JP2017221792A - 組立玩具 - Google Patents

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真範 中島
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Abstract

【課題】凸部及び凹部を有する玩具ブロックの連結面同士を様々な角度で連結することができる組立玩具を提供する。【解決手段】組立玩具の小チーズ型ブロック70は、3つの円形状の平面75a,75b,75cを備えるとともに、平面75a,75b,75cの各々は、2つの柱形状の凸部と、円弧状の帯状の2つの凹部とを備え、凸部及び凹部は平面上において同一の円周上に設けられるとともに、互いに交互に配置され、凸部は凹部に対して凹部の幅方向において着脱可能に嵌合可能であり、第一の玩具ブロックと第二の玩具ブロックとが互いに連結した状態を保持しながら、各々の凸部が各々の凹部に沿って円弧状に移動することにより、第一の玩具ブロックは第二の玩具ブロックに対して回転する。また、組立玩具は、4つの平面を有する小クロス型(180度)ブロック80及び中クロス型(90度)ブロック90も含む。【選択図】図13

Description

この発明は、組立玩具に関する。
従来、複数のブロックを連結させることにより、種々の形状を作り上げて遊ぶ組立玩具がある。例えば、特許文献1には、六面に凹凸を有する略立法形状の複数のブロックの凹部と凸部とを互い違いに係合させ、三次元的に種々な形を造形するブロック組立玩具が記載されている。ここで、ブロックの六面の各々に形成される凸部及び凹部は、ブロック同士を連結させるための雄部及び雌部として構成される。
特許第3567267号公報
しかしながら、特許文献1のブロック組立玩具では、ブロック同士を連結させる際、ブロックの面に形成される凹凸に対して別のブロックの面を決まった角度でしか組み合わせることができない。すなわち、様々な角度をつけてブロック同士を連結させることはできない。そのため、ブロックを組み合わせることによる造形の自由度が制限される。
この発明は、このような問題を解決するためになされ、少なくとも一面に雄部及び雌部を有する複数の玩具ブロックの連結面同士を様々な角度で連結することができる組立玩具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る組立玩具は、互いに連結され得る第一の玩具ブロック及び第二の玩具ブロックを有し、玩具ブロックの各々は、少なくとも1つの円形状の平面を有し、第一の玩具ブロック及び第二の玩具ブロックのうち少なくとも一方は、少なくとも3つの円形状の平面を備えるとともに、平面の各々は、平面から垂直に突出して延びる少なくとも2つの柱形状の凸部と、平面から凸部の突出方向と反対の方向に垂直に窪んで形成される円弧状の帯状の、少なくとも2つの凹部とを備え、凸部及び凹部は平面上において同一の円周上に設けられるとともに、互いに交互に配置され、凸部は凹部に対して凹部の幅方向において着脱可能に嵌合可能であり、第一の玩具ブロックと第二の玩具ブロックとが互いに連結した状態を保持しながら、第一の玩具ブロック及び第二の玩具ブロックの各々の凸部が各々の凹部に沿って円弧状に移動することにより、第一の玩具ブロックは第二の玩具ブロックに対して回転する。
また、平面の各々に設けられる凸部及び凹部の数は各々同一であってもよい。
また、第一の玩具ブロック及び第二の玩具ブロックのうち少なくとも一方は、外周が同一の径を有する3つの平面を有し、3つの平面は、互いに平行に配置される第一の平面及び第二の平面と、第一の平面及び第二の平面とは異なる方向に配置される第三の平面とからなってもよい。
また、第一の玩具ブロック及び第二の玩具ブロックのうち少なくとも一方は、外周が同一の径を有する4つの平面を有し、4つの平面は、互いに平行に配置される第一の平面及び第二の平面と、第一の平面及び第二の平面とは異なる方向に配置されるとともに、互いに平行に配置される第三の平面及び第四の平面とからなってもよい。
さらに、第一の玩具ブロック及び第二の玩具ブロックのうち少なくとも一方は、4つの平面を有し、4つの平面は、互いに平行に配置されるとともに、外周が同一の径を有する第一の平面及び第二の平面と、第一の平面及び第二の平面とは90度をなす異なる方向に配置される第三の平面と、第一の平面、第二の平面及び第三の平面のいずれに対しても90度をなす異なる方向に配置される第四の平面とからなってもよい。
この発明に係る組立玩具によれば、少なくとも一面に雄部及び雌部を有する複数の玩具ブロックの連結面同士を様々な角度で連結することができる。
この発明の実施の形態に係る組立玩具の玩具ブロックの一例である小パイプ型ブロックを示す斜視図であり、2個の小パイプ型ブロックを結合させる様子を示す図である。 図1に示す小パイプ型ブロックの第一平面の詳細な形状を示す平面図である。 図1に示す小パイプ型ブロックの正面図である。 図1に示す小パイプ型ブロックの背面図である。 図1に示す小パイプ型ブロックの左側面図である。 図1に示す小パイプ型ブロックの右側面図である。 図1に示す小パイプ型ブロックの平面図である。 図1に示す小パイプ型ブロックの底面図である。 図1に示す小パイプ型ブロックの、図3Eに示すA−A線に沿った断面図である。 図1に示す小パイプ型ブロックの、図3Eに示すB−B線に沿った断面図である。 図1に示す小パイプ型ブロックの参考斜視図である。 この発明の実施の形態に係る組立玩具の玩具ブロックの一例である中パイプ型ブロックを示す斜視図であり、2個の中パイプ型ブロックを結合させる様子を示す図である。 図4に示す中パイプ型ブロックの正面図である。 図4に示す中パイプ型ブロックの背面図である。 図4に示す中パイプ型ブロックの左側面図である。 図4に示す中パイプ型ブロックの右側面図である。 図4に示す中パイプ型ブロックの平面図である。 図4に示す中パイプ型ブロックの底面図である。 図4に示す中パイプ型ブロックの、図5Eに示すA−A線に沿った断面図である。 図4に示す中パイプ型ブロックの、図5Eに示すB−B線に沿った断面図である。 図4に示す中パイプ型ブロックの参考斜視図である。 この発明の実施の形態に係る組立玩具の玩具ブロックの一例である大パイプ型ブロックを示す斜視図であり、2個の大パイプ型ブロックを結合させる様子を示す図である。 