JP6535983B2 - 誘導加熱装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

誘導加熱装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の加熱用コイルを用いた誘導加熱方式により加熱体を加熱させる誘導加熱装置、定着装置及び画像形成装置に関する。
従来から、複数の誘導加熱用コイルを用いた誘導加熱(Inducing Heating)方式により被加熱体を加熱する誘導加熱装置が知られている。
従来の誘導加熱装置では、例えば、複数の誘導加熱用コイルの駆動を制御する複数のスイッチング素子のそれぞれに、周波数が同一のPWM信号を供給し、被加熱体に対して連続的に電力を供給することが記載されている(特許文献1)。
しかしながら、従来の技術では、複数の加熱用コイルを同期して駆動させる。このため、例えば複数の加熱用コイルにおいて、最も使用頻度が高い主となる加熱用コイルの加熱が不要な場合があっても、主となる加熱用コイルの駆動を停止させた状態でその他の加熱用コイルを駆動させることができない。
開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の加熱用コイルを別々に駆動させることを目的としている。
開示の技術は、複数の誘導加熱用コイルを用いた誘導加熱方式により加熱体を加熱する誘導加熱装置であって、前段に前記誘導加熱用コイルに供給される直流電圧を制御する電圧制御回路が設けられており、駆動信号に基づいて前記複数の誘導加熱用コイルのうち第一の誘導加熱用コイルを駆動させる第一のコイル駆動部と、前記電圧制御回路が設けられておらず、前記駆動信号に基づいて前記複数の誘導加熱用コイルのうち第二の誘導加熱用コイルを駆動させる第二のコイル駆動部と、前記駆動信号と、前記第二のコイル駆動部への前記駆動信号の入力を停止させる駆動停止信号との出力を制御する制御部と、を有し、前記駆動信号は、同一周波数、且つ、同位相で前記複数の誘導加熱用コイルを駆動する信号であり、前記制御部が前記駆動信号を出力し、かつ前記駆動停止信号を出力しているとき、前記第二の誘導加熱用コイルの駆動が停止し、前記第一の誘導加熱用コイルが駆動する。
複数の加熱用コイルを別々に駆動させる。
第一の実施形態の誘導加熱装置を説明する図である。 第一の実施形態の誘導加熱装置が定着装置に適用された画像形成装置の構成の概略を説明する図である。 第一の実施形態の加熱体と加熱用コイルを説明する図である。 第一の実施形態の電圧制御回路による電圧の制御を説明する図である。 第一の実施形態の電圧制御回路の一例を示す図である。 電圧制御回路の動作を説明する波形図である。 第一の実施形態の誘導加熱装置のCPUの機能構成を説明する図である。 加熱体における加熱領域と、加熱領域の温度を説明する図である。 CPUによる加熱用コイルの駆動の制御を説明するフローチャートである。 加熱領域の加熱について説明する図である。 加熱領域の温度差に応じたコイル駆動部に供給される電圧の調整を説明する図である。 第一の実施形態の誘導加熱装置との比較例を示す図である。 第二の実施形態の駆動選択回路と昇圧回路を説明する図である。 第三の実施形態の駆動選択回路と昇圧回路を説明する図である。
(第一の実施形態)
以下に、図面を参照して第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の誘導加熱装置を説明する図である。
本実施形態の誘導加熱装置10は、電源100、AC(Alternating Current)電力検出回路102、整流回路103、CPU(Central Processing Unit)104を有する。また本実施形態の誘導加熱装置10は、電力検出回路110、120、電圧制御回路111、121、昇圧回路151、152、153、駆動選択回路160、コイル駆動部210、220、230、加熱用コイル213、223、233を有する。さらに、本実施形態の誘導加熱装置10は、温度センサ214、224、234を有する。
本実施形態の誘導加熱装置10のCPU104は、外部通信IF(インターフェイス)140を介して外部制御CPU130から加熱の指示を受けると、コイル駆動部210、220、230により誘導加熱用の加熱用コイル213、223、233を加熱し、加熱体300を加熱する。本実施形態の外部制御CPU130は、例えば誘導加熱装置10が搭載される装置のメイン制御部である。すなわち加熱体300は、誘導加熱装置10による加熱される被加熱体である。
本実施形態において外部通信IF(インターフェイス)140は、誘導加熱装置10に設けられていても良いし、誘導加熱装置10の外部に設けられていても良い。一般に外部通信IFは、内部電子回路への破損を防ぐため、フォトカプラ等により絶縁される。本実施形態の加熱体300は、誘導加熱装置10が有していても良いし、誘導加熱装置10の外部に配置されていても良い。
本実施形態の電力検出回路110、120は、整流回路103により整流した電圧Vrectに基づき、電圧制御回路111、121のそれぞれに供給される電圧を検出し、CPU104へ通知する。
本実施形態の電圧制御回路111、121は、コイル駆動部210、230に電圧を供給し、加熱用コイル213、233を駆動させる。尚、コイル駆動部220には、整流回路103において整流された電圧が供給される。
