JP2017141107A - 糸監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】糸監視装置において、複数の清掃対象のそれぞれに応じて、清掃のために適切な流量又は強さの流体を噴射可能な構成を提供する。【解決手段】糸監視装置は、圧縮空気導入口73と、第1噴射口71と、第2噴射口72と、分配流路100と、を備える。分配流路100は、圧縮空気導入口73がその一端に形成される導入路93と、第1噴射口71がその一端に形成される第1流路91と、第2噴射口がその一端に形成される第2流路92と、中間路94と、を有する。中間路94には、導入路93の他端、第1流路91の他端、及び第2流路92の他端がそれぞれ異なる位置で接続される。中間路94は、導入路93の延びる方向、第1流路91の延びる方向、及び第2流路92の延びる方向の何れとも異なる方向に延びる。【選択図】図6

Description

本発明は、走行する糸の状態を監視する糸監視装置に関する。詳細には、繊維屑を吹き飛ばして清掃する構成に関する。
従来から、清掃対象に対して流体を吹き付けることにより、繊維屑を吹き飛ばして清掃する構成を備える糸監視装置が知られている。特許文献1は、この種の糸監視装置を開示する。この特許文献1の糸監視装置では、圧空供給ホースから供給路の一端に圧縮空気が導入される。導入された圧縮空気の一部は、供給路の他端に形成される吹出部から噴射されて、受光素子の受光面及び/又は透明板に吹き付けられる。また、導入された圧縮空気の残部は、供給路から分岐した他の供給路を流通して、カッタ用吹出部から噴射されてカッタに吹き付けられる。このようにして、糸監視装置に備えられる清掃対象に対して流体を吹き付けることにより、清掃対象に付着した繊維屑を吹き飛ばして、糸監視装置の糸欠陥等の検出精度を高く維持したり、繊維屑が製品であるパッケージ等に巻き込まれることを防止したりしていた。
特開2013−230908号公報
しかし、上記特許文献1では、カッタに対しては繊維屑が引っ掛かり易い部分にピンポイントで圧縮空気を吹き付ける一方、受光素子の受光面及び/又は透明板に対しては全体を清浄に保つために広い範囲にわたって圧縮空気を吹き付けるようにするための、吹出口の構成が言及されているのみで、それぞれの吹出口に対して望ましい流量及び強さの圧縮空気を供給するための具体的な構成は開示されていない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、複数の清掃対象のそれぞれに応じて、清掃のために適切な流量又は強さの流体を噴射可能な構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の糸監視装置が提供される。即ち、この糸監視装置は、流体導入口と、第1噴射口と、第2噴射口と、流体流路と、を備える。前記流体導入口には、流体が導入される。前記第1噴射口は、流体を噴射する方向が第1清掃対象に向かう方向とされる。前記第2噴射口は、流体を噴射する方向が第2清掃対象に向かう方向とされる。前記流体流路は、前記流体導入口から導入された流体を前記第1噴射口及び前記第2噴射口へ供給する。前記流体流路は、導入路と、第1流路と、第2流路と、中間路と、を有する。前記導入路の一端には、前記流体導入口が形成される。前記第1流路の一端には、前記第1噴射口が形成される。前記第2流路の一端には、前記第2噴射口が形成される。前記中間路には、前記導入路の他端、前記第1流路の他端、及び前記第2流路の他端がそれぞれ異なる位置で接続される。前記中間路は、前記導入路の延びる方向、前記第1流路の延びる方向、及び前記第2流路の延びる方向の何れとも異なる方向に延びる。
これにより、流体導入口から導入された流体を第1流路と第2流路とに分配することができ、第1噴射口及び第2噴射口の大きさ等を適宜設定することにより、それぞれの噴射口からの流体の噴射量を適切に調整することができる。したがって、複数の清掃対象のそれぞれに応じて、清掃のために適切な流量又は強さの流体を噴射することができる。また、第1流路の他端と、導入路の他端と、が異なる位置で中間路に接続されているので、導入路から導入された流体が第1流路に著しく偏って流れるのを防止することができる。
前記の糸監視装置においては、前記第1流路が前記中間路に接続する開口は、前記導入路が前記中間路に接続する開口よりも小さいことが好ましい。
