JP2018041408A - 車両用運転者異常通知装置 - Google Patents

車両用運転者異常通知装置 Download PDF

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Akira Kaino
彰 貝野
由貴 藤原
Yuki Fujiwara
由貴 藤原
陽子 星野
Yoko Hoshino
陽子 星野
吉田 誠
Makoto Yoshida
吉田  誠
久美子 竹之内
Kumiko Takenouchi
久美子 竹之内
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Abstract

【課題】運転者が異常状態であるときに、運転者による自発的な停車を促すことが可能な車両用運転者異常通知装置を提供する。
【解決手段】車両用運転者異常通知装置は、異常状態深刻度判定部50bによって、運転者が異常状態であると判定されたときに、上記運転者が異常状態であることを、少なくとも運転者を含む通知対象者に通知する通知部60と、上記運転者の異常状態の程度を表す情報を表示して、該情報を上記通知対象者に通知可能なセンターディスプレイ60bと、上記通知部60による通知から所定時間の間、上記運転者による車両の運転が継続されたときに、上記運転者の異常状態の程度を表す情報を、センターディスプレイ60bに表示させる表示制御部50cとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用運転者異常通知装置に関する。
従来より、車両の運転者が異常状態になったときに、該運転者を含む車両の乗員に対して、運転者が異常状態であることを通知する車両用運転者異常通知装置が知られている。
例えば、特許文献1には、車両が走行レーンから逸脱したとき又は車両が走行レーンから逸脱する可能性が所定値以上であるときに、警報音を発生する車両用運転者異常通知装置が開示されている。
また、特許文献1の車両用運転者異常通知装置では、車両の運転者の疲労度を算出して、算出した疲労度に応じて、上記警報音の音量や音声を設定することが開示されている。
特開2014−21913号公報
特許文献1に記載のような車両用運転者異常通知装置では、車両の運転者に対して警報を鳴らすことで、運転者に、運転者自身が異常状態であることを通知している。
しかしながら、車両の運転者が異常状態であると判定されて、該運転者に、運転者自身が異常状態であることを通知したとしても、上記異常状態が、運転者が自覚しない程度のものであった場合、運転者が通知を信用せずに運転を継続することがあり、運転継続中に、上記運転者の異常状態が悪化してしまうおそれがある。
そのため、安全性の観点からは、上記運転者を含む通知対象者に、上記運転者の異常状態に関する客観的な情報を通知して、上記運転者に、上記運転者自身が異常状態であることを客観的に認識させて、上記運転者に自発的な停車を促すことが望ましい。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運転者が異常状態であるときに、運転者による自発的な停車を促すことが可能な車両用運転者異常通知装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、車両用運転者異常通知装置を対象として、車両の運転者の状態を検出するための運転者状態検出手段と、上記運転者状態検出手段により検出される運転者状態に基づいて、上記運転者が異常状態であるか否かを判定する異常状態判定手段と、上記異常状態判定手段によって、上記運転者が異常状態であると判定されたときに、上記運転者が異常状態であることを、少なくとも上記運転者を含む通知対象者に通知する通知手段と、上記運転者の異常状態の程度を表す情報を表示して、該情報を上記通知対象者に通知可能な表示手段と、上記通知手段による通知から所定時間の間、上記運転者による上記車両の運転が継続されたときに、上記運転者の異常状態の程度を表す情報を、上記表示手段に表示させる表示制御手段とを備える、という構成とした。
この構成によると、運転者が異常状態であると判定されたときに、先ず、通知手段によって、少なくとも上記運転者を含む通知対象者に、上記運転者が異常状態であることを通知する。そして、通知手段によって通知してから、上記運転者が通知を無視して車両の運転を継続させたとしても、通知手段による通知から所定時間の間、上記運転者による車両の運転が継続されたときに、表示制御手段によって、運転者の異常状態の程度を表す情報という客観的な情報が表示手段に表示されて、該情報が上記通知対象者に通知される。これにより、上記通知対象者に、運転者が異常状態であることを客観的に示し、上記運転者に、運転者自身が異常状態であることを客観的に認識させることができる。この結果、上記運転者による自発的な停車を促すことができる。
