JP2018090067A - 車両用インナーミラー及び車両用インナーミラーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ハーフミラーの姿勢変更の操作アクションが小さく、かつ、表示装置を起動するスイッチの切替操作が直感的に分かり易い車両用インナーミラー及び車両用インナーミラーシステムを提供する。【解決手段】車両用インナーミラー10は、表示装置14と、ハーフミラー16と、スイッチ18と、アクチュエータ20と、筐体30とを備えている。ハーフミラー16では、運転者が車両後方を見る第1姿勢、表示画面を見る第2姿勢のそれぞれに姿勢の変更が可能とされる。スイッチ18は表示装置14を起動する。アクチュエータ20は表示装置14の起動に連動してハーフミラー16を第1姿勢から第2姿勢へ変更させる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用インナーミラー及び車両用インナーミラーシステムに関する。
下記特許文献1には、車両用インナーミラーシステムが開示されている。この車両用インナーミラー本体の筐体は車室天井に支持アームを介して傾動可能に支承され、筐体内には表示装置及びハーフミラーが組込まれている。表示装置では、車載用カメラを用いて撮影された例えば車両後方側の画像を表示画面に表示することができる。ハーフミラーは筐体に固定され、筐体下方に突出された操作レバー部材を操作することにより筐体と共にハーフミラーを傾動させることができる。
運転者が車両後方側を見るとき、運転者は操作レバー部材を車両前方側へ押込めば、筐体と共にハーフミラーは運転者側へ傾動する。また、表示画面に表示される画像を見るとき、運転者は操作レバー部材を車両後方側へ引込めば、筐体と共にハーフミラーは車室天井側へ傾動する。ハーフミラーを車室天井側へと傾動させると、ハーフミラーの光反射が軽減され、運転者において表示画面に表示される画像が見易くなる。
そして、この車両用インナーミラーシステムでは、操作レバー部材の車両後方側への引込み操作に連動して表示装置の電源スイッチがオンになる構成とされている。
上記車両用インナーミラーシステムでは、操作レバー部材を車両後方側へ引込み、筐体全体を傾動させてハーフミラーも傾動させないと、表示装置の電源スイッチがオンにならない。このため、電源スイッチをオンにするための操作アクションが大きい。
また、操作レバー部材の引込み操作により表示装置の電源スイッチがオンになり、押込み操作により電源スイッチがオフになる。このため、一般的な電源スイッチのオン、オフの操作方向と逆になるので、表示装置のオン、オフ操作が直感的に分かり難い。
従って、ハーフミラーの姿勢変更の操作アクションが小さく、かつ、表示装置の電源スイッチの切替操作が直感的に分かり易い車両用インナーミラー及びそのシステムが望まれていた。
特許第5929509号公報
本発明は、上記事実を考慮し、ハーフミラーの姿勢変更の操作アクションが小さく、かつ、表示装置を起動するスイッチの切替操作が直感的に分かり易い車両用インナーミラー及び車両用インナーミラーシステムを提供する。
上記課題を解決するため、本発明の第1実施態様に係る車両用インナーミラーは、表示画面を有する表示装置と、表示画面の前面に配置され、かつ、運転者が車両後方を見る第1姿勢、表示画面を見る第2姿勢のそれぞれに姿勢の変更が可能なハーフミラーと、ハーフミラーを露出させる開口部を有し、ハーフミラー及び表示装置を内部に収納する筐体と、筐体に設けられ、表示装置を起動させるスイッチと、筐体に設けられ、スイッチによる表示装置の起動に連動してハーフミラーを第1姿勢から第2姿勢へ変更させるアクチュエータと、を備えている。
第1実施態様に係る車両用インナーミラーは、表示画面を有する表示装置と、ハーフミラーと、ハーフミラーを露出させる開口部を有する筐体とを備える。筐体は表示装置及びハーフミラーを内部に収納する。また、筐体には表示装置を起動させるスイッチが設けられる。
ここで、車両用インナーミラーでは、ハーフミラーは、表示装置の表示画面の前面に配置され、運転者が車両後方を見る第1姿勢と表示画面を見る第2姿勢とのそれぞれに姿勢の変更を可能とする。そして、車両用インナーミラーでは、筐体にアクチュエータが設けられ、このアクチュエータはスイッチによる表示装置の起動に連動してハーフミラーを第1姿勢から第2姿勢へ変更させる。
このため、一般的なスイッチのオン、オフ切替操作と一致させて、スイッチの操作により表示装置を起動させることができ、かつ、表示装置の起動に連動して自動的にハーフミラーの姿勢を変更させることができる。
