JP2017184718A - リンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有する食品組成物 - Google Patents

リンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有する食品組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】肥満の解消・抑制・便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善に有効な食品組成物を提供する。
【解決手段】好ましくはリンゴポリフェノールを本食品組成物600mgにつき6.5mg以上の割合で、かつ、オレアノール酸を本食品組成物600mgにつき1.0mg以上の割合でそれぞれ含有する食品組成物は体重の減少及びウエスト回りのサイズの減少、或いは便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善を可能にする。
【選択図】なし

Description

本発明はリンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有する食品組成物に関する。
現在の日本においては、カロリーの過剰摂取及び不規則な生活が起こりがちであるため、多くの人が肥満に苦しんでいる。肥満とは、定められたレベルよりも過剰に脂肪を体内に蓄積している状態を言う。内臓肥満、すなわち、内臓器官の回りに過剰に脂肪を蓄積しているタイプの肥満は高コレステロール及び高血糖値の原因となりやすく、さらには、深刻な動脈硬化をも引き起こす原因となり得る。このため、肥満は「生活病」と呼ばれる病気を含む多くの病気の主要な原因となっており、肥満防止・肥満対策が多くの人の課題となっている。
日常の食習慣及び運動習慣を改善することは明らかに肥満防止に有効である。また、これらの習慣の改善に加えて、生体機能を制御する食品成分の機能を活用する食品組成物または補助食品(「サプリメント」と呼ばれているもの)を摂取することも効果的である。糖質及び身体の脂肪代謝に作用し、肥満を防止する食品成分についてはくつかの報告がなされている(例えば、非特許文献1)。
「一日一個のリンゴで医者要らず」との諺にあるように、人間の健康に対するリンゴの貢献は長い間にわたって注目されてきた。リンゴは、繊維、ミネラル、ポリフェノールなどの成分を含んでおり、これらの成分が有する様々な生理的機能が人間の健康に貢献しているものと考えられている。
一方、オレアノール酸はオリーブやグレープなどの果実の皮に含まれるトリペルテンであり、多くの報告によれば、抗酸化などの機能があるとされている(例えば、非特許文献2)。
ポリフェノールやオレアノール酸はメタボリックシンドロームを防止する機能があると言われており、肥満の防止に効果があると考えられている(例えば、非特許文献3及び4)。
例えば、日本ではリンゴポリフェノールを含む多くの補助食品(サプリメント)が販売されており、多くの報告において、当該補助食品におけるメタボリックシンドローム防止機能の存在が強調されている(例えば、非特許文献5)。
「肥満及び脂肪エネルギー代謝に対する食品機能の研究」、報告者:川田、日本栄養食化学会誌 2014年、67(3)、119−125頁 「天然樹脂の抗酸化機能及び油質における生活性的トリペルテン」報告者:ASSIMOPOULOU A.N., ZLATANOS S.N., PAPAGEORGIOU V.P.、食品化学 2005年、92(4)、721−727頁 「リンゴポリフェノールによる脂肪代謝の改善及び肥満ラットにおけるインスリンの独立性」、報告者:太田、船山、清野他、日本食料化学会誌 2007年、54(6)、287−294頁 「エストロディオル生成及びマウスの脂質生成に関するオレアノール酸の研究」、報告者:WAN Q, LU H, LIU X他、HUM CELL, 2015年、28(1)、5−13頁 「HepG2細胞における脂質代謝に対するリンゴポリフェノールの効能」、報告者:G. C. Tenore, G. Calabrese, P. Stiuso他、Food Res Int. 2014年、63(パートB)、252−257頁
しかしながら、それらの報告は何れもリンゴポリフェノールを単独で含有する補助食品あるいはオレアノール酸を単独で含有する補助食品に関するものである。
リンゴポリフェノール及びオレアノール酸の双方を含有する食品組成物の効果及び安全性に関する報告はない。
それに加えて、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸の双方を含有する食品組成物の肥満に対しての効能は不明である。
また、これまでの報告は肥満の抑止効果を示すのみで、具体的に人体の体重やウエストサイズなどを減少せしめるうえで、効果的かつ安全な含有量を示すことはできていない。
