JP2018077265A - ヒータ制御装置、ヒータ制御方法、および画像形成装置 - Google Patents

ヒータ制御装置、ヒータ制御方法、および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018077265A
JP2018077265A JP2016216931A JP2016216931A JP2018077265A JP 2018077265 A JP2018077265 A JP 2018077265A JP 2016216931 A JP2016216931 A JP 2016216931A JP 2016216931 A JP2016216931 A JP 2016216931A JP 2018077265 A JP2018077265 A JP 2018077265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
signal
pwm signal
soft start
drive circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016216931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6780451B2 (ja
Inventor
武司 玉田
Takeshi Tamada
武司 玉田
幹之 青木
Mikiyuki Aoki
幹之 青木
拓 木村
Hiroshi Kimura
拓 木村
誠一 切久保
Seiichi Kirikubo
誠一 切久保
明則 木俣
Akinori Kimata
明則 木俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016216931A priority Critical patent/JP6780451B2/ja
Publication of JP2018077265A publication Critical patent/JP2018077265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6780451B2 publication Critical patent/JP6780451B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

【課題】1つのPWM制御信号に基づいて、複数のヒータについてPWM制御を行いかつヒータごとに個別のソフトスタートを行う。【解決手段】第1の駆動回路51および第2の駆動回路52を制御するヒータ制御装置6は、第1の駆動回路51を制御する信号である第1のPWM信号S1、および第2のヒータへの電力の供給を指令するオンオフ信号S3を生成する第1制御部61と、オンオフ信号S3がオン状態であるときに第2の駆動回路52を制御する信号である第2のPWM信号S2を第1のPWM信号S1を用いて生成する第2制御部とを有し、第2のPWM信号S1は、ソフトスタートパルス列とそれに続く定常制御パルス列とからなり、ソフトスタートパルス列は、第1のPWM信号S1に同期しかつ各パルスがデューティ比の設定条件を満たすパルスからなり、定常制御パルス列は第1のPWM信号S1に同期したパルスからなる。【選択図】図6

Description

本発明は、ヒータ制御装置、ヒータ制御方法、および画像形成装置に関する。
電子写真法によって用紙に画像を印刷する画像形成装置は、トナー像が転写された用紙を加熱する定着器を有している。加熱によって色材であるトナーが溶融して用紙に定着する。例えば、ローラ式の定着器は、加熱ローラと加熱ローラに当接してニップ部を形成する加圧ローラとを備え、ニップ部に送られてきた用紙を搬送しながら加熱する。加熱ローラのヒータとしてハロゲンランプがしばしば用いられる。
加熱ローラのヒータに電力を供給する駆動回路として、スイッチング電源回路がしばしば用いられる。スイッチング電源回路のスイッチング素子をパルス幅変調(PWM: Pulse Width Modulation )によりオンオフするすることにより、すなわちPWM制御を行うことにより、ヒータに供給する電力を微調整することができる。また、多様なPWM制御信号の生成が可能な制御装置によると、駆動の開始に際して突入電流を低減するために電力の供給量を少なくする制御であるソフトスタートを行うことができるともとに、ソフトスタートの条件(期間の長さ、デューティ比など)を適宜変更することができる。
定着器の駆動に伴う画像形成装置の消費電力の変動を低減するための先行技術として、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、定着器に複数のヒータを設け、複数のヒータに対して個々にPWM制御を行い、その際に、電流の流れる時期が集中しないようPWM制御信号のONタイミングをヒータごとに制御することが開示されている。
また、ハロゲンランプをヒータとして用いる場合における突入電流を低減するための先行技術として、特許文献2に記載の技術がある。特許文献2には、定着ベルトの幅方向中央部を加熱するハロゲンヒータと幅方向両端部を加熱するハロゲンヒータとに対してPWM制御を行う際に、これらのハロゲンヒータの点灯開始タイミングをずらすことが開示されている。ただし、点灯開始タイミングをずらす手法について具体的な開示はない。
特開平11−73057号公報 特開2013−130891号公報
複数のヒータに対してそれぞれに適したソフトスタートを行いたい場合がある。例えば、定格電力が互いに異なる複数のヒータを用いる場合には、ヒータ間に昇温特性の差異があるので、ヒータごとに条件を設定してソフトスタートを行う必要がある。
特許文献2に記載の技術は、突入電流の発生する時期をヒータごとにずらすことができる。しかし、複数のヒータについて一律のソフトスタートを行うので、複数のヒータの間に温度差または昇温特性の差がある場合に、複数のヒータのいずれかについて突入電流の低減が不十分になるおそれがある。突入電流の低減が不十分であると、駆動に用いる回路の部品が破損したり、画像形成装置の周囲の機器(照明器具など)に影響を及ぼすノイズが発生したりすることがある。
仮に、ソフトスタート制御を行う時間を突入電流が十分に低減されるよう長くすると、ヒータによる加熱の対象が所望の温度になるのが遅くなる。このため、画像形成装置においては、定着の開始が遅れて画像形成の生産性が低下してしまう。
