JP2018003921A - オイル供給構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチドラムの外側のオイル流入空間とキャンセラ室との間にクラッチピストンが配置されていても、オイル流入空間からキャンセラ室にオイルを供給できる、オイル供給構造を提供する。【解決手段】クラッチドラム61には、インプットシャフト41に外嵌される外嵌部71が形成されている。インプットシャフト41の周囲でクラッチドラム61の外嵌部71に隣接する位置には、オイルが流入するオイル流入空間123が設けられている。オイル流入空間123とキャンセラ室97とは、クラッチドラム61に形成された外溝131およびインプットシャフト41と外嵌部71との間に設けられた内周溝132からなる油路を介して連通されている。【選択図】図2

Description

本発明は、クラッチにオイルを供給するオイル供給構造に関する。
自動変速機が搭載された車両では、エンジンの発生トルクがトルクコンバータを介して自動変速機に入力され、自動変速機で変速された駆動力が駆動輪に伝達される。自動変速機には、たとえば、無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)や有段式の自動変速機(AT:Automatic Transmission)などが広く用いられる。
自動変速機では、回転要素を制動または回転要素と別の回転要素とを連結するためのクラッチ(ブレーキ)が多く使用されている。クラッチには、その作動のためのオイルを供給する必要がある。また、クラッチは、回転要素間の差回転を吸収しなければならず、その差回転の吸収による焼き付きなどを防止するために、潤滑のためのオイルの供給を必要とする。そのため、自動変速機では、オイルポンプで発生した油圧がバルブボディで調圧されて、その調圧された油圧がバルブボディから油路を通してオイルの供給を必要とするクラッチなどの各部に供給される。
たとえば、図4には、回転軸201とギヤ202とを直結/分離するクラッチ203が示されている。なお、図4では、断面を表すハッチングの付与が省略されている。
回転軸201は、略円筒状のステータシャフト204に挿通されている。ステータシャフト204と自動変速機の外殻をなすユニットケース205との間には、リテーナ206が架設されており、ステータシャフト204は、リテーナ206により、ユニットケース205に対して固定的に保持されている。
回転軸201とステータシャフト204との間には、ニードルローラベアリング211が介在されている。また、回転軸201には、ニードルローラベアリング211と回転軸線方向に離れた位置に、ボールベアリング212のインナレース(内輪)が外嵌されている。ボールベアリング212のアウタレース(外輪)は、ユニットケース205に固定されている。これにより、回転軸201は、ニードルローラベアリング211およびボールベアリング212を介して、ユニットケース205に回転可能に保持されている。
また、回転軸201には、ボールベアリング212に対してステータシャフト204側に隣接して、ボールベアリング213のインナレースが外嵌されている。ギヤ202は、ボールベアリング213のアウタレースに固定されている。
クラッチ203は、ボールベアリング213に対してステータシャフト204側に設けられている。クラッチ203は、クラッチドラム221、クラッチハブ222、クラッチピストン223およびキャンセラ224を備えている。
クラッチドラム221は、ボールベアリング213が外嵌されている部分に対してステータシャフト204側に隣接する位置に設けられている。クラッチドラム221には、スプライン231とスプライン嵌合する略円筒状の嵌合部231と、嵌合部231から回転径方向の外側に延びる略円環板状の第1中間部232と、第1中間部232からステータシャフト204の外周面上まで延びる略円筒状の第2中間部233と、第2中間部233から回転径方向の外側に延びる略円環板状の第3中間部234と、第3中間部234から回転軸線方向のギヤ202側に延びる略円筒状のプレート保持部235とがこの順に連続して形成されている。プレート保持部235には、複数のクラッチプレート236が回転軸線方向に間隔を空けてプレート保持部235から回転径方向の内側に延びた状態に保持されている。
