JP2017226544A - 媒体吸引装置及び画像形成システム及び媒体検査システム - Google Patents

媒体吸引装置及び画像形成システム及び媒体検査システム Download PDF

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Abstract

【課題】吸引部で媒体を吸着する際の搬送幅方向における媒体のたわみを抑制可能な新規な構成を提案する。【解決手段】本発明に係る媒体吸引装置100は、搬送される媒体101に対向し、媒体の搬送方向Aからみて並んで配置されている第1の吸引部120Cと第2の吸引部120Aを有し、第1の吸引部120Cが吸引動作を開始した後に、第2の吸引部120Aが吸引動作を開始するようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、媒体吸引装置及び画像形成システム及び媒体検査システムに関する。
複写機、プリンタ等の画像形成システムや検査装置等に媒体を吸引して供給する、媒体吸引装置では、載置部に載置された複数の媒体のうち、最上位の媒体を吸引し、吸着した状態で搬送手段によって搬送方向に搬送する空気吸着方式が知られている。
空気吸着方式の媒体吸引装置として、媒体の搬送方向にそって並べて配置された複数の吸引部を備え、媒体の搬送方向の最後尾の吸引部から順番に動作させることで吸引部を作動させるタイミングを調整して媒体を吸引するものが提案されている(例えば特許文献1−3)。
特許文献1の構成では、複数の吸引部を作動させて媒体を吸引するタイミングを調整してはいるが、吸引部の配置が媒体の搬送方向であるので、媒体を吸引して吸着する際の、媒体の搬送方向と交差する幅方向の撓みを抑制することが難しい。
本発明は、吸引部で媒体を吸着する際の幅方向における媒体の撓みを抑制することを、その目的とする。
本発明に係る供給装置は、搬送される媒体に対向し、媒体の搬送方向からみて並んで配置されている第1の吸引部と第2の吸引部を有し、第1の吸引部が吸引動作を開始した後に、第2の吸引部が吸引動作を開始することを特徴としている。
本発明によれば、複数の吸引部で媒体を吸着する際の搬送幅方向における媒体の撓みを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る媒体吸引装置の構成を模式的に示す図。 媒体吸引装置が備える吸引部の配置を説明する図。 吸引部の配置と構成を説明する図。 吸引部の別な形態を説明する図。 従来の媒体吸引装置の構成を説明する図。 従来の媒体吸引装置の構成を説明する図。 従来の媒体吸引装置の動作を説明する図。 本発明の第1の実施形態の構成を説明する図。 本発明の第1の実施形態の動作を説明する図。 本発明の第1の実施形態の動作を説明する図。 本発明の第1の実施形態の動作を説明する図。 媒体に発生する搬送方向の撓みを説明する図。 媒体に発生する幅方向の撓みを説明する図。 本発明の第2の実施形態の構成を説明する図。 本発明の第2の実施形態の動作を説明する図。 本発明の第2の実施形態の動作を説明する図。 本発明の第2の実施形態の動作を説明する図。 本発明の第2の実施形態の変形例の構成を説明する図。 本発明の第2の実施形態の変形例の動作を説明する図。 本発明の第2の実施形態の変形例の動作を説明する図。 本発明に係る媒体吸引装置の制御系の構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態に係る制御内容を示すフローチャート。 本発明の第4の実施形態に係る制御系の構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る制御内容を示すフローチャート。 吸引部の別な形態を説明する斜視図。 図14に示す吸引部の動作を説明する図。 本発明に係る画像形成システムの一形態を模式的に示す図。 本発明に係る媒体検査システムの一形態を模式的に示す図。 本発明に係る媒体検査システムの一形態を模式的に示す図。 本発明に係る媒体検査システムの一形態を模式的に示す図。 吸引部の配置の別な形態を説明する図。 吸引部の配置の別な形態を説明する図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。実施形態において、同一の機能や構成を有するものには同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。図面は、一部構成の理解を助けるために部分的に省略する場合もある。
空気給紙方式による媒体吸引装置では、吸着面と媒体の最上面に隙間がある状態から吸引部が吸引を開始して媒体を吸着するので、媒体全面が同時に吸着することはなく、搬送幅方向において媒体の一部分(例えば両端部側)が先に吸着すると、後に吸引された部分(先に吸着された部分との間の部位)に撓みが発生する場合がある。
そこで、本実施形態に係る媒体吸引装置は、複数の吸引手段を媒体の搬送方向と交差する搬送幅方向に配置し、搬送幅方向の中央部から吸引を開始することで媒体の中央部から吸着面に吸着し、搬送幅方向の端部となる両端部側が先に吸着することをなくし、撓みの発生を抑えるようにした。すなわち、搬送される媒体に対向し、媒体の搬送方向からみて並んで配置されている第1の吸引部と第2の吸引部を有し、第1の吸引部が吸引動作を開始した後に、第2の吸引部が吸引動作を開始するようにした。このため、空気給紙方式による媒体吸引装置において、媒体を吸着する際の搬送幅方向たる搬送垂直方向での撓みを抑制することができる。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る媒体吸引装置100の構成を説明する。
媒体吸引装置100は、図1に示すように、シート状の媒体101が積載される載置部110と、複数の吸引部120A、120B、120Cと、搬送手段130と、分離手段としての送風部150を筐体内に備えている。
載置部110は、複数の媒体101を積載するためのものであり、積載枚数(残量)に応じて昇降機構によって昇降する昇降トレイ111を備えている。
搬送手段130は、媒体101を矢印Aで示す媒体の搬送方向へ搬送し、搬送方向Aに位置する別なシステムに搬送するものである。搬送手段130は、媒体101を吸引部120A、120B、120Cで発生する負圧である吸引力により吸着して搬送する搬送ベルト131と、搬送ベルト131を回転走行させるベルト駆動源としてのベルト駆動モータ132等を備えている。搬送ベルト131には、多数の小径孔が形成されていて、吸引部120A、120B、120Cにより発生する空気流AWが通過可能とされている。搬送ベルト131は、少なくとも二つのローラ133、134によって張架・支持されており、ベルト駆動モータ132により一方のローラが回転駆動されることにより、図1において時計回り方向に回転走行する。本実施形態では、ベルト駆動モータ132によってローラ133が回転駆動される。
