JP2018025404A - 交通情報案内装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

交通情報案内装置及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018025404A
JP2018025404A JP2016155601A JP2016155601A JP2018025404A JP 2018025404 A JP2018025404 A JP 2018025404A JP 2016155601 A JP2016155601 A JP 2016155601A JP 2016155601 A JP2016155601 A JP 2016155601A JP 2018025404 A JP2018025404 A JP 2018025404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
information
traffic flow
traffic
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016155601A
Other languages
English (en)
Inventor
秀二 上田
Shuji Ueda
秀二 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2016155601A priority Critical patent/JP2018025404A/ja
Publication of JP2018025404A publication Critical patent/JP2018025404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】案内経路における移動体の進行方向及び交通流について、視覚的に内容を理解し易く且つ正確な情報をユーザに提供することを可能にした交通情報案内装置及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】車両の目的地までの案内経路を取得し、案内経路における交通流を特定する情報を取得し、液晶ディスプレイ15に表示された地図画像上に案内経路を示す経路画像を表示するとともに、表示された経路画像51では案内経路における車両の進行方向及び交通流をそれぞれ特定する模様が描画されるように構成する。【選択図】図7

Description

本発明は、交通情報を提供する交通情報案内装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来より、車載用のナビゲーション装置、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等の各種情報端末(以下、ナビゲーション装置等という)では、道路網や施設に関する情報を含む地図情報を各種記憶デバイスに記憶するか、又はサーバ等からダウンロードすることにより取得し、利用者に対して提供することが可能である。また、ナビゲーション装置等では、ユーザの現在位置をGPS等の現在位置測定システムを用いることによって特定し、地図上で案内することや、ユーザによって設定された目的地までの経路を探索し、案内することについても行われていた。
更に、従来のナビゲーション装置等では地図画像やユーザの現在位置を表示するのみでなく、ユーザの利便性をより向上させる為に表示された道路の渋滞状況や道路で発生した事故等の交通情報を提供することについても行われていた。交通情報を提供する方法としては様々な方法が考えられるが、例えば特開2007−113937号公報には、交通情報の内、特に渋滞情報を示す手段として渋滞度に応じて色分けされた矢印を地図画像の道路に並行して表示する技術について開示されている。
特開2007−113937号公報(第5頁、図6)
ここで、交通情報の提供においてはユーザが車両の運転中である場合も多く、正確な交通情報を迅速にユーザに提供することが重要である。しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、矢印の向きと表示色によって該当道路における道路の混雑度合いを示しているが、自車両の進行方向における道路の混雑度合いが視覚的に分かり難い問題があった。即ち、一般的に交通情報は自車両の進行方向側だけでなく対向車線側の情報も同時に表示されるため、例えば矢印が集中して配置される場合等には、自車両の進行方向側の矢印の向きがどちらを向いているかを視覚的に判別するのが難くなり、結果的に自車両の進行方向における道路の混雑度合いを判別することについても困難となる。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、案内経路における移動体の進行方向及び交通流について、視覚的に内容を理解し易く且つ正確な情報をユーザに提供することを可能にした交通情報案内装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る交通情報案内装置は、移動体の目的地までの案内経路を取得する案内経路取得手段と、前記案内経路における交通流を特定する情報を取得する交通流情報取得手段と、表示装置に表示された地図画像上に前記案内経路を示す経路画像を表示する経路表示手段と、を有し、前記経路表示手段は、前記案内経路における移動体の進行方向及び交通流を特定する模様を前記経路画像上に描画する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、交通情報として特に道路の移動体の進行方向及び交通流を案内するプログラムである。具体的には、コンピュータを、移動体の目的地までの案内経路を取得する案内経路取得手段と、前記案内経路における交通流を特定する情報を取得する交通流情報取得手段と、表示装置に表示された地図画像上に前記案内経路を示す経路画像を表示する経路表示手段と、して機能させるとともに、前記経路表示手段は、前記案内経路における移動体の進行方向及び交通流を特定する模様を前記経路画像上に描画する。
