JP2017180695A - 作業機の油圧システム - Google Patents

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Abstract

【課題】走行油圧装置の状態又は原動機の状態に応じて油圧切換弁の切換の圧力の特性を変更することができるようにする。【解決手段】作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、油圧切換弁に作用する作動油を変更可能な比例弁と、油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、走行油圧装置の状態に応じて比例弁を制御する制御装置と、を備えている。作業機の油圧システムは、原動機と、原動機の動力により作動し且つ、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、油圧切換弁に作用する作動油を変更可能な比例弁と、油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、原動機の状態に応じて比例弁を制御する制御装置と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ等の作業機の油圧システムに関する。
従来、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ等の作業機の油圧システムとして、特許文献1が知られている。
特許文献1の走行系の油圧システムは、低速(1速)と高速(2速)とに切り換え可能なHSTモータと、HSTモータを1速又は2速に切換可能な油圧切換弁と、複数の位置に可能な方向切換弁とを備えている。特許文献1では、方向切換弁を所定の位置に切り換えることによって、油圧切換弁の受圧部に作用する作動油の圧力が変化し、その結果、油圧切換弁が1速に対応する第1位置に切り換わったり、2速に対応する第2位置に切り換わっていた。即ち、走行系の油圧システムでは、方向切換弁を所定位置に切り換えることによって、油圧切換弁(HSTモータ)を1速又は2速に切り換えていた。
また、作業系の油圧システムにおいては、油圧アクチュエータに油路を介して接続する制御弁(油圧切換弁)を切り換えることによって、当該油圧アクチュエータを作動させている。
特開2013−36276号公報
特許文献1の走行系の油圧システムでは、方向切換弁は予め決められた複数の位置に切り換わるだけであるため、油圧切換弁に作用する作動油の圧力を、例えば、走行ポンプ等の走行油圧装置の状態、又は、原動機の状態に応じて変化させることができない。即ち、特許文献1では、油圧切換弁を切り換える場合の切換圧力の特性を走行状態又は原動機の状態に応じて変えることができないのが実情である。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、走行油圧装置の状態又は原動機の状態に応じて油圧切換弁の切換の圧力の特性を変更することができる作業機の油圧システムを提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す通りである。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、前記油圧切換弁に作用する作動油を変更可能な比例弁と、前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、前記走行油圧装置の状態に応じて前記比例弁を制御する制御装置と、を備えている。
前記走行油圧装置は、第1走行モータと、前記第2走行モータとを有し、前記制御装置は、前記第1走行モータの第1回転数と前記第2走行モータの第2回転数とに基づいて前記比例弁を制御する。
前記油圧切換弁は、第1位置と、第2位置とに切換可能であり、
前記制御装置は、前記第1回転数と前記第2回転数との差が所定以上、又は、前記第1回転数と前記第2回転数との比率が所定以上である場合に、前記比例弁を制御することで前記第1位置と第2位置との間の中間位置の時間を所定値よりも短くする。
作業機の油圧システムは、第1走行モータと、第2走行モータとを操作する操作装置を備え、前記制御装置は、前記操作装置の操作に基づいて前記走行油圧装置の状態を判定し、前記判定した走行油圧装置の状態に基づいて前記比例弁を制御する。
前記制御装置は、前記走行油圧装置における走行速度に応じて前記比例弁を制御する。
作業機の油圧システムは、原動機と、前記原動機の動力により作動し且つ、作動油を吐
出する油圧ポンプと、前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、前記油圧切換弁に作用する作動油を変更可能な比例弁と、前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、前記原動機の状態に応じて前記比例弁を制御する制御装置と、を備えている。
前記制御装置は、前記原動機の負荷に基づいて前記比例弁を制御する。
前記制御装置は、前記原動機の回転数に基づいて前記比例弁を制御する。
前記制御装置は、前記原動機の実回転数と目標回転数との差に基づいて前記比例弁を制御する。
前記制御装置は、前記原動機のストール状態に応じて前記比例弁を制御する。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、前記油圧切換弁に作用する作動油を変更可能な比例弁と、前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、前記油圧切換弁と前記比例弁とを接続する第1油路と、前記油圧切換弁の受圧部又は前記第1油路に接続され、且つ、前記第1油路の作動油を排出可能な排出油路と、前記排出油路に設けられた第1絞り部と、前記第1油路であって、前記第1油路と前記排出油路とが接続される接続部よりも前記比例弁側に設けられた第2絞り部と、を備えている。
前記第2絞り部は、前記比例弁の近傍に設けられている。
本発明によれば、走行油圧装置の状態又は原動機の状態に応じて油圧切換弁の切換の圧力の特性を変更することができる。
