JP2012229113A - カール除去装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録材のカール方向を事前に自動的に判別して記録材のカールを効率良く確実に除去することができるカール除去装置を提供すること。
【解決手段】圧接状態で回転する第1ローラー31と第2ローラー32から成るローラー対と、該ローラー対を収容するケーシング33と、電動モーター(ローラー回転手段)M2と、ケーシング33を回転させる電動モーター(ケーシング回転手段)M1を備え、前記ローラー対の間に記録材を通過させることによって該記録材のカールを除去するカール除去装置30において、前記ローラー対の記録材搬送方向上流側に、記録材との距離を検出するアナログセンサー40を配置し、該アナログセンサー40によって検出される距離に基づいて記録材のカール方向を判定し、その判定結果に応じて電動モーターM1の駆動を制御してケーシング33を選択的に180°回転させるコントローラー(制御手段)50を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、用紙等の記録材に発生したカールを取り除くためのカール除去装置及びこれを備えた複写機やプリンター等の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式によって用紙等の記録材に画像を形成する複写機やプリンター等の画像形成装置においては、感光ドラム等の像担持体上に画像情報に応じた静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置によって現像剤であるトナーを用いて現像されてトナー像として顕像化される。そして、像担持体上に形成されたトナー像は、適当なタイミングで供給される記録材上に転写され、トナー像が転写された記録材は、定着装置によって熱と圧力によってトナー像の定着を受けた後に機外に排出されて一連の画像形成動作が完了する。
ところで、上記画像形成動作の過程において定着装置を通過した記録材は、加熱及び加圧されているために搬送方向にカールし易く、カールした記録材が排紙トレイ上に排出されると、排紙トレイ上に積み重ねられた複数枚の記録材の間に隙間が発生し、排紙トレイ上における記録材のストック性が悪くなるという問題がある。
そこで、特許文献1には、圧接状態で回転する2種類の硬度の異なる第1ローラーと第2ローラーから成るローラー対と、該ローラー対を収容するケーシングと、前記ローラー対を回転駆動するローラー回転手段と、前記ケーシングを前記ローラー対と平行な軸回りに回転させるケーシング回転手段を備え、前記ローラー対の間に記録材を通過させることによって該記録材のカールを除去するカール除去装置が提案されている。このカール除去装置によれば、記録材のカール方向に応じてケーシングを180°回転(半回転)させることによって第1ローラーと第2ローラーの配置を逆転させ、何れの方向にカールした記録材であっても、そのカールを除去することができる。
特開2009−029554号公報
しかしながら、特許文献1において提案されたカール除去装置では、記録材のカール方向を事前に自動的に判定することができず、排紙トレイ上に排出された記録材のストック性をユーザーが目視することによって記録材のカール方向を判定せざるを得ず、その作業が面倒で不正確であるとともに、最初から記録材の全てについてカールを除去することは困難であった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、記録材のカール方向を事前に自動的に判別して記録材のカールを効率良く確実に除去することができるカール除去装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、圧接状態で回転する第1ローラーと第2ローラーから成るローラー対と、該ローラー対を収容するケーシングと、前記ローラー対を回転駆動するローラー回転手段と、前記ケーシングを前記ローラー対と平行な軸回りに回転させるケーシング回転手段を備え、前記ローラー対の間に記録材を通過させることによって該記録材のカールを除去するカール除去装置において、前記ローラー対の記録材搬送方向上流側に、記録材との距離を検出するセンサーを配置し、該センサーによって検出される距離に基づいて記録材のカール方向を判定し、その判定結果に応じて前記ケーシング回転手段の駆動を制御して前記ケーシングを選択的に180°回転させる制御手段を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記センサーを記録材の幅方向中央に配置したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記センサーは、記録材との距離によって電圧値が変化するアナログセンサーであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記制御手段は、前記アナログセンサーの電圧値が所定の閾値を超えると前記ケーシングを180°回転させることを特徴とする。