前記構成を有する本発明に係る交通情報案内装置及びコンピュータプログラムによれば、案内経路における移動体の進行方向及び交通流について、視覚的に内容を理解し易く且つ正確な情報をユーザに提供することが可能となる。特に、渋滞区間が多数ある場合や渋滞区間が長い場合においても、従来と比較して視覚的に分かり易く案内経路における移動体の進行方向及び交通流の案内が可能となる。
本実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示したブロック図である。 現在交通情報の一例を示した図である。 渋滞度の判定方法の一例を示した図である。 統計交通情報の一例を示した図である。 本実施形態に係る交通情報案内処理プログラムのフローチャートである。 地図画像上に表示される経路画像及び模様を示した図である。 液晶ディスプレイに表示される走行案内画面を示した図である。 情報元毎に異なる種類の模様を描画する例を示した図である。
以下、本発明に係る交通情報案内装置についてナビゲーション装置1に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
図1に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付ける操作部14と、ユーザに対して車両周辺の地図や交通情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、プローブセンタやVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、を有している。
以下に、ナビゲーション装置1が有する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31や交通情報DB32や所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12としてはハードディスクの代わりにメモリーカードやCDやDVD等の光ディスクを有しても良い。また、地図情報DB31や交通情報DB32は外部のサーバに格納させ、ナビゲーション装置1が通信により取得しても良い。
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ33、ノード点に関するノードデータ34、経路探索処理に用いられる探索データ35、施設に関する施設データ、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
また、リンクデータ33としては、道路を構成する各リンクに関してリンクの属する道路の幅員、進行方向、勾(こう)配、カント、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減少する箇所、幅員の狭くなる箇所、踏切り等を表すデータが、コーナに関して、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口及び出口等を表すデータが、道路属性に関して、降坂路、登坂路等を表すデータが、道路種別に関して、国道、県道、細街路等の一般道のほか、高速自動車国道、都市高速道路、一般有料道路、有料橋等の有料道路を表すデータがそれぞれ記録される。
また、ノードデータ34としては、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等も含む)や各道路に曲率半径等に応じて所定の距離毎に設定されたノード点の座標(位置)、ノードが交差点に対応するノードであるか等を表すノード属性、ノードに接続するリンクのリンク番号のリストである接続リンク番号リスト、ノードにリンクを介して隣接するノードのノード番号のリストである隣接ノード番号リスト、各ノード点の高さ(高度)等に関するデータ等が記録される。
また、探索データ35としては、後述のように出発地(例えば車両の現在位置)から設定された目的地までの経路を探索する経路探索処理に使用される各種データについて記録されている。具体的には、交差点に対する経路として適正の程度を数値化したコスト(以下、交差点コストという)や道路を構成するリンクに対する経路として適正の程度を数値化したコスト(以下、リンクコストという)等の探索コストを算出する為に使用するコスト算出データが記憶されている。
一方、交通情報DB32は、外部のVICSセンタやプローブセンタから取得した現時点の交通状況を示す現在交通情報36、現在交通情報36の履歴を統計した統計情報である統計交通情報37等が記憶された記憶手段である。
