JP2018080658A - Egr装置付き多気筒エンジンの吸気装置とその製造方法 - Google Patents

Egr装置付き多気筒エンジンの吸気装置とその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成により製造コストの上昇を抑えることができるEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置とその製造方法を提供する。【解決手段】吸気装置2は、インテークマニホールド3を有する。インテークマニホールド3におけうマニホールド本体31には、2本のEGR傾斜通路部31a,31dと、2本のEGR分枝通路部31b,31cと、が設けられている。EGR傾斜通路部31a,31dは、EGRパイプ14が接続されたEGR接続開口部からY方向左右両端の吸気通路に向け直線状に延伸形成され、EGR分枝通路部31b,31cは、EGR傾斜通路部31a,31dにおける延伸の途中の部分から分岐して、Y方向の中程の吸気通路に向け直線状に延伸形成されている。EGR傾斜通路部31a,31dはX方向に対して斜め方向に延伸し、EGR分枝通路部31b,31cはX方向に沿って延伸している。【選択図】図2

Description

本発明は、EGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置及び吸気装置の製造方法に関し、特に、インテークマニホールドに形成されてなるトーナメント形のEGR通路部の構成に関する。
従来から、排気ガスの一部を吸気に還流させるEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置を備えた多気筒エンジンの開発が行われている。このように多気筒エンジンにEGR装置を付加することにより、燃焼ガス温度の過度の上昇を抑制して、窒素酸化物(NOx)の発生を抑えることができるとともに、吸気時におけるポンピングロスの低減が可能となる。
多気筒エンジンに対しては、気筒毎にEGR通路部を分岐する必要がある。このため、吸気装置におけるインテークマニホールドにトーナメント形のEGR通路部を設けてなる構成が開発されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、インテークマニホールドにおけるEGRパイプの接続部分から気筒列方向の両側に延伸する通路部と、当該通路部の両端部から各気筒に対応した吸気通路に対して正面視斜め方向に延伸する複数の分枝通路部と、を備える構成が開示されている。
特開2012−225170号公報
しかしながら、上記特許文献1で提案されている構成では、インテークマニホールドにEGR通路部を設けるために煩雑な作業が必要となり、製造コストの上昇を招くことが懸念される。具体的に、例えば、4気筒エンジンを想定する場合においては、気筒列方向に延伸する通路部を形成する工程、各気筒に対応する4本の分枝通路部を形成する4工程が必要となる。よって、上記特許文献1で提案されている構成では、エンジンの気筒数よりも少なくとも1工程多い製造工程を実行することが必要となる。
また、上記特許文献1で提案されている構成では、気筒列方向に延伸する通路部(連絡通路部)をドリル加工により形成する場合、ドリルの挿入口を後で塞ぐことも必要である。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、簡易な構成により製造コストの上昇を抑えることができるEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置とその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るEGR装置(排気ガスの一部を吸気に還流させる装置)付き多気筒エンジンの吸気装置は、前記多気筒エンジンのシリンダヘッドに取り付けられてなるインテークマニホールドを有する。
本態様において、前記シリンダヘッドに対する前記インテークマニホールドの取り付け方向を第1方向とし、前記多気筒エンジンの気筒列方向を第2方向とする。
前記インテークマニホールドは、筒状体であるマニホールド本体を有する。
前記マニホールド本体は、複数の吸気通路と、EGR接続開口部と、第1EGR傾斜通路部及び第2EGR傾斜通路部と、複数のEGR分枝通路部と、を有する。
前記複数の吸気通路は、筒内方に設けられ、前記多気筒エンジンの各気筒に対応し、前記第2方向に並んでいる。
前記EGR接続開口部は、前記マニホールド本体の筒外面部分における前記第2方向の中央部分に設けられ、前記EGR装置が接続されている。
前記第1EGR傾斜通路部及び前記第2EGR傾斜通路部は、前記EGR接続開口部から、前記複数の吸気通路の内の前記第2方向の両端部分にそれぞれ位置する第1吸気通路及び第2吸気通路に向けてそれぞれが直線状に延伸形成されてなり、各延伸方向が平面視で前記第1方向に対して斜め方向である。
前記複数のEGR分枝通路部は、前記第1EGR傾斜通路部又は前記第2EGR傾斜通路部の各延伸の途中の部分から分岐し、前記複数の吸気通路の内の前記第1吸気通路及び前記第2吸気通路を除く残りの複数の吸気通路に向けてそれぞれが直線状に延伸形成されてなり、当該延伸方向が平面視で前記第1方向に沿った方向である。