第1実施形態における走行系の油圧システムを示す図である。 第1実施形態における作業系の油圧システムを示す図である。 油圧切換弁の位置とパイロット圧との関係を示す図である。 走行モータの回転数、又は、走行操作部材の操作に応じて作動弁を制御した場合の油圧切換弁の位置とパイロット圧との関係を示した図である。 走行速度に応じて作動弁を制御した場合の油圧切換弁の位置とパイロット圧との関係を示した図である。 油圧切換弁の位置とパイロット圧との関係を示す他の変形例の図である。 第1実施形態における走行系の油圧システムの変形例を示す図である。 走行油圧装置及び油圧切換弁の変形例を示す図である。 変形例における油圧切換弁の位置とパイロット圧との関係を示す図である。 油圧切換弁に共通する排出油路、絞り部、測定装置を設けた場合の油圧システムを示す図である。 作動弁を走行モータのサーボシリンダに接続した場合の図である。 作動弁を走行モータのサーボシリンダに接続した場合の他の図である。 本発明に係る作業機の一例であるトラックローダを示す側面図である。 キャビンを上昇させた状態のトラックローダの一部を示す側面図である。
以下、本発明に係る作業機の油圧システムの実施形態について適宜図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
まず、作業機の全体の構成から説明する。
作業機の全体の構成について説明する。図11,12は、作業機1の一例としてトラックローダを示している。作業機はトラックローダに限定されず、例えば、トラクタ、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ、バックホー等であってもよい。尚、本実施形態において、作業機1の運転席に着座した運転者の前側(図11に示す矢印Fが指す方向)を前方、運転者の後側(図11に示す矢印Rが指す方向)を後方、運転者の左側(図11の紙面に向かって手前側)を左方、運転者の右側(図11の紙面に向かって奥側)を右方として説明する。
図11に示すように、作業機1は、機体2と、この機体2に装着した作業装置3と、機体2を支持する走行装置4とを備えている。機体2の上部であって当該機体2の前部には、キャビン5が搭載されている。キャビン5の後部は、機体2の支持ブラケット11に支持されており、支持軸12回りに揺動自在である。キャビン5の前部は、機体2の前部で支持可能である。
キャビン5内には運転席13が設けられている。運転席13の一方側(例えば、左側)には、走行装置4を操作するための走行用操作装置14が配置されている。
走行装置4は、クローラ式走行油圧装置により構成されている。走行装置4は、機体2の左側の下方及び機体2の右側の下方に設けられている。走行装置4は、後述する油圧駆動式の走行油圧装置44の駆動力によって、走行可能である。
作業装置3は、ブーム22Lと、ブーム22Rと、ブーム22L及びブーム22Rの先端に装着したバケット23(作業具)とを備える。ブーム22Lは、機体2の左に配置されている。ブーム22Rは、機体2の右に配置されている。ブーム22Lとブーム22Rとは、ブーム22Lとブーム22Rの間に設けられた連結体(図示せず)によって相互に連結されている。ブーム22L及びブーム22Rは、それぞれ第1リフトリンク24及び第2リフトリンク25に支持されている。ブーム22L及びブーム22Rの基部側と機体2の後下部との間には、複動式油圧シリンダからなるリフトシリンダ26がブーム22L及びブーム22Rに対応して設けられている。リフトシリンダ26を同時に伸縮させることによりブーム22L及びブーム22Rが同時に上下に揺動動作する。ブーム22L及びブーム22Rの先端側には、それぞれ装着ブラケット27が、横軸回りに回動自在に枢支連結され、装着ブラケット27にバケット23の背面側が取り付けられている。
また、装着ブラケット27とブーム22L及びブーム22Rの先端側中途部との間には、複動式油圧シリンダからなるチルトシリンダ28が、ブーム22L及びブーム22Rに対応して介装されている。チルトシリンダ28の伸縮によってバケット23が揺動動作(スクイ・ダンプ動作)する。
バケット23は装着ブラケット27に着脱自在である。装着ブラケット27は、バケット23を取り外せば、各種のアタッチメント(油圧アクチュエータを有する油圧駆動式の作業具)を取り付けることができ、掘削以外の各種の作業(又は他の掘削作業)を行えるように構成されている。
機体(車体)2の底壁上の後側には原動機29が設けられている。原動機29は、ディーゼルエンジン、モータジェネレータ等である。機体2の底壁上の前側には燃料タンク30と作動油タンク31とが設けられている。
次に、作業機の油圧システムについて説明する。
図1は、作業機の走行系の油圧システムを示す図である。図2は、作業機の作業系の油圧システムを示している。
図1及び図2に示すように、油圧システム(走行系の油圧システム、作業系の油圧システム)は、第1油圧ポンプP1と、第2油圧ポンプP2とを有している。第1油圧ポンプP1及び第2油圧ポンプP2は、原動機29の動力によって駆動される定容量型のギヤポンプである。なお、第1油圧ポンプP1及び第2油圧ポンプP2は、原動機29によって駆動される斜板型の可変容量ポンプであってもよく、その他のポンプであってもよい。
第1油圧ポンプP1(メインポンプ)は、リフトシリンダ26、チルトシリンダ28又はブーム22の先端側に取り付けられるアタッチメントの油圧アクチュエータを駆動するために使用される。第2油圧ポンプP2(パイロットポンプ、チャージポンプ)は、主として制御圧又は信号圧としての作動油の圧力を供給するために使用される。以降、説明の便宜上、制御圧又は信号圧としての作動油のことを「パイロット油」、パイロット油の圧力のことを「パイロット圧」という。
油圧システムは、走行油圧装置44と、作動弁45と、油圧切換弁90とを備えている。走行油圧装置44は、作動油によって速度を変更することが可能な装置である。即ち、走行油圧装置44は、後述する走行モータの回転数(回転速度)が変更である。言い換えれば、走行油圧装置44は、走行装置4が走行する際の推進力を変更可能な装置である。
走行油圧装置44は、第1走行油圧ポンプ66Aと、第2走行油圧ポンプ66Bと、第1走行モータ80Aと、第2走行モータ80Bとを有している。油圧切換弁90は、油圧切換弁90Aと、第2油圧切換弁90Bとを有している。
