JP2018085301A - 車両用照明装置および車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタの仕様が変更になった場合であっても製造コストの増大を抑制することができる車両用照明装置および車両用灯具を提供することである。【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部に設けられ、発光素子を有する発光部と;前記ソケットの内部に設けられ、一方の端部が前記発光部と電気的に接続され、他方の端部が前記ソケットから露出した複数の給電端子と;を具備している。複数の前記一方の端部および複数の前記他方の端部は、第1の方向に並べて設けられている。前記複数の一方の端部の並び順と、前記複数の他方の端部の並び順が異なる。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、車両用照明装置および車両用灯具に関する。
ソケットと、ソケットの一方の端部側に設けられた発光部と、一方の端部が発光部と電気的に接続され、他方の端部がソケットから露出した複数の給電端子と、を備えた車両用照明装置がある。
ソケットから露出した複数の給電端子のそれぞれには、コネクタに設けられたメス端子が嵌め合わされる。複数のメス端子のそれぞれには、電源などに電気的に接続された配線が電気的に接続されている。
ソケットから露出した複数の給電端子のそれぞれには、コネクタに設けられたメス端子が嵌め合わされる。複数のメス端子のそれぞれには、電源などに電気的に接続された配線が電気的に接続されている。
ここで、車両の種類、車両の仕向地、車両の製造メーカなどが異なると、コネクタの仕様が変わる場合がある。例えば、グランドに接続された配線が接続されるメス端子と、プラスに接続された配線が接続されるメス端子とが入れ替わる場合がある。
この様な場合には、発光部に設けられた配線パターンを変更したり、配線パターンにジャンパー線などを電気的に接続したりしている。しかしながら、この様にすると、コネクタの仕様毎に専用の発光部が必要となる。発光部は多数の要素からなるため、専用の発光部が必要になると製造コストが増大するおそれがある。
そこで、コネクタの仕様が変更になった場合であっても製造コストの増大を抑制することができる技術の開発が望まれていた。
この様な場合には、発光部に設けられた配線パターンを変更したり、配線パターンにジャンパー線などを電気的に接続したりしている。しかしながら、この様にすると、コネクタの仕様毎に専用の発光部が必要となる。発光部は多数の要素からなるため、専用の発光部が必要になると製造コストが増大するおそれがある。
そこで、コネクタの仕様が変更になった場合であっても製造コストの増大を抑制することができる技術の開発が望まれていた。
本発明が解決しようとする課題は、コネクタの仕様が変更になった場合であっても製造コストの増大を抑制することができる車両用照明装置および車両用灯具を提供することである。
実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部に設けられ、発光素子を有する発光部と;前記ソケットの内部に設けられ、一方の端部が前記発光部と電気的に接続され、他方の端部が前記ソケットから露出した複数の給電端子と;を具備している。
複数の前記一方の端部および複数の前記他方の端部は、第1の方向に並べて設けられている。前記複数の一方の端部の並び順と、前記複数の他方の端部の並び順が異なる。
複数の前記一方の端部および複数の前記他方の端部は、第1の方向に並べて設けられている。前記複数の一方の端部の並び順と、前記複数の他方の端部の並び順が異なる。
本発明の実施形態によれば、コネクタの仕様が変更になった場合であっても製造コストの増大を抑制することができる車両用照明装置および車両用灯具を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(車両用照明装置)
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL:Daytime Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL:Daytime Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
図1は、本実施の形態に係る車両用照明装置1を例示するための模式斜視図である。
図2は、図1における車両用照明装置1のA−A線断面図である。
図3は、給電部30の模式側面図である。
図1および図2に示すように、車両用照明装置1には、ソケット10、発光部20、および給電部30が設けられている。
図2は、図1における車両用照明装置1のA−A線断面図である。
図3は、給電部30の模式側面図である。
図1および図2に示すように、車両用照明装置1には、ソケット10、発光部20、および給電部30が設けられている。
ソケット10は、装着部11、バヨネット12、フランジ13、および放熱フィン14を有する。
装着部11は、フランジ13の、放熱フィン14が設けられる側とは反対側の面に設けられている。装着部11の外形形状は、柱状とすることができる。装着部11の外形形状は、例えば、円柱状である。装着部11は、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部11aを有する。
装着部11は、フランジ13の、放熱フィン14が設けられる側とは反対側の面に設けられている。装着部11の外形形状は、柱状とすることができる。装着部11の外形形状は、例えば、円柱状である。装着部11は、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部11aを有する。
また、装着部11には、複数のスリット11dを設けることができる。複数のスリット11dは、装着部11の外側面と装着部11の内側面(凹部11aの内壁面)との間を貫通している。また、複数のスリット11dの一方の端部は、装着部11の、フランジ13側とは反対側の端面に開口している。複数のスリット11dの他方の端部は、凹部11aの底面11a1と同じ位置に設けられている。複数のスリット11dのそれぞれの内部には、基板21の角部が設けられる。装着部11の周方向における複数のスリット11dの寸法(幅寸法)は、基板21の角部の寸法よりも僅かに大きくなっている。そのため、複数のスリット11dのそれぞれの内部に基板21の角部を挿入することで、基板21の位置決めができるようになっている。
また、複数のスリット11dを設けるようにすれば、基板21の平面形状を大きくすることができる。そのため、基板21上に実装する素子の数を増加させることができる。あるいは、装着部11の外形寸法を小さくすることができるので、装着部11の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。
また、複数のスリット11dを設けるようにすれば、基板21の平面形状を大きくすることができる。そのため、基板21上に実装する素子の数を増加させることができる。あるいは、装着部11の外形寸法を小さくすることができるので、装着部11の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。
バヨネット12は、装着部11の外側面に複数設けられている。複数のバヨネット12は、車両用照明装置1の外側に向けて突出している。複数のバヨネット12は、フランジ13と対峙している。複数のバヨネット12は、車両用照明装置1を車両用灯具100の筐体101に取り付ける際に用いられる。複数のバヨネット12は、ツイストロックに用いられるものである。