特許文献1に記載の技術は、複数のヒータに対して個別にPWM制御を行うので、複数のヒータのそれぞれに適したソフトスタート制御を行うことができる。しかし、少なくともソフトスタート制御の条件が互い異なる複数のPWM制御信号を生成するヒータ制御装置が必要である。
ところで、画像形成装置においては、汎用のCPU(Central Processing Unit) または専用のASIC(application specific integrated circuit) などの制御用部品が搭載される。この制御用部品は、複数の制御対象との信号のやりとりを可能にする多数の入出力端子(ポート)を有している。そして、定着器のヒータの制御の他に、例えばプリンタエンジンおよび搬送機構などの制御をも受け持つ。
一般に、この種の制御用部品は、互いに異なる複数のPWM制御信号を生成する機能および生成した複数のPWM制御信号を個別に出力するための複数の出力端子(以下、「PWMポート」という)を有している。つまり、この種の制御用部品によると、特許文献1に記載されているように、複数のヒータに対する個別のPWM制御を行うことができる。
しかし、近年、画像形成装置においては、PWM制御を行うべき制御対象(モータ、ヒータなど)が増加している。すなわち、PWMポートの需要が増している。
このような状況において、PWMポートの数には限りがあることから、複数のヒータの制御に際してヒータごとに1つずつPWMポートを使用すると、当該複数のヒータ以外の1つまたは複数の制御対象についてPWM制御を行うことができなくなる、という問題があった。
搭載する制御用部品をそれよりもPWMポートの数の多い上位の制御用部品に変更したり、ヒータの制御のために別の制御用部品を追加したりすると、画像形成装置の製造コストが上昇してしまう。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、1つのPWM制御信号に基づいて、複数のヒータについてPWM制御を行いかつヒータごとに個別のソフトスタートを行うことのできるヒータ制御装置およびヒータ制御方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るヒータ制御装置は、第1のヒータに電力を供給する第1の駆動回路および第2のヒータに電力を供給する第2の駆動回路を制御するヒータ制御装置であって、前記第1の駆動回路をパルス幅変調により制御する信号である第1のPWM信号、および前記第2のヒータへの電力の供給または供給停止を指令するオンオフ信号を生成する第1制御部と、前記オンオフ信号が前記供給を指令するオン状態であるときに、前記第2の駆動回路をパルス幅変調により制御する信号である第2のPWM信号を当該第1のPWM信号を用いて生成する第2制御部と、を有する。前記第2のPWM信号は、ソフトスタートパルス列とそれに続く定常制御パルス列とからなり、前記ソフトスタートパルス列は、前記第1のPWM信号に同期しかつ各パルスがデューティ比の設定条件を満たすパルスからなり、前記定常制御パルス列は、前記第1のPWM信号に同期したパルスからなる。
ヒータ制御方法は、第1の駆動回路をパルス幅変調により制御する信号である第1のPWM信号を生成し、前記第1のPWM信号に同期しかつ各パルスがデューティ比の設定条件を満たすパルスからなるソフトスタートパルス列とそれに続いて前記第1のPWM信号に同期したパルスからなる定常制御パルス列とからなる第2のPWM信号を生成し、前記第1のPWM信号によって前記第1の駆動回路を制御し、前記第2のヒータに電力を供給する指令信号がオン状態であるときに前記第2のPWM信号によって前記第2の駆動回路を制御する。
なお、ここで「第1のPWM信号に同期」とは、第1のPWM信号の各パルスと時間的に一定の関係を持たせることである。
本発明によると、1つのPWM制御信号に基づいて、複数のヒータについてPWM制御を行いかつヒータごとに個別のソフトスタートを行うことのできるヒータ制御装置およびヒータ制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るヒータ制御装置を備えた画像形成装置の構成の概要を示す図である。 ヒータユニットの構成の例を示す図である。 ヒータ駆動部およびヒータ制御装置の構成の概要を示す図である。 ヒータ駆動部を制御する信号の例を示す図である。 ヒータ駆動部の回路構成を示す図である。 ヒータ制御装置の回路構成の第1例を示す図である。 図6のヒータ制御装置の動作のタイミングを示す図である。 ヒータ制御装置の回路構成の第2例を示す図である。 図8のヒータ制御装置の動作のタイミングを示す図である。 ヒータ制御装置の回路構成の第3例を示す図である。 図10のヒータ制御装置の動作のタイミングを示す図である。 ヒータ制御装置の回路構成の第4例を示す図である。 ヒータ制御装置の回路構成の第5例を示す図である。 図13のヒータ制御装置の動作のタイミングを示す図である。
図1には本発明の一実施形態に係るヒータ制御装置6を備えた画像形成装置1の構成の概要が、図2にはヒータユニット4の構成の例が示されている。
図1において、画像形成装置1は、電子写真式のプリンタエンジン10を備えたカラープリンタである。画像形成装置1のユーザは、ハウジングの上部に設けられた操作パネル19を用いて画像形成装置1を直接に操作することができる。
プリンタエンジン10は4個のイメージングステーション11,12,13,14を有しており、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色のトナー像を並行して形成する。イメージングステーション11,12,13,14のそれぞれは、筒状の感光体、帯電チャージャ、現像器、クリーナ、および露光用の光源などを有している。
4色のトナー像は中間転写ベルト16に一次転写され、用紙カセット20から給紙ローラ15Aによって引き出されてレジストローラ対15Bを経て搬送されてきた用紙2に二次転写される。二次転写の後、用紙2は定着器17の内部を通って上部の排紙トレイ18へ送り出される。定着器17を通過するとき、加熱および加圧によってトナー像が用紙2に定着する。
定着器17は、加熱ローラ171と加圧ローラ172とを有し、これらのローラで用紙2を搬送しながら熱と圧力とを用紙2に加える。加熱ローラ171は、その筒状の芯金内に熱源としてランプ加熱式のヒータユニット4を内蔵している。ヒータユニット4は、ヒータ駆動部5から供給される電力により発熱し、加熱ローラ171の周面を昇温させる。ヒータ駆動部5は、ヒータ制御装置6により制御される。用紙2が定着器17を通過するときに、加熱ローラ171が定着に適した温度になるように、ヒータ制御装置6によってヒータ駆動部5が制御される。