しかも、肥満抑止以外の具体的な人間の健康への効果をもたらすかについても明らかにされていない。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有する食品組成物の効果及び安全性を実証することにより、さらに、当該食品組成物の肥満、或いは便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善といった効能を明らかにすることにより、肥満や便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善に有効な食品組成物を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有し、体重減少及びウエスト回りのサイズの減少、便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善を達成可能な食品組成物を提供する。
後述するテストにより、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有する本発明に係る食品組成物を日常的に摂取することにより、体重の減少のみならず、ウエスト回りのサイズの減少をも達成することが可能であり、便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善を図ることができることを示した。さらに、本発明に係る食品組成物を日常的に摂取しても、人体に対する悪影響はなく、本発明に係る食品組成物の安全性も確認された。
リンゴポリフェノール及びオレアノール酸はそれぞれ単独で肥満防止に効果があると言われている。しかしながら、それらはラットを用いた研究に基づいての結論にすぎず、人体に対しても同様の効果を期待できるか否かについては憶測の域を出ないものであった。
さらに、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸を混合体として同時に使用した場合、特に、人体に対して、肥満防止の効果を発揮し得るか否かについてもこれまでは明らかではなかった。
後述する実施形態において述べるように、本発明者は、プラセボを用いた二重盲検試験を実施することにより、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有する食品組成物が人体に対しても具体的に体重の減少及びウエスト回りサイズの減少の効果があり得ることを確認した。また、併せて、便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善を図ることができうることも確認した。
本発明に係る食品組成物は種々の形態にすることが可能である。例えば、粉末状、顆粒状、ペーストなどの流動体状、フレーク状などである。例えば、本発明に係る食品組成物をサプリメントとしてタブレット状に形成することができる。
あるいは、本発明に係る食品組成物を飲食品に含有させることも可能である。例えば、飲料としては、果汁飲料、乳酸飲料、牛乳、アルコール飲料、豆乳などがある。食品としては、ヨーグルトやチーズなどの乳加工品、シュウマイ、餃子、ハンバーグなどの加工肉食品、マーガリンなどの油脂加工品、ゼリー、クリームなどの菓子類、醤油、ソース、ケチャップ、焼肉のタレなどの調味料、スープ類(粉末スープを含む)などがある。
本発明に係る食品組成物は、前記リンゴポリフェノールを当該食品組成物600mgにつき6.5mg以上の割合で、かつ、前記オレアノール酸を当該食品組成物600mgにつき1.0mg以上の割合でそれぞれ含有することが好ましい。
後述するテストにより、リンゴポリフェノールを当該食品組成物600mgにつき6.5mgの割合で、かつ、オレアノール酸を当該食品組成物600mgにつき1.0mgの割合で含有する食品組成物の有効性が確認されている。これらの数値は含有量の下限を示すものである。従って、本発明に係る食品組成物は、リンゴポリフェノールを当該食品組成物600mgにつき6.5mg以上の割合で、さらに、オレアノール酸を当該食品組成物600mgにつき1.0mg以上の割合でそれぞれ含有することが好ましい。
なお、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸の含有量の上限は特に限定されない。ただし、ただし、食品の分野においては、5倍量までは安全性を担保することができると考えられているので、あえて、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸の含有量の上限を設定するとすれば、リンゴポリフェノールの含有量の上限値は当該食品組成物600mgにつき32.5mg、オレアノール酸の含有量の上限値は当該食品組成物600mgにつき5.0mgである。すなわち、本発明に係る食品組成物は、前記リンゴポリフェノールを当該食品組成物600mgにつき32.5mg以下の割合で、かつ、前記オレアノール酸を当該食品組成物600mgにつき5.0mg以下の割合でそれぞれ含有することが好ましい。