フランジ13は、板状を呈している。フランジ13は、例えば、円板状を呈したものとすることができる。フランジ13の外側面は、バヨネット12の外側面よりも車両用照明装置1の外方に位置している。
放熱フィン14は、フランジ13の、装着部11が設けられる側とは反対側の面に複数設けられている。複数の放熱フィン14は、互いに平行となるように設けることができる。複数の放熱フィン14は、平板状を呈したものとすることができる。
また、ソケット10には、孔10aと、孔10aに接続された孔10bが設けられている。孔10aの内部には絶縁部32が設けられている。
孔10bには、シール部材105aを有するコネクタ105が挿入される。そのため、孔10bの断面形状は、シール部材105aを有するコネクタ105の断面形状に適合したものとなっている。
発光部20において発生した熱は、主に、装着部11およびフランジ13を介して放熱フィン14に伝わる。放熱フィン14に伝わった熱は、主に、放熱フィン14から外部に放出される。
そのため、発光部20において発生した熱を外部に伝えることを考慮して、ソケット10は高い熱伝導率を有する材料から形成することが好ましい。高い熱伝導率を有する材料は、例えば、アルミニウムなどの金属や、高熱伝導性樹脂などとすることができる。この場合、ソケット10は、金属から形成された部分と高熱伝導性樹脂から形成された部分を接合したものとすることもできる。
高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン(Nylon)等の樹脂に、熱伝導率の高い酸化アルミニウムや炭素などからなるフィラーを混合させたものである。また、高熱伝導性樹脂を用いてソケット10を形成すれば、発光部20において発生した熱を効率よく放熱することができ、且つ、軽量化を図ることができる。
そのため、発光部20において発生した熱を外部に伝えることを考慮して、ソケット10は高い熱伝導率を有する材料から形成することが好ましい。高い熱伝導率を有する材料は、例えば、アルミニウムなどの金属や、高熱伝導性樹脂などとすることができる。この場合、ソケット10は、金属から形成された部分と高熱伝導性樹脂から形成された部分を接合したものとすることもできる。
高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン(Nylon)等の樹脂に、熱伝導率の高い酸化アルミニウムや炭素などからなるフィラーを混合させたものである。また、高熱伝導性樹脂を用いてソケット10を形成すれば、発光部20において発生した熱を効率よく放熱することができ、且つ、軽量化を図ることができる。
発光部20は、基板21、発光素子22、抵抗23、制御素子24、枠部25、および封止部26を有する。
基板21は、凹部11aの底面11a1に設けられている。基板21は、平板状を呈している。基板21の平面形状は、例えば、四角形とすることができる。
基板21の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板21は、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。なお、金属板の表面を絶縁性材料で被覆する場合には、絶縁性材料は、有機材料からなるものであってもよいし、無機材料からなるものであってもよい。
基板21は、凹部11aの底面11a1に設けられている。基板21は、平板状を呈している。基板21の平面形状は、例えば、四角形とすることができる。
基板21の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板21は、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。なお、金属板の表面を絶縁性材料で被覆する場合には、絶縁性材料は、有機材料からなるものであってもよいし、無機材料からなるものであってもよい。
発光素子22の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板21を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものなどを例示することができる。
また、基板21は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
また、基板21は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
また、基板21の表面には、配線パターン21aが設けられている。配線パターン21aは、例えば、銀を主成分とする材料から形成することができる。配線パターン21aは、例えば、銀や銀合金から形成することができる。ただし、配線パターン21aの材料は、銀を主成分とする材料に限定されるわけではない。配線パターン21aは、例えば、銅を主成分とする材料などから形成することもできる。
発光素子22は、基板21の、凹部11aの底面11a1側(ソケット10側)とは反対側に設けられている。発光素子22は、基板21の上に設けられている。発光素子22は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続されている。発光素子22は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。発光素子22は、複数設けることができる。複数の発光素子22は、互いに直列接続することができる。また、発光素子22は、抵抗23と直列接続されている。
発光素子22は、チップ状の発光素子とすることができる。チップ状の発光素子22は、COB(Chip On Board)により実装されている。この様にすれば、狭い領域に多くの発光素子22を設けることができる。そのため、基板21の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。発光素子22は、配線21bにより配線パターン21aと電気的に接続されている。発光素子22と配線パターン21aとは、例えば、ワイヤーボンディング法により電気的に接続することができる。
なお、発光素子22は、表面実装型の発光素子やリード線を有する砲弾型の発光素子とすることもできる。
抵抗23は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けられている。抵抗23は、基板21の上に設けられている。抵抗23は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続されている。
抵抗23は、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。なお、図1に例示をした抵抗23は、膜状の抵抗器である。
膜状の抵抗器の材料は、例えば、酸化ルテニウム(RuO2)とすることができる。膜状の抵抗器は、例えば、スクリーン印刷法および焼成法を用いて形成することができる。抵抗23が膜状の抵抗器であれば、抵抗23と基板21との接触面積を大きくすることができるので、放熱性を向上させることができる。また、複数の抵抗23を一度に形成することができる。そのため、生産性を向上させることができ、また、複数の抵抗23における抵抗値のばらつきを抑制することができる。
抵抗23は、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。なお、図1に例示をした抵抗23は、膜状の抵抗器である。