上記車両用運転者異常通知装置は、上記異常状態判定手段により、上記運転者が異常状態であると判定されたときに、上記運転者状態検出手段により検出される上記運転者状態に基づいて、上記運転者の異常状態の深刻度を判定する異常状態深刻度判定手段をさらに備え、上記異常状態深刻度判定手段により判定される、上記運転者の異常状態の深刻度は、上記運転者状態に基づいて複数段階に分けられており、上記表示制御手段は、上記通知手段による通知から所定時間の間、上記運転者による上記車両の運転が継続されかつ該運転の継続中に、上記異常状態深刻度判定手段により、上記運転者の異常状態の深刻度が、上記通知手段により通知した際の深刻度よりも高い段階の深刻度になったと判定されたときに、上記運転者の異常状態の程度を表す情報を、上記表示手段に表示するように構成されている、という構成であってもよい。
この構成により、運転者が異常状態であると判定されて、通知手段により、上記通知対象者に運転者が異常状態であることが通知された後であっても、上記運転者の異常状態の深刻度が、上記運転者による車両の運転に支障が生じない程度のものであれば、上記運転者の運転意欲を尊重して、上記運転者に車両の運転を継続させることができる。一方で、通知手段によって通知してからも、上記運転者が車両の運転を継続し、さらに該運転の継続中に、上記運転者の異常状態の深刻度が、通知手段により通知した際の深刻度よりも高い段階の深刻度になったときには、上記運転者の異常状態の程度を表す情報という客観的な情報を表示手段に表示することで、上記運転者の異常状態の深刻度が高くなったことを、上記通知対象者に客観的に通知する。これにより、上記運転者に、運転者自身が異常状態であることを客観的に認識させることができ、この結果、上記運転者による自発的な停車を促すことができる。
上記車両用運転者異常通知装置の一実施形態では、上記運転者の異常状態の程度を表す情報は、上記運転者の、正常状態からの体調の変化を示す情報である。
この構成により、運転者の状態が正常状態から異常状態になったことを、上記通知対象者に客観的に通知することができ、運転者による自発的な停車を促すことができる。
上記車両用運転者異常通知装置の他の実施形態では、上記運転者の異常状態の程度を表す情報は、上記異常状態判定手段により、上記運転者が異常状態であると判定された後の、上記運転者による上記車両の運転挙動を示す情報である。
この構成により、運転者が異常状態になったことで、該運転者による車両の運転に影響が生じていることを、上記通知対象者に客観的に通知することができ、運転者による自発的な停車を促すことができる。
或いは、上記一実施形態及び上記他の実施形態とは異なる別の実施形態では、上記運転者の異常状態の程度を表す情報は、上記異常状態判定手段が、上記運転者が異常状態であると判定する際の、該判定の根拠を示す情報である、という構成であってもよい。
この構成により、運転者が異常状態であると判定された根拠という客観的な情報を、上記通知対象者に通知することで、運転者による自発的な停車を促すことができる。
以上説明したように、本発明に係る車両用運転者異常通知装置によると、表示制御手段によって、表示手段に、運転者の異常状態の程度を表す情報という客観的な情報を表示して、運転者が異常状態であることを、少なくとも運転者を含む通知対象者に客観的に示すことができる。この結果、運転者に、運転者自身が異常状態であることを客観的に認識させることができ、運転者による自発的な停車を促すことができる。
本発明の実施形態に係る車両用運転者異常通知装置が搭載された車両の車室内を示す概略図である。 車両用運転者異常通知装置の構成を示すブロック図である。 運転者の異常状態の深刻度を判定するためのデータを取得するフローチャートである。 運転者が正常状態のときの、運転者の頭部挙動と車両に作用する横Gとの関係を示すグラフである。 運転者が異常状態のときの、運転者の頭部挙動と車両に作用する横Gとの関係を示すグラフである。 運転者の異常状態の深刻度を判定するためのマップである。 センターディスプレイに表示される、運転者の体調を表す情報の一例である。 センターディスプレイに表示される、運転者による車両の運転挙動を表す情報の一例である。 センターディスプレイに表示される、運転者が異常状態であると判定される際の該判定の根拠となる情報の一例である。 運転者が異常状態であることを通知する際のフローチャートの一部である。 運転者が異常状態であることを通知する際のフローチャートの残部である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る車両用運転者異常通知装置が搭載された車両1の車室内を概略的に示す。この車両1は4人乗り用の車両であって、車室内には、運転者Dが着座する運転席シート2、車両1の同乗者Rが着座する助手席シート3及び後部座席シート4が設けられている。
運転席シート2及び助手席シート3の車両前側(車室の車両前側端)には、インストルメントパネル5が車幅方向に延びるように設けられ、インストルメントパネル5の車両前側端からは、フロントガラス6が上方に向かって広がっている。また、インストルメントパネル5の車幅方向中央部の上面には、画像や文字などの情報を表示するセンターディスプレイ60bが配設されている。
