JP2018056320A - 半導体装置及び増幅器 - Google Patents

半導体装置及び増幅器 Download PDF

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Abstract

【課題】電力用の半導体装置において、信頼性の高い半導体装置を提供する。【解決手段】基板10の上に形成された第1の半導体層21と、第1の半導体層21の上に形成された第2の半導体層22と、第2の半導体層22の上に形成されたゲート電極31、ソース電極32及びドレイン電極33と、を有する半導体装置において、ソース電極32及びドレイン電極33には、第2の半導体層22と接するオーミックコンタクト層が形成されており、オーミックコンタクト層における膜厚方向の抵抗は、平面視した半導体装置の中央領域50Aよりも周辺領域50Cが低い。【選択図】図7

Description

本発明は、半導体装置及び増幅器に関するものである。
窒化物半導体は、高い飽和電子速度及びワイドバンドギャップ等の特徴を利用し、高耐圧及び高出力の半導体デバイスへの適用が検討されている。例えば、窒化物半導体であるGaNのバンドギャップは3.4eVであり、Siのバンドギャップ(1.1eV)及びGaAsのバンドギャップ(1.4eV)よりも大きく、高い破壊電界強度を有する。そのため、GaN等の窒化物半導体は、高電圧動作かつ高出力を得る電源用の半導体デバイスの材料として極めて有望である。
窒化物半導体を用いた半導体デバイスとしては、電界効果トランジスタ、特に高電子移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)についての報告が数多くなされている。例えば、GaN系のHEMT(GaN−HEMT)では、GaNを電子走行層として、AlGaNを電子供給層として用いたAlGaN/GaNからなるHEMTが注目されている。AlGaN/GaNからなるHEMTでは、GaNとAlGaNとの格子定数差に起因した歪みがAlGaNに生じる。これにより発生したピエゾ分極及びAlGaNの自発分極差により、高濃度の2DEG(Two-Dimensional Electron Gas:2次元電子ガス)が得られる。そのため、高効率のスイッチ素子、電気自動車用等の高耐圧電力デバイスとして期待されている。
特開2002−359256号公報 特開2010−232503号公報
ところで、上記のGaN−HEMTを電力用に用いた場合、高電圧が印加されるとともに、大電流が流れるため、GaN−HEMTの温度が高くなり、GaN−HEMTが形成されている領域において温度が高い領域と低い領域とが生じる場合がある。このように、GaN−HEMTが形成されている領域において、温度が高い領域が生じると、温度が高い領域において電流が流れにくくなり、更には、破壊等される場合があるため、半導体装置としての信頼性が低下する。
このため、電力用の半導体装置において、信頼性の高い半導体装置が求められている。
本実施の形態の一観点によれば、基板の上に、半導体により形成された第1の半導体層と、前記第1の半導体層の上に、半導体により形成された第2の半導体層と、前記第2の半導体層の上に形成されたゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、を有する半導体装置において、前記ソース電極及び前記ドレイン電極には、半導体と接するオーミックコンタクト層が形成されており、前記オーミックコンタクト層における膜厚方向の抵抗は、平面視した前記半導体装置の中央領域よりも周辺領域が低いことを特徴とする。
開示の半導体装置によれば、電力用において、信頼性を向上させることができる。
半導体装置の平面図 半導体装置の要部断面図 半導体装置の熱分布の説明図 半導体装置の中央領域から周辺領域における温度分布図 半導体装置のドレイン電圧とドレイン電流との相関図 第1の実施の形態における半導体装置の平面図 第1の実施の形態における半導体装置の要部断面図 第1の実施の形態における半導体装置の説明図 オーミックコンタクト層におけるTa層の膜厚と抵抗の関係の説明図 第1の実施の形態の半導体装置の中央領域から周辺領域における温度分布図 第1の実施の形態の半導体装置のドレイン電圧とドレイン電流との相関図 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(1) 図12における一点鎖線12A−12Bにおいて切断した断面図 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(2) 図14における一点鎖線14A−14Bにおいて切断した断面図 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(3) 図16における一点鎖線16A−16Bにおいて切断した断面図 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(4) 図18における一点鎖線18A−18Bにおいて切断した断面図 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(5) 図20における一点鎖線20A−20Bにおいて切断した断面図 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(6) 図22における一点鎖線22A−22Bにおいて切断した断面図 第1の実施の形態における半導体装置の変形例1の要部断面図 第1の実施の形態における半導体装置の変形例2の要部断面図 第1の実施の形態における半導体装置の変形例3の要部断面図 第2の実施の形態における半導体装置の平面図 第3の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程説明図(1) 第3の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程説明図(2) 第3の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程説明図(3) 第4の実施の形態におけるディスクリートパッケージされた半導体デバイスの説明図 第4の実施の形態における電源装置の回路図 第4の実施の形態における高周波増幅器の構造図
