JP2017222327A - ウィンドウガラス加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリ上がりが生じる可能性を低下させたウィンドウガラス加熱装置を提供する。【解決手段】ウィンドウガラス加熱装置45は、バッテリ70と、バッテリ70に電力を供給することにより同バッテリを充電可能である他の電力供給源50と、から電力が供給され得るように構成され、電力が供給されたときに熱を発生する電熱線46であって、車両のウィンドウガラスを通して車両の内部から車両の外部を撮影するカメラ35の前方にある同ウィンドウガラスの特定部分を加熱するように配設された電熱線46、及び、電熱線46への電力の供給状態を制御する制御部80を備える。本加熱装置45は、他の電力供給源50がバッテリ70に電力を供給することが可能な状態でない場合、熱線への電力の供給状態を、電熱線46に電力が供給されない電力供給停止状態に設定する。【選択図】図2
Description
本発明は、車両のウィンドウガラスを加熱することによってウィンドウガラスの曇りを防止又は除去するウィンドウガラス加熱装置に関する。
従来から知られる、予防安全システム用カメラを備える車両は、カメラ前方側にあるウィンドウガラス(例えば、フロントガラス又はリアガラス)の一部分のガラス曇りを防止するための加熱装置(「従来装置」と称する。)を備えている。
この従来装置は、カメラ前方側にあるウィンドウガラスの一部分を温めるための電熱線(「カメラ用電熱線」と称する。)を備え、この電熱線への通電が要求されたとき当該電熱線に通電するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
カメラ用電熱線が通電された時に消費する電力は、オーディオ及びカーナビゲーション等の電装品と比べると大きい。従来装置のカメラ用電熱線に対する電力供給源は、電圧12Vの鉛蓄電池等の低電圧のバッテリ(以下、「バッテリ」と称する。)、並びに、発電機(オルタネータ)及び外部電源等の一つ(以下、「他の電力供給源」と称する。)である。
しかしながら、従来装置によれば、発電機が発電可能状態にない等、他の電力供給源からカメラ用電熱線に対して電力供給が行われない場合、バッテリのみからカメラ用電熱線に対して電力供給されるため、バッテリの残容量が急激に減少する。
このため、バッテリのみからのカメラ用電熱線に対する電力供給によって、バッテリ残量が下がって充電不足の状態になる可能性が高い。したがって、当該状態で、バッテリから電力が供給される他の電気システム(エアコン)又は車両が備える電気機器を作動させたこと等によって、バッテリ上がりが生じる可能性が高くなってしまう。
本発明は上述した課題に対処するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、バッテリ上がりが生じる可能性を低下させたウィンドウガラス加熱装置(以下、「本発明装置」と称呼する場合がある。)を提供することにある。
本発明装置は、車両(100、200、300)に搭載されたバッテリ(70)と、前記バッテリに電力を供給することにより同バッテリを充電可能である他の電力供給源(50、92)と、から電力が供給され得るように構成され、電力が供給されたときに熱を発生する電熱線(46)であって、車両のウィンドウガラス(101)を通して前記車両の内部から前記車両の外部を撮影するカメラ(35)の前方にある同ウィンドウガラスの特定部分(101a)を加熱するように配設された電熱線、及び、前記電熱線への電力の供給状態を制御する制御部(80、85、94)とを備える。
前記制御部は、前記他の電力供給源が前記バッテリに電力を供給することが可能な状態である場合(ステップ410にて「Yes」と判定)、前記電熱線が前記ウィンドウガラスの特定部分を加熱するように前記電熱線への前記電力の供給状態を第1状態に設定し(図4のステップ420)、前記他の電力供給源が前記バッテリに電力を供給することが可能な状態でない場合(ステップ410にて「No」と判定)、前記電熱線への前記電力の供給状態を、前記電熱線に電力が供給されない電力供給停止状態(ステップ430)、及び、前記第1状態において前記電熱線に供給される電力の量より小さい電力の量が同電熱線に供給される低電力供給状態(図5のステップ530)、のうちの何れか一方の状態である第2状態に設定する、ように構成されている。
これによれば、電熱線に対して他の電力供給源からの電力供給がない場合、電熱線への通電が行われないか、或いは、電熱線の消費電力が低減される。よって、バッテリから電熱線への電力供給量を低減することができる。
したがって、電熱線に対してバッテリのみから電力供給することによって、バッテリの残量が下がって充電不足の状態になる可能性を低下することができる。その結果、当該状態において、バッテリから電力が供給される他の電気システム(エアコン)又は車両が備える電気機器を作動させたこと等によって、バッテリ上がりが直ぐに起きてしまう可能性を低下することができる。
本発明の一態様において、制御部は、前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段(72)を備え、且つ、前記電熱線に電力が供給されている通電状態と、前記電熱線への電力供給が停止されている遮断状態と、を選択的に実現可能であり、前記通電状態を第1時間だけ継続し、その後、前記遮断状態を一定時間から前記第1時間を差し引いた残りの第2時間だけ継続する通電制御態様を繰り返し実行することにより、前記電熱線への前記電力の供給状態を前記第1状態に設定し、前記検出されるバッテリの電圧が高いほど前記第1時間を短く設定する(ステップ420)。
これによれば、検出されるバッテリの電圧が高いほど前記第1時間が短くなるので、電熱線の発熱量が大きくなりすぎる可能性を低下できる。この結果、電熱線により加熱されるカメラ周辺の被加熱部分が熱劣化する可能性を低下することができる。
更に、本発明の一態様において、制御部は、前記他の電力供給源が前記バッテリに電力を供給することが可能な状態でない場合、前記電熱線への前記電力の供給状態を前記低電力供給状態に設定するように構成され、且つ、前記通電状態を第3時間だけ継続し、その後、前記遮断状態を前記一定時間から前記第3時間を差し引いた残りの第4時間だけ継続する通電制御態様を繰り返し実行することにより、前記電熱線への前記電力の供給状態を前記低電力供給状態に設定するように構成され、前記第3時間は、前記検出されるバッテリの電圧が所定電圧である場合に前記第1時間よりも短い時間に設定される。
これによれば、電熱線に対して他の電力供給源からの電力供給がない場合でも、低電力供給状態で電熱線への電力供給が行われることによって、ウィンドウガラスの特定部分が温められる。したがって、電熱線に対して他の電力供給源からの電力供給がある状態になった際に、直ぐに曇りを晴らせられるように少しでもウィンドウガラスの特定部分を温めておくことができる。
これにより、電熱線に対して他の電力供給源からの電力供給が有る状態になった後、より短い時間でウィンドウガラスの特定部分の曇りを除去することができる。その結果、車両の運転者が運転を開始する際、より早くウィンドウガラスの特定部分の曇りを除去することができる。
本発明の一態様において、制御部は、前記他の電力供給源が前記バッテリに電力を供給することが可能な状態でない場合、前記電熱線への前記電力の供給状態を前記低電力供給状態に設定するように構成され、且つ、前記通電状態を第5時間だけ継続し、その後、前記遮断状態を前記一定時間から前記第5時間を差し引いた残りの第6時間だけ継続する通電制御態様を繰り返し実行することにより、前記電熱線への前記電力の供給状態を前記低電力供給状態に設定するように構成され、前記第5時間は、前記検出されるバッテリの電圧に関わらず、前記第1状態で設定される第1時間のうちの最短の継続時間と同じ時間、又はこれより短い時間に設定される。
