JP2018039525A - デオドラントスプレー、及びデオドラントスプレーの使用方法 - Google Patents

デオドラントスプレー、及びデオドラントスプレーの使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を噴射するためのデオドラントスプレーにおいて、無理な姿勢をとらずに楽に人体の腋に吹き付け可能とする。【解決手段】エアゾール容器2は、有底円筒状に形成され、かつ外径寸法がφ20mm〜φ45mm及び全長寸法が45mm〜150mmに設定されているとともに、開放側にバルブ21が装着されており、バルブ21にはアクチュエータが装着され、アクチュエータは、側方からエアゾール容器2の中心軸線方向へ向けて押圧可能な指掛け操作部32aを有し、指掛け操作部32aに対する押圧操作に応答してバルブ21を開くことにより、エアゾール容器2内に充填されたデオドラント組成物をエアゾール容器2の中心軸線に沿わせて略上方へ噴射する。【選択図】図7

Description

本発明は、エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を噴射するためのデオドラントスプレー、及びそのようなデオドラントスプレーの使用方法に関する。
一般に、人体の腋の汗臭等のケアをするために、デオドラント組成物を塗布するものが汎用されている。
このデオドラント組成物の塗布手段としては、ロールオンタイプ、ローションタイプ、ジェルタイプ、クリームタイプ、スプレータイプなどがあるが、中でも、スプレータイプ(例えば特許文献1−3参照)が、衛生的で、べたつきが少ないなどの点で好適に用いられている。
例えば特許文献1に示されているスプレータイプは、デオドラント組成物及び噴射剤(圧縮ガスあるいは液化ガス等)を収容する有底円筒形のエアゾール容器の開口にバルブを設置し、このバルブのステムに噴射ボタンを取り付け、この噴射ボタンを押し下げることにより当該噴射ボタンの噴射口から前記エアゾール容器の中心軸線方向と直交する方向にデオドラント組成物を噴射するようになっている。
例えば特許文献2に示されているスプレータイプは、デオドラント組成物及び噴射剤(圧縮ガスあるいは液化ガス等)を収容する有底円筒形のエアゾール容器の開口にバルブを設置し、このバルブのステムにほぼ円錐形状のノズルを取り付け、このノズルを斜めに押し下げることによりその先端から前記エアゾール容器の中心軸線に対して斜め外向きにデオドラント組成物を噴射するようになっている。
例えば特許文献3に示されているスプレータイプは、デオドラント組成物及び噴射剤(圧縮ガスあるいは液化ガス等)を収容する有底円筒形のエアゾール容器の開口にバルブを装着し、このエアゾール容器にその全体を覆うように筒状のガイド部材を取り付け、このガイド部材の天井壁部の中央に噴出口が設けられ、前記ガイド部材に対して前記エアゾール容器を押圧して変位させることにより前記バルブのステムから噴出されるデオドラント組成物を前記噴出口から前記エアゾール容器の中心軸線方向と平行な方向に噴射するようになっている。
特開平11−228943号公報 特開平11−236083号公報 特開2004−331517号公報
上記特許文献1では、人体の腋にデオドラント組成物を噴射するときに、腕を下ろし、腋をやや開いた状態で使用する際は、エアゾール容器を横倒し姿勢にして使用する必要があり、使いにくいだけでなく、横倒し姿勢にすることによってエアゾール容器内のデオドラント組成物が噴出されにくくなるといった欠点がある。一方、エアゾール容器を正立状態で使用する際には、腕を肩より上に持ち上げて腋を大きく開く必要があり、人前での使用が恥ずかしくなることが懸念される。
上記特許文献2では、デオドラント組成物を噴射するノズルそのものを傾動させるように押圧操作する必要があり、また、前記ノズルが傾くためにデオドラント組成物の噴射先を使用者が把握しにくいので、例えば人体の腋にデオドラント組成物を噴射するときに、腋の狙った位置にデオドラント組成物を吹き付けにくいことが懸念される。
上記特許文献3では、デオドラント組成物を噴射するときに、片方の手でガイド容器を支えたままで当該片方の手でエアゾール容器の底を押圧操作する必要があるために、噴霧時に無理な体勢となり、この操作がしにくいことが懸念される。
このような事情に鑑み、本発明は、無理な姿勢をとらずに楽に人体の腋に吹き付けることが可能なデオドラントスプレー及びデオドラントスプレーの使用方法の提供を目的としている。