膜状の抵抗器の材料は、例えば、酸化ルテニウム(RuO2)とすることができる。膜状の抵抗器は、例えば、スクリーン印刷法および焼成法を用いて形成することができる。抵抗23が膜状の抵抗器であれば、抵抗23と基板21との接触面積を大きくすることができるので、放熱性を向上させることができる。また、複数の抵抗23を一度に形成することができる。そのため、生産性を向上させることができ、また、複数の抵抗23における抵抗値のばらつきを抑制することができる。
ここで、発光素子22の順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子とグランド端子との間の印加電圧を一定にすると、発光素子22から照射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子22から照射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、抵抗23により、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。この場合、抵抗23の抵抗値を変化させることで、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。
抵抗23が表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子22の順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗23を選択する。
抵抗23が膜状の抵抗器の場合には、抵抗23の一部を除去すれば、抵抗値を増加させることができる。例えば、抵抗23にレーザ光を照射すれば抵抗23の一部を容易に除去することができる。抵抗23の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22の数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
抵抗23が膜状の抵抗器の場合には、抵抗23の一部を除去すれば、抵抗値を増加させることができる。例えば、抵抗23にレーザ光を照射すれば抵抗23の一部を容易に除去することができる。抵抗23の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22の数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
制御素子24は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けられている。制御素子24は、基板21の上に設けられている。制御素子24は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続されている。制御素子24は、逆方向電圧が発光素子22に印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子22に印加されないようにするために設けられている。
制御素子24は、例えば、ダイオードとすることができる。制御素子24は、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどとすることができる。図1に例示をした制御素子24は、表面実装型のダイオードである。
制御素子24は、例えば、ダイオードとすることができる。制御素子24は、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどとすることができる。図1に例示をした制御素子24は、表面実装型のダイオードである。
その他、発光素子22の断線の検出や、誤点灯防止などのために、抵抗(プルダウン抵抗)を設けることもできる。また、低電力な回路を構成したり多機能化を図るために、FET(Field Effect Transistor)などのトランジスタ、集積回路、演算素子などを設けることができる。また、車両において発生した電気的ノイズやサージ電圧から発光素子22を保護するために、サージアブソーバやバリスタなどを設けることができる。その他、必要に応じて、ツェナーダイオード、コンデンサ、コイルなどを設けることができる。
また、配線パターン21aや膜状の抵抗器などを覆う被覆部を設けることもできる。被覆部は、例えば、ガラス材料を含むものとすることができる。
また、配線パターン21aや膜状の抵抗器などを覆う被覆部を設けることもできる。被覆部は、例えば、ガラス材料を含むものとすることができる。
チップ状の発光素子22の場合には、枠部25および封止部26を設けることができる。
枠部25は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側の面に設けられている。枠部25は、例えば、環状形状を有し、内側に複数の発光素子22が配置されるようになっている。すなわち、枠部25は、複数の発光素子22を囲んでいる。
枠部25は、樹脂から形成することができる。樹脂は、例えば、PBT(polybutylene terephthalate)、PC(polycarbonate)、PET、ナイロン、PP(polypropylene)、PE(polyethylene)、PS(polystyrene)などの熱可塑性樹脂とすることができる。
枠部25は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側の面に設けられている。枠部25は、例えば、環状形状を有し、内側に複数の発光素子22が配置されるようになっている。すなわち、枠部25は、複数の発光素子22を囲んでいる。
枠部25は、樹脂から形成することができる。樹脂は、例えば、PBT(polybutylene terephthalate)、PC(polycarbonate)、PET、ナイロン、PP(polypropylene)、PE(polyethylene)、PS(polystyrene)などの熱可塑性樹脂とすることができる。
また、樹脂に酸化チタンなどからなる粒子を混合して、発光素子22から出射した光に対する反射率を向上させることができる。なお、酸化チタンからなる粒子に限定されるわけではなく、発光素子22から出射した光に対する反射率が高い材料からなる粒子を混合させるようにすればよい。また、枠部25は、例えば、白色の樹脂から形成することもできる。
枠部25の内壁面は、基板21から離れるに従い枠部25の中心軸から離れる方向に傾斜する斜面となっている。そのため、発光素子22から出射した光の一部は、枠部25の内壁面で反射されて、車両用照明装置1の前面側に向けて出射する。また、発光素子22から車両用照明装置1の前面側に向けて出射された光の一部であって封止部26の上面(封止部26と外気との界面)で全反射した光は、枠部25の内壁面で反射して、再び車両用照明装置1の前面側に向けて出射する。すなわち、枠部25は、封止部26の形成範囲を規定する機能と、リフレクタの機能を有する。
封止部26は、枠部25の内側に設けられている。封止部26は、枠部25の内側を覆うように設けられている。すなわち、封止部26は、枠部25の内側に設けられ、発光素子22や配線21bなどを覆っている。封止部26は、透光性を有する材料から形成されている。封止部26は、例えば、枠部25の内側に樹脂を充填することで形成することができる。樹脂の充填は、例えば、ディスペンサなどの液体定量吐出装置を用いて行うことができる。充填する樹脂は、例えば、シリコーン樹脂などとすることができる。
