JP2017192224A - 車両用駆動装置 - Google Patents

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Kenichi Suzuki
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Abstract

【課題】コイルの冷却性能を向上させ、コイルの温度分布の不均一を解消することができる車両用駆動装置を提供する。【解決手段】この車両用駆動装置は、車輪を駆動する電動モータと、車輪用軸受と、電動モータを潤滑油により冷却する給油機構とを備える。電動モータは、モータハウジング8と、このモータハウジング8内に設けられたステータと、このステータに対して回転可能なロータ10とを有する。給油機構は、モータハウジング8に設けられた潤滑油の油路と、この油路の途中に形成された油孔26から落下させた潤滑油を受けてステータにおけるコイル9bに潤滑油を供給する案内板35とを有する。案内板35は、ロータ10の中心軸Lよりも上側に配置されたコイル9bに潤滑油を供給する第1の冷却経路と、中心軸Lよりも下側に配置されたコイル9bに潤滑油を供給する第2の冷却経路Kbとを有する。【選択図】図8

Description

この発明は、車両用駆動装置に関し、例えば、自動車駆動モジュールであるインホイールモータのステータの冷却性能を向上させる技術に関する。
モータのステータを冷却する技術が以下のように提案されている。
(1)回転電機
コイルエンドに対向する周方向に溝を形成し、この溝に空気または油を供給してコイルエンドを冷却する構造(特許文献1)。
(2)インホイールモータ駆動装置
図13、図14に示すように、ステータコイル100の上部から冷却油を供給し、その冷却油を分散させる部材101を配置し、コイルエンド全体を冷却する構成(特願2014−216886)。
特開2005−229671号公報
車両用の電動機では、省スペース化、省エネルギ化のため、小型軽量でも大出力が得られることが求められる。大出力モータを小型化する場合、銅損による発熱、特にコイルの発熱をどのように冷却するかが非常に重要な課題となる。
また回転電機において、ロータを回転させるためにステータに通電すると、コイルにジュール熱が発生し、ステータに巻回されたコイルの絶縁被膜が溶けて絶縁不良が生じるか、または高熱によってロータの磁石の磁力が低下する可能性があった。このような高熱によるダメージを受ける前にコイルの温度を検知して監視することが行われている。
主となる発熱源はステータコイルであり、ステータコイルを冷却できる能力が、モータ体格に大きく影響する。したがって、ステータの冷却性能を高めるために、潤滑油を冷却油として使用し、冷却性能を高める構成が種々提案されている。
(1)の先行技術では、ステータコイルを冷却する構造が提案されており、コイルエンドに対向する周方向位置に溝を形成し、この溝に空気または油を供給してコイルエンドを冷却している。これは、ハイブリッド車両の駆動モータの適用例であり、ギヤによって掻き上げられた油を溜める貯留部を設け、貯留部からコイルエンドまで導かれた流路を通ってコイルエンドに油を滴下している。この構成は、ロータおよび歯車の掻き上げによる攪拌抵抗が大きいという課題がある。
(2)の先行技術では、モータと減速機とポンプとを有し、内蔵したポンプから冷却油が供給され、冷却路中に油孔があり、油孔はステータのコイルエンドの上方に位置するように形成されている。またコイルエンドには、冷却油を分散させる部材が配置され、コイルエンドを左右均等に冷却している。
しかしながら、冷却油は、コイルエンドから熱を奪いながら下方へ伝い落ちていく。このため、ステータ中心から下方のコイルエンドは、ステータ中心より上方のコイルエンドと比較してコイル温度が高くなる。したがって、コイルエンドが上下方向に温度分布をもち、冷却の不均一が生じるという課題がある。
この発明の目的は、コイルの冷却性能を向上させ、コイルの温度分布の不均一を解消することができる車両用駆動装置を提供することである。
この発明の車両用駆動装置は、車輪を駆動する電動モータと、この電動モータの回転を前記車輪に伝達すると共に前記車輪を回転支持する車輪用軸受と、前記電動モータを潤滑油により冷却する給油機構とを備えた車両用駆動装置において、
