JP2017193876A - 杭データ推定装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工した杭の杭データである実施工杭データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度の推定値の信頼性を向上することが可能な杭データ推定装置を提供すること。【解決手段】杭データ推定装置1は、杭Pの実施工杭データの中から抽出されたサンプルデータの掘削深度データを参照し、最小値データと、最大値データと、中央値データと、をサンプルデータの中から抽出する基準データ抽出手段20と、掘削深度が、最小値データの掘削深度と中央値データの掘削深度との中央値である第1四分位点データと、中央値データの掘削深度と最大値データの掘削深度との中央値である第3四分位点データと、を前記サンプルデータの中から決定する四分位点データ決定手段30と、第1四分位点データの掘削深度と第3四分位点データの掘削深度の間で、データ欠損杭LPの掘削深度を推定する推定手段40と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、杭データ推定装置に関し、詳しくは、実施工データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度を推定する杭データ推定装置及びその方法に関する。
従来、杭の施工においては、杭打ち機から情報を収集し、杭の施工データとして、掘削深度等を記録する管理装置が用いられている。
このような管理装置として、杭打ち機の掘削ヘッド先端の深度を計測する掘削ヘッド深度計測手段、既製杭の先端深度を計測する既製杭深度計測手段及び/又は液状材噴射ノズルへの液状材注入量を計測する注入量計測手段等の実施工データ計測手段と、該実施工データ計測手段による計測データ及び施工段階毎の基本条件データを表示するデータ表示手段と、計測データを経時的に記録する記録手段と、を備える既製杭建込み施工管理装置が提案されている(特許文献1)。
この既製杭建込み施工管理装置によれば、実施工データ計測手段により計測された深度等の計測データを記憶手段に記憶できる。
特許第5071858号公報
ところで、杭の施工現場は土埃や泥や水等が飛散し、また、杭打ち機における掘削により絶えず振動する環境であり、管理装置のような電子機器にとって過酷な環境である。このため、管理装置が故障し、深度等の計測データが記録されない場合も想定できる。
このような管理装置によって深度等の計測データが記録されなかった場合、既に杭が施工されてしまった状態において、この欠損した計測データを補完するために、掘削深度等を実際に計測することは不可能である。
このため、計測データが欠損した杭の掘削深度等は、計測データが記録されている他の杭の掘削深度等から推測することとなる。
ところが、掘削深度は、地盤の支持層によって異なるので、例えば、互いに隣接する杭であっても、その掘削深度が異なる場合がある。よって、計測データが欠損した杭の掘削深度を、この杭と隣接する杭の計測データの掘削深度と推定しても、信頼性が乏しい。
本発明は、施工した杭の杭データである実施工杭データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度の推定値の信頼性を向上することが可能な杭データ推定装置を提供することを目的とする。
(1) 少なくとも掘削深度を示す掘削深度データを含み、施工した杭の杭データである実施工杭データを、杭毎に記憶する記憶手段に接続され、前記実施工データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度を推定する杭データ推定装置であって、
前記記憶手段に記憶された複数の杭の前記実施工杭データの中から、推定に用いるサンプルとなるサンプルデータを抽出するサンプル抽出手段と、
前記サンプルデータの前記掘削深度データを参照し、掘削深度が最小である最小値データと、掘削深度が最大である最大値データと、掘削深度が中央である中央値データと、を前記サンプルデータの中から抽出する基準データ抽出手段と、
前記サンプルデータの前記掘削深度データを参照し、掘削深度が、前記最小値データの掘削深度と前記中央値データの掘削深度との中央値である第1四分位点データと、前記中央値データの掘削深度と前記最大値データの掘削深度との中央値である第3四分位点データと、を前記サンプルデータの中から決定する四分位点データ決定手段と、
前記第1四分位点データの掘削深度と前記第3四分位点データの掘削深度の間で、前記データ欠損杭の掘削深度を推定する推定手段と、を備える杭データ推定装置。
