JP2018084232A - 送風装置及びこれを用いた空気調和機用室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の角部において発生するプロペラファンの吸い込みロスを低減して、送風の高効率化及び低騒音化を実現する。【解決手段】壁部2aに吹出口2Hが形成された筐体2と、筐体2内において吹出口2Hに対向して設けられたプロペラファン41と、プロペラファン41の吹出口2H側に設けられたディフューザ部44とを備え、ディフューザ部44は、プロペラファン41の回転軸41xとのなす傾斜角度θが周方向において変化する傾斜面44aを有しており、プロペラファン41の吸い込みロスが相対的に大きい部位に、傾斜角度θが最大となる最大傾斜部44Mを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、送風装置及びこれを用いた空気調和機用室外機に関するものである。
従来の空気調和機用室外機としては、図10及び図11に示すように、横吹き型の室外機がある。
この横吹き型の室外機は、筐体の前壁部に形成された吹出口に対向してプロペラファンが設けられており、当該プロペラファンの吹出口側にディフューザ部が設けられている。また、筐体内において、筐体の後壁部及び左右側壁部の一方に沿って熱交換器が設けられている。
このような横吹き型の室外機は、その構造上、ディフューザ部を設置するスペースを十分に確保することが難しく、ディフューザ部の傾斜面の傾斜角度や吹き出し方向における長さ寸法に制約がある。一般的には、ディフューザ部は吹き出し方向における長さ寸法が大きい方が良く、プロペラファン単独との関係であれば、その傾斜角度(開き角度)には最適値があることが多い。
ところが、室外機においては種々の部品配置の観点から、吸気口が室外機全周にわたって設けられないことが多いため、筐体の角部では流体抵抗がその他の部分に比べて大きく、プロペラファンの吸込みロスが発生してしまう。また、下流側に設けられたファンガードによる圧力損失も大きいため、室外機の高効率化及び低騒音化を実現することが難しくなってしまう。
ここで、特許文献1に示すように、プロペラファンの下流側におけるベルマウスの開口部(ディフューザ部に相当)において、送風機室及び機械室の仕切板に近い部分の曲率半径と、室外熱交換器に近い部分の曲率半径とを、それらから遠い部分の曲率半径よりも小さくしたものが考えられている。この特許文献1では、ベルマウスの開口部の形状を工夫することによって、ベルマウスの開口部のうち仕切板や室外熱交換器に近い部分における空気の流れの悪化を抑える効果を得ようとしている。
しかしながら、上記の構成では、吸気口が形成されていない筐体の角部の流体抵抗により生じる吸い込みロスを低減することができないため、依然として送風の高効率化及び低騒音化を実現することが難しい。
特開2013−96622号公報
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、筐体の吸気口とプロペラファンとの位置関係により生じるプロペラファンの吸い込みロスを低減して、送風の高効率化及び低騒音化を実現することを主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る送風装置は、壁部に吹出口が形成された筐体と、前記筐体内において前記吹出口に対向して設けられたプロペラファンと、前記プロペラファンの吹出口側に設けられたディフューザ部とを備え、前記ディフューザ部は、前記プロペラファンの回転軸とのなす傾斜角度が周方向において変化する傾斜面を有しており、前記回転軸の軸方向から見て径方向外側に吸気口が無い又は前記プロペラファンから吸気口が遠い第1部位に、前記傾斜角度が最大、又は前記回転軸と前記ディフューザ部の吐出側開口端との長さである開き寸法が最大となる最大傾斜部が設けられており、前記第1部位に対向する第2部位に、前記傾斜角度が最大又は前記開き寸法が最大となる最大傾斜部が設けられていないことを特徴とする。
このような送風装置であれば、プロペラファンの吸い込みロスが相対的に大きい部位である第1部位に最大傾斜部を有するので、筐体の吸気口とプロペラファンとの位置関係により生じるプロペラファンの吸い込みロスを低減することができる。これにより、送風装置の送風性能を向上させることができる。また、ディフューザ部の吹出口側の流路を拡大することができるので、ファンガードへの流入速度分布を可及的に均一にすることができ、送風装置の圧力損失を低減することができる。これらにより、送風装置の高性能化及び低騒音化が可能となる。その他、ディフューザ部による動圧回収も期待できるためプロペラファンの失速耐力の向上も実現できる。
