JP2017226888A - 表面処理方法及び表面処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ところが、昨今はシャーシ側の塗装にカラフルなものを用いる場合が増えており、従来から多用されてきたシルバー、ゴールド、黒、白といったモノトーン色に加えて、ホイールの一部に赤、青、緑、黄色といった鮮やかな色彩を配したいというニーズも高まっている。
このようにホイールの大部分をモノトーンの色彩として、一部だけを別の色彩とする多色の塗装を行う場合、テープなどをマスキングとして用いてまず標章以外の部分にモノトーンの塗装を行い、次にマスキングされた標章の部分に鮮やかな色彩の塗装を行う方法が考えられる。
そこで、マスキングを用いることなく多色の塗装を行う方法として、特許文献1に示すような塗装方法がすでに開発されている。
すなわち、図6に示す電着塗装の装置は、車両用ホイールをその回転軸が上下方向に向くようにして横倒し状態として、車両用ホイールが完全に液中に没するまで電着塗装の処理液(表面処理液)中に浸漬する。そして、液中に浸漬させた状態で車両用ホイールを回転させ、さらに処理液が入れられた処理槽と回転軸との間に電流を流せば、車両用ホイールに対して電着塗装を行うことが可能となる。
また、塗装が終了した車両用ホイールを槽から引き上げる際には、車両用ホイールと一緒に大量の処理液が持ち出されるため、塗装面積が小さいにもかかわらず大量の処理液が1回の処理で失われることとなり、無駄に使用される処理液の量も多くなるという問題もある。
即ち、本発明の表面処理方法は、円筒形状または円板形状に形成された金属製の被処理物を先端側に保持し、且つ、軸心回りに回転自在とされた回転軸を備えた表面処理装置を用いて、前記回転軸の先端側に保持された前記被処理物に電力を付与しつつ前記被処理物の外周側の一部に電気化学的な表面処理を行うに際しては、前記回転軸の中途側又は基端側に、当該回転軸の先端側を基端側に対して上下方向に揺動させる揺動機構を設けると共に、前記回転軸の下方に前記被処理物に表面処理を行う表面処理液を収容した表面処理槽を設けておき、前記回転軸の先端側が基端側よりも下方に位置するチルトダウン姿勢に前記回転軸を揺動させつつ、前記回転軸を回転させることにより、前記被処理物の外周側の一部に対して前記表面処理液を用いた電気化学的な表面処理を行うことを特徴とする。
なお、好ましくは、前記車両用ホイールの外周側表面には、当該表面から突出した凸部を備える標章が形成されており、前記凸部の突端に対して前記電着塗装を行うとよい。
なお、好ましくは、前記車両ホイールにおける前記標章が設けられた側の裏面に対して前記回転軸の先端側に設けられた取付部から給電を行うとよい。
一方、本発明の表面処理装置は、導電性を備えた材料を用いて長尺に形成された回転軸と、前記回転軸の中途側に設けられて、前記回転軸の軸心回りに当該回転軸を回転させる回転駆動機構と、前記回転軸の中途側或いは基端側に設けられて、水平方向を向く軸周りに前記回転軸の先端側を上下方向に揺動させる揺動機構と、前記回転軸の中途側或いは基端側に表面処理のための電力を供給する電源と、前記回転軸の先端に設けられて円筒形状または円板形状に形成された金属製の被処理物を保持すると共に前記回転軸を介して送られてきた電力を前記被処理物に与える取付部と、前記回転軸の先端側の下方に配備され且つ表面処理液が溜められた表面処理槽と、を有した表面処理装置であって、前記揺動機構は、前記回転軸の先端側が基端側よりも下方に位置するチルトダウン姿勢に前記回転軸を揺動可能とされており、前記回転駆動機構は、前記チルトダウン姿勢とされた回転軸を回転可能とされていて、前記被処理物の外周側の一部を前記表面処理液中に浸漬させると共に、前記被処理物の残りの部分を前記表面処理液の外側に保持したまま、当該外周側の一部に対して電気を用いた表面処理を行う構成とされていることを特徴とする。
本実施形態の表面処理方法及び表面処理装置1は、円筒形状または円板形状に形成された金属製の被処理物Wの一部に対して表面処理液2を用いた電気化学的な表面処理、例えば電着塗装や電気メッキなどの表面処理を行うものであり、表面処理の際に使用される表面処理液2の使用量を低減可能なものとなっている。
さらに、表面処理装置1は、被処理物Wに表面処理を行う表面処理液2、本実施形態の場合であれば電着塗装の表面処理液2が溜められた表面処理槽9を備えている。この表面処理槽9は、回転軸6の先端側の下方に位置しており、回転軸6を揺動させることで回転軸6の先端側に取り付けられた被処理物Wを表面処理液2中に浸漬可能となっている。
