JP2018085589A - 診断方法、診断装置及び表示装置 - Google Patents

診断方法、診断装置及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】統計情報を算出するためのログ情報のサンプル数が少なく、統計情報の精度が低い状況でも、電化機器の稼働状態を高精度に診断することができる診断方法、診断装置及び表示装置を提供する。
【解決手段】診断装置3は、対象電化機器を識別するための識別情報を取得するログ受信部301と、識別情報に基づき対象電化機器の第1及び第2の特徴項目を特定する機器統計情報算出部304と、第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報を基に、第1のログ情報を集計した第1の同一特徴統計情報と、第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報を集計した第2の同一特徴統計情報とのうちいずれの統計情報を使用するかを決定する統計値決定部308と、決定した統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を診断する診断部307とを備える。
【選択図】図5

Description

本開示は、複数の電化機器のうち診断対象となる対象電化機器の稼働状態を診断する診断方法及び診断装置、並びに該診断装置の診断結果を表示する表示装置に関する。
従来、特許文献1において、複数の品種の製造物の品質を予測するシステムが開示されている。このシステムでは、品種などのグループ毎の製造物からセンサ値などのデータを導出し、そのデータの統計値(平均値)を計算しておく。これがそのグループの特徴を表す統計値となる。そして、あるグループの製造物の品質を予測する際には、同じグループの製造物から導出された統計値を用いて、製造物から収集したデータを正規化し、そのグループ固有の特徴を排除した後に、与えられるロジック(モデル)を適用して品質を予測する。そのことにより、異なる特徴を有する複数のグループの製造物であっても、単一のロジック(モデル)で品質を予測することができる。
米国特許第9110452号明細書
しかしながら、従来のシステムでは、統計情報の精度について何ら検討されておらず、更なる改善が必要であった。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたもので、統計情報を算出するためのログ情報のサンプル数が少なく、統計情報の精度が低い状況でも、電化機器の稼働状態を高精度に診断することができる診断方法、診断装置及び表示装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成すために、本開示の一態様に係る診断方法は、複数の電化機器のうち診断対象となる対象電化機器の稼働状態を診断する診断装置の診断方法であって、前記対象電化機器を識別するための識別情報を取得する取得ステップと、前記識別情報に基づき、前記対象電化機器の第1の特徴項目を示す第1の特徴情報及び前記第1の特徴項目と異なる第2の特徴項目を示す第2の特徴情報を特定する特定ステップと、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第1の特徴情報が示す第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報を基に、前記第1のログ情報を集計した第1の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第2の特徴情報が示す第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報を集計した第2の同一特徴統計情報とのうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する診断ステップとを含み、前記複数の電化機器を前記第1の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多い。
上記態様により、統計情報を算出するためのログ情報のサンプル数が少なく、統計情報の精度が低い状況であっても、電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
本開示の一実施形態における診断システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す電化機器の構成の一例を示すブロック図である。 図2に示すログ記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図2に示す識別情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図1に示す診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5に示すログ記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示すモデル情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器統計情報記憶部の一つ目の機器統計情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器統計情報記憶部の二つ目の機器統計情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器統計情報記憶部の三つ目の機器統計情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器接続情報記憶部の一つ目の機器接続情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器接続情報記憶部の二つ目の機器接続情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器接続情報記憶部の三つ目の機器接続情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示すロジック記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図1に示す表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 図15に示す表示装置の入出力部に表示される入力画面の一例を示す図である。 図15に示す表示装置の入出力部に表示される結果表示画面の一例を示す図である。 図15に示す表示装置の入出力部に表示される結果表示画面の他の一例を示す図である。 図1に示す診断システムの全体シーケンスの一例を示す図である。 図19に示すログ送受信処理の一例を示すフローチャートである。 図19に示す機器統計情報導出処理の一例を示すフローチャートである。 図19に示す電化機器診断処理の一例を示すフローチャートである。 図22に示す統計情報決定処理の一例を示すフローチャートである。 図22に示す診断処理の一例を示すフローチャートである。 図22に示す診断結果表示処理の一例を示すフローチャートである。 図5に示す機器接続情報記憶部の一つ目の機器運転情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器接続情報記憶部の二つ目の機器運転情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器接続情報記憶部の三つ目の機器運転情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器接続情報記憶部の一つ目の機器データ量情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器接続情報記憶部の二つ目の機器データ量情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器接続情報記憶部の三つ目の機器データ量情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示すモデル情報記憶部に格納されるモデル関係情報の一例を示す図である。 図32に示すモデル関係情報を用いた場合に図5に示す機器接続情報記憶部の一つ目のツリー構造用機器情報のデータ構造の一例を示す図である。 図32に示すモデル関係情報を用いた場合に図5に示す機器接続情報記憶部の二つ目のツリー構造用機器情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5に示す機器統計情報記憶部の一つ目の機器統計情報のデータ構造の第1の変形例を示す図である。 図5に示す機器統計情報記憶部の二つ目の機器統計情報のデータ構造の第1の変形例を示す図である。 図5に示す機器統計情報記憶部の三つ目の機器統計情報のデータ構造の第1の変形例を示す図である。 図5に示す機器統計情報記憶部の一つ目の機器統計情報のデータ構造の第2の変形例を示す図である。 図5に示す機器統計情報記憶部の二つ目の機器統計情報のデータ構造の第2の変形例を示す図である。 図5に示す機器統計情報記憶部の三つ目の機器統計情報のデータ構造の第2の変形例を示す図である。 本開示の実施の形態において提供するサービスの全体像を示す図である。 本開示の実施の形態におけるサービスの類型(自社データセンタ型)を示す図である。 本開示の実施の形態におけるサービスの類型(IaaS利用型)を示す図である。 本開示の実施の形態におけるサービスの類型(PaaS利用型)を示す図である。 本開示の実施の形態におけるサービスの類型(SaaS利用型)を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
一般的には、平均値などに代表される統計値を算出する際に用いる元データのサンプル数が少ない段階では、統計値の精度が低いことが知られている。そのため、サンプル数によっては、そのグループの特徴を表す統計値として不適切な場合が考えられる。
しかしながら、特許文献1で開示されている従来のシステムでは、高精度の統計値が与えられることを前提として、単一の診断ロジックで品質を予測する技術が開示されているのみであり、その統計値の精度については考慮されていなかった。
例えば、あるグループにおいてデータを収集しながら、並行して統計値を算出していく場合、収集当初は統計値の精度が低く、単一の診断ロジックで品質を予測する際の判定精度が低いという課題が存在した。
上記のように、異なる特徴を有する複数のグループの電化機器に対して、単一の診断ロジックで診断を行う技術が検討されているが、単一の診断ロジックで品質予測するために必要な統計値の精度が低い場合でも高精度で診断をしたいというニーズがあり、これらのニーズを満たすための技術的な解決策に関して、何ら検討はされていなかった。
このような課題を解決するために、本開示では、例えば、単一グループに対して、同じ種類の統計値(平均値など)を複数種類算出するようにし、診断時には、それぞれの統計値の精度を考慮して、最適な統計値を選択して診断を行うようにすることにより、十分な精度で診断ができるシステムを実現している。
本開示の一態様に係る診断方法は、複数の電化機器のうち診断対象となる対象電化機器の稼働状態を診断する診断装置の診断方法であって、前記対象電化機器を識別するための識別情報を取得する取得ステップと、前記識別情報に基づき、前記対象電化機器の第1の特徴項目を示す第1の特徴情報及び前記第1の特徴項目と異なる第2の特徴項目を示す第2の特徴情報を特定する特定ステップと、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第1の特徴情報が示す第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報を基に、前記第1のログ情報を集計した第1の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第2の特徴情報が示す第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報を集計した第2の同一特徴統計情報とのうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する診断ステップとを含み、前記複数の電化機器を前記第1の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多い。
このような構成により、診断対象となる対象電化機器を識別するための識別情報を取得し、取得した識別情報に基づき、対象電化機器の第1の特徴項目を示す第1の特徴情報と、第1の特徴項目と異なる第2の特徴項目を示す第2の特徴情報とを特定し、複数の電化機器のうち対象電化機器の第1の特徴情報が示す第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報を基に、第1のログ情報を集計した第1の同一特徴統計情報と、対象電化機器の第2の特徴情報が示す第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報を集計した第2の同一特徴統計情報とのうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を診断している。
ここで、複数の電化機器を第1の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、複数の電化機器を第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多いので、第2の同一特徴電化機器の数は、第1の同一特徴電化機器の数より多くなり、第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報のサンプル数は、第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報のサンプル数より多くなる。