これによれば、電熱線に対して他の電力供給源からの電力供給がない場合でも、低電力供給状態で電熱線への電力供給が行われることによって、ウィンドウガラスの特定部分が温められる。したがって、電熱線に対して他の電力供給源からの電力供給がある状態になった際に、直ぐに曇りを晴らせられるように少しでもウィンドウガラスの特定部分を温めておくことができる。
これにより、電熱線に対して他の電力供給源からの電力供給が有る状態になった後、より短い時間でウィンドウガラスの特定部分の曇りを除去することができる。その結果、車両の運転者が運転を開始する際、より早くウィンドウガラスの特定部分の曇りを除去することができる。
更に、本発明の一態様において、前記電熱線は、前記カメラを前記車両に支持するための支持部材(31)によって前記カメラと前記ウィンドウガラスとの間に形成される閉空間(31a)を加熱するように前記支持部材に取り付けられる。
これによれば、カメラとウィンドウガラスとの間の空間は閉空間であるので、その空間の温度は上昇しやすい。このため、カメラの前方のウィンドウガラスの特定部分に発生した曇りを低い電力量で除去しやすく或いはその曇りの発生を防止することができる。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
以下、本発明の各実施形態に係る加熱装置について図面を参照しながら説明する。実施形態の全図において、同一または対応する部分には同一の符号を付す。なお、以下に説明する実施形態等は本発明の好適な具体例であり、本発明の内容がこれらの実施形態等に限定されない。
<第1実施形態>
以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(以下、「第1加熱装置」と称呼する。)について説明する。第1加熱装置は、図1に示した車両100に適用される。
以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(以下、「第1加熱装置」と称呼する。)について説明する。第1加熱装置は、図1に示した車両100に適用される。
図1及び図2に示したように、車両100は、内燃機関10、イグニッションスイッチ20、カメラ35、ウィンドウガラス加熱装置としてのカメラヒータ45、発電機としてのオルタネータ50、整流器60、バッテリ70、電圧検出部72、電気負荷75、及び、メイン電子制御装置(以下、「メインECU」と称呼する。)80を備える。
内燃機関10(以下、単に「機関10」と称呼する。)は、多気筒(本例においては、4気筒)・4サイクル・火花点火式のガソリン機関である。図2に示したように、機関10は、スロットル弁11、燃料噴射弁12、及び、点火装置13を備える。また、機関10は、機関10のエンジン回転速度NEを検出するNEセンサ14を備える。
スロットル弁11は、機関10の図示しない吸気管に配設されている。スロットル弁11は、メインECU80に接続されている。メインECU80は、スロットル弁11の開度TAがその目標値TAtgtになるようにスロットル弁11を駆動する。
燃料噴射弁12は、機関10の図示しない吸気ポートに燃料を噴射するように配設されている。燃料噴射弁12は、メインECU80に接続されている。メインECU80は、燃料噴射弁12から噴射される燃料の量Qがその目標値Qtgtになるように燃料噴射弁12を駆動する。
点火装置13は、機関10の図示しない燃焼室内に形成される燃料と空気との混合気を点火することができるように配設されている。点火装置13は、メインECU80に接続されている。メインECU80は、点火装置13が所定のタイミングで混合気を点火するように点火装置13を駆動する。
イグニッションスイッチ20は、車両100の運転者(利用者)によって操作される。イグニッションスイッチ20は、メインECU80に接続されている。機関10の運転(機関運転)の停止中にイグニッションスイッチ20が運転者によってオン位置に設定されると、メインECU80は機関運転を開始させ、その結果、車両100が走行可能状態となる。一方、機関運転中にイグニッションスイッチ20がオフ位置に設定されると、メインECU80は機関運転を停止させ、その結果、車両100が走行不能状態となる。
カメラ35は、図1に示したように、車両100の内部、即ち、車両100の前方のウィンドウガラスの一つであるフロントガラス101の内側に配設されている。カメラ35は、ブラケット(支持部材)31によって車両100に支持されている。ブラケット31は、樹脂材料から構成される。
カメラ35は、フロントガラス101を通して車両100の内部から車両100の外部を撮影する。図2に示したように、カメラ35は、撮像部30及び後述するカメラ電子制御装置(以下、「カメラECU」と称呼する。)85を有する。カメラ35の撮像部30が撮影した撮影データは、カメラECU85に送信される。カメラECU85は、受信した撮影データをメインECU80に送信する。
メインECU80は、例えば、車両100の前方を走行している別の車両(先行車)と車両100との間の距離(車間距離)を所定の距離に維持する車間距離制御、白線を認識して車両100が走行している車線から逸脱しないようにするために図示しない操舵輪の操舵角を変更する車線維持制御、及び、車両100の前方に存在する障害物を認識して車両100が当該障害物と衝突することを回避するために図示しない制動装置を動作させる衝突回避制御等を行うために、カメラECU85から受信した撮影データを用いる。
図2に示したカメラヒータ45(以下、単に「ヒータ45」と称呼する。)は、図1に示したように、カメラ35の前方のブラケット31によって囲まれている空間31aを加熱することができるようにブラケット31に配設されている。空間31aは、より具体的に述べると、カメラ35とブラケット31とフロントガラス101とによって囲まれている閉空間である。従って、ヒータ45は、カメラ35とフロントガラス101との間のブラケット31の部分に配設されている。
ヒータ45は、ヒータ電熱線46及びヒータ回路スイッチ47を備える。ヒータ電熱線46の一端は、イグニッションスイッチ20及び整流器60を介してオルタネータ50の一方の端子に接続されている。ヒータ電熱線46の他端は、ヒータ回路スイッチ47の一端に接続されている。ヒータ回路スイッチ47の他端は接地されている。更に、ヒータ回路スイッチ47は、カメラECU85に接続されていて、カメラECU85からの指示信号によりその状態をオン(導通)状態及びオフ(非導通、遮断)状態の何れかに設定されるようになっている。
オルタネータ50は、機関10の図示しないクランクシャフトにより回転駆動させられるようになっている。オルタネータ50は、機関運転中、機関10によって駆動されることにより電力を発生する発電機である。なお、オルタネータ50の他方の端子は接地されている。
オルタネータ50が発電した電力の少なくとも一部は、イグニッションスイッチ20及びヒータ回路スイッチ47が共にオン状態に設定されている場合、整流器60を介してヒータ電熱線46に供給される。即ち、ヒータ電熱線46が通電される。なお、残りの電力は、整流器60を介してバッテリ70に充電されるか、或いは、その一部は、整流器60を介して、カメラ35及び車両100が備える他の電気負荷75(エアコン等)等に供給される。
