JP2018016596A - α−SMA産生抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、α−SMAの産生を抑制できる物質を見出し、α−SMA産生抑制剤を提供することである。【解決手段】硫酸化グリコサミノグリカンには、α−SMAの産生を抑制する作用があり、α−SMA産生抑制剤として使用できる。【選択図】なし

Description

本発明は、α−SMA産生抑制剤に関する。より具体的には、本発明は、α−SMAの産生を抑制することにより、α−SMAの過剰な発現等によってもたらされる症状や疾患を改善できるα−SMA産生抑制剤に関する。
α−SMA(α−平滑筋アクチン)は、筋線維芽細胞において多く発現しているタンパク質であり、α−SMAを発現することによって筋線維芽細胞は収縮能を獲得することが知られている。創傷治癒過程では、線維芽細胞が、α−SMAを発現する強い収縮能をもつ筋線維芽細胞に変化して、肉芽組織を収縮させ、傷口を小さくする役割を果たし、α−SMAの発現促進が創傷治癒に寄与することが知られている。また、α−SMAを発現する筋線維芽細胞は、真皮の強度や皮膚のハリに重要な役割を果たしていることも知られている。そこで、従来、α−SMAの産生を促進する物質についてスクリーニングされており、種々のα−SMA産生促進剤が報告されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
一方、肥厚性瘢痕やケロイド等の皮膚創傷治癒異常では、筋繊維芽様細胞の出現が認められ、当該細胞のα−SMAの過剰な発現が悪影響を示すことが知られている。また、α−SMAは、腫瘍細胞の転移や骨粗鬆症にも関与していることが報告されている(特許文献3参照)。また、PDGF(血小板由来成長因子)は、α−SMAを阻害する作用があり、α−SMA阻害剤として使用できることも知られている(特許文献3参照)。しかしながら、従来、細胞におけるα−SMAの産生自体を抑制する物質については見出されていない。
そのため、α−SMAの産生を抑制できる物質を見出すことができれば、新たな手法で、肥厚性瘢痕やケロイド等の皮膚創傷治癒異常の症状を改善でき、更に腫瘍細胞の転移や骨粗鬆症等にも有効になると期待できるが、前述するように、従来、このような物質は見出されていないのが現状である。
特開2012-62266号公報 特開2012-56857号公報 特開2004-167270号公報
本発明の目的は、α−SMAの産生を抑制できる物質を見出し、α−SMA産生抑制剤を提供することである。
本発明者等は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、硫酸化グリコサミノグリカンには、α−SMAの産生を抑制する作用があり、α−SMA産生抑制剤として使用できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいてさらに検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩を含有する、α−SMA産生抑制剤。
項2. 硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩を構成するアミノ糖が、第4位及び/又は第6位の水酸基が硫酸化されているN−アセチル−D−ガラクトサミンである、項1に記載のα−SMA産生抑制剤。
項3. 前記アミノ糖は、第4位及び第6位の水酸基が硫酸化されているN−アセチル−D−ガラクトサミンである、項2に記載のα−SMA産生抑制剤。
項4. 前記硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩の構成糖としてD−グルクロン酸が含まれる、項1〜3のいずれかに記載のα−SMA産生抑制剤。
項5. 前記硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩が、コンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、コンドロイチン硫酸E、ヘパラン硫酸、及びそれらの塩よりなる群から選択される少なくとも1種である、項1〜4のいずれかに記載のα−SMA産生抑制剤。
項6. 前記硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩が、コンドロイチン硫酸E及び/又はその塩である、項1〜4のいずれかに記載のα−SMA産生抑制剤。
項7. 皮膚外用剤である、項1〜6のいずれかに記載のα−SMA産生抑制剤。
本発明のα−SMA産生抑制剤によれば、α−SMAの発現を抑制できるので、α−SMAの過剰発現に起因して生じる症状や疾患、α−SMAが関与している症状や疾患や症状等の予防又は治療に有効である。