クラッチハブ222は、ギヤ202と一体に形成され、ギヤ202から複数のクラッチプレート236に回転径方向の内側から対向する位置まで延びる略円筒状をなしている。クラッチハブ222には、複数のクラッチディスク237が回転軸線方向に間隔を空けて保持されている。クラッチプレート236とクラッチディスク237とは、回転軸線方向に交互に並ぶように配置されている。
クラッチピストン223は、クラッチドラム221とクラッチハブ222との間に、回転軸線方向に移動可能に設けられている。クラッチピストン223は、回転軸線方向に見た形状が円環状をなし、その内周端部がクラッチドラム221の第2中間部233に回転径方向の外側から対向している。また、クラッチピストン223には、シール238が貼着されている。シール238の一部は、クラッチドラム221のプレート保持部235に液密的に当接し、別の一部は、クラッチドラム221の第2中間部233に液密的に当接している。これにより、回転軸201の周囲において、クラッチドラム221とクラッチピストン223との間に、クラッチピストン223に作用する油圧が供給されるピストン室241が形成されている。
キャンセラ224は、クラッチハブ222とクラッチピストン223との間に設けられている。回転軸線方向に見た形状が円環状をなし、その内周端部がクラッチドラム221の嵌合部231に外嵌されている。キャンセラ224の外周端部には、シール242が貼着されている。シール242は、クラッチピストン223に液密的に当接している。これにより、クラッチピストン223とキャンセラ224との間に、キャンセラ室243が形成されている。キャンセラ室243には、リターンスプリング244が設けられており、クラッチピストン223とキャンセラ224とは、リターンスプリング244の付勢力により、互いに離間する方向に弾性的に付勢されている。
クラッチピストン223は、ピストン室241に供給される油圧により、クラッチプレート236側に移動し、クラッチプレート236を押圧する。この押圧により、クラッチプレート236とクラッチディスク237とが圧接し、クラッチ203が係合する。クラッチ203の係合状態から油圧が開放されると、クラッチピストン223とキャンセラ126との間に介在されているリターンスプリング244の付勢力により、クラッチピストン223がクラッチプレート236から離間する。その結果、クラッチディスク237とクラッチプレート236との圧接が解除され、クラッチ203が解放される。
ステータシャフト204には、バルブボディからオイルが供給される油路251が形成されている。油路251は、ステータシャフト204のクラッチドラム221側の端面で開放されている。そして、クラッチドラム221の第1中間部232には、オイル供給孔252が貫通して形成されている。これにより、油路251に供給されるオイルは、ステータシャフト204と第1中間部232との間の空間253に流出し、その空間253からオイル供給孔252を通してキャンセラ室243に流入する。
クラッチドラム221が回転している状態では、キャンセラ室243内のオイルに遠心力が作用し、キャンセラ室243に遠心油圧が発生する。この遠心油圧により、ピストン室241内の遠心油圧をキャンセル(相殺)することができる。そのため、係合状態からピストン室241内の油圧が開放されると、リターンスプリング244の付勢力により、クラッチピストン223がクラッチドラム221側にスムーズに移動する。
特開2015−145682号公報
図4に示される構成では、クラッチドラム221のサイズに対して、クラッチピストン223の内径が大きく、クラッチピストン223の受圧面積が小さい。たとえば、クラッチピストン223の内周端部がクラッチドラム221の嵌合部231に回転径方向の外側から対向するように、クラッチピストン223の内径を小さくすれば、クラッチピストン223の受圧面積を拡大することができる。そして、その受圧面積の拡大により、クラッチ203の伝達トルク容量を増大させることができる。
しかしながら、クラッチピストン223の内周端部がクラッチドラム221の嵌合部231に回転径方向の外側から対向していると、油路251からオイルが流入する空間253とキャンセラ室243との間にクラッチピストン223が配置されるため、空間253からキャンセラ室243にオイルを供給することができない。