図2において、ヒータユニット4は、第1のヒータ41と第2のヒータ42とを有する。第1のヒータ41は、例えばハロゲンランプであり、加熱ローラ171における回転軸方向M7の中央部を加熱するように配置されている。第1のヒータ41は、使用される用紙2のサイズにかかわらず、画像を形成する際には必ず点灯駆動される。
第2のヒータ42は、例えば第1のヒータ41よりも定格電力の小さい2個のハロゲンランプ42A,42Bから構成され、加熱ローラ171における回転軸方向M7の両端部を加熱するように配置されている。ハロゲンランプ42A,42Bは、例えば直列接続されている。
第2のヒータ42は、加熱ローラ171の両端部を昇温させる必要がある場合に、例えば加熱ローラ171の中央部および両端部と接する大きなサイズの用紙2を使用する場合に、点灯駆動される。通常、第2のヒータ42が点灯駆動される場合には、第1のヒータ41も点灯駆動される
加熱ローラ171の近傍には、周面における回転軸方向M7の中央部の温度を検出するセンサ71、および同じく両端部を検出するセンサ72,73が配置されている。
図3にはヒータ駆動部5およびヒータ制御装置6の構成の概要が、図4にはヒータ駆動部を制御する信号の例が、それぞれ示されている。
図3において、ヒータ駆動部5は、第1のヒータ41に電力を供給する第1の駆動回路51および第2のヒータ42に電力を供給する第2の駆動回路52を有する。
そして、ヒータ制御装置6は、第1の駆動回路51を制御する第1制御部61および第2の駆動回路52を制御する第2制御部62を有する。
第1制御部61は、第1の駆動回路51をパルス幅変調により制御する信号である第1のPWM信号S1、および第2のヒータへの電力の供給または供給停止を指令するオンオフ信号S3を生成する。第1のPWM信号S1は、第1の駆動回路51に入力され、オンオフ信号S3は、第2制御部62に入力される。
第1制御部61には、センサ71,72,73が接続されている。第1制御部61は、センサ71の出力に応じて、加熱ローラ171が所定の温度になるように第1のPWM信号S1を生成する。また、第1制御部61は、第2のヒータ42を点灯駆動する必要があるときに、オンオフ信号S3の状態を第2のヒータ42への電力の供給を指令するオン状態とする。第2のヒータ42を点灯駆動する必要がないときには、オンオフ信号S3の状態を第2のヒータ42への電力の供給停止を指令するオフ状態とする。
第2制御部62は、オンオフ信号S3がオン状態であるときに、第2の駆動回路52をパルス幅変調により制御する信号である第2のPWM信号S2を、第1のPWM信号S1を用いて生成する。
図4において、第1のPWM信号S1は、ソフトスタートパルス列S11とそれに続く定常制御パルス列S12とから構成される。第1のPWM信号S1のパルス周期T0は例えば500μSである。
ソフトスタートパルス列S11は、第1のヒータ41の駆動の開始に際して第1の駆動回路51における突入電流を低減するためのソフトスタートに係る信号である。ソフトスタートパルス列S11の長さおよび各パルスのデューティ比は、第1のヒータ41の使用状況(前回の画像形成からの経過時間)などに応じて適宜変更される。
定常制御パルス列S12は、加熱ローラ171を所定の温度に加熱しまたは温度を保つように第1の駆動回路51を制御する信号である。定常制御パルス列S12の各パルスのデューティ比は、加熱ローラ171で検出された温度に応じて適宜変更される。
第2のPWM信号S2は、第1のPWM信号S1が出力される時点t1より遅れた時点t2に出力される。信号の出力を開始するタイミングをずらすことにより、ヒータユニット4による電力消費の集中を緩和することができる。ただし、第1のPWM信号S1の出力と同時に第2のPWM信号S2を出力することは可能である。
第2のPWM信号S2は、ソフトスタートパルス列S21とそれに続く定常制御パルス列S22とから構成される。
ソフトスタートパルス列S21は、第2のヒータ42の駆動の開始に際して第2の駆動回路52における突入電流を低減するためのソフトスタートに係る信号である。ソフトスタートパルス列S21は、第1のPWM信号S1に同期しかつ各パルスが後に述べるデューティ比の設定条件を満たすパルスからなる。
なお、「第1のPWM信号S1に同期」とは、第1のPWM信号S1の各パルスと時間的に一定の関係を持たせることである。したがって、パルスエッジが一致する状態のみでなく、パルスエッジがずれている状態をも含み、またパルス幅が異なってもよい。以下同様である。
定常制御パルス列S22は、第2の駆動回路52を第1の駆動回路51と同様に制御する信号であり、第1のPWM信号S1に同期したパルスからなる。
以下、第2制御部62における第2のPWM信号S2を生成する機能を中心にモータ制御装置6の構成および動作をさらに説明する。
図5にはヒータ駆動部6の回路構成が、図6にはヒータ制御装置6の回路構成の第1例が、図7には図6のヒータ制御装置6の動作のタイミングが、それぞれ示されている。
図5において、第1の駆動回路51は、商用電源500から供給される交流電力を整流し、所定の電圧の電力に変換して出力するスイッチング電源回路である。
第1の駆動回路51は、ダイオードブリッジからなる整流器71、コンデンサ502,504とコイル503とからなるπ型ノイズフィルタ、スイッチング素子513とダイオード511とコイル(リアクトル)512とからなる降圧チョッパ部、およびドライバ514を有する。スイッチング素子513は、例えばパワートランジスタである。IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )またはMOS−FET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor )であってもよい。
コイル512と第1のヒータ41とスイッチング素子513のコレクタ・エミッタ間とがこの順に直列に接続され、この直列回路がπ型ノイズフィルタの出力側のコンデンサ504に並列に接続される。コイル512と第1のヒータ41との直列回路に対して並列になるようダイオード511のカソードがコイル512に接続されるとともにアノードが第1のヒータ41に接続されている。ダイオード511は、スイッチング素子513が閉状態から開状態になったときに、コイル512に溜まっている磁気エネルギーを回生電流として第1のヒータ41に流すための還流素子である。
