JP2018012606A - 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを作動させるための方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コントロールされた糸クリアリング切断後に綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸端部を収容するための方法もしくは装置に関する。【解決手段】作業ユニット2は、巻取り装置24を有しており、この巻取り装置24は、綾巻きパッケージ11を回転可能に保持するためのパッケージフレーム18と、綾巻きパッケージ11を規定どおり回転させるための駆動可能な巻取りドラム26と、巻取り装置24の回転体11、26の角速度を検出するためのセンサ装置25とを備えていて、作業ユニット2は、接続された糸切断装置17を含んだ糸クリアラ15と、作業ユニットコンピュータ39と、負圧供給可能な吸込みノズル12とを有しており、この吸込みノズル12の開口部43が、糸端部35を収容するために、繰出し方向に回転する綾巻きパッケージ11の表面33の領域に旋回可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを作動させるための方法もしくは装置、特にコントロールされた糸クリアリング切断後に綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸端部を収容するための方法もしくは装置に関する。この場合、作業ユニットは、巻取り装置を有しており、この巻取り装置は、綾巻きパッケージを回転可能に保持するためのパッケージフレームと、綾巻きパッケージを規定どおり回転させるための駆動可能な巻取りドラムと、巻取り装置の回転体の角速度を検出するためのセンサ装置とを備えている。
さらに作業ユニットは、接続された糸切断装置を含んだ糸クリアラと、作業ユニットコンピュータと、負圧供給可能な吸込みノズルとを有しており、この吸込みノズルの開口部は、糸端部を収容するために、繰出し方向に回転する綾巻きパッケージの表面の領域に旋回可能である。
公知のように、綾巻きパッケージを製造する繊維機械、例えば綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて、リング精紡機の紡績ユニットで製造された比較的僅かな糸を有する紡績コップが、製造プロセスにおいて後置された繊維機械、例えば織機において必要とされる大きな体積の綾巻きパッケージに巻き返される。
さらに巻返しプロセス中に、連続的に紡績コップの糸品質が監視される。すなわち、紡績コップから繰り出された糸は、糸欠陥部について、例えば太い箇所および細い箇所について検査される。この場合に、検出された糸欠陥部はすぐさま除去され、それによって、綾巻きパッケージに巻き上げられた糸の糸品質が大幅に改善される。
すなわち、このような綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて、紡績コップから繰り出された糸は、巻返しプロセス中に、糸切断装置と作業ユニット固有のコンピュータとに接続されているいわゆる糸クリアラを通ってそれぞれ走行する。
糸クリアラが走行する糸に糸欠陥部を見出すとすぐに、糸クリアリング切断が命じられて、作業ユニットコンピュータによって、検出された糸欠陥部の除去が開始される。
このような綾巻きオートワインダの作業ユニットは、上述の装置以外にさらに種々様々な別の装置をそれぞれ有している。
このような作業ユニットは、例えば巻取り装置をそれぞれ有しており、この巻取り装置は、綾巻きパッケージを回転可能に保持するためのパッケージフレームと、綾巻きパッケージを規定どおりに摩擦によって回転させるための個別モータ式に駆動可能な巻取りドラムと、巻取り装置の回転体の角速度を検出するためのセンサ装置とを備えている。
さらにこのような作業ユニットは、通常では、綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸の綾振りのための糸綾振り装置と、糸切れ後またはコントロールされた糸クリアリング切断後に綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸端部を収容するための負圧供給可能でかつ旋回可能に支持された吸込みノズルとを有している。
