JP2017216215A - 差込接続器用タグ - Google Patents

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Abstract

【課題】差込接続器を構成する差込プラグとプラグ受との間隙への塵埃の侵入を抑止しつつ、差込プラグ及びコードが何れの機器に接続しているか等の情報を簡便に表示できるようにする。【解決手段】差込接続器の差込プラグの刃の周辺部位とプラグ受の刃受穴の周辺部位とで挟まれて両者の間隙を埋めるための密接部と、前記密接部に形成され差込プラグが備える複数の刃を通過させるための第一のスリットと、前記密接部に前記第一のスリットとは異なる向きに形成され差込プラグが備える複数の刃を通過させるための第二のスリットと、前記密接部に連なりプラグ受に接続された差込プラグの外郭よりも外側に突き出す表示部とを具備する差込接続器用タグを構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、差込接続器を構成する差込プラグとプラグ受との間隙への塵埃の侵入を抑止しつつ、差込プラグ及びコードが何れの機器と接続しているか等の情報を表示することが可能なタグに関する。
家庭やオフィス等において、電灯線から複数の電気機器に給電する目的で、二口以上の刃受穴を有するマルチタップを使用することが少なくない。幾つもの機器をマルチタップに接続すると、各刃受穴に挿入している差込プラグがどの機器のものであるのかを把握しづらくなる。そこで、マルチタップの各刃受穴の近傍に機器を表示するラベルを取り付けたり(例えば、下記特許文献1を参照)、差込プラグに連なるコードに機器を表示する札を取り付けたりする(例えば、下記特許文献2を参照)ことが行われる。
ところで、差込プラグをプラグ受の刃受穴に長期間差し込んだままにしておくと、差込プラグとプラグ受との間に埃が溜まり、その埃が原因となって発火が起こることがある。詳述すると、差込プラグの対をなす刃の間に挟まった塵埃が空気中の水分を吸収し、両刃間で微小な放電が繰り返されることで、差込プラグの両刃間にある樹脂部分の表面が炭化して電流の通り道となるトラックが形成される。これはトラッキング現象と呼ばれる。トラックを流れる漏電電流は小さく、漏電ブレーカは通常作動しないが、トラックは発熱して非常に高温となり、最悪の場合発火に至る。
トラッキング現象の発生を防ぐためには、定期的に差込プラグをプラグ受から引き抜いて清掃を行うことが望ましい。だが、やはり手間であることは否めない。
特開2004−221035号公報 特開2011−238576号公報
本発明は、差込プラグとプラグ受との間隙への塵埃の侵入を抑止しつつ、差込プラグ及びコードが何れの機器に接続しているか等の情報を簡便に表示できるようにすることを所期の目的としている。
本発明では、差込接続器の差込プラグの刃の周辺部位とプラグ受の刃受穴の周辺部位とで挟まれて両者の間隙を埋めるための密接部と、前記密接部に形成され差込プラグが備える複数の刃を通過させるための第一のスリットと、前記密接部に前記第一のスリットとは異なる向きに形成され差込プラグが備える複数の刃を通過させるための第二のスリットと、前記密接部に連なりプラグ受に接続された差込プラグの外郭よりも外側に突き出す表示部とを具備する差込接続器用タグを構成した。
前記第二のスリットは、前記第一のスリットに対して、差込プラグの刃の突出方向と平行な軸回りに90°回転させた向きに形成されることが好ましい。
前記第一のスリット及び前記第二のスリットがそれぞれ、差込プラグの対をなす刃を受け入れる一対のスリット要素を有しており、各スリット要素が、プラグ受の対をなす刃受穴における互いに向かい合う内側縁よりも外方に張り出す平面視略コ字形の切り込みであるならば、差込プラグの刃がプラグ受の刃受穴に挿入されたときに、当該差込接続器用タグにおける、平面視略コ字形をなすスリット要素の切り込みにより三方を包囲された領域が、刃受穴の内に押し込まれて刃受穴の内側縁に沿うように付着するものとなる。
