JP2017163416A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】像面位相差検出方式で自動焦点検出を行う撮像装置において、焦点検出の精度の低下を抑制しつつ画素信号を高速に読み出せるようにする。【解決手段】複数の撮像用画素と複数の焦点検出用画素とを備えた画素アレイ102と、画素アレイから画素信号を読み出す読み出し部と、読み出し部により読み出された画素信号を第1の分解能でAD変換する第1のモードと、第1の分解能より高い第2の分解能でAD変換する第2のモードとを有するAD変換部105と、画素アレイから読み出される画素信号に応じて第1のモードと第2のモードを切り替える制御部111とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関するものである。
近年、自動焦点検出技術として、撮像面位相差検出方式と称される手法がある。この手法では、撮影光学系の射出瞳における互いに異なる2つの領域(以下、瞳領域という)を通った光束により形成された一対の被写体像を、撮像素子上に設けられた焦点検出用の複数の画素により光電変換し、これら画素から一対の像信号を得る。そして、この一対の像信号の相関演算により、これらの像信号の相対的位置ずれ量(以後、像ずれ量と記載)を算出し、この像ずれ量から撮影光学系の焦点状態を示すピントずれ量(以後、デフォーカス量と記載)を算出する。
例えば、特許文献1では、1つの焦点検出用画素に対して集光作用を有する1つのマイクロレンズと2つのフォトダイオード(以下、PDという)とが設けられ、この2つのPDが2つの瞳領域からの光束を受光するように構成されている。このような焦点検出用画素を撮像素子に複数設けることで、上述した一対の像信号を得ることができる。
また、特許文献2では、PDの前に設けられた配線層の開口の画素中心に対する偏り方向が互いに異なる2つの焦点検出用画素群を撮像素子に設けている。この2つの焦点検出用画素群が2つの瞳領域からの光束を受光することで一対の像信号を得ることができる。
特開2013−236362号公報 特開2012−80195号公報
ところで、像面位相差検出方式に用いられる焦点検出用画素からの出力信号は焦点検出に用いられため、AD変換を行う際にも高い分解能が要求される。しかし、AD変換を高速化するためにAD変換時の分解能を低くすると、焦点検出用画素の出力信号の分解能が低下し、結果としてデフォーカス量の検出精度が低下してしまう可能性がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、像面位相差検出方式で自動焦点検出を行う撮像装置において、焦点検出の精度の低下を抑制しつつ画素信号を高速に読み出せるようにすることである。
本発明に係わる撮像装置は、複数の撮像用画素と複数の焦点検出用画素とを備えた画素アレイと、前記画素アレイから画素信号を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された画素信号を第1の分解能でAD変換する第1のモードと、前記第1の分解能より高い第2の分解能でAD変換する第2のモードとを有するAD変換手段と、前記画素アレイから読み出される画素信号に応じて前記第1のモードと第2のモードを切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置は、撮影光学系の射出瞳の互いに異なる領域を通過した光束を受光する複数の光電変換素子を有する複数の単位画素を備えた画素アレイと、前記画素アレイから画素信号を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された画素信号を第1の分解能でAD変換する第1のモードと、前記第1の分解能より高い第2の分解能でAD変換する第2のモードとを有するAD変換手段と、前記画素アレイから読み出される画素信号に応じて前記第1のモードと第2のモードを切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、像面位相差検出方式で自動焦点検出を行う撮像装置において、焦点検出の精度の低下を抑制しつつ画素信号を高速に読み出すことが可能となる。
本発明の第1の実施形態における撮像素子の構成を示した図。 撮像素子の画素の電気的な構成を示す図。 撮像素子の撮像用画素の平面図と断面図。 撮像素子の焦点検出用画素の断面図と平面図。 撮像素子の撮像用画素と焦点検出用画素の画素配置図。 第1の実施形態における撮像装置のブロック図。 第1の実施形態におけるAD変換のタイミング図。 第1の実施形態における画素の出力タイミングを説明する図。 第1の実施形態における基準電圧の決定手順を示すフローチャート。 第1の実施形態における基準電圧の決定手順を示すフローチャート。 第1の実施形態におけるAD変換に要する時間についての説明図。 第1の実施形態における基準電圧の決定手順を示すフローチャート。 第2の実施形態における画素の電気的な構成を示す図。 第2の実施形態における撮像素子の撮像用画素の断面図、平面図とその拡大図。 第2の実施形態における画素の出力タイミングを説明する図。 第2の実施形態における基準電圧の決定手順を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態では、複数の焦点検出用画素が撮像面上に離散的に配置された撮像素子を用いた撮像装置を例に挙げて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における撮像素子の構成を示すブロック図である。図1において、撮像素子606は、画素101、画素アレイ102、垂直走査回路103、列信号線104、列処理回路105、水平走査回路106、参照電圧生成部107、タイミング制御回路108(以後TGと表記)、制御線110を有する。撮像素子606は、さらにデジタルアナログ変換回路であるDAC1(109a),DAC2(109b)、スイッチ(SW11)110、セレクタ(SEL11)111、比較器(COMP11)112、カウンタ(カウンタ11)113を有する。
画素アレイ102は、複数の画素101が2次元状に多数配列して構成されている。画素101は、フォトダイオードなどの光電変換部、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、増幅トランジスタ、画素選択トランジスタを含む。詳細は図2を参照して後述する。行単位で画素からの信号の読み出しや画素のリセットを行うため、1行の画素は、それぞれ垂直走査回路103からの制御線110に対して共通に接続される。また、同一列の画素は、画素信号Vsigを読み出すための共通の列信号線104に接続される。
