JP2017222431A - シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送しているシートの重送状態を判定し、簡単な構成で給送しているシートの破損を防止すること。【解決手段】自動原稿搬送装置1は、搬送されるシートの重送を検知する重送センサ34と、搬送されるシートを検知する分離後センサ33と、重送センサ34によるシートの重送検知タイミングと、分離後センサ33によるシート検知タイミングとに基づいて、重送センサ34が検知した重送シートの状態を判定するCPU151と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置に関する。
従来、複写機、ファクシミリ又はプリンタ等の画像形成装置は、原稿の画像を読み取る画像読取装置を装置本体に備え、この画像読取装置で読み取った画像読取情報に基づいて、原稿の画像をシートに複写する。かかる画像読取装置としては、従来、原稿を画像読取部に自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF:Automatic Document Feeder)を備えたものが知られている。
自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置では、画像を読み取る原稿の紙質、気温又は湿度等の環境により、2枚以上の原稿が重なった重送状態で画像読取部に搬送されてしまう場合がある。このような重送状態で原稿が搬送された場合には、紙詰まり(JAM)若しくは画像の読取りエラーを生じたり、又は原稿を傷つける可能性がある。
これに対して、特許文献1は、原稿の重送を防ぐ自動原稿搬送装置を備える画像読取装置を開示している。特許文献1に開示されている自動原稿搬送装置は、シートの搬送を行う搬送手段と、重送されるシートを分離する分離機構と、シートの搬送方向において分離機構の下流側に配置される重送検知センサと、を備えている。特許文献1に開示されている自動原稿搬送装置では、重送検知センサで重送を検知した場合に、分離機構のニップにおける圧接圧を変更することで分離能力をアップして原稿の重送を解消する。
特開2015−101457号公報
しかしながら、特許文献1においては、重送検知センサのみを用いて重送を検知するため、複数のシートが完全に重なったいわゆる完全重送状態及び複数のシートの一部が重なったいわゆる連れ重送状態等のシートの重送状態を判定することができない。これより、完全重送のときも分離機構の圧接圧を変更して重送を解消しようとするため、完全重送しているスティプルシートや接着されたシートが誤って搬送された場合は、これらのシートを強引に分離しようとするため、シートを破損するおそれがある。
本発明の目的は、給送しているシートの重送状態を判定することができ、簡単な構成で給送しているシートの破損を防止することができるシート搬送装置を提供することである。
本発明に係るシート搬送装置は、搬送されるシートの重送を検知する重送検知手段と、搬送されるシートを検知するシート検知手段と、前記重送検知手段によるシートの重送検知タイミングと、前記シート検知手段によるシート検知タイミングとに基づいて、前記重送検知手段が検知した重送シートの状態を判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置は、上記のシート搬送装置と、前記シート搬送装置により搬送した前記シートの画像を読み取る画像読取手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上記のシート搬送装置と、前記シート搬送装置により搬送したシートに画像を形成する画像形成手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で給送しているシートの破損を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る通常加圧モードにおける加圧離間機構の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る通常加圧モードにおけるカムの側面図である。 本発明の実施の形態に係る加圧低減モードにおける加圧離間機構の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る加圧低減モードにおけるカムの側面図である。 本発明の実施の形態に係る離間モードにおける加圧離間機構の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る離間モードにおけるカムの側面図である。 本発明の実施の形態に係るピックアップローラ及びその駆動系の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る原稿搬送制御処理を示すフロー図である。 本発明の実施の形態に係る重送状態の判定結果を示す図である。 本発明の実施の形態に係るシートの重送状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<画像形成装置の構成>