絶縁性、耐熱性、防塵性及び軟質性の観点から、差込接続器用タグの素材にはポリ塩化ビニルを用いることが好ましい。
前記表示部の少なくとも一部を切り離し可能とするためのミシン目が形成されているならば、表示部の一部をミシン目に沿って切り離し、切り離した切片を例えばコードに巻き付けて、そのコードが何れの機器に接続しているのか等を指し示すことが可能となる。あるいは、ミシン目を、単に表示部の大きさを調整するために利用することもできる。
複数枚の差込接続器用タグが非使用状態で剥離可能に重ね合わされているならば、ちょうど付箋紙のような形態でこれを流通させることができる。そして、ユーザは、必要な枚数だけ当該タグを束から引き剥がして使用することができる。
本発明によれば、差込接続器を構成する差込プラグとプラグ受との間隙への塵埃の侵入を抑止しつつ、差込プラグ及びコードが何れの機器に接続しているか等の情報を簡便に表示することができる。
本発明の一実施形態の差込接続器用タグを示す平面図。 同実施形態の差込接続器用タグの使用方法を説明する斜視図。 同実施形態の差込接続器用タグの使用方法を説明する断面図。 同実施形態の差込接続器用タグの使用方法を説明する平面図。 同実施形態の差込接続器用タグの使用状態を示す斜視図。 同実施形態の差込接続器用タグの使用状態を示す斜視図。 使用前の差込接続器用タグを複数枚重ね合わせた状態を示す斜視図。 本発明の変形例の一を示す平面図。 本発明の変形例の一を示す平面図。 本発明の変形例の一を示す平面図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態の差込接続器用タグ1は、主として、差込接続器を構成する差込プラグ2とプラグ受3との間隙への塵埃の侵入を抑止しトラッキング現象の発生の予防を図るために用いられる。ここで、プラグ受3には、一口以上の刃受32及び刃受穴31を有し造営材や機器等に固定されるコンセント(図2に示す)や、二口以上の刃受32及び刃受穴31を有し造営材や機器等に固定せずに使用できるマルチタップ(図4及び図5に示す)が含まれる。
図1に示すように、本差込接続器用タグ1は、差込接続器とプラグ受3との間隙を埋めるための密接部10と、密接部10に形成された第一のスリット11及び第二のスリット12と、密接部10に連なる表示部13とを備えた、略長方形状の外形をなす薄いシートである。その素材は、ポリ塩化ビニル(PVC)を主体とする。そして、これに難燃剤(防火剤)としてリン酸系可塑剤や三酸化アンチモン等を、耐トラッキング性能向上材料として水酸化アルミニウムその他の充填材を、絶縁性の増強のために絶縁性顔料や炭酸カルシウム等を配合したものを、差込接続器用タグ1の構成材料としている。
密接部10は、差込接続器の差込プラグ2の刃21の周辺部位と、プラグ受3の刃受穴31の周辺部位とで挟まれる部位である。第一のスリット11は、差込プラグ2が備える刃21を通過させるためのものであり、差込プラグ2において電力伝送を担う(電圧が印加されて必要な電流が流れる)一対の刃21、並びにプラグ受3においてそれら刃21を受け入れる一対の刃受穴31に対応して、一対のスリット要素111からなる。即ち、一方のスリット要素111は差込プラグ2の対をなす刃21の一方を受け入れ、他方のスリット要素111は差込プラグ2の刃21の他方を受け入れる。
詳しくは後述するが、本差込接続器用タグ1を使用する際には、図2ないし図4に示すように、各スリット要素111、121の位置をプラグ受3が有するそれぞれの刃受穴31に合わせるようにして、密接部10をプラグ受3に貼付する。なお、図1中、第一のスリット11を刃受穴31に合わせて密接部10をプラグ受3に貼付したときの刃受穴31の位置を一点鎖線で表している。図1に示しているように、各スリット要素111、121は、プラグ受3の対をなす刃受穴31における互いに向かい合う内側縁311よりも外方(対をなす刃受穴31がお互いに離反する方向、一方の刃受穴31が他方の刃受穴31に向かう方向とは反対の方向)に張り出す、平面視略コ字形の切り込みである。スリット要素111、121における、辺と辺が交わる部分にはアールをつけている、つまりスリット要素の角を丸めてある。