垂直走査回路103は、読み出し行やリセット行の制御を行うため、順番に画素行の選択を行う。走査のタイミングはTG108によって制御される。通常、まず、先頭の画素行から順番にリセット走査が行われ、その後、所定期間に渡って電荷の蓄積が行われた後、再度先頭の画素行から順番に読み出し走査が行われる。電荷を蓄積する期間である上記の所定期間は、例えばTG108からの信号を受けて制御され、被写体の光量などの撮像条件に応じて変更される。またこの電荷蓄積を行う期間を露光期間といい、リセット完了のタイミングから読み出し開始までの期間を示す。
列処理回路105は、SW11(110)、SEL11(111)、COMP11(112)、カウンタ11を備えて構成される。列処理回路105は、画素アレイ102の各列に設けられ、読み出された列信号線104上の画素信号Vsigを、デジタル信号に変換するAD変換回路として動作する。なお、本実施形態では、1列目の列処理回路について説明するが、他の列の列処理回路も同様の動作をする。
SEL11(111)は、広いレンジで信号比較を行い、第1の分解能でAD変換を行う(第1のモード)か、狭いレンジで信号比較を行い、第1の分解能よりも分解能が高い第2の分解能でAD変換を行う(第2のモード)かを選択する。この回路は、画素信号Vsigの信号レベルを基準電圧VREFと比較し、それより以上であればHighを、小さければLowを出力する。基準電圧VREFとの比較のために比較回路(不図示)を用いるが、ここで使用する比較回路は前述のCOMP11(112)ほどの精度は要求されない。画素信号Vsigの信号レベルが少なくとも基準電圧VREFの信号レベル以上の場合に、広いレンジで信号比較を行い、データの分解能の低いAD変換を行うように選択が切り替わればよい。 なお、基準電圧VREFは3種類の異なる電圧値をとることができるものとする。
SW11(110)は、SEL11(111)がHighの場合にCOMP11(112)で比較する参照電圧にVref2を選択し、Lowの場合にはVref1を選択する。ランプ波形状の参照電圧Vref1は、狭いレンジで信号比較を行うデータ分解能の高いAD変換を行う。ランプ波形状の参照電圧Vref2は参照電圧Vref1に比べ単位時間当たりの変化量が4倍であり、広いレンジで信号比較を行うデータ分解能の低いAD変換を行う。
カウンタ11は、SW11(110)によって選択されたランプ波形状の参照電圧Vref1又はVref2と画素信号Vsigを比較し、比較開始からランプ波形の出力値が画素信号Vsigと一致もしくは逆転するまでカウントする。この際得られたカウント値をデジタル信号として出力する。出力されたデジタル信号は、選んだランプ波形によりデータ分解能が異なった状態であるため、後段の撮像信号処理回路に入力され、撮像信号処理回路内でビットシフト処理等の補正処理が行われる。参照電圧Vref1,Vref2はそれぞれTG108から出力されたデジタル信号CS1,CS2に基づいて、DAC1(109a),DAC2(109b)においてランプ波形として生成される。
図2は、画素101の構成を示す回路図である。図1と共通する部分は同じ符号を付している。画素101は、フォトダイオード201、転送トランジスタ202、リセットトランジスタ203、増幅トランジスタ204、選択トランジスタ205、電流源206を備えて構成される。フォトダイオード201は、光電変換により電荷を生成する。画素101には撮像用画素と焦点検出用画素の2種類の画素が存在する。撮像用画素とは、画像信号取得用の画素であり、焦点検出用画素とは自動焦点検出を行う際に必要となるデフォーカス量を算出する1対の像信号取得用の画素である。撮像用画素と焦点検出用画素では、フォトダイオード201は異なる構造を持つ。詳細は後述する。
転送トランジスタ202は、制御パルスφTにより、フォトダイオード201に蓄積された電荷をフローティングディフュージョン部FDへ転送する。増幅トランジスタ204は、フローティングディフュージョン部FD上の電荷をソースフォロア読み出しにより増幅する。リセットトランジスタ203は、制御パルスφRにより、フローティングディフュージョン部FD上の電荷を電源電位でリセットする。選択トランジスタ205は、制御パルスφSELにより、増幅トランジスタ204の出力信号を列信号線104へ出力する。電流源206は、列信号線104に接続される。画素101は、図2の構成だけでなく、選択トランジスタ205を無くして、フローティングディフュージョン部FDに設定する電位で画素の選択制御を行う構成、複数のフォトダイオード201で共通の増幅トランジスタ204を共有する構成等であってもよい。
図3、図4は、それぞれ撮像用画素と焦点検出用画素の断面構造を説明する図である。本実施形態においては、2行×2列の4画素のうち、対角2画素にG(緑色)の分光感度を有する画素(G画素)を配置し、他の2画素にR(赤色)とB(青色)の分光感度を有する画素(それぞれR画素、B画素)を各1個配置したベイヤ配列が採用されている。そして、このベイヤ配列の間に、図4に記載する構造の焦点検出用画素が所定の規則で分散配置される。
図3は、撮像用画素の配置と構造を示す図である。図3(a)は2行×2列の撮像用画素の平面図である。周知のごとく、ベイヤ配列では対角方向にG画素が、他の2画素にR画素とB画素が配置される。そしてこの2行×2列の構造が繰り返し配置される。図3(a)の断面A−Aを図3(b)に示す。
撮像用画素は、画素の最前面に配置されたオンチップマイクロレンズMLと、R(赤色)のカラーフィルタCFR、G(緑色)のカラーフィルタCFG、B(青色)のカラーフィルタCFBのいずれかを有する。さらに撮像用画素は、PD(フォトダイオード201)、CMOSセンサー内の各種信号を伝達する信号線を形成するための配線層CLを有する。撮像用画素は、撮影光学系TLの射出瞳EPを通過した光を受光する。
撮像用画素のオンチップマイクロレンズMLとフォトダイオードPDは、撮影光学系TLを通過した光束を可能な限り有効に取り込むように構成されている。つまり、撮影光学系TLの射出瞳EPとフォトダイオードPDは、マイクロレンズMLにより共役関係にあり、フォトダイオードPDの有効面積は可能な限り大面積に設計される。図3(b)ではR画素の入射光束についてのみ図示しているが、G画素及びB画素も同一の構造となっている。各画素に対応した射出瞳EPは大径となり、被写体からの光束を効率よく取り込んで画像信号のS/N特性が可能な限り良くなるよう設計されている。