上記態様では、インテークマニホールドにおける複数の吸気通路の内、第2方向(気筒列方向)の両端部分の第1吸気通路及び第2吸気通路に対しては、第1EGR傾斜通路部及び第2EGR傾斜通路部を接続し、その他の吸気通路に対しては、複数のEGR分枝通路部を接続することとしている。そして、第1EGR傾斜通路部、第2EGR傾斜通路部、及び複数のEGR分枝通路部は、それぞれ直線状に延伸している。
よって、本態様では、インテークマニホールドにおける吸気通路の数だけEGR通路(第1EGR傾斜通路部、第2EGR傾斜通路部、及び複数のEGR分枝通路部)を設ければよく、製造における作業を簡易なものとすることができる。
また、上記態様では、インテークマニホールドにおけるEGR通路(第1EGR傾斜通路部、第2EGR傾斜通路部、及び複数のEGR分枝通路部)が全て吸気通路に接続されるものであり、上記特許文献1で提案の構成のように、気筒列方向に延伸する連絡通路部は存在しない。よって、本態様では、後から塞がなければならない開口部も存在しない。
従って、上記態様に係るEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置では、簡易な構成により製造コストの上昇を抑えることができる。
本発明の別態様に係るEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置は、上記構成において、前記EGR接続開口部は、平面視で、前記第2方向に長軸を有し、前記第1方向に短軸を有する長円形状又は楕円形状をしている。
上記態様では、EGR接続開口部を、平面視で長円形状又は楕円形状としているので、第1EGR傾斜通路部及び第2EGR傾斜通路部の形成に当たり、製造における作業性を良好なものとすることができる。例えば、ドリル加工で第1EGR傾斜通路部及び第2EGR傾斜通路部を形成する場合、長円形状又は楕円形状のEGR接続開口部からドリルの刃を挿入するときに高い作業性を確保することができる。
本発明の別態様に係るEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置は、上記構成において、前記第1EGR傾斜通路部及び前記第2EGR傾斜通路部の各内径は、前記EGR接続開口部から前記途中の部分までの区間の方が、前記途中の部分から前記第1吸気通路又は前記第2吸気通路に至るまでの区間よりも大きい。
上記態様では、第1EGR傾斜通路部及び第2EGR傾斜通路部の各内径を上記のように規定することにより、還流する排気ガスの高い分配性を確保することができる。
本発明の別態様に係るEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置は、上記構成において、前記複数のEGR分枝通路部の各内径は、前記第2方向における前記第1EGR傾斜通路部又は前記第2EGR傾斜通路部との分岐位置が、前記EGR接続開口部に近いほど大きい。
上記態様では、複数のEGR分枝通路部の各内径を上記のように規定することにより、還流する排気ガスの高い分配性を確保することができる。
本発明の別態様に係るEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置は、上記構成において、前記マニホールド本体は、金属材料を用い形成されてなる。
上記態様では、マニホールド本体を金属材料を用い形成することとしているので、高い剛性を確保することができる。そして、金属材料を用いマニホールド本体を形成することとしても、上記のように、高い作業性を以ってEGR通路部(第1EGR傾斜通路部、第2EGR傾斜通路部、及び複数のEGR分枝通路部)を形成することができる。
本発明の一態様に係るEGR装置付き多気筒エンジンのシリンダヘッドに取り付けられてなるインテークマニホールドを有する吸気装置の製造方法は、前記シリンダヘッドに対する前記インテークマニホールドの取り付け方向を第1方向とし、前記多気筒エンジンの気筒列方向を第2方向とするとき、前記インテークマニホールドを次の工程を経て製造する。
[準備工程] 金属材料からなる筒状体であって、筒内方に前記多気筒エンジンの各気筒に対応し、前記第2方向に並ぶ複数の吸気通路を有するマニホールド本体を準備する。
[開口部形成工程] 前記マニホールド本体の筒外面部分における前記第2方向の中央部分に、平面視で、前記第2方向に長軸を有し、前記第1方向に短軸を有する長円形状又は楕円形状をし、前記EGR装置との接続部分となるEGR接続開口部を形成する。
[傾斜通路形成工程] ドリル加工により、前記EGR接続開口部から、前記複数の吸気通路の内の前記第2方向の両端部分にそれぞれ位置する第1吸気通路及び第2吸気通路に向けてそれぞれが直線状に延伸し、各延伸方向が平面視で前記第1方向に対して斜め方向である第1EGR傾斜通路部及び第2傾斜通路部を形成する。
[分枝通路形成工程] ドリル加工により、前記複数の吸気通路の内の前記第1吸気通路及び前記第2吸気通路を除く残りの複数の吸気通路の各開口部から、前記第1EGR傾斜通路部又は前記第2EGR傾斜通路部に向けてそれぞれが直線状に延伸し、各延伸方向が平面視で前記第1方向に沿った方向である複数のEGR分枝通路部を形成する。
