JP2017151308A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データの輝度分布を示す情報の利用についての利便性を向上することができる技術を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、入力画像データの輝度に関連した輝度関連値の分布を、輝度関連値に対応する目盛を有する軸を用いて示す情報である分布情報を生成する情報処理装置であって、画像データの階調特性に関連した情報である階調特性情報を取得する第1取得手段と、前記軸の目盛の分布を含む軸特性に関連した情報である軸特性情報を取得する第2取得手段と、前記入力画像データ、前記階調特性情報、及び、前記軸特性情報に基づいて、前記入力画像データの輝度関連値の分布を、前記軸特性情報に基づく前記軸を用いて示す分布情報を生成する生成手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関する。
画像データの輝度分布を直感的に把握するために、波形モニタ装置が一般的に用いられている。波形モニタ装置では、画像データの2次元ヒストグラムが取得され、波形がオシロスコープのように表示される(特許文献1)。また、波形の濃淡表示が可能なデジタルオシロスコープがある。そのようなデジタルオシロスコープに関する技術として、波形の濃淡分布が観察しやすくなるように、入力データのデータ値の分布を正規化する技術が提案されている(特許文献2)。
撮影において、光電変換特性(Optical−Electro Function:OETF)として、IUT−R Rec. BT.709、DCI等の規格であるγ2.2〜γ2.6の階調特性がよく用いられている。撮影における光電変換特性は、センサーによって得られた輝度関連値(輝度に関連した値)を画像データのデータ値に変換するための特性である。一方、データ値を表示の輝度関連値に変換するための特性は、「電光変換特性(Electro−Optical Transfer Function:EOTF)」と呼ばれる。階調特性は、輝度関連値とデータ値の対応関係である。
そして、近年では、SMPTE ST2084、ARIB STD−B67等の新たな階調特性の利用が増している。このような新たな階調特性は、例えば、ハイダイナミックレンジ(HDR)での表示を行うことができる画像表示装置のEOTFとして使用される。HDRは、一般的なダイナミックレンジ(スタンダードダイナミックレンジ:SDR)よりも広いダイナミックレンジである。HDRでは、SDRでサポートされていない高い輝度がサポートされている。
しかしながら、上述した従来の波形モニタ装置を用いた場合には、ユーザーは、SMPTE ST2084、ARIB STD−B67等の非線形なEOTFを有する画像データの正確な輝度分布を容易に把握することができない。特に、ユーザーは、高輝度範囲についての正確なコントラスト感を容易に把握することができない。なぜならば、これらのEOTFの高輝度範囲では、データ値の変化に対する輝度関連値の変化の傾きが非常に急峻になるからである。
また、互いに異なる複数のEOFTを同時に使用することの必要性が増しているが、従来の波形モニタを用いた場合には、複数のEOTFにそれぞれ対応する複数の輝度分布をユーザーが正確に比較することは、容易ではない。
特開平7−38801号公報 特開2008−122423号公報
本発明は、画像データの輝度分布を示す情報の利用についての利便性を向上することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
入力画像データの輝度に関連した輝度関連値の分布を、輝度関連値に対応する目盛を有する軸を用いて示す情報である分布情報を生成する情報処理装置であって、
画像データの階調特性に関連した情報である階調特性情報を取得する第1取得手段と、
前記軸の目盛の分布を含む軸特性に関連した情報である軸特性情報を取得する第2取得手段と、
前記入力画像データ、前記階調特性情報、及び、前記軸特性情報に基づいて、前記入力画像データの輝度関連値の分布を、前記軸特性情報に基づく前記軸を用いて示す分布情報を生成する生成手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置である。
本発明の第2の態様は、
入力画像データの輝度に関連した輝度関連値の分布を、輝度関連値に対応する目盛を有する軸を用いて示す情報である分布情報を生成する情報生成方法であって、
画像データの階調特性に関連した情報である階調特性情報を取得する第1取得ステップと、
前記軸の目盛の分布を含む軸特性に関連した情報である軸特性情報を取得する第2取得ステップと、
前記入力画像データ、前記階調特性情報、及び、前記軸特性情報に基づいて、前記入力画像データの輝度関連値の分布を、前記軸特性情報に基づく前記軸を用いて示す分布情報を生成する生成ステップと、
を有することを特徴とする情報生成方法である。
本発明の第3の態様は、上述した情報生成方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、画像データの輝度分布を示す情報の利用についての利便性を向上することができる。
実施例1に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図 実施例1に係るEOTFと軸特性の一例を示す図 実施例1に係る縦軸の一例を示す図 実施例1に係る波形情報のデータ構造の一例を示す図 実施例1に係る描画部の処理フローの一例を示すフロー図 実施例1に係る波形情報生成部の機能構成の一例を示すブロック図 実施例1に係るヒストグラム生成部の処理フローの一例を示すフロー図 実施例1に係るヒストグラム変換部の処理フローの一例を示すフロー図 図8のS4202の処理フローの一例を示すフロー図 図8のS4202の処理結果の一例を示す図 実施例1に係る表示画像の一例を示す図 実施例1に係る第1輝度範囲と第2輝度範囲の算出結果の一例を示す図 実施例2に係る波形情報生成部の機能構成の一例を示すブロック図 実施例2に係るヒストグラム設定テーブルのデータ構造の一例を示す図 実施例3に係る波形情報生成部の機能構成の一例を示すブロック図 実施例3に係る階調変換テーブルのデータ構造の一例を示す図 実施例4に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図 実施例4に係る表示画像の一例を示す図
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について説明する。本実施例に係る情報処理装置は、分布情報を生成する。分布情報は、入力画像データの輝度に関連した輝度関連値の分布を、輝度関連値に対応する目盛を有する軸(第1軸)を用いて示す情報である。本実施例では、第1軸と、画像内の位置に対応する目盛を有する第2軸とを用いて輝度関連値の分布を示す波形の情報(波形情報)が分布情報として生成される例を説明する。
なお、以下では、情報処理装置によって生成された分布情報に基づいて分布画像を表示することのできる画像表示装置に情報処理装置が設けられている例を説明するが、情報処理装置は画像表示装置とは別体の装置であってもよい。分布画像は、輝度関連値の分布を示す画像である。例えば、情報処理装置として、画像表示装置とは別体のパーソナルコンピュータ(PC)が使用されてもよい。画像表示装置としては、液晶表示装置、有機EL表示装置、プラズマ表示装置、表示素子としてMEM(Micro Electro Mechanical System)シャッターを有するMEMSシャッター方式表示装置、等を使用することができる。画像表示装置は、波形モニタ装置であってもよい。
また、以下では、第1軸が縦軸であり、第2軸が横軸である場合の例を説明するが、軸の方向は特に限定されない。例えば、第1軸は横軸であってもよい。また、以下では、第2軸の目盛が、画像内の水平位置(水平方向における位置)に対応する例を説明するが、第2軸の目盛はこれに限られない。例えば、第2軸の目盛は、画像内の垂直位置(垂直方向における位置)に対応してもよい。
図1は、本実施例に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施例に係る画像表示装置は、EOTF取得部10、EOTF設定部20、軸設定部30、波形情報生成部400、描画部50、表示特性変換部60、画像合成部70、及び、表示部80を有する。情報処理装置が画像表示装置とは別体の装置である場合には、表示部80は画像表示装置に設けられる。EOTF取得部10、EOTF設定部20、軸設定部30、波形情報生成部400、描画部50、表示特性変換部60、及び、画像合成部70のそれぞれは、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。情報処理装置が画像表示装置とは別体の装置である場合には、表示特性変換部60と画像合成部70の少なくとも一方が画像表示装置に設けられてもよい。
入力画像データ1は、画像表示装置に入力された画像データである。入力画像データ1は、例えば、不図示の入力部(入力端子など)を用いて画像表示装置に入力される。本実施例では、入力画像データ1の画素値がRGB値であり、入力画像データ1のデータ値(R値、G値、B値、等)が10bit(0〜1023)の値である。そして、入力画像データ1の画像サイズ(解像度)が、水平方向における画素数×垂直方向における画素数=1920×1080である。なお、入力画像データ1のデータフォーマット、画像サイズ、等は特に限定されない。例えば、入力画像データ1の画素値はYCbCr値であってもよい。入力画像データ1のデータ値のビット数は10ビットより多くても少なくてもよい。入力画像データ1の画像サイズは1920×1080より小さくても大きくてもよい。
EOTF取得部10は、入力画像データ1に予め関連付けられたEOTFの情報を取得し、取得した情報に対応する入力特性情報11を出力する。本実施例では、EOTFの情報がメタデータ等として入力画像データ1に付加されており、EOTF取得部10は、入力画像データ1に付加された情報(EOTFの情報)を、入力画像データ1から取得する。EOTFは、輝度関連値とデータ値の対応関係であり、「階調特性」と呼ぶことができ