図4は、撮影レンズの水平方向(横方向)に瞳分割を行うための焦点検出用画素の配置と構造を示す図である。図4(a)は、焦点検出用画素を含む2行×2列の画素の平面図である。撮像信号を得る場合、G画素は輝度情報の主成分をなす。また、人間の画像認識特性は輝度情報に敏感であるため、G画素が欠損すると画質劣化が認められやすい。一方、R画素もしくはB画素は色情報を取得する画素であるが、人間は色情報には鈍感であるため、色情報を取得する画素は多少の欠損が生じても画質劣化に気づきにくい。そのため本実施形態においては、2行×2列の画素のうち、G画素は撮像用画素として残し、R画素とB画素の一部を焦点検出用画素としている。これを図4(a)においてSA及びSBで示す(それぞれSA画素、SB画素)。 図4ではSA画素とSB画素は斜め方向で隣接しているが必ずしもこの配置である必要はない。
図4(a)のSA画素とSB画素を真横に並べたときの断面A−Aを図4(b)に示す。焦点検出用画素は、画素の最前面に配置されたオンチップマイクロレンズMLと、W(白色)のカラーフィルタCFWを有する。さらに焦点検出用画素は、PD(フォトダイオード201)、CMOSセンサー内の各種信号を伝達する信号線を形成するための配線層CLを有する。SA画素は開口部OPHAを有し、SB画素は開口部OPHBを有し、それぞれ撮影レンズTLの左側の射出瞳EPHA、右側の射出瞳EPHBを通過した光を受光する。
マイクロレンズMLと、フォトダイオードPDは図3(b)に示した撮像用画素と同一構造である。本実施形態においては、焦点検出用画素の信号は出力画像の生成には用いないため、カラーフィルタCFWは色分離用カラーフィルタの代わりに透明膜(White)が配置されている。また、撮像素子で瞳分割を行なうため、配線層CLの開口部はマイクロレンズMLの中心線に対して一方向に偏って配置されている。具体的には、SA画素および、その開口部OPHAは右側に偏って配置されているため、撮影レンズTLの左側の射出瞳EPHAを通過した光束を受光する。同様に、SB画素の開口部OPHBは左側に偏って配置されているため、撮影レンズTLの右側の射出瞳EPHBを通過した光束を受光する。よって、SA画素を水平方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像をA像とする。また、SB画素も水平方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像をB像とする。すると、A像とB像から像ずれ量を算出し、この像ずれ量から被写体像のデフォーカス量を算出することができる。また、垂直方向(列方向)のデフォーカス量を検出したい場合には、SA画素および、その開口部OPHAを上側に、SB画素および、その開口部OPHBを下側に偏って配置させて構成すればよい。
図5は、本実施形態における複数の撮像用画素および複数の焦点検出用画素の配置を示した画素配置図である。図5において、図3におけるR画素、G画素、B画素には、R、G、Bの符号を付している。また、図4におけるSA画素、SB画素には、SA、SBの符号を付している。焦点検出用画素の画素配置では、SA画素、SB画素が画素ペアを構成し、画素ペアが等間隔で配置されている。また、焦点検出用画素群が、撮像用に使用できないことを考慮して、本実施形態では、X、Y方向にある程度の間隔をおいて、離散的に配置されている。
図6は、図1に示す撮像素子を用いた撮像装置のブロック構成を示した図である。図6において、撮像装置1000は、レンズ部601、レンズ駆動部602、メカニカルシャッタ603、絞り604、メカニカルシャッタ・絞り駆動部605、撮像素子606、撮像信号処理回路607、全体制御演算部609を備える。全体制御演算部609には、記録媒体制御インターフェース部610、記録媒体612、操作部615、メモリ部II614が接続されている。また、全体制御演算部609には、バスを介して、メモリ部I608、表示部611、外部インターフェース部613が接続されている。
図6において、撮像素子606は、図1〜図5を用いて説明した撮像素子である。レンズ部601を通った被写体光は絞り604により適切な光量に調整され、撮像素子606上に被写体像として結像される。撮像素子606の撮像用画素で撮像された被写体像(画像信号)は、撮像素子606の周辺回路において相関2重サンプリング、ゲイン調整、アナログ信号からデジタル信号への変換を行うAD変換が行われる。そして、R,Gr,Gb,Bの信号として、撮像信号処理回路607に送られる。撮像信号処理回路607では、ノイズを軽減するローパスフィルタ処理やシェーディング処理、WB処理などの各種の画像信号処理、さらにキズ補正やダークシェーディング補正、黒引き処理等の各種の補正、圧縮等を行って画像信号を作成する。
撮像素子606の焦点検出用画素で取得された被写体像は、撮像素子606の周辺回路において相関2重サンプリング、ゲイン調整、アナログ信号からデジタル信号への変換を行うAD変換が行われ、撮像信号処理回路607に送られる。撮像信号処理回路607では、さらにSA画素の画素群から取得した被写体像であるA像と、SB画素の画素群から取得した被写体像であるB像から像ずれ量を算出する。さらに像ずれ量Xからデフォーカス量が算出され、メモリ部II614に格納される。このデフォーカス量に基づき全体制御演算部609がレンズ駆動部602に指令してレンズ部601を移動させ、自動焦点調節が行われる。
メカニカルシャッタ603は後段の絞り604、撮像素子606へ入射する光の照射時間を機械的に制御する。このメカニカルシャッタ603、絞り604はシャッタ・絞り駆動部605によって駆動制御される。全体制御演算部609は撮像装置全体の制御と各種演算を行う。メモリ部I608は画像データを一時的に記憶する。記録媒体制御インターフェース部610は記録媒体612への画像データの記録または記録媒体612からの画像データの読み出しを行う。表示部611は画像データの表示を行う。記録媒体612は半導体メモリ等の着脱可能な記憶媒体であり、画像データの記録または読み出しを行う。外部インターフェース部613は外部コンピュータ等と通信を行うためのインターフェースである。メモリ部II614は全体制御演算部609での演算結果を記憶する。操作部615によりユーザーが設定した撮像装置の駆動条件に関する情報は、全体制御演算部609に送られ、これらの情報に基づいて撮像装置全体の制御が行われる。
図7は、図1に示した固体撮像素子のAD変換の動作を説明するための図である。AD変換動作は、画素101内のフォトダイオード201で発生した電荷を読み出さないノイズ信号VNsigをAD変換する場合と、画素101内のフォトダイオード201で発生した電荷を読み出す画素信号VSsigをAD変換する場合とで動作が異なる。また、画素信号VSsigが比較的大きい場合と小さい場合とでAD変換動作が異なる。
(画素信号VSsigが比較的小さい場合)
図7(a)は、基準電圧VREF=Vbとしたときに、画素信号VSsigの電圧レベルが基準電圧VREF(閾値)より低い場合のAD変換の動作を説明する図である。ノイズ信号VNsig、画素信号VSsigの順に読み出し、AD変換を行う動作について説明する。