本発明の実施の形態に係る画像形成装置100の構成について、図1を参照しながら、詳細に説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの各機能を備える複合機であり、画像読取機能を備えている。
図1に示す画像形成装置100は、ここでは複写機を例示する。具体的には、画像形成装置100は、画像読取装置2と、装置本体100Aと、を有している。
画像読取装置2は、装置本体100Aの上部に備えられ、シートである原稿Dの画像を読み取る。具体的には、画像読取装置2は、自動原稿搬送装置(ADF:オートドキュメントフィーダ)1と、画像読取部2Aと、を有している。
シート搬送装置である自動原稿搬送装置1は、ユーザによって積載手段である原稿トレイ3に積載された複数枚の原稿Dを1枚ずつに分離し、分離した原稿Dを自動原稿搬送装置1の図示しない搬送路に自動的に搬送する。自動原稿搬送装置1は、画像読取部2Aにおいて画像を読み取られた原稿を排出トレイ14に排出して積載する。なお、自動原稿搬送装置1の構成の詳細については後述する。
画像読取部2Aは、自動原稿搬送装置1により搬送されている原稿Dに対して図示しない光源から照射した光の反射光を画像読取部104で受光する。画像読取部2Aは、画像読取部104で受光した反射光より原稿Dの画像を光学的に読み取って電気信号に変換し、電気信号に基づいて画像データを作成する。画像読取部2Aは作成した画像データを装置本体100Aに出力する。
装置本体100Aは、画像読取装置2で読み取った画像の複写画像をシートに形成する。
具体的には、装置本体100Aは、感光体ドラム121と、帯電器122と、露光部123と、現像器124と、転写帯電器125と、分離帯電器126と、クリーナ127と、を有している。また、装置本体100Aは、搬送部128と、定着器129と、排出トレイ130と、搬送ローラ131と、制御部132と、画像形成部133と、レジストローラ対136と、を有している。更に、装置本体100Aは、シート載置部137a,137b,137c,137dと、手差しトレイ137eと、給送ローラ138a,138b,138c,138dと、を有している。感光体ドラム121と、帯電器122と、現像器124と、定着器129と、は画像形成部133を構成している。
感光体ドラム121は、帯電器122によって表面が均一に帯電されている。感光体ドラム121には、露光部123から画像データに対応したレーザ光が照射されると、レーザ光が照射された部分の帯電器122によって帯電されていた電荷が除去され、画像データに対応した静電潜像が形成される。
帯電器122は、所定のバイアス電圧が印加された際に、感光体ドラム121の表面を帯電させる。
露光部123は、画像読取装置2で作成した画像データに基づいて作動し、レーザ光を感光体ドラム121の表面に照射することにより、回転する感光体ドラム121の表面に静電潜像を形成する。
現像器124は、感光体ドラム121の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像し、感光体ドラム121の表面にトナー画像を生成させる。
転写帯電器125は、感光体ドラム121の表面に形成されたトナー画像をシートSに転写させる。
分離帯電器126は、感光体ドラム121の表面に形成されたトナー画像を感光体ドラム121から分離させる。
クリーナ127は、トナー画像をシートSに転写した感光体ドラム121の表面をクリーニングする。
搬送部128は、転写帯電器125によりトナー画像を転写されたシートSを定着器129に向けて搬送する。
定着器129は、搬送部128から搬送されてきたトナー画像が転写されたシートSを加熱及び加圧して、シートSの表面にトナー画像を定着させる。定着器129は、トナー画像を定着させたシートSを排出トレイ130に排出させる。
搬送ローラ131は、給送ローラ138a、給送ローラ138b、給送ローラ138c又は給送ローラ138dにより給送されるシートSをレジストローラ対136に向けて搬送する。
レジストローラ対136は、回転を停止している際にニップにシートSの先端を倣わせることでシートSの斜行を矯正する。レジストローラ対136は、感光体ドラム121の表面にトナー画像が形成されるタイミングに同期して、感光体ドラム121と転写帯電器125との間に、斜行を矯正したシートSを供給する。
