JP2017522598A - 360度プライバシーフィルム - Google Patents

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Abstract

光制御フィルムであって、それらを通って透過された光を、360°視野領域内に閉じ込め、かつこの視野領域の外側の光を遮断する光制御フィルムが提供される。該光制御フィルムは、一次元光制御フィルムと比較して光透過率を損なうことなく、フィルムの左右及び上下を含む全ての方向に安全性を提供することができる。該光制御フィルムは、光透過性のテーパ形状柱状物のアレイと、柱状物間に配設された吸収性領域と、を含む。

Description

本開示は、光制御フィルム及びそれを組み込んだディスプレイに関する。
光コリメートフィルムとしても知られる光制御フィルム(LCF)は、光の透過率を調節し、かつ他者から視認されているものをしばしば見えなくする(例えば、プライバシーフィルム)ように構成される、光学フィルムである。LCFが既知であり、典型的には、複数の平行な溝を有する光透過性フィルムが挙げられ、これらの溝は、光吸収材料で形成されている。種々のLCFは、例えば、米国特許第8,213,082号(Graidesら)、米国特許出願公開第2008/0186558号(Leeら)、米国特許第6,398,370号(Chiuら)などに記載されている。
LCFは、表示面、像表面、又は他の視認される表面に近接して定置することができる。視認者が、フィルム表面に対して垂直な方向においてLCFを通して画像を見る垂直入射(即ち、視野角0°)では、画像が視認可能である。視野角が増加するにつれて、LCFを通って透過される光の量は、視野カットオフ角に到達するまでは減少し、そこでは、実質的に全ての光が、光吸収材料により遮断され、画像はもはや視認可能ではない。これは、視野角の典型的な範囲の外側にいる他者による観察を遮断することによって、視認者にプライバシーを提供することができる。
LCFは、ポリカーボネート基材上で重合性樹脂を成形し、紫外線硬化させることによって調製することができる。このようなLCFは、St.Paul,Minn.のMinnesota Mining and Manufacturing Company(「3M」)から商品名「3M Filters for Notebook Computers and LCD Monitors」で市販されている。
従来の並列溝付きフィルムは、一次元の光制御又はプライバシーフィルムであり、即ち、それらはフィルムの左右(又は上下)に対してのみ光制御効果を有する。したがって、従来のフィルムの単一シートは、フィルムの左右及び上下を含むあらゆる方向に安全性を確保する利用者の要求を満たすことができない。従来の光制御フィルムによる種々の方向における光制御効果を達成するために、2つのフィルムは、互いに交差するそれらのルーバ方向で重なる可能性がある。しかしながら、これは必然的に、フィルムの厚さを増加させ、光透過率を減少させる問題をもたらす。
簡潔には、一態様において、本開示は、表面に対する法線(垂直線)を中心にした視野領域内でのみ、光を透過させることができるか、又は視認者が情報を観察することを可能にする光制御フィルムを提供する。光制御フィルムは、概して、この視野領域外の情報又は光を遮断し、フィルムの左右及び上下を含むあらゆる方向に安全性を提供することができる。本明細書に記載される光制御フィルムは、その表面から透過される光を、表面に対する法線を中心とした360度視円錐内に閉じ込める360度プライバシーフィルムであり得る。
別の態様において、光制御フィルムが提供される。光制御フィルムは、第1の主表面と、第1の主表面とは反対の第2の主表面と、を含む。視軸は、第1及び第2の主表面のうちの少なくとも1つに対して略垂直である。光透過性材料を含む柱状物のアレイが、列及び行を伴って二次元で配置され、第1の主表面から第2の主表面までそれぞれの長手方向軸に沿って延在する。吸収性領域が、柱状物のアレイの間に配設されている。吸収性領域は、光学的吸収性材料を含み、第1の主表面から第2の主表面まで少なくとも部分的に延在する。柱状物のうちの少なくとも1つは、それぞれの長手方向軸に沿ってテーパ形状を有する。柱状物のアレイ及び吸収性領域は、第1又は第2の主表面から透過された光を、視軸の周囲の360°視円錐内に閉じ込めるように配置される。
更に別の態様において、光制御フィルムを備えた表示デバイスが提供される。光制御フィルムは、第1の主表面と、第1の主表面とは反対の第2の主表面と、を含む。視軸は、第1及び第2の主表面のうちの少なくとも1つに対して略垂直である。光透過性材料を含む柱状物のアレイが、列及び行を伴って二次元で配置され、第1の主表面から第2の主表面までそれぞれの長手方向軸に沿って延在する。吸収性領域が、柱状物のアレイの間に配設されている。吸収性領域は、光学的吸収性材料を含み、第1の主表面から第2の主表面まで少なくとも部分的に延在する。柱状物のうちの少なくとも1つは、それぞれの長手方向軸に沿ってテーパ形状を有する。柱状物のアレイ及び吸収性領域は、第1又は第2の主表面から透過された光を、視軸の周囲の360°視円錐内に閉じ込めるように配置される。
本開示の例示的な実施形態では、種々の予期せぬ結果及び利点が得られる。本開示の例示の実施形態の1つのこのような利点は、本明細書に記載される光制御フィルムが、例えば、米国特許第8,213,082号(Graidesら)で開示されたフィルムなどの従来の一次元光制御フィルムに匹敵する高光透過率をなお呈しつつ、360度プライバシー保護を提供することができることである。
本開示の例示的な実施形態の種々の態様及び利点を、「課題を解決するための手段」として記述した。上記の発明の概要は、本発明の特定の例示的な実施形態の図示された各実施形態又は全ての実現形態を説明することを意図したものではない。図及び以下の詳細な説明は、本明細書に開示された原理を使用するいくつかの好ましい実施形態を更に具体的に例示する。
以下の本開示の種々の実施形態の詳細な説明を添付図面と併せて考慮することで、本開示のより完全な理解が可能である。
一実施形態による、光制御フィルムの上面斜視分解図を示す。 図1の光制御フィルムの斜視概略図である。 一実施形態による、柱状物のアレイを示す、光制御フィルムの斜視図である。 図3の光制御フィルムの平面図である。 柱状物の間の吸収性領域を示す、図3の光制御フィルムの断面図である。 別の実施形態による、光制御フィルムの断面図を示す。 本開示におけるサンプル1による、光制御フィルムの平面図である。 図7の光制御フィルムの底面図である。 本開示におけるサンプル1による、光制御フィルムの正規化光透過率を示す。 一次元光制御フィルムの正規化光透過率を示す。 図9Aの光制御フィルムについての視野角に対する輝度のプロットを示す。 図9Bの一次元光制御フィルムについての視野角に対する輝度のプロットを示す。
