JP2017167417A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速なズーミング操作、良好な光学性能を実現しながら、ズーム位置の変化や温度変化等によるピント位置の変動を良好に補正可能なズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供する。【解決手段】 物体側から像側へ順に、焦点調整に際して移動するフォーカスレンズ群と、変倍に際して移動する2つ以上のレンズ群で構成される変倍レンズ群と、変倍のためには移動しないリレーレンズ群で構成されるズームレンズにおいて、ピント位置の変動を補正するために光軸方向に移動する補正レンズ群を有し、該補正レンズ群は、前記フォーカスレンズ群内もしくは前記変倍レンズ群内に配置され、前記補正レンズ群が前記光軸方向に1mm移動したときの広角端におけるピント位置の変化量、望遠端におけるピント位置の変化量、前記補正レンズ群がピント位置の変動を補正するために移動する最大移動量、前記変倍レンズ群内のレンズ群の最大移動量を適切に設定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、製造誤差や温度変化によるピント位置の変動量を良好に補正した放送用、映画用カメラやビデオカメラ等に好適なものである。
テレビジョン撮影、映画撮影等に用いられるズームレンズは一般に、物体側から順に、フォーカスのためのフォーカスレンズ群と変倍のためのバリエータ及び変倍に伴う像面変動を補正するためのコンペンセータを含む変倍レンズ群と、結像のための結像レンズ群を有する。尚、一部の放送用レンズにおいては、前記結像レンズ群内にエクステンダーユニットが切替え可能な状態で配置されている。
そして、被写体に対してピントを合わせるときには、マニュアル操作の機械的な伝達、もしくはマニュアル操作に応じた電気的駆動によりフォーカスレンズ群を光軸方向に駆動するマニュアルフォーカスを行う。
これは、テレビジョン撮影、映画撮影においては被写体に対して単にピントを合わせるだけでなく、映像効果として故意にピントをぼかす使い方をすることも多く、撮影者の意図に応じたフォーカシングを行うためである。
また、スポーツ中継やスタジオ撮影においては高速なズーミング操作が求められるため、変倍レンズ群がカム筒の回転によって光軸方向を移動するズームカム機構が一般的に使用されている。
上述したようなマニュアルフォーカス、ズームカム機構により駆動するズームレンズにおいて、変倍レンズ群の屈折率、間隔等の製造バラつきや温度変化によりズーム中間域においてピント位置が変動するという課題がある。
更に、絞り開放時と絞った時の球面収差の変化、フォーカスレンズの位置による球面収差の変化、姿勢差等によりピント位置が変動するという課題がある。
上述した課題を解決するためには、製造上のバラつきの抑制や精密な組立調整を行う必要があるが、近年における高精細カメラの普及に伴い、従来のHDカメラよりも解像力が高くなり、焦点深度が浅くなったため、上述したピント位置の変動を焦点深度の範囲内に収めることが困難となってきている。
このような課題に対処するために、例えば特許文献1ではレンズの組立時に、ズーム位置、絞り位置、エクステンダーの切替え状態の変化によるピント位置の変動を予め求めておく。そして、レンズ使用時においてズーム位置、絞り位置、エクステンダー切替え状態が変化した場合に、その変化に基づいてルックアップテーブルや計算式からピント位置ズレ量を求め、その変動量を相殺するようにマスターレンズユニット(結像レンズ群)を駆動する方法が提案されている。
特開平10−186209号公報
しかしながら、特許文献1ではピント位置の変動を補正しながら、高速なズーミング操作、良好な光学性能を実現するための具体的なレンズ配置、構成について全く開示されていない。
そこで本発明は、マニュアルフォーカス、ズームカム機構を有するズームレンズにおいて、高速なズーミング操作、良好な光学性能を実現しながら、ズーム位置の変化や温度変化等によるピント位置の変動を良好に補正可能なズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、焦点調整に際して移動するフォーカスレンズ群と、変倍に際して移動する2つ以上のレンズ群で構成される変倍レンズ群と、変倍のためには移動しないリレーレンズ群で構成されるズームレンズに関する。該ズームレンズは、ピント位置の変動を補正するために光軸方向に移動する補正レンズ群を有し、該補正レンズ群は、前記フォーカスレンズ群内もしくは前記変倍レンズ群内に配置され、前記補正レンズ群が前記光軸方向に1mm移動したときの、広角端におけるピント位置の変化量をΔSkw(mm)、望遠端におけるピント位置の変化量をΔSkt(mm)、前記補正レンズ群がピント位置の変動を補正するために移動する最大移動量をMb、前記変倍レンズ群内のレンズ群の最大移動量をMmとしたとき、
0.001<Mb/Mm<0.100
0.005<|ΔSkw|<0.500
0.001<ΔSkw/ΔSkt<0.100
なる条件を満足することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付の図面を参照して説明される好ましい実施例等によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、高速なズーミング操作、良好な光学性能を実現しながら、ズーム位置の変化や温度変化等によるピント位置の変動を良好に補正可能なズームレンズ及びそれを有する撮像装置が得られる。
実施例1に係るレンズの広角端、無限遠合焦時における断面図である。 (A)、(B)、(C)実施例1の物体距離無限遠合焦時における広角端、焦点距離45.6mm、望遠端における収差図である。 実施例1に係る撮像装置の要部概略図である。 実施例2に係るレンズの広角端、無限遠合焦時における断面図である。 (A)、(B)、(C)実施例2の物体距離無限遠合焦時における広角端、焦点距離300.0mm、望遠端における収差図である。 実施例2に係る撮像装置の要部概略図である。 実施例3に係るレンズの広角端、無限遠合焦時における断面図である。 (A)、(B)、(C)実施例3の物体距離無限遠合焦時における広角端、焦点距離505.0mm、望遠端における収差図である。 実施例4に係る撮像装置の要部概略図である。 実施例4に係るレンズの広角端、無限遠合焦時における断面図である。 (A)、(B)、(C)実施例3の物体距離無限遠合焦時における広角端、焦点距離32.2mm、望遠端における収差図である。 実施例4に係る撮像装置の要部概略図である。 ズームカム機構の概略図である。
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1としての数値実施例1の広角端で無限遠物体合焦時におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)は、数値実施例1の広角端、焦点距離45.6mm、望遠端における無限遠物体合焦時における縦収差図である。
縦収差図において、球面収差はe線(実線)、g線(点線)を示している。非点収差はe線のメリディオナル像面(点線)とサジタル像面(実線)を示している。倍率色収差はg線(点線)によって表している。FnoはFナンバー、ωは撮影半画角を表す。縦収差図では、球面収差は0.4mm、非点収差は0.4mm、歪曲は10%、倍率色収差は0.1mmのスケールで描かれている。
実施例1に示すズームレンズについて図1を用いて具体的に説明する。
図1において、第1レンズ群L1は変倍のためには移動しない正の屈折力のレンズ群である。第2レンズ群L2は変倍に際して移動する負の屈折力のバリエータであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行っている。第3レンズ群L3は負の屈折力のコンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を移動している。SPは絞り、第4レンズ群L4は前リレーレンズ群である。第5レンズ群L5は後リレーレンズ群である。Iは撮像面である。第1レンズ群L1は更に、負の屈折力を有する第1サブレンズ群L11、正の屈折力を有する第2サブレンズ群L12、正の屈折力を有する第3サブレンズ群L13、正の屈折力を有する第4サブレンズ群L14で構成され、前記第2サブレンズ群L12を物体側から像側に繰り出すことにより近距離物体への合焦を行う。変倍に際して、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4のレンズ群の隣接するレンズ群間の間隔が変化する。