リンゴ由来のポリフェノールには種々のものがあるが、本発明に係る食品組成物においては、リンゴポリフェノールとしてプロシアニジンB2を用いることが好ましい。
本発明に係る食品組成物を日常的に摂取することにより、体重の減少及びウエスト回りのサイズの減少を可能にする。また合わせて、便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善を図ることを可能にする。
リンゴポリフェノール及びオレアノール酸はそれぞれ単独で肥満防止に効果があると言われている。しかしながら、これはラットを用いた研究に基づくものであり、人体にも同様の効果が期待できるか否かについては憶測の域を出なかった。またその他の人間の健康に作用する機能についても明らかになっていなかった。
さらに、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸の混合体が、特に、人体に対して、肥満防止の効果を発揮し得るか否かもこれまでは明らかではなかった。
本発明者は、プラセボを用いた二重盲検試験を実施することにより、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸の双方を含有する食品組成物が人体に対しても肥満防止の効果、具体的には、体重の減少及びウエスト回りサイズの減少の効果があること、また便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善を図ることを確認した。この実験により、リンゴポリフェノール、オレアノール酸単体においても人体の肥満防止の効果、具体的には、体重の減少及びウエスト回りサイズの減少の効果、また便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善を図る得る可能性を示した。
プラセボを用いた二重盲検試験のフローチャートである。
本発明に係る食品組成物の一実施形態として、本発明に係る食品組成物を含有するタブレットを製造した。当該タブレットの仕様は以下の通りである。
(1)形状:錠剤
(2)色:褐色
(3)製造個数:60粒
(4)1粒当たりの重量:300mg(60粒の総重量は18g)
(5)保存方法:高温、多湿、直射日光を避ける
(6)細菌数試験結果
(a)一般生菌:5000個/グラム以下
(b)大腸菌類:陰性
(7)純度試験結果
(a)重金属(Pb):20ppm以下
(b)砒素(As23):4ppm以下
(8)含有成分
(a)リンゴ由来プロシアニジンB2:当該食品組成物600mgにつき6.5mg(重量測定は高速液体クロマトグラフ法による)
(b)オレアノール酸:当該食品組成物600mgにつき1.0mg(重量測定は液体クロマトグラフィ質量分析法による)
(9)原材料
(a)リンゴ抽出物
(b)乳糖果糖オリゴ糖
(c)難消化性デキストリン
(d)オリーブ葉抽出物
(e)マルトデキストリン/結晶セルロース
(f)クエン酸
(g)緑茶抽出物
(h)ステアリン酸Ca
(i)ショ糖エステル
(j)微粒二酸化ケイ素
上記の原材料のうち、リンゴ由来プロシアニジンB2として、リンゴポリフェノール粉末を使用した。このリンゴポリフェノール粉末の仕様は次の通りである。
(1)性状:粉末
(2)色:淡黄色ないし褐色
(3)嵩密度:0.25−0.45
(4)粒子サイズ:100メッシュ98%通過
(5)乾燥原料:≦5%
(6)灰分:≦2%
(7)ポリフェノール:98.0±2.0%
(8)重金属:≦10ppm
(9)鉛:≦1.5ppm
(10)ヒ素:≦1.0ppm
(11)水銀:≦0.2ppm
(12)残留溶媒(エタノール):≦1000ppm
(13)一般生菌数(CFU/g):≦3000
(14)カビ・酵母(CFU/g):≦100
(15)大腸菌群:陰性
(16)サルモネラ菌:陰性
また、上記の原材料のうち、オレアノール酸として、オリーブ葉抽出物を使用した。このオリーブ葉抽出物の仕様は次の通りである。
(1)外観:粉末(吸湿性あり)
(2)色:暗黄色ないし茶色
(3)匂い:本抽出物に特有の匂い
(4)オレウロペイン:>5%(測定方法は高速液体クロマトグラフィ法による)
(5)オレアノール酸:>5%(測定方法は高速液体クロマトグラフィ法による)
(6)ポリフェノール(オレウロペイン当量):5%(測定方法はフォーリン・チオカルト法による)
(7)抗酸化物質(Trolox当量):>2500μmol/g(測定方法はORAC法による)
(8)一般生菌数:<3000CFU/g(測定方法はPh.Eur5.1.4Cat3Bによる。以下、(13)まで同じ。)
(9)真菌(カビ+酵母):<100CFU/g
(10)グラム陰性菌:<100CFU/g
(11)大腸菌群:陰性/g
