JP2018060372A - 運行管理装置および運行管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】迎車における時間的なロスを最小化する。
【解決手段】ユーザを乗車させるために運行される送迎車両を管理する運行管理装置であって、前記ユーザが、前記送迎車両の乗車地点まで移動する際に利用する交通機関に関する情報である交通機関情報を取得する交通機関情報取得手段と、前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記交通機関情報と、前記ユーザの位置情報に基づいて、前記ユーザが前記送迎車両の乗車地点に到着する時刻を推定する推定手段と、前記推定の結果に基づいて、前記送迎車両の運行計画を生成する計画手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の運行を管理する技術に関する。
近年、携帯端末を利用した旅客車の配車が行われている。例えば、タクシーへの乗車を希望する利用者がスマートフォンなどを利用して、乗車時刻と乗車場所を含んだリクエストを事業者に送信することで、簡便な操作で配車の依頼を行うことができる。
ところで、利用者がタクシーなどの旅客車で移動する場合、公共交通機関との乗り継ぎを行うことが多い。このため、利用者は、乗車予定の列車や便の運行ダイヤを事前に確認し、出発時刻や到着時刻を調べたうえで、当該時刻に合わせて配車希望時刻を設定する必要がある。
旅客車と公共交通機関との乗り継ぎをスムーズに行うための発明として、例えば、特許文献1に記載の情報提供システムがある。当該システムでは、事前に記憶された交通機関のダイヤ情報と、ユーザから取得した移動予定とを照合してユーザの到着時刻を算出し、ユーザと送迎者の双方に通知している。かかるシステムによると、駅や空港において、少ない待ち時間でユーザをピックアップすることができる。
特開2004−198130号公報 国際公開第2014/024254号明細書
特許文献1に記載の発明によると、公共交通機関によって到着するユーザが、出迎えの車両にスムーズに乗り継ぐことができる。
しかし、特許文献1に記載の発明は、予め設定した列車や便にユーザが乗車することが前提となっている。よって、何らかの原因によって、予定の列車や便にユーザが乗り遅れてしまった場合であっても、送迎者がこれを知ることができない。また、これに起因して時間のロスが生じてしまうという問題があった。
本発明は上記の課題を考慮してなされたものであり、迎車における時間的なロスを最小化することを目的とする。
本発明に係る運行管理装置は、ユーザを乗車させるために運行される車両(送迎車両と称する)を管理する装置である。送迎車両とは、ユーザを乗車させる目的で運行されるものであれば、タクシーやハイヤーなどの旅客車であってもよいし、自家用車であってもよい。本発明に係る運行管理装置は、公共の交通機関で移動し、降車後に送迎車両に乗車するユーザの乗り継ぎを最適化するための装置である。
本発明に係る運行管理装置は、ユーザが送迎車両の乗車地点まで移動する際に利用する交通機関に関する情報である交通機関情報を取得する交通機関情報取得手段と、前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記交通機関情報と、前記ユーザの位置情報に基づいて、前記ユーザが前記送迎車両の乗車地点に到着する時刻を推定する推定手段
と、前記推定の結果に基づいて、前記送迎車両の運行計画を生成する計画手段と、を有することを特徴とする。
交通機関は、鉄道、バス、航空機、船舶などの公共交通機関であれば、どのようなタイプの乗り物であってもよい。また、交通機関情報は、交通機関の運行予定に関する情報(例えば運行ダイヤ、時刻表、所要時間情報など)であってもよいし、実際の運行状態に関する情報(例えば位置情報、遅延情報など)であってもよい。
推定手段は、交通機関情報とユーザの位置情報の双方に基づいて、ユーザが乗車地点に到着する時刻を推定する手段である。例えば、列車の運行ダイヤが既知である場合、当該運行ダイヤとユーザの位置を照合することで、当該ユーザが乗車中の列車を推定することができ、乗車地点への到着時刻を取得することができる。また、列車が特定できなくても、所要時間が既知である場合、残り距離から到着時刻を推定することができる。
また、計画手段は、推定した到着時刻に基づいて、送迎車両の運行計画を生成する手段である。例えば、乗車地点において待ち時間なくユーザが乗り継ぎを行えるように、出迎えを行う送迎車両の出発時刻や運行経路を決定する。
