JP2017167120A - 距離測定装置、移動体、ロボット、装置及び3次元計測方法 - Google Patents

距離測定装置、移動体、ロボット、装置及び3次元計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高い距離分解能を得ることと広い範囲について距離測定することを高次元で両立することができる距離測定装置を提供する。【解決手段】 距離センサは、光源と、パルス幅が互いに異なる第1及び第2の駆動パルスを含む複数(例えば2つ)の駆動パルスを光源に異なる時間帯に供給する光源駆動部とを含む投光系と、該投光系から投光され物体で反射された光を受光する受光系と、光源の発光タイミングと受光系の受光タイミングの時間差に基づいて物体までの距離を算出する制御系と、を備え、第1及び第2の駆動パルスのうちパルス幅が小さい方が正弦波状であり、パルス幅が大きい方が矩形波状である。この場合、高い距離分解能を得ることと広い範囲について距離測定することを高次元で両立することができる。【選択図】図12

Description

本発明は、距離測定装置、移動体、ロボット、装置及び3次元計測方法に関する。
近年、物体までの距離を測定するための測距技術の開発が盛んに行われている。
例えば、特許文献1及び2には、パルス光を投光してから、該パルス光が物体で反射して戻ってくるまでの時間に基づいて物体までの距離を求める、いわゆるTOF(Time of Flight)演算方式を用いた測距技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1及び2に開示されている測距技術では、高い距離分解能を得ること(測定精度を向上させること)と広い範囲について距離測定すること(測定できる距離の範囲が広いこと)を高次元で両立することに関して改善の余地があった。
本発明は、光源と、パルス幅が互いに異なる第1及び第2の駆動パルスを含む複数の駆動パルスを前記光源に異なる時間帯に供給する光源駆動部とを含む投光系と、前記投光系から投光され物体で反射された光を受光する受光系と、前記光源の発光タイミングと前記受光系の受光タイミングの時間差に基づいて前記物体までの距離を算出する制御系と、を備え、前記第1及び第2の駆動パルスのうちパルス幅が小さい方が正弦波状であり、パルス幅が大きい方が矩形波状であることを特徴とする距離測定装置である。
本発明によれば、高い距離分解能を得ることと広い範囲について距離測定することを高次元で両立することができる。
本発明の一実施形態に係る距離センサを搭載した走行体の外観図である。 走行管理装置の構成を説明するためのブロック図である。 距離センサの構成を説明するための図である。 投光系を説明するための図である。 パルス制御信号を説明するための図である。 光源駆動信号を説明するための図である。 受光系を説明するための図である。 3次元情報取得部とイメージセンサとの間の信号を説明するための図である。 距離センサにおける1フレームの概略図である。 正弦波変調方式(4位相式)の1フレームを説明するためのタイミングチャートである。 矩形波変調方式(2位相式)の1フレームを説明するためのタイミングチャートである。 距離センサにおける1フレームの構成例を示す図である。 距離センサにおける1フレームの他の構成例を示す図である。 特許文献1の1フレームの構成及び本実施形態の1フレームの構成を示す図である。 ディエイリアシング方法を説明するためのタイミングチャートである。 外乱光がある場合のディエイリアシング方法を説明するためのタイミングチャートである。 音声・警報発生装置の構成を説明するためのブロック図である。 3次元情報取得部の構成の一例を示す図である。 1つの受光部に対して電荷を2箇所に振り分ける構造の一例を示す図である。 位置制御装置の構成の一例を示す図である。 音声合成装置の構成の一例を示す図である。 警報信号生成装置の構成の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1には、一実施形態の距離測定装置としての距離センサ20を搭載した走行体1の外観が示されている。この走行体1は、荷物を目的地に無人搬送するものである。なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、路面に直交する方向をZ軸方向、走行体1の前進方向を+X方向として説明する。
ここでは、距離センサ20は、一例として、走行体1の前部に取り付けられ、走行体1の+X側(前方)の3次元情報を求める。なお、距離センサ20による測定可能な領域を測定領域ともいう。
走行体1の内部には、一例として図2に示されるように、表示装置30、位置制御装置40、メモリ50、及び音声・警報発生装置60などが備えられている。これらは、データの伝送が可能なバス70を介して電気的に接続されている。