本発明の補正レンズ群は1枚以上3枚以下のレンズで構成されるが、実施例1においては、補正レンズ群は、第1レンズ群内の第4サブレンズ群L14と同一であり、ピント位置の変動を補正するために光軸上を移動する。
図3は、本発明の実施例1である撮像装置の構成を示している。
同図において、1は第1レンズ群L1に対応するフォーカスレンズ群である。2は第2、3レンズ群に対応する変倍レンズ群であり、光軸上を移動して変倍を行うレンズ群2aと変倍に伴って変動する像面を補正するレンズ群2bとを有している。3は開口絞りである。4は第4レンズ群L4に対応する前リレーレンズ群、6は第5レンズ群L5に対応する後リレーレンズである。実施例1において、補正レンズ群はレンズ群1bであり、フォーカスレンズ群の一部である第4サブレンズ群L14と同一であり、ピント位置の変動を補正するために光軸上を移動する。以上より本実施例では各要素1〜4と6よりズームレンズを構成している。7はズームレンズで形成された光学像を受光する撮像素子、8は映像信号処理回路であり、撮像素子7からの信号に基づいて映像信号を得ている。9はフォーカスレンズ群1の駆動部であり、ヘリコイドやカム等の機構によりフォーカスレンズ群1を光軸方向に駆動する。10は変倍レンズ群2の駆動部であり、図10に示すようにカム機構により変倍レンズ群2を光軸方向に駆動する。11は開口絞り3の開口径を調整する駆動部である。12は補正レンズ群の駆動部である。14は変倍レンズ群2のズーム位置を検出するズーム位置検出手段である。15は温度を検出する温度検出手段である。22は補正レンズ群の位置検出手段(補正位置検出手段)である。16は演算部であり、ズームレンズ全体の各種の駆動を制御するための演算を行っている。17は記録部であり、ズーム位置の変化、温度変化によるピント位置の変動量を記録している。
実施例1において、ズーム位置の変化、温度変化によりピント位置が変動したとする。実施例1では、組立調整時にズーム位置の変化、温度変化によるピント位置の変動を記録部17に記録している。そして、演算部16はズーム位置検出手段14、温度検出手段15からの信号により記録部17に記録されているピント位置の変動量を選択し、補正レンズ群の駆動部12に入力する。そして補正レンズ群の駆動部12は演算部16からの信号に基づいて補正レンズ群1bを光軸上に移動させてピント位置の変動量を補正する。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、焦点調整に際して移動するフォーカスレンズ群と、変倍に際して光軸上を移動する2つ以上のレンズ群で構成される変倍レンズ群と、変倍のためには移動しないリレーレンズ群で構成されるズームレンズに関する。該ズームレンズは、ズーム位置の変化、フォーカスレンズ群の位置変化、温度変化、絞り値の変化、前記ズームレンズの姿勢の変化によるピント位置の変動のうち、1つ以上のピント位置の変動を補正するために光軸方向に移動する補正レンズ群を有している。該補正レンズ群は、前記フォーカスレンズ群内もしくは前記変倍レンズ群内に配置され、前記補正レンズ群が1mm移動したときの、広角端におけるピント位置の変化量をΔSkw(mm)、望遠端におけるピント位置の変化量をΔSkt(mm)、前記補正レンズ群がピント位置の変動を補正するために移動する最大移動量をMb、前記変倍レンズ群内のレンズ群の最大移動量をMmとしたとき、下記条件式を満足することを特徴とする。
0.001<Mb/Mm<0.100 ・・・(1)
0.005<|ΔSkw|<0.500 ・・・(2)
0.001<ΔSkw/ΔSkt<0.100 ・・・(3)
条件式(1)は変倍レンズ群内のレンズユニットの最大移動量に対する補正レンズ群のピント位置変化を補正するための最大移動量の比の範囲を規定している。これにより、ピント位置の変動を良好に補正しながら高速なズーム操作、高い光学性能を達成するための条件を規定している。
上述のように高速なズーム操作を実現するために、変倍レンズ群はカム筒の回転により、高速に光軸方向に駆動する。補正レンズ群の駆動が変倍レンズ群の駆動に高速に追従しないと、撮影時において遅れながらピントが合ってくるような違和感のある映像となってしまう。補正レンズ群は、例えばステッピングモータと該モータの出力軸である送りネジに係合したラックとにより構成され、光軸方向に駆動されるため、補正レンズ群の移動量が大きくなり過ぎると、所望の駆動位置に到達するまでの時間が掛ってしまう。また、補正レンズ群の移動量が大きくなり過ぎると球面収差や非点収差、色収差の変動が大きくなってしまい、高い光学性能が達成出来なくなる。逆に補正レンズの移動量が小さくなり過ぎると、上述したようなズーム位置、温度変化等によるピント位置ズレの補正が出来なくなってしまう。以上より、ピント位置の変動を良好に補正しながら高速なズーム操作、高い光学性能を達成するためには、変倍レンズ群内のレンズユニットの最大移動量に対する補正レンズ群の最大移動量の比を適切な範囲に設定する必要がある。
条件式(1)の上限を超えると、変倍レンズ群内のレンズユニットの最大移動量Mmに対する補正レンズ群の移動量Mbが大きくなり過ぎ、変倍レンズ群の駆動スピードに追従することが困難となる。また、補正レンズ群の移動による収差変動が大きくなり過ぎ、高い光学性能を維持することが困難となる。
条件式(1)の下限を超えると、変倍レンズ群内のユニットの最大移動量Mmに対する補正レンズ群の移動量Mbが小さくなり過ぎ、ピント位置の変動を十分に補正出来なくなってしまう。
更に好ましくは条件式(1)を次のように設定することが好ましい。
0.002<Mb/Mm<0.030 ・・・(1a)
条件式(2)は補正レンズ群が、広角端において光軸方向に1mm移動したときの、ピント位置の変位量の範囲を規定することにより、ピント位置の変動を良好に補正しながら高速なズーム操作、高い光学性能を達成するための条件を規定している。
条件式(2)の上限を超えると、補正レンズ群が移動する際のピント位置の変化ΔSkwが大きくなり過ぎてしまい、補正レンズ群の微小変化により、ピント位置の変動が発生してしまう。また、補正レンズ群の微小変化を抑制するために、ステッピングモータの制止精度が高くなり過ぎてしまう。
条件式(2)の下限を超えると、補正レンズ群が移動する際のピント位置の変化ΔSkwが小さくなり過ぎてしまい、ピント位置の変動を補正するための補正レンズ群の移動量が大きくなり過ぎ、変倍レンズ群の駆動スピードに追従することが困難となる。また、補正レンズ群の移動による収差変動が大きくなり過ぎ、高い光学性能を維持することが困難となる。
更に好ましくは条件式(2)を次のように設定することが好ましい。
0.010<|ΔSkw|<0.300 ・・・(2a)
条件式(3)は補正レンズ群が光軸方向に1mm移動したときの、広角端におけるピント位置の変化ΔSkwと、望遠端におけるピント位置の変化ΔSktの比の範囲を規定している。
ズームレンズの中の、変倍群を含む変倍群よりも物体側のレンズにおいて、環境温度やレンズの姿勢が変化することでレンズユニットの像点位置が変化すると、その像点位置の変化が、変倍群により拡大・縮小され、像面でのピント位置が変化する。レンズユニットiの像点位置の変化をΔfiとするとき、像面でのピント位置変化ΔSkiは、レンズユニットiの横倍率βiと、レンズユニットiよりも像側のレンズユニットの横倍率βi+1~kを用いて、下記の関係で表される。
ΔSki=Δfi×(1−βi 2)×βi+1~k 2
上記関係式より、変倍比Z倍のズームレンズでは、フォーカス群で発生する像点位置変化によるピント位置の変化は、望遠端で広角端のZ2倍に拡大される。そのため、ΔSktとΔSkwがほとんど変化しないレンズ構成の場合、ピント位置の変動を補正するための移動量が広角端と望遠端で大きく変化してしまい、補正群の駆動が、変倍レンズ群の駆動スピードに追従することが困難となるなど、問題が生じる。