本発明の目的は、クラッチドラムの外側のオイル流入空間とキャンセラ室との間にクラッチピストンが配置されていても、オイル流入空間からキャンセラ室にオイルを供給できる、オイル供給構造を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るオイル供給構造は、クラッチドラム、クラッチピストンおよびキャンセラを備え、回転軸に外嵌される外嵌部がクラッチドラムに形成され、クラッチピストンがクラッチドラムの内側に設けられて、クラッチドラムとクラッチピストンとの間にピストン室が形成され、クラッチピストンの内周端部が外嵌部に対して回転径方向に対向し、キャンセラがクラッチピストンに対してピストン室と反対側に設けられた構成を有するクラッチにおいて、クラッチピストンとキャンセラとの間に形成されるキャンセラ室に油圧を供給する構造であって、この構造では、回転軸の周囲で外嵌部に隣接する位置に、オイルが流入するオイル流入空間が設けられ、回転軸と外嵌部との間に、オイル流入空間とキャンセラ室とを連通させる油路が設けられている。
この構造によれば、クラッチドラムには、回転軸に外嵌される外嵌部が形成されている。回転軸の周囲で外嵌部に隣接する位置には、オイルが流入するオイル流入空間が設けられている。オイル流入空間とキャンセラ室とは、回転軸と外嵌部との間に設けられた油路を介して連通されている。そのため、クラッチピストンの内周端部が外嵌部に対して回転径方向に対向し、これによりオイル流入空間とキャンセラ室との間にクラッチピストンが配置されていても、オイル流入空間から油路を通してキャンセラ室にオイルを供給することができる。
また、クラッチピストンの内周端部が外嵌部に対して回転径方向に対向する構成では、その内周端部を外嵌部との間に隙間が生じる程度に外嵌部に近接させることにより、クラッチピストンの受圧面積の拡大を図ることができる。受圧面積の拡大により、クラッチ枚数(クラッチプレートおよびクラッチディスクの枚数)を増加させたり、ピストン室に供給される油圧を増大させたりせずに、クラッチの伝達トルク容量を増大させることができる。したがって、クラッチ枚数の増加によるコストアップやピストン室に供給される油圧の増大によるクラッチドラムやクラッチピストンの強度不足の問題を回避しつつ、クラッチの伝達トルク容量を増大させることができる。
油路は、外嵌部の内周面にその回転軸線方向の全長にわたって形成される内周溝を含む構成であってもよい。
回転軸の外周面および外嵌部の内周面にスプラインが形成されて、回転軸と外嵌部とがスプライン嵌合する構成では、外嵌部の内周面に形成されるスプラインの一部を欠落(欠歯)させることにより、内周溝が形成されてもよい。
また、外嵌部の外表面に他部材(ロックナットなど)が当接する構成では、油路は、外嵌部の内周面に回転軸線方向の全長にわたって形成される内周溝と、クラッチドラムの外表面に形成され、回転径方向に延びて内周溝に接続される外溝とを含む構成であってもよい。
内周溝に代えて、回転軸の周面に回転軸線方向に延びる外周溝が形成されてもよい。ただし、クラッチドラムの外表面に外溝が形成される構成では、外溝が外周溝に接続されるように回転軸と外嵌部との回転方向の位置を合わせる必要があり、回転軸へのクラッチドラムの組み付けに手間がかかるので、外嵌部の内周面に内周溝が形成されることが好ましい。
本発明によれば、クラッチドラムの外側のオイル流入空間とキャンセラ室との間にクラッチピストンが配置されていても、オイル流入空間からキャンセラ室にオイルを供給することができる。そのため、クラッチピストンの受圧面積の拡大を図ることができ、受圧面積の拡大により、クラッチ枚数の増加によるコストアップやピストン室に供給される油圧の増大によるクラッチドラムやクラッチピストンの強度不足の問題を回避しつつ、クラッチの伝達トルク容量を増大させることができる。
本発明の一実施形態に係るオイル供給構造が適用された変速ユニットの一部の構成を示す断面図である。 クラッチの近傍の構成を示す断面図である。 クラッチドラムの外嵌部および第1中間部を右側から見た側面図である。 従来の変速ユニットの一部の構成を示す断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<変速ユニット>
図1は、本発明の一実施形態に係るオイル供給構造が適用された変速ユニット1の一部の構成を示す断面図である。なお、図1では、断面を表すハッチングの付与が省略されている。