したがって、第1のログ情報のサンプル数が少なく、第1の同一特徴統計情報の精度が低い場合、統計情報を算出するためのログ情報として、サンプル数が多い第2のログ情報を用いることにより、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を得ることができ、この第2の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。この結果、統計情報を算出するためのログ情報のサンプル数が少なく、統計情報の精度が低い状況であっても、電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記複数の電化機器は、所定のネットワークに接続され、前記診断ステップは、前記第1のログ情報から特定した、前記ネットワークに接続されている前記第1の同一特徴電化機器の台数を示す接続台数が所定数以上であるか否かに応じて、前記第1の同一特徴統計情報及び前記第2の同一特徴統計情報のうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断するようにしてもよい。
このような構成により、第1のログ情報から特定した、ネットワークに接続されている第1の同一特徴電化機器の台数を示す接続台数が所定数以上であるか否かに応じて、第1の同一特徴統計情報及び第2の同一特徴統計情報のうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を診断している。
したがって、第1の同一特徴電化機器の台数を示す接続台数が所定数以上である場合、第1のログ情報のサンプル数が多くなり、精度の高い第1の同一特徴統計情報を得ることができるので、精度の高い第1の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を高精度に診断することができる。一方、第1の同一特徴電化機器の台数を示す接続台数が所定数より少ない場合、第1のログ情報のサンプル数は少ないが、第2のログ情報のサンプル数は第1のログ情報のサンプル数より多くなり、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を得ることができるので、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記診断ステップは、前記接続台数が前記所定数以上である場合、前記第1の同一特徴統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断するようにしてもよい。
このような構成により、第1の同一特徴電化機器の接続台数が所定数以上である場合、第1の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を診断しているので、第1のログ情報のサンプル数が多くなり、精度の高い第1の同一特徴統計情報を得ることができ、精度の高い第1の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を高精度に診断することができる。
前記診断ステップは、前記接続台数が前記所定数より少ない場合、前記第2の同一特徴統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断するようにしてもよい。
このような構成により、第1の同一特徴電化機器の接続台数が所定数より少ない場合、第2の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を診断しているので、サンプル数が第1のログ情報より多い第2のログ情報を用いて、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を得ることができ、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記複数の電化機器は、所定のネットワークに接続され、前記診断ステップは、前記ネットワークを介して前記第1の同一特徴電化機器から送信された前記第1のログ情報のデータ量が所定量以上であるか否かに応じて、前記第1の同一特徴統計情報及び前記第2の同一特徴統計情報のうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断するようにしてもよい。
このような構成により、ネットワークを介して第1の同一特徴電化機器から送信された第1のログ情報のデータ量が所定量以上であるか否かに応じて、第1の同一特徴統計情報及び前記第2の同一特徴統計情報のうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を診断している。
したがって、第1のログ情報のデータ量が所定量以上である場合、第1のログ情報のサンプル数が多くなり、精度の高い第1の同一特徴統計情報を得ることができるので、精度の高い第1の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を高精度に診断することができる。一方、第1のログ情報のデータ量が所定量より少ない場合、第1のログ情報のサンプル数は少ないが、第2のログ情報のサンプル数は、第1のログ情報のサンプル数より多くなり、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を得ることができるので、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記診断ステップは、前記第1の同一特徴電化機器から送信された前記第1のログ情報のデータ量が前記所定量以上である場合、前記第1の同一特徴統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断するようにしてもよい。
このような構成により、第1のログ情報のデータ量が所定量以上である場合、第1の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を診断しているので、第1のログ情報のサンプル数が多くなり、精度の高い第1の同一特徴統計情報を得ることができ、精度の高い第1の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を高精度に診断することができる。
前記診断ステップは、前記第1の同一特徴電化機器から送信された前記第1のログ情報のデータ量が前記所定量より少ない場合、前記第2の同一特徴統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断するようにしてもよい。
このような構成により、第1のログ情報のデータ量が所定量より少ない場合、第2の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を診断しているので、サンプル数が第1のログ情報より多い第2のログ情報を用いて、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を得ることができ、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記特定ステップは、前記第1の特徴情報として、前記識別情報により識別される前記対象電化機器の機種を示す機種情報を特定するとともに、前記第2の特徴情報として、前記識別情報により識別される前記対象電化機器の製品モデル及び能力のうち少なくとも一方に関する属性項目を示す属性情報を特定し、前記診断ステップは、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記機種情報が示す機種と同一機種である同一機種電化機器の稼働状態を示す同一機種ログ情報を基に、前記同一機種ログ情報を集計した同一機種統計情報と、前記対象電化機器の前記属性情報が示す属性項目と同一の属性項目を有する同一属性電化機器からの同一属性ログ情報を集計した同一属性統計情報とのうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて前記対象電化機器の稼働状態を診断し、前記複数の電化機器を前記機種毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記属性項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多くするようにしてもよい。
このような構成により、識別情報により識別される対象電化機器の機種を示す機種情報を特定するとともに、識別情報により識別される対象電化機器の製品モデル及び能力のうち少なくとも一方に関する属性項目を示す属性情報を特定し、複数の電化機器のうち対象電化機器の機種情報が示す機種と同一機種である同一機種電化機器の稼働状態を示す同一機種ログ情報を基に、同一機種ログ情報を集計した同一機種統計情報と、対象電化機器の属性情報が示す属性項目と同一の属性項目を有する同一属性電化機器からの同一属性ログ情報を集計した同一属性統計情報とのうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて対象電化機器の稼働状態を診断している。
ここで、複数の電化機器を機種毎にグルーピングしたときのグループ数は、複数の電化機器を属性項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多いので、同一属性電化機器の数は、同一機種電化機器の数より多くなり、同一属性電化機器の稼働状態に関する同一属性ログ情報のサンプル数は、同一機種電化機器の稼働状態に関する同一機種ログ情報のサンプル数より多くなる。
したがって、同一機種電化機器の同一機種ログ情報のサンプル数が少なく、同一機種統計情報の精度が低い場合、統計情報を算出するためのログ情報として、サンプル数が多い同一属性電化機器の同一属性ログ情報を用いることにより、十分な精度の同一属性統計情報を得ることができ、十分な精度の同一属性統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記属性情報は、前記対象電化機器の製造年度を示す年度情報を含むようにしてもよい。
このような構成により、同一機種電化機器の同一機種ログ情報のサンプル数が少なく、同一機種統計情報の精度が低い場合、統計情報を算出するためのログ情報として、サンプル数が多い製造年度が同一の同一属性電化機器の同一属性ログ情報を用いることにより、十分な精度の同一属性統計情報を得ることができるので、十分な精度の同一属性統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記属性情報は、複数のレベルのいずれかにより表現される前記対象電化機器の能力を示す能力情報を含むようにしてもよい。
このような構成により、同一機種電化機器の同一機種ログ情報のサンプル数が少なく、同一機種統計情報の精度が低い場合、統計情報を算出するためのログ情報として、サンプル数が多い能力が同一の同一属性電化機器の同一属性ログ情報を用いることにより、十分な精度の同一属性統計情報を得ることができるので、十分な精度の同一属性統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記診断ステップは、前記第1の同一特徴統計情報又は前記第2の同一特徴統計情報として、前記第1のログ情報又は前記第2のログ情報に含まれる診断内容に関連する項目の統計値を算出し、前記統計値を所定の診断ロジックに適用して前記対象電化機器が異常であるか否かを判断するようにしてもよい。
このような構成により、第1のログ情報又は第2のログ情報に含まれる診断内容に関連する項目の統計値を算出し、算出した統計値を所定の診断ロジックに適用して対象電化機器が異常であるか否かを判断しているので、統計情報を算出するためのログ情報のサンプル数が少なく、統計情報の精度が低い状況であっても、単一の診断ロジックを用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記複数の電化機器は、複数の空気調和装置を含み、前記第1のログ情報及び前記第2のログ情報は、前記複数の空気調和装置の圧縮機の回転数を示す回転数情報及び配管温度を示す配管温度情報の少なくとも一方を含むようにしてもよい。
このような構成により、空気調和装置の圧縮機の回転数を示す回転数情報及び配管温度を示す配管温度情報から圧縮機の回転数及び配管温度の統計値を算出し、算出した統計値を所定の診断ロジックに適用して空気調和装置が異常であるか否かを判断しているので、第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する空気調和装置の圧縮機の回転数及び配管温度の統計値を算出するための回転数情報及び配管温度情報のサンプル数が少なく、圧縮機の回転数及び配管温度の統計値の精度が低い状況であっても、第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する空気調和装置の圧縮機の回転数及び配管温度の統計値を用いて、診断対象となる空気調和装置の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記診断ステップの診断に用いた前記統計情報に応じて当該診断の精度を判定する判定ステップと、前記診断の精度に応じて、前記診断の結果を示す診断結果情報の表示内容を変化させる変化ステップをさらに含むようにしてもよい。
このような構成により、診断に用いた統計情報に応じて当該診断の精度を判定し、判定した診断の精度に応じて診断の結果を示す診断結果情報の表示内容を変化させているので、どの程度の精度で対象電化機器の稼働状態の診断が行われたかをユーザに提示することができる。
