JP2017165342A - 沿線装置及び信号保安システム - Google Patents

沿線装置及び信号保安システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017165342A
JP2017165342A JP2016054645A JP2016054645A JP2017165342A JP 2017165342 A JP2017165342 A JP 2017165342A JP 2016054645 A JP2016054645 A JP 2016054645A JP 2016054645 A JP2016054645 A JP 2016054645A JP 2017165342 A JP2017165342 A JP 2017165342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
security
train
block
message
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016054645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6535622B2 (ja
Inventor
浩行 谷
Hiroyuki Tani
浩行 谷
勝田 敬一
Keiichi Katsuta
敬一 勝田
健二 今本
Kenji Imamoto
健二 今本
佐藤 究
Kiwamu Sato
究 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2016054645A priority Critical patent/JP6535622B2/ja
Publication of JP2017165342A publication Critical patent/JP2017165342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6535622B2 publication Critical patent/JP6535622B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

【課題】保安情報の共有エリアは固定せず、鉄道の運行形態に合わせて柔軟に切り替えることが可能な信号保安システムを提供する。
【解決手段】予め決められたダイヤ情報などの列車10,12の走行計画を把握できる情報に基づき、ある区間内を走行する列車の保安が前記予め決められた区間内に存在する列車や沿線機器を巡回する保安電文1,2,3に基づいて確保される信号保安システムにおいて、保安電文を巡回させる経路を分割し、宛先を決定する宛先決定手段を有すること。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道、モノレール、LRT(Light Rail Transit)、AGT(Automated Guided Train)、車等の車両を運行する際の信号保安に関する。
鉄道では、従来から連動装置が保安の核として、列車の在線位置を検知する軌道回路装置と、転てつ機の転換と鎖錠を行う転てつ機制御装置と、信号灯等を点灯させて列車の進行許可もしくは不許可を運転士に伝達する信号機装置とを連動させて、衝突もしくは脱線する危険のある進路へ列車の進入を許可しない保安システムを構築してきた。
近年、特許文献1に開示のように、ある区間に存在する列車や転てつ機の間で、区間を複数分割したブロック毎の占有権や、転てつ機の状態や、転てつ機への動作指示を記した保安電文を巡回させることでエリアの保安を確保する信号保安システムが考案されている。
また、特許文献2に開示のように、予め決められた区間内を走行する列車の保安が前記予め決められた区間内に存在する列車や沿線機器を巡回する電文に基づいて確保される信号保安システムにおいて、前記電文を巡回させる経路の優先度を予め定めた優先経路表と、前記優先経路表に従って前記電文の宛先を決定する宛先決定手段により、直面した要求進路に関わる列車や転てつ機の保安情報の入手の遅れを回避する信号保安システムが考案されている。
特開2006−232106号公報 特開2010−149673号公報
より広いエリアで列車や沿線設備の保安情報を共有できれば、先にある転てつ機の状態や他の列車の動きを把握した上できめ細かく進路を制御でき、運行効率や保安度を向上できる。また、巡回する保安情報が最新に保たれるほど、高精度に進路を制御でき、運行効率や保安度を向上できる。これは、複雑な経路で列車が走行する場合に適していると考えられる。
ただし、鉄道の運行形態を考慮すると、必ずしも終日広いエリアで保安情報を共有することは求められない。例えば、過密運転を実現するにあたって、巡回する保安情報が最新に保たれたとしても、絶対的な巡回時間が必要であり、それは小さいエリアの巡回時間と比較すると大きいものとなる。つまり、時隔を優先する場合、保安情報の共有エリアは小さいものとすべきである。
一方、過密運転を必要としない時間帯に於いて、列車の走行経路が複雑で広範囲になり、より広いエリアで保安情報を共有すべき場合もある。
特許文献1の信号保安システムでは、保安エリアが保安電文を送受信できるエリアに固定される。直面した要求進路に関わる列車や転てつ機の保安情報であっても、入手が保安電文を一巡する時間の分だけ遅れる可能性がある。また、保安電文の巡回経路に通信品質の確保が難しい経路が含まれ、その確保に要する時間だけ保安情報の入手が遅れる可能性がある。
特許文献2の信号保安システムでは、特許文献1の課題の解決のため、優先経路表にしたがって、保安情報を巡回する順番を効率的にし、直面の情報を必要としている装置へ伝達する時間を最小にするようにした。
