JP6713357B2 - 車上装置、列車、及び信号保安システム - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道、モノレール、LRT(Light Rail Transit)、AGT(Automated Guided Train)、車等の車両を運行する際の車上装置、列車、及び信号保安システムに関する。
信号保安システムは、従来から、線路を一定区間に区切って、その区間を1列車のみに占有させ、その列車が完全に通過し終わるまでは他の列車を進入させないという、閉塞方式によって列車運行の安全を確保してきた。
特許文献1には、信号保安システムに関して、「軌道回路装置は、レールを電気的に絶縁し、一端に電源を、反対側の一端にはリレーを接続して、列車によるレール間の短絡を検知する装置で、装置の維持保守費用が高い」(特許文献1参照)こと等を課題とし、その解決手段として「予め決められた区間内を走行する列車の保安が電文に基づいて確保される信号保安システムにおいて、電文は、予め決められた区間内に存在する列車や沿線機器を巡回し、区間内が複数分割されたブロック1つ1つに列車の占有権が設定可能なブロック占有権情報を有する構成とする」(特許文献1参照)こと等が開示されている。
特開2006−232106号公報
特許文献1の信号保安システムは、仮想的に閉塞区間を設定して列車を制御するものであった。しかし、列車と列車を併結させる時には、1つの閉塞区間に複数の列車を進入させることになり、安全を確保するためには、一方の列車が確実に停止していることを運転士や作業員が確認する作業を必要としていた。さらに、各列車の車上装置で検知した列車位置に基づいて、複数列車間の間隔を制御するシステムでは、安全を確保するために、列車と列車が確実に併結されたことを確認する作業を必要としていた。
本発明は、上記課題に鑑みて、列車と列車を併結させる際の安全性を高めた車上装置、列車、及び信号保安システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、代表的な本発明の車上装置の一つは、走行路を走行する列車の占有範囲情報を含む電文を、他の列車の車上装置との間で受信・送信する車上装置であって、列車が併結される場合には、1つの列車の占有範囲へ他の列車の進入を許可する他列車進入許可情報を前記電文に記入し、前記1つの列車が停止していることを条件に前記他列車進入許可情報を前記電文に記入し、これを消去するまでは前記1つの列車にブレーキを掛け続ける制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、車上装置、列車、又は信号保安システムにおいて、列車と列車を併結させる際の安全性を高めることができる。
実施例1及び2における信号保安システムの一例を示す図である。 実施例1及び2におけるエリアとブロックを示す図である。 実施例1及び2における保安電文の一例を示す図である。 実施例1のステップ1における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。 実施例1のステップ2における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。 実施例1のステップ3における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。 実施例1のステップ4における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。 実施例1のステップ6における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。 実施例2のステップ7における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。 実施例2のステップ8における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。 実施例2のステップ9における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。
保安電文の回覧を利用した信号保安システムにおいては、列車に搭載された車上装置が回覧されてくる保安電文の情報を更新することによって、走行を企図する進路の範囲の占有権を確保して、その範囲に含まれる転てつ器を転換して走行する仕組みである。従って、列車は他の列車と併結するために接近しようとしても、その列車が占有権を持つ範囲には進入することができない。
そこで、列車と列車を併結する場合には、一方の列車が停止していることを運転士や作業員が確認した上で、その列車が占有権を持つ範囲に他方の列車を進入させる必要がある。
実施例1及び2では、各列車の車上装置間で回覧される電文に、一方の列車の車上装置が、列車が停止していることを条件に他列車による自列車の占有範囲への進入許可を与える情報を記入することで、その列車の停止を運転士や作業員が確認せずとも、他方の列車がその列車に対して安全に接近できる信号保安システムを開示する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
最初に実施例1及び2の共通的な事項について図1〜図3を示しながら説明する。図1は、実施例1及び2における信号保安システムの一例を示す図である。実施例1及び2における信号保安システムは、図1に示すように、列車1に搭載される車上装置101と、列車2に搭載される車上装置102と、それらの車上装置間で回覧させる電文である保安電文201とから構成される。