前記特定ステップは、さらに、前記識別情報に基づき、前記第1及び第2の特徴項目と異なる第3の特徴項目を示す第3の特徴情報を特定し、前記複数の電化機器を前記第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記第3の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多く、前記第1乃至第3の特徴情報は、前記診断ステップにおいて統計情報として使用される優先度を有し、前記診断ステップは、前記第1のログ情報、前記第2のログ情報、及び前記優先度に基づき、前記第1の同一特徴統計情報と、前記第2の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第3の特徴情報が示す第3の特徴項目と同一の特徴項目を有する第3の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第3のログ情報を集計した第3の同一特徴統計情報との中からいずれの統計情報を使用するかを決定するようにしてもよい。
このような構成により、さらに、診断対象となる対象電化機器を識別するための識別情報に基づき、第1及び第2の特徴項目と異なる第3の特徴項目を示す第3の特徴情報を特定し、第1のログ情報、第2のログ情報、及び第1乃至第3の特徴情報が統計情報として使用される優先度に基づき、第1の同一特徴統計情報と、第2の同一特徴統計情報と、複数の電化機器のうち対象電化機器の第3の特徴情報が示す第3の特徴項目と同一の特徴項目を有する第3の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第3のログ情報を集計した第3の同一特徴統計情報との中からいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を診断している。
ここで、複数の電化機器を第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、複数の電化機器を第3の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多いので、第3の同一特徴電化機器の数は、第2の同一特徴電化機器の数より多くなり、第3の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第3のログ情報のサンプル数は、第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報のサンプル数よりさらに多くなる。
したがって、第1のログ情報のサンプル数が少なく、第1の同一特徴統計情報の精度が低い場合、第1乃至第3の特徴情報が統計情報として使用される優先度に応じて、統計情報を算出するためのログ情報として、サンプル数が多い第2のログ情報を用いることにより、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を得ることができ、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
また、第2のログ情報のサンプル数が少なく、第2の同一特徴統計情報の精度が低い場合、第1乃至第3の特徴情報が統計情報として使用される優先度に応じて、統計情報を算出するためのログ情報として、サンプル数が多い第3のログ情報を用いることにより、十分な精度の第3の同一特徴統計情報を得ることができ、十分な精度の第3の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
前記特定ステップは、さらに、前記識別情報に基づき、前記第1及び第2の特徴項目と異なる第3の特徴項目を示す第3の特徴情報を特定し、前記複数の電化機器を前記第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記第3の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多く、前記診断ステップは、前記第1のログ情報、前記第2のログ情報、及び前記第1乃至第3の特徴情報に含まれる前記第1乃至第3の特徴項目のそれぞれの関係をツリー構造で定義したモデル関係情報に基づき、前記第1の同一特徴統計情報と、前記第2の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第3の特徴情報が示す第3の特徴項目と同一の特徴項目を有する第3の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第3のログ情報を集計した第3の同一特徴統計情報との中からいずれの統計情報を使用するかを決定するようにしてもよい。
このような構成により、診断対象となる対象電化機器を識別するための識別情報に基づき、第1及び第2の特徴項目と異なる第3の特徴項目を示す第3の特徴情報を特定し、第1のログ情報、第2のログ情報、及び第1乃至第3の特徴情報に含まれる第1乃至第3の特徴項目のそれぞれの関係をツリー構造で定義したモデル関係情報に基づき、第1の同一特徴統計情報と、第2の同一特徴統計情報と、複数の電化機器のうち対象電化機器の第3の特徴情報が示す第3の特徴項目と同一の特徴項目を有する第3の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第3のログ情報を集計した第3の同一特徴統計情報との中からいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を診断している。
ここで、複数の電化機器を第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、複数の電化機器を第3の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多いので、第3の同一特徴電化機器の数は、第2の同一特徴電化機器の数より多くなり、第3の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第3のログ情報のサンプル数は、第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報のサンプル数よりさらに多くなる。
したがって、第1のログ情報のサンプル数が少なく、第1の同一特徴統計情報の精度が低い場合、第1乃至第3の特徴項目のそれぞれの関係をツリー構造で定義したモデル関係情報に従い、統計情報を算出するためのログ情報として、サンプル数が多い第2のログ情報を用いることにより、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を得ることができ、十分な精度の第2の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
また、第1及び第2のログ情報のサンプル数が少なく、第1及び第2の同一特徴統計情報の精度が低い場合、第1乃至第3の特徴項目のそれぞれの関係をツリー構造で定義したモデル関係情報に従い、統計情報を算出するためのログ情報として、サンプル数が多い第3のログ情報を用いることにより、十分な精度の第3の同一特徴統計情報を得ることができ、十分な精度の第3の同一特徴統計情報を用いて、対象電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
また、本開示は、以上のような特徴的な処理を実行する診断方法として実現することができるだけでなく、診断方法が実行する特徴的な処理に対応する特徴的な構成を備える診断装置などとして実現することもできる。したがって、以下の他の態様でも、上記の空調制御方法と同様の効果を奏することができる。
本開示の他の態様に係る診断装置は、複数の電化機器のうち診断対象となる対象電化機器の稼働状態を診断する診断装置であって、前記対象電化機器を識別するための識別情報を取得する取得部と、前記識別情報に基づき、前記対象電化機器の第1の特徴項目を示す第1の特徴情報及び前記第1の特徴項目と異なる第2の特徴項目を示す第2の特徴情報を特定する特定部と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第1の特徴情報が示す第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報を基に、前記第1のログ情報を集計した第1の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第2の特徴情報が示す第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報を集計した第2の同一特徴統計情報とのうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する診断部とを備え、前記複数の電化機器を前記第1の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多い。
また、本開示の他の態様に係る表示装置は、複数の電化機器のうち診断対象となる対象電化機器の稼働状態を診断する診断装置の診断結果を表示する表示装置であって、前記対象電化機器を識別するための識別情報を前記診断装置に送信する送信部と、前記診断装置が前記対象電化機器の診断に用いた統計情報が、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の第1の特徴情報が示す第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報を集計した第1の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第1の特徴項目と異なる第2の特徴情報が示す第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報を集計した第2の同一特徴統計情報とのうちいずれの統計情報であるかを示す統計情報特定情報を前記診断装置から受信する受信部と、前記統計情報特定情報に基づいて前記診断の精度を決定し、決定した前記診断の精度に応じて、前記診断結果情報を通知するための表示内容を決定し、決定した表示内容を示す通知画面を表示する表示部とを備える。
このような構成により、対象電化機器を識別するための識別情報を診断装置に送信し、診断装置が対象電化機器の診断に用いた統計情報が、複数の電化機器のうち対象電化機器の第1の特徴情報が示す第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報を集計した第1の同一特徴統計情報と、複数の電化機器のうち対象電化機器の第1の特徴項目と異なる第2の特徴情報が示す第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報を集計した第2の同一特徴統計情報とのうちいずれの統計情報であるかを示す統計情報特定情報を診断装置から受信し、受信した統計情報特定情報に基づいて診断の精度を決定し、決定した診断の精度に応じて、診断結果情報を通知するための表示内容を決定し、決定した表示内容を示す通知画面を表示しているので、診断に用いた統計情報に応じて当該診断の精度を判定し、判定した診断の精度に応じて診断の結果を示す診断結果情報の表示内容を変化させて表示し、どの程度の精度で対象電化機器の稼働状態の診断が行われたかをユーザに提示することができるとともに、統計情報を算出するためのログ情報のサンプル数が少なく、統計情報の精度が低い状況であっても、電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
また、上記の診断方法に含まれる特徴的な処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムとして実現することもできる。そして、このようなコンピュータプログラムを、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体あるいはインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すためのものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることもできる。また、以下の一実施の形態に係る診断装置の構成要素の一部とそれ以外の構成要素とを複数のコンピュータに分散させたシステムとして構成してもよい。
(実施の形態)
以下、本開示の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(1.1)診断システム
まず、本実施の形態における診断システムの全体像について説明する。図1は、本開示の一実施の形態における診断システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、診断システムは、複数の電化機器1、診断装置3及び表示装置4を備え、各装置は、インターネット2を介して通信可能に接続される。なお、各装置の数は、本例に特に限定されず、例えば、複数の表示装置4を用いてもよい。
各電化機器1は、例えば、家庭内に設置され、直接的又はゲートウェイ等の通信装置(図示省略)を介して間接的にインターネット2と接続される。電化機器1は、例えば、テレビ、レコーダ、エアコン(空調調和装置)、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器などの家電製品(家電機器)である。また、各電化機器1には、インターネット接続用として、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、LTE(Long Term Evolution)規格などの通信機能が搭載されている。
インターネット2は、公衆通信網である。なお、本実施の形態では、インターネット2を介して各装置を通信可能に接続しているが、この例に特に限定されず、他の種々のネットワークを用いることができる。
診断装置3は、電化機器1の稼働状態を診断するサーバ装置であり、例えば、クラウド上に構成されるクラウドサーバである。表示装置4は、診断装置3での診断結果を表示する装置であり、例えば、PC(Personal Computer)である。