特許文献1、特許文献2の信号保安システム共に、保安情報の共有エリアは固定されており、鉄道の運行形態に合わせて柔軟に切り替えることができない。
本発明の沿線装置は、列車の走行経路を制御する沿線装置と予め決められた区間内に存在する列車により送受信され、予め決められた区間を複数に分割したそれぞれのブロックを占有する列車の情報を記録するブロック占有権情報と、送受信する沿線装置と列車の順番を記録するメンバーリストを有する電文を受信し、編集し、メンバーリストに記録された順番に従って電文を送信する対象を決定して送信する沿線装置であって、予め決められた区間を他の装置からの指示に基づいて変更可能であることを特徴とする。
また、本発明の信号保安システムは、上記の沿線装置と、電文を受信し、編集し、前記メンバーリストに記録された順番に従って電文を送信する対象を決定して送信する列車とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、安価で高性能な信号保安システムを提供できる。
図1は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の装置構成の概略を示す図である。 図2は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の仮想的なブロック構成と、分割区間のブロックリストを示す図である。 図3は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の保安電文の回覧区間を一括区間から分割区間へ切り替えを行う転てつ機制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の保安電文の回覧区間を分割区間から一括区間へ切り替えを行う転てつ機制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の転てつ機制御装置の機能ブロック図である。 図6は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の保安電文の構成を示す図である。 図7は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の一括区間時の保安電文の回覧経路と保安電文の内容を示す図である。 図8は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の保安電文の回覧区間を一括区間から分割区間へ切り替えを行う仕組みを説明する図である。 図9は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の保安電文の回覧区間を分割区間から一括区間へ切り替えを行う仕組みを説明する図である。 図10は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の保安電文の回覧区間を分割区間から一括区間へ切り替えを行う仕組みを説明する図である。 図11は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例1の保安電文の回覧区間を分割区間から一括区間へ切り替えを行う仕組みを説明する図である。 図12は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例3の装置構成の概略を示す図である。 図13は、本発明による信号保安システムにおいて、実施例3の仮想的なブロック構成と、分割区間のブロックリストを示す図である。
本発明の各実施例では、信号保安システムに用いる電文を「保安電文」として扱うこととする。本発明の実施の形態の一例である信号保安システムによれば、転てつ機制御装置や信号機などの沿線装置や予め決められた区間内に存在する列車(以下、列車等とする)は保安電文を送受信する。送受信は無線で行うが、地上に設置する沿線装置間や、沿線装置と中央装置間は、光ケーブルなどの有線の通信手段で、送受信を行っても良い。保安電文は、区間内が複数に分割されたブロックの1つ1つに列車の占有権が設定可能なブロック占有権情報と、列車等が保安電文を送受信する順番を示したメンバーリスト情報を有する構成とする。保安電文はこのメンバーリストの情報に従い、列車等の間で送受信される。さらに、保安電文は、送信元の列車等を示す情報と送信先の列車等を示す情報を格納する通信制御欄、予め決められた区間を識別するエリア識別欄、列車から転てつ機制御装置に転てつ機の転換指示を伝える役割を持つ転てつ機方向指示情報欄、反対に転てつ機制御装置から列車へ転てつ機の開通方向を伝える転てつ機方向情報欄を含む。
エリア識別欄には、予め決められた区間を識別する番号が格納されている。前記保安電文を受信した列車等がそれを送受信すべき区間を識別する。本発明では、予め決められた区間の全てのブロックを含む区間を一括区間と呼ぶ。一方、予め決められた区間の全てではない複数のブロックを含む区間を分割区間と呼ぶ。
本発明の実施の形態の信号保安システムは、前記列車と、転てつ機制御装置と、中央装置により構成される。列車運行時、区間に固定された転てつ機制御装置の内、代表1台を予め決め、運行の形態を一括区間から分割区間へ、または、分割区間から一括区間へ指示する場合、予め決めた代表の転てつ機制御装置へ中央装置から指示電文を送信する。さらに、列車、転てつ機制御装置は保安電文に基づいた制御を実施する機能を有する。
以下、本発明の信号保安システムの実施例について図面を参照して説明する。
以下の実施例は、本発明の実施形態の具体例を示すものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。