本発明の第2実施態様に係る車両用インナーミラーでは、第1実施態様に係る車両用インナーミラーにおいて、アクチュエータは、筐体に対してハーフミラーの姿勢を変更する。
第2実施態様に係る車両用インナーミラーによれば、アクチュエータはハーフミラーだけを移動させてハーフミラーの姿勢を変更するので、駆動力の小さいアクチュエータを使用することができる。このため、アクチュエータを小型化することができる。
本発明の第3実施態様に係る車両用インナーミラーでは、第1実施態様又は第2実施態様に係る車両用インナーミラーにおいて、スイッチはタクタイルスイッチ又は静電容量式スイッチであり、アクチュエータは電磁ソレノイドである。
第3実施態様に係る車両用インナーミラーによれば、タクタイルスイッチ又は静電容量式スイッチと電磁ソレノイドとの電子部品(又は電気部品)を用いて簡単な構造により車両用インナーミラーを実現することができる。
本発明の第4実施態様に係る車両用インナーミラーシステムは、第1実施態様〜第3実施態様のいずれか1つに記載された車両用インナーミラーと、車両後方側を撮像する車載カメラと、車載カメラから出力される撮像情報を画像情報に変換する画像変換部と、画像変換部により変換された画像情報を表示画面に表示する信号処理をする信号処理部と、を備えている。
第4実施態様に係る車両用インナーミラーシステムは、第1実施態様〜第3実施態様のいずれか1つに記載された車両用インナーミラーと、車載カメラと、画像変換部と、信号処理部とを備える。車載カメラは車両後方側を撮像する。画像変換部は、車載カメラから出力される撮像情報を画像情報に変換する。信号処理部は、画像変換部により変換された画像情報を表示装置に表示する信号処理をする。このため、上記車両用インナーミラーを有する車両用インナーミラーシステムを構築することができる。
本発明によれば、ハーフミラーの姿勢変更の操作アクションが小さく、かつ、表示装置の起動スイッチの切替操作が直感的に分かり易い車両用インナーミラー及び車両用インナーミラーシステムを提供することができる。
車両室内の運転席に着座状態の運転者から見た本発明の一実施の形態に係る車両用インナーミラーの正面図である。 図1に示されるA−A線で切った車両用インナーミラーの側方側から見た拡大断面図である。 図2に示される車両用インナーミラーの筐体内部のハーフミラー、スイッチ、実装基板及びアクチュエータの一部を概略的に示す運転者側から見た斜視図である。 図1〜図3に示される車両用インナーミラーを含んで構成される車両用インナーミラーシステムのブロック構成図である。
以下、図1〜図4を用いて、本発明の一実施の形態に係る車両用インナーミラー及び車両用インナーミラーシステムを説明する。なお、図中、適宜示される符号FRは、車両用インナーミラーのミラー前方側を示し、ここでは自動車等の車両に車両用インナーミラーが装着された状態において車両前方側と一致する方向である。符号INは、ミラー幅方向内側を示し、車両幅方向内側に一致する方向である。そして、符号UPは、ミラー上方側を示し、車両上方側と一致する方向である。なお、本実施の形態に係る車両用インナーミラーは、一例として車両に装着され、車両の各方向に合わせて各構成要素を説明するが、車両用インナーミラーの適用方向が限定されるものではない。
(車両用インナーミラーの構成)
図1〜図3に示されるように、本実施の形態に係る車両用インナーミラー10は、車両室内の車両前方側の上部に装着され、図示を省略した運転席(シート)に着座状態の運転者が車両後方側を見て安全の確認等に使用されている。車両用インナーミラー10は、表示装置14と、ハーフミラー16と、スイッチ18と、アクチュエータ20と、筐体30とを主要な構成要素として備えている。これらの表示装置14、ハーフミラー16及びアクチュエータ20は筐体30の内部に収納されている。
表示装置14は、図4に示されるように、表示装置本体14Aと、照明部14Bとを含んで構成されている。図1〜図3に示されるように、表示装置本体14Aは、ハーフミラー16と同様に、ミラー幅方向を長手方向とし、ミラー上下方向を短手方向とし、そしてミラー前後方向を厚さ方向とする矩形板状とされている。ここで、表示装置本体14Aは液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)により構成されている。図示を省略するが、表示装置本体14Aのミラー後方側(運転者側)の表面の大半は表示画面とされている。