これにより、導入路から導入された流体が第1流路に著しく偏って流れるのを確実に防止することができる。この結果、第1清掃対象に向かって流体を過剰に噴射して流体を無駄に消費してしまうことを防止することができる。
前記の糸監視装置においては、前記第1流路が前記中間路に接続する開口、及び、前記第2流路が前記中間路に接続する開口は、何れも、前記中間路を流体流通方向に垂直な面で切った断面よりも小さいことが好ましい。
これにより、導入路から中間路に導入された流体が、第1流路及び第2流路のうち一方に著しく偏って供給されるのを防止することができる。更に、第1流路が中間路に接続する開口及び第2流路が中間路に接続する開口の大きさ等を適宜設定することにより、流体を第1流路と第2流路とに適切に分配して供給することができる。
前記の糸監視装置においては、前記第1流路が前記中間路に接続する開口は、前記第2流路が前記中間路に接続する開口よりも小さいことが好ましい。
これにより、第1流路に流れる流体の流量を、第2流路に流れる流体の流量よりも小さくすることができ、ひいては、第1清掃対象に向かって噴射される流体の量を、第2清掃対象に向かって噴射される流体の量よりも少なくすることができる。このように、清掃対象に応じて吹き付ける流体の量を変更することができるので、流体を用いた清掃を全体として効率的に行うことができる。
前記の糸監視装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この糸監視装置では、前記中間路において、前記第2流路が前記中間路に接続する端部は、前記第1流路が前記中間路に接続する端部よりも流体流通方向下流側に位置していることが好ましい。
これにより、導入路から第1流路及び第2流路に流体を供給する流路の構成を簡素にすることができる。
前記の糸監視装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この糸監視装置は、前記第1清掃対象としての切断装置と、前記第2清掃対象としての検出部と、を更に備える。前記切断装置は、糸を切断する。前記検出部は、糸の状態を検出する。
これにより、切断装置並びに検出部を、それぞれ別々の噴射口から流体を噴射することで良好に清掃することができる。
前記の糸監視装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1噴射口は、前記切断装置の刃先に流体を吹き付けるように配置される。前記第1流路が前記中間路に接続する端部は、前記導入路が前記中間路に接続する端部よりも流体流通方向下流側に位置している。
これにより、切断装置において繊維屑が引っ掛かり易い部分を重点的に効率良く清掃することができる。また、第1流路の中間路に接続する端部は、導入路が中間路に接続する端部よりも流体流通方向下流側にズラして配置されているため、導入路から導入された流体が第1流路に著しく偏って流れるのを確実に防止することができるとともに、第1流路の径を小さくしなくても、第1噴射口から流体が噴射される勢いをある程度弱くすることができる。これにより、少量の流体で刃先を良好に清掃することができる。
前記の糸監視装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この糸監視装置には、一側が開放され、当該一側から監視対象の糸を挿入することができるスロットが形成される。前記第1噴射口は、前記スロットを構成する内壁のうち前記一側を向く第1内壁に開口されている。前記第1噴射口は、前記第1内壁に対して垂直な方向で見たときに、糸道からズレた位置に配置されている。
これにより、糸道から退避した位置にある待機状態の刃先に対して、第1噴射口から流体を適切に吹き付けて清掃することができる。
前記の糸監視装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この糸監視装置には、一側が開放され、当該一側から監視対象の糸を挿入することができるスロットが形成される。前記第1噴射口は、前記スロットを構成する内壁のうち前記一側を向く第1内壁に開口されている。前記第1噴射口からの流体の噴射方向は、前記スロットの前記一側に向けられている。前記第2噴射口からの流体の噴射方向は、前記スロットの前記一側から、前記スロットを構成する内壁のうち、前記第1内壁とは異なる第2内壁に向けられている。前記第2噴射口からの流体の噴射方向の一部は、当該第2内壁に対して傾斜している。