る。入力特性情報11は、入力画像データ1に予め関連付けられたEOTFの情報である。EOTFに関連した情報は、「階調特性情報」、「EOTF情報」、等と呼ぶことができる。そのため、入力特性情報11は、「階調特性情報」、「EOTF情報」、等と呼ぶことができる。
本実施例では、EOTF取得部10は、入力特性情報11として、入力画像データ1に予め関連付けられたEOTFに対応するコードを出力する。図2(A)は、EOTFとコードの対応関係の一例を示す。図2(A)の例では、EOTF「γ2.2」にコード「1」が、EOTF「γ2.4」にコード「2」が、EOTF「γ2.6」にコード「3」が、EOTF「規格A」にコード「4」が、EOTF「規格B」にコード「5」が対応付けられている。そのため、入力画像データ1に予め関連付けられたEOTFが「γ2.2」、「γ2.4」、「γ2.6」、「規格A」、及び、「規格B」のいずれかである場合には、「1」〜「5」のいずれかが入力特性情報11として出力される。そして、入力画像データ1にEOTF情報が付加されていない場合には、入力特性情報11として、「情報無し」に対応するコード「0」が出力される。
なお、入力画像データ1に付加された情報(EOTFの情報)のデータフォーマットは、入力特性情報11のデータフォーマットと同じであってもよいし、異なっていてもよい。即ち、EOTF取得部10は、取得した情報を入力特性情報11として出力してもよいし、取得した情報のデータフォーマットを変換して、変換後の情報を入力特性情報11として出力してもよい。
EOTF設定部20は、EOTF情報(階調特性情報)である描画特性情報を取得し(第1取得)、取得した描画特性情報を出力する。詳細は後述するが、描画特性情報は、波形情報を生成する際に考慮されるEOTFの情報である。
本実施例では、EOTF設定部20は、ユーザーによって指定(選択)されたEOTFの情報を、描画特性情報として取得する。ユーザーは、例えば、不図示のユーザーインタフェース(UI)部を用いてEOTFを指定する。本実施例では、ユーザーによって最大2種類のEOTFが指定される。そして、EOTF設定部20は、指定された1つ目のEOTF(第1EOTF)の情報である第1描画特性情報21と、指定された2つ目のEOTF(第2EOTF)の情報である第2描画特性情報22とを出力する。図2(B)は、第1EOTFの選択肢と第2EOTFの選択肢との一例を示す。図2(B)の例では、ユーザーは、第1EOTFとして「γ2.2」、「γ2.4」、「γ2.6」、「規格A」、「規格B」、「描画しない」、または、「自動」を選択することができる。同様に、ユーザーは、第2EOTFとして「γ2.2」、「γ2.4」、「γ2.6」、「規格A」、「規格B」、「描画しない」、または、「自動」を選択することができる。
また、本実施例では、EOTF設定部20は、描画特性情報として、EOTFに対応するコードを出力する。「γ2.2」、「γ2.4」、「γ2.6」、「規格A」、及び、「規格B」のいずれかが指定された場合には、指定されたEOTFに対応するコード(「1」〜「5」のいずれか)が、描画特性情報として出力される。「描画しない」が指定された場合には、「情報無し」のコードである「0」が出力される。そして、「自動」が指定された場合には、入力特性情報11と同じ情報(コード)が、描画特性情報として出力される。入力画像データ1にEOTF情報が付加されていない場合には、「自動」を指定することはできない。
なお、EOTF情報(入力特性情報11と描画特性情報)は、上記コードに限られない。例えば、EOTF情報として、EOTFの名称等の文字列が使用されてもよい。「情報無し」のEOTF情報として、「情報無し」などの文字列が使用されてもよい。EOTF
情報として、EOTF(輝度関連値とデータ値の対応関係)を示す関数やテーブルが使用されてもよい。入力特性情報11のデータフォーマットは、描画特性情報のデータフォーマットと異なっていてもよい。
なお、画像表示装置(情報処理装置)において想定されているEOTF、すなわちEOTF情報に関連したEOTFの候補は、「γ2.2」、「γ2.4」、「γ2.6」、「規格A」、及び、「規格B」の5種類のEOTFに限られない。「γ2.2」、「γ2.4」、「γ2.6」、「規格A」、及び、「規格B」の少なくともいずれかが画像表示装置において想定されていなくてもよい。「γ2.2」、「γ2.4」、「γ2.6」、「規格A」、及び、「規格B」とは異なるEOTFが画像表示装置において想定されていてもよい。画像表示装置において想定されているEOTFの種類数は、5種類より多くても少なくてもよい。
なお、ユーザーが同時に指定可能なEOTFの種類数は、2種類より多くても少なくてもよい。また、描画特性情報の取得方法は上記方法に限られない。例えば、ユーザーによるEOTFの指定が行われずに、入力特性情報11が描画特性情報として取得されてもよい。入力画像データ1の種類、画像表示装置の動作モード、画像表示装置の使用環境、等に応じて、描画特性情報が切り替えられて取得されてもよい。
軸設定部30は、縦軸(第1軸)の軸特性に関連した情報である軸特性情報31を取得し(第2取得)、軸特性情報31を出力する。本実施例では、軸設定部30は、ユーザーによって指定(選択)された軸特性の情報を、軸特性情報31として取得し、出力する。ユーザーは、例えば、不図示のユーザーインタフェース(UI)部を用いて軸特性を指定する。本実施例では、軸設定部30は、軸特性情報31として、指定された軸特性に対応するコードを出力する。図2(C)は、軸特性の選択肢とコードの対応関係の一例を示す。図2(C)の例では、軸特性「Liner」にコード「0」が、軸特性「γ2.2」にコード「1」が、軸特性「γ2.4」にコード「2」が、軸特性「γ2.6」にコード「3」が対応付けられている。そして、軸特性「dB」にコード「4」が、軸特性「Value」にコード「5」が対応付けられている。図2(C)の例では、ユーザーは、軸特性として「Liner」、「γ2.2」、「γ2.4」、「γ2.6」、「dB」、または、「Value」を選択することができる。そして、軸設定部30からは、軸特性情報31として「0」〜「6」のいずれかが出力される。
なお、軸特性情報31は上記コードに限られない。例えば、軸特性情報31として、軸特性の名称等の文字列が使用されてもよい。軸特性情報31として、目盛の位置と、目盛の値との対応関係を示す関数やテーブルが使用されてもよい。また、軸特性情報31の取得方法は上記方法に限られない。例えば、入力画像データ1の種類、画像表示装置の動作モード、画像表示装置の使用環境、等に応じて、軸特性情報31が切り替えられて取得されてもよい。
なお、画像表示装置(情報処理装置)において想定されている軸特性、すなわち軸特性情報31に関連した軸特性の候補は、上記6種類の軸特性に限られない。「Liner」、「γ2.2」、「γ2.4」、「γ2.6」、「dB」、及び、「Value」の少なくともいずれかが画像表示装置において想定されていなくてもよい。「Liner」、「γ2.2」、「γ2.4」、「γ2.6」、「dB」、及び、「Value」とは異なる軸特性が画像表示装置において想定されていてもよい。画像表示装置において想定されている軸特性の種類数は、6種類より多くても少なくてもよい。
図3(A)〜3(F)は、縦軸の一例を示す概念図である。図3(A)は、軸特性「Liner」を有する縦軸の一例を示す。図3(A)では、輝度関連値として、第1基準輝
度に対する輝度の割合(%)が使用されている。第1基準輝度は、例えば、一般的なダイナミックレンジ(スタンダードダイナミックレンジ:SDR)の上限輝度である。そして、図3(A)では、線形特性であるEOTFに対応した分布で目盛が配置されている。例えば、図3(A)では、輝度関連値の間隔が一定となるように、複数の目盛が配置されている。なお、第1基準輝度はSDRの上限輝度に限られない。第1基準輝度はSDRの上限輝度より高くても低くてもよい。
図3(B)は、軸特性「γ2.2」を有する縦軸の一例を示す。図3(B)でも、輝度関連値として、第1基準輝度に対する輝度の割合(%)が使用されている。そして、図3(B)では、EOTF「γ2.2」に対応した分布で目盛が配置されている。例えば、図3(B)では、輝度関連値の増加に伴い輝度関連値の間隔が指数関数的に増加するように複数の目盛が配置されている。
図3(C)は、軸特性「γ2.4」を有する縦軸の一例を示し、図3(D)は、軸特性「γ2.6」を有する縦軸の一例を示す。図3(C),3(D)でも、輝度関連値として、第1基準輝度に対する輝度の割合(%)が使用されている。そして、図3(C)では、EOTF「γ2.4」に対応した分布で目盛が配置されており、図3(D)では、EOTF「γ2.6」に対応した分布で目盛が配置されている。そのため、図3(B)〜3(D)では、輝度関連値の間隔の増加の仕方が互いに異なる。
図3(E)は、軸特性「dB」を有する縦軸の一例を示す。図3(E)では、輝度関連値として、第2基準輝度に対する輝度の相対値を対数関数で表した値(dB)が使用されている。第2基準輝度は、例えば、第1基準輝度と同じ輝度である。そして、図3(E)では、縦軸が対数軸となるような分布で目盛が配置されている。なお、第2基準輝度は第1基準輝度と異なっていてもよい。第2基準輝度は第1基準輝度より高くても低くてもよい。
図3(F)は、軸特性「Value」を有する縦軸の一例を示す。図3(F)では、輝度関連値として、画像データのデータ値が使用されている。そして、図3(F)では、線形特性であるEOTFに対応した分布で目盛が配置されている。
このように、本実施例では、縦軸の軸特性は、縦軸の目盛の分布と、輝度関連値(縦軸の目盛)の種類とを含む。なお、縦軸の軸特性は、縦軸の目盛の分布を少なくとも含んでいればよい。全ての軸特性の間で、輝度関連値の種類は共通であってもよい。縦軸の軸特性に、他の特性が含まれていてもよい。輝度関連値として、輝度(cd/m)が使用されてもよい。
波形情報生成部400は、入力画像データ1、描画特性情報、及び、軸特性情報31に基づいて、波形情報を生成する。本実施例では、入力画像データ1のEOTFとして描画特性情報に関連したEOFTを用いた場合における入力画像データ1の輝度に関連した輝度関連値の分布を、軸特性情報31に関連した軸特性を有する縦軸を用いて示す波形の情報が生成される。また、本実施例では、入力画像データ1、第1描画特性情報21、第2描画特性情報22、及び、軸特性情報31に基づいて、第1波形情報41と第2波形情報42が生成される。第1波形情報41は、第1描画特性情報に対応する波形情報であり、第2波形情報42は、第2描画特性情報に対応する波形情報である。なお、第1波形情報41と第2波形情報42では、軸特性情報31に関連した軸特性を有する縦軸が、輝度関連値の分布を示すために使用される。即ち、第1波形情報41と第2波形情報42の間で、輝度関連値の分布を示すために使用される縦軸は共通する。