上記課題を解決するために、本願記載のデオドラントスプレーは、エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を噴射するためのデオドラントスプレーであって、前記エアゾール容器は、有底円筒状に形成され、かつ外径寸法がφ20mm〜φ45mm及び全長寸法が45mm〜150mmに設定されているとともに、開放側にバルブが装着されており、前記バルブにはアクチュエータが装着され、前記アクチュエータは、側方から前記エアゾール容器の中心軸線方向へ向けて押圧可能な指掛け操作部を有し、前記指掛け操作部に対する押圧操作に応答して前記バルブを開くことにより、前記エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を前記エアゾール容器の中心軸線に沿わせて外向きに噴射する、ことを特徴とする。
また、前記デオドラントスプレーにおいて、前記アクチュエータは、前記バルブのステムに取り付けられ、かつ、前記エアゾール容器内のデオドラント組成物を当該エアゾール容器の中心軸線に沿わせて外向きに噴射させるためのノズルと、押圧操作を受けることにより前記ステムを前記エアゾール容器の底側へ変位させるための梃子として機能する操作レバーとを含み、前記操作レバーは、側方からの押圧を受ける押圧面として前記指掛け操作部を有し、前記指掛け操作部が梃子の力点となり、下方が梃子の支点となるように支持されており、前記ノズルは、前記バルブのステムに被せられるとともに前記ステムの内部流路と連通される差込孔を有するノズルボディと、このノズルボディから上向きに突出形成されるとともに当該ノズルボディの差込孔と連通する突出管とを備え、前記指掛け操作部に対する押圧操作により、前記操作レバーが傾動し、前記ステムが前記エアゾール容器の底側へ変位することで、前記バルブが開いて前記エアゾール容器内のデオドラント組成物を噴射する、ことを特徴とする。
また、前記デオドラントスプレーにおいて、前記エアゾール容器の外周面の周方向に、使用者の一方の手の人差し指、中指、薬指、小指を巻き付け、手の平と前記指で前記エアゾール容器を握るように保持したうえで、当該一方の手の親指を前記エアゾール容器の中心軸線に沿わせるようにして前記指掛け操作部に引っ掛けるような形態で使用される、ことを特徴とする。
更に、本願記載のデオドラントスプレーの使用方法は、前記デオドラントスプレーの使用方法であって、前記デオドラント組成物の噴射先を上向きにした姿勢のエアゾール容器を使用者の一方の腕の親指以外の4本指又は親指と小指以外の3本指で握って肘から下を胴体に対して横切らせるように曲げる一方、使用者の他方の腕を下げたまま腋の下を開くようにしておき、当該腋の下に前記上向きの前記デオドラント組成物の噴射先を差し入れるようにして、前記一方の腕の親指で前記アクチュエータの指掛け操作部を中心軸線方向へ向けて押圧操作することにより前記バルブを開いて前記エアゾール容器内のデオドラント組成物を前記腋に噴射する、ことを特徴とする。
本願記載のデオドラントスプレーは、使用者が、アクチュエータの指掛け操作部に対して押圧操作を行うことにより、エアゾール容器内のデオドラント組成物がエアゾール容器の中心軸線に沿って上向きに噴射される。
そして、本願記載のデオドラントスプレーの使用方法は、本願記載のデオドラントスプレーを用い、使用者の他方の腕を肩より上に持ち上げずに下げたまま軽く開くようにした状態で、デオドラント組成物の噴射先を使用者の他方の腋へ向けて噴射させることができる。これにより、腕を肩より上に持ち上げてデオドラントスプレーを使用するような従来例に比べると、デオドラントスプレーを使用する行為が容易に行えるとともに、恥ずかしくなりにくいので、人目を気にすることなく使用しやすくなる。
本発明は、無理な姿勢をとらずに楽に人体の腋に吹き付けることが可能なデオドラントスプレーならびにデオドラントスプレーの使用方法を提供できるようになる。
本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す一部破断の側面図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す外観斜視図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す外観斜視図である。 本発明に係るデオドラントスプレーが備えるアクチュエータの一例を示す外観図である。 