JP2017199329A - 対象留置・拘束・保安システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1扉5と第2扉7とを閉じることで閉鎖可能な空間9内に管理対象を留置しもしくは拘束しまたは前記空間内において管理対象を保安するシステム1であって、第1扉5の開動作及び閉鎖完了を感知するセンサー機構19と、第1扉5及び第2扉の開動作を規制するロック機構16,18と、第1扉5の開動作感知に応答して第2扉7のロック機構16に開動作を規制する信号を送り、その後の第1扉5の閉鎖完了を感知して第1扉5のロック機構18に第1扉5の開動作を規制するための信号を送る制御機構20とを備えたシステムである。
【選択図】 図1
Description
図1は本発明のシステムをマンション・アパートの各住戸玄関に適用したレイアウト構成1を示しており、共同廊下2と各住戸玄関3とを隔てる外扉5と、玄関3の脇に設けられた下駄箱4と、玄関3から奥の部屋6に向かって延びる通路8と、通路8の途中に設けられた冷気遮断用の内扉7とを備え、内扉7と外扉5とを閉じることで玄関3を含む通路8に閉鎖可能な空間9が形成されるように構成している。ここで「閉鎖可能な空間」とは、人間がその空間から外部に抜け出すための経路がなくなる空間をいう。内扉7の玄関3に面する側とは反対側の通路8の壁面12には屋内操作盤13が、共同廊下2に面した住戸壁面14には屋外操作盤15が、内扉7の玄関3に面する側の回動軸近傍上端には内扉7を開いた際に接触圧を受け閉じた際に接触圧から開放される位置にマイクロスイッチA17が、外扉5の玄関3に面する側の回動軸近傍上端には外扉5を開いた際に接触圧を受け閉じた際に接触圧から開放される位置にマイクロスイッチB19がそれぞれ設けられている。空間内における玄関3から遠い方の天井にはカプセルカメラ36が設置され、玄関3の横の下駄箱4上には、制御ボックス20、その上にはエアコンプレッサ30がそれぞれ載置されている。
以下では、エアコンプレッサ30の吐出口31からの空気圧によるエアシリンダ16,18のロッド22a,22bの突出をロック機構の作動と称することがある。
以下、各部材について詳細に説明する。
有効無効スイッチ23は、システム1の有効化(作動)、無効化(強制解錠)を切り替えるスイッチである。
作動開始時間設定スイッチ25は、有効無効スイッチ23を有効にした後にシステム1が実際に作動するまでの時間を有効無効スイッチ23が無効の時に設定するスイッチである。
カウント表示画面27は、有効無効スイッチ23が無効の時に作動開始時間設定スイッチ25で設定された時間を表示するとともに、有効無効スイッチ23を有効にした後に、システム1が作動するまでの時間をカウントダウン表示するものである。
確定時照光押しボタン28は、有効無効スイッチ23が無効の時に作動開始時間設定スイッチ25によって設定された時間を確定するボタンであり、確定した際に点灯する。
(状態チェックモード)
図7にあるように、制御ボックス20は電源オンの検出、有効無効スイッチ23、モード設定スイッチ29、屋内キーSW52または屋外キーSW54の値変化を検出すると、状態チェックモード(S1)に移行し、まず有効無効スイッチ23の状態を参照し(S2)、有効である場合に、屋内キーSW52の指示値と屋外キーSW54の指示値とを比較し(S3)、指示値が一致する場合は、電磁弁34,35の上昇側ソレノイドを励磁してエアシリンダA16及びエアシリンダB18のロッドを上昇させ(S4,初期化動作)、モード値を取得(S5)し、屋内外の操作盤13,15上の警報灯55,57を点滅(S6)させたうえでシステム作動モードに移行する(S7)とともに警報灯55,57を消灯する(S11)。すなわち、制御ボックス20が、屋内キーSW52の指示値と屋外キーSW54の指示値とを比較し、指示値が一致する場合に限り、システム作動モード(S7)に移行するように構成している。一方、電源オンの後、有効無効スイッチ23の状態が無効である場合は、直ちにシステム設定モードに移行し(S9)、有効無効スイッチ23の状態が有効である場合であっても、屋内キーSW52の指示値と屋外キーSW54の指示値が一致しない場合には、電磁弁34,35の上昇側ソレノイドを励磁してエアシリンダA16及びエアシリンダB18のロッドを上昇させ(S8)、システム設定モードに移行する(S9)。システム設定モードで有効無効スイッチ23(2値)、システム作動までの時間を設定する作動開始時間設定スイッチ25、及び/または、モード設定スイッチ29の設定を終えた後、有効無効スイッチ23を有効にすると、システム作動までの時間を表示するカウント表示画面27でカウントダウンが始まり(S10)、電源オン(S1)直後のシステムチェックルーチンに復帰する。