図中、同様の参照番号は、同様の要素を示す。上記の図面(原寸大で描かれているわけではない)は、本開示の種々の実施形態を示すが、「発明を実施するための形態」において記載されるように、他の実施形態もまた企図される。全ての場合において、本開示では、本開示内容を例示的な実施形態の代表として記載しており、限定としてではない。当然のことながら、当業者であれば、本開示の範囲及び趣旨に含まれる他の多くの変更及び実施形態を考案することができるということが理解されるべきである。
本開示は、表面に対する法線(垂直線)を中心にした視野領域内でのみ、光を透過させることができるか、又は視認者が情報を観察することを可能にする光制御フィルムを提供する。光制御フィルムは、概して、この視野領域外の情報又は光を遮断し、フィルムの左右及び上下を含むあらゆる方向に安全性を提供することができる。本明細書に記載される光制御フィルムは、その表面から透過される光が、表面に対する法線を中心とした360°視円錐内にあることを制限する360度プライバシーフィルムであり得る。
「光透過率」、「光学的に透明」、又は「光を透過する」などの用語は、例えば、米国特許第8,213,082号(Graidesら)に開示されるフィルムなどの従来の一次元光制御フィルムの光透過部分に対して許容可能である程度まで、所望の波長において光が透過されることを意味する。いくつかの実施形態において、光透過部は、可視光スペクトルにおいて、例えば、90%以上、95%以上、又は98%以上の透過率を有することができる。
「光学的吸収性」、「光学的に不透明」、又は「光を透過しない」などの用語は、例えば、米国特許第8,213,082号(Graidesら)に開示されるフィルムなどの従来の一次元光制御フィルムの光吸収性部分に対して許容可能である程度まで、所望の波長において光が吸収及び/又は拡散される(若しくは分散される)ことを意味する。いくつかの実施形態において、吸収性部分は、可視光スペクトルにおいて、例えば、10%以下、5%以下、又は2%以下の透過率を有することができる。
図1は、本開示の一態様による光制御フィルム(LCF)100の上面斜視分解図を示す。LCF 100は、第1の主表面114及び反対側の第2の主表面116を有する、微細構造化層110を含む。視軸115は、第1の主表面114及び第2の主表面116のうちの少なくとも1つに対して略垂直である。微細構造化層110は、光透過性材料を含む柱状物122のアレイと、柱状物122の間に配設された光学的吸収性材料を含む吸収性領域124と、を含む。柱状物122は、列及び行を伴って二次元で配置され、第1の主表面114と第2の主表面116との間で視軸115に沿って長手方向に延在する。柱状物122の光透過性材料(又は光を透過する光学的に透明な領域)は、それら通る所望の波長における光の伝播を可能にする。吸収性領域124の光学的吸収性材料(又は光を透過しない光学的に不透明な領域)は、それらを通る所望の波長における光の伝播を妨げる。柱状物122は、隣接する柱状物122を光学的に分離する吸収性領域124によって、光学的に隔離され得る。
いくつかの実施形態において、柱状物122の光透過性材料は、可視光スペクトルにおいて、例えば、90%以上、95%以上、又は98%以上の透過率を有することができる。いくつかの実施形態において、吸収性領域124の光学的吸収性材料は、可視光スペクトルにおいて、例えば、10%以下、5%以下、又は2%以下の透過率を有することができる。
図1に示す実施形態において、柱状物122の各々は、視軸115に対して略垂直な横平面において六角形の断面形状を有する。いくつかの実施形態において、柱状物122のアレイは各々、円形状、楕円形状、又は多角形形状であってもよい断面を含むことができることを理解するべきである。いくつかの実施形態において、柱状物122のうちの少なくとも1つは、不規則な断面形状を有してもよい。いくつかの実施形態において、柱状物122のアレイは、第1の断面形状を有する第1の柱状物と、第1の断面形状とは異なる第2の断面形状を有する第2の柱状物と、を含むことができる。いくつかの実施形態において、柱状物122のアレイの断面形状は、2つ又はそれ以上の多角形の混合物であり得る。
いくつかの実施形態において、柱状物122の六角形は、最密充填レイアウトで配置することができ、それらの間の吸収性領域124は、蜂の巣パターンを形成することができる(例えば、以下で更に論じられる図4、7、及び8を参照)。柱状物122は、吸収性領域124の蜂の巣パターンが、それぞれの横平面において略均一な壁厚を有することができるように配置することができる。いくつかの実施形態において、柱状物122のアレイは、非周期的に位置付けることができる。柱状物122のアレイは、横平面において形成されたパターンが非周期的であるようにランダムに配置することができる。
特定の一実施形態において、柱状物122は、他所に記載されるように、柱状物122の断面が、第1の主表面114から第2の主表面116に至る方向にサイズを減少することができるテーパ形状を有する。
LCF 100は、微細構造化層110の第2の主表面116に結合される光学的に透明な担体層130を更に含む。いくつかの実施形態において、担体層130は、例えば、ポリカーボネートフィルム(複数可)などの光透過性ポリマー材料(複数可)を含む可撓性ベース基材層であり得る。いくつかの実施形態において、LCF 100は、第1の主表面114で微細構造化層110を被覆する任意のカバーフィルムを更に含むことができる。任意のカバーフィルムは、担体層130と同じ材料、又は担体層130とは異なる材料を含むことができ、例えば、接着剤などの結合剤で微細構造化層110に結合することができる。いくつかの実施形態において、担体層130は、第1の主表面114で配設され得、任意のカバーフィルムは、第2の主表面116で配設され得ることを理解するべきである。
図1は、光が、柱状物122内で実質的に長手方向に透過され、主としてZ軸又は視軸115に沿って配向される方向にLCF 100を出ることができるように、柱状物122が、光学的に隔離されることを例示するために、一組の座標軸X、Y、及びZを更に示す。光は、X−Y軸によって形成される横平面内で実質的に横方向には透過され得ない。