実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
最初に、窒化物半導体を用いた半導体装置であるGaN−HEMTにおいて、動作させた際に温度分布が生じ、半導体装置としての信頼性が低下することについて、図1及び図2に基づき説明する。図1は、この半導体装置を平面視した場合の平面図であり、図2は、図1における一点鎖線1A−1Bにおいて切断した断面図である。また、本願において、「平面視」とは、半導体装置において、後述するゲート電極、ソース電極及びドレイン電極が形成されている面に対し、法線方向より見た視野を示すものとする。
この半導体装置は、図2に示されるように、基板910の上に、窒化物半導体により形成されたバッファ層911、電子走行層921、電子供給層922が積層して形成されている。基板910は、SiC等の半導体基板により形成されており、バッファ層911は、AlN、AlGaN、GaN等により形成されている。電子走行層921は、GaN等により形成されており、電子供給層922は、AlGaN等により形成されている。これにより、電子走行層921において、電子走行層921と電子供給層922との界面近傍には、2DEG921aが生成される。
電子供給層922の上には、ゲート電極931、ソース電極932及びドレイン電極933が形成されている。この半導体装置は、図1に示されるように、ゲート電極931、ソース電極932、ドレイン電極933は、櫛歯状の電極構造になっており、ソース電極932の櫛歯の間に、ドレイン電極933の櫛歯が入り込んでいる。また、ソース電極932の櫛歯とドレイン電極933の櫛歯との間には、ゲート電極931の櫛歯が形成されている。
ところで、このような構造の半導体装置を動作させた場合には、図3に示されるように、半導体装置の中央領域の温度が、周辺領域よりも高くなるような温度分布が生じる。尚、図3では、等温線を二点鎖線により示している。図4は、図3に示される半導体装置の中央領域950Aから周辺領域950Bにおける温度分布を示す。図4に示されるように、中央領域950Aの温度が高く、200℃近い温度になっており、周辺領域950Bに向かって温度が低くなる。このように、中央領域950Aが高く、周辺領域950Bが低くなるような温度分布が生じるのは、半導体装置を動作させると中央領域950Aも周辺領域950Bも同様に発熱するが、周辺領域950Bよりも中央領域950Aが放熱されにくいからである。即ち、周辺領域950Bが発熱すると、周辺領域950Bの周囲の半導体装置の外に向かって放熱されるが、中央領域950Aが発熱しても、中央領域950Aの周囲の周辺領域950Bも発熱しているため放熱されにくく、中央領域950Aに熱が溜まるからである。尚、図4において、急峻に温度が高くなっている部分は、ゲート電極931の近傍が特に高温になりやすいからである。
このように、半導体装置において温度分布が生じると、図5に示すように、半導体装置をオン状態にした場合において、中央領域950Aにおいて流れるドレイン電流は、周辺領域950Bにおいて流れるドレイン電流よりも低くなる。これは、半導体装置の中央領域950Aの温度が周辺領域950Bの温度よりも高くなっているからである。
また、半導体装置において、図4に示すように温度分布が生じると、温度の高い領域おいて電流が流れにくくなるのみならず、電極部分の抵抗が高くなる等の劣化が生じ、半導体装置としての寿命が短くなり、信頼性の低下を招く。このため、半導体装置を動作させた際には、できるだけ温度分布が均一である方が、寿命が長く、信頼性が高い。
(半導体装置)
次に、第1の実施の形態における半導体装置について図6及び図7に基づき説明する。図6は、本実施の形態における半導体装置を平面視した場合の平面図であり、図7は、図6における一点鎖線6A−6Bにおいて切断した断面図である。
本実施の形態における半導体装置は、窒化物半導体を用いたGaN−HEMTであり、図7に示されるように、基板10の上に、窒化物半導体により形成された不図示の核形成層、バッファ層11、電子走行層21、電子供給層22が積層されている。基板10は、SiC等の半導体基板により形成されており、バッファ層11は、AlN、AlGaN、GaN等により形成されている。電子走行層21は、GaN等により形成されており、電子供給層22は、AlGaN等により形成されている。これにより、電子走行層21において、電子走行層21と電子供給層22との界面近傍には、2DEG21aが生成される。また、図示はしないが、電子走行層21と電子供給層22との間には、i−AlGaN等によりスペーサ層を形成してもよく、電子供給層22の上には、n−GaN等によりキャップ層を形成してもよい。また、電子供給層22は、InAlN等により形成してもよい。尚、本願においては、電子走行層21を第1の半導体層と、電子供給層22を第2の半導体層と記載する場合がある。
