JP2018042294A - 電力変換装置及びこれを備える空気調和機 - Google Patents

電力変換装置及びこれを備える空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性の高い電力変換装置等を提供する。
【解決手段】電力変換装置30は、平滑キャパシタCの正側に接続される上アームのスイッチング素子S1,S3,S5を有するとともに、平滑キャパシタCの負側に接続される下アームのスイッチング素子S2,S4,S6を有し、平滑キャパシタCから印加される直流電圧をモータ11aの駆動電圧に変換する電力変換部31と、モータ11aの停止時に、上アーム及び下アームのうち一方のスイッチング素子の少なくとも2つをオン状態とし、他方のスイッチング素子をオフ状態とする第1の状態と、上アーム及び下アームのスイッチング素子S1〜S6をオフ状態とする第2の状態と、を交互に繰り返す制御部33と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換装置等に関する。
スクロール型の圧縮機の吸込側又は吐出側に逆止弁を設けた空気調和機が知られている。このような逆止弁を設けることで、圧縮機駆動用のモータが停止した後、圧縮機の吐出側・吸込側の差圧によるモータの逆回転を防止し、唸り音や振動を抑制するようにしている。
その一方で、圧縮機に逆止弁を設けると、部品点数の増加やコストアップを招き、また、逆止弁における冷媒の圧力損失によって圧縮機の効率が低下するという事情がある。そこで、圧縮機に逆止弁を設けることなく、モータの逆回転を抑制する技術として、例えば、特許文献1,2に記載の技術が知られている。
すなわち、特許文献1には、インバータ装置の正電圧側又は負電圧側の全てのスイッチング素子を通電することによって、コンプレッサモータの運転停止後の逆回転を防止することが記載されている。
また、特許文献2には、直流電源の正極に接続される第1のスイッチング素子群、又は直流電源の負極に接続される第2のスイッチング素子群を同時に導通状態にすることによって、直流ブラシレスモータの運転停止後の逆回転を防止することが記載されている。
特開2000−287485号公報 特開平11−46494号公報
特許文献1,2に記載の技術では、モータの停止時に正電圧側等のスイッチング素子がオン状態で維持される。そうすると、モータの巻線に流れる電流が誘起電圧によって過渡的に大きく変動し、それに伴ってモータのトルクも大きく変動するため、唸り音や振動が生じる可能性がある。また、モータの巻線に大きな電流が流れるため、場合によっては、モータの永久磁石で減磁が生じたり、前記したスイッチング素子に不具合が生じたりする可能性もある。
そこで、本発明は、信頼性の高い電力変換装置等を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、モータの停止時に、上アーム及び下アームのうち一方のスイッチング素子の少なくとも2つをオン状態とし、他方のスイッチング素子をオフ状態とする第1の状態と、上アーム及び下アームのスイッチング素子をオフ状態とする第2の状態と、を交互に繰り返すことを特徴とする。
また、本発明は、モータの停止時に、モータの巻線と直流電源とを電気的に接続するように上アーム及び下アームのスイッチング素子を制御する第1制御と、上アーム及び下アームのスイッチング素子をオフ状態にする第2制御と、を交互に繰り返すことを特徴とする。
本発明によれば、信頼性の高い電力変換装置等を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る電力変換装置を備える空気調和機の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る電力変換装置を含む構成図である。 本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の制御部が実行する処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る電力変換装置に関する説明図であり、(a)は電力変換装置の「第1の状態」を示す説明図であり、(b)は電力変換装置の「第2の状態」を示す説明図である。 (a)は下アームのスイッチング素子におけるオンデューティの指令信号の説明図であり、(b)は下アームのスイッチング素子のオン・オフを示すパルス信号の説明図である。 (a)は下アームのスイッチング素子におけるオンデューティの指令信号に関する別の例の説明図であり、(b)は下アームのスイッチング素子のオン・オフを示すパルス信号の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る電力変換装置を備える空気調和機において、圧縮機の回転速度、モータのトルク、及びモータに流れる電流の変化を示す実験結果である。 本発明の第1実施形態及び比較例における圧縮機の運転効率を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る電力変換装置の制御部が実行する処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電力変換装置に関する説明図であり、(a)は電力変換装置の「第1制御」の説明図であり、(b)は電力変換装置の「第2制御」の説明図である。 比較例に係る空気調和機において、圧縮機の回転速度、モータのトルク、及びモータに流れる電流の変化を示す実験結果である。