上記態様では、インテークマニホールドにおけるマニホールド本体に対して、それぞれ直線状に延伸する第1EGR傾斜通路部及び第2EGR傾斜通路部及び複数のEGR分枝通路部を形成することとしている。このため、ドリル加工でも容易にEGR通路部を形成することができる。
また、上記態様では、インテークマニホールドにおける吸気通路の数だけEGR通路(第1EGR傾斜通路部、第2EGR傾斜通路部、及び複数のEGR分枝通路部)を設ければよく、余分な通路部の形成が不要である。よって、製造における作業を簡易なものとすることができる。
また、上記態様では、インテークマニホールドにおける吸気通路の数だけEGR通路(第1EGR傾斜通路部、第2EGR傾斜通路部、及び複数のEGR分枝通路部)が全て吸気通路に接続されるものであり、上記特許文献1で提案の構成のように、気筒列方向に延伸する連絡通路部は存在しない。よって、本態様では、ドリル加工の後に開口部を塞ぐという余計な作業が不要である。
従って、上記態様に係る吸気装置の製造方法では、簡易な構成により製造コストの上昇を抑えることができる。
上記の各態様に係るEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置及び吸気装置の製造方法では、簡易な構成により製造コストの上昇を抑えることができる。
実施形態に係る多気筒エンジン1及び吸気装置2の構成を示す模式側面図である。 吸気装置2の構成を示す模式平面図である。 吸気装置2の構成を示す模式展開図である。 吸気装置2の構成を示す模式正面図である。 インテークマニホールド3におけるEGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cの各開口部31ao,31bo,31co,31doの形状を示す模式斜視図である。 EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cの構成を示す模式断面図である。 図4のVII−VII断面を示す図であって、インテークマニホールド3の内部構成を示す模式断面図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一態様であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[実施形態]
1.多気筒エンジン1及び吸気装置2の概略構成
本実施形態に係る多気筒エンジン1及び吸気装置2の概略構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、多気筒エンジン1は、Z方向上方にシリンダヘッド1aが配置され、その下側にシリンダブロック1bが取り付けられている。なお、本実施形態に係る多気筒エンジン1は、一例として、4気筒のディーゼルエンジンであって、図1の紙面に垂直な方向(車両の幅方向)に4つの気筒が並んでいる。即ち、多気筒エンジン1は、車両の幅方向に沿う方向で配置されてなる横置きエンジンである。
多気筒エンジン1の吸気ポート1cには、吸気装置2が取り付けられている。吸気装置2は、インテークマニホールド3及び断熱部材5を備える。インテークマニホールド3は、マニホールド本体31と、当該マニホールド本体31に対してX方向右側(車両の前方側)に取り付けられた通路カバー32と、を有する。
ここで、本実施形態では、マニホールド本体31及び通路カバー32がともに金属材料を用い形成されている。
断熱部材5は、シリンダヘッド1aからインテークマニホールド3への熱伝達を抑制するために、シリンダヘッド1aとインテークマニホールド3のマニホールド本体31との間に介挿されている。
2.吸気装置2の詳細構成
吸気装置2の詳細構成について、図2及び図3を用い説明する。図2は、吸気装置2をZ方向上方から平面視した模式平面図であり、図3は、吸気装置2の構成部位を展開して表した模式展開図である。
図2及び図3に示すように、吸気装置2は、通路カバー32に取り付けられたスロットルバルブ6を有する。スロットルバルブ6は、インテークマニホールド3に対して、Y方向の一方側の側方(車両の幅方向の側方)に配置されている。スロットルバルブ6は、インテークマニホールド3への流入吸気量を制御するためのバルブである。
また、図3に示すように、吸気装置2は、筒状体であるマニホールド本体31の開口部31fから筒内方に収容されたインタークーラ4を有する。インタークーラ4は、図示を省略する複数のフィンが、X−Z面に沿って設けられており、インテークマニホールド3に導入された空気は、複数のフィン間を通過することにより冷却される。
インタークーラ4は、そのフランジ部4aがマニホールド本体31の開口縁と通路カバー32とで挟み込まれ、6本のボルト(図2では、図示の都合上、3本のボルト51〜53だけを図示。)により固定されている。
図3に示すように、断熱部材5には、Y方向(車両の幅方向)に並ぶ複数の開口部5a〜5hが設けられている。本実施形態では、4気筒である多気筒エンジン1の各気筒に対して、2つずつの開口部5a〜5b,5c〜5d,5e〜5f,5g〜5hが設けられている。