ここで、筐体において、プロペラファンの周方向において吸気口が無い部位に対向する吐出部に傾斜部が形成されている構成がある。この構成における吐出部分に最大傾斜部を設けてしまうと、剥離に起因する逆流が大きくなってしまい、流体抵抗増加の原因となってしまう。このため、本発明では、ディフューザ部において第1部位に対向する第2部位には最大傾斜部を設けていない構成とすることが望ましい。この構成により、逆流を小さくして室外機の流体抵抗を低減することができる。
なお、前記プロペラファンから吸気口が遠いとは、プロペラファンと吸気口との間に熱交換器以外の例えば圧縮機などの機械部品が配置されており、プロペラファンと吸気口との間に前記機械部品が配置されていない部分よりも流路が長いことをいう。
前記壁部の具体的な実施の態様としては、前記壁部が平面視において矩形状をなすものであることが考えられる。この構成の場合、プロペラファンの吸い込みロスが相対的に大きい部位としては、前記壁部の角部に隣接する部位であることが考えられる。そうすると、前記第1部位は、前記壁部の角部に隣接する部位であることが望ましい。
横吹き型の室外機等に適用するためには、前記壁部は、前記筐体の前壁部であることが望ましい。
前記筐体内において前記筐体の後壁部及び左右側壁部の一方に沿って熱交換器が設けられた送風装置の場合には、前記前壁部の角部のうち左右側壁部の一方側には熱交換器が配置されているので、吸気が十分になされやすいことからプロペラファンの吸い込みロスは発生しづらい。一方で、前壁部の角部のうち左右側壁部の他方側には熱交換器が無いので、吸気がされず流体抵抗が大きくなり、プロペラファンの吸い込みロスが発生してしまう。このため、前記第1部位は、前記前壁部の角部のうち、少なくとも前記左右側壁の他方側にある角部に隣接する部位であることが望ましい。具体的に、前記左右側壁の他方側にある角部は、筐体内に設けられた機械室との仕切り壁により形成されていることが考えられる。
送風装置の送風能力を高めるためには、前記前壁部に複数の吐出口が形成されており、当該複数の吐出口それぞれに対応するディフューザ部に前記最大傾斜部が設けられていることが望ましい。
前記送風装置は、前記筐体の前壁部を構成する平面視において矩形状をなす前面パネルを備えており、前記前面パネルには、1つ以上の吹出口が形成されるとともに、前記ディフューザ部が一体に形成されていることが望ましい。この構成であれば、送風装置の部品点数を削減するとともに、その組み立てを容易にすることができる。
この構成において、前記第1部位は、前記前面パネルの4つの角部のうち3つの角部に隣接する部位であることが望ましい。
特に、上下2箇所に吹出口が構成される送風装置の場合には、左右側壁部の一方側であって、2つの吹出口の間に位置する部位は、熱交換器があること、及び、2つのプロペラファンに挟まれる位置であることから、当該部位に最大傾斜部を設けることの効果は小さい。このため、ディフューザ部は、4つの角部に対向又は隣接する4つの部位のうち、2つの吹出口の間に位置する部位における少なくとも1つを含まない3つの部位に最大傾斜部を有することが望ましい。
縦吹き型の室外機等に適用するためには、前記壁部は、前記筐体の上壁部であることが望ましい。
前記筐体内において、前記上壁部の下方に熱交換器が設けられており、前記第1部位は、前記上壁面の角部のうち、前記熱交換器の終端部がある角部に隣接する部位であることが望ましい。前記熱交換器の終端部がある角部には吸気口が形成されていないので、この角部に隣接する部位に最大傾斜部を設けることによって、吸い込みロスを低減することができる。
また、本発明に係る送風装置は、壁部に吹出口が形成された筐体と、前記筐体内において前記吹出口に対向して設けられたプロペラファンと、前記プロペラファンの吹出口側に設けられたディフューザ部とを備え、前記ディフューザ部は、前記プロペラファンの回転軸とのなす傾斜角度が周方向において変化する傾斜面を有しており、前記回転軸の軸方向から見て径方向外側に吸気口が無い又は前記プロペラファンから吸気口が遠い第1部位及び当該第1部位に対向する第2部位に、前記傾斜角度が最大、又は前記回転軸と前記ディフューザ部の吐出側開口端との長さである開き寸法が最大となる最大傾斜部が設けられていることを特徴とする。
