JP2018013661A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ランプ及び光学素子を容易に交換できることを可能にしたプロジェクタを提供すること。【解決手段】光源と、該光源からの光が入射する照明光学系と、該照明光学系からの光によって照明される液晶表示素子を備えた色分解合成光学系と、該色分解合成光学系からの光を被投写面に投写する投写光学系と、前記照明光学系及び該色分解合成光学系を収納する筐体とを備えたプロジェクタにおいて、前記光源と前記照明光学系の一部である光学素子とが同一方向から交換可能であることを特徴とする。【選択図】図7
Description
本発明は、プロジェクタに関し、特にランプと光学素子の交換に関する。
従来、プロジェクタの光学系には、偏光板や光学補償板等の光学素子が用いられている。これらの光学素子は、長期使用した場合、劣化により交換する必要が生じる。
交換には通常、本体ケースを開けて部品交換をする必要があるため、本体ケース上面にメンテナンス用開口を形成して開閉可能なカバーを設けることで、本体ケースを開けなくともカバーを開けるだけで、部品交換を可能とする技術が特許文献1に開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、光学素子の交換のみしか言及していない。光学素子以外にも、プロジェクタは光源となるランプも長期使用した場合に劣化が生じるため、光学素子同様、ランプを交換する必要があるが、上述の特許では、ランプと光学素子はアクセスする箇所が異なる。そのため、天吊り状態等の環境でランプ及び光学素子を交換する際に、ユーザーに煩雑さを感じさせる恐れがある。
そこで、本発明では、ランプ及び光学素子を容易に交換できることを可能にしたプロジェクタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るプロジェクタは、
光源と、該光源からの光が入射する照明光学系と、該照明光学系からの光によって照明される液晶表示素子を備えた色分解合成光学系と、該色分解合成光学系からの光を被投写面に投写する投写光学系と、前記照明光学系及び該色分解合成光学系を収納する筐体とを備えたプロジェクタにおいて、前記光源と前記照明光学系の一部である光学素子とが同一方向から交換可能であることを特徴とする。
光源と、該光源からの光が入射する照明光学系と、該照明光学系からの光によって照明される液晶表示素子を備えた色分解合成光学系と、該色分解合成光学系からの光を被投写面に投写する投写光学系と、前記照明光学系及び該色分解合成光学系を収納する筐体とを備えたプロジェクタにおいて、前記光源と前記照明光学系の一部である光学素子とが同一方向から交換可能であることを特徴とする。
本発明によれば、交換部品であるランプおよび光学素子を容易に交換できるプロジェクタを提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明の第1の実施形態におけるプロジェクタの内部を示す図である。
図1は本発明の第1の実施形態におけるプロジェクタの内部を示す図である。
1は光源であるランプ、2は不図示の複数のバネ部材にてランプ1および後述する防爆凸レンズ3を保持するランプホルダ、3はランプ1からの光を集光する機能を備えた防爆凸レンズ、4はランプ1およびランプホルダ2および防爆凸レンズ3および不図示の複数の部材によって構成されるランプユニットである。
αはランプ1からの光を入射する照明光学系、βは照明光学系からの出射光を入射するR・G・Bの3色用の液晶パネルを備えた色分離合成光学系、5は色分離合成光学系βからの出射光を入射して図示せぬスクリーン(被投射面)に画像を投射する投射レンズユニットであり、投射レンズユニット5内には後述する投射レンズ光学系を収納している。6はランプユニット4、照明光学系α、色分離合成光学系βを収納するとともに投射レンズユニット5が固定される光学ボックスである。
7は電源であり、電源7には不図示のACインレットを有し後述する外装上ケース17に組み込まれ電源7に電気的に接続され筺体内に電源が供給される。8はバラストであり、ランプ1を点灯するための点灯電源装置であり、バラスト8は電源7およびランプ1と電気的に接続される。
9は後述する外装上ケース17に設けられた吸気口17aから外気を吸入した空気の排気にて色分離合成系βの光学素子を冷却する光学冷却ファンA、10は後述する外装上ケース17に設けられた吸気口17aから外気を吸入した空気の排気にて色分離合成系βの光学素子を冷却する光学冷却ファンBである。11は光学冷却ファンA9と光学冷却ファンB10を保持し、後述する吸気口17aから外気を吸入し、光学冷却ファンA9と光学冷却ファンB10の吸気口に導風する光学冷却ファン吸気ダクト、13は排気ファンであり、排気ファン13の吸気する空気によって電源8、バラスト9を冷却し、排気によってランプ1およびその周辺を冷却し後述する排気口17bより筐体外へ排熱する。14は排気ファン13を保持する排気ファンホルダである。