本発明に係るデオドラントスプレーが備えるアクチュエータの一例を示す側断面図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す外観図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す側断面図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す外観図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す側断面図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの使用時の持ち方の一例を示す説明図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの使用方法の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
<デオドラントスプレー>
図1は、本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す一部破断の側面図である。図2及び図3は、本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す外観斜視図である。図は、本発明の実施形態の一例として、携帯型のデオドラントスプレー1の全体を示している。
デオドラントスプレー1は、エアゾール容器2、アクチュエータ3及びキャップ4を備えている。なお、図2及び図3は、キャップ4を外した状態を示している。
エアゾール容器2は、有底円筒状に形成されており、外形寸法がφ20mm〜φ45mmで、全長寸法が45mm〜150mmに設計されている。エアゾール容器2は、上底側が開口部となっており、開口部には後述するバルブ21(図7、図9等参照)が装着されている。また、エアゾール容器2の内部には、デオドラント組成物及び噴射剤(圧縮ガス又は液化ガス)が収容されている。エアゾール容器2の上端にはアクチュエータ3が取り付けられており、アクチュエータ3に、キャップ4を着脱することができる。
図4は、本発明に係るデオドラントスプレー1が備えるアクチュエータ3の一例を示す外観図である。図4(a)は、正面図、図4(b)は、背面図、図4(c)は、左側面図、図4(d)は、平面図、図4(e)は、底面図である。図5は、本発明に係るデオドラントスプレー1が備えるアクチュエータ3の一例を示す側断面図である。図5は、図4(b)に示すA−B方向の断面を示している。アクチュエータ3は、エアゾール容器2内のデオドラント組成物を、エアゾール容器2の中心軸に沿わせて上向きに噴射するノズル31を備え、ノズル31の周囲には円筒状をなす保護カバー33が配設されている。保護カバー33の正面側の側壁の一部は開口しており、開口位置には、操作レバー32が配設されている。
ノズル31は、ノズルボディ31aに円筒状の突出管31bを設けて構成されている。突出管31bの先端には、噴射口31cが設けられている。また、ノズルボディ31aの下方には、バルブ21のステム21aを差し込む差込孔31dが設けられている。差込孔31d、ノズルボディ31a、突出管31b及び噴射口31cは連通しており、エアゾール容器2の内容物は、噴射口31cから外部上方へ向けて噴射される。
操作レバー32の側断面は、デオドラントスプレー1の外周側を下底とし、中心軸側を上底とする台形状(下底の長さ>上底の長さ)をなしている。操作レバー32の外周側(下底)には、外周面に相当する面を操作面とする板状の指掛け操作部32aが形成されている。指掛け操作部32aとして形成された外周側の面は、中心軸側に向けて緩やかに凹む形状となっており、使用者がデオドラントスプレー1を掴んだ際に、親指が凹み部分に当接するようになっている。操作レバー32の中心軸側(上底)は、エアゾール容器2の中心軸に沿って配設されたノズル31に固着して一体化している。また、操作レバー32は、外周側下端の支持部32cにより揺動自在に軸支されている。そして、使用者が指掛け操作部32aに指を当接し、エアゾール容器2の中心軸方向へ向けて押圧操作することにより、操作レバー32は、支持部32cを揺動軸として、中心軸方向へ傾動(揺動)する。
図6は、本発明に係るデオドラントスプレー1の一例を示す外観図であり、図7は、本発明に係るデオドラントスプレー1の一例を示す側断面図である。図6及び図7は、デオドラントスプレー1の上部について、操作レバー32を押圧操作していない状態について示している。図8は、本発明に係るデオドラントスプレー1の一例を示す外観図であり、図9は、本発明に係るデオドラントスプレー1の一例を示す側断面図である。図8及び図9は、デオドラントスプレー1の上部について、操作レバー32を押圧操作した状態について示している。