波形情報のデータフォーマットは特に限定されないが、本実施例では、第1目盛カテゴ
リと第2目盛カテゴリを有する2次元ヒストグラムが、波形情報として生成される。具体的には、2次元ヒストグラムを示すデータ配列が、波形情報として生成される。第1目盛カテゴリは、軸特性情報31に関連した軸特性を有する縦軸の目盛(輝度関連値に対応する値)のカテゴリであり、第2目盛カテゴリは、横軸の目盛(画像の水平位置に対応する値)のカテゴリである。以後、第1波形情報41であるデータ配列の要素を「HstA(X,L)」と記載し、第2波形情報42であるデータ配列の要素を「HstB(X,L)」と記載する。要素HstA(X,L),HstB(X,L)において、「L」は第1目盛カテゴリであり、「X」は第2目盛カテゴリである。要素HstA(X,L)の値は、水平位置に対応する目盛の値(カテゴリ)がカテゴリXであり、且つ、輝度関連値に対応する目盛の値(カテゴリ)がカテゴリLである画素の数である。同様に、要素HstB(X,L)の値は、水平位置に対応する目盛の値がカテゴリXであり、且つ、輝度関連値に対応する目盛の値がカテゴリLである画素の数である。図4は、波形情報である2次元ヒストグラムのデータ構造の概念図を示す。図4において、「Hst(X,L)」は、要素HstA(X,L)または要素HstB(X,L)を意味する。
描画部50は、波形情報に基づいて波形画像データ51を生成し、波形画像データ51を出力する。波形画像データ51は、分布画像として波形画像(波形情報によって示された波形の画像)を表す画像データである。波形画像データ51は、例えば、不図示のビデオメモリにおける仮想スクリーンに波形画像を描画することにより、生成される。
本実施例では、波形画像データ51として、第1波形情報41に基づく波形画像である第1波形画像と、第2波形情報42に基づく波形画像である第2波形画像とを表す画像データが生成される。また、本実施例では、第2波形画像は、第1波形画像が描画される画像領域と同じ画像領域に描画される。即ち、本実施例では、1つのグラフ(輝度関連値に対応する目盛を有する縦軸と、画像内の位置に対応する目盛を有する横軸とを有するグラフ)によって2つの波形が示されるように、波形画像データ51が生成される。
図5は、描画部50の処理フローの一例を示すフローチャートである。まず、S501にて、描画部50は、ループ変数Lの値を選択する。ループ変数Lは、上述したカテゴリLとして使用される。S501の処理は、ループ変数Lのループ開始端の処理である。本実施例では、描画部50は、ループ変数Lとして、0から255までの値を順に選択する。次に、S502にて、描画部50は、ループ変数Xの値を選択する。ループ変数Xは、上述したカテゴリXとして使用される。S502の処理は、ループ変数Xのループ開始端の処理である。本実施例では、描画部50は、ループ変数Xとして、0から1919までの値を順に選択する。
そして、S503にて、描画部50は、第1波形情報41に基づく波形画像である第1波形画像の描画を行う。具体的には、描画部50は、仮想スクリーンの座標(水平位置の座標値,垂直位置の座標値)=(X,255−L)の位置に白色の輝点を描画(プロット)する。輝点の輝度は、要素HstA(X,L)の値(画素数)に応じて変更されてもよい。但し、要素HstA(X,L)の値が0である場合には、S503の処理は省略される。次に、S504にて、描画部50は、第2波形情報42に基づく波形画像である第2波形画像の描画を行う。具体的には、描画部50は、仮想スクリーンの座標(X,255−L)の位置に赤色の輝点を描画(プロット)する。輝点の輝度は、要素HstB(X,L)の値(画素数)に応じて変更されてもよい。但し、要素HstB(X,L)の値が0である場合には、S504の処理は省略される。
そして、S505の処理が行われる。S505の処理は、ループ変数Xのループ終了端の処理である。S505にて、描画部50は、S501で選択されたループ変数Lに対応するループ変数Xとして選択されていないループ変数Xが存在するか否かを判断する。未
選択のループ変数Xが存在する場合には、S502へ処理が戻される。そして、全てのループ変数Xが選択されるまで、S502〜S505の処理が繰り返され、全てのループ変数Xが選択された後、S506へ処理が進められる。
S506の処理は、ループ変数Lのループ終了端の処理である。S506にて、描画部50は、選択されていないループ変数Lが存在するか否かを判断する。未選択のループ変数Lが存在する場合には、S501へ処理が戻される。そして、全てのループ変数Lが選択されるまで、S501〜S506の処理が繰り返され、全てのループ変数Lが選択された後、本フローチャートが終了される。
以上の処理により、第1波形画像が白色で、第2波形画像が赤色で仮想スクリーン上に描画される。そして、波形画像データ51として、白色の第1波形画像と、赤色の第2波形画像とを表す画像データが生成される。なお、波形画像の色は、白色と赤色に限られない。また、ループ変数L(カテゴリL)の数値範囲は、0から255までの数値範囲より狭くても広くてもよい。ループ変数X(カテゴリX)の数値範囲は、0から1919までの数値範囲より狭くても広くてもよい。
表示特性変換部60は、入力画像データ1のEOTFとして入力特性情報11に関連したEOTFを用い、入力画像データ1のEOTFが表示部80の表示特性に適合するように、入力画像データ1の各データ値を変換する。それにより、表示画像データ61が生成され、表示特性変換部60から表示画像データ61が出力される。データ値の変換には、例えば、1次元のルックアップテーブル(1D−LUT)が使用される。
画像合成部70は、表示画像データ61に波形画像データ51を合成することにより、合成画像データ71を生成する。そして、画像合成部70は、合成画像データ71を出力する。合成画像データ71によって表された画像(合成画像)には、表示画像データ61によって表された画像と、波形画像データ51によって表された波形画像とが配置されている。
表示部80は、合成画像データ71に応じた画像を画面に表示する。本実施例では、表示部80の画面解像度は、入力画像データ1の画像解像度と同じ1920×1080である。そして、表示部80の画面サイズは、20インチである。なお、表示部80の画面解像度は、入力画像データ1の画像解像度より高くても低くてもよい。表示部80の画面サイズは、20インチより大きくても小さくてもよい。
なお、画像合成部70による合成の後に、表示特性変換部60による変換が行われてもよい。例えば、まず、画像合成部70によって、入力画像データ1に波形画像データが合成されてもよい。次に、表示特性変換部60によって、入力画像データ1に波形画像データを合成して得られた合成画像データのデータ値を変換することにより、表示画像データが生成されてもよい。そして、表示部80によって、表示画像データに応じた画像が画面に表示されてもよい。
次に、波形情報生成部400の詳細を説明する。入力画像データ1、描画特性情報、及び、軸特性情報31を用いた方法であれば、波形情報の生成方法は特に限定されない。本実施例では、波形情報生成部400は、描画特性情報に基づいて、入力画像データ1の取り得るデータ値に対応する輝度であり、且つ、描画特性情報に関連したEOTFを用いた場合における輝度である対応輝度を判断する。そして、波形情報生成部400は、入力画像データ1、対応輝度の判断結果、及び、軸特性情報に基づいて、波形情報を生成する。波形情報生成部400では、例えば、上記データ値として、R値、G値、B値、Y値、等が使用される。入力画像データ1の画素値がRGB値である場合には、入力画像データ1
のRGB値からY値が算出され、算出されたY値が入力画像データ1のデータ値として使用されてもよい。
図6は、波形情報生成部400の機能構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、波形情報生成部400は、ヒストグラム生成部410とヒストグラム変換部420を有する。ヒストグラム生成部410とヒストグラム変換部420のそれぞれは、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。ヒストグラム生成部410の機能とヒストグラム変換部420の機能とが、共通のハードウェアによって実現されてもよい。
ヒストグラム生成部410は、入力画像データ1に基づいて、入力画像データ1のデータ値のヒストグラム(元ヒストグラム)411を生成する。本実施例では、元ヒストグラム411として、第2目盛カテゴリと、データ値のカテゴリであるデータカテゴリとを有する2次元ヒストグラムが生成される。そして、ヒストグラム生成部410は、元ヒストグラム411を出力する。元ヒストグラム411のデータ構造は、図4に示したデータ構造と同様である。以後、元ヒストグラム411(データ配列)の要素を「HstO(X,L)」と記載する。要素HstO(X,L)において、「L」はデータカテゴリであり、「X」は第2目盛カテゴリである。要素HstO(X,L)の値は、水平位置に対応する目盛の値がカテゴリXであり、且つ、輝度関連値に対応する目盛の値がカテゴリLである画素の数である。
上述したように、入力画像データ1のデータ値P(X,Y)は10bit(0〜1023)の値であるが、カテゴリLは0〜255の値であり、カテゴリLの取り得る値の数は256個である。そのため、本実施例では、元ヒストグラム411を生成する際に、入力画像データ1のデータ値P(X,Y)が1/4倍される。データ値P(X,Y)において、「X」は、画素の水平位置の座標値であり、「Y」は、画素の垂直位置の座標値である。本実施例では、座標値である「X」は、第2目盛カテゴリである「X」と等しい。なお、座標値である「X」は、第2目盛カテゴリである「X」と異なっていてもよい。