また、実施例を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略することがある。
本実施例について、図1により説明する。本実施例による信号保安システムの装置構成の概略を示す。予め決めれらた区間内を走行する列車10と列車12がある。列車10には、車上装置11が搭載され、列車12には車上装置13が搭載される。その区間内では、転てつ機41a、41bとそれを制御する転てつ機制御装置23、転てつ機42a、42bとそれを制御する転てつ機制御装置21、転てつ機43a、43bとそれを制御する転てつ機制御装置24、転てつ機44a、44bとそれを制御する転てつ機制御装置22が設置されている。転てつ機41aと41b、42aと42b、43aと43b、44aと44bは、同時に同一方向へ制御可能な機構を持つ。例えば、41aが直進方向に転換するとき、41bも直進方向に転換する。
車上装置11、車上装置13、転てつ機制御装置21、転てつ機制御装置22、転てつ機制御装置23、転てつ機制御装置24は予め決められた区間の情報をデータベースで保持している。前記車上装置と前記転てつ機制御装置は、保安電文を送受信する機能を有する。予め決められた区間内の全てを含む一括区間の指定の場合、経路a、経路b、経路g、経路e、経路f、経路hの順に保安電文1が回覧され、従来技術である信号保安システムの仕組みにより保安を確保した列車運行が可能となる。
しかし、送受信する列車等の装置が多いほど、保安電文が列車等の装置で送受信され一巡するのに時間を要する。過密に運転が必要な区間では、前記保安電文が一巡する時間分、車上装置が最新の保安電文を受信するまでに時間を必要とし、仮に前方のブロックが非占有であるにもかかわらず、ブロック占有権の更新時間が遅れ、列車の運行間隔が増加することが懸念される。そこで、図1の場合、列車10が転てつ機41a、42b、43a、44bの順に通過するように直進し、列車12が転てつ機43b、44a、41b、42aの順に通過するように直進する運行に限定する場合、送受信する列車等の装置の数を少なくし、保安電文が一巡する時間を短くし、列車の運行間隔が増加することを抑えることができる。このとき、送受信する列車等の装置の数の変更は、中央装置31と接続した転てつ機制御装置22で行われる。
中央装置31は、転てつ機制御装置22へ一括区間から分割区間へ変更する指示電文4を送信する。転てつ機制御装置22は、前記指示電文を受信した後、保安電文1を受信後、保安電文1の情報に基づき、保安電文2と保安電文3を作成する。保安電文2のメンバーリストには、列車10、転てつ機制御装置21、転てつ機制御装置22の順で装置番号が格納される。つまり、保安電文2は、経路a、経路b、経路cで送受信されることになる。このとき、保安電文2のエリア識別番号は、列車10が直進する区間を対象とする番号を設定する。これにより、列車10は、自身に関係がある区間の情報を一括区間で保安電文を送受信するよりも早く受信することが可能となる。
保安電文3のメンバーリストには、列車12、転てつ機制御装置24、転てつ機制御装置23の順で装置番号が格納される。つまり、保安電文3は、経路d、経路e、経路fで送受信されることとなる。保安電文3のエリア識別番号は、列車12が直進する区間を対象とする番号を設定する。これにより、列車10は、自身に関係がある区間の情報を一括区間で保安電文を送受信するよりも早く受信することが可能となる。
一方、列車運行はニーズにより変化するものであるので、分割区間内のみでの運用ではニーズが満たされなくなる場合も考えられる。分割区間から一括区間へ変更する場合も、中央装置31からの指示電文で行う。
中央装置31は、分割区間から一括区間への変更を指示する指示電文4を、転てつ機制御装置22へ送信する。転てつ機制御装置22は、保安電文2のメンバーリストに転てつ機制御装置24を追加すると同時に、エリア識別番号を一括区間の番号に変更し、保安電文2は、保安電文1へ更新される。保安電文1は、転てつ機制御装置24に到達したとき、転てつ機制御装置24が、保安電文3のメンバーリストを保安電文1のメンバーリストに転記する。このとき、保安電文を送受信する順序は変更しないように、転てつ機制御装置24の後ろに、転てつ機制御装置23、列車12を追加する。これにより、全装置が保安電文1のメンバーリストに登録され一括区間での制御が開始される。このとき、保安電文3に格納された情報は、それぞれ格納した装置が保安電文1へ転記することで排他制御を継続する。その後、保安電文3は、転てつ機制御装置24に到達したときに削除される。
車上装置は、保安電文を処理する機能を有する。但し、説明の繰り返しを避ける為、以下では、列車で保安電文が処理されると説明する場合がある。これは、列車に搭載された車上装置が保安電文を処理することを意味する。
図2は、仮想的なブロック構成と、分割区間のブロックリストを示す図である。列車が走行する路線全体を複数のブロックに分割する。また、分割したブロックを、一括区間、分割区間A、分割区間Bへそれぞれグループ分けを行う。一括区間のブロックリストには、一括区間のエリア識別番号と列車が走行する路線全体のブロックを格納する。分割区間Aと分割区間Bには、それぞれの列車識別番号と列車が走行する路線の一部のブロックを格納する。実施例では、図1の列車10が直進する区間を分割区間A、列車12が直進する区間を分割区間Bとする。このブロックリストは予め決められており、車上装置、転てつ機制御装置、中央装置が持つデータベースに格納され、それぞれが必要に応じて参照できる。