電子供給層22の上には、ゲート電極31、ソース電極32及びドレイン電極33が形成されている。具体的には、図6に示されるように、ゲート電極31、ソース電極32、ドレイン電極33は、櫛歯状の電極構造になっており、ソース電極32の櫛歯の間に、ドレイン電極33の櫛歯が入り込んでいる。また、ソース電極32の櫛歯とドレイン電極33の櫛歯との間に、ゲート電極31の櫛歯が形成されている。本願においては、ゲート電極31、ソース電極32及びドレイン電極33における櫛歯の部分をフィンガー部、または、櫛歯部と記載し、この櫛歯状の構造をフィンガー構造と記載する場合がある。具体的には、図6におけるゲート電極31の櫛歯の部分がゲート電極31のフィンガー部31aとなり、ソース電極32の櫛歯の部分がソース電極32のフィンガー部32aとなり、ドレイン電極33の櫛歯の部分がドレイン電極33のフィンガー部33aとなる。従って、図7の断面図は、各々の電極のフィンガー部における断面図、即ち、ゲート電極31のフィンガー部31a、ソース電極32のフィンガー部32a、ドレイン電極33のフィンガー部33aにおける断面図である。
ソース電極32及びドレイン電極33は、図8に示すように、電子供給層22の上に順に積層して形成されたオーミックコンタクト層30a、バリアメタル層30b、配線層30cにより形成されている。オーミックコンタクト層30aは、電子供給層22とのオーミックコンタクトのために形成されており、Ta/Alの積層膜またはTi/Alの積層膜により形成されている。オーミックコンタクト層30aがTa/Alの積層膜の場合には、電子供給層22の上に、Ta層30dが形成されており、Ta層30dの上にAl層30eが形成される。同様に、オーミックコンタクト層30aがTi/Alの積層膜の場合には、電子供給層22の上に、Ti層が形成されており、Ti層の上にAl層が形成される。尚、本実施の形態における説明では、オーミックコンタクト層30aが、Ta/Alの積層膜により形成されている場合について説明するが、Ti/Alの積層膜の場合も同様である。バリアメタル層30bは、Ti/Pt/Au等により形成されている。配線層30cは、Au等により形成されており、膜厚は数μmである。
本実施の形態における半導体装置は、半導体装置を平面視した場合の中央領域よりも周辺領域において、オーミックコンタクト層30aのTa層30dが徐々に薄くなるように形成されている。具体的には、図6に示すように、平面視した半導体装置の中央部分の中央領域50A、中央領域50Aの周囲を中間領域50B、中間領域50Bの周囲であって周辺部分となる周辺領域50Cで、オーミックコンタクト層30aのTa層30dの膜厚を変えている。即ち、図8(a)に示すように、中央領域50Aにおけるオーミックコンタクト層30aのTa層30dの膜厚を厚く、図8(c)に示すように、周辺領域50Cにおけるオーミックコンタクト層30aのTa層30dの膜厚を薄くなるように形成する。従って、図8(b)に示すように、中間領域50Bにおけるオーミックコンタクト層30aのTa層30dの膜厚は、中央領域50Aよりも薄く、周辺領域50Cよりも厚くなっている。
ソース電極32及びドレイン電極33では、配線層30cより、バリアメタル層30b、オーミックコンタクト層30aを介し、電子供給層22に電圧が印加される。このため、オーミックコンタクト層30aの膜厚が厚いと、その分、膜厚方向における抵抗が高くなり、同じ電圧を印加した場合であっても、流れる電流が抑制される。
具体的には、図9(a)に示されるように、オーミックコンタクト層30aのTa層30dの膜厚を中央領域50Aが10nm、中間領域50Bが6nm、周辺領域50Cが2nmとなるように形成する。図9(a)に示されるように、オーミックコンタクト層30aのTa層30dの膜厚を変えることにより、図9(b)に示すように、オーミックコンタクト層30aの膜厚方向における抵抗は、中央領域50Aが高くなり、周辺領域50Cが低くなる。また、中間領域50Bにおけるオーミックコンタクト層30aの膜厚方向における抵抗は、中央領域50Aと周辺領域50Cとの間となる。尚、Alの抵抗率は約2.6×10−7Ωmであり、Tiの抵抗率は約1.3×10−7Ωmであり、Tiの抵抗率は約4.3×10−7Ωmである。また、オーミックコンタクト層30aの膜厚は約100nmである。
従って、本実施の形態における半導体装置においては、中央領域50Aでは、周辺領域50Cよりも、同じ電圧を印加した場合に流れる電流が少なくなるため発熱が少ない。中央領域50Aでは放熱されにくく、周辺領域50Cでは放熱されやすいため、中央領域50Aにおける発熱を抑制することにより、半導体装置を動作させた際の温度分布を均一にすることができる。
具体的には、図10に示されるように、本実施の形態における半導体装置においては、半導体装置の中央領域50A、中間領域50B、周辺領域50Cにおける温度分布を略均一にすることができる。尚、図10における破線は、図1及び図2に示す構造の半導体装置の温度分布である。従って、本実施の形態における半導体装置においては、図10に示すように温度分布を略均一にすることができるため、劣化の発生を抑制することができ、半導体装置の寿命を長くすることができ、信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、図11に示されるように、半導体装置をオン状態にした場合において、中央領域50Aにおいて流れるドレイン電流、中間領域50Bにおいて流れるドレイン電流、周辺領域50Cにおいて流れるドレイン電流が略均一となる。
尚、オーミックコンタクト層30aにおいては、流れる電流をIとし、印加電圧をVとした場合に、電力P=I×Vに応じたジュール熱による発熱がある。しかしながら、印加電圧Vは一定であり、電力Pには抵抗の値は寄与せず、抵抗Rが大きくなると電流Iが減る。従って、オーミックコンタクト層30aにおける抵抗が高くなっても、流れる電流Iが減るため、ジュール熱による発熱が増えることはない。
(半導体装置の製造方法)