このような送風装置であれば、プロペラファンの吸い込みロスが相対的に大きい部位である第1部位に最大傾斜部を有するので、筐体の吸気口とプロペラファンとの位置関係により生じるプロペラファンの吸い込みロスを低減することができる。これにより、送風装置の送風性能を向上させることができる。また、ディフューザ部の吹出口側の流路を拡大することができるので、ファンガードへの流入速度分布を可及的に均一にすることができ、送風装置の圧力損失を低減することができる。これらにより、送風装置の高性能化及び低騒音化が可能となる。その他、ディフューザ部による動圧回収も期待できるためプロペラファンの失速耐力の向上も実現できる。
ここで、筐体において、プロペラファンの周方向において吸気口が無い部分の対角上にも吸気口が形成されていない構成がある。このため、本発明では、第1部位に対向する第2部位にも最大傾斜部を設ける構成とすることが望ましい。
このとき、筐体において、プロペラファンの周方向において第1部位及び第2部位の対向方向に直交する部位には吸気口が形成されている構成がある。このため、前記ディフューザ部において、前記第1部位及び前記第2部位の対向方向に直交する第3部位及び第4部位に、前記傾斜角度が最大又は前記開き寸法が最大となる最大傾斜部が設けられていないことが望ましい。
具体的には、前記ディフューザ部は、前記傾斜角度が最小、又は前記回転軸と前記ディフューザ部の吐出側開口端との長さである開き寸法が最小となる最小傾斜部を有しており、前記第1部位の最大傾斜部から前記最小傾斜部までの距離と、前記第2部位の最大傾斜部から前記最小傾斜部までの距離とが互いに異なることが望ましい。
本発明によれば、プロペラファンの吸い込みロスが相対的に大きい部位である第1部位に最大傾斜部を有するので、筐体の吸気口とプロペラファンとの位置関係により生じるプロペラファンの吸い込みロスを低減することができ、送風の高効率化及び低騒音化を実現することができる。
本実施形態における空気調和機用室外機の正面図である。 同実施形態の吹出口及び送風機の位置関係を模式的に示す図である。 同実施形態の空気調和機用室外機のA−A’線断面図である。 同実施形態の前面パネルの平面図である。 同実施形態の前面パネルのB−B’線断面図及びC−C’線断面図である。 同実施形態の角部及び最大傾斜部との位置関係を示す正面図である。 変形実施形態の前面パネルの平面図である。 変形実施形態における空気調和機用室外機を模式的に示す正面図及び平面図である。 変形実施形態における空気調和機用室外機を模式的に示す平円図である。 従来の空気調和機用室外機の正面図である。 従来の空気調和機用室外機のD−D’線断面図及びE−E’線断面図である。
以下に本発明の送風装置を用いた空気調和機用室外機の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の空気調和機用室外機100は、横吹き型のものであり、図1〜図3に示すように、直方体形状をなす筐体2と、筐体2に収容された室外熱交換器3と、筐体2に収容されて室外熱交換器3に外気を送風するための送風機4とを備えている。
筐体2は、仕切り板21によって左右2つの空間に仕切られており、一方の空間(左側空間)S1は、室外熱交換器3及び送風機4が収容される送風室とされ、他方の空間(右側空間)S2は、圧縮機などの冷凍サイクルを構成する部品やその他の電装機器が収容される機械室とされている。
また、筐体2の前壁部2aは、平面視において矩形状をなすものであり、その前壁部2aの上下2箇所に吹出口2Hが形成されている。なお、前壁部2aにおいて、吹出口2Hが形成される部分は、送風室S1を形成する部分である。この吹出口2Hの外側には、ファンガード(不図示)が設けられている。さらに、筐体2の一方の側壁部(図2では左壁部2b)及び後壁部2cには、筐体2外部の空気を筐体2内部に導入するための吸気口2Jが形成されている。なお、後壁部2cにおいて吸気口2Jが形成される部分は、送風室S1を形成する部分である。
室外熱交換器3は、筐体2の左壁部2b及び後壁部2cに沿って設けられた上面視において概略L字形状をなすものである。なお、室外熱交換器3は、左壁部2bに沿って設けられた熱交換要素と、後壁部2cに沿って設けられた熱交換要素とに分割されたものであっても良い。
送風機4は、前記2つの吹出口2Hそれぞれに設けられている。この送風機4により、筐体2の左壁部2b及び後壁部2cの吸気口2Jから空気が吸い込まれて、筐体2の前壁部2aの吹出口2Hから空気が吹き出される。