次に、上記の診断システムにおける情報の流れを説明する。まず、各電化機器1は、定期的に又は非定期的に、電化機器自身が生成するログデータを診断装置3に送信する。ここで、ログデータとは、例えば、電化機器1の運転状況、動作日時、センサ情報等を示す情報(電化機器1の稼働状態に関するログ情報)である。洗濯機であれば、ドラムの回転数、冷蔵庫であれば、圧縮機の回転数、エアコンであれば、圧縮機の回転数及び配管温度などを含むが、これらの情報に限らず、種々の機器から取得が可能な種々の情報を含んでもよい。
次に、診断装置3は、各電化機器1から集積したログデータを基に、診断に必要な機器統計情報を導出する。そして、表示装置4は、外部から診断対象となる電化機器1(対象電化機器)を識別するための識別情報を入力されると、それを診断要求として診断装置3に送信する。診断装置3は、電化機器1から収集したログデータと、集計した機器統計情報とを用いて、診断要求を受けた電化機器1の稼働状態の診断を行い、診断結果を表示装置4へ応答する。表示装置4は、その診断結果を表示する。
なお、本実施の形態では、電化機器1が家庭用エアコン(以後、「エアコン」と呼ぶ)の場合を例に挙げて説明を行う。ただし、本実施の形態が適用される電化機器は、エアコンに限らず、あらゆる電化機器に適用可能である。以下に、図1に示す診断システムを構成する各装置について、詳細に説明する。
(1.2)電化機器1
図2は、図1に示す電化機器1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、電化機器1は、制御部101、ログ取得部102、ログ記憶部103、識別情報記憶部104、ログ送信部105、圧縮機106及びセンサ部107を備える。
(1)制御部101
制御部101は、電化機器1のメイン機能を制御する。このメイン機能は、電化機器1の種類によって異なる。本実施の形態では、電化機器1は、エアコンであるので、冷たい空気を吐き出す冷房機能や、暖かい空気を吐き出す暖房機能、屋内の湿度を下げる除湿機能などがメイン機能となる。
具体的には、制御部101は、電化機器1の使用者からの操作に応じてエアコン本体(電化機器1)に備わっている圧縮機(コンプレッサー)106やファン(図示省略)などの部品に対する制御を行う。圧縮機106は、制御部101に制御され、自身の回転数を制御部101に通知する。センサ部107は、冷媒が通る配管の温度を検知し、配管温度を制御部101に通知する。制御部101は、圧縮機106の回転数及びセンサ部107の配管温度をログ取得部102に通知する。
なお、電化機器1のメイン機能は、上記の例に特に限定されず、電化機器1が冷蔵庫である場合、圧縮機を用いて庫内を冷やす冷却機能であり、洗濯機である場合、水道水や洗剤を使って洗濯物を洗う洗濯機能や、洗濯物を乾燥させる乾燥機能がメイン機能となる。
(2)ログ取得部102
ログ取得部102は、制御部101の制御動作の過程において、ログデータを生成する。上記のように、ログデータは、例えば、運転状況、動作日時、センサ情報等を示す情報であるが、電化機器1はエアコンであるので、冷媒を圧縮するために用いる圧縮機106の回転数(単位は回/秒)や、センサ部107が測定した冷媒が通る配管の温度(単位は度)などがログデータとなる。ただし、これらの情報に限らず、種々の機器から取得が可能な種々の情報を含んでもよい。
ログ取得部102は、制御部101から圧縮機106の回転数及びセンサ部107の配管温度等を取得してログデータを生成し、生成したログデータをタイムスタンプと共にログ記憶部103に記憶する。タイムスタンプは、ログデータを取得した日時情報である。
(3)ログ記憶部103
ログ記憶部103は、例えば、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などから構成される。図3は、図2に示すログ記憶部103のデータ構造の一例を示す図である。
図3に示すように、ログ記憶部103は、ログデータとして、タイムスタンプ、圧縮機回転数、及び配管温度を1組とするn組(nは2以上の整数)のデータから構成されるテーブルを記憶している。例えば、テーブルの最上段のデータとして、タイムスタンプ「2016/6/28 13:51」に対して圧縮機の回転数「50」及び配管温度「13」が記憶される。このデータから、2016年6月28日の13時51分の圧縮機106の回転数は50回/秒であり、センサ部107の配管温度は13度であることがわかる。
(4)識別情報記憶部104
識別情報記憶部104は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EEPROMなどから構成される。図4は、図2に示す識別情報記憶部104のデータ構造の一例を示す図である。
図4に示すように、識別情報記憶部104は、識別情報として、機種情報と製造番号とから構成されるテーブルを記憶している。機種情報は、電化機器1の機種を示す情報であり、製造番号は、電化機器1を一意に識別するユニークな番号であり、製造時に個別に付与される番号である。
図4では、機種情報が「AC2016−H」、製造番号が「12345」の例を示している。ここで「AC」はエアコン(空気調和装置)、「2016」は2016年製モデル、「H」は上位モデル(HIGH)の略である。なお、機種情報の構成は、上記の例に特に限定されず、種々の変更が可能であり、製品のシリーズを特定するシリーズ番号等を含む型番等を用いてもよい。また、識別情報も、上記の例に特に限定されず、種々の変更が可能であり、機種情報のみを識別情報として用いたり、又は、製造番号のみを識別情報として用い、製造番号から機種情報を特定したりしてもよい。
(5)ログ送信部105
ログ送信部105は、所定のトリガを基に、識別情報記憶部104から取得した機種情報及び製造番号、並びにログ記憶部103から取得したタイムスタンプ、圧縮機回転数及び配管温度を合わせて、インターネット2を介して診断装置3に送信する。
なお、ログ送信部105は、ログ記憶部103のログデータのうち、診断装置3にまだ送信していないログデータのみを取得して送信するものとする。そのため、診断装置3に送信したログデータは、ログ記憶部103から逐次削除する構成でもよいし、送信済か否かを判断するフラグを用意して判定してもよい。
また、ログ送信部105から診断装置3にデータを送信するトリガとしては、種々のタイミングを用いることができ、例えば、ログ送信部105がタイマーカウンタを備え、10分ごとに定期的に送信してもよいし、又は、電化機器1が動作開始したときや動作停止したときなど、状態が変化したタイミングで送信してもよい。
(1.3)診断装置3
図5は、図1に示す診断装置3の構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、診断装置3は、ログ受信部301、ログ記憶部302、モデル情報記憶部303、機器統計情報算出部304、機器統計情報記憶部305、送受信部306、診断部307、統計値決定部308、機器接続情報記憶部309、及びロジック記憶部310を備える。診断装置3は、例えば、サーバ装置である。
(1)ログ受信部301
ログ受信部301は、インターネット2を介して、複数の電化機器1から定期的又は非定期的に、電化機器1の識別情報である機種情報及び製造番号の情報と、電化機器1のログデータであるタイムスタンプ、圧縮機回転数及び配管温度の情報とを受信する。そして、ログ受信部301は、受信した識別情報及びログデータをログ記憶部302に記憶する。
(2)ログ記憶部302
ログ記憶部302は、例えば、RAM、EEPROMなどから構成される。図6は、図5に示すログ記憶部302のデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、ログ記憶部302は、ログデータとして、機種情報、製造番号、タイムスタンプ、圧縮機回転数、及び配管温度を1組とするm組(mは2以上の整数)のデータから構成されるテーブルを記憶している。例えば、テーブルの最上段には、電化機器1のモデル情報「AC2016−H」及び製造番号「12345」が記憶され、この電化機器1のタイムスタンプ「2016/6/28 13:51」に対して圧縮機の回転数「50」及び配管温度「13」が記憶される。これらのデータから、機種情報「AC2016−H」及び製造番号「12345」の電化機器1の2016年6月28日の13時51分の圧縮機106の回転数は50回/秒であり、センサ部107の配管温度は13度であることがわかる。
(3)モデル情報記憶部303
モデル情報記憶部303は、例えば、ROM、EEPROMなどから構成される。図7は、図5に示すモデル情報記憶部303のデータ構造の一例を示す図である。
図7に示すように、モデル情報記憶部303は、モデル情報として、機種情報、年度情報、及び能力情報を1組とするk組(kは2以上の整数)のデータから構成されるテーブルを記憶している。機種情報は、電化機器1の機種を示す情報であり、電化機器1の識別情報記憶部104に記憶されている機種情報と同じものである。
年度情報は、対応する機種情報の電化機器1がどの年に製造されたか(製造年度)を特定する情報である。例えば、年度情報「2016」は、2016年製モデルであることを示している。また、能力情報は、対応する機種情報の電化機器1の能力を特定する情報である。例えば、能力情報「HIGH」は上位モデル(能力が高い)、「MIDDLE」は中位モデル(能力が中)、「LOW」は下位モデル(能力が低い)であることを示している。
また、複数の電化機器1を機種毎にグルーピングしたときのグループ数は、複数の電化機器1を製造年度毎にグルーピングしたときのグループ数より多く、複数の電化機器1を能力製造年度毎にグルーピングしたときのグループ数は、複数の電化機器1を能力毎にグルーピングしたときのグループ数より多い。
ここで、本実施の形態では、機種情報は、診断対象となる電化機器1の第1の特徴項目を示す第1の特徴情報の一例に相当し、年度情報は、診断対象となる電化機器1の第1の特徴項目と異なる第2の特徴項目を示す第2の特徴情報の一例に相当し、能力情報は、診断対象となる電化機器1の第1及び第2の特徴項目と異なる第3の特徴項目を示す第3の特徴情報の一例に相当する。なお、特徴情報は、上記の例に特に限定されず、2種類又は4種類以上の特徴情報を用いたり、他の特徴を示す情報を用いてもよい。
また、年度情報及び能力情報は、診断対象となる電化機器の製品モデル及び能力のうち少なくとも一方に関する属性項目を示す属性情報の一例である。なお、属性情報は、上記の例に特に限定されず、3種類以上の属性情報を用いたり、製品モデル及び能力のうち少なくとも一方に関する他の情報を用いたりしてもよい。
(4)機器統計情報算出部304
機器統計情報算出部304は、所定のトリガを基に、ログ記憶部302から識別情報を含むログデータを、モデル情報記憶部303からモデル情報をそれぞれ取得する。そして、機器統計情報算出部304は、これらの情報から機器統計情報及び機器接続情報を算出し、機器統計情報を機器統計情報記憶部305に、機器接続情報を機器接続情報記憶部309に記憶する。機器統計情報算出部304が機器統計情報及び機器接続情報を算出するトリガとしては、種々のタイミングを用いることができ、例えば、機器統計情報算出部304がタイマーカウンタを備え、1時間ごとに定期的に算出してもよいし、又は、表示装置4からの診断要求を受信したタイミングで算出してもよい。
ここで、一例として、上記の3種類の第1乃至第3の特徴情報等を基に機器統計情報や機器接続情報を算出する例を説明する。
まず、機器統計情報の算出方法について説明する。機器統計情報算出部304は、機器統計情報として、3種類の統計値、すなわち、機種情報の統計値、年度情報の統計値、及び能力情報の統計値を算出する。各統計値は、例えば、複数の電化機器1から収集した圧縮機回転数と配管温度などのログデータを、機種情報が示す機種毎、年度情報が示す年度毎、及び能力情報が示す能力毎に集計した平均値である。
すなわち、機器統計情報算出部304は、一つ目の統計値を機種情報の種類(機種)毎に算出し、二つ目の統計値を年度情報の種類(年度)毎に算出し、三つ目の統計値を能力情報の種類(能力)毎に算出する。
具体的には、機器統計情報算出部304は、一つ目の統計値(機種情報の種類毎)として、ログ記憶部302から、該当する機種情報と、当該機種情報に対応付けられているログデータ(圧縮機回転数や配管温度)を抽出し、圧縮機回転数の平均値及び配管温度の平均値を機種毎に導出する。
また、機器統計情報算出部304は、二つ目の統計値(年度情報の種類毎)として、モデル情報記憶部303から、該当する年度情報に対応付けられている機種情報を抽出し、その後、ログ記憶部302から、抽出した機種情報に対応付けられているログデータを抽出し、圧縮機回転数の平均値及び配管温度の平均値を年度毎に導出する。
さらに、機器統計情報算出部304は、三つ目の統計値(能力情報の種類毎)として、モデル情報記憶部303から、該当する能力情報に対応付けられている機種情報を抽出し、その後、ログ記憶部302から、抽出した機種情報に対応付けられているログデータを抽出し、圧縮機回転数の平均値及び配管温度の平均値を能力毎に導出する。
これらの3つの統計値の特徴について説明する。電化機器1の診断を行う際には、機種毎の1つ目の統計値(機種情報の種類毎)の中から、診断対象となる電化機器1の機種情報の機種と合致する1つ目の統計値を用いることが望ましい。なぜならば、機種が合致しているため、1つ目の統計値は、診断対象となる電化機器1の特徴を最も表していると考えられ、同一機種の他の個体に比べて、例えば、冷えにくい場合や圧縮機の回転数が低い場合など、高精度で的確に診断が可能となるためである。
一方で、2つ目の統計値(年度情報の種類毎)や3つ目の統計値(能力情報の種類毎)は、診断対象となる電化機器1の機種と合致しない電化機器1の特徴も含んでいるため、1つ目の統計値(機種情報の種類毎)より、診断対象となる電化機器1の特徴を最も表しているとは考えにくい。
但し、年度が合致する電化機器1は、機種が合致する電化機器1ほどでないが、診断対象となる電化機器1の特徴を表しており、1つ目の統計値が利用できない場合は、中間精度で的確に診断が可能となる。また、能力が合致する電化機器1は、年度が合致する電化機器1ほどでないが、診断対象となる電化機器1の特徴を表しており、2つ目の統計値が利用できない場合は、低精度で的確に診断が可能となる。