ヒータ電熱線46が通電されると、ヒータ電熱線46が発生する熱によって空間31aが加熱される。その結果、カメラ35の前方のフロントガラス101の特定部分101aが加熱される。これにより、フロントガラス101の特定部分101aが水分によって曇っている場合には、その曇りが除去され、フロントガラス101の特定部分101aが曇っていない場合には、その特定部分101aに曇りが生じることが防止される。
一方、ヒータ回路スイッチ47がオフ状態に設定されると、オルタネータ50が発電した電力は、ヒータ電熱線46に供給されなくなる。即ち、オルタ―ネータ50からの電力供給によるヒータ電熱線46への通電が停止される。
バッテリ70は、具体的に述べると低電圧の二次電池である。より具体的に述べるとバッテリ70は、電圧が約12Vの鉛蓄電池である。イグニッションスイッチ20及びヒータ回路スイッチ47が共にオン状態に設定されている場合、必要に応じてバッテリ70からも電力がヒータ電熱線46に供給される。即ち、ヒータ電熱線46が通電される。
電圧検出部72は、ヒータ電熱線46に供給されるバッテリ電圧を検出するために設けられている。
電気負荷75は、バッテリ70及びオルタネータ50から電力が供給される他の電気システム(エアコン)又は車両100が備える電気機器である。
制御部としてのメイン電子制御装置(即ち、メインECU)80は、周知のマイクロコンピュータを含む電子回路であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及びインターフェース等を含む。CPUは、ROMに格納されたルーチン(プログラム、インストラクション)を実行することにより、種々の機能を実現するようになっている。
イグニッションスイッチ20がオン状態に設定されると、メインECU80は、イグニッションスイッチ20からの信号に応答してスロットル弁11、燃料噴射弁12及び点火装置13を駆動することによって機関運転を開始させる。一方、イグニッションスイッチ20がオフ位置に設定されると、メインECU80は、イグニッションスイッチ20からの信号に応答してスロットル弁11、燃料噴射弁12及び点火装置13の駆動を停止することによって機関運転を停止させる。
制御部としてのカメラ電子制御装置(即ち、カメラECU)85は、周知のマイクロコンピュータを含む電子回路であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及びインターフェース等を含む。CPUは、ROMに格納されたルーチン(プログラム、インストラクション)を実行することにより、種々の機能を実現するようになっている。
カメラECU85は、ヒータ回路スイッチ47をオン状態及びオフ状態の何れかに設定する。上述したように、機関運転中、カメラECU85がヒータ回路スイッチ47をオン状態に設定すると、ヒータ電熱線46が通電され、カメラECU85がヒータ回路スイッチ47をオフ状態に設定すると、ヒータ電熱線46への通電が停止される。
<作動の概要>
メインECU80は、まずヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしているか否かを判定する。ヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしている場合、メインECU80は、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70以外の他の電力供給源であるオルタネータ50からの電力供給が有るか否かを判定する。
メインECU80は、まずヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしているか否かを判定する。ヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしている場合、メインECU80は、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70以外の他の電力供給源であるオルタネータ50からの電力供給が有るか否かを判定する。
ヒータ電熱線46に対して他の電力供給源からの電力供給が有る場合、メインECU80はカメラECU85に対してヒータ電熱線46の通電制御(以下、「電熱線通電制御」とも称呼される。)の許可を指令する。カメラECU85は、メインECU80から電熱線通電制御の許可の指令を受けると、電熱線通電制御を実行する。
カメラECU85は、電熱線通電制御を実行する場合、所定の通電継続時間Tonにわたるヒータ電熱線46への通電と、所定の通電停止時間Toffにわたるヒータ電熱線46への通電停止と、を交互に繰り返し行う。なお、通電継続時間Tonと通電停止時間Toffとの和は一定である。このときのヒータ電熱線46への電力供給状態は便宜上「第1状態」とも称呼される。但し、カメラECU85は、通電継続時間Ton及び通電停止時間Toffをヒータ電熱線46へ供給される電圧に応じて異なる時間に設定することにより、ヒータ電熱線46への電力供給状態を制御する。
一方、ヒータ電熱線46に対して他の電力供給源からの電力供給がない場合、メインECU80はカメラECU85に対して電熱線通電制御の不許可を指令する。即ち、オルタネータ50からの電圧(電力)の供給がない状態では、メインECU80はカメラECU85に対して電熱線通電制御の不許可を指令する。カメラECU85は、メインECU80から電熱線通電制御の不許可の指令を受けると、電熱線通電制御が非実行の場合は非実行状態を継続し、電熱線通電制御が実行中の場合は実行中の電熱線通電制御を停止することにより、ヒータ電熱線46への電力供給状態を電力供給停止状態に設定する。なお、電力供給停止状態は便宜上「第2状態」とも称呼される。
<具体的作動>
次に、第1加熱装置の具体的な作動について説明する。
メインECU80のCPU(以下、単に「メインCPU」と称呼する。)は、図3に示したフローチャートにより示したルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。従って所定のタイミングになると、メインCPUは、ステップ300から処理を開始し、ステップ310に進み、ヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしているか否かを判定する。
次に、第1加熱装置の具体的な作動について説明する。
メインECU80のCPU(以下、単に「メインCPU」と称呼する。)は、図3に示したフローチャートにより示したルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。従って所定のタイミングになると、メインCPUは、ステップ300から処理を開始し、ステップ310に進み、ヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしているか否かを判定する。
具体的に述べると、通電許可条件は以下の通りであり、メインCPUは以下の通電許可条件の全てを満たしているか否かを判定する。
・図示しない外気温度センサによって検出される外気温度が閾値以内である(なお、閾値は、フロントガラス101に曇りが生じないと推定される温度に基づいて任意の値に決定される)。
・ヒータ電熱線46に供給される電圧(即ち、電圧検出部72より検出される電圧)が所定値以下である(なお、所定値は、ヒータ電熱線46に損傷を与える可能性がある電圧値に基づいて任意の値に決定される。当該電圧値は、例えば、実験等によって適宜求めることができる)。