(1)の発明によれば、杭データ推定装置は、サンプル抽出手段と、基準データ抽出手段と、四分位点データ決定手段と、推定手段と、を備え、少なくとも掘削深度を示す掘削深度データを含み、施工した杭の杭データである実施工杭データを、杭毎に記憶する記憶手段に接続され、実施工データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度を推定する。
サンプル抽出手段は、記憶手段に記憶された複数の杭の実施工杭データの中から、推定に用いるサンプルとなるサンプルデータを抽出する。
基準データ抽出手段は、サンプルデータの掘削深度データを参照し、掘削深度が最小である最小値データと、掘削深度が最大である最大値データと、掘削深度が中央である中央値データと、をサンプルデータの中から抽出する。
四分位点データ決定手段は、サンプルデータの掘削深度データを参照し、掘削深度が、最小値データの掘削深度と中央値データの掘削深度との中央値である第1四分位点データと、中央値データの掘削深度と最大値データの掘削深度との中央値である第3四分位点データと、をサンプルデータの中から決定する。
推定手段は、第1四分位点データの掘削深度と第3四分位点データの掘削深度の間で、データ欠損杭の掘削深度を推定する。
これにより、実施工杭データの中から抽出されたサンプルデータの掘削深度を、最小値データ、中央値データ及び最大値データによって、小さい値群と大きい値群とに2分する。そして、小さい値群の中央値である第1四分位点データと、大きい値群の中央値である第3四分位点データとの間で、データ欠損杭の掘削深度を推定する。
よって、複数のサンプルデータを用いてデータ欠損杭の掘削深度を推定するので、単に隣接する杭の掘削深度と同じと推定した場合に比べ、推定した値の信頼性が向上する。
また、サンプルデータの掘削深度を、小さい値群と大きい値群とに2分し、更に、小さい値群の中央値と大きい値群の中央値との間で、データ欠損杭の掘削深度を推定するので、サンプルデータの掘削深度の平均値とした場合に比べ、サンプルデータの中において、極端に小さい値や大きい値が含まれていたとしても、これらの影響を抑えた値を推定できる。
したがって、施工した杭の杭データである実施工杭データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度の推定値の信頼性を向上することが可能な杭データ推定装置を提供できる。
(2) 前記サンプル抽出手段は、前記データ欠損杭から所定距離以内に施工された杭の前記実施工杭データの中から、前記サンプルデータを抽出する(1)に記載の杭データ推定装置。
これにより、データ欠損杭の周囲で施工された杭の実施工杭データの中から、サンプルデータを抽出し、このデータ欠損杭の掘削深度を推定できる。
したがって、施工した杭の杭データである実施工杭データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度の推定値の信頼性をより向上することが可能な杭データ推定装置を提供できる。
(3) 前記サンプルデータの前記掘削深度データを参照し、全ての前記サンプルデータの掘削深度の平均値を算出する平均値算出手段と、
前記平均値と、前記中央値データの掘削深度と、の差の絶対値が所定値以上か否かを判定するサンプル適正判定手段と、を更に備え、
前記サンプル抽出手段は、前記サンプル適正判定手段が前記所定値以上と判定した場合には、サンプル数を所定数増やして、再度、サンプルデータを抽出する(1)又は(2)に記載の杭データ推定装置。
(3)の発明によれば、杭データ推定装置は、平均値算出手段と、サンプル適正判定手段と、を更に備える。
平均値算出手段は、サンプルデータの掘削深度データを参照し、全てのサンプルデータの掘削深度の平均値を算出する。
サンプル適正判定手段は、平均値と、中央値データの掘削深度と、の差の絶対値が所定値以上か否かを判定する。
そして、サンプル抽出手段は、サンプル適正判定手段が所定値以上と判定した場合には、サンプル数を所定数増やして、再度、サンプルデータを抽出する。
ここで、中央値データの掘削深度と平均値との差が大きい場合、全てのサンプルデータの値において偏りがあることが推測される。
(3)の発明によれば、このような場合に、サンプル数を所定数増やして、再度、サンプルデータを抽出するので、サンプルデータの値において偏りがあっても、推定した掘削深度の推定値の信頼性を向上できる。
したがって、施工した杭の杭データである実施工杭データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度の推定値の信頼性をより向上することが可能な杭データ推定装置を提供できる。
(4) 少なくとも掘削深度を示す掘削深度データを含み、施工した杭の杭データである実施工杭データを、杭毎に記憶する記憶手段に接続され、前記実施工データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度を推定する杭データ推定装置が実行する杭データ推定方法であって、