特許文献において様々な権利を有する特許出願が公知である。それらの特許出願には、綾巻きパッケージを製造する繊維機械において、どのようにすれば、糸切れ後またはコントロールされた糸クリアリング切断後に綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸端部を吸込みノズルによって空圧式に収容して糸スプライシング装置に引き渡すことができるのか、部分的にかなり詳細に記述されている。
公知の綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて、例えば、通常では綾巻きパッケージを、巻き上げられた糸端部の収容のために繰出し方向に回転させ、この場合糸端部を、綾巻きパッケージの表面の領域に位置決めされかつ負圧供給された吸込みノズルの開口部に複数回提供する。
独国特許出願公開第4032617明細書(DE 40 32 617 A1)には、綾巻きオートワインダの作業ユニットに関連して、例えば、糸切れ後またはコントロールされた糸クリアリング切断後に、吸込みノズルを糸端部の収容のためにいわゆる糸端部探索位置に内方旋回させ、引き続き綾巻きパッケージを可逆式の駆動装置を用いて繰出し方向に回転させる方法が記載されている。
この公知の方法において、綾巻きパッケージの表面上に位置する糸端部は、収容のために吸込みノズルに3回提供される。この場合、吸込みノズルが綾巻きパッケージの表面の領域に留まる探索時間は、常に一定である。
すなわち、探索時間が一定であるので、綾巻きパッケージの逆転速度は、綾巻きパッケージのその時の直径にその都度適合させなければならないのだが、このことは以下の欠点、つまり、綾巻きパッケージ駆動装置は、多くの場合十分な動力を有していないので、比較的短い探索時間内に、大きな直径を有する綾巻きパッケージの場合は特に、糸端部を収容のために吸込みノズルに3回提供するほど十分に綾巻きパッケージを加速させることができない、という欠点を有する。
さらに独国特許発明第4222377明細書(DE 42 22 377 C2)によって、探索時間、つまり内方旋回させられた吸込みノズルを繰出し方向に回転する綾巻きパッケージの表面の領域に位置決めさせている時間を、綾巻きパッケージの瞬間的な直径に依存させる、つまり綾巻きパッケージの直径と適合させる方法が公知である。
この方法において、綾巻きパッケージ駆動装置の逆転速度は、探索時間全体にわたって一定である。
しかしながらこの公知の方法において、大きな直径を有する綾巻きパッケージの場合は特に、探索時間が比較的長くなり得るという欠点がある。すなわち、1つの糸ロットの経過中に、多数の比較的長い探索時間が合わさって、それによって、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の全体効率に非常に悪い影響がもたらされてしまうことがある。
さらに、綾巻きオートワインダの作業ユニットの巻取り装置の領域で、作業ユニットコンピュータに接続されたセンサ装置を配置することが公知であり、このセンサ装置によって、発生する綾巻きパッケージの直径を監視することができる。
独国特許出願公開第4339217明細書(DE 43 39 217 A1)または独国特許出願公開第19849192明細書(DE 198 49 192 A1)には、例えばセンサ装置が記載されており、これらのセンサ装置は、巻返しプロセス中に綾巻きパッケージと共に回転する磁極ホイールと、巻取りドラムと共に回転する磁極ホイールとを有している。
この2つの回転する磁極ホイールは、巻返しプロセス中にホールセンサによってそれぞれ走査され、検出されたデータは、作業ユニットコンピュータに伝送される。この作業ユニットコンピュータは、両方の記録された角速度および巻取りドラムの既知の直径から綾巻きパッケージのその都度の直径を算出する。
上述の従来技術を出発点として、本発明の根底を成す課題は、コントロールされた糸クリアリング切断後に綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸端部の収容を最適化することができるように改良された方法もしくは装置を提供することである。
この課題は、本発明によれば、以下の方法によって、つまり、コントロールされた糸クリアリング切断後に、作業ユニットコンピュータは、巻き上げられた糸端部が綾巻きパッケージの表面のどの領域に位置決めされているかを算出し、それに続き、綾巻きパッケージを、吸込みノズルによる糸端部の収容を簡単にするために、駆動可能な巻取りドラムによって可変の回転速度で繰出し方向に回転させる方法によって解決される。
本発明による方法の好適な実施形態と、本発明による方法を実施するための装置とは、従属請求項の対象である。
