JP2018060027A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非画像形成時にクリーニング部材と像担持体との当接部にトナーを供給する動作に起因して転写部の近傍の部材がトナーで汚れることを抑制することのできる画像形成装置を提供する。【解決手段】感光体1と、帯電手段2と、露光手段3と、現像手段4と、転写部材5と、転写電源21と、クリーニング部材6aと、非画像形成時に感光体1に所定のトナー像を形成し該所定のトナー像のトナーをクリーニング部材6aと感光体1との当接部に供給する供給動作を実行させる制御手段27と、を有する画像形成装置100は、制御手段27が、供給動作において少なくとも感光体1上の所定のトナー像のトナーが転写部Nを通過する間、転写電源21から転写部材5に、トナーの正規の帯電極性と同極性で絶対値が感光体1の露光手段3による露光部の電位よりも小さい電圧、又はトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧である通過時電圧を印加させる構成とする。【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式や静電記録方式を用いた画像形成装置では、像担持体から記録材にトナー像を転写した後に像担持体に残留した残トナーを、像担持体に当接して配置されたクリーニング部材で除去することが行われている。クリーニング部材としては、クリーニングブレードが多く用いられている。クリーニングブレードは、一般的に、像担持体の移動方向に対してカウンター方向となるように像担持体に当接させられており、クリーニングブレードと像担持体との間の摩擦力が過大になりやすい。そして、クリーニングブレードと像担持体との当接部の潤滑性が低下すると、クリーニングブレードの先端が像担持体の移動方向に捲れる「捲れ」や、「びびり」などと呼ばれる異常振動、「鳴き」などと呼ばれる異音が生じることがある。また、クリーニングブレードの先端の一部が欠ける「欠け」が生じることもある。これらの不具合が生じると、クリーニングブレードによる像担持体をクリーニングする能力が低下したり、クリーニングブレードや像担持体の寿命が短くなったりする。
そこで、非画像形成時に像担持体に帯状のトナー像(以下、「トナー帯」ともいう。)を形成し、このトナー帯のトナーをクリーニングブレードと像担持体との当接部に供給する方法がある(特許文献1)。この方法によれば、トナーやトナーの外添剤がクリーニングブレードと像担持体との間に介在することでこれらが潤滑剤として作用し、クリーニングブレードと像担持体との間の摩擦力を低減して上記不具合を抑制することができる。
特開2004−191737号公報
しかしながら、非画像形成時に像担持体にトナー帯を形成すると、そのトナー帯のトナーが像担持体から飛散することで、転写部の近傍の記録材の搬送路を形成する搬送ガイドなどの部材をトナーで汚してしまうことがある。また、その汚れが多い場合には、搬送ガイドを通過する記録材をトナーで汚してしまう場合もある。
像担持体から飛散するトナーの量を低減するために、トナー帯のトナー量を減らしたり、トナー帯を形成する動作において像担持体の移動速度を遅くしたりすることが考えられる。しかし、その場合、トナー帯の形成動作の実行頻度を増やす必要が生じたり、トナー帯の形成動作のために必要となるダウンタイム(画像を出力できない期間)が長くなったりする。
したがって、本発明の目的は、非画像形成時にクリーニング部材と像担持体との当接部にトナーを供給する動作に起因して転写部の近傍の部材がトナーで汚れることを抑制することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、感光体と、前記感光体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記感光体を露光して静電像を形成する露光手段と、前記静電像にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、転写部で前記感光体から記録材にトナー像を転写させる転写部材と、前記転写部材に電圧を印加する転写電源と、前記感光体に当接して配置され前記転写の後に前記感光体に残留したトナーを除去するクリーニング部材と、非画像形成時に前記感光体に所定のトナー像を形成し該所定のトナー像のトナーを前記クリーニング部材と前記感光体との当接部に供給する供給動作を実行させる制御手段と、を有する画像形成装置において、前記制御手段は、前記供給動作において少なくとも前記感光体上の前記所定のトナー像のトナーが前記転写部を通過する間、前記転写電源から前記転写部材に、トナーの正規の帯電極性と同極性で絶対値が前記感光体の前記露光手段による露光部の電位よりも小さい電圧、又はトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧である通過時電圧を印加させることを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の態様によると、像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、転写部で前記像担持体から記録材にトナー像を転写させる転写部材と、前記転写部材に電圧を印加する転写電源と、前記像担持体に当接して配置され前記転写の後に前記像担持体に残留したトナーを除去するクリーニング部材と、非画像形成時に前記像担持体に所定のトナー像を形成し該所定のトナー像のトナーを前記クリーニング部材と前記像担持体との当接部に供給する供給動作を実行させる制御手段と、を有する画像形成装置において、前記制御手段は、前記供給動作において少なくとも前記像担持体上の前記所定のトナー像のトナーが前記転写部を通過する間、前記転写電源から前記転写部材に、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧である通過時電圧を印加させることを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の他の態様によると、像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、転写部で前記像担持体から記録材にトナー像を転写させる転写部材と、前記転写部材に電圧を印加する転写電源と、前記像担持体に当接して配置され前記転写の後に前記像担持体に残留したトナーを除去するクリーニング部材と、記録材の搬送方向における前記転写部の上流側に配置され、前記転写部に搬送される記録材の搬送軌跡を規制するガイド部材と、非画像形成時に前記像担持体に所定のトナー像を形成し該所定のトナー像のトナーを前記クリーニング部材と前記像担持体との当接部に供給する供給動作を実行させる制御手段と、を有する画像形成装置において、前記制御手段は、前記供給動作において少なくとも前記像担持体上の前記所定のトナー像のトナーが前記転写部を通過する間、前記転写電源から前記転写部材に、前記ガイド部材の電位に比べてトナーの正規の帯電極性とは逆極性側に大きい電圧である通過時電圧を印加させることを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、非画像形成時にクリーニング部材と像担持体との当接部にトナーを供給する動作に起因して転写部の近傍の部材がトナーで汚れることを抑制することができる。
