JP2016124707A - 回路基板用シート分離方法及び回路基板用シート分離装置 - Google Patents

回路基板用シート分離方法及び回路基板用シート分離装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016124707A
JP2016124707A JP2015245718A JP2015245718A JP2016124707A JP 2016124707 A JP2016124707 A JP 2016124707A JP 2015245718 A JP2015245718 A JP 2015245718A JP 2015245718 A JP2015245718 A JP 2015245718A JP 2016124707 A JP2016124707 A JP 2016124707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
holding member
board sheet
air
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015245718A
Other languages
English (en)
Inventor
孝 福本
Takashi Fukumoto
孝 福本
高橋 秀明
Hideaki Takahashi
秀明 高橋
康夫 新倉
Yasuo Niikura
康夫 新倉
秀俊 児島
Hidetoshi Kojima
秀俊 児島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to TW104143393A priority Critical patent/TWI577254B/zh
Priority to CN201510983234.7A priority patent/CN105742242A/zh
Priority to CN201521089897.6U priority patent/CN205319140U/zh
Publication of JP2016124707A publication Critical patent/JP2016124707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】回路基板用シートの分離が容易に行える回路基板用シート分離方法を提供する。
【解決手段】積層された回路基板用シートをエア噴出し手段としてのエア噴射ノズル装置300からのエア噴出により浮上させる第1の工程としての浮上工程と、浮上工程の後に、浮上した回路基板用シートを保持部材としての浮上保持搬送装置160の搬送ベルト161にて保持し、分離を完了させる第2の工程としての保持工程と、を有する回路基板用シート分離方法である。
【選択図】図5

Description

本発明は、回路基板用シート分離方法及び回路基板用シート分離装置に関する。
従来、プリプレグを分離し搬送することを可能としたプリプレグ装置および方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、以下のプリプレグ供給装置およびプリプレグ供給方法が開示されている。即ち、同文献では、シリンダ等により回動する吸着パッドによって積み重ねられた1枚目のプリプレグの吸着部である端部を吸着、持ち上げし(上方回動)、さらにもう一つのシリンダにより上下する吸着パッドにより2枚目のプリプレグの端部を吸着、持ち上げる。次に、両方の吸着パッドを同時に水平移動、例えば50mm程度移動することで必要とする2枚のプリプレグを区分け搬送するものである。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、1枚目のプリプレグと2枚目のプリプレグとを分離するのに、それぞれ個別の吸着動作と上方回動動作などが必要であり、プリプレグの分離を容易に行うことが困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、回路基板用シートの品質を損なわずに分離が容易に行える回路基板用シート分離方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、積層された回路基板用シートをエア噴出し手段からのエア噴出しにより回路基板用シートの端部を浮上させる第1の工程と、前記第1の工程の後に、前記浮上した回路基板用シートを保持部材にて保持し、分離させる第2の工程と、を有する回路基板用シート分離方法である。
本発明によれば、回路基板用シートの品質を損なわずに分離が容易に行える回路基板用シート分離方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る回路基板用シート分離搬送方法に用いる回路基板用シート分離搬送装置の外観を模式的に示す斜視図である。 実施形態1に係る回路基板用シート分離搬送装置を示す斜視図である。 実施形態1に係る回路基板用シート分離搬送装置における回路基板用シートの分離状態を示す模式図である。 実施形態1に係る回路基板用シート分離搬送装置を示す平面図である。 実施形態1の回路基板用シート分離搬送装置により実行される主な工程を示すフローチャートである。 (a)、(b)、(c)は実施形態1に係る回路基板用シート分離搬送装置の動作推移状態を示す図である。 (a)、(b)は図6(c)に続く回路基板用シート分離搬送装置の動作推移状態を示す図である。 実施形態2に係る被搬送材分離搬送方法に用いる被搬送材分離搬送装置を模式的に示す斜視図である。 実施形態2に係る浮上保持搬送装置による被搬送材の吸着保持動作を説明する模式的な図である。 実施形態1や実施形態2の浮上保持搬送装置等の別の具体例を示す図である。 実施形態3に係る浮上保持搬送装置による被搬送材の吸着保持動作を説明する模式的な図である。 実施形態4に係る浮上保持搬送装置による被搬送材の吸着保持動作を説明する模式的な図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る回路基板用シート分離方法及び回路基板用シート搬送方法について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る回路基板用シート分離方法及び回路基板用シート搬送方法を実施する装置の一実施形態を示す。尚、本発明の実施対象とする図1に示す回路基板用シート分離搬送装置130は、図示したものには限定されず、ソーティング機能や、検査機能等を備えた種々の装置が対象となる。回路基板用シート分離搬送装置130は、回路基板用シート搬送装置及び回路基板用シート搬送装置を構成する回路基板用シート分離装置として機能する。