次に、本実施形態の表面処理装置1、言い換えれば本実施形態の電着塗装装置を構成する各部材について詳しく説明する。
まず、本実施形態の表面処理装置1で処理される被処理物Wについて説明を行う。
また、車両用ホイールVは、車両ハブと嵌合するディスク部Dと、ディスク部Dの外周側に設けられてタイヤを装着するリム部Rと、を有している。ディスク部Dの中央側には車両ハブと嵌合するハブ穴Hが形成されており、ハブ穴Hの外周側にはハブ穴Hから径外側に向かって伸びるスポーク部Sが形成されている。
図1、図2、及び図4に示すように、装置本体4は、上述した回転体5を揺動自在に支持する部材であり、揺動機構10の一部(揺動モータ18)が内部に収容可能な筺状に形成されている。装置本体4は、前後方向に幅のある上部材4U及び下部材4Dを、これら上部材4U及び下部材4Dよりも細首の接続部4Cで上下に接続した構造とされている。下部材4Dの下面は、平坦な面状に形成されていて、床面F等に面状態しつつ装置本体4を支持可能とされている。また、装置本体4の上部材4Uの内部には、ウォームギヤ19と、このウォームギヤ19と噛み合うウォームホイール20と、が収容されている。この装置本体4の上部材4Uには、ウォームギヤ19を回転させる駆動力を発生させる揺動モータ18が、前方に向かって張り出すように取り付けられている。装置本体4の上部材4Uと下部材4Dとの間には、上述した細首の接続部4Cが設けられており、この接続部4Cの側方(後方)には板状の補強用リブ21が形成されている。
回転体5は、側方視が略長方形状とされた筺部材であり、上述した装置本体4の左側に隣接して配備されると共に、装置本体4に対して揺動軸22の軸心周りに揺動自在に支持されている。また、回転体5は、回転軸6の軸心回りに当該回転軸6が回転自在となるように回転軸6を支持している。
また、回転体5の左右両側面の中央側には、装置本体4側(左側)に向かって突出するように、上述した揺動軸22が取り付けられている。なお、この揺動軸22の軸心と回転軸6の軸心とは略直角に交差するように配備されている。
さらに、上述した回転軸6を構成する外筒部材28及びシャフト部材29のうち、いずれか一方、あるいは両部材とも、導電性を備えた金属などの材料を用いて形成されている。このように、外筒部材28またはシャフト部材29に導電性を備えた材料を用いれば、回転軸6を介して電力を車両用ホイールVに供給することが可能となり、表面処理のための電力を車両用ホイールVに供給することが可能となる。
具体的には、取付部8は、径外側に向かって拡径可能なロック部材32と、このロック部材32を拡径させたり縮径させたりするテーパ部材33と、を有している。
ロック部材32の内周側には、回転軸6の基端側から先端側に向かうにつれて径が大きくなるようなテーパー面32aが形成されている。そして、このテーパー面32aのさらに内周側には、テーパー面32aと外周側で面状態で接触するテーパ部材33が設けられている。
さらに、取付部8を構成するテーパ部材33及びロック部材32は、回転軸6と同様に導電性を備えた金属などの材料を用いて形成されており、回転軸6から電動されてきた電力を外周側に面接触する車両用ホイールVに伝達する役割も担っている。
電源11は、被処理物Wを表面処理するための電力を発生するものである。この電源11からは、直流の電力が発生しており、配線42を介して一方の電極(陽極)が給電部12に接続されると共に、他方の電極(陰極)が表面処理槽9に接続されている。
具体的には、上述した標章Lは、図1に拡大図として示すようなものであり、車両用ホイールVの表面に、表面から突出した凸部38を形成しておき、凸部38の突端面に鮮やかな色彩などを電着塗装したものとなっている。また、標章Lは、これらの凸部38を組み合わせるなどして、車両用ホイールVを見た人がロゴやブランド名などの文字形状や図形形状を認識できるものとなっている。このような標章Lは、一般に車両用ホイールVの外周側、言い換えればリム部Rの外周側の表面に形成されることが多く、標章L以外の場所とは異なる色で電着塗装を行うものとなっている。
ところが、図6のような装置構成で電着塗装を行うと、車両用ホイールVを完全に塗料中に浸漬させることが必要となるため、どうしても槽内には大量の塗料(表面処理液)を用意しておくことが必要となる。
そこで、本発明の表面処理方法では、回転軸6の先端側が基端側よりも下方に位置するチルトダウン姿勢に回転軸6を揺動させつつ、回転軸6を回転させることにより、被処理物Wの外周側の一部を表面処理液2中に浸漬させると共に、被処理物Wの残りの部分を表面処理液2の外側に保持したまま、当該外周側の一部に対して電気化学的な(電気を用いた)表面処理を行うものとなっている。つまり、本発明の表面処理方法は、回転軸6をチルトダウン姿勢に揺動させることにより、標章Lが形成される車両用ホイールVの外周側を、車両用ホイールVの他の部分よりもを可能な限り低くして、標章Lの突端に対して電着塗装を行うものとなっている。