ここでは、距離センサ20と、表示装置30と、位置制御装置40と、メモリ50と、音声・警報発生装置60とによって、走行管理装置10が構成されている。すなわち、走行管理装置10は、走行体1に搭載されている。また、走行管理装置10は、走行体1のメインコントローラ80と電気的に接続されている。
メインコントローラ80は、走行体1全般を制御するプログラムを実行するための演算装置である。
位置制御装置40は、メインコントローラ80からの指示に基づき3次元情報取得部203を制御し、3次元情報取得部203からの情報に基づき、走行体1の位置情報を演算し、その演算結果をメインコントローラ80へ伝える装置である。
位置制御装置40は、上記動作を実行するためのプログラムが格納されたメモリ、このプログラムを実行するための演算装置、プログラム実行時に使用するメモリ等で構成されている(図20参照)。
距離センサ20は、一例として図3に示されるように、投光系201、受光系202、及び3次元情報取得部203などを有している。そして、これらは、筐体内に収納されている。この筐体は、投光系201から投光される光、及び物体で反射され、受光系202に向かう光が通過するための窓を有し、該窓にはガラスが取り付けられている。
3次元情報取得部203は、投光系201や受光系202の制御や受光系202からの信号に基づき、3次元情報(距離情報)を演算して求めるための装置であり、距離センサ20を制御する制御系として機能する。
3次元情報取得部203は、上記動作を実行するためのプログラムが格納されたメモリ、このプログラムを実行するための演算装置、プログラム実行時に使用するメモリ等で構成されている(図18参照)。
投光系201は、受光系202の−Z側に配置されている。この投光系201は、一例として図4に示されるように、光源21及び光源駆動部25などを有している。
光源21は、光源駆動部25によって点灯及び消灯される。ここでは、光源21としてLEDが用いられているが、これに限らず、例えば半導体レーザ(端面発光レーザや面発光レーザ)等の他の光源を用いても良い。光源21は、+X方向に光を射出するように配置されている。なお、以下では、光源駆動部25で生成され、光源21を駆動するための信号を「光源駆動信号」と呼ぶ。
光源駆動部25は、3次元情報取得部203からのパルス制御信号(図5参照)に基づいて、光源駆動信号(図6参照)を生成する。この光源駆動信号は、光源21及び3次元情報取得部203に送出される。光源21へ出力される光源駆動信号は、3次元情報取得部203からのパルス制御信号を光源21が光を射出できるように増幅したものである。すなわち、光源駆動部25はアンプ(増幅器)として機能する。なお、以下では、光源駆動信号を「駆動パルス」とも呼ぶ。
これにより、光源21からは、3次元情報取得部203から指示されたパルス幅のパルス光が射出される。なお、光源21から射出されるパルス光は、デューティ(duty)が50%以下となるように、3次元情報取得部203において設定されている。また、以下では、光源21から射出される光を「投光波」や「投光パルス」とも呼ぶ。
走行体1のメインコントローラ80は、走行体1を走行させる際に、位置制御の開始要求を位置制御装置40に送出する。そして、走行体1のメインコントローラ80は、走行体1が目的位置に到達すると、位置制御の終了要求を位置制御装置40に送出する。
位置制御装置40は、位置制御の開始要求、及び位置制御の終了要求を受け取ると、3次元情報取得部203に送出する。
距離センサ20から射出され物体で反射された光の一部は、距離センサ20に戻ってくる。以下では、便宜上、物体で反射され距離センサ20に戻ってくる光を「物体からの反射光」ともいう。
受光系202は、物体からの反射光を検出する。受光系202は、一例として図7に示されるように、結像光学系28及びイメージセンサ29などを有している。
結像光学系28は、物体からの反射光の光路上に配置され、該光を集光する。ここでは、結像光学系28は1枚のレンズで構成されているが、2枚のレンズで構成されても良いし、3枚以上のレンズで構成されても良いし、ミラー光学系を用いても良い。
イメージセンサ29は、結像光学系28を介した物体からの反射光を受光する。イメージセンサ29の出力信号(アナログ信号)は、ADC(アナログデジタルコンバータ)でデジタル信号に変換され、3次元情報取得部203に送られる。ここでは、イメージセンサ29として、画素毎の受光部が2次元配列されたエリアイメージセンサが用いられている。以下では、イメージセンサ29で受光される物体からの反射光を「受光波」や「受光パルス」とも呼ぶ。
イメージセンサ29は、各受光部(例えばフォトダイオードやフォトトランジスタ)に対して2つの電荷蓄積部を有しており、TX1信号がハイレベルのときは、該受光部で光電変換された電荷を一方の電荷蓄積部に蓄積し、TX2信号がハイレベルのときは、該受光部で光電変換された電荷を他方の電荷蓄積部に蓄積する。また、イメージセンサ29は、TXD信号がハイレベルのときは、電荷の蓄積を行わず、リセット信号がハイレベルになると、2つの電荷蓄積部に蓄積されている電荷量を0にする。