画像形成装置の概略断面図である。 転写工程を説明するための模式図である。 供給動作を説明するための模式図である。 供給動作のタイミングチャート図である。 一実施例の作用効果を説明するための模式図である。 他の実施例の作用効果を説明するための模式図である。 画像形成装置の他の例の概略断面図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を用いたレーザープリンタである。
画像形成装置100は、トナー像を担持する回転可能な像担持体としての、ドラム型(円筒形)の感光体(電子写真感光体)である感光ドラム1を有する。感光ドラム1は、駆動手段としての駆動モータ(図示せず)により、図中矢印R1方向(時計回り)に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。本実施例では、プロセススピードは385mm/secである。回転する感光ドラム1の表面は、帯電手段としてのローラ型の帯電部材である帯電ローラ2によって所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に一様に帯電処理される。帯電工程時に、帯電ローラ2には、図示しない帯電電源(高圧電源回路)から所定の帯電バイアス(帯電電圧)が印加される。帯電処理された感光ドラム1の表面は、露光手段としての露光装置3によって走査露光され、感光ドラム1上に静電潜像(静電像)が形成される。本実施例では、露光装置3は、レーザー光源、ポリゴンミラー、レンズ系などを有して構成されたスキャナユニットである。露光装置3は、画像信号に応じて変調されたレーザー光を感光ドラム1の表面に照射する。本実施例では、感光ドラム1の帯電ローラ2による帯電電位(暗部電位、非画像部電位)VDは−500Vであり、露光装置3による露光部電位(明部電位、画像部電位)VLは−100Vである。
感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置4によって現像剤としてのトナーを用いて現像(可視化)され、感光ドラム1上にトナー像が形成される。現像装置4は、現像剤担持体としての現像ローラ4aと、現像ローラ4aを支持すると共にトナーを収容する現像容器4bと、を有して構成される。現像ローラ4aは、現像容器4b内に収容されたトナーTを担持して現像ローラ4aと感光ドラム1との対向部である現像部Dに搬送し、感光ドラム1上の静電潜像に応じて感光ドラム1にトナーを供給する。現像工程時に、現像ローラ4aには、図示しない現像電源(高圧電源回路)から所定の現像バイアス(現像電圧)が印加される。本実施例では、一様に帯電処理された後に露光されることで電位の絶対値が低下した感光ドラム1上の露光部に、感光ドラム1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーが付着する。本実施例では、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)は負極性である。
感光ドラム1に対向して、転写手段としてのローラ型の転写部材である転写ローラ5が配置されている。転写ローラ5は、感光ドラム1に圧接され、感光ドラム1と転写ローラ5とが接触する転写部Nを形成する。感光ドラム1上に形成されたトナー像は、転写部Nにおいて、感光ドラム1と転写ローラ5とによって挟持されて搬送される紙などの記録材Pに転写される。転写工程時に、転写ローラ5には、転写電源21(図2)からトナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の直流電圧である転写バイアス(転写電圧)が印加される。
記録材Pは、記録材収納部としてのカセット7に収納されており、給送ローラ8によってレジストローラ9まで搬送される。この記録材Pが、レジストローラ9によって感光ドラム1上のトナー像とタイミングが合わされて、転写部Nに供給される。記録材Pの搬送方向において転写部Nの上流側かつレジストローラ9の下流側には、転写部Nへと搬送される記録材Pの搬送路を形成し、記録材Pの搬送軌跡を規制する、ガイド部材としての搬送ガイド10が設けられている。搬送ガイド10は、記録材Pの重力方向下方への移動を規制する下側ガイド部10aと、記録材Pの重力方向上方への移動を規制する上側ガイド部10bと、を有し、下側ガイド部10aと下側ガイド部10bとの間に記録材Pの搬送路が形成される。
トナー像が転写された記録材Pは、定着手段としての定着装置11へと搬送され、定着装置11によって加熱及び加圧されることでトナー像が定着(溶融固着)された後に、画像形成装置100の装置本体110の外部に排出(出力)される。
一方、転写工程後に感光ドラム1の表面に残留した残トナーは、クリーニング手段としてのクリーニング装置6によって感光ドラム1の表面から除去されて回収される。クリーニング装置6は、本実施例では弾性材料の一例であるウレタンゴムで形成されたクリーニングブレード6aと、クリーニングブレード6aを支持する回収容器6bと、を有する。クリーニングブレード6aは、感光ドラム1の表面の移動方向に対してカウンター方向(自由端部が感光ドラム1の表面の移動方向の上流側を向く方向)となるようにして感光ドラム1の表面に当接させられている。クリーニングブレード6aは、感光ドラム1の回転軸線方向と略平行な長手方向と、該長手方向と略直交する短手方向とにそれぞれ所定の長さを有し、所定の厚さを有する板状(ブレード状)の部材である。クリーニングブレード6aの長手方向の長さは、感光ドラム1の回転軸線方向における画像形成領域(トナー像を形成することが可能な領域)の長さ以上であり、該画像形成領域はクリーニングブレード6aの長手方向の長さ範囲内に収まる。クリーニング装置6は、クリーニングブレード6aによって、回転する感光ドラム1の表面から残トナーを掻き取って、回収容器6bに収容する。