図7は、ヒストグラム生成部410の処理フローの一例を示すフローチャートである。まず、S4101にて、ヒストグラム生成部410は、元ヒストグラム411の全要素HstO()の値を0に初期化する。次に、S4102にて、ループ変数Yの値を選択する。ループ変数Yは、上述した垂直位置Yとして使用される。S4102の処理は、ループ変数Yのループ開始端の処理である。本実施例では、ヒストグラム生成部410は、ループ変数Yとして、0から1079までの値を順に選択する。次に、S4103にて、ヒストグラム生成部410は、ループ変数Xの値を選択する。ループ変数Xは、上述した水平位置XとカテゴリXとして使用される。S4103の処理は、ループ変数Xのループ開始端の処理である。本実施例では、ヒストグラム生成部410は、ループ変数Xとして、0から1919までの値を順に選択する。
そして、S4104にて、ヒストグラム生成部410は、元ヒストグラム411の度数のカウントアップを行う。即ち、ヒストグラム生成部410は、要素HstO()の値のカウントアップを行う。具体的には、ヒストグラム生成部410は、元ヒストグラム411の要素HstO(X,int(P(X,Y)/4))の値を1インクリメントする。int()はかっこ内の値の整数値を出力する関数である。
次に、S4105の処理が行われる。S4105の処理は、ループ変数Xのループ終了端の処理である。S4105にて、ヒストグラム生成部410は、S4102で選択されたループ変数Yに対応するループ変数Xとして選択されていないループ変数Xが存在するか否かを判断する。未選択のループ変数Xが存在する場合には、S4103へ処理が戻さ
れる。そして、全てのループ変数Xが選択されるまで、S4103〜S4105の処理が繰り返され、全てのループ変数Xが選択された後、S4106へ処理が進められる。
S4106の処理は、ループ変数Yのループ終了端の処理である。S4106にて、ヒストグラム生成部410は、選択されていないループ変数Yが存在するか否かを判断する。未選択のループ変数Yが存在する場合には、S4102へ処理が戻される。そして、全てのループ変数Yが選択されるまで、S4102〜S4106の処理が繰り返され、全てのループ変数Yが選択された後、本フローチャートが終了される。
ヒストグラム変換部420は、描画特性情報と軸特性情報31に基づいて、元ヒストグラム411のデータカテゴリを第1目盛カテゴリに変換することにより、波形情報を生成する。具体的には、ヒストグラム変換部420は、第1描画特性情報、第2描画特性情報、及び、軸特性情報31に基づいて、元ヒストグラム411のデータカテゴリを第1目盛カテゴリに変換することにより、第1波形情報41と第2波形情報42を生成する。
図8は、ヒストグラム変換部420の処理フローの一例を示すフローチャートである。まず、S4101にて、ヒストグラム生成部410は、第1波形情報41の全要素HstA()の値を0に初期化し、第2波形情報42の全要素HstB()の値を0に初期化する。
次に、S4202にて、ヒストグラム変換部420は、軸特性情報31に基づいて、複数の第1目盛カテゴリにそれぞれ対応する複数の輝度範囲を決定(算出)する。第1目盛カテゴリに対応する輝度範囲は、第1波形情報41と第2波形情報42の間で共通する。
図9は、S4202の処理フローの一例を示すフローチャートである。まず、S4211にて、ヒストグラム変換部420は、ループ変数Lの値を選択する。ループ変数Lは、上述した第1目盛カテゴリLとして使用される。S4211の処理は、ループ変数Lのループ開始端の処理である。本実施例では、ヒストグラム変換部420は、ループ変数Lとして、0から256までの値を順に選択する。ここで、ループ変数Lの最大値として「255」ではなく「256」を使用するのは、第1目盛カテゴリL=255に対応する輝度範囲の最大輝度を得るために、ループ変数L=256を用いた処理の結果が必要になるからである。
次に、S4212にて、ヒストグラム変換部420は、最大値が1となるようにループ変数(第1目盛カテゴリ)Lを正規化することにより、正規化値CatOut.N(L)を算出する。上述したように、ループ変数Lの最大値は「256」である。そのため、正規化値CatOut.N(L)は、以下の式1を用いて算出される。

CatOut.N(L)=L/256 ・・・(式1)
そして、S4213にて、ヒストグラム変換部420は、正規化値CatOut.N(L)に基づいて、正規化値CatOut.N(L)に対応する輝度関連値CatOut.D(L)を算出する。複数の軸特性のそれぞれについて、輝度関連値CatOut.D(L)の算出式が予め定められている。以下に、輝度関連値CatOut.D(L)の算出式の一例を示す。

軸特性情報31=0(図3(A):Liner)の場合:
CatOut.D(L)=CatOut.N(L)×1000
・・・(式2−1)
軸特性情報31=1(図3(B):γ2.2)の場合:
CatOut.D(L)=(CatOut.N(L)×4)2.2×100
・・・(式2−2)
軸特性情報31=2(図3(C):γ2.4)の場合:
CatOut.D(L)=(CatOut.N(L)×4)2.4×100
・・・(式2−3)
軸特性情報31=3(図3(D):γ2.6)の場合:
CatOut.D(L)=(CatOut.N(L)×4)2.6×100
・・・(式2−4)
軸特性情報31=4(図3(E):dB)の場合:
CatOut.D(L)=CatOut.N(L)×40−20
・・・(式2−5)
軸特性情報31=5(図3(F):Value)の場合:
CatOut.D(L)=CatOut.N(L)×1024
・・・(式2−6)
なお、第1基準輝度、第2基準輝度、等の所定の輝度に関連した輝度関連値の目盛が縦軸の所定の位置に配置されるように、式2−1〜2−6で使用される定数が定められていることが好ましい。それにより、使用される軸特性に依らず、上記所定の輝度に対応する目盛の位置をユーザーが容易に把握することができる。図3(B)〜3(D)の例では、縦軸の下端から上側に縦軸全体の長さの1/4程度離れた位置に輝度関連値100%が配置されている。そのため、図3(B)〜3(D)の縦軸が使用された場合に、ユーザーは、輝度関連値100%の位置を容易に把握することができる。
なお、式2−1〜2−6で使用される定数は、波形情報の用途、波形画像の用途、入力画像データ1の種類、画像表示装置の動作モード、画像表示装置の使用環境、等に応じて変更されてもよい。式2−1〜2−6で使用される定数は、ユーザーによって指定されてもよい。また、正規化値CatOut.N(L)に対応する輝度関連値CatOut.D(L)の算出結果が記憶部(ROMなど)に予め記録されていてもよい。そして、上記算出式を用いた演算が行われずに、算出結果が記憶部から取得されてもよい。
次に、S4214にて、ヒストグラム変換部420は、輝度関連値CatOut.D(L)に基づいて、最大輝度CatOut.Hi(L−1)と最小輝度CatOut.Lo(L)を算出する。最大輝度CatOut.Hi(L−1)は、第1目盛カテゴリL−1に対応する輝度範囲の最大輝度であり、最小輝度CatOut.Lo(L)は、第1目盛カテゴリLに対応する輝度範囲の最小輝度である。本実施例では、以下の式3−1,3−2を用いて、最大輝度CatOut.Hi(L−1)と最小輝度CatOut.Lo(L)が算出される。但し、ループ変数L=0の場合には、CatOut.Hi(L−1)の算出は省略され、ループ変数L=256の場合には、CatOut.Lo(L)の算出は省略される。輝度関連値CatOut.D(L)に関連した輝度は、例えば、輝度関連値CatOut.D(L)と輝度の対応関係を示す関数やテーブルを用いて得られる。

CatOut.Hi(L−1)=CatOut.D(L)に関連した輝度
・・・(式3−1)
CatOut.Lo(L)=CatOut.D(L)に関連した輝度
・・・(式3−2)
なお、S4214にて、第1基準輝度に対する輝度の割合(%)が「輝度」として使用
されてもよい。第1基準輝度に対する輝度の割合(%)が「輝度」として使用されるならば、軸特性情報31=0〜4の場合に、「CatOut.D(L)に関連した輝度」として「CatOut.D(L)」を使用することができる。
そして、S4215の処理が行われる。S4215の処理は、ループ変数Lのループ終了端の処理である。S4215にて、ヒストグラム変換部420は、選択されていないループ変数Lが存在するか否かを判断する。未選択のループ変数Lが存在する場合には、S4211へ処理が戻される。そして、全てのループ変数Lが選択されるまで、S4211〜S4215の処理が繰り返され、全てのループ変数Lが選択された後、本フローチャート(S4202の処理)が終了される。そして、図8のS4203へ処理が進められる。
図8の説明に戻る。S4203にて、ヒストグラム変換部420は、第1描画特性情報21に基づいて、第1対応輝度を判断する。第1対応輝度は、入力画像データ1の取り得るデータ値に対応する輝度であり、且つ、第1描画特性情報21に関連したEOTFを用いた場合における輝度である。具体的には、ヒストグラム変換部420は、元ヒストグラム411の複数のデータカテゴリにそれぞれ対応する複数の第1輝度範囲を決定する。第1輝度範囲は、第1対応輝度の範囲である。S4203の処理方法は、S4202の処理方法と略等しい。
具体的には、ループ変数Lを0から256まで順に変えながら以下の処理の繰り返すループ処理が行われる。まず、正規化値CatInA.N(L)=L/256が算出される。次に、正規化値CatInA.N(L)に基づいて、正規化値CatInA.N(L)に対応する輝度関連値CatInA.D(L)が算出される。そして、輝度関連値CatInA.D(L)に基づいて、最大輝度CatInA.Hi(L−1)と最小輝度CatInA.Lo(L)が算出される。但し、ループ変数L=0の場合には、CatInA.Hi(L−1)の算出は省略され、ループ変数L=256の場合には、CatInA.Lo(L)の算出は省略される。最大輝度CatInA.Hi(L−1)は、データカテゴリL−1に対応する第1輝度範囲の最大輝度であり、最小輝度CatInA.Lo(L)は、データカテゴリLに対応する第1輝度範囲の最小輝度である。
輝度関連値CatInA.D(L)の算出式の一例を、以下に示す。なお、輝度関連値CatInA.D(L)の算出では、第1描画特性情報21に対応するEOTFの定義に従った算出式が使用されてもよいし、EOTFの定義に従った算出式を変更して得られた算出式が使用されてもよい。例えば、EOTFの定義に従った算出式に、ゲイン変更等の調整要素が付加されてもよい。

第1描画特性情報21=1(γ2.2)の場合:
CatInA.D(L)=CatInA.N(L)2.2×100
・・・(式4−1)