ノズル31は、エアゾール容器2内のデオドラント組成物を当該エアゾール容器2の中心軸線に沿わせて略上方へ噴射するものであって、バルブ21のステム21aに取り付けられる。ステム21aから噴射されたエアゾール容器2の内容物は、ノズル31を通って、噴射口31cから略上方へ向けて噴射される。
操作レバー32は、前述のように、指掛け操作部32a、ノズル31に固着するノズル固着部32b及び支持部32cを備えている。そして、指掛け操作部32aが押圧操作を受けることにより、傾動してノズル31を側方から押圧し、ステム21aをエアゾール容器2の底側へ押し下げる。これにより、ステム21aがエアゾール容器2の底側へ変位する。このとき、操作レバー32は、指掛け操作部32aを力点とし、ノズル固着部32bを作用点とし、支持部32cを支点とする梃子として機能する。
そして、指掛け操作部32aを押圧操作することにより、ステム21aが押し下げられるので、バルブ21が開弁状態になる。
バルブ21が開弁状態となることにより、エアゾール容器2内に充填されている噴射剤の圧力でもってデオドラント組成物がステム21aの内部流路を経て外側に噴射されるようになる。このデオドラント組成物の噴射方向は、エアゾール容器2の中心軸線と略平行となる略上方向となる。
このような特徴構成を有するデオドラントスプレー1において、エアゾール容器2の外径寸法はφ20mm〜φ45mm、好ましくはφ20mm〜φ35mmに設計される。また、エアゾール容器2の全長寸法は、45mm〜150mm、好ましくは45mm〜120mm、より好ましくは45mm〜100mmに設計される。更に、エアゾール容器2の容量については、5mL〜150mL、好ましくは10mL〜100mL、より好ましくは10mL〜60mLに設計される。
ステム21aを備えるバルブ21は、公知の構成であるので詳細な説明を割愛するが、ステム21aが押し下げられていない自然状態では、内蔵するコイルスプリングの弾性復元力(弾性伸張力)により上方に配置されることにより閉弁状態になっている。ステム21aがコイルスプリングの弾性伸張力に抗して押し下げられると、エアゾール容器2に収容された噴射剤の圧力によりデオドラント組成物がステム21aの内部流路を経て外側に噴射される開弁状態になる。
<デオドラント組成物>
次に、エアゾール容器2内に充填されるデオドラント組成物について説明する。デオドラント組成物は、デオドラント効果を十分に発揮する組成物であれば特に限定されないが、例えば、制汗成分、殺菌成分、冷感成分等が配合された組成物が挙げられる。
具体的な制汗成分としては、例えば、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、フェノールスルホン酸アルミニウム、アクリル樹脂被覆アルミニウム末、アラントインジヒドロキシアルミニウム、アルミニウム末、イソステアリン酸アルミニウム、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム、含硫ケイ酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、酸化アルミニウム、ジミリスチン酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、ミリスチン酸アルミニウム、硫酸アルミニウムアンモニウム、リン酸ジセチルアルミニウム等のアルミニウム化合物;パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、塩化亜鉛、炭酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、ピリチオン亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛等の亜鉛化合物;クロルヒドロキシジルコニウム、酸化ジルコニウム等のジルコニウム化合物などが挙げられる。
具体的な殺菌成分としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、トリクロサン、トリクロロカルバニリド、ハロカルバン、フェノキシエタノール、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、アセチルサリチル酸等のフェノール誘導体;塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム等の4級アンモニウム塩;感光素101号、感光素201号、感光素401号等の感光素;ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、茶エキス、ヒノキチオールなどが挙げられる。
