JP2017204447A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】リンク部材がブラケットから脱落するのを防止することができ、しかも、製造コストを安価にすることができる車両用灯具を提供することにある。
【解決手段】この発明は、半導体型光源2と、ヒートシンク5と、ブラケット9と、可動シェード6と、ソレノイド7と、リンク部材8と、を備える。リンク部材8のコイル部80は、ブラケット9のピン部94に嵌合されている。ヒートシンク5には、コイル部80がピン部94から脱落するのを防止する脱落防止部55が一体に設けられている。この結果、この発明は、リンク部材8がブラケット9から脱落するのを防止することができる。しかも、部品点数や組み付け工程数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、配光を切り替えることができる車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3)。以下、従来の車両用灯具について説明する。
従来の特許文献1の車両用灯具は、光源ユニットと、放熱ユニットおよびホルダユニットと、シェードユニットと、アクチュエータユニットと、リンクと、を備えるものである。リンクの中間部分がアクチュエータユニットに支持されていて、かつ、リンクの両端部分がシェードユニットの接続部とアクチュエータユニットのプランジャとにそれぞれ接続されている。アクチュエータユニットに電力が供給されていないときには、ロービーム配光パターンが車両前方に形成される。アクチュエータユニットに電力が供給されると、アクチュエータユニットのプランジャに接続されているリンクが変位し、変位したリンクがシェードユニットの接続部を押すことにより、シェードユニットが回動して、ハイビーム配光パターンが車両前方に形成される。このように、配光を切り替えることができる。
従来の特許文献2の車両用灯具は、光源と、ヒートシンクおよび保持部と、可動シェードと、ソレノイドと、回動リンクと、を備えるものである。回動リンクの中間部分がソレノイドの支点軸に回動自在に支持され、回動リンクが押さえ部材に押さえられていて支点軸から脱落するのを防止されている。回動リンクの一端部分がソレノイドの出力軸に連結され、回動リンクの他端部分とソレノイドの回動軸の連結ベースとが連結部材を介して連結されている。ソレノイドに通電が行われないときには、ロービーム配光パターンが形成される。ソレノイドに通電が行われると、ハイビーム配光パターンが形成される。このように、配光を切り替えることができる。
従来の特許文献3の車両用灯具は、光源と、ヒートシンクおよび支持プレートと、可動シェードと、ソレノイドと、リンク部材と、を備えるものである。リンク部材の中間部分が支持プレートの支持軸に回動自在に支持されている。支持軸には止め輪が取り付けられている。リンク部材一端部分が可動シェードに接し、リンク部材の他端部分がソレノイドの出力軸に連結されている。ソレノイドに駆動電流が供給されていない状態においては、ロービーム配光パターンが形成される。ソレノイドに駆動電流が供給されると、ハイビーム配光パターンが形成される。このように、配光を切り替えることができる。
特開2014−56792号公報 特開2014−72139号公報 特開2014−146463号公報
ところが、従来の特許文献1の車両用灯具は、リンクの中間部分がアクチュエータユニットにただ単に支持されているものであるから、衝撃などの外的要因により、リンクの中間部分がアクチュエータユニットから外れる可能性がある。
従来の特許文献2の車両用灯具は、回動リンクが押さえ部材に押さえられていて支点軸から脱落するのを防止されている。ところが、配光切替機能には関係ない別個の部品の押さえ部材を必要とするので、部品点数や組み付け工程数が多く、その分、製造コストが高い。しかも、部品の組立時において、押さえ部材の組み付けを忘れる場合があり、この場合においては、衝撃などの外的要因により、回動リンクの中間部分がソレノイドの支点軸から外れる可能性がある。
従来の特許文献3の車両用灯具は、リンク部材が止め輪により支持プレートの支持軸から脱落するのを防止されている。ところが、配光切替機能には関係ない別個の部品の止め輪を必要とするので、部品点数や組み付け工程数が多く、その分、製造コストが高い。しかも、部品の組立時において、止め輪の組み付けを忘れる場合があり、この場合においては、衝撃などの外的要因により、リンク部材の中間部分が支持プレートの支持軸から外れる可能性がある。
この発明が解決しようとする課題は、駆動力伝達部材が取付部材から脱落するのを防止することができ、その上、配光切替機能には関係ない別個の脱落防止用の部品を必要としない車両用灯具を提供することにある。
この発明は、光源と、光源が取り付けられている取付部材と、取付部材に切替可能に取り付けられていて、光源からの光を所定の配光に光学制御する光学制御部材と、取付部材に取り付けられていて、光学制御部材を駆動させる駆動機構と、取付部材に取り付けられていて、かつ、光学制御部材と駆動機構とにそれぞれ連結されていて、駆動機構の駆動力を光学制御部材に伝達する駆動力伝達部材と、を備え、取付部材には、駆動力伝達部材が取付部材から脱落するのを防止する脱落防止部が一体に設けられている、ことを特徴とする。
この発明は、取付部材が、光源が取り付けられているヒートシンクと、光学制御部材および駆動機構が取り付けられているブラケットと、を有し、駆動力伝達部材が、線部材から構成されていて、コイル部を有し、コイル部が、ヒートシンクあるいはブラケットのいずれか一方に設けられているピン部に嵌合されていて、ピン部に嵌合するコイル部がピン部から脱落するのを防ぐ脱落防止部が、ヒートシンクあるいはブラケットのいずれか他方に一体に設けられている。
この発明は、ピン部が、ブラケットに設けられていて、駆動力伝達部材が、弾性を有し、中間部分にコイル部を有し、コイル部が、ピン部に嵌合されていて、駆動力伝達部材の両端部分が、光学制御部材と駆動機構とにそれぞれ連結されていて、光学制御部材、駆動機構、駆動力伝達部材およびブラケットが、切替機構モジュールを構成し、ピン部に嵌合するコイル部がピン部から脱落するのを防ぐ脱落防止部が、ヒートシンクに一体に設けられている。
この発明は、脱落防止部が、ピン部が嵌合する嵌合穴を有する凸部、または、ピン部に相対向しピン部との間の隙間が駆動力伝達部材の断面の幅寸法よりも小さい凸部、である。
この発明は、ヒートシンクとブラケットとの間には、空間が形成されていて、脱落防止部、コイル部およびピン部が、空間中に配置されている。
この発明は、ブラケットおよび駆動機構のうちピン部あるいは脱落防止部が設けられている箇所以外の箇所には、駆動機構の発熱部と空間との間を連通させる開口部が設けられている。