図6に示す大パイプ型ブロックの正面図である。 図6に示す大パイプ型ブロックの背面図である。 図6に示す大パイプ型ブロックの左側面図である。 図6に示す大パイプ型ブロックの右側面図である。 図6に示す大パイプ型ブロックの平面図である。 図6に示す大パイプ型ブロックの底面図である。 図6に示す大パイプ型ブロックの、図7Eに示すA−A線に沿った断面図である。 図6に示す大パイプ型ブロックの、図7Eに示すB−B線に沿った断面図である。 図6に示す大パイプ型ブロックの、図7Eに示すC−C線に沿った断面図である。 図6に示す大パイプ型ブロックの参考斜視図である。 図1に示す小パイプ型ブロックを3個、中心位置をずらして互いに結合させた様子を示す図である。 図1に示す小パイプ型ブロックと、図6に示す大パイプ型ブロックとを結合させた様子を示す図である。 この発明の実施の形態に係る組立玩具の玩具ブロックの一例である中レジューサ型ブロックを示す図であり、図10(a)は中レジューサ型ブロックの斜視図を、図10(b)は中レジューサ型ブロックの平面図を、また、図10(c)は中レジューサ型ブロックの底面図を各々示す。 この発明の実施の形態に係る組立玩具の玩具ブロックの一例である中キャップ型ブロックを示す図であり、図11(a)は中キャップ型ブロックの斜視図を、図11(b)は中キャップ型ブロックの平面図を、また、図11(c)は中キャップ型ブロックの底面図を各々示す。 図12(i),(ii)は、各々この発明の実施の形態に係る組立玩具の玩具ブロックの一例を示す図であり、図12(i)は小エルボ型(90度)ブロックを示す斜視図であり、図12(ii)は小エルボ型(45度)ブロックを示す斜視図である。 図13(i)〜(iii)は、それぞれこの発明の実施の形態に係る組立玩具の玩具ブロックの別の例である小チーズ型ブロック、小クロス型(180度)ブロック及び中クロス型(90度)ブロックを示す斜視図である。 この発明の実施の形態に係る組立玩具の玩具ブロックの別の例である大キャップ型(亜種)ブロックを示す図であり、図14(a)は大キャップ型(亜種)ブロックの側面図を示し、図14(b)は大キャップ型(亜種)ブロックの平面図を示す。 図15(i)〜(iii)は、図1〜図13に示す玩具ブロックを結合する際の組み合わせの例を示す斜視図である。 図16(a)〜(c)は、図1〜図13に示す玩具ブロックを用いてクマの人形を組み立てた例である。 図17(a)〜(c)は、図16に示すクマの人形の顔の部分の構造を示す図であり、図17(a)は顔の斜視図であり、図17(b)は顔の側面図であり、図17(c)は顔の分解図である。 図18(i)及び(ii)は、この発明の実施の形態に示す組立玩具の玩具ブロックを雑貨としての使用に応用した例を示す図である。 この発明の実施の形態に示す組立玩具の玩具ブロックの組み立ての態様の例を変位図示によって示す斜視図である。 この発明の実施の形態に示す組立玩具の玩具ブロックの組み立ての態様の例を変位図示によって示す斜視図である。 この発明の別の例として示す組立玩具の玩具ブロックを示す斜視図であり、2個の玩具ブロックを結合させる様子を示す図である。 この発明の別の例として示す組立玩具の玩具ブロックを示す斜視図であり、2個の玩具ブロックを結合させる様子を示す図である。 この発明の別の例として示す組立玩具の玩具ブロックを示す図であり、図23(a)は玩具ブロックの平面図であり、図23(b)は2個の玩具ブロックを結合させる様子を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、この発明において組立玩具とは、以下に説明する各種の玩具ブロックの各々を着脱可能に組み合わせて、種々の形状の構造物を造形するおもちゃである。
まず、図1,2及び図3A〜3Iに基づいて、組立玩具の玩具ブロックとしての小パイプ型ブロック10について説明する。なお、図3Aの正面図は図3Bの背面図と対称であり、図3Cの左側面図は図3Dの右側面図と対称である。
図1を参照すると、第一の玩具ブロックである小パイプ型ブロック10は略円筒形状の円筒部分16を有する。円筒部分16の両端には、円形の第一平面15a及び第二平面15bが互いに平行に形成されている。ここで、第一平面15aの中央部分には、貫通孔13が形成され、小パイプ型ブロック10の軸方向に延びている。第一平面15a上では、貫通孔13を挟んで対称となる位置に一対の円柱形状の凸部である雄部11a,11bが第一平面15aから垂直に突出して延びている。
なお、以下の説明において雄部が第一平面に対して垂直に突出する突出方向をX方向正側とし、X方向正側の反対の方向をX方向負側とする。
そして、雄部11aと雄部11bとの間には、一対の雌部12a,12bが、貫通孔13を挟んで対称となる位置に形成される。図2に示すように、雌部12aは、円弧状の細長帯形状である帯状部121の両端の各々に略半円形状の半円部122,123が接続された形状をなす凹部であり、第一平面15aから垂直にX方向負側に向かって窪んで形成されている。また同様に、雌部12bは、円弧状の細長帯形状である帯状部124の両端の各々に半円部125,126が接続された形状をなす凹部であり、X方向負側に窪んで形成されている。すなわち、一対の雌部12a,12bは、第一平面15a上に、円弧形状の帯状の溝として形成されている。なお、雌部12a,12bの幅方向の長さは雄部11a,11bの直径とほぼ同一である。また、雄部11a,11bと雌部12a,12bとは同一の円周上に配列されるように設けられている。
また、第二平面15bは第一平面15aと同様の形状を有している。すなわち、第二平面15bにも、第一平面15aの雄部11a,11b及び雌部12a,12bと同様の形状の一対の雄部11c,11d及び一対の雌部12c,12dが形成される。ここで、雌部12c,12dは、第二平面15bから、雄部11c,11dの突出方向であるX方向負側とは反対の方向のX方向正側に垂直に窪んで形成されている。また、雄部11c,11dと雌部12c,12dとは同一の円周上に配列されるように設けられる。なお、図3E及び図3Fに示すように、第一平面15aの雄部11a,11b及び雌部12a,12bと第二平面15bの雄部11c,11d及び雌部12c,12dとの位置は、互いに90°位相が異なっている。
次に、図1のように小パイプ型ブロック10を、同様の構造を有する第二の玩具ブロックである他の小パイプ型ブロック10’と結合させる際の結合の方法について説明する。