本実施形態のコイル駆動部210は、共振コンデンサ211、スイッチング素子212を有する共振回路である。コイル駆動部220は、共振コンデンサ221、スイッチング素子222を有する共振回路である。コイル駆動部230は、共振コンデンサ231、スイッチング素子232を有する共振回路である。
本実施形態のコイル駆動部210、220、230において、各共振コンデンサ211、221、231は、加熱用コイル213、223、233とそれぞれが並列に接続されて、共振回路を構成している。また各スイッチング素子212、222、232は、加熱用コイル213、223、233と直列に接続されており、上述の共振回路の駆動を制御する。
本実施形態のスイッチング素子212、222、232は、例えばパワーMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等であり、それぞれのゲートにCPU104から出力されるPWM(Pulse Width Modulation)信号が印加される。本実施形態のスイッチング素子212、222、232は、CPU104から昇圧回路151、152、153を介して供給されるPWM信号によりオン/オフが制御される。
以下の説明では、昇圧回路151からコイル駆動部210へ供給されるPWM信号をPWM信号1とし、昇圧回路152からコイル駆動部220へ供給されるPWM信号をPWM信号2とし、昇圧回路153からコイル駆動部230へ供給されるPWM信号をPWM信号3とする。
本実施形態の昇圧回路151、152、153は、CPU104からコイル駆動部210、220、230に供給されるPWM信号1、2、3のレベルを昇圧させる。より具体的には、昇圧回路151、152、153は、PWM信号1、2、3がハイレベル(以下、Hレベル)の際の電圧レベルを昇圧させる。
本実施形態の駆動選択回路160は、CPU104から供給されるPWM停止信号に応じて、コイル駆動部220の駆動を停止させる。駆動選択回路160の詳細は後述する。
本実施形態の温度センサ214、224、234は、加熱体300の温度を検出するセンサである。本実施形態の温度センサ214、224、234により検出された温度は、CPU104に通知される。本実施形態では、温度センサ214は、加熱体300において加熱用コイル213により加熱される領域の温度を検出する。また、温度センサ224は、加熱体300において加熱用コイル223により加熱される領域の温度を検出する。また、温度センサ234は、加熱体300において加熱用コイル233により加熱される領域の温度を検出する。
本実施形態の誘導加熱装置10では、電源100から供給される交流電圧を整流回路103により整流した電圧Vrectが電力検出回路110、120及びコイル駆動部220に供給される。また本実施形態の誘導加熱装置10では、CPU104から出力される制御信号Vctrl1、Vctrl13が電圧制御回路111、121に供給される。
本実施形態において、CPU104から供給されるPWM信号1は、昇圧回路151を介してコイル駆動部210のスイッチング素子212に供給される。また、PWM信号2は、昇圧回路153を介してコイル駆動部230のスイッチング素子232に供給される。また、PWM信号3は、駆動選択回路160、昇圧回路152を介してコイル駆動部220のスイッチング素子222に供給される。
本実施形態では、CPU104は、駆動選択回路160に対してPWM停止信号が供給されると、コイル駆動部210及び230が駆動しているか否かに関わらず、コイル駆動部220の駆動を停止させる。すなわち、CPU104は、加熱用コイル223の駆動を停止させる。
次に、図2を参照して本実施形態の誘導加熱装置10が搭載される画像形成装置について説明する。この場合、加熱体300は、定着装置により加熱される加熱ローラであり、誘導加熱装置10は、画像形成装置内の定着装置に設けられる。
図2は、第一の実施形態の誘導加熱装置が定着装置に適用された画像形成装置の構成の概略を説明する図である。
図2に示す画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像をそれぞれ対応した感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bk(像担持体)の表面上に形成するために電子写真方式の4組の画像形成部11Y、11M、11C、11Bk(像形成手段)を備えている。
これら画像形成部11Y、11M、11C、11Bkの下方には、各画像形成部を通して用紙(記録材)を搬送するための搬送ベルト20が張架されている。各画像形成部11Y、11M、11C、11Bkの感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bkは、搬送ベルト20にそれぞれ転接配置され,用紙(記録材)は搬送ベルト20の表面に静電的に吸着される。
4組の画像形成部11Y、11M、11C、11Bkは、略同じ構造を有する。よって、ここでは用紙の搬送方向最上流側に配設されたイエロー用の画像形成部11Yについて代表して説明し、他の色用の画像形成部11M、11C、11Bkについては同一符号を付して詳細な説明を省略する。