特定の一実施形態において、視野平面118は、Y−Z平面(視軸115及びY軸に略平行な線117によって画定される)から方位角βで位置付けられように示される。視野平面118は、Z軸に略平行な視軸115を含み、X−Y平面に対して略垂直に延在する。視野平面118は、視軸115から測定される視野又は透過カットオフ角φ”に位置する視野カットオフ線119を更に含み、そのため視野カットオフ角φ”を超えるいずれの角度に対しても、光はLCF 100を通って実質的に透過され得ない。視野カットオフ角φ”の大きさは、他所に記載されるように、方位角及び柱状物122の形状に応じて変化し得る。いくつかの実施形態において、視野カットオフ角φ”は、例えば、約10度から約70度まで変化し得る。いくつかの実施形態において、視野カットオフ角φ”は、約45°以下であり得る。いくつかの実施形態において、視野カットオフ角φ”は、約30°以下であり得る。いくつかの実施形態において、視野カットオフ角φ”は、方位角が0度から360度まで変化するとき、X−Y平面内の柱状物122の断面形状に従って変化し得る。いくつかの実施形態において、視野カットオフ角φ”は、方位角が0度〜360度まで変化する際、30°〜45°に変化し得る。
図2は、光源290と視認者A、B、C、又はDとの間に配設された光制御フィルム(LCF)100の斜視概略図を示す。LCF 100から透過される光は、視軸115の周囲にあり、視野カットオフ角φ”によって画定される360°視円錐215に閉じ込められる。視認者A、B、C、Dは、視軸115周囲の種々の位置(左右、上下、及び視軸115を取り囲む360度の円の周囲など)に位置する。したがって、LCF 100は、視野カットオフ角φ又は360°視円錐215の外側である光源290からの光線が視認者A、B、C、及びDに到達するのを防止する。
図3は、一実施形態による、柱状物322のアレイを示す、光制御フィルム300の斜視図である。図4は、光制御フィルム300平面図である。柱状物322のアレイは、光透過性材料を含む図1の柱状物の122のアレイであり得る。柱状物322のアレイは、例えば、図1の担体層130などであり得る、光学的に透明な担体層330によって支持される。柱状物322は、列及び行を有し、それらの間に間隙325を伴って二次元で配置される。間隙325は、光学的吸収性材料で充填され、例えば、以下で更に論じられる図5に示す吸収性領域340などの吸収性領域を形成する。柱状物322の間の吸収性領域の形成後に、光制御フィルム300は、第1の主表面314と、第1の主表面314とは反対の第2の主表面316と、を有する。柱状物322は、第1の主表面314と第2の主表面316との間にそれぞれの長手方向軸AA’に沿って延在する。
視軸315は、第1及び第2の主表面314及び316のうちの少なくとも1つに対して略垂直である。柱状物322は各々、それぞれの長手方向軸AA’に沿ってテーパ形状を有し、傾斜する側面323を形成する。視軸315に略垂直な横平面における柱状物322の断面は、第2の主表面316から第1の主表面314に向かう方向でサイズが減少する。各柱状物322は、第1の主表面314に隣接する第1の端部324と、第2の主表面316に隣接する第2の端部328と、を含む。第2の端部328は、光学的に透明な担体層330によって支持される。
任意に、担体層330は、結合剤(例えば、接着剤)を含み、かつLCF 300を、他所に記載されるように、様々な機能のうちの少なくとも1つを果たすことが可能である、様々な基材に連結することができる、例えば、接着剤層などの結合層を含むことができる。いくつかの実施形態において、結合剤は、担体層330の主表面、及び/又は縁部(複数可)に配設することができる。
図3及び4に示す実施形態において、各柱状物322は、横平面において六角形の断面形状を有する。柱状物322のアレイは、図4に示す蜂の巣パターンをそれらの間に形成する、間隙325(及び以降は図5の充填された吸収性領域340)を有する最密充填レイアウトで配置される。間隙325の空隙は、横平面で略均一であり、第1の主表面314から第2の主表面316に向かう方向でサイズが減少することができる。
図5に示すように、間隙325は、光学的吸収性材料(複数可)で充填され、吸収性領域340を形成することができる。吸収性領域340は、例えば、光学的吸収性材料を含む図1の吸収性領域124であり得る。吸収性領域340は、視軸315に対して略垂直な横平面において蜂の巣パターンを形成する。柱状物322のアレイは、充填された吸収性領域340が、それぞれの横平面において略均一な壁厚を有することができるように配置することができる。吸収性領域340は、第1の主表面314に隣接する第1の端部344と、第2の主表面316に隣接する第2の端部348と、を有する。
柱状物322のアレイの最密充填レイアオウトは、光吸収性面積に対する光透過性面積の比を最大化することができ、これによって、LCF 300の光透過率を増加させる。いくつかの実施形態において、LCF 300は、約50%以上の正規化光透過率を有することができる。いくつかの実施形態において、LCF 300は、約63%以上の正規化光透過率を有することができる。いくつかの実施形態において、LCF 300は、約70%以上の正規化光透過率を有することができる。加えて、隣接する柱状物322の両側表面323は、光学的吸収性材料(複数可)が均一に充填され、吸収性領域340を形成することができる横方向に均一な空隙又は間隙325を画定する。柱状物322の間の間隙325は、光学的吸収性材料(複数可)を含有する重合性組成物がそれを通って流れ、光学的吸収性材料(複数可)を均一に分配することができる流体通路を提供することができる。
柱状物322は、それらの間の吸収性領域340で分離される。当業者に認識されるように、隣接する柱状物322間の空隙は、中心間距離を計算すること、かつディスプレイの画素サイズ及び空隙を考慮することによって決定することができる。柱状物322間の空隙が変動することは、高密度、中密度、又はより低い密度を有する柱状物のアレイの形成をもたらす可能性がある。柱状物322は、任意の好適な距離で離間されてもよい。2つの隣接柱状物の中心点間の距離を測定することによって、空隙が決定される。柱状物322は、概して、10マイクロメートル〜500マイクロメートルで離間され得る。いくつかの実施形態において、柱状物322は、約20マイクロメートル〜約400マイクロメートルで離間されてもよい。いくつかの実施形態において、柱状物322は、約30マイクロメートル〜約300マイクロメートルで離間されてもよい。いくつかの実施形態において、柱状物322は、約50マイクロメートル〜約200マイクロメートルで離間されてもよい。