また、感光ドラム1の回転方向においてクリーニング装置6の下流側かつ帯電ローラ2の上流側には、感光ドラム1上の電荷の少なくとも一部を除去する除電手段としての前露光装置12が設けられている。前露光装置12は、LED、ハロゲンランプなどとされる光源から感光ドラム1の表面に光を照射して、感光ドラム1の表面の電位を略一様に均す。
本実施例では、感光ドラム1と、これに作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4及びクリーニング装置6は、一体的に装置本体110に対し着脱可能なプロセスカートリッジ(以下、「カートリッジ」ともいう。)25(図3)を構成している。
本実施例では、帯電ローラ2と、露光装置3と、現像装置4とで、感光ドラム1にトナー像を形成するトナー像形成手段が構成される。
また、本実施例では、画像形成装置100の各部の動作は、装置本体110に設けられた制御手段としてのコントローラ27(図3)によって制御される。コントローラ27は、演算制御部(CPU)、記憶部(ROM、RAM)などを備えており、演算制御部が記憶部に記憶されたプログラムやデータに従って画像形成装置100の各部の動作を統括的に制御する。
ここで、画像形成装置100は、一の開始指示により開始される、単一又は複数の記録材Pに画像を形成して出力する一連の画像出力動作(ジョブ、プリント動作)を実行する。ジョブは、一般に、画像形成工程、前回転工程、複数の記録材Pに画像を形成する場合の紙間工程、及び後回転工程を有する。画像形成工程は、実際に記録材Pに形成して出力する画像の静電潜像の形成、トナー像の形成、トナー像の転写を行う期間であり、画像形成時とはこの期間のことをいう。より詳細には、これら静電潜像の形成、トナー像の形成、トナー像の転写の各工程を行う位置で、画像形成時のタイミングは異なる。前回転工程は、開始指示が入力されてから実際に画像を形成し始めるまでの、画像形成工程の前の準備動作を行う期間である。紙間工程は、複数の記録材Pに対する画像形成を連続して行う際(連続画像形成)の記録材Pと記録材Pとの間に対応する期間である。後回転工程は、画像形成工程の後の整理動作(準備動作)を行う期間である。非画像形成時とは、画像形成時以外の期間であって、上記前回転工程、紙間工程、後回転工程、更には画像形成装置100の電源投入時又はスリープ状態からの復帰時の準備動作である前多回転工程時などが含まれる。
2.転写工程
図2は、転写工程を説明するための模式図である。転写ローラ5には、転写電源(高圧電源回路)21が接続されている。転写ローラ5には、感光ドラム1上のトナー像と記録材Pとがそれぞれ転写部Nに搬送されてくるタイミングに合わせて、転写電源21から正極性の直流電圧である転写バイアスが印加される。これにより、感光ドラム1上のトナー像が記録材Pに転写される。転写時に、記録材Pの裏側には、転写ローラ5によってトナー像のトナーの電荷とは逆極性の電荷が付与される。
本実施例では、転写ローラ5は、外径が5mmの芯金の外周面上に肉厚4.5mmの弾性層が形成された、外径が14mmの弾性ローラである。本実施例では、芯金はSUS(ステンレススチール)で形成されており、弾性層は弾性材料(NBR、ヒドリンなど)で形成されたスポンジ層である。本実施例では、転写ローラ5の電気抵抗値は、次の方法で測定した場合に約5.0×10Ωである。転写ローラ5の電気抵抗値は、転写ローラ5を400g重の荷重で電気的に接地された対向電極に接触させ、118mm/secの周速度で回転させ、転写ローラ5の芯金に2.0KVの電圧を印加して電流を測定することで測定した。
本実施例では、転写電源21は、可変定電圧電源22と、電流計23と、駆動回路24と、を有して構成される。転写電源21は、コントローラ27の指示のもと駆動回路24の制御により駆動される。可変定電圧電源22は、正負両極性の電圧を出力できるようになっている。転写電源21は、可変定電圧電源22から定電圧制御された電圧を出力できると共に、電流計23により検知される電流が所定の電流値となるように可変定電圧電源22の出力を変更することで定電流制御された電圧を出力することができる。本実施例では、転写工程時、及び後述する供給動作(パージ処理)時には、転写電源21は定電圧制御された電圧を出力する。ただし、これに限定されず、転写工程時、及び後述する供給動作時に、転写電源21が定電流制御された電圧を出力してもよい。
3.供給動作
本実施例では、画像形成装置100は、非画像形成時に、感光ドラム1に所定のトナー像として帯状のトナー像(トナー帯)を形成し、そのトナー帯のトナーをクリーニングブレード6aと感光ドラム1との当接部Cに供給する供給動作を実行する。
図3は、供給動作を説明するための模式図である。本実施例では、供給動作は、クリーニングブレード6aの捲れ、びびり、鳴き、欠けなどの不具合が発生しやすい、カートリッジ25の使用初期に実行される。特に、カートリッジ25が新品に取り換えられた場合には、感光ドラム1の回転駆動が開始された後に直ちに実行されることが好ましい。
本実施例では、カートリッジ25には、記憶媒体としてのメモリー26が設けられている。メモリー26には、カートリッジ25が新品であることを示す使用情報(履歴情報)を入力することが可能とされている。カートリッジ25が装置本体110に装着されると、カートリッジ25のメモリー26は装置本体110のコントローラ27と通信可能に接続され、コントローラ27によるメモリー26に対する情報の読み書きが可能となる。
本実施例では、メモリー26には、使用情報として、カートリッジ25が駆動(感光ドラム1が回転)された時間が、コントローラ27によって逐次積算されて記憶される。また、本実施例では、コントローラ27は、供給動作を実行するごとに0にリセットされるプリント枚数を記憶部に積算して記憶させる。このように、本実施例では、コントローラ27は、カートリッジ25の新品(使用初期)検知手段、及びプリント枚数計数手段としての機能を有する。
コントローラ27は、メモリー26にカートリッジ25の駆動時間が記憶されていない場合(あるいは、駆動時間が0であるなど、新品である旨の情報が記憶されている場合)には、カートリッジ25が新品であると判断することができる。また、コントローラ27は、メモリー26に記憶されたカートリッジ25の駆動時間が所定時間(閾値)に達していない場合は、カートリッジ25が使用初期であると判断することができる。