画像形成部11Yは、その略中央位置に搬送ベルト20に転接された感光体ドラム1Yを有する。感光体ドラム1Yの周囲には、帯電装置2Y、露光装置3Y、現像装置4Y、転写ローラ5Y(転写装置)、クリーナ6Yを有する。
帯電装置2Yは、感光体ドラム1Yの表面を所定の電位に帯電させる。露光装置3Yは、帯電されたドラム表面を色分解された画像信号に基づいて露光し、ドラム表面上に静電潜像を形成する。現像装置4Yは、ドラム表面上に形成された静電潜像にイエロートナーを供給して現像する。転写ローラ5Yは、現像したトナー像を搬送ベルト20を介して搬送される用紙上に転写する。クリーナ6Yは、転写されずにドラム表面に残留した残留トナーを除去する。また、画像形成装置1には、図示しないドラム表面に残留した電荷を除去する除電ランプが、感光体ドラム1Yの回転方向に沿って順に配設されている。
搬送ベルト20の図中右下方には、用紙を搬送ベルト20上に給紙するための給紙機構30が配設されている。
搬送ベルト20の図中左側には、定着装置40が配設されている。搬送ベルト20によって搬送された用紙は、搬送ベルト20から連続して定着装置40を通って延びた搬送路を搬送され、定着装置40を通過する。
定着装置40は、搬送された用紙、すなわちその表面上に各色のトナー像が転写された状態の用紙を加熱及び加圧する。そして、各色のトナー像を溶融して用紙に浸透させて定着させる。また、定着装置40の搬送経路下流側に排紙ローラを介して排紙する。
本実施形態の誘導加熱装置10は、定着装置40において、用紙を加熱及び加圧するための加熱ローラ(加熱体300)の加熱に適用される。
次に図3を参照して本実施形態の加熱体300と加熱用コイル213、223、233について説明する。図3は、第一の実施形態の加熱体と加熱用コイルを説明する図である。
図3に示す加熱体300は、加熱用コイル213、223、233により加熱される被加熱体である。
図3では、加熱体300の長手方向における加熱用コイル213、223、233と加熱体300の概略を示している。本実施形態では、加熱体300の長手方向に分割された加熱用コイル213、223、233を有する。
本実施形態では、加熱用コイル213の長手方向の幅をW1、加熱用コイル223の長手方向の幅をW2、加熱用コイル233の長手方向の幅をW3としたとき、W1=W3<W2となるように各加熱用コイルを設けた。
すなわち本実施形態では、加熱体300の中央部分を加熱する加熱用コイル223を設け、加熱用コイル223の両側に加熱用コイル223よりも幅の狭い加熱用コイル213、233を設けた。
したがって、本実施形態では、例えば加熱体300により用紙に転写されたトナー像を定着させる際に、用紙の幅が幅W2未満である場合には、加熱用コイル223のみを駆動させれば良い。また、本実施形態では、用紙の幅が幅W2以上である場合には、加熱用コイル213、223、233を駆動させれば良い。
さらに、本実施形態では、例えば加熱対象の用紙の幅が幅W2以上であり、且つ加熱体300において、加熱用コイル223により加熱される領域の温度が十分高い場合には、加熱用コイル213、233のみを駆動させる。
つまり、本実施形態のCPU104は、加熱体300の中央部分を加熱する加熱用コイル223が最も駆動される頻度が高い主となるコイルとした場合に、主となる加熱用コイル223の駆動を停止させた状態で、他の加熱用コイル213、233を駆動させる。
加熱用コイル213、223、233の駆動の制御の詳細は後述する。
以下に図4を参照して本実施形態における電圧制御回路111の電圧の制御について説明する。図4は、第一の実施形態の電圧制御回路による電圧の制御を説明する図である。図4では、例えば電圧制御回路111により加熱用コイル213に印加される電圧が制御された場合を示している。
コイル駆動部210において、スイッチング素子212に供給されるPWM信号がオン状態(Hレベル)のとき、加熱用コイル213にはコイル電流Icoilが流れる。このときスイッチング素子212のコレクタ−エミッタ間は導通した状態となり、コレクタ−エミッタ間電圧Vceは、図3(A)に示すように0Vとなる。次にPWM信号がオフ状態(Lレベル)になると、コイル電流IcoilはGNDに流れず、共振コンデンサ211を充電し、スイッチング素子212のコレクタ-エミッタ間電圧Vceが上昇する。
また、共振コンデンサ211に充電された電荷は放電されるため、加熱用コイル213に対して逆向きのコイル電流Icoilが流れ、コイル電流Icoilが0から負になる。このとき、スイッチング素子212に内蔵されたダイオードが導通し、コレクタ-エミッタ間電圧Vceはほぼ0Vになる。コイル駆動部210では、内蔵されたダイオードが導通している期間でPWM信号を再びオン状態にすることで、低損失でスイッチング素子212を動作させることが可能となる。この共振動作を利用したスイッチング動作を繰り返すことで、加熱用コイル213に高周波電流を流すことが可能となる。
図4(B)は、加熱用コイル213に印加される電圧V1を、図4(A)の電圧V1より高くすることにより、PWM信号のオン幅が同じ状態でスイッチング動作を繰り返したまま加熱用コイル213のコイル電流Icoilが増えることを示した図である。
このように本実施形態では、加熱用コイル213に印加される電圧を制御することにより、コイル駆動部210のスイッチング素子212に供給するPWM信号のオン幅を変えずに設定された電力を供給する。