図5は、図4の横軸BB’に沿う光制御フィルム300の断面図である。柱状物322は、各々、その側面323と視軸315との間に形成された抜き勾配αを備えたテーパ形状を有する。抜き勾配αは、LCF 300を通る光透過率に影響を及ぼし得る。例えば、10度を超える比較的大きな抜き勾配は、吸収性領域340の幅を増加させることができ、これによって、法線入射における透過率を減少させる。いくつかの実施形態においては、抜き勾配αは、約5°以下であり得る。いくつかの実施形態においては、抜き勾配αは、約3°以下であり得る。いくつかの実施形態においては、抜き勾配αは、約0.5°〜3°であり得る。
柱状物322は、それぞれの柱状物322の第1の端部324から第2の端部328までの長手方向距離である深さ「D」を有する。第1及び第2の端部324及び328は、それぞれ第1の端部幅「W」と、第2の端部幅「W」と、を有する。第1の端部幅「W」及び第2の端部幅「W」は、それぞれの横平面における柱状物322の断面の代表的な横寸法である。吸収性領域340の蜂の巣パターンは、第1の主表面314に隣接する第1の端面344における第1の壁厚「T」と、第2の主表面316に隣接する第2の端面348における第2の壁厚「T」と、を有する。第1の壁厚「T」及び第2の壁厚「T」は、それぞれの横平面における吸収性領域340の断面の代表的な横寸法である。図3〜5に示した実施形態において、柱状物322は、各々、WがWを超え、かつTがTを超えるようにテーパ形状を有する。
柱状物322のアスペクト比は、長手方向軸AA’に沿う平均長手方向寸法と横軸BB’に沿う平均横寸法との間の比として定義することができる。図5の実施形態に示すように、柱状物322は、D/((W+W)/2)によって定義することができるアスペクト比を有する。いくつかの実施形態において、柱状物322は、六角形以外の多角形又は他の規則若しくは不規則形状の断面形状を有することができ、アスペクト比を同様の方法で定義することができることを理解するべきである。柱状物322のアスペクト比は、概して、アスペクト比によって決定される方向に有効な視野角を決定することができる。いくつかの実施形態において、アスペクト比D/((W+W)/2)は、2以上であってもよく、対応する有効視野角は、60度以下であってもよい。いくつかの実施形態において、アスペクト比D/((W+W)/2)は、8以下であってもよく、対応する有効視野角は、10度以上であってもよい。いくつかの実施形態において、アスペクト比D/((W+W)/2)は、2〜8であってもよく、対応する有効視野角は、60度〜10度であってもよい。いくつかの実施形態において、アスペクト比D/((W+W)/2)は、有効視野角が約45度以下であるように決定することができる。いくつかの実施形態において、アスペクト比D/((W+W)/2)は、有効視野角が約30度以下であるように決定することができる。
柱状物322と吸収性領域340との間の横寸法の比は、それぞれの断面における平均横寸法間の比によって定義することができる。図4又は5の実施形態に示すように、柱状物322は、六角形の断面形状を有し、吸収性領域340は、横寸法の比が(W+W)/(T+T)によって定義することができる蜂の巣パターンを形成する。いくつかの実施形態において、比(W+W)/(T+T)は、2〜30であってもよい。LCF300を通しての光透過率は、柱状物322と吸収性領域340との間の横寸法の比を増加させることによって増加させることができる。いくつかの実施形態において、比(W+W)/(T+T)は、5以上であってもよい。いくつかの実施形態において、比(W+W)/(T+T)は、10以上であってもよい。いくつかの実施形態において、比(W+W)/(T+T)は、20以上であってもよい。
柱状物322と吸収性領域340との間の側面積の比は、それぞれの断面における側面積の比によって定義することができる。LCF 300を通しての光透過率は、柱状物322と吸収性領域340との間の側面積の比を増加させることによって増加させることができる。いくつかの実施形態において、柱状物322と吸収性領域340との面積比は、第1の主表面314に隣接する断面において3:2以上であってもよく、第2の主表面316に隣接する断面において4:1以上であってもよい。いくつかの実施形態において、柱状物322と吸収性領域340との平均側面積比は、2:1以上、5:2以上、又は5:1以上であってもよい。
いくつかの実施形態において、柱状物322は、10マイクロメートル〜1mmまでの深さ「D」を有してもよい。第1の主表面314に隣接する断面六角形は、1〜200マイクロメートルの第1の幅「W」を有してもよい。第2の主表面316に隣接する断面六角形は、2〜250マイクロメートルの第2の幅「W」を有してもよい。吸収性領域340の蜂の巣パターンは、第1の主表面314に隣接する、0.2〜40マイクロメートル壁厚「T」を有してもよい。吸収性領域340の蜂の巣パターンは、第2の主表面316に隣接する、約0〜20マイクロメートル壁厚「T」を有してもよい。
いくつかの実施形態において、柱状物322は、15〜1000マイクロメートルの深さ「D」を有してもよい。第1の主表面314に隣接する断面六角形は、10〜100マイクロメートルの第1の幅「W」を有してもよい。第2の主表面316に隣接する断面六角形は、20〜120マイクロメートルの第2の幅「W」を有してもよい。吸収性領域340の蜂の巣パターンは、第1の主表面314に隣接する、2〜40マイクロメートル壁厚「T」を有してもよい。吸収性領域340の蜂の巣パターンは、第2の主表面316に隣接する、約0〜20マイクロメートル壁厚「T」を有してもよい。
柱状物322のアレイは、例えば、透明なポリマー材料などの光学的に透明な材料を含む。いくつかの実施形態において、透明なポリマー材料としては、ポリウレタン、アクリレート、及びポリカーボネートのうちの少なくとも1つが挙げられる。