本発明の分離・搬送対象物である回路基板用シートには、公知の全ての回路基板に用いられるシートが含まれる。例えば、炭素繊維やガラスクロスのような繊維状補強材に、硬化剤、着色剤などの添加物を混合した熱硬化性樹脂等を含浸させ、加熱又は乾燥して半硬化状態にしたシート状の強化プラスチック成形材料(プリプレグ)が含まれる。また、プリプレグや樹脂シートなどに銅箔や金箔等の処理を施したものも含まれる。
回路基板用シートの幅サイズとしては、一例を挙げると約100mm〜700mm程度のものが用いられる。また、厚さとしては、0.02mm〜0.2mm程度のものが用いられる。
尚、前記回路基板用シートの厚さは、あくまでも一例であり、前記範囲以外の厚さのものが用いられるのは無論である。
ここで、搬送方向Xは、回路基板用シートの搬送方向に相当する。上下方向Zは、回路基板用シートの積層方向に相当する。幅方向Yは、回路基板用シートの搬送方向Xと回路基板用シートの積層方向である上下方向Zに対して直交する方向に相当する。
図1〜図4を用いて、回路基板用シート分離搬送装置及び回路基板用シート分離搬送装置を構成する浮上保持搬送装置について説明する。図1は回路基板用シート分離搬送装置を模式的に示す斜視図、図2は回路基板用シート分離搬送装置を示す斜視図、図3は回路基板用シート分離搬送装置における回路基板用シートの分離状態を示す模式図、図4は回路基板用シート分離搬送装置を示す平面図である。各図において適宜示す白抜き矢印や実線矢印は、各装置へのエアの出入り方向を表わしている。
図2に示すように、回路基板用シート束1は、複数枚の回路基板用シートを積層状態にしたものである。回路基板用シート分離搬送装置130において、回路基板用シート束1は、底板である積載台136上に積層状態で積載・配置される。
積載台136は、回路基板用シートを積層状態で準備する準備手段として機能する。積載台136は、回路基板用シート積載部駆動手段である昇降機構で上下方向Zに移動可能である。また、回路基板用シート分離搬送装置130は、回路基板用シート束1の上面位置を検出する回路基板用シート検出手段としての検知センサ20と、昇降機構の駆動を制御して回路基板用シート束1の上面位置を制御する回路基板用シート位置制御手段とを備える。これにより、積載台136上の回路基板用シート束1の上面が検知センサ20によって検出される所定の高さ位置を占めると、後述する動作を介して、最上位の回路基板用シート1Aが分離されて搬送される。
回路基板用シート分離搬送装置130には、一対の回路基板用シート位置規制部材であるサイドフェンス137、137、前端ガイド板138、エンドフェンス139が設けられている。サイドフェンス137、137は、積載台136の回路基板用シート幅方向Yの両側に配置され、配置された回路基板用シート束1の搬送方向Xに交差(直交)する回路基板用シートの幅方向Yの位置決めを行う。前端ガイド板138は、回路基板用シート束1の搬送方向Xに相当する長さ方向前端の位置決めを行う。さらに、エンドフェンス139は、同じく長さ方向後端の位置決めを行う。
図2のサイドフェンス137、137の一方(図において左奥側)に二点鎖線で示すサイドエアノズル370は、回路基板用シート束1の側端部にサイドエアAc(図4参照)を噴出・吹き付けるサバキ用送風手段・エア噴出し手段である第2のエア噴出し部材として機能する。図4に示すように、サイドエアノズル370は、サイドエアAcを生成するサイドエア生成として機能するサイドブロア380に接続されている。
図2の回路基板用シート分離搬送装置130と図3の浮上保持搬送装置160は、駆動ローラ162と、従動ローラ163と、搬送ベルト161と、負圧エアチャンバ310とを備える。駆動ローラ162は、駆動軸162aで回転駆動され、従動ローラ163は、駆動ローラ162の駆動で転動する搬送ベルト161につれて回転する。搬送ベルト161は、負圧エアチャンバ310に連通する吸引孔が多数明けられたエンドレス状のベルト部材である。負圧エアチャンバ310は、図4に示す吸引ブロア390に接続されていて、外部の吸引ブロア390から吸引されて負圧状態を保ち、搬送ベルト161の吸引孔で最上位の回路基板用シート1Aを吸引・吸着する。吸引ブロア390は、吸引用エアを生成する吸引用エア生成手段としての機能を有する。
上記したとおり、浮上保持搬送装置160の搬送ベルト161は、浮上した回路基板用シートをエア吸引による負圧で吸着して保持し分離させる保持部材と、保持した回路基板用シートを搬送する搬送手段としての機能を有する。
浮上保持搬送装置160は、回路基板用シートのサイズに応じて、浮上保持搬送装置160のサイズを大きくしてもよく、また複数の浮上保持搬送装置160を用いてもよい。
浮上保持搬送装置160による回路基板用シートの保持及び分離が完了した後に搬送を始める形態でもよく、保持及び分離が完了する前に搬送を始める形態でもよい。
また、保持とは、浮上した回路基板用シートの一部でも浮上保持搬送装置160に保持された状態をいう。
積載された回路基板用シート束1の前端に対向する位置には、エア吹き付け手段でもあるエア噴射ノズル装置300が配置される。エア噴射ノズル装置300には、外部から加圧された気体である空気(以下、エアともいう)が送られて溜めるエアチャンバ320が配置されている。また、図3、図4に示すように、エアチャンバ320には、2つの浮上ノズル322が設けられている。
上記したとおり、エア噴射ノズル装置300は、積載台136上に積載・準備された回路基板用シートを浮上させる浮上手段として機能する。さらに、エア噴射ノズル装置300は、積載された回路基板用シートにエア噴出し浮上させるエア噴出し手段及び搬送方向Xと反対方向にエアを噴出す第1のエア噴出し部材として機能する。
エアを噴出す方向は搬送方向Xと反対方向であればよく、必ずしも平行でなくとも、斜め方向でもよい。
気体である空気には、除電された空気や、その他回路基板用シートを浮上させ、1枚ずつに分離するために用いられる気体なども含まれる。特に炭素繊維を含む回路基板用シートは、積層状態の回路基板用シート同士が静電気の作用で密着していて容易に分離しにくいため、積層状態の回路基板用シート束1に除電された空気を吹き付けることは有効である。
図3、図4に示すように、浮上ノズル322は、回路基板用シート束1の前側の端部(以下、前端部ともいう)に向けて浮上エアAaを吹き付け、回路基板用シート束1から回路基板用シートを浮き上がらせる。また、例えばシートをずらす機構を更に設け、浮上ノズル322は、回路基板用シート束1の前端部よりも中央よりの位置に当て回路基板用シートの端部を浮上させてもよい。尚、吹き出すエアを温風にすれば、回路基板用シートへの除湿効果も加わり、分離・サバキをより効果的に行うことができる。
図5は、本発明の回路基板用シート分離方法及び回路基板用シート搬送方法を使用した本実施形態の回路基板用シート分離装置及び回路基板用シート搬送装置により実行される主な工程を示す図である。図6、図7は、回路基板用シート搬送装置による動作推移を説明する図である。
