JP2017159428A - 制御装置、ロボット、及びロボットシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】度当て動作により精度よく位置制御できる制御装置、ロボット、及びロボットシステムを提供する。
【解決手段】制御装置は、マニピュレーターと、力検出部60と、を備えたロボット100の制御装置200であって、力検出部60からの出力と、マニピュレーターの位置を検出する位置検出部70からの出力と、に基づいて求められたマニピュレーターの押し込み量に基づいて、マニピュレーターの動作を制御する制御部202と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置、ロボット、及びロボットシステムに関するものである。
従来、ロボットの外力検出手段を用いた接触検知による位置決め動作(以下、度当て動作)に関し、度当て動作により精度よく位置制御するロボット制御方法が求められている。
例えば、ロボットの接触力検出装置としては、外部からロボットマニピュレーターに対して加えられる接触力を検出し、その外部からの接触力を回避するようにロボットマニピュレーターを動作させるロボットシステムにおいて、外部からの接触力を検出する力検出部を、ロボットマニピュレーター根元のロボットベース部に設置するものなどがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−21287号公報
しかしながら、特許文献1では接触力しか見ていないため、ワークに対して接触した際の押し込み量に関して考慮されていないので、ワークを損傷するおそれがあった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る制御装置は、マニピュレーターと、力検出部と、を有したロボットの制御装置であって、前記力検出部からの出力と、前記マニピュレーターの位置を検出する位置検出部からの出力と、に基づいて求められた前記マニピュレーターの押し込み量に基づいて、前記マニピュレーターの動作を制御する制御部を有することを特徴とする。
本適用例によれば、マニピュレーターの押し込み量を求める。これにより、押し込み量に基づいて、マニピュレーターの動作を制御できる。その結果、度当て動作により精度よく位置制御できる制御装置を提供できる。
[適用例2]上記適用例に記載の制御装置において、前記押し込み量を報知する報知部を有し、前記報知部は、前記押し込み量を表示部に表示させることが好ましい。
本適用例によれば、ユーザーに押し込み量の状況を報せることができる。
[適用例3]上記適用例に記載の制御装置において、前記力検出部からの出力により、前記マニピュレーター、前記マニピュレーターに設けられたエンドエフェクター、又は前記エンドエフェクターが把持する対象物のうち少なくとも一つと、被対象物等との接触を検出する接触検出部と、を備え、前記押し込み量は、前記接触に基づいたタイミングから、前記位置検出部からの出力が変化した変化量に基づいた値であることが好ましい。
本適用例によれば、接触に基づいたタイミングから、位置検出部からの出力が変化した変化量に基づいた値に基づいて、マニピュレーターの動作を制御できる。
[適用例4]上記適用例に記載の制御装置において、前記押し込み量が第1の値を超えている場合、前記制御部は、前記マニピュレーターを停止させることが好ましい。
本適用例によれば、マニピュレーターを即時停止できる。
[適用例5]上記適用例に記載の制御装置において、前記押し込み量が第1の値を超えている場合、前記制御部は、前記力検出部からの出力に基づいて前記マニピュレーターをインピーダンス制御することが好ましい。
本適用例によれば、マニピュレーターの力が弱くなる方向に駆動できる。
[適用例6]上記適用例に記載の制御装置において、前記押し込み量が第1の値を超えている場合、前記制御部は、前記マニピュレーターを停止させるか、又は前記力検出部からの出力に基づいて前記マニピュレーターをインピーダンス制御するか、を選択可能であることが好ましい。
本適用例によれば、押し込み量が第1の値(閾値)を超えた時のマニピュレーターの動作を選択できる。
[適用例7]上記適用例に記載の制御装置において、前記第1の値を設定可能であることが好ましい。
本適用例によれば、精度よく位置制御できる。
[適用例8]上記適用例に記載の制御装置において、前記制御部は、第1の動作を前記マニピュレーターにさせた時の前記押し込み量が、第2の値を超えておらず、前記第1の動作の後であり前記第1の動作と同じ軌道である第2の動作を前記マニピュレーターにさせる場合、前記第2の動作は前記第1の動作よりも速いことが好ましい。
本適用例によれば、マニピュレーターの動作速度に関する学習機能を持たせることができる。