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について、図12から図23に基づき説明する。尚、基板10の上に形成される窒化物半導体は、MOVPE(Metal-Organic Vapor Phase Epitaxy)によるエピタキシャル成長により形成されている。窒化物半導体をMOVPEにより成長する際には、Alの原料ガスにはTMA(トリメチルアルミニウム)が用いられ、Gaの原料ガスにはTMG(トリメチルガリウム)が用いられ、Nの原料ガスにはNH(アンモニア)が用いられる。
最初に、図12及び図13に示すように、基板10の上に、MOVPEにより、不図示の核形成層、バッファ層11、電子走行層21、電子供給層22を順次積層して形成する。基板10には、SiC基板が用いられており、不図示の核形成層は、膜厚が1nmから300nm、例えば、160nmのAlN膜により形成されている。バッファ層11は、膜厚が1nmから1000nm、例えば、600nmのAlGaN膜により形成されている。電子走行層21は、膜厚が約3.0μmのi−GaN膜により形成されている。電子供給層22は、膜厚が約30nmのn−AlGaNにより形成されており、n型となる不純物元素としてSiが、不純物濃度が5×1018cm−3となるようにドープされている。これにより、電子走行層21と電子供給層22との界面近傍における電子走行層21には、2DEG21aが生成される。尚、図示はしないが、電子走行層21と電子供給層22との間には、膜厚が約5nmのi−AlGaNによりスペーサ層を形成してもよく、電子供給層22の上には、膜厚が約10nmのn−GaNによりキャップ層を形成してもよい。キャップ層にはn型となる不純物元素としてSiが、不純物濃度が5×1018cm−3となるようにドープされている。尚、図12は、平面図であり、図13は、図12における一点鎖線12A−12Bにおいて切断した断面図である。
次に、図14及び図15に示すように、電子供給層22の上の中央領域50Aに、ソース電極32及びドレイン電極33におけるオーミックコンタクト層30aを形成する。具体的には、電子供給層22の上に、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、中央領域50Aのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、真空蒸着によりTa層30dの膜厚が約10nm、Al層30eの膜厚が約100nmのTa/Alの金属積層膜を成膜する。この後、有機溶剤等に浸漬させることにより、レジストパターンの上の金属積層膜をレジストパターンとともにリフトオフにより除去する。これにより、残存するTa層30dの膜厚が約10nm、Al層30eの膜厚が約100nmのTa/Alの金属積層膜により、中央領域50Aにおけるソース電極32及びドレイン電極33のオーミックコンタクト層30aが形成される。尚、図14は、平面図であり、図15は、図14における一点鎖線14A−14Bにおいて切断した断面図である。
次に、図16及び図17に示すように、電子供給層22の上の中間領域50Bに、ソース電極32及びドレイン電極33におけるオーミックコンタクト層30aを形成する。具体的には、電子供給層22の上に、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、中間領域50Bのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、真空蒸着によりTa層30dの膜厚が約6nm、Al層30eの膜厚が約100nmのTa/Alの金属積層膜を成膜する。この後、有機溶剤等に浸漬させることにより、レジストパターンの上の金属積層膜をレジストパターンとともにリフトオフにより除去する。これにより、残存するTa層30dの膜厚が約6nm、Al層30eの膜厚が約100nmのTa/Alの金属積層膜により、中間領域50Bにおけるソース電極32及びドレイン電極33のオーミックコンタクト層30aを形成する。尚、図16は、平面図であり、図17は、図16における一点鎖線16A−16Bにおいて切断した断面図である。
次に、図18及び図19に示すように、電子供給層22の上の周辺領域50Cに、ソース電極32及びドレイン電極33におけるオーミックコンタクト層30aを形成する。具体的には、電子供給層22の上に、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、周辺領域50Cのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、真空蒸着によりTa層30dの膜厚が約2nm、Al層30eの膜厚が約100nmのTa/Alの金属積層膜を成膜する。この後、有機溶剤等に浸漬させることにより、レジストパターンの上の金属積層膜をレジストパターンとともにリフトオフにより除去する。これにより、残存するTa層30dの膜厚が約2nm、Al層30eの膜厚が約100nmのTa/Alの金属積層膜により、中央領域50Aにおけるソース電極32及びドレイン電極33のオーミックコンタクト層30aを形成する。この後、更に、窒素雰囲気中において、400℃〜900℃、例えば、580℃の温度で熱処理を行い、ソース電極32及びドレイン電極33におけるオーミックコンタクト層30aのオーミックコンタクトを確立させる。尚、図18は、平面図であり、図19は、図18における一点鎖線18A−18Bにおいて切断した断面図である。