・車輪速の情報を取得することができる。
・図示しない外気温度センサによって検出される外気温度が閾値以内である(なお、閾値は、フロントガラス101に曇りが生じないと推定される温度に基づいて任意の値に決定される)。
・ヒータ電熱線46に供給される電圧(即ち、電圧検出部72より検出される電圧)が所定値以下である(なお、所定値は、ヒータ電熱線46に損傷を与える可能性がある電圧値に基づいて任意の値に決定される。当該電圧値は、例えば、実験等によって適宜求めることができる)。
・車輪速の情報を取得することができる。
ヒータ電熱線46への通電許可条件が満たされている場合、メインCPUは、ステップ310にて「Yes」と判定して後述のステップ320に進む。一方、ヒータ電熱線46への通電許可条件が満たされていない場合、メインCPUは、ステップ310にて「No」と判定して、ステップ350に進み、本ルーチンを一旦終了する。
ステップ320に進むと、メインCPUは、バッテリ70に対して他の電力供給源からの電力供給が有るか否かを判定する。
具体的に述べると、NEセンサ14で検出されたエンジン回転速度NEが所定の正の値より大きい場合(即ち、オルタネータ50が発電している)場合、メインCPUは、ステップ320にて「Yes」と判定してステップ330に進む。その後、メインCPUは、そのステップ330にて、電熱線通電制御の許可を指令する信号をカメラECU85に対して送出する。
一方、NEセンサ14で検出されたエンジン回転速度NEが「0」である(即ち、オルタネータ50が発電を行っておらず、電力がオルタネータ50からヒータ電熱線46及びバッテリ70に供給されていない)場合、メインCPUは、ステップ320にて「No」と判定してステップ340に進む。その後、メインCPUは、そのステップ340にて、電熱線通電制御の不許可を指令する信号をカメラECU85に対して送出する。
一方、カメラECU85のCPU(以下、単に「カメラCPU」と称呼する。)は、図4にフローチャートにより示したルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、カメラCPUは、ステップ400から処理を開始してステップ410に進み、メインCPUから受信した信号に基づいて、電熱線通電制御が許可されているか否かを判定する。
電熱線通電制御が許可されている場合、カメラCPUは、ステップ410にて「Yes」と判定し、ステップ420に進み、ヒータ電熱線46に対して供給される電圧(電圧検出部72より検出される電圧であり「供給電圧」と称する場合がある。)に応じた、ヒータ電熱線46への通電制御を行うことにより、ヒータ電熱線46への電力供給状態を制御する。
具体的に述べると、カメラCPUは、所定の通電継続時間Tonにわたるヒータ電熱線46への通電(ヒータ回路スイッチ47をオン)と、所定の通電停止時間Toffにわたるヒータ電熱線46への通電の停止(ヒータ回路スイッチ47をオフ)と、を交互に繰り返し行う通電制御を行う。通電継続時間Tonは便宜上「第1時間」とも称呼される。通常停止時間Toffは便宜上「第2時間」とも称呼される。なお、第2時間は一定時間(Ton+Toff)から第1時間を差し引いた残りの時間である。
この際、カメラCPUによって、供給電圧に応じた、所定の通電継続時間Ton及び通電停止時間Toffが設定される。具体的に述べると、供給電圧の低い方から順に、複数の電圧領域(第1加熱装置では4つの電圧領域。)が設定される。そして、供給電圧が高い電圧領域の方が低い電圧領域の方より、通電継続時間Tonが短くなるように設定される。通電停止時間Toffは、供給電圧が高い領域の方が低い領域の方より、長くなるように設定される。これにより、ヒータ電熱線46の発熱量が大きくなりすぎる可能性を低下できる。この結果、ヒータ電熱線46により加熱されるカメラ35周辺の被加熱部分が熱劣化する可能性を低下することができる。
より具体的に述べると、供給電圧に応じて、通電継続時間Ton及び通電停止時間Toffは、次のように設定される。
・供給電圧が10V未満である場合、通電継続時間Tonは4分に設定され、通電停止時間Toffは1分に設定される。
・供給電圧が10V以上14V未満である場合、通電継続時間Tonは3分に設定され、通電停止時間Toffは2分に設定される。
・供給電圧が14V以上16V未満である場合、通電継続時間Tonは2分に設定され、通電停止時間Toffは3分に設定される。
・供給電圧が16V以上である場合、通電継続時間Tonは1分に設定され、通電停止時間Toffは4分に設定される。
その後、カメラCPUは、ステップ440に進んで本ルーチンを一旦終了する。
・供給電圧が10V未満である場合、通電継続時間Tonは4分に設定され、通電停止時間Toffは1分に設定される。
・供給電圧が10V以上14V未満である場合、通電継続時間Tonは3分に設定され、通電停止時間Toffは2分に設定される。
・供給電圧が14V以上16V未満である場合、通電継続時間Tonは2分に設定され、通電停止時間Toffは3分に設定される。
・供給電圧が16V以上である場合、通電継続時間Tonは1分に設定され、通電停止時間Toffは4分に設定される。
その後、カメラCPUは、ステップ440に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、ステップ410にて、電熱線通電制御が許可されていない場合、カメラCPUはステップ410にて「No」と判定し、ステップ430に進み、電熱線通電制御が非実行中の場合は非実行状態を継続し、電熱線通電制御が実行中の場合は実行中の電熱線通電制御を停止する。即ち、カメラCPUは、ヒータ回路スイッチ47をオフにする。その後、カメラCPUは、ステップ440に進み本ルーチンを一旦終了する。
以上が第1加熱装置の具体的な作動である。これにより、以下に述べる効果を得ることができる。即ち、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70以外の他の電力供給源(オルタネータ50)からの電力供給がない場合に、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70から電力供給すると、バッテリ70の残容量が急激に減少する。これに対して、第1加熱装置では、ヒータ電熱線46に対して他の電力供給源(オルタネータ50)からの電力供給がない場合、ヒータ電熱線46への通電が行われないため、バッテリ70からヒータ電熱線46に対して電力が供給されない。
したがって、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70のみから電力供給することによって、バッテリ70の残量が下がって充電不足の状態になる可能性を低下することができる。その結果、当該状態において、バッテリ70から電力が供給される他の電気システム(エアコン)又は車両が備える電気機器(電気負荷75)を作動させたこと等によって、バッテリ上がりが直ぐに起きてしまう可能性を低下することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(以下、「第2加熱装置」と称呼される場合がある。)について説明する。第2加熱装置は、以下の点のみにおいて第1加熱装置と相違している。
・第2加熱装置は、カメラECUのカメラCPUが、図4に示したルーチンに代わる図5に示したルーチンを実行する。
以下、この相違点を中心として説明する。
本発明の第2実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(以下、「第2加熱装置」と称呼される場合がある。)について説明する。第2加熱装置は、以下の点のみにおいて第1加熱装置と相違している。
