JP2017199582A - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】防水コネクタがパネルに傾斜配置される場合に、コネクタハウジングとパネルとの隙間をシールするシール部材が所定のシール性を発揮することができるようにする。
【解決手段】コネクタハウジング20は、パネル90の板面に対し傾斜してそのパネル90の開口部91内に配置されるハウジング本体と、ハウジング本体から外側に張り出して一面がパネル90の板面に対向する鍔部27とを有する。シール部材50は、コネクタハウジング20の外周を包囲する環状の形態とされ、パネル90の板面に密着するパネルリップ57と、鍔部27の前記一面に密着する内外複数条のハウジングリップ58とを有し、ハウジングリップ58側からパネルリップ57側にかけて内外方向の肉厚が減少する。
【選択図】図1

Description

本発明は、防水コネクタに関する。
特許文献1には、車体のパネルに取り付けられる待受けコネクタとしての防水コネクタが開示されている。これは、パネルの板面に対し傾斜してそのパネルの開口部に挿入されるパネル側コネクタハウジング(以下、コネクタハウジング)と、コネクタハウジングの外周から外側に張り出して前方側の面がパネルの板面に対向するフランジ状のパネル当接部と、パネル当接部の前方側の面に設けられたシール装着溝に装着されるパネル用シール部材(以下、シール部材)とを備えている。
シール部材は、コネクタハウジングの外周を包囲する環状の形態とされ、パネル当接部の前方側の面とパネルの板面とに密着してパネル当接部とパネルとの隙間をシールするようになっている。なお、コネクタハウジングがパネルの板面に対して傾斜して配置されるのは、作業者がコネクタの嵌合作業を容易に行うことができるようにするためである。
特開2011−222229号公報
ところで、上記のようにコネクタハウジングがパネルの板面に対し傾斜して配置される場合、作業者は、往々にして、コネクタハウジングの下端をパネルの板面に近づけ、コネクタハウジングの上端をパネルの板面から大きく離間させ、その状態で下端側の部分を支点として上端側の部分をパネルへ向けて倒すようにして、コネクタハウジングをパネルに取り付けようとする。しかし、このような取り付け作業を行うと、シール部材の上端部及び下端部がコネクタハウジングの傾動(回動)に伴ってねじれて転がるように弾性変形し、その状態でパネルの板面に密着する懸念がある。このため、シール部材が所定のシール性を発揮することができないおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、防水コネクタがパネルに傾斜配置される場合に、コネクタハウジングとパネルとの隙間をシールするシール部材が所定のシール性を発揮することができるようにすることを目的とする。
本発明の防水コネクタは、パネルの板面に対し傾斜してそのパネルの開口部内に配置されるハウジング本体を有するとともに、前記ハウジング本体から外側に張り出して一面が前記パネルの板面に対向する鍔部を有するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの外周を包囲する環状の形態とされ、前記パネルの板面に密着するパネルリップを有するとともに、前記鍔部の前記一面に密着する内外複数条のハウジングリップを有し、前記ハウジングリップ側から前記パネルリップ側にかけて内外方向の肉厚が減少するシール部材とを備えているところに特徴を有する。
内外複数条のハウジングリップが鍔部の一面に密着するため、シール部材のハウジングリップ側の部分が鍔部に安定して支持される。パネルへの取り付け時には、パネルリップがパネルの板面に密着して弾性変形させられるが、シール部材は鍔部に安定支持されるハウジングリップ側からパネルリップ側にかけて内外方向に肉厚が減少する形態になっているため、パネルリップ側の弾性変形量を小さく抑えることができる。このため、仮に、ハウジング本体の一端をパネルの板面に近づけ、その一端側の部分を支点としてハウジング本体の他端側の部分をパネルの板面に向けて倒すようにして、ハウジング本体をパネルに取り付ける作業を行っても、パネルリップがねじれて転がるように弾性変形するのを回避することができ、シール部材のシール性が低下するのを防止することができる。