3次元情報取得部203は、光源21に印加される駆動パルスの周波数である変調周波数を制御する変調周波数制御部と、光源21の射出タイミングとイメージセンサ29の受光タイミングの時間差に基づいて物体までの距離を算出して物体の3次元情報である距離画像を生成する距離画像生成部とを含む。
3次元情報取得部203は、一例として図8に示されるように、TX1信号、TX2信号、TXD信号及びリセット信号をイメージセンサ29に出力する。
図9には、距離センサ20における1フレームの概略図が示されている。基本的には、変調周波数が異なる2つ以上のTOF検出(TOF演算方式を用いる検出)を行い、高周波数側のTOF検出で高い距離分解能の距離情報を取得し、低周波数側のTOF検出で高周波数側のTOF検出情報に含まれるエイリアシング成分を判定してディエイリアシングを行う。この内容は、例えば特許文献1(特表2015−501927号公報)に開示されている。
ここでは、異なる変調周波数を用いる2つのサブフレームで1フレームを構成する例について説明を行う。一方のサブフレームにおける変調周波数(一の駆動パルスの周波数)を第一の周波数f1とし、他方のサブフレームにおける変調周波数(他の駆動パルスの周波数)を第二の周波数f2とする。
3次元情報取得部203では、第一の周波数f1によるTOF検出を行い、距離画像生成部内のメモリにその位相情報を格納する。次に、変調周波数制御部で第一の周波数f1から第二の周波数f2に切り替えて、第二の周波数f2によるTOF検出を行う。ここで、第一の周波数f1>第二の周波数f2の関係とする。なお、上記とは逆に、第二の周波数f2によるTOF検出を行った後、第一の周波数f1によるTOF検出を行っても良い。
ここで、「正弦波変調方式」と「矩形波変調方式」と呼ばれる2つのTOF法について説明する。
まず、正弦波変調方式では、受光波を時間的に3つ以上に分割して検出し、得られた各信号を用いて、投光波の出力タイミングに対する受光波の入力タイミングの遅延時間Tdを位相差角の演算で取得する。
一例として4位相式の正弦波変調方式の位相差演算方法について図10を用いて説明する。図10に示される1フレーム構成によって、受光パルスを0°、90°、180°、270°の4つの位相に分割した信号(A0、A90、A180、A270)を取得し、次の(1)式を使って位相差角Φを求める。
Φ=arctan{(A90−A270)/(A0−A180)} ・・・(1)
遅延時間Tdは、位相差角Φを用いて、式(2)から求めることができる。
Td=Φ/2π×T(T=2T0、T0:駆動パルスのパルス幅) ・・・(2)
このような位相差の演算方法に対して測距性能を高めるための理想的な投光波形は正弦波形である。そこで、正弦波変調方式では、その名のとおり、光源を正弦波の変調信号(駆動パルス)を用いて駆動する。
一方、「矩形波変調方式」では、受光波を時間的に2つ以上に分割して検出し、得られた各信号を用いて、投光波の出力タイミングに対する受光波の入力タイミングの遅延時間Td´を求める。
一例として2位相式の矩形波変調方式について図11を用いて説明する。図11に示される1フレーム構成によって、受光波を0°、180°の2つの位相に分割した信号(B0、B180)を取得し、次の(3)式を用いて遅延時間Td´を求めることができる。
Td´={B180/(B0+B180)}×T1(T1:駆動パルスのパルス幅)・・・(3)
このような位相差の演算方法に対して測距性能を高めるための理想的な投光波形は矩形である。そこで、矩形波変調方式では、その名のとおり、光源を矩形波の変調信号(駆動パルス)を用いて駆動する。
なお、特許文献1では、第一の周波数、第二の周波数いずれに対しても正弦波変調方式のTOF検出を行っており、I=(A0−A180)、Q=(A90−A270)のI値とQ値の符号を用いてディエイリアシング(エイリアシング成分の除去)を行うことが主眼となっている。
図12には、本実施形態の距離センサ20における1フレームの構成図が示されている。
距離センサ20では、第一の周波数f1に対しては正弦波変調方式によるTOF検出を行い、第1の周波数f1よりも低い第二の周波数f2に対しては矩形波変調方式によるTOF検出を行う。その理由を以下に説明する。
光源に種類によって異なるが、例えば光源にレーザダイオード(LD)を使用した場合、変調信号(駆動パルス)のパルス幅が10ns未満(例えば変調周波数が高域側)であると、立ち上がりや立ち下がりにおける波形鈍りの影響が大きくなり、発光パルス(パルス光)は正弦波形に近い形状になる。一方、変調信号のパルス幅が10ns以上(例えば変調周波数が低域側)であれば、発光パルスは矩形に近い形状になる。
ここで、高い距離分解能を得るためには高域側変調周波数によるTOF検出(例えばパルス幅が比較的短い駆動パルスを用いるTOF検出)を行うことが有効であり、高域側変調周波数による発光パルスが正弦波形に近いことから、正弦波変調方式のTOF検出との相性が良い。