請求項5記載の画像形成装置は、請求項1〜4の何れかに記載のカール除去装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録材がカール除去装置に進入する以前にそのカール方向がセンサーの検出結果に基づいて自動的に判別され、該記録材のカール方向に応じてケーシングが選択的に180°回転(半回転)されて第1ローラーと第2ローラーの配置(記録材にそのカール方向とは反対方向のカールを与えるような配置)が決定されるため、記録材のカールが効率良く確実に除去され、ユーザーの負担が軽減される。
本発明に係る画像形成装置の断面図である。 本発明に係るカール除去装置の正断面図である。 図2のA−A線断面図である。 本発明に係るカール除去装置のケーシングが180°回転した状態を示す図3と同様の図である。 本発明に係るカール除去装置の制御手順を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのカラーレーザープリンターの断面図であり、図示のカラーレーザープリンターはタンデム型であって、その本体100内の中央部には、マゼンタ画像形成ユニット1M、シアン画像形成ユニット1C、イエロー画像形成ユニット1Y及びブラック画像形成ユニット1Kが一定の間隔でタンデムに配置されている。
上記各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kには、像担持体である感光ドラム2a,2b,2c,2dがそれぞれ配置されており、各感光ドラム2a〜2dの周囲には、帯電ローラー3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、1次転写ローラー5a,5b,5c,5d及びドラムクリーニング装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されている。
ここで、前記感光ドラム2a〜2dは、ドラム状の感光体であって、不図示の駆動モーターによって図示矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。又、前記帯電ローラー3a〜3dは、各感光ドラム2a〜2dに接触して従動回転することによって各感光ドラム2a〜2dの表面をそれぞれ所定の電位に均一に帯電させるものである。
更に、前記現像装置4a〜4dは、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、イエロー(Y)トナー、ブラック(K)トナーをそれぞれ収容しており、各感光ドラム2a〜2d上に形成された各静電潜像に各色のトナーを付着させて各静電潜像を各色のトナー像として可視像化するものである。
又、前記1次転写ローラー5a〜5dは、各1次転写部にて無端状の像担持体である中間転写ベルト7を介して各感光ドラム2a〜2dに当接可能に配置されている。ここで、中間転写ベルト7は、駆動ローラー8と2つのテンションローラー9との間に張設されて各感光ドラム2a〜2dの上面側に走行可能に配置されており、前記駆動ローラー8は、2次転写部において中間転写ベルト7を介して2次転写ローラー10に当接可能に配置されている。又、テンションローラー9の近傍にはベルトクリーニング装置11が設けられている。
更に、装置本体100内の各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kの下方にはレーザースキャナーユニット(LSU)12が配置され、その下方の本体100の底部には給紙カセット13が着脱可能に設置されている。そして、給紙カセット13には記録材である複数枚の用紙が積層収容されており、この給紙カセット13の近傍には、給紙カセット13から用紙を取り出すピックアップローラー14と、取り出された用紙を分離して搬送パスSへと1枚ずつ送り出すフィードローラー15とリタードローラー16が設けられている。
又、装置本体100の側部を上下方向に延びる前記搬送パスSには、用紙を搬送する搬送ローラー対17と、用紙を一時待機させた後に所定のタイミングで前記駆動ローラー8と中間転写ベルト7との当接部である2次転写部へと供給するレジストローラー対18が設けられている。尚、搬送パスSの横には、用紙の両面に画像を形成する場合に使用される別の搬送パスS’が形成されており、この搬送パスS’には複数の反転ローラー対19が適当な間隔で設けられている。
更に、装置本体100内の一側部に縦方向に配置された前記搬送パスSは、装置本体100の上面に設けられた排紙トレイ20まで延びており、その途中には定着装置21と搬送ローラー対22、カール除去装置30及び排紙ローラー対23が設けられている。
次に、以上の構成を有するカラーレーザープリンターによる画像形成動作について説明する。