本発明の実施例1において、パネルに取り付けられた防水コネクタの断面図である。 防水コネクタがパネルに取り付けられる過程の状態を示す図である。 パネルに取り付けられた防水コネクタの側面図である。 パネルに取り付けられた防水コネクタの底面図である。 防水コネクタの正面図である。 コネクタハウジングの正面図である。 シール部材の正面図である。 図7のA−A線断面図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
前記パネルリップが1条で構成されている。これによれば、シール部材のパネルリップが大きく弾性変形することがなく、転がり変形する事態をより確実に回避することができる。
前記ハウジングリップが内外2条で構成され、前記パネルリップの頂点部が内外方向に関して前記シール部材における前記内外2条の前記ハウジングリップ間の中央より外側の部分に配置されている。仮に、パネルリップが内側に大きく弾性変形すると、パネルの開口部内にパネルリップが落ち込む懸念がある。しかし、上記構成によれば、パネルリップの頂点部がハウジングリップ間の中央より外側に配置されているため、開口部からパネルリップの頂点部までの距離を十分に離すことができ、開口部内にパネルリップが落ち込む事態を回避することができる。
前記パネルリップの頂点部が内外方向に関して前記シール部材における前記内外2条の前記ハウジングリップのそれぞれの頂点部間の部分に配置されている。これによれば、内外2条のハウジングリップのそれぞれの頂点部とパネルリップの頂点部とがバランス良く配置され、シール部材が歪に弾性変形するのを回避することができる。
<実施例1>
以下、実施例1を図1〜図8によって説明する。本実施例1に係る防水コネクタ10は、自動車のパネル90に取り付けられるパネル取付型コネクタであって、コネクタハウジング20と、シール部材50とを備えている。コネクタハウジング20は、パネル90に取り付けられた状態で相手コネクタ80(図1を参照)に嵌合可能とされている。
パネル90は、薄肉の金属板材であって、板厚方向に貫通する開口部91を有している。図1に示すように、パネル90の板面が上下方向に沿って垂直に配置されるとした場合に、コネクタハウジング20は、相手コネクタ80との嵌合方向に沿った軸線を上下方向と交差する斜め方向に向けた状態で、開口部91の内部に挿入される。具体的には、コネクタハウジング20は、上下方向に加えてパネル90の板厚方向である前後方向と交差し、上下方向及び前後方向に対して所定の傾斜角度をもって嵌合面(後述するフード部22の開口面)を斜め上方に向けて配置される。もっとも、以下の防水コネクタ10の構造説明においては、便宜上、防水コネクタ10の嵌合方向の軸線が前後方向を向き、防水コネクタ10の嵌合面が前方を向いた状態を、方向の基準とする。
コネクタハウジング20は合成樹脂製であって、図1に示すように、略角ブロック状の端子収容部21と、端子収容部21の前端部、詳細には端子収容部21の前端より少し後方の部分から径方向外側に全周にわたって張り出し、さらにその張り出し端から前方へ延出する略角筒状のフード部22とを一体に有している。フード部22は、ハウジング本体に相当する部分である。
端子収容部21には、複数のキャビティ23が前後方向に延出して設けられている。キャビティ23の内壁下面には、ランス24が前方に突出して設けられている。端子収容部21のキャビティ23には、後方から端子金具40が挿入される。端子金具40は、キャビティ23に正規挿入され、ランス24に弾性的に係止されることで、端子収容部21に抜け止め保持される。
端子金具40は導電性の金属板を曲げ加工などして一体に形成されている。図1及び図2に示すように、端子金具40は、前方に突出するピン状のタブ部41と、タブ部41の後方に位置するオープンバレル状のバレル部42とを有している。タブ部41は、フード部22内に突出して配置され、コネクタハウジング20が相手コネクタ80に嵌合されるに伴い、相手コネクタ80に設けられた雌型の相手端子金具85に電気的に接続される(図1を参照)。バレル部42は、電線48及びゴム栓49に圧着により接続され、電線48の芯線部分に電気的に接続される。ゴム栓49は、端子金具40がキャビティ23に正規挿入されたときに、キャビティ23の後部側の内周面に弾性的に密着し、電線48とキャビティ23との隙間をシールする。