・第2加熱装置は、カメラECUのカメラCPUが、図4に示したルーチンに代わる図5に示したルーチンを実行する。
以下、この相違点を中心として説明する。
<具体的作動>
第2加熱装置の具体的な作動について説明する。
第2加熱装置のメインCPUは、所定のタイミングになると、図3に示したステップと同一の処理(ステップ300乃至ステップ350)を行う。この結果、メインCPUは、電熱線通電制御の許可を指令する信号又電熱線通電制御の不許可を指令する信号をカメラECU85に対して送出する。
第2加熱装置の具体的な作動について説明する。
第2加熱装置のメインCPUは、所定のタイミングになると、図3に示したステップと同一の処理(ステップ300乃至ステップ350)を行う。この結果、メインCPUは、電熱線通電制御の許可を指令する信号又電熱線通電制御の不許可を指令する信号をカメラECU85に対して送出する。
一方、第2加熱装置のカメラCPUは、所定のタイミングになると、図5に示したルーチンを実行するようになっている。カメラCPUは、所定のタイミングになると、ステップ500から処理を開始してステップ410に進み、メインCPUから受信した信号に基づいて、電熱線通電制御が許可されているか否かを判定する。
電熱線通電制御が許可されている場合、カメラCPUは、ステップ410にて「Yes」と判定し、ステップ420に進み、そのステップ420の処理を実行し、その後、カメラCPUは、ステップ540に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、ステップ410にて、電熱線通電制御が許可されていない場合、カメラCPUはステップ410にて「No」と判定し、ステップ530に進んで、ヒータ電熱線46の消費電力量で通常の電熱線通電制御(ステップ420)を実行する場合のヒータ電熱線46の消費電力量より小さくなるようにヒータ電熱線46への通電制御を行う。
具体的に述べると、カメラCPUは、下記所定の通電継続時間(便宜上、「第3時間」又は「第5時間」と称呼される。)Tonにわたるヒータ電熱線46への通電と、下記所定の通電停止時間(便宜上、「第4時間」又は「第6時間」と称呼される。)Toffにわたるヒータ電熱線46への通電の停止と、を交互に繰り返し行う低電力電熱線通電制御を行う。即ち、ヒータ電熱線46への電力の供給状態を、通常の電熱線通電制御(ステップ420)を実行するときの電力供給状態より小さい電力量がヒータ電熱線46に供給される低電力供給状態に設定する。この場合においても、Ton及びToffの和は、ステップ420にて使用される「Ton及びToff」の和と等しく一定時間である。
この際、カメラCPUによって、ヒータ電熱線46に対して供給される電圧に関わらず、一定の通電継続時間Ton及び通電停止時間Toffが設定される。この通電継続時間Ton及び通電停止時間Toffは、ヒータ電熱線46の消費電力(ヒータ電熱線46に対して供給される電力量)が、通常の電熱線通電制御を行った場合のヒータ電熱線46の消費電力より少なくなるような時間で設定される。
具体的に述べると、低電力電熱線通電制御では、通電継続時間Tonは、所定電圧である場合に通常の電熱線通電制御で設定される継続時間より短い時間、又は、通常の電熱線通電制御で設定される最短の継続時間と同じ時間、若しくは、これより短い時間に設定される。通電停止時間Toffは、所定電圧である場合に通常の電熱線通電制御で設定される継続時間より長い時間、又は、通常の電熱線通電制御で設定される最長の通電停止時間と同じ時間、若しくは、これより長い時間に設定される。即ち、検出されるバッテリ電圧が16V未満の所定電圧において、第3時間は、第1時間よりも短く設定されるか、或いは、検出されるバッテリ電圧に関わらず、第5時間は、第1時間のうちの最短の継続時間と同じ時間若しくはこれより短い時間に設定される。
具体的に述べると、通電継続時間Tonは、通常の電熱線通電制御で設定される最短通電継続時間1分と同じ時間(1分)に設定される。通電停止時間Toffは、通常の電熱線通電制御で設定される最長の通電停止時間4分と同じ時間(4分)に設定される。その後、CPUは、ステップ540に進んで本ルーチンを一旦終了する。
以上が第2加熱装置の具体的な作動である。これにより、以下に述べる効果を得ることができる。即ち、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70以外の他の電力供給源(オルタネータ50)からの電力供給がない場合に、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70から電力供給するとバッテリ70の容量の減少が激しくなってしまう。
これに対して、第2加熱装置では、ヒータ電熱線46に対して他の電力供給源(オルタネータ50)からの電力供給がない場合、ヒータ電熱線46への通電継続時間Tonが短く設定され、通電停止時間Toffが長く設定される。その結果、ヒータ電熱線46の消費電力が低減され、バッテリ70からヒータ電熱線46への電力供給量を低減することができる。
したがって、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70のみから電力供給することによって、バッテリ70の残量が下がって充電不足の状態になる可能性を低下することができる。その結果、当該状態において、バッテリ70から電力が供給される他の電気システム(エアコン)又は車両が備える電気機器を作動させたこと等によって、バッテリ上がりが直ぐに起きてしまう可能性を低下することができる。
更に、第2加熱装置では、ヒータ電熱線46に対して他の電力供給源(オルタネータ50)からの電力供給がない場合でも、低電力供給状態で電熱線への電力供給が行われることによって、フロントガラス101の特定部分101aが温められる。
したがって、ヒータ電熱線46に対して他の電力供給源(オルタネータ50)からの電力供給がある状態になった際に、直ぐに曇りを晴らせられるように少しでもフロントガラス101の特定部分101aを温めておくことができる。
これにより、ヒータ電熱線46に対して他の電力供給源(オルタネータ50)からの電力供給が有る状態になった後、より短い時間でフロントガラス101の特定部分101aの曇りを除去することができる。その結果、車両200の運転者が運転を開始する際、より早くフロントガラス101の特定部分101aの曇りを除去することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(以下、「第3加熱装置」と称呼される場合がある。)について説明する。第3加熱装置は、以下の点のみにおいて第1加熱装置と相違している。
・第3加熱装置は、機関及び発電電動機を駆動源として備えたハイブリッド車両に適用されている。
・第3加熱装置は、ハイブリッドECUのハイブリッドCPUが、図3に示したルーチンに代わる図7に示したルーチンを実行する。
以下、この相違点を中心として説明する。
本発明の第3実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(以下、「第3加熱装置」と称呼される場合がある。)について説明する。第3加熱装置は、以下の点のみにおいて第1加熱装置と相違している。
・第3加熱装置は、機関及び発電電動機を駆動源として備えたハイブリッド車両に適用されている。
・第3加熱装置は、ハイブリッドECUのハイブリッドCPUが、図3に示したルーチンに代わる図7に示したルーチンを実行する。