前記電動モータは、モータハウジングと、このモータハウジング内に設けられたステータと、このステータに対して回転可能なロータとを有し、
前記給油機構は、前記モータハウジングに設けられた潤滑油の油路と、この油路の途中に形成された油孔から落下させた潤滑油を受けて前記ステータにおけるコイルに潤滑油を供給する案内板とを有し、この案内板は、前記ロータの中心軸よりも上側に配置された前記コイルに潤滑油を供給する第1の冷却経路と、前記中心軸よりも下側に配置された前記コイルに潤滑油を供給する第2の冷却経路とを有する。
この構成によると、給油機構は、潤滑油をモータハウジングの油路の途中における油孔から案内板に落下させる。この案内板に落下させた潤滑油は、ステータのコイルに供給される。案内板のうち第1の冷却経路から、ロータの中心軸よりも上側に配置されたコイルに潤滑油を供給する。案内板のうち第2の冷却経路から、ロータの中心軸よりも下側に配置されたコイルに潤滑油を供給する。このような案内板を備えたため、円周方向のコイル全体にわたって万遍なく潤滑油を供給することができる。したがって、コイルの冷却性能を向上させ、コイルの温度分布の不均一を解消することができる。これにより車両駆動装置の出力を向上させることができる。
前記案内板は、前記コイルのコイルエンドよりも径方向外方の位置で軸方向から見て円弧形状に形成され、且つ、前記第1の冷却経路と前記第2の冷却経路とを仕切る隔壁を有するものとしても良い。この場合、案内板に落下させた潤滑油は、隔壁により第1の冷却経路と第2の冷却経路とに確実に分離されてコイル全体を万遍なく冷却することができる。
前記案内板は、前記第2の冷却経路の下流側端部に、前記潤滑油を前記中心軸よりも下側に配置された前記コイルへと案内する第2の隔壁を有するものとしてもよい。この場合、第2の冷却経路を流れる潤滑油を確実に下側に配置された前記コイルへと供給し、前記コイルを冷却することができる。
前記案内板は、同案内板を前記軸方向を含む平面で切断して見た断面が、前記モータハウジングに固定される立板部と、この立板部の下端縁部から前記軸方向に延びる円弧部とを有するものとしても良い。この場合、立板部をモータハウジングに固定することで、案内板を容易に組み立てることができる。また案内板に落下させた潤滑油を、円弧部に沿って円周方向に分散させることができる。
前記コイルの温度を検出する温度検出手段を備え、この温度検出手段は、絶縁性材料から成る絶縁部材で覆われていても良い。この場合、コイルおよびこのコイルに近接して配置される温度検出手段が絶縁不良となることを防止し得る。
前記電動モータの回転を減速して前記車輪用軸受に伝達する減速機を備え、前記給油機構は、潤滑油を前記電動モータの軸心の油路から前記減速機に導く機構であっても良い。この場合、電動モータへ供給すべき潤滑油を特に油孔を介して必要量確保すると共に、電動モータの軸心の油路から減速機の潤滑に必要な潤滑油を必要量確保し得る。
この発明の車両用駆動装置は、車輪を駆動する電動モータと、この電動モータの回転を前記車輪に伝達すると共に前記車輪を回転支持する車輪用軸受と、前記電動モータを潤滑油により冷却する給油機構とを備えた車両用駆動装置において、前記電動モータは、モータハウジングと、このモータハウジング内に設けられたステータと、このステータに対して回転可能なロータとを有し、前記給油機構は、前記モータハウジングに設けられた潤滑油の油路と、この油路の途中に形成された油孔から落下させた潤滑油を受けて前記ステータにおけるコイルに潤滑油を供給する案内板とを有し、この案内板は、前記ロータの中心軸よりも上側に配置された前記コイルに潤滑油を供給する第1の冷却経路と、前記中心軸よりも下側に配置された前記コイルに潤滑油を供給する第2の冷却経路とを有する。このため、コイルの冷却性能を向上させ、コイルの温度分布の不均一を解消することができる。