まず、図6(a)を用いて、上述した回路基板用シート分離搬送装置130の構成及び動作について補説する。図6(a)に示す回路基板用シート分離搬送装置130は、積載台136に積載された回路基板用シート束1の前端面に向かってエアチャンバ320から浮上エアAaを吹き付け、この風によって搬送ベルト161(回路基板用シート保持部)の高さまで浮上させる。
そして、吸引ブロア390の作動により、回路基板用シート束1の最上面の1枚を搬送ベルト161によって保持させる。搬送ベルト161に保持した最上位の回路基板用シート1Aは1枚だけになっているとは限らず、回路基板用シート間が密着した状態で保持していることもある。そこでサイドフェンス137、137に設けられたサバキ用送風手段であるサイドエアノズル370にてサイドエアを吹き付け、搬送ベルト161に保持した回路基板用シート1Aを1枚になるようにさばく。サバキとは、サイドエアからエアを噴出させることで、回路基板用シート間の密着力を低下させることで分離を補助することである。
その後、回路基板用シート1Aは搬送ベルト161の搬送により目的とする搬送先(例えば次工程)へと搬送され、その後必要な処理が行われる。
エアチャンバ320と最上部に積載された回路基板用シート束1との間には、回路基板用シートせき止め部材177が配置されており、最上位の回路基板用シート1A以外の回路基板用シートが搬送されるのを防いでいる。また、給送した回路基板用シートによって減少する回路基板用シートの最上面位置と搬送ベルト161との距離hを常時一定とさせるために、回路基板用シートの高さを検知する検知センサ20が設けられている。検知センサ20は、反射型のフォトセンサである。検知センサ20の信号に基づいて、回路基板用シート積載部駆動手段(昇降機構)により積載台136を上昇させて調整している。
回路基板用シート束1は積載台136上で回路基板用シートサイズに合わせるように、前端面を基準面として揃えている。また、浮上保持搬送装置160における搬送方向Xの下流には、回路基板用シート到達の検知を行う給送センサ179が設けられている。
次に、回路基板用シート分離搬送装置130の動作・工程について、順を追って説明する。
(1)回路基板用シートを積層状態で準備する準備工程(ステップS1)は、例えば次のように行われる。具体的には、操作者によって回路基板用シート束1は積載台136上に積載されるとともに、回路基板用シートサイズに合わせてセットすべく、その前端面が前端ガイド板138に突き当てられ基準面として揃えられる。また、サイドフェンス137、137及びエンドフェンス139を操作することによって、回路基板用シート束1の側端面及び後端面がそれぞれ揃えられる。尚、準備工程においては、例えばオペレータ等の人手に代えて、ロボットや専用装置によって、上記したように回路基板用シート束1の積載動作や回路基板用シートサイズ合わせを行うものであってもよい。
図1の回路基板用シート分離搬送装置130の制御部から回路基板用シート給送指令が来ると、図6(b)に示すように、エア噴射ノズル装置300のエアチャンバ320、サイドエアノズル370を含むサバキ用送風手段が作動する。そして、回路基板用シート各端部へのエアを吹き付ける第1の工程としての浮上工程が開始される(図5のステップS2)。エアチャンバ320の浮上ノズル322からの浮上エアAaが吹き付けられ、またサイドエアノズル370からサイドエアAcが吹き付けられることで、準備された積載台136上の最上部の回路基板用シート1A、1B、1Cを浮上させる。これにより、最上部の回路基板用シート1A、1B、1C同士の接触面積が変えられる。
同時に、浮上している回路基板用シートを保持する第2の工程としての保持工程(図5のステップS3)が開始され、搬送ベルト161によるエア吸引が開始する。それにより最上位の回路基板用シート1Aが浮上し、図6(b)に示すように搬送ベルト161に最上位の回路基板用シート1Aが吸着保持される。
尚、図6(b)において、エアチャンバ320や搬送ベルト161の符号に括弧書きで付した(AD)は、エアチャンバ320による吹き付け駆動状態、搬送ベルト161の吸引駆動状態にあることを表している。また、搬送ベルト161の符号に付した(ST)は、搬送ベルト161が停止状態にあることを表している。
図5のステップS4の「サバキ工程」は搬送ベルト161が保持した回路基板用シートをさばく工程であり、上述したようにサイドエアノズル370を含むサバキ用送風手段によって行われる。
(2)次いで、図6(c)に示すように、搬送ベルト161の駆動が開始され、搬送ベルト161により保持された回路基板用シート1Aを搬送する搬送工程が行われる(図5のステップS5)。
尚、図6(c)において、搬送ベルト161の符号に括弧書きで付した(AD)は回転搬送駆動状態にあることを表している。
(3)次いで、図7(a)に示すように、回路基板用シート1Aが給送センサ179に到達後、所定の時間が経過後に回路用基板シート1Aが搬送ベルト161を抜けた後、回転搬送駆動を停止する。
(4)回路基板用シート1Aが搬送ベルト161の保持領域を抜けた直後、図7(b)に示すように、次の回路基板用シート1Aがエア吹き付けにより浮上し、搬送ベルト161に保持される。
(5)設定した回路基板用シート給送間隔に応じて、搬送ベルト161の駆動を再開し、回路基板用シート1Aの給送を行う。
(6)以降、上述の図6(b)〜図7(b)の繰り返しにより、回路基板用シートが順次搬送される。
前記の回路基板用シート給送動作ではエアチャンバ320、サバキ用送風手段、吸引ブロア390のエアの風量に関しては記載を行っていない。エアの風量をある値で固定している場合、積載した回路基板用シートの厚さや重さやサイズによって回路基板用シートの浮上量やサバキ状態は異なることとなる。
例えば回路基板用シートの浮上量が少なければ不供給(不給送)に至ってしまうことになり、逆に回路基板用シートが浮上しすぎの状態であれば回路基板用シートが密着してしまうこととなり、重送に至ってしまう。また吸引ブロア390の力が小さければ回路基板用シートをうまく搬送できず、これも不供給となってしまう。
そのため、適正に回路基板用シート給送を行うため、積載した回路基板用シートに合わせた風量を予め決めておき、ユーザや操作者は回路基板用シート給送を行いたい回路基板用シートを選んだ場合は自動的にその風量になるようにしている。そして風量はブロワのデューティの値によって調整している。
傷がついた回路基板用シートを用いて製作された回路基板は、電気的特性(抵抗値)に不具合が生じてしまう。このため、回路基板用シートの分離には、分離された回路基板用シートの電気的特性(抵抗値)に不具合が生じてしまわないよう行わなければならないという課題がある。