[適用例9]上記適用例に記載の制御装置において、前記制御部は、第1の動作を前記マニピュレーターにさせた時の前記押し込み量が、第3の値を超えておらず、前記第1の動作の後であり前記第1の動作と同じ軌道である第2の動作を前記マニピュレーターにさせる場合、前記第2の動作は前記第1の動作よりも遅いことが好ましい。
本適用例によれば、マニピュレーターの動作速度に関する学習機能を持たせることができる。
[適用例10]上記適用例に記載の制御装置において、前記力検出部からの出力が第4の値を超えているか否かを判定する判定部と、前記判定部からの出力に基づいて、前記マニピュレーターの動作を制御する動作制御部と、を有することが好ましい。
本適用例によれば、度当て動作により精度よく位置制御できる。
[適用例11]本適用例に係るロボットは、上記のいずれか一項に記載の制御装置により制御されることを特徴とする。
本適用例によれば、上記のいずれか一項に記載の制御装置により制御する。その結果、度当て動作により精度よく位置制御できるロボットを提供できる。
[適用例12]本適用例に係るロボットシステムは、上記のいずれか一項に記載の制御装置と、前記制御装置により制御されるロボットと、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、上記のいずれか一項に記載の制御装置と、制御装置により制御されるロボットと、を有する。その結果、度当て動作により精度よく位置制御できるロボットシステムを提供できる。
本実施形態に係るロボットシステムの構成を示す構成図。 本実施形態に係る制御装置の詳細を示すブロック図。 本実施形態に係るロボットにおけるマニピュレーターの押し込み量に基づく、マニピュレーターの動作制御を示すフローチャート。 本実施形態に係る接触力、手先位置、手先速度、押し込み量、接触力積分値の時系列変位を示す図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大又は縮小して表示している。
図1は、本実施形態に係るロボットシステムの構成を示す構成図である。
本実施形態に係るロボットシステム2は、制御装置200と、制御装置200により制御されるロボット100と、を備えている。
本実施形態に係るロボット100は、図1に示すように、基台10に固定されたマニピュレーター20、マニピュレーター20の先端側に設けられたエンドエフェクター30と、マニピュレーター20とエンドエフェクター30との間に設けられた力検出部60と、を備えている。ロボット100は、力検出部60からの出力と、マニピュレーター20の位置を検出する位置検出部70(後述)からの出力と、に基づいてマニピュレーター20の押し込み量を求める。
基台10は、マニピュレーター20を回動させるための動力を発生させるアクチュエーター(図示せず)及びアクチュエーターを制御する制御装置200等を収納する機能を有する。また、基台10は、例えば、床、壁、天井、及び移動可能な台車上などに固定される。
マニピュレーター20は、軸回転ジョイント21a,21b,21cと平面回転ジョイント22a,22b,22cとにより、基台軸10aとアーム23a,23b,23c,23d,23e,23fと、を繋ぎ、自由度6を有している。軸回転ジョイント21a,21b,21cはアーム回りに図示矢印Ra方向に両回転し、平面回転ジョイント22a,22b,22cは、繋ぎあうアームを相対的に図示矢印Rb方向に両回転させる。
エンドエフェクター30は、対象物を把持する機能を有する。エンドエフェクター30は、第1指及び第2指を有している。マニピュレーター20の駆動によりエンドエフェクター30が所定の動作位置まで到達した後、第1指及び第2指の離間距離を調整することにより、対象物を把持することができる。
なお、エンドエフェクター30は、ここでは、ハンドであるが、本実施形態では、これに限定されるものではない。エンドエフェクターの他の例としては、例えば、部品検査用器具、部品搬送用器具、部品加工用器具、部品組立用器具、及び測定器等が挙げられる。
力検出部60は、エンドエフェクター30に加えられる外力を検出する機能を有する。力検出部60が検出する力を制御装置200にフィードバックすることにより、ロボット100は、より精密な作業を実行することができる。また、力検出部60が検出する力によって、ロボット100は、エンドエフェクター30の障害物への接触等を検知することができる。そのため、従来の位置制御では困難だった障害物回避動作及び対象物損傷回避動作等を容易に行うことができ、ロボット100は、より安全に作業を実行することができる。また、信頼性の高いロボット100を提供できる。
