JP2018036519A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ジャム発生時に行う記録媒体の集約動作中の搬送不良を抑制することを、その目的とする。
実施形態に係る画像形成装置は、記録媒体のジャム発生時に像が担持されている像担持体上に未転写トナーがある場合は、転写バイアスを印可して転写部材にトナー像を転写してクリーニングし、転写部材上の未転写トナーがなくなった後(クリーニング後)に、転写バイアスをオフにして、装置内に残っている記録媒体をジャム処理位置に搬送するパージ動作を実施する。
像担持体は、画像形成装置の構成によって様々に変化するので、1つのものに限定されるものではなく、ベルト状又はドラム状の感光体、ベルト状又はドラム状の中間転写体が挙げられる。転写部材は、画像形成装置の構成によって様々に変化するので1つのものに限定されるものではなく、ベルト状又はドラム状の中間転写体あるいはベルト状又はドラム状の二次転写部材が挙げられる。
これらのうち、実施形態に係る画像形成装置では、像担持体はドラム状の感光体と中間転写体である中間転写ベルト(一次転写ベルト)であり、転写部材は中間転写ベルトとの間に二次転写位置(二次転写ニップ)を形成する二次転写ベルトであるものとして以下、画像形成装置の構成と動作、特徴部分を説明する。なお、感光体と中間転写ベルトの間には、感光体上の像を中間転写体でもある中間転写ベルトに転写する一次転写位置(一次転写ニップ)部が形成される。
図1は、実施形態に係る画像形成装置100の概略構成を例示する図である。
画像形成装置100は、像担持体としてのドラム状の感光体700Y,700M,700C,700K、中間転写体でありベルト部材としての中間転写ベルト600、転写部材でありベルト部材としての二次転写ベルト405を備えた二次転写装置400、定着装置800、制御手段としての制御部101を有し、記録媒体としての用紙Pにフルカラー画像とモノクロ画像を形成可能な、中間転写方式で電子写真方式の画像形成装置である。
中間転写ベルト600上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト600と二次転写ベルト405との間の二次転写位置(二次転写部)N2で用紙Pに二次転写される。
例えば図1に示されるように、用紙P1〜P7の7枚に連続して画像を形成する場合には、まず、給紙トレイ201、202から給紙された用紙P1〜P7が、搬送ローラ200によって搬送経路210に沿って順に搬送される。
中間転写ベルト600は、摩耗等によって用紙Pへの転写率が低下して画像品質が低下する可能性がある。したがって、第1清掃手段610は、非接触方式で中間転写ベルト600からトナーを回収することが好ましい。
第2清掃手段406は、二次転写ベルト405の表面に付着したトナーを回収するものである。第2清掃手段406は、例えばブレードやブラシ等を二次転写ベルト405に当接させることで、二次転写ベルト405に付着したトナーを回収する。
なお、本実施形態における画像形成装置100には、集約手段300が一つ設けられているが、集約手段は複数設けられてもよく、搬送ベルト301と吸引ファン302を備えた構成とは異なる構成であってもよい。また、集約手段は、搬送経路210において二次転写位置の上流側に設けられてもよく、反転搬送経路211に設けられてもよい。
次に、画像形成装置100の機能構成について説明する。図2は、実施形態における画像形成装置100の機能構成を例示するブロック図である。画像形成装置100は、図2に示されるように、電源39(二次転写電源)、中間転写用駆動モータ50、2次転写用駆動モータ51、搬送モータ52、制御部101、画像形成手段110、搬送ローラ200、用紙センサ220、レジストローラ250、中間転写ベルト600、第1清掃手段610、二次転写ベルト405、第2清掃手段406を備えている。
<ジャム処理>
図3は、本発明の実施形態1におけるジャム処理のフローチャートを例示する図である。
ジャム検知部140は、各用紙センサ220によって用紙Pの通過が所定のタイミングで検知されている場合には、用紙Pが正常に搬送されていると判断する。用紙Pが正常に搬送されている場合(ステップS102:NO)には、ステップS103にて、画像形成制御部120が、印刷終了か否かを判断する。印刷が終了していない場合(ステップS103:NO)には、再びステップS101以降の処理を実行する。また、表面に画像を形成した用紙Pを全て排出部900から装置外に排出して印刷が終了した場合(ステップS103:YES)には、処理を終了する。