枠部25の内側に樹脂を充填すれば、発光素子22、枠部25の内側に配置された配線パターン21a、および配線21bなどに対する外部からの機械的な接触を抑制することができる。また、水分やガスなどが、発光素子22、枠部25の内側に配置された配線パターン21a、および配線21bなどに付着するのを抑制することができる。そのため、車両用照明装置1に対する信頼性を向上させることができる。
また、封止部26には、蛍光体を含めることができる。蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)とすることができる。ただし、蛍光体の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
なお、枠部25を設けずに封止部26のみを設けることもできる。封止部26のみを設ける場合には、ドーム状の封止部26が基板21の上に設けられる。
なお、枠部25を設けずに封止部26のみを設けることもできる。封止部26のみを設ける場合には、ドーム状の封止部26が基板21の上に設けられる。
また、基板21と凹部11aの底面11a1との間に、放熱板や、熱伝導グリス(放熱グリス)からなる層を設けることもできる。放熱板は、板状を呈し、熱伝導率の高い材料から形成することができる。放熱板は、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属から形成することができる。熱伝導グリスの種類には特に限定はないが、例えば、変性シリコーンに、熱伝導率の高い材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス)からなるフィラーが混合された熱伝導グリスとすることができる。熱伝導グリスの熱伝導率は、例えば、1W/(m・K)以上、5W/(m・K)以下とすることができる。
放熱板や、熱伝導グリスからなる層を設ければ、発光部20において発生した熱が、ソケット10に伝わりやすくなる。
放熱板や、熱伝導グリスからなる層を設ければ、発光部20において発生した熱が、ソケット10に伝わりやすくなる。
図3に示すように、給電部30は、給電端子31a(第1の給電端子の一例に相当する)、給電端子31b(第2の給電端子の一例に相当する)、給電端子31cおよび絶縁部32を有する。すなわち、図1および図3に例示をした給電部30は、給電端子を3つ有している。
図1および図3に例示をした給電部30は、発光部20に2つの回路が設けられる場合である。例えば、発光部20(基板21)にストップランプ用の回路(配線パターン)と、テールランプ用の回路(配線パターン)が設けられる場合である。発光部20に2つの回路が設けられる場合には、例えば、給電端子を3つ設けることができる。そして、例えば、中央に配置された給電端子31bを共通の配線パターン(グランド用の配線パターン)と電気的に接続し、左側の給電端子31aをストップランプ用の配線パターンのプラス側に電気的に接続し、右側の給電端子31cをテールランプ用の配線パターンのプラス側に電気的に接続することができる。
図1および図3に例示をした給電部30は、発光部20に2つの回路が設けられる場合である。例えば、発光部20(基板21)にストップランプ用の回路(配線パターン)と、テールランプ用の回路(配線パターン)が設けられる場合である。発光部20に2つの回路が設けられる場合には、例えば、給電端子を3つ設けることができる。そして、例えば、中央に配置された給電端子31bを共通の配線パターン(グランド用の配線パターン)と電気的に接続し、左側の給電端子31aをストップランプ用の配線パターンのプラス側に電気的に接続し、右側の給電端子31cをテールランプ用の配線パターンのプラス側に電気的に接続することができる。
ただし、給電端子の数は例示をしたものに限定されるわけではない。例えば、発光部20に1つの回路が設けられる場合には、2つの給電端子(例えば、給電端子31aおよび給電端子31b)を設けることができる。発光部20に3つの回路が設けられる場合には、4つの給電端子を設けることができる。
給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cは、所定の方向(第1の方向の一例に相当する)に並べて設けることができる。この様にすれば、絶縁部32の厚みを薄くすることができるので、車両用照明装置1の小型化が容易となる。
ただし、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cの配置の形態は適宜変更することができる。例えば、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cを円周上に並べて設けることもできるし、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cを三角形の頂点の位置に設けることもできる。なお、給電端子がn個設けられる場合には、給電端子をn角形の頂点の位置に設けることもできる。
ただし、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cの配置の形態は適宜変更することができる。例えば、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cを円周上に並べて設けることもできるし、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cを三角形の頂点の位置に設けることもできる。なお、給電端子がn個設けられる場合には、給電端子をn角形の頂点の位置に設けることもできる。
給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cは、ソケット10の内部に設けられている。給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cの一方の端部は、基板21に設けられた配線パターン21aと電気的に接続されている。例えば、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cの一方の端部は、配線パターン21aと半田付けされている。給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cの他方の端部は、ソケット10から露出している。給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cの他方の端部は、孔10bの内部に露出している。孔10bの内部に露出する給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cの他方の端部には、コネクタ105に設けられたメス端子が嵌め合わされる。
給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cは、導電性を有する。給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cは、例えば、銅合金などの金属から形成することができる。
前述したように、ソケット10は熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。ところが、熱伝導率の高い材料は導電性を有している場合がある。例えば、熱伝導率の高い材料が金属であったり、炭素からなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂などであったりした場合には、ソケット10は導電性を有する。