なお、小パイプ型ブロック10と結合させる他の小パイプ型ブロック10’は、小パイプ型ブロック10と同様に、雄部11e,11f及び雌部12e,12fが形成された平面15cを備えている。従って、小パイプ型ブロック10を他の小パイプ型ブロック10’と結合させる際は、小パイプ型ブロック10の第二平面15bの雄部11c,11dをそれぞれ、他の小パイプ型ブロック10’の平面15cの雌部12e,12fに係合させる。ここで、他の小パイプ型ブロック10’の平面15cの雌部12e,12fの幅方向の長さは、小パイプ型ブロック10の第二平面15bの雄部11c,11dの直径とほぼ同一である。そのため、小パイプ型ブロック10の雄部11c,11dは、他の小パイプ型ブロック10’の雌部12e,12fに対して、意図的に引っ張り力を加えない限りは容易に抜けないように嵌合されて取り付けられている。一方、小パイプ型ブロック10の雄部11c,11dは、他の小パイプ型ブロック10’の雌部12e,12fに嵌合された状態のまま雌部12e,12fに沿って円周方向に円弧状に移動することができる。
また、雄部11c,11dと雌部12e,12fとの係合と同様の方法で、他の小パイプ型ブロック10’の平面15cの雄部11e,11fも、小パイプ型ブロック10の第二平面15bの雌部12c,12dに係合される。ここで、小パイプ型ブロック10の第二平面15bの雌部12c,12dの幅方向の長さも、他の小パイプ型ブロック10’の平面15cの雄部11e,11fの直径とほぼ同一である。従って、他の小パイプ型ブロック10’の雄部11e,11fは、小パイプ型ブロック10の雌部12c,12dに嵌合された状態のまま雌部12c,12dに沿って円周方向に円弧状に移動することができる。よって、小パイプ型ブロック10と他の小パイプ型ブロック10’とは、結合された後、連結した状態を保持しながら図1の矢印に示すように互いに回転させることができる。すなわち、小パイプ型ブロック10は他の小パイプ型ブロック10’の平面15cに対して連結位置を適宜変更することができる。
なお、互いに結合された小パイプ型ブロック10と他の小パイプ型ブロック10’とを一定の力を加えて引っ張った場合は、両者は取り外すことができる。すなわち、小パイプ型ブロック10と他の小パイプ型ブロック10’とは着脱可能に結合される。
次に、図4及び図5A〜5Iに基づいて、組立玩具の玩具ブロックとしての中パイプ型ブロック20について説明する。なお、図5Aの正面図は図5Bの背面図と対称であり、図5Cの左側面図は図5Dの右側面図と対称である。
第一の玩具ブロックである中パイプ型ブロック20は略円筒形状の円筒部分26を有する。円筒部分26の両端には各々、略円環形状の平面である第一平面25a及び第二平面25bが互いに平行に形成されている。すなわち、第一平面25a及び第二平面25bの外周は円形である。なお、中パイプ型ブロック20の第一平面25a又は第二平面25bの外径の大きさは、小パイプ型ブロック10の第一平面15a又は第二平面15bの外径の大きさよりも大きい。ここで、第一平面25aの中央部分には、円形の開口23が形成される。第一平面25a上では、開口23を挟んで互いに対称となる位置に、一対の円柱形状の凸部である雄部21a,21bがX方向正側に突出して延びている。また、一対の雄部21a,21bの間には、第一平面25aの形状に沿って延びる円弧状の細長帯形状の凹部である一対の雌部22a,22bが形成される。すなわち、雄部21a,21bと雌部22a,22bとは同一の円周上に配列されるように設けられる。なお、図5G及び図5Hに示すように、雌部22a,22bは第一平面25aに対してX方向負側に向かって延長して形成されている。また、第二平面25bも第一平面25aと同様の形状を有する。ここで、第二平面25bには、第一平面25aの雄部21a,21b及び雌部22a,22bと同様の形状の一対の雄部21c,21d及び一対の雌部22c,22dが形成される。すなわち、雄部21c,21d及び雌部22c,22dも同一の円周上に配列されるように設けられている。なお、第一平面25aの雄部21a,21b及び雌部22a,22bと第二平面25bの雄部21c,21d及び雌部22c,22dとの位置は、互いに90°位相が異なっている。
図4を参照して、中パイプ型ブロック20を、同様の構造を有する第二の玩具ブロックである他の中パイプ型ブロック20’と着脱可能に結合させる際の結合の方法について説明する。なお、中パイプ型ブロック20と結合させる他の中パイプ型ブロック20’は、中パイプ型ブロック20と同様に、雄部21e,21f及び雌部22e,22fが形成された平面25cを備えている。従って、中パイプ型ブロック20を他の中パイプ型ブロック20’と結合させる際、中パイプ型ブロック20の第二平面25bの雄部21c,21dは各々、別の中パイプ型ブロック20’の平面25cの雌部22e,22fに係合される。ここで、小パイプ型ブロック10と同様に、中パイプ型ブロック20の雄部21c,21dは、他の中パイプ型ブロック20’の雌部22e,22fに対して、一定の引っ張り力を加えない限り抜け難いように嵌合される。また、中パイプ型ブロック20の雄部21c,21dは、他の中パイプ型ブロック20’の雌部22e,22fに嵌合された状態のまま雌部22e,22fの延長方向に沿って円弧状に移動することができる。一方、同様に、他の中パイプ型ブロック20’の平面25cの雄部21e,21fも各々、中パイプ型ブロック20の第二平面25bの雌部22c,22dに嵌合する。他の中パイプ型ブロック20’の雄部21e,21fも中パイプ型ブロック20の雌部22c,22dに対し、一定の引っ張り力を加えない限りは抜け難く、かつ、雌部22c,22dに沿って円周方向に円弧状に移動することができる。従って、中パイプ型ブロック20と他の中パイプ型ブロック20’とは、結合された後、連結した状態を保持しながら互いに回転させることができる。すなわち、中パイプ型ブロック20は他の中パイプ型ブロック20’の平面25cに対して連結位置を適宜変更することができる。
さらに次に、図6及び図7A〜7Jに基づいて、組立玩具の玩具ブロックとしての大パイプ型ブロック30について説明する。なお、図7Aの正面図は図7Bの背面図と対称である。