続いて、機器接続情報の算出方法について説明する。機器統計情報算出部304は、機器統計情報と同じく、先に述べた統計値を算出するために用いた電化機器1の台数の情報を用い、3種類の接続台数を算出する。1つ目の機器接続情報は、機種情報の種類毎の接続台数であり、2つ目の統計値は、年度情報の種類毎の接続台数であり、3つ目は、能力情報の種類毎の接続台数である。
具体的には、機器統計情報算出部304は、ログ記憶部302から機種情報が合致するログデータを抽出し、ユニークな製造番号の数を数えることにより、1つ目の接続台数(機種情報の種類毎)を導出する。
また、機器統計情報算出部304は、まず、モデル情報記憶部303から年度情報が合致する機種情報を抽出し、その後、抽出した機種情報が合致するログデータをログ記憶部302から抽出し、同じくユニークな製造番号の数を数えることにより、2つ目の接続台数(年度情報の種類毎)を導出する。
さらに、機器統計情報算出部304は、まず、モデル情報記憶部303から能力情報が合致する機種情報を抽出し、その後、抽出した機種情報が合致するログデータをログ記憶部302から抽出し、ユニークな製造番号の数を数えることにより、3つ目の接続台数(能力情報の種類毎)を導出する。これらの3つの機器接続情報は、対応する機器統計情報の精度を推測するために用いる。つまり、接続台数が多いほど、機器統計情報の精度は高いと判断し、逆に機器接続情報が少ないと、機器統計情報の精度は低いと判断する。
(5)機器統計情報記憶部305
機器統計情報記憶部305は、一例として、RAM、EEPROMなどから構成される。図8は、図5に示す機器統計情報記憶部305の一つ目の機器統計情報のデータ構造の一例を示す図であり、図9は、図5に示す機器統計情報記憶部305の二つ目の機器統計情報のデータ構造の一例を示す図であり、図10は、図5に示す機器統計情報記憶部305の三つ目の機器統計情報のデータ構造の一例を示す図である。なお、図8乃至図10では、3種類のテーブルを例に挙げているが、この例に特に限定されず、種々の変更が可能である。
機器統計情報記憶部305は、図8乃至図10に示すようなテーブルを記憶している。図8に示す1つ目のテーブルは、機種情報の種類毎の機器統計情報のテーブルであり、機種情報、圧縮機の回転数の平均値、及び配管温度の平均値を1組とするl組(lは2以上の整数)のデータから構成される。図9に示す2つ目のテーブルは、年度情報の種類毎の機器統計情報のテーブルであり、年度情報、圧縮機の回転数の平均値、及び配管温度の平均値を1組とするt組(tは2以上の整数)のデータから構成される。図10に示す3つ目のテーブルは、能力情報の種類毎の機器統計情報のテーブルであり、能力情報、圧縮機の回転数の平均値、及び配管温度の平均値を1組とするs組(sは2以上の整数)のデータから構成される。
(6)送受信部306
送受信部306は、インターネット2を介して、種々の情報を表示装置4と送受信する。送受信部306は、大きく二つの機能を有している。一つ目の機能として、送受信部306は、表示装置4から、診断要求情報を受信し、その診断要求情報を診断部307に出力する。診断要求情報には、診断対象となる電化機器1の機種情報と製造番号とを含む。二つ目の機能として、送受信部306は、診断部307から出力される診断結果を表示装置4に送信する。
(7)診断部307
診断部307は、送受信部306を介して、表示装置4から診断要求情報を受信する。そして、診断部307は、まず、診断要求情報に含まれる機種情報を統計値決定部308に出力し、統計値決定部308から、使用する統計値と、付随情報として統計値の導出元情報とを受け取る。ここで、導出元情報は、統計値を算出した単位を示す統計情報特定情報であり、例えば、「機種情報毎」、「年度毎」、又は「能力毎」を示す情報である。
その後、診断部307は、ログ記憶部302から、診断対象となる電化機器1の製造番号に対応付けて記憶されている最新のログデータを取得するとともに、ロジック記憶部310から、診断項目と診断ロジックとを取得する。診断部307は、統計値決定部308から受け取った統計値と、ログ記憶部302から受け取った診断対象となる電化機器1のログデータとを用いて、診断ロジックが当てはまるかどうかを確認する。診断部307は、診断ロジックが当てはまる場合、診断ロジックの診断項目に対して「該当」と判断し、当てはまらない場合「非該当」と判断する。そして、診断部307は、各診断項目に対して、該当か非該当かの情報と、付随情報として統計値決定部308から受け取った導出元情報とをあわせて診断結果として、送受信部306を介して、表示装置4へ応答する。
(8)統計値決定部308
統計値決定部308は、診断部307から機種情報を受け取り、診断部307に対して統計値と付随情報とを出力する。はじめに、統計値決定部308は、受け取った機種情報に対応する機器接続情報を、機器接続情報記憶部309の中の最も優先度の高い優先度1のテーブルから取得する。次に、統計値決定部308は、取得した機器接続情報が与えられる閾値以上であった場合、機器統計情報記憶部305から同じ機種情報に対応する統計値として、圧縮機の回転数の平均値と配管温度の平均値とを取得し、圧縮機の回転数の平均値及び配管温度の平均値とともに、これらの統計値が機種情報に対応するものであることを示す情報を付随情報として、診断部307に対して応答する。
一方、取得した機器接続情報が与えられる閾値より小さかった場合、統計値決定部308は、モデル情報記憶部303から同じ機種情報に対応する年度情報を取得する。そして、統計値決定部308は、取得した年度情報に対応する機器接続情報を、機器接続情報記憶部309の中の次に優先度の高い優先度2のテーブルから取得する。次に、統計値決定部308は、取得した機器接続情報が与えられる閾値以上であった場合、機器統計情報記憶部305から同じ年度情報に対応する統計値として、圧縮機の回転数の平均値と配管温度の平均値とを取得し、圧縮機の回転数の平均値と配管温度の平均値とともに、これらの統計値が年度情報に対応するものであることを示す情報を付随情報として、診断部307に対して応答する。
一方、年度情報に対応する機器接続情報が与えられる閾値より小さかった場合、統計値決定部308は、最後に、モデル情報記憶部303から同じ機種情報に対応する能力情報を取得する。そして、統計値決定部308は、取得した能力情報に対応する機器接続情報を、機器接続情報記憶部309の中のさらに次に優先度の高い優先度3のテーブルから取得する。次に、統計値決定部308は、取得した機器接続情報が与えられる閾値以上であった場合、機器統計情報記憶部305から同じ能力情報に対応する統計値として、圧縮機の回転数の平均値と配管温度の平均値とを取得し、圧縮機の回転数の平均値と配管温度の平均値とともに、これらの統計値が能力情報に対応するものであることを示す情報を付随情報として、診断部307に対して応答する。
一方、機器接続情報が与えられる閾値より小さかった場合、統計値決定部308は、診断不可である旨の通知を診断部307に対して応答する。なお、上記の各閾値は、例えば、「200」と与えられるものとするが、この例に特に限定されず、種々の変更が可能であり、機種情報、年度情報、及び能力情報ごとに異なる値を用いてもよい。
(9)機器接続情報記憶部309
機器接続情報記憶部309は、一例として、RAM、EEPROMなどから構成される。図11は、図5に示す機器接続情報記憶部309の一つ目の機器接続情報のデータ構造の一例を示す図であり、図12は、図5に示す機器接続情報記憶部309の二つ目の機器接続情報のデータ構造の一例を示す図であり、図13は、図5に示す機器接続情報記憶部309の三つ目の機器接続情報のデータ構造の一例を示す図である。なお、図11乃至図13では、3種類のテーブルを例に挙げているが、この例に特に限定されず、種々の変更が可能である。
機器接続情報記憶部309は、図11乃至図13に示すテーブルを記憶している。図11に示す一つ目のテーブルは、機種情報の種類毎の機器接続情報のテーブルであり、機種情報及び接続台数を1組とするl組(lは2以上の整数)のデータから構成され、機種情報の優先度として「1」を記憶している。図12に示す二つ目のテーブルは、年度情報の種類毎の機器接続情報のテーブルであり、年度情報及び接続台数を1組とするt組(tは2以上の整数)のデータから構成され、年度情報の優先度として「2」を記憶している。図13に示す三つ目のテーブルは、能力情報の種類毎の機器接続情報のテーブルであり、能力情報及び接続台数を1組とするs組(sは2以上の整数)のデータから構成され、能力情報の優先度として「3」を記憶している。
(10)ロジック記憶部310
ロジック記憶部310は、一例として、ROM、EEPROMなどから構成される。図14は、図5に示すロジック記憶部310のデータ構造の一例を示す図である。
ロジック記憶部310は、図14に示すテーブルを記憶している。図14に示すテーブルは、エアコンを想定しており、診断項目と診断ロジックとから構成されている。例えば、一つ目の診断項目は「配管の冷え不足」であり、判定するための診断ロジックは「平均配管温度よりも5度以上高い」である。なお、診断項目及び診断ロジックは、この例に特に限定されず、種々の変更が可能である。
(1.4)表示装置4
図15は、図1に示す表示装置4の構成の一例を示すブロック図である。図15に示すように、表示装置4は、入出力部401、診断対象特定部402、診断要求送信処理部403、送受信部404、診断結果受信処理部405、及び診断結果表示処理部406を備える。
(1)入出力部401
入出力部401は、表示装置4の操作者(ユーザ)からの種々の入力を受け付け、また、操作者に対して種々の情報を提示する。入出力部401は、例えば、キーボード、マウス、及びディスプレイ等を備える。操作者は、電化機器1の診断を行う主体者であり、例えば、電化機器1の使用者からの電話応対を受け付けるコールセンターのオペレータや、電化機器1の品質を確認する開発者等である。
(2)診断対象特定部402
診断対象特定部402は、入出力部401を介して、診断対象とする電化機器1の情報を取得し、診断要求送信処理部403に出力する。図16は、図15に示す表示装置4の入出力部401に表示される入力画面の一例を示す図である。例えば、入出力部401は、図16に示すような入力画面を操作者に提示し、機種情報と製造番号との入力を促し、診断対象特定部402は、操作者が入力した機種情報と製造番号とを取得する。
(3)診断要求送信処理部403
診断要求送信処理部403は、診断対象特定部402から診断対象とする電化機器1の情報(機種情報及び製造番号)を取得し、それを診断要求情報として、送受信部404を介して、診断装置3に送信する。ここでの診断要求情報として、機種情報と製造番号とを含む。
(4)送受信部404
送受信部404は、インターネット2を介して、診断装置3と種々のデータを送受信する。送受信部404は、大きく二つの機能を有している。一つ目の機能として、送受信部404は、診断要求送信処理部403から診断要求情報を受け取り、それを診断装置3に送信する。二つ目の機能として、送受信部404は、診断装置3から診断結果を受信し、診断結果受信処理部405に出力する。
(5)診断結果受信処理部405
診断結果受信処理部405は、送受信部404を介して、診断装置3から診断結果を受信する。そして、診断結果受信処理部405は、受信した診断結果を、診断結果表示処理部406に出力する。
(6)診断結果表示処理部406
診断結果表示処理部406は、診断結果受信処理部405から診断結果を受け取り、入出力部401を介して、操作者に対して診断結果を提示する。図17は、図15に示す表示装置4の入出力部401に表示される結果表示画面の一例を示す図であり、図18は、図15に示す表示装置4の入出力部401に表示される結果表示画面の他の一例を示す図である。
図17は、判定精度が高い場合の診断結果を表示する結果表示画面の例であり、図18は、判定精度が低い場合の診断結果を表示する結果表示画面の例である。図17及び図18に示すように、各診断項目に対して、診断ロジックが該当であれば「異常の可能性」、非該当であれば「正常」と表示する。また、付随情報として、診断ロジックに使用された統計値の導出元が「機種情報」の場合、図17に示すように、判定精度は「高」と表示し、統計値の導出元が「年度情報」の場合、判定精度は「中」と表示し、統計値の導出元が「能力情報」の場合、図18に示すように、判定精度は「低」と表示する。操作者は、この判定精度を見て判定結果を解釈し、電話応対時のお客様対応や電化機器1の品質確認に活用する。
(1.5)動作
以下に、上記の診断システムの動作を説明した後、電化機器1、診断装置3、及び表示装置4のそれぞれの詳細動作について説明する。
(1)診断システムの動作
図1に示す診断システムの動作について、図19を用いて説明する。図19は、図1に示す診断システムの全体シーケンスの一例を示す図である。
電化機器1は、電化機器1の稼働状態に関するログデータを取得し、診断装置3に送信し、診断装置3は、受信したログデータを記憶する(ステップS100)。そして、診断装置3は、記憶しているログデータ及びモデル情報を用いて、機器統計情報を導出して記憶する(ステップS200)。最後に、表示装置4は、操作者からの要求に応じて診断要求情報を診断装置3に送信し、診断装置3は、受信した診断要求情報を基に診断を行い、その診断結果を表示装置4に応答し、表示装置4は、その診断結果を操作者に提示する(ステップS300)。なお、これらの処理は、診断システムの処理の概要を示すものであり、各処理の順序及び各処理の回数等は、種々の変更が可能である。
(2)ステップS100の詳細動作
図20は、図19に示すログ送受信処理S100の一例を示すフローチャートであり、ログ送受信処理S100は、電化機器1がログデータを診断装置3に送信する処理である。