搬送手段130は、吸引部120A、120B、120Cで上方に吸引された最上位の媒体101を、媒体101と対向する搬送ベルト131の吸着面131Aで吸着し、ベルト駆動モータ132が駆動されることで、吸着面131Aに吸着された媒体101を吸着した状態で搬送方向Aに搬送するものである。
送風部150は、図1に示すように、吸引部120A、120B、120Cによって載置部110における最上位の媒体101が吸引されるタイミングに合わせて、被搬送物の端部側である媒体101の媒体搬送方向先端部(以下「先端部」と記す)側101dに分離風となる空気流FWを吹き出すものである。送風部150は、最上位の被搬送物101の先端部101d側に向かって空気流FWを吹き付けることで、最上位の被搬送物101とその下方に位置する媒体101との間に空気流FWを導入して搬送手段130に向けて浮上させるようにするものである。
この送風部150は、図1に示すように、駆動部としてのファン駆動モータ155によって回転駆動される送風ファン151、一端が送風ファン151と連通する送風ダクト152、送風ダクト152の他端と連通された送風ノズル153等を備えている。送風部150は、送風ファン151が回転駆動されることで、送風ファン151の開口部から外気を取り込み、送風ダクト152を介して送風ノズル153から空気流FWとして噴出する。そして、その空気流FWが最上位の媒体101(及び、その下方に重なる媒体101)の先端部101d側に吹き付けられることで、空気流FWの正圧によって最上位の媒体101が下方の媒体101から分離されて上方に浮上することになる。被搬送物101の先端部101d側上方には、吸引部120A、120B、120Cが配置され、吸引部120A、120B、120Cによる吸引が行われることで、最上位の被搬送物101が、搬送手段130の搬送ベルト131の吸着面131Aに向けて吸着が促進されることなる。
送風部150には、図1に示すように、送風ダクト152もしくは送風ノズル153を開閉する電動式のシャッタ機構156が設けられている。このシャッタ機構156は、ファンシャッタ駆動部172によって開閉動作される。送風部150は、ファン駆動モータ155が作動状態において、ファンシャッタ駆動部172がオン/オフ作動されることで、空気流FWが送風ノズル153から吹き出されるように構成されている。無論、シャッタ機構156やファンシャッタ駆動部172を設けることなく、ファン駆動モータ155のオン/オフによって空気流FWを媒体101の先端部101d側に吹き付けるようにしても良い。この場合、送風ファン151が回転を開始して、媒体101を分離するのに必要な空気流量が発生するまでにはタイムラグがある。このため、ファンシャッタ駆動部172によってシャッタ機構156を開閉することで空気流FWを吹き出すタイミングを調整するのが好ましい。
吸引部120A、120B、120Cは、載置部110に積載された媒体101の上方で、図2に示すように、搬送方向Aと交差する幅方向Wに互いに近接して配置されている。なお、幅方向Wとは搬送幅方向でもある。吸引部120A〜120Cは同一構成であり、図3に示すように、空気などの気体が通るチャンバ部となる吸引チャンバ121A、121B、121C、吸引ダクト122A、122B、122C、吸引羽123A、123B、123C、チャンバ部を負圧にする負圧発生手段としての吸引駆動手段124A〜124Cを備えている。吸引部120A〜120Cは、吸引駆動手段124A〜124Cを作動して吸引羽123A、123B、123Cを回転させることで、吸引チャンバ121A〜121Cに負圧を発生させる空気吸引方式(以下、「チャンバ方式」と記す)の吸引部である。吸引部120A〜120Cは、積載された媒体101の最上位の媒体101を、吸引チャンバ121A〜121Cに負圧を発生させた負圧によって吸引するものである。
吸引チャンバ121〜121Cは、図1に示すように搬送手段130の内部に設置されていて、その底部に形成された開口が、搬送ベルト131に形成された多数の小径孔を介して下方の空間に連通するように形成されている。吸引チャンバ121A〜121Cは、ダクト122A〜122Cを介して吸引羽123A〜123C、吸引駆動手段124A〜124Cに接続されている。
吸引部120A〜120Cでは、吸引駆動手段124A〜124Cで吸引羽123A〜123Cを回転することで、搬送手段130の下方から空気を吸引し、吸引された空気を吸引チャンバ121A〜121C、吸引ダクト122A〜122C、吸引羽123A〜123C、吸引駆動手段124A〜124Cによって吸引部120A〜120Cの外部へ排出している。負圧発生手段としては、吸引羽123A〜123Cと吸引駆動手段124A〜124Cの組み合わせではなく、コンプレッサー等を用いてもよい。
吸引部120A〜120Cには、吸引ダクト122A〜122Cもしくは吸引チャンバ121A〜121Cを開閉して負圧を調整する制御弁としての電動式のシャッタ機構126A、126B、126Cが設けられている。このシャッタ機構126A、126B、126Cは、シャッタ駆動部127A、127B、127Cによって開閉動作される。吸引部120A〜120Cは、吸引駆動手段124A〜124Cが作動状態において、シャッタ駆動部127A〜127Cが開方向に作動されることで、空気流AWによる吸引力が媒体101に作用する。すなわち、本実施形態では、吸引チャンバ121A〜121Cと吸引羽123A〜123Cとに接続された吸引ダクト122A〜122C内に配置したシャッタ機構126A〜126Cが、吸引ダクト122A〜122C内の両ロ面積を変更可能に設けられていて、吸引駆動手段124A〜124Cが常時作動していてもシャッタ機構126A〜126Cを調整することで、吸引チャンバ121A〜121C内の圧力を調整することが可能に構成されている。つまり、シャッタ機構126A、126B、126Cは、吸引チャンバ121A〜121Cの内部の負圧を調整するように吸引ダクト122A〜122Cを開閉する制御弁として機能する。
各吸引部の構成としては、シャッタ機構126A〜126Cやシャッタ駆動部127A〜127Cを設けることなく、吸引駆動手段124A〜124Cのオン/オフによって吸引力を媒体101に作用させても良い。この場合、吸引羽123A〜123Cが回転を開始して、媒体101を吸引する吸引力(負圧)が発生するまでにはタイムラグがある。このため、吸引駆動手段124A〜124Cは駆動したままシャッタ駆動部127A〜127Cによってシャッタ機構126A〜126Cをオン/オフして吸引力の作用するタイミングを調整する方が、高速対応する上では好ましい。