シート載置部137a、シート載置部137b、シート載置部137c又はシート載置部137dは、装置本体100Aの下部に設けられ、各サイズのシートSを装填可能になっている。
手差しトレイ137eは、各サイズのシートSを載置可能になっている。
給送ローラ138aは、シート載置部137aに装填されているシートSをシート載置部137aから1枚ずつ取り出して、搬送ローラ131に向けて搬送する。給送ローラ138bは、シート載置部137bに装填されているシートSをシート載置部137bから1枚ずつ取り出して、搬送ローラ131に向けて搬送する。給送ローラ138cは、シート載置部137cに装填されているシートSをシート載置部137cから1枚ずつ取り出して、搬送ローラ131に向けて搬送する。給送ローラ138dは、シート載置部137dに装填されているシートSをシート載置部137dから1枚ずつ取り出して、搬送ローラ131に向けて搬送する。
給送ローラ138eは、手差しトレイ137eに載置されているシートSを手差しトレイ137eから1枚ずつ取り出して、レジストローラ対136に向けて搬送する。
<自動原稿搬送装置の構成>
本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置1の構成について、図2及び図3を参照しながら、詳細に説明する。
自動原稿搬送装置1は、ピックアップローラ4と、フィードローラ5と、リタードローラ6と、加圧ばね7と、レジストローラ8と、レジセンサ9と、トルクリミッタ16と、を有している。また、自動原稿搬送装置1は、ローラホルダ17と、搬送ガイドフレーム18と、引張りばね19と、カムフォロア20と、分離後センサ33と、重送センサ34と、CPU151と、RAM152と、ROM153と、を有している。加圧ばね7と、ローラホルダ17と、搬送ガイドフレーム18と、引張りばね19と、カムフォロア20と、はフィードローラ5に対するリタードローラ6の加圧力を調整する加圧離間機構240を構成している。なお、操作パネル160は、装置本体100Aに設けられている。
ピックアップローラ4は、待機位置から下降して原稿トレイ3に載置された複数枚の原稿Dのうち、最上部の原稿Dに接触し、回転した際の摩擦力によって最上部の原稿Dを、シート搬送路である原稿Dの搬送路を介してフィードローラ5に給送する。
フィードローラ5は、回転駆動することにより、ピックアップローラ4から給送された原稿Dを搬送路を介して搬送方向の下流側に配置されるレジストローラ8に向けて搬送する。
シート分離手段であるリタードローラ6は、引張りばね19と加圧ばね7とにより付勢されて、フィードローラ5に対して所定の分離圧で圧接してニップNを形成している。リタードローラ6は、所定の分離圧でフィードローラ5に圧接することにより、搬送される原稿Dを分離する所定の分離力を得る。リタードローラ6は、原稿Dを介してフィードローラ5に従動回転し、又は後述するトルクリミッタ16を介して原稿Dを搬送方向の反対方向へ搬送するように回転する。
リタードローラ6は、ピックアップローラ4から1枚の原稿DがニップNに搬送されてきた場合、原稿Dとの間に生じた摩擦力によりトルクリミッタ16のトルクを超える回転トルクを受けて回転して原稿Dを搬送方向に搬送する。
リタードローラ6は、ピックアップローラ4から2枚以上の原稿Dが重送されてニップNに搬送されてきた場合、1枚の原稿DがニップNに搬送されてきた場合の回転方向に対して逆方向に回転して、最上面の1枚以外の原稿DがニップNを通過することに抵抗する。リタードローラ6は、逆方向に回転して最上面の1枚以外の原稿Dを搬送方向と逆方向へ押し戻すことにより、最上面の1枚以外の原稿Dを原稿トレイ3側に押し戻す。
加圧ばね7は、ローラホルダ17と搬送ガイドフレーム18との間に設けられている。加圧ばね7は、ローラホルダ17を回動軸17jを中心に回動するように付勢することにより、ローラホルダ17を介してリタードローラ6をフィードローラ5に接触させてニップNを形成させる。
レジストローラ8は、停止状態で待機し、フィードローラ5によって搬送されてきた原稿Dの先端を停止状態のニップに突き当てさせることにより原稿Dの斜行を矯正する。レジストローラ8は、原稿Dの読み取りタイミングに合わせて回転を開始して、原稿Dを画像読取部2Aのガラス板101上の読み取りエリアに向けて搬送する。
レジセンサ9は、フィードローラ5とレジストローラ8との間に配置されている。レジセンサ9は、フィードローラ5から搬送されてきた原稿Dがレジストローラ8のニップに搬送されたことを検知する。