すなわち、標章Lを含む車両用ホイールVの表面全面に塗料などを塗装し、次に標章Lの突端のみを研磨または研削して、金属面41を露出させる。このように標章Lの突端に金属面41が露出した車両用ホイールVに対して、「準備作業」としてまず異物の除去を行う。この異物の除去は圧縮空気を用いて車両用ホイールVの全体をエアーブローし、異物を吹き飛ばして除去するものである。
具体的には、揺動モータ18を回転させてウォームギヤ19を回転駆動させる。そうすると、ウォームギヤ19に噛み合ったウォームホイール20がウォームギヤ19の回転に合わせて回転しようとする。しかし、ウォームホイール20は回転体5と一体回動可能とされているため、ウォームギヤ19を回転駆動させると回転体5自体が揺動軸22周りに揺動する。その結果、回転体5の揺動に合わせて回転体5に支持された回転軸6も揺動し、回転軸6の姿勢がチルトアップ姿勢からチルトダウン姿勢に変化する。
この回転軸6の姿勢変更の際に、車両用ホイールV(被処理物W)が表面処理液3の液面から離れたところで、回転軸6の揺動動作を一旦停止する。そして、揺動機構10を用いて停止位置を中心に回転軸6を上下に振動させる。この回転軸6の振動は、揺動モータ18の回転方向を短いピッチで正逆で切り替えることで行われる。また、揺動機構10を用いて回転軸6を振動させつつ、回転駆動機構7によって回転軸6の回転も合わせて行う。具体的には、回転軸6の振動は、回転軸6を0.1回/分〜10回/分で振動させると良い。このようにすれば、車両用ホイールVの表面に残った表面処理液2をはじき飛ばして表面処理槽9に戻すことができ、表面処理槽9から持ち出される表面処理液2の量をさらに低減することができる。
すなわち、表面処理槽9に溜められる表面処理液2の量は、回転軸6がチルトダウン姿勢とされた際に、標章Lが十分に浸る程度の深さであって、且つ車両用ホイールVの下端が表面処理槽9の槽底に衝突しない程度の深さとされていればよい。そのため、車両用ホイールVを完全に浸漬可能な量の処理液は必要でなくなるため、処理液の量を大幅に低減することが可能となる。
さらに、揺動機構10によって回転軸6を上下に振動させつつ、回転駆動機構7によって回転軸6を回転させることにより、車両用ホイールVの表面に残った表面処理液2をはじき飛ばして排除すれば、槽外に持ち出される処理液の量も大幅に低減することが可能となる。
なお、好適には、上述した給電部12と被処理物Wとの間に、回転軸6の軸心と交差する方向に広がる液止板39を設けておき、チルトアップ姿勢の際に被処理物Wから垂れ落ちた表面処理液2が給電部12に入り込むことを液止板39で防止するとよい。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
2 表面処理液
4 装置本体
4U 装置本体の上部材
4D 装置本体の下部材
4C 装置本体の接続部
5 回転体
6 回転軸
7 回転駆動機構
8 取付部
9 表面処理槽
10 揺動機構
11 電源
12 給電部
18 揺動モータ
19 ウォームギヤ
20 ウォームホイール
21 補強用リブ
22 揺動軸
23 後側軸受
24 前側軸受
25 回転駆動モータ
25a 回転駆動モータの駆動軸
27 アクチュエータ
28 外筒部材
29 シャフト部材
30 第1傘歯車
31 第2傘歯車
32 ロック部材
32a ロック部材のテーパー面
33 テーパ部材
33a テーパ部材の外周面
36 付勢部材
38 凸部
39 液止板
40 切り込み
42 配線
43 挟持体
44 ガイド部
45 付勢手段
101 従来の表面処理装置
106 従来の表面処理装置の回転軸
102 従来の表面処理装置の表面処理液
F 床面
W 被処理物
V 車両用ホイール
D ディスク部
R リム部
H ハブ穴
S スポーク部
L 標章
即ち、本発明の表面処理方法は、円筒形状または円板形状に形成された金属製の被処理物を先端側に保持し、且つ、軸心回りに回転自在とされた回転軸を備えた表面処理装置を用いて、前記回転軸の先端側に保持された前記被処理物に電力を付与しつつ前記被処理物の外周側の一部に電気化学的な表面処理を行うに際しては、前記回転軸の中途側又は基端側に、当該回転軸の先端側を基端側に対して上下方向に揺動させる揺動機構を設けると共に、前記回転軸の下方に前記被処理物に表面処理を行う表面処理液を収容した表面処理槽を設けておき、前記回転軸の先端側が基端側よりも下方に位置するチルトダウン姿勢に前記回転軸を揺動させつつ、前記回転軸を回転させることにより、前記被処理物の外周側の一部のみに前記表面処理液を用いた電気化学的な表面処理を行うことを特徴とする。