吸引部120A〜120Cとしては、図1のものに限定されるものではなく、別な形態のものであっても良い。例えば、図4に示す吸引部120Dは、図1に示す吸引部120A〜120Cに対して、吸引ダクト122A〜122Cがない構成である。この吸引部120Dの場合、吸引羽123A〜123Cを吸引駆動手段124A〜124Cにより回転させることで、図4中、吸引羽123A〜124Cよりも下方から空気を吸引し、図4中上方へ排出し吸引チャンバ121A〜121C内に負圧を発生させ媒体101を吸引することができる。
ここで、従来の構成について説明する。従来構成には、特許文献1に記載されているように、搬送方向Aに並んで配置された複数の吸引部や、図5A、図5B、図5Cに示すように、幅方向Wに複数の吸引部120を並んで配置されたものがある。吸引部120のメカニカルな構成は、吸引部120A〜120Cの構成と同様である。吸引部120の動作としては、1つの吸引部120を一つの制御弁で解放、または図5A、図5B、図5Cに示すように複数の吸引部120の複数の制御弁たるシャッタ機構126A〜126Cを同時に解放し、媒体101を搬送ベルト131の吸着面131Aまで吸着していた。
このような構成の場合、媒体101の姿勢が決まらず、幅方向Wに位置する被搬送物101の両側の端部(両端)101a、101b側が最初に吸着面131Aに吸着してしまう場合があり、その場合、媒体101の中央部101cに撓みが発生してしまう。このような撓みの発生は、シワの原因となるばかりでなく、搬送時に搬送ガイドにひっかかりジャムの要因にもなり兼ねない。
そこで、本実施形態に係る吸引部120A、120B、120Cでは、吸引部の幅方向Wにおける作動の順序を規定することで、撓みの発生によるシワの発生を抑制するようにした。すなわち、図6A、図6B、図6C、図6Dに示すように、本実施形態に係る複数の吸引部120A、120B、120Cは、それぞれ独立して作動可能なシャッタ機構126A、126B、126Cを備えている。このため、図6Aに示すように、吸引駆動手段124A〜124Cをそれぞれ作動して吸引羽123A〜123Cを回転させた吸引開始後、まず、図6Bに示すように、媒体101の両側の端部101a、101bの間に位置する中央部101cの上方に位置する吸引部120Cのシャッタ機構126Cを作動して吸引ダクト122Cを解放して中央部101cに対する吸着を開始する。すると被搬送物101は、中央部101cのみが先に吸着面131Aに吸着され、両側の端部101a、101bは未吸着の状態になる。その後、図6C、図6Dに示すように、両側の端部101a、101b側の上方に位置する吸引部120A、120Bのシャッタ機構126A、126Bを作動して吸引ダクト122A、122Bを解放して両側の端部101a、101bに対する吸着を開始する。すると、既に中央部101cは吸着が完了しているため、媒体101は中央部101cから徐々に端部101a、101bに向けて吸着していく。
このように、中央部101cから吸着されていくことで媒体101の両側の端部101a、101bが同時に吸着されるので、撓みが発生することが抑制され、シワなく搬送ベルト131の吸着面131Aに吸着することができる。本実施形態では、吸引部のユニットが3つあることを前提に説明したが、4つ以上ある場合でも媒体101の中央部101cから徐々に両側の端部101a、101bに向けて吸着していくことで、幅方向Wにおける媒体101の撓みを抑制してシワなく吸着することができる。
本実施形態では、吸引部120Cが第1の吸引部に、吸引部120Aが第2の吸引部に、吸引部120Bが第3の吸引部に相当する。そして搬送方向Aからみて(つまり図6の視点から見て)、吸引部120B(第3の吸引部)は、吸引部120C(第1の吸引部)に対して吸引部120A(第2の吸引部)と反対側に並んで配置されている。
シート状の媒体101の1つである用紙を吸引する際は吸引部120C(第1の吸引部)から吸引動作を開始し、吸引部120A(第2の吸引部)と吸引部120B(第3の吸引部)が同時に吸引動作を開始する。
なお、吸引部120A(第2の吸引部)と吸引部120B(第3の吸引部)の吸引動作の開始時期は同時でなくともよく、吸引部120A(第2の吸引部)が吸引動作を開始し、その後、吸引部120B(第3の吸引部)が吸引動作を開始してもよい。
なお、用紙(シート状の媒体101)の搬送時に、用紙(シート状の媒体101)に発生する撓みは、図7Aに示すように搬送方向Aに延在するもの(撓みA1)と、図7Bに示すように搬送方向Aと直交する方向(幅方向W)に延在するもの(撓みW1)に大別される。
図7Bに示す搬送方向Aと直交する方向(用紙の幅方向W)に延在する撓みW1は、搬送ローラ133(又は搬送ベルトなど)の回転軸と略平行に発生する。従って、例えば複数の搬送ローラの駆動タイミングを制御することで撓みW1を引き伸ばすことが可能であるため、仮に撓みW1が発生してもある程度除去することができる。
これに対し、図7Aに示す搬送方向Aに延在する撓みA1は、搬送ローラ133の回転軸と直交するため、搬送途中で撓みaを引き伸ばすことが極めて難しい。そして撓みA1を有する用紙(媒体101)が搬送ローラ133や搬送ベルトによって押圧されることでシワになってしまい、ジャム等の原因になってしまう。
本発明は、撓みA1(即ち、後工程での除去が難しい撓み)を抑制することを目的の1つとしている。本発明では、吸引手段を用紙(媒体101)の搬送方向と直交する方向(即ち、用紙の幅方向W)にならべて配置することで、撓みA1の発生を抑制している。
特許文献1では吸引手段を用紙の搬送方向Aにならべ、吸引手段により用紙を吸引しているが、用紙の幅方向Wにおける吸引手段の開始順序の制御が行われていないため、撓みaを抑制することができない。
一方、本願の吸引手段は、用紙(媒体101)の幅方向Wに並べられ、幅方向Wにおける吸引手段の開始順序の制御が行われているため、撓みA1を抑制することが出来る。
また特許文献1では、吸引手段の吸引範囲が用紙の長手方向にわたって長尺となる。吸引範囲が長尺になると、用紙の「撓みしろ」が多く存在してしまう上に、吸引手段の吸引ムラも懸念されるため、撓みが発生しやすい。
一方、本願の吸引手段は、用紙の幅方向W(即ち用紙の短手方向)に並べられているため、用紙(媒体101)の「撓みしろ」が少なく、吸引手段の吸引ムラも小さいため、撓みが発生しにくい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、媒体101の中央部101cの上方に位置する吸引部120Cによる吸着を最初に行い、その後、媒体101の両方の端部101a、101bの上方に位置する吸引部120A、120Bによる吸着を行うことで、幅方向Wにおける撓みを抑制してシワの発生を防止した。これに対し、本実施形態では、図8A、図8B、図8C、図8Dに示すように、端部101aから端部101bあるいは、端部101bから端部101aに向かって吸引部120A、120B、120Cを作動するようにしたものである。