本発明のα−SMA産生抑制剤は、硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩を含有することを特徴とする。以下、本発明のα−SMA産生抑制剤について詳述する。
[硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩]
本発明のα−SMA産生抑制剤では、α−SMAの産生を抑制させるための有効成分として、硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩を含有する。
硫酸化グリコサミノグリカンとは、ウロン酸又はガラクトースがアミノ糖にβ1−3結合、β1−4結合、又はα1−4結合でグリコシド結合した二糖単位(以下、「基本構成単位」と表記することがある)の繰り返し構造を有し、当該基本構成単位においてグリコシド結合に関与していない水酸基及び/又はアミノ基が部分的に硫酸化されている酸性多糖である。硫酸化グリコサミノグリカンは、通常は、枝分かれしていない直鎖状の骨格を有している。
硫酸化グリコサミノグリカンの基本構成単位を構成するウロン酸は、具体的には、L−イズロン酸又はD−グルクロン酸である。また、硫酸化グリコサミノグリカンの基本構成単位を構成するアミノ糖は、硫酸化グリコサミノグリカンの種類によって異なるが、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、N−アセチル−D−グルコサミン又はN−アセチル−D−ガラクトサミンである。硫酸化グリコサミノグリカンの基本構成単位を構成するアミノ糖は、硫酸化グリコサミノグリカンの種類によって異なるが、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、N−アセチル−D−ガラクトサミン、又はN−アセチル−D−グルコサミンである。
硫酸化グリコサミノグリカンの基本構成単位を構成する一方の糖は、ウロン酸又はガラクトースであればよいが、より一層優れたα−SMA産生抑制作用を発揮させるという観点から、好ましくはウロン酸、更に好ましくはD−グルクロン酸が挙げられる。
硫酸化グリコサミノグリカンの基本構成単位を構成する他方のアミノ糖は、前述するものの内、いずれであってもよいが、より一層優れたα−SMA産生抑制作用を発揮させるという観点から、好ましくはN−アセチル−D−ガラクトサミン又はN−アセチル−D−グルコサミン、更に好ましくはN−アセチル−D−ガラクトサミンが挙げられる。
硫酸化グリコサミノグリカンにおいて、硫酸化されている部位については、基本構成単位においてグリコシド結合に関与していない水酸基及び/又はアミノ基であればよいが、例えば、基本構成単位を構成するウロン酸又はガラクトースの第2位の水酸基、第3位の水酸基、第4位の水酸基、基本構成単位を構成するアミノ糖の第2位のアミノ基、第3位の水酸基、第4位の水酸基、第6位の水酸基等が挙げられる。
硫酸化グリコサミノグリカンにおいて硫酸化されている部位の数については、特に制限されないが、例えば、基本構成単位における硫酸化されている部位の数(硫酸基の数)として、1〜6個、好ましくは1〜3個、より好ましくは1又は2個、更に好ましくは2個が挙げられる。
硫酸化グリコサミノグリカンにおいて硫酸化されている部位として、より一層優れたα−SMA産生抑制作用を発揮させるという観点から、好ましくはアミノ糖の第4位及び第6位の水酸基の少なくとも一方、更に好ましくはアミノ糖の第4位及び第6位の水酸基の双方が挙げられる。
また、硫酸化グリコサミノグリカンの基本構成単位として、より一層優れたα−SMA産生抑制作用を発揮させるという観点から、好ましくは、第4位及び/又は第6位の水酸基が硫酸化されているN−アセチル−D−ガラクトサミンを有するもの、更に好ましくは第4位及び第6位の双方の水酸基が硫酸化されているN−アセチル−D−ガラクトサミンを有するものが挙げられる。
本発明で使用される硫酸化グリコサミノグリカンとして、具体的には、以下の酸性多糖が挙げられる:
・コンドロイチン硫酸A(D−グルクロン酸がN−アセチル−D−ガラクトサミンにβ1−3結合によって結合した基本構成単位を有し、N−アセチル−D−ガラクトサミンの第4位の水酸基が硫酸化されている酸性多糖)
・コンドロイチン硫酸B(D−グルクロン酸がN−アセチル−D−ガラクトサミンにβ1−3結合によって結合した基本構成単位とL−イズロン酸がN−アセチル−D−ガラクトサミンにβ1−3結合によって結合した基本構成単位とを有し、N−アセチル−D−ガラクトサミンの第4位の水酸基が硫酸化されている酸性多糖)
・コンドロイチン硫酸C(D−グルクロン酸がN−アセチル−D−ガラクトサミンにβ1−3結合によって結合した基本構成単位を有し、N−アセチル−D−ガラクトサミンの第6位の水酸基が硫酸化されている酸性多糖)