第1走行油圧ポンプ66Aと、第1走行モータ80Aとは、作動油を循環可能な第1循環油路101により接続されている。第2走行油圧ポンプ66Bと、第2走行モータ80Bとは、作動油を循環可能な第2循環油路102により接続されている。第1油圧切換弁90Aと第1走行モータ80Aとは油路103により接続され、第2油圧切換弁90Bと第2走行モータ80Bとは油路104により接続されている。また、第1油圧切換弁90A、第2油圧切換弁90B及び作動弁45は、油路(第1油路)105により接続されている。油圧切換弁(第1油圧切換弁90A、第2油圧切換弁90B)の受圧部91には、排出油路108が接続されている。排出油路108は、第1油路105の作動油(受圧部91に作用している作動油)を外部に排出する油路であって、例えば、一端が第1油路105に接続され、他端が作動油タンク31に接続されている。排出油路108の接続先は、作動油タンク31に限定されず、油圧ポンプの吸込部であっても、その他の部分であってもよい。排出油路108には、第1絞り部(例えば、オリフィス)109aが設けられている。また、第1油路105であって、当該第1油路105と排出油路108との接続部180と作動弁45との間の区間には、第2絞り部(例えば、オリフィス)109bが設けられている。第1絞り部109aと第2絞り部109bとの内径(絞り径)は、略同じに設定されている。第1油路105に、排出油路108を設けたうえで、第2絞り部109bを設けているため、作動弁45から第2絞り部109bまでの区間の作動油の圧力を制御し易い。特に、作動弁45は、作動油の温度に依存せずに制御することができるため、作動弁45から第2絞り部109bまでの区間の作動油の圧力を、作動油の温度に依存せずに安定的に制御を行うことができる。なお、第1絞り部109aと第2絞り部109bとの絞り径は、上述した径に限定されない。
作動弁45と第2油圧ポンプP2とは油路106により接続されている。なお、第1走行油圧ポンプ66A及び第2走行油圧ポンプ66Bと、第2油圧ポンプP2とは図示省略の油路により接続されており、第2油圧ポンプP2から吐出した作動油は、第1走行油圧ポンプ66A及び第2走行油圧ポンプ66Bに供給可能である。
第1走行油圧ポンプ66Aは、原動機29の動力によって駆動される斜板形可変容量アキシャルポンプである。また、第1走行油圧ポンプ66Aは、パイロット圧が作用する受圧部66aと受圧部66bとを備えている。受圧部66a,66bに作用するパイロット圧によって斜板の角度が変更可能である。斜板の角度が変更すると、作動油の吐出方向や吐出量が変わり、これによって第1走行モータ80Aの回転出力を変更する。
なお、第2走行油圧ポンプ66Bは、第1走行油圧ポンプ66Aと同様の構成である。第2走行油圧ポンプ66Bの斜板の角度を変更すると、作動油の吐出方向や吐出量が変わり、これによって第2走行モータ80Bの回転出力を変更する。
第1走行モータ80Aは、カムモータ(ラジアルピストンモータ)で構成されている。この第1走行モータ80Aは、稼動時における容量(モータ容量)の大きさを変更できる容量可変型であって、モータ容量を変更することによって出力軸の回転やトルクを変更することができる。詳しくは、第1走行モータ80Aは、第1モータ81と、第2モータ82とを有している。第1モータ81及び第2モータ82の両方に作動油を供給することにより、モータ容量は大きくなり、第1走行モータ80Aは1速となる。また、第1モータ81と第2モータ82とのいずれかに作動油を供給することによって、モータ容量は小さくなり、第1走行モータ80は2速となる。なお、第2走行モータ80Bは、第1走行モータ80Aと同様の構成であり、1速又は2速に変更可能である。
第1油圧切換弁90Aは、パイロット油の圧力であるパイロット圧に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁であって、第1走行モータ80Aを1速或いは2速に切り換え可能な弁である。第1油圧切換弁90Aは、例えば、第1位置90a、第2位置90b、及び中立位置90cの3つの切換位置に切り換え可能な三位置切換弁である。
詳しくは、第1油圧切換弁90Aの受圧部91に作用するパイロット油の圧力が、予め
定められた所定圧力である切換圧に満たない場合、油圧切換弁90は、バネによって第1位置90aに保持される。第1油圧切換弁90Aが第1位置90aである場合、第1モータ81及び第2モータ82の両方に作動油が供給され、第1走行モータ80Aは1速となる。第1油圧切換弁90Aの受圧部91に作用するパイロット油の圧力が、切換圧以上である場合、第1油圧切換弁90Aは、中立位置90cを経て第2位置90bに切り換えられる。第1油圧切換弁90Aが第2位置90bである場合、第1モータ81だけに作動油が供給され、第1走行モータ80Aは2速となる。
なお、第2油圧切換弁90Bは、第1油圧切換弁90Aと同様の構成である。第2油圧切換弁90Bは、第2走行モータ80Bを1速或いは2速に切り換え可能である。
作動弁45は、油圧切換弁(第1油圧切換弁90A、第2油圧切換弁90B)に作用する作動油の圧力(流量)を変更可能な弁である。作動弁45は、後述する制御装置110から出力された制御信号によって開度を変更可能である。この実施形態では、作動弁45は、電磁比例弁(比例弁)であって、制御信号により開度が変更される。作動弁45の開度を変更することによって、油圧切換弁に作用(供給)する作動油の圧力が変わる。
図3は、作動弁を作動させた場合の油圧切換弁(第1油圧切換弁、第2油圧切換弁)の位置と作動油の圧力(パイロット圧)との関係を示した図である。図3に示す変速圧L1は、油圧切換弁の受圧部に作用するパイロット圧である。以下、説明の便宜上、作動弁45のことを比例弁45という。また、第1油圧切換弁90A及び第2油圧切換弁90Bのことを油圧切換弁、第1走行モータ80A及び第2走行モータ80Bのことを走行モータということがある。
図3の変速圧L1に示すように、比例弁45を閉鎖した状態(全閉した状態)では、第1油圧切換弁90A及び第2油圧切換弁90Bの受圧部91に作用するパイロット圧は略零である。その結果、油圧切換弁(第1油圧切換弁90A及び第2油圧切換弁90B)は、第1位置90aとなる。油圧切換弁が第1位置90aである場合、走行モータ(第1走行モータ80A、第2走行モータ80B)は、1速である。
ここで、比例弁45を閉鎖した状態から徐々に開き、当該比例弁45の開度を大きくすると、第1油圧切換弁90A及び第2油圧切換弁90Bの受圧部91に作用するパイロット圧が比例弁45の開度に応じて増加する。第1油圧切換弁90A及び第2油圧切換弁90Bの受圧部91に作用するパイロット圧が、第1位置90aと中立位置90cとの境界圧(切換圧)CP1を超えると、第1油圧切換弁90A及び第2油圧切換弁90Bは、中立位置90cになる。また、第1油圧切換弁90A及び第2油圧切換弁90Bの受圧部91に作用するパイロット圧が、中立位置90cと第2位置90bとの境界圧(切換圧)CP2を超えると、第1油圧切換弁90A及び第2油圧切換弁90Bは、第2位置90bになる。油圧切換弁が第2位置90bである場合、走行モータは、2速である。つまり、比例弁45の開度と油圧切換弁に作用するパイロット圧とは比例関係にあって、比例弁45の開度に伴って走行モータを1速、又は,2速に切り換えることができる。