ここで、現在交通情報36は、VICSセンタから通信により取得したVICS情報やプローブセンタから通信により取得したプローブ情報が該当し、図2に示すように情報を取得した現時点での渋滞が発生している区間や、事故、工事等が発生している区間を特定する情報である。また、渋滞が発生している区間については交通流の流れの速度を特定する情報として渋滞度についても取得される。尚、渋滞度は渋滞の度合い(交通流の流れの速度)を複数段階に区分して示すパラメータであり、路上に設置された感知器等を用いて検出された道路の平均車速と道路種別毎に設定された閾値に基づいて判定される。例えば図3に示すように一般道については車両の平均車速が10km/h未満の区間については『渋滞』、車両の平均車速が10km/h以上20km/h未満の区間については『混雑』、車両の平均車速が20km/h以上の区間については『空き』と判定する。また、現在交通情報36はリンクの進行方向で区分されて取得される。但し、一のリンクに対して一の進行方向のみが対応付けられている場合には進行方向の区分は必ずしも必要でない。また、VICSセンタやプローブセンタは、所定時間毎(例えば5分毎)に最新の交通情報をナビゲーション装置1へと配信する。
また、統計交通情報37は、VICSセンタ、プローブセンタ、その他の外部センタ又はナビゲーション装置1が、所定間隔(例えば1か月や1年)毎に格納された現在交通情報36に対して統計処理を行うことにより、生成する交通情報である。具体的には、図4に示すようにリンク毎、日時(又は曜日)毎に想定される交通流の流れの速度として渋滞度を特定した情報である。渋滞度の特定方法としては、例えば、統計期間において『渋滞』と80%以上判定された時間帯については渋滞度を『渋滞』と特定し、『渋滞』又は『混雑』と50%以上判定された時間帯は渋滞度を『混雑』と特定し、それ以外の時間帯については『空き』と特定することができる。尚、統計交通情報37についてもリンクの進行方向で区分されて特定される。但し、一のリンクに対して一の進行方向のみが対応付けられている場合には進行方向の区分は必ずしも必要でない。
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、後述の交通情報案内処理プログラム(図5)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、案内経路取得手段は、移動体(例えば車両)の目的地までの案内経路を取得する。交通流情報取得手段は、案内経路における交通流を特定する情報を取得する。経路表示手段は、液晶ディスプレイ15に表示された地図画像上に案内経路を示す経路画像を表示する。
操作部14は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)を有する。そして、ナビゲーションECU13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部14は液晶ディスプレイ15の前面に設けたタッチパネルを有しても良い。また、マイクと音声認識装置を有しても良い。
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、ナビゲーション装置1で設定されている案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。尚、液晶ディスプレイ15の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。特に本実施形態では、案内経路を表示する場合において、後述のように案内経路を示す画像を案内経路における車両の進行方向や交通流を特定可能な態様で地図画像上に表示する。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて走行予定経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB31の更新等が行われる。尚、DVDドライブ17に替えてメモリーカードを読み書きする為のカードスロットを設けても良い。
また、通信モジュール18は、上述した交通情報センタ、例えば、VICSセンタやプローブセンタ等から送信された交通情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
次に、前記構成を有するナビゲーション装置1において実行する交通情報案内処理プログラムについて図5に基づき説明する。図5は本実施形態に係る交通情報案内処理プログラムのフローチャートである。ここで、交通情報案内処理プログラムは車両のACC電源(accessory power supply)がONされた後に実行され、車両の走行履歴を記憶するプログラムである。尚、以下の図5にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
交通情報案内処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は、液晶ディスプレイ15に対して地図画像を表示する。尚、表示対象となる地図画像は車両の現在位置周辺の地図画像でも良いし、ユーザによって指定された任意のエリアの地図画像でも良い。
次に、S2においてCPU41は、ナビゲーション装置1において現在設定されている案内経路を取得する。尚、案内経路はナビゲーション装置1によって設定された出発地から目的地までの推奨経路であり、例えば公知のダイクストラ法を用いて探索される。また、案内経路はナビゲーション装置1が探索する構成としても良いし、外部のサーバが探索する構成としても良い。また、出発地はユーザの現在位置としても良いし、ユーザにより選択された任意の地点(例えば自宅)としても良い。一方、目的地は例えば操作部14において受け付けたユーザの操作(例えば登録地点の読出操作、施設の検索や選択操作)に基づいて設定する。