トルクリミッタ16は、リタードローラ6に連結され、リタードローラ6に対して所定の回転負荷トルクを与える。具体的には、トルクリミッタ16は、原稿Dを搬送していない場合に、フィードローラ5による原稿Dの搬送方向の摩擦力により生じる回転トルクを規制する。トルクリミッタ16は、ニップNで原稿Dを挟持している場合に、原稿Dの搬送方向に対して逆方向に回転する駆動軸15の駆動力を受ける。トルクリミッタ16は、駆動軸15の駆動力を受けることにより、搬送される原稿Dとリタードローラ6との摩擦力により生じるリタードローラ6の原稿Dを搬送方向に搬送させようとする回転トルクを規制する。
ローラホルダ17は、回動軸17jを回動中心にして回動可能に支持され、リタードローラ6をフィードローラ5に対して接離可能に支持している。
搬送ガイドフレーム18は、ローラホルダ17の回動軸17jを支持し、上部の搬送面で原稿Dを原稿トレイ3から搬送方向の下流側にガイドする。
引張りばね19は、回動軸17jに対して加圧ばね7の反対側においてローラホルダ17に取り付けられ、加圧ばね7の付勢方向と逆方向にローラホルダ17を付勢する。
カムフォロア20は、回動軸20jによって搬送ガイドフレーム18に対して回動自在に支持されている。
第1カム21及び第2カム22は、ソレノイドSL1の作用により動作する。第2カム22は、第1カム21と同軸かつ並列に配置され、ソレノイドSL1の作用で動作してローラホルダ17を揺動する。
シート検知手段である分離後センサ33は、ニップNよりもシートSの搬送方向の下流側に配置されている。分離後センサ33は、搬送路を搬送される原稿Dを検知し、検知結果を後述するCPU151に出力する。分離後センサ33は、搬送される原稿Dの搬送方向の先端を検知できる。
重送検知手段である重送センサ34は、給送される原稿を分離後センサ33と搬送方向と直交する同一線上の位置で検知可能な位置に配置されている。重送センサ34は、搬送路を搬送される原稿Dの重送を検知し、検知結果に応じた出力信号をCPU151に出力する。
重送センサ34は、ここでは超音波センサを例示する。重送センサ34は、超音波センサの場合に、図2に示すように、発信素子34aと受信素子34bとを備えている。重送センサ34は、CPU151の制御により発信素子34aから原稿Dに対して超音波信号を送信し、発信素子34aから送信された超音波信号を原稿Dを介して受信素子34bで受信する。重送センサ34は、受信素子34bで受信した原稿Dが重送されているか否かに応じて減衰量の異なる出力信号をCPU151に出力する。例えば、重送センサ34は、1枚の原稿と重送された2枚の原稿とで減衰量の異なる出力信号をCPU151に出力する。
原稿検知センサ35は、原稿トレイ3上の原稿Dを検知し、検知結果をCPU151に出力する。
制御部132は、装置本体100Aに設けられた操作パネル160から入力する信号等に基づいて、自動原稿搬送装置1の動作を制御する。具体的には、制御部132は、CPU151と、RAM152と、ROM153と、を備えている。
判定手段であるCPU151は、ROM153に記憶されている制御プログラムをROM153からRAM152に読み出して、原稿Dの搬送等を制御する。CPU151は、原稿検知センサ35、分離後センサ33、重送センサ34又はレジセンサ9の検知結果に応じて、駆動源210、クラッチCL1、クラッチCL2又はクラッチCL3の動作を制御する。CPU151は、原稿検知センサ35、分離後センサ33、重送センサ34又はレジセンサ9の検知結果に応じて、ソレノイドSL1又はソレノイドSL2に対して通電を開始し又は通電を停止する制御する。
CPU151は、重送センサ34による原稿Dの重送検知タイミングと、原稿検知センサ35によるシート検知タイミングと、に基づいて、重送センサ34が検知した重送シートである重送原稿Dの状態を判定する。CPU151は、重送原稿Dの状態の判定結果に基づいて、原稿Dの搬送を停止させるか又は加圧離間機構240を制御する。CPU151は、加圧離間機構240を制御してリタードローラ6の位置を通常加圧モード、加圧低減モード又は離間モードに応じて切り替えることにより、リタードローラ6の分離力を変更する。CPU151は、原稿検知センサ35がシートSを検知している場合にシートSの送出動作を間欠的に連続して実行させる。
CPU151は、操作パネル160のモニタ画面にシートSの重送等のメッセージを表示してユーザに通知する。
操作パネル160は、ユーザによる操作を検知し、検知した操作に応じた信号をCPU151に出力すると共に、CPU151の制御によりユーザへのメッセージの表示等を行う。
駆動源210は、CPU151の制御により、ピックアップローラ4、フィードローラ5又はリタードローラ6を駆動させる駆動モータである。
クラッチCL1は、CPU151の制御により、レジストローラ8を回転させ、又はレジストローラ8の回転を停止させる。