かかる構成によると、ユーザが予定通りに移動できていない状況が発生した場合であっても、これを事前に知ることができ、待ち時間を最小限に抑えることができる。
また、前記計画手段は、前記ユーザが前記送迎車両に乗車する時刻である乗車予定時刻を記憶しており、前記計画手段は、推定した到着時刻が、前記乗車予定時刻に間に合わない場合に、前記推定した到着時刻に合わせて前記送迎車両の運行計画を修正することを特徴としてもよい。
このように、推定した到着時刻が乗車予定時刻を過ぎてしまっている場合、予定よりも遅れていると判断して出迎えのリスケジュールを行うようにしてもよい。
また、前記交通機関情報取得手段は、前記交通機関の運行ダイヤ情報を記憶しており、前記運行ダイヤ情報と、前記取得したユーザの位置情報に基づいて、前記ユーザの到着時刻を推定することを特徴としてもよい。
運行ダイヤ情報は、例えば、列車のダイヤグラムや時刻表などの、運行スケジュールを表す情報である。運行ダイヤ情報を保持しておくことで、ユーザの到着時刻を精度良く推定することができる。
また、前記交通機関情報取得手段は、前記運行ダイヤ情報に基づいて運行中の便の現在位置を推定し、前記推定した現在位置と、前記取得したユーザの位置情報が一致する場合に、当該便に前記ユーザが乗車していると推定することを特徴としてもよい。
運行ダイヤ情報を用いることで、運行中の便の現在位置を推定することができる。また、推定した位置とユーザ端末の位置が一致した場合、該当する便にユーザが乗車していることが推定できる。なお、一致とは、完全一致である必要はなく、ユーザが乗車していると推定できる程度の誤差を含んでいてもよい。
なお、本明細書において、便とは交通機関の運行単位を表し、列車、飛行機、バス、船舶などが含まれる。
また、前記交通機関情報取得手段は、運行中の便の位置情報を取得し、前記運行中の便の位置情報と、前記取得したユーザの位置情報が一致する場合に、当該便に前記ユーザが乗車していると推定することを特徴としてもよい。
運行中の便の位置情報を取得することで、ユーザが乗車中である便をより精度よく推定することができる。運行中の便の位置情報は、例えば、交通機関の事業者が提供している情報を利用してもよい。
また、前記交通機関情報取得手段は、前記交通機関の遅延に関する情報を取得し、前記遅延に関する情報を考慮して前記ユーザの到着時刻を推定することを特徴としてもよい。
交通機関の運行に遅延が生じている場合、ユーザの到着時刻が正確に推定できなくなる。そこで、遅延に関する情報を取得したうえで、当該情報を用いて到着時刻を推定するようにしてもよい。例えば、路線全体に遅延が生じている場合、所定の時間を加算してもよいし、ユーザが乗車している特定の便の遅延時間がわかっている場合、当該遅延時間を加算してもよい。また、遅れが増大されることが予測される場合、予測後の遅延時間を用いてもよい。
また、前記位置情報取得手段は、前記ユーザが所持している携帯端末から位置情報を取得することを特徴としてもよい。
ユーザが所持しているスマートフォン、携帯電話、携帯型コンピュータなどを利用して位置情報を取得することで、システム全体のコストを抑えることができる。
なお、本発明は、上記手段の少なくとも一部を含む運行管理装置として特定することができる。また、前記運行管理装置が行う運行管理方法や、当該運行管理方法をコンピュータに実行させるプログラムとして特定することもできる。上記処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
本発明によれば、迎車における時間的なロスを最小化することができる。
第一の実施形態に係る配車システムのシステム構成図である。 第一の実施形態における予約情報テーブルの例である。 第一の実施形態における運行ダイヤテーブルの例である。 位置情報の照合方法を説明する図である。 第一の実施形態で配車装置20が行う処理のフローチャート図である。 第一の実施形態で配車装置20が行う処理のフローチャート図である。 第二の実施形態で配車装置20が行う処理のフローチャート図である。
(第一の実施形態)
<システム構成>
第一の実施形態に係る配車システムについて、システム構成図である図1を参照しながら説明する。第一の実施形態に係る配車システムは、列車に乗って駅に到着するユーザを出迎えるため、タクシーを配車するシステムである。
第一の実施形態に係る配車システムは、利用者が所持する携帯端末(ユーザ端末10)と、タクシーの配車計画を生成する装置(配車装置20)と、ユーザが乗車する交通機関の運行に関する情報を配信するサーバ装置(交通機関サーバ30)から構成される。なお、ユーザ端末10および交通機関サーバ30は、それぞれ複数台で構成することができる。