図3は、保安電文の回覧区間を一括区間から分割区間へ切り替えを行う転てつ機制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101は、転てつ機制御装置が中央装置から受信した指示電文の内容を判定する。分割区間への変更指示の場合、ステップS102の処理へ進む。一括区間への変更指示の場合、本処理を終了する。
ステップS102は、前記指示電文の内容と転てつ機制御装置が記憶している保安電文の状態を比較する処理である。前記指示電文が分割区間への変更指示であり、前記保安電文が一括区間で送受信されている場合、状態の不一致と判断してステップS103の処理へ進む。前記指示電文が分割区間への変更指示であるが、既に前記保安電文が分割区間で送受信されている場合、本処理を終了する。
ステップS103は、転てつ機制御装置の保安電文受信処理である。前記分割区間への変更指示の指示電文を受信時、一括区間の保安電文が送受信されている。そこで、ステップS103では、前記保安電文が前記転てつ機制御装置で受信されるまで待つ。前記保安電文受信後、ステップS104の処理へ進む。
ステップS104は、転てつ機制御装置の保安電文分割処理である。受信した一括区間の保安電文のエリア識別欄、ブロック占有権欄、転てつ機方向指示欄、転てつ機方向状態欄、メンバーリストの情報に基づいて分割区間の保安電文を作成する。ステップS104が終了後、本処理を終了する。
図4は、保安電文の回覧区間を分割区間から一括区間へ切り替えを行う転てつ機制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS201は、転てつ機制御装置が中央装置から受信した指示電文の内容を判定する処理である。一括区間への変更指示の場合、ステップS202の処理へ進む。分割区間への変更指示の場合、本処理を終了する。
ステップS202は、前記指示電文の内容と転てつ機制御装置が記憶している保安電文の状態を比較する処理である。前記指示電文が一括区間への変更指示であり、前記保安電文が分割区間で送受信されている場合、状態の不一致と判断してステップS203の処理へ進む。前記指示電文が一括区間への変更指示であるが、既に前記保安電文が一括区間で送受信されている場合、本処理を終了する。
ステップS203は、転てつ機制御装置の保安電文変更処理である。転てつ機制御装置には、自身がメンバーリストに登録されている分割区間の保安電文が送受信される。前記分割区間の保安電文を受信した場合、一括区間の保安電文へ変更する。具体的には、エリア識別番号の変更と、メンバーリストに他の分割区間のメンバーを追加する。この追加するメンバーは予め決められており、転てつ機制御装置のデータベースに記録されている。前記一括区間の保安電文へ変更が終了後、ステップS204の処理へ進む。
ステップS204は、転てつ機制御装置の一括区間の保安電文送信処理である。ステップS203で変更した一括区間の保安電文を、前記メンバーリストへ追加したメンバーへ送信する。前記一括区間の保安電文の送信が終了後、ステップS205の処理へ進む。
ステップS205は、転てつ機制御装置の保安電文受信処理である。前記送信した一括区間の保安電文とは別に、未だに他の分割区間の保安電文が送受信されている。前記他の分割区間の保安電文が受信されるまで待つ。しかし、同時に前記一括区間の保安電文も送受信されている為、いづれかの保安電文受信後、ステップS206へ進む。
ステップS206は、転てつ機制御装置が受信した電文が、一括区間の保安電文か、分割区間の保安電文かを判定する。一括区間の保安電文を受信した場合、ステップS207の処理へ進む。分割区間の保安電文を受信した場合、ステップS208の処理へ進む。
ステップS207は、転てつ機制御装置の保安電文制御処理である。ステップS206で一括区間の保安電文と判定された場合、ステップS204で送信した保安電文であり、本発明での特別な処理は行わない。従来技術の保安電文を制御する処理を行い、ステップS205を再度実行する。
ステップS208は、転てつ機制御装置の分割区間の保安電文削除処理である。前記他の分割区間の保安電文を受信した場合、本電文を削除し、本処理を終了する。
図5は、転てつ機制御装置22の機能ブロック図である。転てつ機制御装置22は、中央装置31から指示電文を受信することが可能である。中央装置からの指示電文は電文送受信部221で受信する。前記指示電文は、電文送受信部221から演算部に伝送され、演算部で、前記指示電文の処理が行われる。図2で説明したブロックの情報と分割区間のブロックリストは、データベース224に格納される。前記演算部222は、データベースから情報を引き出し、指示電文に格納された指示に従った図3と図4を用いて既に説明した処理を行う。車上装置や、他の転てつ機制御装置から伝送される保安電文は、電文送受信部221で受信し、演算部222で編集され、前記電文送受信部221を介して、再度、車上装置や他の転てつ機制御装置へ送信される。このとき、前記演算部222は、前述の中央装置の指示に従った処理が行われる。保安電文には、転てつ機方向指示欄と転てつ機方向状態欄がある。転てつ機方向指示欄の指示を演算部222は、転てつ機制御部223へ伝達し、転てつ機223は転てつ機225を制御する。転てつ機225の状態を転てつ機制御部223は演算部222へ伝達し、演算部222は、転てつ機制御部223からの転てつ機の状態情報に基づき、受信した保安電文の転てつ機方向状態欄を更新する。
図6は、保安電文の構成を示す図である。保安電文は、エリア識別情報が記されるエリア識別欄51と、送信先及び送信元の情報が記される通信制御欄52と、ブロック占有権情報が記されるブロック占有権欄53と、転てつ機方向指示情報が記される転てつ機方向指示欄54と、転てつ機方向状態情報が記される転てつ機方向状態欄55と、保安電文を送受信するメンバーリスト情報が記されるメンバーリスト56、で構成される。