条件式(3)の上限を超えると、望遠端において補正レンズ群のピント位置の変動を補正するための移動Mcに対するピント位置の変化ΔSktが小さくなり過ぎてしまい、ピント位置の変動を補正するための補正レンズ群の移動量が大きくなり過ぎ、変倍レンズ群の駆動スピードに追従することが困難となる。また、補正レンズ群の移動による収差変動が大きくなり過ぎ、高い光学性能を維持することが困難となる。
条件式(3)の下限を超えると、広角端において補正レンズ群のピント位置の変動を補正するための移動Mcに対するピント位置の変化ΔSkwが小さくなり過ぎてしまい、ピント位置の変動を補正するための補正レンズ群の移動量が大きくなり過ぎ、変倍レンズ群の駆動スピードに追従することが困難となる。また、補正レンズ群の移動による収差変動が大きくなり過ぎ、高い光学性能を維持することが困難となる。
更に好ましくは条件式(3)を次のように設定することが好ましい。
0.002<ΔSkw/ΔSkt<0.070 ・・・(3a)
さらに本発明において、ズームレンズの開放FナンバーをFno、撮像装置の許容錯乱円径をδ(mm)、焦点深度をD(mm)としたとき、以下の条件を満足することが好ましい。
D=Fno×δ
1.0<Mb/D<300.0 ・・・(4)
条件式(4)はピント位置の変動を補正するための補正群の移動量の範囲を規定することにより、ピント位置の変動を良好に補正しながら高速なズーム操作、高い光学性能を達成するための条件を規定している。
条件式(4)の上限を超えると、焦点深度Dに対する補正レンズ群の最大移動量Mbが大きくなり過ぎ、変倍レンズ群の駆動スピードに追従することが困難となる。また、補正レンズ群の移動による収差変動が大きくなり過ぎ、高い光学性能を維持することが困難となる。
条件式(4)の下限を超えると、焦点深度Dに対する補正レンズ群の最大移動量Mbが小さくなり過ぎ、補正レンズ群の移動に対するピント位置ズレの補正の効果が無くなってしまう。
更に好ましくは条件式(4)を次のように設定することが好ましい。
2.0<Mb/D<170.0 ・・・(4a)
さらに本発明においては、補正レンズ群は少なくとも1枚以上、3枚以内で構成されることが望ましい。補正レンズ群が4枚以上の場合、補正レンズ群の質量が増大し、ステッピングモータによる高速な駆動制御が困難となってしまう。
実施例1に示すズームレンズについて図1を用いて具体的に説明する。
図1において、第1レンズ群L1は変倍のためには移動しない正の屈折力のレンズ群(フォーカスレンズ群)である。第2レンズ群L2は変倍に際して移動する負の屈折力のバリエータであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行っている。第3レンズ群L3は負の屈折力のコンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を像側から物体側へ移動している。SPは絞り、第4レンズ群L4は前リレーレンズ群、第5レンズ群L5は後リレーレンズ群である。Iは撮像面である。第1レンズ群L1は更に、負の屈折力を有するL11、正の屈折力を有する第2サブレンズ群L12、正の屈折力を有する第3サブレンズ群L13、正の屈折力を有する第4サブレンズ群L14で構成され、前記第2サブレンズ群L12を物体側から像側に繰り出すことにより近距離物体への合焦を行う。
実施例1において、補正レンズ群は第4サブレンズ群L14であり、ピント位置の変動を補正するために光軸上を移動する。
第1レンズ群L1は第1面〜第15面に対応する。L11は第1面〜第6面に対応し、負レンズ2枚、正レンズ1枚で構成されている。第2サブレンズ群L12は第7面〜第8面に対応し、正レンズ1枚で構成されている。第3サブレンズ群L13は第9面〜第13面に対応し、正レンズ2枚、負レンズで構成されている。第4サブレンズ群L14は第14〜第15面に対応し、正レンズ1枚で構成されている。
第2レンズ群L2は第16面〜第23面に対応し、負レンズ3枚、正レンズ1枚で構成されている。第3レンズ群L3は第24面〜第26面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ1枚で構成されている。第4レンズ群L4は第28面〜第36面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ4枚で構成されている。第5レンズ群L5は第37面〜第45面に対応し、負レンズ3枚、正レンズ3枚で構成されている。
補正レンズ群は、第4サブレンズ群L14に対応し、正レンズ1枚で構成されている。
非球面は第7面、第16面に用いられている。主に歪曲収差や非点収差のズーム変動の補正を行っている。
実施例1におけるズームレンズの開放FナンバーFnoは2.7である。
許容錯乱円径δは0.005mmとする。よって、焦点深度Dは0.014mmである。
本実施例におけるズーム位置の変化における焦点位置の最大変動量は、0.2D(広角端)〜1D(望遠端)とする。即ち0.003(広角端)〜0.014(望遠端)mmとする。温度の変化における焦点位置の最大変動量は8D(広角端)〜40D(望遠端)とする。即ち0.112(広角端)〜0.560(望遠端)mmとする。以上より0.115(広角端)〜0.576(望遠端)mmのピント位置の変化が発生する。よって、補正レンズ群の移動によるピント位置変化量は、0.115(広角端)〜0.576(望遠端)mmとすれば良い。補正レンズ群の移動量1mmあたりのピント位置の変化量は、0.176(広角端)〜4.400mm(望遠端)である。よって、補正レンズ群のピント位置の変化を補正するための最大移動量Mbは、広角端で最大となり、0.653mmとなる。変倍レンズ群の中で最も移動量の大きいU2の移動量は33.73mmである。
実施例1の各条件式対応値を表1に示す。数値実施例1はいずれの条件式も満足しており、高速なズーミング操作、良好な光学性能を実現しながら、ズーム位置の変化、温度変化によるピント位置ズレを良好に補正可能なズームレンズを実現している。
実施例2に示すズームレンズについて図4を用いて具体的に説明する。
図4において、第1レンズ群L1は変倍のためには移動しない正の屈折力のレンズ群である。第2レンズ群L2は変倍に際して移動する負の屈折力のバリエータであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行っている。第3レンズ群L3は負の屈折力を有する第2のバリエータであり、光軸上を像側から物体側に移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行っている。第4レンズ群L4は負の屈折力のコンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を物体側へ非直線的に移動している。SPは絞り、第5レンズ群L5は前リレーレンズ群である。第6レンズ群L6はエクステンダーレンズ群であり、光路へ挿抜することにより焦点距離範囲を変更するレンズ群である。第7レンズ群L7は後リレーレンズ群である。Pは色分解プリズム光学系、Iは撮像面である。第1レンズ群L1は更に、負の屈折力を有する第1サブレンズ群L11、正の屈折力を有する第2サブレンズ群L12で構成され、前記第2サブレンズ群L12を像側から物体側に繰り出すことにより近距離物体への合焦を行う。
実施例2において、補正レンズ群は第2のバリエータである第3レンズ群L3と同一であり、ピント位置の変動を補正するために光軸上を移動する。
第1レンズ群L1は第1面〜第10面に対応する。第1サブレンズ群L11は第1面〜第4面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ1枚で構成されている。第2サブレンズ群L12は第5面〜第10面に対応し、正レンズ3枚で構成されている。
第2レンズ群L2は第11面〜第15面に対応し、負レンズ2枚、正レンズ1枚で構成されている。第3レンズ群L3は第16面〜第18面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ1枚で構成されている。第4レンズ群L4は第19面〜第27面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ3枚で構成されている。第5レンズ群L5は第29面〜第37面に対応し、負レンズ3枚、正レンズ2枚で構成されている。第6レンズ群L6は第38面〜第40面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ1枚で構成されている。