クラッチCL2は、CPU151の制御により、ピックアップローラ4及びフィードローラ5を回転させ、又はピックアップローラ4及びフィードローラ5の回転を停止させる。
クラッチCL3は、CPU151の制御により、リタードローラ6を回転させ、又はリタードローラ6の回転を停止させる。
<自動原稿搬送装置の動作>
本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置1の動作について、図4から図10を参照しながら、詳細に説明する。
図5(a)は、図4の加圧離間機構240を引張ばね19側から見た状態である。図7(a)は、図6の加圧離間機構240を引張ばね19側から見た状態である。図9(a)は、図8の加圧離間機構240を引張ばね19側から見た状態である。図5(b)は、図4の加圧離間機構240をフォトセンサ24a及びフォトセンサ24b側から見た状態である。図7(b)は、図6の加圧離間機構240をフォトセンサ24a及びフォトセンサ24b側から見た状態である。図9(b)は、図8の加圧離間機構240をフォトセンサ24a、24b側から見た状態である。
なお、図10において、リタードローラ6は、図示の都合上、フィードローラ5よりも原稿Dの搬送方向の下流側に図示しているが、実際は上方から見てフィードローラ5の下方にフィードローラ5と重なって配置されている。
図5(a)、図7(a)及び図9(a)に示すように、引張りばね19は、ローラホルダ17のクロスバー17pに取り付けられ、加圧ばね7の付勢方向と逆方向にローラホルダ17を付勢している。引張りばね19は、カムフォロア20の回動端側に設けられたフック掛け部20eに取り付けられている。
駆動源210の駆動力は、図10に示すギア列220によって、ピックアップローラ4、フィードローラ5、リタードローラ6及びレジストローラ8に分配される。
ピックアップローラ4は、ソレノイドSL2がフィードローラ5の回転軸を中心にしてアーム4aを回動させることにより昇降する。ピックアップローラ4は、CPU151の制御によりソレノイドSL2に対する通電が開始された際に下降して、原稿トレイ3上の原稿Dに当接する。ピックアップローラ4は、CPU151の制御によりソレノイドSL2に対する通電が停止された際に上昇して、原稿トレイ3上の原稿Dから離間する。
ピックアップローラ4は、図10に示す歯付きベルト4bによりフィードローラ5の回転に連動してフィードローラ5と同一の搬送方向に回転し、原稿トレイ3からニップNに原稿Dを送出する。
図4及び図5に示す通常加圧モードにおいて、フィードローラ5の駆動軸5aは、原稿Dを搬送方向に搬送するようにフィードローラ5を回転駆動する。
図6及び図7に示す加圧低減モードにおいて、第1カム21は、カムフォロア20の回動端に接触し、ソレノイドSL1の作用による回転に伴ってカムフォロア20を揺動させる。図7(a)に示すように、第1カム21の回転に伴ってカムフォロア20が回動して引張りばね19の長さを変化させ、これにより引張りばね19によるカムフォロア20の付勢力が変化する。これにより、リタードローラ6のフィードローラ5に対する加圧力は、再現性高く変更可能になる。
図8及び図9に示す離間モードにおいて、第2カム22は、ローラホルダ17の回動軸17jを挟んだ加圧ばね7の反対側で、所定の回転角度においてクロスバー17pに接触する。そして、第2カム22は、加圧ばね7の付勢に抗してローラホルダ17を回動させて持ち上げることにより、リタードローラ6をフィードローラ5から強制的に離間させる。
ここで、自動原稿搬送装置1では、通常加圧モードで原稿Dを搬送中に、ニップNにおいて重送されている原稿Dの分離に失敗した場合に、重送された原稿DがニップNの搬送方向の下流側に搬送される。
複数枚の原稿Dが重送された状態でニップNの搬送方向の下流側に搬送された場合には、重送された2枚目以降の原稿Dが読み飛ばされて、読取画像データの価値が損なわれる。また、重送された原稿DがニップNを通過後に分離した場合、一部分が重なった2枚の原稿を1枚の長い原稿として読み取って、読取エラーを生じる。上記の重送が発生した場合には、高い確率で2枚目の原稿Dにジャムを生じて原稿Dの搬送等が中断し、貴重な原稿Dが破れて損なわれることもある。
これに対して、CPU151は、重送センサ34によって原稿Dの重送が検知された場合に、加圧離間機構240により引張りばね19の加圧力を解除して、フィードローラ5とリタードローラ6との当接圧力を低下させた加圧低減モードにする。これにより、複数枚の原稿Dが重送された状態でニップNの搬送方向の下流側に搬送される状態を回避することができる。
CPU151は、加圧低減モードにおいて原稿Dを分離できず重送センサ34によって再度重送が検知された場合に、加圧離間機構240によりリタードローラ6とフィードローラ5とを離間して、図8及び図9に示す離間モードにする。