第一の玩具ブロックである大パイプ型ブロック30は略円環形状の円環部分36を有する。円環部分36の両端には各々、略円環形状の第一平面35a及び第二平面35bが互いに平行に形成されている。すなわち、第一平面35a及び第二平面35bの外周は円形である。なお、大パイプ型ブロック30の第一平面35a又は第二平面35bの外径の大きさは、中パイプ型ブロック20の第一平面25a又は第二平面25bの外径の大きさよりも大きい。ここで、第一平面35a上では、3個の円柱形状の凸部である雄部31a,31b,31cが互いに120°ずつ離間して設けられるとともに、X方向正側に突出して延びている。また、雄部31a,31b,31cのそれぞれの間には、3個の円弧状の細長帯形状の凹部である雌部32a,32b,33cが形成される。図7G〜7Iに示すように、雌部32a,32b,33cは第一平面25aに対してX方向負側に向かって窪んで形成されている。すなわち、雄部31a,31b,31cと雌部32a,32b,33cとは同一の円周上に配列されるように設けられる。また、第二平面35bも第一平面35aと同様の形状を有する。ここで、第二平面35bには、第一平面35aの雄部31a,31b,31c及び雌部32a,32b,32cと同様の形状の3個の雄部31d,31e,31f及び3個の雌部32d,32e,32fが形成される。すなわち、雄部31d,31e,31f及び雌部32d,32e,32fも同一の円周上に配列されるように設けられている。なお、第一平面35aの雄部31a,31b,31c及び雌部32a,32b,32cと第二平面35bの雄部31d,31e,31f及び雌部32d,32e,32fとの位置は、互いに180°位相が異なっている。
図6を参照して、大パイプ型ブロック30を、同様の構造を有する第二の玩具ブロックである他の大パイプ型ブロック30’と着脱可能に結合させる際の結合の方法について説明する。なお、大パイプ型ブロック30と結合させる他の大パイプ型ブロック30’は、大パイプ型ブロック30と同様に、雄部31g,31h,31i及び雌部32g,32h,32iが形成された平面35cを備えている。従って、大パイプ型ブロック30を他の大パイプ型ブロック30’と結合させる際、大パイプ型ブロック30の第二平面35bの雄部31d,31e,31fは各々、他の大パイプ型ブロック30’の平面35cの雌部32g,32h,32iに係合される。ここで、小パイプ型ブロック10又は中パイプ型ブロック20と同様に、大パイプ型ブロック30の雄部31d,31e,31fは、他の大パイプ型ブロック30’の雌部32g,32h,32iに対して、一定の引っ張り力を加えない限り抜け難いように嵌合される。また、大パイプ型ブロック30の雄部31d,31e,31fは、他の大パイプ型ブロック30’の雌部32g,32h,32iに嵌合された状態のまま雌部32g,32h,32iに沿って円周方向に円弧状に移動することができる。一方、同様に、他の大パイプ型ブロック30’の平面35cの雄部31g,31h,31iも各々、大パイプ型ブロック30の第二平面35bの雌部32d,32e,32fに嵌合する。他の大パイプ型ブロック30’の雄部31g,31h,31iも大パイプ型ブロック30の雌部32d,32e,32fに対し抜け難く、かつ、雌部32d,32e,32fに沿って円周方向に円弧状に移動することができる。従って、大パイプ型ブロック30と他の大パイプ型ブロック30’とは、結合された後、連結した状態を保持しながら互いに回転させることができる。すなわち、大パイプ型ブロック30は他の大パイプ型ブロック30’の平面35cに対して連結位置を適宜変更することができる。
また、小パイプ型ブロック10、中パイプ型ブロック20及び大パイプ型ブロック30の結合の方法は、上述したような、同じ種類の玩具ブロックを1個ずつ連結させていく方法に限定されない。
すなわち、図8に示すように、3個の小パイプ型ブロック10の中心位置をずらした上で互いに雄部及び雌部を係合させ、1個の小パイプ型ブロック10の一方の平面に他の2個の小パイプ型ブロック10を結合させることができる。また、図9のように、大パイプ型ブロック30の一方の平面に小パイプ型ブロック10を結合させることもできる。
なお、図8及び図9に示す結合の方法に限られず、小パイプ型ブロック10と中パイプ型ブロック20とが連結されてもよく、また、中パイプ型ブロック20と大パイプ型ブロック30とが連結されてもよい。
次に、図10(a)〜(c)を参照して、玩具ブロックとしての中レジューサ型ブロック40について説明する。
中レジューサ型ブロック40は一端に外周が円形の小径平面45aを有し、他端に小径平面45aよりも外径が大きく、かつ円形の外周を有する大径平面45bを有する。図10(b)に示すように、小径平面45aは、小パイプ型ブロック10の第一平面15a又は第二平面15bと同様の構造であり、一対の略円柱形状の凸部である雄部41a,41bと一対の円弧状の帯形状の凹部である雌部42a,42bとを有する。なお、雄部41a,41bは小径平面45aに対して垂直に突出して延び、雌部42a,42bは小径平面45aに対して雄部41a,41bの突出方向とは反対の方向に垂直に窪んで形成される。また、図10(c)に示すように、大径平面45bは、中パイプ型ブロック20の第一平面25a又は第二平面25bと同様の構造の略円環形状をなしており、一対の円柱形状の凸部である雄部41c,41dと一対の円弧状の細長帯形状の凹部である雌部42c,42dとを有する。ここでも、雄部41c,41dは大径平面45bに対して垂直に突出して延び、雌部42c,42dは大径平面45bに対して雄部41c,41dの突出方向とは反対の方向に垂直に窪んで形成されている。また、図10(a)に示すように、中レジューサ型ブロック40の側面46は小径平面45aから大径平面45bに向かって広がる、滑らかな略ドーム形状をなしている。従って、中レジューサ型ブロック40の小径平面45aには小パイプ型ブロック10が連結され、大径平面45bには中パイプ型ブロック20が連結されることができる。すなわち、径の大きさが違う小パイプ型ブロック10と中パイプ型ブロック20とが中レジューサ型ブロック40を介して滑らかに接続される。
次に、図11(a)〜(c)を参照して、玩具ブロックとしての中キャップ型ブロック50について説明する。