この発明は、駆動機構が、ブラケットのヒートシンクに対して反対側の面に加締により取り付けられている、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、取付部材に一体に設けた脱落防止部により、駆動力伝達部材が取付部材から脱落するのを防止することができる。その上、この発明の車両用灯具は、脱落防止部を取付部材に一体に設けたので、別個の脱落防止用の部品を必要としない。このために、この発明の車両用灯具は、部品点数や組み付け工程数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。しかも、この発明の車両用灯具は、脱落防止部を取付部材に一体に設けたものであるから、別個の脱落防止用の部品のように、部品の組立時において、組み付けを忘れる場合がない。これにより、この発明の車両用灯具は、駆動力伝達部材が取付部材から脱落するのを防止することができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態1を示すランプユニットの正面図である。 図2は、ランプユニットを示す概略縦断面図(概略垂直断面図)である。 図3は、ブラケット、可動シェード、ソレノイド、リンク部材などから構成されている切替機構モジュールを示す正面斜め上から見た斜視図である。 図4は、切替機構モジュールを示す正面斜め上から見た分解斜視図である。 図5は、切替機構モジュールを示す背面斜め上から見た斜視図である。 図6は、半導体型光源、ヒートシンク、ブラケット、リンク部材を示す上から見た平面図である。 図7は、ブラケット、リンク部材のコイル部、ピン部、脱落防止部を示す一部断面図である。 図8は、ブラケットとソレノイドとの加締取付構造を示す一部断面図である。 図9は、ブラケットとソレノイドとの加締取付構造を示す一部断面説明図である。 図10は、スクリーンに照射された配光パターンを示す説明図である。 図11は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態2を示すランプユニットの概略縦断面図(概略垂直断面図)である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の2例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図2、図11の概略縦断面図において、断面の箇所が各部品によって異なっている。また、図2、図11において、投影レンズのハッチングを省略してある。この明細書において、前、後、上、下、左、右とは、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。図1〜図6、図11において、符号「F」は「前」、「B」は「後」、「U」は上、「D」は「下」、「L」は「左」、「R」は「右」である。図10において、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右水平線を示す。
(実施形態1の構成の説明)
図1〜図10は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態1を示す。以下、この実施形態1における車両用灯具の構成について説明する。この例は、たとえば、自動車用前照灯のヘッドランプについて説明する。
(車両用灯具1の説明)
図1、図2において、符号1は、この実施形態1における車両用灯具である。車両用灯具1は、車両の前部の左右両側にそれぞれ搭載されている。車両用灯具1は、図1、図2に示すように、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、光源としての半導体型光源2と、リフレクタ3と、投影レンズ4と、取付部材としてのヒートシンク5、ブラケット9およびホルダ10と、光学制御部材としての可動シェード6と、駆動機構としてのソレノイド7と、駆動力伝達部材としてのリンク部材8と、ファン100と、を備えるものである。
ランプハウジングおよびランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)は、灯室(図示せず)を画成する。半導体型光源2、リフレクタ3、投影レンズ4、ヒートシンク5、可動シェード6、ソレノイド7、リンク部材8、ブラケット9、ホルダ10およびファン100は、プロジェクタタイプのランプユニットを構成する。ランプユニット(2、3、4、5、6、7、8、9、10、100)は、灯室内に配置されていて、かつ、上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介してランプハウジングに取り付けられている。
なお、灯室内には、ランプユニット以外のランプユニット、たとえば、クリアランスランプユニット、ターンシグナルランプユニット、デイタイムランニングランプユニット、ベンディングランプユニットなどが配置される場合がある。また、灯室内には、インナーパネル(図示せず)やインナーハウジング(図示せず)やインナーレンズ(図示せず)などが配置される場合がある。
(半導体型光源2の説明)
半導体型光源2は、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。半導体型光源2は、図2、図6に示すように、光(図示せず)を放射する半導体発光素子からなる発光部20と回路基板とを有する。発光部20は、長手方向が光軸Zに対して左右方向に交差(この例では、直交もしくはほぼ直交)する長方形形状の発光面を有する。発光部20の発光面は、この例では、上向きである。
半導体型光源2は、ヒートシンク5に取り付けられている。ヒートシンク5には、光源コネクタ(図示せず)が取り付けられている。半導体型光源2は、光源コネクタと電気的に接続されている。これにより、半導体型光源2には、点灯回路(図示せず)からの電流が供給される。
(リフレクタ3の説明)
リフレクタ3は、たとえば、樹脂部材などの耐熱性が高くかつ光不透過性の材料からなる。リフレクタ3は、ヒートシンク5にスクリューなど(図示せず)により取り付けられている。
リフレクタ3は、図2に示すように、前側部分および下側部分が開口し、かつ、後側部分および上側部分および左右両側部分が閉塞した中空形状をなす。リフレクタ3の閉塞部分の凹内面には、楕円を基調(回転楕円面を基本)とした自由曲面または回転楕円面からなる反射面(収束型反射面)30が設けられている。反射面30は、半導体型光源2の発光部20の中心もしくはその近傍に位置する第1焦点F1と、第2焦点(第2焦線)F2と、光軸と、を有する。反射面30は、半導体型光源2の上向きの発光部20の発光面からの光を反射光(図示せず)として投影レンズ4側に反射させるものである。反射面30には、アルミなどの金属が蒸着されている。
リフレクタ3の閉塞部分の前端部の凹内面には、付加反射面31が設けられている。付加反射面31は、半導体型光源2からの光を反射光として可動シェード6の付加反射面623側に反射させて、付加配光パターンを形成するものである。付加配光パターンは、この例では、図10(A)に示すオーバーヘッドサイン配光パターンOSPである。付加反射面31は、半導体型光源2からの光であって、反射面30よりも前側に放射される光(通常配光パターンに寄与しない光)を、オーバーヘッドサイン配光パターンOSPとして有効利用するものである。
(投影レンズ4の説明)
投影レンズ4は、無色透明あるいは光透過性の材料、たとえば、PC材、PMMA材、PCO材などの樹脂製のレンズからなるものである。すなわち、半導体型光源2の発光部20から放射される光は、高い熱を持たないので、投影レンズ4として樹脂製のレンズを使用することができる。投影レンズ4は、ホルダ10およびブラケット9を介してヒートシンク5にスクリューなど(図示せず)により取り付けられている。