本実施形態において、吸引部の作動の順番は吸引部120A、120C、120Bとして説明を続ける。ここでの吸引部120A、120B、120Cの作動とは、吸引駆動手段124A〜124Cをそれぞれ駆動して吸引羽123A〜123Cを回転させた吸引開始後、制御弁たるシャッタ機構126A、126B、126Cを吸引ダクト122A、122B、122Cを解放する方向(開方向)に移動するようにシャッタ駆動部127A、127B、127Cを作動させることである。
すなわち、図8Aに示すように、吸引駆動手段124A〜124Cをそれぞれ駆動して吸引羽123A〜123Cを回転させた吸引開始後、図8Bに示すように、シャッタ駆動部127Aを作動してシャッタ機構126Aにより吸引ダクト122Aを解放して端部101aに対する吸着を開始する。すると媒体101は一方の端部101aのみ吸着された状態になる、その後、図8C、図8Dに示すように、端部101aから徐々にもう一方の端部101bに向けてシャッタ駆動部127C、127Bを作動してシャッタ機構126C、126Bにより吸引ダクト122C、122Bを解放して吸着を開始する。すると、既に一方の端部101aは吸着面131Aへの吸着が完了しているため、媒体101は一方の端部101aから徐々にもう一方の端部101bに向けて吸着面131Aに吸着していく。
このように、幅方向Wに位置する媒体101の一方の端部101aから他方の端部101bに向かって吸着されていくことで、媒体101の両側の端部101a、101bが同時に吸着されて撓みが発生することを抑制すくことができ、媒体101をシワなく吸着することができる。
本実施形態では、吸引部120Aが第1の吸引部に、吸引部120Cが第2の吸引部に、吸引部120Bが第3の吸引部に相当する。そして搬送方向Aからみて(つまり図8A〜図8Dの視点から見て)、吸引部120B(第3の吸引部)は、吸引部120C(第2の吸引部)に対して吸引部120A(第1の吸引部)と反対側に並んで配置されている。
用紙などの媒体101を吸引する際は吸引部120A(第1の吸引部)から吸引動作を開始し、その後吸引部120C(第2の吸引部)が吸引動作を開始し、その後吸引部120B(第3の吸引部)が吸引動作を開始する。
第2の実施形態では、吸引部として搬送幅方向Wに3つの吸引部120A、120B、120Cを直線的に並べて配置したものを例に説明したが、図9A、図9B、図9Cに示すように、例えば吸引部120A、120Bの2つの吸引部を用いるようにしてもよい。この場合、図9Aにおいて吸引駆動手段124A、124Bをそれぞれ駆動して吸引羽123A、123Bを回転させた吸引開始後、図9Bに示すように、シャッタ駆動部127Aを作動してシャッタ機構126Aにより吸引ダクト122Aを解放して端部101aに対する吸着を開始する。そして、例えば所定時間経過後に、図9Cに示すように、シャッタ駆動部127Bを作動してシャッタ機構126Bにより吸引ダクト122Bを解放して端部101bに対する吸着を開始する。ここでいう所定時間経過後とは、少なくとも端部101aが吸着面131Aに吸着されるまでの時間、より好ましくは媒体101の搬送幅方向Wの1/3から1/2程度が吸着面131Aに搬送されるまでの時間の経過後である。この所定時間は、予め実験などによって求めておき、シャッタ駆動部127Aの作動時からの時間を例えばタイマなどで計測し、当該計測結果と所定時間とを例えば制御部などで比較してシャッタ駆動部127Bの作動タイミングを制御することで実現することができる。
このような構成によれば、搬送幅方向Wに位置する媒体101の一方の端部101aから他方の端部101bに向かって搬送ベルト131の吸着面に吸着されていくことで、媒体101の両側の端部101a、101bが同時に吸着されて撓みが発生することを抑制することができ、媒体101をシワなく吸着することができる。
このような吸引部を2つする実施形態では、吸引部120Aが第1の吸引部に、吸引部120Bが第2の吸引部に相当する。そして搬送方向Aからみて(つまり図7の視点から見て)、吸引部120A(第1の吸引部)と吸引部120B(第2の吸引部)は並んで配置されている。
用紙を吸引する際は吸引部120A(第1の吸引部)から吸引動作を開始し、その後吸引部120B(第2の吸引部)が吸引動作を開始する。
(第3の実施形態)
本実施形態は、複数の吸引部120A、120B、120Cの作動時期を、媒体101の種類に応じて制御部200を用いて制御するものである。本実施形態において、媒体101の種類とは、媒体101の厚さXであり、ここでは媒体101の坪量(g/m2)を、その目安としている。
ここで、第3の実施形態の内容と、媒体吸引装置100の制御部200の構成について説明する。なお、制御部200は、第3の実施形態にだけ適用されるものではなく、他の実施形態においても、各吸引部の動作を制御する場合に用いることができる。
本実施形態は、媒体101の厚さXに応じて複数の吸引部120A、120B、120Cの作動時期を制御部200で制御するものである。具体的には、制御部200は、媒体101の厚さXが所定値X1以上(所定値以上)の場合には、媒体101の厚さXが所定値X1未満の場合よりも、複数の吸引部の作動時期の差が小さくなるように制御する。つまり、吸引部として、第1の実施形態と同様の吸引部120A、120B、120Cを用い、第1の実施形態と同様に、吸引部120Cを最初に作動し、その後に吸引部120A、120Bを同時に作動する場合を想定してみる。この場合、最初に作動する吸引部120Cと、その後に作動する吸引部120A、120Bの順序は、第1の実施形態においては媒体101の厚さXに関係なく同一である。しかし、本実施形態では、吸引部120Cから吸引部120A、120Bが作動するまでの時間を作動間隔時間とすると、この作動間隔時間が媒体101の厚さXに応じて変化するように構成されている。以下、この制御内容について、図10、図11を主に用いて説明する。
図10、本発明に係る媒体吸引装置100の制御系の構成を示すブロック図であり、図11は第3の実施形態に係る制御内容を示すフローチャートである。
図10において、制御部200は、CPU201、RAM202、ROM203、タイマ204を備えたコンピュータで構成されている。制御部200の入力側には、各種情報を入力する入力部としてタッチパネルで構成されたオペレーションパネル160と、被搬送物101の厚さXを検知する厚さ検知センサ161が信号線を介して接続されている。オペレーションパネル160には、厚さXの情報を入力する厚さ情報入力部162や媒体101の厚さXを選択する厚さ選択部163がスイッチとして表示される。本実施形態において、媒体101の厚さXの情報は、厚さ検知センサ161で検知した厚さX情報、厚さ情報入力部162から入力された厚さX情報、厚さ選択部163で選択された厚さX情報を用いることができる。厚さ検知センサ161、厚さ情報入力部162、厚さ選択部163は、何れか1つ備えていればよく、全てを備えていなくてもよい。