なお、図2及び図3では、詳細な図示を省略しているが、マニホールド本体31におけるインタークーラ4が収容された部分よりも断熱部材5側の部分には、筒内方が4つの吸気通路に仕切られている。
図2に示すように、マニホールド本体31には、EGR装置の一部を構成するEGRパイプ14が接続されている。EGRパイプ14の接続箇所は、マニホールド本体31におけるY方向(多気筒エンジン1の気筒列方向)の略中央部分である。
図3に示すように、マニホールド本体31におけるZ方向上側の筒外面部分には、EGR接続開口部31eが設けられている。EGRパイプ14は、EGR接続開口部31eに接続されている。
なお、EGR接続開口部31eは、当該開口部を平面視する場合に、Y方向に長軸を有し、X方向に短軸を有する長円形状又は楕円形状の開口部となっている。
図2に示すように、マニホールド本体の筒外面部分には、2本のEGR傾斜通路部31a,31dと2本のEGR分枝通路部31b,31cとが形成されている。2本のEGR傾斜通路部31a,31d及び2本のEGR分枝通路部31b,31cは、マニホールド本体31と一体形成されている。
EGR傾斜通路部31aは、EGRパイプ14の接続箇所から、インテークマニホールド3における4つの吸気通路の内、Y方向(多気筒エンジン1の気筒列方向)の左側端に位置する吸気通路に向けて、直線状に延伸形成されている。そして、EGR傾斜通路部31aの延伸方向(軸芯Lの方向)が、X方向(シリンダヘッド1aに対するインテークマニホールド3の取り付け方向)に対して斜め方向となっている。
EGR傾斜通路部31dは、EGRパイプ14の接続箇所から、インテークマニホールド3における4つの吸気通路の内、Y方向(多気筒エンジン1の気筒列方向)の右側端に位置する吸気通路に向けて、直線状に延伸形成されている。そして、EGR傾斜通路部31dの延伸方向(軸芯Lの方向)が、X方向(シリンダヘッド1aに対するインテークマニホールド3の取り付け方向)に対して斜め方向となっている。
なお、軸芯Lと軸芯Lとは、EGRパイプ14の接続箇所の中心点Pを通りX方向に平行な仮想線に対して、線対称の関係となっている。
EGR分枝通路部31bは、EGR傾斜通路部31aの延伸の途中の部分から分岐し、EGR傾斜通路部31aが接続された吸気通路に隣接する吸気通路に向けて、直線状の延伸形成されている。そして、EGR分枝通路部31bの延伸方向(軸芯Lの方向)が、X方向(シリンダヘッド1aに対するインテークマニホールド3の取り付け方向)に沿う方向となっている。
EGR分枝通路部31cは、EGR傾斜通路部31dの延伸の途中の部分から分岐し、EGR傾斜通路部31dが接続された吸気通路に隣接する吸気通路に向けて、直線状の延伸形成されている。そして、EGR分枝通路部31cの延伸方向(軸芯Lの方向)が、X方向(シリンダヘッド1aに対するインテークマニホールド3の取り付け方向)に沿う方向となっている。
なお、EGR傾斜通路部31aに対するEGR分枝通路部31bの分岐点PとEGR傾斜通路部31dに対するEGR分枝通路部31cの分岐点Pとは、EGRパイプ14の接続箇所の中心点Pを通りX方向に平行な仮想線に対して、線対称の位置関係となっている。
図2及び図3に示すように、インテークマニホールド3及び断熱部材5は、7本のボルト7〜13(図3では、図示の都合上、4本のボルト7〜9,13のみを図示。)を用い、シリンダヘッド1aに対して共締めされている。
3.EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cとインテークマニホールド3の吸気通路との接続
EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cとインテークマニホールド3の吸気通路との接続について、図4及び図5を用い説明する。図4は、吸気装置2をシリンダヘッド1aの側から見た模式正面図であり、図5は、インテークマニホールド3における開口部31j〜31gを示す模式斜視図である。
図4に示すように、EGR傾斜通路部31a,31dは、各々が斜め方向に延伸形成されている。このため、図5に示すように、EGR傾斜通路部31a,31dにおける吸気通路31j,31gへの開口部31ao,31doが長円形状となっている(矢印A,Aで指し示す部分)。
なお、図4及び図5に示すように、EGR傾斜通路部31a,31dの各開口部31ao,31doは、吸気通路31j,31gのY方向中心にはなく、仕切壁31k,31mの側にオフセットした位置となっている。
図4に示すように、EGR分枝通路部31b,31cは、各々がX方向(紙面に垂直な方向)に沿って延神経性されている。このため、図5に示すように、EGR分枝通路部31b,31cにおける吸気通路31h,31iへの開口部31bo,31coがより円形状に近い形状となっている(矢印A,Aで指し示す部分)。
なお、図4及び図5に示すように、EGR分枝通路部31b,31cの各開口部31bo,31coについても、吸気通路31h,31iのY方向中心にはなく、仕切壁31k,31mの側にオフセットした位置となっている。ただし、オフセット量は、各開口部31ao,31doに比べて小さい。
4.空気及び排気ガスの流れ