次に、図20及び図21に示すように、電子供給層22の上に、ゲート電極31を形成する。具体的には、不図示のSiN膜により全面に成膜した後、ゲート電極31が形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンの開口部におけるSiN膜をRIE(Reactive Ion Etching)等により除去することにより、電子供給層22を露出させる。この後、不図示のレジストパターンを有機溶剤等により除去した後、再び、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、ゲート電極31が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、真空蒸着によりNi/Auの金属積層膜を成膜した後、有機溶剤等に浸漬させることにより、レジストパターンの上の金属積層膜をレジストパターンとともにリフトオフにより除去する。これにより、残存する金属積層膜により電子供給層22の上にゲート電極31が形成される。尚、図20は、平面図であり、図21は、図20における一点鎖線20A−20Bにおいて切断した断面図である。
次に、図22及び図23に示すように、ソース電極32及びドレイン電極33におけるオーミックコンタクト層30aの上に、バリアメタル層30b及び配線層30cを順次積層して形成する。尚、電子供給層22の上のソース電極32及びドレイン電極33のフィンガー部を除く領域には、SiN等の絶縁膜が形成されており、ソース電極32及びドレイン電極33のフィンガー部を除く領域は、この絶縁膜の上に形成されている。図22は、平面図であり、図23は、図22における一点鎖線22A−22Bにおいて切断した断面図である。
これにより、本実施の形態における半導体装置を作製することができる。
上記においては、ソース電極32及びドレイン電極33のオーミックコンタクト層30aにおけるTa層30dの膜厚を中央領域50Aが厚く、周辺領域50Cが薄くなるように形成した場合について説明した。しかしながら、本実施の形態における半導体装置は、図24に示すように、ソース電極32及びドレイン電極33のオーミックコンタクト層30aのAl層30eの膜厚を中央領域50Aが厚く、周辺領域50Cが薄くなるように形成してもよい。即ち、図24(a)に示すように、中央領域50AのAl層30eの膜厚が厚く、図24(c)に示すように、周辺領域50CのAl層30eの膜厚が薄くなるように形成してもよい。従って、図24(b)に示すように、中間領域50BのAl層30eの膜厚は、中央領域50Aよりも薄く、周辺領域50Cよりも厚くなるように形成される。具体的には、Ta層30dの膜厚を約2nmで形成し、中央領域50AのAl層30eの膜厚を約200nm、中間領域50BのAl層30eの膜厚を約150nm、周辺領域50CのAl層30eの膜厚を約100nmとなるように形成する。Alは抵抗率は低いが膜厚を厚くすれば、オーミックコンタクト層30aにおける膜厚方向における抵抗は高くなるため、Ta層30dの膜厚を変えた場合程ではないが、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態における半導体装置は、図25に示すように、ソース電極32及びドレイン電極33のオーミックコンタクト層30aのTa層30dとAl層30eの双方の膜厚を中央領域50Aが厚く、周辺領域50Cが薄くなるように形成してもよい。即ち、図25(a)に示すように、中央領域50AのTa層30d及びAl層30eの膜厚が厚く、図25(c)に示すように、周辺領域50CのTa層30d及びAl層30eの膜厚が薄くなるように形成してもよい。従って、図25(b)に示すように、中間領域50BのTa層30d及びAl層30eの膜厚は、中央領域50Aよりも薄く、周辺領域50Cよりも厚くなるように形成される。具体的には、中央領域50Aでは、Ta層30dの膜厚を約10nm、Al層30eの膜厚を約200nmで形成し、中間領域50Bでは、Ta層30dの膜厚を約6nm、Al層30eの膜厚を約150nmで形成する。また、周辺領域50Cでは、Ta層30dの膜厚を約2nm、Al層30eの膜厚を約100nmで形成する。Ta層30dとAl層30eの双方の膜厚を徐々に変えることにより、より一層。中央領域50Aと周辺領域50Cにおけるオーミックコンタクト層30aの抵抗を大きく変えることが可能となる。
更には、Taの方がAlよりも抵抗率が高いため、図26に示すように、オーミックコンタクト層30aの膜厚は一定にして、Ta層30d及びAl層30eの膜厚を徐々に変えるものであってもよい。即ち、オーミックコンタクト層30aの膜厚は一定にして、図26(a)に示すように、中央領域50Aにおいては、Ta層30dの膜厚を厚く、Al層30eの膜厚を薄く形成する。また、図26(c)に示すように、周辺領域50Cにおいては、Ta層30dの膜厚を薄く、Al層30eの膜厚を厚く形成する。従って、図26(b)に示すように、中間領域50BのTa層30dの膜厚は、中央領域50Aよりも薄く、周辺領域50Cよりも厚くなるように形成され、Al層30eの膜厚は、中央領域50Aよりも厚く、周辺領域50Cよりも薄くなるように形成される。具体的には、中央領域50Aでは、Ta層30dの膜厚を約10nm、Al層30eの膜厚を約100nmで形成し、中間領域50Bでは、Ta層30dの膜厚を約6nm、Al層30eの膜厚を約104nmで形成する。また、周辺領域50Cにおいては、Ta層30dの膜厚を約2nm、Al層30eの膜厚を約108nmで形成する。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図27に示されるように、中央領域50A、中間領域50B、周辺領域50Cが、各々の電極のフィンガー部に沿って形成したものである。即ち、ソース電極32及びドレイン電極33におけるオーミックコンタクト層の膜厚が、フィンガー部の途中で変わらない構造のものである。尚、本実施の形態における中央領域50A、中間領域50B、周辺領域50Cにおけるオーミックコンタクト層30a、バリアメタル層30b、配線層30cの様子は、図8に示されるものと同様である。尚、図27においては、便宜上、中間領域50Bにはドレイン電極33のみが形成されているが、中間領域50Bにはソース電極32が形成されていてもよい。このため、本実施の形態における説明では、図面において図示はしないが、中間領域50Bには、ソース電極32も形成されているものとして説明する。