中キャップ型ブロック50は、一端に円環形状の円環平面55aを有し、他端に円形の平面55bを有する。円環平面55aは中パイプ型ブロック20の第一平面25a又は第二平面25bと同様の構造であり、一対の円柱形状の凸部である雄部51a,51bと一対の円弧状の帯形状の凹部である雌部52a,52bとを有する。なお、雄部51a,51bは円環平面55aに対して垂直に突出して延び、雌部52a,52bは円環平面55aに対して雄部51a,51bの突出方向とは反対の方向に垂直に窪んで形成される。また、中キャップ型ブロック50の中央部分には、2個の孔58が形成されている。
次に、図12(i)及び(ii)を参照して、玩具ブロックとしての小エルボ型(90度)ブロック60a及び小エルボ型(45度)ブロック60bについて説明する。
図12(i)の小エルボ型(90度)ブロック60aは90度湾曲したチューブ形状をなしており、両端には、小パイプ型ブロック10の第一平面15a又は第二平面15bと同様の構造の雄部及び雌部を有する平面65a,65bが形成されている。すなわち、平面65a,65bは互いに90度をなす異なる方向に配置されている。また、図12(ii)に示す小エルボ型(45度)ブロック60bは小エルボ型(90度)ブロック60aよりも長さが短く、45度湾曲したチューブ形状をなしている。小エルボ型(45度)ブロック60bの両端には、小パイプ型ブロック10の第一平面15a又は第二平面15bと同様の構造の雄部及び雌部を有する平面65c,65dが形成されている。すなわち、平面65cと平面65dとは互いに45度をなす異なる方向に延びるように配置されている。
さらに次に、図13(i)〜(iii)を参照して、その他の形状を有する玩具ブロックについて説明する。
まず、図13(i)に示す玩具ブロックは、小チーズ型ブロック70であり、円筒部70aと別の円筒部70bとが直角に組み合わさり、円筒部70bの一部分が円筒部70aの中央に埋め込まれた形状をなしている。円筒部70aの両端には互いに平行に配置される第一平面75a及び第二平面75bが形成される。また、円筒部70bの端部には第三平面75cが形成されている。すなわち、第一平面75a又は第二平面75bと第三平面75cとは互いに90度をなす異なる方向に配置されている。なお、第一平面75a,第二平面75b及び第三平面75cは、小パイプ型ブロック10の第一平面15a又は第二平面15bと同様の構造の雄部及び雌部を有している。
また、図13(ii)に示す玩具ブロックは、小クロス型(180度)ブロック80であり、円筒部80aと別の円筒部80bとがそれぞれの中央部分で互いに直角に組み合わさりクロス形状をなしている。円筒部80aの両端には互いに平行に配置される平面85a,85bが、円筒部80bの両端には平面85c,85dがそれぞれ形成される。すなわち、円筒部80aの平面85a,85bと円筒部80bの平面85c,85dとは互いに90度をなす異なる方向に配置されている。ここで、小クロス型(180度)ブロック80の平面85a,85b,85c,85dは、小パイプ型ブロック10の第一平面15a又は第二平面15bと同様の構造の雄部及び雌部を有している。
また、図13(iii)に示す玩具ブロックは、中クロス型(90度)ブロック90であり、中パイプ型ブロック20と同様の構造をした円環部90aの外周面に、互いに90度離間して2個の円筒部90b,90cが設けられている。円環部90aの両端には、中パイプ型ブロック20の第一平面25a又は25bと同様の構造の雄部及び雌部を有する平面95a,95bが形成される。また、円筒部90b,90cのそれぞれの端部にも小パイプ型ブロック10の第一平面15a又は15bと同様の構造の雄部及び雌部を有する平面95c,95dが形成される。すなわち、平面95aと平面95bと平面95c,95dとは各々互いに90度をなす異なる方向に配置されている。
次に、図11に示す中キャップ型ブロック50のように一面にのみ雄部及び雌部が形成されるキャップ型のブロックの変形例として、大キャップ型(亜種)ブロック100について、図14を参照して説明する。
大キャップ型(亜種)ブロック100は、略皿形状の玩具ブロックであり、一方の面に円環形状の円環平面105aと、円環平面105aで囲まれた底部平面105bを有する。そして底部平面105bの反対面は蓋面107となる。円環平面105aは、大パイプ型ブロック30の第一平面35a又は第二平面35bと同様の形状をなし、同様の構造の3個の雄部101a,101b,101c及び雌部102a,102b,102cを有している。すなわち、雄部101a,101b,101cは円環平面105aに対して垂直に突出して延び、雌部102a,102b,102cは円環平面105aに対して雄部101a,101b,101cの突出方向とは反対の方向に垂直に窪んで形成される。また、雄部101a,101b,101cと雌部102a,102b,102cとは同一の円周上に設けられている。
また、底部平面105bには、一対の雄部106aと一対の雌部106bと取付孔106cとが1つの単位となった取付部106が7個形成されている。この取付部106の一対の雄部106a及び一対の雌部106bは、各々、小パイプ型ブロック10の第一平面15a又は第二平面15bが有する雄部11a〜11d及び雌部12a〜12dと同様の形状のものである。すなわち、一対の雄部106aは底部平面105bに対して垂直に突出して延び、一対の雌部106bは底部平面105bに対して雄部106aの延長方向とは反対の方向に垂直に窪んで形成される。また、各々の取付部106の一対の雄部106a及び一対の雌部106bは同一の円周上に設けられる。
次に、図15(i)〜(iii)を参照して、各種の玩具ブロックの組み立て方の例を説明する。
図15(i)では、上から順に中パイプ型ブロック20と、中レジューサ型ブロック40と、2個の小パイプ型ブロック10と、小エルボ型(90度)ブロック60aと、小エルボ型(45度)ブロック60bとが結合されている。なお、2個の小パイプ型ブロック10は互いに中心位置をすらして結合されている。
図15(ii)は、小チーズ型ブロック70の3個の平面75a,75b,75cのそれぞれに小パイプ型ブロック10が結合される例である。
図15(iii)は、中クロス型(90度)ブロック90の円環部90aに中パイプ型ブロック20を結合させ、円筒部90bに小チーズ型ブロック70を結合させる例である。
また、各種の玩具ブロックを組み合わせて、図16に示すようなクマの人形200を造ることもできる。