さて、図1に示すように、油路106は比例弁45の上流側で分岐していて、分岐後の油路107は、走行用操作装置14に接続されている。走行用操作装置14は、前進用のリモコン弁36と、後進用のリモコン弁37と、右旋回用のリモコン弁38と、左旋回用のリモコン弁39と、走行レバー40とを有する。また、走行用操作装置14は、第1〜4シャトル弁51,52,53,54を有する。リモコン弁36、37、38、39は、共通、即ち、1本の走行レバー40によって操作される。リモコン弁36、37、38、39は、走行レバー40(操作部材)の操作に応じて作動油の圧力を変化させ且つ変化後の作動油を走行油圧装置14に供給する。なお、この実施形態では、1本の走行レバー40でリモコン弁36、37、38、39が操作されるが、走行レバー40は複数本でもよい。例えば、運転席13の一方側(左側)に第1の走行レバーを配置し、他方側に第2の走行レバーを配置して、これら2本の走行レバーによって、リモコン弁36、37、38、39を操作してもよい。
走行レバー40は、中立位置から、前後、前後に直交する幅方向、斜め方向に傾動可能である。走行レバー40を傾動することにより、走行用操作装置14のリモコン弁36、
37、38、39が操作される。そうすると、走行レバー40の中立位置からの操作量に比例したパイロット圧がリモコン弁36、37,38,39の二次側ポートから出力される。
走行レバー40を前側(図1では矢示A1方向)に傾動させると、前進用リモコン弁36が操作されて該リモコン弁36からパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第1シャトル弁51から油路61を介して第1走行油圧ポンプ66Aの受圧部66aに作用すると共に、第2シャトル弁52から油路62を介して第2走行油圧ポンプ66Bの受圧部66aに作用する。これにより、第1走行モータ80A及び第2走行モータ80Bの出力軸が走行レバー40の傾動量に比例した速度で正転(前進回転)して作業機1が前方に直進する。
また、走行レバー40を後側(図1では矢示A2方向)に傾動させると、後進用リモコン弁37が操作されて該リモコン弁37からパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第3シャトル弁53から油路64を介して第1走行油圧ポンプ66Aの受圧部66bに作用すると共に、第4シャトル弁54から油路63を介して第2走行油圧ポンプ66Bの受圧部66bに作用する。これにより、第1走行モータ80A及び第2走行モータ80Bの出力軸が走行レバー40の傾動量に比例した速度で逆転(後進回転)して作業機1が後方に直進する。
また、走行レバー40を右側(図1では矢示A3方向)に傾動させると、右旋回用リモコン弁38が操作されて該リモコン弁38からパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第1シャトル弁51から油路61を介して第1走行油圧ポンプ66Aの受圧部66aに作用すると共に、第4シャトル弁54から油路63を介して第2走行油圧ポンプ66Bの受圧部66bに作用する。これにより、第1走行モータ80Aの出力軸が正転し且つ第2走行モータ80Bの出力軸が逆転して作業機1が右側に旋回する。
また、走行レバー40を左側(図1では矢示A4方向)に傾動させると、左旋回用リモコン弁39が操作されて該リモコン弁39からパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第2シャトル弁52から油路62を介して第2走行油圧ポンプ66Bの受圧部66aに作用すると共に、第3シャトル弁53から油路64を介して第1走行油圧ポンプ66Aの受圧部66bに作用する。これにより、第1走行モータ80Aの出力軸が逆転し且つ第2走行モータ80Bの出力軸が正転して作業機1が左側に旋回する。
また、走行レバー40を斜め方向に傾動させると、第1走行油圧ポンプ66A及び第2走行油圧ポンプ66Bの受圧部66a、66bに作用するパイロット圧の差圧によって、第1走行モータ80A及び第2走行モータ80Bの出力軸の回転方向及び回転速度が決定され、トラックローダ1が前進又は後進しながら右旋回又は左旋回する。
すなわち、走行レバー40を左斜め前側に傾動操作すると該走行レバー40の傾動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら左旋回する。走行レバー40を右斜め前側に傾動操作すると該走行レバー40の傾動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら右旋回する。走行レバー40を左斜め後側に傾動操作すると該走行レバー40の傾動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら左旋回する。走行レバー40を右斜め後側に傾動操作すると該走行レバー40の傾動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら右旋回する。
次に、作業系の油圧システムについて説明する。
図2に示すように、第1油圧ポンプP1には、油路108が接続されている。油路108には、複数の制御弁70が接続されている。複数の制御弁70は、ブーム制御弁70A、バケット制御弁70B、予備制御弁70Cである。ブーム制御弁70Aは、パイロット方式の直動スプール型3位置切換弁であって、リフトシリンダ26を制御する。バケット制御弁70Bは、パイロット方式の直動スプール型3位置切換弁であって、チルトシリンダ28を制御する。予備制御弁70Cは、パイロット方式の直動スプール型3位置切換弁であって、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ76を制御する。予備制御弁70Cは、パイロット圧によって、第1位置79a、第2位置79b、第3位置79cに切換可能である。なお、第3位置79cは中立位置である、