一方、ディエイリアシングのための低域側変調周波数によるTOF検出時(例えばパルス幅が比較的長い駆動パルスを用いるTOF検出時)は、その発光パルスは矩形波形に近いことから、矩形波変調方式との相性が良い。
そこで、本実施形態のようなフレーム構成(図12参照)にすることで、高域側変調周波数によるTOF検出、低域側変調周波数によるTOF検出のいずれにおいても検出精度を向上することが可能となる。
次に、本実施形態の距離センサ20における更に有効なフレーム構成例について説明する。
ここで、一般的なTOF検出に用いられるイメージセンサの構造として、前述したように1つの受光部において電荷を2か所に振り分ける構造になっているものが主流であり(例えば特許5110520号公報参照)、そのようなイメージセンサを使用することを想定している。
1つの受光部において電荷を2か所に振り分ける構造の一例を図19に示す。図19に示されるように、受光部100の両側に第1及び第2電荷蓄積部20a、20bが配置されている。受光部100と第1電荷蓄積部20aとの間には第1電荷転送部30aが配置されている。受光部100と第2電荷蓄積部20bとの間には第2電荷転送部30bが配置されている。
受光部100は受光した光を信号電荷に変換する。この信号電荷の一部は第1電荷転送部30aを介して第1電荷蓄積部20aに送られ、他の一部は第2電荷転送部30bを介して第2電荷蓄積部20bに送られる。
この場合に、図13に示されるフレーム構成にすることで、ディエイリアシングに必要な第二の周波数f2によるTOF検出に要する時間を削減することが可能である。すなわち、画素の電荷振分け先が2つであるのに対し、第二の周波数f2によるTOF検出に必要な位相情報も2つであるので、サブフレーム期間内で、0°と180°の信号を取得する1度の露光期間で済む。この効果を、図14を用いて、従来技術(特許文献1)のフレーム構成と比較して説明する。
本実施形態では、従来技術(特許文献1)に対し、図14に示されるようなフレーム構成の余剰を生み出すことができる。この時間は、そのままフレームレートの向上に利用したり、信号蓄積時間を延長してS/Nの向上に利用することなどが可能であり、距離センサの性能を向上することができる。
次に、図15を用いて本実施形態におけるディエイリアシング方法の概要を説明する。
図15の上段に示されるd(obj)の距離に測定したい物体があるとする。このとき、第一の周波数f1による4位相正弦波変調方式TOFによる位相差検出動作によってTd1(obj)の位相差が検出される。このとき、Td1(obj)には第一の周波数f1の周期以上の遅れが含まれているため、距離がdAと誤判定されてしまう。
ここで、図15の下段の第二の周波数f2による2位相矩形波変調方式TOFによる位相差検出に注目すると、Td2(obj)が検出される。このとき、Td2(obj)には第二の周波数f2の周期以上の遅れは含まれていないので、距離d(obj)を検知可能である。よって、このTd1(obj)とTd2(obj)を結びつけることで、第一の周波数f1の距離分解能の測距情報のまま、距離を誤検出することなく(dAと誤判定することなく)、物体までの距離d(obj)を検出することが可能になる。
ここで、第二の周波数f2によるTOF検出では周波数が低いため、第一の周波数f1の測距性能に対してばらつきが大きくなるが、距離分解能としてはたかだか距離d1分の判定ができればよいのでこのばらつきは許容できる。
また、図15に示されるd1、d2(各変調周波数のTOF方式における最大レンジ)は、
d1=2T0×c/2
d2=T1×c/2
となる。
図15に示される例は、外乱光が無い場合についての例である。そこで、図16を用いて外乱光がある環境での実施方法について説明する。
図16に示されるように外乱光がある場合、蓄積信号量には受信光成分と外乱光成分が含まれることになる。
第一の周波数f1における正弦波変調方式によるTOF検出の場合、Td1の導出の際に各信号の差分を計算しているので、以下のように外乱光成分(Na)はTOF演算の中で自然にキャンセルできる。
上記(1)式の{}内の分子:A90−A270=(Sa90+Na)−Sa270+Na)=Sa90−Sa270
上記(1)式の{}内の分母:A0−A180=(Sa0+Na)−(Sa180+Na)=Sa0−Sa180
一方、第二の周波数f2における2位相矩形波変調方式によるTOF検出の場合、以下のように、正弦波変調方式とは異なり、外乱光成分が自然にキャンセルできない。
B180/(B0+B180)=(Sb180+Nb)/(Sb0+Sb180+2Nb)
そこで、2位相パルス変調方式の場合、別途非発光のフレームを撮影して外乱光成分(Nb)を抽出する方法がある。しかし、取得フレーム数を増やしては、本発明の利点であるフレーム構成の簡素化が図れない。