ドライバ514は、第1制御部61から入力される第1のPWM信号S1をスイッチング素子513の制御に適した電圧レベルの信号に変換してスイッチング素子513のベースに入力する。
第1の駆動回路51は、第1のPWM信号S1のデューティ比に応じた電圧の電力を第1のヒータ41に供給する。パルス幅変調により、正弦波に近い波形の電流が第1のヒータ41に供給される。
第2の駆動回路52は、コイル522、ダイオード521、スイッチング素子523、およびドライバ524を有する。第2の駆動回路52の回路構成は、第1の駆動回路51の高周波チョッパ部と同様である。すなわち、コイル522と第2のヒータ42とスイッチング素子523のコレクタ・エミッタ間とがこの順に直列に接続される。この直列回路に並列に接続されるようダイオード521がコイル522とスイッチング素子523のコレクタとに接続されている。ダイオード521は、スイッチング素子523が閉状態から開状態になったときに、コイル522に溜まっている磁気エネルギーを回生電流として第2のヒータ42に流すための還流素子である。
ドライバ524は、第2制御部62から入力される第2のPWM信号S2をスイッチング素子523の制御に適した電圧レベルの信号に変換してスイッチング素子523のベースに入力する。
第2の駆動回路52には、第1の駆動回路51におけるπ型ノイズフィルタを経た後の電力が入力される。第2の駆動回路52は、入力された電力を第2のPWM信号S2のデューティ比に応じた電圧の電力に変換して第2のヒータ42に供給する。
図6において、第1制御部61は、制御用のプログラムを実行するCPU100、プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)101、およびプログラムを実行するためのワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)102などを有する。CPU100は、プログラムに従って第1のPWM信号S1およびオンオフ信号S3などの制御信号を生成する機能を有している。CPU100は、ASICであってもよい。
CPU100により生成された第1のPWM信号S1は、端子(ポート)611から出力され、第2制御部62を経由して第1の駆動回路51のドライバ514に入力される。また、CPU100により生成されたオンオフ信号S3は、端子612から出力されて第2制御部62に入力される。
なお、第1制御部61と第2制御部62とを別体としてもよいし、1つの基板または素子として混載して設けてもよい。つまり、第1制御部61および第2制御部62の回路構成、部品構成、および実装方法などは、本実施形態に係わらず種々変更することができる。後に述べる変形例においても同様である。
第2制御部62は、期間設定タイマー621、デューティ設定タイマー622、論理積回路623、およびマルチプレクサ624(信号選択回路)を有する。
図7をも参照して、期間設定タイマー621は、オンオフ信号S3がオフ状態からオン状態に切り替わったときから所定時間が経過するまでの期間T4にアクティブとなるソフトスタート期間信号S4を生成する第1のタイマー回路である。期間設定タイマー621は、オンオフ信号S3のオン状態に切り替りを契機として所定時間の計時を開始し、計時中のみ出力がアクティブとなるものであればよい。プログラムによる制御が不要の簡単な構成の回路により期間設定タイマー621の機能を実現することができる。
デューティ設定タイマー622は、第1のPWM信号S1の各パルスのパルス幅w11、w12を所定値(w5)に変更する第2のタイマー回路であり、第1のPWM信号S1に同期したデューティ設定信号S5を生成する。デューティ設定タイマー622の機能も期間設定タイマー621と同様にプログラムによる制御が不要の簡単な構成の回路により実現することができる。
図7に示すように、デューティ設定信号S5は、第1のPWM信号S1の各パルスと立上りエッジが同期した複数のパルスから構成される。デューティ設定信号S5を構成する複数のパルスにおいて、パルス幅w5は一律である。図7の例において、パルス幅w5は、第1のPWM信号S1におけるソフトスタートパルス列S11におけるパルス幅w11と同じである。しかし、パルス幅w5は、第1のPWM信号S1における定常制御パルス列S12におけるパルス幅w12よりも短い。
論理積回路623には、第1のPWM信号S1およびオンオフ信号S3が入力される。論理積回路623は、当該オンオフ信号S3がオン状態であるときに当該第1のPWM信号S1を通過させる。すなわち、第1のPWM信号S1とオンオフ信号S3との論理積信号S6を出力する。
マルチプレクサ624は、ソフトスタート期間信号S4がアクティブのときには、デューティ設定タイマー622によりパルス幅の変更された第1のPWM信号S1であるデューティ設定信号S5をソフトスタートパルス列S21として選択する。また、ソフトスタート期間信号S4がアクティブではないときには、論理積回路623を通過した第1のPWM信号S1である論理積信号S6を定常制御パルス列S22として選択する。これらの選択により、マルチプレクサ624は、第2のPWM信号S2を出力する。
第2制御部62においては、ソフトスタートパルス列S21は、パルス幅w5が一律のデューティ設定信号S5の一部である。つまり、ソフトスタートパルス列S21の各パルスが満たすデューティ比の設定条件として、デューティ比を所定値(w5/T0)に限定することが定められている。
なお、本実施形態においては、第1のPWM信号S1のパルス周期T0が一定であるので、デューティ比を限定することはパルス幅を限定することと同等である。
ヒータ制御装置6の回路構成の変形例として、以下の第2例〜第5例がある。
図8にはヒータ制御装置6の回路構成の第2例が、図9には図8のヒータ制御装置6bの動作のタイミングが、それぞれ示されている。
図8において、ヒータ制御装置6bは、第1の駆動回路51を制御する第1制御部61bおよび第2の駆動回路52を制御する第2制御部62bを有する。ヒータ制御装置6bの基本的な構成は、図6のヒータ制御装置6の構成と同様である。
ヒータ制御装置6bにおいては、第2制御部62bに、図6のヒータ制御装置6の期間設定タイマー621に代えて、2個の期間設定タイマー621a,621bおよびマルチプレクサ625が設けられている。期間設定タイマー621aは、図8に示すように期間T4aにおいてアクティブとなるソフトスタート期間信号S4aを生成し、期間設定タイマー621bは、期間T4aよりも短い期間T4bにおいてアクティブとなるソフトスタート期間信号S4bを生成する。そして、第1制御部61bは、第1のPWM信号S1およびオンオフ信号S3の他に、第2のヒータに対する電力の供給におけるソフトスタートの長さの切替えを指令する期間切替え信号S7を端子613から出力する。