そして、以下のS3以降の処理は前記S2で取得した案内経路に含まれるリンクの内、特に液晶ディスプレイ15に表示された地図画像に含まれるリンクを対象にして、リンク毎に実施される。そして、対象となる全てのリンクに対してS3以降の処理を実行した後に当該交通情報案内処理プログラムを終了する。
先ず、S3においてCPU41は、案内経路に沿って車両が走行する場合の処理対象のリンクにおける車両の進行方向を、ナビゲーション装置1で設定された案内経路及びリンクデータに基づいて特定する。
次に、S4においてCPU41は、処理対象のリンクで且つ前記S3で特定された車両の進行方向に関する交通情報を、交通情報DB32から取得する。尚、前記S4で取得される交通情報は少なくとも交通流の流れの速度を特定する情報を含む。本実施形態では特に渋滞度を含む。また、前記したように交通情報DB32にはVICSセンタやプローブセンタから取得した現在の交通情報である現在交通情報36と統計データに基づいて算出された統計交通情報37がそれぞれ記憶されているが(図2、図4)、現在交通情報36が取得できるリンクに関しては基本的に現在交通情報36を優先して取得し、現在交通情報36が取得できないリンクについて統計交通情報37を取得する。但し、現在交通情報36のみを取得する構成としても良いし、統計交通情報37のみを取得する構成としても良い。
続いて、S5においてCPU41は、処理対象のリンクで且つ前記S3で特定された車両の進行方向の渋滞度が、『渋滞(即ち、交通流の流れの速度が第1閾値未満)』であるか否か判定する。
そして、処理対象のリンクで且つ前記S3で特定された車両の進行方向の渋滞度が、『渋滞(即ち、交通流の流れの速度が第1閾値未満)』であると判定された場合(S5:YES)には、S6へと移行する。それに対して、処理対象のリンクで且つ前記S3で特定された車両の進行方向の渋滞度が、『渋滞(即ち、交通流の流れの速度が第1閾値未満)』以外であると判定された場合(S5:NO)には、S7へと移行する。
S6においてCPU41は、液晶ディスプレイ15に表示された地図画像上の処理対象のリンクに該当する区間に対して案内経路を示す経路画像を描画する。ここで、図6は地図画像上に描画される経路画像51の一例を示した図である。図6に示すように経路画像51上には、案内経路における車両の進行方向及び交通流を特定する模様52が描画される。
模様52は、先端鋭角な楔形形状を有しており、先端方向が車両の進行方向を向くように描画される。また、処理対象のリンクにおける交通流の流れの速度に応じた速度Vで模様52が移動するアニメーションについても行われる。例えばS6では処理対象のリンクにおける交通流の流れが最も遅い『渋滞』であるので、模様52の移動速度Vについても最も遅い5mm/secとする。また、経路画像51及び模様52の表示色についても、処理対象のリンクにおける交通流の流れの速度に応じた表示色となる。例えばS6では処理対象のリンクにおける交通流の流れが最も遅い『渋滞』であるので、経路画像51及び模様52の表示色は赤色とする。
一方、S7においてCPU41は、処理対象のリンクで且つ前記S3で特定された車両の進行方向の渋滞度が、『混雑(即ち、交通流の流れの速度が第1閾値以上第2閾値未満)』であるか否か判定する。
そして、処理対象のリンクで且つ前記S3で特定された車両の進行方向の渋滞度が、『混雑(即ち、交通流の流れの速度が第1閾値以上第2閾値未満)』であると判定された場合(S7:YES)には、S8へと移行する。それに対して、処理対象のリンクで且つ前記S3で特定された車両の進行方向の渋滞度が、『空き(即ち、交通流の流れの速度が第2閾値以上)』であると判定された場合(S7:NO)には、S9へと移行する。
S8においてCPU41は、前記S6と同様に液晶ディスプレイ15に表示された地図画像上の処理対象のリンクに該当する区間に対して案内経路を示す経路画像を描画する。但し、S8では処理対象のリンクにおける交通流の流れが中程度の『混雑』であるので、模様52の移動速度Vについても渋滞区間より速い10mm/secとする。また、経路画像51及び模様52の表示色は黄色とする。
一方、S9においてCPU41は、前記S6及びS8と同様に液晶ディスプレイ15に表示された地図画像上の処理対象のリンクに該当する区間に対して案内経路を示す経路画像を描画する。但し、S9では処理対象のリンクにおける交通流の流れが最も速い『空き』であるので、模様52の移動速度Vについても混雑区間より速い15mm/secとする。また、経路画像51及び模様52の表示色は青色とする。
そして、上記S3〜S9の処理を対象となる全てのリンクに対して実行すると、最終的に図7に示すように地図画像上の案内経路に沿って模様52が描画された経路画像51が表示されることとなる。
ここで、図7はナビゲーション装置1の液晶ディスプレイ15に表示される走行案内画面61を示した図である。図7に示すように、走行案内画面61には、車両周辺の地図画像62とともに、自車の現在位置を示す自車マーク63と、現在ナビゲーション装置1で設定されている案内経路を示す経路画像51とが表示される。経路画像51は前記したように案内経路における車両の進行方向及び交通流を特定する模様52が描画されており、交通流の流れが速い区間程、模様52が車両の進行方向に沿って速く移動するアニメーション表示が行われる。その結果、ユーザは、走行案内画面61を視認することによって案内経路における車両の進行方向及び交通流について、容易且つ迅速に把握することが可能となる。