コントローラ27は、画像形成装置100の動作開始に際して、カートリッジ25のメモリー26にアクセスし、使用情報を確認する。そして、コントローラ27は、カートリッジ25が新品であると判断した場合は、前多回転時に供給動作を実行させる。また、コントローラ27は、画像形成動作100の動作開始時、ジョブの開始時、あるいはジョブにおいて画像を出力するごとにカートリッジ25のメモリー26にアクセスし、使用情報を確認する。カートリッジ25が使用初期であると判断した場合は、コントローラ27は記憶部に記憶されている前回の供給動作の実行後のプリント枚数を確認する。そして、コントローラ27は、プリント枚数が所定枚数(閾値)に達したと判断した場合は、その判断タイミングに応じて、前多回転時、前回転時、紙間時、あるいは後回転時に供給動作を実行させる。
図4は、本実施例における供給動作を説明するためのタイミングチャートである。図4を参照して、カートリッジ25の使用初期にプリント100枚ごとに供給動作を行う際の各部の動作タイミングについて説明する。図4は、非画像形成時として後回転時に供給動作を実行する場合の例を示している。
コントローラ27は、画像形成が終了した後のタイミングT1で画像形成時に転写ローラ5に印加していた転写バイアスVt0をOFFとする。そして、コントローラ27は、上述のように供給動作を実行するタイミングであると判断すると、後回転中のタイミングT2で供給動作開始信号を発し、下記の順序で各部を動作させて供給動作を実行させる。
コントローラ27は、まず、タイミングT3で、露光装置3により所定の露光条件で感光ドラム1の周面に帯状の静電潜像を形成させる。本例では、このとき帯電ローラ2には直前の画像形成時から継続して所定の帯電バイアスが印加されている。コントローラ27は、次に、タイミングT4で、現像ローラ4aに現像バイアスを印加させ、感光ドラム1上の帯状の静電潜像を現像して帯状のトナー像(トナー帯)とする。本実施例では、トナー帯の長手方向(感光ドラム1の回転軸線方向と略平行)の長さは、感光ドラム1の回転軸線方向における画像形成領域の全域にわたる長さ(本実施例では210mm)とされる。また、本実施例では、トナー帯の短手方向(感光ドラム1の周方向)の長さは90mmとされる。また、本実施例では、トナー帯はベタ画像(最大濃度レベル画像)とされる。トナー帯の現像が終了すると現像バイアスはOFFとされる。
コントローラ27は、現像バイアスの印加が開始されるタイミングT4と略同時に、転写ローラ5に直流電圧である所定の通過時バイアス(通過時電圧)Vt1を印加させる。通過時バイアスVt1については後述して更に詳しく説明する。そして、トナー帯のトナーの少なくとも一部は転写部Nを通過してクリーニングブレード6aと感光ドラム1との当接部Cに供給される。コントローラ27は、感光ドラム1上のトナー帯のトナーが転写部Nを通過し終えるのと同時又は通過した後のタイミングT5で、転写ローラ5にトナーの正規の帯電極性と同極性の直流電圧である所定のクリーニングバイアスVt2を印加させる。これにより、転写ローラ5に付着したトナーが感光ドラム1に移動させられる(吐き出される)。このトナーは、感光ドラム1上のトナー帯が転写部Nを通過する際に転写ローラ5に付着した、トナー帯のトナーの少なくとも一部である。この転写ローラ5から感光ドラム1に移動させられたトナーもクリーニングブレード6aと感光ドラム1との当接部Cに供給される。
コントローラ27は、転写ローラ5から感光ドラム1に十分にトナーを移動させるための所定時間にわたり転写ローラ5にクリーニングバイアス(クリーニング電圧)Vt2を印加した後のタイミングT6で該クリーニングバイアスVt2をOFFとする。その後、クリーニングバイアスVt2をOFFとした時に転写部Nを通過した感光ドラム1上の位置がクリーニングブレード6aと感光ドラム1との当接部を通過したタイミングで供給動作が終了となる。本例では、引き続き画像形成が開始されるため、帯電ローラ2には引き続き所定の帯電バイアスが印加される。
なお、本実施例では、供給動作における帯電バイアス、現像バイアス、露光条件は、いずれも画像形成時と同じとした。現像バイアスは、DC成分(Vdc)にAC成分(ピーク間電圧Vpp、周波数f)を重畳した振動電圧であり、Vdcは−380V、Vppは1.8kV、fは2.8kHzとした。また、感光ドラム1の帯電電位VDは−500V、露光部電位VLは−100Vとした。ただし、供給動作における現像バイアス、帯電バイアス、露光条件の設定は本実施例のものに限定されるものではなく、適宜最適な設定とすればよい。
また、本実施例では、画像形成時の転写バイアスVt0は+2000V、供給動作時の通過時バイアスVt1はトナーの正規の帯電極性とは逆極性の+1000V、クリーニングバイアスVt2はトナーの正規の帯電極性と同極性の−1000Vとした。
また、図4は後回転時に供給動作を実行する場合の例を示しているが、例えばカートリッジ25が新品に交換された場合には、コントローラ27は最初の画像形成を実行するのに先立って直ちに供給動作開始信号を発することができる。
4.供給動作の通過時バイアス
次に、供給動作時に転写ローラ5に印加する通過時バイアスVt1について更に詳しく説明する。図5は、本実施例の作用効果を説明するための転写部Nの近傍の模式図である。
なお、本実施例では、搬送ガイド10は、導電性の材料(金属、導電性プラスチックなど)で形成されており、電気的に接地(グランドに接続)されている。また、本実施例では、搬送ガイド10は、転写部Nの近傍の電位分布に影響を及ぼすほど転写ローラ5や感光ドラム1には近接していない。
図5(A)に示すように、従来は、少なくとも感光ドラム1上のトナー帯のトナーTpが転写部Nを通過する間は、転写ローラ5にトナーの正規の帯電極性と同極性のバイアス(例えば−1000V程度)を印加している。これにより、トナー帯のトナーTpが転写ローラ5に付着することを抑制することができる。一方、感光ドラム1の回転方向における転写部Nの上流側では、負極性に帯電したトナー帯のトナーTpの一部が感光ドラム1から飛散して転写部Nの近傍に浮遊する(以下、このトナーを「浮遊トナー」ともいう。)。この浮遊トナーThには、転写ローラ5の電位(−1000V)と感光ドラム1の露光部電位VL(−100V)との電位差による電界作用で、転写ローラ5から遠ざかる方向に力f1が働く。また、浮遊トナーThは、重力方向にも力f2を受ける。そのため、浮遊トナーThには上記力f1と力f2との合力方向に力f3が働き、最終的に記録材Pの搬送方向における転写部Nの上流側に配置された搬送ガイド10に局所的に降り積もることになる。本実施例では、下側ガイド部10aの記録材Pの搬送方向下流側の端部近傍に浮遊トナーThが付着しやすい。