前記記憶手段に記憶された複数の杭の前記実施工杭データの中から、推定に用いるサンプルとなるサンプルデータを抽出するサンプル抽出ステップと、
前記サンプルデータの前記掘削深度データを参照し、掘削深度が最小である最小値データと、掘削深度が最大である最大値データと、掘削深度が中央である中央値データと、を前記サンプルデータの中から抽出する基準データ抽出ステップと、
前記サンプルデータの前記掘削深度データを参照し、掘削深度が、前記最小値データの掘削深度と前記中央値データの掘削深度との中央値である第1四分位点データと、前記中央値データの掘削深度と前記最大値データの掘削深度との中央値である第3四分位点データと、を前記サンプルデータの中から決定する四分位点データ決定ステップと、
前記第1四分位点データの掘削深度と前記第3四分位点データの掘削深度の間で、前記データ欠損杭の掘削深度を推定する推定ステップと、を含む杭データ推定方法。
(4)の発明によれば、(1)の発明と同様の作用効果を奏する。
本発明によれば、施工した杭の杭データである実施工杭データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度の推定値の信頼性を向上することが可能な杭データ推定装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る杭データ推定装置における処理の概要を説明する図である。 本発明の実施形態に係る杭データ推定装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る杭データ推定装置が実行する杭データ推定処理フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る杭データ推定装置が実行する杭データ推定処理における一例を説明する図である。 図4に示す杭データ推定処理における一例の箱ひげ図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、同一の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図1は、本発明の実施形態に係る杭データ推定装置における処理の概要を説明する図である。
杭データ推定装置は、少なくとも掘削深度を示す掘削深度データを含み、施工した杭Pの杭データである実施工杭データに基づき、実施工データが欠損したデータ欠損杭LPの掘削深度を推定する。なお、データ欠損杭LPは、施工はされているが、実施工データを記録する施工管理装置の故障等により、実施工データが欠損した杭である。
具体的には、まず、杭データ推定装置は、複数の杭Pの実施工杭データの中から、推定に用いるサンプルとなるサンプルデータを抽出する。
次に、杭データ推定装置は、掘削深度が最小である最小値データと、掘削深度が最大である最大値データと、掘削深度が中央である中央値データと、をサンプルデータの中から抽出する。
次に、杭データ推定装置は、サンプルデータの掘削深度データを参照し、掘削深度が、最小値データの掘削深度と中央値データの掘削深度との中央値である第1四分位点データと、中央値データの掘削深度と最大値データの掘削深度との中央値である第3四分位点データと、をサンプルデータの中から決定する。
そして、杭データ推定装置は、第1四分位点データの掘削深度と第3四分位点データの掘削深度の間で、データ欠損杭LPの掘削深度を推定する。例えば、杭データ推定装置は、第1四分位点データの掘削深度と第3四分位点データの掘削深度との中央値や平均値を推定掘削深度に推定する。
このように、杭データ推定装置は、複数のサンプルデータを用いてデータ欠損杭LPの掘削深度を推定するので、単に隣接する杭Pの掘削深度と同じと推定した場合に比べ、推定した値の信頼性が向上する。
また、サンプルデータの掘削深度を、小さい値群と大きい値群とに2分し、更に、小さい値群の中央値と大きい値群の中央値との間で、データ欠損杭の掘削深度を推定するので、サンプルデータの掘削深度の平均値とした場合に比べ、サンプルデータの中において、極端に小さい値や大きい値が含まれていたとしても、これらの影響を抑えた値を推定できる。
したがって、施工した杭の杭データである実施工杭データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度の推定値の信頼性を向上することが可能な杭データ推定装置を提供できる。
図2は、本発明の実施形態に係る杭データ推定装置の機能構成を示すブロック図である。
杭データ推定装置1は、少なくとも掘削深度を示す掘削深度データを含み、施工した杭Pの杭データである実施工杭データを、杭毎に記憶する記憶手段100に接続され、サンプル抽出手段10と、基準データ抽出手段20と、四分位点データ決定手段30と、平均値算出手段40と、サンプル適正判定手段50と、推定手段60と、を備える。