15はランプ冷却ファンであり、ランプ冷却ファン15は色分離合成系βの光学素子を冷却した空気を吸気し、排気によってランプ1を冷却する。16はランプ冷却ファン15から排気された空気を導風するランプ冷却ダクトである。17は外装上ケースであり、筐体内に外気を取り込む前面吸気口17aと側面吸気口17bおよび筐体外に排熱する排気口17cを備える。18は吸気口17aに近接して取り付き筐体内へ外気を吸入する際に筐体内に塵埃が入ることを抑制するエアフィルタである。
19は画像・制御等の各種信号を取り込むコネクタ(インターフェース)が搭載され、前述した電源7からの電力により液晶パネルの駆動、及びランプ1への点灯指令、複数のファンへの駆動指令を送ることを主とする駆動・制御基板ユニットであり、駆動・制御基板ユニット19は色分離合成光学系βに配置される液晶パネルから出るFPCが接続される。
20は側面吸気口18bから吸気した後、排気によって後述する偏光変換素子45を冷却する偏光変換素子冷却ファンであり、また、偏光変換素子冷却ファン20はシロッコファンである。21は偏光変換素子冷却ファン20から排気された空気を導風する偏光変換素子冷却ダクトである。
(光学構成)
次に、前述したランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系β及び投射レンズ鏡筒(投射光学系)5により構成される光学系の構成について図2を用いて説明する。
次に、前述したランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系β及び投射レンズ鏡筒(投射光学系)5により構成される光学系の構成について図2を用いて説明する。
図2において、(A)は光学系の水平断面を、(B)は垂直断面をそれぞれ示す。同図において、41は連続スペクトルで白色光を発光する放電発光管(以下、単に発光管という)である。42は発光管41からの光を所定の方向に集光する凹面鏡を有するリフレクタである。発光管41とリフレクタ42により光源ランプ1が構成される。
43aは図2(A)に示す水平方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズセルを複数配列した第1シリンダアレイである。43bは第1シリンダアレイ43aの個々のレンズセルに対応したシリンドリカルレンズセルを複数有する第2シリンダアレイである。44は紫外線吸収フィルタ、45は無偏光光を所定の偏光光に変換する偏光変換素子である。46は図2(B)に示す垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたフロントコンプレッサである。47はランプ1からの光軸を、ほぼ90度(より詳しくは88度)折り曲げるための反射ミラーである。
43cは垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズセルを複数配列した第3シリンダアレイである。43dは第3シリンダアレイ43cの個々のレンズセルに対応したシリンドリカルレンズアレイを複数有する第4シリンダアレイである。50は色座標を所定値に調整するために特定波長域の色をランプ1に戻すためのカラーフィルタである。48はコンデンサーレンズである。49は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたリアコンプレッサである。以上により、照明光学系αが構成される。
58は青(B:例えば430〜495nm)と赤(R:例えば590〜650nm)の波長領域の光を反射し、緑(G:例えば505〜580nm)の波長領域の光を透過するダイクロイックミラーである。59は透明基板に偏光素子を貼り付けたG用の入射側偏光板であり、P偏光光のみを透過する。60は多層膜により構成された偏光分離面においてP偏光光を透過し、S偏光光を反射する第1偏光ビームスプリッタである。
61R,61G,61Bはそれぞれ、入射した光を反射するとともに画像変調する光変調素子(若しくは画像形成素子)としての赤用反射型液晶パネル、緑用反射型液晶パネル及び青用反射型液晶パネルである。62R,62G,62Bはそれぞれ、赤用1/4波長板、緑用1/4波長板及び青用1/4波長板である。