システム作動モード(S7)において制御ボックス20は、モード設定スイッチ29のモード値を参照し、該モード値に応じて、内扉7及び外扉5の開動作の感知の各々に応答するか否かを切り替えるように構成している。図8を用いて、モード値が内外モードである場合における制御フローを代表例として説明する。管理対象が屋内から外出しようとして内扉7が開かれる(S21)と、マイクロスイッチA17がオフになる(S22)。オフを検知した制御ボックス20は、エアシリンダB18に連結された電磁弁35の下降側ソレノイドを励磁して(S23)、エアコンプレッサ30から電磁弁35を経由して流入する圧縮空気が動力となってエアシリンダB18のロッドを下降させることで外扉5がロックされる(S24)。これにより管理対象が内側ドアノブ付近にある施錠を解錠して共同廊下2に出ることが防がれる。次いで内扉7が人為的に閉じられるかまたは外扉5に向かうまでの間に内扉7を開いた際のバネの復元力が働き、内扉7が自然に閉じる際(S25)、マイクロスイッチA17がオンになる(S26)。オンを検知した制御ボックス20は、エアシリンダA16の電磁弁34の下降側ソレノイドを励磁して(S27)、エアシリンダA16のロッドを下降させることで内扉7がロックされ(S28)、同時に操作盤上の警報灯55,57を点灯させる(S29)。これにより後方への退避経路が遮断されるとともに、空間の外部の人間に対して、何者かの開動作に起因して外扉5および内扉7がロックされたことを知らせる。以上の2段機構によって管理対象の逃走が防止される。モード値が内外モードである場合、制御ボックス20は、システム作動モード(S7)において、マイクロスイッチA17のオフ検知にのみ応答し、マイクロスイッチB19のオフ検知には応答しないので、エアシリンダA16に連結された電磁弁34の下降側ソレノイドを励磁することはなく、結果としてエアシリンダA16のロッドを下降させることもない。モード値が外内モードである場合、制御ボックス20は、システム作動モードにおいて、マイクロスイッチB19のオフ検知にのみ応答し、マイクロスイッチA17のオフ検知には応答しないので、エアシリンダB18に連結された電磁弁35の下降側ソレノイドを励磁することはなく、結果としてエアシリンダB18のロッドを下降させることもない。モード値が両動作モードである場合、制御ボックス20は、システム作動モードにおいて、マイクロスイッチA17またはマイクロスイッチB19のいずれのオフ検知にも応答する。
図9を用いて、システム解除(S40)の際の制御フローについて説明する。制御ボックス20は、有効無効スイッチが有効無効を判断することで(S41)、空間9に閉じ込められた人間による解除操作か、空間9外の人間による解除操作かを判断する。有効のままの場合、空間外の解除操作であるとみなして、屋内キーSW52と屋外キーSW54との値の不一致を監視し(S42)、不一致になったときに操作盤警報ランプ55,57の状態が点灯か点滅かを確認する(S43)。点灯している場合、状態強制変更ボタン56,58の所定時間の押下を監視し(S44)、所定時間の押下が確認された際に強制解錠を行い(S45)、操作盤警報ランプ55,57を消灯し(S46)、システム設定モード(S9)に移行する。点滅している場合は、状態強制変更ボタン56,58の押下の有無によらず無条件で強制解錠を行い(S45)、操作盤警報ランプ55,57を消灯し(S46)、システム設定モード(S9)に移行する。また有効無効スイッチが無効である場合、空間9内での解除操作であるとみなして、直ちに強制解錠し(S45)、操作盤警報ランプ55,57を消灯し(S46)、システム設定モード(S9)に移行する。