ユーザ端末10、配車装置20、交通機関サーバ30は、いずれもCPU、主記憶装置、補助記憶装置を有する情報処理装置として構成することができる。補助記憶装置に記憶されたプログラムが主記憶装置にロードされ、CPUによって実行されることで、図1に図示した各手段が機能する。なお、図示した機能の全部または一部は、専用に設計された回路を用いて実行されてもよい。
まず、ユーザ端末10について説明する。ユーザ端末10は、利用者が所持している携帯型コンピュータであり、配車装置20と通信を行う機能を有している。ユーザ端末10は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)といった小型のコンピュータである。なお、ユーザ端末10は、本発明に係るシステムに複数含まれていてもよい。
通信部11は、通信回線(例えば携帯電話網)を介してネットワークにアクセスすることで、配車装置20との通信を行う手段である。
制御部12は、自端末の位置情報を取得して配車装置20に送信する処理を行う手段である。具体的な内容については後述する。なお、制御部12は、ユーザ端末10上で動作するアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションと称する)によってその機能が実現される。
位置情報取得部13は、装置に備えられたGPSモジュール(不図示)から、ユーザ端末10の現在位置(緯度および経度)を取得する手段である。なお、位置情報取得部13は、GPSモジュール以外の測位手段を用いて現在位置を取得してもよい。
次に、配車装置20について説明する。
配車装置20は、事前に入力された予約情報に基づいて、タクシーを指定された場所(以下、配車場所と称する。本実施形態では鉄道の駅)に配車するための計画(以下、配車計画と称する)を生成する装置である。配車装置20によって生成された配車計画は、タクシーに搭載された車載端末(不図示)に送信され、運転手によって送迎車両が回送される。
また、配車装置20は、ユーザ端末10および交通機関サーバ30から取得した情報に基づいて、ユーザが配車場所に到着する時刻を推定し、必要に応じて、生成した配車計画を修正ないし再生成する機能を有している。
配車管理部21は、配車計画を生成する手段である。具体的には、事前に入力された予約情報に基づいて、指定された駅までタクシーを回送するための経路およびスケジュールを生成する。
ここで、予約情報について説明する。図2は、配車管理部21にテーブル形式で記憶される予約情報(以下、予約情報テーブル)の例である。予約情報は、ユーザID、予約日時、配車場所、下車場所を含んでいる。配車場所とは、前述したように鉄道の駅である。
また、予約情報には、直前にユーザが乗車する列車についての情報が記録されている。本例では、列車の便名、乗車駅、乗車時刻、降車駅、降車時刻が記録される。図2の例では、U001という識別子を持つユーザが、のぞみ207号で東京駅から京都駅まで移動し、午前11時19分に下車したのち、11時30分にタクシーに乗車する旨を表している。予約情報は、ユーザがタクシーを予約する際に生成され、配車管理部21によって保持される。
配車管理部21は、出発地点、出発時刻、走行経路などを自動的に生成し、予約された時刻に送迎車両が到着できるよう、送迎車両の配車計画を生成する。送迎車両を回送させ
る計画を生成する方法については既知であるため、詳細な説明は省略する。
また、配車管理部21は、後述する手段を介して、ユーザの到着が予約時刻よりも遅れることを判定し、配車計画を再生成する機能を有している。具体的な方法については後述する。
到着時刻推定部22は、指定されたユーザが配車場所に到着する時刻を推定する手段である。具体的には、(1)ユーザ端末10から位置情報を取得し、(2)ユーザが乗車していると思われる列車に関する情報を交通機関サーバ30から取得し、(3)両者を突き合わせることで、ユーザが乗車している列車を推定し、(4)当該列車からユーザが降車する時刻をユーザの到着時刻とする。
運行情報取得部23は、到着時刻推定部22からの指示に基づいて、後述する交通機関サーバ30にアクセスし、列車の運行ダイヤを取得する手段である。
通信部24が有する機能は、前述した通信部11と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、交通機関サーバ30について説明する。交通機関サーバ30は、交通機関の運行ダイヤに関する情報を配信するサーバ装置である。交通機関サーバ30は、単一のサーバ装置であってもよいし、複数の事業者がそれぞれ提供する複数のサーバ装置であってもよい。