具体的には、中央領域50Aにおけるソース電極32及びドレイン電極33のオーミックコンタクト層30aのTa層30dの膜厚をフィンガー部の途中で変化することなく、約10nmで形成する。また、中間領域50Bにおけるソース電極32及びドレイン電極33のオーミックコンタクト層30aのTa層30dの膜厚をフィンガー部の途中で変化することなく、約6nmで形成する。また、周辺領域50Cにおけるソース電極32及びドレイン電極33のオーミックコンタクト層30aのTa層30dの膜厚をフィンガー部の途中で変化することなく、約2nmで形成する。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、ソース電極32及びドレイン電極33におけるオーミックコンタクト層30aを第1の実施の形態とは異なる方法で形成する半導体装置の製造方法である。具体的には、最初に、第1の実施の形態における図12及び図13における工程と同様の工程を行う。
次に、図28に示すように、電子供給層22の上の中央領域50Aにおけるソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域に、膜厚が約4nmのTa層30dを成膜する。具体的には、電子供給層22の上に、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、中央領域50Aのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、真空蒸着によりTa層30dの膜厚が約4nm成膜し、有機溶剤等に浸漬させることにより、レジストパターンの上のTa層30dをレジストパターンとともにリフトオフにより除去する。これにより、中央領域50Aのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域では、膜厚が約4nmのTa層30dが形成される。
次に、図29に示すように、中央領域50A及び中間領域50Bにおけるソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域に、膜厚が約4nmのTa層30dを成膜する。具体的には、電子供給層22の上に、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、中央領域50A及び中間領域50Bのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、真空蒸着によりTa層30dの膜厚が約4nm成膜し、有機溶剤等に浸漬させることにより、レジストパターンの上のTa層30dをレジストパターンとともにリフトオフにより除去する。これにより、中央領域50Aのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域では、膜厚が約8nmのTa層30dが形成され、中間領域50Bのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域では、膜厚が約4nmのTa層30dが形成される。
次に、図30に示すように、ソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域に、膜厚が約2nmのTa層30dと膜厚が約100nmのAl層30eを成膜する。具体的には、電子供給層22の上に、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、ソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、真空蒸着によりTa層30dの膜厚が約2nm、Al層30eの膜厚が約100nmのTa/Alの金属積層膜を成膜する。この後、有機溶剤等に浸漬させることにより、レジストパターンの上の金属積層膜をレジストパターンとともにリフトオフにより除去することにより、ソース電極32及びドレイン電極33のオーミックコンタクト層30aを形成する。これにより、中央領域50Aのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域においては、膜厚が約10nmのTa層30dと膜厚が約100nmのAl層30eが形成される。また、中間領域50Bのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域において、膜厚が約6nmのTa層30dと膜厚が約100nmのAl層30eが形成される。また、周辺領域50Cのソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域において、膜厚が約2nmのTa層30dと膜厚が約100nmのAl層30eが形成される。この後、更に、窒素雰囲気中において、400℃〜900℃、例えば、580℃の温度で熱処理を行い、ソース電極32及びドレイン電極33におけるオーミックコンタクトを確立させる。
この後、第1の実施の形態における図20〜図23に示す工程を行うことにより、本実施の形態における半導体装置を製造することができる。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、半導体デバイス、電源装置及び高周波増幅器である。