第二のスリット12もまた、差込プラグ2が備える刃21を通過させるためのものであり、差込プラグ2の一対の刃21、並びにプラグ受3の一対の刃受穴31に対応して、一対のスリット要素121からなる。一方のスリット要素121は差込プラグ2の対をなす刃21の一方を受け入れ、他方のスリット要素121は差込プラグ2の刃21の他方を受け入れる。
第二のスリット12は、第一のスリット11とは異なる向きに形成されているが、第二のスリット12の各スリット要素121の形状、配置及び寸法は、第一のスリット11の各スリット要素111のそれに等しい。本実施形態では、第二のスリット12が、第一のスリット11から見て、差込プラグ2の刃21の突出方向(刃21の刃受穴31に対する挿抜方向)と平行な軸回りに90°回転させた位置に形成されている。換言すれば、第一のスリット11を構成する一対のスリット要素111同士を結ぶ仮想的な線分と、第二のスリット12を構成する一対のスリット要素121同士を結ぶ仮想的な線分とが、直角に交差している。これにより、第一のスリット11のスリット要素111と、第二のスリット12のスリット要素121とが、ちょうど十字形状の外形を示唆する(十字形状の輪郭の上に所在する)様相を呈することとなる。
本差込接続器用タグ1を使用するにあたっては、差込プラグ2が有する刃21を第一のスリット11または第二のスリット12の何れかに挿通した状態で、密接部10を差込プラグ2における刃21の周辺部位に貼付する。しかる後、この差込接続器用タグ1を貼付した差込プラグ2の刃21を、プラグ受3の刃受穴31の内奥に挿入して刃受32に係合させる。結果、差込接続器用タグ1の密接部10が、差込プラグ2の刃21の周辺部位とプラグ受3の刃受穴31の周辺部位とで挟まれて、差込プラグ2及びプラグ受3の双方に密着し、両者の間隙を埋める。
本差込接続器用タグ1には、これを差込プラグ2及び/またはプラグ受3に粘着させるための粘着剤が塗布されていないが、ポリ塩化ビニル自体が有している付着性及び軟質性を利用して、差込接続器用タグ1を差込プラグ2及びプラグ受3にぴったりと付着させることが可能である。
差込プラグ2における刃21の周辺部位に密着した差込接続器用タグ1の密接部10は、対をなす刃21の根元部分同士を短絡するような埃の付着・堆積を効果的に抑止する。なお、このとき、図3に示すように、差込接続器用タグ1の密接部10における、平面視略コ字形をなすスリット要素111またはスリット要素121の切り込みにより三方を包囲された領域が、プラグ受3の刃受穴31の内に押し込まれて、刃受穴31の内側縁311に沿うように密接する。さらには、当該領域が、刃受穴31の内に入り込み、刃受穴31の内側縁311側の内周面に密接することもあり得る。
プラグ受3に接続していた差込プラグ2をプラグ受3から脱抜する際には、差込プラグ2に貼付した差込接続器用タグ1が差込プラグ2とともにプラグ受3から脱離するので、この差込プラグ2を他のプラグ受3に容易に差し直すことができる。
あるいは、本差込接続器用タグ1を使用するにあたり、これを差込プラグ2側ではなくプラグ受3側に貼付するようにしても構わない。その場合には、第一のスリット11または第二のスリット12の何れかをプラグ受3が有する刃受穴31に合わせるように位置づけた上で、密接部10をプラグ受3に貼付する。しかる後、差込プラグ2の刃21を、プラグ受3の刃受穴31に合わせた第一のスリット11または第二のスリット12に挿通した上、刃受穴31の内奥に挿入して刃受32に係合させる。結果、差込接続器用タグ1の密接部10が、差込プラグ2の刃21の周辺部位とプラグ受3の刃受穴31の周辺部位とで挟まれて、差込プラグ2及びプラグ受3の双方に密着し、両者の間隙を埋める。