ソケット10が導電性を有していると、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cが短絡するおそれがある。そのため、絶縁性を有する絶縁部32が設けられている。絶縁部32は、ソケット10の内部(孔10aの内部)に設けられ、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cの中央部分を覆っている。
なお、絶縁部32は、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cを保持する機能をも有する。そのため、ソケット10が樹脂などの絶縁性材料から形成される場合であっても絶縁部32を設けることができる。
絶縁部32は、例えば、ソケット10に設けられた孔10aに圧入したり、接着したりすることができる。
なお、ソケット10が樹脂から形成される場合には、ソケット10と絶縁部32とを一体化することもできる、例えば、ソケット10、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cを一体成形することができる。この場合、ソケット10が、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cを保持する。
すなわち、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cは、ソケット10の内部に絶縁部32を介して、または直接設けられていればよい。
なお、ソケット10が樹脂から形成される場合には、ソケット10と絶縁部32とを一体化することもできる、例えば、ソケット10、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cを一体成形することができる。この場合、ソケット10が、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cを保持する。
すなわち、給電端子31a、給電端子31b、および給電端子31cは、ソケット10の内部に絶縁部32を介して、または直接設けられていればよい。
絶縁部32は、絶縁性を有している。例えば、絶縁部32は、絶縁性を有する樹脂から形成することができる。絶縁部32は、例えば、PETやナイロンなどから形成することができる。また、絶縁部32は熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。絶縁部32を熱伝導率の高い材料から形成すれば、発光部20において発生した熱を効率よく放熱フィン14に伝えることができる。熱伝導率の高い材料は、例えば、絶縁性を有する高熱伝導性樹脂とすることができる。絶縁性を有する高熱伝導性樹脂は、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックスからなるフィラーが混合された樹脂とすることができる。
ここで、自動車に設けられる車両用照明装置1の場合には、使用環境の温度が、−40℃〜85℃となる。そのため、絶縁部32の材料の熱膨張係数は、ソケット10の材料の熱膨張係数となるべく近くなるようにすることが好ましい。この様にすれば、絶縁部32とソケット10との間に発生する熱応力を低減させることができる。例えば、絶縁部32の材料は、ソケット10に含まれる高熱伝導性樹脂としたり、この高熱伝導性樹脂に含まれる樹脂としたりすることができる。
ここで、車両の種類、車両の仕向地、車両の製造メーカなどが異なると、コネクタ105の仕様が変わる場合がある。例えば、コネクタ105の配線仕様が変更になり、複数のメス端子のそれぞれに電気的に接続された配線の並び順が入れ替わることがある。例えば、グランドに接続された配線が接続されるメス端子と、プラスに接続された配線が接続されるメス端子とが入れ替わる場合などである。この場合、コネクタ105に接続された配線の並び順に応じて、基板21の配線パターン21aを変更したり、基板21の配線パターン21aにジャンパー線などを電気的に接続したりして対応することができる。しかしながら、この様にすると、コネクタ105の配線仕様毎に専用の発光部20が必要となる。発光部20は多数の要素からなるため、専用の発光部20が必要になると製造コストが増大するおそれがある。
本実施の形態に係る給電部30においては、図3に示すように、一方の側(発光部20側)における給電端子31aの端部31a1、給電端子31bの端部31b1、および給電端子31cの端部31c1の並び順と、他方の側(コネクタ105側)における給電端子31bの端部31b2、給電端子31aの端部31a2、および給電端子31cの端部31c2の並び順とが異なるものとなっている。
例えば、端部31a1、端部31b1、および端部31c1が並ぶ方向(または、端部31a2、端部31b2、および端部31c2が並ぶ方向)に直交する方向(第2の方向の一例に相当する)から見て、給電端子31aの一部分は、端部31a1と端部31a2との間において、給電端子31bと重なっている。この場合、給電端子31aの一部分は、給電端子31bと離隔している。そして、端部31a2、端部31b2、および端部31c2が並ぶ方向において、端部31a2の位置と、端部31b2の位置とが入れ替わっている。
例えば、端部31a1、端部31b1、および端部31c1が並ぶ方向(または、端部31a2、端部31b2、および端部31c2が並ぶ方向)に直交する方向(第2の方向の一例に相当する)から見て、給電端子31aの一部分は、端部31a1と端部31a2との間において、給電端子31bと重なっている。この場合、給電端子31aの一部分は、給電端子31bと離隔している。そして、端部31a2、端部31b2、および端部31c2が並ぶ方向において、端部31a2の位置と、端部31b2の位置とが入れ替わっている。
給電端子31aの一部分は給電端子31bと離隔している(給電端子31aの一部分と給電端子31bとの間に隙間が設けられている)ので、給電端子31aと給電端子31bとは短絡していない。
なお、図3においては、給電端子31aの端部31a2の位置と給電端子31bの端部31b2の位置の並び順を入れ替えるようにしたが、例えば、給電端子31bの端部31b2の位置と給電端子31cの端部31c2の位置の並び順を入れ替えたり、給電端子31aの端部31a2の位置と給電端子31cの端部31c2の位置の並び順を入れ替えたりすることもできる。
また、複数の給電端子の少なくともいずれかは屈曲した形態を有するものとすることができる。
なお、図3においては、給電端子31aの端部31a2の位置と給電端子31bの端部31b2の位置の並び順を入れ替えるようにしたが、例えば、給電端子31bの端部31b2の位置と給電端子31cの端部31c2の位置の並び順を入れ替えたり、給電端子31aの端部31a2の位置と給電端子31cの端部31c2の位置の並び順を入れ替えたりすることもできる。
また、複数の給電端子の少なくともいずれかは屈曲した形態を有するものとすることができる。
以上に例示をしたように、本実施の形態に係る車両用照明装置1によれば、一方の側(発光部20側)における複数の給電端子の端部の並び順と、他方の側(コネクタ105側)における複数の給電端子の端部の並び順とが異なるようにすることができる。
給電部30に設けられる要素の数は少ないので、コネクタ105の配線仕様毎に専用の給電部30が必要になったとしても、製造コストが増大するのを抑制することができる。
給電部30に設けられる要素の数は少ないので、コネクタ105の配線仕様毎に専用の給電部30が必要になったとしても、製造コストが増大するのを抑制することができる。