変速ユニット1は、車両に搭載されて、エンジン(図示せず)が発生するトルクを変速して駆動輪(図示せず)に伝達するユニットであり、トルクコンバータ2および自動変速機3を含む。トルクコンバータ2および自動変速機3は、変速ユニット1の外殻をなすユニットケース4内に収容されている。
<トルクコンバータ>
トルクコンバータ2は、フロントカバー11、ポンプインペラ12、タービンハブ13、タービンランナ14、ロックアップ機構15およびステータ16を備えている。
フロントカバー11は、回転軸線を中心に略円板状に延び、その外周端部が自動変速機3側(図1における左側。以下、「左側」という。)に屈曲した形状をなしている。フロントカバー11の中心部は、エンジン側(図1における右側。以下、「右側」という。)に膨出している。この膨出した部分には、エンジンの発生トルク(エンジントルク)が入力される。
ポンプインペラ12は、フロントカバー11の左側に配置されている。ポンプインペラ12の外周端部は、フロントカバー11の外周端部に接続され、回転軸線を中心にフロントカバー11と一体回転可能に設けられている。ポンプインペラ12の内面には、複数のブレード21が放射状に並べて配置されている。
タービンハブ13は、フロントカバー11とポンプインペラ12との間に配置されている。タービンハブ13は、略円筒状のボス部22と、ボス部22から回転径方向の外側に延出したフランジ部23とを一体的に有している。
タービンランナ14は、タービンハブ13のフランジ部23のポンプインペラ12側の面に固定されている。タービンランナ14のポンプインペラ12との対向面には、複数のブレード24が放射状に並べて配置されている。
ロックアップ機構15は、ロックアップピストン25およびダンパ機構26を備えている。
ロックアップピストン25は、略円環板状をなし、その内周端部がタービンハブ13のフランジ部23に外嵌されて、フロントカバー11とタービンランナ14との間に位置している。ロックアップピストン25に対してタービンランナ14側の係合側油室27の油圧がフロントカバー11側の解放側油室28の油圧よりも高いと、その差圧により、ロックアップピストン25がフロントカバー11側に移動する。逆に、解放側油室28の油圧が係合側油室27の油圧よりも高いと、その差圧により、ロックアップピストン25がタービンランナ14側に移動する。
ロックアップピストン25のフロントカバー11側の面には、その外周端部に摩擦材29が貼着されている。差圧により、ロックアップピストン25がフロントカバー11側に移動し、摩擦材29がフロントカバー11に押し付けられると、ポンプインペラ12とタービンランナ14とが直結(ロックアップオン)される。その状態から、差圧により、ロックアップピストン25がタービンランナ14側に移動すると、摩擦材29がフロントカバー11から離間し、ポンプインペラ12とタービンランナ14との直結が解除(ロックアップオフ)される。
ダンパ機構26は、ポンプインペラ12とタービンランナ14との直結時にエンジンからの振動を減衰するための機構である。具体的には、ダンパ機構26は、ロックアップピストン25に支持されるリテーニングプレート31と、リテーニングプレート31に支持されるスプリング32と、スプリング32を介して回転方向にリテーニングプレート31と弾性的に連結されるドリブンプレート33と、スプリング32の外周を取り囲む外周部材34とを備えている。フロントカバー11に入力される振動は、リテーニングプレート31とドリブンプレート33との間でスプリング32が圧縮および復元を繰り返すことによって減衰される。
ステータ16は、ポンプインペラ12とタービンランナ14との間に配置されている。
ロックアップオフの状態において、エンジントルクによりポンプインペラ12が回転すると、ポンプインペラ12からタービンランナ14に向かうオイルの流れが生じる。このオイルの流れがタービンランナ14のブレード24で受けられて、タービンランナ14が回転する。このとき、トルクコンバータ2の増幅作用が生じ、タービンランナ14には、エンジントルクよりも大きなトルクが発生する。
<自動変速機>
自動変速機3は、インプットシャフト41、ギヤ42およびクラッチ43を備えている。