この発明の実施形態に係る車両用駆動装置の断面図である。 図1のII-II線断面となるモータ部分の断面図である。 図2のA部を拡大して示す部分拡大図である。 図1のIV-IV線断面となる減速機部分の断面図である。 図4の部分拡大図である。 同車両用駆動装置の給油機構を説明する断面図である。 図6のポンプを軸方向から見た図である。 図6のVIII-VIII線断面図である。 同車両用駆動装置の案内板を径方向から見た図である。 同案内板を軸方向から見た正面図である。 同案内板の平面図である。 図6の案内板周辺の拡大図である。 従来例の車両用駆動装置の断面図である。 図13のB−B線断面図である。
この発明の実施形態に係る車両駆動装置を図1ないし図12と共に説明する。
図1に示すように、車両駆動装置は、車輪を駆動する電動モータ1と、この電動モータ1の回転を減速する減速機2と、この減速機2の入力軸3(減速機入力軸3と称す)と同軸の出力部材4によって回転される車輪用軸受5と、給油機構Jkとを有する。車両駆動装置は、車輪用軸受5と電動モータ1との間に減速機2を介在させ、車輪用軸受5で支持される駆動輪である車輪のハブと、電動モータ1のモータ回転軸6とを同軸心上で連結してある。この車両駆動装置は、一部または全体が車輪内に配置されるインホイールモータ駆動装置である。
減速機2を収納する減速機ハウジング7には、車両における図示外のサスペンションが連結される。なお、この明細書において、車両駆動装置を車両に設けた状態で車両の車幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と呼び、車両の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。
電動モータ1は、モータハウジング8に固定したステータ9と、モータ回転軸6に取り付けたロータ10との間にラジアルギャップを設けたIPMモータ(いわゆる埋込み磁石型同期モータ)である。ステータ9は、ステータコア9aにコイル9bが巻かれたもので、モータハウジング8の内周面に嵌合して図示外の複数のボルトにて軸方向に締め付けて固定されている。
モータハウジング8内のステータ9を固定する固定部を、ハウジング段部8aとしている。このハウジング段部8aは、ステータ9の軸方向端面における外径側部分に対向する環状段部であり、円周方向一定間隔おきに図示外の雌ねじが形成されている。ハウジング段部8aに、後述する案内板35の一部を介して、ステータ9のアウトボード側の軸方向端面を当接させ、ステータ9のインボード側から前記複数のボルトを通して前記雌ねじに螺合させることによりステータ9が固定される。
図2は、図1のII-II線断面となるモータ部分の断面図である。
電動モータ1のロータ10は、例えば、軟質磁性材料から成る図示外のコア部と、このコア部に内蔵される図示外の永久磁石とを有する。この永久磁石には例えばネオジウム系磁石が用いられている。
ステータ9は、例えば、軟質磁性材料から成るステータコア9aと、コイル9bと、絶縁部材9cとを有する。ステータコア9aは、外周面が断面円形とされたリング状で、その内周面に内径側に突出する複数のティース9aaが円周方向に並んで形成されている。コイル9bは、ステータコア9aの各ティース9aaに巻回される。各ティース9aaに巻回されたコイル9bのうち、ステータコア9aの軸方向幅よりもインボード側およびアウトボード側に突出する部分を、コイルエンド9ba(図1参照)という。
図3は、図2のA部を拡大して示す部分拡大図である。図2および図3に示すように、円周方向に互いに隣り合うティース9aa,9aa間における、円周方向に互いに隣り合うコイル9b,9bの間の隙間δに、これらコイル9bに近接して温度検出手段Saを配置している。温度検出手段Saは、コイル9bの温度を検出する手段であり、例えば、サーミスタまたは熱電対等が適用される。なお、温度検出手段Saは、コスト低減の観点からサーミスタが好ましい。
電動モータ1の制御を行う図示外の制御装置は、例えば、温度検出手段Saで検出されるコイル9bの温度が閾値以上のとき、電動モータ1の出力制限を行うように制御する。前記閾値は、設計等によって任意に定める温度であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方により適切な温度を求めて定められる。