第7レンズ群L7は第41面〜第50面に対応し、負レンズ2枚、正レンズ4枚で構成されている。
補正レンズ群は、負レンズ1枚、正レンズ1枚で構成されている。
非球面は第11面、第18面、第20面、第26面に用いられている。第11面は、主に歪曲収差や非点収差のズーム変動の補正を行っている。第18面は、主に非点収差のズーム変動の補正を行っている。第20面と第26面は、主に非点収差と球面収差のズーム変動の補正を行っている。
図6は本発明の実施例2の撮像装置の構成を示している。
実施例2は実施例1に比べて
(A1)変倍レンズ群2が3つのレンズ群(第1のバリエータ2a、第2のバリエータ2b、コンペンセータ2c)で構成されていること。
(A2)フォーカスレンズ群1の位置を検出するフォーカス位置検出手段18を有すること。
(A3)第2バリエータ2bが、カム機構による変倍のための移動とは独立して、ピント位置の補正のために光軸方向に移動可能なこと。
(A4)補正レンズ群が負のパワーを有していること。
(A5)リレーレンズ群4,6の間にエクスデンダーレンズ群5が配置されていること。
が異なっており、その他の構成は同じである。
尚、本実施例の更に具体的な形態として、第1バリエータ、第2バリエータ、コンペンセータはカム機構で駆動されており、温度変化によるピント位置の変動を補正するために、補正レンズ群である第2バリエータを円筒カム内部にモータ機構を備え、移動させる構成としても良い。モータ機構としては、超音波モータや、ボイスコイルモータ、ステッピングモータ等を用いても良い。
実施例2において、ズーム位置の変化やフォーカスレンズ位置の変化、温度変化によりピント位置が変動したとする。実施例2では、組立調整時にズーム位置の変化やフォーカスレンズ位置の変化、温度変化によるピント位置の変動を記録部17に記録している。よって、演算部16はズーム位置検出手段14、フォーカス位置検出手段18、温度検出手段15からの信号により記録部17に記録されているピント位置の変動量を選択し、補正レンズ群の駆動部12に入力する。そして補正レンズ群の駆動部12は演算部16からの信号に基づいて補正レンズ群2bを光軸上に移動させてピント位置の変動量を補正する。
実施例2におけるズームレンズの開放FナンバーFnoは1.85である。
実施例1と同様に許容錯乱円径δは0.010mmとする。よって、焦点深度Dは0.018mmである。実施例2におけるズーム位置の変化における焦点位置の最大変動量は0.2D(広角端)〜24.0D(望遠端)とする。即ち0.004(広角端)〜0.444(望遠端)mmとする。温度の変化における焦点位置の最大変動量は2D(広角端)〜240D(望遠端)とする。即ち0.036(広角端)〜4.440(望遠端)mmとする。フォーカシングレンズの位置の変化における焦点位置の最大変動量は0.01D(広角端)〜144.00D(望遠端)とする。即ち0.0002(広角端)〜2.5920(望遠端)mmとする。以上より0.040(広角端)〜7.476(望遠端)mmのピント位置の変化が発生する。よって、補正レンズ群の移動によるピント位置変化量は、0.040(広角端)〜7.476(望遠端)mmとすれば良い。補正レンズ群の移動量1mmあたりのピント位置の変化量は、0.0978(広角端)〜4.0515(望遠端)mmである。よって、補正レンズ群のピント位置変化の補正のための最大移動量Mbは、望遠端にて最大となり、1.845mmとなる。変倍レンズ群の中で最も移動量の大きい第2レンズ群L2の移動量は189.932mmである。
実施例2の各条件式対応値を表1に示す。数値実施例2はいずれの条件式も満足しており、高速なズーミング操作、良好な光学性能を実現しながら、ズーム位置の変化、フォーカスレンズ位置の変化、温度変化、絞り値の変化によるピント位置の変動を良好に補正可能なズームレンズを実現している。
実施例3に示すズームレンズについて図7を用いて具体的に説明する。
図7において、第1レンズ群L1は変倍のためには移動しない正の屈折力のレンズ群である。第2レンズ群L2は変倍に際して移動する負の屈折力の第1のバリエータであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行っている。第3レンズ群L3は正の屈折力の第2のバリエータであり、光軸上を移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行っている。第4レンズ群L4は正の屈折力のコンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を像側から物体側へ移動している。SPは絞り、第5レンズ群L5は前リレーレンズ群である。第6レンズ群L6は後リレーレンズ群である。Iは撮像面である。第1レンズ群L1は更に、正の屈折力を有する第1サブレンズ群L11、正の屈折力を有する第2サブレンズ群L12、負の屈折力を有する第3サブレンズ群L13で構成され、前記第2サブレンズ群L12を像側から物体側に繰り出すことにより近距離物体への合焦を行う。
実施例3において、補正レンズ群は第2のバリエータである第3レンズ群L3と同一であり、ピント位置の変動を補正するために光軸上を移動する。
第1レンズ群L1は第1面〜第14面に対応する。第1サブレンズ群L11は第1面〜第6面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ2枚で構成されている。第2サブレンズ群L12は第7面〜第11面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ2枚で構成されている。第3サブレンズ群L13は第12面〜第14面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ1枚で構成されている。
第2レンズ群L2は第15面〜第25面に対応し、負レンズ4枚、正レンズ2枚で構成されている。第3レンズ群L3は第26面〜第31面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ2枚で構成されている。第4レンズ群L4は第32面〜第37面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ2枚で構成されている。第5レンズ群L5は第39面〜第44面に対応し、負レンズ2枚、正レンズ1枚で構成されている。第6レンズ群L6は第45面〜第52面に対応し、負レンズ2枚、正レンズ3枚で構成されている。
補正レンズ群は第26面から第31面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ2枚の3枚で構成されている。非球面は第29面に用いられており、主に球面収差や非点収差のズーム変動の補正を行っている。
図9には本発明の実施例3の撮像装置の構成を示している。
実施例3は実施例1に比べて
(B1)開口絞り3の絞り値を検出する絞り値検出手段19を有していること。
(B2)ズームレンズの姿勢を検出する姿勢検出手段20を有していること。
(B3)記録部17にフォーカスレンズの位置の変化、絞り値の変化によるピント位置の変動量を記録していること。
(B4)変倍レンズ群2が3つのレンズ群(第1のバリエータ2a、第2のバリエータ2b、コンペンセータ2c)で構成されていること。
(B5)第2バリエータ2bが、カム機構による変倍のための移動とは独立して、ピント位置の補正のために光軸方向に移動可能なこと。
が異なっており、その他の構成は同じである。
実施例3において、変倍レンズ群の製造誤差や温度変化、ズームレンズの姿勢の変化によりピント位置が変動したとする。実施例3では、組立調整時にズーム位置の変化や温度変化、絞り値の変化、姿勢の変化によるピント位置の変動を記録部17に記録している。よって、演算部16はズーム位置検出手段14、温度検出手段15、絞り値検出手段19、姿勢検出手段20からの信号により記録部17に記録されているピント位置の変動量を選択し、補正レンズ群の駆動部12に入力する。そして補正レンズ群の駆動部12は演算部16からの信号に基づいて補正レンズ群2bを光軸上に移動させてピント位置の変動量を補正する。