ブロック占有権欄53には、ブロックの占有権を持つ列車の識別情報が記入される。ブロック占有権とは、列車がブロックに進入するためには必ず確保しなければならない権利である。このブロック占有権は1ブロックに対して1つだけ存在し、他列車による記入がない場合に限り、自列車の識別情報を記入することによって、ブロック占有権を確保することができる。このように、保安電文がブロック占有権の情報を管理する、つまり電文にエリア内を複数分割されたブロックに存在する列車のブロック占有権情報を有することによって、ブロック単位で列車の排他制御が可能となる。
転てつ機方向指示欄54には、列車によって、転てつ機の方向を指示するための指示情報が記入される。転てつ機は、この指示に従って転てつ機の方向を制御する。このように、保安電文が転てつ機に対する方向指示を含むことによって、列車が当該転てつ機の方向を制御することが可能となる。
転てつ機方向状態欄55には、転てつ機によって、転てつ機の方向状態情報が記入される。列車は、この方向状態欄を確認することによって、転てつ機の開通方向を認識する。このように、保安電文が転てつ機の方向状態情報を含むことによって、列車は保安電文を受け取った時に転てつ機の方向を確認することが可能となる。
メンバーリスト56には、保安電文を巡回させる列車と沿線機器である転てつ機の識別情報が送受信する順に記入される。送受信するメンバーは、エリア内に既に進入している全列車と、エリア内に進入しようとしている全列車と、エリア内の全転てつ機である。このように、保安電文自身が保安電文を送受信するメンバーのリスト管理をすることによって、メンバーは保安電文を受け取った時に保安電文を送受信するメンバーの順番を確認することが可能となる。
図7と図8では、保安電文の回覧区間を一括区間から分割区間へ切り替えを行う仕組みを説明する。
まず、図7は、一括区間時の保安電文の回覧経路と保安電文の内容を示す図である。路線全体に存在する、列車A、列車B、転てつ機制御装置A、転てつ機制御装置B、転てつ機制御装置C、転てつ機制御装置Dの間で一括区間の保安電文が送受信されているとする。図7では、簡単の為、それぞれ、列A、列B、転A、転B、転C、転Dと記載する。このとき、前記一括区間の保安電文の内容を図7の下段に示す。エリア識別欄には、一括区間を示す“1“が格納される。ブロック占有権欄には、列車運行時の一例を示す。例えば、列車Aがブロック1、ブロック2、ブロック3の順に走行する場合、ブロック占有権欄の1、2、3の欄は、列Aと記憶される。また同じように、ブロック占有権欄の6、7、8は、列Bと記憶される。配置の順に時計回りで保安電文が送受信される場合、メンバーリストには、列A、転A、転B、列B、転D、転Cの順で記憶される。
転てつ機制御装置Bが中央装置から分割区間への変更の指示電文を受信した時の切り換えの仕組みを図8で説明する。転てつ機制御装置Bが中央装置から前記指示電文を受信した後、一括区間の保安電文を受信したとする。前記一括区間の保安電文には、図7の情報が記憶されている。転てつ機制御装置Bは、前記一括区間の保安電文の情報に基づき分割区間Aの保安電文と、分割区間Bの保安電文を作成する。
分割区間Aの保安電文は、前記一括区間の保安電文を元に生成する。まず、前記一括区間の保安電文のエリア識別欄を、一括区間を指す“1”から、分割区間Aを指す“2”へ変更する。次にブロック占有権欄の分割区間Aに関する情報を残し、分割区間Bに関する情報は次に作成する分割区間Bの保安電文へ転記する。図8の場合、分割区間Aを走行する列車Aの情報を残し、分割区間Bを走行する列車Bの情報を、前記分割区間Bの保安電文に転記する。転てつ機方向指示欄と転てつ機状態欄も、前記ブロック占有権欄と同じように、分割区間Aに関する情報を残し、分割区間Bに関する情報を前記分割区間Bの保安電文へ転記する。メンバーリストは、分割区間Aのメンバーを残し、分割区間Bのメンバーを前記分割区間Bの保安電文に転記する。このとき、転てつ機制御装置は、ブロックに固定されたメンバーであるため一意に転記される。
転てつ機制御装置がどのブロックに所属するかは、図2に示すような、仮想的なブロック構成と、分割区間のブロックリストを示す図から判別する。すなわち、本実施例では、図2(および図1)より、転てつ機制御装置21はブロック2に所属する。以下、転てつ機制御装置22はブロック4に所属、転てつ機制御装置23はブロック7に所属、転てつ機制御装置24はブロック9に所属する。
列車は、ブロックに固定されたメンバーではないので、分割区間A内にブロック占有権を持つメンバーは分割区間Aの保安電文のメンバーに、分割区間B内にブロック占有権を持つメンバーは分割区間Bの保安電文のメンバーに登録される。仮に、分割区間Aと分割区間Bの両方にブロック占有権を持つ列車が存在した場合、両方のメンバーリストに登録する。登録の順番は、前記一括区間のメンバーリストの登録されていた順番に従う。図8の場合、分割区間Aの保安電文には、列A、転A、転Bの順番で登録し、分割区間Bの保安電文には、列B、転D、転Cの順番で登録する。以上の処理が終了した分割区間Aの保安電文と、分割区間Bの保安電文が転てつ機制御装置Bから送信されると、それぞれ登録されたメンバーリストに従って送受信が開始され、分割区間での列車運行が開始される。
図9〜図11は、保安電文の回覧区間を分割区間から一括区間へ切り替えを行う仕組みを説明する。