この課題に対し、実施形態1により下記効果を奏する。実施形態1では、回路基板用シート束1などの回路基板用シートを積層状態で準備するステップS1などの準備工程と、積層された回路基板用シートをエア噴射ノズル装置300などのエア噴出し手段・エア噴出し部材からのエア噴出しにより回路基板用シートを浮上させるステップS2などの第1の工程(浮上工程)と、浮上した回路基板用シートを搬送ベルト161などの保持部材にて保持し、分離させるステップS3などの第2の工程(保持工程)と、を有する回路基板用シート分離方法であった。
実施形態1によれば、回路基板用シートの品質を損なわずに(回路基板用シートにキズを付けたりせずに)回路基板用シートの分離を容易に行える回路基板用シート分離方法を提供することができる、という基本的な効果を奏する。傷がついた回路基板用シートを用いて製作された回路基板は、抵抗値等の特性に不具合が生じてしまう。しかし実施形態1によれば、回路基板用シートの品質を損なわずに(回路基板用シートにキズを付けたりせずに)回路基板用シートの分離を容易に行える回路基板用シート分離方法を提供することができるため、そのような回路基板の不具合を防止することができる。この効果は回路基板用シートの分離に関する特有の技術課題を解決するものである。
実施形態1では、エア噴出し手段として、回路基板用シートの搬送方向Xなどの搬送方向と反対方向にエアを噴出すエア噴射ノズル装置300などの第1のエア噴出し部材と、搬送方向と直交する幅方向Yなどの幅方向にエアを噴出すサイドエアノズル370などの第2のエア噴出し部材とが用いられる回路基板用シート分離方法であった。
また、実施形態1では、第2の工程には、第2のエア噴出し部材が回路基板用シートをさばくステップS4などのサバキ工程が含まれる回路基板用シート分離方法であった。
また、実施形態1では、第2の工程が終了した後、エア噴出し部材からのエア噴出しを停止する回路基板用シート分離方法であった。
また、実施形態1では、搬送ベルト161などの保持部材は、浮上した回路基板用シートをエア吸引による負圧で吸着して保持する回路基板用シート分離方法であった。
また、実施形態1では、回路基板用シートを積載して回路基板用シートの積層方向に昇降可能な積載台136などの積載台上に積載された回路基板用シートの上面位置が常に一定位置になるように、積載台が昇降制御される回路基板用シート分離方法であった。
実施形態1によれば、回路基板用シートの品質を損なわずに(回路基板用シートにキズを付けたりせずに)回路基板用シートの分離を容易に、且つ確実に行える回路基板用シート分離方法を提供することができる、という効果を奏する。
また、実施形態1では、回路基板用シート分離装置を用いた回路基板用シート搬送方法であって、保持した回路基板用シートを搬送するステップS5などの搬送工程を有するものであった。
実施形態1によれば、分離された回路基板用シートを確実に搬送できる回路基板用シート搬送方法を提供することができる、という効果を奏する。傷がついた回路基板用シートを用いて製作された回路基板は、抵抗値等の特性に不具合が生じてしまう。しかし実施形態1によれば、回路基板用シートの品質を損なわずに(回路基板用シートにキズを付けたりせずに)回路基板用シートの分離を容易に行える回路基板用シート分離方法を提供することができるため、そのような回路基板の不具合を防止することができる。この効果は回路基板用シートに関する特有の技術課題を解決するものである。
また、実施形態1では、回路基板用シート束1などの回路基板用シートを積層状態で準備する積載台136などの準備手段と、準備積層された回路基板用シートにエアを噴出し浮上させるエア噴射ノズル装置300などのエアを噴出し手段と、浮上した回路基板用シートを保持し分離させる搬送ベルト161などの保持部材と、を有する回路基板用シート分離搬送装置130などの回路基板用シート分離装置に係る技術構成であった。
実施形態1によれば、回路基板用シートの品質を損なわずに回路基板用シートの分離を容易に行える回路基板用シート分離装置を提供することができる、という効果を奏する。傷がついた回路基板用シートを用いて製作された回路基板は、抵抗値等の特性に不具合が生じてしまう。しかし実施形態1によれば、回路基板用シートの品質を損なわずに(回路基板用シートにキズを付けたりせずに)回路基板用シートの分離を容易に行える回路基板用シート分離装置を提供することができるため、そのような回路基板の不具合を防止することができる。この効果は回路基板用シートに関する特有の技術課題を解決するものである。
(実施形態2)
図8、図9を用いて、本発明の実施形態2に係る被搬送材分離搬送装置130Aについて説明する。図8は実施形態2に係る被搬送材分離搬送装置を模式的に示す斜視図、図9は図8の浮上保持搬送装置による被搬送材の吸着保持動作を説明する模式的な図である。
実施形態2は、被搬送材分離搬送装置130Aを用いる。
被搬送材は、本発明による被搬送材分離搬送装置により分離搬送可能な薄板状ないしはシート状の部材を含み、銅箔等の金属箔やメッキ処理等を施した電子回路基板材、紙、特殊フィルム、プラスチックフィルム、プリプレグ等の電子回路基板用シートなどが含まれる。また被搬送材は、本発明による被搬送材分離搬送装置により分離可能であればよく、必ずしも薄板状ないしはシート状の部材には限られない。
ここで、被搬送材のサイズ(横サイズ×縦サイズ)について説明する。大サイズは大よそ横サイズ700mm×縦サイズ700mmであり、中サイズは大よそ横サイズ420mm×縦サイズ594mmであり、小サイズは大よそ横サイズ210mm×縦サイズ297mmである。
実施形態2の被搬送材分離搬送装置130Aは、図8に示すように、幅方向Yに沿って設置された、2つのエア噴射ノズル装置300A、300B及び2つの浮上保持搬送装置160A、160Bを用いている。浮上保持搬送装置160A、160Bは、被搬送材の搬送方向Xおよび前記被搬送材の積層方向である高さ方向Zに対して垂直な方向である幅方向Yにおいて異なる位置に設けられていればよく、必ずしも整列して設けられている必要はない。2つのエア噴射ノズル装置300A、300Bで被搬送材の幅方向Yでの浮上力を増加させるとともに、2つの浮上保持搬送装置160A、160Bで被搬送材の幅方向Yでの吸着保持力を増加させている。
2つのエア噴射ノズル装置300A、300Bは、実施形態1における単一のエア噴射ノズル装置300の内部構成とそれぞれ同じである。エア噴射ノズル装置300A、300Bは、浮上保持搬送装置160A、160Bによって浮上した被搬送材が保持され分離された後、エア噴出しを停止するように、それぞれの浮上ブロアのオン/オフ制御が行われる。尚、本実施形態では、エア吸引による負圧で吸着して保持し分離させる保持部材の例を示しているが、必ずしもエアに限らず静電的な吸着も含む。