本発明による方法は、この場合以下の利点、つまり、糸端部収容中に行われる綾巻きパッケージの回転速度の一時的な減少によって、負圧供給された吸込みノズルの、綾巻きパッケージの表面に載置されている糸端部を初回の試行ですでに捕捉し得る可能性を著しく高める、という利点を有している。すなわち、本発明による方法によって、通常では、糸端部収容の枠内で必要とされる探索時間が短縮される。
さらに探索時間のこのような短縮によって、糸端部収容中に吸込みノズルによって必要とされる負圧の量が著しく減少される。これら両方により、繊維機械の全体効率に非常に良好な影響がもたらされる。
好適な実施形態において、作業ユニットコンピュータは、コントロールされた糸クリアリング切断後に、糸クリアラの信号と、これに対応するセンサ装置の情報と、糸切断装置と巻取りドラムとの間に設けられた既知の間隔とに基づいて、巻き上げられた糸端部がどの程度の長さを有するのかと、巻き上げられた糸端部が綾巻きパッケージのどの領域に置かれるかとを計算する。すなわち、作業ユニットコンピュータは、巻き上げられた糸端部の収容に関連する綾巻きパッケージの表面の領域を正確に算出するように、既知もしくは詳細な情報を処理する。
さらに別の好適な実施形態において、作業ユニットコンピュータは、糸端部収容試行中に、糸端部が位置する綾巻きパッケージの表面の領域が、吸込みノズルの開口部が位置決めされている箇所に近づくと、綾巻きパッケージの回転速度が綾巻きパッケージの各回転ごとに常に減少するように、綾巻きパッケージを駆動可能な巻取りドラムによって繰出し方向に回転させる。すなわち、糸端部が位置する綾巻きパッケージの表面の領域は、綾巻きパッケージの各回転ごとに、負圧供給された吸込みノズルの開口部の傍らを比較的ゆっくり通過して案内され、それによって、糸端部の収容試行の成功の可能性は、大幅に改善される。
さらに綾巻きパッケージの回転速度の減少は、一時的に行われるだけなので、コントロールされた糸クリアリング切断後に糸端部の収容試行が複数回どうしても必要であったとしても、不都合な探索時間の増加に至ることは、本発明による方法によって確実に阻止される。
本発明による方法を実施するために必要な装置は、巻取り装置を有しており、この巻取り装置は、綾巻きパッケージを回転可能に保持するためのパッケージフレームと、綾巻きパッケージを規定どおりに回転させるための駆動可能な巻取りドラムと、巻取り装置の回転体の角速度を検出するためのセンサ装置とを備えている。さらに作業ユニットは、接続された糸切断装置を含んだ糸クリアラと、作業ユニットコンピュータと、負圧供給可能な吸込みノズルとを有しており、この吸込みノズルの開口部は、綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸端部を収容するために、綾巻きパッケージの表面の領域において位置決め可能である。
本発明によると、作業ユニットコンピュータは、線路を介して巻取りドラムの駆動装置と、糸クリアラと、センサ装置とに接続されていて、かつ作業ユニットコンピュータの計算によって糸端部が位置する綾巻きパッケージの表面の領域が、吸込みノズルの開口部が位置決めされている箇所に近づくと、綾巻きパッケージの回転速度が各回転ごとに常に減少するように、巻取りドラムによって綾巻きパッケージを糸端部収容中に繰出し方向に回転させるように構成されている。
このように構成された装置によって、吸込みノズルの、綾巻きパッケージの表面に載置されている糸端部を初回の試行ですでに捕捉し得る可能性が著しく高められ、ひいては糸端部収容の枠内で必要とされる探索時間が大幅に短縮される可能性も著しく高められる。
さらに探索時間の短縮によって、糸端部収容中に吸込みノズルによって必要とされる負圧の量を著しく減少させることができ、この点も同じく繊維機械の全体効率に良好な影響をもたらす。
好適な実施形態において、巻取り装置の回転体の角速度を検出するためのセンサ装置は、綾巻きパッケージと共に回転して増分式に構成された第1の磁極ホイールと、パッケージフレームに定置に配置されてホールセンサとして構成されている第1のセンサとを有していて、さらに、巻取りドラムと共に回転して同じく増分式に構成された第2の磁極ホイールを有しており、この第2の磁極ホイールは、同じくホールセンサとして構成されている第2のセンサによって走査される。
このような増分式に構成された磁極ホイールおよび付属のホールセンサは、安価でかつ信頼性の高い構成部材であり、繊維産業において、回転する構成部材の角速度の特定に関連してすでに最良であると判明している。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明による方法に従って作動される、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを概略的に示す側面図である。 綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸端部と、本発明による方法に従って作動する装置と共に、糸端部収容時の、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットの巻取り装置を概略的に示す側面図である。