以上は、コネクタ105の配線仕様が変わった場合であるが、コネクタ105における複数のメス端子の配置の形態が変わる場合もある。例えば、車両の種類、車両の仕向地、車両の製造メーカなどによっては、複数のメス端子が一列に並んだコネクタとなったり、複数のメス端子が三角形などの多角形の頂点の位置に設けられたコネクタとなったり、複数のメス端子が円周上に配置されたコネクタとなったりする場合がある。
図4は、他の実施形態に係る給電部30の模式正面図である。
図4に示すように、一方の側(発光部20側)における給電端子31aの端部31a1、給電端子31bの端部31b1、および給電端子31cの端部31c1の配置の形態と、他方の側(コネクタ105側)における給電端子31aの端部31a2、給電端子31bの端部31b2、および給電端子31cの端部31c2の配置の形態とが異なるようにすることができる。
すなわち、複数の一方の端部(例えば、端部31a1、端部31b1、端部31c1)の配置の形態と、複数の他方の端部(例えば、端部31a2、端部31b2、端部31c2)の配置の形態とが異なるようにすることができる。
図4に示すように、一方の側(発光部20側)における給電端子31aの端部31a1、給電端子31bの端部31b1、および給電端子31cの端部31c1の配置の形態と、他方の側(コネクタ105側)における給電端子31aの端部31a2、給電端子31bの端部31b2、および給電端子31cの端部31c2の配置の形態とが異なるようにすることができる。
すなわち、複数の一方の端部(例えば、端部31a1、端部31b1、端部31c1)の配置の形態と、複数の他方の端部(例えば、端部31a2、端部31b2、端部31c2)の配置の形態とが異なるようにすることができる。
図4に例示をしたものの場合には、一方の側(発光部20側)における給電端子31aの端部31a1、給電端子31bの端部31b1、および給電端子31cの端部31c1は、一列に並べて配置されている。
他方の側(コネクタ105側)における給電端子31aの端部31a2、給電端子31bの端部31b2、および給電端子31cの端部31c2は、三角形の頂点の位置に配置されている。
他方の側(コネクタ105側)における給電端子31aの端部31a2、給電端子31bの端部31b2、および給電端子31cの端部31c2は、三角形の頂点の位置に配置されている。
そのため、例えば、車両の種類、車両の仕向地、車両の製造メーカなどにより、3つのメス端子が一列に並んだコネクタから、3つのメス端子が三角形の頂点の位置に配置されたコネクタに変更になったとしても容易に対応することができる。
この場合、給電部30に設けられる要素の数は少ないので、コネクタ105における複数のメス端子の配置毎に専用の給電部30が必要になったとしても、製造コストが増大するのを抑制することができる。
この場合、給電部30に設けられる要素の数は少ないので、コネクタ105における複数のメス端子の配置毎に専用の給電部30が必要になったとしても、製造コストが増大するのを抑制することができる。
なお、以上においては、発光部20側における複数の給電端子の端部が一列に並び、コネクタ105側における複数の給電端子の端部が多角形の頂点の位置や円周上に並ぶ場合を例示したが、発光部20側における複数の給電端子の端部が多角形の頂点の位置や円周上に並び、コネクタ105側における複数の給電端子の端部が一列に並ぶようにしてもよい。
図5は、他の実施形態に係る給電部130を例示するための模式斜視図である。
図5に示すように、給電部130は、給電端子131a、給電端子131b、給電端子131c、絶縁部32、および基板34を有する。
図5に示すように、給電部130は、給電端子131a、給電端子131b、給電端子131c、絶縁部32、および基板34を有する。
給電端子131aは、端子131a1(第1の端子の一例に相当する)と端子131a2(第2の端子の一例に相当する)を有する。端子131a1は、基板34に設けられた配線パターンを介して端子131a2と電気的に接続されている。端子131a1と端子131a2は、基板34に設けられた配線パターンに半田付けされている。
給電端子131bは、端子131b1(第1の端子の一例に相当する)と端子131b2(第2の端子の一例に相当する)を有する。端子131b1は、基板34に設けられた配線パターンを介して端子131b2と電気的に接続されている。端子131b1と端子131b2は、基板34に設けられた配線パターンに半田付けされている。
給電端子131cは、端子131c1(第1の端子の一例に相当する)と端子131c2(第2の端子の一例に相当する)を有する。端子131c1は、基板34に設けられた配線パターンを介して端子131c2と電気的に接続されている。端子131c1と端子131c2は、基板34に設けられた配線パターンに半田付けされている。
給電端子131bは、端子131b1(第1の端子の一例に相当する)と端子131b2(第2の端子の一例に相当する)を有する。端子131b1は、基板34に設けられた配線パターンを介して端子131b2と電気的に接続されている。端子131b1と端子131b2は、基板34に設けられた配線パターンに半田付けされている。
給電端子131cは、端子131c1(第1の端子の一例に相当する)と端子131c2(第2の端子の一例に相当する)を有する。端子131c1は、基板34に設けられた配線パターンを介して端子131c2と電気的に接続されている。端子131c1と端子131c2は、基板34に設けられた配線パターンに半田付けされている。
図5に示すように、本実施の形態においては、一方の側(発光部20側)における端子131a1、131b1、131c1の並び順と、他方の側(コネクタ105側)における端子131a2、131b2、131c2の並び順とが異なっている。
図3に例示をした給電部30の場合には、一の給電端子が他の給電端子の下方または上方を通るようにすることで、一方の側(発光部20側)の給電端子の端部の並び順と、他方の側(コネクタ105側)の給電端子の端部の並び順とが異なるようにしている。
図3に例示をした給電部30の場合には、一の給電端子が他の給電端子の下方または上方を通るようにすることで、一方の側(発光部20側)の給電端子の端部の並び順と、他方の側(コネクタ105側)の給電端子の端部の並び順とが異なるようにしている。
これに対して、本実施の形態に係る給電部130の場合には、基板34に設けられた配線パターンにより、一方の側(発光部20側)の端子131a1、131b1の並び順と、他方の側(コネクタ105側)の端子131a2、131b2の並び順とが異なるものとなっている。
例えば、基板34の表面側と裏面側に配線パターンを設け、表面側の配線パターンに端子131a1、131a2を電気的に接続し、裏面側の配線パターンに端子131b1、131b2を電気的に接続することができる。
基板34に設けられた配線パターンを用いれば、端部の並び順の入れ替えが容易となる。
例えば、基板34の表面側と裏面側に配線パターンを設け、表面側の配線パターンに端子131a1、131a2を電気的に接続し、裏面側の配線パターンに端子131b1、131b2を電気的に接続することができる。
基板34に設けられた配線パターンを用いれば、端部の並び順の入れ替えが容易となる。
基板34は、ソケット10の内部に設けられている。基板34は、平板状を呈している。基板21の平面形状は、例えば、四角形とすることができる。基板34の材料は、基板21の材料と同様とすることができる。なお、基板34の材料は、熱伝導率の高い材料とすることが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものなどを例示することができる。