64aはR光の色純度を高めるためにオレンジ光をランプ1に戻すトリミングフィルタである。64bは透明基板に偏光素子を貼り付けたRB用入射側偏光板であり、P偏光のみを透過する。65はR光の偏光方向を90度変換し、B光の偏光方向は変換しない色選択性位相差板である。66は偏光分離面においてP偏光を透過し、S偏光を反射する第2偏光ビームスプリッタである。68BはB用射出側偏光板(偏光素子)であり、B光のうちS偏光成分のみを整流する。68GはG光のうちS偏光成分のみを透過させるG用出側偏光板である。69はR光及びB光を透過し、G光を反射するダイクロイックプリズムである。
以上のダイクロイックミラー58〜ダイクロイックプリズム69により、色分解合成光学系βが構成される。
本実施例において、偏光変換素子45はP偏光をS偏光に変換するが、ここでいうP偏光とS偏光は、偏光変換素子45における光の偏光方向を基準として述べている。一方、ダイクロイックミラー58に入射する光は、第1及び第2偏光ビームスプリッタ60,66での偏光方向を基準として考え、P偏光光であるとする。すなわち、本実施例では、偏光変換素子45から射出された光をS偏光光とするが、同じS偏光光をダイクロイックミラー58に入射する場合はP偏光光として定義する。
(光学的作用)
次に、光学的な作用を説明する。発光管41から発した光はリフレクタ42により所定の方向に集光される。リフレクタ42は放物面形状の凹面鏡を有し、放物面の焦点位置からの光は該放物面の対称軸に平行な光束となる。但し、発光管41からの光源は理想的な点光源ではなく、有限の大きさを有しているので、集光する光束には放物面の対称軸に平行でない光の成分も多く含まれている。これらの光束は、第1シリンダアレイ43aに入射する。第1シリンダアレイ43aに入射した光束は、シリンダレンズセルの数に応じた複数の光束に分割されて集光され、垂直方向に並ぶ帯状の複数の光束となる。
次に、光学的な作用を説明する。発光管41から発した光はリフレクタ42により所定の方向に集光される。リフレクタ42は放物面形状の凹面鏡を有し、放物面の焦点位置からの光は該放物面の対称軸に平行な光束となる。但し、発光管41からの光源は理想的な点光源ではなく、有限の大きさを有しているので、集光する光束には放物面の対称軸に平行でない光の成分も多く含まれている。これらの光束は、第1シリンダアレイ43aに入射する。第1シリンダアレイ43aに入射した光束は、シリンダレンズセルの数に応じた複数の光束に分割されて集光され、垂直方向に並ぶ帯状の複数の光束となる。
そして、これら複数の分割光束は、紫外線吸収フィルタ44及び第2シリンダアレイ43bを経て、複数の光源像を偏光変換素子45の近傍に形成する。偏光変換素子45は、偏光分離面と反射面と1/2波長板とを有する。複数の光束は、それぞれの列に対応した偏光分離面に入射し、これを透過するP偏光成分とここで反射するS偏光成分とに分割される。反射されたS偏光成分は反射面で反射し、P偏光成分と同じ方向に射出する。一方、偏光分離面を透過したP偏光成分は、1/2波長板を透過してS偏光成分と同じ偏光成分に変換される。こうして、同じ偏光方向を有する複数の光束が射出する。
偏光変換された複数の光束は、偏光変換素子45から射出した後、フロントコンプレッサ46で圧縮され、反射ミラー47によって88度反射され、第3シリンダアレイ43cに入射する。第3シリンダアレイ43cに入射した光束は、シリンダレンズセルの数に応じた複数の光束に分割されて集光され、水平方向に並ぶ帯状の複数の光束となる。該複数の分割光束は、第4シリンダアレイ43d及びコンデンサーレンズ48を介してリアコンプレッサ49に入射する。
フロントコンプレッサ46、コンデンサーレンズ48及びリアコンプレッサ49の光学作用によって、複数の光束によって形成される矩形像は互いに重なり合い、矩形の均一な明るさの照明エリアを形成する。この照明エリアに、反射型液晶パネル61R,61G,61Bが配置される。
偏光変換素子45によってS偏光とされた光は、ダイクロイックミラー58に入射する以下、ダイクロイックミラー58を透過したG光の光路について説明する。ダイクロイックミラー58を透過したG光は、入射側偏光板59に入射する。G光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光(偏光変換素子45を基準とする場合はS偏光)となっている。そして、G光は入射側偏光板59から射出した後、第1偏光ビームスプリッタ60に対してP偏光として入射し、その偏光分離面を透過してG用反射型液晶パネル61Gへと至る。
ここで、該プロジェクタのIF基板25には、パーソナルコンピュータ、DVDプレーヤ、テレビチューナ等の画像供給装置80が接続されている。制御基板11は、画像供給装置80から入力された画像情報に基づいて反射型液晶パネル61R,61G,61Bを駆動し、これらに各色用の原画を形成させる。これにより、各反射型液晶パネルに入射した光は、反射されるとともに原画に応じて変調(画像変調)される。画像供給装置80とプロジェクタとにより画像表示システムが構成される。