2つの浮上保持搬送装置160A、160Bは、実施形態1の浮上保持搬送装置160の内部構成とそれぞれ同じである。浮上保持搬送装置160Aは本発明の第1の保持部材として、浮上保持搬送装置160Bは本発明の第2の保持部材として、それぞれ機能する。
浮上保持搬送装置160Aと浮上保持搬送装置160Bとは、図9に示すように、幅方向Yに沿って互いに隣接して配置されている。図9に示すように、浮上した被搬送材1Aは浮上保持搬送装置160Aの搬送ベルト161に保持された後、浮上保持搬送装置160Bの搬送ベルト161に吸着保持される。被搬送材1Aが浮上保持搬送装置160A、浮上保持搬送装置160Bの各搬送ベルト161に吸着保持される順番の制御方法については、上述したような順番となるようにそれぞれの吸引ブロア390(図4参照)のオン/オフ制御が行われる。オンのタイミングが異なっても、同じでも、その順番で被搬送材1Aが保持されればよい(後述する実施形態2〜4の制御でも同じ)。
上記したとおり、実施形態2によれば、被搬送材の品質を損なわずに分離が容易に行える被搬送材分離方法及び被搬送材分離装置を提供することができる。浮上した被搬送材は、浮上保持搬送装置160Aに保持された後、隣接して配置されている浮上保持搬送装置160Bに保持される。そのため、浮上保持搬送装置160Aに保持された被搬送材は、たわみやしわが発生することなく浮上保持搬送装置160Bに保持することが可能となる。よって、被搬送材の品質を損なわずに分離を容易に行うことが可能となる。
ここで、本発明の「保持部材」について定義しておく。即ち、「保持部材」とは、エア吸引や搬送ベルトの駆動が行われる一単位をいう。
例えば、図10に示すように、浮上保持搬送装置160Xにおいて、3つの搬送ベルト161a、161b、161cが保持ユニット165を構成していても、エア吸引や搬送ベルトの駆動が一体で制御されていれば、全体で1つの「保持部材」とする。
例えば、図9に二点鎖線で示すように浮上保持搬送装置160Aは、3つの搬送ベルト161Aa、161Ab、161Acを有し、浮上保持搬送装置160Bは、3つの搬送ベルト161Ba、161Bb、161Bcを有している。この場合、エア吸引や搬送ベルトの駆動は、それぞれ浮上保持搬送装置160A、浮上保持搬送装置160Bの単位で制御されているため、浮上保持搬送装置160Aと浮上保持搬送装置160Bが「保持部材」となる。
本実施形態では、浮上保持搬送装置160Aの搬送ベルト161Aa、161Ab、161Acの浮上ブロアがオンとなり、その後浮上保持搬送装置160Bの搬送ベルト161Ba、161Bb、161Bcの浮上ブロアがオンとなる制御となっている。ただし、本実施形態では浮上保持搬送装置160Aに被搬送材が保持された後に、浮上保持搬送装置160Bに被搬送材が保持されればよい。そのため、例えば浮上保持搬送装置160Aと浮上保持搬送装置160Bとに吸引力に差があるときは、浮上ブロアが同時にオンになることもありえる。
図10において、浮上保持搬送装置160Xでは、3つの搬送ベルト161a、161b、161cが保持ユニット165を構成し、1つの吸引ブロアによってエア吸引が行われ、かつ、1つの駆動モータによって3つの搬送ベルト161a、161b、161cが駆動される。
図10において、164は搬送ベルト161a、161b、161cを貫通して開けられた吸引孔を、166は回路基板用シートの保持エリアを、それぞれ示す。浮上保持搬送装置160Xは、実施形態1の浮上保持搬送装置160や実施形態2の浮上保持搬送装置160A、160B等の別の具体例を示している。
(実施形態3)
図11を用いて、実施形態3について、実施形態2と相違する点を中心に説明する。図11は実施形態3に係る浮上保持搬送装置による被搬送材の吸着保持動作を説明する模式的な図である。
実施形態3は、3つの浮上保持搬送装置160A、160B、160Cを用いている。3つ目の浮上保持搬送装置160Cに対応して、エア噴射ノズル装置が通常配置されるが、図11ではその図示を省略している。実施形態3では、3つの浮上保持搬送装置160A、160B、160C等を用いて、被搬送材を分離し搬送できる。
3つの浮上保持搬送装置160A、160B、160Cは、実施形態1における単一の浮上保持搬送装置160の内部構成とそれぞれ同じである。図を省略した3つのエア噴射ノズル装置では、浮上保持搬送装置160A、160B、160Cによって浮上した被搬送材が保持され分離された後、エア噴出しを停止するように、それぞれの浮上ブロアのオン/オフ制御が行われる。
浮上保持搬送装置160Bは本発明の第1の保持部材として、浮上保持搬送装置160Cは本発明の第2の保持部材として、浮上保持搬送装置160Aは本発明の第3の保持部材として、それぞれ機能する。
浮上保持搬送装置160Bと浮上保持搬送装置160Cとは、図11に示すように、幅方向Yに沿って互いに隣接して配置されている。浮上保持搬送装置160Bは、浮上保持搬送装置160Cと浮上保持搬送装置160Aとの間に設置されている。
図11に示すように、浮上した被搬送材1Aは浮上保持搬送装置160Bの搬送ベルト161に最初に保持された後、浮上保持搬送装置160Aと浮上保持搬送装置160Cの搬送ベルト161に吸着保持される。
上記したとおり、実施形態3によれば、被搬送材の品質を損なわずに分離を容易に行える被搬送材分離方法及び被搬送材分離装置を提供することができる。浮上した被搬送材は、浮上保持搬送装置160Aと浮上保持搬送装置160Cとの間に設置されている浮上保持搬送装置160Bに保持された後、隣接して配置されている浮上保持搬送装置160Aに保持される。そのため、浮上保持搬送装置160Bに保持された被搬送材は、たわみやしわが発生することなく浮上保持搬送装置160Aに保持され、その後浮上保持搬送装置160Cに保持することが可能となる。よって、被搬送材の品質を損なわずに分離を容易に行うことが可能となる。
(実施形態4)
図11に示した実施形態3に限らず、図12に示す実施形態4でもよい。図12は実施形態4に係る浮上保持搬送装置による被搬送材の吸着保持動作を説明する模式的な図である。
実施形態4は、実施形態3と比較して、3つの浮上保持搬送装置160A、160B、160Cの搬送ベルト161による被搬送材の吸着保持の順番を変えた点のみ相違する。実施形態4では、浮上保持搬送装置160Aは本発明の第1の保持部材として、浮上保持搬送装置160Bは本発明の第2の保持部材として、浮上保持搬送装置160Cは本発明の第3の保持部材として、それぞれ機能する。
浮上保持搬送装置160Aと浮上保持搬送装置160Bとは、図12に示すように、幅方向Yに沿って互いに隣接して配置されている。浮上保持搬送装置160Bは、浮上保持搬送装置160Aと浮上保持搬送装置160Cとの間に設置されている。
図12に示すように、浮上した被搬送材1Aは浮上保持搬送装置160Aの搬送ベルト161に最初に保持された後、浮上保持搬送装置160Bの搬送ベルト161に吸着保持される。