また、上記車室内において、車両天井部における、運転席シート2の車両前側の位置には、運転席シート2に着座した運転者Dを含めて車室内を撮影する車室内カメラ11が設けられている。また、運転席シート2、助手席シート3及び後部座席シート4には、後述するシートウエイトセンサ13がそれぞれ設けられている。
次に、車両用運転者異常通知装置の構成について、図2により説明する。
本実施形態に係る車両用運転者異常通知装置は、車両1の運転者Dの状態を検出して、該運転者Dが異常状態にあると判定されたときに、運転者Dが異常状態であることを、運転者D及び同乗者Rなど、少なくとも運転者Dを含む通知対象者に通知するものであって、車室内カメラ11と、車両Gセンサ12と、シートウエイトセンサ13と、車線検出センサ14と、コントロールユニット50と、通知部60(通知手段)と、表示手段としてのセンターディスプレイ60bとを備えている。
コンロトールユニット50は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)と、例えばRAMやROMにより構成されてプログラム及びデータを格納するメモリ(後述の記憶部50a)と、電気信号の入出力をする入出力(I/O)バスと、を備えている。
コントロールユニット50には、車室内カメラ11からの、運転者Dの頭部挙動を少なくとも含む運転者状態を示す画像データに関する信号と、車両1に作用する横G、具体的には、車両1がカーブを曲がる際の、車両1の車幅方向の実加速度を検出する車両Gセンサ12からの信号と、運転席シート2、助手席シート3及び後部座席シート4に作用する荷重を検出するシートウエイトセンサ13からの信号と、車両1が走行している走行車線を検出する車線検出センサ14からの信号とが入力されるようになっている。車線検出センサ14は、車両前方の路面を撮像するカメラを備え、撮像した路面の画像データから、走行車線の区画線を識別することにより、車両1の走行車線を検出する。
そして、コントロールユニット50は、上記入力した信号に基づいて、通知部60に対して出力信号を出す。
通知部60は、コンロトールユニット50から送られる情報に基づいて、上記通知対象者に対して、運転者Dが異常状態であることを通知するものであり、例えば、車両1に設けられたスピーカ60aやセンターディスプレイ60bなどである。上記スピーカ60aは、警告音や音声を発することで、上記通知対象者に対して、運転者Dが異常状態であることを通知する。上記センターディスプレイ60bは、運転者Dが異常状態であることを示す情報(「運転者異常検出」の文字など)を表示することで、上記通知対象者に対して、運転者Dが異常状態であることを通知する。尚、スピーカ60a及びセンサーディスプレイ60bは、通知部60の一例であって、他の機器(例えば、車両1のメーターディスプレイに設けられたランプや文字表示機器など)が、通知部60として用いられていてもよい。また、センターディスプレイ60bは、上述したように表示手段も構成しており、詳しくは後述するが、センターディスプレイ60bは、運転者Dの異常状態の程度を表す情報を表示して、該情報を通知対象者に通知可能に構成されている。
本実施形態では、コントロールユニット50には、運転者Dが異常状態であることを適切に判定するとともに、運転者Dが異常状態であると判定されたときに、運転者Dの異常状態の深刻度を判定するために、記憶部50aと、異常状態深刻度判定部50bとが設けられている。
記憶部50aは、車室内カメラ11により検出された上記運転者状態に関するデータを記憶して、該データを蓄積する。
図3には、運転者Dの頭部挙動に関するデータを蓄積する際のコントロールユニット50による処理動作を表すフローチャートに示している。
先ず、ステップS101おいて、車室内カメラ11によって、運転者Dの頭部挙動を検出して、コントロールユニット50に、運転者Dの頭部挙動に関するデータを送信させる。
次のステップS102において、記憶部50aに、上記データを記憶させて、上記データを蓄積し、その後リターンする。
コントロールユニット50は、図4のフローチャートに基づく処理を、50msec〜100msecの毎に実行し、運転者Dの頭部挙動に関するデータを蓄積する。
尚、車室内カメラ11では、運転者Dの頭部挙動に関するデータ以外にも、上記運転者状態として、例えば、運転者Dのまぶたの挙動に関するデータ等を取得可能であり、記憶50aは、該運転者Dのまぶたの挙動に関するデータ等も蓄積してもよい。
異常状態深刻度判定部50bは、車室内カメラ11により取得される運転者の頭部挙動に関するデータ及び車両Gセンサ12より検出される車両1に作用する横Gに基づいて、運転者Dが異常状態であるか否かを判定するとともに、運転者Dが異常状態であると判定されるときには、運転者Dの異常状態の深刻度を判定する。すなわち、異常状態深刻度判定部50bは、異常状態判定手段及び異常状態深刻度判定手段を構成する。
以下、異常状態深刻度判定部50bによる、運転者Dが異常状態であるか否かの判定、及び、運転者Dの異常状態の深刻度の判定について、図4〜図6を参照しながら具体的に説明する。