制御部200の出力側には、吸引駆動手段124A〜124C、シャッタ駆動部127A〜127C、ベルト駆動モータ132、ファン駆動モータ155、ファンシャッタ駆動部172が信号線を介して接続されている。これら吸引駆動手段124A〜124C、シャッタ駆動部127A〜127C、ベルト駆動モータ132、ファン駆動モータ155、ファンシャッタ駆動部172の作動は、制御部200のROM203に記憶されている作動タイミングによってオン/オフ制御される。制御部200のROM203には、厚さXを判定するための所定値X1が予め記憶されている。この所定値X1は任意に変更してもよい。制御部200のROM203には、作動間隔時間として時間Ta、Tbが予め記憶されている。時間Ta、TbはTa>Tbとされている。
図11は、第3の実施形態に係る媒体吸引装置100の制御部200による吸引部120A、120B、120Cの制御のフローチャートを示す。なお、本実施形態では、吸引駆動手段124A〜124Cが既に作動しているものとして説明を続ける。
制御部200は、ステップST1において、媒体101の厚さX情報(坪量)を、厚さ検知センサ161、厚さ情報入力部162あるいは厚さ選択部163から取得し、ステップST2に進む。
制御部200は、ステップST2において厚さXと所定値X1(例えば坪量70g/m2)とを比較して、媒体101の厚さXが所定値X1以上か否かを判定する。もちろん、厚さXを坪量に換算することは必須ではない。制御部200は、媒体101の厚さXが所定値X1以上の場合にはステップST3に進んで中央部に配置された吸引部120Cによる吸着動作を開始してステップST4に進む。ステップST3ではシャッタ駆動部127Cを作動して、シャッタ機構126Cにより吸引ダクト122Cを解放して媒体101の中央部101cに対する吸着動作を行う。
制御部200は、ステップST4において、シャッタ駆動部127Cの作動後の経過時間Tをタイマ204で計測し、ステップST5において経過時間Tが時間Tbとなると、ステップST6に進む。制御部200は、ステップST6においてシャッタ駆動部127A、127Bを作動してシャッタ機構126A、126Bにより吸引ダクト122A、122Bを解放して端部に位置する吸引部120A、120Bによる端部101a、101bに対する吸着動作を開始してステップST11に進む。
一方、制御部200は、ステップST2において、媒体101の厚さXが所定値X1以上でない(所定値未満)場合には、ステップST7に進んで中央部に配置された吸引部120Cによる吸着動作を開始してステップST8に進む。ステップST7ではシャッタ駆動部127Cを作動して、シャッタ機構126Cにより吸引ダクト122Cを解放して媒体101の中央部101cに対する吸着動作を行う。
制御部200は、ステップST8において、シャッタ駆動部127Cの作動後の経過時間Tをタイマ204で計測し、ステップST9において経過時間Tが時間Taとなると、ステップST10に進む。制御部200は、ステップST10においてシャッタ駆動部127A、127Bを作動してシャッタ機構126A、126Bにより吸引ダクト122A、122Bを解放して端部に位置する吸引部120A、120Bによる端部101a、101bに対する吸着動作を開始してステップST11に進む。
制御部200は、媒体101の厚さXが所定サイズX1未満の場合には、媒体101の厚さXが所定サイズX1以上の場合よりも、吸引部120Cと吸引部120A、120Bの作動時期の差が大きくなるように制御する。本実施形態では、(0[msec]≦Tb<Ta)である。Tbを0秒とした場合には、吸引部120A〜120Cのすべてのシャッタ機構126A〜126Cにより吸引ダクト122A〜122Cが同時に解放されることになる。
別な表現をすると、制御部200は、媒体101の厚さXが所定値X1以上の場合には、媒体100の厚さXが所定値X1未満の場合よりも、吸引部120Cと吸引部120A、120Bの作動時期の差が小さくなるように制御する。
なお、媒体101の厚さXの所定値X1として記載した坪量70g/m2は一例であり、この坪量に限定するものではない。
制御部200は、ステップST11において、搬送ベルト131の吸着面131Aへの媒体101の吸着完了を、例えばセンサあるいはシャッタ機構126A、126Bが作動してからの経過時間から判定後、ステップST12において、搬送手段130のベルト駆動モータ132を作動して搬送ベルト131による媒体101のベルト搬送を開始して、この制御を終える。
このように、媒体101の厚さXを取得し、取得した厚さX情報(坪量)によって搬送部120Cと吸引部120A、120B(シャッタ機構126A、126B)との作動時期を変更することで、媒体101の厚さXに応じた最適な吸着動作となる。つまり、媒体101が薄紙のようなコシの少ない材質の場合、幅方向Wにおける撓みが発生し易いため、最初に作動させる吸引部120Cと、その後に作動する吸引部120A、120Bとの時間差は撓みの発生を抑制できる程度に間隔をあけることで、撓みによるシワの発生を抑制することができる。
一方、媒体101が厚紙のようなコシの強い材質の場合、幅方向Wにおける撓みが発生し難いため、最初に作動させる吸引部120Cと、その後に作動する吸引部120A、120Bとの時間差は、薄紙の場合よりも短くすることができる。場合によっては複数の吸引部120A〜120Cを同時に作動させてもよい。このように吸引部の作動時間を短くすると、媒体101を搬送ベルト131の吸着面131Aに対して素早く浮上させて吸着して搬送を開始するまでの時間を、薄紙の場合よりも短縮することができ、生産性の点で有利となる。つまり、厚い媒体101はコシがあるため、撓みが発生し難く、吸引力や生産性を優先することができるので、吸引部120A〜120Cを同時に作動して吸着を開始してもよい。
つまり制御部200は、媒体101の厚さが所定値未満の場合には、媒体101の厚さが所定値以上の場合よりも、複数の吸引部(120A、120B、120C)の吸引動作の開始時期の間隔が大きくなるように制御する。これにより、シワの発生を抑制できる。
なお制御部200は、媒体101の厚さXを取得せずに、直接坪量の情報を取得して、制御を各吸引部の制御を行っても良い。つまり制御部200は、媒体101の坪量が所定値未満の場合には、媒体101の坪量が所定値以上の場合よりも、複数の吸引部(120A、120B、120C)の吸引動作の開始時期の間隔が大きくなるように制御する。これにより、シワの発生を抑制できる。