そこで、本実施例では図5(B)のように、トナー帯の現像が開始されてから感光ドラム1上のトナー帯のトナーTpが転写部Nを通過し終えるまでの間、転写ローラ5にトナーの正規の帯電極性とは逆極性の通過時バイアスVt1(+1000V)を印加する。これにより、転写ローラ5の電位(+1000V)と感光ドラム1の露光部電位VL(−100V)との電位差による電界作用で、負極性に帯電した浮遊トナーThには、転写ローラに引き寄せる力f4が働く。
また、本実施例では図5(C)のように、トナー帯のトナーTpが転写部Nを通過し終えた時以降(かつ、次の画像形成を開始する前)に、転写ローラ5にトナーの正規の帯電極性と同極性のクリーニングバイアスVt2(例えば−1000V)を印加する。これにより、転写ローラ5に付着したトナー帯のトナーTpを、転写ローラ5と感光ドラム1との間の電界作用による力f5により、転写ローラ5から感光ドラム1に移動させる。
表1は、従来例、本実施例、及び比較例1、2について、供給動作に起因する記録材Pのトナーによる汚れを比較した実験の結果を示す。本実施例では、供給動作において上述のとおり転写ローラ5に通過時バイアスVt1(+1000V)及びクリーニングバイアス(−1000V)を印加した。従来例では、供給動作においてトナー帯の現像が開始されてから感光ドラム1上のトナー帯のトナーが転写部Nを通過し終えるまでの間、転写ローラ5に−1000Vを印加した。比較例1では、本実施例と同様に供給動作において転写ローラ5に通過時バイアスVt1及びクリーニングバイアスVt2を印加するが、通過時バイアスVt1を画像形成時の転写バイアスと同じ+2000Vとした。また、比較例2では、本実施例と同様に供給動作において転写ローラ5に通過時バイアスVt1及びクリーニングバイアスVt2を印加するが、通過時バイアスVt1を露光部電位VLと同じ−100Vとした。
本実験では、トナー帯は、長手方向の長さが210mm、短手方向の長さが90mmのベタ画像とした。そして、供給動作を終了した直後に行ったプリントで出力された記録材Pのトナーによる汚れ(紙面汚れ、裏汚れ)を比較した。本実験において比較した記録材Pの汚れは2種類ある。第1に、搬送ガイド10に付着したトナー帯のトナーが記録材Pに付着することによる汚れである。第2は、転写ローラ5に付着したトナー帯のトナーがクリーニングしきれずに記録材Pに付着することによる汚れである。これら2種類の汚れを分けて比較し、いずれの汚れについても、発生しない場合を「○」、軽微に発生する場合を「△」、目立つレベルで発生した場合を「×」とした。
なお、本実施例、比較例1、2では、感光ドラム1上のトナー帯のトナーが転写部Nを通過した直後に、−1000VのクリーニングバイアスVt2を転写ローラ5の5周分の時間にわたり印加した。このクリーニングバイアスVt2の値及び印加時間の設定は、通過時バイアスVt1の違いによる転写ローラ5へのトナーの付着程度を比較するために、転写ローラ5をクリーニングするために最低限必要な設定として用いた。
Figure 2018060027
従来例では、トナー帯のトナーは転写ローラ5に付着しにくく、転写ローラ5の汚れに起因する記録材Pの汚れは発生しない。その反面、浮遊トナーが搬送ガイド10に付着しやすく、搬送ガイド10の汚れに起因する記録材Pの汚れが発生する。
比較例1では、トナー帯のトナーは転写ローラ5に付着しにくく、転写ローラ5の汚れに起因する記録材Pの汚れは発生しない。その反面、従来例ほどではないが、浮遊トナーが搬送ガイド10に付着するため、搬送ガイド10の汚れに起因する記録材Pの汚れが軽微に発生する。
比較例2では、トナー帯のトナーを転写ローラ5に引き寄せる効果が大きく、搬送ガイド10の汚れに起因する記録材Pの汚れは発生しない。その反面、転写ローラ5にトナー帯のトナーが多量に付着するため、転写ローラ5の5周分のクリーニングでは不十分で、転写ローラ5の汚れに起因する記録材Pの汚れが発生する。
本実施例では、トナー帯のトナーを転写ローラ5に引き寄せる効果は比較例2ほど大きくなく、転写ローラ5にトナー帯のトナーが比較例2ほど多量に付着しない。そのため、転写ローラ5の5周分で十分にクリーニングされるため、転写ローラ5の汚れに起因する紙面汚れは発生しない。また、本実施例では、浮遊トナーが程良く転写ローラ5に引き寄せられて、搬送ガイド10に付着しにくくなる。そのため、搬送ガイド10の汚れに起因する記録材Pの汚れは発生しない。
このように、本実施例では、トナー帯の現像が開始されてから感光ドラム1上のトナー帯のトナーが転写部Nを通過し終えるまでの間、転写ローラ5に次のような通過時バイアスVt1を印加する。つまり、転写ローラ5の電位と感光ドラム1の電位との関係が「転写ローラ5の電位>感光ドラム1の電位」となるような通過時バイアスVt1である。これにより、転写部Nの近傍の負極性に帯電した浮遊トナーThを転写ローラ5に引き寄せ、搬送ガイド10への浮遊トナーThの付着を抑制することができる。ただし、通過時バイアスVt1を極端に高くすることは好ましくない。通過時バイアスVt1が画像形成時の転写バイアスVt0以上であると、感光ドラム1上のトナー帯が転写部Nを通過する時にトナー帯のトナーが転写ローラ5に付着しすぎて、転写ローラ5の汚れに起因する記録材Pの汚れが発生する可能性がある。これを回避する方法として、転写ローラ5のクリーニングを延長する方法も考えられるが、ダウンタイムが長くなるため好ましくない。つまり、本実施例では、通過時バイアスVt1は、少なくとも、感光ドラム1の露光部電位VLより大きい値のバイアスとする。また、通過時バイアスVt1は、好ましくは、画像形成時の転写バイアスVt0より小さい値のバイアスとする。
なお、トナーの正規の帯電極性が正極性の場合は、通過時バイアスVt1は、少なくとも、感光ドラム1の露光部電位VLより小さい値のバイアスとする。また、この場合、通過時バイアスVt1は、好ましくは、画像形成時の転写バイアスVt0より大きい値のバイアスとする。