図3及び図4に示すように、端子収容部21の両側外面の上下方向略中央部には、左右一対のパネルロック部25が設けられている。パネルロック部25は、端子収容部21の側外面後端から外側に立ち上がり、さらにその立ち上がり端から前方へ向けて延出する片持ち梁状の形態になっている。パネルロック部25の前端部には、ロック本体26が外側に突出して設けられている。ロック本体26の前端面は、パネル90の裏面側の板面に対面して係止可能となっている。また、パネルロック部25の前端及びロック本体26の前端は、以下のフード部22の前端と対応するように、斜め下向きに切り欠かれた形態になっている。
図1及び図2に示すように、フード部22の前端は、このフード部22の延出方向である前後方向に対して所定の傾斜角度をもって斜めに切り欠かれた形態になっている。そして、フード部22は、その前端から傾斜方向に沿って外側に張り出す鍔部27を有している。鍔部27は、フード部22の前端から全周にわたって張り出す円環板状をなし、その前面を斜め下方に向けて配置される。鍔部27の後面は、パネル90の表面側の板面に対し、シール部材50を介して、ほぼ平行に対向して配置されるようになっている。
鍔部27の後面には、シール部材50の装着溝32が全周にわたって凹設されている。鍔部27の張り出し端には、後方へ向けて小さく突出する外周部28が設けられ、外周部28によって装着溝32の外周が区画されている。
図5及び図6に示すように、鍔部27の上辺部分は、下辺部分よりも外側への張出量が大きくなっている。鍔部27の上辺部分における上端の左右方向略中央部には、角凹状の凹部29が設けられている。凹部29は、外周部28を切り欠くようにして上端に開口するとともに前後方向に貫通する形態になっている。
図6に示すように、鍔部27の両側辺部の上下方向中央部には、左右一対の係止孔31が貫通して設けられている。係止孔31は、正面視略四角形の開口形状を有し、パネルロック部25の前方に配置されている。コネクタハウジング20を正面視すると、係止孔31を通してパネルロック部25を視認することが可能となっている。この係止孔31は、ロック本体26を含むパネルロック部25の前端形状を成形するための金型(図示せず)が通過することで形成される。
続いてシール部材50について説明する。シール部材50はシリコンゴムなどのゴム製であって、図1及び図2に示すように、コネクタハウジング20の外周を包囲して装着溝32に嵌入可能なシール本体51を有している。シール本体51は、図7に示すように、角部が丸い四角環状をなし、図8に示すように、前後方向(嵌合方向の軸線方向)に対して所定の傾斜角度で下向きに傾く姿勢をとるようになっている。シール本体51の上辺部分の左右方向略中央部には、前方へ向けて略水平に突出する突片部52が設けられている。突片部52は、シール本体51の上辺部分(後述する中間部59の外面)において一段高く突出する平面視矩形の板片状をなし、図5に示すように、鍔部27の凹部29に嵌合可能とされている。
図7及び図8に示すように、シール本体51の両側辺部分の上下方向略中央部には、前方へ向けて略水平に突出する左右一対の突起部53が設けられている。突起部53は、シール本体51の側辺部分において前方に加えて内側にも突出する角ブロック状の基部54と、基部54の前端部に段付き状の連なる拡開部55とからなる。拡開部55の前面及び後面(基部54の外面に直交する周面)は、前後方向に対して傾斜して配置される平坦な面になっている。また、拡開部55の外側面には、前面に向けて上下寸法及び左右寸法を減少させる斜面部56が設けられている。
図8に示すように、シール本体51は、後方に突出する1条のパネルリップ57と、前方に突出する内外2条のハウジングリップ58と、パネルリップ57及びハウジングリップ58間に位置してハウジングリップ58側からパネルリップ57側にかけて内外方向の肉厚を次第に減少させる中間部59とからなる。なお、内外方向は、シール部材50の径方向の内外方向であって(図8の矢印を参照)、図1〜図3に示すパネル90の板面に沿った上下方向に相当する。
図7及び図8に示すように、パネルリップ57は、中間部59の後端側に全周にわたって周回する断面円弧状をなし、円弧の頂点部61を後方へ向けて配置されている。パネルリップ57の内外面はそれぞれ中間部59の内外面に段差なく面一で連続している。