第1描画特性情報21=2(γ2.4)の場合:
CatInA.D(L)=CatInA.N(L)2.4×100
・・・(式4−2)
第1描画特性情報21=3(γ2.6)の場合:
CatInA.D(L)=CatInA.N(L)2.6×100
・・・(式4−3)
第1描画特性情報21=4(規格A)の場合:規格Aに対応する算出式
・・・(式4−4)
第1描画特性情報21=5(規格B)の場合:規格Bに対応する算出式
・・・(式4−5)
最大輝度CatInA.Hi(L−1)と最小輝度CatInA.Lo(L)の算出式の一例を、以下に示す。

CatInA.Hi(L−1)=CatInA.D(L)に関連した輝度
・・・(式5−1)
CatInA.Lo(L)=CatInA.D(L)に関連した輝度
・・・(式5−2)
同様に、ヒストグラム変換部420は、第2描画特性情報22に基づいて、第2対応輝度を判断する。第2対応輝度は、入力画像データ1の取り得るデータ値に対応する輝度であり、且つ、第2描画特性情報22に関連したEOTFを用いた場合における輝度である。具体的には、ヒストグラム変換部420は、元ヒストグラム411の複数のデータカテゴリにそれぞれ対応する複数の第2輝度範囲を決定する。第2輝度範囲は、第2対応輝度の範囲である。
そして、以後の処理により、対応輝度の判断結果と、軸特性情報31(S4202の処理結果)とに基づいて、元ヒストグラム411のデータカテゴリが第1目盛カテゴリに変換される。
まず、S4204にて、ヒストグラム変換部420は、各第1輝度範囲の中心輝度と、各第2輝度範囲の中心輝度とを算出する。本実施例では、以下の式6−1,6−2を用いて、データカテゴリLに対応する第1輝度範囲の中心輝度CatInA.Mid(L)と、データカテゴリLに対応する第2輝度範囲の中心輝度CatInB.Mid(L)とが算出される。式6−1,6−2において、「CatInA.Hi(L)」は、データカテゴリLに対応する第1輝度範囲の最大輝度であり、「CatInA.Lo(L)」は、データカテゴリLに対応する第1輝度範囲の最小輝度である。そして、「CatInB.Hi(L)」は、データカテゴリLに対応する第2輝度範囲の最大輝度であり、「CatInB.Lo(L)」は、データカテゴリLに対応する第2輝度範囲の最小輝度である。

CatInA.Mid(L)
=(CatInA.Hi(L)+CatInA.Lo(L))/2
・・・(式6−1)
CatInB.Mid(L)
=(CatInB.Hi(L)+CatInB.Lo(L))/2
・・・(式6−2)
次に、S4205にて、ヒストグラム変換部420は、ループ変数Lの値を選択する。ループ変数Lは、データカテゴリLとして使用される。S4205の処理は、ループ変数Lのループ開始端の処理である。本実施例では、ヒストグラム変換部420は、ループ変数Lとして、0から255までの値を順に選択する。
そして、S4206にて、ヒストグラム変換部420は、軸特性情報31=5(Value)であるか否かを判断する。軸特性情報31=5の場合には、S4209へ処理が進められ、軸特性情報31≠5の場合には、S4207へ処理が進められる。
S4207にて、ヒストグラム変換部420は、第1輝度範囲の中心輝度CatInA.Mid(L)と、第2輝度範囲の中心輝度CatInB.Mid(L)とが、どの第1
目盛カテゴリの輝度範囲に属すかを判断する(カテゴリサーチ)。第1目盛カテゴリLの輝度範囲は、最小輝度CatOut.Lo(L)から最大輝度CatOut.Hi(L)までの範囲である。S4207では、第1輝度範囲の中心輝度CatInA.Mid(L)と、S4207の処理結果とを比較することにより、中心輝度CatInA.Mid(L)がどの第1目盛カテゴリの輝度範囲に属すかが判断される。そして、第2輝度範囲の中心輝度CatInB.Mid(L)と、S4207の処理結果とを比較することにより、中心輝度CatInB.Mid(L)がどの第1目盛カテゴリの輝度範囲に属すかが判断される。
ここで、中心輝度CatInA.Mid(L)の値が2.3であり、且つ、S4202の処理結果が図10に示す結果である場合を考える。第1目盛カテゴリ11の輝度範囲は、2.077151から2.515375までの範囲である。そのため、「中心輝度CatInA.Mid(L)は第1目盛カテゴリ11の輝度範囲に属す」と判断される。同様の方法で、中心輝度CatInB.Mid(L)がどの第1目盛カテゴリの輝度範囲に属すかが判断される。以後、中心輝度CatInA.Mid(L)を含む輝度範囲に対応する第1目盛カテゴリを「行先カテゴリFLA」と記載し、中心輝度CatInB.Mid(L)を含む輝度範囲に対応する第1目盛カテゴリを「行先カテゴリFLB」と記載する。
S4207の次に、S4208の処理が行われる。S4208にて、ヒストグラム変換部420は、S4207の処理結果に基づいて、第1波形情報41の要素HstA(X,FLA)の値(画素数)と、第2波形情報42の要素HstB(X,FLB)の値(画素数)とを補正する(度数加算)。本実施例では、以下の式7−1,7−2を用いて、要素HstA(X,FLA),HstB(X,FLB)が補正される。ループ変数(データカテゴリ)Lに対応する全ての要素HstO(X,L)について、S4208の処理が行われる。その後、S4210へ処理が進められる。

HstA(X,FLA)=HstA(X,FLA)+HstO(X,L)
・・・(式7−1)
HstB(X,FLB)=HstB(X,FLB)+HstO(X,L)
・・・(式7−2)
S4208の処理により、データカテゴリLが第1目盛カテゴリFLA,FLBに変換される。なお、本実施例では単純な加算処理を行う例を説明したが、これに限られない。例えば、波形の表示品質の向上を目的とするフィルタ処理を要素HstA(X,FLA)、要素HstB(X,FLB)、要素HstO(X,L)、等に施しながら、上述したような加算処理を行ってもよい。
S4209にて、ヒストグラム変換部420は、第1波形情報41の要素HstA(X,FLA)の値(画素数)を決定する(度数決定)。軸特性情報31=5(Value)である場合には、第1目盛カテゴリは、データカテゴリと一致する。そのため、以下の式8に示すように、元ヒストグラム411の要素HstO(X,L)が、第1波形情報41の要素HstA(X,FLA)として決定される。また、第1波形情報41と第2波形情報42の間の関連性がなくなるため、第2波形情報42の生成は無効化される。ループ変数(データカテゴリ)Lに対応する全ての要素HstO(X,L)について、S4209の処理が行われる。その後、S4210へ処理が進められる。

HstA(L)=HstO(L) ・・・(式8)
S4210の処理は、ループ変数Lのループ終了端の処理である。S4210にて、ヒストグラム変換部420は、選択されていないループ変数Lが存在するか否かを判断する。未選択のループ変数Lが存在する場合には、S4205へ処理が戻される。そして、全てのループ変数Lが選択されるまで、S4205〜S4210の処理が繰り返され、全てのループ変数Lが選択された後、本フローチャートが終了される。
次に、本実施例に係る画像表示装置の動作の具体例を説明する。図11は、本実施例に係る表示画像(画面に表示された画像)の一例を示す図である。ここでは、入力画像データ1においてEOTF「規格A」が想定されている。このEOTFは、「ハイブリッドγ」と呼ばれている。ハイブリッドγは、HDR表示(ハイダイナミックレンジ(HDR)での表示)をサポートしている。HDRは、SDRよりも広いダイナミックレンジである。さらに、ハイブリッドγは、EOTF「γ2.2」を用いても破綻の無い画像を表示することができる特性を有する。そのため、画像編集などを行うユーザーが、入力画像データ1の波形として複数の波形を同時に観察し比較することがある。具体的には、HDRモニタ(HDR表示を行うモニタ)に対応する波形と、γ2.2モニタ(EOTF「γ2.2」を用いた表示を行うモニタ)に対応する波形とが、同時に観察され、比較されることがある。そのため、本実施例では、図11に示すように、入力画像データ1のEOTFとして「規格A」を用いた場合に対応する波形と、入力画像データ1のEOTFとして「γ2.2」を用いた場合に対応する波形とを同時に表示する。
入力画像データ1にはEOTF「規格A」を示すメタデータが付加されており、EOTF取得部10により、入力特性情報11としてEOTF「規格A」の情報が得られる。ユーザーが第1EOTF「自動」と第2EOTF「γ2.2」を選択すると、EOTF設定部20は、第1描画特性情報21としてEOTF「規格A」の情報を取得し、第2描画特性情報22としてEOTF「γ2.2」の情報を取得する。そして、ユーザーが軸特性「γ2.2」を選択すると、軸設定部30は、軸特性情報31として軸特性「γ2.2」の情報を取得する。
ヒストグラム生成部410では、入力画像データ1の解析により、2次元ヒストグラムである元ヒストグラム411が生成される。ヒストグラム変換部420では、まず、複数の第1目盛カテゴリにそれぞれ対応する複数の輝度範囲が算出される。ここでは、輝度範囲の算出結果として、図10に示す結果が得られる。図10では、第1基準輝度に対する輝度の割合(%)が輝度として使用されている。軸特性「γ2.2」では、縦軸の下端から上側に縦軸全体の長さの1/4程度離れた位置に輝度100%が配置される。そして、縦軸全体において、0%から2111%までの輝度をプロットすることができる。即ち、0から255までの第1目盛カテゴリの範囲が、0%から2111%までの輝度範囲に対応する。
HDRが想定されている画像データでは、輝度100%を超えたデータ値が定義されている。そして、1000%程度から2000%程度までの範囲の値が、上限輝度として定義されている場合が多い。そのため、2000%程度までの範囲が、波形の表示に必要となる。軸特性「γ2.2」では、2111%までの輝度をプロットすることができるため、HDRの輝度を問題無くプロットすることができる。また、軸特性「γ2.2」は、0%から100%までの輝度範囲において、EOTF「γ2.2」を想定した従来の波形表示の縦軸全体と同様の特性を有する。そのため、軸特性「γ2.2」を用いることにより、ユーザーはSDRの波形もHDRの波形も違和感なく観察することができる。
ヒストグラム変換部420では、第1描画特性情報21(EOTF「規格A」)に基づいて、元ヒストグラム411の複数のデータカテゴリにそれぞれ対応する複数の第1輝度