実施例3におけるズームレンズの開放FナンバーFnoは4.52である。
許容錯乱円径δは、実施例1と同様に0.005mmとする。よって、焦点深度Dは0.023mmである。
実施例3におけるズーム位置の変化における焦点位置の最大変動量は0.1D(広角端)〜2.0D(望遠端)とする。即ち0.002(広角端)〜0.046(望遠端)mmとする。温度の変化における焦点位置の最大変動量は1D(広角端)〜20D(望遠端)とする。即ち0.023(広角端)〜0.460(望遠端)mmとする。姿勢による焦点位置の最大変動量は0.5D(広角端)〜20D(望遠端)とする。即ち0.012(広角端)〜0.460mmとする。絞り値による焦点位置の最大変動量は0.5D(広角端)〜1D(望遠端)とする。即ち0.012(広角端)〜0.023(望遠端)mmとする。以上より0.047(広角端)〜0.989(望遠端)mmのピント位置の変化が発生する。よって、補正レンズ群の移動によるピント位置変化量は、0.047(広角端)〜0.989(望遠端)mmとすれば良い。
補正レンズ群の移動量1mmあたりのピント位置の変化量は、−0.057(広角端)〜−1.832(望遠端)mmである。よって、補正レンズ群のピント位置の変化を補正するための最大移動量Mbは、広角端で最大となり0.826mmとなる。変倍レンズ群の中で最も移動量の大きい第2レンズ群L2の移動量は126.660mmである。
実施例3の各条件式対応値を表1に示す。数値実施例3はいずれの条件式も満足しており、高速なズーミング操作、良好な光学性能を実現しながら、ズーム位置の変化、温度変化、姿勢の変化によるピント位置の変動を良好に補正可能なズームレンズを実現している。
実施例4に示すズームレンズについて図10を用いて具体的に説明する。
図10において、第1レンズ群L1は変倍のためには移動しない正の屈折力のレンズ群である。第2レンズ群L2は変倍に際して移動する負の屈折力のバリエータであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行っている。第3レンズ群L3は負の屈折力の第2のバリエータであり、光軸上を移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行っている。第4レンズ群L4は正の屈折力のコンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を像側から物体側へ移動している。SPは絞り、第5レンズ群L5は前リレーレンズ群、第6レンズ群L6は後リレーレンズ群である。Pは色分解プリズム光学系、Iは撮像面である。第1レンズ群L1は更に、負の屈折力を有する第1サブレンズ群L11、正の屈折力を有する第2サブレンズ群L12、正の屈折力を有する第3サブレンズ群L13で構成され、前記第2サブレンズ群L12を像側から物体側に繰り出すことにより近距離物体への合焦を行う。
実施例1において、補正レンズ群は第3サブレンズ群L13であり、ピント位置の変動を補正するために光軸上を移動する。
第1レンズ群L1は第1面〜第15面に対応する。第1サブレンズ群L11は第1面〜第7面に対応し、負レンズ2枚、正レンズ2枚で構成されている。第2サブレンズ群L12は第8面〜第13面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ2枚で構成されている。第3サブレンズ群L13は第14面〜第15面に対応し、正レンズ1枚で構成されている。
第2レンズ群L2は第16面〜第22面に対応し、負レンズ2枚、正レンズ2枚で構成されている。第3レンズ群L3は第23面〜第25面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ1枚で構成されている。第4レンズ群L4は第26面〜第29面に対応し、正レンズ2枚で構成されている。第5レンズ群L5は第31面〜第33面に対応し、負レンズ1枚、正レンズ1枚で構成されている。第6レンズ群L6は第34面〜第43面に対応し、負レンズ2枚、正レンズ4枚で構成されている。
補正レンズ群は第14面から第15面に対応し、正レンズ1枚で構成されている。
図12には本発明の実施例4の撮像装置の構成を示している。
実施例4は実施例1に比べて
(C1)開口絞り3の絞り値を検出する絞り値検出手段19を有していること。
(C2)ズームレンズの姿勢を検出する姿勢検出手段20を有していること。
(C3)フォーカスレンズ群1の位置を検出するフォーカス位置検出手段18を有すること。
(C4)記録部17にフォーカスレンズの位置の変化、絞り値の変化、姿勢によるピント位置の変動量を記録していること。
(C5)変倍レンズ群が3群で構成されていること。
が異なっており、その他の構成は同じである。
実施例4において、変倍レンズ群の製造誤差や温度変化、姿勢の変化によりピント位置が変動したとする。実施例4では、組立調整時にズーム位置の変化や温度変化、絞り値の変化、フォーカス位置の変化、姿勢の変化によるピント位置の変動を記録部17に記録している。よって、演算部16はズーム位置検出手段14、温度検出手段15、フォーカス位置検出手段18、絞り値検出手段19、姿勢検出手段20からの信号により記録部17に記録されているピント位置の変動量を選択し、補正レンズ群の駆動部12に入力する。そして補正レンズ群の駆動部12は演算部16からの信号に基づいて補正レンズ群1bを光軸上に移動させてピント位置の変動量を補正する。
実施例4におけるズームレンズの開放FナンバーFnoは1.9である。
許容錯乱円径δは、実施例1と同様に0.005mmとする。よって、焦点深度Dは0.10mmである。
実施例4におけるズーム位置の変化における焦点位置の最大変動量は0.1D(広角端)〜5.0D(望遠端)とする。即ち0.001(広角端)〜0.050(望遠端)mmとする。温度の変化における焦点位置の最大変動量は0.4D(広角端)〜40D(望遠端)とする。即ち0.004(広角端)〜0.400(望遠端)mmとする。フォーカス位置の変化における焦点位置の最大変動量は0.4D(広角端)〜20.0D(望遠端)とする。即ち0.004(広角端)〜0.200(望遠端)mmとする。姿勢による焦点位置の最大変動量は0.5D(広角端)〜20D(望遠端)とする。即ち0.005(広角端)〜0.200(望遠端)mmとする。絞り値による焦点位置の最大変動量は0.5D(広角端)〜1D(望遠端)とする。即ち0.005(広角端)〜0.010(広角端)mmとする。以上より0.019(広角端)〜0.860(望遠端)mmのピント位置の変化が発生する。よって、補正レンズ群の移動によるピント位置変化量は、0.019(広角端)〜0.989(望遠端)mmとすれば良い。
補正レンズ群の移動量1mmあたりのピント位置の変化量は、0.012(広角端)〜3.870(望遠端)mmである。よって、補正レンズ群のピント位置の変化を補正するための最大移動量Mbは、広角端で最大となり1.58mmとなる。変倍レンズ群の中で最も移動量の大きい第2レンズ群L2の移動量は47.805mmである。
実施例4の各条件式対応値を表1に示す。数値実施例4はいずれの条件式も満足しており、高速なズーミング操作、良好な光学性能を実現しながら、ズーム位置の変化、温度変化、姿勢の変化によるピント位置の変動を良好に補正可能なズームレンズを実現している。
次に本発明の実施例1〜4に対応する数値実施例1〜4を示す。各数値実施例においてiは物体側からの面の順序を示し、riは物体側より第i番目の面の曲率半径、diは物体側より第i面と第i+1番目の間隔、ndiとνdiは第i番目の光学部材の屈折率とアッベ数である。焦点距離、Fナンバー、画角は、それぞれ無限遠物体に焦点を合わせたときの値を表している。BFはレンズの最終面から像面までの距離である。
尚、非球面形状は、光軸方向の座標をx、光軸と垂直方向の座標をy、基準の曲率半径をR、円錐常数をk、n次の非球面係数をAnとして、以下の式で表される。但し、「e-x」は「×10-x」を意味している。尚、非球面を有するレンズ面には各表中の面番号の右側に*印を付している。
x=(y2/r)/{1+(1−k×y2/r20.5}+A3×y3+A4×y4+A5×y5+A6×y6+A7×y7+A8×y8+A9×y9+A10×y10+A11×y11+A12×y12+A13×y13+A14×y14+A15×y15+A16×y16
数値実施例1