本実施の形態における半導体デバイスは、第1から第3の実施の形態におけるいずれかの半導体装置をディスクリートパッケージしたものであり、このようにディスクリートパッケージされた半導体デバイスについて、図31に基づき説明する。尚、図31は、ディスクリートパッケージされた半導体装置の内部を模式的に示すものであり、電極の配置等については、第1から第3の実施の形態に示されているものとは、異なっている。
最初に、第1から第3の実施の形態において製造された半導体装置をダイシング等により切断することにより、GaN系の半導体材料のHEMTの半導体チップ410を形成する。この半導体チップ410をリードフレーム420上に、ハンダ等のダイアタッチ剤430により固定する。尚、この半導体チップ410は、第1から第3の実施の形態における半導体装置に相当するものである。
次に、ゲート電極411をゲートリード421にボンディングワイヤ431により接続し、ソース電極412をソースリード422にボンディングワイヤ432により接続し、ドレイン電極413をドレインリード423にボンディングワイヤ433により接続する。尚、ボンディングワイヤ431、432、433はAl等の金属材料により形成されている。また、本実施の形態においては、ゲート電極411はゲート電極パッドであり、第1から第3の実施の形態における半導体装置のゲート電極31と接続されている。また、ソース電極412はソース電極パッドであり、第1から第3の実施の形態における半導体装置のソース電極32と接続されている。また、ドレイン電極413はドレイン電極パッドであり、第1から第3の実施の形態における半導体装置のドレイン電極33と接続されている。
次に、トランスファーモールド法によりモールド樹脂440による樹脂封止を行なう。このようにして、GaN系の半導体材料を用いたHEMTのディスクリートパッケージされている半導体デバイスを作製することができる。
次に、本実施の形態における電源装置及び高周波増幅器について説明する。本実施の形態における電源装置及び高周波増幅器は、第1から第3の実施の形態におけるいずれかの半導体装置を用いた電源装置及び高周波増幅器である。
最初に、図32に基づき、本実施の形態における電源装置について説明する。本実施の形態における電源装置460は、高圧の一次側回路461、低圧の二次側回路462及び一次側回路461と二次側回路462との間に配設されるトランス463を備えている。一次側回路461は、交流電源464、いわゆるブリッジ整流回路465、複数のスイッチング素子(図32に示す例では4つ)466及び一つのスイッチング素子467等を備えている。二次側回路462は、複数のスイッチング素子(図32に示す例では3つ)468を備えている。図32に示す例では、第1から第3の実施の形態における半導体装置を一次側回路461のスイッチング素子466及び467として用いられている。尚、一次側回路461のスイッチング素子466及び467は、ノーマリーオフの半導体装置であることが好ましい。また、二次側回路462において用いられているスイッチング素子468はシリコンにより形成される通常のMISFET(metal insulator semiconductor field effect transistor)を用いている。
次に、図33に基づき、本実施の形態における高周波増幅器について説明する。本実施の形態における高周波増幅器470は、例えば、携帯電話の基地局用パワーアンプに適用してもよい。この高周波増幅器470は、ディジタル・プレディストーション回路471、ミキサー472、パワーアンプ473及び方向性結合器474を備えている。ディジタル・プレディストーション回路471は、入力信号の非線形歪みを補償する。ミキサー472は、非線形歪みが補償された入力信号と交流信号とをミキシングする。パワーアンプ473は、交流信号とミキシングされた入力信号を増幅する。図33に示す例では、パワーアンプ473は、第1から第3の実施の形態におけるいずれかの半導体装置を有している。方向性結合器474は、入力信号や出力信号のモニタリング等を行なう。図33に示す回路では、例えば、スイッチの切り替えにより、ミキサー472により出力信号を交流信号とミキシングしてディジタル・プレディストーション回路471に送出することが可能である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
基板の上に、半導体により形成された第1の半導体層と、
前記第1の半導体層の上に、半導体により形成された第2の半導体層と、
前記第2の半導体層の上に形成されたゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、
を有する半導体装置において、
前記ソース電極及び前記ドレイン電極には、半導体と接するオーミックコンタクト層が形成されており、
前記オーミックコンタクト層における膜厚方向の抵抗は、平面視した前記半導体装置の中央領域よりも周辺領域が低いことを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記オーミックコンタクト層の膜厚は、前記中央領域よりも前記周辺領域が薄いことを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記オーミックコンタクト層は、前記第2の半導体層の側に形成されたTaまたはTiを含む層と、前記TaまたはTiを含む層の上に形成されたAlを含む層により形成されており、
前記TaまたはTiを含む層の膜厚は、前記中央領域よりも前記周辺領域が薄いことを特徴とする付記1または2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記オーミックコンタクト層は、前記第2の半導体層の側に形成されたTaまたはTiを含む層と、前記TaまたはTiを含む層の上に形成されたAlを含む層により形成されており、
前記Alを含む層の膜厚は、前記中央領域よりも前記周辺領域が薄いことを特徴とする付記1または2に記載の半導体装置。