範囲が算出される。ここでは、第1輝度範囲の算出結果として、図12(A)に示す結果が得られる。図12(A)では、第1基準輝度に対する輝度の割合(%)が輝度として使用されている。EOTF「規格A」では、1200%が上限輝度として定義されている。図12(A)から、複数のデータカテゴリの間隔が等間隔であるのに対し、複数の第1輝度範囲の複数の最小輝度、複数の第1輝度範囲の複数の最大輝度、複数の第1輝度範囲の複数の中心輝度、等の間隔が等間隔でないことがわかる。換言すれば、データカテゴリの幅が一定(1)であるのに対し、第1輝度範囲の幅が一定でないことがわかる。
さらに、ヒストグラム変換部420では、複数の第1輝度範囲のそれぞれについて、第1輝度範囲の中心輝度に対応する第1目盛カテゴリFLAが検出される。そして、FLAの検出結果に従って、元ヒストグラム411の度数が、第1波形情報41に再分配される。EOTF「規格A」では1200%が上限輝度として定義されているため、データカテゴリ0〜255の度数が、第1目盛カテゴリ0〜197に再分配される。
同様に、ヒストグラム変換部420では、第2描画特性情報22(EOTF「γ2.2」)に基づいて、元ヒストグラム411の複数のデータカテゴリにそれぞれ対応する複数の第2輝度範囲が算出される。ここでは、第2輝度範囲の算出結果として、図12(B)に示す結果が得られる。図12(B)では、第1基準輝度に対する輝度の割合(%)が輝度として使用されている。そして、ヒストグラム変換部420では、元ヒストグラム411の度数が、第2波形情報42に再分配される。EOTF「γ2.2」では100%が上限輝度として定義されているため、データカテゴリ0〜255の度数が、第1目盛カテゴリ0〜63に再分配される。
上述した再分配により、入力画像データ1を描画特性情報に関連したEOTFに基づいて変換し、且つ、変換後の画像データから軸特性情報31の軸特性に対応するヒストグラムを取得する処理の結果と同様の処理結果を得ることができる。ここで、1つの画像から複数種類のEOTFにそれぞれ対応する複数のヒストグラムを得る場合を考える。本実施例では、画像データからヒストグラムを生成する処理を1回行うだけで上記複数のヒストグラムを得ることができる。そのため、上記複数のヒストグラムの取得に必要なハードウェアの規模を削減したり、波形情報の取得、波形画像の表示、等についての応答速度を高速化したりすることができる。
以上述べたように、本実施例によれば、階調特性情報と軸特性情報が取得される。そして、入力画像データの階調特性として階調特性情報に関連した階調特性を用いた場合における入力画像データの輝度に関連した輝度関連値の分布を、軸特性情報に関連した軸特性を有する第1軸を用いて示す分布情報が生成される。それにより、画像データの輝度分布を示す情報の利用についての利便性を向上することができる。例えば、ユーザーの好みの軸、ユーザーの使い慣れた軸、等を第1軸として用いて輝度関連値の分布を示す分布情報を得たり、そのような分布情報に基づく分布画像を表示したりすることができる。その結果、ユーザーは、画像データの輝度分布(輝度関連値の分布)を高精度に判断することができる。また、本実施例によれば、複数の階調特性にそれぞれ対応する複数の分布情報の間で、輝度関連値の分布を示すために使用される第1軸が共通する。そのため、ユーザーは複数の分布情報の比較を高精度に行うことができる。
なお、本実施例では、分布情報に基づいて分布画像が生成されて表示される例を説明したが、分布情報の用途はこれに限られない。例えば、このような処理は行われずに、分布情報が記憶部に記録されてもよい。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2について説明する。本実施例では、実施例1と異なる構成や処
理により、実施例1と同様の処理結果を得ることができる。本実施例では、取得の設定を変えながらタイムシェアリングで分布情報が取得される。なお、以下では、実施例1と異なる構成や処理について詳しく説明し、実施例1と同様の構成や処理についての説明は省略する。
図13は、本実施例に係る波形情報生成部400の機能構成の一例を示すブロック図である。図13に示すように、波形情報生成部400は、ヒストグラム設定生成部430、ヒストグラム生成部410、及び、ヒストグラム設定部440を有する。
ヒストグラム設定生成部430は、描画特性情報と軸特性情報31に基づいて、入力画像データ1の取り得るデータ値に対応する第1目盛カテゴリを判断する。そして、ヒストグラム設定生成部430は、第1目盛カテゴリの判断結果(ヒストグラム設定テーブル431)を出力する。本実施例では、ヒストグラム設定生成部430は、第1描画特性情報21と第2描画特性情報22を順に選択し、選択した情報を用いて上記処理を行う。ヒストグラム設定テーブル431のデータ構造を図14に示す。図14において、「FL」は第1目盛カテゴリ(第1目盛カテゴリの値(番号))、「CaP.Lo」は第1目盛カテゴリFLに対応するデータカテゴリの最小値、「CaP.Hi」は第1目盛カテゴリFLに対応するデータカテゴリの最大値である。なお、ヒストグラム設定テーブル431のデータ構造は、図14に示すデータ構造に限られない。例えば、カテゴリ範囲(最小値CatP.Loから最大値CatP.Hiまでの範囲)の代わりに、データ値の範囲が使用されてもよい。第1目盛カテゴリの判断結果は、テーブルではなく関数であってもよい。
入力画像データ1の取り得るデータ値に対応する第1目盛カテゴリの判断方法は特に限定されないが、本実施例では、ヒストグラム設定生成部430は、まず、対応輝度を判断する。そして、ヒストグラム設定生成部430は、対応輝度の判断結果と、軸特性情報31とに基づいて、入力画像データ1の取り得るデータ値に対応する第1目盛カテゴリを判断する。以下に、ヒストグラム設定生成部430の処理を具体的に説明する。
まず、ヒストグラム設定生成部430は、実施例1のヒストグラム変換部420による処理の方法と同様の方法で、各第1目盛カテゴリの輝度範囲、各第1輝度範囲の中心輝度、及び、各データカテゴリの行先カテゴリを決定する。そして、ヒストグラム設定生成部430は、決定したそれらの情報を用いて、複数の第1目盛カテゴリのそれぞれについて、その第1目盛カテゴリに対応するデータカテゴリの範囲を決定する。具体的には、行先カテゴリFLAが同じデータカテゴリLの範囲が、第1目盛カテゴリFL=FLAに対応するデータカテゴリの範囲として決定される。例えば、図12(A)の情報が得られた場合には、行先カテゴリFLA=0にデータカテゴリL=0〜3が対応する。そのため、第1目盛カテゴリFL=0について、CatP.Lo=0とCatP.Hi=3が対応付けられる。行先カテゴリFLA≧198に対応するデータカテゴリLは存在しない。そのため、第1目盛カテゴリFL≧198について、CatP.Lo=256とCatP.Hi=256が対応付けられる。図14は、図12(A)の情報が得られた場合のヒストグラム設定テーブル431を示す。
なお、対応するデータカテゴリLが存在しない第1目盛カテゴリFLの情報は、ヒストグラム設定テーブル431に含まれなくてもよい。即ち、図12(A)の情報が得られた場合に、第1目盛カテゴリFL≧198の情報は、ヒストグラム設定テーブル431に含まれなくてもよい。
なお、上記処理は、第1描画特性情報21が選択された場合の処理である。第2描画特性情報22が選択された場合には、各第1輝度範囲の中心輝度の代わりに、各第2輝度範囲の中心輝度が使用される。
ヒストグラム生成部410は、ヒストグラム設定テーブル431(第1目盛カテゴリの判断結果)と、入力画像データ1とに基づいて、元ヒストグラム411を生成する。元ヒストグラム411の生成方法は、実施例1の方法(図7)と略等しい。但し、本実施例では、図7のS4104の処理として、実施例1と異なる処理が行われる。本実施例では、S4104にて、ヒストグラム生成部410は、int(P(X,Y)/4)を含むカテゴリ範囲(最小値CatP.Loから最大値CatP.Hiまでの範囲)に対応する第1目盛カテゴリFLを検出する。そして、ヒストグラム生成部410は、元ヒストグラム411の要素HstO(X,検出したFL)の値を1インクリメントする。この処理により、要素HstO()の値(画素数)として、実施例1で述べた再分配後の値と同じ値を得ることができる。従って、元ヒストグラム411として、入力画像データ1のデータ値を変換して得られる第1目盛カテゴリのヒストグラムを得ることができる。即ち、元ヒストグラム411として、実施例1のヒストグラム変換部420によって得られた波形情報と同じ波形情報を得ることができる。
ヒストグラム設定部440は、元ヒストグラム411を、第1波形情報41または第2波形情報42として設定する。例えば、ヒストグラム設定部440は、不図示の制御部からの指示に応じて、元ヒストグラム411を、第1波形情報41または第2波形情報42として設定する。ヒストグラム設定生成部430により第1描画特性情報21が選択された場合には、元ヒストグラム411が第1波形情報41として設定され、第2描画特性情報22が選択された場合には、元ヒストグラム411が第2波形情報42として設定される。
本実施例に係る波形情報生成部400の処理フローの一例を説明する。まず、ヒストグラム設定生成部430は、第1描画特性情報21と軸特性情報31に基づいて、ヒストグラム設定テーブル431を生成する(処理2−1)。次に、ヒストグラム生成部410は、処理2−1により生成されたヒストグラム設定テーブル431に基づいて入力画像データ1を解析することにより、元ヒストグラム411を生成する(処理2−2)。そして、ヒストグラム設定部440は、処理2−2により生成された元ヒストグラム411を第1波形情報41として設定する(処理2−3)。次に、ヒストグラム設定生成部430は、第2描画特性情報22と軸特性情報31に基づいて、ヒストグラム設定テーブル431を生成する(処理2−4)。次に、ヒストグラム生成部410は、処理2−4により生成されたヒストグラム設定テーブル431に基づいて入力画像データ1を解析することにより、元ヒストグラム411を生成する(処理2−5)。そして、ヒストグラム設定部440は、処理2−5により生成された元ヒストグラム411を第1波形情報41として設定する(処理2−6)。