≪第1実施形態≫
<空気調和機の構成>
図1は、第1実施形態に係る電力変換装置30を備える空気調和機100の構成図である。
空気調和機100は、ヒートポンプサイクルで冷媒を循環させることによって空調(冷房運転、暖房運転、除湿運転等)を行う機器である。図1に示すように、空気調和機100は、冷媒回路10と、室外ファンF1と、室内ファンF2と、を備えている。また、空気調和機100は、前記した構成の他に、コンバータ部20と、電力変換装置30と、を備えるとともに、図1では図示を省略したが、電気系に平滑キャパシタC(図2参照)を備えている。
冷媒回路10は、圧縮機11と、室外熱交換器12と、膨張弁13と、室内熱交換器14と、が四方弁15を介して環状に順次接続された回路である。
圧縮機11は、ガス状の冷媒を圧縮する機器であり、駆動源のモータ11aを備えている。圧縮機11は、例えば、スクロール型の圧縮機であり、その停止時において吸込側・吐出側に差圧が生じるという特性を有している。前記した差圧によって、仮にモータ11aが高速で逆回転すると、誘起電圧によって過渡的な電流変動やトルク変動が生じる。その一方で、モータ11aの逆回転を規制する逆止弁(図示せず)を設けると、部品点数の増加やコストアップを招く。したがって、本実施形態では一例として、圧縮機11に逆止弁を設けない構成とし、電力変換装置30の制御によってモータ11aの逆回転を抑制するようにしている。
四方弁15は、冷媒の流れる向きを切り替える弁である。すなわち、冷房運転時(図1の破線矢印)には、室外熱交換器12を凝縮器として機能させ、室内熱交換器14を蒸発器として機能させるように四方弁15が制御される。一方、暖房運転時(図1の実線矢印)には、室内熱交換器14を凝縮器として機能させ、室外熱交換器12を蒸発器として機能させるように四方弁15が制御される。つまり、冷媒回路10は、圧縮機11と、凝縮器(室外熱交換器12・室内熱交換器14の一方)と、膨張弁13と、蒸発器(室外熱交換器12・室内熱交換器14の他方)と、が四方弁15を介して環状に順次接続された構成になっている。
室外熱交換器12は、外気と冷媒との間で熱交換が行われる熱交換器である。
室外ファンF1は、室外熱交換器12に外気を送り込むファンであり、室外熱交換器12の付近に設置されている。
室内熱交換器14は、室内空気(空調対象空間の空気)と冷媒との間で熱交換が行われる熱交換器である。
室内ファンF2は、室内熱交換器14に室内空気を送り込むファンであり、室内熱交換器14の付近に設置されている。
膨張弁13は、前記した「凝縮器」で凝縮した冷媒を減圧する弁である。膨張弁13によって減圧された冷媒は、前記した「蒸発器」に導かれる。そして、各種センサ(図示せず)の検出値やリモコン(図示せず)からの操作信号等に基づいて、空気調和機100の各機器が制御されるようになっている。
コンバータ部20は、交流電源Eから印加される交流電圧を直流電圧に変換する電力変換器である。なお、コンバータ部20は、前記した直流電圧の高さを調整する機能も有している。
電力変換装置30は、所定の直流電圧をモータ11aの駆動電圧(つまり、三相交流電圧)に変換する装置である。
<電力変換装置の構成>
図2は、電力変換装置30を含む構成図である。
図2に示す平滑キャパシタCは、コンバータ部20から印加される電圧(脈流を含む直流電圧)を平滑化するキャパシタであり、その正側・負側がコンバータ部20に接続されている。
図2に示すように、電力変換装置30は、電力変換部31と、電流検出部32と、制御部33と、を備えている。
電力変換部31は、「直流電源」から印加される直流電圧をモータ11aの駆動電圧に変換するインバータ回路である。なお、前記した「直流電源」は、交流電源Eと、コンバータ部20と、平滑キャパシタCと、を含んで構成される。
図2に示すように、電力変換部31は、ブリッジ回路31aと、ゲート・ドライバ31bと、を備えている。
ブリッジ回路31aは、平滑キャパシタC(直流電源)の正側に接続される上アームのスイッチング素子S1,S3,S5と、平滑キャパシタC(直流電源)の負側に接続される下アームのスイッチング素子S2,S4,S6と、を備えている。スイッチング素子S1〜S6には、それぞれ、還流ダイオードDが逆並列に接続されている。