車上装置101、102、103は、それぞれの列車を制御するために必要な機能を備える。例えば、保安電文201を送受信する機能、保安電文201に基づき各列車1、2、3を制御する機能、保安電文201を更新する機能、現在の自列車の位置(特に現在のブロック位置)を検知する機能、現在の自列車の速度(停止しているか否かを含む)を検知する機能等を備えている。
図2は、実施例1及び2におけるブロックをエリアとの関係で示す図である。列車が走行する路線全体を予め決められた複数の制御エリアに分割し、さらに1つの制御エリアを複数のブロックに分割する。実施例1及び2では、図2に示すように、路線全体をエリア10、エリア20、エリア30の3つのエリアに分割し、エリア10をブロック11、ブロック12、ブロック13、ブロック14、ブロック15の5つのブロックに分割している。
エリア10では、左から列車が走行する走行路51が転てつ器55により走行路52と走行路53に分岐されている。ここで、左からブロック11、ブロック12は走行路51の範囲を、ブロック13は転てつ器55を有する範囲を、ブロック14では走行路52の範囲を、ブロック15では走行路53の範囲を示す。
実施例1及び2では、エリア10の制御について説明する。実施例1及び2においては、図1に示すように、エリア10を走行する全列車の車上装置の情報と各列車の占有範囲情報とを1つの保安電文201で管理し、この保安電文201を、エリア内を走行する全列車の車上装置間で回覧させている。保安電文は上記の情報の制御を行える形態であればどのような形態で管理してもよいが、図3を用いて具体例を説明する。
図3は、実施例1及び2における保安電文の一例を示す図である。実施例1及び2では、図3に示すように、保安電文201をエリア識別欄211、メンバーリスト欄212、ブロック占有権欄213、他列車進入許可欄214、進入列車管理欄215を使って整理して説明する。
エリア識別欄211には、保安電文201が管理するエリアの識別情報が記入(記憶)される。実施例1及び2ではエリア10の制御について説明しているので、エリア識別欄211には、「10」と記入される。
メンバーリスト欄212には、当該エリアを走行する各列車の車上装置の識別情報が記入される。各装置はこのメンバーリストに従って保安電文201を回覧する。つまり、保安電文を受け取った装置は、保安電文をこのメンバーリスト上の次の列車番号の車上装置に送信し、メンバーリストの最後の装置はメンバーリストの最初の装置に送信する。ここでは、メンバーリスト1、2、3に、列車1、列車2、列車3が記入されているので、メンバーリスト1、2、3、1、2・・・の順に従い、列車1、列車2、列車3、列車1、列車2・・・の順に保安電文201が回覧される。
ブロック占有権欄213には、当該エリア内の各ブロックに関して占有権を持つ列車の識別情報が記入される。各列車の占有範囲情報は、実施例1及び2では、このブロック占有権欄213を用いて、各列車の占有範囲情報を管理する場合で説明する。つまり、ブロック占有権は、当該ブロックに進入するために必ず確保しなければならないもので、1ブロックに対して1列車だけが確保できるものである。車上装置は、保安電文201を受信した際、進入しようとするブロック占有権欄213を確認し、他列車による記入がない場合に限り、自列車の識別情報を記入することによって、ブロック占有権を確保できる仕組みである。すなわち列車の識別情報を記入されたブロックがその列車の占有範囲となる。
他列車進入許可欄214には、当該ブロックの占有権を確保した列車の車上装置が、他列車の当該ブロックへの進入を許可するか否かの情報が記入される。ここで、占有権を確保したブロックの範囲はその列車の占有範囲となる。ブロック毎に進入を許可する場合は他列車進入許可情報として「許可」と記入され、当該ブロックへの進入が許可される。「不許可」であれば、当該ブロックへの進入は許可されない。
さらに、実施例1及び2では、停止して併結を待つ列車を第1の列車、併結するために第1の列車に接近する列車を第2の列車とした時、第1の列車の車上装置が、自列車が停止していることを条件に、これを許可するものである。
進入列車管理欄215には、他列車進入許可欄214で他列車進入が許可されたブロックへ進入することができる(占有権を持つ列車以外の)すべての列車の識別番号が記入される。実施例1及び2では、第2の列車の車上装置が自列車の識別番号を記入する。
なお、この進入列車管理欄215には、他列車進入が許可されたブロックに、同時進入を許可する列車数分だけ、すべて記入する。このとき識別番号が記入された列車のみがこのブロックへの進入が許可される。ここで、他列車として同時進入を許可する列車の数は予め規定しておくことができるものとする。実施例1及び2では1列車とするが、列車の前後から同時に併結するような運用を行う場合には2列車としてもよい。
(実施例1)
次に、実施例1として、信号保安システムが制御するエリア10において、列車と列車を併結させる仕組みを、停止して併結を待つ列車1に、列車2が接近して併結する場合を例としてステップごとに図4〜図8を示しながら具体例を挙げて説明する。