投影レンズ4は、図1、図2に示すように、焦点(焦線、レンズ焦点、レンズ焦線、物空間側の焦点面であるメリジオナル像面)F3および光軸Zを有する。投影レンズ4の焦点F3は、反射面30の第2焦点F2もしくはその近傍に位置する。
投影レンズ4は、非球面を基本とする投影レンズである。投影レンズ4は、後面の入射面40と、前面の出射面41と、から構成されている。入射面40は、リフレクタ3と対向する。入射面40は、平面もしくは非球面のほぼ平面(リフレクタ3に対して凸面あるいは凹面)をなす。出射面41は、非球面の凸面をなす。
投影レンズ4は、半導体型光源2の発光部20からの光であって、リフレクタ3の反射面30からの反射光および可動シェード6の付加反射面623からの反射光を、外部すなわち車両の前方に照射する。すなわち、投影レンズ4は、図10(A)に示すロービーム配光パターンLP、図10(B)に示すハイビーム配光パターンHP、図10(A)に示すオーバーヘッドサイン配光パターンOSPを車両の前方に照射する。
(ファン100の説明)
ファン100は、ヒートシンク5にスクリューなど(図示せず)により取り付けられている。ファン100は、空気を半導体型光源2側およびソレノイド7側に強制的に送り、半導体型光源2およびソレノイド7において発生する熱を外部に放出(排出)させるものである。
(ヒートシンク5の説明)
ヒートシンク5は、たとえば、金属製ダイカスト(アルミダイカスト)などの熱伝導率が高い材料からなる。ヒートシンク5は、図2、図6に示すように、上板部50と、前板部51と、複数枚のフィン部52と、から構成されている。
上板部50は、水平もしくはほぼ水平をなしている。上板部50の上面には、半導体型光源2およびリフレクタ3がスクリューなど(図示せず)により取り付けられている。
前板部51は、上板部50の前端に一体に設けられている。前板部51は、垂直もしくはほぼ垂直をなしている。前板部51の前面には、ブラケット9およびホルダ10がスクリューなど(図示せず)により取り付けられていて、かつ、投影レンズ4がブラケット9およびホルダ10を介して取り付けられている。
前板部51の前面の左右両端部分には、取付ボス部53および位置決めピン部54がそれぞれ一体に設けられている。前板部51の前面のうち、上側であって、左側の取付ボス部53および位置決めピン部54より右側の箇所には、脱落防止部55が前側に突出して一体に設けられている。脱落防止部55は、この例では、嵌合穴56を有する凸部である。
フィン部52は、上板部50の下面と前板部51の後面とに一体に設けられている。フィン部52は、垂直もしくはほぼ垂直をなしている。フィン部52の下部には、ファン100が取り付けられている。ファン100は、ヒートシンク5の前後左右から外側に突出していない。すなわち、ファン100は、ヒートシンク5の前後左右の範囲内に収められている。
(ホルダ10の説明)
ホルダ10は、たとえば、樹脂部材からなる。ホルダ10は、図1、図2に示すように、保持部11と、取付部12と、から構成されている。保持部11は、円筒形状をなす。保持部11には、投影レンズ4が保持されている。取付部12は、フランジ形状をなし、保持部11の外側に一体に設けられている。取付部12には、スクリューが挿通する透孔13が設けられている。
(ブラケット9の概要の説明)
ブラケット9は、この例では、金属製の部材からなる。ブラケット9には、可動シェード6、ソレノイド7およびリンク部材8がそれぞれ取り付けられている。この可動シェード6、ソレノイド7、リンク部材8およびブラケット9は、切替機構モジュールを構成する。
ブラケット9は、図1〜図6に示すように、板形状をなす。ブラケット9は、左右両端部分の折曲部分90を介して、前側に突出する中間取付部分91と、後側に突出する左右両端部分の端取付部分92と、を有する。端取付部分92には、スクリューが挿通する透孔920と、位置決め孔921とがそれぞれ設けられている。
(ヒートシンク5とブラケット9とホルダ10との取付工程の説明)
ヒートシンク5の位置決めピン部54がブラケット9の位置決め孔921中に挿通されている。これにより、ヒートシンク5とブラケット9との相対位置が決められる。ヒートシンク5の取付ボス部53の前端面には、ブラケット9の端取付部分92の後面が当接されている。ブラケット9の端取付部分92の前面には、ホルダ10の取付部12の後面が当接されている。これにより、ブラケット9の端取付部分92は、ヒートシンク5の取付ボス部53とホルダ10の取付部12との間において挟み込まれている。
スクリューは、ホルダ10の透孔13中およびブラケット9の透孔920中に挿通されていて、かつ、ヒートシンク5の取付ボス部53にねじ込まれている。これにより、取付部材としてのヒートシンク5とブラケット9とホルダ10とは、一体に取り付けられて、一体構造となる。このとき、図2、図6に示すように、ヒートシンク5の前板部51の前面とブラケット9の中間取付部分91の後面との間には、空間、この例では通気空間Sが形成される。ヒートシンク5の前板部51に一体に設けられている脱落防止部55は、通気空間S中に配置されている。
(ブラケット9の詳細な説明)
ブラケット9の端取付部分92の上縁部には、L形の固定凸部922が一体に設けられている。固定凸部922は、端取付部分92に対して前側に折り曲げられていて、かつ、上側に折り曲げられている。
ブラケット9の中間取付部分91の上縁部の左右両側には、規制部910が一体に設けられている。規制部910は、中間取付部分91に対して後側に折り曲げられている。規制部910は、可動シェード6の左右両端部613が当たることにより、可動シェード6の左右方向の動きを規制するものである。規制部910の上縁と折曲部分90の上縁とには、凹部93がそれぞれ設けられている。
右側の規制部910には、スプリング止め用の止部911が一体に設けられている。止部911は、右側の規制部910に対して左側に折り曲げられている。止部911の上縁には、止め用の凹部が設けられている。
ブラケット9の中間取付部分91の上縁部のうち左側には、リンク部材8の取付支点としてのピン部94が一体に設けられている。ピン部94は、中間取付部分91に対して後側に突出していて、ヒートシンク5の脱落防止部55の嵌合穴56中に嵌合されている。ピン部94は、通気空間S中に配置されている。
ブラケット9の中間取付部分91の上縁部と下縁部とには、加締用の透孔95が設けられている。透孔95は、横長の四角形をなす。透孔95は、中間取付部分91の上縁部に2個設けられていて、中間取付部分91の下縁部に1個設けられている。下の1個の透孔95は、上の2個の透孔95の中間もしくはほぼ中間に位置する。
ブラケット9の中間取付部分91のうち、ピン部94および3個の透孔95が設けられている箇所以外の箇所には、連通用の開口部96と、貫通孔97と、挿通孔98と、がそれぞれ設けられている。
開口部96は、横長の四角形をなしていて、中間取付部分91の中央部分であって、上の2個の透孔95と下の1個の透孔95との間に設けられている。貫通孔97は、縦長の四角形をなしていて、中間取付部分91の左側であって、ピン部94側に設けられている。挿通孔98は、縦長の四角形をなしていて、中間取付部分91の右側に設けられている。
(可動シェード6の説明)
可動シェード6は、半導体型光源2からの光を所定の配光に光学制御する。すなわち、可動シェード6は、ロービーム配光パターンLPとハイビーム配光パターンHPとに切り替えるものである。