スイッチング素子S1〜S6は、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)であり、制御部33からの指令によって、そのオン・オフが切り替わるようになっている。なお、スイッチング素子S1〜S6として、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等、他の種類の素子を用いてもよい。
図2に示すように、平滑キャパシタCの正側にドレインが接続されるスイッチング素子S1と、平滑キャパシタCの負側にソースが接続されるスイッチング素子S2と、の接続点が、W相の配線に接続されている(U相、V相についても同様)。
なお、スイッチング素子S1〜S6の電流容量を、所定の減磁電流値(モータ11aの永久磁石において減磁が生じ始める電流値)以上にすることが好ましい。これによって、減磁電流値に近い大きな電流がスイッチング素子S1〜S6に流れたとしても、これらのスイッチング素子S1〜S6の不具合を防止できるからである。
ゲート・ドライバ31bは、パルス制御部33bから入力されるパルス信号に基づいて、スイッチング素子S1〜S6のゲートに所定の電圧を印加する(つまり、ゲート信号を出力する)機能を有している。
電流検出部32は、モータ11aの巻線gu,gv,gwに流れる電流を検出するものであり、図2に示す例では、U相・V相・W相の配線にそれぞれ設置されている。電流検出部32の検出値は、後記するインバータ制御部33aに出力される。
制御部33は、モータ11aの巻線gu,gv,gwに流れる電流の検出値に基づいて、スイッチング素子S1〜S6のオン・オフを制御する機能を有している。制御部33は、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成されている。そして、ROMに記憶されたプログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが各種処理を実行するようになっている。
図2に示すように、制御部33は、インバータ制御部33aと、パルス制御部33bと、を備えている。
インバータ制御部33aは、モータ11aの巻線gu,gv,gwに流れる電流の検出値に基づいて、パルス制御部33bに所定の印加電圧指令(巻線gu,gv,gwに印加する三相交流電圧の指令値)を出力する機能を有している。
パルス制御部33bは、インバータ制御部33aから入力される印加電圧指令に基づき、PWM制御(Pulse Width Modulation)によって、所定のパルス信号を生成する機能を有している。パルス制御部33bによって生成されたパルス信号は、前記したように、ゲート・ドライバ31bに出力される。
その他、図2では省略したが、制御部33は、コンバータ部20の昇圧動作を制御する機能も有している。
<制御部の処理>
図3は、電力変換装置30の制御部33が実行する処理のフローチャートである。
なお、図3の「START」時には、モータ11aが正回転で駆動しているものとする。つまり、図3の「START」時には、圧縮機11の駆動によって所定の空調運転が行われているものとする。
ステップS101において制御部33は、モータ11aを停止させるか否かを判定する。つまり、制御部33は、空調運転の停止又はサーモオフの指令が自身に入力されたか否かを判定する。
ステップS101においてモータ11aを停止させない場合(S101:No)、制御部33は、モータ11aを駆動させつつ、ステップS101の判定処理を繰り返す。一方、ステップS101においてモータ11aを停止させる場合(S101:Yes)、制御部33の処理はステップS102に進む。
ステップS102において制御部33は、コンバータ部20の昇圧動作を停止させる。詳細については後記するが、次のステップS103の処理では、モータ11aの巻線gu,gv,gwと平滑キャパシタCとが電気的に遮断され、コンバータ部20からモータ11aにエネルギが出力されない状態になる。ステップS103の処理中、仮にコンバータ部20の昇圧動作が継続されていると、平滑キャパシタCの電圧が上昇し、その耐圧を超える可能性がある。したがって、本実施形態では、ステップS103の制御を行う前に、制御部33がコンバータ部20の昇圧動作を停止させるようにしている。これによって、平滑キャパシタCを保護できるとともに、ゲート・ドライバ31bに印加される電圧を所定の許容範囲内に抑えることができる。
次に、ステップS103において制御部33は、「第1の状態」と「第2の状態」とを交互に繰り返す。ここで、次のステップS104,S105を説明する前に、ステップS103の「第1の状態」について図4(a)を参照して説明し、さらに、「第2の状態」について図4(b)を参照して説明する。
図4(a)は、電力変換装置30の「第1の状態」を示す説明図である。