また、経路画像51において『渋滞』と判定された区間、『混雑』と判定された区間、『空き』と判定された区間の各接続部分については、模様52の移動が途切れたり停止することがなく、各区間の間で模様52がスムーズに移動するように描画する。例えば、『空き』と判定された区間から『混雑』と判定された区間へと接続する箇所については、模様52の移動速度を15mm/secから10mm/secへと一段階で切り替えるのではなく、接続箇所の手前から徐々に模様52の移動速度を低下させる。同様に、『渋滞』と判定された区間から『混雑』と判定された区間へと接続する箇所については、接続箇所の手前から徐々に模様52の移動速度を上昇させる。
また、案内経路の内、車両が通過した区間についてはCPU41の処理負担軽減の為に、経路画像51及び模様52を地図画像62上から随時削除するようにする。模様52のみを削除するようにしても良い。
また、本実施形態では交通流を特定する元となる交通情報として現在交通情報36と統計交通情報37が存在するが、情報元によって異なる種類の模様52を描画しても良い。例えば、図8に示すように現在交通情報36に基づいて経路画像51及び模様52を描画する場合には楔形形状の模様52を描画し、統計交通情報37に基づいて経路画像51及び模様52を描画する場合には台形形状の模様52を描画する。
更に、案内経路の内、現在交通情報36及び統計交通情報37のいずれにおいても交通流を特定する情報を取得することができなかった区間については、交通流を特定することができなかったことを示す為に、その他の区間と異なる形態で経路画像51を表示する。例えば、灰色の経路画像51を表示したり、破線の経路画像51を表示する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、車両の目的地までの案内経路を取得し(S2)、案内経路における交通流を特定する情報を取得し(S3)、液晶ディスプレイ15に表示された地図画像上に案内経路を示す経路画像を表示する(S6、S8、S9)とともに、表示された経路画像51では案内経路における車両の進行方向及び交通流をそれぞれ特定する模様が描画されるので、案内経路における車両の進行方向及び交通流について、視覚的に内容を理解し易く且つ正確な情報をユーザに提供することが可能となる。特に、渋滞区間が多数ある場合や渋滞区間が長い場合においても、従来と比較して視覚的に分かり易く案内経路における車両の進行方向及び交通流の案内が可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では経路画像51に描画した模様52によって交通流の流れの速度を示しているが、交通流の密度を示すようにしても良い。その場合には、交通流の密度に応じた速度で模様52を移動するアニメーションを実施し、具体的には交通流の密度が低い区間程、模様52を速く移動するアニメーションを実施する。
また、本実施形態では、交通流の流れの速度を示す交通情報として渋滞度を取得しているが、渋滞度以外の交通流の流れの速度を示す交通情報を取得し、それらの情報に基づいて経路画像51及び模様52を描画しても良い。例えば、平均車速、平均旅行時間等がある。また、交通情報については、VICSセンタやプローブセンタからの配信以外に車車間通信により取得しても良い。
また、本実施形態では、経路画像51に描画した模様52の移動速度Vによって交通流の流れの速度を示しているが、模様52の間隔によって交通流の流れの速度を示すようにしても良い。その場合には、交通流の流れの速度が速い区間程、模様52の配置間隔を広くする。尚、模様52の配置間隔によって交通流の流れの速度を示す場合には、模様52については車両の進行方向に移動させても良いし、移動させなくても良い。
また、本発明はナビゲーション装置以外に、地図画像や交通情報を表示する機能を有する各種装置に対して適用することが可能である。例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等(以下、携帯端末等という)に適用することも可能である。また、サーバと携帯端末等から構成されるシステムに対しても適用することが可能となる。その場合には、上述した交通情報案内処理プログラム(図5)の各ステップは、サーバと携帯端末等のいずれが実施する構成としても良い。
また、本発明に係る交通情報案内装置を具体化した実施例について上記に説明したが、交通情報案内装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
移動体の目的地までの案内経路を取得する案内経路取得手段(41)と、前記案内経路における交通流を特定する情報を取得する交通流情報取得手段(41)と、表示装置(15)に表示された地図画像(62)上に前記案内経路を示す経路画像(51)を表示する経路表示手段(41)と、を有し、前記経路表示手段は、前記案内経路における移動体の進行方向及び交通流を特定する模様(52)を前記経路画像上に描画する。
上記構成を有する交通情報案内装置によれば、案内経路における移動体の進行方向及び交通流について、視覚的に内容を理解し易く且つ正確な情報をユーザに提供することが可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記交通流情報取得手段(41)は、前記案内経路における交通流の流れの速度を取得し、前記経路表示手段(41)は、前記案内経路における交通流の流れの速度を特定する模様を描画する。