搬送ベルト301の下流側に用紙Pが存在する場合(ステップS104:YES)には、ステップS105にて、ジャム処理部160が、搬送ベルト301の下流側の用紙Pの定着及び排出を実行する。定着装置800に到達する前であって表面に転写されたトナー像が未定着状態の用紙Pは、定着装置800に搬送されてトナー像が定着される。また、定着装置800を通過して表面にトナー像が定着した用紙Pは、そのまま排出部900から装置外に排出されるか、反転搬送経路211に搬送される。
搬送ベルト301の上流側に用紙Pが存在する場合(ステップS106:YES)には、ステップS107にて、ジャム処理部160が、レジストローラ250を通過した用紙Pの有無を確認する。
なお、2次転写位置N2よりも搬送方向上流側の搬送経路210(A)上に複数の用紙が残っている場合がある。この場合、搬送用バイアスは、搬送経路210(A)上において2次転写位置N2の最も近くにある用紙(すなわちもっとも下流側にある用紙P4)の搬送開始から、搬送経路210(A)上において2次転写位置N2の最も遠くにある用紙(すなわちもっとも上流側にある用紙P7)の搬送終了までの間、印加し続けることが好ましい。これにより、用紙Pの搬送速度が不安定になった場合であっても、確実にパージ動作を実施することができる。
搬送用バイアスがゼロの場合、搬送経路210(A)上において2次転写位置N2の最も近くにある用紙の搬送開始から、搬送経路210(A)上において2次転写位置N2の最も遠くにある用紙の搬送終了までの間、搬送用バイアスをゼロにし続ける、すなわち電源39の出力をゼロにし続けることが好ましい。
なお、別な形態として、用紙P4〜P7のそれぞれが2次転写位置N2を通過しているときのみ搬送用バイアスを印加し、それ以外の期間はバイアスの値を搬送用バイアス以外の値としてもよい。この場合も、パージ動作を実施することができる。
また、二次転写ベルト405に印可されるバイアスは、トナー像G4〜G7を二次転写ベルト405に転写する際には、トナー像を転写しうる転写用バイアスをかけ、用紙P4〜P7を搬送ベルト301上に搬送する際には、パージした用紙Pと用紙Pとが静電的に密着することで重ね合わせ不良が発生しないバイアスを印可することで、記録媒体である用紙Pや機内の汚れを防止しつつ、パージ動作中の搬送不良の発生が抑制される。このため、ジャム除去性を高めることが可能となる。
図4に示されるように、用紙P2はジャム発生位置に留まり、用紙P3〜P7が搬送ベルト301に搬送されて重なるように集約されている。中間転写ベルト600に形成されていたトナー像G4〜G7は、二次転写ベルト405に転写されて第2清掃手段406に回収されている。
搬送ベルト301には、ジャム発生時にレジストローラ250の上流側を搬送されていた用紙Pが、トナー像が転写されずに白紙の状態で搬送ベルト301に集約される。このため、ユーザは、定着装置800通過前の未定着トナーによって手を汚すことなく、搬送ベルト301に集約された用紙Pを取り出す(ジャム除去性を向上する)ことができる。
さらに、集約動作時(パージ動作時)の搬送用バイアスの値(絶対値)は、上述した転写用バイアスの値よりも小さいことが好ましい。これにより、集約位置に向かう用紙Pが二次転写ベルト405から分離して搬送ベルト301に受け渡される際の分離性がよくなる。また2次転写位置N2を通過したあとの用紙Pの帯電量は、転写用バイアスと同程度のバイアスを印加する場合に比べて、低減され、用紙どうしが静電吸着することを防止できる。これにより、集約位置での用紙Pのずれ(パージした用紙Pと用紙Pの重ね合わせ不良)を抑制することができ、また、搬送不良も抑制することができる。
なお、搬送用バイアスを−10μA以下、すなわち搬送用バイアスの絶対値を10μAにしたところ、パージした用紙Pと用紙Pの重ね合わせ不良が発生せず、ジャム除去性を向上することが可能であった。
別の形態として、転写用バイアスの値とクリーニング用バイアスの値とを同じにしてもよい。
なお、電源39の出力をオフにし、搬送用バイアスを略0μAとすることが好ましい。このようにすると、用紙同士がほとんど吸着しないため、パージ動作をさらに安定して実施することができる。
像担持体である中間転写ベルト600と、
中間転写ベルト600上の像を記録媒体である用紙Pに転写するための転写位置である二次転写位置N2を中間転写ベルト600との間に形成する転写部材である二次転写ベルト405と、
二次転写位置N2へバイアスを出力する電源39と、
二次転写ベルト405を清掃する清掃手段である第2清掃手段406と、
用紙Pを搬送経路210に沿って搬送する搬送手段である搬送ローラ200、レジストローラ250、および2次転写ベルト405と、
搬送経路200を搬送される用紙Pのジャムを検知する検知手段であるジャム検知部140と、
ジャム検知部140によりジャムが検知された場合、中間転写ベルト600上に残るトナー像を二次転写位置N2で用紙Pへ転写するために、電源39にクリーニング用バイアスを出力させ、その後、電源39に搬送用バイアスを出力させながら、二次転写位置N2よりも上流側の搬送経路210(A)上に残る用紙(P4〜P7)を二次転写位置N2よりも下流側の所定位置まで搬送するように、電源39、搬送ローラ200、レジストローラ250、2次転写ベルト405を制御する制御手段となる制御部101と、を備え、