インプットシャフト41は、中空軸に形成されている。インプットシャフト41は、トルクコンバータ2の回転軸線上を延び、トルクコンバータ2に挿通されている。インプットシャフト41の右側の端部には、タービンハブ13のボス部22が外嵌されて、そのボス部22がスプライン嵌合されている。これにより、インプットシャフト41は、タービンハブ13と一体回転し、さらには、そのタービンハブ13に対して固定されたタービンランナ14およびロックアップ機構15(ロックアップピストン25およびダンパ機構26)と一体回転する。
インプットシャフト41には、略円筒状のステータシャフト44が外嵌されている。ステータシャフト44の右側の端部は、回転軸線方向においてポンプインペラ12とタービンランナ14との間に位置し、その端部とタービンハブ13のボス部22との間には、間隔が空けられている。ステータシャフト44の右側の端部には、トルクコンバータ2のステータ16が固定されており、ステータシャフト44は、ステータ16を回転不能に支持している。ステータシャフト44は、トルクコンバータ2から左側に延出している。そして、ステータシャフト44には、トルクコンバータ2から延出した部分に、略円環板状のリテーナ45が圧入により外嵌されている。リテーナ45は、ユニットケース4にボルトで締結されている。これにより、ステータシャフト44は、リテーナ45を介して、ユニットケース4に固定的に保持されている。
インプットシャフト41とステータシャフト44との間には、隙間46が設けられており、この隙間46には、リテーナ45と回転径方向に対向する位置に、ニードルローラベアリング47が配置されている。インプットシャフト41は、ニードルローラベアリング47を介して、ステータシャフト44に回転可能に保持されている。また、インプットシャフト41の左側の端部には、ボールベアリング48のインナレース(内輪)が外嵌されている。ボールベアリング48のアウタレース(外輪)は、ユニットケース4に固定されている。これにより、インプットシャフト41の左側の端部は、ボールベアリング48を介して、ユニットケース4に回転可能に保持されている。
また、インプットシャフト41には、ボールベアリング48の右側に隣接して、ボールベアリング51が外嵌されている。
ギヤ42は、ボールベアリング51のアウタレースに固定されている。具体的には、ギヤ42は、略円筒状のボス52と、ボス52から回転径方向の外側に延びる略円環板状のウェブ53と、ウェブ53の外周端部が接続され、外周面に多数のギヤ歯を有する略円筒状のリム54とを一体的に備えている。ボス52がボールベアリング51のアウタレースに外嵌されて固定されることにより、ギヤ42は、インプットシャフト41に対して相対回転可能に設けられている。
図2は、クラッチ43の近傍の構成を示す断面図である。
クラッチ43は、リテーナ45とボールベアリング51との間に設けられている。クラッチ43は、クラッチドラム61、クラッチハブ62、クラッチピストン63およびキャンセラ64を備えている。
クラッチドラム61には、インプットシャフト41に外嵌される略円筒状の外嵌部71と、外嵌部71から回転径方向の外側に延びる略円環板状の第1中間部72と、第1中間部72からステータシャフト44の外周面上まで延びる略円筒状の第2中間部73と、第2中間部73から回転径方向の外側に延びる略円環板状の第3中間部74と、第3中間部74から回転軸線方向のギヤ42側に延びる略円筒状のプレート保持部75とがこの順に連続して形成されている。プレート保持部75には、複数のクラッチプレート76が回転軸線方向に間隔を空けてプレート保持部75から回転径方向の内側に延びた状態に保持されている。
インプットシャフト41の外周面には、ボールベアリング51が外嵌されている部分の右側に隣接する部分に、スプライン81が形成されている。これに対応して、外嵌部71の内周面には、スプライン82が形成されている。外嵌部71は、インプットシャフト41のスプライン81が形成されている部分に外嵌され、スプライン82がスプライン81と噛み合うことにより、インプットシャフト41にスプライン嵌合している。
また、インプットシャフト41の外周面には、スプライン81が形成されている部分の右側に隣接する部分に、ねじ83が切られている。ねじ83が切られた部分には、ロックナット84が螺着されている。ロックナット84が締め付けられて、ボールベアリング48のインナレース、ボールベアリング51のインナレースおよびクラッチドラム61の外嵌部71がインプットシャフト41に形成された押し付け面85(図1参照)とロックナット84との間で圧接されることにより、ボールベアリング48のインナレース、ボールベアリング51のインナレースおよびクラッチドラム61がインプットシャフト41に対して固定されている。