温度検出手段Saは、絶縁性材料から成る絶縁部材で覆われている。またティース9aa,9aa間における、円周方向に互いに隣り合うコイル9b,9bは、温度検出手段Saと共に絶縁性材料から成る絶縁部材9cで覆われている。したがって、コイル9bおよびこのコイル9bに近接して配置される温度検出手段Saが絶縁不良となることを防止し得る。
図1に示すように、モータハウジング8には、軸方向に離隔して転がり軸受11,12が設けられ、これら転がり軸受11,12に主軸であるモータ回転軸6が回転自在に支持されている。モータ回転軸6の軸方向中間付近部には、半径方向外方に延びるフランジ部6aが設けられ、このフランジ部6aから半径方向外方に延びるロータ固定部材13にロータ10が取付けられている。
減速機入力軸3は、軸方向一端がモータ回転軸6内に延びて、モータ回転軸6とスプライン嵌合(セレーション嵌合も含む。以下、同じ)されている。出力部材4のカップ部内に転がり軸受14aが嵌合され、前記カップ部に固定された内ピン22を介して連結される筒状の連結部材4a内に転がり軸受14bが嵌合されている。転がり軸受11,12,14a,14bによって減速機入力軸3およびモータ回転軸6は、一体に且つ同心に回転自在に支持されている。
減速機入力軸3の外周面には、偏心部15,16が設けられる。これら偏心部15,16は偏心運動による遠心力が互いに打ち消されるように180°位相をずらして設けられている。減速機2は、曲線板17,18と、複数の外ピン19と、カウンタウェイト21とを有するサイクロイド減速機である。
図4は、図1のIV-IV線断面となる減速機部分の断面図である。この図4に示すように、減速機2は、外形がなだらかな波状のトロコイド曲線で形成された2枚の曲線板17,18が、それぞれ転がり軸受85を介して、各偏心部15,16に装着してある。これら各曲線板17,18の偏心運動を外周側で案内する複数の外ピン19を、それぞれ減速機ハウジング7の内側に設け、前記複数の内ピン22を、各曲線板17,18の内部に設けられた複数の円形の貫通孔89に挿入状態で係合させてある。
図5に拡大して示すように、各外ピン19と各内ピン22には針状ころ軸受92,93が装着される。各外ピン19は、それぞれ針状ころ軸受92で両端支持され、これら針状ころ軸受92の外輪92aが減速機ハウジング7に固定され外ピン19は回転自在に支持され、各曲線板17,18の外周面と転接する。また各内ピン22は、針状ころ軸受93の外輪93aが、それぞれ各曲線板17,18の外周との接触抵抗、および各内ピン22と各貫通孔89の内周との接触抵抗を低減する。
よって、図1に示すように、各曲線板17,18の偏心運動をスムーズに車輪用軸受5の内方部材(回転輪)5aに回転運動として伝達し得る。モータ回転軸6が回転すると、このモータ回転軸6と一体回転する減速機入力軸3に設けられた各曲線板17,18が偏心運動を行う。このとき外ピン19が偏心運動する各曲線板17,18の外周面と転がり接触するように係合すると共に、各曲線板17,18が、内ピン22と貫通孔89(図5)との係合によって、図1に示すように、各曲線板17,18の自転運動のみが出力部材4および車輪用軸受5の内方部材5aに回転運動として伝達される。モータ回転軸6の回転に対して内方部材5aの回転は減速されたものとなる。
車輪用軸受5は内方部材5aと外方部材5bの間にボールを組み込んだ複列アンギュラ玉軸受であり、外方部材5bはフランジ5cにより減速機2の減速機ハウジング7にボルト固定されている。内方部材5aは、前記出力部材4にスプライン嵌合(セレーション嵌合も含む)している。内方部材5aに伝達された回転運動は、内方部材5aに設けられた車輪取付フランジ5dからタイヤに伝達される。
給油機構Jkについて説明する。
図6は、この給油機構Jkを説明する断面図である。同図6に示すように、給油機構Jkは、電動モータ1の冷却および減速機2の潤滑、冷却に用いられる潤滑油をモータ回転軸6の内部から供給するいわゆる軸心給油機構である。この給油機構Jkは、ポンプ27と、潤滑油貯留部29と、案内板35と、複数の油路23,24,25とを有する。モータハウジング8に油路23が設けられ、この油路23はポンプ27と油路24とに連通する。
図7は、図6のポンプ27を軸方向から見た図である。