可動シェード6は、光不透過部材、この例では3枚の金属板から構成されている。可動シェード6は、第1シェードの軸受部分61と、第2シェードの主遮蔽部分62と、第3シェードの補助遮蔽部分63と、から構成されている。
(軸受部分61の説明)
軸受部分61は、横長の四角形状の中央部と、上縁が中央部の上縁から延長していて、かつ、下縁が中央部の下縁から傾斜している三角形状の左右両端部と、からなる。左右両端部は、中央部に対して後側に直角もしくはほぼ直角に折り曲げられていて軸受部を形成する。軸受部としての左右両端部の傾斜縁には、第1ストッパ611と第2ストッパ612とがそれぞれ設けられている。左右両端部の中央には、軸受用の円形の透孔が設けられている。
中央部の上縁の左右両端には、固定部がそれぞれ一体に設けられている。左右の固定部は、中央部に対して上側に突出して設けられている。固定部には、加締用の円筒形状の凸部がバーリング加工などにより一体に設けられている。中央部の中間部には、連結部が一体に設けられている。連結部は、中央部に対して後側に直角もしくはほぼ直角に折り曲げられて設けられている。連結部には、連結用の円形の透孔が設けられている。中央部の上縁部であって、右側の端部には、スプリング止め用の小円形の透孔619が設けられている。
(主遮蔽部分62の説明)
主遮蔽部分62は、横長の四角形をなす。主遮蔽部分62の上縁には、エッジ620が設けられている。エッジ620は、ロービーム配光パターンLPのカットオフラインCLを形成する。主遮蔽部分62の前面には、付加反射面623が設けられている。付加反射面623は、半導体型光源2からの光であって、リフレクタ3の付加反射面31からの反射光を投影レンズ4側に反射させて、付加配光パターンとしてのオーバーヘッドサイン配光パターンOSPを形成するものである。主遮蔽部分62の付加反射面623は、リフレクタ3の付加反射面31と共に、半導体型光源2からの光を有効利用するものである。
主遮蔽部分62の上縁部には、光量制御部が設けられている。光量制御部は、オーバーヘッドサイン配光パターンOSPのうち所定の一部分の光量を他の部分の光量よりも下げる。主遮蔽部分62の固定部としての左右両端部には、加締用の円形の透孔がそれぞれ設けられている。
(補助遮蔽部分63の説明)
補助遮蔽部分63は、横長の四角形状の中央部と、中央部の左右両端部に一体に設けられている左右の傾斜部と、左右の傾斜部の端部に一体に設けられている固定部と、から構成されている。左右の傾斜部は、中央部に対して前側にかつ左右両側に末広がりに傾斜するように折り曲げられて設けられている。左右の固定部は、左右の傾斜部に対して前側にかつ左右両側に末広がりに傾斜するように折り曲げられて設けられている。左右の固定部には、加締用の円形の透孔がそれぞれ設けられている。
補助遮蔽部分63の上縁には、エッジが設けられている。エッジは、主遮蔽部分62のエッジ620と共に、ロービーム配光パターンLPのカットオフラインCLを形成し、かつ、ロービーム配光パターンLPのカットオフラインCL付近において発生する分光を緩和する。
(可動シェード6の組立の説明)
軸受部分61の凸部は、主遮蔽部分62の透孔中および補助遮蔽部分63の透孔中に挿入され、補助遮蔽部分63の透孔の縁に加締め付けられている。これにより、軸受部分61の固定部と主遮蔽部分62の固定部としての左右両端部と補助遮蔽部分63の固定部とは、一体に固定され、その結果、可動シェード6が構成されている。
(可動シェード6とブラケット9との取付工程の説明)
可動シェード6の左右両端部は、ブラケット9の左右の規制部910の間に挟み込まれている。これにより、可動シェード6は、ブラケット9に対して左右方向の動きが制止されている。このとき、可動シェード6の第1ストッパ611と第2ストッパ612とは、ブラケット9の中間取付部分91の上縁において、前後に跨った状態で位置する。
可動シェード6の左右両端部の透孔中には、回転軸64が回転可能に挿通されている。回転軸64の左右両端部は、ブラケット9の規制部910および折曲部分90の凹部93に嵌合されている。この状態において、ブラケット9の固定凸部922が、折り曲げられもしくは加締め付けられている。これにより、回転軸64は、左右方向に水平もしくはほぼ水平にブラケット9に固定されている。この結果、可動シェード6は、回転軸64を介して、ブラケット9に第1位置と第2位置との間を、回転軸64の中心軸O1を中心として回転切替可能に取り付けられている。
第1位置は、図2に示すように、可動シェード6の第1ストッパ611がブラケット9の中間取付部分91の前面に当接している状態の位置である。このとき、可動シェード6の主遮蔽部分62のエッジ620は、リフレクタ3の反射面30の第1焦点F1あるいは投影レンズ4の焦点F3、もしくは、その近傍に位置している。ここで、第1焦点F1および第2焦点F2は、可動シェード6の主遮蔽部分62と補助遮蔽部分63との間に位置する。
第2位置は、図2において、可動シェード6が回転軸64の中心軸O1を中心として時計方向に回転して、可動シェード6の第2ストッパ612がブラケット9の中間取付部分91の後面に当接している状態の位置である。このとき、可動シェード6の主遮蔽部分62のエッジ620は、リフレクタ3の反射面30の第1焦点F1あるいは投影レンズ4の焦点F3から、後側で斜め下側に位置している。
回転軸64には、コイルスプリング65が外側から嵌合されている。回転軸64の外周面とコイルスプリング65のコイル部の内周面との間には、隙間が空いている。コイルスプリング65の一方のアーム部は、可動シェード6の透孔619中に嵌合されていて、透孔619の縁に止められている。コイルスプリング65の他方のアーム部は、ブラケット9の止部911の凹部912に嵌合されていて、凹部912の縁に止められている。これにより、可動シェード6は、図2に示すように、コイルスプリング65の弾性力により、常時回転軸64の中心軸O1を中心として反時計方向に付勢されていて第1位置に位置する。
(ソレノイド7の説明)
ソレノイド7は、駆動部の駆動力により第1位置に位置する可動シェード6を第2位置に切り替えて、配光を、ロービーム配光パターンLPからハイビーム配光パターンHPに切り替える。
ソレノイド7は、ケース(ヨークケース)70と、コイル71と、駆動部としてのプランジャ(出力軸)72と、コネクタ73と、カバー74と、を有する。ケース70は、前面と後面とが開口されていて、その他の面(上面、下面、左面、右面)が板により閉塞されている。コイル71は、発熱部である。
ケース70の上面の板の後端面と下面の板の後端面とには、加締用の凸部75が設けられている。凸部75は、横長の四角柱形をなす。凸部75は、上面の板に2個設けられていて、下面の板に1個設けられている。下の1個の凸部75は、上の2個の凸部75の中間もしくはほぼ中間に位置する。凸部75は、ブラケット9の透孔95に対応して設けられている。この結果、ケース70の後面開口部は、ブラケット9の開口部96と同様に、ソレノイド7のケース70のうち、ブラケット9のピン部94および3個の凸部75が設けられている箇所以外の箇所に設けられている。
ケース70中には、コイル71が収納されている。このとき、コイル71の軸(プランジャ72の中心軸O2)は、左右方向に水平もしくはほぼ水平である。コイル71中にプランジャ72の一端部分が進退(出没)可能に収納されている。プランジャ72の他端部分は、ケース70の左面の板から進退可能に突出している。プランジャ72の他端には、環状の溝が設けられている。