次に図5、図6を参照して本実施形態の電圧制御回路111、121について説明する。尚、本実施形態では、電圧制御回路111、121の構成は同様であるから、以下の説明では電圧制御回路111の構成を例として説明する。
図5は、第一の実施形態の電圧制御回路の一例を示す図である。図5に示す電圧制御回路111は、フライバック方式のAC/DC変換回路を用いた回路構成であるが、AC/DC変換方式はこれに限定しない。
本実施形態の電圧制御回路111は、スイッチング素子112、トランスT1、ダイオードD1、コンデンサC1、抵抗R1〜R5、トランジスタ113を有する。
電圧制御回路111の入力端子Tinは、トランスT1の1次巻線L1を介しスイッチング素子112と接続されており、電力検出回路110を介して電圧制御回路111に入力される電圧Vinは、スイッチング素子112に供給される。
スイッチング素子112のゲートには、CPU104から出力される制御信号Vctrl1が供給され、制御信号Vctrl1によりオン/オフが制御される。
電圧制御回路111において、トランスT1の2次巻線L2の一端は、ダイオードD1と接続されており、他端は2次巻線L3の一端と接続されている。2次巻線L3の他端は、抵抗R3の一端と接続されており、抵抗R3の他端は抵抗R4の一端と、トランジスタ113のベースに接続されている。抵抗R4の他端は接地されている。トランジスタ113のエミッタは接地されており、コレクタは抵抗R5の一端と接続されている。抵抗R5の他端は、電源に接続されている。また、トランジスタ113のエミッタの電圧は、電流ゼロ検出信号ZDCとしてCPU104へ供給される。電流ゼロ検出信号ZDCとは、2次巻線L2、L3に流れる電流Iakが0になるタイミングを検出するための信号である。
ダイオードD1の他端は、コンデンサC1の一端と、抵抗R1の一端と接続されている。また、ダイオードD1の他端は、電圧制御回路111の出力端子Toutとして、コイル駆動部210に接続されており、出力電圧V1を出力する。抵抗R1の他端は、抵抗R2の一端と接続されており、抵抗R2の他端は接地されている。
抵抗R1と抵抗R2の接続点の電圧は、電圧制御回路111の出力電圧の分圧を示す出力電圧検出信号Vfbとして、CPU104へ供給される。
以下に、図6を参照して電圧制御回路111の動作を説明する。図6は、電圧制御回路の動作を説明する波形図である。
電圧制御回路111では、制御信号Vctrl1がオン(Hレベル)になると、1次巻線L1に三角波状の電流Idsが流れる。1次巻線の電流Idsは、制御信号Vctrl1がオンからオフ(ローレベル、以下、Lレベル)に切り替わると0になり、トランスT1の2次側のダイオードD1に電流Iakが流れる。出力電圧V1は、スイッチング素子112への制御信号Vctrl1のオン幅により、昇降圧が可能となる。
すなわち、電圧制御回路111の出力電圧V1は、スイッチング素子112への制御信号Vctrl1のオン幅を広げると昇圧し、オン幅を狭くすると降圧する。
尚、出力電圧V1は、出力電圧V1を抵抗R1、R2で分圧した出力電圧検出信号VfbをCPU104に供給することで、CPU104により監視される。また、CPU104は、電流ゼロ検出信号ZCDにより、電流Iakが0になるタイミングを検出し、制御信号Vctrをオンさせる。
次に、図7を参照して本実施形態の誘導加熱装置10のCPU104の機能について説明する。図7は、第一の実施形態の誘導加熱装置のCPUの機能構成を説明する図である。
本実施形態のCPU104は、温度検出部141、用紙サイズ判定部142、コイル駆動制御部143、制御信号調整部144、PWM信号生成部145を有する。
本実施形態の温度検出部141は、温度センサ214、224、234から出力される温度を検出する。
本実施形態の用紙サイズ判定部142は、誘導加熱装置10が画像形成装置1に搭載された際に、記録媒体となる用紙のサイズを判定する。具体的には、用紙サイズ判定部142は、用紙の幅が、加熱用コイル223の幅W2よりも広いか否かを判定する。
コイル駆動制御部143は、用紙サイズ判定部142による判定結果に応じて、コイル駆動部210、220、230の何れかを駆動させる。
制御信号調整部144は、温度検出部141が検出した温度センサ214の温度と、温度センサ234の温度差に応じて、制御信号Vctrl1、3のオン幅を調整する。
PWM信号生成部145は、コイル駆動部210、220、230のそれぞれに供給されるPWM信号1、2、3を生成する。
以下に、本実施形態のCPU104による加熱用コイル213、223、233の駆動の制御について説明する。
図8は、加熱体における加熱領域と、加熱領域の温度を説明する図である。以下の本実施形態の説明では、加熱体300において、加熱用コイル213により加熱される領域を加熱領域R1とし、加熱用コイル223により加熱される領域を加熱領域R2とし、加熱用コイル233により加熱される領域を加熱領域R3とする。
また、本実施形態では、加熱体300が定着装置40に設けられた際に、各加熱領域R1、R2、R3のそれぞれの温度が、TH1より高くTH2未満となったとき、用紙に転写されたトナーが定着されるものとした。すなわち、本実施形態では、TH1より高くTH2未満の温度が、加熱体300による定着が可能な温度である。言い換えれば、加熱領域R1、R2、R3において、TH1より高くTH2未満の温度が印刷可能温度である。