以下、この相違点を中心として説明する。
図6に示したように、車両200は、ハイブリッドシステムを備えたハイブリッド車両である。車両200は、車両200の走行用駆動力を発生する機関10及びモータ15、レディスイッチ25、カメラ35、ウィンドウガラス加熱装置としてのカメラヒータ45、バッテリ70、電圧検出部72、電気負荷75、及び、DC−DCコンバータ76、パワーコントロールユニット90、蓄電装置92、ハイブリッド電子制御ユニット(「ハイブリッドECU」と称する。)94、並びに、エンジン電子制御ユニット(「エンジンECU」と称する。)96を備える。
モータ15は、発電機及び電動機の何れとしても機能することができる同期発電電動機である。
レディスイッチ25は車両200のシステム起動用スイッチである。図示しない車両キーがキースロットに挿入され且つブレーキペダルが踏み込まれているときにレディスイッチ25が操作されると、ハイブリッドシステムが起動される(Ready状態となる)ように構成されている。
蓄電装置92は、具体的に述べると、モータ15の駆動電源として使用される充電及び放電可能な主電池と、主電池の蓄電状態(SOC:State of Charge)を検出するSOCセンサ(不図示)等を備えている。主電池は具体的に述べると、電圧が200V超の充電及び放電可能な二次電池(「高電圧バッテリ」と称する場合がある。)である。主電池に充電された電力が、DC−DCコンバータ76を経由して降圧され、バッテリ70へ供給されることによって、バッテリ70が充電される。
パワーコントロールユニット90は、蓄電装置92からモータ15への電力供給、及び、モータ15から蓄電装置92への電力回生を行う。パワーコントロールユニット90は、モータ駆動回路であるインバータ及び電圧変換回路等を備えている。
ハイブリッドECU94は、周知のマイクロコンピュータを含む電子回路であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及びインターフェース等を含む。CPUは、ROMに格納されたルーチン(プログラム、インストラクション)を実行することにより、種々の機能を実現するようになっている。
ハイブリッドECU94は、レディスイッチ25がオン状態に設定されると、ハイブリッドシステムを起動させる。具体的に述べると、上述したように図示しない車両キーがキースロットに挿入され且つブレーキペダルが踏み込まれているときにレディスイッチ25が操作されると、車両200がReady状態となる。
車両200がReady状態の場合、蓄電装置92の高電圧バッテリからDC−DCコンバータ76を介して供給される電力の少なくとも一部は、ヒータ回路スイッチ47がオン状態に設定されているとき、ヒータ電熱線46に供給される。即ち、バッテリ70以外の他の電圧供給源から電力がヒータ電熱線46に供給され、ヒータ電熱線46が通電される。なお、残りの電力は、バッテリ70に充電されるか、或いは、その一部は、カメラ35、車両200が備える他の電気システム(エアコン等)等に供給される。
一方、車両200がReady状態ではない場合、蓄電装置92の高電圧バッテリからDC−DCコンバータ76を経由して供給される電力が、バッテリ70及びヒータ電熱線46に対して供給されない。即ち、バッテリ70以外の他の電圧供給源から、電力がヒータ電熱線46に対して供給されない。
ハイブリッドECU94は、エンジンECU96と相互通信可能に接続されている。ハイブリッドECU94は、アクセル操作量及びブレーキ操作量であるドライバー操作量を表すセンサ信号、車両200の運動状態を表すセンサ信号及び蓄電装置92のSOCセンサ信号等に基づいてエンジン要求出力値及びモータ要求トルク値(駆動トルク、回生制動トルク)を算出する。ハイブリッドECU94は、算出したエンジン要求出力値をエンジンECU96に送信すると共に、モータ要求トルク値に基づいてパワーコントロールユニット90の作動を制御する。
エンジンECU96は、周知のマイクロコンピュータを含む電子回路であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及びインターフェース等を含む。CPUは、ROMに格納されたルーチン(プログラム、インストラクション)を実行することにより、種々の機能を実現するようになっている。エンジンECU96は、ハイブリッドECU94から送信されたエンジン要求出力値に従って機関10の作動を制御する。
<具体的作動>
第3加熱装置の具体的な作動について説明する。
ハイブリッドECU94のCPU(以下、単に「ハイブリッドCPU」と称呼する。)は、図7にフローチャートにより示したルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、ハイブリッドCPUは、ステップ700から処理を開始して、ステップ310に進み、ヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしているか否かを判定する。
第3加熱装置の具体的な作動について説明する。
ハイブリッドECU94のCPU(以下、単に「ハイブリッドCPU」と称呼する。)は、図7にフローチャートにより示したルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、ハイブリッドCPUは、ステップ700から処理を開始して、ステップ310に進み、ヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしているか否かを判定する。
ヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしている場合、ハイブリッドCPUは、ステップ310にて「Yes」と判定して後述のステップ710に進む。一方、ヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしていない場合、ハイブリッドCPUは、ステップ310にて「No」と判定して、ステップ720に進み、本ルーチンを一旦終了する。
ステップ710に進むと、ハイブリッドCPUは、バッテリ70に対して他の電力供給源からの電力供給が有るか否かを判定する。具体的に述べると、ハイブリッドCPUは、ステップ710にて、車両200がReady状態であるか否かを判定することにより、バッテリ70に対して他の電力供給源(即ち、蓄電装置92及びDC−DCコンバータ76)からの電力供給が有るか否か判定する。
バッテリ70に対して他の電力供給源からの電力供給が有る場合(即ち、車両100がReady状態である場合)、ハイブリッドCPUは、ステップ710にて「Yes」と判定してステップ330に進む。その後、ハイブリッドCPUは、そのステップ330にて、電熱線通電制御の許可を指令する信号をカメラECU85に対して送出する。
バッテリ70に対して他の電力供給源からの電力供給がない場合(即ち、車両200がReady状態ではない場合)、ハイブリッドCPUは、ステップ710にて「No」と判定してステップ340に進む。その後、メインCPUは、そのステップ340にて、電熱線通電制御の不許可を指令する信号をカメラECU85に対して送出する。
一方、カメラCPUは、所定のタイミングになると、図4に示したステップと同一の処理(ステップ400乃至ステップ440)を行う。