本発明の利点を生かすため、取得フレーム数は増やさずに外乱光強度(x)を判定すればよいので、以下のような方法で外乱光強度(x)を求める。
(1)外乱光が全く入らないキャリブレーション工程で、第一の周波数f1における受光輝度値(Ya0)と第二の周波数f2における受光輝度値(Yb0)を測定し記憶する。第一の周波数f1における発光強度をPa0、第二の周波数f2における発光強度をPb0とし、被写体反射率や被写体との距離、その他光学系のロス分をR0とすると、受光輝度値(Ya0)、受光輝度値(Yb0)は、以下のように表すことができる。
Ya0=Pa0×R0
Yb0=Pb0×R0
最終的に本キャリブレーション工程では、Ya0/Yb0=Pa0/Pb0の値を記憶すればよい(第一及び第二の周波数f1、f2による発光強度比を記憶する)。
次に、外乱光がある実使用環境下での処理について述べる。まず、第一の周波数f1における正弦波変調方式の取得データから、受光輝度値(Ya)を導出する。この受光輝度値は例えば、
Ya=√{(A0−A180)+(A90−A270)}・・・(4)
として求めることができる。
上記(4)式からわかるように、Yaからは自動的に外乱光成分(Na)は除去されている。次に、第二の周波数f2における2位相矩形波変調方式の取得データから、受光輝度値(Yb´)を導出する。ここで、外乱光を含まない2位相矩形波変調方式の受光輝度値をYbとすると、例えば、
Yb´=B0+B180=Yb+2Nb・・・(5)
として求めることができる。
ここで、Ya/Yb=Ya0/Yb0であるので、上記(5)式を変形して、
2Nb=Yb´−(YaYb0/Ya0)の計算から、Nbを導出することができる。
よって、本手法を用いることで、2位相矩形波変調方式のTOF検出時に、非発光フレームを用いることなく外乱光を除去することが可能になる。
図2に戻り、位置制御装置40は、3次元情報取得部203から3次元情報を受け取ると、該3次元情報を表示装置30に表示する。また、位置制御装置40は、3次元情報に基づいて、走行体1の位置が所定の位置となるように、位置制御を行う。
音声・警報発生装置60は、一例として図17に示されるように、音声合成装置61、警報信号生成装置62及びスピーカ63などを有している。
音声合成装置61は、複数の音声データを有しており、位置制御装置40から危険有りの情報を受け取ると、対応する音声データを選択し、スピーカ63に出力する。
音声合成装置61は、音声データの選択やスピーカ63への出力を行うためのプログラムが格納されたメモリ、このプログラムを実行するための演算装置、プログラム実行時に使用するメモリ等で構成された装置である(図21参照)。
警報信号生成装置62は、位置制御装置40から危険有りの情報を受け取ると、対応する警報信号を生成し、スピーカ63に出力する。
警報信号生成装置62は、警報信号の作成やスピーカ63への出力を行うためのプログラムが格納されたメモリ、このプログラムを実行するための演算装置、プログラム実行時に使用するメモリ等で構成された装置である(図22参照)。
以上説明した本実施形態の距離センサ20は、光源21と、パルス幅が互いに異なる第1及び第2の駆動パルスを含む複数(例えば2つ)の駆動パルスを光源21に異なる時間帯に供給する光源駆動部25とを含む投光系201と、該投光系201から投光され物体で反射された光を受光する受光系202と、光源21の発光タイミングと受光系202の受光タイミングの時間差に基づいて物体までの距離を算出する制御系と、を備えている。
そして、第1及び第2の駆動パルスのうちパルス幅が小さい方が正弦波状であり、パルス幅が大きい方が矩形波状であることが好ましい。なお、「正弦波状」は、正弦波及び正弦波に近似する波形を含む。「矩形波状」は、矩形波及び矩形波に近似する波形を含む。
この場合、投光波形の立ち上がり、立ち下りの波形鈍りが大きくなるパルス幅が小さい方の駆動パルスが正弦波状であり、該波形鈍りが小さくなるパルス幅が大きい方の駆動パルスが矩形波状であるため、各駆動パルスと対応する投光パルスが近似する。このため、各駆動パルスのパルス幅と対応する投光パルスのパルス幅も近似する。
このため、各駆動パルスの光源21への入力タイミングに対する受光系202の受光パルス(反射光パルス)の受光タイミングの遅延時間から物体までの距離を算出する場合の測定誤差を低減できる。すなわち、第1及び第2の駆動パルスのいずれを用いる場合も検出精度を向上できる。
この結果、高い距離分解能を得ることと広い範囲について距離測定することを高次元で両立できる。
また、受光系202は、物体で反射された光を受光して電気信号に変換し、該電気信号を時間的に分割して複数の時間毎の信号に振り分けるイメージセンサ29(撮像素子)を含み、制御系は、該信号を用いて光源21の発光タイミングとイメージセンサ29の受光タイミングの時間差を求め、該時間差から物体までの距離を算出して該物体の3次元情報を取得する3次元情報取得部203を含み、3次元情報取得部203は、第1の駆動パルスが光源21に供給されている第1の時間帯に求めた上記時間差から算出した物体までの距離と、第2の駆動パルスが光源21に供給されている第2の時間帯に求めた上記時間差から算出した物体までの距離を用いて3次元情報を求める。