記憶手段100に記憶された実施工杭データには、施工した杭Pの掘削深度を示す掘削深度データに加え、設計上の杭番号(No.)、経時的な掘削速度、経時的な掘削電流値、セメントミルクの積算注入量、経時的なセメントミルクの瞬時流量等が含まれている。また、実施工杭データには、各杭の位置情報を含めてもよい。
また、記憶手段100は、杭データ推定装置1が備えてもよいし、外部装置であってもよい。
サンプル抽出手段10は、記憶手段100に記憶された複数の杭Pの実施工杭データの中から、推定に用いるサンプルとなるサンプルデータを、予め設定された初期設定数(例えば、29本(4の倍数+1)等)だけ抽出する。
このとき、サンプル抽出手段10は、データ欠損杭LPから所定距離以内(例えば、データ欠損杭LPを中心とした半径20mの円内)に施工された杭Pの実施工杭データの中から、サンプルデータを抽出する。
なお、サンプル抽出手段10は、記憶手段100に記憶された各杭の位置情報を参照して、データ欠損杭LPから所定距離以内の杭Pの実施工杭データをサンプルデータとして抽出してもよいし、データ欠損杭LPの杭番号の前後から初期設定数分の杭番号が付された杭Pの実施工杭データをサンプルデータとして抽出してもよいし、ユーザにより選択された杭番号が付された杭Pの実施工杭データをサンプルデータとして抽出してもよい。
また、サンプル抽出手段10は、サンプル適正判定手段50が、後述する平均値と、中央値データの掘削深度と、の差の絶対値が所定値以上と判定した場合には、サンプル数を所定数(例えば、8本(4の倍数)等)増やして、再度、サンプルデータを抽出する。なお、この場合、サンプル抽出手段10は、サンプルデータを抽出する範囲を広げてもよい。
基準データ抽出手段20は、サンプルデータの掘削深度データを参照し、掘削深度が最小である最小値データと、掘削深度が最大である最大値データと、掘削深度が中央である中央値データと、をサンプルデータの中から抽出する。
四分位点データ決定手段30は、サンプルデータの掘削深度データを参照し、掘削深度が、最小値データの掘削深度と中央値データの掘削深度との中央値である第1四分位点データと、中央値データの掘削深度と最大値データの掘削深度との中央値である第3四分位点データと、をサンプルデータの中から決定する。
具体的には、四分位点データ決定手段30は、最小値データと中央値データとの間のサンプルデータ数が、奇数の場合には、1つの中央値を第1四分位点データに決定する。また、四分位点データ決定手段30は、中央値データと最大値データとの間のサンプルデータ数が、奇数の場合には、1つの中央値を第3四分位点データに決定する。
一方、四分位点データ決定手段30は、最小値データと中央値データとの間のサンプルデータ数が、偶数の場合には、2つの中央値の平均値を第1四分位点データに決定する。また、四分位点データ決定手段30は、中央値データと最大値データとの間のサンプルデータ数が、偶数の場合には、2つの中央値の平均値を第3四分位点データに決定する。
平均値算出手段40は、サンプルデータの掘削深度データを参照し、全てのサンプルデータの掘削深度の平均値を算出する。
サンプル適正判定手段50は、平均値算出手段40が算出した平均値と、基準データ抽出手段20が抽出した中央値データの掘削深度と、の差の絶対値が所定値(例えば、0.5(m))以上か否かを判定する。
推定手段60は、四分位点データ決定手段30が決定した第1四分位点データの掘削深度と第3四分位点データの掘削深度の間で、データ欠損杭LPの掘削深度を推定する。
具体的には、推定手段60は、第1四分位点データと第3四分位点データとの平均値をデータ欠損杭LPの掘削深度と推定し、この推定した掘削深度をデータ欠損杭LPの掘削深度データとして記憶手段100に記憶する。
なお、推定手段60は、第1四分位点データと第3四分位点データとの間であれば、平均値に限らず、任意の方法でデータ欠損杭LPの掘削深度と推定してもよい。
なお、本実施形態の杭データ推定装置1は、複数のサンプルデータから成る1つのサンプルセットからデータ欠損杭LPの掘削深度を推定するが、これに限らず、複数のサンプルデータから成る複数のサンプルセットからデータ欠損杭LPの掘削深度を推定してもよい。
この場合、サンプル抽出手段10は、複数のサンプルデータから成る複数のサンプルセットを抽出する。
また、基準データ抽出手20は、サンプルセット毎に、最小値データ、最大値データ及び中央値データを抽出する。
また、四分位点データ決定手段30は、サンプルセット毎に、第1四分位点データ及び第3四分位点データを抽出する。
また、推定手段40は、サンプルセット毎に、第1四分位点データと第3四分位点データとの間で仮掘削深度を決定する。即ち、推定手段40は、複数の仮掘削深度を決定する。そして、推定手段40は、決定した複数の掘削深度の平均値をデータ欠損杭LPの掘削深度と推定する。
