JP2018051763A - 成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻回された帯状部材の周方向端部を一様に且つ強固に圧着しうる成形装置の提供。
【解決手段】成形装置2は、成形ドラム4と、一対のローラ20とを備えている。成形ドラム4は、帯状部材11が円筒状に巻回される外周面12と、この外周面12に軸方向に延びるスリット14とを備えている。一対のローラ20が外周面12に巻回された帯状部材11の端部11a及び端部11bを半径方向に挟み込んで圧着する機能を備えている。成形ドラム4の周方向において、一対のローラ20は、スリット14に位置している。一対のローラ20は、スリット14に沿って成形ドラム4の軸方向に移動可能にされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤの製造に用いる成形装置に関する。
特開2014−205265号公報及び特開2011−37113号公報には、インナーライナー部材、カーカスプライ部材、サイドウォール部材等の帯状部材を筒状部材に成形する方法が開示されている。これらの公報では、帯状部材が成形ドラムに巻回されている。巻回された帯状部材の周方向端部にローラが押し当てられている。この端部は、成形ドラムとローラと間で圧着されている。この様にして、タイヤの製造において、帯状部材は、筒状部材に成形されている。
特開2014−205265号公報 特開2011−37113号公報
このローラが、成形ドラムの軸線方向に移動して、周方向端部を圧着する。成形ドラムの軸線方向に見て、ローラの外周面は直線状であるのに対して、成形ドラムの外周面は円弧状である。このため、ローラの軸方向中央部と端部とでは、ローラの外周面と成形ドラムの外周面との間隔が異なる。ローラの軸方向端部では、この間隔が広い。この間隔が広い部分では圧着力が弱くなり易い。巻回された帯状部材の周方向端部の圧着には、一様に且つ強固に圧着する観点から、改善の余地がある。
本発明の目的は、巻回された帯状部材の周方向端部を一様に且つ強固に圧着しうる成形装置の提供にある。
本発明に係る成形装置は、成形ドラムと、一対のローラとを備えている。上記成形ドラムは、タイヤの各部を形成する帯状部材が円筒状に巻回される外周面と、この外周面に軸方向に延びるスリットとを備えている。上記一対のローラは、上記外周面に巻回された上記帯状部材の端部を半径方向に挟み込んで圧着する機能を備えている。上記成形ドラムの周方向において、上記一対のローラは上記スリットに位置している。上記一対のローラは、上記スリットに沿って上記成形ドラムの軸方向に移動可能にされている。
好ましくは、この成形装置は、一対のローラ支持具を備えている。それぞれのローラ支持具は、上記ローラを支持している。上記ローラ支持具は、上記スリットに沿って軸方向に移動可能にされている。上記ローラは、上記成形ドラムの軸方向に垂直で且つ上記外周面の接線方向を回転軸にして回転可能にされている。
好ましくは、上記ローラのローラ外周面に突起が形成されている。
本発明に係るタイヤの製造方法は、タイヤの各部を形成する部材が組み合わされてローカバーが形成される予備成形工程を備えている。上記予備成形工程において、外周面に軸方向に延びるスリットが形成された成形ドラムが準備される。上記予備成形工程は、上記成形ドラムの上記外周面に帯状部材が筒状に巻回される巻回工程と、上記帯状部材の周方向の端部が上記成形ドラムの周方向において上記スリットに位置させられ、上記端部が圧着される圧着工程とを備えている。上記圧着工程において、成形ドラムに巻回された帯状部材の周方向の端部を上記スリットに沿って一対のローラが半径方向に挟んで圧着する。
本発明に係る成形装置は、一対のローラが帯状部材の端部を挟み込んで圧着している。一対のローラは、成形ドラムの周方向において、一定の間隔で端部を挟み込む。この成形装置は、巻回された帯状部材の端部を一様に且つ強固に圧着しうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る成形装置が示された概念図である。 図2は、図1の成形装置の使用状態が示された部分断面図である。 図3は、図2の線分III−IIIに沿った部分断面図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係る成形装置のローラの部分断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示された成形装置2は、成形ドラム4、一対の圧着具6、一対の圧着装置8及び移送装置10を備えている。図されないが、成形装置2は、更にドラム拡縮装置を備えている。図1では、帯状部材の例としてインナーライナー部材11が、成形ドラム4に巻回されている。