ノイズ信号VNsigを読み出しAD変換を開始する直前t0までに、SEL11(111)の出力はLowに設定される。SW11(110)は、SEL11(111)の出力がLowなのを受け、COMP11(112)で比較する参照電圧としてVref1を選択する。時刻t0〜t1まで参照電圧Vref1はランプ波形状に変化し、カウンタ11(113)は10ビット精度で1クロック毎に1ダウンカウントを行うことでAD変換動作を実施する。
時刻t1では、ノイズ信号VNsigよりもVref1の値が大きくなったことを受けてCOMP11(112)の出力信号がLowからHighに変化する。COMP11(112)の出力信号がHighになったことを受けてカウンタ11(113)はダウンカウントを停止する。このときのカウンタ11(113)のカウント値が、ノイズ信号VNsigをデジタル値に変換した値となる。
その後、画素信号VSsigが読みだされる。SEL11(111)は読み出された画素信号VSsigの出力レベルを、基準電圧VREF=Vbと比較し、それ以上ならばHighを、小さければLowを出力する。図7(a)の場合には画素信号VSsig<Vbであるため、SEL11(111)の出力信号はLowとなる。SW11(110)は、SEL11の出力信号がLowなのを受け、COMP11(112)で比較する参照電圧としてVref1を選択する。
時刻t2では、参照電圧の選択が完了した時点でCOMP11(112)をLowにし、時刻t2〜t3まで参照電圧Vref1をランプ波形状に変化させる。カウンタ11(113)は10ビット精度で1クロック毎に1アップカウントを行うことでAD変換動作を実施する。時刻t3では、画素信号VSsigよりも参照電圧Vref1の値が大きくなったことを受けてCOMP11(112)の出力信号がLowからHighに変化する。COMP11(112)の出力信号がHighになったことを受けてカウンタ11(113)はアップカウントを停止する。その後、カウンタ11(113)のカウント値としてデジタル信号に変換された画素信号VSsigは、後段の撮像信号処理回路607に入力され、各種画像信号処理が施される。
この第1の実施形態では、参照電圧Vref1をランプ波形状に変化させ始める前にAD変換選択期間が設けられており、この期間にSEL11(111)でAD変換における参照電圧の選択を行っている。
図7(a)では、画素信号VSsigがSEL11(111)の基準電圧VREF=Vbよりも小さいので、SEL11(111)の出力がLowとなっている。SEL11(111)の出力を受け、参照電圧はVref1が選択される。カウンタ11(113)は毎クロックに1カウント、カウントアップ動作し、COMP11(112)の出力信号がHighに切り替わったところでカウント動作を停止する。カウンタ11(113)のカウント値は、ビットシフトされることなく出力するように設定される。このように、画素信号VSsigの出力レベルが基準電圧VREF=Vbより低い場合は、狭いレンジで参照電圧との比較動作を行うことで高分解能なAD変換を行なうことができる。また、本実施形態では、画素信号VSsigもノイズ信号VNsigも同じ分解能でAD変換している。そのため、画素信号VSsigの出力レベルからノイズ信号VNsigのレベルを減算するS−N処理は、画素信号VSsigとノイズ信号VNsigのカウント方向を変えるだけで実現することが可能となる。
(画素信号VSsigが比較的大きい場合)
一方、図7(b)は、画素信号VSsigの電圧レベルが基準電圧VREF=Vb以上の場合のAD変換の動作を説明する図である。図7(a)と同様にノイズ信号VNsig、画素信号VSsigの順に読み出し、AD変換を行う動作について説明する。
図7(a)と同様に、時刻t0’までにSEL11(111)の出力をLowに設定し、SW11(110)はCOMP11(112)で比較する参照電圧としてVref1を選択する。そして時刻t0’〜t1’まで参照電圧Vref1をランプ波形状に変化させ、カウンタ11(113)は10ビット精度で1クロック毎に1ダウンカウントを行うことでノイズ信号VNsigのAD変換動作を実施する。
時刻t1’では、ノイズ信号VNsigよりも参照電圧Vref1の値が大きくなったことを受けてCOMP11(112)の出力信号がLowからHighに変化する。COMP11(112)の出力信号がHighになったことを受けてカウンタ11(113)はダウンカウントを停止する。このときのカウンタ11(113)のカウント値が、ノイズ信号VNsigをデジタル値に変換した値となる。
その後、画素信号VSsigが読みだされる。SEL11(111)は読み出された画素信号VSsigの出力レベルと基準電圧VREF=Vbとを比較し、図7(b)の場合には画素信号VSsig≧Vbであるため、SEL11(111)の出力はHighとなる。SW11(110)は、SEL11(111)の出力がHighなのを受け、COMP11(112)で比較する参照電圧としてVref2を選択する。また、SEL11(111)の出力がHighになったことを受け、参照電圧Vref1と参照電圧Vref2の傾きが4倍異なることから、カウンタ11(113)でカウントされた値を2ビット分下位ビット側にシフトさせる。
時刻t2’では、参照電圧の選択が完了した時点でCOMP11(112)をLow にし、時刻t2’〜t3’まで参照電圧Vref2をランプ波形状に変化させる。カウンタ11(113)は10ビット精度で1クロック毎に1カウントアップすることで画素信号VSsigのAD変換を実施する。
時刻t3’では、画素信号VSsigよりも参照電圧Vref2の値が大きくなったことを受けて、COMP11(112)の出力がLowからHighに変化する。COMP11(112)の出力がHighになったことを受けて、カウンタ11(113)はアップカウントを停止する。カウンタ11(113)の停止後、カウンタ11(113)のカウント値としてデジタル信号に変換された画素信号VSsigは、後段の撮像信号処理回路607に入力される。そして、参照電圧Vref1と参照電圧Vref2の傾きが4倍異なることから、2ビット分上位ビット側にビットシフトを行う。その後撮像信号処理回路607において各種画像信号処理が施される。なお、図7(a)の時刻t2〜t4の期間と図7(b)の時刻t2‘〜t4’の期間は同じ時間を要している。
図7(b)では、画素信号VSsigがSEL11(111)の基準電圧VREF=Vb以上であったので、SEL11(111)の出力がHighに切り替わる。その結果、参照電圧はVref2が選択される。カウンタ11(113)は1クロック毎に1カウントアップする動作を行い、COMP11(112)がHighになったところでカウントアップを停止する。その後、デジタル化された画素信号VSsigは、撮像信号処理回路607に入力され、2ビット分上位ビット側にシフトすることで、カウント値を4倍にした値となる。この場合は広いレンジを低分解能ではあるが高速にAD変換したことになる。