G用反射型液晶パネル61Gにおいては、G光が画像変調されて反射される。画像変調されたG光のうちP偏光成分は、再び第1偏光ビームスプリッタ60の偏光分離面を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたG光のうちS偏光成分は、第1偏光ビームスプリッタ60の偏光分離面で反射され、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
このとき、すべての偏光成分をP偏光に変換した状態(黒を表示した状態)において、第1偏光ビームスプリッタ60とG用反射型液晶パネル61Gとの間に設けられた1/4波長板62Gの遅相軸を所定の方向に調整する。これにより、第1偏光ビームスプリッタ60とG用反射型液晶パネル61Gで発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えることができる。
第1偏光ビームスプリッタ60から射出したG光は、ダイクロイックプリズム69に対してS偏光として入射し、該ダイクロイックプリズム69のダイクロイック膜面で反射して投射レンズ鏡筒5へと至る。
一方、ダイクロイックミラー58で反射したR光とB光は、トリミングフィルタ64aに入射する。R光とB光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光となっている。そして、R光とB光は、トリミングフィルタ64aでオレンジ光成分がカットされた後、入射側偏光板64bを透過し、色選択性位相差板65に入射する。
色選択性位相差板65は、R光の偏光方向のみを90度回転させる作用を有し、これによりR光はS偏光として、B光はP偏光として第2偏光ビームスプリッタ66に入射する。S偏光として第2偏光ビームスプリッタ66に入射したR光は、該第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面で反射され、R用反射型液晶パネル61Rへと至る。また、P偏光として第2偏光ビームスプリッタ66に入射したB光は、該第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面を透過してB用反射型液晶パネル61Bへと至る。
R用反射型液晶パネル61Rに入射したR光は、画像変調されて反射される。画像変調されたR光のうちS偏光成分は、再び第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面で反射されて光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたR光のうちP偏光成分は、第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面を透過して、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
また、B用反射型液晶パネル61Bに入射したB光は、画像変調されて反射される。画像変調されたB光のうちP偏光成分は、再び第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたB光のうちS偏光成分は、第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面で反射して、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
このとき、第2偏光ビームスプリッタ66とR用,B用反射型液晶パネル61R,61Bとの間に設けられた1/4波長板62R,62Bの遅相軸を調整することにより、G光の場合と同じように、R,B光それぞれの黒表示状態での調整を行うことができる。
こうして1つの光束に合成されて第2偏光ビームスプリッタ66から射出したR光とB光は、射出側偏光板68Bで検光されてダイクロイックプリズム69に入射する。また、R光はP偏光のまま射出側偏光板68Bを透過して、ダイクロイックプリズム69に入射する。
射出側偏光板68Bで検光されることにより、B光は、該B光が第2偏光ビームスプリッタ66、B用反射型液晶パネル61B及び1/4波長板62Bを通ることによって生じた無効な成分がカットされた光となる。そして、ダイクロイックプリズム69に入射したR光とB光は、ダイクロイック膜面を透過して、該ダイクロイック膜面にて反射したG光と合成されて投射レンズ5に至る。