人形200は、顔部201と、顔部201と接続する胴体202と、胴体202に取り付けられる4本の脚203を備える。また、顔部201には一対の耳201aが取り付けられる。図16(b)に示すように、人形200の耳201aは顔部201に対して動かすことができる。また、図16(c)に示すように、人形200の顔部201や脚203は角度や向きを変えることができる。
クマの人形200の顔部201の構造について、図17(a)〜(c)を用いて説明する。
図17(a)及び(b)に示すように、顔部201は、耳201aと、耳201aを挟んで前側に取り付けられる略円柱形状の顔前部201bと、耳201aを挟んで後ろ側に取り付けられる略円柱形状の顔後部201dとを備える。また、さらにこれに加えて、顔部201は、顔前部201bの下半分に取り付けられる鼻201cと、顔前部201bと顔後部201dとの間に設けられるスペーサ201eとを備える。
顔部201の各部分の詳細な構造について、図17(c)を参照して説明する。
まず、耳201aは2個の中キャップ型ブロック50を連結させたものである。また、顔前部201b及び顔後部201dは、それぞれ大パイプ型ブロック30に、中キャップ型ブロック50よりも径が大きい大キャップ型ブロック50bを連結させたものである。また、顔前部201bの大キャップ型ブロック50bの連結孔には、クマの眼を表現するピン2が差し込まれる。また、鼻201cは、中パイプ型ブロック20と中キャップ型ブロック50と、中キャップ型ブロック50よりも径が小さい小キャップ型ブロック50aとを組み合わせたものである。また、スペーサ50aはそれぞれ2個の小キャップ型ブロック50aを組み合わせたものである。顔前部201bと顔後部201dとの間の耳201a及びスペーサ201eは、それぞれピン3によって前後の大パイプ型ブロック30に取り付けられる。
さらに、図18(i)に示すように、小パイプ型ブロック10を複数個連結させてシャープペンシルの構造体を造ることもできる。また、図18(ii)に示すように、大パイプ型ブロック30を積み重ねて、小物入れなどの雑貨を造ることもできる。
さらに、図19に示すように、板状のブロック4に形成された互いに直交するレール状の溝4a又は4bに小パイプ型ブロック10の雄部を嵌合して、小パイプ型ブロック10を自在に直線移動させるような動的な構造物をつくることもできる。また、図20に示すように、皿形状のブロック5の円環形状の縁部5dに形成されたレール形状の3対の溝5a,5b,5cに小パイプ型ブロック10の雄部を嵌合させ、小パイプ型ブロック10を円弧状に移動させることもできる。
以上より、この実施の形態に係る組立玩具では、玩具ブロックの平面に形成される雄部及び雌部が同一の円周上に設けられているため、雄部及び雌部が直線状に配列される場合に比べて、玩具ブロックの連結面としての平面同士を様々な角度で連結させることができる。そのため、玩具ブロックの組み合わせによる造形の自由度が高くなる。
また、特許文献1に示す従来の組立玩具の玩具ブロックでは、玩具ブロックの凹凸部に別の玩具ブロックの凹凸部を連結させて一定の形状を造りあげた後は、各々の玩具ブロックを回転させたり、玩具ブロック同士の位置をずらしたりすることできなかった。しかしながら、この実施の形態に係る組立玩具では、玩具ブロック同士が連結した状態を保持しながら、一方の玩具ブロックが他方の玩具ブロックに対して回転することができる。そのため、複数の玩具ブロックを一定の形状に組み立てた後でも細部の形状を適宜変更することができ、造形の自由度がより高くなる。
なお、玩具ブロックは回転移動だけでなく、図19及び図20に示すように、他の部材のレール状の溝に沿って直線移動や円弧状の移動をしたりすることもできるため、部分的に動かせることを前提とした動的な構造物を造形することができる。
また、この実施の形態に係る組立玩具では、玩具ブロックの各々は1つの平面に雄部と雌部とを備えるため、使用者は玩具ブロックの方向性を気にすることなく、どの平面からでも他の玩具ブロックを連結させていくことができる。そのため、玩具ブロック同士を連結させるための連結部材が不要になり、組立玩具全体としての部品点数を減らすことができる。
また、図1〜14に示すように、各種の玩具ブロックの雄部は円柱形状の凸部であり、雌部は帯状に形成される凹部であり、雄部が雌部に対して雌部の幅方向に嵌合可能であるため、玩具ブロック同士は一定の引っ張り力を加えない限り互いに外し難くなっている。
さらに、雌部が円弧状の凹部であることにより、玩具ブロック同士の雄部と雌部とを互いに嵌め合わせてスムーズに回転移動させることができ、使用者が玩具ブロック同士を組み立てた後に形を整えるためにひねるという動作が可能になる。
さらに、図1〜14に示すように、各種の玩具ブロックが有する平面の外周は円形であるため、図16及び図17に示すクマの人形200や図18に示すシャープペンシル又は小物入れのように、全体として丸いフォルムの造形が可能となる。
また、図10に示す中レジューサ型ブロック40や図13(iii)に示す中クロス型(90度)ブロックが外径の各々異なる円形の平面を2つ以上有することにより、径の異なる玩具ブロック同士を互いに接続させることができる。また、中レジューサ型ブロック40の側面46は滑らかな曲面であるため、中レジューサ型ブロック40を介して径の異なる玩具ブロック同士を滑らかに接続することができる。
また、各種の玩具ブロックは互いに平行に配置される一対の平面を有しているため、直線状に複数の玩具ブロックを連結させていくことができる。
さらに、図12に示す小エルボ型(90度)ブロック60a又は小エルボ型(45度)60bや、図13(i)に示す小チーズ型ブロック70や、図13(ii)に示す小クロス型(180度)ブロック80又は図13(iii)に示す中クロス型(90度)ブロック90は、異なる方向に配置される2個以上の平面を有する。これにより、様々な方向に玩具ブロックを連結させることができ、より立体的な造形が可能となる。
なお、この実施の形態において玩具ブロックの雄部は円柱形状の凸部であるが、角柱形状やその他の柱形状であってもよい。さらに、玩具ブロックに形成される平面は円形に限定されず、楕円形であってもよい。
また、図1〜14に示す各種の玩具ブロックを図15に示すように組み立てた際、各々の玩具ブロックに形成される貫通孔や開口に光ファイバを設けても良い。これにより、光ファイバを発光させて、複数の玩具ブロックによって造形された構造物を光らせることができる。