これにより、第1清掃対象に対しては、スロットの第1内壁から当該スロットの開放側に向かって流体を噴射することにより、清掃したい狭い領域を集中的に清掃することができる。一方、第2清掃対象に対しては、スロットの開放側からスロットの第2内壁に向けて、当該第2内壁に対して傾斜した方向に流体を噴射することにより、吹き付けられた流体が旋回して他の内壁(第1内壁等)にも間接的に吹き付けられるので、広い領域を清掃することができる。
前記の糸監視装置においては、前記導入路と、前記第1流路とは、互いに平行な方向に延びていることが好ましい。
これにより、流路の構成を簡素化することができる。
前記の糸監視装置においては、前記中間路は、前記導入路及び前記第1流路に対して垂直な直線状に延びていることが好ましい。
これにより、例えばドリル等を用いた切削加工により、中間路を容易に形成することができる。
前記の糸監視装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この糸監視装置は、前記第1清掃対象としての切断装置と、前記切断装置の少なくとも一部を収容する第1ケーシングと、を備える。前記切断装置は、糸を切断する。前記第1ケーシングに、前記流体流路の少なくとも一部が形成されている部材が少なくとも部分的に収容されている。
これにより、第1ケーシングは、切断装置を収容するだけではなく、圧縮空気を分配する流体流路が形成される部材も収容するので、小型化及び部品点数の低減を実現することができる。
前記の糸監視装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この糸監視装置は、第1ケーシングと、第2ケーシングと、を更に備える。前記第1ケーシングは、前記切断装置を少なくとも部分的に収容する。前記第2ケーシングは、前記検出部を少なくとも部分的に収容する。前記第1ケーシングは、前記流体流路の少なくとも一部が形成された金属部材を少なくとも部分的に収容する。
即ち、第2ケーシング内には、検出部を動作させるための電気部品が大きな容積を占めて収容されていることが多いため、スペースにあまり余裕がない。この点、本構成では、比較的スペースに余裕のある第1ケーシング内に、流体流路の少なくとも一部が形成された金属部材が少なくとも部分的に収容される。従って、第2ケーシング側に形成する流路を削減して、糸監視装置全体の構成を簡素にすることができる。
前記の糸監視装置においては、前記導入路と、前記第1流路と、前記第2流路の少なくとも一部と、前記中間路と、が前記金属部材に形成されることが好ましい。
これにより、金属部材以外の部分に形成しなければならない流路を少なくできるので、糸監視装置全体の構成を更に簡素にすることができる。
前記の糸監視装置においては、前記第2噴射口の開口面積が、前記第2流路が前記中間路に接続する開口の開口面積よりも大きいことが好ましい。
これにより、第2清掃対象に対しては、比較的広い開口面積を有する第2噴射口から流体が噴射される。よって、第2清掃対象に向かって広範囲で流体を噴射することができる。
前記の糸監視装置においては、当該糸監視装置における前記スロットが形成される側と反対側の面に、前記流体導入口が形成されていることが好ましい。
これにより、糸監視装置においてスロットの開放側と反対側の面に、流体を供給するための配管を接続することになるので、スロットを走行する糸に対して当該配管が干渉しにくい配置を実現することができる。また、流体導入口から第1噴射口へ至る流路を容易に短くし、当該流路を流通する過程での圧力損失を低減することができる。
前記の糸監視装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この糸監視装置は、糸道規制部材を更に備える。前記糸道規制部材は、糸走行空間内を走行する糸の経路である糸道を規制するために前記検出部より糸走行方向上流側に設けられる。前記第2噴射口は、噴射される流体の少なくとも一部が前記糸道規制部材を含む領域に吹き付けられる方向に向けて形成される。前記第2噴射口は、前記糸道規制部材よりも糸走行方向下流側に配置された部分を含むように形成される。
これにより、第2噴射口から流体を噴射することで、検出部に加えて、当該検出部よりも糸走行方向上流側に配置された糸道規制部材も清掃することができる。従って、糸道規制部材に付着している繊維屑が糸に連れられて糸走行空間内の検出領域内に入り込んで検出領域内に滞留して、検出部の検出性能を高く維持できなくなることを防止できる。