図4は、実施例1のステップ1における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。ステップ1では、列車1は、ブロック11から列車2との併結を予定しているブロック13まで、ブロックの占有権を確保し、通常制御モードで進入する。この時、列車1の車上装置は、保安電文201が回覧されてきた時に、ブロック11、ブロック12、ブロック13の占有権を確保し、ブロック13の終端までの走行を許可する。このときブロック11、ブロック12、ブロック13の他列車進入許可欄214は「不許可」となるため、ブロック15の列車3は、ブロック13には進入できない。ここで、メンバーリスト欄212は、エリア10内の列車に対して、「列車1」をメンバーリスト「1」に、「列車3」をメンバーリスト「2」に記入する。
図5は、実施例1のステップ2における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。ステップ2では、列車1は、ブロック13に停止して列車2との併結を待つ。この時、列車1の車上装置101は、併結待ちモードに遷移し、保安電文201が回覧されてきた時に、ブロック11、ブロック12の占有権を解放し、ブロック13に他列車進入を許可する情報を記入する。すなわち、ブロック13の他列車進入許可欄214は「許可」となる。ここでの許可は、ブロック13に列車1が停止していることを検知した時のみ可能とする制御とする。そして、併結待ちモード、すなわち他列車進入を許可する情報を記入している間では、列車1の常用ブレーキを動作させて緩解させない制御とする。
図6は、実施例1のステップ3における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。ステップ3では、列車2は、ブロック11の占有権を確保し、通常制御モードで進入して停止する。この時、列車2の車上装置102は、保安電文201が回覧されてきた時に、ブロック11の占有権を確保し、ブロック11の終端までの走行を許可する。ここで、メンバーリスト欄212は、エリア10内の列車2が進入してきた際、「列車2」をメンバーリスト「3」に追加する。
図7は、実施例1のステップ4における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。ステップ4では、列車2はブロック11の終端まで走行して停止すると、列車2の車上装置102は、併結モードに遷移し、保安電文201が回覧されてきた時に、ブロック12の占有権と、ブロック13の進入許可権を確保し、ブロック13への走行を許可する。すなわち、ブロック13の進入列車管理欄215に「列車2」が記入される。なお、併結モードでは列車の速度を併結時に許容される規定速度以下に制限する。すなわち他列車進入許可欄214で「許可」された該当列車(ここでは列車2)は、そのブロック(ここではブロック13)へ規定速度以下の場合に進入が許可される。
ステップ5では、列車2は、ブロック12、ブロック13に進入して列車1と併結する。
図8は、実施例1のステップ6における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。ステップ6では、列車1と列車2の併結が完了した後、列車2の車上装置102は、保安電文201が回覧されてきた時に、ブロック11、ブロック12の占有権と、ブロック13の進入許可権を解放し、被併結モードに遷移する。また、列車1の車上装置101は、列車長を更新した後、保安電文が回覧されてきた時に、ブロック13に記入した他列車進入を許可する情報を消去し、通常制御モードに復帰する。すなわち、ブロック13の他列車進入許可欄214は「許可」から「不許可」となり、ブロック13の進入列車管理欄215の「列車2」は消去される。
このように、本実施例の信号保安システムでは、列車1と列車2の併結を、列車1の車上装置が列車1の停止を保証した上で行うことができる。
(実施例2)
次に、列車間の併結が不完全で、被併結列車が分離してしまった場合に、被併結列車の車上装置がこれを検知し、安全を保証する仕組みを説明する。実施例2では、この仕組みを、実施例1で併結した列車1と列車2がブロック14に進出する場合を具体例に挙げて説明する。実施例2では、実施例1のステップ6の続きとなるステップ7から図9〜11を示しながら説明する。
図9は、実施例2のステップ7における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。ステップ7では、併結が完了した列車1は、ブロック13から予定しているブロック14まで走行するために、まず路上のブロック13の占有権を確保する。次にブロック14終端まで走行するためには、列車1の車上装置101は、保安電文201が回覧されてきた時に、ブロック14の占有権を確保する。すなわち、ブロック14のブロック占有権欄213は「列車1」が記入される。ブロック14の占有権が確保できた際には、列車1にブロック14の終端までの走行を許可する。加えて、保安電文201の回覧順序を、列車1の次に被併結列車の列車2となるようにメンバーリスト欄212を変更する。すなわち、メンバーリスト「1」を「列車1」、メンバーリスト「2」を「列車2」、メンバーリスト「3」を「列車3」とする。
図10は、実施例2のステップ8における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。ステップ8では、列車1と併結されている列車2がブロック13を抜ければ、列車1の車上装置101は、保安電文が回覧されてきた時に、ブロック13の占有権を解放する。すなわち、ブロック占有権欄213のブロック13における「列車1」は削除される。