具体的な冷感成分としては、例えば、l−メントール、メンチルグリセリルエーテル、メンチルラクテート、1−メンチル−3−ヒドロキシブチレート、dl−カンファ、オイゲノール、メントン、ミント、サリチル酸メンチル、ユーカリ油などが挙げられる。
また、前記デオドラント組成物には、公知の成分を配合することもできる。例えば、シリコーン油、脂肪酸エステル油、不溶性紛体、各種植物抽出物、香料、エタノール、精製水等を目的に応じて適宜配合することができる。
一方、前記デオドラント組成物を噴射するための噴射剤としては、特に限定されないが、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、イソペンタン等の液化ガス、あるいは窒素ガス、亜酸化窒素ガス、炭酸ガス、圧縮空気等の圧縮ガスなどが挙げられる。
なお、前記デオドラント組成物と前記噴射剤とを含む場合、デオドラント組成物中に噴射剤の一部が溶け込み完全に相溶し均一になっていてもよいし、噴射剤がデオドラント組成物中に溶け込まずに両者が不均一の状態で存在していてもよい。また、デオドラント組成物と噴射剤との配合比率も噴射強弱を踏まえ適宜設定することができる。
<デオドラントスプレーの使用方法>
次に、デオドラントスプレー1の使用方法について説明する。
図10は、本発明に係るデオドラントスプレー1の使用時の持ち方の一例を示す説明図である。図11は、本発明に係るデオドラントスプレー1の使用方法の一例を示す説明図である。前述のように、エアゾール容器2の外径寸法及び全長寸法を設計した場合には、例えば図10に示すように、当該エアゾール容器2の外周面に使用者が一方の手の親指以外の4本指(人差し指、中指、薬指、小指)又は親指と小指以外の3本指(人差し指、中指、薬指)を巻き付けるようにしたうえで、前記一方の手の親指をエアゾール容器2の中心軸線に沿わせるようにして指掛け操作部32aの自由端側に引っ掛ける行為が比較的容易に行えるようになる。
特に、この実施形態では、図10に示すように、人差し指が保護カバー33の外周面に当たるように握持することが好ましい。図10に示すように握持することで、指掛け操作部32aを側方から押圧する親指による押圧操作に対し、反対側を人差し指で支えることができるので、デオドラントスプレー1の姿勢が安定し、使用者の握力が比較的弱い場合であっても、デオドラント組成物の噴射操作を比較的容易に行えるようになり、噴射方向が安定する。また、使用者の手の動きに無理が無く、自然な動きとなるので、エアゾール容器2の取り扱いが比較的容易に行えるようになる。
そして、図11に示すように、デオドラントスプレー1を人体の腋に吹き付ける場合においては、エアゾール容器2のノズル31を上向きにしてから人体の他方の腕側の腋の下に差し入れて、当該ノズル31から噴射されるデオドラント組成物を前記腋に向けて吹き付けることが可能になる。
具体的に、まず、図10に示すように、ノズル31の突出管31bを上向きにした姿勢のエアゾール容器2を使用者の一方の腕の親指以外の4本指又は親指と小指以外の3本指で握って肘から下を胴体に対して横切らせるように曲げる一方で、図11に示すように、使用者の他方の腕を下げたまま胴体から離して腋の下を開くことにより、当該胴体の一側と前記他方の腕とを正面視で逆さV字形に形付けるようにし、前記他方の腕側の腋の下にノズル31の突出管31bを差し入れるようにする。
このようにしてから、前記一方の腕の親指で指掛け操作部32aを押圧操作することにより、バルブ21を開いてエアゾール容器2内のデオドラント組成物を前記腋に向けて噴射させるようにする。
このように、デオドラントスプレー1を使用するにあたって、使用者の前記他方の腕を下げたまま、つまり肩より上に持ち上げずに腋を少し開いた状態にしておいて、当該使用者の前記一方腕の手でエアゾール容器2を握って、バルブ21を前記他方の腕側の腋の下から差し入れるようにして、指掛け操作部32aを前記一方の手の親指で押圧操作するようにしている。
このような使用の過程では、使用者が両方の腕及び手を無理に動かすことなく自然な状態で動かすことにより、エアゾール容器2を前記他方の手の前記4本指又は前記3本指で包むように握ることが可能になるとともに、デオドラント組成物の噴射先を使用者の一方腕側の腋へ向けやすくなる。