異常状態深刻度判定部50bは、先ず、記憶部50aから運転者Dの頭部挙動に関するデータを読み込む。
次に、上記データから運転者Dの頭部の左右方向の加速度を算出し、運転者Dの頭部の左右方向の加速度と、車両Gセンサ12によって検出される、車両1に作用する横Gとを比較する。尚、詳しくは後述するが、上記比較は、車両1に作用する横Gが所定値(本実施形態では0.1G)を超える横Gであるときにのみ行われるため、基本的に、車両1がカーブを曲がる最中又は曲がった後に行われる。
図4には、運転者Dが正常状態のときの、運転者Dの頭部の左右方向の加速度と車両1に作用する横Gとの関係を示す。車両1がカーブを曲がる際に、車両1に作用する横Gは、該カーブの曲がり始めから徐々に増大し、上記カーブの中腹付近において最大となり、曲がり終わりに向って徐々に減少するような変化を示す。上記横Gは、車両1の運転者Dの頭部に作用するところ、運転者Dの状態が正常状態であれば、運転者Dは上記横Gに抵抗しようとするため、運転者Dの頭部は、上記横Gの変化に対して遅れて動く。そのため、運転者Dの状態が正常状態のときには、運転者Dの頭部の左右方向の加速度は、上記横Gに対して遅れてゆっくりと上昇して最大となった後、ゆっくりと減少するような変化を示す。
一方で、運転者Dに疲労が蓄積するなどして、運転者Dが異常状態となったときには、運転者Dの首の筋力が低下するため、運転者Dの頭部は、上記横Gに対する抵抗力が低下して、上記横Gに対して追従しやすくなる。そのため、図5に示すように、運転者Dが異常状態であるときには、運転者Dの頭部の左右方向の加速度は、運転者Dが正常状態であるときと比べて、上記横Gの上昇に伴い素早く上昇して最大となった後、素早く減少するような変化を示す。
したがって、運転者Dが正常状態であるときと、運転者Dが異常状態であるときとでは、車両1に作用する横Gに対する運転者Dの頭部挙動が異なる。具体的には、運転者Dが異常状態であるときの方が、運転者Dが正常状態であるときよりも、上記横Gに対して、運転者Dの頭部が素早く動作する。そこで、本実施形態の異常状態深刻度判定部50bは、上記横Gが最大となるタイミングと運転者Dの頭部の左右方向の加速度が最大となるタイミングとの差から、上記横Gに対する運転者Dの頭部の動作の遅れ時間(以下、運転者頭部遅れ時間という)を算出し、該運転者頭部遅れ時間から、運転者Dが異常状態であるか否か、及び、運転者Dの異常状態の深刻度を判定している。尚、運転者頭部遅れ時間の算出方法としては、上記横Gの微分値が最大となるタイミングと運転者Dの頭部の加速度の微分値が最大となるタイミングとの差から算出してもよい。
そして、異常状態深刻度判定部50bは、図6に示す深刻度判定マップを読み込み、該深刻度判定マップに車両1に作用する横Gと運転者頭部遅れ時間とを当てはめて、運転者Dが異常状態であるか否か、及び、運転者Dの異常状態の深刻度を判定する。
深刻度判定マップは、正常状態の領域と異常状態の領域とに分かれており、さらに、異常状態の領域は、異常状態の深刻度の段階(レベル)に応じた複数の領域に分かれている。例えば、上記横Gが0.1Gの部分では、運転者頭部遅れ時間が、1000msec以上である領域が、正常状態の領域であり、1000msec未満である領域が異常状態の領域である。さらに、上記横Gが0.1Gの部分では、異常状態の領域において、運転者頭部遅れ時間が、600msec以上かつ1000msec未満である領域は、最も軽度な段階の異常状態であって、運転者Dに自覚が生じない程度の異常状態(第1レベル)の領域であり、運転者頭部遅れ時間が、300msec以上かつ600msec未満である領域は、運転者Dが自覚できる程度の異常状態でありかつ運転者Dによる車両1の運転が可能な程度の異常状態(第2レベル)の領域であり、運転者頭部遅れ時間が、100msec以上かつ300msec未満である領域は、運転者Dが自覚できる程度の異常状態でありかつ車両1の運転が難しくなる程度の異常状態(第3レベル)の領域であり、運転者頭部遅れ時間が、100msec未満である領域は、運転者Dによる運転が不可能な程度の異常状態(第4レベル)の領域である。上記横Gが大きくなると、運転者Dが上記横Gに耐えようとする意識が強くなり、運転者Dの頭部の動きの遅れ時間が長くなるため、図6のマップにおいて、各レベルの領域とも、上記横Gが大きくなる程、判定基準となる運転者頭部遅れ時間が、長くなるように広がっている。
異常状態深刻度判定部50bは、車両1に作用する横Gと運転者頭部遅れ時間とによって、深刻度判定マップ上に定められる座標が、どの領域に属しているかによって、運転者Dが異常状態であるか否か、及び、運転者Dの異常状態の深刻度を判定する。例えば、上記横Gが0.1Gでありかつ運転者頭部遅れ時間が1100msecであるときには、上記横Gと運転者頭部遅れ時間とによって定められる座標は、正常状態の領域に属するため、異常状態深刻度判定部50bは、運転者Dが正常状態であると判定する。一方で、例えば、上記横Gが0.1Gでありかつ運転者頭部遅れ時間が400msecであるときには、上記横Gと運転者頭部遅れ時間とによって定められる座標は、異常状態の領域における第2レベルの領域に属するため、異常状態深刻度判定部50bは、運転者Dが異常状態であると判定するとともに、運転者Dの異常状態の深刻度が第2レベルであると判定する。