図10は、本発明のシステムを階段付き一般家屋の階段68に適用したレイアウト例60を示している。本実施形態では、階段68の最上部と最下部に階上扉67と階下扉65とを設け、これらを閉じることで階段68に閉鎖可能な空間69が形成されるように構成している。制御ボックス20及びエアコンプレッサ30は階下の踊り場63に配置している。階上操作盤73、階下操作盤75、エアシリンダA76、エアシリンダB78、マイクロスイッチA77、マイクロスイッチB79といった各構成要素の機能、作用等は、第1の実施態様で述べた通りであるので説明を割愛する。本構成は、例えば、2階の居室から外出するために1階の玄関に向かう管理対象の階段68での留置、1階に押し入った強窃盗犯から逃げるために階段68を上がって2階に逃げる管理対象の保安にも適している。
図11は、本発明のシステムを共同廊下102と刑務室内106との間に風除室108を有する刑務所に適用したレイアウト例100を示している。以下、第1及び第2の実施形態と同一名称の構成要素の機能等は、特に断らない限り上述した通りであるので説明を割愛する。
まず、平時、例えば刑務室内106で服役者に刑務作業を行わせている時に、刑務官が壁123の操作ボックス125のキースイッチ126を「入」にする(第1段階のオン)。これにより、制御ボックス120は、外扉105及び内扉107のシリンダ81のロッドを突出させるとともに、外扉105及び内扉107のノックシリンダ83のノック部84を突出させる。このとき、外扉105及び内扉107が開きっぱなしであると、ノックの切り欠かれた先端部が外扉105及び内扉107の戸先下端縁に接触して内側に押す力を加えて、外扉105及び内扉107の閉鎖をアシストする。外扉105は共同廊下102から風除室108に入ろうとする人が引き開きでしか入室できなくなる状態となるとともに、引き開きによる開きっぱなしも不可能となる。また内扉107は、風除室108から刑務室内106に入ろうとする人が引き開きでしか入ることができなくなる状態となるとともに、引き開きによる開きっぱなしも不可能となる。
次に、服役者が刑務室内106から逃走する緊急事態が発生したとする。このとき刑務官は、服役者が逃走しようとする瞬間を見極めて、操作ボックス125の作動ボタン128を押す(第2段階のオン)。これにより、制御ボックス120は、外扉105の上下一対のシリンダ85のロッド88a,88bを全て突出させ、同時にシリンダ81に付された近接センサー82がオン状態かオフ状態かを確認し、近接センサー82がオン状態である場合に限り、外扉105の上下一対のシリンダ87のロッド92a,92bを全て突出させる。この時点で外扉105は、共同廊下102から風除室108内に入ることができなくなる。
次に、服役者が逃走のため、内扉107を押して風除室108内に入り、外扉105手前のマットスイッチ141を踏む。このとき、制御ボックス120は、服役者の背後にある内扉107の上下一対のシリンダ89及びシリンダ91のロッド93a,93b,96a,96bを全て突出させる。
もし、上下一対のシリンダ85のロッド88a,88bを全て突出させた時点で近接センサー82がオン状態であれば、外扉105は、シリンダ87のロッド92a,92bの突出により、風除室108から共同廊下102への押し開きも不可能となっているはずであり、服役者は、留置されている。一方、近接センサー82がオフ状態であれば、上下一対のシリンダ87のロッド92a,92bを突出させても空振りとなるため、突出させておらず、風除室108から共同廊下102への服役者の逃走を許容するので徒に服役者を刺激することもない。いずれの状態であるかを映像通報装置38から送信されてきた画像で確認して逃走経路の封鎖等の次の行動に移ればよい。
図16は、本発明のシステムを老人保健施設の玄関扉205と個室扉207との間に適用したレイアウト例200を示している。
老人保健施設において深夜、個室206に居る管理対象53が個室扉207を開いたとする。そのとき、マイクロスイッチA17が接触圧を受けて信号が制御ボックス220に伝わり、制御ボックス220は、直ちに信号電圧を開閉コントローラに印加する。これにより、人感センサー39から開閉コントローラへの信号が無効化され、管理対象53が玄関扉205を出て徘徊することが未然に防止される。閉鎖強制機構により、個室扉207が自動で閉じると、それが制御ボックス220に伝わり、制御ボックス220は、個室206内のカプセルカメラ36を作動させ、個室内の状況を予め設定されておいた枚数分だけ撮影して、映像通報装置38に送り、映像通報装置38は、自身のID番号とともに撮影画像をナースセンター50の当直看護師51の携帯電話40に伝送する。