画像形成開始信号が発せられると、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kにおいて各感光ドラム2a〜2dが図示矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動され、これらの感光ドラム2a〜2dは、帯電ローラー3a〜3dによって一様に帯電される。又、レーザースキャナーユニット12は、各色毎のカラー画像信号によって変調されたレーザー光を出射し、そのレーザー光を各感光ドラム2a〜2dの表面に照射し、各感光ドラム2a〜2d上に各色のカラー画像信号に対応した静電潜像をそれぞれ形成する。
そして、先ず、マゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2a上に形成された静電潜像に、該感光ドラム2aの帯電極性と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aによってマゼンタトナーを付着させ、該静電潜像をマゼンタトナー像として可視像化する。このマゼンタトナー像は、感光ドラム2aと転写ローラー5aとの間の1次転写部(転写ニップ部)において、トナーと逆極性の1次転写バイアスが印加された転写ローラー5aの作用によって、図示矢印方向に回転駆動されている中間転写ベルト7上に1次転写される。
上述のようにしてマゼンタトナー像が一次転写された中間転写ベルト7は、次のシアン画像形成ユニット1Cへと移動する。そして、シアン画像形成ユニット1Cにおいても、前記と同様にして、感光ドラム2b上に形成されたシアントナー像が1次転写部において中間転写ベルト7上のマゼンタトナー像に重ねて転写される。
以下同様にして、中間転写ベルト7上に重畳転写されたマゼンタ及びシアントナー像の上に、イエロー及びブラック画像形成ユニット1Y,1Kの各感光ドラム2c,2d上にそれぞれ形成されたイエロー及びブラックトナー像が各1次転写部において順次重ね合わせられ、中間転写ベルト7上にはフルカラーのトナー像が形成される。尚、中間転写ベルト7上に転写されないで各感光ドラム2a〜2d上に残留する転写残トナーは、各ドラムクリーニング装置6a〜6dによって除去され、各感光ドラム2a〜2dは次の画像形成に備えられる。
そして、中間転写ベルト7上のフルカラートナー像の先端が中間転写ベルト7と2次転写ローラー10間の2次転写部(転写ニップ部)に達するタイミングに合わせて、給紙カセット13からピックアップローラー14とフィードローラー15及びリタードローラー16によって搬送パスSへと送り出された用紙がレジストローラー対18によって2次転写部へと搬送される。そして、2次転写部に搬送された用紙に、トナーと逆極性の2次転写バイアスが印加された2次転写ローラー10によってフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7から一括して二次転写される。
而して、フルカラーのトナー像が転写された用紙は、定着装置21へと搬送され、フルカラーのトナー像が定着装置21によって加熱及び加圧されて用紙の表面に熱定着され、トナー像が定着された用紙は、搬送ローラー対22によってカール除去装置30へと送られ、カール除去装置30を通過することによってカールが除去される。そして、カールが除去された用紙は、排紙ローラー対23によって排紙トレイ20上に排出され、これによって一連の画像形成動作が完了する。尚、用紙上に転写されないで中間転写ベルト7上に残留する転写残トナーは、前記ベルトクリーニング装置11によって除去され、中間転写ベルト7は次の画像形成に備えられる。
次に、本発明に係る前記カール除去装置30の詳細を図2〜図5に基づいて以下に説明する。
図2はカール除去装置の正断面図、図3は図2のA−A線断面図、図4はカール除去装置のケーシングが180°回転した状態を示す図3と同様の図、図5はカール除去装置の制御手順を示すフローチャートである。
図1に示すように、カール除去装置30は、用紙搬送方向において定着装置21の下流側に配置されており、その入口の近傍の用紙幅方向中央(図2参照)にはアナログセンサー40が配置されている。このアナログセンサー40は、ここを通過する用紙との距離を検出するためのものであって、その電圧値は用紙との距離が小さいほど(用紙か上にカールしているほど)大きな値を示す。
図2に示すように、カール除去装置30は、圧接状態で回転する第1ローラー31と第2ローラー32を円筒状のケーシング33の内部に収容して構成されており、第1ローラー31と第2ローラー32は用紙幅方向(図2の左右方向)に平行に配されている。ここで、本実施の形態では、第1ローラー31は軟質ローラーであって、合成樹脂等の軟質材料で構成され、第2ローラー32は硬質ローラーであって、金属等の硬質材料で構成されており、これらの第1ローラー31と第2ローラー32は互いに圧接された状態でケーシング33に回転可能に支持されている。即ち、第1ローラー31の中心を貫通する回転軸34の長手方向両端は、不図示の軸受を介してケーシング33に回転可能に支持されている。又、第2ローラー32の中心を貫通する回転軸35の長手方向両端は、不図示の軸受を介してケーシング33に回転可能に支持されており、回転軸35の一端(図2の左端)にはギヤG1が結着されている。