クラッチハブ62は、ギヤ42と一体に形成され、ギヤ42のウェブ53から複数のクラッチプレート76に回転径方向の内側から対向する位置まで延びる略円筒状をなしている。クラッチハブ62には、複数のクラッチディスク91が回転軸線方向に間隔を空けて保持されている。クラッチプレート76とクラッチディスク91とは、回転軸線方向に交互に並ぶように配置されている。
クラッチピストン63は、クラッチドラム61とクラッチハブ62との間に、回転軸線方向に移動可能に設けられている。クラッチピストン63は、回転軸線方向に見た形状が円環状をなし、その内周部がクラッチドラム61の外嵌部71に回転径方向の外側から対向している。また、クラッチピストン63には、シール92が貼着されている。シール92の外周端部93は、クラッチドラム61のプレート保持部75に液密的に当接し、内周端部94は、クラッチドラム61の外嵌部71に液密的に当接している。これにより、インプットシャフト41の周囲において、クラッチドラム61とクラッチピストン63との間に、クラッチピストン63に作用する油圧が供給されるピストン室95が形成されている。
キャンセラ64は、クラッチハブ62とクラッチピストン63との間に設けられている。回転軸線方向に見た形状が円環状をなし、その内周端部がクラッチドラム61の外嵌部71に外嵌されている。キャンセラ64の外周端部には、シール96が貼着されている。シール96は、クラッチピストン63に液密的に当接している。これにより、クラッチピストン63とキャンセラ64との間に、キャンセラ室97が形成されている。キャンセラ室97には、リターンスプリング98が設けられており、クラッチピストン63とキャンセラ64とは、リターンスプリング98の付勢力により、互いに離間する方向に弾性的に付勢されている。この付勢により、キャンセラ64は、クラッチドラム61の外嵌部71に取り付けられたスナップリング99に当接し、回転軸線方向の移動が規制されている。
クラッチピストン63は、ピストン室95に供給される油圧により、クラッチプレート76側に移動し、クラッチプレート76を押圧する。この押圧により、クラッチプレート76とクラッチディスク91とが圧接し、クラッチ43が係合する。クラッチ43の係合状態から油圧が開放されると、クラッチピストン63とキャンセラ64との間に介在されているリターンスプリング98の付勢力により、クラッチピストン63がクラッチプレート76から離間する。その結果、クラッチディスク91とクラッチプレート76との圧接が解除され、クラッチ43が解放される。
<オイル供給構造>
インプットシャフト41の左側には、図1に示されるように、オイルポンプ5が配置されている。オイルポンプ5は、ポンプ駆動軸101およびポンプギヤ102を備えている。
ポンプ駆動軸101は、回転軸線に沿って延び、インプットシャフト41内に挿通されている。ポンプ駆動軸101の右側の端部は、トルクコンバータ2のフロントカバー11に直結されている。インプットシャフト41とポンプ駆動軸101との間には、隙間が空けられており、その隙間による軸間油路111が設けられている。軸間油路111の左側の端部は、シール112により封止されている。軸間油路111は、インプットシャフト41の右側の端面で開放されており、フロントカバー11とロックアップピストン25との間の解放側油室28と連通している。
ポンプ駆動軸101の左側の端部には、軸心油路113が形成されている。また、ポンプ駆動軸101には、軸間油路111と軸心油路113とを連通する連通油路114が形成されている。
ポンプギヤ102は、ポンプ駆動軸101と一体回転可能に設けられている。トルクコンバータ2のフロントカバー11が回転すると、ポンプ駆動軸101が回転し、ポンプギヤ102がポンプ駆動軸101と一体に回転する。ポンプギヤ102の回転により、オイルポンプ5で油圧が発生し、その油圧がバルブボディ(図示せず)に供給される。
リテーナ45の内部には、複数の供給油路115が形成されている。各供給油路115は、リテーナ45の内周面で開放されている。
ステータシャフト44には、連通油路116、クラッチ油路117およびキャンセラ油路118が形成されている。