以上が第3加熱装置の具体的な作動である。これにより、以下に述べる効果を得ることができる。即ち、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70以外の他の電力供給源(蓄電装置92)からの電力供給がない場合に、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70から電力供給すると、バッテリ70の残容量が急激に減少する。これに対して、第3加熱装置では、ヒータ電熱線46に対して他の電力供給源(蓄電装置92)からの電力供給がない場合、ヒータ電熱線46への通電が行われないため、バッテリ70からヒータ電熱線46に対して電力が供給されない。
したがって、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70のみから電力供給することによって、バッテリ70の残量が下がって充電不足の状態になる可能性を低下することができる。その結果、当該状態において、バッテリ70から電力が供給される他の電気システム(エアコン)又は車両200が備える電気機器を作動させたこと等によって、バッテリ上がりが直ぐに起きてしまう可能性を低下することができる
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(以下、「第4加熱装置」と称呼される場合がある。)について説明する。第4加熱装置は、以下の点のみにおいて第3加熱装置と相違している。
・第4加熱装置は、機関及び発電電動機を駆動源として備え、且つ、駐車中に外部電源からの充電を可能にしたプラグインハイブリッド車両に適用されている。
・第4加熱装置は、ハイブリッドECUのハイブリッドCPUが、図7に示したルーチンに代わる図9に示したルーチンを実行する。
以下、この相違点を中心として説明する。
本発明の第4実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(以下、「第4加熱装置」と称呼される場合がある。)について説明する。第4加熱装置は、以下の点のみにおいて第3加熱装置と相違している。
・第4加熱装置は、機関及び発電電動機を駆動源として備え、且つ、駐車中に外部電源からの充電を可能にしたプラグインハイブリッド車両に適用されている。
・第4加熱装置は、ハイブリッドECUのハイブリッドCPUが、図7に示したルーチンに代わる図9に示したルーチンを実行する。
以下、この相違点を中心として説明する。
図8に示したように、車両300は、プラグインハイブリッドシステムを備えたプラグインハイブリッド車両である。車両300は、車両200と同様、車両300の走行用駆動力を発生する機関10及びモータ15、レディスイッチ25、カメラ35、ウィンドウガラス加熱装置としてのカメラヒータ45、バッテリ70、電圧検出部72、電気負荷75、DC−DCコンバータ76、パワーコントロールユニット90、蓄電装置92、ハイブリッドECU94、並びに、エンジンECU96を備える。更に、車両300は、充電電子制御ユニット(「充電ECU」と称する。)98、電源接続コネクタ181、及び、充電装置182を備える。
ハイブリッドECU94は、充電ECU98と通信を行い、電源接続コネクタ181に電源コネクタ183が接続された否かを判定する。なお、ハイブリッドECU94のその他の動作は、第3加熱装置で説明した動作と同様である。
充電ECU98は、周知のマイクロコンピュータを含む電子回路であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及びインターフェース等を含む。CPUは、ROMに格納されたルーチン(プログラム、インストラクション)を実行することにより、種々の機能を実現するようになっている。
電源接続コネクタ181は、充電装置182を介して、蓄電装置92に接続されている。電源接続コネクタ181には、電源コネクタ183が接続される。電源コネクタ183は、ケーブル185を介して外部電源187(例えば、商用電源)に接続される。
充電装置182は、インバータ、第1コンバータ及び第2コンバータを備える。インバータは、外部電源187からの交流電力を直流電力に変換する。第1コンバータは、インバータからの電圧を蓄電装置92の高電圧バッテリを充電するために適した電圧に変換する。第2コンバータは、インバータからの電圧を、バッテリ70を充電するために適した電圧に変換する。
電源接続コネクタ181に電源コネクタ183が接続されているとき、外部電源187からの電力の少なくとも一部が、充電装置182を経由して、蓄電装置92及びバッテリ70に供給され、蓄電装置92及びバッテリ70が充電される。
電源接続コネクタ181に電源コネクタ183が接続され、且つ、ヒータ回路スイッチ47がオン状態に設定されているとき、外部電源187からの電力の少なくとも一部が、充電装置182を経由して、電熱線46に供給される。即ち、バッテリ70以外の他の電力供給源からヒータ電熱線46に電力が供給され、ヒータ電熱線46が通電される。なお、残りの電力は、バッテリ70に充電されるか、或いは、その一部は、バッテリ70から電力が供給される他の電気システム(エアコン等)等に供給される。
<具体的作動>
第4加熱装置の具体的な作動について説明する。
第4加熱装置のハイブリッドCPUは、図9にフローチャートにより示したルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、ハイブリッドCPUは、ステップ900から処理を開始して、ステップ910に進み、ハイブリッドCPUによってヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしていると判定されたか否かを判定する。このステップ910の処理は前述したステップ310の処理と同じである。
第4加熱装置の具体的な作動について説明する。
第4加熱装置のハイブリッドCPUは、図9にフローチャートにより示したルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、ハイブリッドCPUは、ステップ900から処理を開始して、ステップ910に進み、ハイブリッドCPUによってヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしていると判定されたか否かを判定する。このステップ910の処理は前述したステップ310の処理と同じである。
ヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしている場合、ハイブリッドCPUは、ステップ910にて「Yes」と判定して後述のステップ920に進む。一方、ヒータ電熱線46への通電許可条件を満たしていない場合、ハイブリッドCPUは、ステップ910にて「No」と判定して、ステップ930に進み、本ルーチンを一旦終了する。
ステップ920に進むと、ハイブリッドCPUは、バッテリ70に対して他の電力供給源からの電力供給が有るか否かを判定する。具体的に述べると、電源接続コネクタ181に電源コネクタ183が接続されている、及び、車両200がReady状態であるの何れか一の状態であるか否かを判定し、当該一の状態である場合、バッテリ70に対して他の電力供給源からの電力供給が有ると判定する。当該両方の状態ではない場合、バッテリ70に対して他の電力供給源からの電力供給がないと判定する。
バッテリ70に対して他の電力供給源からの電力供給が有る場合、ハイブリッドCPUは、ステップ920にて「Yes」と判定してステップ330に進む。その後、ハイブリッドCPUは、そのステップ330にて、電熱線通電制御の許可を指令する信号をカメラECU85に対して送出する。