なお、図示の構成では、マニピュレーター20は、合計6本のアームによって構成されているが、本実施形態はこれに限られない。マニピュレーター20が、1本のアームに構成されている場合、2〜5本のアームによって構成されている場合、及び7本以上のアームによって構成されている場合も本実施形態の範囲内である。
力検出部60は、アーム23fに設けられている。力検出部60は、ロボット100とロボット100以外との接触量を検出する。力検出部60は、ジャイロセンサー、力覚センサー、トルクセンサー、モータートルク、或いは接触センサーでもよい。
表示部102は、押し込み量を表示する。これによれば、ユーザーに押し込み量の状況を報せることができる。
ロボット100は、位置検出部70を備えている。位置検出部70及び表示部102は、ロボット本体或いはロボット周辺に設置されている。
位置検出部70は、ロボット100の接触点が被対象物50に対してどの程度押し込まれているかを検出する。位置検出部70は、例えばエンコーダーや撮像部である。エンコーダーは、ロボット100の各軸のアクチュエーターに付属していてもよい。撮像部は、手先位置を撮像してもよい。
力検出部60及び位置検出部70によって検出される検出値は制御装置200により後述する演算処理が行われる。また、制御装置200は、コンピューターなどの外部制御装置300からの指示・制御データを受け、ロボット100の駆動を制御する。
図2は、本実施形態に係る制御装置200の詳細を示すブロック図である。
制御装置200は制御部202と、報知部204と、を備えている。
制御部202はマニピュレーター20の押し込み量を求める。制御部202は、力検出部60からの出力と、マニピュレーター20の位置を検出する位置検出部70からの出力と、に基づいてマニピュレーター20の押し込み量を求める。制御部202は、求めたマニピュレーター20の押し込み量に基づいて、マニピュレーター20の動作を制御する。
報知部204はユーザーに押し込み量を報知する。報知部204は押し込み量を表示部102に表示させる。これによれば、ユーザーに押し込み量の状況を報せることができる。
制御部202は、閾値設定部206と、接触検出部208と、接触力判定部(判定部)210と、押し込み量判定部212と、動作指令生成部214と、動作制御部216と、を備えている。
閾値設定部206は閾値を設定する。これによれば、精度よく位置制御できる。閾値設定部206は、接触検出閾値、接触力過大閾値(第4の値)、及び押し込み量過大閾値(第1の値)を設定する。接触検出閾値は度当てしたかどうかを検出する値である。接触力過大閾値は危険な接触力かどうかを判定する値である。押し込み量過大閾値は危険な押し込み量かどうかを判定する値である。
接触検出部208は接触力を算出する。接触検出部208は接触力が接触検出閾値以上か未満かを検出する。接触検出部208は、接触力が接触検出閾値以上である場合、接触点まで度当て動作したとして接触ありと検出する。接触検出部208は、接触力が接触検出閾値未満である場合、接触点まで度当て動作していないとして接触なしと検出する。
接触検出部208は、力検出部60からの出力により、マニピュレーター20、マニピュレーター20に設けられたエンドエフェクター30と、作業台40に固定された被対象物50との接触を検出する。接触検出部208は、力検出部60からの出力により、エンドエフェクター30が把持する対象物と、作業台40に固定された被対象物50との接触を検出する。接触検出部208は、力検出部60からの出力により、マニピュレーター20、マニピュレーター20に設けられたエンドエフェクター30、又はエンドエフェクター30が把持する対象物のうち少なくとも一つと、作業台40に固定された被対象物50との接触を検出する。押し込み量は、接触に基づいたタイミングから、位置検出部70からの出力が変化した変化量に基づいた値である。これによれば、接触に基づいたタイミングから、位置検出部70からの出力が変化した変化量に基づいた値に基づいて、マニピュレーター20の動作を制御できる。
接触力判定部210は接触力を算出する。接触力判定部210は、力検出部60からの出力が接触力過大閾値を超えているか否かを判定する。接触力判定部210は、接触力が接触力過大閾値以上か未満かを判定する。接触力判定部210は、接触力が接触力過大閾値以上である場合、対象物及び被対象物50が壊れる可能性があり、危険であると判定する。接触力判定部210は、接触力が接触力過大閾値未満である場合、安全であると判定する。接触力判定部210は接触力による判定結果を出力する。
なお、接触力の算出方法は、接触検出後からの接触力の積分値でもよいし、接触時点からの積分値でもよい。また、複数の指標を用いてもよい(例えば、ピークと積分値の両方など)。接触力の大きさは、ピークでも積分値でも平均値でもよい。