搬送用バイアスの絶対値をクリーニング用バイアスの絶対値よりも小さくしている。
像担持体である中間転写ベルト600と、
中間転写ベルト600上の像を記録媒体である用紙Pに転写するための転写位置である二次転写位置N2を中間転写ベルト600との間に形成する転写部材である二次転写ベルト405と、
二次転写位置N2へバイアスを出力する電源39と、
用紙Pを搬送経路210に沿って搬送する搬送手段である搬送ローラ200、レジストローラ250、および2次転写ベルト405と、
搬送経路200を搬送される用紙Pのジャムを検知する検知手段であるジャム検知部140と、
中間転写ベルト600上の像を用紙Pに転写する場合、電源39に転写用バイアスを出力させるとともに、ジャム検知部140によりジャムが検知された場合、電源39に搬送用バイアスを出力させながら、二次転写位置N2よりも上流側の搬送経路210(A)上に残る用紙(P4〜P7)を二次転写位置N2よりも下流側の所定位置まで搬送するように、電源39、搬送ローラ200、レジストローラ250、2次転写ベルト405を制御する制御手段となる制御部101と、を備え、
搬送用バイアスの絶対値を、転写用バイアスの絶対値よりも小さくしている。
像担持体である中間転写ベルト600と、
中間転写ベルト600上の像を記録媒体である用紙Pに転写するための転写位置である二次転写位置N2を中間転写ベルト600との間に形成する転写部材である二次転写ベルト405と、
二次転写位置N2へバイアスを出力する電源39と、
用紙Pを搬送経路210に沿って搬送する搬送手段である搬送ローラ200、レジストローラ250、および2次転写ベルト405と、
搬送経路200を搬送される用紙Pのジャムを検知する検知手段であるジャム検知部140と、
ジャム検知部140によりジャムが検知された場合、絶対値が10μA以下の搬送用バイアスを電源39に出力させながら、二次転写位置N2よりも上流側の搬送経路210(A)上に残る(P4〜P7)を二次転写位置N2よりも下流側の所定位置まで搬送するように、電源39、搬送ローラ200、レジストローラ250、2次転写ベルト405を制御する制御手段となる制御部101とを備える。
像担持体である中間転写ベルト600と、
中間転写ベルト600上の像を記録媒体である用紙Pに転写するための転写位置である二次転写位置N2を中間転写ベルト600との間に形成する転写部材である二次転写ベルト405と、
二次転写位置N2へバイアスを出力する電源39と、
用紙Pを搬送経路210に沿って搬送する搬送手段である搬送ローラ200、レジストローラ250、および2次転写ベルト405と、
搬送経路200を搬送される用紙Pのジャムを検知する検知手段であるジャム検知部140と、
ジャム検知部140によりジャムが検知された場合、電源39の出力をオフにした状態で、二次転写位置N2よりも上流側の搬送経路210(A)上に残る用紙(P4〜P7)を二次転写位置N2よりも下流側の所定位置まで搬送するように、電源39、搬送ローラ200、レジストローラ250、2次転写ベルト405を制御する制御手段となる制御部101とを備える。
本実施形態は、実施形態1で説明した図3のステップS113にて、搬送停止されていた用紙Pの搬送が再開され、搬送ベルト301まで搬送する際の用紙Pの搬送速度V1を、通常作像時の搬送速度Vより遅くしたものである。つまり、実施形態1の内容に、再開時の用紙Pの搬送速度制御を加えたものである。これ以外の構成は、実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
搬送ベルト301まで搬送する際の用紙Pの搬送速度V1は、主に中間転写ベルト600と二次転写ベルト405の移動速度による影響が大きいため、搬送速度制御は、図2で説明した搬送制御部130により中間転写ベルト600及び二次転写ベルト405の移動速度を制御することで実行する。搬送制御部130が制御する対象は、中間転写ベルト600や二次転写ベルト405を回転走行させる駆動源としての中間転写用駆動モータ50と2次転写用駆動モータ51である。用紙Pの搬送速度V、V1は、用紙Pの移動を光学的なセンサで検知してもよいが、ここでは、中間転写ベルト600や二次転写ベルト405を回転走行させる中間転写用駆動モータ50や2次転写用駆動モータ51の角速度が疑似的に求めている。
図5のステップS111において、転写制御部150は、二次転写ベルト405に通常作像時と同程度または通常作像時よりも小さなクリーニングバイアスを印加するように電源39の出力を制御し、中間転写ベルト600上のトナー像が二次転写ベルト405に圧接することで転写される。ステップS112では、第2清掃手段406が、二次転写ベルト405に転写されたトナーを回収する。