(12)サルモネラ菌:陰性/25g
(13)大腸菌:陰性/g
(14)重金属(Pbとして):<3ppm(測定方法はICP−MSによる。以下、(17)まで同じ。)
(15)ヒ素:<1ppm
(16)水銀:<0.1ppm
(17)カドミウム:<1ppm
また、このオリーブ葉抽出物の栄養成分は次の通りである。
(1)エネルギー:398Kcal(栄養表示基準のエネルギー換算係数に基づく)
(2)たんぱく質:2.3g(測定方法はケルダール法による)
(3)脂質:4.6g(測定方法は酸分解法による)
(4)炭水化物:86.8g(100−(水分+たんぱく質+脂質+灰分))
(5)ナトリウム:16.8mg(測定方法は原子吸光光度法による)
上記のタブレットを用いて、本実施形態に係る食品組成物の効能及び安全性を確認するためのテストを行った。テストは、無作為抽出された被験者に対して、プラセボ(プラセボ)を用いた二重盲検試験として、実施された。
以下、テストの概要を述べる。
(1)テスト期間
テスト期間は2015年7月28日から2015年10月23日までであった。
(2)規範
本テストはヘルシンキ宣言の倫理規範に従って行われた。本テストのプロトコールは薬事法有識者会議倫理審査委員会に承認されたものである。全ての被験者からは書面による同意を得ている。
(3)被験者
被験者は全て健常者である。本テストの被験者は所定の機関に登録された志願者から選抜された。
被験者の選択基準は以下の通りである。
(a)20歳から59歳までの健康な女性
ただし、以下の除外基準に合致した被験者は本テストから除外した。
(a)BMIが30以上であり、疾病者と診断された者
(b)減量の処置を受けている者
(c)薬草を含む薬剤を服用している者
(d)本テストに参加することが不適であると判断された者
(4)効能判断の適格性
効能の分析に関して、次のような除外基準を設定した。次の除外基準に合致した被験者のデータは効能分析からは除外した。
(a)CTスキャン前に朝食を取った者
(b)本テスト用タブレットの摂取率が80%以下であった者
(c)十分な記録がとれなかった者
(d)被験者として選抜した後に除外基準に該当した者
(e)除外に正当な理由がある者
(5)被験者の選抜
図1は本テストの各過程を示すフローチャートである。
71人の候補者を集めた(ステップS100)。
この71人のうち、前述の除外基準により除外された候補者が31人であった。この31人を除外して(ステップS110)、適格性基準を満たした者として40人が残った(ステップS120)。
被験者には、乱数表に基づいて、中身がわからないテスト用タブレットが与えられた。
さらに、40人の被験者は、本実施形態に係る食品組成物を含む本テスト用タブレットが与えられたテスト食品グループ(ステップS130)と、プラセボが与えられたプラセボグループ(ステップS140)とに無作為に分けられた。テスト食品グループ及びプラセボグループの人数はそれぞれ20人である。
グループ分けは無作為抽出された乱数表に基づいて行われた。
被験者への本テスト用タブレットまたはプラセボの割り当ては割り当てリストに基づいて行われ、割り当てリストは、本テストが終了するまで、封印され、安全な金庫において厳重に保管された。
(6)テスト用タブレット及びプラセボ
本テスト用タブレット及びプラセボの一日当たりの摂取量はタブレット2個である(1個のタブレットは300mgであり、従って、2個のタブレットは600mgである)。
前述のように、本テスト用タブレットはリンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有しており、プラセボはコンプレッセル、パインアップル繊維などを含有している。双方のタブレットは形状、色、味によっては識別不可能である。各タブレットはIDシンボルにより管理されている。このように、本テストにおいては、全ての過程がブラインド化されている。
(7)実験プロトコール
被験者は、12週間にわたって、毎日、湯または冷水でタブレット2個を摂取した。
被験者には次のような指示が与えられている。
(a)割り当てられた食事を指示された通りに摂取すること
(b)自分の日常生活及び習慣を維持すること
(c)食物、飲料またはアルコールの過剰摂取を避けること
(d)テスト期間中において摂取した食物や一日の歩数などの日常生活のファクターの毎日の記録を取ること
(e)毎週金曜日(または木曜日の夜)にeメールを用いて報告書を本テスト実施者に送ること
(8)測定項目
本テスト用タブレットの効能を評価するための項目として、各被験者の内臓脂肪面積及び皮下脂肪面積を測定した。
これらの測定は「ブライトスピード」(Bright Speed: GE Healthcare 東京)のCT画像を用いて行った。臍の周囲の数枚のCT画像のうち、臍の中心点における一つのスキャン画像を分析に用いた。内臓脂肪面積及び皮下脂肪面積は「脂肪抽出用ソフトウェア」(Power View Fat software (Vigoment Software Corp. 東京))により得られたCT画像に基づいて計測した。