転てつ機制御装置Bが中央装置から一括区間への変更の指示電文を受信した時、一括区間の保安電文の作成の仕組みを図9で説明する。転てつ機制御装置Bが中央装置から前記指示電文を受信した後、分割区間Aの保安電文を受信したとする。分割区間Aの保安電文には、図8の情報が記されている。まず、転てつ機制御装置Bは、前記分割区間Aの保安電文のエリア識別欄を、分割区間Aを指す“2”から一括区間を指す“1”へ変更する。次に、メンバーリストに、分割区間Bのメンバーを追加する。転てつ機制御装置Bは、予め決められた分割区間Bのメンバーをデータベースに記憶している。予め決める必要があるため、動的に変化する列車はメンバーの候補にならない。図9では、ブロックに固定された転てつ機制御装置Dを前記メンバーとする。転てつ機制御装置Bは、転てつ機制御装置Dをメンバーに追加した一括区間の保安電文を送信し、前記一括区間の保安電文の送受信を開始する。このとき、未だ分割区間Bの保安電文は送受信されている。
図10では、転てつ機制御装置Dが、前記一括区間の保安電文を受信した後の仕組みを説明する。転てつ機制御装置Dは、前記一括区間の保安電文を受信した時、送受信中の分割区間Bの保安電文のメンバーリストの、転てつ機制御装置D以外のメンバーを追加する。メンバーの登録順番は、分割区間Bの保安電文の登録順番とする。図8で示した通り、分割区間Bのメンバーリストは、列B、転D、転Cの順番で登録されている。前記一括区間の保安電文では、既に転Dが登録されている為、転D、転C、列Bの順番で登録する。転てつ機制御装置Dは、前記一括区間の保安電文を送信後、分割区間Bの保安電文を受信した場合、前記分割区間Bの保安電文を削除する。
最後にブロック占有権欄に分割区間Bの情報を追加する仕組みを図11で説明する。ブロック占有権欄は、保安に関わる排他制御を行う情報であり、本発明の信号保安システムにおいて、最も重要となる情報である。ブロック占有権の変更は、ブロック占有権を持ったメンバーしか行うことができない。そのため、図11では、前記分割区間Bの保安電文でブロック占有権を持っていた列車Bは、前記一括区間の保安電文を受信したときにブロック占有権を確保する。前記分割区間Bの保安電文のメンバーは、一括区間に切り換え後、初回に一括区間の保安電文を受信した場合は、前記分割区間Bの保安電文の内容を転記するのみとする。これは、ブロック占有権の競合を防ぐための仕組みである。
本実施例では、沿線装置である転てつ機制御装置は転てつ機を制御するだけでなく、信号機も制御する。それ以外は実施例1と同じである。
図示しないが、信号機は図2のブロック1とブロック2の境界に対応する位置(ここに設置する信号機を信号機301とする)、ブロック3とブロック4の境界に対応する位置(ここに設置する信号機を信号機302とする)、ブロック8とブロック7の境界に対応する位置(ここに設置する信号機を信号機303とする)、ブロック10とブロック9の境界に対応する位置(ここに設置する信号機を信号機304とする)に設置する。
転てつ機制御装置21は信号機301を制御し、転てつ機制御装置22は信号機302を制御し、転てつ機制御装置23は信号機303を制御し、転てつ機制御装置24は信号機304を制御する。
転てつ機制御装置は、ブロック占有権欄53及び転てつ機方向状態欄55の情報に基づいて信号機を制御する。
転てつ機制御装置21は、ブロック2、ブロック3に対応するブロック占有権欄53の欄に同じ識別情報が格納されており、転てつ機41a、42bに対応する転てつ機方向状態欄55の欄に「定位」が格納されている場合、ブロック2からブロック3までの進入、走行を許可する進行現示を行う。
転てつ機制御装置21は、ブロック2、ブロック7、ブロック8に対応するブロック占有権欄53の欄に同じ識別情報が格納されており、転てつ機41a、41bに対応する転てつ機方向状態欄55の欄に「反位」が格納されている場合、ブロック2、ブロック7、ブロック8までの進入、走行を許可する進行現示を行う。
転てつ機制御装置21は、上記以外の場合、進入、走行を許可しない停止現示を行う。
転てつ機制御装置22は、ブロック4、ブロック5に対応するブロック占有権欄53の欄に同じ識別情報が格納されており、転てつ機43a、44bに対応する転てつ機方向状態欄55の欄に「定位」が格納されている場合、ブロック4からブロック5までの進入、走行を許可する進行現示を行う。
転てつ機制御装置22は、ブロック4、ブロック9、ブロック10に対応するブロック占有権欄53の欄に同じ識別情報が格納されており、転てつ機43a、43bに対応する転てつ機方向状態欄55の欄に「反位」が格納されている場合、ブロック4、ブロック9、ブロック10までの進入、走行を許可する進行現示を行う。
転てつ機制御装置22は、上記以外の場合、進入、走行を許可しない停止現示を行う。
転てつ機制御装置23は、ブロック7、ブロック6に対応するブロック占有権欄53の欄に同じ識別情報が格納されており、転てつ機41b、42aに対応する転てつ機方向状態欄55の欄に「定位」が格納されている場合、ブロック7からブロック6までの進入、走行を許可する進行現示を行う。
転てつ機制御装置23は、ブロック7、ブロック2、ブロック1に対応するブロック占有権欄53の欄に同じ識別情報が格納されており、転てつ機41b、41aに対応する転てつ機方向状態欄55の欄に「反位」が格納されている場合、ブロック7、ブロック2、ブロック1までの進入、走行を許可する進行現示を行う。
転てつ機制御装置23は、上記以外の場合、進入、走行を許可しない停止現示を行う。
転てつ機制御装置24は、ブロック9、ブロック8に対応するブロック占有権欄53の欄に同じ識別情報が格納されており、転てつ機43b、44aに対応する転てつ機方向状態欄55の欄に「定位」が格納されている場合、ブロック9からブロック8までの進入、走行を許可する進行現示を行う。
転てつ機制御装置24は、ブロック9、ブロック4、ブロック3に対応するブロック占有権欄53の欄に同じ識別情報が格納されており、転てつ機43b、43aに対応する転てつ機方向状態欄55の欄に「反位」が格納されている場合、ブロック4、ブロック9、ブロック10までの進入、走行を許可する進行現示を行う。