このときにもやはり、図3に示しているように、差込接続器用タグ1の密接部10における、平面視略コ字形をなすスリット要素111またはスリット要素121の切り込みにより三方を包囲された領域が、プラグ受3の刃受穴31の内に押し込まれて、刃受穴31の内側縁311に沿うように密接する。さらには、当該領域が、刃受穴31の内に入り込み、刃受穴31の内側縁311側の内周面に密接することもあり得る。
差込接続器用タグ1を差込プラグ2とプラグ受3との間に介在させながら差込プラグ2の刃21をプラグ受3の刃受穴31に挿入すると、図5に示すように、差込接続器用タグ1の表示部13が、プラグ受3に接続された差込プラグ2の外郭よりも外側に突き出す状態となる。この表示部13を利用すれば、プラグ受3に接続されている差込プラグ2及びコードが何れの機器に属するものであるのかといった情報を表示することができる。
表示部13が差込プラグ2の外郭から突出する方向は、第一のスリット11と第二のスリット12とのうち何れを利用するかによって変わる。即ち、第一のスリット11をプラグ受3の刃受穴31に合わせてこれに差込プラグ2の刃21を挿通する場合には、対をなす刃21及び刃受穴31が対向する方向と直交する方向に表示部13が突き出す。翻って、第二のスリット12をプラグ受3の刃受穴31に合わせてこれに差込プラグ2の刃21を挿通する場合には、対をなす刃21及び刃受穴31が対向する方向と平行な方向に表示部13が突き出すこととなる。
表示部13は、当該表示部13に付される色彩、模様、文字、図形、記号または表示部13自体の寸法、形状等により、差込接続器用タグ1が付設された差込プラグ2及びプラグ受3に関わる情報を表示する役割を担う。本実施形態では、一枚一枚の差込接続器用タグ1の表示部13を予め、赤や黄、緑や青といった様々な色に着色している。従って、個々の差込接続器用タグ1の表示部13の色により、各機器の差込プラグ2を見分けることが可能となっている。無論、ユーザの手により、表示部13に文字や記号等を書き込んだり、表示部13の寸法または形状を任意に成形したりこともできる。
また、図1、図2及び図6に示しているように、表示部13には予めミシン目131が形成されており、ミシン目131に沿って表示部13の一部を切り離すことが可能である。切り離した表示部13の切片132は、密接部10に連なる表示部13の残りの部分と同色である。この切り離した切片132は、例えば図6に示すようにコードに巻き付けて、コードと差込プラグ2またはプラグ受3との関係を指し示すために利用できる。あるいは、ミシン目131を、単に表示部13の大きさを調整するために用いることもできる。ミシン目131に沿って切片132を切り離せば表示部13は相対的に小さくなり、切り離さなければ表示部13は相対的に大きくなる。
図7に示すように、本差込接続器用タグ1は、使用される前の段階では、付箋紙のように複数枚が重ね合わされた束の状態で流通する。既に述べた通り、本差込接続器用タグ1には粘着剤は塗布されていないが、ポリ塩化ビニル自体が有している付着性により、複数枚のタグ1を互いに付着させておくことが可能である。ユーザは、必要な枚数だけ差込接続器用タグ1を束から引き剥がして使用することができる。未使用の差込接続器用タグ1は、重ね合わせた束の状態のまま保管できる。
本実施形態では、差込接続器の差込プラグ2の刃21の周辺部位とプラグ受3の刃受穴31の周辺部位とで挟まれて両者の間隙を埋めるための密接部10と、前記密接部10に形成され差込プラグ2が備える複数の刃21を通過させるための第一のスリット11と、前記密接部10に前記第一のスリット11とは異なる向きに形成され差込プラグ2が備える複数の刃21を通過させるための第二のスリット12と、前記密接部10に連なりプラグ受3に接続された差込プラグ2の外郭よりも外側に突き出す表示部13とを具備する差込接続器用タグ1を構成した。