また、基板34は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
基板34の表面には、配線パターンが設けられている。配線パターンの材料は、配線パターン21aの材料と同様とすることができる。
また、基板34は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
基板34の表面には、配線パターンが設けられている。配線パターンの材料は、配線パターン21aの材料と同様とすることができる。
絶縁部32は、端子131a1、131b1、131c1の基板34側の部分、端子131a2、131b2、131c2の基板34側の部分、および基板34を覆うように設けることができる。
電子部品33は、必ずしも必要ではなく、必要に応じて設けるようにすればよい。この場合、基板34が設けられていれば、複数の電子部品33を設けたり、複数種類の電子部品33を設けたりするのが容易となる。そのため、給電部130に所望の機能を有する回路を設けることが可能となる。
電子部品33は、例えば、抵抗、ダイオード、FET(Field Effect Transistor)などのトランジスタ、集積回路、演算素子、サージアブソーバ、バリスタ、ツェナーダイオード、コンデンサ、コイルなどとすることができる。ただし、電子部品33は、例示をしたものに限定されるわけではない。また、電子部品33のパッケージには特に限定がなく、例えば、表面実装型の電子部品33とすることもできるし、リード線を有する電子部品33とすることもできる。
電子部品33は、例えば、抵抗、ダイオード、FET(Field Effect Transistor)などのトランジスタ、集積回路、演算素子、サージアブソーバ、バリスタ、ツェナーダイオード、コンデンサ、コイルなどとすることができる。ただし、電子部品33は、例示をしたものに限定されるわけではない。また、電子部品33のパッケージには特に限定がなく、例えば、表面実装型の電子部品33とすることもできるし、リード線を有する電子部品33とすることもできる。
電子部品33は、基板34の上に設けられている。電子部品33は、基板34に設けられた配線パターンと電気的に接続されている。
また、基板21に設けられている抵抗23やプルダウン抵抗などを基板34に設けることもできる。
また、基板21に設けられている抵抗23やプルダウン抵抗などを基板34に設けることもできる。
給電部130に設けられる要素の数は少ないので、コネクタ105に接続された配線の並び順毎に専用の給電部130が必要になったとしても、製造コストが増大するのを抑制することができる。
図6は、他の実施形態に係る端部の並び順の入れ替えを例示するための模式平面図である。
図6に示すように、端子131a1は、基板34に設けられた配線パターン34aを介して端子131a2と電気的に接続されている。端子131a1と端子131a2は、基板34に設けられた配線パターン34aに半田付けされている。
端子131b1は、基板34に設けられた配線パターン34bを介して端子131b2と電気的に接続されている。端子131b1と端子131b2は、基板34に設けられた配線パターン34bに半田付けされている。
端子131c1は、基板34に設けられた配線パターン34cを介して端子131c2と電気的に接続されている。端子131c1と端子131c2は、基板34に設けられた配線パターン34cに半田付けされている。
図6に示すように、端子131a1は、基板34に設けられた配線パターン34aを介して端子131a2と電気的に接続されている。端子131a1と端子131a2は、基板34に設けられた配線パターン34aに半田付けされている。
端子131b1は、基板34に設けられた配線パターン34bを介して端子131b2と電気的に接続されている。端子131b1と端子131b2は、基板34に設けられた配線パターン34bに半田付けされている。
端子131c1は、基板34に設けられた配線パターン34cを介して端子131c2と電気的に接続されている。端子131c1と端子131c2は、基板34に設けられた配線パターン34cに半田付けされている。
また、配線パターン34aには、表面実装型の電子部品33が実装されている。
配線パターン34bは、表面実装型の電子部品33の下方を端子131b2側に向けて延びている。配線パターン34bは、表面実装型の電子部品33と電気的に接続されていない。すなわち、実装された表面実装型の電子部品33を利用して、配線パターン34aと配線パターン34bを交差させている。
この様にすれば、基板34の裏面に配線パターンを設けなくても、一方の側(発光部20側)の端子131a1、131b1の並び順と、他方の側(コネクタ105側)の端子131a2、131b2の並び順とが異なるようにすることができる。
この様にすれば、基板34の一方の面のみに配線パターンを設ければよいので、基板34の製造コストを低減させることができる。
配線パターン34bは、表面実装型の電子部品33の下方を端子131b2側に向けて延びている。配線パターン34bは、表面実装型の電子部品33と電気的に接続されていない。すなわち、実装された表面実装型の電子部品33を利用して、配線パターン34aと配線パターン34bを交差させている。
この様にすれば、基板34の裏面に配線パターンを設けなくても、一方の側(発光部20側)の端子131a1、131b1の並び順と、他方の側(コネクタ105側)の端子131a2、131b2の並び順とが異なるようにすることができる。
この様にすれば、基板34の一方の面のみに配線パターンを設ければよいので、基板34の製造コストを低減させることができる。
(車両用灯具)
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるフロントコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるフロントコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるフロントコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるフロントコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
図7は、車両用灯具100を例示するための模式部分断面図である。
図7に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素部103、シール部材104、およびコネクタ105が設けられている。
図7に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素部103、シール部材104、およびコネクタ105が設けられている。
筐体101は、装着部11を保持する。筐体101は、一方の端部側が開口した箱状を呈している。筐体101は、例えば、光を透過しない樹脂などから形成することができる。筐体101の底面には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分が挿入される取付孔101aが設けられている。取付孔101aの周縁には、装着部11に設けられたバヨネット12が挿入される凹部が設けられている。なお、筐体101に取付孔101aが直接設けられる場合を例示したが、取付孔101aを有する取付部材が筐体101に設けられていてもよい。
車両用照明装置1を車両用灯具100に取り付ける際には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分を取付孔101aに挿入し、車両用照明装置1を回転させる。すると、取付孔101aの周縁に設けられた嵌合部にバヨネット12が保持される。この様な取り付け方法は、ツイストロックと呼ばれている。