両ハウジングリップ58は、それぞれ、中間部59の前端側の内外周部に全周にわたって周回する断面円弧状をなし、円弧の頂点部62を前方へ向けて配置されている。このハウジングリップ58は、パネルリップ57より小さいサイズで構成されている。両ハウジングリップ58のそれぞれの外面は中間部59の外面に段差なく面一で連続している。両ハウジングリップ58のそれぞれの内面は中間部59の前端面から突出して配置されている。
パネルリップ57の頂点部62は、シール部材50の内外方向の厚みの中央を通って内外方向と直交する中心線C(図8を参照)より外側に偏在して配置されている。言い換えれば、パネルリップ57の頂点部62は、内外方向に関して、両ハウジングリップ58間の中央より外側に偏在して配置されている。また、パネルリップ57の頂点部62は、内外方向に関して、両ハウジングリップ58のそれぞれの頂点部61間で、且つ外側のハウジングリップ58の頂点部61寄りの位置に配置されている。中間部59の内面は、内外方向に対し、パネルリップ57の頂点部62へ向けて拡開するように外側に傾斜して配置されている。
組み付けに際し、シール部材50はコネクタハウジング20に後方から装着される。このとき、突片部52が凹部29に対応位置することで、シール部材50がコネクタハウジング20に対して正しい装着姿勢に矯正される。シール部材50が鍔部27の装着溝32に進入すると、突片部52が凹部29に嵌合して配置されるとともに、突起部53の拡開部55が斜面部56で案内されつつ係止孔31を弾性的に通過して鍔部27の前面に係止可能に配置される(図5を参照)。これにより、突起部53の基部54が係止孔31に挿入されるとともに、内外2条のハウジングリップ58が装着溝32の奥面(鍔部27の後面)の内外周部に周方向に密着して配置される。
次に、コネクタハウジング20をパネル90に取り付ける作業を説明する。なお、以下においては、パネル90の板面に沿う方向(面方向)を上下方向とし、パネル90の板厚方向を前後方向として説明する。
取り付けに際し、コネクタハウジング20がパネル90の開口部91に表面側から裏面側に向けて挿入される。これにより、コネクタハウジング20の後部がパネル90の裏面側に臨み、鍔部27がパネル90の表面側の板面に対向して配置される。
続いて、図2から図1にかけて示すように、鍔部27の下辺部分及びシール部材50の下辺部分がパネル90の表面側の板面における開口部91の縁部に当接するように配置され、その状態で、鍔部27の下辺部分又はシール部材50の下辺部分が支点となり、鍔部27の上辺部分及びシール部材50の上辺部分がパネル90の表面側の板面に向けて倒れるように、コネクタハウジング20が回動させられる。
図1に示すように、鍔部27がパネル90の表面側の板面とほぼ平行に配置され、コネクタハウジング20がパネル90に対して所定の傾斜角度で配置されるまで回動されると、両パネルロック部25のロック本体26が開口部91を弾性的に通過してパネル90の裏面側の板面における開口部91の縁部に係止可能に配置される(図3を参照)。これにより、パネルロック部25のロック本体26と鍔部27との間に、シール部材50を介して、パネル90が挟持され、コネクタハウジング20がパネル90に対して所定の傾斜角度で傾いた状態で取り付けられる。
コネクタハウジング20がパネル90に取り付けられるに伴い、シール部材50のパネルリップ57がパネル90の表面側の板面における開口部91の縁部に周方向に密着して配置される。このとき、パネルリップ57はやや外向きに弾性変形した状態でパネル90の表面側の板面に密着し、図3に示すように、外周部28とパネル90との間に外面が露出して配置される。その後、相手コネクタ80がフード部22に対し斜め上方から挿入されてコネクタハウジング20に嵌合される(図1を参照)。
ところで、上記のようにコネクタハウジング20がパネル90に対し回動して取り付けられる場合、コネクタハウジング20の回動過程で、シール部材50のパネルリップ57がパネル90の板面を摺動してねじれ方向の外力を受けることがある。仮に、パネルリップ57がねじれ方向の外力を受けて転がり変形すると、シール部材50が所定のシール性を発揮することができなくなる。