又、ケーシング33の左右両端の中心からは回転軸36a,36bが左右方向に延びており、これらの回転軸36a,36bが画像形成装置本体100(図1参照)のフレーム101に不図示の軸受によって回転可能に支持されることによって、ケーシング33は回転軸36a,36bを介してフレーム101に回転可能に支持されている。ここで、一方(図2の右側)の回転軸36bにはギヤG2が結着されている。
そして、図2に示すように、フレーム101には電動モーターM1が取り付けられており、この電動モーターM1の出力軸(モーター軸)に結着されたギヤG3は前記ギヤG2に噛合している。ここで、電動モーターM1やギヤG2,G3は、ケーシング33を回転駆動するためのケーシング回転手段を構成している。
又、図2に示すように、ケーシング33内の長手方向一端(図2の左端)には電動モーターM2が配置されており、この電動モーターM2の出力軸(モーター軸)に結着されたギヤG4は前記ギヤG1に噛合している。ここで、電動モーターM2とギヤG1,G4は、第2ローラー32を回転駆動するためのローラー回転手段を構成している。尚、第2ローラー32に圧接された第1ローラー31は、第2ローラー32の回転に従動して回転する。
更に、図3に示すように、ケーシング33の内部には中心を径方向に貫通する搬送路37が形成されており、この搬送路37に第1ローラー31と第2ローラー32の圧接部(ニップ部)が配置されている。
ところで、図2に示すように、前記アナログセンサー40は、制御手段としてのコントローラー50に電気的に接続されており、このコントローラー50は、ケーシング回転手段を構成する前記電動モーターM1に対して制御信号を出力する。ここで、コントローラー50は、アナログセンサー40によって検出される距離(アナログセンサー40と用紙との距離)に基づいて用紙のカール方向を判定し、その判定結果に応じて電動モーターM1の駆動を制御してケーシング33を選択的に180°回転させて第1ローラー31と第2ローラー32の配置を逆転させる機能を果たすものである。
而して、図1に示す定着装置21によってトナー像の定着を受けた用紙Pの先端が図3に示すように下にカールしている場合には、図2及び図3に示すように第2ローラー32が上、第1ローラー31が下になるように配置されている(この配置を第1ローラー31と第2ローラー32のホームポジションとする)。ここで、カール除去装置30のコントローラー50による制御手順を図5に示すフローチャートに従って以下に説明する。
先ず、第1ローラー31と第2ローラー32が図2及び図3に示すホームポジション位置に配置され(図5のステップS1)、アナログセンサー40から出力される電圧値が取得される(ステップS2)。次に、取得した電圧値が所定の閾値よりも大きいか否かが判定され(ステップS3)、電圧値が閾値以下である場合、つまり、用紙Pの先端が下にカールしていて、用紙Pの先端がアナログセンサー40から遠く離れている場合(ステップS3での判断結果がNoである場合)には、そのままの状態が維持されて処理が終了する(ステップS5)。
而して、上述のようにカール除去装置30に進入する用紙Pの先端が下にカールしているものと判別された場合には、図2及び図3に示すように第2ローラー32が上、第1ローラー31が下に配置され、電動モーターM2が起動される。すると、電動モーターM2の出力軸の回転はギヤG4,G1及び回転軸35を経て第2ローラー32に伝達され、該第2ローラー32が所定の速度で図3の矢印方向(時計方向)に回転駆動され、この第2ローラー32に圧接された第1ローラー31は図示矢印方向(反時計方向)に従動回転する。
先端が下にカールした用紙Pは、搬送ローラー対22によってカール搬送装置30へと搬送され、ケーシング33の搬送路37へと進入する。そして、用紙Pは、互いに逆方向に回転する第1ローラー31と第1ローラー32に挟持されて搬送路37を通過するが、このとき、用紙Pはカール方向とは逆の上向きのカールを与えられるために元の下向きのカールが相殺されて除去される。このようにしてカール除去装置30によって下向きのカールが除去されて平坦化された用紙Pは、図1に示す排紙ローラー対23によって排紙トレイ20へと排出され、排紙トレイ上20に積載された複数枚の用紙Pのストック性が高められる。