転てつ機制御装置24は、上記以外の場合、進入、走行を許可しない停止現示を行う。
本実施例により、列車の運転士に安全に走行できる転てつ機、ブロックの並びを示すことができる。
本実施例について、図12により説明する。本実施例による信号保安システムの装置構成の概略を示す。
実施例1とは安全側線401を持つことが異なる。それに伴い、転てつ機43a、43bを削除している。安全側線401は列車の進入を検知する進入検知装置500を備える。列車がブロック5に進入し安全に停車できなかった場合、進入検知装置500により安全側線への進入を検知し、中央装置31へ通知する。それ以外の装置構成は実施例1と同じである。
本実施例の仮想的なブロック構成と、分割区間のブロックリストを図13に示す。安全側線は、列車の過走によって起こる本線での列車衝突を防ぐために、意図的に脱線させるために設ける。進入検知装置500による列車の安全側線への進入検知によって、安全側線の近傍での列車脱線時に使用不可となる区間をブロック4、ブロック5、ブロック9、ブロック10と決める。分割区間Aにはこのブロック4、ブロック5を除いたブロック1、ブロック2、ブロック3を割り当てる。分割区間Bにはこのブロック9、ブロック10を除いたブロック6、ブロック7、ブロック8を割り当てる。
列車がブロック5へ進入し安全に停車できず、進入検知装置500が進入を検知した場合、進入検知装置500は中央装置31に進入を通知するので、中央装置31は安全側線401の近傍で事故が発生したと認識する。このとき、中央装置31は、転てつ機制御装置22へ一括区間から分割区間へ変更する指示電文4を送信する。以下の動作は実施例1と同じである。
本実施例により、安全側線の近傍で事故が起こったときに使用不能となる区間に相当するブロックを運行可能な部分から分断することができ、脱線の影響を最低限に抑えることができる。
本実施例による信号保安システムでは、列車は脱線検出装置を備え、列車は脱線検出装置が脱線を検出したとき、脱線の発生を中央装置31に通知する。通知は無線で行う。脱線検出装置は加速度センサを備え、測定される加速度がある閾値以上になった場合や、測定される加速度の変化率がある閾値以上になった場合に脱線が発生したと認識し、脱線を検出する。
列車の脱線検出装置が脱線を検出したとき、列車は、脱線の発生を中央装置31に通知するので、中央装置31は脱線が発生したこと認識する。このとき、中央装置31は、転てつ機制御装置22へ一括区間から分割区間へ変更する指示電文4を送信する。以下の動作は実施例1と同じである。
本実施例により、脱線が発生したときに上り線と下り線を分断でき、脱線の影響を最低限に抑えることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1、2、3 保安電文
4 指示電文
10、12 列車
11、13 車上装置
21、22、23、24 転てつ機制御装置
31 中央装置
41a、41b 転てつ機
42a、42b 転てつ機
43a、43b 転てつ機
44a、44b 転てつ機
経路a〜h 保安電文の巡回経路
51 保安電文のエリア識別欄
52 保安電文の通信制御欄
53 保安電文のブロック占有権欄
54 保安電文の転てつ機方向指示欄
55 保安電文の転てつ機方向状態欄
56 保安電文のメンバーリスト欄
221 転てつ機制御装置の電文送受信部
222 転てつ機制御装置の演算部
223 転てつ機制御装置の転てつ機制御部
224 転てつ機制御装置のデータベース
225 転てつ機
301、302、303、304 信号機
401 安全側線
500 進入検知装置

Claims (7)

  1. 列車の走行路を制御する沿線装置と予め決められた区間内に存在する前記列車により送受信され、前記予め決められた区間を複数に分割したそれぞれのブロックを占有する前記列車の情報を記録するブロック占有権情報と、送受信する前記沿線装置と前記列車の順番を記録するメンバーリストを有する電文を受信し、編集し、前記メンバーリストに記録された順番に従って前記電文を送信する対象を決定して送信する沿線装置であって、
    前記予め決められた区間を他の装置からの指示に基づいて変更可能であることを特徴とする沿線装置。
  2. 請求項1に記載の沿線装置であって、転てつ機を制御することを特徴とする沿線装置。
  3. 請求項1乃至請求項2のいずれか1項に記載の沿線装置であって、信号機を制御することを特徴とする沿線装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の沿線装置と、前記電文を受信し、編集し、前記メンバーリストに記録された順番に従って前記電文を送信する対象を決定して送信する前記列車とを備えることを特徴とする信号保安システム。
  5. 請求項4に記載の信号保安システムであって、
    前記予め決められた区間の変更の指示を前記沿線装置へ出力する中央装置を備えることを特徴とする信号保安システム。
  6. 請求項4乃至請求項5のいずれか1項に記載の信号保安システムであって、安全側線の近傍で事故が起きたときに使用不可となる区間を予め決め、前記予め決められた区間を変更するときには、前記使用不可となる区間を前記予め決められた区間から除くことを特徴とする信号保安システム。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の信号保安システムであって、前記列車の脱線を検出したときに、前記予め決められた区間を変更する信号保安システム。