つまり、トナーの極性によらず、通過時バイアスVt1は、少なくとも、トナーの正規の帯電極性と同極性で絶対値が感光ドラム1の露光部電位VLよりも小さいバイアス、又はトナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスとする。また、トナーの極性によらず、通過時バイアスVt1は、好ましくは、画像形成時の転写バイアスVt0と同極性で絶対値が該転写バイアスVt0の絶対値より小さいバイアスとする。これにより、供給動作において感光ドラム1からトナーが飛散しても、そのトナーを静電的に転写ローラ5に引き寄せて、搬送ガイド10の汚れを抑制し、例えば供給動作の直後のプリントにおける記録材Pの汚れを抑制することが可能となる。
なお、供給動作中に感光ドラム1の電位が変化する場合には、その変化に応じて常に上述の条件を満たすように通過時バイアスVt1を変化させてもよい。ここで、転写ローラ5に印加するバイアスと比較される感光ドラム1の電位とは、感光ドラム1の回転方向における現像部Dから転写部Nまでにおける電位である。
また、本実施例では、トナー帯の現像が開始されて(像担持体上(感光体上)にトナー帯が形成され始めて)から像担持体上のトナー帯のトナーが転写部Nを通過し終えるまでの間、転写ローラ5に通過時バイアスVt1を印加した。これにより、本実施例のように像担持体がドラム型の感光体である場合などにおいて、像担持体の移動方向における現像部Dから転写部Nまでの像担持体上から飛散したトナーが転写部Nの近傍の部材に付着することを抑制できるので好ましい。しかし、転写部Nの近傍まで搬送されてきたトナー帯のトナーが転写部Nの近傍の部材に付着しやすくなることがある。そのため、少なくとも像担持体上のトナー帯のトナーが転写部Nを通過している間、転写ローラ5に通過時バイアスVt1を印加することで、十分に転写部Nの近傍の部材へのトナー帯のトナーの付着を抑制できることがある。少なくとも像担持体上のトナー帯のトナーが転写部Nを通過している間とは、像担持体上のトナー帯の像担持体の移動方向の先端が転写部Nに到達してから、像担持体上のトナー帯の像担持体の移動方向の後端が転写部Nを通過し終えるまでの期間である。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は実施例1と同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
本実施例では、搬送ガイド10が転写部Nの近傍の電位分布に影響を及ぼすほど転写ローラ5や感光ドラム1に近接して配置されている場合について説明する。
図6は、本実施例の作用効果を説明するための転写部Nの近傍の模式図である。本実施例では、搬送ガイド10は、転写部Nの近傍の記録材Pの挙動を安定化するなどの理由から、実施例1よりも転写ローラ5及び感光ドラム1に近接して配置されている。本実施例では、搬送ガイド10(特に下側ガイド部10a)の記録材Pの搬送方向下流側の先端と転写ローラ5との距離(最短距離)d1は2.6mm、該先端と感光ドラム1との距離(最短距離)d2は2.0mmである。
また、本実施例では、搬送ガイド10は、導電性の材料(金属、導電性プラスチックなど)で形成されており、ガイド電源(高圧電源回路)28が接続されている。本実施例では、供給動作においてトナー帯の現像が開始されてから感光ドラム1上のトナー帯のトナーTpが転写部Nを通過し終えるまでの間、搬送ガイド10にトナーの正規の帯電極性と同極性の直流電圧であるガイドバイアスVt4が印加される。
一方、転写ローラ5には、実施例1と同様に供給動作においてトナー帯の現像が開始されてから感光ドラム1上のトナー帯のトナーTpが転写部Nを通過し終えるまでの間、直流電圧である所定の通過時バイアスVt3が印加される。なお、本実施例における通過時バイアスの値は実施例1における通過時バイアスの値とは異なるので「Vt3」と表記する。また、本実施例では、実施例1と同様に感光ドラム1上のトナー帯のトナーTpが転写部Nを通過し終えた時以降に、転写ローラ5にトナーの正規の帯電極性と同極性の直流電圧であるクリーニングバイアスVt2(例えば−1000V)が印加される。
図6に示すように、トナー帯のトナーTpの一部は感光ドラム1から飛散して転写部Nの近傍に浮遊する。この浮遊トナーThには、転写ローラ5、感光ドラム1及び搬送ガイド10のそれぞれの電位で形成される電界作用による力f6が働く。ここで、本実施例では、感光ドラム1の露光部電位VLは−100Vである。一方、転写ローラ5、搬送ガイド10の電位は、それぞれに印加される通過時バイアスVt3、ガイドバイアスVt4で決定される。本実施例では、通過時バイアスVt3を+750V、ガイドバイアスVt4を−500Vとした。つまり、本実施例では、通過時バイアスVt3の値とガイドバイアスVt4の値との関係が「Vt3>Vt4」となるように設定した。これにより、負極性に帯電した浮遊トナーThを転写ローラ5に引き寄せて、搬送ガイド10の汚れを抑制することができる。以下、更に詳しく説明する。
表2は、本実施例の構成において、通過時バイアスVt3の値とガイドバイアスVt4の値との関係を変えた場合の記録材Pの汚れを比較した結果を示す。本実験において比較した記録材Pの汚れは、搬送ガイド10に付着したトナー帯のトナーが記録材Pに付着することによる汚れである。トナー帯の設定、記録材Pの汚れの評価方法などは、実施例1で説明した表1の結果を得た実験と同様である。
Figure 2018060027
表2から分かるように、通過時バイアスVt3の値とガイドバイアスVt4の値との関係が「Vt3>Vt4」となるように設定されている場合、搬送ガイド10の汚れに起因する記録材Pの汚れは発生しない。つまり、ガイドバイアスVt4をトナーの正規の帯電極性と同極性の−500Vとしても、通過時バイアスVt3が−1000V(<−500V)であるならば、負極性に帯電した浮遊トナーThは転写ローラ5から遠ざかり、搬送ガイド10に付着する。逆に、ガイドバイアスVt4をトナーの正規の帯電極性とは逆極性の+500Vとしても、通過時バイアスVt3を+750V(>+500V)とすれば、負極性の浮遊トナーThは転写ローラ5に引き寄せられ、搬送ガイド10への付着が抑制される。
このように、本実施例では、トナー帯の現像が開始されてから感光ドラム1上のトナー帯のトナーが転写部Nを通過し終えるまでの間、転写ローラ5に次のような通過時バイアスVt3を印加する。つまり、転写ローラ5の電位と搬送ガイド10の電位との関係が「転写ローラ5の電位>搬送ガイド10の電位」となるような通過時バイアスVt3である。これにより、転写部Nの近傍の負極性に帯電した浮遊トナーThを転写ローラ5に引き寄せ、搬送ガイド10への浮遊トナーThの付着を抑制することができる。ただし、実施例1で説明したように、通過時バイアスVt3は、感光ドラム1の露光部電位VLより大きい値のバイアスとすることが好ましい。また、通過時バイアスVt3は、画像形成時の転写バイアスVt0より小さい値のバイアスとすることが好ましい。
