JP2018082021A - 電子機器 - Google Patents

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哲 水城
Tetsu Mizusiro
哲 水城
吉川 正人
Masato Yoshikawa
正人 吉川
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Abstract

【課題】少ない部品点数でも十分な放熱効果を得られる放熱部を有するとともに、伝熱グリースの漏出を抑制できる電子機器を提供する。【解決手段】発熱する素子を有する電子機器は、素子が搭載された基板と、基板の素子非搭載面を露出させて基板を収納する収納部と、放熱部と、を備える。放熱部は、収納部の側面に固定される被固定部と、素子非搭載面を覆うように素子非搭載面に対向する面を有する受熱部と、を有し、受熱部はグリースだまりを有する。グリースだまり内部のグリースの存在により基板から放熱部への熱伝導がより効果的なものとなり、放熱部による受熱および放熱の効果が高められる。グリースだまりは、閉ループ状の突条部を有するものとしてもよい。被固定部は、受熱部を素子非搭載面に対して押圧するように固定されるものとしてもよい。【選択図】 図6

Description

本発明は電子機器に関するものであり、より詳しくは、熱を発する素子を有する電子機器に関するものである。
熱を発する素子を有する電子機器からの放熱のために放熱フィンが用いられることがある。そのような電子機器の従来の一例としての電子機器100を図7に示す。図7(A)は電子機器100の斜視図、図7(B)は電子機器100の平面図、図7(C)は図7(B)の電子機器100のVIIC−VIIC断面図、図7(D)は図7(B)の電子機器100のVIID−VIID断面図である。図7に示す電子機器100は、基板101の面のうち、熱を発する素子101aを搭載した面とは反対側の面と、複数の放熱フィンを有するヒートシンク102の、放熱フィンとは反対側の面の間に伝熱ゲルシート103を挟み込み、ヒートシンク102の放熱フィン側の面からカバー104を被せ、カバー104の側面の穴104aにハウジング105の爪105aを掛けて止めている。カバー104は複数の板ばね104bを有しており、複数の板ばね104bがヒートシンク102を基板101に対して押圧する力を発揮する。これにより、基板101の素子非搭載面と、伝熱ゲルシート103と、ヒートシンク102の放熱フィンと反対側の面は密着し、それらの間での伝熱効果を高めることができる。
しかしながら、放熱フィンを用いているため、電子機器全体の大きさが大きくなってしまう。また、板ばね104bの形成されたカバー104を用いているため、部品点数が多くなってしまう。さらに、伝熱ゲルシート103を用いるため、その分コスト高となってしまう。伝熱ゲルシート103に代えて伝熱グリースを用いた場合には、板ばね104bの働きにより基板101およびヒートシンク102が互いに押圧されることでそれらの間の隙間が狭くなり、そこから伝熱グリースが外部に押し出され、放熱機能が悪化するとともに、はみ出した伝熱グリースにより外観不良となる。
本発明は前記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、少ない部品点数でも十分な放熱効果を得られる放熱部を有するとともに、伝熱グリースの漏出を抑制できる電子機器を提供することにある。
本発明の発明者らは前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記のように本発明の各局面に想到した。
すなわち、本発明の第1の局面による電子機器は、発熱する素子を有する電子機器であって、素子が搭載された基板と、基板の素子非搭載面を露出させて基板を収納する収納部と、放熱部と、を備え、放熱部は、収納部の側面に固定される被固定部と、素子非搭載面を覆うように素子非搭載面に対向する面を有する受熱部と、を有し、受熱部はグリースだまりを有する、電子機器である。
上記の構成によれば、グリースだまり内部のグリースの存在により基板から放熱部への熱伝導がより効果的に行われ、放熱部による受熱および放熱の効果が高められる。
また、本発明の第2の局面によれば、上記電子機器において、グリースだまりは、閉ループ状の突条部を有する。これにより、所定の容積を有する閉空間としてのグリースだまりを形成することができる。また、閉ループ状の突条部により、グリースがグリースだまりから外部へ漏出することを抑制できる。
また、本発明の第3の局面によれば、上記電子機器において、被固定部は、受熱部を素子非搭載面に対して押圧するように固定される。これにより、受熱部の突条部を素子非搭載面に対して押し付けることができるため、グリースだまりの密閉性を高めることができ、グリースの漏出を抑制する効果が高められる。