いくつかの実施形態において、柱状物322のアレイは、重合性樹脂を成形及び硬化することによって調製することができる。重合性樹脂は、例えば、(メタ)アクリレートモノマー、(メタ)アクリレートオリゴマー、及びこれらの混合物から選択される第1及び第2の重合性成分の組み合わせを含むことができる。本明細書で使用するとき、「モノマー」又は「オリゴマー」は、ポリマーに変換することができる任意の物質である。用語「(メタ)アクリレート」は、アクリレート及びメタクリレート化合物の両方を指す。場合によっては、重合性組成物は、(メタ)アクリレート化ウレタンオリゴマー、(メタ)アクリレート化エポキシオリゴマー、(メタ)アクリレート化ポリエステルオリゴマー、(メタ)アクリレート化フェノールオリゴマー、(メタ)アクリレート化アクリルオリゴマー、及びこれらの混合物を含むことができる。重合性樹脂は、紫外線(UV)硬化性樹脂などの放射線硬化性ポリマー樹脂であってよい。場合によっては、本説明のLCFに有用な重合性樹脂組成物は、米国特許出願公開第2007/0160811号(Gaidesら)に記載されている重合性樹脂組成物を含むことができる。
吸収性領域340は、少なくとも可視スペクトルの一部で光を吸収又は遮断するように機能する任意の好適な材料であり得る光学的吸収性材料を含む。いくつかの実施形態において、光学的吸収性材料は、コーティングされるか、又は別の方法で柱状物322間の間隙325内に設けられ、吸収性領域340を形成してもよい。いくつかの実施形態において、光学的吸収性材料は、カーボンブラックなどの黒色着色剤を含むことができる。カーボンブラックは、10マイクロメートル未満、例えば、1マイクロメートル以下の粒径を有する粒状カーボンブラックであってよい。カーボンブラックは、いくつかの実施形態では、1マイクロメートル未満の平均粒径を有してよい。いくつかの実施形態において、吸収性材料(例えば、カーボンブラック、別の顔料若しくは染料、又はこれらの組み合わせ)は、例えば、放射線又は加熱によって硬化され、放射線硬化樹脂又は熱硬化樹脂を形成することができる樹脂の中に埋め込まれることができる。更に他の実施形態において、吸収性材料は、好適な結合剤中に分散され得る。いくつかの実施形態において、吸収性領域340は、例えば、0.1重量%〜3重量%のカーボンブラックなどの黒色着色剤を含むことができる。光学的吸収性材料はまた、光が吸収性領域340を通って透過されるのを遮断するように機能することができる粒子又は他の散乱要素を含むことができる。
図6は、別の実施形態による、LCF 400の断面図を示す。図5のLCF 300と同様に、LCF 400は、光透過性材料を含む柱状物422のアレイと、柱状物422間に配設されて微細構造化層410を形成する吸収性領域440と、を含む、微細構造化層410を含む。柱状物422は、各々、第1の端部424と第2の端部428との間に長手方向に延在する。柱状物422は、第2の端部428でランド領域426を介して接続される。ランド領域426は、柱状物422と同じ材料であっても、又は柱状物422とは異なる材料であってもよい光透過性材料を含む。
任意に、LCF 400は、例えば、接着剤層427などの結合層を含んでもよい。いくつかの実施形態において、接着剤層427は、結合剤(例えば、接着剤)を柱状物422の第2の端部428にコーティングすることによってLCF 400に組み込まれてもよい。いくつかの実施形態において、接着剤層427は、当該技術分野において既知である積層プロセスを介して、接着剤層427を担体から微細構造化層410に移動させることによって、LCF 400に移動させることができる。接着剤層427は、光(例えば、光の紫外線及び/又は可視波長)の透過を実質的に可能にすることができる。
任意の接着剤層427は、LCF 400を基材450に結合させることができる。いくつかの実施形態において、基材450は、微細構造化層410又は処理工程の間に微細構造化層410を形成する材料を担持するように機能する可撓性担体(例えば、紙、コーティングされた紙、高分子フィルム、金属フィルム)であってもよい。いくつかの実施形態において、基材450は、剛性又は可撓性材料(例えば、建築用窓ガラス、スライドガラス、プラスチックフィルム、コーティングされた紙など)であってもよく、物品と関連付けられる機能特性(例えば、構造、形状、サイズ、化学的一体性、光学特性、及び/又は接着特性)を保持するように保護層として機能し得る。いくつかの実施形態では、基材450は、撮像システムのコンポーネント(例えば、液晶ディスプレイ、カメラ、レンズ、光ファイバ束)又は他の情報担持デバイスであってもよい。いくつかの実施形態において、基材450は、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、プラズマディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、印刷画像などのディスプレイ、又は建築用窓ガラス等の窓であってもよい。いくつかの実施形態において、接着剤層427は、柱状物422の第1の端部424で配設され、LCF 400を別の基板に結合させることができる。
基材450は、様々な目的に使用することができる可撓性コンポーネントであってもよい。可撓性基材の非限定的な例としては、高分子フィルム、金属フィルム、又は紙が挙げられる。いくつかの実施形態において、基材450は、接着剤層427を微細構造化層410に移動させるために、接着剤層427でコーティングされる担体(例えば、剥離ライナ)である。好ましくは、これらの及び他の実施形態において、基材450は、基材450から接着剤層427の剥離を容易にするように、シリコーン、フルオロシリコーン、ワックス、又は他の低表面エネルギー材料等の剥離化学物質でコーティングされてもよい。可撓性基材は、LCF 400を処理する、担持する、及び/又は損傷若しくは汚損から保護するために使用されてもよい。
基材450は、LCFを非可撓性にさせるか、又はそれに構造記憶を保持させる剛性の構造コンポーネント(例えば、表示面、建築用窓ガラス、カメラ、光ファイバフェースプレート、顕微鏡スライド、ミラー)であってもよい。LCFを剛性基材に結合することによって、物品は、光学的に検出可能(interrogatable)である形状を保持することができる。LCFを剛性基材に結合する工程は、LCFを基材に直接接触させることによって、又はLCF及び/若しくは剛性基材を結合剤でコーティングし、次いでLCF/結合剤を基材に、又は基材/結合剤をLCFに接触させることによって行われる。結合工程の結果によって、LCFを剛性基材に付着させるであろう。