なお、トナーの正規の帯電極性が正極性の場合は、「転写ローラ5の電位<搬送ガイド10の電位」の関係となるような通過時バイアスVt3とする。ただし、この場合も、実施例1で説明したように、通過時バイアスVt3は、感光ドラム1の露光部電位VLより小さい値のバイアスとすることが好ましい。また、この場合も、通過時バイアスVt3は、画像形成時の転写バイアスVt0より大きい値のバイアスとすることが好ましい。
つまり、搬送ガイド10が転写部Nの近傍の電位分布に影響を及ぼす構成の場合、トナーの極性によらず、通過時バイアスVt3は、搬送ガイド10の電位に比べてトナーの正規の帯電極性とは逆極性側に大きい値のバイアスとする。そして、好ましくは、実施例1と同様に、トナーの極性によらず、通過時バイアスVt3は、トナーの正規の帯電極性と同極性で絶対値が感光ドラム1の露光部電位VLよりも小さいバイアス、又はトナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスとする。また、好ましくは、トナーの極性によらず、通過時バイアスVt3は、画像形成時の転写バイアスVt0と同極性で絶対値が該転写バイアスVt0の絶対値より小さいバイアスとする。これにより、搬送ガイド10がトナーで汚れることを抑制し、例えば供給動作の直後のプリントにおける記録材Pの汚れを抑制することが可能となる。
なお、供給動作中に搬送ガイド10の電位が変化する場合には、その変化に応じて常に上述の条件を満たすように通過時バイアスVt3を変化させてもよい。
また、本実施例では、トナー帯の現像が開始されて(像担持体上にトナー帯が形成され始めて)から像担持体上のトナー帯のトナーが転写部Nを通過し終えるまでの間、転写ローラ5に通過時バイアスVt3を印加した。また、同じ期間に、搬送ガイド10にガイドバイアス(ガイド電圧)Vt4を印加した。しかし、実施例1で説明したように、通過時バイアスVt3、ガイドバイアスVt4は、少なくとも像担持体上のトナー帯のトナーが転写部Nを通過している間に印加すれば十分な効果が得られることがある。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
上述の実施例では、像担持体としての感光体から直接記録材にトナー像が転写される画像形成装置における転写部に関して本発明を適用したが、これに限定されるものではない。例えば、図7は、中間転写方式を採用したタンデム型の画像形成装置の一例の概略断面図である。図7において、上述の実施例のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素には同一の符号を付している。また、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用に設けられた同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素の符号の末尾には、それぞれY、M、C、Kを付している。
図7の画像形成装置100は、それぞれが第1の像担持体としての感光ドラム1を備えた4個の画像形成部Sと、第2の像担持体としての中間転写ベルト51と、を有する。中間転写ベルト51は、感光ドラム1から一次転写されたトナー像を記録材Pに二次転写するために搬送する中間転写体の一例である。各画像形成部Sの感光ドラム1に形成されたトナー像は、各一次転写部N1において各一次転写ローラ5の作用により中間転写ベルト51に一次転写される。その後、中間転写ベルト51上のトナー像は、二次転写部N2において二次転写手段としてのローラ型の二次転写部材である二次転写ローラ52により記録材Pに二次転写される。二次転写ローラ52には二次転写電源53が接続されており、二次転写時にはトナーの正規の帯電極性とは逆極性の直流電圧である二次転写バイアス(二次転写電圧)が印加される。二次転写工程後に中間転写ベルト51上に残留したトナーは、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置54によって中間転写ベルト51上から除去されて回収される。ベルトクリーニング装置54は、中間転写ベルト51の移動方向に対しカウンター方向になるようにして中間転写ベルト51に当接して配置された、クリーニング部材としてのクリーニングブレード54aを有する。この画像形成装置100では、例えば、中間転写ベルト51とベルトクリーニング装置54とを含むユニット(中間転写ベルトユニット)が装置本体110に対して着脱可能とされることがある。また、この画像形成装置100では、各画像形成部Sが中間転写ベルト51にトナー像を形成するトナー像形成手段を構成する。
ベルトクリーニング装置54のクリーニングブレード54aと中間転写ベルト51との間の摩擦力が過大となると、上述の実施例で説明したのと同様の不具合が生じることがある。これを抑制するために、複数の感光ドラム1のうち少なくとも一つに形成したトナー帯を中間転写ベルト51に転写し、二次転写部N2を通過させて、クリーニングブレード54aと中間転写ベルト51との当接部にトナー帯のトナーを供給することができる。この場合、二次転写部N2の近傍で中間転写ベルト51から飛散したトナーにより、搬送ガイド10が汚れる問題が生じることがある。したがって、この二次転写部N2に関して、本発明を適用することができる。つまり、この場合、二次転写ローラ52に、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の通過時バイアス、好ましくは画像形成時の二次転写バイアスと同極性で絶対値が該二次転写バイアスの絶対値より小さいバイアスを印加する。また、この条件に加えて又は代えて、二次転写ローラ52に、搬送ガイド10の電位に比べてトナーの正規の帯電極性とは逆極性側に大きい値の通過時バイアスを印加する。これにより、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
また、本発明はクリーニング部材がブレード状の部材である場合に特に好適に作用するものであるが、クリーニング部材はブレード状のものに限定されるものではない。例えばブロック状(パッド状)のものなど、クリーニング部材と像担持体との間の摩擦力を低減するために両者の当接部にトナーを供給する供給動作を実行することが望まれるクリーニング部材を用いる場合には、本発明の適用により上記同様の効果が期待できる。