インテークマニホールド3における空気の流れ及び排気ガスの流れについて、図6及び図7を用い説明する。図6は、EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cの構成を示す模式断面図であり、図7は、図4のVII−VII断面を示す図であって、インテークマニホールド3の内部構成を示す模式断面図である。
先ず、図6に示すように、EGRパイプ14(図2などを参照。)から導入された排気ガスは、EGR接続開口部31eからEGR傾斜通路部31a,31dのそれぞれに流れる。
EGR傾斜通路部31aを流通する排気ガスは、分岐点Pで、一部がEGR分枝通路部31bに分流される。ここで、本実施形態では、EGR傾斜通路部31aの内径が、中心点Pから分岐点Pに至る区間の方が、分岐点Pから開口部31aoに至る区間よりも大きくなっている。
また、EGR分枝通路部31bの内径は、EGR傾斜通路部31aにおける分岐点Pから開口部31aoに至る区間での内径よりも大きくなっている。
よって、排気ガスの優れた分配性が確保されている。
同様に、EGR傾斜通路部31dを流通する排気ガスは、分岐点Pで、一部がEGR分枝通路部31cに分流される。EGR傾斜通路部31dの内径についても、中心点Pから分岐点Pに至る区間の方が、分岐点Pから開口部31doに至る区間よりも大きくなっている。また、EGR分枝通路部31cの内径は、EGR傾斜通路部31dにおける分岐点Pから開口部31doに至る区間での内径よりも大きくなっている。
これによっても、排気ガスの優れた分配性が確保される。
次に、図7に示すように、スロットルバルブ6を介してインテークマニホールド3に導入された空気は、通路カバー32で囲繞された吸気通路32aからインタークーラ4を通り、吸気通路31oへと流れる。吸気通路31oについては、気筒列方向(図7の紙面に垂直な方向)で仕切られておらず、1つの吸気通路となっている。
図7に示すように、インテークマニホールド3のマニホールド本体31において、インタークーラ4が収容された部分よりも吸気の流れ方向の下流側(X方向左側の部分)には、開口断面積がSからSへと絞られた絞り部31nが設けられている。
EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cを通り導かれてきた排気ガスは、絞り部31nよりも吸気の流れ方向の下流側(X方向左側)で合流する。なお、図7では、EGR分枝通路部31bについて図示しているが、EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31cについても同様の場所で合流する。
また、EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cが吸気通路31g〜31j(図7では、図示の都合上、吸気通路31hだけを図示。)に接続される箇所は、仕切壁31k〜31mで仕切られた領域にある。
インタークーラ4を通過して流れてきた空気と、EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cを通り流れてきた排気ガスとは、インテークマニホールド3のマニホールド本体31における開口部31ho(図7では、図示の都合上、吸気通路31hの開口部31hoだけを図示。)から吸気ポート1cへ供給される。
5.EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cの形成方法
次に、吸気装置2の製造方法の内、マニホールド本体31へのEGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cの形成方法について、図6を用い説明する。
マニホールド本体31へのEGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cの形成は、次の工程を経てなされる。
(i)準備工程
金属材料からなり、Y方向(多気筒エンジン1の気筒列方向に相当)に並ぶ4つの吸気通路を有する筒状体を準備する。具体的には、図6に示すマニホールド本体31に対して、EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cが未形成の筒状体を準備する。
(ii)開口部形成工程
上記のように準備した筒状体の筒外面部分に対し、Y方向の中央部分に、平面視で、Y方向に長軸を有し、X方向(紙面に垂直な方向)に短軸を有する長円形状又は楕円形状のEGR接続開口部31eを形成する。
(iii)傾斜通路形成工程
段付きドリルを用いたドリル加工により、EGR接続開口部31eから、Y方向(多気筒エンジン1の気筒列方向)の両端に位置する吸気通路31g,31jのそれぞれに向けて、直線状に延伸するEGR傾斜通路部31a,31dを形成する。EGR傾斜通路部31aの形成では、ドリル刃を軸芯Lに沿って進め、EGR傾斜通路部31dの形成では、ドリル刃を軸芯Lに沿って進める。
(iv)分枝通路形成工程
ドリル加工により、Y方向(多気筒エンジン1の気筒列方向)の中程に位置する2つの吸気通路31h,31iのそれぞれから、EGR傾斜通路部31a,31dの各延伸の途中の部分(分岐点P,P)に向けてそれぞれが直線状に延伸するEGR分枝通路部31b,31cを形成する。