単位 mm

面データ
面番号i ri di ndi vdi
1 138.290 3.00 1.77250 49.6
2 45.835 23.12
3 -183.064 2.50 1.75500 52.3
4 113.462 2.25
5 101.811 6.95 1.92286 20.9
6 336.642 1.93
7* 193.027 7.71 1.62041 60.3
8 -320.346 10.12
9 113.683 10.53 1.59522 67.7
10 -263.309 0.20
11 131.090 2.00 1.84666 23.8
12 48.907 17.07 1.43875 94.9
13 -238.460 0.70
14 84.931 10.88 1.77250 49.6
15 -201.858 (可変)
16* 47.618 1.20 2.00100 29.1
17 17.463 7.48
18 -36.790 0.80 1.81600 46.6
19 67.530 0.49
20 43.020 4.90 2.00069 25.5
21 -40.983 1.36
22 -25.444 0.90 1.83481 42.7
23 -60.428 (可変)
24 -27.865 0.80 1.64000 60.1
25 104.327 2.65 1.80809 22.8
26 -266.605 (可変)
27(絞り) ∞ 1.44
28 6523.184 3.33 1.77250 49.6
29 -60.176 0.20
30 193.508 3.93 1.58913 61.1
31 -62.382 0.20
32 71.671 5.65 1.51633 64.1
33 -42.725 1.20 2.00069 25.5
34 1119.204 0.20
35 25.284 3.68 1.51633 64.1
36 37.804 18.22
37 64.710 0.90 1.95375 32.3
38 18.647 6.02 1.80809 22.8
39 -78.387 1.67
40 84.530 4.77 1.43875 94.9
41 -23.861 1.00 1.80518 25.4
42 37.648 10.18
43 43.559 7.95 1.59522 67.7
44 -39.312 1.20 1.88300 40.8
45 -69.517 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第7面
K =-1.71514e+001 A 4=-3.20929e-007 A 6= 3.48941e-011 A 8=-1.53210e-014 A10=-4.52383e-017 A12= 1.15875e-019 A14=-8.93768e-023 A16= 2.38146e-026