(第4の実施形態)
本実施形態は、複数の吸引部120A、120B、120の作動時期を、媒体101のサイズに応じて制御部200を用いて制御するものである。本実施形態において、被搬送物101のサイズとは、例えばJIS規格に基づくサイズである。
本実施形態に係る制御部200Aの入力側には、図12に示すようにオペレーションパネル160と、厚さ検知センサ161に変えて媒体101のサイズを検知するサイズ検知センサ165が信号線を介して接続されている。オペレーションパネル160には、サイズSの情報を入力するサイズ情報入力部166や媒体101のサイズSを選択するサイズ選択部167がスイッチとして表示される。本実施形態において、媒体101のサイズSの情報は、サイズ検知センサ165で検知したサイズS情報、サイズ情報入力部166から入力されたサイズS情報、サイズ選択部167で選択されたサイズS情報を用いることができる。サイズ検知センサ165、サイズ情報入力部166、サイズ選択部167は、何れか1つ備えていればよく、全てを備えていなくてもよい。
制御部200Aの出力側には、吸引駆動手段124A〜124C、シャッタ駆動部127A〜127C、ベルト駆動モータ132、ファン駆動モータ155、ファンシャッタ駆動部172が信号線を介して接続されている。これら吸引駆動手段124A〜124C、シャッタ駆動部127A〜127C、ベルト駆動モータ132、ファン駆動モータ155、ファンシャッタ駆動部172の作動は、制御部200AのROM203に記憶されている作動タイミングによってオン/オフ制御される。制御部200のROM203には、サイズSを判定するための所定サイズS1が予め記憶されている。この所定サイズS1は任意に変更してもよい。制御部200AのROM203には、作動間隔時間として時間Tc、Tdが予め記憶されている。時間Tc、TdはTc<Tdとされている。
図13は、第4の実施形態に係る媒体吸引装置100の制御部200Aによる吸引部120A、120B、120Cの制御内容を示すフローチャートを示す。なお、本実施形態では、吸引駆動手段124A〜124Cが既に作動しているものとして説明を続ける。
制御部200Aは、ステップST21において、媒体101のサイズS情報を、サイズ検知センサ165、サイズ情報入力部166あるいはサイズ選択部167から取得し、ステップST22に進む。
制御部200Aは、ステップST22においてサイズSと所定サイズS1とを比較して、媒体101のサイズSが所定サイズS1以上か否かを判定する。制御部200Aは、媒体101のサイズSが所定サイズS1以上の場合にはステップST23に進んで中央部に配置された吸引部120Cによる吸着動作を開始してステップST24に進む。ステップST23ではシャッタ駆動部127Cを作動して、シャッタ機構126Cにより吸引ダクト122Cを解放して媒体101の中央部101cに対する吸着を開始する。
制御部200Aは、ステップST24において、シャッタ駆動部127Cの作動後の経過時間Tをタイマ204で計測し、ステップST25において経過時間Tが時間Tdとなると、ステップST26に進む。制御部200Aは、ステップST26においてシャッタ駆動部127A、127Bを作動してシャッタ機構126A、126Bにより吸引ダクト122A、122Bを解放して端部に位置する吸引部120A、120Bによる端部101a、101bに対する吸着を開始してステップST31に進む。
一方、制御部200Aは、ステップST22において、媒体101のサイズSが所定サイズS1以上(所定サイズ以上)でない(所定サイズ未満)場合には、ステップST27に進んで中央部に配置された吸引部120Cによる吸着動作を開始してステップST28に進む。ステップST27ではシャッタ駆動部127Cを作動して、シャッタ機構126Cにより吸引ダクト122Cを解放して媒体101の中央部101cに対する吸着動作を行う。
制御部200Aは、ステップST28において、シャッタ駆動部127Cの作動後の経過時間Tをタイマ204で計測し、ステップST29において経過時間Tが時間Tcとなると、ステップST30に進む。制御部200Aは、ステップST30においてシャッタ駆動部127A、127Bを作動してシャッタ機構126A、126Bにより吸引ダクト122A、122Bを解放して端部に位置する吸引部120A、120Bによる端部101a、101bに対する吸着動作を開始してステップST31に進む。
つまり、制御部200Aは、媒体101のサイズSが所定サイズS1以上の場合には、媒体101のサイズSが所定サイズS1未満の場合よりも、吸引部120Cと吸引部120A、120Bの作動時期の差が大きくなるように制御する。すなわち、(0[msec]≦Tc<Td)。Tcは0秒とした場合には、吸引部120A〜120Cのすべてのシャッタ機構126A〜126Cにより吸引ダクト122A〜122Cが同時に解放されることになる。
別な表現をすると、制御部200Aは、媒体101のサイズSが所定サイズS1未満の場合には、媒体101のサイズSが所定サイズS1以上の場合よりも、吸引部120Cと吸引部120A、120Bの作動時期の差が小さくなるように制御する。
制御部200Aは、ステップST31において、搬送ベルト131の吸着面131Aへの媒体101の吸着完了を、例えばセンサあるいはシャッタ機構126A、126Bが作動してからの経過時間から判定後、ステップST32において、搬送手段130のベルト駆動モータ132を作動して搬送ベルト131による媒体101のベルト搬送を開始して、この制御を終える。
このように、媒体101のサイズS情報を取得し、取得したサイズS情報によって吸引部120Cと吸引部120A、120B(シャッタ機構126A、126B)との作動時期を変更することで、媒体101のサイズSに応じた最適な吸着動作となる。
媒体101が、例えばJIS規格B2サイズ以上の大きなサイズの場合、幅方向Wにおける撓みが発生し易いため、最初に作動させる吸引部120Cと、その後に作動する吸引部120A、120Bとの時間差は撓みの発生を抑制できる程度に間隔をあけることで、撓みによるシワの発生を抑制することができる。
一方、媒体101がJIS規格B2サイズ未満、例えばJIS規格A3サイズ以下のような小さいサイズの場合、幅方向Wにおける撓みが発生し難いため、最初に作動させる吸引部120Cと、その後に作動する吸引部120A、120Bとの時間差は、大サイズの場合よりも短くすることができる。場合によっては複数の吸引部120A〜120Cを同時に作動させてもよい。このように作動時間を短くすると、搬送ベルト131の吸着面131Aに対して媒体101を素早く浮上させて吸着して搬送を開始するまでの時間を、大サイズの場合よりも短縮することができるので、生産性に有利となる。なお、媒体101のサイズとして記載したB2サイズは一例であり、このサイズに限定するものではない。