EGR分枝通路部31bの形成では、ドリル刃を軸芯Lに沿って進め、EGR分枝通路部31cの形成では、ドリル刃を軸芯Lに沿って進める。
以上のように、EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cが形成されてなるマニホールド本体31が完成する。
6.効果
本実施形態に係る吸気装置2では、インテークマニホールド3における多気筒エンジン1の気筒列方向の両端部分の吸気通路31g,31jに対しては、EGR傾斜通路部31a,31dを接続し、中程の吸気通路31h,31iに対しては、EGR分枝通路部31b,31cを接続することとしている。そして、EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cは、それぞれ直線状に延伸している。
よって、本実施形態に係る吸気装置2では、インテークマニホールド3における吸気通路31g〜31jの数(4つ)だけEGR通路(EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31c)を設ければよく、製造における作業を簡易なものとすることができる。
また、本実施形態に係る吸気装置2では、インテークマニホールド3におけるEGR通路(EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31c)が全て吸気通路31g〜31jに接続されるものであり、上記特許文献1で提案の構成のように、気筒列方向に延伸する連絡通路部は存在しない。よって、本実施形態に係る吸気装置では、後から塞がなければならない開口部も存在しない。
従って、本実施形態に係る吸気装置2では、簡易な構成により製造コストの上昇を抑えることができる。
また、本実施形態に係る吸気装置2では、EGR接続開口部31eを、平面視で長円形状又は楕円形状としているので、EGR傾斜通路部31a,31dの形成に当たり、製造における作業性を良好なものとすることができる。即ち、上述のように、ドリル加工でEGR傾斜通路部31a,31dを形成する場合、長円形状又は楕円形状のEGR接続開口部からドリル刃を挿入するときに高い作業性を確保することができる。
また、本実施形態に係る吸気装置2では、EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cの各内径を、図6を用い説明した規定とすることにより、還流する排気ガスの高い分配性を確保することができる。
また、本実施形態に係る吸気装置2では、マニホールド本体31を金属材料を用い形成することとしているので、高い剛性を確保することができる。そして、金属材料を用いマニホールド本体31を形成することとしても、上記のように、高い作業性を以ってEGR通路部(EGR傾斜通路31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31c)を形成することができる。
また、本実施形態に係る吸気装置2の製造方法では、マニホールド本体31に対して、それぞれ直線状に延伸するEGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31cを形成することとしている。このため、段付きドリルを用いたドリル加工でも容易にEGR通路部(EGR傾斜通路31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31c)を形成することができる。
また、本実施形態に係る吸気装置2の製造方法では、インテークマニホールド3における吸気通路31g〜31jの数(4つ)だけEGR通路(EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31c)を設ければよく、余分な通路部の形成が不要である。よって、製造における作業を簡易なものとすることができる。
また、本実施形態に係る吸気装置2の製造方法では、インテークマニホールド3におけるEGR通路(EGR傾斜通路部31a,31d及びEGR分枝通路部31b,31c)が全て吸気通路31g〜31jに接続されるものである。このため、ドリル加工の後に余計な開口部を塞ぐという作業が不要である。
従って、本実施形態に係る吸気装置2の製造方法では、簡易な構成により製造コストの上昇を抑えることができる。
[変形例]
上記実施形態では、多気筒エンジン1の一例として、4気筒のディーゼルエンジンを採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。気筒数については、5気筒以上でもよい。エンジンの種類については、ガソリンエンジンを採用することもできる。また、多気筒エンジンの搭載の向きについても、横置きだけでなく縦置きを採用することもできる。
また、上記実施形態では、マニホールド本体31における筒内方の開口横断面形状を略矩形としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、全体として長円形の開口横断面形状とすることもできる。
