 シリンダ、124 スライダ、126 ロッド、130 第3ロッド用アクチュエータ、131 ピストンロッド、132 シリンダ、134 スライダ、135 支持部材、136 可動刃、S 基板、CT キャリアテープ、BT ボトムテープ、TF トップフィルム。

Claims (5)

  1. 部品を供給するフィーダーと、
    前記フィーダーを着脱可能なフィーダー台と、
    前記フィーダーにより供給された部品をピックアップして基板に実装する部品実装機と、
    前記フィーダー台に装着されるフィーダーを交換可能なフィーダー交換装置とを備える部品実装システムであって、
    前記フィーダーは、操作部材と、該操作部材の操作にリンクして前記フィーダー台への固定と固定解除とが可能なクランプ機構とを有し、
    前記フィーダー交換装置は、複数のフィーダーを収容可能なフィーダー収容部と、前記フィーダー収容部と前記フィーダー台との間で移動が可能な移動部材とを有し、
    該移動部材には、前記操作部材を操作するロッドおよび前記フィーダーを把持する把持装置が設けられた部品実装システム。
  2. 前記操作部材は支点を中心として揺動可能に設けられ、
    前記移動部材には、前記ロッドを進退させるアクチュエータが設けられ、
    前記アクチュエータは、前記ロッドを前進させて前記操作部材に押し当てることにより前記操作部材を回動させて前記フィーダーの前記フィーダー台への固定解除を行う、請求項1に記載の部品実装システム。
  3. 前記クランプ機構は、クランプピンと、該クランプピンを前記フィーダー台の支持面に向かって付勢するスプリングとを有し、
    前記アクチュエータは、前記スプリングの付勢力に抗して前記操作部材を動作させることにより前記フィーダーの前記フィーダー台への固定解除を行う、請求項1または2に記載の部品実装システム。
  4. 部品を供給するフィーダーと、
    前記フィーダーを着脱可能なフィーダー台と、
    前記フィーダーにより供給された部品をピックアップして基板に実装する部品実装機と、
    前記フィーダー台に装着されるフィーダーを交換可能なフィーダー交換装置とを備える部品実装システムであって、
    前記フィーダーは、操作部材と、該操作部材の操作にリンクして前記フィーダー台への固定と固定解除とが可能なクランプ機構とを有し、
    前記フィーダー交換装置は、複数のフィーダーを収容可能なフィーダー収容部と、前記フィーダー収容部と前記フィーダー台との間で移動が可能な移動部材とを有し、
    該移動部材には、前記操作部材を動作させるアクチュエータおよび前記フィーダーを把持する把持装置が設けられた部品実装システム。
  5. 前記フィーダーは、前記操作部材を作業者が操作することによっても前記フィーダーの前記フィーダー台への固定解除が可能とされる請求項1−4のいずれか1項に記載の部品実装システム。
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