図1には、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニット2が、つまり本実施形態では自動綾巻きワインダ1の巻取りユニットが、側面図で概略的に示されている。
このような綾巻きオートワインダ1は、既知のように、その端部フレーム(図示せず)間に同一の作業ユニット2を多数有している。
これらの作業ユニット2では、例えば製造プロセスにおいて前置されたリング精紡機において製造されかつ比較的僅かな糸材料を有する紡績コップ9が、大きな体積の綾巻きパッケージ11に巻き返される。
これらの綾巻きパッケージ11はその完成後に、自動作動式のサービスユニット(図示せず)、好ましくはいわゆる綾巻きパッケージ交換装置を用いて、機械長さにわたって延在する綾巻きパッケージ搬送装置21に引き渡され、機械端部側に配置されたパッケージチャージステーションまたはこれに類する箇所に搬送される。
通常このような綾巻きオートワインダ1は、さらに、好ましくは機械バス40を介して個々の作業ユニット2の作業ユニットコンピュータ39に接続されている中央制御ユニット37と、紡績コップ9もしくは空管34を備えた搬送皿8が循環するボビン・巻管搬送システム3として構成された補給装置(Logistikeinrichtung)とを有している。
ボビン・巻管搬送システム3のうち、図1には、コップ供給区間4と、可逆式に駆動可能な貯え区間5と、巻取りユニット2に通じる横搬送区間6と、巻管戻し区間7だけが示されている。
図面から判るように、ボビン・巻管搬送システム3を介して供給された紡績コップ9は、それぞれ横搬送区間6の領域で作業ユニット2に位置する繰出し箇所10において、大きな体積の綾巻きパッケージ11に巻き返され、このとき同時に、紡績コップ9から引き出された糸30の糸品質がそれぞれ監視される。
巻返しプロセス中に糸30の規定通りの監視および適正な処理を保証できるようにするために、個々の作業ユニット2は、いわゆる糸走行経路の領域に配置された種々様々な糸ガイドエレメントおよび機能エレメントをそれぞれ有しており、この糸ガイドエレメントおよび機能エレメントを、紡績コップ9から引き出された糸30は、綾巻きパッケージ11への経路上で通過する。
すなわち、糸30の走行経路領域に、糸30を監視して場合によっては処理する種々様々な糸ガイドエレメントおよび機能エレメントが相前後して配置されている。
図1に示すように、このような作業ユニット2は、例えば下糸センサ22と、糸テンショナ14と、糸切断装置17を備えた糸クリアラ15と、糸張力センサ20と、任意でパラフィン処理装置16とを有している。
また糸走行経路に対して少し後方へずらして、空圧式の糸スプライシング装置13が配置されている。
さらにこのような作業ユニット2は、それぞれ巻取り装置24と、吸込みノズル12と、グリッパ管42とを備えている。
このとき吸込みノズル12によって、糸切れ後またはコントロールされた糸クリアリング切断後に、そのときに切り離された糸30のいわゆる上糸が吸い込み処理される。これに対してグリッパ管42は、この糸30のいわゆる下糸に作用する。
巻取り装置24自体は、綾巻きパッケージ11を回転可能に保持するための、少なくとも1つの旋回軸19を中心に可動に支持されたパッケージフレーム18と、糸綾振り装置28と、パッケージ駆動ローラ26とを有している。
図示の実施形態において、パッケージ駆動ローラは、電動機23によって個別のモータで駆動可能な巻取りドラム26として構成されている。これに対して糸綾振り装置28は、いわゆる糸ガイドフィンガ29と共に作動し、糸ガイドフィンガ29の駆動装置は、符号31で示される。
さらに巻取り装置24は、センサ装置25を備えており、このセンサ装置25のセンサ41、45が、図2に基づき以下に説明するように、線路27、46を介して作業ユニット2の作業ユニットコンピュータ39に接続されている。
上述の糸ガイドエレメントおよび機能エレメントの作動形式は既知で、本発明との関連において重要な意味を有さないので、これに対応する糸ガイドエレメントおよび機能エレメントの詳しい説明を省略する。
図2には、綾巻きオートワインダの作業ユニット2の巻取り装置24が側面図で概略的に示されている。