バッテリ70に対して他の電力供給源からの電力供給がない場合、ハイブリッドCPUは、ステップ920にて「No」と判定してステップ340に進む。その後、ハイブリッドCPUは、そのステップ920にて、電熱線通電制御の不許可を指令する信号をカメラECU85に対して送出する。
一方、カメラCPUは、所定のタイミングになると、図4に示したステップと同一のステップ(ステップ400乃至ステップ440の処理)を実行する
以上が第4加熱装置の具体的な作動である。これにより、以下に述べる効果を得ることができる。即ち、バッテリ70に対して他の電力供給源(蓄電装置92及び外部電源187)からの電力供給がない場合に、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70から電力供給すると、バッテリ70の残容量が急激に減少する。これに対して、第4加熱装置では、バッテリ70に対して他の電力供給源(蓄電装置92及び外部電源187)からの電力供給がない場合、ヒータ電熱線46への通電が行われないため、バッテリ70からヒータ電熱線46に対して電力が供給されない。
したがって、ヒータ電熱線46に対してバッテリ70のみから電力供給することによって、バッテリ70の残量が下がって充電不足の状態になる可能性を低下することができる。その結果、当該状態において、バッテリ70から電力が供給される他の電気システム(エアコン)又は車両300が備える電気機器を作動させたこと等によって、バッテリ上がりが直ぐに起きてしまう可能性を低下することができる。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
各実施形態において、カメラECUはカメラ30に内蔵されていなくてもよい。
第2実施形態において、低電力電熱線通電制御を行う場合、供給電圧に関わらず全て一定の通電継続時間Ton及び一定の通電停止時間Toffが設定されているが、次のようにしてもよい。即ち、供給電圧に応じて、通電継続時間Ton及び通電停止時間Toffの少なくとも1つを変更してもよい。例えば、供給電圧がある値のとき、低電力電熱制御の通電継続時間Tonを通常の電力電熱制御の通電継続時間Tonより短くしてもよい。
第3実施形態及び第4実施形態の各実施形態において、第2実施形態と同様の低電力電熱線通電制御を実行してもよい。即ち、各実施形態において、図4のステップ430に代えて、図5のステップ530の処理を実行してもよい。
カメラ35が車両100の後方のウィンドウガラス(リアガラス)を通して車両100の内部から車両100の外部を撮影するように車両100の内部に配設されている場合、ヒータ45は、カメラ35の前方のリアガラスの部分を加熱するヒータであってもよい。なお、このことは車両200及び車両300の各車両においても同様である。
更に、カメラ35が車両100の側方のウィンドウガラス(サイドガラス)を通して車両100の内部から車両100の外部を撮影するように車両100の内部に配設されている場合、ヒータ45は、カメラ35の前方のサイドガラスの部分を加熱するヒータであってもよい。なお、このことは車両200及び車両300の各車両においても同様である。
更に、車両300は、車両の駆動源として内燃機関を備えずに電動モータのみを備えた車両(所謂、電気自動車)であってもよい。
10…内燃機関、15…モータ、20…イグニッションスイッチ、25…レディスイッチ、30…撮像部、35…カメラ、45…カメラヒータ(ウィンドウガラス加熱装置)、46…ヒータ電熱線、47…ヒータ回路スイッチ、50…オルタネータ、80…メイン電子制御装置(メインECU)、85…カメラ電子制御装置(カメラECU)、92…蓄電装置、94…ハイブリッド電子制御装置(ハイブリッドECU)、100、200、300…車両、101…フロントガラス、101a…ウィンドウガラスの特定部分、187…外部電源
Claims (5)
- 車両に搭載されたバッテリと、前記バッテリに電力を供給することにより同バッテリを充電可能である他の電力供給源と、から電力が供給され得るように構成され、電力が供給されたときに熱を発生する電熱線であって、車両のウィンドウガラスを通して前記車両の内部から前記車両の外部を撮影するカメラの前方にある同ウィンドウガラスの特定部分を加熱するように配設された電熱線、及び、
前記電熱線への電力の供給状態を制御する制御部、
を備え、
前記制御部は、
前記他の電力供給源が前記バッテリに電力を供給することが可能な状態である場合、前記電熱線が前記ウィンドウガラスの特定部分を加熱するように前記電熱線への前記電力の供給状態を第1状態に設定し、
前記他の電力供給源が前記バッテリに電力を供給することが可能な状態でない場合、
前記電熱線への前記電力の供給状態を、前記電熱線に電力が供給されない電力供給停止状態、及び、前記第1状態において前記電熱線に供給される電力の量より小さい電力の量が同電熱線に供給される低電力供給状態、のうちの何れか一方の状態である第2状態に設定する、
ように構成された、ウィンドウガラス加熱装置。 - 請求項1に記載のウィンドウガラス加熱装置において、
前記制御部は、
前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段を備え、且つ、
前記電熱線に電力が供給されている通電状態と、前記電熱線への電力供給が停止されている遮断状態と、を選択的に実現可能であり、
前記通電状態を第1時間だけ継続し、その後、前記遮断状態を一定時間から前記第1時間を差し引いた残りの第2時間だけ継続する通電制御態様を繰り返し実行することにより、前記電熱線への前記電力の供給状態を前記第1状態に設定し、前記検出されるバッテリの電圧が高いほど前記第1時間を短くするように構成された、
ウィンドウガラス加熱装置。 - 請求項2に記載のウィンドウガラス加熱装置において、
前記制御部は、
前記他の電力供給源が前記バッテリに電力を供給することが可能な状態でない場合、前記電熱線への前記電力の供給状態を前記低電力供給状態に設定するように構成され、
且つ、
前記通電状態を第3時間だけ継続し、その後、前記遮断状態を前記一定時間から前記第3時間を差し引いた残りの第4時間だけ継続する通電制御態様を繰り返し実行することにより、前記電熱線への前記電力の供給状態を前記低電力供給状態に設定するように構成され、
前記第3時間は、前記検出されるバッテリの電圧が所定電圧である場合に前記第1時間よりも短い時間に設定される、
ウィンドウガラス加熱装置。 - 請求項2に記載のウィンドウガラス加熱装置において、
前記制御部は、
前記他の電力供給源が前記バッテリに電力を供給することが可能な状態でない場合、前記電熱線への前記電力の供給状態を前記低電力供給状態に設定するように構成され、
且つ、
前記通電状態を第5時間だけ継続し、その後、前記遮断状態を前記一定時間から前記第5時間を差し引いた残りの第6時間だけ継続する通電制御態様を繰り返し実行することにより、前記電熱線への前記電力の供給状態を前記低電力供給状態に設定するように構成され、
前記第5時間は、前記検出されるバッテリの電圧に関わらず、前記第1状態で設定される第1時間のうちの最短の継続時間と同じ時間、又はこれより短い時間に設定される、
ウィンドウガラス加熱装置。 - 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のウィンドウガラス加熱装置において、
前記電熱線は、前記カメラを前記車両に支持するための支持部材によって前記カメラと前記ウィンドウガラスとの間に形成される閉空間を加熱するように前記支持部材に取り付けられる、
ウィンドウガラス加熱装置。
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