しかし、本実施例1の場合、内外2条のハウジングリップ58が鍔部27の装着溝32の奥面に密着して配置されることにより、シール部材50が鍔部27に安定して支持された状態になり、さらに、シール部材50の中間部59がハウジングリップ58側からパネルリップ57側にかけて次第に肉厚を減じる形態になっていて、パネル90に密着するパネルリップ57の弾性変形量が小さく抑えられるようになっている。このため、コネクタハウジング20の回動過程で、パネルリップ57がねじれ方向の外力を受けても弾性変形するのが抑えられ、転がり変形する事態を回避することができる。その結果、シール部材50が所定のシール性を発揮することができる。とくに、パネルリップ57が1条のみで構成されているため、パネルリップ57の弾性変形量をより小さく抑えることができ、パネルリップ57が転がり変形する事態をより確実に回避することができる。
また、本実施例1の場合、ハウジングリップ58が内外2条で構成され、パネルリップ57の頂点部62が内外方向に関してシール部材50における内外2条のハウジングリップ58間の中央(図8の中心線Cを参照)より外側の部分に配置されている。このため、コネクタハウジング20がパネル90に取り付けられたときに、開口部91からパネルリップ57の頂点部62までの距離を十分に離すことができ、パネルリップ57が開口部91内に落ち込む事態を回避することができる。
さらに、パネルリップ57の頂点部62が内外方向に関してシール部材50における内外2条のハウジングリップ58のそれぞれの頂点部61間の部分に配置されているため、内外2条のハウジングリップ58のそれぞれの頂点部61とパネルリップ57の頂点部62とがバランス良く配置され、シール部材50が歪に弾性変形するのを回避することができる。
なお、コネクタハウジング20は、上記のような回動を伴う取り付け作業を行わず、鍔部27がパネル90の板面と平行な状態で開口部91に挿入され、そのままパネル90に取り付けられるものであってもよい。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)シール部材は、内外3条以上のハウジングリップを有するものであってもよい。
(2)シール部材は、コネクタハウジングの外周から電線の引き出し端部にわたる部分を被覆するグロメットとして構成されるものであってもよい。
(3)コネクタハウジングは、相手コネクタとの嵌合後に、パネルに取り付けられるものであってもよい。
(4)防水コネクタは、雌型の端子金具を収容可能なブロック状のハウジング本体を備えた雌型コネクタであってもよい。
10…防水コネクタ
20…コネクタハウジング
22…フード部(ハウジング本体)
27…鍔部
32…装着溝
50…シール部材
51…シール本体
57…パネルリップ
58…ハウジングリップ
59…中間部
61…ハウジングリップの頂点部
62…パネルリップの頂点部
90…パネル
91…開口部

Claims (4)

  1. パネルの板面に対し傾斜してそのパネルの開口部内に配置されるハウジング本体を有するとともに、前記ハウジング本体から外側に張り出して一面が前記パネルの板面に対向する鍔部を有するコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングの外周を包囲する環状の形態とされ、前記パネルの板面に密着するパネルリップを有するとともに、前記鍔部の前記一面に密着する内外複数条のハウジングリップを有し、前記ハウジングリップ側から前記パネルリップ側にかけて内外方向の肉厚が減少するシール部材とを備えていることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記パネルリップが1条で構成されている請求項1記載の防水コネクタ。
  3. 前記ハウジングリップが内外2条で構成され、前記パネルリップの頂点部が内外方向に関して前記シール部材における前記内外2条の前記ハウジングリップ間の中央より外側の部分に配置されている請求項2記載の防水コネクタ。
  4. 前記パネルリップの頂点部が内外方向に関して前記シール部材における前記内外2条の前記ハウジングリップのそれぞれの頂点部間の部分に配置されている請求項3記載の防水コネクタ。
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