ブーム22、バケット23の操作は、運転席13の周囲に設けられた操作部材71によって行うことができる。操作部材71は、中立位置から、前後、前後と直交する幅方向及び斜め方向に傾動可能に支持されている。操作部材71を傾動操作することにより、操作部材71の下部に設けられたリモコン弁72A、72B、72C、72Dを操作することができる。
操作部材71を前側に傾動させると、リモコン弁72Aが操作されて当該リモコン弁72Aからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、ブーム制御弁70Aの受圧部に作用し、当該ブーム制御弁70Aに入った作動油をリフトシリンダ26のロッド側に供給することにより、ブーム(ブーム22L、ブーム22R)は下降する。
操作部材71を後側に傾動させると、リモコン弁72Bが操作されて当該リモコン弁72Bからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、ブーム制御弁70Aの受圧部に作用し、当該ブーム制御弁70Aに入った作動油をリフトシリンダ26のボトム側に供給することにより、ブームは上昇する。
即ち、ブーム制御弁70Aは、操作部材71の操作によって設定された作動油の圧力(リモコン弁72Aによって設定されたパイロット圧、リモコン弁72Bによって設定されたパイロット圧)に応じて、リフトシリンダ26に流れる作動油の流量を制御可能である。
操作部材71を右側に傾動させると、リモコン弁72Cが操作され、バケット制御弁70Bの受圧部にパイロット油が作用する。その結果、バケット制御弁70Bは、チルトシリンダ28を伸長させる方向に作動し、操作部材71の傾動量に比例した速度でバケット23がダンプ動作する。
操作部材71を左側に傾動させると、リモコン弁72Dが操作され、バケット制御弁70Bの受圧部にパイロット油が作用する。その結果、バケット制御弁70Bは、チルトシリンダ28を縮小させる方向に作動し、操作部材71の傾動量に比例した速度でバケット23がスクイ動作する。
即ち、バケット制御弁70Bは、操作部材71の操作によって設定された作動油の圧力(リモコン弁72Cによって設定されたパイロット圧、リモコン弁72Dによって設定されたパイロット圧)に応じて、チルトシリンダ28に流れる作動油の流量を制御可能である。つまり、リモコン弁72A、72B、72C、72Dは、操作部材71の操作に応じて作動油の圧力を変化させ且つ変化後の作動油を、ブーム制御弁70A、バケット制御弁70Bに供給する。
予備制御弁70Cには、供排油路74が接続されている。供排油路74は、予備制御弁70Cの2つのポートのうち、一方のポートに接続する油路74aと、他方のポートに接続する油路74bとを有している。供排油路74(油路74a及び油路74b)は接続部材75に接続され、接続部材75には、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ76が接続可能となっている。したがって、予備制御弁70cから予備アタッチメントの油圧アクチュエータ76に作動油の供給が可能である。予備制御弁70Cの操作は、作動油の圧力に応じて開度が変更可能な比例弁73で行う。比例弁73は、予備制御弁70Cの受圧部70C1に油路77aを介して接続される第1比例弁73Aと、予備制御弁70Cの受圧部70C2に油路77bを介して接続される第2比例弁73Bとを含んでいる。第1比例弁73Aが開くと、油路77aを介して受圧部70C1にパイロット油が作用する。また、第2比例弁73Bが開くと、油路77bを介して受圧部70C2にパイロット油が作用する。したがって、予備制御弁70Cの受圧部70C1又は受圧部70C2にパイロット油が作用すると予備制御弁70Cが切り換わり、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ76は、予備制御弁70Cから供給された作動油によって作動する。なお、第1比例弁73A及び第2比例弁73Bの操作は、制御装置110によって行う。なお、図1の制御装置110と図2の制御装置110とは同一の制御装置である。制御装置110には、運転席13の周囲に設けられた操作部材78が接続されている。操作部材78は、例えば、揺動自在なシーソ型スイッチ、スライド自在なスライド型スイッチ、或いは、押圧自在なプッシュ型スイッチで構成されている。操作部材78の操作量は、制御装置110に入
力される。制御装置110は、操作部材78の操作量に応じた制御信号(例えば、電流)を第1比例弁73A、又は、第2比例弁73Bに出力する。制御弁73(第1比例弁73A、第2比例弁73B)は、制御装置110から出力された制御信号によって開閉する。したがって、制御弁73(第1比例弁73A、第2比例弁73B)に出力された作動油が所定以上に達すると、予備制御弁70Cは、第1位置79a、第2位置79b、第3位置79cに切り換わり、油圧アクチュエータ76を操作することができる。
さて、制御装置110は、CPU等から構成されている。制御装置110と比例弁45とは接続されていて、当該制御装置110は比例弁45のソレノイドに電流等の制御信号を出力することによって比例弁45を制御する。例えば、制御装置110は、当該制御装置110に接続された操作部材115に基づき、比例弁45の制御を行う。操作部材115は、走行モータ(第1走行モータ80A及び第2走行モータ80B)を1速、又は2速にする部材である。操作部材115は、例えば、揺動自在なシーソ型スイッチ、スライド自在なスライド型スイッチ、或いは、押圧自在なプッシュ型スイッチで構成されている。
シーソ型スイッチにあっては、一方側に揺動することにより1速、他方側に揺動することにより2速に設定することができる。スライド型スイッチにあっては、一方側にスライドすることにより1速、他方側にスライドすることにより2速に設定することができる。プッシュ型スイッチにあっては、押圧を行う毎に1速、2速の順に切り換わる。
図3を用いて、制御装置による比例弁の制御について説明する。なお、図3に示した変速圧L1と比例弁45に出力する制御信号(電流)との関係は、制御装置110が予め記憶している。
操作部材115によって1速にする操作がなされた場合、制御装置110は、比例弁45のソレノイドを消磁し、図3の変速圧L1に示すように、油圧切換弁に作用する作動油の圧力を低下させることで、第1位置90aにする(走行モータを1速にする)。また、操作部材115によって2速にする操作がなされた場合、制御装置110は、比例弁45のソレノイドを励磁し、図3の変速圧L1に示すように、油圧切換弁に作用する作動油の圧力を上昇させることで、油圧切換弁を第2位置90bにする(走行モータを2速にする)。したがって、制御装置110によって比例弁45を制御することにより、走行モータを操作部材115の操作に応じて、1速、2速に切り換えることができる。