この場合には、撮影時間もしくは露光時間の低下を抑制できる。
また、第1の時間帯において、上記電気信号の時間的な分割数をNa(Na≧3)、 分割された各信号をCi(1≦i≦Na)、I=Σ[Ci×sin{(2π/Na)×(i−1))}(1≦i≦Na)、Q=Σ[Ci×cos{(2π/Na)×(i−1)}](1≦i≦Na)、φ=arctan(I/Q)、第1の駆動パルスのパルス幅をT0、上記時間差をTdとしたときに、Td=φ/2π×2T0が成立する。
この場合には、より確実に高い距離分解能を得ることができる。
また、第2の時間帯において、上記電気信号の時間的な分割数をNb(Nb≧2)、 分割された各信号をDi(1≦i≦Nb)、上記時間差をTd´とし、第2の駆動パルスのパルス幅T1が、上記電気信号が時間的に相前後するDiとDi+1に分割されるように設定されたとき、Td´=Di+1/(Di+Di+1)×T1が成立することを特徴とする。
この場合には、より確実に広い範囲について距離測定することができる。
また、イメージセンサ29は、1つの受光部に対してN箇所(例えばN≧2)に電荷を振り分けることが好ましい。
また、第2の時間帯において、上記電気信号の時間的な分割数がN以下であることが好ましい。
また、N=2であり、3次元情報取得部203は、第1の時間帯においてイメージセンサ29から得られた輝度情報を用いて外乱光強度を検出し、第2の時間帯においてイメージセンサ29から得られた輝度情報から外乱光成分を除去することが好ましい。
また、複数の駆動パルスが光源21にそれぞれ供給される複数の時間帯の長さは、同じでも良いし、異なっていても良い。
また、上記実施形態では、複数の駆動パルスの周波数(変調周波数)が異なっているが、同じでも良く、要は、複数の駆動パルスのパルス幅が異なれば良い。
そして、走行体1は、距離センサ20を有しているため、信頼性に優れた走行ができる。
また、本実施形態の3次元計測方法は、第1の駆動パルスを光源21に供給して発光させる第1の発光工程と、該第1の発光工程で光源21から射出され物体で反射された光を受光する第1の受光工程と、第1の駆動パルスとはパルス幅が異なる第2の駆動パルスを光源21に供給して発光させる第2の発光工程と、該第2の発光工程で光源21から射出され該物体で反射された光を受光する第2の受光工程と、第1及び第2の受光工程での受光結果に基づいて該物体の3次元情報を求める工程と、を含む。
そして、第1及び第2の駆動パルスのうちパルス幅が小さい方が正弦波状であり、パルス幅が大きい方が矩形波状であることが好ましい。
この場合、投光波形の立ち上がり、立ち下りの波形鈍りが大きくなるパルス幅が小さい方の駆動パルスが正弦波状であり、該波形鈍りが小さくなるパルス幅が大きい方の駆動パルスが矩形波であるため、各駆動パルスと、対応する投光パルスが近似する。このため、各駆動パルスのパルス幅と対応する投光パルスのパルス幅も近似する。
このため、各駆動パルスの光源21への入力タイミングに対する受光パルスの受光タイミングの遅延時間から物体までの距離を算出する場合の測定誤差を低減できる。すなわち、第1及び第2の駆動パルスのいずれを用いる場合も検出精度を向上できる。
この結果、高い距離分解能を得ることと広い範囲について距離測定することを高次元で両立でき、ひいては物体3次元情報を精度良く計測することができる。
なお、上記実施形態では、1フレームを複数のサブフレームに分割する場合について説明したがこれに限定されるものではない。例えば、一のフレームで高周波数・正弦波変調方式のTOF検出を行い、別のフレームで低周波数・矩形波変調方式のTOF検出を行っても良い。
なお、上記実施形態において、パルス幅が異なる3つ以上の駆動パルスを異なる時間帯に光源に供給しても良い。この場合、パルス幅が異なる3つ以上の駆動パルスをパルス幅が大きい側と小さい側に分け、パルス幅が小さい側の駆動パルスを正弦波状とし、パルス幅が大きい側の駆動パルスを矩形波状とすることが好ましい。
また、上記実施形態では、投光系が非走査型であるが、光偏向器(例えばポリゴンミラー、ガルバノミラー、MEMSミラー等)を含む走査型であっても良い。この場合、例えば、一方向に配列された複数の発光部(ライン光源)からそれぞれ射出された複数の光を、発光部の配列方向に非平行な方向(例えば垂直な方向)に走査して、複数の発光部に対応して該配列方向に平行に配列された複数の受光部(ラインイメージセンサ)で受光し、距離画像を生成しても良い。また、単一の発光部からの光を光偏向手段で2次元走査して、物体からの反射光をエリアイメージセンサで受光し、距離画像を生成しても良い。