図面から判るように、綾巻きパッケージ11は、糸端部の収容中に巻取りドラム26を用いて摩擦によって繰出し方向Aに回転させられる。
綾巻きパッケージ11の表面33には、コントロールされた糸クリアリング切断後に発生した糸端部35が巻き上げられている。すなわち、糸切断装置17に接続され、かつ線路32を介して作業ユニットコンピュータ39に接続されている糸クリアラ15は、作業ユニットコンピュータ39によって確認された糸欠陥部に基づいて、コントロールされた糸クリアリング切断を開始する。この糸クリアリング切断によって、本来は紡績コップ9と綾巻きパッケージ11との間に延在し、図2に単に破線で示され、かつ符号30が付された糸30は、綾巻きパッケージ11の表面33に巻き上げられた上糸と、図2には示さないいわゆる下糸とに切り離される。
さらに図面から判るように、線路36を介して、巻取りドラム26の電動機式の駆動装置23は、作業ユニットコンピュータ39に接続されていて、線路27もしくは線路46を介して、パッケージフレーム18の領域に配置されたセンサ装置25のセンサ41もしくはセンサ45は、作業ユニットコンピュータ39に接続されている。すなわち、例えば独国特許出願公開第4339217号明細書(DE 43 39 217 A1)に比較的詳細に記載されたこのようなセンサ装置25は、綾巻きパッケージ11と共に回転して増分式に構成された第1の磁極ホイール38と、パッケージフレーム18に定置に配置されて増分カウンタとして構成された付属の第1のホールセンサ41と、同じく増分式に構成された第2の磁極ホイール44とを有しており、この第2の磁極ホイール44は、巻取りドラム26と共に回転することで第2のホールセンサ45によって走査される。
ホールセンサ41、45の信号に基づいて、作業ユニットコンピュータ39は、巻取りプロセス中に必要に応じて常時問題なく綾巻きパッケージ11に関する様々なデータを計算することができる。すなわち、作業ユニットコンピュータ39は、例えば作業ユニット2の構造によってあらかじめ定められた既知のデータ(例えば巻取りドラム26の直径)ならびにセンサ装置25によって検出されたデータ(例えば回転する構成部材11および26の角速度)に基づいて、いつでも綾巻きパッケージ11の瞬間的な直径を算出することができる。
さらに作業ユニットコンピュータ39には、巻取りドラム26に対する糸切断装置17の間隔Iが、ひいてはコントロールされた糸クリアリング切断後に綾巻きパッケージ11の表面33に巻き上げられた糸端部35の長さが既知であるので、作業ユニットコンピュータ39は、さらに綾巻きパッケージ11上の糸端部35が綾巻きパッケージ11の表面33のどの領域に置かれるか問題なく計算でき、それに続く糸端部の収容時に駆動装置23によって巻取りドラム26を駆動させ、綾巻きパッケージ11を本発明による方法に対応して回転させることができる。すなわち、作業ユニットコンピュータ39は、糸端部の収容中に、巻取りドラム26の駆動装置23によって綾巻きパッケージ11をその周囲の大部分においては通常どおり比較的高い所定の速度で繰出し方向Aに回転させ、作業ユニットコンピュータ39の事前の計算によって上糸の糸端部35が位置する綾巻きパッケージ11の表面33の領域が、糸端部を収容するために内方旋回されて負圧供給された吸込みノズル12の開口部が位置決めされている箇所に近づくと、綾巻きパッケージ11の回転速度をその都度減少させる。
図2の実施形態に示唆したように、これは実地において、綾巻きパッケージ11を、糸端部の収容中にその周囲の大部分においては時間を節約して比較的高い速度で繰出し方向Aに回転させ、糸端部35が位置する綾巻きパッケージ11の表面33の領域が吸込みノズル12の開口部の箇所に近づく時点においてのみ、吸込みノズル12の糸端部収容の試行成功の可能性を高めるために、大幅に減じられた速度で回転させることを意味する。

Claims (5)

  1. 綾巻きパッケージを製造する繊維機械(1)の作業ユニット(2)を作動させるための方法、特にコントロールされた糸クリアリング切断後に綾巻きパッケージ(11)の表面(33)に巻き上げられた糸端部(35)を収容するための方法であって、
    前記作業ユニット(2)は、巻取り装置(24)を有しており、該巻取り装置(24)は、前記綾巻きパッケージ(11)を回転可能に保持するためのパッケージフレーム(18)と、前記綾巻きパッケージ(11)を規定どおり回転させるための駆動可能な巻取りドラム(26)と、前記巻取り装置(24)の前記回転体(11、26)の角速度を検出するためのセンサ装置(25)とを備えていて、前記作業ユニット(2)は、接続された糸切断装置(17)を含んだ糸クリアラ(15)と、作業ユニットコンピュータ(39)と、負圧供給可能な吸込みノズル(12)とを有しており、該吸込みノズル(12)の開口部(43)が、前記糸端部(35)を収容するために、繰出し方向(A)に回転する前記綾巻きパッケージ(11)の表面(33)の領域に旋回可能である、方法において、