このように、制御装置110は、操作部材115の操作に応じて、比例弁45の制御を行い、走行モータを1速、2速にすることができる。これに加え、制御装置110は、走行油圧装置44の状態に応じて比例弁45の制御を行う。走行油圧装置の状態と制御装置110における作動弁の制御について説明する。
図4Aは、走行油圧装置の状態(走行モータの回転数)に応じて、作動弁を制御した場合の油圧切換弁の位置とパイロット圧との関係を示した図である。図4Aに示す変速圧力L1は、走行油圧装置の走行モータを変速した場合のパイロット圧の一例である。
図1に示すように、制御装置110には、第1走行モータ80Aの回転数(第1回転数)を検出する測定装置111が接続されている。また、制御装置110には、第2走行モータ80Bの回転数(第2回転数)を検出する測定装置112が接続されている。制御装置110は、測定装置111が検出した第1回転数と、測定装置112が検出した第2回転数とを取得可能である。制御装置110は、第1回転数と第2回転数とに基づいて、比例弁45の制御を行い、図4Aに示すように、変速圧L1の変更を行う。走行モータを1速から2速に切り換える場合、又は、2速から1速に切り換える際(変速の際)に、第1回転数と第2回転数との差が予め定められた所定以上である場合には、制御装置110は、比例弁45の開度を制御することにより、変速圧L1における切換時の中立時間(中立を通過する時間)を予め定められた所定時間T3よりも短くして、所定時間T2に変更する。なお、第1回転数と第2回転数との比率が所定以上である場合に、比例弁45を制御することで中間位置(中立位置)の時間を所定値よりも短くする。なお、中間位置は、第1位置と第2位置との間であればよく、中立位置に限定されない。
また、制御装置110は、走行操作装置(操作装置)14の操作に基づいて走行装置4の状態(走行状態)を判定して、走行状態に基づいて比例弁45の制御を行ってもよい。
制御装置110には、走行操作装置14の走行レバー40の揺動状態を検出する測定装置113が接続されている。測定装置113は、走行レバー40のポジションを検出するポテンショメーターである。例えば、測定装置113は、走行レバー40が前側に操作されたこと(前進操作という)、走行レバー40が後側に操作されたこと(後進操作)、走行レバー40が右側に操作されたこと(右旋回操作)、走行レバー40が左側に操作されたこと(左旋回操作)を検出可能である。したがって、操作部材110は、測定装置113が前進操作を検出した場合は、走行状態として、走行装置4(走行モータ)が前進していると判定する。操作部材110は、測定装置113が後進操作を検出した場合は、走行状態として、走行装置4が後進していると判定する。操作部材110は、測定装置113が右旋回操作を検出した場合は、走行状態として、走行装置4が右旋回していると判定する。操作部材110は、測定装置113が左旋回操作を検出した場合は、走行状態として、走行装置4が左旋回していると判定する。なお、測定装置113は、走行操作装置14に接続された油路61、62、63、64の作動油の圧力(パイロット圧)を検出する装置であってもよい。即ち、油路61、62、63、64のパイロット圧に基づいて、走行装置4の状態(走行状態)を判定してもよい。
そして、制御装置110は、走行操作装置14の操作から得られた走行装置4の状態に基づいて、比例弁45の制御(変速圧L1の変更)を行ってもよい。変速の際に、走行装置4が旋回である場合には、制御装置110は、比例弁45の開度を制御することにより、図4Aに示すように、変速圧L1における切換時の中立時間T2を、走行装置4が直進(前進、後進)時の中立時間よりも短くする。
また、制御装置110は、走行装置4の走行速度に応じて、比例弁45の制御(変速圧L1の変更)を行ってもよい。制御装置110には、走行装置4(作業機1)の走行速度(対地速度)を検出する測定装置114が接続されている。測定装置114は、作業機1の車速を検出する車速センサ等で構成されている。測定装置114は、作業機1を検出可能なものであればどのようなものであってもよい。図4Bは、走行速度が予め定められた所定以上であって高速である場合の変速圧L11、走行速度が予め定められた所定未満であって低速である場合の変速圧L12との関係を示した図である。
図4Bに示すように、制御装置110は、測定装置114で検出された走行速度が高速である場合に、変速圧L11の傾きG1を高速用に設定する。また、測定装置114で検出された走行速度が低速である場合に、変速圧L11の傾きG2を低速用に設定する。例えば、走行速度が高速である場合、制御装置110は、変速時において比例弁45の開閉の速度を制御することで、変速時における変速圧L1の傾きG1を、低速に対応する変速圧L11の傾きG2よりも緩やかにする。走行速度が低速である場合、制御装置110は、変速時において比例弁45の開閉の速度を制御することで、変速時における変速圧L11の傾きG2を、高速に対応する変速圧L11の傾きG1よりも急にする。
また、制御装置110は、原動機29の状態に応じて、比例弁45の制御(変速圧L1の変更)を行っても良い。制御装置110には、原動機29の状態として当該原動機29の負荷を検出する測定装置116が接続されている。測定装置116は、走行モータ(第1走行モータ80A及び第2走行モータ80B)の走行圧を検出する装置である。走行モータに掛かる走行圧は、原動機29に掛かる負荷である。走行モータの走行圧、即ち、原動機29の負荷が予め定められた所定以上であり高い場合、例えば、制御装置110は、変速時における変速圧L1の傾きを急にする。走行モータの走行圧(原動機29の負荷)が予め定められた所定未満であり低い場合、例えば、制御装置110は、変速時における変速圧L1の傾きを緩やかにする。なお、測定装置116は、エンジンのシリンダ内に噴射する燃料噴射量を検出する装置であってもよい。燃料噴射量が多い場合は、原動機29の負荷が高く、燃料噴射量が少ない場合は、原動機29の負荷が小さい。
また、制御装置110には、原動機29の状態として当該原動機29の回転数を検出する測定装置117が接続されている。測定装置117は、原動機29の1つであるエンジンの回転数を検出する装置である。制御装置110は、測定装置117で検出されたエンジンの回転数(実回転数)に基づいて、比例弁45の制御(変速圧L1の変更)を行っても