さらにまた、この発明に係る組立玩具の玩具ブロックに形成される雌部の形状は、細長帯形状の溝に限定されず、図21又は図22に示すように断面が円形の凹部であってもよい。
ここで、図21に示す玩具ブロック230について説明すると、略円筒形状の玩具ブロック230の両端には各々、略円環形状の第一平面235a及び第二平面235bが互いに平行に形成されている。すなわち、第一平面235a及び第二平面235bの外周は円形である。また、第一平面235a上では、5個の円柱形状の凸部である雄部231が、第一平面235aの形状に沿って各々等間隔に離間して設けられるとともに、X方向正側に突出して延びている。また、雄部231のそれぞれの間には、断面が円形の凹部である雌部232が3個ずつ、X方向負側に向かって窪んで形成される。すなわち、第一平面235a上では、1個の雄部231と3個の雌部232との配列が第一平面235aの周方向に沿って5回繰り返されて配置されている。従って、第一平面235aには合計15個の凹部が設けられている。そして、5個の雄部231と15個の雌部232とは同一の円周上に配列されるように設けられる。また、第二平面235bも第一平面235aと同様の形状であり、5個の雄部231と15個の雌部232を有している。
そして、第一の玩具ブロックである玩具ブロック230は、同様の構造を有する第二の玩具ブロックである他の玩具ブロック230’と結合することができる。2つの玩具ブロック230,230’が結合される際は、第一の玩具ブロック230の第二平面235bの雄部231は第二の玩具ブロック230’の平面235cの雌部232に着脱可能に嵌合される。さらに、第二の玩具ブロック230’の平面235cの雄部231は第一の玩具ブロック230の第二平面235bの雌部232に着脱可能に嵌合される。ここで、2個の玩具ブロック230,230’の雄部231と雌部232とが互いに嵌合し合う向きであれば、第一の玩具ブロック230は第二の玩具ブロック230’に対してどのような角度で結合されてもよい。
また、図22に示す玩具ブロック330について説明すると、略円筒形状の玩具ブロック330の両端には各々、略円環形状の第一平面335a及び第二平面335bが互いに平行に形成されている。すなわち、第一平面335a及び第二平面335bの外周は円形である。また、第一平面335a上では、10個の円柱形状の凸部である雄部331と、円形の断面を有する凹部である10個の雌部332とが、第一平面335aの形状に沿って交互に並んで配置されている。ここで、雄部331はX方向正側に突出して延び、雌部332はX方向負側に向かって窪んで形成される。従って、10個の雄部331と10個の雌部332とは同一の円周上に配列されるように設けられている。また、第二平面335bも第一平面335aと同様の形状であり、10個の雄部331と10個の雌部332を有している。
そして、第一の玩具ブロックである玩具ブロック330は、同様の構造を有する第二の玩具ブロックである玩具ブロック330’と結合することができる。2つの玩具ブロック330,330’が結合される際は、第一の玩具ブロック330の第二平面335bの雄部331は第二の玩具ブロック330’の平面335cの雌部332に着脱可能に嵌合される。さらに、第二の玩具ブロック330’の平面335cの雄部331は第一の玩具ブロック330の第二平面335bの雌部332に着脱可能に嵌合される。ここで、2個の玩具ブロック330,330’の各々の雄部331と雌部332とが互いに嵌合し合う向きであれば、第一の玩具ブロック330は第二の玩具ブロック330’の平面335cに対してどのような角度で結合されてもよい。
以上より、図21に示す玩具ブロック230及び図22に示す玩具ブロック330では、雄部及び雌部が同一の円周上に設けられているため、玩具ブロックの平面同士を様々な角度で連結させることができる。また、玩具ブロック同士は着脱可能に連結されるため、一度結合された玩具ブロック同士を取り外し、角度を変えて再度結合し直して、連結位置を変更させることもできる。
また、図21に示す玩具ブロック230では、第一平面235a又は第二平面235b上において1個の雄部231と、雄部231より多い3個の雌部232との配列が5回繰り返されて配置されている。このため、第一の玩具ブロック330を第二の玩具ブロック330’に対して小刻みに角度を変えながら、より多様な角度で連結させることができる。
なお、玩具ブロック230の第一平面235a又は第二平面235bに設けられる雄部231と雌部232との配列は、1つの雄部と雄部よりも多い複数の雌部とを組み合わせた配列に限定されない。すなわち、玩具ブロック230の第一平面235a又は第二平面235bには、2個以上の複数の雄部と、雄部よりも多い複数の雌部とによって構成される配列が繰り返されて設けられていてもよい。
また、図22に示す玩具ブロック330でも、雄部331と雌部332とが同一の円周上において交互に配置されるため、玩具ブロック230と同様に、玩具ブロック330同士を小刻みに角度を調整しながら多様な角度で連結させることができる。
また、この発明に係る組立玩具の玩具ブロックに形成される雌部の形状は、図23に示すように、複数の同径の円が重なり合って円周上に連続する帯形状を有する凹部であってもよい。
具体的には、図23(b)に示すように、略円筒形状の玩具ブロック430の両端には各々、図23(a)に示すような略円環形状の第一平面435a及び第二平面435bが互いに平行に形成されている。すなわち、第一平面435a及び第二平面435bの外周は円形である。また、第一平面435a上では、3個の円柱形状の凸部である雄部431が、第一平面435aの形状に沿って各々120°ずつ離間して設けられるとともに、X方向正側に突出して延びている。また、3個の雄部431のそれぞれの間には、帯形状の凹部である雌部432が形成されている。各々の雌部432は、12個の同径の円432aが重なり合って円周上に連続する帯形状をなす凹部であり、X方向負側に向かって窪んで形成されている。そして、各々の円432aは、雄部431が着脱可能に嵌合し得るように形成されている。また、第二平面435bも第一平面435aと同様の形状であり、3個の雄部431と3個の雌部432を有している。