また、本発明の第4の局面によれば、上記電子機器において、収納部の側面は突起を有し、被固定部は突起と係合する孔を有する。
また、本発明の第5の局面によれば、上記電子機器において、受熱部と収納部がケースを形成する。これにより、放熱部の受熱部がケースの一部を形成するため、全体としての部品点数を低減することに貢献できる。
また、本発明の第6の局面によれば、上記電子機器において、放熱部は一枚の板状部材である。このような構成とすれば、放熱部をフィン形状のものとする構成と比べて電子機器がコンパクトになり、しかも、電子機器の製造コストも低減できる。
また、本発明の第7の局面によれば、上記電子機器において、被固定部は収納部の側面に沿う形状を有する。これにより、電子機器がコンパクトになる。
また、本発明の第8の局面によれば、上記電子機器において、収納部は直方体状の形状を有し、放熱部は収納部の直方体状の形状の一つの面および該一つの面と隣り合う別の二つまたは三つの面を覆う。これにより、放熱部はコンパクトな形状でありながら、受熱と放熱のための広い面積を有することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る車両用照明装置の分解斜視図である。 図2は一実施形態に係る車両用照明装置の斜視図である。 図3は図2の車両用照明装置を裏側から視た斜視図である。 図4(A)は一実施形態に係る車両用照明装置のハウジングを反射部側から見た図であり、図4(B)はハウジングを基板収納部側から見た図である。 図5(A)は一実施形態に係る車両用照明装置の裏側の平面図であり、図5(B)は図5(A)の車両用照明装置のVB−VB断面図であり、図5(C)は図5(A)の車両用照明装置のVC−VC断面図であり、図5(D)は図5(A)の車両用照明装置のVD−VD断面図である。 図6(A)は図5(C)に示す車両用照明装置の要部を拡大して示す拡大部分断面図であり、図6(B)は図6(A)の断面図において一点鎖線VIBで囲んだ範囲の近傍を更に拡大して示す拡大部分断面図であり、図6(C)は図6(A)の断面図において一点鎖線VICで囲んだ範囲の近傍を更に拡大して示す拡大部分断面図であり、図6(D)は図6(C)に示す構成の変形例を示す拡大部分断面図である。 図7は従来例の電子機器を示す図であり、図7(A)は斜視図、図7(B)は平面図、図7(C)は図7(B)の電子機器のVIIC−VIIC断面図、図7(D)は図7(B)の電子機器のVIID−VIID断面図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態に係る車両用照明装置1について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る車両用照明装置1の分解斜視図であり、図2は一実施形態に係る車両用照明装置1の斜視図であり、図3は図2の車両用照明装置1を裏側から見た斜視図である。これらの図に例示する車両用照明装置1は、車室の天井部分に設置されるランプである。例えば、使用位置と収納位置との間で回動可能なサンバイザーがその収納位置にあるときにサンバイザーによって隠れる天井の部分に車両用照明装置1が設置されるものとしてもよい。車両用照明装置1の点灯および消灯の動作は、サンバイザーの収納位置と使用位置の間の回動と連動して行われるものであってもよく、サンバイザーに設けられるバニティミラーの蓋の開閉と連動して行われるものであってもよく、あるいは、別途のスイッチにより行われるものであってもよく、更には、これらに限られない。
図示するように、車両用照明装置1はレンズ部10と、ハウジング20と、基板30と、カバー40を有する。
(レンズ部)
レンズ部10は主としてポリカーボネート樹脂(PC樹脂)、アクリル樹脂(PMMA樹脂)等の光透過性の樹脂からなる板状の部材である。レンズ部10には光拡散材が分散されていてもよい。レンズ部10の中央を含む部分は、その表面に対してシボ加工やレンズカット加工等の凹凸処理が行われることで内部構造が透視できない様になっている。
(基板)
基板30はいわゆるプリント配線板によって実現され、特にアルミ基板や銅基板といった放熱性に優れる金属ベース基板により実現される。基板30の表面上に光源としてのLED31およびその他の素子が実装される。さらに、基板30にはコネクタ嵌合部32が設けられ、コネクタ嵌合部32の内部には、LED31への電力供給のための電源端子が収容される。コネクタ嵌合部32は電力供給用のコネクタを受け入れるためのコネクタ受け入れ開口32aを有する。LED31は発光部を含んでパッケージ化されており、電源端子と基板30の回路配線(図示省略)を介して電力が供給されるとその発光部が光を発する。パッケージ化されたLED31の外形形状は矩形状、円形状、弾丸状など任意である。