また、図7に示すように、上記実施形態では、マニホールド本体31の内方において、インタークーラ4が収容された部分と、仕切壁31k〜31mが設けられた部分との間に、多気筒エンジン1の気筒列方向に相互に連通する領域を設けることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。即ち、マニホールド本体31の内方において、インタークーラ4が収容された部分よりも吸気の流れ方向の下流側を仕切壁で完全に仕切ることとしてもよい。
また、上記実施形態では、マニホールド本体31及び通路カバー32の双方を金属材料から構成することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、マニホールド本体31及び通路カバー32の一方を樹脂材料から構成することとしてもよい。
また、上記実施形態では、マニホールド本体31について、インタークーラ4が収納されて成る部分と、それよりも吸気の流れ方向の下流部分とを、一体形成することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。両部分を別部材とすることも可能である。
また、上記実施形態では、マニホールド本体31と通路カバー32との接合にボルト51〜53を用いることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、リベットを用いて接合することとしてもよい。
また、上記実施形態では、インテークマニホールド3をシリンダヘッド1aに対して取り付けるため、7本のボルト7〜13を用いることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、2本〜6本のボルトを用いることや、8本以上のボルトを用いることとしてもよい。
また、上記実施形態では、マニホールド本体31を構成する金属材料については、特に言及しなかったが、種々の材料を採用することができる。例えば、アルミニウム合金などを採用することができる。
また、マニホールド本体31や通路カバー32を樹脂材料を用い形成するとした場合には、種々の樹脂材料を採用することができる。例えば、ガラス繊維を混入させたナイロン系樹脂材料などを採用することができる。
また、上記実施形態では、インテークマニホールド3における通路カバー32をインテークマニホールド3における最も車両前方側に配置することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、車両の側方側となってもよい。
また、多気筒エンジン1に対するインテークマニホールド2の配置場所についても、必ずしも車両前方側に限定されるものではない。例えば、車両の側方側に配置することとしてもよいし、車両後方側に配置することとしてもよい。
また、上記実施形態では、4気筒のエンジン(多気筒エンジン1)に取り付けられる吸気装置2を一例としたため、EGR傾斜通路部31aから1つのEGR分枝通路部31bが分岐し、EGR傾斜通路部31dからも1つのEGR分枝通路部31cが分岐することとしたが、EGR分枝通路部の形成数については、エンジンの気筒数(吸気通路の数)に応じて、適宜変更が可能である。例えば、6気筒エンジンに取り付けられる吸気装置においては、1つのEGR傾斜通路部から2つのEGR分枝通路部が分岐することになる。
この場合に、EGR分枝通路部の内径は、気筒列方向において、分岐点がマニホールド本体の気筒列方向中心側であるほど、大きくなるようにしておけばよい。これにより、排気ガスの優れた分配性を確保することができる。
また、上記実施形態では、図6に示したように、EGR分枝通路部31b,31cの各内径は、EGR傾斜通路部31a,31dにおける分岐点P,Pから開口部31ao,31doに至る各区間での内径よりも大きくなっている。これは、EGR傾斜通路部31a,31dにおいて、中心点P1から分岐点P,Pに至る区間に対して、分岐点P,Pから開口部31ao,31doに至る各区間がそれぞれ直線状になっているのに対して、EGR分枝通路部31b,31cは、それぞれEGR傾斜通路部31a,31dに対して分岐角度を有していることを考慮したものである。即ち、仮に、EGR分枝通路部の各内径を、EGR傾斜通路部における分岐点から開口部に至る各区間での内径と同じ径とした場合には、ガスの流れ易さ/流れ難さという観点から、EGR分枝通路部の方が、EGR傾斜通路部における分岐点から開口部に至る各区間よりも不利になってしまうことを考慮したものである。
しかしながら、本発明では、EGR分枝通路部の各内径を、EGR傾斜通路部における分岐点から各EGR傾斜通路部の開口部に至る各区間での内径と同じ径とすることも可能である。例えば、EGR分枝通路部の管長に対してEGR傾斜通路部における分岐点からEGR傾斜通路部の開口部に至る各区間の管長が長く、管抵抗の観点からEGR傾斜通路部における分岐点からEGR傾斜通路部の開口部に至る区間の方が不利となる場合には、略同じ内径とすることができる。
また、EGR傾斜通路部における分岐点からEGR傾斜通路部の開口部に至る区間でのガス流量と、EGR分枝通路部でのガス流量との差異が、設計上の許容範囲である場合には、略同じ内径とすることができる。この場合には、EGR傾斜通路部とEGR分枝通路部とを同じドリル刃を用い加工することが可能となり、ドリル種類の低減が可能となり、作業効率の向上を図ることが可能となる。