体重、BMI、ウエスト回りのサイズ及び被験者からの報告も判断材料として用いた。身長、体重及びBMIは「AD−6228AP」(A&D Company Limited, 東京)を用いて測定した。臍のレベルにおけるウエスト回りサイズは非弾性的人体測定用のテープ器具を用いて測定した。
(9)調査票
各被験者には調査票を渡し、各調査項目に対する回答を得た。
調査票の調査項目は、(a)便通の状態、(b)身体の冷えの状態、(c)衣類のサイズの変化、(d)皮膚の乾燥の状態、(e)疲労の状態、(f)気分の爽快さの状態、(g)行動的に動けるかどうか、(h)睡眠の質(夜はぐっすりと眠れるかどうか)及び(i)身体が軽く感じられるかどうか、の9項目である。回答は1から9までのスコアに分けられており、5が平均的状態を示すスコアである。
(10)副次的測定項目
本テスト用タブレットの安全性を評価するための判断要素として、血液の生化学的パラメータ及び尿のパラメータを記録した。
これらのパラメータの記録は本テスト開始時及び12週間経過後の双方において実施された。
本テスト用タブレットの安全性を評価するため、テスト期間中においては、調査票により副作用に関するデータをも収集した。
具体的には、表1に示すスケジュールに従って、効能及び安全性に関するパラメータを測定した。
Figure 2017184718
(11)データ解析
データ解析は参加した被験者全員に対して行われた。データ解析には、脱落者を除いた統計法を採用し、サンプルサイズ法は採用しなかった。データは平均値±SD(標準偏差)として表される。内臓脂肪レベルに関しては、人体測定及び血液及び尿の生物的解析により、同一グループ内における基準値からの差は、対応のあるt−テスト(paired t-test)により評価した。被験者からの報告については、同一グループ内における基準値からの差はウィルコクソンの符号付き検定方向(Wilcoxon singed-rank test)を用いて評価した。同一グループ内における基準値からの差の比較はマン・ホィットニーのU検定法を用いて行った。さらに、ステューデント(Student)のt−テストを用いて同一グループ内における被験者のバックグラウンドを比較した。統計学的解析は「スタットセル3」(Statcel 3 (Yanai, 2011))を用いて行った。結果は、両サイドテスト(two-sided test) において5%未満のレベルにおいて有効性があるものとした。
(12)本テストの結果
前述のように、71人の候補者のうち、除外基準に従って31人を除外した。残った40人の被験者は無作為に二つのグループ、すなわち、テスト食品グループ及びプラセボグループに割り当てられ、タブレットの摂取を開始した。個人的な理由により、テスト食品グループから1人(ステップS150)、プラセボグループから2人(ステップS160)が外れた。
残りの37人の被験者はテストの全過程を終えた(ステップS170)。
37人の被験者のうち、8人が効能評価に対する除外基準に合致することが判明した。具体的には、テスト食品グループのうち3人は十分な記録を送ってこなかった(ステップS180)。また、プラセボグループのうち5人はCTスキャン前に朝食を取っていた(ステップS190)。
このように、8人を除いた29人分(テスト食品グループは16人、プラセボグループは13人)のデータを用いて効能の解析を行った(ステップS200)。
表2はテスト食品グループ及びプラセボグループの被験者のデータである。
Figure 2017184718
これら二つのグループ間に平均年齢またはBMIの顕著な差はなかった。
表3は内臓脂肪面積、皮下脂肪面積、体重、BMI及びウエスト回りのサイズの変化を示す。
Figure 2017184718
表3から明らかであるように、12週間の本テスト用タブレットの摂取後、テスト食品グループの各数値はプラセボグループと比較して顕著に減少した。
具体的には、12週間の本テスト用タブレットの摂取後、プラセボグループにおいては、内臓脂肪面積は88.5から95.7に増加している(+7.2)のに対して、テスト食品グループにおいては、内臓脂肪面積は93.9から87.9に減少している(−6.0)。
表3から明らかであるように、皮下脂肪面積についても、テスト食品グループはプラセボグループと比較して大きな差を示した。
具体的には、12週間の本テスト用タブレットの摂取後、プラセボグループにおいては、皮下脂肪面積は237.6から230.2に減少している(−7.4)のに対して、テスト食品グループにおいては、皮下脂肪面積は216.3から208.3に減少している(−8.0)。すなわち、皮下脂肪の減少の度合いはテスト食品グループのほうがプラセボグループよりも大きい。
体重についても、テスト食品グループはプラセボグループと比較して顕著な差を示した。