他方、アナログセンサー40から出力される電圧値が閾値よりも大きい場合、つまり、用紙Pの先端が上にカールしていて、用紙Pの先端がアナログセンサー40に近づいている場合(ステップS3での判断結果がYesである場合)には、コントラーラー50は電動モーターM1を駆動してケーシング33を180°回転(半回転)させ、図4に示すように第2ローラー32と第1ローラー31の位置を逆転させる。即ち、電動モーターM1が駆動されると、その出力軸の回転はギヤG3,G2及び回転軸36bを介してケーシング33へと伝達され、ケーシング33が第1ローラー31と第2ローラー32と共に180°回転するため、第1ローラー31と第2ローラー32の位置が逆転し、図4に示すように第1ローラー31が上、第2ローラー32が下に位置する。
而して、先端が上にカールした用紙Pは、搬送ローラー対22よってカール搬送装置30へと搬送され、ケーシング33の搬送路37へと進入する。そして、用紙Pは、互いに逆方向に回転する第1ローラー31と第2ローラー32に挟持されて搬送路37を通過するが、このとき、用紙Pはカール方向とは逆の下向きのカールを与えられるために元の下向きのカールが相殺されて除去される。このようにしてカール除去装置30によって上向きのカールが除去されて平坦化された用紙Pは、排紙ローラー対23によって排紙トレイ20へと排出され、排紙トレイ20上に積載された複数枚の用紙Pのストック性が高められる。
以上のように、本発明に係るカール除去装置30によれば、用紙Pがカール除去装置30に進入する以前にそのカール方向がアナログセンサー40の検出結果に基づいてコントローラー50によって自動的に判別され、該用紙Pのカール方向に応じてケーシング33が選択的に180°回転(半回転)されて第1ローラー31と第2ローラー32の配置(用紙Pにそのカール方向とは反対方向のカールを与えるような配置)が決定されるため、用紙Pのカールが効率良く確実に除去され、ユーザーの負担が軽減されるという効果が得られる。
尚、以上は本発明をカラーレーザープリンターとこれに備えられたカール除去装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、カラー複写機等の他の任意のカラー画像形成装置、或いはモノクロ画像形成装置とこれに備えられたカール除去装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1M マゼンタ画像形成ユニット
1C シアン画像形成ユニット
1Y イエロー画像形成ユニット
1K ブラック画像形成ユニット
2a〜2d 感光ドラム(像担持体)
3a〜3d 帯電ローラー
4a〜4d 現像装置
5a〜5d 転写ローラー
6a〜6d ドラムクリーニング装置
7 中間転写ベルト(トナー像担持体)
8 駆動ローラー
9 テンションローラー
10 2次転写ローラー(転写ローラー)
11 ベルトクリーニング装置
12 レーザースキャナーユニット(LSU)
13 給紙カセット
14 ピックアップローラー
15 フィードローラー
16 リタードローラー
17 搬送ローラー対
18 レジストローラー対
19 搬送ローラー対
20 排紙トレイ
21 定着装置
22 搬送ローラー対
23 排紙ローラー対
30 カール除去装置
31 第1ローラー
32 第2ローラー
33 ケーシング
34,35 回転軸
36a,36b 回転軸
37 ケーシングの搬送路
40 アナログセンサー(センサー)
50 コントローラー(制御手段)
100 画像形成装置本体
101 画像形成装置本体のフレーム
G1〜G4 ギヤ
M1 電動モーター(ケーシング回転手段)
M2 電動モーター(ローラー回転手段)
P 用紙(記録材)
S,S’ 搬送パス

Claims (5)

  1. 圧接状態で回転する第1ローラーと第2ローラーから成るローラー対と、該ローラー対を収容するケーシングと、前記ローラー対を回転駆動するローラー回転手段と、前記ケーシングを前記ローラー対と平行な軸回りに回転させるケーシング回転手段を備え、前記ローラー対の間に記録材を通過させることによって該記録材のカールを除去するカール除去装置において、
    前記ローラー対の記録材搬送方向上流側に、記録材との距離を検出するセンサーを配置し、該センサーによって検出される距離に基づいて記録材のカール方向を判定し、その判定結果に応じて前記ケーシング回転手段の駆動を制御して前記ケーシングを選択的に180°回転させる制御手段を設けたことを特徴とするカール除去装置。
  2. 前記センサーを記録材の幅方向中央に配置したことを特徴とする請求項1記載のカール除去装置。
  3. 前記センサーは、記録材との距離によって電圧値が変化するアナログセンサーであることを特徴とする請求項1又は2記載のカール除去装置。
  4. 前記制御手段は、前記アナログセンサーの電圧値が所定の閾値を超えると前記ケーシングを180°回転させることを特徴とする請求項3記載のカール除去装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のカール除去装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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