また、上記実施形態では、単一のLED(発光部)をパルス発光させ、物体からの反射光をエリアイメージセンサで受光する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、2次元配列された複数の発光部を順次パルス点灯させ、各発光パルスの物体からの反射光を単一の受光部で順次受光して距離画像を生成しても良い。
また、例えば、物体の3次元情報(距離画像)ではなく、単にある物体までの距離を測定する場合には、投光系の発光部及び受光系の受光部は、いずれも単数であっても良い。
また、上記実施形態において、3次元情報取得部203での処理の一部を位置制御装置40が行っても良いし、位置制御装置40での処理の一部を3次元情報取得部203が行っても良い。
また、上記実施形態では、走行管理装置10が1つの距離センサ20を備える場合について説明したが、これに限定されるものではない。走行体の大きさ、測定領域などに応じて、複数の距離センサ20を備えても良い。
また、上記実施形態では、距離センサ20が走行体の進行方向を監視する走行管理装置10に用いられる場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、走行体の後方や側面を監視する装置に用いられても良い。
また、上記実施形態では、距離センサ20が走行体(移動体)に用いられる場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、航空機、船舶等の移動体や、距離センサ20が自身の位置を確認しながら自律的に移動するロボットや、物体の3次元形状を測定する3次元測定装置に用いられても良い。
以上の説明から分かるように、本発明の距離測定装置及び距離測定方法は、TOF(タイム オブ フライト)を利用した距離測定技術全般に広く適用することが可能である。
すなわち、本発明の距離測定装置及び距離測定方法は、物体の2次元情報の取得や、物体の有無の検出にも用いることができる。
また、上記実施形態の説明で用いた数値、形状等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以下に、発明者らが上記実施形態を発案するに至った思考プロセスを説明する。
3次元センサの一つに、変調した参照光を射出し、該参照光が被写体で反射され戻ってくるまでの時間を検出して距離を求める、いわゆる“TOF(Time of Flight)センサ”が既に知られており、種々ある3次元センシング方式の中でもそのレスポンス性の原理的優位性から、昨今さまざま用途への開発が進められている。
例えば、ジェスチャー認識であったり、ロボットや自動車などの移動体の位置制御などへの応用が期待されている。
TOF法には、参照光の発光タイミングと受光タイミングの時間差を直接検出する直接TOF法と、受光信号を使った演算から該時間差を検出する間接TOF法があり、一般的に間接TOF法の方が近距離測定に有利であると言われている。
間接TOF法においては、参照光の変調周波数が高いほど測定距離分解能が向上することがわかっているが、一方で、反射光が参照光の1周期以上分遅れてセンサに戻ってきた場合、それが何周期分遅れて来たのかを判別することができず、一般的に1周期の遅延内に収まる距離が測定可能距離となる。
また、測定距離分解能向上を狙って変調周波数を高くすると、測定可能な距離範囲が短く限定されてしまう課題があった。
特許文献1及び2には、この課題を回避するために2種の変調周波数を用いたディエイリアシング方法が開示されている。
特許文献1では、2つの周波数によって、被写体から反射光の位相ずれを検出し、エイリアシング(1周期以上の遅れ)を判定する。いずれの周波数に対しても、0°、90°、180°、270°の位相信号を取得し、各信号量の差:I=0°−180°、Q=90°−270°のI値、Q値の符号情報を使ってエイリアシングの判定を行う。
特許文献2では、3つ以上の周波数を使って、それらの中間周波数を使った演算処理によってTOF検出することで、距離分解能が高くの且つ広測距レンジのTOFセンサを実現する。例として、f1、f2、f3の周波数を使った場合に、例えば距離分解能に寄与する高周波数な中間周波数はこれら3つの周波数の平均値とし、広い測距レンジに寄与する低周波数な中間周波数はf1−f2で与えられる。
しかしながら、2種の変調周波数それぞれにおけるTOF検出動作を要するために犠牲となる撮影速度または露光時間に対する対策については述べられていない。
そこで、この対策として、高い距離分解能を得ることと広い範囲について距離測定することを高次元で両立すべく、発明者らは、上記実施形態を発案した。
1…走行体(移動体)、20…距離センサ(距離測定装置)、21…光源(投光系の一部)、25…光源駆動部(投光系の一部)、28…結像光学系(受光系の一部)、29…イメージセンサ(受光系の一部)、201…投光系、202…受光系(受光手段)、203…3次元情報取得部。
特表2015−501927号公報 特表2013−538342号公報

Claims (14)