以上述べたように、本実施例においても実施例1の分布情報と同様の分布情報を得ることができる。その結果、画像データの輝度分布を示す情報の利用についての利便性を向上することができる。また、本実施例によれば、ヒストグラム生成部をタイムシェアで使用することにより、複数の分布情報が生成される。それにより、ハードウェア規模を削減することができる。なお、複数のヒストグラム生成部を用いて、複数の分布情報の生成が並列に行われてもよい。例えば、2つのヒストグラム生成部を用いて、第1波形情報の生成と、第2波形情報の生成とが並列に行われてもよい。それにより、分布情報の取得、分布画像の表示、等についての応答速度を高速化することができる。
<実施例3>
以下、本発明の実施例3について説明する。本実施例では、実施例1と異なる構成や処理により、実施例1と同様の処理結果を得ることができる。本実施例では、入力画像データの階調特性を縦軸の軸特性に適合させ、適合後の画像データのヒストグラムを取得する
、という処理が、タイムシェアリングで取得される。なお、以下では、実施例1と異なる構成や処理について詳しく説明し、実施例1と同様の構成や処理についての説明は省略する。
図15は、本実施例に係る波形情報生成部400の機能構成の一例を示すブロック図である。図15に示すように、波形情報生成部400は、変換テーブル生成部450、階調変換部460、ヒストグラム生成部410、及び、ヒストグラム設定部440を有する。
変換テーブル生成部450は、描画特性情報と軸特性情報31に基づいて、入力画像データ1の取り得るデータ値に対応する第1目盛カテゴリを判断する。そして、変換テーブル生成部450は、第1目盛カテゴリの判断結果(階調変換テーブル451)を出力する。実施例では、ヒストグラム設定生成部430は、第1描画特性情報21と第2描画特性情報22を順に選択し、選択した情報を用いて上記処理を行う。階調変換テーブル451のデータ構造を図16に示す。図16に示すように、本実施例では、データカテゴリLと、第1目盛カテゴリ(行先カテゴリ)FLAとの対応関係を示すテーブルが、階調変換テーブル451として生成される。なお、階調変換テーブル451のデータ構造は、図16に示すデータ構造に限られない。データカテゴリLの代わりにデータ値が使用されてもよい。第1目盛カテゴリの判断結果は、テーブルではなく関数であってもよい。
本実施例では、まず、変換テーブル生成部450は、実施例1のヒストグラム変換部420による処理の方法と同様の方法で、各第1目盛カテゴリの輝度範囲、各第1輝度範囲の中心輝度、及び、各データカテゴリの行先カテゴリを決定する。そして、変換テーブル生成部450は、決定したそれらの情報を用いて、図16に示す階調変換テーブル451を生成する。例えば、図12(A)の情報から、データカテゴリLの情報と行先カテゴリFLAの情報とを抽出することにより、図16に示す階調変換テーブル451が生成される。
階調変換部460は、階調変換テーブル451(第1目盛カテゴリの判断結果)に基づいて、入力画像データ1のデータ値を第1目盛カテゴリに変換することにより、変換画像データ461を生成する。本実施例では、以下の式9を用いて、入力画像データ1をデータ値P(X,Y)が、変換画像データ461のデータ値P’(X,Y)に変換される。式9において、「FLA(int(P(X,Y)/4))」は、階調変換テーブル451においてデータカテゴリL=int(P(X,Y)/4)に対応する第1目盛カテゴリFLAである。

P’(X,Y)=FLA(int(P(X,Y)/4)) ・・・(式9)
ヒストグラム生成部410は、変換画像データ461に基づいて、変換画像データ461のデータ値のヒストグラムを、元ヒストグラム411として生成する。変換画像データ461のデータ値は第1目盛カテゴリであるため、元ヒストグラム411として、実施例1のヒストグラム変換部420によって得られる波形情報と同じ波形情報を得ることができる。元ヒストグラム411の生成方法は、実施例1の方法(図7)と同じである。ヒストグラム設定部440は、実施例2と同様の処理を行う。具体的には、変換テーブル生成部450により第1描画特性情報21が選択された場合に、ヒストグラム設定部440は、元ヒストグラム411を第1波形情報41として設定する。そして、第2描画特性情報22が選択された場合に、ヒストグラム設定部440は、元ヒストグラム411を第2波形情報42として設定する。
本実施例に係る波形情報生成部400の処理フローの一例を説明する。まず、変換テー
ブル生成部450は、第1描画特性情報21と軸特性情報31に基づいて、階調変換テーブル451を生成する(処理3−1)。次に、階調変換部460は、処理3−1により生成された階調変換テーブル451に基づいて、入力画像データ1を変換画像データ461に変換する(処理3−2)。そして、ヒストグラム生成部410は、処理3−2により生成された変換画像データ461を解析することにより、元ヒストグラム411を生成する(処理3−3)。次に、ヒストグラム設定部440は、処理3−3により生成された元ヒストグラム411を第1波形情報41として設定する(処理3−4)。
そして、変換テーブル生成部450は、第2描画特性情報22と軸特性情報31に基づいて、階調変換テーブル451を生成する(処理3−5)。次に、階調変換部460は、処理3−5により生成された階調変換テーブル451に基づいて、入力画像データ1を変換画像データ461に変換する(処理3−6)。そして、ヒストグラム生成部410は、処理3−6により生成された変換画像データ461を解析することにより、元ヒストグラム411を生成する(処理3−7)。次に、ヒストグラム設定部440は、処理3−7により生成された元ヒストグラム411を第2波形情報42として設定する(処理3−8)。
以上述べたように、本実施例においても実施例1の分布情報と同様の分布情報を得ることができる。その結果、画像データの輝度分布を示す情報の利用についての利便性を向上することができる。また、本実施例によれば、階調変換部とヒストグラム生成部をタイムシェアで使用することにより、複数の分布情報が生成される。それにより、ハードウェア規模を削減することができる。なお、複数の階調変換部と複数のヒストグラム生成部とを用いて、複数の分布情報の生成が並列に行われてもよい。それにより、分布情報の取得、分布画像の表示、等についての応答速度を高速化することができる。
<実施例4>
以下、本発明の実施例4について説明する。本実施例では、縦軸について複数の軸特性が選択された場合の例を説明する。また、本実施例では、複数の入力画像データが存在する場合の例を説明する。なお、以下では、実施例1と異なる構成や処理について詳しく説明し、実施例1と同様の構成や処理についての説明は省略する。
図17は、本実施例に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図17に示すように、本実施例に係る画像表示装置は、実施例1に係る画像表示装置(図1)と同様の構成を有する。但し、本実施例では、画像表示装置に2つの入力画像データ1,2が入力される。なお、入力画像データの数は、2つより多くても少なくてもよい。
EOTF取得部10は、実施例1と同様に、入力画像データ1に予め関連付けられたEOTFの情報を取得し、取得した情報に対応する入力特性情報11を出力する。さらに、EOTF取得部10は、入力画像データ2に予め関連付けられたEOTFの情報を取得し、取得した情報に対応する入力特性情報12を出力する。
EOTF設定部20は、実施例1と同様に、描画特性情報を取得し、取得した描画特性情報を出力する。本実施例では、2つの入力画像データ1,2のそれぞれについて描画特性情報が取得される。また、本実施例では、ユーザーによって最大8種類のEOTFが指定される。具体的には、2つの入力画像データ1,2のそれぞれについて、最大4種類のEOTFが指定される。そのため、本実施例では、8つの描画特性情報21〜28が取得される。なお、入力画像データ1について指定可能なEOTFの種類数は、入力画像データ2について指定可能なEOTFの種類数と異なっていてもよい。
軸設定部30は、実施例1と同様に、軸特性情報を取得し、取得した軸特性情報を出力
する。本実施例では、ユーザーによって2種類の軸特性が指定(選択)される。そして、指定された2種類の軸特性にそれぞれ対応する2つの軸特性情報31,32が取得される。なお、取得および出力される軸特性情報の数は2つより多くてもよい。
波形情報生成部400は、実施例1と同様の方法で波形情報を生成し、生成した波形情報を出力する。本実施例では、2つの軸特性情報31,32のそれぞれについて、その軸特性情報に対応する波形情報が生成される。本実施例では、2つの入力画像データ1,2のそれぞれについて、その入力画像データに対応する波形情報が生成される。さらに、本実施例では、8つの描画特性情報21〜28のそれぞれについて、その描画特性情報に対応する波形情報が生成される。具体的には、2つの軸特性情報31,32のいずれか、2つの入力画像データ1,2のいずれか、及び、8つの描画特性情報21〜28のいずれかの組み合わせとして、8つの組み合わせが予め定められている。そして、8つの組み合わせにそれぞれ対応する8つの波形情報41〜48が生成される。なお、組み合わせの種類、組み合わせの数、等は特に限定されない。
描画部50は、実施例1と同様の方法で波形画像データを生成し、生成した波形画像データを出力する。本実施例では、8つの波形情報41〜48にそれぞれ対応する8つの波形画像が描画される。本実施例では、2つの軸特性情報31,32にそれぞれ対応する2つの画像領域が使用される。描画部50は、軸特性情報31に対応する画像領域に、軸特性情報31に対応する波形情報に基づく波形画像を描画する。それにより、軸特性情報31に対応する画像領域に描画された波形画像を表す波形画像データ51が生成される。また、描画部50は、軸特性情報32に対応する画像領域に、軸特性情報32に対応する波形情報に基づく波形画像を描画する。それにより、軸特性情報32に対応する画像領域に描画された波形画像を表す波形画像データ52が生成される。本実施例では、上記2つの画像領域が水平方向(左右方向)に並べられている。具体的には、軸特性情報31に対応する画像領域が左側に、軸特性情報32に対応する画像領域が右側に配置されている。なお、画像領域の数、画像領域の配置、等は特に限定されない。例えば、上記2つの画像領域が垂直方向に並べられていてもよい。
表示特性変換部60は、実施例1と同様に、入力特性情報11に基づいて、入力画像データ1から表示画像データ61を生成する。さらに、表示特性変換部60は、入力特性情報12に基づいて、入力画像データ2から表示画像データ62を生成する。そして、表示特性変換部60は、表示画像データ61,62を出力する。