マルチプレクサ625は、第1制御部61bからの期間切替え信号S7が図9に実線で示すようにアクティブでないときには(ローレベル)、マルチプレクサ624に与えるソフトスタート期間信号S4として、ソフトスタート期間信号S4aを選択する。期間切替え信号S7が図9に一点鎖線で示すようにアクティブであるときには(ハイレベル)、ソフトスタート期間信号S4bを、ソフトスタート期間信号S4として選択する。
つまり、ヒータ制御装置6bは、期間T4aと期間T4bとの切替えが可能に構成されており、第2制御部61bは、期間切替え信号S7に従って、第2のPWM信号S2におけるソフトスタートパルス列S21a,S21bの長さを切り替える。
例えば、第2のヒータ42の前回の駆動からの経過時間が2時間未満と短くて第2のヒータ42が冷め切っていないと判断した場合には、第1制御部61bは、期間切替え信号S7をアクティブとする。この場合には、比較的に短いソフトスタートパルス列S21bとそれに続く定常制御パルス列S22bとからなる第2のPWM信号S2bが第2の駆動回路52へ出力される。期間切替え信号S7がアクティブでない場合には、比較的に長いソフトスタートパルス列S21aとそれに続く定常制御パルス列S22aとからなる第2のPWM信号S2aが第2の駆動回路52へ出力される。なお、期間切替え信号S7は、期間T4bが経過した後の適時にローレベルとされる。
図10にはヒータ制御装置6の回路構成の第3例が、図11には図10のヒータ制御装置6cの動作のタイミングが、それぞれ示されている。
図10において、ヒータ制御装置6cは、第1の駆動回路51を制御する第1制御部61cおよび第2の駆動回路52を制御する第2制御部62cを有する。ヒータ制御装置6cの基本的な構成は、図6のヒータ制御装置6の構成と同様である。
ヒータ制御装置6cにおいては、第2制御部62cに、図6のヒータ制御装置6のデューティ設定タイマー622に代えて、2個のデューティ設定タイマー622a,622bおよびマルチプレクサ626が設けられている。そして、第1制御部61cは、第1のPWM信号S1およびオンオフ信号S3の他に、ソフトスタートパルス列S21のパルス幅の切替えを指令するデューティ切替え信号S8を端子614から出力する。
デューティ設定タイマー622aは、図11に示すように、第1のPWM信号S1の各パルスのパルス幅w11、w12を所定値(w51)に変更する第2のタイマー回路であり、第1のPWM信号S1に同期したデューティ設定信号S5aを生成する。
同様に、デューティ設定タイマー622bは、第1のPWM信号S1の各パルスのパルス幅w11、w12を所定値(w52)に変更する第2のタイマー回路であり、第1のPWM信号S1に同期したデューティ設定信号S5bを生成する。デューティ設定信号S5bのパルス幅w52は、デューティ設定信号S5bのパルス幅w51よりも短い。
マルチプレクサ626は、第1制御部61cからのデューティ切替え信号S8が図11に示すようにアクティブでないときには(ローレベル)、マルチプレクサ624に入力すべきデューティ設定信号S5として、デューティ設定信号S5b選択する。デューティ切替え信号S8がアクティブであるときには(ハイレベル)、ソフトスタート期間信号S4として、ソフトスタート期間信号S4bを選択する。
ヒータ制御装置6cは、ソフトスタートパルス列S21cにおけるパルス幅(すなわちデューティ)の切替えが可能に構成されており、第2制御部61cは、デューティ切替え信号S8に従って、第2のPWM信号S2におけるソフトスタートパルス列S21cのパルス幅を切り替える。
図11の例では、ソフトスタートパルス列S21cの前半のパルス幅w51よりも後半のパルス幅w52を長くするようデューティ切替え信号S8がソフトスタートの途中で切り替えられている。ソフトスタートパルス列S21cは、パルス幅がw52であるパルス列S211とそれに続くパルス幅がw51であるパルス列S212とから構成される。つまり、ソフトスタートパルス列S21cの各パルスが満たすデューティ比の設定条件として、デューティ比を先頭側から段階的に大きくすることが定められている。
デューティ比を段階的に大きくすることにより、突入電流を低減しつつ第2のヒータ42をより速く昇温させることができる。
第2制御部61cの生成する第2のPWM信号S2cは、ソフトスタートパルス列S21cとそれに続く定常制御パルス列S22cとから構成される。
なお、図11の例では、ソフトスタートにおけるパルス幅の切替えを2段階としたが、計時する時間が互いに異なる3以上のデューティ設定タイマーを設け、3段階以上の切替えを行うことができる。
図12にはヒータ制御装置6の回路構成の第4例が示されている。第4例のヒータ制御装置6dは、第2例と第3例とを組み合わせた例である。
ヒータ制御装置6dは、第1制御部61dと第2制御部62dとを有する。第1制御部61dは、第1のPWM信号S1、オンオフ信号S3、期間切替え信号S7、およびデューティ切替え信号S8を出力する。第2制御部62dは、2個の期間設定タイマー621a,621b、2個のデューティ設定タイマー622a,622b、論理積回路623、および3個のマルチプレクサ624,625,626を有する。
図9および図11をも参照して、ヒータ制御装置6dは、ソフトスタートを行う期間T4a,T4bの切替え、およびソフトスタートにおけるパルス幅w51,w52の切替えが可能に構成されている。
図13にはヒータ制御装置6の回路構成の第5例が、図14には図13のヒータ制御装置6eの動作のタイミングが、それぞれ示されている。
図13において、ヒータ制御装置6eは、第1制御部61と第2制御部62eとを有する。第2制御部62eには、図6の第2制御部62と同様の構成要素に加えて、第2のPWM信号S2eの各パルスの立上りエッジを第1のPWM信号S1の各パルスの立上りエッジに対して遅延させる遅延部627が設けられている。
遅延部627は、マルチプレクサ624から出力されるPWM信号S20を遅延させて第2のPWM信号S2eとして第2の駆動回路52へ出力する。遅延部627による遅延の長さTdは、第1のPWM信号S1のパルス周期T0よりも短い値に設定されている。