(ハウジング)
ハウジング20はポリプロピレン樹脂(PP樹脂)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)、ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)、ABS樹脂、PC樹脂+ABS樹脂等の樹脂からなり、LED31からの光をレンズ部10側へ反射するための反射面21aを有する反射部21と、基板30を受け入れ、収納するための基板収納部22とを有する。図4(A)はハウジング20を反射部21側から見た図であり、図4(B)はハウジング20を基板収納部22側から見た図である。反射部21は内側に複数の反射面21aを有し、これらの反射面21aが略四角錐台状の形状を形成し、それらの内奥側の面21b(この面21bも反射面として機能し得る)に開口21c(以下、「LED挿通開口21c」と称する)を有する。LED挿通開口21cはLED31に対応する位置に設けられる。すなわち、基板30を基板収納部22に収納するとLED31はLED挿通開口21cに挿通する位置となる。
反射部21において、内奥側の面21bに対向する側は全面が略矩形状の開口(以下、「光出射開口21d」と称する)となっており、その光出射開口21dの縁を画定するハウジング20の縁部分はレンズ部10の縁部分の裏側と係合可能である。なお、反射面21aは、反射率の高い材質、色等に設定することが好ましい。例えば、ハウジング20全体を白色にすることによって反射面21aを白色にしてもよいし、反射面21aのみを選択的に白色にしてもよい。
基板収納部22は反射部21の反射面21aおよび内奥側の面21bとは反対の側(すなわち、反射部21の外側の面)に一体的に形成され、少なくとも内奥側の面21bの反対側の面とその近傍部分を内包する。ハウジング20の一部は反射部21と基板収納部22の両方に属する。基板収納部22の外形は全体として直方体形状に沿う形状を有する。基板収納部22は、反射部21とは反対となる側に、基板30を受け入れるための基板受け入れ開口22aを有する。基板収納部22内には複数の基板支持部22bが設けられ、基板30のLED31を実装した面(以下、「素子搭載面」と称する)を基板支持部22bに当接させ、基板30の素子搭載面とは反対側の面(以下、「素子非搭載面」と称する)を基板受け入れ開口22aの外側へ向けて露出させる態様で、基板30を基板収納部22内に収納することができる。反射部21の内奥側の面21bの反対側の面も基板支持部22bに含まれる。また、基板収納部22は、基板30を収納した際に、コネクタ嵌合部32のコネクタ受け入れ開口32aに対応する位置にコネクタを挿通するためのコネクタ挿通開口22cを有する。基板受け入れ開口22aとコネクタ挿通開口22cは、基板収納部2の隣り合う2つの面にそれぞれ設けられる。
ハウジング20の外側の面には更に、車両の天井の内装材の係合開口の縁と係合することで車両用照明装置1を天井に取り付けるためのスナップフィット23が形成されている。スナップフィット23は、天井への装着時に天井の内装材の裏側の方向へ突出する山型の形状となるように形成されている。スナップフィット23には、レンズ部10の縁の外方向に突出する裾部が形成され、裾部が内装材の係合開口の縁に係止されるようになっている。
(カバー40)
図5(A)は車両用照明装置1の裏側の平面図であり、図5(B)は図5(A)の車両用照明装置1のVB−VB断面図であり、図5(C)は図5(A)の車両用照明装置1のVC−VC断面図であり、図5(D)は図5(A)の車両用照明装置1のVD−VD断面図である。図6(A)は図5(C)に示す車両用照明装置1の要部(カバー40近傍部)を拡大して示す拡大部分断面図であり、図6(B)は図6(A)の断面図において一点鎖線VIBで囲んだ範囲付近を更に拡大して示す拡大部分断面図であり、図6(C)は図6(A)の断面図において一点鎖線VICで囲んだ範囲付近を更に拡大して示す拡大部分断面図である。
カバー40はアルミニウム、鉄、銅等の金属、窒化アルミニウム等の無機材料、金属またはカーボンを含有させた樹脂等からなり、一枚の板を折り曲げた形状を有する。より詳細には、図1に示すように、カバー40は基板収納部22の基板受け入れ開口22aに対向して、それを覆うための略矩形状の受熱部41を有する。カバー40は受熱部41の両側の二辺と境界を接し、受熱部41から同じ側へそれぞれ約90度折り曲げられた状態の平板状の2つの側方延在部42、43を有し、受熱部41の残る二辺と境界を接する部分には側方延在部が存在しない。これにより、カバー40を基板収納部22に装着した時に、基板収納部22の基板受け入れ開口22aを有する面およびコネクタ挿通開口22cを有する面と境界を接する2つの側面がカバー40の2つの側方延在部42、43により覆われる一方で、コネクタ挿通開口22cはカバー40によって覆われない。カバー40は更にもう一つの側方延在部を、基板収納部22のコネクタ挿通開口22cと反対側の面を覆う位置に有していてもよい。