具体的に各送風機4は、吹出口2Hに対向して設けられたプロペラファン(軸流ファン)41と、当該プロペラファン41を回転駆動するためのモータ42と、プロペラファン41の径方向外側に設けられた円筒状をなすベルマウス部43と、当該ベルマウス部43の吹出口2H側に設けられたディフューザ部44とを備えている。
プロペラファン41及びモータ42は、筐体2の内部に固定されたモータブラケット(支持具)5によって吹出口2Hに対向する所定の位置に固定されている(図2参照)。
また、ディフューザ部44は、図3〜図5に示すように、ベルマウス部43の吐出側端部に連続して一体形成されたものであり、前壁部2aを構成する前面パネル2Pと一体形成されている。つまり、ベルマウス部43、ディフューザ部44及び前面パネル2Pは一体成型品である。この構成により、ディフューザ部44の吹出側開口が吹出口2Hとなる。
本実施形態の前面パネル2Pは、図4に示すように、2つの吹出口2Hが形成された平面視において矩形状をなすものである。本実施形態の室外機100では、前壁部2aの上下2箇所に吹出口2Hが形成されている。
そして、本実施形態のディフューザ部44は、図4及び図5に示すように、下流側に向かうに連れて径方向外側に向かうとともに、プロペラファン41の回転軸41xとのなす傾斜角度θ、又はディフューザ部44の吐出側開口の開き寸法Dが周方向において変化する傾斜面44aを有している。ここで開き寸法Dとは、吐出側開口端とプロペラファン41の回転軸41xとの距離である。なお、ディフューザ部44の吸込側開口はベルマウス部43と同様に円形状をなしている。なお、傾斜面44aは、その断面が直線状をなすものの他、その断面が湾曲状をなすものであっても良い。
ディフューザ部44は、回転軸41xの軸方向から見て径方向外側に吸気口2Jが無い第1部位に、傾斜角度θ又は開き寸法Dが最大となる最大傾斜部44Mを有する。具体的にディフューザ部44は、前面パネル2Pの4つの角部E1〜E4のうち、少なくとも仕切り板21側にある角部E1、E4に隣接する部位に、傾斜角度θ又は開き寸法Dが最大となる最大傾斜部44Mを有する。この最大傾斜部44Mは、プロペラファン41の吸い込みロスが周方向において相対的に大きい部分の流路抵抗を小さくすることによって、プロペラファン41の周方向における吸い込みを均一化するためのものである。
なお、図6に示すように、角部E1は、上壁部2eと仕切り板21とにより形成される角部であり、吸気口2Jが形成されていない。角部E2は、上壁部2eと左壁部2bの上部(吸気口2Jが無い部分)とにより形成される角部であり、吸気口2Jが形成されていない。角部E3は、下壁部2fと左壁部2bの下部(吸気口2Jが無い部分)とにより形成される角部であり、吸気口2Jが形成されていない。角部E4は、下壁部2fと仕切り板21とにより形成される角部であり、吸気口2Jが形成されていない。
より詳細には、上側のディフューザ部44は、4つの角部E1〜E4のうち3つの角部E1、E2、E4に隣接する部位に最大傾斜部44Mを有している。上側のディフューザ部44において、3つの角部E1、E2、E4に隣接する部位が、回転軸41xの軸方向から見て径方向外側に吸気口2Jが無い第1部位である。また、上側のディフューザ部44において、角部E1に隣接する部分(第1部位)に対向する、角部E3に隣接する部分(第2部位)には、最大傾斜部44Mが設けられていない。
また、下側のディフューザ部44は、4つの角部E1〜E4のうち3つの角部E1、E3、E4に隣接する部位に最大傾斜部44Mを有している。下側のディフューザ部44において、3つの角部E1、E3、E4に隣接する部位は、回転軸41xの軸方向から見て径方向外側に吸気口2Jが無い第1部位である。また、下側のディフューザ部44において、角部E4に隣接する部分(第1部位)に対向する、角部E2に隣接する部分(第2部位)には、最大傾斜部44Mが設けられていない。
なお、上側のディフューザ部44において、角部E3に隣接する部位に最大傾斜部44Mを設け、下側のディフューザ部44において、角部E2に隣接する部位に最大傾斜部44Mを設けても良い。ただし、本実施形態では、左壁部2bに沿って室外熱交換器3が設けられており、また、それらの部位は2つのプロペラファン41に挟まれる位置であることから、それらの部位に最大傾斜部を設けることの効果は小さい。