・コンドロイチン硫酸D(D−グルクロン酸がN−アセチル−D−ガラクトサミンにβ1−3結合によって結合した基本構成単位を有し、D−グルクロン酸の第2位の水酸基とN−アセチル−D−ガラクトサミンの第6位の水酸基が硫酸化されている酸性多糖)
・コンドロイチン硫酸E(D−グルクロン酸がN−アセチル−D−ガラクトサミンにβ1−3結合によって結合した基本構成単位を有し、N−アセチル−D−ガラクトサミンの第4位と第6位の水酸基が硫酸化されている酸性多糖)
・ヘパラン硫酸(D−グルクロン酸がN−アセチル−D−ガラクトサミンにβ1−3結合によって結合した基本構成単位とL−イズロン酸がN−アセチル−D−ガラクトサミンにβ1−3結合によって結合した基本構成単位とを有し、D−グルクロン酸及びL−イズロン酸の第2位の水酸基、並びにN−アセチル−D−ガラクトサミンの2位のアミノ酸及び第6位の水酸基が硫酸化されている酸性多糖)
・ケラタン硫酸(D−ガラクトースがN−アセチル−D−ガラクトサミンにβ1−4結合によって結合した基本構成単位を有し、D−ガラクトースの第6位の水酸基、並びにN−アセチル−D−ガラクトサミンの2位のアミノ基及び第6位の水酸基が硫酸化されている酸性多糖)
これらの硫酸化グリコサミノグリカンは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明で使用される硫酸化グリコサミノグリカンの重合度については、特に制限されないが、例えば、基本構成単位(2つの糖残基からなる構成単位)が2〜300程度、好ましくは5〜200程度、更に好ましくは10〜150程度重合しているものが挙げられる。
また、硫酸化グリコサミノグリカンの塩については、薬学的に許容されることを限度として特に制限されないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、マンガン塩等の金属塩;アンモニウム塩等の塩が挙げられる。これらの硫酸化グリコサミノグリカンの塩は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明のα−SMA産生抑制剤では、硫酸化グリコサミノグリカン及びその塩の中から、1種を選択して単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明で使用される硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩は、動物から抽出し、必要に応じて精製して得られたものであってもよく、また化学合成したものや遺伝子工学的手法を用いて製造したものであってもよい。
本発明で使用される硫酸化グリコサミノグリカン及びその塩の中でも、より一層優れたα−SMA産生抑制作用を発揮させるという観点から、好ましくは、コンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、コンドロイチン硫酸E、ヘパラン硫酸、及びそれらの塩;更に好ましくはコンドロイチン硫酸E及びその塩が挙げられる。
本発明のα−SMA産生抑制剤において、硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩の含有量については、特に制限されず、該剤の製剤形態や投与形態等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、0.01〜5重量%が挙げられる。より具体的には、本発明のα−SMA産生抑制剤が皮膚外用剤の場合であれば、硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩の含有量として、通常0.05〜3重量%、好ましくは0.1〜3重量%、更に好ましくは0.1〜1重量%が挙げられる。
[その他の成分]
本発明のα−SMA産生抑制剤は、前記硫酸化グルコサミノグリカンの他に、必要に応じて、他の薬理成分を含有していてもよい。このような薬理成分としては、例えば、抗ヒスタミン剤(グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン等)、局所麻酔剤(プロカイン、テトラカイン、ブピパカイン、メピパカイン、クロロプロカイン、プロパラカイン、メプリルカイン又はこれらの塩、オルソカイン、オキセサゼイン、オキシポリエントキシデカン、ロートエキス、ペルカミンパーゼ、テシットデシチン等)、抗炎症剤(アラントイン、インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクナトリウム、ロキソプロフェンナトリウム等)、皮膚保護剤(コロジオン、ヒマシ油等)、血行促進成分(ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、カプサイシン、トウガラシエキス等)、清涼化剤(メントール、カンフル等)、ビタミン類(ビタミンA等)、ムコ多糖類(コンドロイチン硫酸ナトリウム、グルコサミン等)等が挙げられる。