    コントロールされた糸クリアリング切断後に、前記作業ユニットコンピュータ(39)は、巻き上げられた前記糸端部(35)が前記綾巻きパッケージ(11)の前記表面(33)のどの領域に位置するかを算出し、それに続き、前記綾巻きパッケージ(11)を、前記吸込みノズル(12)による前記糸端部(35)の収容を簡単にするために、駆動可能な前記巻取りドラム(26)によって可変の回転速度で前記繰出し方向(A)に回転させることを特徴とする、綾巻きパッケージを製造する繊維機械(1)の作業ユニット(2)を作動させるための方法。
  2. 前記作業ユニットコンピュータ(39)は、コントロールされた糸クリアリング切断後に、前記糸クリアラ(15)の信号と、これに対応する前記センサ装置(25)の情報と、前記糸切断装置(17)と前記巻取りドラム(26)との間の既知の間隔(I)とに基づいて、巻き上げられた前記糸端部(35)が前記綾巻きパッケージ(11)の前記表面(33)のどの領域に位置するかを計算する、請求項1記載の方法。
  3. 前記作業ユニットコンピュータ(39)は、糸端部収容試行中に、前記糸端部(35)が位置する前記綾巻きパッケージ(11)の前記表面(33)の領域が、前記吸込みノズル(12)の前記開口部(43)が位置決めされている箇所に近づくと、前記綾巻きパッケージ(11)の回転速度が該綾巻きパッケージ(11)の各回転ごとに常に減少するように、前記綾巻きパッケージ(11)を駆動可能な前記巻取りドラム(26)によって繰出し方向(A)に回転させる、請求項1または2記載の方法。
  4. 請求項1記載の方法を実施するための装置であって、当該装置は、巻取り装置(24)を備え、該巻取り装置(24)は、綾巻きパッケージ(11)を回転可能に保持するためのパッケージフレーム(18)と、前記綾巻きパッケージ(11)を規定どおり回転させるための駆動可能な巻取りドラム(26)と、前記巻取り装置(24)の前記回転体(11、26)の角速度を検出するためのセンサ装置(25)とを備えていて、さらに作業ユニット(2)は、接続された糸切断装置(17)を含んだ糸クリアラ(15)と、作業ユニットコンピュータ(39)と、負圧供給可能な吸込みノズル(12)とを有しており、該吸込みノズル(12)の開口部(43)が、前記綾巻きパッケージ(11)の表面(33)に巻き上げられた糸端部(35)を収容するために、前記綾巻きパッケージ(11)の前記表面(33)の領域に位置決め可能である、装置において、
    前記作業ユニットコンピュータ(39)は、線路(36;32;27,46)を介して前記巻取りドラム(26)の駆動装置(23)と、前記糸クリアラ(15)と、前記センサ装置(25)とに接続されていて、かつ前記作業ユニットコンピュータ(39)の計算によって前記糸端部(35)が位置する前記綾巻きパッケージ(11)の前記表面(33)の領域が、前記吸込みノズル(12)の前記開口部(43)が位置決めされている箇所に近づくと、前記綾巻きパッケージ(11)の回転速度が該綾巻きパッケージ(11)の各回転ごとに常に減少するように、前記巻取りドラム(26)によって前記綾巻きパッケージ(11)を糸端部収容中に繰出し方向(A)に回転させるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の方法を実施するための装置。
  5. 前記センサ装置(25)は、前記綾巻きパッケージ(11)と共に回転して増分式に構成された第1の磁極ホイール(38)と、前記パッケージフレーム(18)に定置に配置されてホールセンサとして構成された第1のセンサ(41)と、前記巻取りドラム(26)と共に回転して同じく増分式に構成された第2の磁極ホイール(44)とを有しており、該第2の磁極ホイール(44)は、同じくホールセンサとして構成されている第2のセンサ(45)によって走査される、請求項4記載の装置。
JP2017141754A 2016-07-22 2017-07-21 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを作動させるための方法および装置 Withdrawn JP2018012606A (ja)

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