通信部31が有する機能は、前述した通信部11と同様であるため、詳細な説明は省略する。
運行情報提供部32は、交通機関(本実施形態では東海道新幹線)の運行ダイヤに関する情報を提供する手段である。図3は、運行情報提供部32にテーブル形式で記憶されている運行ダイヤの例である。本例では、列車の停車駅と発車(到着)時刻が定義されている。運行情報提供部32は、路線ごとに運行ダイヤテーブルを持っており、リクエストに応じて列車の運行ダイヤを提供する機能を有している。
<到着時刻の推定処理>
次に、タクシーの配車場所である駅にユーザが到着する時刻を推定する方法について、図4を参照しながら説明する。
配車管理部21には、図2に示した通り、予約情報の一部として、ユーザが直前に乗車する列車についての情報が記録されている。また、運行情報取得部23は、交通機関サーバ30から、該当する路線の列車の運行ダイヤを取得することができる。すなわち、運行ダイヤに基づいて、ユーザが乗車しているはずの列車が、現在どこを走行しているかを大まかに推定することができる。なお、図3では、停車駅のみを示しているが、運行ダイヤテーブルに、駅ごとの通過時刻を持たせることで、列車の位置推定精度を向上させることができる。
また、配車装置20は、ユーザ端末10から当該端末の位置情報を取得することができる。ここで、ユーザ端末から取得した位置情報と、推定した列車の現在位置が一致すれば、ユーザが当該列車に乗車している、すなわち、遅れることなく配車場所である駅に到着できることがわかる。
一方、ユーザ端末から取得した位置情報と、推定した列車の現在位置が一致しない場合、当該ユーザが予定外の列車に乗車していることがわかる。この場合、ユーザが乗車している列車を特定することで、ユーザが配車場所である駅に実際に到着する時刻を推定することができる。例えば、前後の列車の運行ダイヤを取得し、ユーザ端末10の位置情報と一致する場所を走行している列車があるか否かを探索する。この結果、一致する列車があれば、当該列車の到着時刻に基づいて、配車時刻を再設定する。
なお、一致する列車が無い場合、当該ユーザがどの列車にも乗車していないことが推定されるため、電話連絡を行うなどの措置をとってもよい。
<処理フローチャート>
次に、以上に説明した処理を行うためのフローチャートについて説明する。
図5は、配車装置20(配車管理部21)が、ユーザからの予約を受け付け、予約情報および配車計画を生成する処理を表したフローチャートである。なお、予約はネットワーク経由で電子的に受け付けてもよいし、オペレータを介して受け付けてもよい。
まず、ステップS11で、ユーザから、乗車日および配車場所に関する情報を取得する。これにより、例えば、「2016年10月1日に、京都駅からタクシーに乗車する」といった情報が取得される。
次に、ステップS12で、ユーザから、搭乗予定の交通機関に関する情報を取得する。これにより、例えば、「のぞみ207号に東京駅から乗車し、京都駅で降車する」といった情報が取得される。
次に、ステップS13で、ユーザを特定する情報(ユーザID)を取得する。ユーザIDは、例えばシステムにログインするための情報に基づいて取得してもよいし、ユーザ端末10が予め登録されたものである場合、端末に固有な情報に基づいて取得してもよい。
次に、ステップS14で、運行情報取得部23が、交通機関サーバ30(運行情報提供部32)にアクセスし、当該列車の運行ダイヤを取得したうえで、当該運行ダイヤに基づいて到着予想時刻を算出する。例えば、ユーザが、「のぞみ207号に東京駅から乗車し、京都駅で降車する」場合、到着予想時刻は午前11時19分となる。
次に、ステップS15で、取得した情報に基づいて予約情報および配車計画を生成する。例えば、到着予想時刻である午前11時19分から一定の余裕を持った時刻(例えば、午前11時30分)を予約時刻として、京都駅にタクシーを配車するための計画を生成する。ここで生成される計画には、タクシーの出発地点、出発時刻、走行経路などが含まれていてもよい。
次に、迎車当日に配車装置20が行う処理について、図6を参照しながら説明する。図6に示した処理は、周期的に実行される。
まず、ステップS21にて、到着時刻推定部22が、予約情報テーブルを参照し、未処理かつ乗車時刻を過ぎているユーザのIDを抽出する。例えば、現在時刻が午前9時5分である場合、U001というIDを持つユーザが処理対象として抽出される。そして、対象のユーザ端末10に対して位置情報を要求し、送信された位置情報を取得する。