「第1の状態」において制御部33は、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6をオン状態とし、上アームのスイッチング素子S1,S3,S5をオフ状態とする。圧縮機11の吸込側・吐出側の差圧によってモータ11aが逆回転すると、この逆回転を妨げる誘起電圧(逆起電力)が巻線gu,gv,gwに生じる。その結果、スイッチング素子S2,S4,S6及び巻線gu,gv,gwを介して、モータ11aの逆回転を妨げるように電流が流れる。これによって、圧縮機11の吸込側・吐出側の差圧によるモータ11aの逆回転が抑制される。
図4(b)は、電力変換装置30の「第2の状態」を示す説明図である。
「第2の状態」において制御部33は、上アームのスイッチング素子S1,S3,S5、及び下アームのスイッチング素子S2,S4,S6をオフ状態とする。そうすると、モータ11aの巻線gu,gv,gwのインダクタンスによって、モータ11aの逆回転を妨げる向きの還流電流が、還流ダイオードD等を介して流れる。したがって、この「第2の状態」においても、モータ11aの逆回転が抑制される。
また、スイッチング素子S1〜S6の全てをオフ状態とする「第2の状態」は、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6をオン状態にして短絡する「第1の状態」に比べて、巻線gu,gv,gwに流れる電流の振幅が小さくなる。したがって、モータ11aの逆回転を抑制しつつ、モータ11aにおける電流変動やトルク変動を抑制できる。
図4(a)に示す「第1の状態」と、図4(b)に示す「第2の状態」と、を交互に繰り返すことによって(S103:図3参照)、巻線gu,gv,gwに生じる誘起電圧の急激な変動が抑制され、過渡的な電流変動やトルク変動を抑制できる。次に、ステップS103における下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオンデューティの変化について説明する。
図5(a)は、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6におけるオンデューティの指令信号の説明図である。
なお、図5(a)の横軸は、モータ11aの駆動停止時から経過した時間である。図5(a)の縦軸は、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオンデューティを示す指令信号である。
図5(a)の値“1”に漸近する単調増加の指令信号(実線)は、例えば、ステップ関数を周知の一次遅れフィルタ(図示せず)に入力することによって生成される。この指令信号は、インバータ制御部33a(図2参照)において生成され、パルス制御部33b(図2参照)に出力される。
また、制御部33は、「第1の状態」と「第2の状態」とを交互に繰り返す過程(S103)で、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオンデューティを増加させる。仮に、モータ11aの駆動停止の直後に下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオン状態(短絡状態)を継続すると、モータ11aの逆回転に伴う誘起電圧が急激に変動し、過渡的な電流変動やトルク変動が生じる可能性がある。
これに対して本実施形態では、前記したように、制御部33が、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオンデューティを徐々に増加させる。これによって、特にモータ11aの駆動停止の直後における過渡的な電流変動やトルク変動を抑制できる。つまり、モータ11aの駆動停止の直後は、制御部33が、モータ11aの逆回転に対して緩やかにブレーキトルクを作用させ、その後にブレーキトルクを徐々に増すようにしている。
図5(b)は、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオン・オフを示すパルス信号の説明図である。
なお、図5(b)の横軸は時間であり、図5(a)に対応している。図5(b)の縦軸は、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオン・オフを示すパルス信号である。
制御部33は、図5(a)の破線で示す三角波のPWMキャリア信号と、同図の実線で示す指令信号と、の比較に基づき、パルス制御部33bによって、図5(b)に示すパルス信号を生成する。
すなわち、図5(a)の実線で示す指令信号が、破線で示すPWMキャリア信号よりも大きい区間では、“1”を示すパルス信号が、パルス制御部33b(図2参照)からゲート・ドライバ31b(図2参照)に出力される。この区間(第1の状態)では、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6がオン状態にされる。