成形ドラム4の形状は、略円筒形状である。成形ドラム4は、外周面12及びスリット14を備えている。スリット14は、成形ドラム4の軸方向一方端から他方端まで延びている。外周面12は、軸方向一方端から他方端までスリット14により切り欠かれている。
成形ドラム4は、複数のセグメント16を備えている。この成形ドラム4では、セグメント16は、セグメント16aとセグメント16bとからなっている。セグメント16aとセグメント16bとが周方向に交互に並べられている。成形ドラム4は、円弧状のセグメント16(16a、16b)が周方向に並んで形成されている。複数のセグメント16の外面18が周方向に並んで、外周面12を形成している。スリット14は、セグメント16が周方向に間隔を空けて並べられることで、形成されている。
図示されないが、ドラム拡縮装置は、セグメント16を支持している。ドラム拡縮装置は、セグメント16を半径方向に移動可能にしている。図1では、ドラム拡縮装置は、セグメント16を半径方向外側位置に移動させている。セグメント16は、周方向に並べられて、略円筒形状にされている。図1の成形ドラム4は、使用姿勢にある。
図示されないが、ドラム拡縮装置は、図1の使用姿勢から成形ドラム4のセグメント16を半径方向内側に移動させうる。図1の使用状態において、隣合うセグメント16aとセグメント16bとは、周方向に当接している。ドラム拡縮装置は、セグメント16bを半径方向内側に移動させる。これにより、周方向に隣合うセグメント16aの間に隙間が形成され、周方向に隣合うセグメント16bの間に隙間が形成される。この隙間が形成された状態で、ドラム拡縮装置は、セグメント16a及びセグメント16bを更に半径方向内側に移動させる。
このセグメント16a及びセグメント16bが半径方向内側に移動したとき、この成形ドラム4は退避姿勢にある。このドラム拡縮装置は、この退避姿勢と図1の使用姿勢のとの間で、成形ドラム4の外径を任意の外径位置に位置変更可能にしている。
この使用姿勢にある成形ドラム4において、隣合うセグメント16aとセグメント16bとは、周方向に間隔を空けて並べられていてもよい。この様な成形ドラム4の使用姿勢では、ドラム拡縮装置は、セグメント16bをセグメント16aに対して半径方向内側に移動することなく、セグメント16a及びセグメント16bを半径方向内側に移動させうる。
それぞれの圧着具6は、ローラ20とローラ支持具22を備えている。ローラ20の形状は、円柱状である。ローラ20は、その外周にローラ外周面24を備えている。ローラ20は、成形ドラム4の周方向の接線方向であって、成形ドラム4の軸線に垂直な方向を回転軸として、回転可能に支持されている。このローラ20の幅は、スリット14の周方向幅より小さい。
ローラ支持具22は、それぞれの圧着装置8に支持されている。一対の圧着具6のうち、上方の圧着具6では、圧着装置8によって、ローラ20は下方のローラ20に向かって付勢されている。下方のローラ20は、上方のローラ20に向かって付勢されている。この圧着装置8は、ローラ20を所定の付勢力で付勢できればよく特に限定されないが、例えばエアーシリンダー、コイルバネ等が用いられる。
移送装置10は、一対の圧着装置8を支持している。移送装置10は、圧着装置8を介して、一対のローラ20を成形ドラム4の軸線方向に移動しうる。移送装置10は、一対のローラ20を成形ドラム4の軸方向一端から他端まで移動可能にしている。
ここで、この成形装置2を用いたタイヤの製造方法が説明される。この製造方法は、予備成形工程及び加硫工程を備えている。予備成形工程では、ローカバーが形成される。この予備成形工程は、部材準備工程、巻回工程、圧着工程及び合体工程を備えている。