ケース70の右面の板の後側には、コネクタ73が取り付けられている。コネクタ73とコイル71とは、電気的に接続されている。ケース70の前面開口部の縁には、カバー74が前面開口部を覆った状態で取り付けられている。
(ソレノイド7とブラケット9との取付工程の説明)
ソレノイド7の凸部75は、ブラケット9の透孔95中に前側から後側に挿入されている。凸部75は、図9(A)(B)に示すように、加締付工具76により、透孔95の縁に加締め付けられている。この結果、ソレノイド7は、ブラケット9に取り付けられている。ここで、ソレノイド7の重心(図8を参照。ほぼプランジャ72の中心軸O2上に位置する)よりも上側の加締取付箇所(凸部75、透孔95の縁)が2箇所であり、ソレノイド7の重心よりも下側の加締取付箇所が1箇所である。このために、上側の加締取付箇所の加締荷重が、下側の加締取付箇所の加締荷重より大である。
このとき、プランジャ72の中心軸O2は、回転軸64の中心軸O1に対して平行もしくはほぼ平行である。この結果、プランジャ72は、左右方向に水平もしくはほぼ水平に進退する。また、ソレノイド7のケース70の後面開口部とブラケット9の開口部96とが相互に連通する。これにより、ソレノイド7のコイル71とブラケット9とヒートシンク5との間の通気空間Sとは、後面開口部および開口部96を介して連通する。
(リンク部材8の説明)
リンク部材8は、ソレノイド7のプランジャ72の駆動力を可動シェード6に伝達するものである。リンク部材8は、弾性を有するねじりコイルばね(トーションコイルバネ)からなる。すなわち、リンク部材8は、線部材、この例では、直径がD1の寸法である断面円形のばね鋼材から構成されている。リンク部材8は、中央部分のコイル部80と、一端部分の一方の連結部81と、他端部分の他方の連結部82と、を有する。
コイル部80は、ブラケット9のピン部94に嵌合されていて、かつ、ヒートシンク5の脱落防止部55により、ピン部94から脱落するのを防止されている。コイル部80は、ソレノイド7のプランジャ72の駆動力を可動シェード6に、一方の連結部81側から他方の連結部82側に伝達する際の支点となる。コイル部80は、ピン部94および脱落防止部55と共に、通気空間S中に配置されている。
一方の連結部81は、コイル部80から下側に伸ばされかつ前側に折り曲げられている。一方の連結部81は、ブラケット9の貫通孔97中を貫通して、ソレノイド7のプランジャ72の環状溝に嵌合されていて、プランジャ72に連結されている。プランジャ72は、コイルスプリング65の弾性により、常時前進方向この例では左側方向に付勢されている。
他方の連結部82は、コイル部80から右側にやや斜め上側に伸ばされている。他方の連結部82は、可動シェード6の連結部の透孔中に嵌合されていて、可動シェード6に連結されている。
これにより、切替機構モジュールが構成されている。切替機構モジュールは、ホルダ10を介して、ヒートシンク5にスクリューなどにより固定される。
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1における車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
常態すなわちソレノイド7のコイル71に通電していない状態の時は、図3に示すように、コイルスプリング65の弾性により、ソレノイド7のプランジャ72が前進した状態にある。一方、図2に示すように、コイルスプリング65の弾性力により、可動シェード6が回転軸64の中心軸O1を中心として反時計方向に付勢されていて、第1ストッパ611がブラケット9の前面に当接していて、可動シェード6が第1位置に位置する。
この状態の時に、半導体型光源2の発光部20を点灯発光させる。すると、発光部20の上向きの発光面から放射された光の大部分は、リフレクタ3の反射面30で反射され、反射光として、投影レンズ4側に進む。ここで、反射光の一部が第1位置に位置する可動シェード6の主遮蔽部分62および補助遮蔽部分63により遮蔽される。第1位置に位置する可動シェード6により遮蔽されなかった反射光が投影レンズ4側に進む。
投影レンズ4側に進んだ反射光は、投影レンズ4の入射面40から投影レンズ4中に入射して、投影レンズ4の出射面41からロービーム配光パターンLPとして、外部すなわち車両の前方に照射される。主遮蔽部分62のエッジ620により、ロービーム配光パターンLPにはカットオフラインCLが形成される。
また、半導体型光源2からの光の一部分は、リフレクタ3の付加反射面31で可動シェード6の付加反射面623側に反射される。その反射光は、付加反射面623で投影レンズ4側に反射される。その反射光は、投影レンズ4の入射面40から投影レンズ4中に入射して、投影レンズ4の出射面41からオーバーヘッドサイン配光パターンOSPとして、外部すなわち車両の前方に照射される。このオーバーヘッドサイン配光パターンOSPは、ロービーム配光パターンLPのカットオフラインCLよりも上方に照射される。
半導体型光源2の発光部20を点灯発光させている状態において、ソレノイド7のコイル71に通電する。すると、ソレノイド7のプランジャ72は、コイルスプリング65の弾性に抗して、前進状態(伸長状態)から中心軸O2に沿って後退する。プランジャ72の後退の駆動力が、リンク部材8の一方の連結部81、コイル部80、他方の連結部82を介して、可動シェード6の軸受部分61に伝達される。
すると、可動シェード6がコイルスプリング65の弾性力に抗して、回転軸64の中心軸O1を中心として時計方向に回転する。第2ストッパ612がブラケット9の後面に当接して、可動シェード6が第1位置から第2位置に切り替わって位置する。これにより、可動シェード6の主遮蔽部分62および補助遮蔽部分63により遮蔽されていた反射光の大部分は、可動シェード6から投影レンズ4側に進む。
投影レンズ4側に進んだ反射光は、投影レンズ4の入射面40から投影レンズ4中に入射して、投影レンズ4の出射面41からハイビーム配光パターンHPとして、外部すなわち車両の前方に照射される。すなわち、配光パターンがロービーム配光パターンLPからハイビーム配光パターンHPに切り替えられて光学制御される。なお、可動シェード6の付加反射面623からの反射光は、投影レンズ4を透過して、ハイビーム配光パターンHP中に照射される。
ソレノイド7のコイル71への通電を遮断する。すると、ソレノイド7のプランジャ72は、コイルスプリング65の弾性により、後退状態(縮短状態)から中心軸O2に沿って前進する。プランジャ72の前進の駆動力が、リンク部材8の一方の連結部81、コイル部80、他方の連結部82を介して、可動シェード6の軸受部分61に伝達される。
すると、可動シェード6がコイルスプリング65の弾性力により、回転軸64の中心軸O1を中心として反時計方向に回転する。第1ストッパ611がブラケット9の前面に当接して、可動シェード6が第2位置から第1位置に切り替わって位置する。これにより、ハイビーム配光パターンHPからロービーム配光パターンLPおよびオーバーヘッドサイン配光パターンOSPに切り替えられて光学制御される。