画像合成部70は、実施例1と同様の方法で合成画像データ71を生成し、生成した合成画像データ71を出力する。本実施例では、表示画像データ61、表示画像データ62、波形画像データ51、及び、波形画像データ52が合成される。そして、合成画像には、表示画像データ61によって表された画像、表示画像データ62によって表された画像、波形画像データ51によって表された画像、及び、波形画像データ52によって表された画像が配置されている。
図18(A)は、本実施例に係る表示画像の一例を示す図である。図18(A)に示すような画像表示は、例えば、画像表示装置の表示モードとして、所定の表示モード(マルチ画面・マルチ波形表示モード)が設定された場合に行われる。マスタリングにおいて複数種類のEOTFにそれぞれ対応する複数の画像データを得る場合に、ユーザーは、複数の画像データの複数の輝度分布を確認・比較することがある。マルチ画面・マルチ波形表示モードは、例えば、そのような場合に設定される。図18(A)の例は、以下の状態に対応する。

入力画像1の入力特性11:規格A(ハイブリッドγ)
入力画像2の入力特性12:規格B
軸特性31(左側波形画像の縦軸):dB
軸特性32(右側波形画像の縦軸):Value
軸特性31(左側波形画像)と入力画像1に対応する描画特性21:自動
左側波形画像と入力画像1に対応する描画特性22:γ2.4
左側波形画像と入力画像2に対応する描画特性23:自動
左側波形画像と入力画像2に対応する描画特性24:なし
軸特性32(右側波形画像)と入力画像1に対応する描画特性25:自動
右側波形画像と入力画像1に対応する描画特性26:なし
右側波形画像と入力画像2に対応する描画特性27:自動
右側波形画像と入力画像2に対応する描画特性28:なし
以上述べたように、本実施例によれば、実施例1と同様の方法で分布情報が生成される。それにより、画像データの輝度分布を示す情報の利用についての利便性を向上することができる。また、本実施例によれば、複数の軸特性情報のそれぞれについて、その軸特性情報に対応する分布情報が生成される。それにより、上記利便性をさらに向上することができる。例えば、複数種類の縦軸にそれぞれ対応する複数の分布画像を表示することができる。それにより、ユーザーは、複数種類の縦軸にそれぞれ対応する複数の分布画像を確認でき、画像データの輝度分布をより高精度に判断することができる。さらに、本実施例によれば、複数の入力画像データのそれぞれについて、その入力画像データに対応する分布情報が生成される。それにより、上記利便性をさらに向上することができる。例えば、複数の画像データにそれぞれ対応する複数の分布(輝度関連値の分布)を表示することができる。それにより、ユーザーは、複数の画像データのそれぞれの輝度分布を容易に判断して比較することができる。
なお、実施例1〜4はあくまで一例であり、本発明の要旨の範囲内で実施例1〜4の構成を適宜変形したり変更したりすることにより得られる構成も、本発明に含まれる。実施例1〜4の構成を適宜組み合わせて得られる構成も、本発明に含まれる。
例えば、上述した合成画像ではなく、輝度関連値の分布のみが表示されてもよい。画像表示装置の代わりに、画像データを用いた画像表示を行う機能を有していない波形モニタが使用されてもよい。また、分布画像として、波形画像ではなく、輝度関連値のヒストグラムを示すヒストグラム画像が使用されてもよい。図18(B)は、実施例4に係る表示画像の一例を示す図である。図18(B)の左側の分布画像は、ヒストグラム画像の一例である。分布情報がヒストグラム画像のために使用される場合には、第2軸(画像内の位置に対応する目盛を有する軸)に関する処理は省略されてもよい。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10:EOTF取得部 20:EOTF設定部 30:軸設定部
400:波形情報生成部

Claims (16)

  1. 入力画像データの輝度に関連した輝度関連値の分布を、輝度関連値に対応する目盛を有する軸を用いて示す情報である分布情報を生成する情報処理装置であって、
    画像データの階調特性に関連した情報である階調特性情報を取得する第1取得手段と、
    前記軸の目盛の分布を含む軸特性に関連した情報である軸特性情報を取得する第2取得手段と、
    前記入力画像データ、前記階調特性情報、及び、前記軸特性情報に基づいて、前記入力画像データの輝度関連値の分布を、前記軸特性情報に基づく前記軸を用いて示す分布情報を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1取得手段は、複数の階調特性情報を取得し、
    前記生成手段は、前記複数の階調特性情報のそれぞれについて、その階調特性情報に対応する分布情報を生成し、
    前記複数の階調特性情報にそれぞれ対応する複数の分布情報の間で、前記輝度関連値の分布を示すために使用される前記軸は共通する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記軸特性は、前記輝度関連値の種類をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記階調特性情報は、ユーザーによって指定された階調特性の情報、または、前記入力画像データに予め関連付けられた階調特性の情報である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記軸特性情報は、ユーザーによって指定された軸特性の情報である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記生成手段は、
    前記階調特性情報に基づいて、前記入力画像データの取り得るデータ値に対応する輝度である対応輝度を判断し、
    前記入力画像データ、前記対応輝度の判断結果、及び、前記軸特性情報に基づいて、前記分布情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記分布情報は、前記軸である第1軸と、画像内の位置に対応する目盛を有する第2軸とを用いて前記輝度関連値の分布を示す波形の情報である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記生成手段は、
    前記入力画像データに基づいて、前記入力画像データのデータ値のヒストグラムを生成し、
    前記階調特性情報と前記軸特性情報に基づいて、前記ヒストグラムのカテゴリを、データ値のカテゴリであるデータカテゴリから、前記軸特性情報に基づく前記軸の目盛のカテゴリである目盛カテゴリに変換することにより、前記分布情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記生成手段は、
    前記階調特性情報に基づいて、前記入力画像データの取り得るデータ値に対応する輝
    度である対応輝度を判断し、
    前記対応輝度の判断結果と、前記軸特性情報とに基づいて、前記データカテゴリを前記目盛カテゴリに変換する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記生成手段は、
    前記階調特性情報と前記軸特性情報に基づいて、前記入力画像データの取り得るデータ値に対応する、前記軸特性情報に基づく前記軸の目盛のカテゴリである目盛カテゴリを判断し、
    前記目盛カテゴリの判断結果と、前記入力画像データとに基づいて、前記入力画像データのデータ値を変換して得られる目盛カテゴリのヒストグラムを、前記分布情報として生成する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記生成手段は、
    前記階調特性情報と前記軸特性情報に基づいて、前記入力画像データの取り得るデータ値に対応する、前記軸特性情報に基づく前記軸の目盛のカテゴリである目盛カテゴリを判断し、
    前記目盛カテゴリの判断結果に基づいて、前記入力画像データのデータ値を目盛カテゴリに変換することにより、変換画像データを生成し、
    前記変換画像データに基づいて、前記変換画像データの前記目盛カテゴリのヒストグラムを、前記分布情報として生成する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記生成手段は、
    前記階調特性情報に基づいて、前記入力画像データの取り得るデータ値に対応する輝度である対応輝度を判断し、
    前記対応輝度の判断結果と、前記軸特性情報とに基づいて、前記入力画像データの取り得るデータ値に対応する前記目盛カテゴリを判断する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の情報処理装置。
  13. 前記第2取得手段は、複数の軸特性情報を取得し、
    前記生成手段は、前記複数の軸特性情報のそれぞれについて、その軸特性情報に対応する分布情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記生成手段は、複数の入力画像データのそれぞれについて、その入力画像データに対応する分布情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 入力画像データの輝度に関連した輝度関連値の分布を、輝度関連値に対応する目盛を有する軸を用いて示す情報である分布情報を生成する情報生成方法であって、
    画像データの階調特性に関連した情報である階調特性情報を取得する第1取得ステップと、
    前記軸の目盛の分布を含む軸特性に関連した情報である軸特性情報を取得する第2取得ステップと、
    前記入力画像データ、前記階調特性情報、及び、前記軸特性情報に基づいて、前記入力画像データの輝度関連値の分布を、前記軸特性情報に基づく前記軸を用いて示す分布情報を生成する生成ステップと、
    を有することを特徴とする情報生成方法。
  16. 請求項15に記載の情報生成方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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