<原稿搬送制御処理>
本発明の実施の形態に係る原稿搬送制御処理について、図11から図13を参照しながら、詳細に説明する。
図11は原稿搬送制御処理を示すフロー図であり、図12は重送状態の判定結果を示す図であり、図13はシートの重送状態を示す図である。
なお、図11のS2において、「ON」は分離後センサ33で原稿Dを検知したこと示し、「OFF」は分離後センサ33で原稿を検知しないことを示す。また、図11のS3において、「ON」は重送センサ34で重送を検知したことを示し、「OFF」は重送センサ34で重送を検知しないことを示す。更に、図11のS8において、「ON」は原稿検知センサ35で原稿トレイ3の原稿Dを検知したことを示し、「OFF」は原稿検知センサ35で原稿トレイ3の原稿Dを検知しないことを示す。
CPU151は、原稿Dの給送開始前において通常加圧モードを設定している。これにより、ニップNには、高いニップ圧力が設定されている。リタードローラ6は、トルクリミッタ16を空転させてフィードローラ5に従動回転している。
この状態において、まず、CPU151は、原稿検知センサ35によって原稿トレイ3上の原稿が検知されている状態で、ユーザが読取開始の指令操作を行うと、画像読取のための原稿Dの搬送を開始する(S1)。
次に、CPU151は、分離後センサ33が原稿Dを検知したか否かを判定する(分離後センサ33がONしたか否かを判定する)(S2)。
CPU151は、分離後センサ33が原稿Dを検知しない場合(S2:No)、S2の処理を繰り返す。
一方、CPU151は、分離後センサ33が原稿Dを検知した場合(S2:Yes)、重送センサ34が重送を検知したか否かを判定する(重送センサ34がONしたか否かを判定する)(S3)。
CPU151は、重送センサ34が重送を検知した場合(S3:Yes)、図12に示すように重送センサ34が「ON」及び分離後センサ33が「ON」であるため、重送されていると判断する。これより、CPU151は、分離後センサ33が原稿を検知した原稿検知タイミングと重送センサ34が重送を検知した重送検知タイミングとの検知時間差Tを算出する。CPU151は、算出した検知時間差Tが所定値以上であるか否かを判定する(S4)。所定値は、ここでは5msecを例示する。
CPU151は、検知時間差Tが所定値未満の場合(S4:No)、図13(b)に示す2枚以上の原稿Dの大部分が重送するいわゆる完全重送状態であると判定する。この際、CPU151は、原稿Dを分離不可能と判断して原稿Dの搬送を停止し(S5)、原稿搬送制御処理を終了する。
一方、CPU151は、検知時間差Tが所定値以上の場合(S4:Yes)、図13(a)に示す2枚以上の原稿Dの一部が重送するいわゆる連れ重送状態になっているため原稿Dを分離可能と判断する。これより、CPU151は、通常加圧モードから加圧低減モードに切り替えてリタードローラ6の位置を変更することにより、フィードローラ5に対するリタードローラ6の分離圧を調整し(S6)、リタードローラ6の分離力を変更してS7の処理に進む。
また、CPU151は、S3の処理において重送センサ34が重送を検知しない場合(S3:No)、図12に示すように、重送センサ34が「OFF」及び分離後センサ33が「ON」であるため、1枚の原稿Dが搬送されていると判断する。これにより、CPU151は、原稿検知センサ35が原稿Dを検知したか否かを判定する(原稿検知センサ35がONしたか否かを判定する)(S7)。
CPU151は、原稿検知センサ35が原稿Dを検知しない場合(S7:No)、原稿搬送制御処理を終了する。
一方、CPU151は、原稿検知センサ35が原稿Dを検知した場合(S7:Yes)、S2の処理に戻る。
なお、CPU151は、図12に示すように、重送センサ34が「ON」及び分離後センサ33が「OFF」であるときは、装置の異常と判断し、重送センサ34が「OFF」及び分離後センサ33が「OFF」であるときは、原稿Dが搬送されていないと判断することもできる。
CPU151は、上記の動作により、搬送される原稿Dの重送の状態を確実に判定することができる。
このように、本実施の形態では、重送センサ34による原稿Dの重送検知タイミングと、分離後センサ33による原稿検知タイミングと、に基づいて、重送センサ34が検知した重送原稿Dの状態を判定する。これにより、簡単な構成で給送している原稿の破損を防止することができる。
なお、本実施の形態において、画像読取装置2において原稿Dを搬送する際の構成及び動作を説明したが、装置本体100Aにおいて画像形成するためにシートSを給送する際の構成及び動作でもよい。
また、本実施の形態において、分離後センサ33と重送センサ34とを原稿Dの搬送方向と直交する方向の同一線上の位置に設けたが、分離後センサ33と重送センサ34とを原稿Dの搬送方向において異なる位置に設けてもよい。