図6および図7に示すように、ポンプ27は、潤滑油貯留部29に貯留された潤滑油を、潤滑油貯留部29内の吸込口から吸い上げて油路23,24,25に循環させる。このポンプ27は、例えば、出力部材4の回転により回転するインナーロータ40と、このインナーロータ40の回転に伴って従動回転するアウターロータ41と、ポンプ室42と、吸入口43と、吐出口44とを有するサイクロイドポンプである。インナーロータ40は、連結部材4aに固定され出力部材4の回転により回転できるように構成されている。
電動モータ1に駆動される出力部材4の回転によりインナーロータ40が回転すると、アウターロータ41は従動回転する。このときインナーロータ40およびアウターロータ41はそれぞれ異なる回転中心c1、c2を中心として回転することで、ポンプ室42の容積が連続的に変化する。これにより、潤滑油貯留部29に貯留された潤滑油は、吸い上げられて前記吸入口43から流入し、前記吐出口44から油路23,24,25に圧送される。
図6に示すように、電動モータ1の軸心、つまりモータ回転軸6の内部に、油路24が設けられる。フランジ部6aの内部には、前記油路24に連通する半径方向の油路28が設けられる。ロータ固定部材13の底面とロータ10の内周面との間には、環状溝δ1が形成され、この環状溝δ1は前記半径方向の油路28に連通する。さらにロータ固定部材13のフランジには、前記環状溝δ1に連通する略径方向の環状隙間(図示せず)が形成されている。
ロータ10の遠心力とポンプ27の圧力とにより、潤滑油の一部が、モータ回転軸6の油路24および半径方向の油路28から半径方向外方に導かれる。さらに潤滑油が、環状溝δ1および前記環状隙間に導かれることで、ロータ10を冷却する。さらに潤滑油を、前記環状隙間から各コイルエンド9baの内周面に噴射することで、コイル9bが冷却される。
油路25に導かれた潤滑油は、後述するオイル供給口を経由して、減速機2内の各部を潤滑し且つ冷却する。油路25は、油路24に連通し、減速機入力軸3の内部におけるインボード側端からアウトボード側に軸方向に延びる。前記オイル供給口は、油路25のうち偏心部15,16が設けられる軸方向位置から半径方向外方に延びている。減速機2内において、前記オイル供給口からの遠心力とポンプ27の圧力とにより、潤滑油を半径方向外方に供給することで、減速機2内の各部を潤滑・冷却する。この潤滑・冷却に供された潤滑油は重力によって下方に移動して、オイル排出口36を介して潤滑油貯留部29に貯留される。
モータハウジング8の油路23は、潤滑油の流れ方向上流側から下流側に向かうに従って、順次、第1油路30,第2油路31,第3油路32,および第4油路33を含む。モータハウジング8内のアウトボード側には、第1および第2油路30,31がそれぞれ設けられる。第1油路30は、潤滑油貯留部29内の吸込口から半径方向略外方に延びポンプ27の吸入口43(図7参照)まで設けられる。
図6に示すように、第2油路31は、ポンプ27の吐出口44(図7参照)から半径方向略外方に延び第3油路32のアウトボード側端まで設けられる。第3油路32は、モータハウジング8の上部において、アウトボード側からインボード側に軸方向に延びる。第4油路33は、第3油路32のインボード側端とモータ回転軸6の油路24とに連通する。
図8は、図6のVIII-VIII線断面図である。
図6および図8に示すように、軸方向に延びる第3油路32のうち、コイルエンド9baの上方位置には、油孔26,26が設けられている。第3油路32を通る潤滑油の一部を、油孔26,26から排出して案内板35,35で受け、これら案内板35,35から潤滑油をステータ9に落下させ供給する。油孔26,26は、第3油路32における底面のうち、コイルエンド9ba,9baが配置される軸方向位置にてそれぞれ径方向に貫通するように形成されている。
図9は、案内板35を径方向(一側面)から見た図である。図10はこの案内板35を軸方向つまりインボード側から見た正面図であり、図11はこの案内板35の平面図である。図8乃至図11に示すように、案内板35は、モータハウジング8内において、油孔26,26(図6)から落下させた潤滑油を一旦受けてコイル9bに潤滑油を供給する部材である。図6に示すように、モータハウジング8内において、軸方向両側のコイルエンド9ba,9baの半径方向外方にそれぞれ案内板35,35の大部分が位置するように設けられる。