次に、図9を参照して、CPU104の動作を説明する。図9は、CPUによる加熱用コイルの駆動の制御を説明するフローチャートである。
本実施形態のCPU104は、外部制御CPU130が印刷ジョブの実行を開始すると、用紙サイズ判定部142により、記録媒体となる用紙のサイズを判定する(ステップS901)。具体的には用紙サイズ判定部142は、用紙の幅が、加熱領域R2の幅よりも広いか否かを判定する。以下の説明では、用紙の幅が加熱体300における中央に位置する加熱領域R2の幅よりも広い場合、この用紙のサイズを全領域サイズと呼ぶ。また、用紙の幅が加熱体300における中央に位置する加熱領域R2の幅よりも狭い場合、この用紙のサイズを中央領域サイズと呼ぶ。
ステップS901において、用紙のサイズが中央領域サイズであった場合、CPU104は、コイル駆動制御部143により、加熱用コイル223を駆動させる(ステップS902)。具体的にはコイル駆動制御部143は、コイル駆動部220に供給するPWM信号2をPWM信号生成部145に生成させ、PWM信号2をコイル駆動部220へ供給する。
続いてコイル駆動制御部143は、温度検出部141が検出した温度センサ224の温度が、温度TH2より大きいか否かを判定する(ステップS903)。すなわちコイル駆動制御部143は、加熱用コイル223により加熱される加熱領域R2の温度が温度TH2より大きいか否かを判定する。
ステップS903において、加熱領域R2の温度が温度TH2より大きいとき、コイル駆動制御部143は、加熱用コイル223の駆動を停止させ(ステップS904)、ステップS903へ戻る。具体的にはコイル駆動制御部143は、駆動選択回路160に対し、コイル駆動部220に対するPWM信号2の供給を停止させ、ステップS903へ戻る。
ステップS903において、加熱領域R2の温度が温度TH2以下のとき、コイル駆動制御部143は、加熱領域R2の温度が温度TH1より低いか否かを判定する(ステップS905)。
ステップS905において、加熱領域R2の温度が温度TH1より低い場合、コイル駆動制御部143は、加熱用コイル223の駆動を継続させる(ステップS906)。より具体的には、コイル駆動制御部143は、コイル駆動部220に対してPWM信号2を供給する。
ステップS905において、加熱領域R2の温度が温度TH1より高い場合、CPU104は、印刷が可能な状態であることを外部制御CPU130に通知する(ステップS907)。
ステップS901において、用紙のサイズが全領域サイズであった場合、CPU104は、コイル駆動制御部143により、加熱用コイル213、223、233を駆動させる(ステップS908)。具体的にはコイル駆動制御部143は、コイル駆動部210、220、230に供給するPWM信号1、2、3をPWM信号生成部145に生成させ、各PWM信号を各コイル駆動部へ供給する。
ステップS909からステップS912までの処理は、ステップS911でNoの場合にステップS913へ続く以外は、ステップS903からステップS906までの処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS911においてNoの場合、すなわち加熱領域R2の温度が温度TH1より高い場合、コイル駆動制御部143は、温度検出部141が検出した温度センサ214の温度(加熱領域R1の温度)が、温度TH2より大きいか否かを判定する(ステップS913)。
ステップS913において、加熱領域R1の温度がTH2より高いとき、コイル駆動制御部143は、加熱用コイル213の駆動を停止させる(ステップS914)。ステップS913において、加熱領域R1の温度がTH2より低いとき、コイル駆動制御部143は、加熱領域R1の温度が温度TH1より低いか否かを判定する(ステップS915)。
ステップS915において、加熱領域R1の温度が温度TH1より低い場合、コイル駆動制御部143は、加熱用コイル213の駆動を継続させる(ステップS916)。ステップS915において、加熱領域R1の温度が温度TH1より高い場合、コイル駆動制御部143は、後述するステップS917へ進む。
ここで、本実施形態における加熱領域R1、R3の加熱について説明する。ステップS916では、用紙のサイズが全領域サイズであるため、3つの加熱領域R1、R2、R3のそれぞれの温度を印刷可能温度にする必要がある。また、例えば3つの加熱領域R1、R2、R3において、温度が印刷可能温度に達していない領域については、可能な限り速やかに該当する加熱領域の温度が印刷可能温度となるように加熱することが好ましい。
そこで、本実施形態では、例えば加熱領域R2が印刷可能温度の範囲であり、加熱領域R1の温度が印刷可能温度の範囲外であった場合、CPU104は、コイル駆動部210に供給される電圧V1を高くするように制御し、速やかに加熱領域R1を加熱する。具体的には、CPU104は、制御信号調整部144により、電圧制御回路111に供給される制御信号Vctrl1のオン幅を長くすることで、コイル駆動部210に供給される電圧V1の値を高くしてもよい。さらに、CPU104は、ステップS910を介してステップS916に至った場合において、PWM信号生成部145により生成されるPWM信号1、3の周波数を、ステップS916における加熱の間だけ高くしても良い。加熱領域R1、R3の加熱の詳細は後述する。