上記したとおり、実施形態4によれば、被搬送材の品質を損なわずに分離を容易に行える被搬送材分離方法及び被搬送材分離装置を提供することができる。浮上した被搬送材は、浮上保持搬送装置160Aに保持された後、隣接して配置されている浮上保持搬送装置160Bに保持される。そのため、浮上保持搬送装置160Aに保持された被搬送材は、たわみやしわが発生することなく浮上保持搬送装置160Bに保持され、その後浮上保持搬送装置160Cに保持することが可能となる。よって、被搬送材の品質を損なわずに分離を容易に行うことが可能となる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態
に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記
載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記
実施形態や変形例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙
したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定される
ものではない。
1 回路基板用シート束、被搬送材束
1A、1B、1C 回路基板用シート、被搬送材
130 回路基板用シート分離搬送装置(回路基板用シート分離装置の一例)
130A 被搬送材分離搬送装置(被搬送材分離装置)
136 積載台(準備手段)
137、137 サイドフェンス
138 前端ガイド板
139 エンドフェンス
160 浮上保持搬送装置(保持部材の一例)
160A、160B、160C(第1の保持部材〜第3の保持部材の一例)
161 搬送ベルト(保持部材を構成)
162 駆動ローラ
163 従動ローラ
164 吸引孔
300、300A、300B エア噴射ノズル装置(エア噴出し手段、第1のエア噴出し部材の一例)
310 負圧エアチャンバ
320 エアチャンバ
322 浮上ノズル(エア噴出し手段、第1のエア噴出し部材の構成)
330 浮上ブロア
370 サイドエアノズル(エア噴出し手段、第2のエア噴出し部材の構成)
380 サイドブロア
390 吸引ブロア
Aa 浮上エア
Ac サイドエア
X 搬送方向(回路基板用シートの搬送方向、被搬送材の搬送方向の一例)
Y 幅方向(回路基板用シートの搬送方向と回路基板用シートの積層方向に対して直交する方向、被搬送材の搬送方向と被搬送材の積層方向に対して直交する方向の一例)
Z 上下方向(回路基板用シートの積層方向、被搬送材の積層方向の一例)
特開2003−311769号公報

Claims (18)

  1. 積層された回路基板用シートをエア噴出し手段からのエア噴出しにより回路基板用シートの端部を浮上させる第1の工程と、
    前記第1の工程の後に、前記浮上した回路基板用シートを保持部材にて保持し、分離させる第2の工程と、
    を有する回路基板用シート分離方法。
  2. 前記回路基板用シートを搬送させる第3の工程であって、
    前記保持部材として、前記回路基板用シートの搬送方向および前記回路基板用シートの積層方向に対して垂直な方向において異なる位置に設けられた第1の保持部材と第2の保持部材とが用いられ、
    前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とは隣接し、
    前記保持部材は、前記浮上した回路基板用シートを、前記第1の保持部材に保持した後、前記第2の保持部材に保持するように制御されることを特徴とする請求項1記載の回路基板用シート分離方法。
  3. 前記第2の工程では、前記保持部材として、前記回路基板用シートの搬送方向および前記回路基板用シートの積層方向に対して垂直な方向において異なる位置に設けられた第1の保持部材と第2の保持部材と第3の保持部材とが用いられ、
    前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とは隣接し、
    前記第1の保持部材は、前記第2の保持部材と第3の保持部材との間に設置され、
    前記保持部材は、前記浮上した回路基板用シートを、前記第1の保持部材に最初に保持するように制御されることを特徴とする請求項1記載の回路基板用シート分離方法。
  4. 前記第2の工程は、前記保持部材として、前記回路基板用シートの搬送方向および前記回路基板用シートの積層方向に対して垂直な方向において異なる位置に設けられた第1の保持部材と第2の保持部材と第3の保持部材とが用いられ、
    前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とは隣接し、
    前記第2の保持部材は、前記第1の保持部材と第3の保持部材との間に設置され、
    前記保持部材は、前記浮上した回路基板用シートを、前記第1の保持部材に最初に保持した後、前記第2の保持部材に保持するように制御されることを特徴とする請求項1記載の回路基板用シート分離方法。
  5. 前記エア噴出し手段として、前記回路基板用シートの搬送方向下流の前端部に対しエアを噴出す第1のエア噴出し部材と、前記回路基板用シートの側部に対しエアを噴出す第2のエア噴出し部材とが用いられることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の回路基板用シート分離方法。
  6. 第1のエア噴出し部材は、前記搬送方向と前記回路基板用シートの積層方向に対して垂直な方向において異なる位置に複数設けられており、
    前記第2のエア噴出し部材は、前記搬送方向において異なる位置に複数設けられていることを特徴とする請求項5記載の回路基板用シート分離方法。
  7. 前記第2の工程が終了した後、前記エア噴出し部材からのエア噴出しを停止することを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の回路基板用シート分離方法。
  8. 前記保持部材は、前記浮上した回路基板用シートをエア吸引による負圧で吸着して保持することを特徴とする請求項1〜7の何れか1つに記載の回路基板用シート分離方法。
  9. 回路基板用シートを積載して回路基板用シートの積層方向に昇降可能な積載台上に積載された回路基板用シートの上面位置を検出し、前記積載台が昇降制御されることを特徴とする請求項1〜8の何れか1つに記載の回路基板用シート分離方法。
  10. 積層された回路基板用シートにエア噴出し回路基板用シートの端部を浮上させるエア噴出し手段と、
    前記浮上した回路基板用シートを保持し分離させる保持部材と、
    を有する回路基板用シート分離装置。