本実施形態によれば、差込接続器用タグ1の密接部10を差込接続器の差込プラグ2の刃21の周辺部位及びプラグ受3の刃受穴31の周辺部位にそれぞれ密着させて、両者の間隙に塵埃が侵入することを適切に抑止できる。さらに、第一のスリット11または第二のスリット12の何れかを刃受穴31の位置に合わせるようにして密接部10をプラグ受3に貼付した後、差込プラグ2の刃21を当該スリット11、12及び刃受穴31に挿入するだけで施工が完了し、差込接続器を構成する差込プラグ2及びプラグ受3の傍らに表示部13を設けることができる。従って、差込プラグ2及びコードが何れの機器に接続しているか等の情報を簡便に表示でき、プラグ受3に接続している差込プラグ2及び機器の判別が容易となる。
第二のスリット12は、第一のスリット11から見て、差込プラグ2の刃21が突出する方向と平行な軸回りに回転させた姿勢で形成されていることから、第一のスリット11と第二のスリット12とのうち何れを使用するかの選択を通じて、差込プラグ2の外郭から表示部13を突き出させる方向を変更することが可能である。
その上で、第二のスリット12が、第一のスリット11に対し、差込プラグ2の刃21の突出方向と平行な軸回りに90°回転させた向きに形成されていることから、本差込接続器用タグ1及び表示部13を縦方向にも横方向にも配置できるようになっている。
前記第一のスリット11及び前記第二のスリット12がそれぞれ、差込プラグ2の対をなす刃21を受け入れる一対のスリット要素111、121を有しており、各スリット要素111、121が、プラグ受3の対をなす刃受穴31における互いに向かい合う内側縁311よりも外方に張り出す平面視略コ字形の切り込みであるため、差込プラグ2の刃21がプラグ受3の刃受穴31に挿入されたときに、当該タグ1における、平面視略コ字形をなすスリット要素111またはスリット要素121の切り込みにより三方を包囲された領域が、刃受穴31の内に押し込まれて刃受穴31の内側縁311に沿うように付着する。このことは、トラッキング現象の発生の防止に貢献する。
本差込接続器用タグ1は、ポリ塩化ビニルを素材としており、プラグ受3及び差込プラグ2の双方への密着を容易とする付着性及び軟質性ひいては防塵性を備えるのみならず、トラッキング現象の発生の防止に寄与する絶縁性及び耐熱性をも備えることができる。
前記表示部13の少なくとも一部を切り離し可能とするためのミシン目131が形成されているため、表示部13の一部をミシン目131に沿って切り離し、切り離した切片132を例えばコードに巻き付けて、そのコードが何れの機器に接続しているのか等を指し示すことが可能である。あるいは、ミシン目131を、単に表示部13の大きさを調整するために利用することもできる。
並びに、複数枚の差込接続器用タグ1が非使用状態で剥離可能に重ね合わされているため、ちょうど付箋紙のような形態でこれを流通させることができる。ユーザは、必要な枚数だけ当該タグ1を束から引き剥がして使用することができる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では、対象となる差込接続器として、接地極なし、定格電流15A、定格電圧125Vの規格のものを想定していた。しかしながら、差込接続器の中には、接地極を有するものも存在している。加えて、定格電流及び定格電圧により、差込プラグ2の刃21及びプラグ受3の刃受穴31の形状及び配置は異なる。図8に示すものは、接地極あり、定格電流15A、定格電圧125Vの規格の差込接続器に適用可能な差込接続器用タグ1の変形例であり、接地極用の刃受穴31に対応し接地極用の刃21を挿通させるためのスリット要素112、122を、第一のスリット11及び第二のスリット12のそれぞれに追加して密接部10に形成してある。図8中、第一のスリット11を刃受穴31に合わせて密接部10をプラグ受3に貼付したときの刃受穴31の位置を一点鎖線で表している。