以上の実施形態によると、1つのPWM制御信号(第1のPWM信号S1)に基づいて、複数のヒータ41,42についてPWM制御を行いかつヒータ41,42ごとに個別のソフトスタートを行うことができる。プログラムによらずに信号を生成する簡単な構成の回路(タイマー、論理回路、およびマルチプレクサ)により、第1のPWM信号S1とはソフトスタートの条件が異なる第2のPWM制御S2を生成することができる。したがって、PWMポートを有するプロセッサを複数個用いたり、複数のPWMポートを有するプロセッサを用いたりするよりも、ヒータ制御装置6,6b〜eの製造コストを低減することができる。
上に述べた実施形態において、ヒータユニット4は、複数のヒータ41,42を加熱ローラ171における回転軸方向M7の同じ部位を昇温させるように配置したものでもよい。
デューティ設定タイマー622a、622bに加えてさらに1個または複数個のデューティ設定タイマーを設け、ソフトスタートにおけるデューティの選択肢を3以上としてもよい。
期間設定タイマー621a、621bに加えてさらに1個または複数個の期間設定タイマーを設け、ソフトスタートの長さの選択肢を3以上としてもよい。
第1のヒータ41と第2のヒータ42と個別に制御する2系統の制御を例示したが、第3のヒータを追加して3系統の制御を行うことが可能である。その場合には、第2制御部62,62b〜62eと同様の構成をもつ第3制御部を設け、第2のヒータと第3のヒトとについて個別にオンオフを指令する2つのオンオフ信号を第1制御部61,61b〜61dに出力させるようにすればよい。
第2のPWM信号S2cだけでなく、第1のPWM信号S1のソフトスタートパルス列S11を、デューティ比が先頭側から段階的に大きくなるパルス列とすることができる。第1のPWM信号S1については、CPU100により生成されるので、ソフトスタートパルス列S11の長さおよびデューティ比の切替えを容易に行うことができる。
図8の第2例、図10の第3例、および図12の第4例についても、図13の第5例と同様に遅延部627を設けてもよい。遅延部627を設けることにより、第1のPWM信号S1の出力タイミングと第2のPWM信号S2b,S2c,S2dの出力タイミングとをずらして第2のヒータ42による電力消費の集中を緩和することができる。
その他、画像形成装置1およびヒータ制御装置6,6b,6c,6d,6e21のそれぞれの全体または各部の構成、パルス幅変調のパルス周期T0、処理の内容、順序、またはタイミングなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
2 用紙
6,6b,6c,6d,6e ヒータ制御装置
41 第1のヒータ
42 第2のヒータ
51 第1の駆動回路
52 第2の駆動回路
61,61b,61c,61d 第1制御部
62,62b,62c,62d,62e 第2制御部
71 センサ(第1温度センサ)
72,73 センサ(第2温度センサ)
171 加熱ローラ(ローラ)
621,621a、621b 期間設定タイマー(第1のタイマー回路)
622,622a、622b デューティ設定タイマー(第2のタイマー回路)
623 論理積回路(論理回路)
624 マルチプレクサ(信号選択回路)
627 遅延部
M7 回転軸方向(軸方向)
S1 第1のPWM信号
S2,S2b,S2c,S2d,S2e
S3 オンオフ信号
S4,s4a、S4b ソフトスタート期間信号
S7 期間切替え信号
S8 デューティ切替え信号
S21,S21b,S21c ソフトスタートパルス列
S22,S22b,S22c 定常制御パルス列
T0 パルス周期
T4,T4a,T4b 期間(ソフトスタートの長さ)
Td 遅延の長さ
w5,w51,w52 パルス幅(所定値)

Claims (13)

  1. 第1のヒータに電力を供給する第1の駆動回路および第2のヒータに電力を供給する第2の駆動回路を制御するヒータ制御装置であって、
    前記第1の駆動回路をパルス幅変調により制御する信号である第1のPWM信号、および前記第2のヒータへの電力の供給または供給停止を指令するオンオフ信号を生成する第1制御部と、
    前記オンオフ信号が前記供給を指令するオン状態であるときに、前記第2の駆動回路をパルス幅変調により制御する信号である第2のPWM信号を当該第1のPWM信号を用いて生成する第2制御部と、を有し、
    前記第2のPWM信号は、ソフトスタートパルス列とそれに続く定常制御パルス列とからなり、
    前記ソフトスタートパルス列は、前記第1のPWM信号に同期しかつ各パルスがデューティ比の設定条件を満たすパルスからなり、
    前記定常制御パルス列は、前記第1のPWM信号に同期したパルスからなる、
    ことを特徴とするヒータ制御装置。
  2. 前記設定条件として、デューティ比を所定値に限定することが定められている、
    請求項1記載のヒータ制御装置。
  3. 前記設定条件として、デューティ比を先頭側から段階的に大きくすることが定められている、
    請求項1記載のヒータ制御装置。
  4. 前記第1制御部は、前記ソフトスタートパルス列のパルス幅の切替えを指令するデューティ切替え信号を出力し、
    前記第2制御部は、前記デューティ切替え信号に従って、前記第2のPWM信号における前記前記ソフトスタートパルス列のパルスのパルス幅を切り替える、
    請求項3記載のヒータ制御装置。
  5. 前記第1制御部は、前記第2のヒータに対する電力の供給におけるソフトスタートの長さの切替えを指令する期間切替え信号を出力し、
    前記第2制御部は、前記期間切替え信号に従って、前記第2のPWM信号における前記ソフトスタートパルス列の長さを切り替える、
    請求項1ないし4のいずれかに記載のヒータ制御装置。
  6. 第2制御部には、前記第2のPWM信号の各パルスの立上りエッジを前記第1のPWM信号の各パルスの立上りエッジに対して遅延させる遅延部が設けられている、
    請求項1ないし5のいずれかに記載のヒータ制御装置。
  7. 前記遅延部による遅延の長さは、前記第1のPWM信号のパルス周期よりも短い、
    請求項6記載のヒータ制御装置。
  8. 前記第2制御部は、
    前記オンオフ信号が前記供給停止を指令するオフ状態から前記オン状態に切り替わったときから所定時間が経過するまでの期間にアクティブとなるソフトスタート期間信号を生成する第1のタイマー回路と、
    前記第1のPWM信号の各パルスのパルス幅を前記所定値に変更する第2のタイマー回路と、
    前記第1のPWM信号および前記オンオフ信号が入力され、当該オンオフ信号が前記オン状態であるときに当該第1のPWM信号を通過させる論理回路と、