照明部14Bは、表示装置本体14Aと同様の形状により構成され、表示装置本体14Aのミラー前方側に重ねて組付けられている。照明部14Bはバックライトとして使用されている。
なお、表示装置本体14Aは、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)等の他のディスプレイを使用してもよい。
ハーフミラー16は、表示装置14の表示画面の前面に重ねて表示装置14よりもミラー後方側に配置され、表示装置14と同様の矩形板状に形成されている。このハーフミラー16は、光の一部を反射し、かつ、光の他の一部を透過する機能を有する。
図2及び図3に示されるように、ハーフミラー16のミラー幅方向の両端においてミラー上下方向中間部には、それぞれ、筐体30に回動自在に支持される一対の回動軸16Aが設けられている。ハーフミラー16は、回動軸16A(図3に示される軸芯G−G)を中心として、回動軸16A周りに回動する構成とされている。
ここで、ハーフミラー16は、運転者が着座状態において車両後方側を見る第1姿勢と、第1姿勢から若干上向きにして表示画面を見る第2姿勢とに姿勢の変更を可能としている。第2姿勢では、ハーフミラー16に車両後方側の背景が写り込まない(車両室内の天井が写る)ので、表示画面が見易くなる。
なお、表示装置14の表示装置本体14A、ハーフミラー16は、いずれも矩形状に限定されるものではない。例えば、これらは、各角部が円弧状に形成された略矩形状、各角部が面取りされた多角形状、楕円形状等、様々な形状に形成してもよい。
表示装置14のミラー前方側にこの表示装置14に重ねて実装基板24が設けられている。実装基板24は例えばプリントサーキットボード(PCB:Printed Circuit Board)により構成されている。
図4に示されるように、実装基板24には、画像変換部24Aと、信号処理部24Bと、電源部24Cとが少なくとも実装され、これらは簡略的に示された配線44を介して相互に接続されている。画像変換部24Aは、車載カメラ42から出力される撮像情報を画像情報に変換する。信号処理部24Bは、画像変換部24Aにより変換された画像情報を表示装置14の表示画面に表示する信号処理を行い、そして表示画面に画像を表示する。なお、配線44は共通バス配線としてもよい。
図1〜図3に示されるように、本実施の形態において、スイッチ18は、筐体30のミラー後方側下部であってミラー幅方向中間部に、筐体30からタッチ面(又はスイッチボタン)18Aを露出させて設けられている。スイッチ18は、筐体30の内部において、符号を省略した配線を介して実装基板24に接続され、表示装置14を起動させる。スイッチ18は、タッチ面18Aを押すとオンとされ、表示画面に画像の表示を開始する。また、スイッチ18は、タッチ面18Aを再度押す(或いは押戻す)とオフとされ、表示画面の画像の表示を終了させる。ここでは、スイッチ18にオン、オフを切替えるオルタネイトタイプのタクタイルスイッチ(Tactile Switch)が使用されている。
なお、別途、スイッチ18として、オン、オフの切替えに静電容量を利用した静電容量式スイッチを実用的に使用することができる。さらに、スイッチ18は、筐体30のミラー後方側においてミラー幅方向端部或いはミラー上部に設けてもよい。また、スイッチ18は、筐体30の底面や左右側面に設けてもよい。
図2及び図3に示されるように、アクチュエータ20は、筐体30の内部において、ハーフミラー16のミラー前方側下部であってミラー幅方向端部に組付けられている。アクチュエータ20は、筐体30の内壁に組付けられていても、実装基板24のミラー後方側の実装面に直接実装されていてもよい。アクチュエータ20は、図4に示されるように、スイッチ18、表示装置14のそれぞれに接続されている。つまり、アクチュエータ20は、スイッチ18を操作して表示装置14を起動させると、この表示装置14の起動に連動して作動する構成とされている。アクチュエータ20には電磁ソレノイドが使用されている。
図2及び図3に示されるように、アクチュエータ20が作動されると、プランジャ20Aはミラー前方側からミラー後方側の矢印C方向へ移動する。これにより、プランジャ20Aは、ハーフミラー16のミラー下方側をミラー後方側へ矢印F方向に押込む。ハーフミラー16は回動軸16Aを軸芯として回動する構成とされているので、プランジャ20Aの矢印C方向の移動により、第1姿勢から第2姿勢へハーフミラー16の姿勢を変更させることができる。