一方、図5(a)の実線で示す指令信号が、破線で示すPWMキャリア信号よりも小さい区間では、“0”を示すパルス信号が、パルス制御部33b(図2参照)からゲート・ドライバ31b(図2参照)に出力される。この区間(第2の状態)では、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6がオフ状態にされる。
このように、図3のステップS103では、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオン・オフが交互に切り替えられる。なお、上アームのスイッチング素子S1,S3,S5については、図5(a)、(b)では省略したが、ステップS103の処理中、常時オフ状態である(図4(a)、図4(b)参照)。
図6(a)は、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6におけるオンデューティの指令信号に関する別の例の説明図であり、図6(b)は、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオン・オフを示すパルス信号の説明図である。
ステップS103における下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオンデューティは単調増加であればよく、図6(a)に示すように、オンデューティの指令信号を直線的に増加させてもよい。そして、図6(a)に示す指令信号に基づいて、図6(b)に示すパルス信号が生成される。
再び、図3に戻って説明を続ける。
ステップS103の制御を行った後、ステップS104において制御部33は、ステップS103の制御の開始時から所定時間ts(図5、図6参照)が経過したか否かを判定する。なお、所定時間ts(例えば、数秒〜数十秒)は、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6のオフ時間が、ゲート・ドライバ31bが動作可能なオフ時間下限値以下になる前に、次のステップS105の処理が行われるように設定されている。これによって、ゲート・ドライバ31bの誤動作を防止し、モータ11aの逆回転を適切に抑制できる。
ステップS103の制御の開始時から所定時間tsが経過していない場合(S104:No)、制御部33の処理はステップS103に戻る。一方、ステップS103の制御の開始時から所定時間tsが経過した場合(S104:Yes)、制御部33の処理はステップS105に進む。
ステップS105において制御部33は、「第1の状態」を継続する。つまり、制御部33は、「第1の状態」と「第2の状態」とを交互に繰り返す制御を所定時間tsだけ行った後(S103、S104:Yes)、第1の状態を継続させる(S105)。これによって、前記したように、ゲート・ドライバ31bの誤動作を防止し、また、モータ11aの逆回転を停止させるまでの時間を短縮できる。
ステップS105の処理を行った後、制御部33は、一連の処理を終了する(END)。なお、図3では省略したが、制御部33は、ステップS105において「第1の状態」を継続する動作を所定時間行った後、スイッチング素子S1〜S6をオフ状態にする。
<効果>
第1実施形態によれば、モータ11aの停止時において制御部33は、「第1の状態」(図4(a)参照)と、「第2の状態」(図4(b)参照)と、を交互に繰り返す。これによって、モータ11aにおける過渡的な電流変動やトルク変動を抑制できる。
図11は、比較例における圧縮機11の回転速度(図11(a)参照)、モータ11a等のトルク(図11(b)参照)、及びモータ11aに流れる電流(図11(c)参照)の変化を示す実験結果である。なお、図11(a)、(b)、(c)の横軸(時間)は、モータ11aの駆動停止時から経過した時間である。
比較例では、モータ11aの停止後、上アームのスイッチング素子S1,S3,S5をオフ状態で維持し、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6をオン状態で維持するようにしている。つまり、比較例では、スイッチング素子S1〜S6を「第2の状態」(図4(b)参照)に切り替えることなく、「第1の状態」(図4(a)参照)を継続するようにしている。
図11(a)に示すように、比較例では、モータ11aの停止後、圧縮機11の吸込側・吐出側の差圧によって、モータ11aが値ω1の回転速度で逆回転し始め、その後、回転速度がゼロへと単調減少している。その一方で、図11(c)に示すように、モータ11aの停止直後において、巻線gu,gv,gwに流れる電流が大きく変動し、その振幅が所定値I1を超えている。この所定値I1は、例えば、モータ11aの永久磁石(図示せず)で減磁が生じ始める電流値である。
図11(c)に示すように、電流が大きく変動するのは、モータ11aが高速で逆回転することによって誘起電圧が急激に変動し、それに伴う電流が、オン状態で維持されているスイッチング素子S2,S4,S6を介して流れるからである。このようにモータ11aやスイッチング素子S2,S4,S6に大きな電流が流れると、モータ11aが備える永久磁石(図示せず)の減磁や、スイッチング素子S2,S4,S6の不具合を招く可能性がある。