具体的には、12週間の本テスト用タブレットの摂取後、プラセボグループにおいては、体重は62.7から63.4に増加している(+0.7)のに対して、テスト食品グループにおいては、体重は64.3から61.6に減少している(−2.7)。
BMIについても、テスト食品グループはプラセボグループと比較して顕著な差を示した。
具体的には、12週間の本テスト用タブレットの摂取後、プラセボグループにおいては、BMIは25.7から25.8に増加している(+0.1)のに対して、テスト食品グループにおいては、BMIは26.5から25.3に減少している(−1.1)。
さらに、ウエスト回りのサイズについても、テスト食品グループはプラセボグループと比較して大きな差を示した。
具体的には、12週間の本テスト用タブレットの摂取後、プラセボグループにおいては、ウエスト回りのサイズは89.2から89.1に減少している(−0.1)のに対して、テスト食品グループにおいては、ウエスト回りのサイズは89.3から86.7に減少している(−2.6)。すなわち、ウエスト回りのサイズの減少の度合いはテスト食品グループのほうがプラセボグループよりも格段に大きい。
以上のように、本テスト結果によれば、テスト食品グループは、内臓脂肪面積、皮下脂肪面積、体重、BMI及びウエスト回りのサイズの全ての項目において、プラセボグループと比較して、良好な結果を出している。すなわち、本テスト用タブレットは、内臓脂肪面積、皮下脂肪面積、体重、BMI及びウエスト回りのサイズを減少させるという効能を有していることが証明された。
(13)調査票の分析
調査票により得られたデータの集計結果を表4に示す。
Figure 2017184718
調査票により調査を行った項目は次の9個である。
(a)便通の状態
(b)身体の冷えの状態
(c)衣類のサイズの変化
(d)皮膚の乾燥の状態
(e)疲労の状態
(f)気分の爽快さの状態
(g)行動的に動けるかどうか
(h)睡眠の質(夜はぐっすりと眠れるかどうか)
(i)身体が軽く感じられるかどうか
テスト食品グループは全9項目において顕著な差を示した。これに対して、プラセボグループでは全項目において差は見られなかった。
さらに、本テスト用タブレット及びプラセボタブレットの12週間の摂取後において、「衣類のサイズの変化」の項目を除く8項目において、二つのグループ間には顕著な差が見られた。
便通の状態(具体的には、便通の回数)については、プラセボグループにおいては、5.0回から4.8回への−0.2回の減少が見られたのに対して、テスト食品グループにおいては、5.0回から6.3回への1.3回の増加が見られた。すなわち、プラセボグループよりテスト食品グループの方が増加量は大きかった。
身体の冷えの状態については、プラセボグループにおいては、プラセボの摂取前後において5.0で変化せず、増減が見られなかったのに対して、テスト食品グループにおいては、5.0から6.1への1.1の増加が見られた。すなわち、プラセボグループよりテスト食品グループの方が増加量は大きかった。
皮膚の乾燥の状態については、プラセボグループにおいては、プラセボの摂取前後において5.0で変化せず、増減が見られなかったのに対して、テスト食品グループにおいては、5.0から6.5への1.5の増加が見られた。すなわち、プラセボグループよりテスト食品グループの方が増加量は大きかった。
疲労の状態については、プラセボグループにおいては、5.0から5.2への0.2の増加が見られたのに対して、テスト食品グループにおいては、5.0から5.9への0.9の増加が見られた。すなわち、プラセボグループよりテスト食品グループの方が増加量は大きかった。
気分の爽快さの状態については、プラセボグループにおいては、5.1から5.4への0.3の増加が見られたのに対して、テスト食品グループにおいては、5.2から6.3への1.1の増加が見られた。すなわち、プラセボグループよりテスト食品グループの方が増加量は大きかった。
行動的に動けるかどうかについては、プラセボグループにおいては、5.1から5.5への0.4の増加が見られたのに対して、テスト食品グループにおいては、5.0から6.4への1.4の増加が見られた。すなわち、プラセボグループよりテスト食品グループの方が増加量は大きかった。
睡眠の質(夜はぐっすりと眠れるかどうか)については、プラセボグループにおいては、5.2から5.0への−0.2の減少が見られたのに対して、テスト食品グループにおいては、5.0から6.6への1.6の増加が見られた。すなわち、プラセボグループよりテスト食品グループの方が増加量は大きかった。
身体が軽く感じられるかどうかについては、プラセボグループにおいては、5.3から5.1への−0.2の減少が見られたのに対して、テスト食品グループにおいては、5.0から5.9への0.9の増加が見られた。すなわち、プラセボグループよりテスト食品グループの方が増加量は大きかった。