第16面
K =-9.30561e+000 A 4= 1.50118e-005 A 6=-1.48694e-008 A 8= 1.85537e-011 A10=-2.77813e-014 A12= 1.93588e-015 A14=-1.26481e-017 A16= 2.71022e-020

各種データ
ズーム比 5.00
広角 中間 望遠
焦点距離 19.00 45.60 95.00
Fナンバー 2.70 2.70 2.70
画角 39.30 18.83 9.30
像高 15.55 15.55 15.55
レンズ全長 272.75 272.75 272.75
BF 41.36 41.36 41.36

d15 0.85 23.17 34.58
d23 29.06 6.80 4.52
d26 10.20 10.14 1.02
d45 41.36 41.36 41.36

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 45.00
2 16 -24.80
3 24 -55.00
4 27 40.33
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号i ri di ndi vdi
1 7000.000 6.00 1.83400 37.2
2 356.376 1.92
3 354.498 25.09 1.43387 95.1
4 -604.712 26.01
5 365.238 19.93 1.43387 95.1
6 -1528.069 0.25
7 236.158 19.60 1.43387 95.1
8 1240.318 1.20
9 208.601 12.42 1.49700 81.5
10 381.767 (可変)
11* 4604.939 2.20 2.00330 28.3
12 56.758 10.61
13 -90.754 1.40 1.78800 47.4
14 60.346 6.37 1.95906 17.5
15 2822.205 (可変)
16 -77.611 1.40 1.83400 37.2
17 76.868 4.27 1.92286 18.9
18* 3094.419 (可変)
19 288.163 12.15 1.60311 60.6
20* -129.586 0.50
21 88.724 15.26 1.49700 81.5
22 -483.672 0.20
23 111.193 2.50 1.84666 23.8
24 57.537 19.13 1.43875 94.9
25 -443.098 0.16
26* 446.000 3.99 1.49700 81.5
27 -1480.372 (可変)
28(絞り) ∞ 1.64
29 -961.357 1.40 1.88300 40.8
30 54.169 4.35 1.80518 25.4
31 -32540.640 4.59
32 -68.810 1.85 1.81600 46.6
33 83.462 0.32
34 37.894 4.29 1.80809 22.8
35 143.041 3.78
36 -150.325 1.58 1.88300 40.8
37 78.201 (可変)
38 -90.545 1.91 1.71736 29.5
39 97.481 14.91 1.65160 58.5
40 -74.406 (可変)
41 -403.126 6.68 1.54814 45.8
42 -56.456 3.12
43 -257.236 3.07 1.88300 40.8
44 40.035 9.25 1.51742 52.4
45 -64.123 0.20
46 1267.155 8.18 1.49700 81.5
47 -30.062 2.50 1.83481 42.7
48 -88.524 1.18
49 120.705 5.78 1.54814 45.8
50 -51.632 14.45
51 ∞ 33.00 1.60859 46.4
52 ∞ 13.20 1.51633 64.2
53 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第11面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.75251e-007 A 6= 3.10090e-010 A 8=-9.85937e-013 A10= 1.36448e-015 A12=-6.91934e-019

第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.04444e-007 A 6= 4.62610e-010 A 8=-1.17218e-012 A10= 1.72458e-015 A12=-1.12858e-018

第20面
K =-1.34149e+001 A 4=-5.55821e-007 A 6= 2.30199e-010 A 8=-7.33321e-014 A10= 1.72749e-017 A12=-2.05035e-021

第26面
K = 1.15333e+002 A 4=-2.25415e-007 A 6=-1.06849e-010 A 8=-7.70580e-014 A10= 8.17951e-017 A12=-4.81179e-020

各種データ
ズーム比 120.00
広角 中間 望遠
焦点距離 9.00 300.00 1080.01
Fナンバー 1.85 1.85 5.60
画角 31.43 1.05 0.29
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 651.95 651.95 651.95
BF 15.05 15.05 15.05

d10 2.78 179.04 192.71
d15 53.98 5.87 5.00
d18 230.13 58.75 1.98
d27 3.00 46.24 90.20
d37 10.00 10.00 10.00
d40 3.20 3.20 3.20
d53 15.05 15.05 15.05

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 257.79
2 11 -40.33
3 16 -101.22
4 19 65.57
5 28 -37.29
6 38 1160.80
7 41 57.41
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号i ri di ndi vdi
1 249.123 17.82 1.43387 95.1
2 -454.251 0.70
3 250.827 15.18 1.43387 95.1
4 -584.838 1.00
5 -471.387 4.00 1.72047 34.7
6 656.783 14.39
7 241.946 10.44 1.43387 95.1
8 -12435.993 0.20
9 198.376 10.96 1.43875 94.9
10 17517.083 2.50 1.72047 34.7
11 705.365 2.95
12 1746.277 6.60 1.76182 26.5
13 -556.986 2.20 1.61800 63.3
14 238.913 (可変)
15 -1112.512 1.80 1.81600 46.6
16 81.891 3.67
17 359.063 7.35 1.72047 34.7
18 -57.106 1.50 1.59522 67.7
19 155.243 3.42
20 -110.746 1.50 1.59522 67.7
21 58.334 0.10
22 49.169 6.05 1.72047 34.7
23 2572.247 2.77
24 -76.882 1.40 1.59522 67.7
25 94.436 (可変)
26 122.675 6.16 1.61800 63.3
27 -83.957 0.11
28 -88.368 1.50 1.83400 37.2
29* 803.207 0.20
30 136.277 4.96 1.49700 81.5
31 -141.054 (可変)
32 61.538 5.33 1.48749 70.2
33 467.848 0.20
34 75.701 1.50 1.72047 34.7
35 45.508 2.22
36 76.311 5.06 1.49700 81.5
37 -471.899 (可変)
38(絞り) ∞ 10.52
39 603.249 1.40 1.88300 40.8
40 40.511 0.15
41 35.623 4.10 1.80518 25.4
42 -171.923 3.93
43 -109.907 1.50 1.91082 35.3
44 42.716 (可変)
45 90.190 6.40 1.49700 81.5
46 -53.378 5.55
47 -138.468 4.00 1.88300 40.8
48 42.246 5.87 1.60342 38.0
49 -797.006 0.15
50 114.940 7.38 1.51742 52.4
51 -35.981 3.00 1.88300 40.8
52 -61.833 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第29面
K = 9.97936e+002 A 4= 1.35998e-007 A 6= 1.65446e-012 A 8=-1.39892e-012 A10= 3.35061e-015 A12=-4.12714e-018