まず、電化機器1のログ取得部102は、制御部101から圧縮機106の回転数及びセンサ部107の配管温度等を取得してログデータを生成する(ステップS101)。次に、ログ取得部102は、ログデータをログ記憶部103に記憶する(ステップS102)。その後、ログ送信部105は、所定のトリガを基に、識別情報記憶部104から取得した機種情報及び製造番号、並びにログ記憶部103から取得したタイムスタンプ、圧縮機回転数及び配管温度を合わせて、インターネット2を介して診断装置3に送信する(ステップS103)。このとき、診断装置3のログ受信部301は、インターネット2を介して、電化機器1からログデータ等を受信し、受信したログデータ等をログ記憶部302に記憶する(ステップS104)。
(3)ステップS200の詳細動作
図21は、図19に示す機器統計情報導出処理S200の一例を示すフローチャートであり、機器統計情報導出処理S200は、診断装置3が機器統計情報を導出する処理である。
まず、診断装置3の機器統計情報算出部304は、タイマーカウンタをカウントアップする(ステップS201)。次に、機器統計情報算出部304は、カウント値が所定の閾値(例えば、1時間に相当する値)以上か否かを判断し(ステップS202)、カウント値が所定の閾値以上でない場合(ステップS202でNO)、ステップS201の処理を繰り返す。
一方、カウント値が所定の閾値以上である場合(ステップS202でYES)、機器統計情報算出部304は、3種類の機器統計情報として、機種情報の種類毎の統計値、年度情報の種類毎の統計値、及び能力情報の種類毎の統計値を算出し、機器統計情報記憶部305に記録する(ステップS203)。
次に、機器統計情報算出部304は、同じく3種類の機器接続情報として、機種情報の種類毎の接続台数、年度情報の種類毎の接続台数、及び能力情報の種類毎の接続台数を算出し、機器接続情報記憶部309に記録する(ステップS204)。最後に、機器統計情報算出部304は、タイマーカウンタをリセットし、ステップS201に戻って以降の処理を継続する(ステップS205)。
(4)ステップS300の詳細動作
図22は、図19に示す電化機器診断処理S300の一例を示すフローチャートであり、電化機器診断処理S300は、表示装置4に対して診断対象とする電化機器1が入力され、その診断要求を診断装置3に送信し、診断装置3が電化機器1から収集したログデータと機器統計情報とを用いて稼働状態の診断を行い、診断結果を表示装置4へ応答し、表示装置4で診断結果を表示する処理である。
まず、表示装置の入出力部401は、操作者からの入力を受け付け、診断対象特定部402は、診断対象とする電化機器1の情報を取得して診断要求送信処理部403に出力する(ステップS301)。次に、診断要求送信処理部403は、診断対象特定部402から診断対象とする電化機器1の情報を取得し、それを診断要求情報として、送受信部404を介して、診断装置3に送信する(ステップS302)。
次に、診断装置3の送受信部306は、インターネット2を介して、表示装置4から、診断要求情報を受信し、診断要求情報を診断部307に出力し、診断部307は、送受信部306を介して、表示装置4からの診断要求情報を受信する(ステップS303)。次に、診断部307は、診断要求情報に含まれる機種情報を統計値決定部308に出力し、統計値決定部308は、診断部307から機種情報を受け取って統計情報を決定し、診断部307に対して統計値と付随情報とを出力する(ステップS304)。
次に、診断部307は、使用する統計値と、付随情報として統計値の導出元情報とを受け取り、その後、ロジック記憶部310から、診断項目と診断ロジックを取得し、統計値決定部308から受け取った統計値を用いて診断ロジックが当てはまるかどうかを確認して診断を行う(ステップS305)。次に、診断部307は、送受信部306を介して、診断結果を表示装置4に送信する(ステップS306)。
次に、表示装置4の送受信部404は、診断装置3から診断結果を受信して診断結果受信処理部405に出力し、診断結果受信処理部405は、送受信部404を介して、診断装置3からの診断結果を受信する(ステップS307)。最後に、診断結果表示処理部406は、受信した診断結果を診断結果表示処理部406に出力し、診断結果表示処理部406は、診断結果受信処理部405から診断結果を受け取り、入出力部401を用いて操作者に対して診断結果を提示する(ステップS308)。
(5)ステップS304の詳細動作
図23は、図22に示す統計情報決定処理S304の一例を示すフローチャートである。
まず、診断装置3の統計値決定部308は、受け取った機種情報に対応する機器接続情報を機器接続情報記憶部309から取得する(ステップS311)。次に、統計値決定部308は、受け取った機種情報に対応する機器接続情報を、機器接続情報記憶部309の中の最も優先度の高い優先度1のテーブルから取得し、機器接続情報が所定の閾値以上であるか否かを判断する(ステップS312)。
機器接続情報が閾値以上であった場合(ステップS312でYES)、統計値決定部308は、機器統計情報記憶部305から同じ機種情報に対応する統計値として、圧縮機の回転数の平均値と配管温度の平均値とを取得し、圧縮機の回転数の平均値及び配管温度の平均値とともに、これらの統計値が機種情報に対応するものであることを示す情報を付随情報として、診断部307に対して応答する(ステップS313)。
一方、機器接続情報が閾値より小さかった場合(ステップS312でNO)、統計値決定部308は、次の優先度を有する機器接続情報が機器接続情報記憶部309にあるか否かを判断する(ステップS314)。次の優先度を有する機器接続情報がある場合(ステップS314でYES)、統計値決定部308は、モデル情報記憶部303から同じ機種情報に対応するより広い情報(例えば、年度情報)を取得し、取得した広い情報に対応する機器接続情報を機器接続情報記憶部309の中の次の優先度のテーブルから取得する(ステップS315)。次に、統計値決定部308は、ステップS312に処理を移行して、取得した機器接続情報が閾値以上か否かの判定を行い、以降の処理を繰り返す。
一方、次の優先度を有する機器接続情報がない場合(ステップS314でNO)、統計値決定部308は、診断不可である旨の通知を診断部307に対して応答する(ステップS316)。このようにして、優先度に応じて、機種情報、年度情報、能力情報の順で機器統計情報が決定される。
(6)ステップS305の詳細動作
図24は、図22に示す診断処理S305の一例を示すフローチャートである。まず、診断装置3の診断部307は、送受信部306を介して、表示装置4から診断要求情報を受信し、診断要求情報に含まれる機種情報を統計値決定部308に出力し、その後、統計値決定部308から、使用する統計値と、付随情報として統計値の導出元情報とを受け取る(ステップS321)。
次に、診断部307は、ロジック記憶部310から、診断項目と診断ロジックとを取得し、統計値決定部308から受け取った統計値を用いて、診断ロジックが当てはまるかどうかを確認する(ステップS322)。また、診断部307は、診断ロジックが当てはまる場合、該当診断項目を「該当」とし、当てはまらない場合、該当診断項目を「非該当」とし、各診断項目に対して、「該当」又は「非該当」の情報と、付随情報として統計値決定部308から受け取った統計値の導出元情報とをあわせて診断結果として、送受信部306を介して、表示装置4へ応答する(ステップS322)。
(7)ステップS308の詳細動作
図25は、図22に示す診断結果表示処理S308の一例を示すフローチャートである。まず、表示装置4の診断結果表示処理部406は、診断結果受信処理部405から診断結果を受け取る(ステップS331)。次に、診断結果表示処理部406は、付随情報として、診断ロジックに使用された統計値の導出元を確認する(ステップS332)。
このとき、診断結果表示処理部406は、統計値の導出元が「機種情報」の場合、判定精度は「高」という第一メッセージを生成し(ステップS333)、統計値の導出元が「年度情報」の場合、判定精度は「中」という第二メッセージを生成し(ステップS334)、統計値の導出元が「能力情報」の場合、判定精度は「低」という第三メッセージを生成する(ステップS335)。
最後に、診断結果表示処理部406は、作成した各メッセージと判定結果とを入出力部401に表示する(ステップS336)。
(1.6)まとめ及び効果
以上、説明してきたように、本実施の形態において、診断対象となる電化機器1と同一機種の電化機器の接続台数が所定の閾値より少ない場合、同一機種の電化機器のログデータが少ないため、同一機種の電化機器のログデータの統計値の精度が低くなるが、診断対象となる電化機器1と同一製造年度の電化機器の接続台数は多いため、統計値を算出するためのログデータとして、同一製造年度の電化機器のログデータを用いることにより、十分な精度の統計値を得ることができる。したがって、同一機種の電化機器の接続台数が所定の閾値より少ない場合、同一製造年度の電化機器の統計値を用いて、診断対象となる電化機器1の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
また、同一製造年度の電化機器の接続台数が所定の閾値より少ない場合、同一製造年度の電化機器のログデータが少ないため、同一製造年度の電化機器のログデータの統計値の精度が低くなるが、診断対象となる電化機器1と同一性能の電化機器の接続台数は多いため、統計値を算出するためのログデータとして、同一性能の電化機器のログデータを用いることにより、十分な精度の統計値を得ることができる。したがって、同一製造年度の電化機器の接続台数が所定の閾値より少ない場合、同一性能の電化機器の統計値を用いて、診断対象となる電化機器1の稼働状態を十分な精度で診断することができる。
このように、本実施の形態では、異なる特徴を有する複数のグループの電化機器1が存在するときに、単一の診断ロジックで品質予測するために必要な統計値を並行して算出していく場合でも、複数種類の統計値を計算し、複数種類の統計値の中から最適な統計値を選択するようにして、十分な精度で品質を予測できるシステムを実現している。
(変形例)
(1)上記の実施の形態では、エアコンを一例に説明を行ったが、電化機器1は、エアコンに限らず、直接的もしくは間接的にインターネットに繋がる家電製品であればよい。例えば、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、空気清浄機、テレビ、レコーダ等でもよい。
(2)機器接続情報記憶部309は、図11乃至図13に示す機器接続情報(接続台数)を保持していたが、統計値の精度を予測できるものであれば、これに限らない。例えば、電化機器1(例えば、エアコン)の電源をオンしてからオフするまでの期間を1回の運転と定義し、この運転回数を示す機器運転情報を用いてもよい。図26は、図5に示す機器接続情報記憶部309の一つ目の機器運転情報のデータ構造の一例を示す図であり、図27は、図5に示す機器接続情報記憶部309の二つ目の機器運転情報のデータ構造の一例を示す図であり、図28は、図5に示す機器接続情報記憶部309の三つ目の機器運転情報のデータ構造の一例を示す図である。
図26乃至図28に示すように、機器接続情報記憶部309は、運転回数を含む3種類のテーブルを記憶している。図26に示す一つ目のテーブルは、機種情報の種類毎の機器運転情報のテーブルであり、機種情報及び運転回数を1組とするl組(lは2以上の整数)のデータから構成され、機種情報の優先度として「1」を記憶している。図27に示す二つ目のテーブルは、年度情報の種類毎の機器運転情報のテーブルであり、年度情報及び運転回数を1組とするt組(tは2以上の整数)のデータから構成され、年度情報の優先度として「2」を記憶している。図28に示す三つ目のテーブルは、能力情報の種類毎の機器運転情報のテーブルであり、能力情報及び運転回数を1組とするs組(sは2以上の整数)のデータから構成され、能力情報の優先度として「3」を記憶している。
この場合も、上記の実施の形態と同様に、統計値決定部308は、優先度の順に各テーブルを参照して、所定の閾値と、診断対象となる電化機器1と同一機種の電化機器の運転回数、診断対象となる電化機器1と同一製造年度の電化機器の運転回数、及び診断対象となる電化機器1と同一性能の電化機器の運転回数とを順次比較し、使用する統計値の種類を決定し、上記の実施の形態と同様の効果を奏することができる。なお、機器運転情報は、上記の例に特に限定されず、電化機器1の他の運転状態を用いてもよい。
また、電化機器1(例えば、エアコン)から送信されたログデータのデータ量(例えば、一つのログデータが機器接続情報記憶部309の記憶領域の一つのレコードに記憶される場合のレコード数)を示す機器データ量情報を用いてもよい。図29は、図5に示す機器接続情報記憶部309の一つ目の機器データ量情報のデータ構造の一例を示す図であり、図30は、図5に示す機器接続情報記憶部309の二つ目の機器データ量情報のデータ構造の一例を示す図であり、図31は、図5に示す機器接続情報記憶部309の三つ目の機器データ量情報のデータ構造の一例を示す図である。
図29乃至図31に示すように、機器接続情報記憶部309は、ログデータのデータ量を含む3種類のテーブルを記憶している。図29に示す一つ目のテーブルは、機種情報の種類毎の機器データ量情報のテーブルであり、機種情報及びデータ量を1組とするl組(lは2以上の整数)のデータから構成され、機種情報の優先度として「1」を記憶している。図30に示す二つ目のテーブルは、年度情報の種類毎の機器データ量情報のテーブルであり、年度情報及びデータ量を1組とするt組(tは2以上の整数)のデータから構成され、年度情報の優先度として「2」を記憶している。図31に示す三つ目のテーブルは、能力情報の種類毎の機器データ量情報のテーブルであり、能力情報及びデータ量を1組とするs組(sは2以上の整数)のデータから構成され、能力情報の優先度として「3」を記憶している。
この場合も、上記の実施の形態と同様に、統計値決定部308は、優先度の順に各テーブルを参照して、所定の閾値と、診断対象となる電化機器1と同一機種の電化機器のデータ量、診断対象となる電化機器1と同一製造年度の電化機器のデータ量、及び診断対象となる電化機器1と同一性能の電化機器のデータ量とを順次比較し、使用する統計値の種類を決定し、上記の実施の形態と同様の効果を奏することができる。なお、機器データ量情報は、上記の例に特に限定されず、ログデータのデータ量を表す他の情報を用いてもよい。