これにより、複数のサンプルセットに基づき、データ欠損杭LPの掘削深度を推定するので、サンプルデータ数を少なくしても、実施工杭データが欠損したデータ欠損杭LPの掘削深度の推定値の信頼性を向上できる。
上記の杭データ推定装置1の機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理手段は、装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラム(例えば、基幹ソフト等)を読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。
次に、杭データ推定装置1が実行する杭データ推定処理について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る杭データ推定装置が実行する杭データ推定処理フローを示す図である。
図4は、本発明の実施形態に係る杭データ推定装置が実行する杭データ推定処理における一例を説明する図である。
図5は、図4に示す杭データ推定処理における一例の箱ひげ図である。
ステップS1において、サンプル抽出手段10は、記憶手段100に記憶された複数の杭Pの実施工杭データの中から、推定に用いるサンプルとなるサンプルデータを、予め設定された設定数(図4に示す例では29本)だけ抽出する。
ステップS2において、基準データ抽出手段20は、サンプルデータの掘削深度データを参照し、掘削深度が最小である最小値データ(図4,5に示す例では、杭No.1:29.6m)と、掘削深度が最大である最大値データ(図4,5に示す例では、杭No.29:31.2m)と、掘削深度が中央である中央値データ(図4,5に示す例では、杭No.15:30.6m)と、をサンプルデータの中から抽出する。
ステップS3において、四分位点データ決定手段30は、サンプルデータの掘削深度データを参照し、掘削深度が、最小値データの掘削深度と中央値データの掘削深度との中央値である第1四分位点データ(図4,5に示す例では、杭No.8:30.3m)と、中央値データの掘削深度と最大値データの掘削深度との中央値である第3四分位点データ(図4,5に示す例では、杭No.22:30.8m)と、をサンプルデータの中から決定する。
ステップS4において、平均値算出手段40は、サンプルデータの掘削深度データを参照し、全てのサンプルデータの掘削深度の平均値(図4,5に示す例では、30.5m)を算出する。
ステップS5において、サンプル適正判定手段50は、平均値算出手段40が算出した平均値と、基準データ抽出手段20が抽出した中央値データの掘削深度と、の差の絶対値が所定値(例えば、0.5(m))以上か否かを判定し、所定値以上と判定した場合にはステップS6に処理を移し、所定値以上と判定しない場合にはステップS7に処理を移す。
図4,5に示す例では、ステップS2で基準データ抽出手段20が抽出した中央値データは30.6mであり、ステップS4で平均値算出手段40が算出した平均値は30.5mであり、これらの差の絶対値は0.1mであるので、サンプル適正判定手段50はステップS7に処理を移す。
ステップS6において、サンプル抽出手段10は、サンプル数を所定数(例えば、8本(4の倍数)等)増やして、ステップS1に戻って、再度、サンプルデータを抽出する。
ステップS7において、推定手段60は、ステップS3で四分位点データ決定手段30が決定した第1四分位点データ(図4,5に示す例では、杭No.8:30.3m)の掘削深度と第3四分位点データ(図4,5に示す例では、杭No.22:30.8m)の掘削深度の間で、データ欠損杭LPの掘削深度を推定する。
例えば、図4,5に示す例では、推定手段60は、30.3mと30.8mとの平均値である30.55mをデータ欠損杭LPの掘削深度と推定する。
このように、本実施形態の杭データ推定装置1によれば、以下の作用効果を奏する。
杭データ推定装置1によれば、実施工杭データの中から抽出されたサンプルデータの掘削深度を、最小値データ、中央値データ及び最大値データによって、小さい値群と大きい値群とに2分する。そして、小さい値群の中央値である第1四分位点データと、大きい値群の中央値である第3四分位点データとの間で、データ欠損杭LPの掘削深度を推定する。
よって、複数のサンプルデータを用いてデータ欠損杭LPの掘削深度を推定するので、単に隣接する杭Pの掘削深度と同じと推定した場合に比べ、推定した値の信頼性が向上する。
また、サンプルデータの掘削深度を、小さい値群と大きい値群とに2分し、更に、小さい値群の中央値と大きい値群の中央値との間で、データ欠損杭LPの掘削深度を推定するので、サンプルデータの掘削深度の平均値とした場合に比べ、サンプルデータの中において、極端に小さい値や大きい値が含まれていたとしても、これらの影響を抑えた値を推定できる。