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態の空気調和機用室外機100によれば、ディフューザ部44が、プロペラファン41の吸い込みロスが相対的に大きい部位である第1部位、つまり前壁部2aの角部E1〜E4に隣接する部位に、最大傾斜部44Mを有するので、吸気口2Jが設けられていない筐体2の角部E1〜E4において発生するプロペラファン41の吸い込みロスを低減することができる。これにより、送風性能を向上することができる。また、ディフューザ部44の吹出口側の流路を拡大することができるので、ファンガードへの流入速度分布を可及的に均一にすることができ、室外機100における送風機4の圧力損失を低減することができる。これらにより、室外機100の高性能化及び低騒音化が可能となる。その他、ディフューザ部44による動圧回収も期待できるためプロペラファン41の失速耐力の向上も実現できる。
なお、本発明は前記各実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、上下2箇所にプロペラファン41(送風機4)を設けたものであったが、1つのプロペラファン(送風機)を有するものであっても良いし、3つ以上のプロペラファン(送風機)を有するものであっても良い。この場合、前面パネル2Pには、プロペラファンの数と同じ数の吹出口及びディフューザ部が形成される。
ディフューザ部44の構成は前記実施形態に限られず、2つの角部に隣接する部位に最大傾斜部を設けても良い(図7(1)参照)し、いずれか1つの角部に隣接する部位に最大傾斜部を設けても良い(図7(2)参照)。
特に図7(1)の場合について詳述する。
このディフューザ部44は、回転軸41xの軸方向から見て、径方向外側に吸気口2Jが無い第1部位及び当該第1部位に対向する第2部位に最大傾斜部44Mが設けられている。第1部位は、角部E2に隣接する部位であり、第2部位は、角部E4に隣接する部位である。
また、ディフューザ部44において、第1部位及び第2部位の対向方向に直交する第3部位及び第4部位には、最大傾斜部44Mは設けられていない。ここで、第3部位は、角部E1に隣接する部位であり、第4部位は、角部E3に隣接する部位である。
この構成において、ディフューザ部44は、傾斜角度θが最小、又は開き寸法Dが最小となる最小傾斜部44Nを有している。この最小傾斜部44Nは、2つの最大傾斜部44Mの間にそれぞれ設けられている。そして、第1部位の最大傾斜部44Mから最小傾斜部44Nまでの距離L1と、第2部位の最大傾斜部44Mから最小傾斜部44Nまでの距離L2とが互いに異なるように構成されている。
前記実施形態は横吹き型の室外機について説明したが、図8に示すように、縦吹き型の室外機に適用しても良い。つまり、吹出口2Hが筐体の上壁部2eに形成されており、当該吹出口2Hに対向してプロペラファン41を設け、筐体2の側周壁2b〜2dから空気を吸い込んで筐体2の上壁部2eの吹出口2Hから空気を吹き出すものであっても良い。
図9に1つのプロペラファンを有する上吹き型の室外機について説明する。図9に示す室外機では、筐体2の側周壁2b〜2dから空気を吸い込んで筐体2の上壁部2eの吹出口2Hから空気を吹き出す構成である。この室外機の筐体2内に設けられた熱交換器3は、筐体2の左壁部2b、後壁部2c及び右壁部2dに沿って設けられた上面視において概略コの字形状をなすものである。そして、この熱交換器3の2つの終端部3xの一方は、左壁部2bにおける前壁部側に位置しており、他方は、右壁部2dにおける前壁部側に位置している。そして、ディフューザ部44は、上壁部2eの4つの角部E5〜E8のうち、熱交換器3の終端部3xがある角部E5、E8に隣接する部位に、傾斜角度θ又は開き寸法Dが最大となる最大傾斜部44Mを有する。
前記実施形態では、ディフューザ部44において、回転軸41xの軸方向から見て径方向外側に吸気口2Jが無い第1部位に最大傾斜部44Mを設けているが、回転軸41xの軸方向から見てプロペラファン41から吸気口2Jが遠い第1部位に、最大傾斜部44Mを設けてもよい。例えば、前記実施形態において仕切り板21が無い構成が考えられる。ここで、プロペラファン41から吸気口2Jが遠い第1部位とは、プロペラファン41と吸気口2Jとの間に熱交換器3以外の例えば圧縮機などの機械部品6が配置されている部位であって、プロペラファン41と吸気口2Jとの間に前記機械部品6が配置されていない部分よりも流路が長い部位である。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