受熱部41はカバー40の内側に突出する閉ループ状の突条部41aを有する。2つの側方延在部42、43は基板収納部22に対して固定される被固定部としての機能を有する。すなわち、被固定部としての側方延在部42、43にはそれぞれ複数の係合孔42a、43aが形成され、カバー40を基板収納部22に対して装着する際、基板収納部22の基板受け入れ開口22aとコネクタ挿通開口22cが形成された2つの面と境界を接する、向かい合う2つの側面の外側に形成された複数の係合突起22dとそれぞれ係合する。そのとき、カバー40の受熱部41の突条部41aはその全周において、基板30の素子非搭載面に当接し、基板30の素子搭載面はハウジング20の基板支持部22bに当接する。これによって、基板30は受熱部41の突条部41aとハウジング20の基板支持部22bの間に挟持され保持される。カバー40の受熱部41がハウジング20に直接接触しないように各部の寸法が決定されている。
カバー40は基板収納部22内に収納した基板30を保護する機能を有するとともに、基板30に接することで基板30から熱を受け取るヒートシンクとしての機能と、受け取った熱を外部へ放散させる放熱器としての機能を有する。特に、基板30の素子非搭載面と直接接することで熱を受け取りその熱を外部へ放出する受熱部41に加えて、受熱部41から更に拡がる2つの側方延在部42、43を有することで、受熱および放熱のための広い面積を確保している。これにより、カバー40は十分な受熱および放熱の効果を提供できる。
また、上述の構成により、カバー40の受熱部41と基板30の素子非搭載面との間には、突条部41aにより閉空間が形成される。そしてその閉空間には、図6(B)に示すように伝熱グリース50が充填される。このように、突条部41aはグリースだまりを構成する。伝熱グリース50は基板30からカバー40への伝熱を高めることで、LED31が発する熱をカバー40が受熱し放熱する効果を高めるために用いられる。伝熱グリース50として例えばシリコーンベースの伝熱グリースが用いられる。伝熱グリース50としては好ましくは二液硬化性樹脂が用いられる。これにより、伝熱グリース50は所定の時間の経過により硬化し、突条部41aと素子非搭載面の間の隙間から伝熱グリース50が漏出する可能性を低減することができる。
図6(C)に示すように、ハウジング20の基板収納部22の側面に設けた係合突起22dは、基板受け入れ開口22aとは反対の側に傾斜部221dを有し、この傾斜部221dは外側(すなわち、基板収納部22の側面から遠ざかる方向の側。図6(C)では左側)に行くほど基板受け入れ開口22aに近づく傾斜を有している。一方、カバー40の係合孔42a、43aの形成位置は、係合孔42a、43aの縁が常に傾斜部221dと接し、係合孔42a、43aの縁と傾斜部221dが押圧力を及ぼし合う位置となるように設定されている。傾斜部221dが上述のような傾斜を有しているため、傾斜部221dが係合孔42a、43aの縁に及ぼす力は、カバー40の側方延在部42、43を外側に開くように押す成分と、側方延在部42、43を垂直方向(図6(C)における上下方向)に引っ張り、カバー40の受熱部41を基板30の素子非搭載面に押し付けるように作用する成分とに分解され得る。
上述のとおり、カバー40の受熱部41は基板30の素子非搭載面には接するが、ハウジング20には接しないように各部の寸法が決定されている。また上述の通り、傾斜部221dがカバー40の係合孔42a、43aの縁に及ぼす力は、カバー40の側方延在部42、43を垂直方向に引っ張り、カバー40の受熱部41を基板30の素子非搭載面に押し付けるように作用する成分を含んでいるため、傾斜部221dが係合孔42a、43aの縁を常に押圧することで、カバー40の受熱部41は常に基板30の素子非搭載面に押し付けられることとなる。これにより、突条部41aと素子非搭載面との間に常に押圧力が働き、両者が密に接する。そのため、突条部41aと素子非搭載面との間の隙間からグリース50が外部へ漏出する可能性がより低減される。特に、ハウジング20、基板30、カバー40の形状や位置のばらつきによりカバー40が垂直方向に浮くと異音やグリース漏出の原因となるが、上述のとおり、突条部41aと素子非搭載面との間に常に押圧力が働きそれらが密に接するため、カバー40の浮き上がりにより異音やグリース漏出が発生する可能性を効果的に低減することができる。