  11. 前記保持部材は、前記回路基板用シートを搬送する搬送方向および前記回路基板用シートの積層方向に対して垂直な方向において異なる位置に設けられるとともに、互いに隣接して配置された第1の保持部材と第2の保持部材とを有し、
    前記保持部材は、前記浮上した回路基板用シートを、前記第1の保持部材に保持した後、前記第2の保持部材に保持するように制御されることを特徴とする請求項10記載の回路基板用シート分離装置。
  12. 前記保持部材は、前記回路基板用シートを搬送する搬送方向および前記回路基板用シートの積層方向に対して垂直な方向において異なる位置に設けられた第1の保持部材と第2の保持部材と第3の保持部材とを有し、
    前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とは隣接し、
    前記第1の保持部材は、前記第2の保持部材と第3の保持部材との間に設置され、
    前記保持部材は、前記浮上した回路基板用シートを、前記第1の保持部材に最初に保持するように制御されることを特徴とする請求項10記載の回路基板用シート分離装置。
  13. 前記保持部材は、前記回路基板用シートを搬送する搬送方向および前記回路基板用シートの積層方向に対して垂直な方向において異なる位置に設けられた第1の保持部材と第2の保持部材と第3の保持部材とを有し、
    前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とは隣接し、
    前記第2の保持部材は、前記第1の保持部材と第3の保持部材との間に設置され、
    前記保持部材は、前記浮上した回路基板用シートを、前記第1の保持部材に最初に保持した後、前記第2の保持部材に保持するように制御されることを特徴とする請求項10記載の回路基板用シート分離装置。
  14. 前記エア噴出し手段は、
    前記回路基板用シートの搬送方向下流の前端部に対しエアを噴出す第1のエア噴出し部材と、
    前記回路基板用シートの側部に対しエアを噴出す第2のエア噴出し部材とを有することを特徴とする請求項10〜13の何れか1つに記載の回路基板用シート分離装置。
  15. 第1のエア噴出し部材は、前記搬送方向と前記回路基板用シートの積層方向に対して直交する方向に沿って複数配置されており、
    前記第2のエア噴出し部材は、前記搬送方向に沿って複数配置されていることを特徴とする請求項14記載の回路基板用シート分離装置。
  16. 前記エア噴出し手段は、前記保持部材によって前記浮上した回路基板用シートが保持され分離された後、エア噴出しを停止することを特徴とする請求項10〜15の何れか1つに記載の回路基板用シート分離装置。
  17. 前記保持部材は、前記浮上した回路基板用シートをエア吸引による負圧で吸着して保持することを特徴とする請求項11〜16の何れか1つに記載の回路基板用シート分離装置。
  18. 前記回路基板用シートを積載して回路基板用シートの積層方向に昇降可能な積載台と、
    前記積載台を駆動する積載台駆動手段と、
    前記積載台上に積載された回路基板用シートの上面位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段からの信号に基づいて、前記積載台上に積載された回路基板用シートの上面位置を検出し、前記積載台駆動手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項10〜17の何れか1つに記載の回路基板用シート分離装置。
JP2015245718A 2014-12-26 2015-12-16 回路基板用シート分離方法及び回路基板用シート分離装置 Pending JP2016124707A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW104143393A TWI577254B (zh) 2014-12-26 2015-12-23 Chip separation method for circuit board and chip separation device for circuit board
CN201510983234.7A CN105742242A (zh) 2014-12-26 2015-12-24 电路基板用片材分离方法以及电路基板用片材分离装置
CN201521089897.6U CN205319140U (zh) 2014-12-26 2015-12-24 电路基板用片材分离装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014266210 2014-12-26
JP2014266210 2014-12-26

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016124707A true JP2016124707A (ja) 2016-07-11

Family

ID=56358793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015245718A Pending JP2016124707A (ja) 2014-12-26 2015-12-16 回路基板用シート分離方法及び回路基板用シート分離装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2016124707A (ja)
TW (1) TWI577254B (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9926151B2 (en) 2016-05-10 2018-03-27 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeder and image forming apparatus including the sheet feeder
US10017340B2 (en) 2015-12-16 2018-07-10 Ricoh Company, Ltd. Sheet conveyance apparatus and sheet conveyance method
US10518992B2 (en) 2018-01-05 2019-12-31 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeding device, image forming apparatus incorporating the sheet feeding device, and image forming system incorporating the sheet feeding device
JP2020011800A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 リョービMhiグラフィックテクノロジー株式会社 印刷機