以上のように、「衣類のサイズの変化」の項目を除く8項目において、テスト食品グループはプラセボグループより優れた値を示した。
なお、「衣類のサイズの変化」に関してはプラセボグループの方が優れた値を出した理由としては、体のサイズが多少変化しても、体のサイズの変化に応じて衣類をすぐに買い換える習慣は少ないことが考えられる。
(14)血液テスト及び尿テスト
表5及び表6は血液及び尿の生化学的パラメータを示す。
表5に示すように、血液試験においては、12週間の摂取後において、テスト食品グループの全タンパク質及びカリウムの量の変化について顕著な差が見られた。しかしながら、この差は標準偏差の範囲内であるので、生理学的変化の許容範囲内であると判断可能である。すなわち、医学的には安全である。
表6に示すように、尿テストにおいては、顕著な変化は見られなかった。
Figure 2017184718
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(15)副作用(悪影響)
本テスト用タブレットの摂取後において、被験者に副作用(被験者に対するあらゆる悪影響)は見られなかった。
(16)本テストの意義
本テストにおいては、上述のように、リンゴポリフェノールとオレアノール酸を含有する本テスト用タブレット(サプリメント)の効能を調べるために、プラセボを用いた二重盲検試験を実施した。
本テストにおいては、本テスト用タブレットを12週間摂取した後におけるテスト食品グループの内臓脂肪レベル、体重、BMI及びウエスト回りサイズの変化について、プラセボグループとの比較において、調査した。
内臓脂肪レベルについては、テスト食品グループの内臓脂肪面積はプラセボグループと比較して顕著な減少を示しており、テスト食品グループの体重、BMI及びウエスト回りサイズもまたプラセボグループと比較して顕著な減少を示した。
一方、皮下脂肪面積については、双方のグループが同様の減少傾向を示しており、両グループ間に顕著な差異は見られなかった。
さらに、テスト食品グループの主観的な評価をサーチするため調査票による聞き取りを実施した。テスト食品グループの結果は全9項目において顕著な差を示しており、さらに、9項目のうちの8項目(「衣類のサイズの変化」のカテゴリーを除く)において、二つのグループ間に顕著な差が見られた。
プラセボグループにおいては、12週間摂取後において、どの項目にも顕著な差は現れなかった。
聞き取り項目の中には「疲労の状態(疲労度)」などのネガティブな質問もあるが、全ての項目において、本テスト用タブレットの摂取によるQOLの改善が見出された。
本テスト用タブレットはリンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有している。リンゴポリフェノールはプロシアニジンを主成分とするポリフェノールであり、さらに、カテキン及びクロロゲン酸をも含んでいる。これらのポリフェノールは強い抗酸化効能を有しており、多くの報告によれば、脂質メタボリズムの改善に効果があるとされている。さらに、リンゴポリフェノールの主成分であるプロシアニジンは膵臓のリパーゼ活動を高機能的に阻害するとの報告がある。膵臓のリパーゼ活動が阻害されると、腸からの脂肪酸の吸収が抑圧される。これにより、脂肪酸の吸収量が減り、結果的に、脂肪の蓄積を防止することが可能になる。さらに、リンゴポリフェノールは脂肪酸合成に関与する遺伝子の情報の転写を減少させ、脂肪のベータ抗酸化をアップレギュレート(upregulate)する、との報告がある。これらの事実は、リンゴポリフェノールは脂肪分解を増加させ、さらに、脂肪の減少にも効果的である可能性があることを暗示するものである。
一方、オレアノール酸は、脂肪合成を制御し、脂肪酸の生成を抑制する遺伝子をダウンレギュレート(downregulate)する機能を有していることが報告されている。
従って、本テスト用タブレットを摂取することにより、本テスト用タブレットに含有されるリンゴポリフェノール及びオレアノール酸が脂肪蓄積を防止及び/または減少させるものとして機能し、被験者の体重減少及びウエスト回りサイズの減少を達成する、と言えるものである。
さらに、本テストにおいては、血液テスト及び尿テストなどの医学的観察に基づいて、本テスト用タブレットの摂取により被験者には副作用(異常な変化)は引き起こされなかったことが確認された。
血液テストにおいては、12週間の摂取後において、テスト食品グループの総タンパク質量及びカリウムの変化に顕著な差が見られた。
一方、尿テストにおいては、差は見られなかった。
これら双方のケースでは、差は標準偏差の範囲内であるので、生理学的変化の許容範囲内である、すなわち、医学的には安全であると判断可能である。
このように、調査票による聞き取り、血液テスト及び尿テストに基づき、本テスト用タブレットに起因すると思われる生物化学的及び/または生理的副作用は見られなかった。