上記構成を有する交通情報案内装置によれば、特に案内経路における交通流の流れの速度について、視覚的に内容を理解し易く且つ正確な情報をユーザに提供することが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記経路表示手段(41)は、前記案内経路における交通流の流れの速度に応じた速度で移動する模様(52)を描画する。
上記構成を有する交通情報案内装置によれば、特に案内経路における交通流の流れの速度を、経路画像上を移動する模様の移動速度と対応させて表示することによって、視覚的に分かり易く案内経路における交通流の流れの速度の案内が可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記経路表示手段(41)は、前記案内経路における交通流の流れの速度に応じた間隔で模様(52)を描画する。
上記構成を有する交通情報案内装置によれば、特に案内経路における交通流の流れの速度を、経路画像上の模様の配置間隔と対応させて表示することによって、視覚的に分かり易く案内経路における交通流の流れの速度の案内が可能となる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記経路表示手段(41)は、前記交通流情報取得手段(41)によって交通流を特定する情報を取得することができなかった区間については、他の区間と異なる形態で前記経路画像(51)を表示する。
上記構成を有する交通情報案内装置によれば、交通流を特定する情報を取得できなかった区間について、他の区間と識別可能に表示することで、経路画像から交通流を特定できない区間をユーザに容易に把握させることが可能となる。
また、第6の構成は以下のとおりである。
前記交通流情報取得手段(41)において交通流を特定する情報を取得する取得元は複数あって、前記経路表示手段(41)は、前記交通流情報取得手段によって交通流を特定する情報を取得した取得元毎に異なる種類の模様を描画する。
上記構成を有する交通情報案内装置によれば、交通流を特定する情報元が複数ある場合において、表示された交通流を特定する情報がどの情報元に基づくものであるかについてユーザが容易に識別することが可能となる。
また、第7の構成は以下のとおりである。
前記案内経路の案内対象となる移動体の位置を取得する位置取得手段(41)を有し、前記経路表示手段(41)は、前記案内経路の内、前記移動体が通過した区間については模様を削除する。
上記構成を有する交通情報案内装置によれば、移動体の進行方向や交通流の案内が不要となった区間については、模様を削除することにより、模様の描画に係るCPUの処理負担を軽減することが可能となる。
1 ナビゲーション装置
15 液晶ディスプレイ
36 現在交通情報
37 統計交通情報
41 CPU
42 RAM
43 ROM
51 経路画像
52 模様
61 走行案内画面
62 地図画像

Claims (8)

  1. 移動体の目的地までの案内経路を取得する案内経路取得手段と、
    前記案内経路における交通流を特定する情報を取得する交通流情報取得手段と、
    表示装置に表示された地図画像上に前記案内経路を示す経路画像を表示する経路表示手段と、を有し、
    前記経路表示手段は、前記案内経路における移動体の進行方向及び交通流を特定する模様を前記経路画像上に描画する交通情報案内装置。
  2. 前記交通流情報取得手段は、前記案内経路における交通流の流れの速度を取得し、
    前記経路表示手段は、前記案内経路における交通流の流れの速度を特定する模様を描画する請求項1に記載の交通情報案内装置。
  3. 前記経路表示手段は、前記案内経路における交通流の流れの速度に応じた速度で移動する模様を描画する請求項2に記載の交通情報案内装置。
  4. 前記経路表示手段は、前記案内経路における交通流の流れの速度に応じた間隔で模様を描画する請求項2又は請求項3に記載の交通情報案内装置。
  5. 前記経路表示手段は、前記交通流情報取得手段によって交通流を特定する情報を取得することができなかった区間については、他の区間と異なる形態で前記経路画像を表示する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の交通情報案内装置。
  6. 前記交通流情報取得手段において交通流を特定する情報を取得する取得元は複数あって、
    前記経路表示手段は、前記交通流情報取得手段によって交通流を特定する情報を取得した取得元毎に異なる種類の模様を描画する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の交通情報案内装置。
  7. 前記案内経路の案内対象となる移動体の位置を取得する位置取得手段を有し、
    前記経路表示手段は、前記案内経路の内、前記移動体が通過した区間については模様を削除する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の交通情報案内装置。
  8. コンピュータを、
    移動体の目的地までの案内経路を取得する案内経路取得手段と、
    前記案内経路における交通流を特定する情報を取得する交通流情報取得手段と、
    表示装置に表示された地図画像上に前記案内経路を示す経路画像を表示する経路表示手段と、して機能させる為のコンピュータプログラムであって、
    前記経路表示手段は、前記案内経路における移動体の進行方向及び交通流を特定する模様を前記経路画像上に描画するコンピュータプログラム。