ハーフミラー16の下部と筐体30の内壁との間には弾性体22が設けられている。配置箇所並びに配置数に限定はされないが、本実施の形態では、スイッチ18を中心としてミラー幅方向両側の2箇所にそれぞれ配置されている。弾性体22は、例えば多孔質のスポンジ材とされ、ハーフミラー16を第2姿勢から第1姿勢へ押戻す方向の弾性力を作用させている。弾性体22は、接着材、両面テープ等の接着手段を用いて、筐体30又はハーフミラー16に接着されている。
なお、弾性体22はばねを用いてよい。
図1及び図3に示されるように、筐体30は、樹脂製とされ、開口部30Cを有する中空の直方体形状に形成されている。開口部30Cはミラー後方側の後面を貫通して形成され、開口部30Cの形状は、ハーフミラー16を露出させ、運転者から見てミラー幅方向を長手方向とする矩形状に形成されている。筐体30の内部には、ミラー後方側からミラー前方側に向かってハーフミラー16、表示装置14、実装基板24のそれぞれが順次配置され、かつ、収納されている。
図2に示されるように、筐体30は、ミラー前後方向中間部において、開口部30Cを有する第1筐体30Aと、ミラー前方側を塞ぐ第2筐体30Bとに2分割されている。この分割構造は、筐体30の内部にハーフミラー16、表示装置14、実装基板24等を収納し組付け易い構成とされている。
図1及び図2に示されるように、筐体30の上部に支持アーム12が設けられている。筐体30、すなわち車両用インナーミラー10は、支持アーム12を介して、図示を省略した車両室内の天井に、又はフロントガラスの上部に取付けられている。
(車両用インナーミラーシステムの構成)
図4に示されるように、車両用インナーミラーシステム40は、図示を省略した車両に装着され、車両後方側を撮像する車載カメラ42と、図1〜図3を用いて説明した前述の車両用インナーミラー10とを備えて構築されている。前述の通り車両用インナーミラー10は表示装置14及び実装基板24を備え、車両用インナーミラーシステム40では、車載カメラ42により撮像された撮像情報を画像情報に変換し、この画像情報を表示装置14の表示画面に表示することができる。車載カメラ42、表示装置14、実装基板24は配線44を介して相互に接続されている。配線44には、実装基板24上の配線と、有線ケーブルとが含まれている。また、配線44の一部は通信を利用して無線とされてもよい。
そして、車両用インナーミラーシステム40には、更にスイッチ18及びアクチュエータ20を備え、スイッチ18及びアクチュエータ20は配線44に接続されている。このようなシステム構成により、車両用インナーミラーシステム40では、スイッチ18が操作されると表示装置14が起動され、この起動に連動させてアクチュエータ20を用いてハーフミラー16の姿勢を変更することができる。
(本実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態に係る車両用インナーミラー10は、図1〜図3に示されるように、表示画面を有する表示装置14と、ハーフミラー16と、ハーフミラー16を露出させる開口部30Cを有する筐体30とを備える。筐体30は表示装置14及びハーフミラー16を内部に収納する。また、筐体30には表示装置14を起動させるスイッチ18が設けられる。
ここで、車両用インナーミラー10では、ハーフミラー16は、表示装置14の表示画面の前面に重ねて配置され、運転者が車両後方を見る第1姿勢と表示画面を見る第2姿勢とのそれぞれに姿勢の変更を可能とする。そして、車両用インナーミラー10では、筐体30にアクチュエータ20が設けられ、このアクチュエータ20はスイッチ18による表示装置14の起動に連動してハーフミラー16を第1姿勢から第2姿勢へ変更させる。
詳しく説明すると、図2に示されるように、スイッチ18のタッチ面18Aが運転者によりミラー後方側からミラー前方側へ矢印B方向に押込まれる。この押込みにより、スイッチ18はオンとされ、表示装置14が起動されて表示画面に画像の表示が開始される。この表示装置14の起動に連動してアクチュエータ20が作動し、アクチュエータ20のプランジャ20Aがミラー前方側からミラー後方側へ矢印C方向に移動する。プランジャ20Aは矢印C方向と同一方向の矢印F方向へハーフミラー16の下部を押込む。これにより、ハーフミラー16は、回動軸16Aを軸芯として回動し、第1姿勢から第2姿勢へ変更される。
一方、スイッチ18がオフにされると、表示画面の画像の表示が終了され、これに連動してアクチュエータ20の作動が解除される。ハーフミラー16は第2姿勢へ変更されたときに弾性体22を押縮めているので、弾性体22には矢印F方向とは逆の方向への弾性力が蓄えられる。この弾性力により、第2姿勢から第1姿勢へハーフミラー16の姿勢が変更される。