連通油路116は、供給油路115の1つ(以下、この供給油路115を他の供給油路115と区別する必要がある場合には「第1供給油路115」という。)と連通している。また、連通油路116は、ニードルローラベアリング47の右側において、インプットシャフト41とステータシャフト44との間の隙間46に開放され、その隙間46と連通している。
クラッチ油路117は、第1供給油路115以外の供給油路115の1つ(以下、この供給油路115を他の供給油路115と区別する必要がある場合には「第2供給油路115」という。)と回転径方向に対向する位置とステータシャフト44の左側の端面との間で回転軸線方向に延びている。クラッチ油路117の左側の端部は、ボール119の圧入により封止されている。クラッチ油路117は、ステータシャフト44に形成された接続油路120を介して第2供給油路115と連通している。また、クラッチドラム61の第2中間部73には、オイル供給孔121が貫通して形成されており、クラッチ油路117は、ステータシャフト44に形成された分岐油路122を介してオイル供給孔121と連通している。
キャンセラ油路118は、第1供給油路115および第2供給油路115とは別の供給油路115(以下、この供給油路115を他の供給油路115と区別する必要がある場合には「第3供給油路115」という。)と回転径方向に対向する位置とステータシャフト44の左側の端面との間で回転軸線方向に延びている。キャンセラ油路118は、ステータシャフト44の左側の端面で開放されており、そのステータシャフト44の左側の端面とクラッチドラム61の第1中間部72との間に設けられたオイル流入空間123と連通している。また、キャンセラ油路118は、ステータシャフト44に形成された接続油路124を介して第3供給油路115と連通している。
オイルポンプ5からバルブボディに供給される油圧は、バルブボディで調圧される。そして、その油圧により、バルブボディから軸心油路113および各供給油路115にオイルが供給される。
軸心油路113に供給されるオイルは、連通油路114を通して軸間油路111に供給され、軸間油路111を流れて、トルクコンバータ2の解放側油室28に供給される。
第1供給油路115に供給されるオイルは、連通油路116を通してインプットシャフト41とステータシャフト44との間の隙間46に供給され、その隙間46を流れて、ステータシャフト44の右側の端部とタービンハブ13のボス部22との間を通してトルクコンバータ2の係合側油室27に供給される。
第2供給油路115に供給されるオイルは、接続油路120を通してクラッチ油路117に供給され、クラッチ油路117から分岐油路122およびオイル供給孔121を通してクラッチ43のピストン室95に供給される。
第3供給油路115に供給されるオイルは、接続油路124を通して、キャンセラ油路118に流出し、キャンセラ油路118を流れて、キャンセラ油路118からステータシャフト44の左側の端面とクラッチドラム61の第1中間部72との間のオイル流入空間123に流出する。
図3は、クラッチドラム61の外嵌部71および第1中間部72を右側から見た側面図である。
クラッチドラム61の外嵌部71および第1中間部72の外表面(右側の面)には、たとえば、3つの外溝131が等角度間隔で形成されている。各外溝131は、第1中間部72の回転径方向の途中部から回転径方向の内側に延び、外嵌部71の内周面で開放されている。
そして、外嵌部71の内周面には、各外溝131と回転方向に同じ位置に、スプライン82の一部を回転軸線方向の全長にわたって欠落(欠歯)させることにより、内周溝132が形成されている。
また、外嵌部71には、キャンセラ室97に臨む位置に、オイル供給孔133が貫通して形成されている。
これにより、キャンセラ油路118からステータシャフト44の左側の端面とクラッチドラム61の第1中間部72との間のオイル流入空間123に流出するオイルは、各外溝131に流入し、外溝131から内周溝132に流れ込み、内周溝132からオイル供給孔133を通してキャンセラ室97に供給される。
<作用効果>