JP2016155601A 2016-08-08 2016-08-08 交通情報案内装置及びコンピュータプログラム Pending JP2018025404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155601A JP2018025404A (ja) 2016-08-08 2016-08-08 交通情報案内装置及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155601A JP2018025404A (ja) 2016-08-08 2016-08-08 交通情報案内装置及びコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018025404A true JP2018025404A (ja) 2018-02-15

Family

ID=61194530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016155601A Pending JP2018025404A (ja) 2016-08-08 2016-08-08 交通情報案内装置及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018025404A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111486854A (zh) * 2019-01-29 2020-08-04 阿里巴巴集团控股有限公司 电子地图中道路的绘制方法、***、设备及存储介质

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111486854A (zh) * 2019-01-29 2020-08-04 阿里巴巴集团控股有限公司 电子地图中道路的绘制方法、***、设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6488594B2 (ja) 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム
JP6491929B2 (ja) 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム
JP6467773B2 (ja) 経路探索システム、経路探索方法及びコンピュータプログラム
JP6197691B2 (ja) 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム
JP6442993B2 (ja) 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム
JP6559453B2 (ja) 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム
US9696170B2 (en) Route calculation system, route calculation method, and computer program
WO2016035485A1 (ja) 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム
US20190064827A1 (en) Self-driving assistance device and computer program
EP2453207A2 (en) Travel guidance device, travel guidance method, and computer program
WO2018061619A1 (ja) 経路探索装置、経路探索システム及びコンピュータプログラム
WO2018151005A1 (ja) 走行支援装置及びコンピュータプログラム
JP2012132744A (ja) 経路案内装置、経路案内方法及びコンピュータプログラム
US20150177014A1 (en) Route calculation system, route calculation device, route calculation method, and computer program
JP2017041038A (ja) 経路探索システム、経路探索方法及びコンピュータプログラム
JP2016031297A (ja) 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム
JP6597265B2 (ja) 移動案内システム、移動案内方法及びコンピュータプログラム
JP5353744B2 (ja) 車両用走行案内装置、車両用走行案内方法及びコンピュータプログラム
JP2018063658A (ja) 走行計画生成装置及びコンピュータプログラム
JP2018025404A (ja) 交通情報案内装置及びコンピュータプログラム
JP2017166864A (ja) 移動案内装置及びコンピュータプログラム
JP2016048227A (ja) 経路探索システム、経路探索方法及びコンピュータプログラム
JP5949328B2 (ja) 経路探索システム、経路探索装置、経路探索方法及びコンピュータプログラム
JP2020038142A (ja) 経路探索装置及びコンピュータプログラム
JP2018036134A (ja) 走行案内装置及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200728