続いて、コイル駆動制御部143は、加熱領域R1と加熱領域R3の温度が、共にTH1より高いか否かを判定する(ステップS917)。ステップS917において、2つの加熱領域の温度がTH1より高い場合、CPU104は、印刷が可能な状態であることを外部制御CPU130に通知する(ステップS918)。
ステップS917において、2つの加熱領域の温度がTH1より高くない場合、コイル駆動制御部143は、ステップS909へ戻る。2つの加熱領域の温度は、TH1以上かつTH2以下になるまで対応するコイル駆動部のオンオフが繰り返される。以上のように、本実施形態では、用紙のサイズが全領域サイズであった場合に、加熱体300における中央部分の加熱領域R2の温度が印刷可能温度より高かった場合、加熱領域R2を加熱する加熱用コイル223のみの駆動を停止させることができる。
したがって、本実施形態では、3つの加熱用コイル213、223、233のうち、主となる加熱用コイルであって、且つ最もコイルサイズの大きい加熱用コイル223の駆動を停止させることができ、消費電力の削減に貢献できる。
次に、図10を参照して用紙のサイズが全領域サイズであった場合の加熱領域R1、R3の加熱について説明する。図10は、加熱領域の加熱について説明する図である。
図10(A)では、加熱用コイル213、223、233を同時に駆動させ、加熱領域R1、R2、R3を加熱する場合を示している。尚、図10の例では、PWM信号1、2、3の周波数f1は、同一とした。
本実施形態では、3つの加熱用コイルのうち、加熱用コイル223が最もコイルサイズが大きく、加熱するために消費する電力が最も大きい。よって、図10(A)に示す波形図において、コイル電流Icoil2の振幅は、加熱用コイル213、233に供給されるコイル電流Icoil1の振幅よりも大きくなる。
尚、図10(A)に示す波形図におけるVce1はスイッチング素子213のコレクタ−エミッタ間電圧であり、Vce2はスイッチング素子223のコレクタ−エミッタ間電圧である。
図10(B)は、加熱用コイル223の駆動を停止させ、加熱領域R1と加熱領域R3を加熱する場合を示している。すなわち、図10(B)は、用紙のサイズが全領域サイズであり、且つ加熱領域R2の温度がTH2より高く加熱領域R1、R3の温度がTH1より低い状態を示している。
したがって、図10(B)で示す波形図において、コイル駆動部220に対するPWM信号2の供給は停止され、加熱用コイル223にはコイル電流Icoil2は流れていない。
これに対し、コイル駆動部210、230に対してPWM信号1、3が供給され、加熱用コイル213、233にはコイル電流Icoil1、Icoil3が供給されている。
また、図10(B)の状態では、加熱領域R1及びR3の温度をできるだけ速やかに印刷可能温度の範囲まで加熱することが好ましい。
よって、本実施形態では、図10(B)では、PWM信号1の周波数f2>周波数f1よりも高くし、加熱用コイル213が図10(A)の状態と比べて急速に加熱されるようにした。また、図10(B)では、コイル駆動部210、230に供給される電圧V1を高くし、加熱用コイル213が図10(A)の状態と比べて急速に加熱されるようにした。尚、図10(B)の例では、加熱用コイル213に対しても同様に加熱する。すなわち、本実施形態では、PWM信号3の周波数をf2としても良いし、コイル駆動部230に供給する電圧V3を図10(A)の状態よりも高くする。
尚、図10(B)の状態における周波数f2と電圧V1(又はV3)の値は、加熱用コイル213(又は233)のコイルサイズや材質等に応じて予め設定されていても良い。周波数f2と電圧V1(又はV3)の値は、例えば加熱用コイル213(又は233)が、最も短い時間で所定の温度まで加熱される値に設定されても良い。この値は、実験等により求められる値であっても良い。
以上の説明では、加熱領域R1の温度と加熱領域R3の温度について、同様の制御するものとしたが、これに限定されない。
本実施形態では、加熱領域R1と加熱領域R3の温度差に応じて、コイル駆動部210に供給される電圧V1と電圧V3の値を調整しても良い。
図11は、加熱領域の温度差に応じたコイル駆動部に供給される電圧の調整を説明する図である。図11は、加熱用コイルの加熱時間と、加熱領域の温度との関係を示している。
本実施形態では、加熱領域R1と加熱領域R2との温度差が所定値以上となったとき、温度が低い方の加熱領域と対応するコイル駆動部に供給される電圧の値を高くする。
図11では、温度センサ214により検出された加熱領域R1の温度をTH3とし、温度センサ234により検出された加熱領域R3の温度をTH4とした。
このとき、CPU104は、温度検出部141によりTH3−TH4が所定値以上となるか否かを判定する。そして、TH3−TH4が所定値以上となった場合、CPU104は、制御信号調整部144により、加熱領域R3と対応するコイル駆動部230に供給される電圧V3を高くする。具体的にはCPU104は、制御信号調整部144により、電圧制御回路121に供給される制御信号Vctrl3のオン幅を長くし、電圧制御回路121から出力される電圧V3の値を大きくする。