Claims (8)
- 円筒形状または円板形状に形成された金属製の被処理物を先端側に保持し、且つ、軸心回りに回転自在とされた回転軸を備えた表面処理装置を用いて、前記回転軸の先端側に保持された前記被処理物に電力を付与しつつ前記被処理物の外周側の一部に電気化学的な表面処理を行うに際しては、
前記回転軸の中途側又は基端側に、当該回転軸の先端側を基端側に対して上下方向に揺動させる揺動機構を設けると共に、前記回転軸の下方に前記被処理物に表面処理を行う表面処理液を収容した表面処理槽を設けておき、
前記回転軸の先端側が基端側よりも下方に位置するチルトダウン姿勢に前記回転軸を揺動させつつ、前記回転軸を回転させることにより、
前記被処理物の外周側の一部に対して前記表面処理液を用いた電気化学的な表面処理を行う
ことを特徴とする表面処理方法。 - 前記揺動機構は、前記回転軸の先端側が基端側よりも上方に位置するチルトアップ姿勢に、前記回転軸を揺動可能とされており、
前記チルトダウン姿勢からチルトアップ姿勢に前記回転軸の姿勢を変更するに際しては、
前記被処理物が前記表面処理液の液面から離れたところで、前記姿勢の変更を一旦停止し、前記揺動機構によって回転軸を上下に振動させつつ、回転駆動機構によって回転軸を回転させることにより、前記被処理物の表面に残った表面処理液をはじき飛ばして排除する
ことを特徴とする請求項1に記載の表面処理方法。 - 前記表面処理装置に、前記被処理物を表面処理する電力を発生する電源と、前記回転軸の先端側と前記揺動機構の間に前記回転軸に電力を供給する給電部と、当該給電部と前記被処理物との間に設けられて、前記回転軸の軸心と交差する方向に広がる液止板と、を設けておき、
前記チルトアップ姿勢の際に前記被処理物から垂れ落ちた表面処理液が前記給電部に入り込むことを前記液止板で防止しつつ前記被処理物の表面処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理方法。 - 前記表面処理が電着塗装であり、
前記被処理物が車両用ホイールである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表面処理方法。 - 前記車両用ホイールの外周側表面には、当該表面から突出した凸部を備える標章が形成されており、
前記凸部の突端に対して前記電着塗装を行うことを特徴とする請求項4に記載の表面処理方法。 - 前記車両ホイールにおける前記標章が設けられた側の裏面に対して前記回転軸の先端側に設けられた取付部から給電を行う
ことを特徴とする請求項4または5に記載の表面処理方法。 - 前記表面処理方法は、
前記車両ホイールの全面に塗料を塗る下塗工程と、
前記凸部の突端を研磨して突端以外の塗膜を残したまま突端の金属面を露出させる研磨工程と、を備えており、
前記電着塗装を前記研磨工程で露出した金属面に実施する
ことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の表面処理方法。 - 導電性を備えた材料を用いて長尺に形成された回転軸と、
前記回転軸の中途側に設けられて、前記回転軸の軸心回りに当該回転軸を回転させる回転駆動機構と、
前記回転軸の中途側或いは基端側に設けられて、水平方向を向く軸周りに前記回転軸の先端側を上下方向に揺動させる揺動機構と、
前記回転軸の中途側或いは基端側に表面処理のための電力を供給する電源と、
前記回転軸の先端に設けられて円筒形状または円板形状に形成された金属製の被処理物を保持すると共に前記回転軸を介して送られてきた電力を前記被処理物に与える取付部と、
前記回転軸の先端側の下方に配備され且つ表面処理液が溜められた表面処理槽と、を有した表面処理装置であって、
前記揺動機構は、前記回転軸の先端側が基端側よりも下方に位置するチルトダウン姿勢に前記回転軸を揺動可能とされており、
前記回転駆動機構は、前記チルトダウン姿勢とされた回転軸を回転可能とされていて、
前記被処理物の外周側の一部を前記表面処理液中に浸漬させると共に、前記被処理物の残りの部分を前記表面処理液の外側に保持したまま、当該外周側の一部に対して電気を用いた表面処理を行う構成とされている
ことを特徴とする表面処理装置。
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