また、前記した電流の変動に起因して、図11(b)に示すように、モータ11aの停止直後にトルク(実線)が大きく変動している。このようにモータ11aのトルクが大きく変動すると、唸り音や振動が発生して、ユーザに不快感を与える可能性がある。
なお、図11(b)に示す負荷トルク(圧縮機11の吸込側・吐出側の差圧に起因する逆回転のトルク)は、モータ11aの正回転とは逆向き(負の値)であるが、図11(b)では、その絶対値を示している。そして、モータ11aのトルクが負荷トルクに略等しくなると、モータ11aの逆回転が止まる(図11(a)参照)。
図7は、第1実施形態における圧縮機11の回転速度(図7(a)参照)、モータ11a等のトルク(図7(b)参照)、及びモータ11aに流れる電流(図7(c)参照)の変化を示す実験結果である。
前記したように、「第1の状態」と「第2の状態」とが交互に繰り返されることで(S103:図3参照)、モータ11aに流れる電流の振幅が所定値I1未満に抑えられている(図7(c)参照)。これは、スイッチング素子S1〜S6をオフ状態とする「第2の状態」において、巻線gu,gv,gwに生じる誘起電圧の変動が抑制されたためである。したがって、本実施形態によれば、モータ11aが備える永久磁石(図示せず)の減磁や、スイッチング素子S1〜S6の不具合の発生を防止しつつ、モータ11aの停止後の逆回転を抑制できる。
また、モータ11aに流れる電流の振幅が比較的小さいため(図7(c)参照)、モータ11aの停止直後において、モータ11aのトルクの変動幅が(図7(b)参照)、比較例(図11(b)参照)よりも小さくなっている。したがって、本実施形態によれば、モータ11aのトルク変動に起因する唸り音や振動を抑制できる。
図8は、第1実施形態及び比較例における圧縮機11の運転効率を示す説明図である。
図8の横軸は、モータ11aの回転速度であり、縦軸は、圧縮機11の運転効率である。
なお、比較例(破線)は、モータ11aの逆回転を規制する逆止弁(図示せず)を圧縮機11に設けた構成の空気調和機である。
図8に示すように、圧縮機11の運転領域である回転速度N1〜N2の全範囲において、比較例よりも本実施形態のほうが、圧縮機11の運転効率が高くなっている。これは、逆止弁(図示せず)を設けない本実施形態のほうが、圧縮機11における冷媒の圧力損失が小さいからである。また、本実施形態によれば、逆止弁を設ける必要がないため、圧縮機11の部品点数を削減し、ひいては、空気調和機100の製造コストを低減できる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、圧縮機11の停止時におけるスイッチング素子S1〜S6のオン・オフの切替えの仕方が第1実施形態とは異なっているが、その他(空気調和機100や電力変換装置30の構成:図1、図2参照)については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図9は、第2実施形態に係る電力変換装置30の制御部33が実行する処理のフローチャートである。
ステップS201において制御部33は、モータ11aを停止させるか否かを判定する。モータ11aを停止させない場合(S201:No)、制御部33は、モータ11aを駆動させつつ、ステップS201の判定処理を繰り返す。一方、モータ11aを停止させる場合(S201:Yes)、制御部33の処理はステップS202に進む。
ステップS202において制御部33は、「第1制御」と「第2制御」とを交互に繰り返す。なお、「第1制御」及び「第2制御」の説明については後記する。
ステップS203において制御部33は、ステップS202の制御の開始時から所定時間が経過したか否かを判定する。
ステップS202の制御の開始時から所定時間が経過していない場合(S203:No)、制御部33の処理はステップS202に戻る。一方、ステップS202の制御の開始時から所定時間が経過した場合(S203:Yes)、制御部33は一連の処理を終了する(END)。そして、図9では省略したが、制御部33はスイッチング素子S1〜S6をオフ状態にする。
次に、ステップS202の「第1制御」について図10(a)を参照して説明し、さらに、「第2制御」について図10(b)を参照して説明する。
図10(a)は、電力変換装置30の「第1制御」の説明図である。
「第1制御」において制御部33は、モータ11aの巻線gu,gv,gwと平滑キャパシタC(直流電源)とを電気的に接続するように、上アーム及び下アームのスイッチング素子S1〜S6を制御する。図10(a)に示す例では、制御部33が、上アームのスイッチング素子S5、及び下アームのスイッチング素子S4をオン状態とし、他のスイッチング素子S1〜S3,S6をオフ状態としている。これによって、平滑キャパシタCの直流電圧がモータ11aの巻線gu,gv,gwに印加され、モータ11aの逆回転を制動する力が発生する。