このようなことから、一方腕を肩より上に持ち上げてデオドラントスプレー1を使用する場合に比べると、デオドラントスプレー1を使用する行為を容易に行えるようになるとともに、恥ずかしくなりにくいので、人目を気にすることなく使用しやすくなる。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形態で実施することが可能である。そのため、かかる実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を噴射するためのデオドラントスプレー及びデオドラントスプレーの使用方法に好適に利用することが可能である。
1 デオドラントスプレー
2 エアゾール容器
21 バルブ
21a ステム
3 アクチュエータ
31 ノズル
31a ノズルボディ
31b 突出管
31c 噴射口
31d 差込孔
32 操作レバー
32a 指掛け操作部
32b ノズル固着部
32c 支持部
33 保護カバー
4 キャップ

Claims (4)

  1. エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を噴射するためのデオドラントスプレーであって、
    前記エアゾール容器は、有底円筒状に形成され、かつ外径寸法がφ20mm〜φ45mm及び全長寸法が45mm〜150mmに設定されているとともに、開放側にバルブが装着されており、
    前記バルブにはアクチュエータが装着され、前記アクチュエータは、側方から前記エアゾール容器の中心軸線方向へ向けて押圧可能な指掛け操作部を有し、前記指掛け操作部に対する押圧操作に応答して前記バルブを開くことにより、前記エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を前記エアゾール容器の中心軸線に沿わせて外向きに噴射する、
    ことを特徴とするデオドラントスプレー。
  2. 請求項1に記載のデオドラントスプレーにおいて、
    前記アクチュエータは、前記バルブのステムに取り付けられ、かつ、前記エアゾール容器内のデオドラント組成物を当該エアゾール容器の中心軸線に沿わせて外向きに噴射させるためのノズルと、押圧操作を受けることにより前記ステムを前記エアゾール容器の底側へ変位させるための梃子として機能する操作レバーとを含み、
    前記操作レバーは、側方からの押圧を受ける押圧面として前記指掛け操作部を有し、前記指掛け操作部が梃子の力点となり、下方が梃子の支点となるように支持されており、
    前記ノズルは、前記バルブのステムに被せられるとともに前記ステムの内部流路と連通される差込孔を有するノズルボディと、このノズルボディから上向きに突出形成されるとともに当該ノズルボディの差込孔と連通する突出管とを備え、
    前記指掛け操作部に対する押圧操作により、前記操作レバーが傾動し、前記ステムが前記エアゾール容器の底側へ変位することで、前記バルブが開いて前記エアゾール容器内のデオドラント組成物を噴射する、
    ことを特徴とするデオドラントスプレー。
  3. 請求項1又は2に記載のデオドラントスプレーにおいて、
    前記エアゾール容器の外周面の周方向に、使用者の一方の手の人差し指、中指、薬指、小指を巻き付け、手の平と前記指で前記エアゾール容器を握るように保持したうえで、当該一方の手の親指を前記エアゾール容器の中心軸線に沿わせるようにして前記指掛け操作部に引っ掛けるような形態で使用される、
    ことを特徴とするデオドラントスプレー。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のデオドラントスプレーの使用方法であって、
    前記デオドラント組成物の噴射先を上向きにした姿勢のエアゾール容器を使用者の一方の腕の親指以外の4本指又は親指と小指以外の3本指で握って肘から下を胴体に対して横切らせるように曲げる一方、
    使用者の他方の腕を下げたまま腋の下を開くようにしておき、当該腋の下に前記上向きの前記デオドラント組成物の噴射先を差し入れるようにして、前記一方の腕の親指で前記アクチュエータの指掛け操作部を中心軸線方向へ向けて押圧操作することにより前記バルブを開いて前記エアゾール容器内のデオドラント組成物を前記腋に噴射する、ことを特徴とするデオドラントスプレーの使用方法。
JP2016174422A 2016-09-07 2016-09-07 デオドラントスプレー、及びデオドラントスプレーの使用方法 Active JP6695637B2 (ja)

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