本発明の一実施形態に係る糸監視装置を備える自動ワインダの全体的な構成を示す正面図。 糸監視装置を備えるワインダユニットの側面図。 糸監視装置の外観斜視図。 糸監視装置の外観正面図。 第2ケーシング及びその内部の模式的な平面図。 第1ケーシング及びその内部の模式的な平面断面図。 糸監視装置に形成されるスロット及びその周辺の構成を示す正面図。 糸監視装置が備える流路部材の平面図。 図8におけるA−A線断面図。糸監視装置における圧縮空気の分配流路を、糸走行方向に垂直な仮想平面に投影した様子を示す投影図。 図8におけるB−B線断面図。糸監視装置に形成されるスロット及びその周辺の構成を示す正面図。 糸監視装置における圧縮空気の分配流路を、糸走行方向に垂直な仮想平面に投影した様子を示す投影図。 変形例に係る糸監視装置における、圧縮空気の分配流路を、糸走行方向に垂直な仮想平面に投影した様子を示す投影図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、自動ワインダ(糸巻取機)1は、並べて配置された複数のワインダユニット(糸巻取ユニット)10と、その並べられた方向の一端に配置された機台制御部11と、を主として備えている。
機台制御部11は、各ワインダユニット10に関する情報を表示可能な表示装置12、及び、オペレータが機台制御部11に対して各種の指示を入力するための指示入力部13等を備えている。自動ワインダ1のオペレータは、表示装置12に表示された各種の表示を確認するとともに、指示入力部13を適宜操作することにより、複数のワインダユニット10を機台制御部11において一括して管理することができる。
図1及び図2に示す各ワインダユニット10は、給糸ボビン20から糸21を解舒して、巻取ボビン22に巻き返すように構成されている。なお、巻取ボビン22に糸21が巻き取られた状態のものをパッケージ23と呼ぶ。以下の説明において、「糸走行方向上流側」「糸走行方向下流側」というときは、糸21の走行方向で見たときの上流側及び下流側をそれぞれ意味するものとする。
図2に示すように、ワインダユニット10は、本体フレーム24と、給糸部25と、巻取部26と、を主として備えている。
本体フレーム24は、ワインダユニット10の側部に配置されている。当該ワインダユニット10が備える構成の大部分は、この本体フレーム24に直接的又は間接的に支持されている。また、本体フレーム24の正面側には、オペレータが操作するための操作部27が設けられている。
給糸部25は、糸21を供給するための給糸ボビン20を略直立状態で保持することが可能に構成されている。巻取部26は、クレードル28と、巻取ドラム29と、を備えている。
クレードル28は、巻取ボビン22を回転可能に支持する。また、クレードル28は、支持した巻取ボビン22の周面を巻取ドラム29の周面に接触させることができるように構成されている。巻取ドラム29は巻取ボビン22に対向して配置されており、図略のモータによって回転駆動されるように構成されている。また、巻取ドラム29の外周面には、巻取ボビン22に巻き取られる糸21をトラバース(綾振り)するための往復螺旋状の綾振溝(図略)が形成されている。
巻取ボビン22の外周面を巻取ドラム29に接触させた状態で当該巻取ドラム29を回転駆動することにより、巻取ボビン22を従動回転させる。これにより、給糸ボビン20から解舒された糸21を、前記綾振溝によってトラバースしつつ巻取ボビン22に巻き取ることができる。なお、糸21をトラバースするための構成は、上記の巻取ドラム29に限らず、例えばこれに代えて、所定のトラバース幅で往復駆動されるトラバースガイドによって糸21をガイドするアーム式のトラバース装置により構成しても良い。
各ワインダユニット10は、ユニット制御部30を備えている。このユニット制御部30は、CPU、ROM、RAM等のハードウェアと、前記RAMに記憶された制御プログラム等のソフトウェアと、から構成されている。そして、前記ハードウェアとソフトウェアとが協働することにより、ワインダユニット10の各構成を制御する。また、各ワインダユニット10のユニット制御部30は、前記機台制御部11と通信可能に構成されている。これにより、各ワインダユニット10の動作を、機台制御部11において集中的に管理することが可能となっている。
また、ワインダユニット10は、給糸部25と巻取部26との間の糸走行経路中に、糸走行方向上流側から順に、解舒補助装置31と、テンション付与装置32と、糸継装置33と、糸監視装置6と、を配置した構成となっている。