  1. 光源と、パルス幅が互いに異なる第1及び第2の駆動パルスを含む複数の駆動パルスを前記光源に異なる時間帯に供給する光源駆動部とを含む投光系と、
    前記投光系から投光され物体で反射された光を受光する受光系と、
    前記光源の発光タイミングと前記受光系の受光タイミングの時間差に基づいて前記物体までの距離を算出する制御系と、を備え、
    前記第1及び第2の駆動パルスのうちパルス幅が小さい方が正弦波状であり、パルス幅が大きい方が矩形波状であることを特徴とする距離測定装置。
  2. 前記受光系は、前記物体で反射され受光した光を電気信号に変換し、該電気信号を時間的に分割して複数の時間毎の信号に振り分ける撮像素子を含み、
    前記制御系は、前記信号を用いて前記時間差を求め、該時間差から前記距離を算出して該物体の3次元情報を取得し、
    前記制御系は、前記第1の駆動パルスが前記光源に供給されている第1の時間帯に求めた前記時間差から算出した前記物体までの距離と、前記第2の駆動パルスが前記光源に供給されている第2の時間帯に求めた前記時間差から算出した前記物体までの距離を用いて前記3次元情報を求めることを特徴とする請求項1に記載の距離測定装置。
  3. 前記第1の時間帯において、
    前記電気信号の時間的な分割数をNa(Na≧3)、
    分割された各信号をCi(1≦i≦Na)、
    I=Σ[Ci×sin{(2π/Na)×(i−1))}](1≦i≦Na)、
    Q=Σ[Ci×cos{(2π/Na)×(i−1)}](1≦i≦Na)、
    φ=arctan(I/Q)、
    前記第1の駆動パルスのパルス幅をT0、
    前記時間差をTdとしたときに、
    Td=φ/2π×2T0が成立することを特徴とする請求項2に記載の距離測定装置。
  4. 前記第2の時間帯において、
    前記電気信号の時間的な分割数をNb(Nb≧2)、
    分割された各信号をDi(1≦i≦Nb)、
    前記時間差をTd´とし、
    前記第2の駆動パルスのパルス幅T1が、前記電気信号が相前後するDiとDi+1に分割されるように設定されたとき、
    Td´={Di+1/(Di+Di+1)}×T1が成立することを特徴とする請求項2又は3に記載の距離測定装置。
  5. 前記撮像素子は、1つの受光部に対してN箇所に電荷の振分けが可能なことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の距離測定装置。
  6. 前記第2の時間帯において、前記電気信号の時間的な分割数がN以下であることを特徴とする請求項5に記載の距離測定装置。
  7. N=2であり、
    前記制御系は、前記第1の時間帯において前記撮像素子から得られた輝度情報を用いて外乱光強度を検出し、前記第2の時間帯において前記撮像素子から得られた輝度情報から外乱光成分を除去することを特徴とする請求項5又は6に記載の距離測定装置。
  8. 前記複数の駆動パルスが前記光源にそれぞれ供給される複数の時間帯の長さが異なることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の距離測定装置。
  9. 前記複数の駆動パルスの周波数は異なることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の距離測定装置。
  10. 前記複数の駆動パルスの周波数は同じであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の距離測定装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の距離測定装置を有する移動体。
  12. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の距離測定装置を用いて自立的に移動するロボット。
  13. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の距離測定装置を用いて3次元計測する装置。
  14. 第1の駆動パルスを光源に供給して発光させる第1の発光工程と、
    前記第1の発光工程で前記光源から射出され物体で反射された光を受光する第1の受光工程と、
    前記第1の駆動パルスとはパルス幅が異なる第2の駆動パルスを前記光源に供給して発光させる第2の発光工程と、
    前記第2の発光工程で前記光源から射出され前記物体で反射された光を受光する第2の受光工程と、
    前記第1及び第2の受光工程での受光結果に基づいて前記物体の3次元情報を求める工程と、を含み、
    前記第1及び第2の駆動パルスのうちパルス幅が小さい方が正弦波状であり、パルス幅が大きい方が矩形波状であることを特徴とする3次元計測方法。
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