JP2016054645A 2016-03-18 2016-03-18 信号保安システム Active JP6535622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016054645A JP6535622B2 (ja) 2016-03-18 2016-03-18 信号保安システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016054645A JP6535622B2 (ja) 2016-03-18 2016-03-18 信号保安システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017165342A true JP2017165342A (ja) 2017-09-21
JP6535622B2 JP6535622B2 (ja) 2019-06-26

Family

ID=59912548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016054645A Active JP6535622B2 (ja) 2016-03-18 2016-03-18 信号保安システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6535622B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245010A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Fujitsu Ltd グループ編成管理システムと方法
JP2006232106A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Hitachi Ltd 信号保安システム
JP2007191140A (ja) * 2005-12-22 2007-08-02 Hitachi Ltd 信号保安システム
JP2010149673A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Hitachi Ltd 信号保安システム
EP2860082A1 (en) * 2013-10-01 2015-04-15 Hitachi Ltd. Signaling system

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245010A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Fujitsu Ltd グループ編成管理システムと方法
JP2006232106A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Hitachi Ltd 信号保安システム
JP2007191140A (ja) * 2005-12-22 2007-08-02 Hitachi Ltd 信号保安システム
JP2010149673A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Hitachi Ltd 信号保安システム
EP2860082A1 (en) * 2013-10-01 2015-04-15 Hitachi Ltd. Signaling system

Also Published As

Publication number Publication date
JP6535622B2 (ja) 2019-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9002546B2 (en) Control of automatic guided vehicles without wayside interlocking
JP4375253B2 (ja) 信号保安システム
CN108430852B (zh) 基于列车之间的连接的列车自主行驶控制***用车载联锁***及其联锁方法
CN109715472B (zh) 用于轨道占用确定的***和方法
JP5023052B2 (ja) 信号保安システム
JP6151148B2 (ja) 信号保安システム
WO2017010245A1 (ja) 列車および信号保安システム
JP2006137337A (ja) 列車制御システム、及び列車制御方法
EP3222490B1 (en) System and method for managing a guided vehicle movement authority
JP2017165342A (ja) 沿線装置及び信号保安システム
WO2016088434A1 (ja) 車上装置及び信号保安システム
WO2016038939A1 (ja) 車上装置、列車、及び信号保安システム
WO2017038288A1 (ja) 信号保安システム
JP2019014378A (ja) 列車管理システム及びその制御方法並びに車上装置
JP6568830B2 (ja) 信号保安システム
JP6534624B2 (ja) 車上装置、車上装置を搭載する列車及び信号保安システム
JP6713357B2 (ja) 車上装置、列車、及び信号保安システム
JP2017088078A (ja) 列車保安装置及び信号保安システム
Zhu et al. Introduction to communications-based train control
JP6657012B2 (ja) 信号保安システム
WO2018139013A1 (ja) 信号保安システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6535622

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150