半導体型光源2の発光部20が点灯発光されている状態において、ファン100は、駆動されている。ファン100から強制的に送られてきた空気の大部分は、ヒートシンク5のフィン部52間の空間を下側から上側に通って上板部50の下面に達して半導体型光源2の発光部20において発生する熱を外部に放出する。また、強制送風された空気の一部分は、ヒートシンク5とブラケット9との間の通気空間Sを下側から上側に通って、ソレノイド7のコイル71において発生する熱を、ソレノイド7のケース70の開口部およびブラケット9の開口部96を経て、外部に放出する。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1における車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
(実施形態1の主効果の説明)
この実施形態1における車両用灯具1は、ヒートシンク5に一体に設けた脱落防止部55により、リンク部材8のコイル部80がブラケット9のピン部94から脱落するのを防止することができる。その上、この実施形態1における車両用灯具1は、脱落防止部55をヒートシンク5に一体に設けたので、別個の脱落防止用の部品を必要としない。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、部品点数や組み付け工程数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。しかも、この実施形態1における車両用灯具1は、脱落防止部55をヒートシンク5に一体に設けたものであるから、別個の脱落防止用の部品のように、部品の組立時において、組み付けを忘れる場合がない。これにより、この実施形態1における車両用灯具1は、リンク部材のコイル部80がブラケット9のピン部94から脱落するのを防止することができる。
ここで、リンク部材8のコイル部80は、ブラケット9のピン部94に嵌合されている。また、リンク部材8の一方の連結部81は、ソレノイド7のプランジャ72の環状溝に嵌合されていて、プランジャ72に当接されている。さらに、リンク部材8の他方の連結部82は、可動シェード6の連結部の透孔中に嵌合されていて、可動シェード6に当接されている。
これにより、切替機構モジュールを構成する可動シェード6、ソレノイド7、リンク部材8およびブラケット9は、相互に確固に組み立てられているので、組立後には容易には外れない。すなわち、リンク部材8のコイル部80は、ブラケット9のピン部94からは容易に外れない。しかしながら、車両の使用時における衝撃などの大きな外的要因により、リンク部材8のコイル部80がブラケット9のピン部94から外れる可能性がある。これに対して、この実施形態1における車両用灯具1は、ヒートシンク5に一体に設けた脱落防止部55により、リンク部材8のコイル部80がブラケット9のピン部94から脱落するのを確実に防止することができる。
この実施形態1における車両用灯具1は、ヒートシンク5に一体に設けられている脱落防止部55が嵌合穴56を有する凸部である。この結果、この実施形態1における車両用灯具1は、図7(A)に示すように、ブラケット9のピン部94がヒートシンク5の脱落防止部55の嵌合穴56中に嵌合されているので、ブラケット9のピン部94に嵌合されているリンク部材8のコイル部80がピン部94および脱落防止部55から脱落するのをさらに確実に防止することができる。
この実施形態1における車両用灯具1は、ヒートシンク5とブラケット9との間に形成されている通気空間S中に、脱落防止部55、コイル部80およびピン部94を、配置するものである。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、ヒートシンク5とブラケット9とには、脱落防止部55、コイル部80およびピン部94のための他の構造(空間)を設ける必要がない。この結果、この実施形態1における車両用灯具1は、脱落防止部55を設けたことにより、構造が複雑化することがない。すなわち、ヒートシンク5に脱落防止部55をただ単に一体に設けるだけで、ヒートシンク5の構造が複雑化することがない。
この実施形態1における車両用灯具1は、ブラケット9およびソレノイド7のケース70のうちピン部94が設けられている箇所以外の箇所には、ソレノイド7のコイル71と通気空間Sとの間を連通させる開口部96が設けられている。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、コイル71において発生する熱を通気空間Sを通して外部に放出させることができる。なお、ソレノイド7のケース70の後面は、開口されている。
(実施形態1の付随的効果の説明)
この実施形態1における車両用灯具1は、ソレノイド7のケース70の前面開口部がカバー74により覆われている。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、太陽光などの外光であって、投影レンズ4を経てソレノイド7のコイル71もしくはその近傍において収束する外光がコイル71に達しないように、その外光をカバー74で遮蔽することができる。これにより、この実施形態1における車両用灯具1は、ソレノイド7のコイル71の耐久性を向上させることができる。
この実施形態1における車両用灯具1は、可動シェード6、ソレノイド7、リンク部材8およびブラケット9が切替機構モジュールを構成するものであって、切替機構モジュールが仮固定されている。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、仮固定の状態にある切替機構モジュールをホルダ10を介してヒートシンク5にスクリューなどにより取り付けることにより、簡単に組み立てることができ、製造コストを安価にすることができる。
(実施形態1の補助効果の説明)
この実施形態1における車両用灯具1は、ソレノイド7の凸部75がブラケット9の透孔95の縁に加締め付けられることにより、ソレノイド7がブラケット9に取り付けられているものである。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、図8中の二点鎖線にて示すスクリュー77により、ソレノイド7をブラケット9に取り付けるものと比較して、部品点数や組み付け工程数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。
しかも、この実施形態1における車両用灯具1は、スクリュー77により取り付けるために、図8中の二点鎖線にて示すフランジ78をソレノイド7に、同じく図8中の二点鎖線にて示す取付部79をブラケット9に、それぞれ設ける必要がない。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、フランジ78および取付部79を設けるものと比較して、ソレノイド7およびブラケット9を小型にまとめることができる。
また、この実施形態1における車両用灯具1は、ソレノイド7を剛性が高いブラケット9に加締により取り付けるものであるから、ソレノイド7をブラケット9に振動や衝撃などに対し安定的に保持することができる。ここで、支持プレートの一部を水平に折り曲げてなる取付面部にソレノイドを取り付けた車両用灯具(特許文献3)は、取付面部とソレノイドとをスクリューなどにより確固に取り付けたとしても、支持プレートとソレノイドが取り付けられている取付面部との折曲部分の剛性が低い。このために、特許文献3の車両用灯具は、ソレノイドを取付面部を介して支持プレートに振動や衝撃などに対し安定的に保持することが難しい。これに対して、この実施形態1における車両用灯具1は、ソレノイド7を剛性が高いブラケット9に加締により取り付けるものであるから、ソレノイド7をブラケット9に振動や衝撃などに対し安定的に保持することができる。