押し込み量判定部212は押し込み量を算出する。押し込み量は、接触検出後からの押し込み量でもよいし、接触時点からの押し込み量でもよい。押し込み量判定部212は、押し込み量が押し込み量過大閾値以上か未満かを判定する。押し込み量判定部212は、押し込み量が押し込み量過大閾値以上である場合、対象物及び被対象物50が壊れる可能性があり、危険であると判定する。押し込み量判定部212は、押し込み量が押し込み量過大閾値未満である場合、安全であると判定する。押し込み量判定部212は、押し込み量による判定結果を出力する。
押し込み量判定部212は、押し込み量が押し込み量過大閾値を超えている場合、マニピュレーター20を停止させる。又は、押し込み量判定部212は、力検出部60からの出力に基づいてマニピュレーター20をインピーダンス制御する。押し込み量判定部212は、マニピュレーター20を停止させるか、又はマニピュレーター20をインピーダンス制御するか、を選択可能である。これによれば、押し込み量が第1の値(閾値)を超えた時のマニピュレーター20の動作を選択できる。
動作指令生成部214は動作指令を生成する。動作指令生成部214は、接触力判定部210の接触力と押し込み量判定部212の押し込み量による判定結果から動作指令を生成する。動作指令生成部214は、判定結果が危険である場合、緊急停止、逆再生動作、或いはインピーダンス制御で倣い動作等の動作指令を生成する。動作指令生成部214は、判定結果が安全である場合、度当て動作継続の動作指令を生成する。
動作指令生成部214は、押し込み量が押し込み量過大閾値を超えている場合、マニピュレーター20を停止させるように動作指令を生成する。これによれば、マニピュレーター20を即時停止できる。
動作指令生成部214は、押し込み量が押し込み量過大閾値を超えている場合、力検出部60からの出力に基づいてマニピュレーター20をインピーダンス制御するように動作指令を生成する。これによれば、マニピュレーター20の力が弱くなる方向に駆動できる。
動作制御部216は、動作指令に基づいてロボット100を動作制御する(電力供給する)。動作制御部216は、接触力判定部210からの出力に基づいて、マニピュレーター20の動作を制御する。これによれば、度当て動作により精度よく位置制御できる。
動作制御部216は、押し込み量が押し込み量過大閾値を超えている場合、マニピュレーター20を停止させる。これによれば、マニピュレーター20を即時停止できる。
動作制御部216は、押し込み量が押し込み量過大閾値を超えている場合、力検出部60からの出力に基づいてマニピュレーター20をインピーダンス制御する。これによれば、マニピュレーター20の力が弱くなる方向に駆動できる。
図3は、本実施形態に係るロボット100におけるマニピュレーター20の押し込み量に基づく、マニピュレーター20の動作制御を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートに基づき、ロボット100のマニピュレーター20の押し込み量に基づく、マニピュレーター20の動作制御について説明する。
先ず、ステップS10の閾値設定では、閾値設定部206は、度当てしたかどうかを判定する接触検出閾値、危険な接触力かどうかを判定する接触力過大閾値、及び危険な押し込み量かどうかを判定する押し込み量過大閾値を設定する。
次に、ステップS20の度当て動作では、接触検出部208は、接触力を算出する。
次に、ステップS30の接触検出では、接触検出部208は、接触の有り/なしの検出を行う。接触検出部208は、接触力が接触検出閾値以上か未満かを検出する。接触検出部208は、接触力が接触検出閾値以上である場合、接触点まで度当て動作したとして接触ありと検出する。接触検出部208は、接触力が接触検出閾値未満である場合、接触点まで度当て動作していないとして接触なしと検出する。
次に、ステップS40の接触力と位置との検出では、接触力判定部210は、接触力を算出する。押し込み量判定部212は、押し込み量を算出する。
次に、ステップS50の接触力判定では、接触力判定部210は、危険閾値以上/危険閾値未満の判定を行う。接触力判定部210は、接触力が接触力過大閾値以上か未満かを判定する。接触力判定部210は、接触力が接触力過大閾値以上である場合、対象物及び被対象物50が壊れる可能性があり、危険であると判定する。接触力判定部210は、接触力が接触力過大閾値未満である場合、安全であると判定する。
次に、ステップS60の押し込み量判定では、押し込み量判定部212は危険閾値以上/危険閾値未満の判定を行う。押し込み量判定部212は押し込み量が押し込み量過大閾値以上か未満かを判定する。押し込み量判定部212は、押し込み量が押し込み量過大閾値以上である場合、対象物及び被対象物50が壊れる可能性があり、危険であると判定する。押し込み量判定部212は、押し込み量が押し込み量過大閾値未満である場合、安全であると判定する。