本開示の方法の接着工程に有用な結合剤は、基材又はLCFの有害な劣化を伴うことなく、LCFの基材への付着を確保することが可能である、任意の物質であってもよい。当業者によって理解されるように、物品が結合剤でコーティングされるとき、LCFの裏面がコーティングされるであろう。すなわち、結合剤でコーティングされる表面は、空洞部などの形成された特徴部を封じ込めないLCFの表面である。好適な結合剤としては、液状エポキシ、糊、又は接着剤が挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、感圧接着剤が使用される。
剛性基材は、様々な材料のいずれかから形成されてもよく、上述した構造特性、並びに平坦度、強度、剛直性、低熱膨張係数、光学特性、及び微細構造化層適合性等の化学特性などの他の構造特性を含むがこれらに限定されない、剛性基材の所望の特性に従って選択される。例えば、剛性基材は、透明であること、選択的に透明であること、選択された屈折率を有すること、吸収性であること、選択的に吸収性であること、不透明であること、又は反射性であることを含むがこれらに限定されない、光学特性を有するように選択されてもよい。加えて、金属又は金属コーティングされた剛性構造が用いられてもよい。剛性基材用の組成物としては、例えば、アルミニウム、鉄、鋼、種々の合金等の金属、セラミックスファイバーグラスなどの複合体、シリコーン又は他の半導体材料、ガラス、剛性プラスチック又はポリマーなどが挙げられる。
本明細書に記載されるLCFは、例えば、(i)重合性組成物を調製する工程と、(ii)重合性組成物を、例えば、柱状物(例えば、図1の122、図3の322、又は図6の422)のアレイのネガティブレプリカである六角形ポケットを有するマスター型ネガティブ微細構造化成形面に堆積させる工程と、(iii)組成物を硬化させて、柱状物のアレイを作成する工程と、(iv)柱状物間の間隙を吸収性材料含有樹脂で充填し、吸収性領域(例えば、図1の124、図5の340、又は図6の440)を形成する工程と、を含む方法によって調製することができる。
サンプル1:多光子リソグラフィープロセスを使用して、各々が、2〜3度の抜き勾配、300マイクロメートルの長手方向深さ、及び1辺当たり75マイクロメートルの横幅を有する六角形柱状物のアレイを含むマスターツールを構築した。隣接する柱状物間の空隙又は間隙は、一方の端で15マイクロメートルであり、他方の端部で30マイクロメートルである。例示の多光子リソグラフィープロセスは、米国特許第8,605,256号(DeVoeら)に記載されている。代替的に、マスターツールは、ディープシリコーンエッチングプロセスによって作成されてもよい。例示のディープシリコーンエッチングプロセスは、米国特許第5,501,893号(Laermerら)に記載されている。次いで、六角形ポケットを有するマスターネガティブ微細構造化型を、VT−330二液型シリコーン(Freeman Manufacturing & Supply Co.から入手可能)を使用して作製した。シリコーンポケットを、WC−780二液型無色透明ウレタン樹脂(BJB Enterprisesから入手可能)で鋳造し、60psi(0.4MPa)の圧力下及び60℃で硬化させ、オリジナルマスターのポリウレタンレプリカを作成した。
次いで、無色透明ポリウレタン六角形柱状物間の間隙を、吸収性材料含有樹脂で充填した。吸収性材料含有樹脂混合物は、67重量%のPhotomer 6210(IGM Resins,Waawijk,The Netherlandsから入手可能な脂肪族ウレタンジアクリレート)、20重量%の9B385(Penn Color,Doylestown PA)から入手可能なカーボンブラックUV硬化性ペースト)、及び10重量%のSR285(Sartomer,Exton,PAから入手可能なテトラヒドフルフリルアクリレート)を含有する。吸収性材料含有樹脂はまた、Irgaucre 369、Irgacure 819、及びDarocur 1173を各々1%ずつ含有し、これらの各々は、BASF Charlette,NCから入手可能な光開始剤である。過剰な吸収性材料樹脂は、透明ポートの表面から拭き取った。ブラック含有樹脂を、UV放射(1パス、毎分25フィート(毎秒0.13メートル)、236W/cmで動作する1つのFusion D電球で片面露光)で硬化させた。175マイクロメートルの厚さのグロス/グロスポリカーボネートフィルムを、70重量%のSR339(Sartomer,Exton,PAから入手可能なフェノキシエチルアクリレート)、10重量%のVitel 3350B(Bostik,Wauwatosa,WIから市販)、10重量%のE20071(Sartomer,Exton,PAから入手可能)、10重量%のイソボルニルアクリレート(Sartomer,Exton,PAから入手可能)、1重量%のIrgacure TPO(BASF,Charlette,NCから入手可能)、1重量%のTinuvin 928(BASF,Charlette,NCから入手可能)及び0.25重量%のTinuvin 123(BASF,Charlette,NCから入手可能)を含有する放射線硬化性接着剤混合物を使用して、充填した柱状物構造の上方に積層した。接着剤混合物を、UV放射(1パス、毎分25フィート(毎秒0.13メートル)、236W/cmで動作する1つのFusion D電球で片面露光)で硬化させた。
形成された光制御フィルムは、六角形柱状物のアレイと、柱状物間に配設された吸収性領域と、を含む。形成された光制御フィルムは、図1〜6に示すLCF 100、300、又は400と同様の構成を有する。図7及び8は、形成された光制御フィルムの平面図及び底面図を示す。
Autronic Conostage3 Conoscope(Autronic−Melchers GmnH,Karlsruhe,Germany)を使用して視野角の関数としていくつかのLCFの光透過率を測定した。LCFを、コノスコープのステージ内の拡散透過性光源の頂部に定置した。LCFを有する光源のルミナンス(cd/m又は「ニト」、即ち、輝度)特性を測定した。Autronic Conostage3 Conoscope(Autronic−Melchers GmnH,Karlsruhe,Germanyから入手可能)を使用して、LCF及び顕微鏡用透明スライドガラス(Swiss Glassから入手可能な2957F)の両方で、拡散光源のルミナンス(輝度)特性を測定した。拡散光源上のLCFのルミナンスを、拡散光源上の透明スライドガラスのルミナンスで除算することによって、LCFの光学性能を正規化した。