良い。また、制御装置110は、原動機29のストール状態に応じて比例弁45の制御を行っても良い。即ち、制御装置110は、エンジンの実回転数に基づいて、エンジンストールが発生するか否かの判定を行う。エンジンの実回転数が400rpm以下になっている経過時間(連続した時間)が、0.5秒以上である場合、エンジンストールが発生したと判定する。そして、エンジンストールが発生した時点で2速である場合は、比例弁45を全閉して、変速圧L1を急激に下げる。なお、エンジンストールが発生しないと判定した場合は、制御装置110は、操作部材115に応じて、比例弁45の制御を行う。
なお、上述した実施形態では、変速時(1速から2速への増速時、2速から1速への減速時)には、油圧切換弁の受圧部91に作用するパイロットの圧力を徐々に上昇又は下降させる、即ち、変速圧L1において変速前から変速後に至る区間を傾斜させていたが、図5に示すように、変速時には、変速圧を途中まで一挙に上昇又は下降させてもよい。
具体的には、1速から2速に変速する場合は、図5の変速圧L1aに示すように、比例弁45を全閉している状態から開き、中立位置に対応して定められた第1設定圧Q1になるまで一挙に変速圧を上昇させる。油圧切換弁の受圧部91に作用する圧力が第1設定圧Q1に達すると、変速圧L1bに示すように、第1設定圧Q1に達した時点から第2位置に対応して定められた第2設定圧Q2になるまでは変速圧を徐々に上昇させる。そして、油圧切換弁の受圧部91に作用する圧力が第2設定圧Q2に達すると、変速圧L1cに示すように、第2位置に定められた第3設定圧Q3になるまで一挙に変速圧を上昇させる。即ち、図5に示すように、1速から2速に変速する場合は、変速圧の変化を3段階に分けて上昇させる。
一方、2速から1速に変速する場合は、図5の変速圧L1dに示すように、比例弁45を所定の位置で維持している状態から閉鎖し、中立位置に対応して定められた第4設定圧Q4になるまで一挙に変速圧を下降させる。油圧切換弁の受圧部91に作用する圧力が第4設定圧Q4に達すると、変速圧L1eに示すように、第4設定圧Q4に達した時点から第1位置に対応して定められた第5設定圧Q5になるまでは変速圧を徐々に下降させる。そして、油圧切換弁の受圧部91に作用する圧力が第5設定圧Q5に達すると、第1位置に定められた第6設定圧Q6になるまで一挙に変速圧を下降させる。即ち、図5に示すように、2速から1速に変速する場合は、変速圧の変化を3段階に分けて下降させる。
このように、変速時に変速圧を3段階に分けて、上昇させたり、下降させる場合でも、走行油圧装置44の状態又は原動機29の状態に応じて油圧切換弁90の切換の圧力の特性を変更することが可能である。例えば、変速圧L1aの傾き、変速圧L1bの傾き又は長さ、変速圧L1dの傾き、変速圧L1eの傾き又は長さ、変速圧L1fの傾きを変更することができる。
なお、図5に示すように、第1設定圧Q1、第2設定圧Q2、第3設定圧Q3、第4設定圧Q4、第5設定圧Q5と、比例弁45に出力する制御信号(例えば、電流)との関係は、予め制御装置110に格納されている。変速時には、上述した手順通りに、制御装置110が所定の電流を比例弁45に出力することによって、変速L1を制御してもよい。
また、図1に示すように、油圧切換弁の受圧部91、又は、油路105において第2絞り部109bから受圧部91との間に、作動油の圧力(パイロット圧)を検出する測定装置118を設けてもよい。そして、制御装置110で比例弁45を制御するにあたっては、測定装置118で検出されたパイロット圧を制御装置110にフィードバックをして、フィードバックした値と、変速圧L1、L11,L12とが一致するように、制御装置110は比例弁45を制御してもよい。即ち、測定装置118で検出したパイロット圧を、実際に油圧切換弁の受圧部91に作用したパイロット圧として、当該パイロット圧が図3〜5に示した変速圧になるように、制御装置110が比例弁45の開度を調整してもよい。
図6は、第2絞り部の変形例を示している。図6に示すように、走行系油圧システムにおいて、第2絞り部109bを比例弁45の近傍に設けても良い。例えば、比例弁45において、作動油を出力するポート(出力ポート)に、オリフィス等の第2絞り部109bを取り付けてもよいし、比例弁45に出力するポートに取り付け金具等を介して第2絞り
部109bを取り付けてもよい。第2絞り部109bを比例弁45の出力ポートの近傍に第2絞り部109bを設けることによって、第2絞り部109bから油圧切換弁の受圧部91までの区間において、作動油の温度が低い場合には圧損を生じさせることができる。そのため、第2絞り部109bの下流部と受圧部91との圧力差を大きくすることができる。したがって、作動油の温度が低いことで、油圧切換弁のスプールが中立位置に戻るまでの時間が長くなるような場合、比例弁45の出力に対して受圧部91の圧力が低くなるため、温度が低い場合でも安定して作動させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
上述した実施形態では、油圧切換弁(第1油圧切換弁90A、第2油圧切換弁90B)は、中立位置を含む複数の切換位置に切換可能な弁であったが、中立位置を含まない切換位置に切換可能な弁であってもよい。また、走行モータ(第1走行モータ80A、第2走行モータ80B)は、2つのモータを有するラジアルピストンモータであったが、その他のモータであってもよい。
図7は、油圧切換弁及び走行モータの変形例を示している。図7に示すように、油圧切換弁は、第1油圧切換弁200Aと、第2油圧切換弁200Bとを有している。第1油圧切換弁200A及び第2油圧切換弁200Bは、パイロット圧に応じて、第1位置200aと第2位置200bとに移動可能な二位置切換弁である。図8の変速圧L2に示すように、第1油圧切換弁200A及び第2油圧切換弁200Bは、受圧部に作用したパイロット圧が切換圧未満である場合は、第1位置200aであり、パイロット圧が切換圧以上になると、第2位置200bになる。
走行モータは、第1走行モータ201Aと、第2走行モータ201Bとを有している。第1走行モータ201A及び第2走行モータ201Bは、高低2速に変速可能な斜板形可変容量アキシャルモータである。第1走行モータ201A及び第2走行モータ201Bそれぞれは、斜板の角度を切り換える斜板切換シリンダ202を含んでいる。第1走行モータ201Aの斜板切換シリンダ202は、第1油圧切換弁200Aに接続され、当該第1油圧切換弁200Aからの作動油により伸縮する。第2走行モータ201Bの斜板切換シリンダ202は、第2油圧切換弁200Bに接続され、当該第2油圧切換弁200Bからの作動油により伸縮する。