次に、ステップS22にて、運行情報取得部23が、対象のユーザが乗車している列車を推定したうえで、現在時刻と運行ダイヤに基づいて、当該列車の走行位置を推定する。例えば、現在時刻が午前9時5分であって、予約情報に「のぞみ207号」が記録されている場合、ユーザが乗車している列車が東京駅と品川駅の間を走行していると推定する。
次に、ステップS21で取得した位置情報と、ステップS22で推定した位置が一致しているか否かを判定する(ステップS23)。なお、位置情報が一致するか否かは、ステップS22で推定した位置の精度に応じて適宜設定すればよい。この結果、「一致」と判定された場合、ステップS24へ遷移し、ユーザが乗車している列車を確定させる。
一方、位置情報が一致しない場合、ユーザが予定の列車に乗っていないことがわかる。そこで、乗車している列車を再度推定し、位置情報を照合し直す(ステップS25)。例えば、予定の列車の前後の列車についてステップS22と同様の処理を行い、列車を確定させてもよい。また、ユーザ端末10から取得した位置情報に基づいて走行区間を特定し、当該区間を走行中の列車を抽出してもよい。
以上の処理を行うことで、ユーザが乗車している列車を特定することができる。なお、所定の回数以上処理を行っても列車が特定できない場合、エラーログやエラー通知を出力するようにしてもよい。
次に、ステップS26で、到着時刻推定部22が、ユーザが乗車している列車が配車場所である駅に到着する時刻を取得する。本例の場合、「午前11時19分」が到着時刻として取得される。
次に、ステップS27で、ユーザが配車場所である駅に到着する時刻と、予約時刻との乖離幅を取得する。ここで、到着時刻が予約時刻よりも一定時間以上遅れている場合、ステップS28に遷移し、配車計画を再生成する。例えば、ユーザがのぞみ207号に乗り遅れ、後続ののぞみ217号に乗車していると判定された場合、京都駅への到着時刻である午前11時40分をベースとして配車計画を再生成する(例えば、予約時刻を午前11時30分から午前11時50分に変更する)。
以上に説明したように、第一の実施形態に係る配車システムは、配車場所に向かっているユーザが利用する公共交通機関の運行ダイヤと、ユーザ端末から取得した位置情報に基づいて、ユーザが乗車している列車を推定し、到着時刻を算出する。これにより、ユーザの移動に遅延が生じた場合であっても、自動的に配車計画を修正することができ、時間のロスを最小化することができる。
(第二の実施形態)
第一の実施形態は、交通機関サーバ30が列車の運行ダイヤのみを提供した。これに対し、第二の実施形態は、交通機関サーバ30が列車の位置情報をさらに提供する実施形態である。
第二の実施形態では、運行情報提供部32が、配車装置20(運行情報取得部23)の求めに応じて、指定された路線における複数の列車の位置情報を提供する。
図7は、第二の実施形態において、迎車当日に配車装置20が行う処理を示したフローチャートである。第二の実施形態では、ステップS22Aにおいて、運行情報取得部23が、交通機関サーバ30から、運行中の複数の列車の位置情報を取得し、ステップS21で取得したユーザ端末10の位置情報と一致する列車を特定する。
ステップS26以降の処理については、第一の実施形態と同様であるため説明は省略する。
第二の実施形態によると、列車の位置情報を取得することで、ユーザが乗車している列車を正確かつ迅速に特定することができる。
(第三の実施形態)
第一および第二の実施形態では、ユーザが乗車している列車がダイヤ通りに走行していることを前提として、到着予想時刻を推定した。しかし実際は、様々な要因によって列車の運行は遅れうる。第三の実施形態は、これに対応するため、列車の遅れについての情報を交通機関サーバ30からさらに取得し、当該情報にさらに基づいて到着予想時刻を推定する実施形態である。
第三の実施形態では、運行情報提供部32が、配車装置20(運行情報取得部23)の求めに応じて、指定された路線における列車の運行情報を提供する機能を有している。運行情報は、例えば、個々の列車の遅れ幅についての情報であってもよいし、路線全体の遅れ幅についての情報であってもよい。また、列車に行き先変更などが生じている場合、変更後の行き先に関する情報などであってもよい。
また、第三の実施形態では、運行情報取得部23が、交通機関サーバ30から運行ダイヤとともに運行情報を取得し、当該運行情報を加味して到着予想時刻を推定する。例えば、ユーザが乗車している列車の遅れ幅が既知である場合、予定の到着時刻に遅れ幅を加算し、到着予想時刻を得てもよい。また、遅れが拡大することが予想される場合、拡大後の遅れ幅を用いてもよい。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、各実施形態では、列車を例に説明を行ったが、ユーザが乗車する公共交通機関は、列車以外であってもよい。例えば、バス、航空機、船舶などであってもよい。また、ユーザが送迎車両に乗車する場所は、鉄道駅、バスターミナル、バス停留所、空港、港などのターミナルであってもよい。