本実施形態では、以上のように、温度が低い方の加熱領域と対応するコイル駆動部に供給される電圧をあげることで、該当するコイル駆動部に投入される電力を大きくすることができる。したがって、本実施形態では、加熱領域R1、R3のうち、温度が低い方の加熱領域の昇温速度を温度が高い方の加熱領域の昇温速度に近づけることができ、加熱領域R1、R3における温度のむらを低減することができる。
また、本実施形態では、加熱体300の中央部分を加熱する加熱用コイル223を駆動させるコイル駆動部220の全段には、電圧制御回路を設けていない構成とすることで、電圧制御回路111、121に含まれるトランスによる損失を低減している。
図12は、第一の実施形態の誘導加熱装置との比較例を示す図である。図12に示す比較例としての誘導加熱装置10Aは、電源電圧301、フィルタ回路302、入力AC電流検出回路303、入力AC電圧検出回路304、整流回路305、CPU306、駆動回路307を有する。また誘導加熱装置10Aは、電圧制御回路211、221、231、コイル駆動部210、220、230、加熱用コイル213、223、233を有する。
誘導加熱装置10Aにおいて、コイル駆動部210、220、230及び加熱用コイル213、223、233は、本実施形態の誘導加熱装置10の有するもの同様である。
また、誘導加熱装置10Aの有する電圧制御回路211、221、231は、それぞれが絶縁型フライバックコンバータ等を用いた回路であっても良いし、本実施形態の電圧制御回路111と同様の構成であっても良い。
図12に示す誘導加熱装置10Aにおいて、例えば加熱用コイル223の駆動を停止させようとした場合には、CPU306において、電圧制御回路221に供給する制御信号Vcont[k]をLレベルで固定すれば良い。
しかし、誘導加熱装置10Aでは、加熱用コイル223を駆動させる際には、整流回路305から出力電圧を、電圧制御回路221を介してコイル駆動部220に供給している。したがって、誘導加熱装置10Aでは、整流回路305の出力電圧Vrectをコイル駆動部220に供給する際に電圧制御回路221の有するトランスによる損失が発生する。
これに対し、本実施形態の誘導加熱装置10では、3つの加熱用コイルのうち、最も消費電力が大きい加熱用コイル223に対し、整流回路103の出力を電圧V2として供給している。したがって、本実施形態では、加熱用コイル223に電圧V2を供給する際に、トランスによる損失を低減できる。
以上のように、本実施形態では、複数の加熱用コイルのうち、主となる加熱用コイルの駆動が停止された場合でも、その他の加熱用コイルを駆動させることができる。すなわち本実施形態では、複数の加熱用コイルを別々に駆動させることができる。
尚、本実施形態において主となる加熱用コイルとは、対応するコイル駆動部の前段に電圧制御回路が設けられていない加熱用コイルである。言い換えれば、主となる加熱用コイルとは、電源電圧を整流回路103により整流した電圧が供給される加熱用コイルである。本実施形態におけるその他の加熱用コイルとは、対応するコイル駆動部の前段に電圧制御回路が設けられた加熱用コイルである。
(第二の実施形態)
以下に、図面を参照して本実施形態の第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、第一の実施形態の昇圧回路152と駆動選択回路160をより詳細に示した点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態では、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図13は、第二の実施形態の駆動選択回路と昇圧回路を説明する図である。本実施形態の駆動選択回路160は、抵抗R11、R12、R13、R14と、トランジスタQ11、M12と、を有する。また、本実施形態の昇圧回路152は、抵抗R15、R16と、駆動カプラ172と、を有する。
本実施形態の駆動選択回路160において、抵抗R11の一端はCPU104においてPWM信号2が出力される端子T21と接続されている。また、抵抗R11の他端は、抵抗R13の一端と、トランジスタQ11のコレクタと、トランジスタQ12のベースと、に接続されている。
抵抗R12の一端は、CPU104においてPWM停止信号が出力される端子T22と接続されている。また、抵抗R12の他端は、トランジスタQ11のベースと接続されている。抵抗R13の他端と、トランジスタQ11のエミッタは、接地されている。
トランジスタQ12のコレクタは、電源と接続されており、エミッタは抵抗R14の一端と、昇圧回路152の有する抵抗R15の一端と、に接続されている。抵抗R14の他端は接地されている。
抵抗R15の他端は、駆動カプラ172の入力と接続されており、駆動カプラ172の出力は、抵抗R16の一端と接続されている。抵抗R16の他端は、スイッチング素子222のゲートに接続されている。
本実施形態の駆動選択回路160では、PWM停止信号がHレベルになると、トランジスタQ11がオンされ、抵抗R11とトランジスタ11との接続点が接地される。したがって、昇圧回路152に対するPWM信号2の供給が停止され、加熱用コイル223の駆動が停止する。
(第三の実施形態)