また、本発明のα−SMA産生抑制剤は、所望の製剤形態にするために、必要に応じて、基剤や添加剤が含まれていてもよい。このような基剤や添加剤については、薬学的に許容されることを限度として特に制限されないが、例えば、水、低級アルコール(エタノール、イソプロパノール等)、多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)等の水性基剤;油類(オリーブ油、サフラワー油、大豆油、つばき油、とうもろこし油、なたね油、ひまわり油、綿実油、落花生油、ラード、スクワラン、魚油等)、鉱物油(流動パラフィン、パラフィン、ゲル化炭化水素、ワセリン等)、ワックス類・ロウ類(ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、セレシン、ライスワックス、マイクロクリスタリンワックス等)、エステル油(ミリスチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、オレイン酸エチル等)、脂肪酸アルキルエステル、脂肪酸(ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ベヘン酸、リノール酸、ラノリン等)、脂肪酸エステル(パルミチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、リノール酸エチル等)、高級アルコール(ステアリルアルコール、セタノール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ラノリンアルコール等)、コレステロール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、シリコーンオイル(ジメチルポリシロキサン、環状シリコーン等)等の油性基剤;POE(10〜50モル)フィトステロールエーテル、POE(10〜50モル)ジヒドロコレステロールエーテル、POE(10〜50モル)2−オクチルドデシルエーテル、POE(10〜50モル)デシルテトラデシルエーテル、POE(10〜50モル)オレイルエーテル、POE(2〜50モル)セチルエーテル、POE(5〜50モル)ベヘニルエーテル、POE(5〜30モル)ポリオキシプロピレン(5〜30モル)2−デシルテトラデシルエーテル、POE(10〜50モル)ポリオキシプロピレン(2〜30モル)セチルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル、これらのリン酸・リン酸塩(POEセチルエーテルリン酸ナトリウムなど)、POE(20〜60モル)ソルビタンモノオレート、POE(10〜60モル)ソルビタンモノイソステアレート、POE(10〜80モル)グリセリルモノイソステアレート、POE(10〜30モル)グリセリルモノステアレート、POE(20〜100モル)・ポリオキシプロピレン変性シリコーン、POE・アルキル変性シリコーン、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノパルミチン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン酸ポリエチレングリコール、ジパルミチン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、ジリシノレイン酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(5〜100)、ポリソルベート(20〜85)、グリセリン脂肪酸エステル(モノステアリン酸グリセリン等)、水素添加大豆リン脂質、水素添加ラノリンアルコール等の界面活性剤;清涼化剤(メントール、カンフル、ボルネオール、ハッカ水、ハッカ油等)、防腐剤(メチルパラベン、プロピルパラベン、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸等)、着香剤(シトラール、1,8−シオネール、シトロネラール、ファルネソール等)、着色剤(タール色素(褐色201号、青色201号、黄色4号、黄色403号等)、カカオ色素、クロロフィル、酸化アルミニウム等)、粘稠剤(カルボキシビニルポリマー、ヒプロメロース、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、カラギーナン等)、pH調整剤(リン酸、塩酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、酒石酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)、湿潤剤(dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