尚、この判定において、運転者Dの頭部の動きが明確に現れて、運転者頭部遅れ時間を正確に算出できるのは、上記横Gが0.1G以上のときであるため、本実施形態では、0.1Gが、異常状態深刻度判定部50bによる判定を開始するための所定値として設定されており、上記横Gが0.1G未満のときは、異常状態深刻度判定部50bは、運転者Dが異常状態であるか否かの判定、及び、運転者Dの異常状態の深刻度の判定を行わないようになっている。尚、所定値としては、0.1G程度に設定されていればよく、所定値を0.08Gや0.12Gなどに設定してもよい。
コントロールユニット50は、異常状態深刻度判定部50bによって、運転者Dが異常状態であると判定されたときには、通知部60によって、運転者Dが異常状態であることを上記通知対象者に通知する。これにより、運転者Dによる自発的な停車を促すことができる。
しかしながら、異常状態深刻度判定部50bによって判定された異常状態が、第1レベルのような運転に支障がない程度の異常状態であるときには、運転者Dが通知部60による通知を無視して、車両1の運転を継続することがある。運転者Dが、異常状態のまま運転を継続すると、運転者Dの異常状態が悪化してしまうおそれがあり、安全性の観点からは好ましくない。
そこで、本実施形態のコントロールユニット50には、異常状態深刻度判定部50bにより、運転者Dが異常状態であると判定され、通知部60によって、上記運転者Dが異常状態であることを通知してから所定時間の間、運転者Dによる車両1の運転が継続されかつ該運転の継続中に、異常状態深刻度判定部50bにより、運転者Dの異常状態の深刻度が、通知部60により通知した際の深刻度よりも高い段階(レベル)の深刻度になったと判定されたときに、センターディスプレイ60bに、運転者Dの異常状態の程度を示す情報を表示させる表示制御部50cが設けられている。すなわち、表示制御部50bは、表示制御手段を構成する。尚、所定時間は、通知部60による通知により、運転者Dが、自身が異常状態であることを認識して、車両1を安全な場所に停車又は駐車させるために十分な時間に設定されており、例えば5分程度である。
運転者Dの異常状態の程度を示す情報は、運転者Dが異常状態であること及び該異常状態の深刻度の変化を、上記通知対象者に客観的に通知することができるような情報であって、例えば、図7〜図9に示すような情報がある。
すなわち、表示制御部50cは、例えば、運転者Dの異常状態の程度を示す情報として、図7に示すように、運転者Dの、正常状態からの体調の変化を示すグラフをセンターディスプレイ60bに表示することができる。運転者Dの体調とは、例えば、運転者頭部遅れ時間のことであるが、上記通知対象者に、運転者Dの体調が悪化していることを分かりやすく通知できるように、グラフの縦軸は、図7に示すように「体調」と表示することが望ましい。
この運転者Dの体調の変化を示すグラフでは、運転者Dが正常状態と判定される領域と、運転者Dが異常状態と判定される領域とが、図7に示すように破線で区切られたり、色分けされたりしており、運転者Dが正常状態から異常状態になったことを、上記通知対象者に客観的に通知できるようになっている。
また、表示制御部50cは、運転者Dの異常状態の程度を示す情報として、図8に示すように、運転者Dが異常状態であると判定された後の、該運転者Dによる車両1の運転挙動を示すグラフや画像をセンターディスプレイ60bに表示することができる。尚、図8では、上記グラフ及び上記画像の両方を表示する場合を示しているが、上記グラフのみ又は上記画像のみを表示するようにしてもよい。
この運転者Dによる車両1の運転挙動を示すグラフは、車線検出センサ14によって検出された走行車線の中央を0として、該中央から車幅方向左側を+側とし、該中央から車幅方向右側を−側として、車両1の、上記走行車線の中央からの車幅方向へのずれ量を示すグラフであり、運転者Dが正常状態と判定される領域と、運転者Dが異常状態と判定される領域とが、図8に示すように破線で区切られたり、色分けされたりしている。そして、運転者Dが異常状態になったことによって、車両1が直進しているときに、車両1が大きくふらついていることを、上記通知対象者に客観的に通知することができるようになっている。尚、実際の表示では、上記通知対象者に、車両1がふらついていることを分かりやすく通知できるように、グラフの縦軸は、図8に示すように「車両のふらつき」と表示することが望ましい。
一方、運転者Dによる車両1の運転挙動を示す画像は、運転者Dが異常状態であると判定された後の、車両1の走行軌跡を示す画像であり、運転者Dが異常状態になったことによって、車両1がふらついていることを、運転者Dに客観的に通知することができるようになっている。
さらに、表示制御部50cは、運転者Dの異常状態の程度を示す情報として、図9に示すように、異常状態深刻度判定部50bが、運転者Dが異常状態であると判定する際の、該判定の根拠を示す情報をセンターディスプレイ60bに表示することができる。