図7を用いて説明したように、図7(a)に示すAD変換と図7(b)に示すAD変換を、画像内の各画素の出力信号VSsigの出力レベルが基準信号Vb(基準レベル)よりも大きいか否かに応じて切り替える。そして、出力レベルがVb未満(基準レベル未満)の場合に図7(a)のようにAD変換を行ったデジタルデータと、出力レベルがVb以上(基準レベル以上)の場合に図7(b)のようにAD変換を行ったデジタルデータを合成する。これにより画像内のノイズの目立つ暗い領域は高分解能でAD変換でき、ノイズの目立ちにくい明るい領域は低分解能だが暗い領域よりも相対的に高速にAD変換することが可能となる。上記のAD変換の高速化技術により、撮像素子において画質を劣化させずに画像信号のAD変換速度を向上させ、撮像装置自体の読み出し速度の高速化を可能にしている。
図8は、露光期間後の画素の読み出しタイミングを示した図である。図8において、同期信号φSPはTG108から出力され、トリガー信号φTRiは同期信号φSPを基準として撮像用画素の読み出し開始タイミングを制御し、トリガー信号φTRfは同期信号φSPを基準として焦点検出用画素の読み出し開始タイミングを制御する。トリガー信号φTRiがHiになった後、期間Tiに焦点検出用画素を読み飛ばしながら撮像用画素の読み出しを行う。その後、トリガー信号φTRfがHiになった後に、期間Тfにおいて、期間Tiで読み飛ばされた焦点検出用画素の読み出しを行う。通常、撮像用画素は焦点検出用画素よりも数が多いため、期間Тi>期間Tfとなる。撮像用画素から読み出された画素データを元に画像信号が得られ、焦点検出用画素から読み出された画素データから一対の像ずれ量を検出するための像信号が得られる。
期間Tiでは焦点検出画用素を読み飛ばしながら撮像用画素の信号を読み出しているため、画像信号において焦点検出用画素の存在したアドレスには画素データは存在しない。そこで、読み出し後、焦点検出用画素の存在したアドレスの画素データは、その周辺にある撮像用画素の信号出力値をもとに算出した値で補間する。
以下、図9〜図11を参照して画素信号のAD変換のためのレンジを切り替える基準となる基準電圧を決定する動作について説明する。ここで、基準電圧VREFは異なる3つの値としてVa,Vb,Vcをとるものとする。Vaは常に高分解能でAD変換を行うための基準電圧であり、Vbは撮像用画素からの出力信号用の基準電圧、Vcは焦点検出用画素からの出力信号用の基準電圧である。
Va、Vb、Vcの大小関係は下記の通りであるとする。
Va >Vb>Vc …(1)
Vc =Vb×α …(2)
Va ≧Vsat …(3)
ただし、αは撮像用画素に対する焦点検出用画素の感度の比率を表しており0<α<1とする。またVsatは焦点検出用画素の飽和信号レベルの電圧値とする。
図9は、焦点検出用画素を読み出す場合と、撮像用画素を読み出す場合とで異なる基準電圧VREFの値を選択する動作を示すフローチャートである。
S901において、撮像素子606内のTG108から出力されるトリガー信号φTRi,φTRfに同期して基準電圧VREFを切り替える。すなわち焦点検出用画素が読み出されている期間TfであればS902へ進み、撮像用画素が読み出されている期間TiであればS903へ進む。S902では、基準電圧VREF=Vcとして終了する。S903では、基準電圧VREF=Vbとして終了する。
つまり、基準電圧VREFを撮像用画素と焦点検出用画素とで切り替える。これにより、撮像用画素に比べ相対的に感度が低い焦点検出用画素に対して、画素信号VSsigがVcよりも低い場合に、より高精度にAD変換を行うことが可能となる。
図10は、動画モードにおいて撮影条件のうちの絞りのF値によって基準電圧VREFの値を選択する動作を示すフローチャートである。本実施形態では、図10に示すフローチャートは撮像用画素、焦点検出用画素の2種の画素の内、焦点検出用画素のみの基準電圧を決定するものとする。
S1001において、メモリ部IIに保存されている撮影条件を取得する。S1002において、撮影条件の絞りのF値が閾値Fthよりも大きいか否か判定し、閾値Fthよりも大きければ(絞りが比較的絞られていれば)S1003へ、閾値Fth以下であれば(絞りが比較的開いていれば)S1004へ進む。S1003では、基準電圧VREF=Vaとして終了する。S1004では、基準電圧VREF=Vcとして終了する。
つまり、絞りのF値が所定の値よりも大きく基準電圧VREF=Vaの場合、SEL11(111)は読み出された画素信号VSsigの出力レベルをVaと比較し、画素信号VSsigは常にVaよりも小さいためLowを出力する。そのため、AD変換を行う際の参照電圧はVref1となり、低速だが高ビット精度のAD変換を行うことができる。すなわち、焦点検出用画素において焦点検出が困難な絞りのF値が大きい場合には、AD変換に時間がかかるが高精度の出力信号を得ることができ、焦点検出の困難さを軽減させることができる。
一方、絞りのF値が所定の値以下であり、基準電圧VREF=Vcの場合、SEL11(111)はHighを出力する。そのため、AD変換を行う際の参照電圧はVref2となり、低ビット精度であるが高速に出力信号を得ることができ、高速に焦点検出を行うことができる。
ここで、図11を用いて基準電圧VREF=Vaの場合と基準電圧VREF=Vcの場合における、AD変換精度、AD変換に要する時間の差について説明する。基準電圧VREF=Vcの場合、画素信号VSsigがVcよりも大きければ参照電圧Vref2を選択し、時刻t0”〜t1”までAD変換を10ビット精度で行う。また、画素信号VSsigがVcより小さければ参照電圧Vref1を選択し、時刻t0”〜t1”までAD変換を10ビット精度で行う。基準電圧VREF=Vaの場合、画素信号VSsigはVaよりも常に小さいため参照電圧Vref1を選択し、時刻t0”〜t2”までAD変換を12ビット精度で行う。
上記の通り、基準電圧VREF=Vaの場合のAD変換時間は基準電圧VREF=Vcの場合に比べ4倍の時間となる。一方で基準電圧VREF=Vaの場合のAD変換のビット精度は、画素信号VSsigがVcより大きく基準電圧VREF=Vcの場合に比べて4倍に向上する。
図10では、絞りのF値によって基準電圧VREFを決定しているが、撮影するシーンが自動焦点検出を行う上で苦手なシーンか否かによって基準電圧VREFを決定しても良い。図12を用いて、動画モードにおいて、撮影するシーンが自動焦点検出を行う上で苦手なシーンか否かによって基準電圧VREFを選択する動作について説明する。本実施形態では、図12に示すフローチャートは撮像用画素、焦点検出用画素の2種の画素の内、焦点検出用画素のみの基準電圧を決定するものとする。