100・・・空気調和機用室外機
2・・・筐体
2H・・・吹出口
2a・・・前壁部
E1〜E8・・・角部
2c・・・後壁部
2b・・・左側壁部
2d・・・右側壁部
2P・・・前面パネル
3・・・熱交換器
4・・・送風機
41・・・プロペラファン
41x・・・プロペラファンの回転軸
43・・・ベルマウス部
44・・・ディフューザ部
44a・・・傾斜面
θ・・・傾斜角度
44M・・・最大傾斜部
D・・・開き寸法

Claims (13)

  1. 壁部に吹出口が形成された筐体と、
    前記筐体内において前記吹出口に対向して設けられたプロペラファンと、
    前記プロペラファンの吹出口側に設けられたディフューザ部とを備え、
    前記ディフューザ部は、前記プロペラファンの回転軸とのなす傾斜角度が周方向において変化する傾斜面を有しており、前記回転軸の軸方向から見て径方向外側に吸気口が無い又は前記プロペラファンから吸気口が遠い第1部位に、前記傾斜角度が最大、又は前記回転軸と前記ディフューザ部の吐出側開口端との長さである開き寸法が最大となる最大傾斜部が設けられており、前記第1部位に対向する第2部位に、前記傾斜角度が最大又は前記開き寸法が最大となる最大傾斜部が設けられていない送風装置。
  2. 前記壁部が矩形状をなすものであり、
    前記第1部位は、前記壁部の角部に隣接する部位である、請求項1記載の送風装置。
  3. 前記壁部は、前記筐体の前壁部である、請求項1又は2記載の送風装置。
  4. 前記筐体内において前記筐体の後壁部及び左右側壁部の一方に沿って熱交換器が設けられており、
    前記第1部位は、前記前壁部の角部のうち、少なくとも前記左右側壁の他方側にある角部に隣接する部位である、請求項2又は3記載の送風装置。
  5. 前記左右側壁の他方側にある角部は、筐体内に設けられた機械室との仕切り壁により形成されている、請求項4記載の送風装置。
  6. 前記前壁部に複数の吐出口が形成されており、
    前記複数の吐出口それぞれに対応するディフューザ部に前記最大傾斜部が設けられている、請求項2、3、4又は5記載の送風装置。
  7. 前記筐体の前壁部を構成する平面視において矩形状をなす前面パネルを備えており、
    前記前面パネルには、1つ以上の吹出口が形成されるとともに、前記ディフューザ部が一体に形成されており、
    前記第1部位は、前記前面パネルの4つの角部のうち3つの角部に隣接する部位である、請求項2、3、4、5又は6記載の送風装置。
  8. 前記壁部は、前記筐体の上壁部である、請求項1又は2記載の送風装置。
  9. 前記筐体内において、前記上壁部の下方に熱交換器が設けられており、
    前記第1部位は、前記上壁面の角部のうち、前記熱交換器の終端部がある角部に隣接する部位である、請求項2又は8記載の送風装置。
  10. 壁部に吹出口が形成された筐体と、
    前記筐体内において前記吹出口に対向して設けられたプロペラファンと、
    前記プロペラファンの吹出口側に設けられたディフューザ部とを備え、
    前記ディフューザ部は、前記プロペラファンの回転軸とのなす傾斜角度が周方向において変化する傾斜面を有しており、前記回転軸の軸方向から見て径方向外側に吸気口が無い又は前記プロペラファンから吸気口が遠い第1部位及び当該第1部位に対向する第2部位に、前記傾斜角度が最大、又は前記回転軸と前記ディフューザ部の吐出側開口端との長さである開き寸法が最大となる最大傾斜部が設けられている送風装置。
  11. 前記ディフューザ部において、前記第1部位及び前記第2部位の対向方向に直交する第3部位及び第4部位に、前記傾斜角度が最大又は前記開き寸法が最大となる最大傾斜部が設けられていない、請求項10記載の送風装置。
  12. 前記ディフューザ部は、前記傾斜角度が最小、又は前記回転軸と前記ディフューザ部の吐出側開口端との長さである開き寸法が最小となる最小傾斜部を有しており、
    前記第1部位の最大傾斜部から前記最小傾斜部までの距離と、前記第2部位の最大傾斜部から前記最小傾斜部までの距離とが互いに異なる、請求項10又は11記載の送風装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項の送風装置を備えた空気調和機用室外機。
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