そして、合成されたR,G,B光は、投射レンズ5によってスクリーンなどの被投射面に拡大投影される。
以上説明した光路は、反射型液晶パネルが白表示状態の場合である。
以下では、反射型液晶パネルが黒表示状態の場合での光路について説明する。
まず、G光の光路について説明する。ダイクロイックミラー58を透過したG光のP偏光光は、入射側偏光板59に入射し、その後第1偏光ビームスプリッタ60に入射してその偏光分離面で透過され、G用反射型液晶パネル61Gへと至る。しかし、反射型液晶パネル61Gが黒表示状態であるため、G光は画像変調されずに反射される。このため、G用反射型液晶パネル61Gで反射された後も、G光はP偏光光のままである。したがって、G光は再び第1偏光ビームスプリッタ60の偏光分離面を透過し、入射側偏光板59を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
次に、R光とB光の光路について説明する。ダイクロイックミラー58で反射したR光とB光のP偏光光は、入射側偏光板64bに入射する。そして、入射側偏光板64bから射出した後、色選択性位相差板65に入射する。色選択性位相差板65は、R光の偏光方向のみを90度回転する作用を持つため、R光はS偏光として、B光はP偏光として第2偏光ビームスプリッタ66に入射する。
S偏光として第2偏光ビームスプリッタ66に入射したR光は、その偏光分離面で反射され、R用反射型液晶パネル61Rへと至る。また、P偏光として第2偏光ビームスプリッタ66に入射したB光は、その偏光分離面を透過してB用反射型液晶パネル61Bへと至る。
ここで、R用反射型液晶パネル61Rは黒表示状態であるため、R用反射型液晶パネル61Rに入射したR光は画像変調されないまま反射される。このため、R用反射型液晶パネル61Rで反射された後も、R光はS偏光光のままである。したがって、R光は再び第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面で反射し、入射側偏光板64bを通過して光源側に戻され、投射光から除去される。これにより、黒表示がなされる。
一方、B用反射型液晶パネル61Bに入射したB光は、B用反射型液晶パネル61Bが黒表示状態であるため、画像変調されないまま反射される。このため、B用反射型液晶パネル61Bで反射された後も、B光はP偏光光のままである。したがって、B光は再び第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面を透過し、色選択性位相差板65によりP偏光に変換され、入射側偏光板64bを透過して、光源側に戻され、投射光から除去される。
図3は本発明の第1の実施形態におけるプロジェクタの外観の斜視図である。
101はプロジェクタ筐体の一部となる外装下ケースである。外装上ケース17と外装下ケースが組み合わされることで、内部が保護される構造となっている。102はランプ1と偏光変換素子45を覆い隠すためのカバーである。カバー102は筐体後方側にスライドさせた後に筐体天面側に回転させることで開く構造となっている。
図4は本発明の第1の実施形態におけるプロジェクタのランプユニットの斜視図である。
4aはランプを保持している部分である。4bはユーザーが交換する際につまむための取っ手である。4cは後述する光学ボックス6のボス6aに対して位置決めされるための丸穴である。一方、4dは後述する光学ボックス6のボス6aに対して位置決めされるための長穴である。4eは後述する光学ボックス6のネジ穴6bに対して噛み合わせるためのビスである。ビス4eは光学ボックス6から取り外された際に、ランプユニット4から脱落しないように、不図示の薄いナットが取り付けられている。
図5は本発明の第1の実施形態におけるプロジェクタの偏光変換素子ユニットの斜視図である。
103は偏光変換素子ユニットである。103aは偏光変換素子を接着剤にて固定しているリブである。103bはユーザーが交換する際につまむための取っ手である。103cは後述する光学ボックス6のボス6cに対して位置決めされるための丸穴である。一方、103dは後述する光学ボックス6のボス6cに対して位置決めされるための長穴である。103eは後述する光学ボックス6のネジ穴6dに対して噛み合わせるためのビスである。ビス4eは光学ボックス6から取り外された際に、ランプユニット4から脱落しないように、不図示の薄いナットが取り付けられている。
図6は本発明の第1の実施形態におけるプロジェクタのランプユニットと偏光変換素子ユニットを装着する前のカバーを開けた状態の斜視図である。