解舒補助装置31は、給糸ボビン20から解舒される糸21が遠心力によって振り回されて外側に膨らんだ部分(バルーン)に対して接触する規制部材35を有している。規制部材35をバルーンに接触させることにより、糸21が過度に振り回されることを抑制し、当該バルーンを一定の大きさに保つことで、給糸ボビン20からの糸21の解舒を一定のテンションで行うことができる。
テンション付与装置32は、走行する糸21に所定のテンションを付与するものである。本実施形態のテンション付与装置32としては、固定の櫛歯に対して可動の櫛歯を配置するゲート式のものが採用されている。テンション付与装置32は、噛み合わせた状態にある櫛歯の間を屈曲させながら糸21を通過させることにより、当該糸21に対して適切なテンションを付与する。なお、テンション付与装置32には、上記のようなゲート式のもの以外にも、例えばディスク式のものを採用することができる。
糸継装置33は、給糸ボビン20と巻取ボビン22との間の糸21が、例えば後述の切断装置(カッタ)16により切断される等して分断状態となったときに、給糸ボビン20側の糸(下糸)と、巻取ボビン22側の糸(上糸)とを接合(糸継ぎ)するように構成されている。糸継装置33の構成は特に限定されないが、例えば圧縮空気により発生させた旋回気流によって糸端同士を撚り合わせる空気式のスプライサを採用することができ、あるいは、機械式のノッタ等を採用することもできる。上糸吸引パイプ(第1糸捕捉案内装置)44は、巻取ボビン22側(巻取部26側)の糸端を吸引しつつ捕捉して、糸継装置33に案内する。下糸吸引パイプ(第2糸捕捉案内装置)45は、給糸ボビン20側(給糸部25側)の糸端を吸引しつつ捕捉して、糸継装置33に案内する。
糸監視装置6は、走行する糸21の状態(品質)を監視し、糸21に含まれる糸欠陥等(糸21に異常がある箇所)を検出するように構成されている。糸監視装置6には、監視中の糸において糸欠陥等を検出したときに糸21を切断するための切断装置16が備えられている。
続いて、糸監視装置6で糸欠陥等が検出された場合の動作について、図2を参照して簡単に説明する。
糸監視装置6は、監視中の糸において糸欠陥等を検出した場合は、前述のユニット制御部30に糸欠陥検出信号を送信するとともに、切断装置16を作動させて糸21を切断する。切断された箇所より下流側の糸21は、パッケージ23にいったん巻き取られる。なお、このときパッケージ23に巻き取られる糸21には、糸監視装置6で検出された糸欠陥等の部分が含まれている。更に、ユニット制御部30は、巻取部26における糸の巻取りを停止させる。
下糸吸引パイプ45は、給糸ボビン20から送り出される糸端を吸引捕捉して、糸継装置33に案内する。また、これと前後して、上糸吸引パイプ44は、パッケージ23に巻き取られた糸端を吸引捕捉して、糸継装置33に案内する。このとき、パッケージ23に巻き取られた糸欠陥等の部分は、上糸吸引パイプ44によって吸引されて引き出される。
糸継装置33は、上糸吸引パイプ44と下糸吸引パイプ45によって案内された糸端同士の接合を行う。これにより、切断装置16によって切断された糸21が、糸欠陥等を含む部分が除去された後に、再び連続状態となる。
糸継装置33における糸継ぎ動作が完了すると、ユニット制御部30は、巻取部26による糸21の巻取りを再開させる。以上の動作により、糸監視装置6によって検出された糸欠陥等を除去し、パッケージ23への糸21の巻取りを再開することができる。
次に、本実施形態に係る糸監視装置6の構成について、図3から図11までを参照して詳細に説明する。
図3から図5までに示すように、本実施形態の糸監視装置6は、第1ケーシング66と、第2ケーシング67と、天板63と、検出部70と、切断装置16(図2及び図6参照)と、監視制御部200と、を主として備えている。
第1ケーシング66は、図6に示すように、流路部材(金属部材)90と、切断装置16と、を少なくとも部分的に収容するケーシングである。流路部材90は、金属製の板状の部材である。第1ケーシング66は、例えば樹脂により構成されている。
図5に示す第2ケーシング67は、例えば樹脂により構成されており、糸監視装置6が備える検出部70をホルダ69を介して少なくとも部分的に収容している。本実施形態では、第2ケーシング67は検出部70全体を収容している。
図3及び図4に示す天板63は、糸走行方向に沿って見たときの外形形状が第2ケーシング67の外形形状に沿った形状である金属製の薄い板材である。第1ケーシング66の上側(糸走行方向下流側)に、第2ケーシング67が嵌め合わされている。第2ケーシング67の上側(糸走行方向下流側)には、天板63が適宜の方法で位置決めされた状態で固定される。