以下に、図面を参照して本実施形態の第三の実施形態について説明する。第三の実施形態は、駆動選択回路の別の形態を示すものである。よって、以下の第三の実施形態では、第二の実施形態と同様の機能構成を有するものには第二の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図14は、第三の実施形態の駆動選択回路と昇圧回路を説明する図である。本実施形態の駆動選択回路160Aは、抵抗R11、R12、R13、R14、R17と、トランジスタQ12、M13と、を有する。
本実施形態の駆動選択回路160Aにおいて、抵抗R11の一端は端子T21と接続されている。また、抵抗R11の他端は、抵抗R13の一端と、トランジスタQ12のベースと、に接続されている。
抵抗R12の一端は、端子T22と接続されている。また、抵抗R12の他端は、抵抗R17の一端と、トランジスタQ13のベースと、に接続されている。抵抗R13の他端は、接地されている。
抵抗R17の他端と、トランジスタQ13のエミッタと、は、電源と接続されている。トランジスタQ13のコレクタは、昇圧回路152の駆動カプラ172と接続されている。
トランジスタQ12のコレクタは、電源と接続されており、エミッタは抵抗R14の一端と、昇圧回路152の有する抵抗R15の一端と、に接続されている。抵抗R14の他端は接地されている。
本実施形態の駆動選択回路160では、PWM停止信号がHレベルになると、トランジスタQ11がオンされ、抵抗R11とトランジスタ11との接続点が接地される。したがって、昇圧回路152に対するPWM信号2の供給が停止され、加熱用コイル223の駆動が停止する。
本実施形態では、PWM停止信号がHレベルになると、トランジスタQ13がオフされ、昇圧回路152の駆動カプラ172に対する電源の供給が停止する。したがって、駆動選択回路160Aを介して昇圧回路152に供給されるPWM信号2は、駆動カプラ172から出力されず、コイル駆動部220に対するPWM信号2の供給が停止され、加熱用コイル223の駆動が停止される。
以上に説明した各実施形態の誘導加熱装置は、例えば調理器具等にも適用できる。本実施形態の誘導加熱装置は、被加熱体が誘導加熱により加熱される装置に適用できる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10、10A 誘導加熱装置
104 CPU
111、121 電圧制御回路
151、152、153 昇圧回路
160、160A 駆動選択回路
210、220、230 コイル駆動部
212、222、232 スイッチング素子
213、223、233 加熱用コイル
300 加熱体
特開2014−056114号公報

Claims (7)

  1. 複数の誘導加熱用コイルを用いた誘導加熱方式により加熱体を加熱する誘導加熱装置であって、
    前段に前記誘導加熱用コイルに供給される直流電圧を制御する電圧制御回路が設けられており、駆動信号に基づいて前記複数の誘導加熱用コイルのうち第一の誘導加熱用コイルを駆動させる第一のコイル駆動部と、
    前記電圧制御回路が設けられておらず、前記駆動信号に基づいて前記複数の誘導加熱用コイルのうち第二の誘導加熱用コイルを駆動させる第二のコイル駆動部と、
    前記駆動信号と、前記第二のコイル駆動部への前記駆動信号の入力を停止させる駆動停止信号との出力を制御する制御部と、を有し、
    前記駆動信号は、同一周波数、且つ、同位相で前記複数の誘導加熱用コイルを駆動する信号であり、
    前記制御部が前記駆動信号を出力し、かつ前記駆動停止信号を出力しているとき、前記第二の誘導加熱用コイルの駆動が停止し、前記第一の誘導加熱用コイルが駆動する誘導加熱装置。
  2. 前記第二のコイル駆動部と、前記制御部との間に設けられた駆動選択回路を有し、
    前記駆動選択回路は、
    前記制御部から供給される駆動停止信号に応じて前記第二のコイル駆動部による前記第二の誘導加熱用コイルの駆動を停止させる請求項1記載の誘導加熱装置。
  3. 前記第一のコイル駆動部は、前記第の誘導加熱用コイルに接続された第一のスイッチング素子を有し、
    前記第二のコイル駆動部は、前記第二の誘導加熱用コイルに接続された第二のスイッチング素子を有し、
    前記駆動選択回路は、
    前記駆動停止信号に応じて、前記制御部から前記第二のスイッチング素子に供給される前記駆動信号の出力を停止させる請求項2記載の誘導加熱装置。
  4. 前記駆動選択回路と、前記第二のコイル駆動部との間に設けられた昇圧回路を有し、
    前記駆動選択回路は、
    前記駆動停止信号に応じて、前記昇圧回路の駆動を停止させる請求項2記載の誘導加熱装置。
  5. 前記制御部は、
    前記加熱体において、前記第一の誘導加熱用コイルにより加熱される第一の加熱領域の温度が第一の閾値より低く、且つ、
    前記加熱体において、前記第二の誘導加熱用コイルにより加熱される第二の加熱領域の温度が第二の閾値より高い場合に、
    前記第二のコイル駆動部へ前記駆動停止信号を出力する請求項1ないし4の何れか一項に記載の誘導加熱装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の誘導加熱装置を有する定着装置。
  7. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の誘導加熱装置を有する画像形成装置。
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