104は光学ボックスに搭載された照明光学系α、色分解合成系βを覆い隠すために設けられた光学ボックスカバーである。6aはランプユニット4及び偏光変換素子ユニット103の位置を決めるためのボスである。6bはランプユニットを装着した後にランプユニット4のビス4e及び偏光変換素子ユニット103のビス4eで固定するためのネジ穴である。
図7は本発明の第1の実施形態におけるプロジェクタのランプユニットと偏光変換素子ユニットを装着した後のカバーを開けた状態の斜視図である。
ランプユニット4の丸穴4c及び長穴4dが光学ボックス6aに対して挿通されている。また、ランプユニットのビス4eが光学ボックス6のネジ穴6dに対して噛み合って締結されるため、光学ボックス6に対して固定されている。一方、偏光変換素子ユニット103の丸穴103c及び長穴103dが光学ボックス6aに対して挿通されている。また、偏光変換素子ユニットのビス103eが光学ボックス6のネジ穴6aに対して噛み合って締結されるため、光学ボックス6に対して固定されている。
このように、カバーを開けると同時に、ランプと偏光変換素子ユニットが露出すると、交換部品のアクセス箇所が一ヶ所に集約されるため、交換が容易になる。すなわち、メンテナンス性がアップすることから、ユーザーに煩わしさを感じさせない。
[実施例2]
以下、図8により本発明の第2の実施形態について説明する。
以下、図8により本発明の第2の実施形態について説明する。
図8は本発明の第2の実施形態におけるプロジェクタのランプと偏光変換素子の両方を保持するユニットの斜視図である。
111は交換ユニットである。111aはランプを保持している部分である。111bは偏光変換素子を接着剤にて固定しているリブである。111cはユーザーが交換する際につまむための取っ手である。111dは光学ボックス6のボス6aに対して位置を決めるための丸穴である。
一方、111eは光学ボックス6のボス6aに対して位置を決めるための長穴である。111fは光学ボックス6のネジ穴6bに対して噛み合わせるためのビスである。ビス111fは光学ボックス6から取り外された際に、ユニット111から脱落しないように、不図示の薄いナットが取り付けられている。
このように、交換部品であるランプ及び光学素子を一つのユニット化にすることで、このユニットの取り出しで、ランプ及び光学素子を両方とも交換できるようになる。その結果、個々のユニットの交換よりもさらにメンテナンス性が上がる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
4 ランプユニット、4e ビス、6 光学ボックス、6a ボス、
17 外装上ケース、17c 排気口、102 カバー、
103 偏光変換素子ユニット、103b 取っ手、103e ビス、
104 光学ボックスカバー
17 外装上ケース、17c 排気口、102 カバー、
103 偏光変換素子ユニット、103b 取っ手、103e ビス、
104 光学ボックスカバー
Claims (4)
- 光源と、
該光源からの光が入射する照明光学系と、
該照明光学系からの光によって照明される液晶表示素子を備えた色分解合成光学系と、
該色分解合成光学系からの光を被投写面に投写する投写光学系と、
前記照明光学系及び該色分解合成光学系を収納する筐体とを備えたプロジェクタにおいて、
前記光源と前記照明光学系の一部である光学素子とが同一方向から交換可能であることを特徴とするプロジェクタ。 - 前記筐体の一部であるカバー部材を有し、前記カバー部材は前記筐体に対し移動でき、
前期カバー部材が移動されると、前記光源と前記光学素子が露出することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。 - 前記光源と前記光学素子の両方を保持する保持手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロジェクタ。
- 非交換用の光学素子は前記筐体側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のプロジェクタ。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016143831A Pending JP2018013661A (ja) | 2016-07-22 | 2016-07-22 | プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018013661A (ja) |
-
2016
- 2016-07-22 JP JP2016143831A patent/JP2018013661A/ja active Pending
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