つまり制御部200Aは、媒体101のサイズが所定値以上の場合には、媒体101のサイズが所定値未満の場合よりも、複数の吸引部(120A、120B、120C)の吸引動作の開始時期の間隔が大きくなるように制御する。これにより、シワの発生を抑制できる。
第3の実施形態及び第4の実施形態では、媒体101の厚さXやサイズSに基づいて、複数の吸引部120A、120B、120Cの作動時期を制御するようにしたが、制御に用いるパラメータとしては、これら以外に媒体101の種類として材質(たとえば用紙、プリプレグなどの樹脂製のシート材や板状部材等)が挙げられる。この場合、被搬送物101の種類に応じて複数の吸引部120A、120B、120Cの作動時期を制御するようにすればよい。例えば、プリプレグのような材質の剛性が高く、幅方向Wにおいて撓み難いものの場合には、複数の吸引部120A、120B、120Cは同時に作動させることや、時間差は設けるが用紙などに比べて作動時間差を小さく設定する。一方、用紙を搬送する場合にはプリプレグを吸着搬送する場合よりも最初の吸引部120Cの作動から次の吸引部120A、120Bの作動までの時間を長く設定することで、素早く吸着搬送することができるとともに、シワが発生することなく吸着搬送できる。
第1の実施形態から第4の実施形態において、複数の吸引部120A、120B、120Cは、それぞれ個別に吸引羽123A〜123Cと吸引駆動手段124A〜124Cとを設けたが、このような構成に限定されるものではない。例えば、図14、図15に示すように1つの負圧発生手段としての吸引羽123と吸引駆動手段124を、それぞれ吸引ダクト122A〜122Cに接続した構成とした吸引部120Eであってもよい。
(第5の実施形態)
本実施形態は、図16に示すように、第1〜第4の実施形態で説明した何れかの、媒体吸引装置100を画像形成システムに適用したものである。この画像形成システム400は、媒体としての例えば用紙P上(媒体上)に画像を形成する画像形成部401と、媒体吸引装置100と、媒体吸引装置100により吸引された用紙Pを搬送する搬送手段としての複数のローラ対416を備えている。画像形成部401としては、ドラム状の像担持体411を備えた複数のプロセスカートリッジユニット412でそれぞれ像担持体411に静電潜像を形成し、当該静電潜像に現像剤であるトナーを付着させてトナー像として現像し、現像されたトナー像を用紙Pに転写部413で転写し、定着部414でトナー像を用紙Pに定着させて排出トレイ415に積載する周知の電子写真方式の画像形成部である。
画像形成部401としては、電子写真方式のではなく、インクヘッドから媒体としての用紙Pにインクを吐出させて画像を形成するインクジェット方式の画像形成部であっても良い。
いずれの方式の画像形成部であっても、載置部110に積載された用紙Pの最上位のものを、吸引部120A、120B、120Cで媒体吸引装置100から吸着して搬送することで、用紙Pの分離性を確保することができ、連れ送りによる用紙ジャムや重送を防止することができるとともに、分離時間の短縮を図れることから、プリント時間の短縮や高速給紙に対応することが可能となり、より大判に対応した生産性の高い画像形成システム400を構築することができる。
(第6の実施形態)
本実施形態は、図17A、図17B、図17Cに示すように、第1〜第4の実施形態で説明した何れかの、媒体吸引装置100を媒体検査システムに適用したものである。この媒体検査システム500は、媒体としての例えばプリプレグシートPSを検査する検査部としての検査装置501と、検査装置501にプリプレグシートPSを給送する媒体吸引装置及び制御部505を備え、媒体吸引装置として、例えば媒体吸引装置100を備えている。
なお、いずれの実施形態においても、吸引部の配置は適宜変更可能である。たとえば図18A、図18Bに示すように吸引部を配置した場合も、図3に示すように搬送方向Aから見れば、吸引部は並んで配置されている。従って、上述の実施形態と同等の効果を発揮することができる。
媒体検査システム500は、検査装置501の下方に、プリプレグシートPSを搬送するシート搬送手段502を備えている。シート搬送手段502は、媒体吸引装置100により吸引された媒体であるプリプレグシートPSを搬送する搬送装置を構成している。媒体吸引装置100によって分離されて給送されたプリプレグシートPSは、図17Aに示すように、シート搬送手段502によって検査装置501の下方を移動される。検査装置501は、プリプレグシートPSの表面の傷や大きさをラインスキャンして画像情報して検出するものであって、シート搬送手段502によってプリプレグシートPSを搬送しながら表面状態を検出している。
媒体検査システム500は、検査装置501よりも搬送方向下流側で、シート搬送手段502の上方に吸着装置503を備えている。吸着装置503は、図17B、図17Cに示すように、検査装置501によって表面欠陥が検出されたプリプレグシートPS1を吸引するものである。媒体検査システム500は、シート搬送手段502よりも搬送方向下流側に積載装置504を備えている。積載装置504は、シート搬送手段502によって搬送されるプリプレグシートPSのうち、表面欠陥のない、すなわち吸着装置503によって吸着されなかったプリプレグシートPSが排出されて積載されるものである。
なおプリプレグとは、ガラスクロス、炭素繊維のような繊維状補強材に、硬化剤、着剤材などの添加物を混合したエポキシなどの熱硬化性樹脂を均等に含浸させ、加熱または乾燥して半硬化状態にした強化プラスチック成形材料である。主に炭素繊維に樹脂を含浸させたシート状の材料を指す。
制御部505には、図17Aに示すように、検査装置501と、シート搬送手段502の駆動源としての駆動モータ506と、吸着装置503の吸引駆動源507が信号線を介して接続されている。制御部505は、検査装置501から送信される画像情報から良品と不良品とを判断する機能を備えている。制御部505は、検査装置501で検出したプリプレグシートPSが不良品(PS1)の場合、吸着装置503の吸引駆動源507を作動して吸引力をシート搬送手段502上に作用させる。このため、不良品と判断されたプリプレグシートPS1はシート搬送手段502上から、吸着装置503によって取り除かれる。
このように、積載されたプリプレグシートPSの最上位のものを、吸引部120A、120B、120Cで媒体吸引装置100から吸着して搬送することで、プリプレグシートPSの分離性を確保することができ、連れ送りによるプリプレグシートPSのジャムや重送を防止することができるとともに、分離時間の短縮を図れることからプリプレグシートPSの検査時間の短縮や、高速搬送に対応することが可能となり、生産性の高い媒体検査システム500を構築することができる。