異常状態深刻度判定部50bの判定の根拠を示す情報は、例えば、図9に示すような、運転者Dの頭部のふらつきの大きさを表すグラフである。図9のグラフは、車室内カメラ11で撮影された運転者Dの頭部の動きに基づいて、運転者Dの頭部が左右方向に揺れたときの、上記頭部の揺れ幅の絶対値の変化を表すグラフであり、運転者Dが正常状態と判定される領域と、運転者Dが異常状態と判定される領域とが、図9に示すように破線で区切られたり、色分けされたりしている。そして、この図9のグラフを示すことにより、運転者Dの頭部が、運転者Dが異常状態であると判定される程度に大きくふらついていることを、上記通知対象者に客観的に通知することができるようになっている。
図7〜図9に示すようなグラフや画像をセンターディスプレイ60bに表示することで、運転者Dが異常状態であることを、上記通知対象者に客観的に通知することができ、運転者Dに、運転者D自身が異常状態であることを客観的に認識させることができるため、運転者Dによる自発的な停車を促すことができる。
また、図7〜図9に示すようなグラフや画像をセンターディスプレイ60bに表示することによって、上記通知対象者に、運転者Dが異常状態と判定される頻度及び間隔を客観的に通知することができ、運転者Dによる自発的な停車を一層促すことができる。尚、運転者Dが異常状態と判定される頻度及び間隔について、センターディスプレイ60bに文字情報などで具体的に表示するようにしてもよい。
しかしながら、運転者Dの異常状態の深刻度が、運転者Dによる車両1の運転が難しいような段階の深刻度である第3レベル以上の深刻度であるときには、運転者Dによる自発的な停車自体が困難である可能性が高い。
そこで、本実施形態のコントロールユニット50には、異常状態深刻度判定部50bにより、運転者Dの異常状態の深刻度が第3レベル以上の深刻度であると判定されたときに、車両1を安全な場所に自動退避させる自動退避制御部50dが設けられている。
自動退避制御部50dは、異常状態深刻度判定部50bにより、運転者Dが異常状態であると判定されかつ運転者Dの異常状態の深刻度が第3レベル以上の深刻度であると判定されたときには、先ず、通知部60によって、上記通知対象者に車両1を強制的に自動退避させる旨を通知する。通知部60による通知後、自動退避制御部50dは、運転者Dの運転操作に関係なく、車両1のトランスミッション7(図2参照)、ステアリング8(図2参照)、ブレーキ9(図2参照)及びエンジン10(図2参照)に(油圧制御されている部分については、油圧制御弁に)信号を送り、車両1の車速を低下させながら路肩などの安全な場所に退避させて、車両1を停車させる。このように、異常状態深刻度判定部50bにより判定される、運転者Dの異常状態の深刻度が、第3レベル以上の深刻度であるときに、車両1を自動退避させるようにすることで、運転者Dによる車両1の運転が困難なときでも、車両1を安全に停車させることができる。
ここで、上記コントロールユニット50による、運転者Dの異常状態を通知する際の制御を図10及び図11のフローチャートに基づいて説明する。尚、図10及び図11のフローチャートにおいて、運転者Dが異常状態であるか否かの判定及び運転者Dの異常状態の深刻度の判定に関する制御は、異常状態深刻度判定部50bにより実行され、センターディスプレイ60bに運転者Dの異常状態の程度を示す情報を表示するための制御については、表示制御部50cにより実行され、車両1の自動退避に関する制御については、自動退避制御部50dにより実行される。
先ず、ステップS201で、車両Gセンサ12の検出値を読み込み、次のステップS202で、車両Gセンサ12によって検出された、車両1に作用する横Gが0.1G以上の値であるか否かを判定する。このステップS202の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、ステップS202の判定がYESであるときには、ステップS203に進む。
上記ステップS203では、記憶部50aに記憶された運転者状態に関するデータ、すなわち、運転者Dの頭部挙動に関するデータを読み込み、次のステップS204で、上記運転者頭部遅れ時間を算出して、深刻度判定マップに当てはめて、運転者Dが異常状態であるか否かを判定する。ステップS204の判定において、運転者Dが正常状態であるNOのときにはリターンする一方、運転者Dが異常状態であるYESのときにはステップS205に進む。
上記ステップS205では、運転者Dの異常状態の深刻度を判定する。
次のステップS206では、運転者Dの異常状態の深刻度が、第1レベル又は第2レベルであるか否かを判定する。このステップS206の判定において、運転者Dの異常状態の深刻度が第3レベル以上の深刻度であるNOのときには、ステップS215に進む一方、運転者Dの異常状態の深刻度が第1レベル又は第2レベルであるYESのときには、ステップS207に進む。
上記ステップS207では、通知部60を起動させ、運転者Dが異常状態であることを通知する。ステップS207の後はステップS208に進む。