、D−ソルビトール液、マクロゴール等)、安定化剤(ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、エデト酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、L−アルギニン、L−アスパラギン酸、DL−アラニン、グリシン、エリソルビン酸ナトリウム、没食子酸プロピル、亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、クロロゲン酸、カテキン、ローズマリー抽出物等)、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、粘着剤、緩衝剤、溶解補助剤、可溶化剤、保存剤等の添加剤が挙げられる。
[製剤形態]
本発明のα−SMA産生抑制剤の剤型は、皮膚外用剤、内服剤、注射剤、点滴剤等のいずれであってもよく、該剤の具体的用途に応じて適宜設定すればよいが、より一層優れたα−SMA産生抑制作用を発揮させるという観点から、好ましくは皮膚外用剤が挙げられる。
本発明のα−SMA産生抑制剤を皮膚外用剤として使用する場合、その形状については、経皮適用できることを限度として特に制限されないが、例えば、液状、固形状、半固形状(ゲル状、軟膏状、ペースト状)等が挙げられる。
また、本発明のα−SMA産生抑制剤を皮膚外用剤として使用する場合、その製剤形態については、経皮適用できることを限度として特に制限されないが、例えば、皮膚外用医薬品、皮膚外用医薬部外品、化粧料、皮膚洗浄料等が挙げられる。本発明のα−SMA産生抑制剤を皮膚外用剤にする場合の製剤形態として、具体的には、クリーム剤、ローション剤、ジェル剤、乳液剤、液剤、貼付剤、エアゾール剤、軟膏剤、パック剤等の皮膚外用医薬品;クリーム剤、ローション剤、ジェル剤、乳液剤、液剤、貼付剤、エアゾール剤、軟膏剤、パック剤等の皮膚外用医薬部外品;クリーム剤、ローション剤、ジェル剤、乳液剤、液剤、軟膏剤、パック剤等の化粧料;ボディーシャンプー、ヘアシャンプー、リンス等の皮膚洗浄料等が挙げられる。これらの製剤形態の中でも、好ましくは皮膚外用医薬品、更に好ましくはクリーム剤、ローション剤、ジェル剤、乳液剤、パック剤が挙げられる。
[用途・用量]
本発明のα−SMA産生抑制剤は、α−SMAの発現を抑制できるので、α−SMAの過剰な発現が一因となっている疾患や症状、α−SMAが関与している疾患や症状の予防又は治療に有効である。具体的には、肥厚性瘢痕やケロイド等の皮膚創傷治癒異常では、α−SMAの過剰な発現が一因となっていることが知られているので、本発明のα−SMA産生抑制剤は、これらの皮膚創傷治癒異常の予防又は治療に使用できる。更に、α−SMAは、腫瘍細胞の転移や骨粗鬆症にも関与していることが知られているので、本発明のα−SMA産生抑制剤は、腫瘍の転移や骨粗鬆症の予防又は治療にも使用することができる。
とりわけ、本発明のα−SMA産生抑制剤は、傷痕部の真皮由来の繊維芽細胞におけるα−SMAの発現を効果的に抑制できるので、当該細胞のα−SMAの過剰な発現が一因となっている皮膚創傷治癒異常(肥厚性瘢痕やケロイド等)の予防又は治療用途に特に好適に使用できる。
また、本発明のα−SMA産生抑制剤の用量については、投与方法、製剤形態、適用する症状の程度等に応じて適宜設定すればよい。例えば、本発明のα−SMA産生抑制剤を皮膚外用剤として使用する場合であれば、その用量の一例として、1回当たり、皮膚1cm2当たり、硫酸化グルコサミノグリカン及び/又はその塩が0.1〜3mg程度となる量で、1日1〜数回程度の頻度が挙げられる。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
試験例1
硫酸化グルコサミノグリカンが傷痕部の真皮由来の繊維芽細胞のα−SMA発現に与える影響を評価するために以下の実験を行った。
1.実験材料
(細胞)
本試験では、ヒト傷痕部の真皮由来の繊維芽細胞(HSF)(コスモバイオ株式会社、HYPERTROPHIC SCAR FIBROBLAST; ADULT LEFT、CRC−HSF105−1)を使用した。
(培地)
ウシ胎児血清を10容量%となるように添加したD-MEM/Ham's F-12(和光純薬工業株式会社、042−30555)を使用した。
(試薬)
ヒトTGF−β(Human Transforming Growth Factor−β1):ヒトTGF−β(PERPROTECH、PTI−100−21C−10)を脱イオン蒸留水で希釈して使用した。なお、ヒトTGF−βは、HSFにおけるα−SMAの発現を誘導することが知られている成分である。
ヘパラン硫酸:ヘパラン硫酸(フナコシ株式会社、GAG−HS01)を脱イオン蒸留水で希釈して使用した。