US10787329B2 (en) 2017-12-28 2020-09-29 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeding device, image forming apparatus, image forming system, and sheet processing apparatus
CN116489856A (zh) * 2023-03-28 2023-07-25 菲迪斯智能装备(广东)有限公司 一种用于半固化片的气浮离子分层方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8702617D0 (en) * 1987-02-05 1987-03-11 Dynapert Precima Ltd Handling electrical/electronic components
JP3035737B1 (ja) * 1998-10-19 2000-04-24 ダイワ技研株式会社 プリント配線板等の投入方法と投入装置、及び受取方法と受取装置
JP4305918B2 (ja) * 2004-01-30 2009-07-29 東京エレクトロン株式会社 浮上式基板搬送処理装置
TWI647779B (zh) * 2011-08-30 2019-01-11 日商尼康股份有限公司 物體搬送裝置、物體處理裝置、曝光裝置、平板顯示器之製造方法、元件製造方法、物體之搬送方法、及物體交換方法
JP5851295B2 (ja) * 2012-03-16 2016-02-03 東レエンジニアリング株式会社 熱処理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10017340B2 (en) 2015-12-16 2018-07-10 Ricoh Company, Ltd. Sheet conveyance apparatus and sheet conveyance method
US9926151B2 (en) 2016-05-10 2018-03-27 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeder and image forming apparatus including the sheet feeder
US10787329B2 (en) 2017-12-28 2020-09-29 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeding device, image forming apparatus, image forming system, and sheet processing apparatus
US10518992B2 (en) 2018-01-05 2019-12-31 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeding device, image forming apparatus incorporating the sheet feeding device, and image forming system incorporating the sheet feeding device
JP2020011800A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 リョービMhiグラフィックテクノロジー株式会社 印刷機
CN116489856A (zh) * 2023-03-28 2023-07-25 菲迪斯智能装备(广东)有限公司 一种用于半固化片的气浮离子分层方法

Also Published As

Publication number Publication date
TWI577254B (zh) 2017-04-01
TW201625087A (zh) 2016-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016124707A (ja) 回路基板用シート分離方法及び回路基板用シート分離装置
TWI659918B (zh) 片材供應裝置
JP6098353B2 (ja) 給紙装置、及び画像形成装置
JP5463940B2 (ja) シート給送装置および画像形成装置
JP2006213437A (ja) シート状物搬送装置
JP2011184179A (ja) 給紙装置、画像形成装置
JP2011131962A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2019011150A (ja) エア給紙装置、エア給紙装置における給紙台昇降制御方法
JP2017149578A (ja) シート状部材分離装置、シート状部材分離方法、プログラム、及び画像形成装置
CN205319140U (zh) 电路基板用片材分离装置
JP2020083540A (ja) 媒体供給装置
JP2019131311A (ja) 給紙装置
US11319175B2 (en) Sheet feeding device, image forming apparatus incorporating the sheet feeding device, and image forming system incorporating the sheet feeding device
JP2017193439A (ja) 回路基板用シート分離搬送方法、回路基板用シート分離搬送装置、プリプレグ分離搬送方法及びプリプレグ分離搬送装置
JP2017109867A (ja) 回路基板用シート供給装置及び位置決め部材
JP7207968B2 (ja) 媒体供給装置
JP5949119B2 (ja) シート搬送装置、画像形成装置
JP2001233483A (ja) 給紙装置
CN212831714U (zh) 片材供给装置
JP7521955B2 (ja) シート供給装置
JP2017007115A (ja) プリプレグ分離装置、プリプレグ搬送装置、電子回路基板材分離装置及び電子回路基板材搬送装置
JP2017014013A (ja) プリプレグ搬送装置
JP2016216261A (ja) 被搬送材分離装置及び被搬送材搬送装置
JPS6052429A (ja) 給紙装置
EP3095740B1 (en) Conveyed-material separation device and conveyed-material conveyance apparatus including same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200407