なおプリプレグシートは、厚みが0.02mm〜0.2mmと薄いものもあり、撓み及びシワが発生する可能性は十分にある。とくにシートサイズ(面積)が大きい場合は「撓みしろ」が増えるため、撓みの発生がより顕著になる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本実施形態に係る媒体101としては、シートとしての用紙Pや、プリプレグシートPSのような樹脂製のシート材に限定するものではなく、記録紙、記録用紙、フィルム、布等であっても無論構わない。本実施形態においても、媒体101とは用紙、記録媒体、OHP、プリプレグ、銅箔等のシート状で吸引可能な搬送物全般を含んでいる。
また、複数の吸引部120A、120B、120Cは、幅方向Wに直線的(一直線)状に配置したものとして説明したが、端部に位置する吸引部120A、120Bと吸引部120Aと吸引部120Bの間に配置された吸引部120Cとは、搬送方向Aに対してオフセットして構成であっても、上記実施形態で説明した作動タイミングで制御することで、実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、「搬送」とは、搬送ベルト131でシート(媒体101)を移動させる行為だけでなく、単に吸引部120でシートを吸引して、シートを移動させる行為も含む。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
また画像形成システムとしては、例えば特許文献3(対応米国出願:US8449071)に記載の構成を用いることが出来る。またインクジェット方式にかぎらず、電子写真方式を始めとする公知の技術を用いることができる。
100 媒体吸引装置
101 媒体
101a、101b 媒体の端部(両端)
101c 媒体の中央部
110 載置部
120A 吸引部
120B 吸引部
120C 吸引部
121A、121B、121C 吸引チャンバ部(チャンバ部)
124A、124B、124C 負圧発生手段(吸引駆動手段)
126A、126B、126C 制御弁(シャッタ機構)
130 搬送手段
200、200A 制御部
400 画像形成システム
401 画像形成部
416 搬送手段
500 媒体検査システム
501 検査部
502 搬送装置
A 媒体の搬送方向
P 媒体(用紙)
PS 媒体(プリプレグ)
S 媒体のサイズ
S1 所定サイズ
X 媒体の厚さ
X1 厚さの所定値
W 搬送幅方向
特開2014−205574号公報 特開2010−023378号公報 US8449071号公報

Claims (11)

  1. 搬送される媒体に対向し、前記媒体の搬送方向からみて並んで配置されている第1の吸引部と第2の吸引部を有し、
    前記第1の吸引部が吸引動作を開始した後に、前記第2の吸引部が吸引動作を開始することを特徴とする媒体吸引装置。
  2. 前記搬送方向からみて、前記第2の吸引部に対して前記第1の吸引部と反対側に並んで配置される第3の吸引部を有し、
    前記第2の吸引部が吸引動作を開始した後に、前記第3の吸引部が吸引動作を開始することを特徴とする請求項1に記載の媒体吸引装置。
  3. 前記搬送方向からみて、前記第1の吸引部に対して前記第2の吸引部と反対側に並んで配置される第3の吸引部を有し、
    前記第2の吸引部が吸引動作を開始した後に、前記第3の吸引部が吸引動作を開始することを特徴とする請求項1に記載の媒体吸引装置。
  4. 前記搬送方向からみて、前記第1の吸引部に対して前記第2の吸引部と反対側に並んで配置される第3の吸引部を有し、
    前記第2の吸引部及び前記第3の吸引部が同時に吸引動作を開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体吸引装置。
  5. 前記複数の吸引部の前記吸引動作の開始時期を、前記媒体の種類に応じて制御する制御部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の媒体吸引装置。
  6. 前記媒体の種類は、前記媒体の厚さであり、
    前記制御部は、前記媒体の厚さが所定値未満の場合には、前記媒体の厚さが所定値以上の場合よりも、前記複数の吸引部の前記吸引動作の開始時期の間隔が大きくなるように制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の媒体吸引装置。
  7. 前記媒体の種類は、前記媒体の坪量であり、
    前記制御部は、前記媒体の坪量が所定値未満の場合には、前記媒体の坪量が所定値以上の場合よりも、前記複数の吸引部の前記吸引動作の開始時期の間隔が大きくなるように制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の媒体吸引装置。
  8. 前記媒体の種類は、前記媒体のサイズであり、
    前記制御部は、前記媒体のサイズが所定サイズ以上の場合には、前記媒体のサイズが所定サイズ未満の場合よりも、前記複数の吸引部の前記吸引動作の開始時期の間隔が大きくなるように制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の媒体吸引装置。
  9. 前記吸引部は、
    気体が通るチャンバ部と、
    前記チャンバ部を負圧にする負圧発生手段と、
    前記負圧を調整する制御弁と、を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の媒体吸引装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の媒体吸引装置と、
    前記媒体吸引装置により吸引された前記媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された前記媒体上に画像を形成する画像形成部と、を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  11. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の媒体吸引装置と、
    前記媒体吸引装置により吸引された前記媒体を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送された前記媒体を検査する検査部と、を備える
    ことを特徴とする媒体検査システム。
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