次に、ステップS70の回避動作では、動作指令生成部214は動作指令を生成する。動作指令生成部214は、接触力判定部210の接触力と押し込み量判定部212の押し込み量による判定結果から動作指令を生成する。動作指令生成部214は、判定結果が危険である場合、緊急停止、逆再生、或いはインピーダンス制御で倣い動作等の動作指令を生成する。動作指令生成部214は、判定結果が安全である場合、度当て動作継続の動作指令を生成する。動作制御部216は、動作指令に基づいてロボット100を動作制御する(電力供給する)。
次に、ステップS80の報知では、報知部204は、押し込み量を表示部102に表示させる。
次に、ステップS90の度当て動作完了判定では、制御部202は、度当て動作の完了/未完了の判定を行う。
図4は、本実施形態に係る接触力、手先位置、手先速度、押し込み量、接触力積分値の時系列変位を示す図である。縦軸は、接触力、手先位置、手先速度、押し込み量、及び接触力積分値を示している。横軸は時間軸であり、接触開始、接触検出、度当て動作完了、及び次の動作へ移行の時系列変位を示している。
接触力の時系列変位では閾値として接触力過大閾値及び接触検出閾値を示している。押し込み量の時系列変位では閾値として押し込み量過大閾値を示している。接触力積分値(接触量)の時系列変位では閾値として接触力積分過大閾値を示している。
制御装置200は、押し込み量や接触量が各閾値より過大な場合の処理は、ユーザーに押し込み量を報知する。また、制御装置200は、次回動作の度当て時の速度を遅くする、或いは余裕があれば速度を上げてタクトタイム短縮等を行う。
(実施例1)
本実施例では、接触力と押し込み量とから、時間経過に余裕があれば次回動作では度当て動作時の速度を速くする。
動作指令生成部214は、第1の動作をマニピュレーター20にさせた時の押し込み量が、第2の値を超えておらず、第1の動作の後であり第1の動作と同じ軌道である第2の動作をマニピュレーター20にさせる場合、第2の動作は第1の動作よりも速くなるように動作指令を生成する。これによれば、マニピュレーター20の動作速度に関する学習機能を持たせることができる。また、接触力と押し込み量とから、余裕があれば次回動作では度当て動作時の速度を大きくできる。
(実施例2)
本実施例では、接触力と押し込み量とから、時間経過に余裕がなければ次回動作では度当て動作時の速度を遅くする。
動作指令生成部214は、第1の動作をマニピュレーター20にさせた時の押し込み量が、第3の値を超えておらず、第1の動作の後であり第1の動作と同じ軌道である第2の動作をマニピュレーター20にさせる場合、第2の動作は第1の動作よりも遅くなるように動作指令を生成する。これによれば、マニピュレーター20の動作速度に関する学習機能を持たせることができる。また、接触力と押し込み量とから、余裕がなければ次回動作では度当て動作時の速度を小さくできる。
なお、第2の値は第3の値と同じ値でもよいし、異なる値でもよい。また、第2の値を第3の値より大きく設定してもよいし、第2の値を第3の値より小さく設定してもよい。
本実施形態によれば、マニピュレーター20の押し込み量を求める。これにより、押し込み量に基づいて、マニピュレーター20の動作を制御できる。その結果、度当て動作により精度よく位置制御できる制御装置200を提供できる。
また、力検出部60による接触検出を利用した位置決め動作をする際に、接触力の大きさと接触対象への押し込み量の閾値設定機能を持ち、それらを監視し異常時にアラームを出しユーザーに知らせられる。
本実施形態によれば、ロボット100は、制御装置200により制御される。その結果、度当て動作により精度よく位置制御できるロボット100を提供できる。
本実施形態によれば、ロボットシステム2は、制御装置200と、制御装置200により制御されるロボット100と、を備える。その結果、度当て動作により精度よく位置制御できるロボットシステム2を提供できる。
以上、本発明のロボットを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前記実施形態では、ロボット(基台)が固定される平面(面)は、水平面と平行な平面(面)であるが、本発明では、これに限定されず、例えば、水平面や鉛直面に対して傾斜した平面(面)でもよく、また、鉛直面と平行な平面(面)であってもよい。すなわち、第1回動軸は、鉛直方向や水平方向に対して傾斜していてもよく、また、水平方向と平行であってもよい。
また、本発明のロボットは、垂直多関節ロボットに限らず、水平多関節ロボットやパラレルリンクロボット、双腕ロボットなどでも同様の効果が得られる。また、本発明のロボットは、6軸ロボットに限らず、7軸以上のロボットや5軸以下のロボットでも同様の効果が得られる。また、本発明のロボットは、マニピュレーターを有していれば、マニピュレーター型ロボット(ロボットマニピュレーター)に限定されず、他の形式のロボット、例えば、脚式歩行(走行)ロボット等であってもよい。