サンプル1の光制御フィルムについての測定された光学性能データを、図9A及び10Aに示す。比較として、米国特許第8,213,082号(Gaidesら)に記載されるフィルムと同様の一次元光制御フィルムも測定した。一次元光制御フィルムは、硬化樹脂内に一連の等しく離間されたチャネルを有する。チャネルの各々は、名目上の台形断面を有する。硬化樹脂チャネルは、(最小幅地点で)幅約24マイクロメートル、深さ約74マイクロメートルであり、及び約32マイクロメートルのピッチで離間された。内包壁角は、約3.6°であった。一次元光制御フィルムの光透過性材料及び吸収性材料は、サンプル1のものと比べて、同様の光透過率を有する。一次元光制御フィルムについての測定された光学性能データを、図9B及び10Bに示す。
図10Aは、4つの特定された方位角(例えば0°、45°、90°、及び135°)での視野角又は極角に対する正規化ルミナンスの4つの曲線を示す。図10Bは、0度の方位角における視野角又は極角に対する正規化ルミナンスを示す。
本開示における図9A及び10Aの光制御フィルムは、360°視円錐を提供し、この視円錐の外側の光を遮断する。加えて、図9A及び10Aの光制御フィルムは、図9B及び10Bに示す一次元光制御フィルムのものに匹敵する正規化光透過率を有する。すなわち、本開示における光制御フィルムは、一次元光制御フィルムと比較して光透過率を損なうことなく、例えば、フィルムの左右及び上下を含む全ての方向に安全性を提供することができる。本開示におけるLCFによって呈される高光透過率は、例えば、最密充填レイアウト、柱状物の高いアスペクト比、柱状物と吸収性領域との間の側面積の高い比を含むLCFの構成に、主として起因し得る。
例示の実施形態の列挙
実施形態1は、光制御フィルムであって、
第1の主表面及び第1の主表面とは反対の第2の主表面と、
第1及び第2の主表面のうちの少なくとも1つに対して略垂直な視軸と、
光透過性材料を含む柱状物のアレイであって、列及び行を伴って二次元で配置され、第1の主表面から第2の主表面までそれぞれの長手方向軸に沿って延在する、柱状物のアレイと、
柱状物のアレイ間に配設された吸収性領域であって、光学的吸収性材料を含み、第1の主表面から第2の主表面まで少なくとも部分的に延在する、吸収性領域と、を備え、
柱状物のうちの少なくとも1つが、それぞれの長手方向軸に沿ってテーパ形状を有し、
柱状物のアレイ及び吸収性領域は、第1又は第2の主表面から透過された光を、視軸の周囲の360°視円錐内に閉じ込められるように配置される、光制御フィルムである。
実施形態2は、柱状物のアレイのそれぞれの端部を支持するために、第1及び第2の主表面のうちの少なくとも1つに隣接して配設された光学的に透明な担体層を更に備える、実施形態1に記載の光制御フィルムである。
実施形態3は、光制御フィルムを基材に結合させるように構成された接着剤層を更に備える、実施形態1に記載の光制御フィルムである。
実施形態4は、柱状物のアレイのそれぞれの端部を接続するように構成された、第1及び第2の主表面におけるランド領域を更に備え、ランド領域が、光透過性材料を含む、実施形態1〜3のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態5は、柱状物のアレイが、透明なポリマー材料を含む、実施形態1〜4のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態6は、透明なポリマー材料が、ポリウレタン、アクリレート、及びポリカーボネートのうちの少なくとも1つを含む、実施形態5に記載の光制御フィルムである。
実施形態7は、光学的吸収性材料が、顔料及び染料のうちの少なくとも1つを含む、実施形態1〜6のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態8は、吸収性領域が、放射線硬化樹脂又は熱硬化樹脂を更に含む、実施形態1〜7のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態9は、柱状物の少なくとも1つが、多角形の断面形状を有する、実施形態1〜8のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態10は、柱状物が各々、六角形の断面形状を有し、六角形が、最密充填レイアウトで配置され、それらの間の吸収性領域が、蜂の巣パターンを形成する、実施形態9に記載の光制御フィルムである。
実施形態11は、柱状物が、視軸に沿って深さDを有し、第1の主表面に隣接する六角形が、側面幅Wを有し、第2の主表面に隣接する六角形が、側面幅Wを有し、吸収性領域の蜂の巣パターンが、第1の主表面に隣接する壁厚Tを有し、吸収性領域の蜂の巣パターンが、第2の主表面に隣接する壁厚Tを有し、比D/((W+W)/2)が、2〜8であり、比(W+W)/(T+T)が、2〜30である、実施形態10に記載の光制御フィルムである。
実施形態12は、柱状物が、15〜1000マイクロメートルの深さDを有し、第1の主表面に隣接する六角形が、10〜100マイクロメートルの側面幅Wを有し、第2の主表面に隣接する六角形が、20〜120マイクロメートルの側面幅Wを有し、吸収性領域の蜂の巣パターンが、第1の主表面に隣接して、2〜40マイクロメートルの壁厚Tを有し、吸収性領域の蜂の巣パターンが、第2の主表面に隣接して、約0〜20マイクロメートルの壁厚さTを有する、実施形態11に記載の光制御フィルムである。
実施形態13は、柱状物のアレイと第1の主表面に隣接する吸収性領域の面積比が、3:2以上であり、柱状物のアレイと第2の主表面に隣接する吸収性領域との面積比が、4:1以上である、実施形態1〜12のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態14は、柱状物の少なくとも1つが、不規則な断面形状を有する、実施形態1〜13のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態15は、柱状物のアレイが、2つ又はそれ以上の断面形状を有する、実施形態1〜14のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態16は、柱状物のアレイが、非周期的に位置付けられる、実施形態1〜15のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態17は、柱状物のうちの少なくとも1つのテーパ形状が、約5°以下、好ましくは約3°以下の抜き勾配を有する、実施形態1〜16のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態18は、抜き勾配が、0.5°〜3°、好ましくは1°〜3°である、実施形態17に記載の光制御フィルムである。