以上のように、クラッチドラム61には、インプットシャフト41に外嵌される外嵌部71が形成されている。インプットシャフト41の周囲でクラッチドラム61の外嵌部71に隣接する位置には、オイルが流入するオイル流入空間123が設けられている。オイル流入空間123とキャンセラ室97とは、クラッチドラム61に形成された外溝131およびインプットシャフト41と外嵌部71との間に設けられた内周溝132からなる油路を介して連通されている。そのため、クラッチピストン63の内周端部が外嵌部71に対して回転径方向に対向し、これによりオイル流入空間123とキャンセラ室97との間にクラッチピストン63が配置されていても、オイル流入空間123から油路(外溝131および内周溝132)を通してキャンセラ室97にオイルを供給することができる。
また、クラッチピストン63の内周端部が外嵌部71に対して回転径方向に対向する構成では、その内周端部を外嵌部71との間に隙間が生じる程度に外嵌部71に近接させることにより、クラッチピストン63の受圧面積の拡大を図ることができる。受圧面積の拡大により、クラッチ枚数(クラッチプレート76およびクラッチディスク91の枚数)を増加させたり、ピストン室95に供給される油圧を増大させたりせずに、クラッチ43の伝達トルク容量を増大させることができる。したがって、クラッチ枚数の増加によるコストアップやピストン室95に供給される油圧の増大によるクラッチドラム61やクラッチピストン63の強度不足の問題を回避しつつ、クラッチ43の伝達トルク容量を増大させることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、クラッチドラム61の外嵌部71の内周面に内周溝132が形成された構成を取り上げた。これに限らず、内周溝132に代えて、インプットシャフト41のスプライン81の一部を回転軸線方向にわたって欠落(欠歯)させることにより、外周溝が形成されてもよい。ただし、クラッチドラム61の外表面に外溝131が形成されている構成では、外溝131が外周溝に接続されるようにインプットシャフト41と外嵌部71との回転方向の位置を合わせる必要があり、インプットシャフト41へのクラッチドラム61の組み付けに手間がかかるので、外嵌部71の内周面に内周溝132が形成されることが好ましい。
また、外溝131およびこれに接続される内周溝132からなる油路が3本形成されているとしたが、外溝131および内周溝132からなる油路の本数は、キャンセラ室97への供給が必要とされるオイルの流量に応じて適宜に変更されるとよい。また、キャンセラ室97への供給が必要とされるオイルの流量に応じて、外溝131および内周溝132からなる油路の幅(断面積)が調整されてもよい。
さらに、ロックナット84を用いずに、クラッチドラム61がインプットシャフト41に対して固定される構成では、外溝131が省略されて、内周溝132またはインプットシャフト41に形成される外周溝で油路が構成されてもよい。
また、自動変速機3に備えられたクラッチ43にオイルを供給する構造を例にとったが、本発明は、自動変速機3以外の動力伝達機構に備えられたクラッチ(ブレーキ)にオイルを供給する構造にも適用可能である。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
43 クラッチ
61 クラッチドラム
63 クラッチピストン
64 キャンセラ
71 外嵌部
95 ピストン室
97 キャンセラ室
123 オイル流入空間
132 内周溝(油路)
223 クラッチハブ
271 クラッチドラム

Claims (1)

  1. クラッチドラム、クラッチピストンおよびキャンセラを備え、回転軸に外嵌される外嵌部が前記クラッチドラムに形成され、前記クラッチピストンが前記クラッチドラムの内側に設けられて、前記クラッチドラムと前記クラッチピストンとの間にピストン室が形成され、前記クラッチピストンの内周端部が前記外嵌部に対して回転径方向に対向し、前記キャンセラが前記クラッチピストンに対して前記ピストン室と反対側に設けられた構成を有するクラッチにおいて、前記クラッチピストンと前記キャンセラとの間に形成されるキャンセラ室に油圧を供給する構造であって、
    前記回転軸の周囲で前記外嵌部に隣接する位置に、オイルが流入するオイル流入空間が設けられ、
    前記回転軸と前記外嵌部との間に、前記オイル流入空間と前記キャンセラ室とを連通させる油路が設けられている、オイル供給構造。
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