図12に示すように、インボード側およびアウトボード側の案内板35,35は、同一構造で、且つ、軸方向に垂直な平面に対し互いに対称に配置される。各案内板35は、それぞれステータコア9aのインボード側端面およびアウトボード側端面における外径側部分に沿って配置される円弧形状の部材である。
図8および図10に示すように、各案内板35は、コイルエンド9baよりも径方向外方に隙間を隔てて配置される。また各案内板35は、軸方向から見て、例えば、約200度の円弧形状に形成される。但し、円弧形状の角度は200度に限定されるものではない。各案内板35は、上向きに凸となる円弧形状に配置され、且つ、この円弧形状の頂部が油孔26の位相(円周方向位置)に合致するように配置される。
図11および図12に示すように、案内板35は、ハウジング段部8aに沿って設けられる立板部37と、円弧部38と、隔壁39,45,46とを有する。案内板35の立板部37が、モータハウジング8に固定される。円弧部38は立板部37の下端縁部から軸方向に延び、これら立板部37および円弧部38は、これらを軸方向を含む平面で切断して見た断面が断面L字形状に形成されている。
図10乃至図12に示すように、立板部37には、軸方向に貫通する孔37aが円周方向一定間隔おきに複数(この例では7つ)設けられている。これら孔37aは、複数のボルト47により案内板35をステータコア9aと共にモータハウジング8に固定するための孔である。
図12に示すように、ハウジング段部8aと、ステータコア9aのアウトボード側の軸方向端面との間に、アウトボード側の案内板35の立板部37を介在させている。ステータコア9aのインボード側の軸方向端面に、インボード側の案内板35の立板部37を配置している。このインボード側の案内板37から複数のボルト47(図10)を通してハウジング段部8aの前記雌ねじに螺合させることにより、各案内板35がステータコア9aと共に共締めされる。このように案内板35を容易に組み立て得る。
図10および図11に示すように、円弧部38は、軸心方向および上下方向を含む平面H1(単に「平面H1」と称す)から円周方向両側に順次、中央側円弧部分38a、基端側円弧部分38b,38b、および先端側円弧部分38c,38cを有する。これらは一体に成形されている。中央側円弧部分38aは、平面H1に対し±α(例えばα=約45°)の円周方向範囲にわたって形成されている。また中央側円弧部分38aは、立板部37の下端縁部から軸方向に最も突出する。
この中央側円弧部分38aの軸方向先端縁部から半径方向外方に延びる隔壁39が形成されている。隔壁39は、モータハウジング8(図12)との干渉を防ぐため、立板部37よりもやや小径に形成されている。この小径に形成されている形状は、後述する基端側円弧部分38bの隔壁45、先端側円弧部分38cの隔壁46についても同じである。
隔壁39は、油孔26(図12)から落下させた潤滑油が軸方向に溢れ出ることを堰き止め、潤滑油を中央側円弧部分38aの外周面の冷却経路K1に沿って分散させ、中央側円弧部分38aの円周方向両端の開口部38aaからコイルエンド9ba(図12)に落下させ得る。中央側円弧部分38aには、円周方向に間隔を開けて複数(この例では5つ)の孔48が形成されている。各孔48は、それぞれ中央側円弧部分38aの軸方向先端寄りの位置で径方向に貫通するように形成されている。中央側円弧部分38aの外周面に沿って分散させた潤滑油を、これら複数の孔48からもコイルエンド9ba(図12)に滴下させ得る。図8に示すように、ロータ10の中心軸Lよりも上側に配置されたコイル9bのうち、平面H1に対し±60°程度の範囲にあるコイル9bに対し、前記冷却経路K1および前記複数の孔48から潤滑油が供給されることで冷却され得る。
図10および図11に示すように、基端側円弧部分38b,38bは、中央側円弧部分38aの円周方向両端のうち開口部38aaを除く箇所からそれぞれ円周方向に延びる。基端側円弧部分38b,38bは、平面H1に対し±β(例えばβ=約45°〜75°)の円周方向範囲にわたって形成されている。各基端側円弧部分38bは、先端側円弧部分38cよりも、立板部37の下端縁部から軸方向に突出する。各基端側円弧部分38bの軸方向先端縁部から半径方向外方に延びる隔壁45が形成されている。