したがって、施工した杭の杭データである実施工杭データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度の推定値の信頼性を向上することが可能な杭データ推定装置を提供できる。
また、杭データ推定装置1によれば、データ欠損杭LPの周囲で施工された杭Pの実施工杭データの中から、サンプルデータを抽出し、このデータ欠損杭LPの掘削深度を推定できる。
したがって、施工した杭の杭データである実施工杭データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度の推定値の信頼性をより向上することが可能な杭データ推定装置を提供できる。
また、杭データ推定装置1によれば、サンプルデータの値において偏りがある場合に、サンプル数を所定数増やして、再度、サンプルデータを抽出するので、サンプルデータの値において偏りがあっても、推定した掘削深度の推定値の信頼性を向上できる。
したがって、施工した杭の杭データである実施工杭データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度の推定値の信頼性をより向上することが可能な杭データ推定装置を提供できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
1 杭データ推定装置
10 サンプル抽出手段
20 基準データ抽出手段
30 四分位点データ決定手段
40 平均値算出手段
50 サンプル適正判定手段
60 推定手段
100 記憶手段


Claims (4)

  1. 少なくとも掘削深度を示す掘削深度データを含み、施工した杭の杭データである実施工杭データを、杭毎に記憶する記憶手段に接続され、前記実施工データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度を推定する杭データ推定装置であって、
    前記記憶手段に記憶された複数の杭の前記実施工杭データの中から、推定に用いるサンプルとなるサンプルデータを抽出するサンプル抽出手段と、
    前記サンプルデータの前記掘削深度データを参照し、掘削深度が最小である最小値データと、掘削深度が最大である最大値データと、掘削深度が中央である中央値データと、を前記サンプルデータの中から抽出する基準データ抽出手段と、
    前記サンプルデータの前記掘削深度データを参照し、掘削深度が、前記最小値データの掘削深度と前記中央値データの掘削深度との中央値である第1四分位点データと、前記中央値データの掘削深度と前記最大値データの掘削深度との中央値である第3四分位点データと、を前記サンプルデータの中から決定する四分位点データ決定手段と、
    前記第1四分位点データの掘削深度と前記第3四分位点データの掘削深度の間で、前記データ欠損杭の掘削深度を推定する推定手段と、を備える杭データ推定装置。
  2. 前記サンプル抽出手段は、前記データ欠損杭から所定距離以内に施工された杭の前記実施工杭データの中から、前記サンプルデータを抽出する請求項1に記載の杭データ推定装置。
  3. 前記サンプルデータの前記掘削深度データを参照し、全ての前記サンプルデータの掘削深度の平均値を算出する平均値算出手段と、
    前記平均値と、前記中央値データの掘削深度と、の差の絶対値が所定値以上か否かを判定するサンプル適正判定手段と、を更に備え、
    前記サンプル抽出手段は、前記サンプル適正判定手段が前記所定値以上と判定した場合には、サンプル数を所定数増やして、再度、サンプルデータを抽出する請求項1又は2に記載の杭データ推定装置。
  4. 少なくとも掘削深度を示す掘削深度データを含み、施工した杭の杭データである実施工杭データを、杭毎に記憶する記憶手段に接続され、前記実施工データが欠損したデータ欠損杭の掘削深度を推定する杭データ推定装置が実行する杭データ推定方法であって、
    前記記憶手段に記憶された複数の杭の前記実施工杭データの中から、推定に用いるサンプルとなるサンプルデータを抽出するサンプル抽出ステップと、
    前記サンプルデータの前記掘削深度データを参照し、掘削深度が最小である最小値データと、掘削深度が最大である最大値データと、掘削深度が中央である中央値データと、を前記サンプルデータの中から抽出する基準データ抽出ステップと、
    前記サンプルデータの前記掘削深度データを参照し、掘削深度が、前記最小値データの掘削深度と前記中央値データの掘削深度との中央値である第1四分位点データと、前記中央値データの掘削深度と前記最大値データの掘削深度との中央値である第3四分位点データと、を前記サンプルデータの中から決定する四分位点データ決定ステップと、
    前記第1四分位点データの掘削深度と前記第3四分位点データの掘削深度の間で、前記データ欠損杭の掘削深度を推定する推定ステップと、を含む杭データ推定方法。

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