(付記5)
前記Alを含む層の膜厚は、前記中央領域よりも前記周辺領域が薄いことを特徴とする付記3に記載の半導体装置。
(付記6)
前記ソース電極及び前記ドレイン電極の各々は、複数のフィンガー部を有するフィンガー構造により形成されており、
前記中央領域は、前記複数のフィンガー部が形成されている領域の中央部分であり、
前記周辺領域は、前記複数のフィンガー部が形成されている領域の周辺部分であることを特徴とする付記1から5のいずれかに記載の半導体装置。
(付記7)
前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、
前記オーミックコンタクト層の上に、バリアメタル層が形成されており、
前記バリアメタル層の上には、配線層が形成されており、
前記配線層は、Auを含む材料により形成されていることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の半導体装置。
(付記8)
前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層は、窒化物半導体により形成されていることを特徴とする付記1から7のいずれかに記載の半導体装置。
(付記9)
前記第1の半導体層は、GaNを含む材料により形成されており、
前記第2の半導体層は、AlGaNまたはInAlNを含む材料により形成されていることを特徴とする付記1から7のいずれかに記載の半導体装置。
(付記10)
付記1から9のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする電源装置。
(付記11)
付記1から9のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする増幅器。
10 基板
11 バッファ層
21 電子走行層
21a 2DEG
22 電子供給層
30a オーミックコンタクト層
30b バリアメタル層
30c 配線層
30d Ta層
30e Al層
31 ゲート電極
31a フィンガー部(ゲート電極)
32 ソース電極
32a フィンガー部(ソース電極)
33 ドレイン電極
33a フィンガー部(ドレイン電極)
50A 中央領域
50B 中間領域
50C 周辺領域

Claims (10)

  1. 基板の上に、半導体により形成された第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層の上に、半導体により形成された第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層の上に形成されたゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、
    を有する半導体装置において、
    前記ソース電極及び前記ドレイン電極には、半導体と接するオーミックコンタクト層が形成されており、
    前記オーミックコンタクト層における膜厚方向の抵抗は、平面視した前記半導体装置の中央領域よりも周辺領域が低いことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記オーミックコンタクト層の膜厚は、前記中央領域よりも前記周辺領域が薄いことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記オーミックコンタクト層は、前記第2の半導体層の側に形成されたTaまたはTiを含む層と、前記TaまたはTiを含む層の上に形成されたAlを含む層により形成されており、
    前記TaまたはTiを含む層の膜厚は、前記中央領域よりも前記周辺領域が薄いことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記オーミックコンタクト層は、前記第2の半導体層の側に形成されたTaまたはTiを含む層と、前記TaまたはTiを含む層の上に形成されたAlを含む層により形成されており、
    前記Alを含む層の膜厚は、前記中央領域よりも前記周辺領域が薄いことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記Alを含む層の膜厚は、前記中央領域よりも前記周辺領域が薄いことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記ソース電極及び前記ドレイン電極の各々は、複数のフィンガー部を有するフィンガー構造により形成されており、
    前記中央領域は、前記複数のフィンガー部が形成されている領域の中央部分であり、
    前記周辺領域は、前記複数のフィンガー部が形成されている領域の周辺部分であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、
    前記オーミックコンタクト層の上に、バリアメタル層が形成されており、
    前記バリアメタル層の上には、配線層が形成されており、
    前記配線層は、Auを含む材料により形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層は、窒化物半導体により形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 前記第1の半導体層は、GaNを含む材料により形成されており、
    前記第2の半導体層は、AlGaNまたはInAlNを含む材料により形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする増幅器。
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