また、図9に示すものは、接地極なし、定格電流20A、定格電圧125Vの規格の差込接続器に適用可能な差込接続器用タグ1の変形例であって、スリット要素111、121の形状が上記実施形態と異なる。図9中、第一のスリット11を刃受穴31に合わせて密接部10をプラグ受3に貼付したときの刃受穴31の位置を一点鎖線で表している。
図10に示す変形例では、密接部及び表示部を兼ねる部分14、15を複数設けており、その一方の部分14に第一のスリット11を形成し、他方の部分15に第二のスリット12を形成している。第一のスリット11を使用する、即ち第一のスリット11をプラグ受3の刃受穴31の位置に合わせて差込プラグ2の刃21を当該スリット11及び刃受穴31に挿入する場合には、第一のスリット11が形成された部分14が差込プラグ2の刃21の周辺部位とプラグ受3の刃受穴31の周辺部位とで挟まれて両者の間隙を埋めるための密接部となり、第二のスリット12が形成された部分15が差込プラグ2の外郭よりも外側に突き出す表示部となる。翻って、第二のスリット12を使用する、即ち第二のスリット12をプラグ受3の刃受穴31の位置に合わせて差込プラグ2の刃21を当該スリット12及び刃受穴31に挿入する場合には、第二のスリット12が形成された部分14が密接部、第一のスリット11が形成された部分15が表示部となる。
上記実施形態では、第二のスリット12が、第一のスリット11に対して、差込プラグ2の刃21の突出方向と平行な軸回りに90°回転させた向きに形成されていたが、第二のスリット12が必ず第一のスリット11から見て90°回転した位置に形成されるとは限らない。
その他各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、差込接続器を構成する差込プラグとプラグ受との間隙への塵埃の侵入を抑止しつつ、差込プラグ及びコードが何れの機器と接続しているか等の情報を表示するために用いることができる。
1…差込接続器用タグ
10…密接部
11…第一のスリット
111…スリット要素
12…第二のスリット
121…スリット要素
13…表示部
131…ミシン目
2…差込プラグ
21…刃
3…プラグ受
31…刃受穴
311…内側縁

Claims (6)

  1. 差込接続器の差込プラグの刃の周辺部位とプラグ受の刃受穴の周辺部位とで挟まれて両者の間隙を埋めるための密接部と、
    前記密接部に形成され差込プラグが備える複数の刃を通過させるための第一のスリットと、
    前記密接部に前記第一のスリットとは異なる向きに形成され差込プラグが備える複数の刃を通過させるための第二のスリットと、
    前記密接部に連なりプラグ受に接続された差込プラグの外郭よりも外側に突き出す表示部と
    を具備する差込接続器用タグ。
  2. 前記第二のスリットが、前記第一のスリットに対して、差込プラグの刃の突出方向と平行な軸回りに90°回転させた向きに形成されている請求項1記載の差込接続器用タグ。
  3. 前記第一のスリット及び前記第二のスリットはそれぞれ、差込プラグの対をなす刃を受け入れる一対のスリット要素を有し、
    各スリット要素は、プラグ受の対をなす刃受穴における互いに向かい合う内側縁よりも外方に張り出す平面視略コ字形の切り込みである請求項1または2記載の差込接続器用タグ。
  4. ポリ塩化ビニルを素材とする請求項1、2または3記載の差込接続器用タグ。
  5. 前記表示部の少なくとも一部を切り離し可能とするためのミシン目が形成されている請求項1、2、3または4記載の差込接続器用タグ。
  6. 非使用状態で複数枚が剥離可能に重ね合わされている請求項1、2、3、4または5記載の差込接続器用タグ。
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