    前記ソフトスタート期間信号がアクティブのときには、前記第2のタイマー回路によりパルス幅の変更された前記第1のPWM信号を前記ソフトスタートパルス列として選択し、前記ソフトスタート期間信号がアクティブではないときには、前記論理回路を通過した前記第1のPWM信号を前記定常制御パルス列として選択することにより、前記第2のPWM信号を出力する信号選択回路と、を有する、
    請求項2記載のヒータ制御装置。
  9. 前記第1のPWM信号は、デューティ比が先頭側から段階的に大きくなるソフトスタート用のパルス列を有する、
    請求項1ないし8のいずれかに記載のヒータ制御装置。
  10. 画像が形成された用紙を加熱するためのローラを有する画像形成装置であって、
    前記ローラにおける軸方向の中央部を加熱する第1のヒータと、
    前記ローラにおける前記軸方向の端部を加熱する第2のヒータと、
    前記第1のヒータに電力を供給する第1の駆動回路と、
    前記第2のヒータに電力を供給する第2の駆動回路と、
    前記第1の駆動回路および前記第2の駆動回路を制御するヒータ制御装置と、を有し、
    前記ヒータ制御装置は、
    前記第1の駆動回路をパルス幅変調により制御する信号である第1のPWM信号、および前記第2のヒータへの電力の供給または供給停止を指令するオンオフ信号を生成する第1制御部と、
    前記オンオフ信号が前記供給を指令するオン状態であるときに、前記第2の駆動回路をパルス幅変調により制御する信号である第2のPWM信号を当該第1のPWM信号を用いて生成する第2制御部と、を有しており、
    前記第2のPWM信号は、ソフトスタートパルス列とそれに続く定常制御パルス列とからなり、
    前記ソフトスタートパルス列は、前記第1のPWM信号に同期しかつ各パルスがデューティ比の設定条件を満たすパルスからなり、
    前記定常制御パルス列は、前記第1のPWM信号に同期したパルスからなる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記中央部の温度を検出する第1温度センサと、
    前記端部の温度を検出する第2温度センサと、を有し、
    前記第1制御部は、前記第1温度センサにより検出された温度に応じて、前記第1のPWM信号を生成して出力するとともに、前記第1温度センサにより検出された温度に応じて、前記オンオフ信号の状態を切り替える、
    請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記第1のヒータは、ハロゲンランプであり、
    前記第2のヒータは、前記第1のヒータよりも定格電力の小さいハロゲンランプである、
    請求項10または11記載の画像形成装置。
  13. 第1のヒータに電力を供給する第1の駆動回路および第2のヒータに電力を供給する第2の駆動回路を制御してヒータの電力を制御するヒータ制御方法であって、
    前記第1の駆動回路をパルス幅変調により制御する信号である第1のPWM信号を生成し、
    前記第1のPWM信号に同期しかつ各パルスがデューティ比の設定条件を満たすパルスからなるソフトスタートパルス列とそれに続いて前記第1のPWM信号に同期したパルスからなる定常制御パルス列とからなる第2のPWM信号を生成し、
    前記第1のPWM信号によって前記第1の駆動回路を制御し、
    前記第2のヒータに電力を供給する指令信号がオン状態であるときに前記第2のPWM信号によって前記第2の駆動回路を制御する、
    ことを特徴とするヒータ制御装置。
JP2016216931A 2016-11-07 2016-11-07 ヒータ制御装置および画像形成装置 Active JP6780451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216931A JP6780451B2 (ja) 2016-11-07 2016-11-07 ヒータ制御装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216931A JP6780451B2 (ja) 2016-11-07 2016-11-07 ヒータ制御装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018077265A true JP2018077265A (ja) 2018-05-17
JP6780451B2 JP6780451B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=62149224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016216931A Active JP6780451B2 (ja) 2016-11-07 2016-11-07 ヒータ制御装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6780451B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3796097A1 (en) * 2019-09-20 2021-03-24 Toshiba TEC Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and heating method

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1173057A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法および画像形成手順を記憶した記憶媒体
JPH11206111A (ja) * 1998-01-12 1999-07-30 Hitachi Ltd Dc−dcコンバータ
JP2002158549A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Sony Corp デジタルパワーアンプ装置
JP2003259634A (ja) * 2002-03-01 2003-09-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 負荷駆動回路及び負荷駆動方法
US20040222213A1 (en) * 2003-05-06 2004-11-11 Hirst B. Mark System and method for controlling power in an imaging device