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
3 露光装置
4 現像装置
5 転写ローラ
6 クリーニング装置
6a クリーニングブレード
10 搬送ガイド
Tp トナー帯のトナー
Th 浮遊トナー

Claims (10)

  1. 感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電手段と、
    帯電した前記感光体を露光して静電像を形成する露光手段と、
    前記静電像にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、
    転写部で前記感光体から記録材にトナー像を転写させる転写部材と、
    前記転写部材に電圧を印加する転写電源と、
    前記感光体に当接して配置され前記転写の後に前記感光体に残留したトナーを除去するクリーニング部材と、
    非画像形成時に前記感光体に所定のトナー像を形成し該所定のトナー像のトナーを前記クリーニング部材と前記感光体との当接部に供給する供給動作を実行させる制御手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記供給動作において少なくとも前記感光体上の前記所定のトナー像のトナーが前記転写部を通過する間、前記転写電源から前記転写部材に、トナーの正規の帯電極性と同極性で絶対値が前記感光体の前記露光手段による露光部の電位よりも小さい電圧、又はトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧である通過時電圧を印加させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記感光体の前記露光手段による露光部の電位の変化に応じて、前記通過時電圧を変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 像担持体と、
    前記像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    転写部で前記像担持体から記録材にトナー像を転写させる転写部材と、
    前記転写部材に電圧を印加する転写電源と、
    前記像担持体に当接して配置され前記転写の後に前記像担持体に残留したトナーを除去するクリーニング部材と、
    非画像形成時に前記像担持体に所定のトナー像を形成し該所定のトナー像のトナーを前記クリーニング部材と前記像担持体との当接部に供給する供給動作を実行させる制御手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記供給動作において少なくとも前記像担持体上の前記所定のトナー像のトナーが前記転写部を通過する間、前記転写電源から前記転写部材に、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧である通過時電圧を印加させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記像担持体上に前記所定のトナー像が形成され始めてから前記像担持体上の前記所定のトナー像のトナーが前記転写部を通過し終えるまでの間、前記通過時電圧を印加させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記通過時電圧は、前記転写時に前記転写電源から前記転写部材に印加される転写電圧と同極性で絶対値が該転写電圧の絶対値よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 記録材の搬送方向における前記転写部の上流側に配置され、前記転写部に搬送される記録材の搬送軌跡を規制するガイド部材を有し、前記通過時電圧は、前記ガイド部材の電位に比べてトナーの正規の帯電極性とは逆極性側に大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 像担持体と、
    前記像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    転写部で前記像担持体から記録材にトナー像を転写させる転写部材と、
    前記転写部材に電圧を印加する転写電源と、
    前記像担持体に当接して配置され前記転写の後に前記像担持体に残留したトナーを除去するクリーニング部材と、
    記録材の搬送方向における前記転写部の上流側に配置され、前記転写部に搬送される記録材の搬送軌跡を規制するガイド部材と、
    非画像形成時に前記像担持体に所定のトナー像を形成し該所定のトナー像のトナーを前記クリーニング部材と前記像担持体との当接部に供給する供給動作を実行させる制御手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記供給動作において少なくとも前記像担持体上の前記所定のトナー像のトナーが前記転写部を通過する間、前記転写電源から前記転写部材に、前記ガイド部材の電位に比べてトナーの正規の帯電極性とは逆極性側に大きい電圧である通過時電圧を印加させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記像担持体上に前記所定のトナー像が形成され始めてから前記像担持体上の前記所定のトナー像のトナーが前記転写部を通過し終えるまでの間、前記通過時電圧を印加させることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記ガイド部材の電位の変化に応じて、前記通過時電圧を変化させることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記像担持体上の前記所定のトナー像のトナーが前記転写部を通過し終えた時以降、かつ、次の画像形成を開始する前に、前記転写電源から前記転写部材にトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧を印加させることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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