図9乃至図11に示すように、各基端側円弧部分38bの軸方向中間付近部から半径方向外方に延びる隔壁46(第1の隔壁)が形成されている。この隔壁46は、各先端側円弧部分38cにおける軸方向先端縁部まで繋がる。したがって、隔壁45,46は、平面H1に対し±βの円周方向範囲にわたる部分が同位相で平行に立設されている。一方の隔壁46は、前記円周方向範囲よりもさらに円周方向先端側に延びるように形成されている。
図10および図11に示すように、隔壁45,46は、潤滑油が基端側円弧部分38bの軸方向に溢れ出ることを堰き止め、潤滑油の一部を基端側円弧部分38bの外周面の冷却経路K2に沿って分散させ、各基端側円弧部分38bの円周方向先端の開口部38baからコイルエンド9ba(図12)に落下させ得る。各基端側円弧部分38bには、径方向に貫通する孔49が形成されている。中央側円弧部分38aの外周面に落下させた潤滑油が軸方向にも分散し、さらに基端側円弧部分38bの外周面に沿って分散させた潤滑油を、前記孔49からもコイルエンド9ba(図12)に滴下させ得る。
図8に示すように、ロータ10の中心軸Lよりも上側に配置されたコイル9bのうち、平面H1に対し+60°〜+90°および−60°〜−90°程度の範囲にあるコイル9bに対し、前記冷却経路K2および前記孔49(図10)から潤滑油が供給されることで冷却され得る。
よって、図9および図11に示すように、中央側円弧部分38aの外周面の冷却経路K1と、基端側円弧部分38bの外周面の冷却経路K2とにより、中心軸Lよりも上側に配置されたコイル9b(図8)に潤滑油を供給する第1の冷却経路Kaが構成される。
図10および図11に示すように、先端側円弧部分38c,38cは、基端側円弧部分38b,38bの円周方向先端の開口部38baを除く箇所からそれぞれ円周方向に延びる。先端側円弧部分38c,38cは、平面H1に対し±γ(例えばγ=約75°〜100°)の円周方向範囲にわたって形成されている。各先端側円弧部分38cには、この軸方向先端縁部から半径方向外方に延びる前記隔壁46が形成されている。前記第1の冷却経路Kaと、中心軸Lよりも下側に配置されたコイル9bに潤滑油を供給する第2の冷却経路Kbとは、前記隔壁46により仕切られる。
また立板部37には、この立板部37の円周方向両端縁部から軸方向にそれぞれ突出する返しの隔壁50,50(第2の隔壁)が形成されている。図8に示すように、各返しの隔壁50は、平面H1に対し±90°の位置よりも若干下側に配置される。各返しの隔壁50は、第2の冷却経路Kbの下流側端部に設けられ、上部から下部に向かう従って半径方向内方に傾斜する湾曲形状に形成されている。これにより、各返しの隔壁50は、各先端側円弧部分38cの外周面の第2の冷却経路Kbを流れる潤滑油を、平面H1に対し±90°付近のコイル9bの内径側に向けて確実に供給(案内)する。ロータ10の中心軸Lよりも下側に配置されたコイル9bは、前記第2の冷却経路Kbから潤滑油が供給されることで冷却され得る。
図6および図8に示すように、モータハウジング8内に貯留される潤滑油は、定められた油面高さLvとなるように調整される。この定められた油面高さLvは、油面高さ上限と油面高さ下限との間の一定範囲に収まる高さである。例えば、鉛直方向の最も下側に位置するコイル9b、およびこのコイル9bの円周方向両側のコイル9b,9b(これらのコイル9bを総称して「下側のコイル9b」と称す)が潤滑油に浸かるように油面高さLvが試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方により定められる。したがって、前記下側のコイル9bが、モータハウジング8内に貯留される潤滑油により冷却される。
作用効果について説明する。
以上説明した車両用駆動装置によれば、電動モータ1の回転時に、給油機構Jkは、ポンプ27を駆動させて、潤滑油を、モータハウジング8の油路23,24等を介して、ロータ10およびコイルエンド9baの内径面に導く。また給油機構Jkは、潤滑油を、モータハウジング8の上部の第3油路32の途中に形成された油孔26,26から案内板35,35に落下させる。案内板35のうち第1の冷却経路Kaから、ロータ10の中心軸Lよりも上側に配置されたコイル9bに潤滑油を供給する。案内板35のうち第2の冷却経路Kbから、ロータ10の中心軸Lよりも下側に配置されたコイル9bに潤滑油を供給する。