S1101において、1フレーム目であればS1104へ、1フレーム目でなければS1102へ進む。S1102では、1フレーム前(前回)のデフォーカス量をメモリII614から取得する。S1103では、取得したデフォーカス量Xと閾値Xthを比較し、デフォーカス量Xが閾値Xthよりも小さければS1104へ、閾値Xth以上であればS1105へ進む。S1104では、基準電圧VREF=Vaとして終了する。S1105では、基準電圧VREF=Vcとして終了する。
つまり、A像とB像のデフォーカス量Xが小さく、基準電圧VREF=Vaの場合、SEL11(111)は読み出された画素信号VSsigの出力レベルをVaと比較し、画素信号VSsigは常にVaよりも小さいためLowを出力する。そのため、AD変換を行う際の参照電圧はVref1となり、低速だが高精度のAD変換を行うことができる。すなわち、焦点検出用画素において、焦点検出の算出に必要なデフォーカス量Xが十分な大きさでないときには、AD変換に時間がかかるが高精度の出力信号を得ることができ、焦点検出の困難さを軽減させることができる。
一方、A像とB像のデフォーカス量Xが大きく基準電圧VREF=Vcの場合、SEL11(111)はHighを出力する。そのため、AD変換を行う際の参照電圧はVref2となり、低精度であるが高速に出力信号を得ることができ、高速に焦点検出を行うことができる。
以上のように基準電圧VREFを撮像用画素と焦点検出用画素とで変えることで、撮像用画素と同じ基準電圧感度を使用するのに比べ、焦点検出用画素の出力レベルが低出力の際により高い分解能でAD変換を行うことができる。
さらに、焦点検出用画素でのデフォーカス量検出精度が低下するような、絞りのF値が所定の値よりも大きい撮影条件下、または苦手シーン撮影時には、精度を優先した基準電圧を設定することで焦点検出精度の低下を軽減させることができる。
以上のように、本実施形態においては、焦点検出用画素と撮像用画素の両方を有し、かつAD変換の高速化技術を適用する撮像素子において、AD変換の高速化技術の切り替えタイミングを焦点検出用画素と撮像用画素でそれぞれ別々に設定する。これにより、SN特性、ダイナミックレンジ特性、読み出し速度、自動焦点検出性能のバランスが適切な撮像素子を提供することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態では、1画素内に2つの隣り合うフォトダイオードを有する画素が撮像素子の撮像面全面に配置された撮像装置を例に説明する。以下図1、図6、図7、図10〜図16を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態における撮像素子の概略構成は第1の実施形態の図1で説明した構成と同様であるため説明を省略する。なお、本実施形態においては撮像装置の基本的な構成と動作および撮像素子の基本的な構成と動作は、第1の実施形態と同様であるので、図および符号を流用して説明する。
図1の撮像素子内の画素101の構成例について図13を用いて説明する。図1と共通する部分は同じ符号を付している。画素101は、2つのフォトダイオード(光電変換素子)1201r,1201l、2つの転送トランジスタ1202r,1202l、リセットトランジスタ1203、増幅トランジスタ1204、選択トランジスタ1205、電流源1206を備える。転送トランジスタ1202、リセットトランジスタ1203、増幅トランジスタ1204、選択トランジスタ1205、電流源1206は、第1の実施形態の図2で説明したものと同様であるためここでは説明を省略する。
第2の実施形態の画素101には、フォトダイオード1201rとフォトダイオード1201lが存在し、それぞれ転送トランジスタ1202r、転送トランジスタ1202lを介して同一のフローティングディフュージョン部FDに接続されている。
転送トランジスタ1202r、転送トランジスタ1202lは、それぞれ制御パルスφTRr,φTRlにより駆動され、フォトダイオード1201r、フォトダイオード1201lに蓄積された電荷をフローティングディフュージョン部FDへ転送する。制御パルスφTRr,φTRlを同時に印加すればフローティングディフュージョン部FD上でフォトダイオード1201r、フォトダイオード1201lのそれぞれに蓄積された電荷を混合して読み出すことも可能である。
図14は、第2の実施形態における画素の配置と構造を示す図である。図14(a)は、2行×2列の画素の平面図である。周知のごとく、ベイヤ配列では対角方向にG画素が、他の2画素にR画素とB画素が配置される。そしてこの2行×2列の構造が繰り返し配置される。
図14(c)は、図14(a)の拡大図である。1つの単位画素(Pixel)はオンチップマイクロレンズ(ML)を有し、2つのフォトダイオード1201r,1201lを備えて構成される。画素の左側に配置されたフォトダイオード1201lをPDl、画素の右側に配置されたフォトダイオード1201rをPDrとする。
図14(b)は、図14(a)のA−A断面図である。マイクロレンズML、フォトダイオードPDl,PDrは、それぞれ図14(c)と同様である。また、1つの画素は、カラーフィルタCF、CMOSセンサー内の各種信号を伝達する信号線を形成するための配線層CLを有する。フォトダイオードPDl,PDrは、光軸中心OAに対して、撮影光学系TLの右側の射出瞳EPHR、左側の射出瞳EPHLをそれぞれ通過した光を受光する。この構成により、2つのフォトダイオード(PD)で瞳分割を行なう。
フォトダイオードPDrで取得した被写体像をA像とする。また、フォトダイオードPDlで取得した被写体像をB像とする。そして、A像とB像から像ずれ量を算出することで、被写体像のデフォーカス量を算出することができる。また、垂直方向(縦方向)のデフォーカス量を算出したい場合には、1画素内に存在する2つのフォトダイオードPDr,PDlを垂直方向に並べて配置すればよい。
第2の実施形態における撮像装置の構成は、第1の実施形態の図6を用いて説明したものと同様であるため詳細な説明を省略する。しかしながら、第2の実施形態では、図13、図14で説明したとおり、撮像素子の画素構成、配置が異なる。そのため、画像信号、一対の像信号を得るための撮像素子606の動作が異なる。
図15を用いて、第2の実施形態における画素の読み出しタイミングについて説明する。図15(a)は、画像信号のみを出力するモード(以後、Мode1と記載)の読み出しタイミングを示している。また、図15(b)は画像信号と一対の像信号のうちの片方の像信号(単位画素内の少なくとも1つのフォトダイオードの信号)を独立して出力するモード(Mode2と記載)のタイミングを示している。ここで、撮像素子606の画素内の2つのフォトダイオードPDr,PDlで光電変換された電荷をそれぞれ電荷Qr,Qlとする。なお、同期信号φSPはTG108から出力される。また、トリガー信号φTRaは同期信号φSPを基準としてフォトダイオードPDrの電荷Qrの読み出し開始タイミングを制御し、トリガー信号φTRbは同期信号φSPを基準として、フォトダイオードPDlの電荷Qlの読み出し開始タイミングを制御する。