JP2007273420A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 温度制御装置
JP2008076549A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 定着装置、通電制御方法、通電制御プログラム及び画像形成装置
JP2016092747A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 コニカミノルタ株式会社 スイッチング素子駆動回路、ヒータ装置および画像形成装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1173057A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法および画像形成手順を記憶した記憶媒体
JPH11206111A (ja) * 1998-01-12 1999-07-30 Hitachi Ltd Dc−dcコンバータ
JP2002158549A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Sony Corp デジタルパワーアンプ装置
JP2003259634A (ja) * 2002-03-01 2003-09-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 負荷駆動回路及び負荷駆動方法
US20040222213A1 (en) * 2003-05-06 2004-11-11 Hirst B. Mark System and method for controlling power in an imaging device
JP2007273420A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 温度制御装置
JP2008076549A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 定着装置、通電制御方法、通電制御プログラム及び画像形成装置
JP2016092747A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 コニカミノルタ株式会社 スイッチング素子駆動回路、ヒータ装置および画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3796097A1 (en) * 2019-09-20 2021-03-24 Toshiba TEC Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and heating method
US11281132B2 (en) 2019-09-20 2022-03-22 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and heating method
US11868067B2 (en) 2019-09-20 2024-01-09 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and heating method

Also Published As

Publication number Publication date
JP6780451B2 (ja) 2020-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9823609B2 (en) Image forming apparatus
US9703240B2 (en) Fuser control device and image forming apparatus
US20120301171A1 (en) Heating apparatus and image forming apparatus having the same
JP6780451B2 (ja) ヒータ制御装置および画像形成装置
JP2007049832A (ja) 電源装置および画像形成装置
JP4539453B2 (ja) ヒータ制御装置、画像形成装置、ヒータ制御方法及びプログラム
CN106556999B (zh) 图像形成装置
JP5011648B2 (ja) フリッカ抑制装置およびフリッカ抑制方法および画像形成装置の定着装置
JP2007003641A (ja) 定着装置及び定着ローラ加熱方法
US10520867B2 (en) Image forming apparatus
JP6589271B2 (ja) スイッチング素子駆動回路、ヒータ装置および画像形成装置
JP6515275B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2011096605A (ja) ヒータ駆動装置および画像形成装置
JP6562618B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP2014044617A (ja) 定着電源装置、画像形成装置及び定着電源制御方法
JP5530617B2 (ja) 電源装置
JP6535983B2 (ja) 誘導加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP2010217786A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2011186059A (ja) 温度制御装置および画像形成装置
JP2020003594A (ja) 画像形成装置
JP2018152273A (ja) ヒータ駆動装置、ヒータ制御方法、および画像形成装置
JP3970596B2 (ja) 定着器の熱源の電力供給装置
JP2005284093A (ja) 画像形成装置
JP2005251561A (ja) ヒータ駆動装置および画像形成装置
JP2017116781A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200827

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6780451

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150