図11は、実施例2のステップ9における各列車の位置と保安電文の内容を示す図である。ステップ9では、ステップ5で、もし列車1と列車2の併結が不完全であった場合、列車2はブロック13に残留することになるのでこの場合について説明する。
列車2の車上装置102は、列車1から保安電文201が回覧されてきた時、列車2が在線しているブロック13のブロック占有権欄213を確認する。このとき、図10でも示されるように列車1がブロック13を抜ければ、ブロック13におけるブロック占有権欄213の「列車1」は削除され、ブロック13のブロック占有権欄213は空欄に変化する。在線しているブロック13のブロック占有権欄213が空欄に変化していた場合、列車2の車上装置102は、併結列車と分離したと認識し、常用ブレーキを動作させ、当該ブロックの占有権を確保する。すなわち、ブロック13におけるブロック占有権欄213に「列車2」と記入する。これにより、ブロック13への他列車の進入を防ぐことができる。さらに、指令員、運転士、作業員とのインタフェースを備えている場合には、列車分離の警報を報知してもよい。
本発明の信号保安システムは、上述した2つの実施例1、2に示したように、列車と列車を併結させる時、安全を確保するために一方の列車が停止していることを、運転士や作業員ではなく、システムによって保証することが可能となる。また、列車と列車が不完全な併結作業のため分離してしまった場合でも、これをシステムによって安全に検知することができる。このため、運転士や作業員による確認無しでも、列車と列車を併結させる時には一方の列車の車上装置が列車の停止を保証し、列車と列車の併結が不十分で分離した時にはこれを検知し、システムを安全に遷移させることができる。
本発明における実施例では、エリア内に2台の列車が存在する場合で説明したが、当然、列車が2台以上存在してもよい。また、エリア10を4つのブロックに分割したが、4つ以上に細かく分割してもよい。エリア10の全てのブロック占有権、他列車進入許可情報、他列車進入許可権などを1つの保安電文で管理するとしたが、管理する内容が重複しないようにすれば、複数の保安電文で管理してもよい。
本発明における実施例では、各列車の占有範囲や予約範囲をブロック単位で表したが、当然、ある基準点からの相対位置で表してもよいし、緯度経度等の絶対位置で表してもよい。その際、保安電文にはある基準点からの相対位置や緯度経度等の絶対位置で表された各列車の占有範囲が記入される。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。なお本発明は、列車と列車を連結する場合に広く適用することができる。
1、2、3…列車
11、12、13、14、15…ブロック
10、20、30…エリア
101、102、103…車上装置
201…保安電文

Claims (7)

  1. 走行路を走行する列車の占有範囲情報を含む電文を、他の列車の車上装置との間で受信・送信する車上装置であって、
    列車が併結される場合には、1つの列車の占有範囲へ他の列車の進入を許可する他列車進入許可情報を前記電文に記入し、
    前記1つの列車が停止していることを条件に前記他列車進入許可情報を前記電文に記入し、これを消去するまでは前記1つの列車にブレーキを掛け続ける制御を行うことを特徴とする車上装置。
  2. 請求項1に記載の車上装置であって、
    前記電文には、進入列車管理情報を含み、
    前記他の列車が前記1つの列車に併結するために進入が許可された前記1つの列車の占有範囲へ進入する時に、前記進入列車管理情報として前記他の列車の識別番号を前記電文に記入することを特徴とする車上装置。
  3. 請求項に記載の車上装置であって、
    前記進入列車管理情報として前記他の列車の識別番号を予め規定された列車数を超えずに前記電文に記入できるようにし、前記電文に記入された列車が前記1つの列車の占有範囲に進入を許可されることを特徴とする車上装置。
  4. 請求項に記載の車上装置であって、
    前記他の列車が進入が許可された前記1つの列車の占有範囲に進入する際に、速度を予め規定された速度以下に制限することを特徴とする車上装置。
  5. 走行路を走行する列車の占有範囲情報を含む電文を、他の列車の車上装置との間で受信・送信する車上装置であって、
    列車が併結される場合には、1つの列車の占有範囲へ他の列車の進入を許可する他列車進入許可情報を前記電文に記入し、
    複数の列車が併結された場合に、
    進行方向前方となる第一の列車の車上装置は、前記電文の回覧順序を、第一の列車の次に進行方向後方となる第二の列車の車上装置となるように変更し、
    第二の列車の車上装置は、前記電文上で自列車の在線範囲の占有権状態を確認し、在線範囲の占有権が解放されている場合には、前記在線範囲の占有権を確保することを特徴とする車上装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の車上装置を搭載することを特徴とする列車
  7. 請求項1から5のいずれか一項に記載の車上装置を搭載する複数の列車において、各列車の前記車上装置の間で前記複数の列車の占有情報を含む電文が回覧されていることを特徴とする信号保安システム
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