本実施形態におけるMode1の動作について図15(a)を用いて説明する。同期信号φSPの立下りに同期してトリガー信号φTRaとφTRbが同時にHiなる。トリガー信号φTRaとφTRbが同時にHiになった後に、期間Тa+bにフォトダイオードPDrの電荷QrとフォトダイオードPDlの電荷Qlを読み出し、FD上で混合し、Qr+Qlとする。なお、電荷Qrと電荷Qlの蓄積時間は、それぞれ同期信号φSPの立下り前に、フォトダイオードPDrとフォトダイオードPDlに対して同時に行われたリセット動作からφTRaとφTRbがHiになるまでの期間である。つまり電荷Qrと電荷Qlは同時刻に同期間露光されて得られた信号である。
その後、ゲイン調整、アナログ信号からデジタル信号への変換を行うAD変換が行われ、Ra+b、Gra+b、Gba+b、Ba+bの信号として、撮像信号処理回路607に送られる。撮像信号処理回路607では、ノイズを軽減するローパスフィルタ処理やシェーディング処理、WB処理などの各種の画像信号処理、さらにキズ補正やダークシェーディング補正、黒引き処理等の各種の補正、画像信号の圧縮等を行って画像データを作成する。同期信号φSPの立下りのたびに同様の動作を繰り返す。
一方、Mode2の動作について図15(b)を用いて説明する。まず、同期信号φSPの立下りに同期してトリガー信号φTRaがHiになる。この時トリガー信号φTRbはLowのままである。φTRaがHiになった後に、期間ТaにフォトダイオードPDrの電荷Qrを読み出す。その後、ゲイン調整、アナログ信号からデジタル信号への変換を行うAD変換が行われ、画素信号Ra,Gra,Gba,Baとして、撮像信号処理回路607に送られる。そして、フォトダイオードPDrの電荷Qrの読み出し動作が完了するまでの所定時間ΔT待った後、トリガー信号φTRbをHiにする。
トリガー信号φTRbがHiになった後に、期間Тa+bにフォトダイオードPDlの電荷QlをFDに読み出し、すでにFD上に読み出されているフォトダイオードPDrの電荷QrとFD上で混合しQr+Qlとする。その後、ゲイン調整、アナログ信号からデジタル信号への変換を行うAD変換が行われ、画素信号Ra+b,Gra+b,Gba+b,Ba+bとして、撮像信号処理回路607に送られる。
電荷Qrと電荷Qlの露光時間は、それぞれのフォトダイオードのリセット動作からトリガー信号φTRa,φTRbがHiになるまでの期間であるが、トリガー信号φTRa,φTRbのHiになるタイミングがずれている。そのため、それぞれのフォトダイオードのリセット動作をずらしている。つまり、同期信号φSPの立下り前に、フォトダイオードPDrのリセット動作後、所定時間ΔT待った後にフォトダイオードPDlのリセット動作を行う。以上のことから、電荷Qrと電荷Qlは、異なる時刻に同じ期間露光される。同期信号φSPの立下りのたびに同様の動作を繰り返す。
撮像信号処理回路607では、画素信号Ra+b,Gra+b,Gba+b,Ba+bと画素信号Ra,Gra,Gba,Baの信号から、フォトダイオードPDlの電荷Ql由来の画素信号Rb,Grb,Gbb,Bbの信号を作成する。さらに、画素信号Ra,Gra,Gba,BaからなるフォトダイオードPDrに由来したA像と、画素信号Rb,Grb,Gbb,BbからなるフォトダイオードPDlに由来したB像から、A像とB像の像ずれ量を算出する。さらに像ずれ量からデフォーカス量Xを算出し、メモリ部II614へ格納する。このデフォーカス量Xに基づき、全体制御演算部609がレンズ駆動部602に指令してレンズ部601を駆動させ、焦点調節動作が行われる。撮像素子606をMode1で駆動させるか、Mode2で駆動させるかは、全体制御演算部609からの撮像素子606内のTG108への制御信号により切り替える。AD変換部のタイミングは、第1の実施形態の図7を用いて説明したものと同様であるため説明を省略する。
図16は、第2の実施形態における画素の基準電圧VREFを決定する動作を示すフローチャートである。図16では、撮像素子をMode1で駆動させる場合とMode2で駆動させる場合とで異なる基準電圧VREFの値を選択する動作について説明する。
S1601において、全体制御演算部609からの撮像素子606内のTG108への制御信号に基づき、撮像素子606の駆動モードがМode1であるか否かを判定する。駆動モードがМode1であればS1602へ進み、駆動モードがМode2であればS1603へ進む。S1602では、基準電圧VREF=Vbとして終了する。S1603では、基準電圧VREF=Vaとして終了する。
つまり、焦点検出用画素を読み出すモードの場合には、常に高精度なAD変換を行うことで、常に高精度な自動焦点検出性能を得ることができる。また、図16では焦点検出用画素を読み出すモードの場合には、常に高精度なAD変換を行なった。しかし、例えば絞りF値が大きい場合や苦手シーンなどのように自動焦点検出を行う上でデフォーカス量の取得が困難な条件のときのみ、高精度なAD変換を行なってもよい。絞りF値に応じて基準電圧VREFを決定する動作は図10に示した動作と同様である。また、撮影するシーンが自動焦点検出を行う上で苦手シーンか否かによって基準電圧VREFを決定する動作は図12に示したものと同様である。
本実施形態では、画素内のフォトダイオードPDの数が2つである場合について説明したが、画素内のフォトダイオードPDの数が4つかそれ以上であっても同様であることは言うまでもない。
以上のように、本実施形態では、画素内に複数のフォトダイオードPDを有し、かつAD変換の高速化技術を適用する撮像素子において、AD変換に使用するランプ波形状の参照信号の切り替え閾値を、駆動モード、撮影条件、または撮影シーンに応じて設定する方法を示した。この方法により、SN特性、ダイナミックレンジ特性、読み出し速度、自動焦点検出性能のバランスが適切な撮像素子を提供することが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
601:レンズ部、602:レンズ駆動部、603:メカニカルシャッタ、604:絞り、605:メカニカルシャッタ・絞り駆動部6、606:撮像素子、607:撮像信号処理回路、609:全体制御演算部

Claims (23)

  1. 複数の撮像用画素と複数の焦点検出用画素とを備えた画素アレイと、