カバー102は、筐体101の開口を塞ぐようにして設けられている。カバー102は、透光性を有する樹脂などから形成することができる。カバー102は、レンズなどの機能を有するものとすることもできる。
光学要素部103には、車両用照明装置1から出射した光が入射する。光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光の反射、拡散、導光、集光、所定の配光パターンの形成などを行う。例えば、図7に例示をした光学要素部103はリフレクタである。この場合、光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにする。
シール部材104は、フランジ13と筐体101の間に設けられている。シール部材104は、環状を呈するものとすることができる。シール部材104は、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。
車両用照明装置1が車両用灯具100に取り付けられた際には、シール部材104は、フランジ13と筐体101との間に挟まれる。そのため、シール部材104により、筐体101の内部空間が密閉される。また、シール部材104の弾性力により、バヨネット12が筐体101に押し付けられる。そのため、車両用照明装置1が、筐体101から脱離するのを抑制することができる。
コネクタ105は、孔10bの内部に露出している給電端子31aの端部31a2、給電端子31bの端部31b2、および給電端子31cの端部31c2に嵌め合わされる。コネクタ105には、図示しない電源などが電気的に接続されている。そのため、コネクタ105を給電端子の端部に嵌め合わせることで、図示しない電源などと、発光素子22とが電気的に接続される。また、コネクタ105は、段差部分を有している。そして、シール部材105aが、段差部分に取り付けられている。シール部材105aは、孔10bの内部に水が侵入するのを防ぐために設けられている。シール部材105aを有するコネクタ105が孔10bに挿入された際には、孔10bが水密となるように密閉される。シール部材105aは、環状を呈するものとすることができる。シール部材105aは、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。コネクタ105は、例えば、接着剤などを用いてソケット10側の要素に接着することもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 車両用照明装置、10 ソケット、11 装着部、11a 凹部、11a1 底面、20 発光部、21 基板、22 発光素子、23 抵抗、30 給電部、31a〜31c 給電端子、31a1〜31c1 端部、31a2〜31c2 端部、32 絶縁部、33 電子部品、34 基板、34a〜34c 配線パターン、100 車両用灯具、101 筐体、130 給電部、131a〜131c 給電端子、131a1〜131c1 端子、131a2〜131c2 端子
Claims (9)
- ソケットと;
前記ソケットの一方の端部に設けられ、発光素子を有する発光部と;
前記ソケットの内部に設けられ、一方の端部が前記発光部と電気的に接続され、他方の端部が前記ソケットから露出した複数の給電端子と;
を具備し、
複数の前記一方の端部および複数の前記他方の端部は、第1の方向に並べて設けられ、
前記複数の一方の端部の並び順と、前記複数の他方の端部の並び順が異なる車両用照明装置。 - 前記第1の方向に直交する第2の方向から見て、第1の前記給電端子の一部分は、前記一方の端部と前記他方の端部との間において、第2の前記給電端子と重なり、
前記第1の方向において、前記第1の給電端子の他方の端部の位置と、前記第2の給電端子の他方の端部の位置とが入れ替わっている請求項1記載の車両用照明装置。 - ソケットと;
前記ソケットの一方の端部に設けられ、発光素子を有する発光部と;
前記ソケットの内部に設けられ、一方の端部が前記発光部と電気的に接続され、他方の端部が前記ソケットから露出した複数の給電端子と;
を具備し、
複数の前記一方の端部の配置の形態と、複数の前記他方の端部の配置の形態とが異なる車両用照明装置。 - 前記複数の一方の端部は、第1の方向に並び、
前記複数の他方の端部は、多角形の頂点の位置または円周上に設けられている請求項3記載の車両用照明装置。 - 前記複数の一方の端部は、多角形の頂点の位置または円周上に設けられ、
前記複数の他方の端部は、第1の方向に並んでいる請求項3記載の車両用照明装置。 - 前記複数の給電端子の少なくともいずれかは屈曲した形態を有する請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
- 配線パターンを有する基板をさらに具備し、
前記複数の給電端子のそれぞれは、前記一方の端部を有する第1の端子と、前記他方の端部を有する第2の端子と、を備え、
複数の前記第2の端子が、前記配線パターンを介して複数の前記第1の端子と電気的に接続されている請求項1、3、4、5、6のいずれか1つに記載の車両用照明装置。 - 前記配線パターンに電気的に接続された電子部品をさらに具備した請求項7記載の車両用照明装置。
- 請求項1〜8のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と;
を具備した車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016229182A JP2018085301A (ja) | 2016-11-25 | 2016-11-25 | 車両用照明装置および車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016229182A JP2018085301A (ja) | 2016-11-25 | 2016-11-25 | 車両用照明装置および車両用灯具 |
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JP2018085301A true JP2018085301A (ja) | 2018-05-31 |
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ID=62238589
Family Applications (1)
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JP2016229182A Pending JP2018085301A (ja) | 2016-11-25 | 2016-11-25 | 車両用照明装置および車両用灯具 |
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JP (1) | JP2018085301A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111623311A (zh) * | 2019-02-27 | 2020-09-04 | 罗姆股份有限公司 | Led照明装置 |
-
2016
- 2016-11-25 JP JP2016229182A patent/JP2018085301A/ja active Pending
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