電動モータ1の冷却に供された潤滑油は、重力によって下方に移動しモータハウジング8の下部に落ち、このモータハウジング8の下部に連通する連通路34を介して、潤滑油貯留部29に駐留される。なお、重力によって下方に移動する潤滑油は、転がり軸受11,12を潤滑および冷却する機能を有する。
前記のような案内板35を備えたため、円周方向のコイル全体にわたって万遍なく潤滑油を供給することができる。したがって、コイル9bの冷却性能を向上させ、コイル9bの温度分布の不均一を解消することができる。これにより車両駆動装置の出力を向上させることができる。
車両用駆動装置における減速機2は、サイクロイド減速機に限定されるものではなく、例えば、遊星減速機、2軸並行減速機、その他の多段歯車方式の減速機等を適用可能であり、また、減速機を採用しない所謂ダイレクトモータタイプであっても良い。
ポンプ27は車両用駆動装置に内蔵されているが、車両用駆動装置の外部に配置されたポンプを用いて、車両用駆動装置内のモータ1および減速機2に潤滑油を供給しても良い。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…電動モータ
2…減速機
5…車輪用軸受
8…モータハウジング
9…ステータ
9b…コイル
9ba…コイルエンド
10…ロータ
23,24…油路
26…油孔
35…案内板
37…立板部
38…円弧部
46…隔壁(第1の隔壁)
50…返しの隔壁(第2の隔壁)
Jk…給油機構
Ka…第1の冷却経路
Kb…第2の冷却経路
Sa…温度検出手段

Claims (6)

  1. 車輪を駆動する電動モータと、この電動モータの回転を前記車輪に伝達すると共に前記車輪を回転支持する車輪用軸受と、前記電動モータを潤滑油により冷却する給油機構とを備えた車両用駆動装置において、
    前記電動モータは、モータハウジングと、このモータハウジング内に設けられたステータと、このステータに対して回転可能なロータとを有し、
    前記給油機構は、前記モータハウジングに設けられた潤滑油の油路と、この油路の途中に形成された油孔から落下させた潤滑油を受けて前記ステータにおけるコイルに潤滑油を供給する案内板とを有し、この案内板は、前記ロータの中心軸よりも上側に配置された前記コイルに潤滑油を供給する第1の冷却経路と、前記中心軸よりも下側に配置された前記コイルに潤滑油を供給する第2の冷却経路とを有する車両用駆動装置。
  2. 請求項1に記載の車両用駆動装置において、前記案内板は、前記コイルのコイルエンドよりも径方向外方の位置で軸方向から見て円弧形状に形成され、且つ、前記第1の冷却経路と前記第2の冷却経路とを仕切る第1の隔壁を有する車両用駆動装置。
  3. 請求項2に記載の車両用駆動装置において、前記案内板は、前記第2の冷却経路の下流側端部に、前記潤滑油を前記中心軸よりも下側に配置された前記コイルへと案内する第2の隔壁を有する車両用駆動装置。
  4. 請求項2ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用駆動装置において、前記案内板は、同案内板を前記軸方向を含む平面で切断して見た断面が、前記モータハウジングに固定される立板部と、この立板部の下端縁部から前記軸方向に延びる円弧部とを有する車両用駆動装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用駆動装置において、前記コイルの温度を検出する温度検出手段を備え、この温度検出手段は、絶縁性材料から成る絶縁部材で覆われている車両用駆動装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用駆動装置において、前記電動モータの回転を減速して前記車輪用軸受に伝達する減速機を備え、前記給油機構は、潤滑油を前記電動モータの軸心の油路から前記減速機に導く機構である車両用駆動装置。
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