係合突起22dにおいて、傾斜部221dの更に外側には平坦部222dが設けられている。平坦部222dは傾斜部221dのような傾斜を有しておらず、基板収納部23の側面と垂直な面を有する。そのため、何らかの理由により係合孔42a、43aの縁が傾斜部221dの上を移動してカバー40の被固定部としての側方延在部42、43がさらに外側に開くように弾性変形したとしても、係合孔42a、43aの縁が平坦部222dに引っ掛かり、カバー40の被固定部としての側方延在部42、43がそれ以上開くことを抑制することができる。なお、図6(C)に示す傾斜部221dは傾斜している面が平面状のものとしたが、図6(D)に示す傾斜部221d’のように、傾斜している面が曲面状のものでもよい。
以上の車両用照明装置1において、電力の供給を受けてLED31が光を発するとLED31からの直接光および反射面21a、内奥側の面21bで反射された光が光出射開口21dからレンズ部10を介して車両用照明装置1の外部、すなわち車室内へと照射される。図4から理解される様に、車両用照明装置1の平面形状の中心に対してLED31の設置位置が一方の側にやや寄っており、反射部21の反射面21aもLED31の設置位置に応じた形状となっている。これは、車両用照明装置1から発せられる光の照射範囲を、意図した照射範囲に合致させるためのものである。
以上説明した構成において、受熱部41は基板30の素子非搭載面の全体を覆うことが好ましいが、一部のみを覆うものであってもよい。
また、以上説明した構成において、側方延在部42、43の各々は、基板収納部22の側面のうちの対応する面の全体を覆うことが好ましいが、その一部のみを覆うものであってもよい。あるいは、側方延在部42、43の各々は、基板収納部22の側面のうちの対応する面よりも広い範囲まで広がるものであってもよい。
上記の説明においては、側方延在部42、43はそれぞれ平板状の部分として説明したが、本発明はこれに限られず、帯状、棒状、格子状など、任意の形状とすることができる。そのため、被固定部としての側方延在部42、43についても例えば受熱部41から帯状に延びる部分として形成して、その中に係合孔42a、43aを形成して、突起22dに係合させてもよい。
また、被固定部としての側方延在部42、43を基板収納部22の側面に固定する方法は、上記したような係合によるものに限らず、ねじ止め、接着などの固定方法によるものとしてもよい。
1…車両用照明装置(電子機器)
10…レンズ部
20…ハウジング
21…反射部
22…基板収納部(収納部)
23…スナップフィット
30…基板
31…LED(素子)
32…コネクタ嵌合部
40…カバー(放熱部)
41…受熱部
42、43…側方延在部(被固定部)

Claims (8)

  1. 発熱する素子を有する電子機器であって、
    前記素子が搭載された基板と、
    前記基板の素子非搭載面を露出させて前記基板を収納する収納部と、
    放熱部と、を備え、
    前記放熱部は、前記収納部の側面に固定される被固定部と、前記素子非搭載面を覆うように前記素子非搭載面に対向する面を有する受熱部と、を有し、
    前記受熱部はグリースだまりを有する、電子機器。
  2. 前記グリースだまりは、閉ループ状の突条部を有する、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記被固定部は、前記受熱部を前記素子非搭載面に対して押圧するように固定される、請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記収納部の前記側面は突起を有し、
    前記被固定部は前記突起と係合する孔を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記受熱部と前記収納部がケースを形成する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記放熱部は一枚の板状部材である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記被固定部は前記収納部の前記側面に沿う形状を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記収納部は直方体状の形状を有し、
    前記放熱部は前記収納部の直方体状の形状の一つの面および該一つの面と隣り合う別の二つまたは三つの面を覆う、請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子機器。
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