それと同時に、ナースセンター50では、個室扉207が開いた個室206に対応する屋内操作盤213の警報灯55が点灯する。当直看護師51は、ナースセンター50に居る場合は警報灯55が点灯した屋内操作盤213に関連付けられた部屋番号によって誰が扉を開けたか把握することができ、別室に居る場合は携帯電話40に画像とともに送信されたID番号によって誰が扉を開けたか把握する。そのうえで、当直用携帯電話40に転送された画像を見て人気がないことを確認した場合、その人物が共用スペース208の部屋番号付近に徘徊していることを知る一方、画像を見て人の気配があることを確認した場合、老人が個室扉207を一旦開いたものの断念し、引き返したことを知る。当直看護師51は、状況に応じてナースセンター50に電話して他の当直者に状態強制変更ボタン56を押下してもらい、その部屋番号の個室206に行き、状況を確認する。
本実施形態は、図17に示すように制御ボックス320において、モード設定スイッチ29とは別に徘徊防止モードスイッチ129および金庫モードスイッチ229を設けている点で第1実施態様と異なっている。
図18を用いて、モード値が内外モードである場合における制御フローを代表例としてシステム作動モード(S7)について説明する。まず、図18から明らかなように、徘徊防止モードスイッチ129および金庫モードスイッチ229がいずれもオフのときは、図8と同様のルーチンとなる。徘徊防止モードスイッチ129がオンのときは、内扉7の開動作感知に応答して外扉5のロック機構を作動するが、その後に内扉7の閉鎖完了を感知しても内扉7のロック機構を作動しないように構成されている。金庫モードスイッチ229がオンのときは、外扉5を予めロックしておき、単なる内扉7の開閉に伴って、内扉7の開動作が規制される機構が働くように構成されており、金庫として使用する場合に最適化したモードである。図18から明らかなように、各モードの優先順位は、徘徊防止モード(S61)>金庫モード(S62)>内外モードとなる。
2,102,202 共同廊下(屋外)
3,203 玄関
4,204 下駄箱
5,105,205 外扉(玄関扉)
6,106,206 部屋(刑務室内または個室)
7,107,207 内扉(個室扉)
8,208 通路(共用スペース)
9,69,109,209 空間
11 ヒンジ
12,212 壁面
13 屋内操作盤
14,214 住戸壁面(施設外壁面)
15 屋外操作盤
16,76 エアシリンダA
17,77 マイクロスイッチA
18,78 エアシリンダB
19,79 マイクロスイッチB
20,120,220,320 制御ボックス
21 電源スイッチ
22a,22b,81b,88a,88b,92a,92b,93a,93b,96a,96b ロッド部
23 有効無効スイッチ
24,124 鍵
25 作動開始時間設定スイッチ
26 鍵孔
27 カウント表示画面
28 確定時照光押しボタン
29,129,229 モード設定スイッチ
30 エアコンプレッサ
31 吐出口
32 エアホース
33 電源ケーブル
34,35 電磁弁
36 カプセルカメラ
37 通信ケーブル
38 映像通報装置
39 人感センサー
40 当直用携帯電話
41 入力ケーブル
42 出力ケーブル
50 ナースセンター
51 当直看護師
52 屋内キーSW
53 管理対象
54 屋外キーSW
55,57 警報灯
56,58 状態強制変更ボタン
63 踊り場
65 階下扉
67 階上扉
68 階段
73 階上操作盤
75 階下操作盤
81,85,87,89,91 シリンダ
82 近接センサー
83 ノックシリンダ
84 ノック部
81a,86,90a,90b,94a,94b,95a,95b,98a,98b 本体部
108 風除室
112,116 上枠
113,115,117,119 上枠の側面
121 作業台
123 壁
125 操作ボックス
126 キースイッチ
128 作動ボタン
Claims (11)
- 第1扉と第2扉とを閉じることで閉鎖可能な空間内に管理対象を留置しもしくは拘束しまたは前記空間内において管理対象を保安するシステムであって、
第1扉の開動作及び/または閉鎖完了を感知するセンサー機構と、
第1扉及び第2扉の開動作を規制するロック機構と、