図2には、圧着工程の様子が示されている。図2には、図1のインナーライナー部材11の周方向の一方の端部11aと他方の端部11bが圧着される様子が示されている。矢印F1は、上方の圧着装置8が下方に向かって上方のローラ20を付勢する付勢力を表している。矢印F2は、下方の圧着装置8が上方に向かって下方のローラ20を付勢する付勢力を表している。この端部11aは、上方のローラ20によって半径方向内向きに、付勢力F1で押圧されている。また、この端部11bは、下方のローラ20によって半径方向外向きに、付勢力F2で付勢されている。この付勢力F1と付勢力F2の大きさは同じである。この端部11a及び11bは、半径方向において、一対のローラ20に挟まれて圧着されている。
この図2では、成形ドラム4の周方向において、一対のローラ20は、セグメント16の間に位置している。一対のローラ20は、周方向においてスリット14内に位置している。言い換えると、一対のローラ20は、スリット14に位置している。上方のローラ20は外周面12の半径方向外側に位置している。下方のローラ20は、外周面12の半径方向内側に位置している。図2の両矢印Dは、上方のローラ20と下方のローラ20との間隔を表している。この間隔Dは、上方のローラ20のローラ外周面24の最下端から下方のローラ20のローラ外周面24の最上端までの図2の上下方向の直線距離として測定される。
図3には、図2の線分III−IIIに沿った断面が示されている。ローラ20は、ローラ支持具22の軸26を回転軸にして回転可能にされている。矢印Aは、移送装置10によって、一対のローラ20が移動する向きにを表している。矢印C1は、一対のローラ20が矢印Aの向きに移動するときの、上方のローラ20の回転向きを表している。矢印C2は、このときの、下方のローラ20の回転向きを表している。
この予備成形工程の部材準備工程では、複数の帯状部材が準備される。これらの帯状部材は、主に未加硫のゴム組成物からなっている。これらの帯状部材は、加硫されてタイヤの各部を形成する部材である。これらの帯状部材としては、図1のインナーライナー部材11の他、サイドウォール部材、カーカスプライ部材等が例示される。
巻回工程では、成形ドラム4は使用姿勢にされている。成形ドラム4の外周面12に、帯状部材が巻回される。例えば、インナーライナー部材11が巻回される。周方向において、インナーライナー部材11の端部11aと端部11bとは、スリット14の位置で重ね合わされる。インナーライナー部材11は、巻回されて筒状にされる。
圧着工程では、インナーライナー部材11の端部11aと端部11bは、スリット14に位置している。一対のローラ20が、半径方向に、端部11aと端部11bとを挟む。図2に示される様に、上方ローラ20は荷重F1で半径方向内向きに端部11aに押し付けられる。下方のローラ20は荷重F2で半径方向外向きに端部11bに押し付けられる。一対のローラ20が、端部11aと端部11bとを圧着する。
図3に示される様に、移送装置10によって、一対のローラ20はスリット14に沿って軸方向の一方のA向きに移動する。図3において、上方のローラ20は、時計回りに回転する。下方ローラ20は、反時計回りに回転する。一対のローラ20は、インナーライナー部材11に対して滑ることなく、同じ回転速度で回転しながら移動する。一対のローラ20は、A向きに移動しつつ、インナーライナー部材11の端部11a及び端部11bを圧着する。一対のローラ20は、インナーライナー部材11の軸方向一方端から他方端まで、端部11a及び端部11bを圧着する。この圧着は、インナーライナー部材11の軸方向一方端から他方端まで圧着されればよい。例えば、巻回されたインナーライナー部材11の軸方向中央から一方端に向かって圧着され、更に軸方向中央から他方端に向かって圧着されてもよい。
同様に、カーカスプライ部材が巻回されて筒状にされる。筒状にされたカーカスプライ部材の周方向端部が圧着される。帯状のサイドウォール部材が巻回されて筒状にされる。筒状にされたサイドウォール部材の周方向端部が圧着される。この様にして、インナーライナー部材11、カーカスプライ部材、サイドウォール部材等を含む筒状の中間成形体が形成される。
合体工程では、筒状のトレッド成形体が準備されている。このトレッド成形体は、巻回されたトレッド部材、ベルト部材、バンド部材等からなっている。図示されないが、中間成形体がトロイド状に拡径される。この中間成形体の外周面にトレッド成形体が圧着される。更に、図示されないステッチャーで、中間成形体の外周面に、トレッド成形体が圧着される。この様にして、予備成形工程において、ローカバーが得られる。このローカバーは、加硫工程に送られる。