上記ステップS208では、通知部60による通知から所定時間の間、運転者Dによる車両1の運転が継続して行われたか否かを判定する。このステップS208の判定がNOであるときには、ステップS209に進む一方、ステップS208の判定がYESであるときには、ステップS211に進む。
上記ステップS209では、通知後に、車両1が一定時間以上停車又は駐車したか否かを判定する。このステップS209の判定がNOであるときには、ステップS208に戻る一方、ステップS208の判定がYESであるときには、ステップS210に進む。尚、一定時間とは、車両1が赤信号で停車した場合を含まないような時間に設定されており、例えば3分程度である。
上記ステップS210では、通知部60による通知を停止させる。ステップS210の後はリターンする。
一方、上記ステップS211では、運転者Dによる車両1の運転の継続中に、運転者Dの異常状態が悪化したか、すなわち、運転者Dによる車両1の運転の継続中に、異常状態深刻度判定部50bによって判定される異常状態の深刻度が、通知部60により通知した際の深刻度よりも高い段階の深刻度になったか否か、を判定する。このステップ211の判定がNOであるときには、ステップS209に進む一方、ステップS211の判定がYESであるときには、ステップS212に進む。
上記ステップS212では、センターディスプレイ60bに運転者Dの異常状態の程度を示す情報を表示して、該情報を上記通知対象者に通知する。運転者Dの異常状態の程度を示す情報としては、上述したように、図7〜図9に示すグラフや画像がある。ステップS213の次は、ステップS213に進む。
上記ステップS213では、ステップS212での上記情報の表示後に、車両1が一定時間以上停車又は駐車したか否かを判定する。このステップS213の判定がNOであるときには、車両1が一定時間以上停車又は駐車するまで、センターディスプレイ60bに運転者Dの異常状態の程度を示す情報を表示し続ける一方、ステップS213の判定がYESであるときには、ステップS214に進む。
上記ステップS214では、センターディスプレイ60bによる表示を停止させる(ステップS207において、センターディスプレイ60b以外の通知部を作動させている場合には、該通知部による通知も停止させる)。ステップS214の後はリターンする。
一方で、ステップS206における判定で、運転者Dの異常状態の深刻度が第3レベル以上の深刻度であると判定されたときに進む上記ステップS215では、上記通知対象者に、運転者Dが異常状態であることを通知部60によって通知した後、ステップS216において、上記通知対象者に、車両1の運転を自動退避運転へ移行させることを通知する。
次のステップS217では、車両1の運転を自動退避運転へ移行させて、車両1を路肩などの安全な場所に停車させる。ステップS217の後はステップS218へ進む。
上記ステップS218では、車両1が停車した後、車両1の運転を自動退避運転へ移行させる旨の通知を停止させる。ステップS219の後はリターンする。
したがって、本実施形態では、運転者Dが異常状態であると判定されたときに、少なくとも運転者Dを含む通知対象者に、運転者Dが異常状態であることを通知し、運転者Dが該通知を無視して車両1の運転を継続させたとしても、通知部60による通知から上記所定時間の間、運転者Dによる車両1の運転が継続されたときに、表示制御部50cによって、センターディスプレイ50cに運転者の異常状態の程度を表す情報という客観的な情報を表示して、運転者Dが異常状態であることを、上記通知対象者に客観的に示すことができる。この結果、運転者Dに、運転者D自身が異常状態であることを客観的に認識させることができ、運転者Dによる自発的な停車を促すことができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態では、運転者Dの異常状態の深刻度を判定する情報として、運転者Dの頭部の左右方向の加速度を算出していたが、これに限らず、運転者Dの頭部の左右方向の変位量を算出するようにしてもよい。車両1に横Gが作用したときには、運転者Dの頭部の左右方向の変位量も、運転者Dの頭部の左右方向の加速度と同等の変化を示すため、運転者Dの頭部の左右方向の変位量を、運転者Dの異常状態の深刻度を判定する情報として用いることができる。
また、上記実施形態では、表示制御部50cは、通知部60による通知から所定時間の間、運転者Dによる車両1の運転が継続されかつ該運転の継続中に、異常状態深刻度判定部50bにより、運転者Dの異常状態の深刻度が、通知部60により通知した際の深刻度よりも高い段階の深刻度になったと判定されたときに、運転者Dの異常状態の程度を表す情報を、センターディスプレイ60bに表示するように構成されていたが、これに限らず、表示制御部50cが、運転者Dの異常状態の深刻度が、通知部60により通知した際の深刻度よりも高い段階の深刻度になったと判定されたか否かに関わらず、通知部60による通知から所定時間の間、運転者Dによる車両1の運転が継続されたときに、運転者Dの異常状態の程度を表す情報を、センターディスプレイ60bに表示するように構成されていてもよい。