また、ユーザが乗車する送迎車両は、タクシー以外の旅客車であってもよいし、自家用車などであってもよい。また、自動運転車両であってもよい。送迎車両が自動運転車両である場合、搭載されたコンピュータが配車装置20から配車計画を受信し、受信した配車計画に従って走行するようにしてもよい。
また、各実施形態では、交通機関に乗車したユーザは乗り換えることなく配車場所に到着するものとしたが、乗り換えが発生する場合、乗り換え箇所ごとに例示した処理を行うようにしてもよい。また、例示した処理を、最後に乗車する交通機関に乗車した後に行うようにしてもよい。
また、各実施形態では、配車場所を鉄道駅としたが、配車場所は公共交通機関のターミナルから離れた場所にあってもよい。この場合、移動に要する時間をさらに加味して到着予想時刻を算出すればよい。
10・・・ユーザ端末
11,24,31・・・通信部
12・・・制御部
13・・・位置情報取得部
14・・・入出力部
20・・・配車装置
21・・・配車管理部
22・・・到着時刻推定部
23・・・運行情報取得部
30・・・交通機関サーバ
32・・・運行情報提供部

Claims (9)

  1. ユーザを乗車させるために運行される送迎車両を管理する運行管理装置であって、
    前記ユーザが前記送迎車両の乗車地点まで移動する際に利用する交通機関に関する情報である交通機関情報を取得する交通機関情報取得手段と、
    前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記交通機関情報と、前記ユーザの位置情報に基づいて、前記ユーザが前記送迎車両の乗車地点に到着する時刻を推定する推定手段と、
    前記推定の結果に基づいて、前記送迎車両の運行計画を生成する計画手段と、
    を有する、運行管理装置。
  2. 前記計画手段は、前記ユーザが前記送迎車両に乗車する時刻である乗車予定時刻を記憶しており、
    前記計画手段は、推定した到着時刻が、前記乗車予定時刻に間に合わない場合に、前記推定した到着時刻に合わせて前記送迎車両の運行計画を修正する、
    請求項1に記載の運行管理装置。
  3. 前記交通機関情報取得手段は、前記交通機関の運行ダイヤ情報を記憶しており、前記運行ダイヤ情報と、前記取得したユーザの位置情報に基づいて、前記ユーザの到着時刻を推定する、
    請求項1または2に記載の運行管理装置。
  4. 前記交通機関情報取得手段は、前記運行ダイヤ情報に基づいて運行中の便の現在位置を推定し、前記推定した現在位置と、前記取得したユーザの位置情報が一致する場合に、当該便に前記ユーザが乗車していると推定する、
    請求項3に記載の運行管理装置。
  5. 前記交通機関情報取得手段は、運行中の便の位置情報を取得し、前記運行中の便の位置情報と、前記取得したユーザの位置情報が一致する場合に、当該便に前記ユーザが乗車していると推定する、
    請求項3に記載の運行管理装置。
  6. 前記交通機関情報取得手段は、前記交通機関の遅延に関する情報を取得し、前記遅延に関する情報を考慮して前記ユーザの到着時刻を推定する、
    請求項3から5のいずれかに記載の運行管理装置。
  7. 前記位置情報取得手段は、前記ユーザが所持している携帯端末から位置情報を取得する、
    請求項1から6のいずれかに記載の運行管理装置。
  8. ユーザを乗車させるために運行される送迎車両を管理する運行管理装置が行う運行管理方法であって、
    前記ユーザが前記送迎車両の乗車地点まで移動する際に利用する交通機関に関する情報である交通機関情報を取得する交通機関情報取得ステップと、
    前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記交通機関情報と、前記ユーザの位置情報に基づいて、前記ユーザが前記送迎車両の乗車地点に到着する時刻を推定する推定ステップと、
    前記推定の結果に基づいて、前記送迎車両の運行計画を生成する計画ステップと、
    を含む、運行管理方法。
  9. 請求項8に記載の運行管理方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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