したがって、第1走行モータ201A及び第2走行モータ201Bが第1位置200aである場合は、斜板切換シリンダ202は収縮して、第1走行モータ201A及び第2走行モータ201Bの斜板の角度を変更する。これにより、第1走行モータ201A及び第2走行モータ201Bは1速になる。第1走行モータ201A及び第2走行モータ201Bが第2位置200bである場合は、斜板切換シリンダ202は伸長して、第1走行モータ201A及び第2走行モータ201Bの斜板の角度を変更する。これにより、第1走行モータ201A及び第2走行モータ201Bは2速になる。なお、比例弁45は、中立位置を含まない油圧切換弁であっても、走行状態、走行負荷、原動機の負荷、原動機の状態に応じて、変速圧L2を変更可能である。
上述した実施形態では、第1油圧切換弁90A及び第2油圧切換弁90Bのそれぞれに、排出油路108、第1絞り部109a、第2絞り部109b及び測定装置118を設けていたが、図9に示すように、第1油圧切換弁90A及び第2油圧切換弁90Bに共通する排出油路108、第1絞り部109a、第2絞り部109b及び測定装置118を設けてもよい。
また、図10A及び図10Bに示すように、比例弁45を、油路105を介して斜板切換シリンダ(サーボシリンダ)202に接続して、比例弁45によって走行モータ(第1走行モータ201A、第2走行モータ201B)を1速、又は、2速に切り換えてもよい。制御装置110は、制御対象が斜板切換シリンダ202である点が上述した実施形態と異なるだけで、その他の動作は、上述した実施形態と同様である。即ち、油圧切換弁を斜板切換シリンダに読み替えればよい。例えば、制御装置110は、1速に設定されている
場合は、斜板切換シリンダ202に作用する圧力を所定圧CP3未満にする。制御装置110は、2速に設定されている場合は、斜板切換シリンダ202に作用する圧力を所定圧CP3以上にする。なお、図10Bの場合は、斜板切換シリンダ202に作用する圧力が所定圧CP3未満では、走行モータは2速であり、所定圧CP3以上であれば、走行モータは1速になる。
1 作業機
14 走行用操作装置(操作装置)
29 原動機
44 走行油圧装置
45 作動弁
73 比例弁
80A 第1走行モータ
80B 第2走行モータ
81 第1モータ
82 第2モータ
90 油圧切換弁
105 油路(第1油路)
108 排出油路
109a 第1絞り部
109b 第2絞り部
110 制御装置

Claims (12)

  1. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、
    前記油圧切換弁に作用する作動油を変更可能な比例弁と、
    前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、
    前記走行油圧装置の状態に応じて前記比例弁を制御する制御装置と、
    を備えている作業機の油圧システム。
  2. 前記走行油圧装置は、第1走行モータと、前記第2走行モータとを有し、
    前記制御装置は、前記第1走行モータの第1回転数と前記第2走行モータの第2回転数とに基づいて前記比例弁を制御する請求項1に記載の作業機の油圧システム。
  3. 前記油圧切換弁は、第1位置と、第2位置とに切換可能であり、
    前記制御装置は、前記第1回転数と前記第2回転数との差が所定以上、又は、前記第1回転数と前記第2回転数との比率が所定以上である場合に、前記比例弁を制御することで前記第1位置と第2位置との間の中間位置の時間を所定値よりも短くする請求項2に記載の作業機の油圧システム。
  4. 前記第1走行モータと、第2走行モータとを操作する操作装置を備え、
    前記制御装置は、前記操作装置の操作に基づいて前記走行油圧装置の状態を判定し、前記判定した走行油圧装置の状態に基づいて前記比例弁を制御する請求項2に記載の作業機の油圧システム。
  5. 前記制御装置は、前記走行油圧装置における走行速度に応じて前記比例弁を制御する請求項1に記載の作業機の油圧システム。
  6. 原動機と、
    前記原動機の動力により作動し且つ、作動油を吐出する油圧ポンプと、
    前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、
    前記油圧切換弁に作用する作動油を変更可能な比例弁と、
    前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、
    前記原動機の状態に応じて前記比例弁を制御する制御装置と、
    を備えている作業機の油圧システム。
  7. 前記制御装置は、前記原動機の負荷に基づいて前記比例弁を制御する請求項6に記載の作業機の油圧システム。
  8. 前記制御装置は、前記原動機の回転数に基づいて前記比例弁を制御する請求項6に記載の作業機の油圧システム。
  9. 前記制御装置は、前記原動機の実回転数と目標回転数との差に基づいて前記比例弁を制御する請求項6に記載の作業機の油圧システム。
  10. 前記制御装置は、前記原動機のストール状態に応じて前記比例弁を制御する請求項6に記載の作業機の油圧システム。
  11. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、
    前記油圧切換弁に作用する作動油を変更可能な比例弁と、
    前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、
    前記油圧切換弁と前記比例弁とを接続する第1油路と、
    前記油圧切換弁の受圧部又は前記第1油路に接続され、且つ、前記第1油路の作動油を排出可能な排出油路と、
    前記排出油路に設けられた第1絞り部と、
    前記第1油路であって、前記第1油路と前記排出油路とが接続される接続部よりも前記比例弁側に設けられた第2絞り部と、
    を備えている作業機の油圧システム。
  12. 前記第2絞り部は、前記比例弁の近傍に設けられている請求項11に記載の作業機の油圧システム。
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