本実施形態は、実施形態1、2における図3のステップS113、S213にて、搬送停止されていた用紙Pが、搬送ベルト301上にパージ(集積)される際に安定して搬送ベルト301上に集約されるように、集約動作時(パージ動作時)に、搬送ベルト301の駆動制御をしながら行うものである。つまり、実施形態1又は実施形態2の内容に、再開時の搬送ベルト301の速度制御を加えたものである。実施形態3においては、実施形態1の内容に実施形態3の内容を追加したものとして説明する。この搬送ベルト301の速度制御以外の構成は、実施形態1と同様であるので、その説明は省略し、実施形態3の内容が実行されるステップS313を中心に説明する。
中間転写ベルト600から二次転写ベルト405へのトナー像の転写が完了した後に、ステップS313にて、搬送停止されていた用紙Pの搬送が再開される。制御部101は、転写制御部150を用いてステップS111における二次転写(転写用)バイアスおよびクリーニング用バイアスより絶対値が小さい搬送用バイアスを二次転写ベルト405に印加するように、電源39の出力を制御する。制御部101は、搬送制御部130を用いて搬送ベルト301の搬送速度を制御すべく、搬送モータ52の駆動(回転速度)を制御する。別な表現をすると、搬送ベルト301の駆動を制御する。
本発明者らに実験によれば、搬送ベルト301の駆動は、パージ動作作時の用紙搬送速度より十分小さい搬送速度(1/40程度)における定常速度であっても、集約されている用紙Pの渋滞を抑制することができた。
ここでいう搬送する用紙Pの長さL1とは用紙Pの副走査方向への長さであり、搬送方向への長さである。用紙Pの搬送距離Lとは、例えば二次転写位置N2の中央から搬送ベルト301上の用紙Pの後端Pbまでの距離とする。用紙Pの搬送距離Lは用紙Pの長さL1に応じて調整して設定しておく。例えば、パージ動作中の後続紙の用紙先端Paが、搬送ベルト301に集約した用紙Pの上に載る位置になるように、搬送距離Lを調整する。
このように、用紙Pの搬送距離Lは予め用紙Pの長さL1に応じて調整しておくことで、スムーズに用紙Pをジャム処理位置で集約(重ね合わせる)することができるため、パージ動作をより安定して実施することができる。
例えば、画像形成装置として、二次転写位置N2(二次転写ニップ)で記録材Pを水平方向に搬送するものを用いて説明したが、転写部で記録材Pを上方、下方、斜め上方向あるいは斜め下方向などへ搬送する構成の画像形成装置に本発明を適用することもできる。
画像形成装置としては、プリンタではなく、複写機、ファクシミリ単体、あるいは、複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナのうちの少なくとも2つの機能を備えた複合機であってもよい。
本実施形態では、転写部材として、ベルト状の転写部材である二次転写ベルト405を例示して説明したが、転写部材としてはベルト状のものに限定するものではなく、ローラ状の転写部材である二次転写ローラを中間転写ベルト600に当接させて転写位置(転写部)を形成するものに適用してもよい。
本発明に係る画像形成装置の適用範囲としては、像がトナーで形成された画像形成装置に限定するものではなく、集約動作時(パージ動作時)を行う画像形成装置であれば、像を、インクやその他、可視化でき材料で形成するものに適用することが可能である。
100 画像形成装置
101 制御部
110 画像形成手段
140 ジャム検知部(検知手段)
200 搬送ローラ(搬送手段)
250 レジストローラ(搬送手段)
210 搬送経路
210(A) 上流側の搬送経路
300 集約手段
405 二次転写ベルト(転写部材、搬送手段)
406 第2清掃手段(清掃手段)
600 中間転写体(像担持体)
600 転写部材
610 第1清掃手段
700Y、700М、700C、700K 像担持体
G1〜G7 トナー像
P 用紙(記録媒体)
N2 転写位置(二次転写位置)
V 画像形成時の搬送速度
V1 記録媒体の搬送速度
L 記録媒体の搬送距離
L1 記録媒体の副走査方向への長さ
Claims (10)
- 像担持体と、
前記像担持体上の像を記録媒体に転写するための転写位置を、前記像担持体との間に形成する転写部材と、
前記転写位置へバイアスを出力する電源と、
前記転写部材を清掃する清掃手段と、
前記記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送経路を搬送される記録媒体のジャムを検知する検知手段と、
前記検知手段によりジャムが検知された場合、前記像担持体上に残る像を前記転写位置で前記転写部材へ転写するために、前記電源にクリーニング用バイアスを出力させ、その後、前記電源に搬送用バイアスを出力させながら、前記転写位置よりも上流側の搬送経路上に残る記録媒体を前記転写位置よりも下流側の所定位置まで搬送するように、前記電源と前記搬送手段とを制御する制御手段と、を備え、