この実施形態1における車両用灯具1は、ソレノイド7の重心(ほぼプランジャ72の中心軸O2上に位置する)よりも上側の加締取付箇所(凸部75、透孔95の縁)の加締荷重が、ソレノイド7の重心よりも下側の加締取付箇所(凸部75、透孔95の縁)の加締荷重より大である。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、ソレノイド7をブラケット9に確固に取り付けることができる。
ここで、図8に示すように、ソレノイド7の重心(O2)は、垂直方向(上下方向)において、加締取付箇所に対して、前側にずれている。このために、ソレノイド7の重力(加速度)F4が下側にかかると、上側の加締取付箇所においては、引っ張り力F5がかかり(引張荷重が発生し)、一方、下側の加締取付箇所においては、押し付け力F6がかかる(圧縮荷重が発生する)。そして、加締は、押し付け力F6に対しては強いが、引っ張り力F5に対しては弱い特性がある。
そこで、この実施形態1における車両用灯具1は、ソレノイド7の重心よりも上側の加締取付箇所の加締荷重を、ソレノイド7の重心よりも下側の加締取付箇所の加締荷重よりも大きくすることにより、ソレノイド7をブラケット9に確固に取り付けることができる。
この実施形態1における車両用灯具1は、下側の加締取付箇所が1箇所であるのに対して、上側の加締取付箇所を2箇所として、上側の加締取付箇所の加締荷重を下側の加締取付箇所の加締荷重よりも大きくしたものである。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、簡単な構造で、ソレノイド7をブラケット9に確固に取り付けることができる。
この実施形態1における車両用灯具1は、ソレノイド7の重心が、上側の2箇所の加締取付箇所と下側の1箇所の加締取付箇所を結ぶ範囲内に位置するものである。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、ソレノイド7をブラケット9にさらに確固に取り付けることができる。
この実施形態1における車両用灯具1は、ヒートシンク5とブラケット9との間には通気空間Sが形成されていて、ソレノイド7がブラケット9の通気空間Sに対して反対側の面(前面)に加締により取り付けられていて、ブラケット9およびソレノイド7のケース70のうち凸部75および透孔95の縁の加締取付箇所以外の箇所には、ソレノイド7のコイル71と通気空間Sとの間を連通させる開口部96が設けられている。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、コイル71において発生する熱を通気空間Sを通して外部に放出させることができる。なお、ソレノイド7のケース70の後面は、開口されている。
この実施形態1における車両用灯具1は、投影レンズ4と、ファン100と、を備え、投影レンズ4がホルダ10に可動シェード6に対して半導体型光源2と反対側の位置に取り付けられていて、ファン100がヒートシンク5に可動シェード6に対して半導体型光源2側の位置に取り付けられていて、ソレノイド7が投影レンズ4とファン100との間に配置されている。このために、この実施形態1における車両用灯具1は、小型化することができる。特に、ソレノイド7のプランジャ72を左右方向に位置させることにより、前後方向において小型化することができる。
(脱落防止部の変形例の説明)
以下、脱落防止部の変形例を図7(B)、(C)、(D)を参照して説明する。
図7(B)は、ヒートシンク5に脱落防止部57が設けられていて、ブラケット9にピン部940が設けられていて、脱落防止部57がピン部940に相対向しピン部940との間の隙間D2がリンク部材8の断面の幅寸法すなわち直径D1よりも小さい凸部である。
図7(C)は、ブラケット9に設けられているピン部941の先端部分の加締部942が加締め付けられている。
図7(D)は、ブラケット9にピン部940が設けられていて、ブラケット9に設けられている脱落防止部99がピン部940に相対向するように折り曲げられていて、脱落防止部99とピン部940との間の隙間D3がリンク部材8の断面の幅寸法すなわち直径D1よりも小さい。
図7(B)、(C)、(D)に示す脱落防止部の変形例は、図7(A)に示す脱落防止部55、すなわち、ブラケット9のピン部94が嵌合穴56中に嵌合されているヒートシンク5の脱落防止部55と同様の作用効果を達成することができる。
(実施形態2の構成、作用、効果の説明)
図11は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態2を示す。図11中、図1〜図10中の符号と同符号は、同一のものを示す。以下、この実施形態2における車両用灯具101の構成、作用、効果について説明する。
前記の実施形態1における車両用灯具1は、ヒートシンク5に脱落防止部55、57が、ピン部941に脱落防止部の加締部942が、ブラケット9に脱落防止部99が、それぞれ設けられているものである。これに対して、この実施形態2における車両用灯具101は、脱落防止部が設けられていない。
この実施形態2における車両用灯具101は、前記の実施形態1における車両用灯具1の主効果を達成することができないが、前記の実施形態1における車両用灯具1の付随的効果および補助効果を達成することができる。
(実施形態1、2以外の例の説明)
なお、この実施形態1、2においては、光源として半導体型光源2を使用するものである。ところが、この発明においては、光源として、半導体型光源2以外の光源、たとえば、放電灯光源、ハロゲンランプ光源、白熱灯光源などであっても良い。
また、この実施形態1、2においては、取付部材としてそれぞれ別個のヒートシンク5、ブラケット9およびホルダ10を使用するものである。ところが、この発明においては、取付部材として、ヒートシンク5、ブラケット9およびホルダ10以外の部材、あるいは、ヒートシンク5、ブラケット9、ホルダ10とそれ以外の部材との組み合わせなどであっても良いし、また、一体構造のものであっても良い。
さらに、この実施形態1、2においては、光学制御部材として、可動シェード6を使用するものである。ところが、この発明においては、光学制御部材として、可動シェード6以外の部材であっても良い。たとえば、配光の光路(向き)を変えたり、あるいは、配光を拡散もしくは集中(集束)させたりする可動レンズ部材、また、特定の波長の光を透過させたりもしくは遮蔽したりする可動フィルタ部材、また、これらの部材と可動シェード6との組み合わせなどであっても良い。
さらにまた、この実施形態1、2においては、配光の光学制御として、ロービーム配光パターンLPとハイビーム配光パターンHPとの切替である。ところが、この発明においては、ロービーム配光パターンLPとハイビーム配光パターンHPとの切替以外であっても良い。たとえば、配光の形状、照射方向、光量などを切り替えるものであっても良い。
さらにまた、この実施形態1、2においては、駆動機構として、ソレノイド7を使用するものである。ところが、この発明においては、駆動機構として、ソレノイド7以外であっても良い。たとえば、モータなどであっても良い。このモータの場合の駆動部は、出力軸となる。