(3)図11乃至図13に示す機器接続情報は、優先度を有していたが、これに限らない。例えば、電化機器1のモデル関係表をツリー構造で定義し、このツリー構造を表すモデル関係情報を用い、優先度を省略してもよい。図32は、図5に示すモデル情報記憶部303に格納されるモデル関係情報の一例を示す図である。
例えば、電化機器1がエアコンであるとき、同じ2016年の製品でも、普及機には、旧モデルの圧縮機を使用し、高級機には、新モデルの圧縮機を使用する場合がある。ここで、新モデルの圧縮機を「圧縮機A」で表し、旧モデルの圧縮機を「圧縮機B」で表し、すべての機種を「全体」で表すと、電化機器1のモデル関係表は、図32に示すツリー構造で定義され、このツリー構造を表すモデル関係情報がモデル情報記憶部303に格納される。
図32に示す例では、特徴項目として「全体」を示す根ノードが最上位のノードとなり、特徴項目として「圧縮機A」及び「圧縮機B」を示すノードが中間のノードとなり、電化機器1の各機種(例えば、「AC2016−H」等)を示す葉ノードが最下位のノードとなり、これらの関係がモデル関係情報として記憶されている。したがって、単純な優先順位では表せない種々の特徴項目の関係を表現することができる。
この場合、電化機器1を機種でグルーピングしたときのグループ数は4となり、電化機器1を特徴項目「圧縮機A」及び「圧縮機B」でグルーピングしたときのグループ数2より多い。また、電化機器1を特徴項目「圧縮機A」及び「圧縮機B」でグルーピングしたときのグループ数は2となり、電化機器1を特徴項目「全体」でグルーピングしたときのグループ数1より多い。
なお、ツリー構造は、この例に特に限定されず、種々の変更が可能であり、例えば、4階層以上のツリー構造を用いてもよい。また、特徴項目も、この例に特に限定されず、製品シリーズ等の他の特徴項目を用いてもよい。
図33は、図32に示すモデル関係情報を用いた場合に図5に示す機器接続情報記憶部309の一つ目のツリー構造用機器情報のデータ構造の一例を示す図であり、図34は、図32に示すモデル関係情報を用いた場合に図5に示す機器接続情報記憶部309の二つ目のツリー構造用機器情報のデータ構造の一例を示す図である。
図32に示すモデル関係情報を用いた場合、例えば、機器接続情報記憶部309は、機器運転情報として、図33に示す機種情報と運転回数とを含むテーブルと、図34に示す特徴項目と運転回数とを含むテーブルとを記憶している。図33に示す一つ目のテーブルは、機種情報の種類毎の機器運転情報のテーブルであり、機種情報及び運転回数を1組とする4組のデータから構成されている。図34に示す二つ目のテーブルは、特徴項目の種類毎の機器運転情報のテーブルであり、特徴項目及び運転回数を1組とする3組のデータから構成されている。
この場合、統計値決定部308は、モデル情報記憶部303に記憶されているモデル関係情報を参照して、診断対象となる電化機器1の機種を葉ノード(最下位のモード)から探索を始め、葉ノードの運転回数が所定の閾値以上でない場合、その上のノードに順次移動することにより、所定の閾値と、診断対象となる電化機器1と同一機種の電化機器の運転回数、診断対象となる電化機器1と同一の圧縮機を使用する電化機器の運転回数、及びすべての電化機器1の運転回数とを順次比較し、使用する統計値の種類を決定することができる。しがたって、単純な優先順位では表せない種々の特徴項目を用いる場合でも、上記の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
(4)機器統計情報記憶部305は、統計値として、図8乃至図10に示す平均値を用いていたが、これに限らない。例えば、分散を加えてもよい。図35は、図5に示す機器統計情報記憶部305の一つ目の機器統計情報のデータ構造の第1の変形例を示す図であり、図36は、図5に示す機器統計情報記憶部305の二つ目の機器統計情報のデータ構造の第1の変形例を示す図であり、図37は、図5に示す機器統計情報記憶部305の三つ目の機器統計情報のデータ構造の第1の変形例を示す図である。
図35に示す一つ目のテーブルは、機種情報の種類毎の機器統計情報のテーブルであり、機種情報、圧縮機の回転数の平均値、及び圧縮機の回転数の分散を1組とするl組(lは2以上の整数)のデータから構成される。図36に示す2つ目のテーブルは、年度情報の種類毎の機器統計情報のテーブルであり、年度情報、圧縮機の回転数の平均値、及び圧縮機の回転数の分散を1組とするt組(tは2以上の整数)のデータから構成される。図37に示す3つ目のテーブルは、能力情報の種類毎の機器統計情報のテーブルであり、能力情報、圧縮機の回転数の平均値、及び圧縮機の回転数の分散を1組とするs組(sは2以上の整数)のデータから構成される。この場合、元データを−1から1までに正規化して扱うこともできる。また、分散以外にも、中央値や尤度などを用いてもよい。
(5)機器統計情報記憶部305は、統計値として、図8乃至図10に示す単独のセンサ値の平均値を用いていたが、これに限らない。例えば、診断装置3にて、複数のセンサ値を所定の計算式を用いて計算した値の平均値を求めてもよい。図38は、図5に示す機器統計情報記憶部305の一つ目の機器統計情報のデータ構造の第2の変形例を示す図であり、図39は、図5に示す機器統計情報記憶部305の二つ目の機器統計情報のデータ構造の第2の変形例を示す図であり、図40は、図5に示す機器統計情報記憶部の三つ目の機器統計情報のデータ構造の第2の変形例を示す図である。
図38に示す一つ目のテーブルは、機種情報の種類毎の機器統計情報のテーブルであり、機種情報と、配管温度を圧縮機の回転数で除算した値の平均値とを1組とするl組(lは2以上の整数)のデータから構成される。図39に示す2つ目のテーブルは、年度情報の種類毎の機器統計情報のテーブルであり、年度情報と、配管温度を圧縮機の回転数で除算した値の平均値とを1組とするt組(tは2以上の整数)のデータから構成される。図40に示す3つ目のテーブルは、能力情報の種類毎の機器統計情報のテーブルであり、能力情報と、配管温度を圧縮機の回転数で除算した値の平均値とを1組とするs組(sは2以上の整数)のデータから構成される。この場合も、上記の実施の形態と同様の効果を奏することができる。なお、センサ値及び計算式は、上記の例に特に限定されず、他のセンサ値や他の計算式を用いてもよい。
(6)上記の各構成を任意に組み合わせてもよい。この場合、上記と同様の効果を得ることができる。
(提供するサービスの全体像)
図41(A)には、本実施の形態にかかるサービスの全体像が示されている。例えば、上記したクラウドサーバ(診断装置3)のブロックの一部もしくは全ては、図41に示すデータセンタ運営会社110のクラウドサーバ111もしくはサービスプロバイダ120のサーバ121のどちらかに属す。
グループ100は、例えば、企業、団体、家庭等であり、その規模を問わない。グループ100には、複数の機器(電化機器)1である機器A、機器B及びホームゲートウェイ102Gが存在する。複数の機器1には、インターネットと接続可能な機器(例えば、スマートフォン、PC、TV等)もあれば、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器(例えば、照明、洗濯機、冷蔵庫等)も存在する。それ自身ではインターネットと接続不可能な機器であっても、ホームゲートウェイ102Gを介してインターネットと接続可能となる機器が存在してもよい。また、グループ100には複数の機器1を使用するユーザ10Yが存在する。
データセンタ運営会社110には、クラウドサーバ111が存在する。クラウドサーバ111とは、インターネットを介して様々な機器と連携する仮想化サーバである。クラウドサーバ111は、主に通常のデータベース管理ツール等で扱うことが困難な巨大なデータ(ビッグデータ)等を管理する。データセンタ運営会社110は、データ管理やクラウドサーバ111の管理、それらを行うデータセンタの運営等を行っている。データセンタ運営会社110が行っている役務については詳細を後述する。ここで、データセンタ運営会社110は、データ管理やクラウドサーバ111の運営等のみを行っている会社に限らない。例えば、複数の機器1のうちの一つの機器を開発及び製造している機器メーカが、併せてデータ管理やクラウドサーバ111の管理等を行っている場合は、機器メーカがデータセンタ運営会社110に該当する(図41(B))。また、データセンタ運営会社110は一つの会社に限らない。例えば、機器メーカ及び他の管理会社が共同もしくは分担してデータ管理やクラウドサーバ111の運営を行っている場合は、両者もしくはいずれか一方がデータセンタ運営会社110に該当するものとする(図41(C))。
サービスプロバイダ120は、サーバ121を保有している。ここで言うサーバ121とは、その規模は問わず例えば、個人用PC内のメモリ等も含む。また、サービスプロバイダがサーバ121を保有していない場合もある。
なお、上記サービスにおいてホームゲートウェイ102Gは必須ではない。例えば、クラウドサーバ111が全てのデータ管理を行っている場合等は、ホームゲートウェイ102Gは不要となる。また、家庭内のあらゆる機器がインターネットに接続されている場合のように、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器は存在しない場合もある。
次に、上記サービスにおける機器のログ情報(操作履歴情報及び動作履歴情報等)の流れを説明する。
まず、グループ100の機器A又は機器Bは、各ログ情報をデータセンタ運営会社110のクラウドサーバ111に送信する。クラウドサーバ111は、機器A又は機器Bのログ情報を集積する(図41(a))。ここで、ログ情報とは、複数の機器1の、例えば運転状況や動作日時等を示す情報である。例えば、テレビの視聴履歴やレコーダの録画予約情報、洗濯機の運転日時・洗濯物の量、冷蔵庫の開閉日時・開閉回数などであるが、これらのものに限らずあらゆる機器から取得が可能なすべての情報をいう。ログ情報は、インターネットを介して複数の機器1自体から直接クラウドサーバ111に提供される場合もある。また、複数の機器1から一旦ホームゲートウェイ102Gにログ情報が集積され、ホームゲートウェイ102Gからクラウドサーバ111に提供されてもよい。
次に、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111は、集積したログ情報を一定の単位でサービスプロバイダ120に提供する。ここで、データセンタ運営会社が集積した情報を整理してサービスプロバイダ120に提供することのできる単位でもよいし、サービスプロバイダ120が要求した単位でもよい。一定の単位と記載したが一定でなくてもよく、状況に応じて提供する情報量が変化する場合もある。ログ情報は、必要に応じてサービスプロバイダ120が保有するサーバ121に保存される(図41(b))。そして、サービスプロバイダ120は、ログ情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、ユーザに提供する。提供するユーザは、複数の機器1を使用するユーザ10Yでもよいし、外部のユーザ20Yでもよい。ユーザへのサービス提供方法は、例えば、サービスプロバイダから直接ユーザへ提供されてもよい(図41(f)、(e))。また、ユーザへのサービス提供方法は、例えば、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111を再度経由して、ユーザに提供されてもよい(図41(c)、(d))。また、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111がログ情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、サービスプロバイダ120に提供してもよい。
なお、ユーザ10Yとユーザ20Yとは、別でも同一でもよい。
上記態様において説明された技術は、例えば、以下のクラウドサービスの類型において実現されうる。しかし、上記態様において説明された技術が実現される類型はこれに限られるものでない。
(サービスの類型1:自社データセンタ型)
図42は、サービスの類型1(自社データセンタ型)を示す。本類型は、サービスプロバイダ120がグループ100から情報を取得し、ユーザに対してサービスを提供する類型である。本類型では、サービスプロバイダ120が、データセンタ運営会社の機能を有している。即ち、サービスプロバイダが、ビッグデータの管理をするクラウドサーバ111を保有している。従って、データセンタ運営会社は存在しない。
本類型では、サービスプロバイダ120は、データセンタ(クラウドサーバ111)を運営、管理している(203)。また、サービスプロバイダ120は、OS(202)及びアプリケーション(201)を管理する。サービスプロバイダ120は、サービスプロバイダ120が管理するOS(202)及びアプリケーション(201)を用いてサービス提供を行う(204)。
(サービスの類型2:IaaS利用型)
図43は、サービスの類型2(IaaS利用型)を示す。ここでIaaSとはインフラストラクチャー・アズ・ア・サービスの略であり、コンピュータシステムを構築及び稼働させるための基盤そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社がデータセンタ(クラウドサーバ111)を運営、管理している(203)。また、サービスプロバイダ120は、OS(202)及びアプリケーション(201)を管理する。サービスプロバイダ120は、サービスプロバイダ120が管理するOS(202)及びアプリケーション(201)を用いてサービス提供を行う(204)。
(サービスの類型3:PaaS利用型)