加硫工程では、このローカバーがモールドに投入される。ローカバーは、モールド内で加圧及び加熱される。このローカバーが加硫される。このローカバーからタイヤが得られる。インナーライナー部材11は、タイヤのインナーライナーを形成する。同様に、カーカスプライ部材、サイドウォール部材、トレッド部材、ベルト部材、バンド部材は、タイヤのカーカス、サイドウォール、トレッド、ベルト、バンドを形成する。
この成形ドラム4では、一対のローラ20が端部11aと端部11bとを圧着している。一対のローラ20の間隔Dは、ローラ20の軸方向一端から他端まで略一定にされている。この成形ドラム4では、ローラ20の軸方向幅で、インナーライナー部材11を一様に圧着できる。この成形ドラム4では、ローラ20の軸方向幅で、端部11aと端部11bとを強固に圧着しうる。
一対のローラー20は、ローラ支持具22の軸26を回転軸して、回転しながら圧着している。このローラ20がインナーライナー部材11に対して滑ることが抑制されている。このローラ20が圧着しながら軸方向に移動するときに、インナーライナー部材11が軸方向の力を受けることが抑制されている。このインナーライナー部材11は、軸方向にずれ難い。また、インナーライナー部材11の半径方向外側表面及び内側表面に皺や偏りが生じることが抑制されている。この成形ドラム4は、筒状のインナーライナー部材11の成形精度の向上に寄与する。
この巻回工程では、周方向において、インナーライナー部材11の端部11aと端部11bとは、スリット14の位置で重ね合わされたが、これに限られない。端部11aと端部11bとは、成形ドラム4の外周面12上で重ね合わされてもよい。この場合、例えば、圧着工程において、成形ドラム4を僅かに縮径させる。縮径した成形ドラム4が回転して、筒状にされたインナーライナー部材11を周方向に滑らせる。この回転によって、端部11aと端部11bとは、成形ドラム4のスリット14に位置させられてもよい。
また、インナーライナー部材11を例に説明がされたが、このインナーライナー部材11の端部11a及び端部11bと同様に、このカーカスプライ部材の周方向端部やサイドウォール部材の周方向端部が、周方向においてスリット14に位置して、一対のローラ20によって圧着されてもよい。更には、トレッド部材、ベルト部材、バンド部材の周方向端部が一対のローラによって圧着されてもよい。
また、このインナーライナー部材11の周方向端部と、カーカスプライ部材の周方向端部及びサイドウォール部材の周方向端部が、同時に一対のローラ20で圧着されてもよい。また、周方向において成形ドラム4の外周面12に複数のスリット14が設けられ、周方向に異なる位置に形成されたスリット14で、このカーカスプライ部材の周方向端部やサイドウォール部材の周方向端部が、一対のローラ20によって圧着されてもよい。
図4は、本発明に係る他の成形装置32の一部が示されている。ここでは、成形装置32について、成形装置2と異なる構成について説明がされ、成形装置2と同様の構成について説明が省略される。また、成形装置2と同様の構成について成形装置2と同じ符号を用いて、説明がされる。この成形装置32では、一対のローラ20に代えて一対のローラ34を備えている。この成形装置32では、一対のローラ34以外の構成は、成形装置2と同様にされている。
図4には、このローラ34の断面形状が示されている。図4は、ローラ34の周方向に垂直な断面を表している。このローラ34のローラ外周面36には、ローラ外周面36から起立する突起38が形成されている。この突起38は、ローラ34の軸方向に間隔を空けて並べられている。この突起38は、ローラ34の半径方向外向きに面する突起外周面36を備えている。この突起外周面36は、ローラ34のローラ外周面36と平行な円筒外周面の一部で形成されている。図されないが、この突起38は、ローラ外周面36の全体に一様に形成されている。突起38は、軸方向に等間隔で並べられている。突起38は、周方向に等間隔で並べられている。
図4の両矢印Waは、ローラ34の軸方向において、突起38の間隔を表している。両矢印Wbは、突起28の軸方向幅を表している。両矢印Hbは、突起28の高さを表している。図示されないが、ローラ20の周方向においても、突起28は所定の間隔Wcを空けて並んでおり、周方向幅Wdで形成されている。この間隔Wcが間隔Waと同じ大きさにされて、周方向幅Wdが軸方向幅Wbと同じ大きさにされてもよい。