さらにまた、この実施形態1、2においては、駆動機構により光学制御部材を回転させるものである。ところが、この発明においては、駆動機構により光学制御部材をスライドさせるものであっても良い。
さらにまた、この実施形態1、2においては、駆動力伝達部材としてリンク部材8を使用するものである。ところが、この発明においては、駆動力伝達部材としてリンク部材8以外のものであっても良い。たとえば、レバー部材など弾性を有しない部材であっても良い。
さらにまた、この実施形態1、2においては、ヒートシンク5に脱落防止部55を設け、ブラケット9にピン部94を設けたものである。ところが、この発明においては、ヒートシンク5にピン部を設け、ブラケット9に脱落防止部を設けたもの、また、ヒートシンク5に脱落防止部55とピン部とを設け、ブラケット9にピン部94と脱落防止部とを設けたものであっても良い。
さらにまた、この実施形態1、2においては、リフレクタ3の付加反射面31および可動シェード6の付加反射面623により、付加配光パターンとしてのオーバーヘッドサイン配光パターンOSPを形成するものである。ところが、この発明においては、付加配光パターンとして、オーバーヘッドサイン配光パターンOSP以外の配光パターンであっても良い。たとえば、ロービーム配光パターンLPやハイビーム配光パターンHPの主配光パターンの手前側を左右両側に広く照明する配光パターンなどであっても良い。
さらにまた、この実施形態1、2においては、楕円を基調とした反射面30を有するリフレクタ3と投影レンズ4とから構成されているプロジェクタタイプの車両用灯具について説明するものである。ところが、この発明においては、プロジェクタタイプの車両用灯具以外の車両用灯具、たとえば、レンズ直射タイプの車両用灯具や反射タイプの車両用灯具などであっても良い。
1、101 車両用灯具
2 半導体型光源(光源)
20 発光部
3 リフレクタ
30 反射面
31 付加反射面
4 投影レンズ
40 入射面
41 出射面
5 ヒートシンク(取付部材)
50 上板部
51 前板部
52 フィン部
53 取付ボス部
54 位置決めピン部
55 脱落防止部
56 嵌合穴
57 脱落防止部
6 可動シェード(光学制御部材)
61 軸受部分
611 第1ストッパ
612 第2ストッパ
619 透孔
62 主遮蔽部分
620 エッジ
623 付加反射面
63 補助遮蔽部分
64 回転軸
65 コイルスプリング
7 ソレノイド(駆動機構)
70 ケース
71 コイル
72 プランジャ(駆動部)
73 コネクタ
74 カバー
75 凸部
76 加締付工具
77 スクリュー
78 フランジ
79 取付部
8 リンク部材(駆動力伝達部材)
80 コイル部
81 一方の連結部
82 他方の連結部
9 ブラケット(取付部材)
90 折曲部分
91 中間取付部分
910 規制部
911 止部
912 凹部
92 端取付部分
920 透孔
921 位置決め孔
922 固定凸部
93 凹部
94、940、941 ピン部
942 加締部
95 透孔
96 開口部
97 貫通孔
98 挿通孔
99 脱落防止部
10 ホルダ(取付部材)
11 保持部
12 取付部
13 透孔
100 ファン
B 後
CL カットオフライン
D 下
D1 直径
D2、D3 隙間
F 前
F1 第1焦点
F2 第2焦点
F3 焦点
F4 ソレノイドの重力反時計方向の力
F5 引っ張り力
F6 押し付け力
HL−HR 水平左右線
HP ハイビーム配光パターン
L 左
LP ロービーム配光パターン
OSP オーバーヘッドサイン配光パターン
O1 回転軸の中心軸
O2 プランジャの中心軸
R 右
S 通気空間
U 上
VU−VD 垂直上下線
Z 光軸

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源が取り付けられている取付部材と、
    前記取付部材に切替可能に取り付けられていて、前記光源からの光を所定の配光に光学制御する光学制御部材と、
    前記取付部材に取り付けられていて、前記光学制御部材を駆動させる駆動機構と、
    前記取付部材に取り付けられていて、かつ、前記光学制御部材と前記駆動機構とにそれぞれ連結されていて、前記駆動機構の駆動力を前記光学制御部材に伝達する駆動力伝達部材と、
    を備え、
    前記取付部材には、前記駆動力伝達部材が前記取付部材から脱落するのを防止する脱落防止部が一体に設けられている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記取付部材は、
    前記光源が取り付けられているヒートシンクと、
    前記光学制御部材および前記駆動機構が取り付けられているブラケットと、
    を有し、
    前記駆動力伝達部材は、線部材から構成されていて、コイル部を有し、
    前記コイル部は、前記ヒートシンクあるいは前記ブラケットのいずれか一方に設けられているピン部に嵌合されていて、
    前記ピン部に嵌合する前記コイル部が前記ピン部から脱落するのを防ぐ前記脱落防止部は、前記ヒートシンクあるいは前記ブラケットのいずれか他方に一体に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記ピン部は、前記ブラケットに設けられていて、
    前記駆動力伝達部材は、弾性を有し、中間部分に前記コイル部を有し、
    前記コイル部は、前記ピン部に嵌合されていて、
    前記駆動力伝達部材の両端部分は、前記光学制御部材と前記駆動機構とにそれぞれ連結されていて、
    前記光学制御部材、前記駆動機構、前記駆動力伝達部材および前記ブラケットは、切替機構モジュールを構成し、
    前記ピン部に嵌合する前記コイル部が前記ピン部から脱落するのを防ぐ前記脱落防止部は、前記ヒートシンクに一体に設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記脱落防止部は、前記ピン部が嵌合する嵌合穴を有する凸部、または、前記ピン部に相対向し前記ピン部との間の隙間が前記駆動力伝達部材の断面の幅寸法よりも小さい凸部、である、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の車両用灯具。
  5. 前記ヒートシンクと前記ブラケットとの間には、空間が形成されていて、
    前記脱落防止部、前記コイル部および前記ピン部は、前記空間中に配置されている、
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  6. 前記ブラケットおよび前記駆動機構のうち前記ピン部あるいは前記脱落防止部が設けられている箇所以外の箇所には、前記駆動機構の発熱部と前記空間との間を連通させる開口部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
  7. 前記駆動機構は、前記ブラケットの前記ヒートシンクに対して反対側の面に加締により取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の車両用灯具。

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