さらに、上記実施形態では、車両1が一定時間以上停車又は駐車したときに、通知部60による通知を停止させるようにしていたが、これに限らず、通知部60〜62による通知を停止させるスイッチを設けて、運転者Dが上記スイッチを押したときに、車両1が一定時間以上停車又は駐車していなくとも、通知部60〜62による通知を停止させるようにしてもよい。ただし、運転者Dの異常状態の深刻度が、第2レベル以上の深刻度である場合には、安全性の観点から車両1を停車又は駐車させることが望ましいため、運転者Dの異常状態の深刻度が、第1レベルのときのみ、上記スイッチによる解除を可能とするような制御を行うことが望ましい。
また、運転者Dが、通知部60による通知からも車両1の運転を継続させている間に、運転者Dの状態が改善して、運転者Dが正常状態になることもある。そのため、運転者Dが、通知部60による通知から車両1の運転を継続させている間に、異常状態深刻度判定部50bによって、運転者Dが異常状態から正常状態に回復したと判定されたときに、通知部60による通知及びセンターディスプレイ60bへの表示を停止させるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、表示手段としてセンターディスプレイ60bを用いていたが、これに限らず、表示手段として、運転者Dが視認可能な位置に、画像や文字などの情報を表示するヘッドアップディスプレイを用いてもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、運転者が異常状態となったときに、運転者が異常状態であることを通知する車両用運転者異常通知装置として有用である。
1 車両
11 車室内カメラ(運転者状態検出手段)
12 車両Gセンサ(運転者状態検出手段)
50b 異常状態深刻度判定部(異常状態判定手段、異常状態深刻度判定手段)
50c 表示制御部(表示制御手段)
60 通知部(通知手段)
60b センターディスプレイ(通知手段、表示手段)
D 運転者

Claims (5)

  1. 車両用運転者異常通知装置であって、
    車両の運転者の状態を検出するための運転者状態検出手段と、
    上記運転者状態検出手段により検出される運転者状態に基づいて、上記運転者が異常状態であるか否かを判定する異常状態判定手段と、
    上記異常状態判定手段によって、上記運転者が異常状態であると判定されたときに、上記運転者が異常状態であることを、少なくとも上記運転者を含む通知対象者に通知する通知手段と、
    上記運転者の異常状態の程度を表す情報を表示して、該情報を上記通知対象者に通知可能な表示手段と、
    上記通知手段による通知から所定時間の間、上記運転者による上記車両の運転が継続されたときに、上記運転者の異常状態の程度を表す情報を、上記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする車両用運転者異常通知装置。
  2. 請求項1に記載の車両用運転者異常通知装置において、
    上記異常状態判定手段により、上記運転者が異常状態であると判定されたときに、上記運転者状態検出手段により検出される上記運転者状態に基づいて、上記運転者の異常状態の深刻度を判定する異常状態深刻度判定手段をさらに備え、
    上記異常状態深刻度判定手段により判定される、上記運転者の異常状態の深刻度は、上記運転者状態に基づいて複数段階に分けられており、
    上記表示制御手段は、上記通知手段による通知から所定時間の間、上記運転者による上記車両の運転が継続されかつ該運転の継続中に、上記異常状態深刻度判定手段により、上記運転者の異常状態の深刻度が、上記通知手段により通知した際の深刻度よりも高い段階の深刻度になったと判定されたときに、上記運転者の異常状態の程度を表す情報を、上記表示手段に表示するように構成されていることを特徴とする車両用運転者異常通知装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用運転者異常通知装置において、
    上記運転者の異常状態の程度を表す情報は、上記運転者の、正常状態からの体調の変化を示す情報であることを特徴とする車両用運転者異常通知装置。
  4. 請求項1又は2に記載の車両用運転者異常通知装置において、
    上記運転者の異常状態の程度を表す情報は、上記異常状態判定手段により、上記運転者が異常状態であると判定されてからの、上記運転者による上記車両の運転挙動を示す情報であることを特徴とする車両用運転者異常通知装置。
  5. 請求項1又は2に記載の車両用運転者異常通知装置において、
    上記運転者の異常状態の程度を表す情報は、上記異常状態判定手段が、上記運転者が異常状態であると判定する際の、該判定の根拠を示す情報であることを特徴とする車両用運転者異常通知装置。
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