図44は、サービスの類型3(PaaS利用型)を示す。ここでPaaSとはプラットフォーム・アズ・ア・サービスの略であり、ソフトウェアを構築及び稼働させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社110は、OS(202)を管理し、データセンタ(クラウドサーバ111)を運営、管理している(203)。また、サービスプロバイダ120は、アプリケーション(201)を管理する。サービスプロバイダ120は、データセンタ運営会社が管理するOS(202)及びサービスプロバイダ120が管理するアプリケーション(201)を用いてサービス提供を行う(204)。
(サービスの類型4:SaaS利用型)
図45は、サービスの類型4(SaaS利用型)を示す。ここでSaaSとはソフトウェア・アズ・ア・サービスの略である。例えばデータセンタ(クラウドサーバ)を保有しているプラットフォーム提供者が提供するアプリケーションを、データセンタ(クラウドサーバ)を保有していない会社・個人(利用者)がインターネットなどのネットワーク経由で使用できる機能を有するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社110は、アプリケーション(201)を管理し、OS(202)を管理し、データセンタ(クラウドサーバ111)を運営、管理している(203)。また、サービスプロバイダ120は、データセンタ運営会社110が管理するOS(202)及びアプリケーション(201)を用いてサービス提供を行う(204)。
以上いずれの類型においても、サービスプロバイダ120がサービス提供行為を行ったものとする。また例えば、サービスプロバイダ若しくはデータセンタ運営会社は、OS、アプリケーション若しくはビックデータのデータベース等を自ら開発してもよいし、また、第三者に外注させてもよい。
本開示の一態様に係る診断システムは、統計情報を算出するためのログ情報のサンプル数が少なく、統計情報の精度が低い状況であっても、電化機器の稼働状態を十分な精度で診断することができるので、家電製品などの診断を行う診断システムに有用である。
1 電化機器
2 インターネット
3 診断装置
4 表示装置
101 制御部
102 ログ取得部
103 ログ記憶部
104 識別情報記憶部
105 ログ送信部
106 圧縮機
107 センサ部
301 ログ受信部
302 ログ記憶部
303 モデル情報記憶部
304 機器統計情報算出部
305 機器統計情報記憶部
306 送受信部
307 診断部
308 統計値決定部
309 機器接続情報記憶部
310 ロジック記憶部
401 入出力部
402 診断対象特定部
403 診断要求送信処理部
404 送受信部
405 診断結果受信処理部
406 診断結果表示処理部

Claims (17)

  1. 複数の電化機器のうち診断対象となる対象電化機器の稼働状態を診断する診断装置の診断方法であって、
    前記対象電化機器を識別するための識別情報を取得する取得ステップと、
    前記識別情報に基づき、前記対象電化機器の第1の特徴項目を示す第1の特徴情報及び前記第1の特徴項目と異なる第2の特徴項目を示す第2の特徴情報を特定する特定ステップと、
    前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第1の特徴情報が示す第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報を基に、前記第1のログ情報を集計した第1の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第2の特徴情報が示す第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報を集計した第2の同一特徴統計情報とのうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する診断ステップとを含み、
    前記複数の電化機器を前記第1の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多い、
    診断方法。
  2. 前記複数の電化機器は、所定のネットワークに接続され、
    前記診断ステップは、前記第1のログ情報から特定した、前記ネットワークに接続されている前記第1の同一特徴電化機器の台数を示す接続台数が所定数以上であるか否かに応じて、前記第1の同一特徴統計情報及び前記第2の同一特徴統計情報のうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する、
    請求項1記載の診断方法。
  3. 前記診断ステップは、前記接続台数が前記所定数以上である場合、前記第1の同一特徴統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する、
    請求項2記載の診断方法。
  4. 前記診断ステップは、前記接続台数が前記所定数より少ない場合、前記第2の同一特徴統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する、
    請求項2又は3記載の診断方法。
  5. 前記複数の電化機器は、所定のネットワークに接続され、
    前記診断ステップは、前記ネットワークを介して前記第1の同一特徴電化機器から送信された前記第1のログ情報のデータ量が所定量以上であるか否かに応じて、前記第1の同一特徴統計情報及び前記第2の同一特徴統計情報のうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する、
    請求項1記載の診断方法。
  6. 前記診断ステップは、前記第1の同一特徴電化機器から送信された前記第1のログ情報のデータ量が前記所定量以上である場合、前記第1の同一特徴統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する、
    請求項5記載の診断方法。
  7. 前記診断ステップは、前記第1の同一特徴電化機器から送信された前記第1のログ情報のデータ量が前記所定量より少ない場合、前記第2の同一特徴統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する、
    請求項5又は6記載の診断方法。
  8. 前記特定ステップは、前記第1の特徴情報として、前記識別情報により識別される前記対象電化機器の機種を示す機種情報を特定するとともに、前記第2の特徴情報として、前記識別情報により識別される前記対象電化機器の製品モデル及び能力のうち少なくとも一方に関する属性項目を示す属性情報を特定し、
    前記診断ステップは、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記機種情報が示す機種と同一機種である同一機種電化機器の稼働状態を示す同一機種ログ情報を基に、前記同一機種ログ情報を集計した同一機種統計情報と、前記対象電化機器の前記属性情報が示す属性項目と同一の属性項目を有する同一属性電化機器からの同一属性ログ情報を集計した同一属性統計情報とのうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて前記対象電化機器の稼働状態を診断し、
    前記複数の電化機器を前記機種毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記属性項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多い、
    請求項1〜7のいずれかに記載の診断方法。
  9. 前記属性情報は、前記対象電化機器の製造年度を示す年度情報を含む、
    請求項8記載の診断方法。
  10. 前記属性情報は、複数のレベルのいずれかにより表現される前記対象電化機器の能力を示す能力情報を含む、請求項8又は9記載の診断方法。
  11. 前記診断ステップは、前記第1の同一特徴統計情報又は前記第2の同一特徴統計情報として、前記第1のログ情報又は前記第2のログ情報に含まれる診断内容に関連する項目の統計値を算出し、前記統計値を所定の診断ロジックに適用して前記対象電化機器が異常であるか否かを判断する、
    請求項1〜10のいずれかに記載の診断方法。
  12. 前記複数の電化機器は、複数の空気調和装置を含み、
    前記第1のログ情報及び前記第2のログ情報は、前記複数の空気調和装置の圧縮機の回転数を示す回転数情報及び配管温度を示す配管温度情報の少なくとも一方を含む、
    請求項1〜11のいずれかに記載の診断方法。
  13. 前記診断ステップの診断に用いた前記統計情報に応じて当該診断の精度を判定する判定ステップと、
    前記診断の精度に応じて、前記診断の結果を示す診断結果情報の表示内容を変化させる変化ステップをさらに含む、
    請求項1〜12のいずれかに記載の診断方法。
  14. 前記特定ステップは、さらに、前記識別情報に基づき、前記第1及び第2の特徴項目と異なる第3の特徴項目を示す第3の特徴情報を特定し、
    前記複数の電化機器を前記第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記第3の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多く、
    前記第1乃至第3の特徴情報は、前記診断ステップにおいて統計情報として使用される優先度を有し、
    前記診断ステップは、前記第1のログ情報、前記第2のログ情報、及び前記優先度に基づき、前記第1の同一特徴統計情報と、前記第2の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第3の特徴情報が示す第3の特徴項目と同一の特徴項目を有する第3の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第3のログ情報を集計した第3の同一特徴統計情報との中からいずれの統計情報を使用するかを決定する、
    請求項1〜13のいずれかに記載の診断方法。
  15. 前記特定ステップは、さらに、前記識別情報に基づき、前記第1及び第2の特徴項目と異なる第3の特徴項目を示す第3の特徴情報を特定し、
    前記複数の電化機器を前記第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記第3の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多く、
    前記診断ステップは、前記第1のログ情報、前記第2のログ情報、及び前記第1乃至第3の特徴情報に含まれる前記第1乃至第3の特徴項目のそれぞれの関係をツリー構造で定義したモデル関係情報に基づき、前記第1の同一特徴統計情報と、前記第2の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第3の特徴情報が示す第3の特徴項目と同一の特徴項目を有する第3の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第3のログ情報を集計した第3の同一特徴統計情報との中からいずれの統計情報を使用するかを決定する、
    請求項1〜13のいずれかに記載の診断方法。
  16. 複数の電化機器のうち診断対象となる対象電化機器の稼働状態を診断する診断装置であって、
    前記対象電化機器を識別するための識別情報を取得する取得部と、
    前記識別情報に基づき、前記対象電化機器の第1の特徴項目を示す第1の特徴情報及び前記第1の特徴項目と異なる第2の特徴項目を示す第2の特徴情報を特定する特定部と、
    前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第1の特徴情報が示す第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報を基に、前記第1のログ情報を集計した第1の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第2の特徴情報が示す第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報を集計した第2の同一特徴統計情報とのうちいずれの統計情報を使用するかを決定し、決定した統計情報を用いて、前記対象電化機器の稼働状態を診断する診断部とを備え、
    前記複数の電化機器を前記第1の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数は、前記複数の電化機器を前記第2の特徴項目毎にグルーピングしたときのグループ数より多い、
    診断装置。
  17. 複数の電化機器のうち診断対象となる対象電化機器の稼働状態を診断する診断装置の診断結果を表示する表示装置であって、
    前記対象電化機器を識別するための識別情報を前記診断装置に送信する送信部と、
    前記診断装置が前記対象電化機器の診断に用いた統計情報が、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の第1の特徴情報が示す第1の特徴項目と同一の特徴項目を有する第1の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第1のログ情報を集計した第1の同一特徴統計情報と、前記複数の電化機器のうち前記対象電化機器の前記第1の特徴項目と異なる第2の特徴情報が示す第2の特徴項目と同一の特徴項目を有する第2の同一特徴電化機器の稼働状態に関する第2のログ情報を集計した第2の同一特徴統計情報とのうちいずれの統計情報であるかを示す統計情報特定情報を前記診断装置から受信する受信部と、
    前記統計情報特定情報に基づいて前記診断の精度を決定し、決定した前記診断の精度に応じて、前記診断結果情報を通知するための表示内容を決定し、決定した表示内容を示す通知画面を表示する表示部とを備える、
    表示装置。
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