    前記画素アレイから画素信号を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された画素信号を第1の分解能でAD変換する第1のモードと、前記第1の分解能より高い第2の分解能でAD変換する第2のモードとを有するAD変換手段と、
    前記画素アレイから読み出される画素信号に応じて前記第1のモードと第2のモードを切り替える制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の焦点検出用画素は前記複数の撮像用画素の間に離散的に配置されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1のモードと前記第2のモードを前記画素アレイから読み出された画素信号の信号レベルの基準レベルに対する大小関係に基づいて切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記画素信号の信号レベルが前記基準レベル以上である場合に前記第1のモードでAD変換することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記撮像用画素の信号を読み出す場合と前記焦点検出用画素の信号を読み出す場合とで前記基準レベルを変更することを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記撮像用画素の信号を読み出す場合よりも前記焦点検出用画素の信号を読み出す場合の方が前記基準レベルが低くなるように設定することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記基準レベルを、撮影光学系の絞りのF値によって変更することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記撮影光学系の絞りのF値が所定の値よりも大きい場合に、前記基準レベルを高く設定することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記基準レベルを、撮影する被写体のシーンに応じて変更することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、デフォーカス量に基づいて、前記基準レベルを変更することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 撮影光学系の射出瞳の互いに異なる領域を通過した光束を受光する複数の光電変換素子を有する複数の単位画素を備えた画素アレイと、
    前記画素アレイから画素信号を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された画素信号を第1の分解能でAD変換する第1のモードと、前記第1の分解能より高い第2の分解能でAD変換する第2のモードとを有するAD変換手段と、
    前記画素アレイから読み出される画素信号に応じて前記第1のモードと第2のモードを切り替える制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  12. 前記制御手段は、前記第1のモードと前記第2のモードを前記画素アレイから読み出された画素信号の信号レベルの基準レベルに対する大小関係に基づいて切り替えることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記制御手段は、前記画素信号の信号レベルが前記基準レベル以上である場合に前記第1のモードでAD変換することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記制御手段は、前記単位画素内の前記複数の光電変換素子の信号を混合して読み出す場合と、前記単位画素内の前記複数の光電変換素子の少なくとも1つの信号を独立に読み出す場合とで、前記基準レベルを変更することを特徴とする請求項12または13に記載の撮像装置。
  15. 前記制御手段は、前記単位画素内の前記複数の光電変換素子の少なくとも1つの信号を独立に読み出す場合に、前記単位画素内の前記複数の光電変換素子の信号を混合して読み出す場合よりも前記基準レベルが高くなるように設定することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 前記制御手段は、前記基準レベルを、撮影光学系の絞りのF値によって変更することを特徴とする請求項12または13に記載の撮像装置。
  17. 前記制御手段は、前記撮影光学系の絞りのF値が所定の値よりも大きい場合に、前記基準レベルを高く設定することを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記制御手段は、前記基準レベルを、撮影する被写体のシーンに応じて変更することを特徴とする請求項12または13に記載の撮像装置。
  19. 前記制御手段は、デフォーカス量に基づいて、前記基準レベルを変更することを特徴とする請求項12または13に記載の撮像装置。
  20. 複数の撮像用画素と複数の焦点検出用画素とを備えた画素アレイを備える撮像装置の制御方法であって、
    前記画素アレイから画素信号を読み出す読み出し工程と、
    前記読み出し工程において読み出された画素信号を第1の分解能でAD変換する第1のモードと、前記第1の分解能より高い第2の分解能でAD変換する第2のモードとを有するAD変換工程と、
    前記画素アレイから読み出される画素信号に応じて前記第1のモードと第2のモードを切り替える制御工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  21. 撮影光学系の射出瞳の互いに異なる領域を通過した光束を受光する複数の光電変換素子を有する複数の単位画素を備えた画素アレイを備える撮像装置の制御方法であって、
    前記画素アレイから画素信号を読み出す読み出し工程と、
    前記読み出し工程において読み出された画素信号を第1の分解能でAD変換する第1のモードと、前記第1の分解能より高い第2の分解能でAD変換する第2のモードとを有するAD変換工程と、
    前記画素アレイから読み出される画素信号に応じて前記第1のモードと第2のモードを切り替える制御工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  22. 請求項20または21に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  23. 請求項20または21に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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