上述のように、本テストの期間中において、3人の被験者が個人的な理由により離脱し、8人の被験者が除外基準に合致するに至った。8人のうち5人はCTスキャン前に朝食を取っており、3人の被験者は十分な記録を送ってこなかった。これら8人の離脱者においても、本テスト用タブレットに起因する副作用(悪影響)は見られなかった。
従って、これらの結果は、12週間の摂取にわたる本テスト用タブレットの安全性を示すものである。
肥満は、生活病などの病気のほかに、特に女性にとっては外観の悪化をもたらし、QOLの深刻な劣化を誘発し得る。
さらに、日本が高齢化社会に直面しているという事実はアンチエイジングの追求を加速化させており、基本的には、「若く見えること」や「さらに美しく見えること」が具体的な目標とされるようになっている。
本テスト用タブレットに含有されるリンゴポリフェノールは高度に安全な成分であり、GRAS(generally recognized as safe: 一般的には安全と認識されていること−USにおける食品の安全基準の一つ)と認定されている。
一方、オレアノール酸は、グレープやオリーブの葉などに含まれており、自然に広く見られる成分である。これまで述べてきたように、これらの成分は、脂質メタボリズムの改善のほかに、抗酸化効果をも有しており、従って、これらはアレルギーの防止や酸化ストレスの減少にも役立つものである。
以上の理由により、食生活及び運動習慣の改善を図るとともに、本テスト用タブレットを摂取することにより、肥満を防止し、身体の外観を向上させ、身体の健康を良好に維持することが可能になる。
本テストにおいては、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有するテスト用タブレット(サプリメント)を使用した。これらの成分の各々は脂質メタボリズムを改善する機能があることが報告されている。しかしながら、これまでは、リンゴポリフェノール及びオレアノール酸の混合体の人体内における作用はわかっておらず、本テストにより初めて明らかになったものである。
以上のように、最終的な結論として、リンゴポリフェノールとオレアノール酸を含有する本テスト用タブレットの12週間にわたる摂取は体重の減少及びウエスト回りサイズの減少に寄与すること、便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善に寄与することが判明した。
さらに、12週間の摂取の間において、副作用その他の安全性に関する事件は起こらなかった。これにより、一定量のリンゴポリフェノール及びオレアノール酸により、効果的且つ安全に、体重の減少及びウエスト回りサイズの減少に寄与すること、便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善に寄与することが導かれた。
前述のように、本発明に係る食品組成物は、副作用を引き起こすことなく、体重の減少及びウエスト回りサイズの減少を可能にする。また便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善を図ることを可能にする。このため、食品として、あるいは、サプリメントなどの補助食品として、肥満の解消・抑制に活用することが可能であるとともに便通・冷え・肌/皮膚の乾燥・疲労・活動量・睡眠の改善に活用することができる。

Claims (5)

  1. リンゴポリフェノール及びオレアノール酸を含有し、体重及びウエスト回りのサイズを減少させることができる食品組成物。
  2. 次の(1)乃至(6)の効能のうち、少なくとも何れか一つをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の食品組成物。
    (1)便通の改善を図ることできる効能
    (2)冷えまたは身体の寒さに関する感度の改善を図ることできる効能
    (3)肌または皮膚の乾燥を抑えることできる効能
    (4)疲労度を改善することできる効能
    (5)動きやすさまたは活動量を改善することできる効能
    (6)睡眠の質の改善を図ることできる効能
  3. 前記リンゴポリフェノールを当該食品組成物600mgにつき6.5mg以上の割合で、かつ、前記オレアノール酸を当該食品組成物600mgにつき1.0mg以上の割合で含有することを特徴とする請求項1または2に記載の食品組成物。
  4. 前記リンゴポリフェノールを当該食品組成物600mgにつき32.5mg以下の割合で、かつ、前記オレアノール酸を当該食品組成物600mgにつき5.0mg以下の割合で含有することを特徴とする請求項2に記載の食品組成物。
  5. 前記リンゴポリフェノールはプロシアニジンB2であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の食品組成物。
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