このため、一般的なスイッチのオン、オフ切替操作と一致させて、スイッチ18の操作により表示装置14を起動させることができ、かつ、表示装置14の起動に連動して自動的にハーフミラー16の姿勢を変更させることができる。従って、車両用インナーミラー10によれば、スイッチ18の操作だけなので、ハーフミラー16の姿勢変更の操作アクションが小さく、かつ、表示装置14を起動するスイッチ18の切替操作を直感的に分かり易くすることができる。
また、本実施の形態に係る車両用インナーミラー10では、図2及び図3に示されるように、アクチュエータ20は、筐体30に対してハーフミラー16の姿勢を変更する。つまり、ハーフミラー16だけを移動させて姿勢が変更されるので、駆動力の小さいアクチュエータ20を使用することができる。このため、アクチュエータ20を小型化することができる。
さらに、本実施の形態に係る車両用インナーミラー10では、スイッチ18がタクタイルスイッチ又は静電容量式スイッチとされ、アクチュエータ20が電磁ソレノイドとされる。このため、一般的な電子部品(又は電気部品)を用いて簡単な構造により車両用インナーミラー10を実現することができる。
また、本実施の形態に係る車両用インナーミラーシステム40は、図1〜図3に示される車両用インナーミラー10と、図4に示される車載カメラ42と、画像変換部24Aと、信号処理部24Bとを含んで構成される。車載カメラ42は車両後方側を撮像する。画像変換部24Aは、車載カメラ42から出力される撮像情報を画像情報に変換する。信号処理部24Bは、画像変換部24Aにより変換された画像情報を表示装置14に表示する信号処理を行う。本実施の形態では、画像変換部24A及び信号処理部24Bは、図2及び図3に示される実装基板24に実装され、実装基板24は筐体30内に収納される。このため、上記車両用インナーミラー10を有する車両用インナーミラーシステム40を構築することができる。
[上記実施の形態の補足説明]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において変形可能である。例えば、本発明は、アクチュエータとして、表示装置の起動に連動して作動するモータを使用してもよい。このモータの回転によりハーフミラーの姿勢を変更するこができる。
また、ハーフミラーの回動軸の位置はミラー上下方向中間部に限定されるものではなく、本発明は、回動軸の位置をミラー上下方向上部或いは下部としてもよい。
10 車両用インナーミラー
14 表示装置
16 ハーフミラー
18 スイッチ
20 アクチュエータ
24 実装基板
24A 画像変換部
24B 信号処理部
30 筐体
30C 開口部
40 車両用インナーミラーシステム
42 車載カメラ

Claims (4)

  1. 表示画面を有する表示装置と、
    前記表示画面の前面に配置され、かつ、運転者が車両後方を見る第1姿勢、前記表示画面を見る第2姿勢のそれぞれに姿勢の変更が可能なハーフミラーと、
    前記ハーフミラーを露出させる開口部を有し、前記ハーフミラー及び前記表示装置を内部に収納する筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記表示装置を起動させるスイッチと、
    前記筐体に設けられ、前記スイッチによる前記表示装置の起動に連動して前記ハーフミラーを第1姿勢から第2姿勢へ変更させるアクチュエータと、
    を備えた車両用インナーミラー。
  2. 前記アクチュエータは、前記筐体に対してハーフミラーの姿勢を変更する請求項1に記載の車両用インナーミラー。
  3. 前記スイッチはタクタイルスイッチ又は静電容量式スイッチであり、前記アクチュエータは電磁ソレノイドである請求項1又は請求項2に記載の車両用インナーミラー。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載された車両用インナーミラーと、
    車両後方側を撮像する車載カメラと、
    前記車載カメラから出力される撮像情報を画像情報に変換する画像変換部と、
    前記画像変換部により変換された画像情報を前記表示画面に表示する信号処理をする信号処理部と、
    を備えた車両用インナーミラーシステム。
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