2…ロボットシステム 10…基台 10a…基台軸 20…マニピュレーター 21a,21b,21c…軸回転ジョイント 22a,22b,22c…平面回転ジョイント 23a,23b,23c,23d,23e,23f…アーム 30…エンドエフェクター 40…作業台 50…被対象物 60…力検出部 70…位置検出部 100…ロボット 102…表示部 200…制御装置 202…制御部 204…報知部 206…閾値設定部 208…接触検出部 210…接触力判定部(判定部) 212…押し込み量判定部 214…動作指令生成部 216…動作制御部 300…外部制御装置。

Claims (12)

  1. マニピュレーターと、力検出部と、を有したロボットの制御装置であって、
    前記力検出部からの出力と、前記マニピュレーターの位置を検出する位置検出部からの出力と、に基づいて求められた前記マニピュレーターの押し込み量に基づいて、前記マニピュレーターの動作を制御する制御部を有することを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記押し込み量を報知する報知部を有し、
    前記報知部は、前記押し込み量を表示部に表示させることを特徴とする制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の制御装置において、
    前記力検出部からの出力により、前記マニピュレーター、前記マニピュレーターに設けられたエンドエフェクター、又は前記エンドエフェクターが把持する対象物のうち少なくとも一つと、被対象物等との接触を検出する接触検出部と、を備え、
    前記押し込み量は、前記接触に基づいたタイミングから、前記位置検出部からの出力が変化した変化量に基づいた値であることを特徴とする制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記押し込み量が第1の値を超えている場合、
    前記制御部は、前記マニピュレーターを停止させることを特徴とする制御装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記押し込み量が第1の値を超えている場合、
    前記制御部は、前記力検出部からの出力に基づいて前記マニピュレーターをインピーダンス制御することを特徴とする制御装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記押し込み量が第1の値を超えている場合、
    前記制御部は、前記マニピュレーターを停止させるか、又は前記力検出部からの出力に基づいて前記マニピュレーターをインピーダンス制御するか、を選択可能であることを特徴とする制御装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記第1の値を設定可能であることを特徴とする制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記制御部は、第1の動作を前記マニピュレーターにさせた時の前記押し込み量が、第2の値を超えておらず、前記第1の動作の後であり前記第1の動作と同じ軌道である第2の動作を前記マニピュレーターにさせる場合、前記第2の動作は前記第1の動作よりも速いことを特徴とする制御装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記制御部は、第1の動作を前記マニピュレーターにさせた時の前記押し込み量が、第3の値を超えておらず、前記第1の動作の後であり前記第1の動作と同じ軌道である第2の動作を前記マニピュレーターにさせる場合、前記第2の動作は前記第1の動作よりも遅いことを特徴とする制御装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記力検出部からの出力が第4の値を超えているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部からの出力に基づいて、前記マニピュレーターの動作を制御する動作制御部と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の制御装置により制御されることを特徴とするロボット。
  12. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の制御装置と、前記制御装置により制御されるロボットと、を有することを特徴とするロボットシステム。
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