前記搬送用バイアスの絶対値は、前記クリーニング用バイアスの絶対値よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体と、
前記像担持体上の像を記録媒体に転写するための転写位置を、前記像担持体との間に形成する転写部材と、
前記転写位置へバイアスを出力する電源と、
前記記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送経路を搬送される記録媒体のジャムを検知する検知手段と、
前記像担持体上の像を前記記録媒体に転写する場合、前記電源に転写用バイアスを出力させるとともに、前記検知手段によりジャムが検知された場合、前記電源に搬送用バイアスを出力させながら、前記転写位置よりも上流側の搬送経路上に残る記録媒体を前記転写位置よりも下流側の所定位置まで搬送するように、前記電源と前記搬送手段とを制御する制御手段と、を備え、
前記搬送用バイアスの絶対値は、前記転写用バイアスの絶対値よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体と、
前記像担持体上の像を記録媒体に転写するための転写位置を、前記像担持体との間に形成する転写部材と、
前記転写位置へバイアスを出力する電源と、
前記記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送経路を搬送される記録媒体のジャムを検知する検知手段と、
前記検知手段によりジャムが検知された場合、絶対値が10μA以下の搬送用バイアスを前記電源に出力させながら、前記転写位置よりも上流側の搬送経路上に残る記録媒体を前記転写位置よりも下流側の所定位置まで搬送するように、前記電源と前記搬送手段とを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体と、
前記像担持体上の像を記録媒体に転写するための転写位置を、前記像担持体との間に形成する転写部材と、
前記転写位置へバイアスを出力する電源と、
前記記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送経路を搬送される記録媒体のジャムを検知する検知手段と、
前記検知手段によりジャムが検知された場合、前記電源の出力をオフにした状態で、前記転写位置よりも上流側の搬送経路上に残る記録媒体を前記転写位置よりも下流側の所定位置まで搬送するように、前記電源と前記搬送手段とを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写位置よりも上流側の搬送経路上に残る記録媒体を前記転写位置よりも下流側の所定位置まで搬送する時の前記記録媒体の搬送速度が、画像形成時の搬送速度より低いことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記転写位置よりも上流側の搬送経路上に残る記録媒体を前記転写位置よりも下流側の所定位置まで搬送する時の前記記録媒体の搬送距離を、搬送する記録媒体の副走査方向への長さに応じて調整することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記搬送経路において前記転写位置の下流側に設けられ、複数の記録媒体が集約される集約手段を有し、
前記検知手段によりジャムが検知された場合、前記転写位置の上流側に残る記録媒体を前記集約手段に集約することを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記検知手段によりジャムが検知された場合、前記搬送経路において前記転写位置の下流側に残る記録媒体を装置外に排出することを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は中間転写体であり、
前記転写部材は、前記中間転写体に対向配置され、前記中間転写体との間の二次転写位置で前記記録媒体にトナーで形成された前記像を二次転写する二次転写ベルトであり、
前記清掃手段は、前記二次転写ベルトに付着したトナーを回収する第2清掃手段であり、
前記中間転写体に残留するトナーを回収する第1清掃手段を有する請求項1ないし8の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第1清掃手段及び前記第2清掃手段での清掃対象となるトナーの形状係数SF1が100〜150であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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