1 多気筒エンジン
2 吸気装置
3 インテークマニホールド
14 EGRパイプ(EGR装置)
31 マニホールド本体
31a,31d EGR傾斜通路部
31b,31c EGR分枝通路部

Claims (6)

  1. 排気ガスの一部を吸気に還流させるEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置において、
    前記吸気装置は、前記多気筒エンジンのシリンダヘッドに取り付けられてなるインテークマニホールドを有し、
    前記シリンダヘッドに対する前記インテークマニホールドの取り付け方向を第1方向とし、前記多気筒エンジンの気筒列方向を第2方向とするとき、
    前記インテークマニホールドは、筒状体であるマニホールド本体を有し
    前記マニホールド本体は、
    筒内方に設けられ、前記多気筒エンジンの各気筒に対応し、前記第2方向に並ぶ複数の吸気通路と、
    筒外面部分における前記第2方向の中央部分に設けられ、前記EGR装置が接続されてなるEGR接続開口部と、
    前記EGR接続開口部から、前記複数の吸気通路の内の前記第2方向の両端部分にそれぞれ位置する第1吸気通路及び第2吸気通路に向けてそれぞれが直線状に延伸形成されてなり、各延伸方向が平面視で前記第1方向に対して斜め方向である第1EGR傾斜通路部及び第2EGR傾斜通路部と、
    前記第1EGR傾斜通路部又は前記第2EGR傾斜通路部の各延伸の途中の部分から分岐し、前記複数の吸気通路の内の前記第1吸気通路及び前記第2吸気通路を除く残りの複数の吸気通路に向けてそれぞれが直線状に延伸形成されてなり、当該延伸方向が平面視で前記第1方向に沿った方向である複数のEGR分枝通路部と、
    を有する、
    EGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置。
  2. 請求項1記載のEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置であって、
    前記EGR接続開口部は、平面視で、前記第2方向に長軸を有し、前記第1方向に短軸を有する長円形状又は楕円形状をしている、
    EGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置であって、
    前記第1EGR傾斜通路部及び前記第2EGR傾斜通路部の各内径は、前記EGR接続開口部から前記途中の部分までの区間の方が、前記途中の部分から前記第1吸気通路又は前記第2吸気通路に至るまでの区間よりも大きい、
    EGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか記載のEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置であって、
    前記複数のEGR分枝通路部の各内径は、前記第2方向における前記第1EGR傾斜通路部又は前記第2EGR傾斜通路部との分岐位置が、前記EGR接続開口部に近いほど大きい、
    EGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか記載のEGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置であって、
    前記マニホールド本体は、金属材料を用い形成されてなる、
    EGR装置付き多気筒エンジンの吸気装置。
  6. EGR装置付き多気筒エンジンのシリンダヘッドに取り付けられてなるインテークマニホールドを有する吸気装置の製造方法において、
    前記シリンダヘッドに対する前記インテークマニホールドの取り付け方向を第1方向とし、前記多気筒エンジンの気筒列方向を第2方向とするとき、
    前記インテークマニホールドを、
    金属材料からなる筒状体であって、筒内方に前記多気筒エンジンの各気筒に対応し、前記第2方向に並ぶ複数の吸気通路を有するマニホールド本体を準備する準備工程と、
    前記マニホールド本体の筒外面部分における前記第2方向の中央部分に、平面視で、前記第2方向に長軸を有し、前記第1方向に短軸を有する長円形状又は楕円形状をし、前記EGR装置との接続部分となるEGR接続開口部を形成する開口部形成工程と、
    ドリル加工により、前記EGR接続開口部から、前記複数の吸気通路の内の前記第2方向の両端部分にそれぞれ位置する第1吸気通路及び第2吸気通路に向けてそれぞれが直線状に延伸し、各延伸方向が平面視で前記第1方向に対して斜め方向である第1EGR傾斜通路部及び第2傾斜通路部を形成する傾斜通路形成工程と、
    ドリル加工により、前記複数の吸気通路の内の前記第1吸気通路及び前記第2吸気通路を除く残りの複数の吸気通路の各開口部から、前記第1EGR傾斜通路部又は前記第2EGR傾斜通路部に向けてそれぞれが直線状に延伸し、各延伸方向が平面視で前記第1方向に沿った方向である複数のEGR分枝通路部を形成する分枝通路形成工程と、
    を経て製造する、
    吸気装置の製造方法。
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