なお、「第1制御」において、例えば、スイッチング素子S2,S3をオン状態にし、他のスイッチング素子S1,S4〜S6をオフ状態にしてもよい。
図10(b)は、電力変換装置30の「第2制御」の説明図である。
「第2制御」において制御部33は、上アームのスイッチング素子S1,S3,S5、及び下アームのスイッチング素子S2,S4,S6をオフ状態とする。その結果、モータ11aの巻線gu,gv,gwのインダクタンスによって、モータ11aの逆回転を妨げる向きの還流電流が、還流ダイオードD等を介して流れる。したがって、この「第2制御」においても、モータ11aの逆回転が抑制される。なお、「第2制御」は、第1実施形態で説明した「第2の状態」(図4(b)参照)と同様である。
また、「第1制御」と「第2制御」とを交互に繰り返す過程で(S202:図9参照)、スイッチング素子S4,S5(図10(a)参照)のオンデューティを増加させてもよい。これによって、特にモータ11aの駆動停止の直後における過渡的な電流変動やトルク変動を抑制できる。
<効果>
第2実施形態によれば、モータ11aの停止時に「第1制御」と「第2制御」とを繰り返すことで、圧縮機11の吸込側・吐出側の差圧によるモータ11aの逆回転を抑制できる。また、モータ11aの電流変動やトルク変動を抑制できるため、モータ11aが備える永久磁石(図示せず)の減磁やスイッチング素子S1〜S6の不具合を防止できる。また、モータ11aの逆回転に伴う唸り音や振動を抑制できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る電力変換装置30について各実施形態で説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、第1実施形態では、「第1の状態」において制御部33が、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6をオン状態とし(図4(a)参照)、上アームのスイッチング素子S1,S3,S5をオフ状態とする場合について説明したが(図4(b)参照)、これに限らない。すなわち、「第1の状態」において制御部33が、上アームのスイッチング素子S1,S3,S5をオン状態とし、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6をオフ状態としてもよい。なお、「第2の状態」(上アーム及び下アームのスイッチング素子S1〜S6のオフ状態)については、第1実施形態と同様である。このような制御でも、第1実施形態と同様の効果が奏される。
また、例えば、下アームのスイッチング素子S2,S4,S6をオン状態とする「第1の状態」、前記した「第2の状態」、上アームのスイッチング素子S1,S3,S5をオン状態とする「第1の状態」、及び「第2の状態」を順次に繰り返してもよい。
また、第1実施形態では、「第1の状態」において制御部33が、下アームの全てのスイッチング素子S2,S4,S6をオン状態とする場合について説明したが、これに限らない。例えば、「第1の状態」において下アームのスイッチング素子S2,S4をオン状態とし、他のスイッチング素子S1,S3,S5,S6をオフ状態としてもよい。つまり、制御部33が、モータ11aの停止時に、上アーム及び下アームのうち一方のスイッチング素子の少なくとも2つをオン状態とし、他方のスイッチング素子をオフ状態とする「第1の状態」と、上アーム及び下アームのスイッチング素子S1〜S6をオフ状態とする「第2の状態」と、を交互に繰り返すようにしてもよい。このような制御でも、モータ11aの電流変動やトルク変動を抑制できる。
また、モータ11aの駆動中に電流検出部32の検出値が所定値以上になった場合、制御部33が、第1実施形態で説明した「第1の状態」と「第2の状態」とを交互に繰り返すことによって、モータ11aを停止させるようにしてもよい。これによって、モータ11aに過負荷がかかっている場合や、モータ11aの永久磁石が減磁し得る過電流が流れている場合に、その逆回転を抑制しつつモータ11aを停止できる。なお、前記した制御は、第2実施形態にも適用できる。
また、各実施形態では、モータ11aが三相モータである構成について説明したが、これに限らない。例えば、単相モータにも各実施形態を適用できる。
また、各実施形態では、電力変換装置30を圧縮機11のモータ11aの制御に適用する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、モータの停止時に、吸込側・吐出側における流体の差圧でモータが逆回転するような構成の他の機器(例えば、ポンプ)にも、各実施形態を適用できる。