コンドロイチン硫酸Aナトリウム:コンドロイチン硫酸Aナトリウム(和光純薬工業株式会社、ニワトリ軟骨由来(037−24391))を脱イオン蒸留水で希釈して使用した。
コンドロイチン硫酸Cナトリウム:コンドロイチン硫酸Cナトリウム(和光純薬工業株式会社、(032−14613))を脱イオン蒸留水で希釈して使用した。
コンドロイチン硫酸Eナトリウム:コンドロイチン硫酸Eナトリウム(和光純薬工業株式会社、イカ軟骨由来(034−23061))を脱イオン蒸留水で希釈して使用した。
2.実験方法
HSFを1.0×105cells/mlとなるように培地に添加した細胞懸濁液0.5mlを24穴プレ−トの各穴に撒き、更にTGF−βを最終濃度が2 ng/mLになるように加え、37℃、5%CO2条件下で48時間インキュベ−タ−にて培養した。48時間の培養後、最終濃度が1 mg/mL又は0.2 mg/mLとなるように硫酸化グルコサミノグリカンを添加した。硫酸化グルコサミノグリカンの添加後に、37℃、5%CO2条件下で9日間インキュベ−タ−にて培養した後に、各穴に、1×Sample buffer(ドデシル硫酸ナトリウム6重量%、Tris-HCl 0.25M、グリセロール50重量%、ブロモフェノールブルー0.1重量%を含有する3×Sample bufferをイオン交換水で3倍に希釈したもの)200μL及び2−メルカプトエタノール2μLを加え、細胞を回収した。得られた細胞回収液に対して、ボルテックスを行い、更にソニケ−ションを行った後に、煮沸することにより、細胞溶解液を得た。得られた細胞溶解液についてウエスタンブロッティングを行い、α−SMAの発現量を求めた。α−SMA発現量は、内部標準であるβ−actinの発現量と比較して補正することにより求めた。また、コントロールとして、硫酸化グルコサミノグリカンを添加しなかったこと以外は、前記と同条件で試験を行い、α−SMAの発現量を求めた。なお、本試験では、同一条件での試験を5つの穴で行い、得られたα−SMAの発現量の平均値を算出することによって評価した。
3.実験結果
得られた結果を表1に示す。この結果、TGF−βによってα−SMAの発現が誘導されたHDFに硫酸化グルコサミノグリカンを共存させることにより、α−SMAの発現量を低減できることが確認された。特に、基本構成単位中のN−アセチルガラクトサミンの4位と6位に硫酸基を持つコンドロイチン硫酸Eは、α−SMAの発現を顕著に抑制できることが明らかとなった。
Figure 2018016596
処方例
α−SMA産生抑制剤として、表2〜3に示す組成のクリーム剤(処方例1〜8)、表4に示すローション剤(処方例9〜14)、表5に示すジェル剤(処方例15〜19)、及び表6〜7に示す乳液剤(処方例20〜29)を調製した。これらの製剤は、いずれも、前記試験例1の場合と同様に、α−SMAの発現量を抑制させる効果が期待され、α−SMAの産生抑制に有効である。
Figure 2018016596
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Claims (7)

  1. 硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩を含有する、α−SMA産生抑制剤。
  2. 硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩を構成するアミノ糖が、第4位及び/又は第6位の水酸基が硫酸化されているN−アセチル−D−ガラクトサミンである、請求項1に記載のα−SMA産生抑制剤。
  3. 前記アミノ糖は、第4位及び第6位の水酸基が硫酸化されているN−アセチル−D−ガラクトサミンである、請求項2に記載のα−SMA産生抑制剤。
  4. 前記硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩の構成糖としてD−グルクロン酸が含まれる、請求項1〜3のいずれかに記載のα−SMA産生抑制剤。
  5. 前記硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩が、コンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、コンドロイチン硫酸E、ヘパラン硫酸、及びそれらの塩よりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1〜4のいずれかに記載のα−SMA産生抑制剤。
  6. 前記硫酸化グリコサミノグリカン及び/又はその塩が、コンドロイチン硫酸E及び/又はその塩である、請求項1〜4のいずれかに記載のα−SMA産生抑制剤。
  7. 皮膚外用剤である、請求項1〜6のいずれかに記載のα−SMA産生抑制剤。
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