第1扉の開動作を行う者以外の者によるトリガー動作または第1扉の開動作感知に応答して第2扉のロック機構に開動作を規制する信号を送り、その後の前記空間に入った者の動作または第1扉の閉鎖完了の感知に応答して第1扉のロック機構に第1扉の開動作を規制するための信号を送る制御機構とを備えたシステム。 - 前記制御機構は、第1扉の開動作感知に応答して、第2扉のロック機構に開動作を規制する信号を送り、その後の第1扉の閉鎖完了を感知して第1扉のロック機構に第1扉の開動作を規制するための信号を送るように構成した請求項1に記載のシステム。
- さらに前記空間への侵入を感知する第2のセンサー機構を備え、
前記制御機構は、前記空間の外側に設置されたトリガースイッチのオン動作に応答して、第2扉のロック機構に開動作を規制する信号を送る一方、前記第2のセンサー機構による前記空間への侵入感知に応答して第1扉のロック機構に第1扉の開動作を規制するための信号を送るように構成した請求項1に記載のシステム。 - 前記空間内または第1扉を挟んで前記空間とは反対側に第1のキースイッチ、第2扉を挟んで前記空間とは反対側に第2のキースイッチを備え、前記制御機構が、第1のキースイッチの指示値と第2のキースイッチの指示値とを比較し、指示値が一致する場合または一致しない場合にのみ、ロック機構に開動作の規制を解除するための信号を送るように構成した請求項1または請求項2に記載のシステム。
- さらに第1扉の開放状態の維持を防止するための閉鎖強制機構を備え、
トリガースイッチのオン動作が、2段階であって、第1段階のオン動作で、前記制御機構が第1扉の閉鎖強制機構を始動するとともに第1扉のロック機構に第1扉の前記空間から外側への開動作を規制するための信号を送り、第2段階のオン動作で、前記制御機構が前記第2のセンサー機構による前記空間への侵入感知に応答して第1扉のロック機構に第1扉の開動作を規制するための信号を送るように構成した請求項3に記載のシステム。 - 前記空間の内または外に設置されて設置場所周辺を撮像する撮像装置と、該撮像装置で撮像された画像を取得し外部に送信する通報手段とを備え、該通報手段は、第1扉の開動作または閉鎖完了の感知に応答して作動するように構成した請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のシステム。
- 前記ロック機構は、エアコンプレッサと、前記制御機構の出力に応じて前記エアコンプレッサの空気の流通方向を切り替えるダブルソレノイド電磁弁と、前記電磁弁を経由した空気によって往復作動する複動シリンダとの組み合わせである、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のシステム。
- 前記制御機構は、モードスイッチをさらに備え、システム作動時にモードスイッチの指示値を参照し、該指示値に応じて、第1扉の開動作の感知に応答するか否かを切り替えるように構成されている、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のシステム。
- 前記制御機構は、モードスイッチをさらに備え、システム作動時にモードスイッチの指示値を参照し、該指示値に応じて、第1扉の閉鎖完了の感知に応答するか否かを切り替えるように構成されている、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のシステム。
- 前記制御機構は、モードスイッチをさらに備え、システム作動時にモードスイッチの指示値を参照し、該指示値に応じて、第2扉を予め閉鎖しておくように構成されている、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のシステム。
- 第1扉と屋内外を隔てる第2扉とを備えた屋内空間に管理対象を留置しもしくは拘束しまたは前記屋内空間内において管理対象を保安するシステムであって、
第1扉の開動作及び/または閉鎖完了を感知するセンサー機構と、
第2扉の開動作を規制するロック機構と、
第1扉の開動作を行う者以外の者によるトリガー動作または第1扉の開動作感知に応答して第2扉のロック機構に開動作を規制する信号を送る制御機構とを備えたシステム。
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