また、各実施形態ではスクロール型の圧縮機11を用いる場合について説明したが、これに限らない。すなわち、圧縮機11の停止時に吸込側・吐出側で差圧が生じ、この差圧によってモータ11aが逆回転するという特性を有していれば、他の種類の圧縮機(例えば、ヘリカル型の圧縮機)にも本実施形態を適用できる。
また、各実施形態では、U相・V相・W相の配線に電流検出部32(図2参照)を設ける構成について説明したが、これに限らない。例えば、直流側の母線にシャント抵抗(図示せず)を設け、制御部33が、このシャント抵抗に流れる電流の検出値に基づいて、スイッチング素子S1〜S6のオン・オフを制御するようにしてもよい。
また、各実施形態では、空気調和機100が四方弁15を備える構成について説明したが、これに限らない。すなわち、四方弁15を省略し、冷房専用又は暖房専用の空気調和機にしてもよい。
また、各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
100 空気調和機
10 冷媒回路
11 圧縮機
11a モータ
12 室外熱交換器(凝縮器、蒸発器)
13 膨張弁
14 室内熱交換器(蒸発器、凝縮器)
15 四方弁
30 電力変換装置
31 電力変換部
31a ブリッジ回路
31b ゲート・ドライバ
32 電流検出部
33 制御部
33a インバータ制御部
33b パルス制御部
20 コンバータ部(直流電源)
C 平滑キャパシタ(直流電源)
F2 室内ファン
S1,S3,S5 スイッチング素子(上アームのスイッチング素子)
S2,S4,S6 スイッチング素子(下アームのスイッチング素子)
gu,gv,gw 巻線

Claims (8)

  1. 直流電源の正側に接続される上アームの複数のスイッチング素子を有するとともに、前記直流電源の負側に接続される下アームの複数のスイッチング素子を有し、前記直流電源から印加される直流電圧をモータの駆動電圧に変換する電力変換部と、
    前記モータの停止時に、前記上アーム及び前記下アームのうち一方の前記スイッチング素子の少なくとも2つをオン状態とし、他方の前記スイッチング素子をオフ状態とする第1の状態と、前記上アーム及び前記下アームの前記スイッチング素子をオフ状態とする第2の状態と、を交互に繰り返す制御部と、を備えること
    を特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の状態と前記第2の状態とを交互に繰り返す過程で、前記少なくとも2つの前記スイッチング素子のオンデューティを増加させること
    を特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の状態と前記第2の状態とを交互に繰り返す制御を所定時間行った後、前記第1の状態を継続させること
    を特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の状態と前記第2の状態とを交互に繰り返す前に、前記直流電源に含まれるコンバータ部の昇圧動作を停止させること
    を特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記モータの巻線に流れる電流を検出する電流検出部を備え、
    前記制御部は、前記モータの駆動中に前記電流検出部の検出値が所定値以上になった場合、前記第1の状態と前記第2の状態とを交互に繰り返すことによって前記モータを停止させること
    を特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電力変換装置を備えるとともに、
    前記モータによって駆動する圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、が環状に順次接続されてなる冷媒回路を備えること
    を特徴とする空気調和機。
  7. 直流電源の正側に接続される上アームの複数のスイッチング素子を有するとともに、前記直流電源の負側に接続される下アームの複数のスイッチング素子を有し、前記直流電源から印加される直流電圧をモータの駆動電圧に変換する電力変換部と、
    前記モータの停止時に、前記モータの巻線と前記直流電源とを電気的に接続するように前記上アーム及び前記下アームの前記スイッチング素子を制御する第1制御と、前記上アーム及び前記下アームの前記スイッチング素子をオフ状態にする第2制御と、を交互に繰り返す制御部と、を備えること
    を特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項7に記載の電力変換装置を備えるとともに、
    前記モータによって駆動する圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、が環状に順次接続されてなる冷媒回路を備えること
    を特徴とする空気調和機。
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