そして、第一の玩具ブロックである玩具ブロック430は、同様の構造を有する第二の玩具ブロックである他の玩具ブロック430’と結合することができる。2つの玩具ブロック430,430’が結合される際は、第一の玩具ブロック430の第二平面435bの雄部431は第二の玩具ブロック430’の平面435cの雌部432に着脱可能に嵌合される。さらに、第二の玩具ブロック430’の平面435cの雄部431は第一の玩具ブロック430の第二平面435bの雌部432に着脱可能に嵌合される。ここで、雌部432は12個の円432aが連続した形状なので、各々の円432aに対応する位置に雄部431は嵌合され、位置を固定される。一方、第二の玩具ブロック430’に結合された状態の第一の玩具ブロック430を第二の玩具ブロック430’に対して回転させるように力を加えた場合、各々の雄部431は各々の雌部432に嵌合された状態で雌部432の延長方向に沿って移動することができる。すなわち、雌部432の円432aに対応する位置に嵌合された雄部431は、雌部432の延長方向に所定以上の力を加えられることで隣接する別の円432aに対応する位置に移動することができる。
従って、図23に示す玩具ブロック430では、雄部431及び雌部432が同一の円周上に設けられているため、第一の玩具ブロック430の第二平面435bを第二の玩具ブロック430’の平面435cに対して様々な角度で連結させることができる。
また、玩具ブロック430の雄部431は雌部432に嵌合された状態で雌部432の延長方向に移動することができる。そのため、第一の玩具ブロック430は、第二の玩具ブロック430’に連結した状態を保持しながら第二の玩具ブロック430’に対して回転することができ、連結位置を変更することができる。
さらに、玩具ブロック430に一定以上の力が加えられない限り、雄部431は雌部432の円432aに対応する位置に固定されるため、第一の玩具ブロック430と第二の玩具ブロック430’とは互いに安定した状態で結合することができる。
11a〜11f,21a〜21f,31a〜31i,41a〜41d,51a,51b,101a〜101c,106a,231,331,431 雄部、
12a〜12f,22a〜22f,32a〜32i,42a〜42d,52a,52b,102a〜102c,106b,232,332,432 雌部、
15a,25a,35a,75a,235a,335a,435a 第一平面(平面)、10 小パイプ型ブロック(第一の玩具ブロック)、10’ 小パイプ型ブロック(第二の玩具ブロック)、
15b,25b,35b,75b,235b,335b,435b 第二平面(平面)、15c,25c,35c,235c,335c,435c 平面、20 中パイプ型ブロック(第一の玩具ブロック)、20’ 中パイプ型ブロック(第二の玩具ブロック)、30 大パイプ型ブロック(第一の玩具ブロック)、30’ 大パイプ型ブロック(第二の玩具ブロック)、40 中レジューサ型ブロック(玩具ブロック)、45a 小径平面(平面)、45b 大径平面(平面)、50 中キャップ型ブロック(玩具ブロック)、50a 小キャップ型ブロック(玩具ブロック)、50b 大キャップ型ブロック(玩具ブロック)、55a 円環平面(平面)、60a 小エルボ型(90度)ブロック(玩具ブロック)、60b 小エルボ型(45度)ブロック(玩具ブロック)、
65a〜65d,85a〜85d,95a〜95d 平面、70 小チーズ型ブロック(玩具ブロック)、75c 第三平面(平面)、80 小クロス型(180度)ブロック(玩具ブロック)、90 中クロス型(90度)ブロック(玩具ブロック)、100 大キャップ型(亜種)ブロック(玩具ブロック)、105a 円環平面(平面)、105b 底部平面(平面)、
230,330,430 第一の玩具ブロック、230’,330’,430’ 第二の玩具ブロック。

Claims (5)

  1. 互いに連結され得る第一の玩具ブロック及び第二の玩具ブロックを有する組立玩具であって、
    前記玩具ブロックの各々は、少なくとも1つの円形状の平面を有し、
    前記第一の玩具ブロック及び前記第二の玩具ブロックのうち少なくとも一方は、少なくとも3つの円形状の前記平面を備えるとともに、
    前記平面の各々は、
    前記平面から垂直に突出して延びる少なくとも2つの柱形状の凸部と、
    前記平面から前記凸部の突出方向と反対の方向に垂直に窪んで形成される円弧状の帯状の、少なくとも2つの凹部とを備え、
    前記凸部及び前記凹部は前記平面上において同一の円周上に設けられるとともに、互いに交互に配置され、
    前記凸部は前記凹部に対して前記凹部の幅方向において着脱可能に嵌合可能であり、
    前記第一の玩具ブロックと前記第二の玩具ブロックとが互いに連結した状態を保持しながら、前記第一の玩具ブロック及び前記第二の玩具ブロックの各々の前記凸部が各々の前記凹部に沿って円弧状に移動することにより、前記第一の玩具ブロックは前記第二の玩具ブロックに対して回転する組立玩具。
  2. 前記平面の各々に設けられる前記凸部及び前記凹部の数は各々同一である請求項1に記載の組立玩具。
  3. 前記第一の玩具ブロック及び前記第二の玩具ブロックのうち少なくとも一方は、外周が同一の径を有する3つの前記平面を有し、
    前記3つの平面は、
    互いに平行に配置される第一の平面及び第二の平面と、
    前記第一の平面及び前記第二の平面とは異なる方向に配置される第三の平面とからなる請求項1又は2に記載の組立玩具。
  4. 前記第一の玩具ブロック及び前記第二の玩具ブロックのうち少なくとも一方は、外周が同一の径を有する4つの前記平面を有し、
    前記4つの平面は、
    互いに平行に配置される第一の平面及び第二の平面と、
    前記第一の平面及び前記第二の平面とは異なる方向に配置されるとともに、互いに平行に配置される第三の平面及び第四の平面とからなる請求項1又は2に記載の組立玩具。
  5. 前記第一の玩具ブロック及び前記第二の玩具ブロックのうち少なくとも一方は、4つの前記平面を有し、
    前記4つの平面は、
    互いに平行に配置されるとともに、外周が同一の径を有する第一の平面及び第二の平面と、
    前記第一の平面及び前記第二の平面とは90度をなす異なる方向に配置される第三の平面と、
    前記第一の平面、前記第二の平面及び前記第三の平面のいずれに対しても90度をなす異なる方向に配置される第四の平面とからなる請求項1又は2に記載の組立玩具。
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