この成形装置32では、突起38がインナーライナー部材11の端部11a及び端部11bに食い込む。一対のローラ34は、インナーライナー部材11に対して滑ることが一層抑制されている。このローラ34で圧着することで、インナーライナー部材11の軸方向のずれが一層抑制される。インナーライナー部材11の半径方向外側表面及び内側表面に皺や偏りが生じることが一層抑制されている。この一対のローラ34は、端部11aと端部11bとを一層強固に圧着する。この一対のローラ34は、筒状のインナーライナー部材11の成形精度の一層の向上に寄与する。この一対のローラ34をスリット14に沿って移動させることで、より強固に且つ成形精度に優れた筒状のインナーライナー部材11を成形することができる。
突起の幅Wbが小さいローラ34は、インナーライナー部材11が滑らない。この観点から、この幅Wbは、好ましくは5mm以下であり、更に好ましくは4mm以下である。突起の幅Wbが大きいローラ34は、インナーライナー部材11の表面を疵付けない。この観点から、幅Wbは、好ましくは1mm以上であり、更に好ましくは2mm以上である。
高さHbが大きいローラ34は、インナーライナー部材11が滑らない。この観点から、この高さHbは、好ましくは0.5mm以上であり、更に好ましくは1.0mm以上である。突起の高さHbが小さいローラ34は、インナーライナー部材11の表面を疵付けない。この観点から、高さHbは、好ましくは3mm以下であり、更に好ましくは2.5mm以下である。
間隔Wcが大きいローラ34は、インナーライナー部材11が滑らない。この観点から、この間隔Wcは、好ましくは1mm以上であり、更に好ましくは2mm以上である。間隔Wcが小さいローラ34は、インナーライナー部材11の表面を疵付けない。この観点から、間隔Wcは、好ましくは5mm以下であり、更に好ましくは4mm以下である。
以上説明された方法は、帯状部材が成形ドラムに巻回されて筒状にされる、タイヤの各部の部材の製造に広く適用されうる。
2、32・・・成形装置
4・・・成形ドラム
6・・・圧着具
8・・・圧着装置
10・・・移送装置
12・・・外周面
14・・・スリット
16・・・セグメント
18・・・外面
20、34・・・ローラ
22・・・ローラ支持具
24、36・・・ローラ外周面
26・・・軸
38・・・突起
40・・・突起外周面

Claims (4)

  1. 成形ドラムと、一対のローラとを備えており、
    上記成形ドラムが、タイヤの各部を形成する帯状部材が円筒状に巻回される外周面と、この外周面に軸方向に延びるスリットとを備えており、
    上記一対のローラが上記外周面に巻回された上記帯状部材の端部を半径方向に挟み込んで圧着する機能を備えており、
    上記成形ドラムの周方向において上記一対のローラが上記スリットに位置しており、
    上記一対のローラが上記スリットに沿って上記成形ドラムの軸方向に移動可能にされている成形装置。
  2. 一対のローラ支持具を備えており、
    それぞれのローラ支持具が上記ローラを支持しており、
    上記ローラ支持具が上記スリットに沿って軸方向に移動可能にされており、
    上記ローラが上記成形ドラムの軸方向に垂直で且つ上記外周面の接線方向を回転軸にして回転可能にされている請求項1に記載の成形装置。
  3. 上記ローラのローラ外周面に突起が形成されている請求項1又は2に記載の成形装置。
  4. タイヤの各部を形成する部材が組み合わされてローカバーが形成される予備成形工程を備えており、
    上記予備成形工程において、外周面に軸方向に延びるスリットが形成された成形ドラムが準備されており、
    上記予備成形工程は、上記成形ドラムの上記外周面に帯状部材が筒状に巻回される巻回工程と、
    上記帯状部材の周方向の端部が上記成形ドラムの周方向において上記スリットに位置させられ、上記端部が圧着される圧着工程と
    を備えており、
    上記圧着工程において、成形ドラムに巻回された帯状部材の周方向の端部を上記スリットに沿って一対のローラが半径方向に挟んで圧着するタイヤの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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