各種データ
ズーム比 20.00
広角 中間 望遠
焦点距離 50.00 505.00 999.99
Fナンバー 4.52 4.57 7.42
画角 17.28 1.76 0.89
像高 15.55 15.55 15.55
レンズ全長 498.54 498.54 498.54
BF 69.97 69.97 69.97

d14 5.00 118.87 131.66
d25 163.40 44.78 3.00
d31 25.51 5.33 39.19
d37 1.99 26.93 22.06
d44 33.00 33.00 33.00
d52 69.97 69.97 69.97

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 255.00
2 15 -34.76
3 26 111.89
4 32 121.92
5 38 -45.99
6 45 90.29
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号i ri di ndi vdi
1 -168.583 3.12 1.83400 37.2
2 213.332 12.15
3 410.271 2.60 1.74950 35.3
4 145.125 12.81 1.43875 94.9
5 -226.072 0.15
6 2011.936 11.15 1.43387 95.1
7 -107.601 11.82
8 249.853 9.83 1.43387 95.1
9 -149.851 2.41
10 -100.905 2.37 1.74950 35.3
11 -146.816 0.15
12 138.167 10.38 1.59522 67.7
13 -198.196 2.00
14 48.850 5.25 1.74100 52.6
15 67.517 (可変)
16 78.618 1.00 1.88300 40.8
17 15.191 5.28
18 -48.678 6.22 1.80809 22.8
19 -12.679 0.75 1.88300 40.8
20 81.208 0.18
21 29.871 3.18 1.66680 33.0
22 79.591 (可変)
23 -29.087 0.75 1.75700 47.8
24 40.552 2.71 1.84649 23.9
25 7232.290 (可変)
26 -199.696 3.21 1.64000 60.1
27 -41.168 0.15
28 83.319 3.61 1.51633 64.1
29 -112.016 (可変)
30(絞り) ∞ 0.15
31 68.727 7.77 1.51742 52.4
32 -31.638 1.00 1.83400 37.2
33 -164.778 33.20
34 74.176 5.53 1.51633 64.1
35 -48.389 1.68
36 -143.574 1.00 1.77250 49.6
37 22.160 9.76 1.50127 56.5
38 -48.141 0.14
39 79.676 6.67 1.48749 70.2
40 -27.732 1.00 1.88300 40.8
41 131.646 0.13
42 37.163 7.05 1.48749 70.2
43 -44.941 4.50
44 ∞ 33.00 1.60859 46.4
45 ∞ 13.20 1.51633 64.1
46 ∞ (可変)
像面 ∞

各種データ
ズーム比 18.00
広角 中間 望遠
焦点距離 8.50 32.20 153.00
Fナンバー 1.90 1.90 2.69
画角 32.91 9.69 2.06
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 320.71 320.71 320.71
BF 6.92 6.92 6.92

d15 1.61 33.31 49.42
d22 42.34 6.39 7.22
d25 9.89 15.49 3.15
d29 20.90 19.56 14.96
d33 33.20 33.20 33.20
d46 6.92 6.92 6.92

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 59.96
2 16 -13.89
3 23 -41.78
4 26 43.15
5 30 362.85
6 34 54.85
各実施例と前述した各条件式との対応を表1に示す。
Figure 2017167417
L1 第1レンズ群(フォーカスレンズ群)
L2 第2レンズ群(変倍レンズ群)
L3 第3レンズ群(変倍レンズ群)
L4 第4レンズ群(第1〜3実施例:リレーレンズ群、第4実施例:変倍レンズ群)
L5 第5レンズ群(リレーレンズ群:第4実施例:リレーレンズ群)
L6 第6レンズ群(第1実施例:エクステンダーレンズ群:第4実施例:リレーレンズ群)
L7 第7レンズ群(第1実施例:リレーレンズ群)
L11 第1サブレンズ群(フォーカスレンズ群)
L12 第2サブレンズ群(フォーカスレンズ群)
L13 第3サブレンズ群(フォーカスレンズ群)
L14 第4サブレンズ群(フォーカスレンズ群)
1 フォーカスレンズ群
2 変倍レンズ群
4 前リレーレンズ群
6 後リレーレンズ群

Claims (8)

  1. 物体側から像側へ順に、焦点調整に際して移動するフォーカスレンズ群と、変倍に際して移動する2つ以上のレンズ群で構成される変倍レンズ群と、変倍のためには移動しないリレーレンズ群で構成されるズームレンズにおいて、
    ピント位置の変動を補正するために光軸方向に移動する補正レンズ群を有し、該補正レンズ群は、前記フォーカスレンズ群内もしくは前記変倍レンズ群内に配置され、
    前記補正レンズ群が前記光軸方向に1mm移動したときの、広角端におけるピント位置の変化量をΔSkw(mm)、望遠端におけるピント位置の変化量をΔSkt(mm)、前記補正レンズ群がピント位置の変動を補正するために移動する最大移動量をMb、前記変倍レンズ群内のレンズ群の最大移動量をMmとしたとき、
    0.001<Mb/Mm<0.100
    0.005<|ΔSkw|<0.500
    0.001<ΔSkw/ΔSkt<0.100
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記補正レンズ群は、前記変倍レンズ群の位置変化、前記フォーカスレンズ群の位置変化、温度変化、前記ズームレンズの姿勢の変化、製造誤差、によるピント位置の変動のうち、1つ以上のピント位置の変動を補正することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記変倍レンズ群と前記リレーレンズ群の間に絞りを備え、
    前記補正レンズ群は、前記変倍レンズ群の位置変化、前記フォーカスレンズ群の位置変化、温度変化、前記ズームレンズの姿勢の変化、製造誤差、前記絞り値の変化、によるピント位置の変動のうち、1つ以上のピント位置の変動を補正する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  4. 前記補正レンズ群は前記フォーカスレンズ群内に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記補正レンズ群は前記変倍レンズ群内に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記補正レンズ群は1枚以上3枚以下のレンズにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された光学像を受光する撮像素子とを備える撮像装置であって、
    前記ズームレンズの開放FナンバーをFno、前記撮像装置の許容錯乱円径をδ(mm)、焦点深度をD、前記補正レンズ群がピント位置の変動を補正するために移動する最大移動量をMbとしたとき、
    D=Fno×δ
    1.0<Mb/D<300.0
    なる条件を満足することを特徴とする撮像装置。
  8. 前記変倍レンズ群の位置を検出するズーム位置検出手段と、前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記絞り値を検出する絞り値検出手段と、温度を検出する温度検出手段と、前記レンズ装置の姿勢を検出する姿勢検出手段と、前記補正レンズ群の位置を検出する補正位置検出手段と、前記補正レンズ群を駆動する駆動手段と、を有し、
    前記変倍レンズ群のズーム位置の変化、前記フォーカスレンズ位置の変化、前記温度の変化、前記絞り値の変化、前記姿勢の変化によるピント位置の変動のうち、1つ以上のピント位置の変動量を予め求め、求めたピント位置の変動量を打ち消すように前記補正レンズ群を移動させる制御手段を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
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