実施形態19は、360°視円錐が、約45°以下の視軸に対する透過カットオフ角を有する、実施形態1〜18のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態20は、透過カットオフ角が、約30°以下である、実施形態19に記載の光制御フィルムである。
実施形態21は、360°視円錐内で、正規化光透過率が、約50%以上である、実施形態1〜20のいずれかに記載の光制御フィルムである。
実施形態22は、正規化光透過率が、約63%以上である、実施形態21に記載の光制御フィルムである。
実施形態23は、正規化光透過率が、約70%以上である、実施形態22に記載の光制御フィルムである。
実施形態24は、実施形態1〜23のいずれかに記載の光制御フィルムを備える表示デバイスである。
本明細書で特定の例となる実施形態を詳細に説明したが、当然のことながら、当業者は上述の説明を理解した上で、これらの実施形態の代替物、変更物、及び同等物を容易に想起することができるであろう。したがって、本開示は、本明細書上文に記載される実例となる実施形態に過度に制限されないと理解されるべきである。特に、本明細書で使用されるように、端点による数値範囲の列挙には、その範囲内に包含される全ての数を含むことが意図されている(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、及び5を含む)。加えて、本文書中、使用されている全ての数字は、用語「約」によって修飾されていると見なされる。
更に、種々の例示的な実施形態が説明されてきた。これら及び他の実施形態は、以下の特許請求の範囲に含まれる。

Claims (15)

  1. 光制御フィルムであって、
    第1の主表面、及び前記第1の主表面とは反対の第2の主表面と、
    前記第1及び第2の主表面のうちの少なくとも1つに対して略垂直な視軸と、
    光透過性材料を含む柱状物のアレイであって、前記柱状物のアレイが、列及び行を伴って2次元で配置され、前記第1の主表面から前記第2の主表面までそれぞれの長手方向軸に沿って延在する、柱状物のアレイと、
    前記柱状物のアレイ間に配設された吸収性領域であって、前記吸収性領域が、光学的吸収性材料を含み、前記第1の主表面から前記第2の主表面まで少なくとも部分的に延在する、吸収性領域と、を備え、
    前記柱状物のうちの少なくとも1つが、前記それぞれの長手方向軸に沿ってテーパ形状を有し、
    前記柱状物のアレイ及び前記吸収性領域が、前記第1又は第2の主表面から透過された光を、前記視軸の周囲の360°視円錐内に閉じ込めるように配置される、光制御フィルム。
  2. 前記柱状物のアレイのそれぞれの端部を支持するために、前記第1及び第2の主表面のうちの少なくとも1つに隣接して配設された光学的に透明な担体層を更に備える、請求項1に記載の光制御フィルム。
  3. 前記光制御フィルムを基材に結合させるように構成された接着剤層を更に備える、請求項1又は2に記載の光制御フィルム。
  4. 前記柱状物のアレイのそれぞれの端部を接続するように構成された、前記第1及び第2の主表面におけるランド領域を更に備え、前記ランド領域が、前記光透過性材料を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光制御フィルム。
  5. 前記柱状物のアレイが、透明なポリマー材料を含み、任意に、前記透明なポリマー材料が、ポリウレタン、アクリレート、及びポリカーボネートのうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光制御フィルム。
  6. 前記光学的吸収性材料が、顔料及び染料のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光制御フィルム。
  7. 前記吸収性領域が、放射線硬化樹脂又は熱硬化樹脂を更に含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の光制御フィルム。
  8. 前記柱状物のうちの少なくとも1つが、多角形の断面形状を有し、任意に、前記柱状物が、六角形の断面形状を各々有し、前記六角形が、最密充填レイアウトで配置され、それらの間の前記吸収性領域が、蜂の巣パターンを形成する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の光制御フィルム。
  9. 前記柱状物が、前記視軸に沿って深さDを有し、前記第1の主表面に隣接する前記六角形が、側面幅Wを有し、前記第2の主表面に隣接する前記六角形が、側面幅Wを有し、前記吸収性領域の前記蜂の巣パターンが、前記第1の主表面に隣接する壁厚Tを有し、前記吸収性領域の蜂の巣パターンが、前記第2の主表面に隣接する壁厚Tを有し、比D/((W+W)/2)が、2〜8であり、比(W+W)/(T+T)が、2〜30である、請求項8に記載の光制御フィルム。
  10. 前記柱状物のアレイと前記第1の主表面に隣接する前記吸収性領域との面積比が、3:2以上であり、前記柱状物のアレイと前記第2の主表面に隣接する前記吸収性領域との面積比が、4:1以上である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の光制御フィルム。
  11. 前記柱状物のうちの前記少なくとも1つの前記テーパ形状が、約5°以下の抜き勾配を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の光制御フィルム。
  12. 前記360°視円錐が、約45°以下の前記視軸に対する透過カットオフ角を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の光制御フィルム。
  13. 前記360°視円錐内で、正規化光透過率が、約50%以上である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の光制御フィルム。
  14. 前記正規化光透過率が、約63%以上である、請求項13に記載の光制御フィルム。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の光制御フィルムを備える表示デバイス。
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