この場合に、CPU151は、例えば、図11のS4で算出した検知時間差Tから、分離後センサ33と重送センサ34との距離及び原稿Dの搬送速度より求めた時間を減算する。そして、CPU151は、上記の減算結果に時間差を生じた場合に連れ重送状態と判定し、上記の減算結果に時間差を生じない場合に完全重送状態と判定する。このように、CPU151は、分離後センサ33及び重送センサ34の検知位置に応じた重送検知タイミングと原稿検知タイミングとに基づいて、重送原稿Dの状態を判定する。
CL1 クラッチ
CL2 クラッチ
CL3 クラッチ
SL1 ソレノイド
SL2 ソレノイド
1 自動原稿搬送装置
2 画像読取装置
2A 画像読取部
3 原稿トレイ
4 ピックアップローラ
4a アーム
4b ベルト
5 フィードローラ
5a 駆動軸
6 リタードローラ
8 レジストローラ
9 レジセンサ
10 クリーニング装置
14 排出トレイ
15 駆動軸
16 トルクリミッタ
17 ローラホルダ
17j 回転軸
17p クロスバー
18 搬送ガイドフレーム
20 カムフォロア
20e フック掛け部
20j 回動軸
21 第1カム
22 第2カム
33 分離後センサ
34 重送センサ
34a 発信素子
34b 受信素子
35 原稿検知センサ
100 画像形成装置
100A 装置本体
101 ガラス板
104 画像読取部
121 感光体ドラム
122 帯電器
123 露光部
124 現像器
125 転写帯電器
126 分離帯電器
127 クリーナ
128 搬送部
129 定着器
130 排出トレイ
131 搬送ローラ
132 制御部
133 画像形成部
136 レジストローラ対
137a シート載置部
137b シート載置部
137c シート載置部
137d シート載置部
137e 手差しトレイ
138a 給送ローラ
138b 給送ローラ
138c 給送ローラ
138d 給送ローラ
138e 給送ローラ
160 操作パネル
210 駆動源
220 ギア列
240 加圧離間機構

Claims (7)

  1. 搬送されるシートの重送を検知する重送検知手段と、
    搬送されるシートを検知するシート検知手段と、
    前記重送検知手段によるシートの重送検知タイミングと前記シート検知手段によるシート検知タイミングとに基づいて、前記重送検知手段が検知した重送シートの状態を判定する判定手段と、
    を有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記重送検知手段及び前記シート検知手段はシート搬送路に配置されており、
    前記判定手段は、
    前記重送検知手段及び前記シート検知手段のシートの搬送方向における検知位置に応じた前記重送検知タイミングと前記シート検知タイミングとに基づいて前記状態を判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記判定手段は、
    前記重送検知タイミングと前記シート検知タイミングとにおける検知時間差が所定値未満である場合に、給送しているシートの搬送を停止する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシート搬送装置。
  4. 搬送されるシートを分離するシート分離手段を有し、
    前記判定手段は、
    前記重送検知タイミングと前記シート検知タイミングとにおける検知時間差が所定値以上である場合に、前記分離手段の分離力を変更する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記判定手段は、
    前記重送検知タイミングと前記シート検知タイミングとにおける検知時間差が所定値未満である場合に、少なくとも複数のシートが完全に重なった完全重送であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送したシートの画像を読み取る画像読取手段と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送したシートに画像を形成する画像形成手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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JP2020043407A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート搬送装置及び該シート搬送装置を備えた画像読取装置

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