図3に示すように、糸監視装置6には、糸走行方向に沿ってスロット6aが形成されている。スロット6aは、糸走行方向に沿って見たときに一側(正面側)が開放された溝状に形成されている。換言すると、スロット6aは、糸監視装置6を糸走行方向に貫通するように形成されるとともに、その開放された一側(正面側)から糸21を挿入できるように構成されている。スロット6aは、3つの内壁(奥壁6b及び1対の側壁6c,6d)によって構成されている。そして、スロット6aの内部に(3つの内壁に囲まれて)糸走行空間68が形成されている。糸走行空間68は、糸監視装置6の監視対象である糸21が走行可能な空間である。
本実施形態では、第2ケーシング67に載置されるホルダ69(図5参照)にスロット69aが形成され、第2ケーシング67の上流側にスロット66aが形成され、天板63にスロット63aが形成されている。第1ケーシング66及び第2ケーシング67に糸監視装置6を構成する各部材を収容し、第2ケーシング67に天板63を組み付けると、図3に示すように、上記のスロット66a,69a,63aが接続されて全体として1つのスロット6aが構成される。
スロット6aについてより具体的に説明すると、第1ケーシング66の内側に形成される(本実施形態では、第1ケーシング66や流路部材90等にわたって形成される)スロット66aは、3つの内壁により構成され、一側(正面側)が開放されている。ここで、3つの内壁には、糸走行空間68の開放側を向く奥壁66bと、当該奥壁66bがなす面と垂直な向きの1対の側壁66c,66dと、が含まれる。本実施形態では、奥壁66bは、流路部材90の奥壁90bにより構成されている。1対の側壁66c,66dは、互いに対向するように配置される。このような構成により、スロット66aは溝状に形成されている。
同様に、第2ケーシング67に保持されているホルダ69により形成されるスロット69aも3つの内壁で構成されている。具体的には、この3つの内壁には、糸走行空間68の開放側を向く奥壁69bと、当該奥壁69b以外の内壁である1対の側壁69c,69dと、が含まれる。1対の側壁69c,69dのそれぞれにおいて、開放側と反対側の端部(後端)は、奥壁69bに接続されている。1対の側壁69c,69dは互いに対向するように配置される。このような構成により、スロット69aは溝状に形成されている。
また、天板63のスロット63aも、一側(正面側)が開放された溝状に形成されている。
この構成で、糸監視装置6を構成する各部材を収容した第1ケーシング66及び第2ケーシング67並びに天板63を互いに固定することにより、3つのスロット66a,69a,63aが一体となって1つのスロット6aが構成される。スロット6aは、スロット6aの開放側を向く奥壁(第1内壁)6bと、奥壁6bがなす面に対して垂直な向きに広がる側壁6cと、同じく奥壁6bがなす面に対して垂直な向きに広がる側壁(第2内壁)6dと、を備える。1対の側壁6c,6dは、互いに対向するように配置される。なお、スロット6aの具体的な構成は上述した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能なものである。
図4及び図7に示すように、ホルダ69の上流側端部には、糸走行空間68内の糸21の走行する経路(走行位置)である糸道を規制するための上流側糸ガイド(糸道規制部材)64が備えられる。上流側糸ガイド64は、検出部70よりも糸走行方向上流側に配置される。
同様に、ホルダ69の下流側端部には、糸走行空間68内の糸道を規制するための下流側糸ガイド65が備えられる。下流側糸ガイド65は、検出部70よりも糸走行方向下流側に配置される。
上流側糸ガイド64及び下流側糸ガイド65は、耐摩耗性を有する素材(本実施形態では、セラミック)により構成されている。図4に示すように、糸走行空間68内を走行する糸21は、これらの糸ガイド64,65の略V字状の溝の底部に接触しながら走行する。これにより、糸監視装置6に対する糸21の走行する糸道が安定するので、検出部70において糸21の状態を安定して監視することができる。
以下では、糸監視装置6の各ケーシング内の構成について、より具体的に説明する。
図6に示すように、第1ケーシング66には、切断装置16が部分的に収容されている(切断装置16の一部は、第1ケーシング66の外に露出可能となっている)。切断装置16は、刃(切断部)81と、刃81を駆動するための駆動機構80と、を備える。駆動機構80には刃81が接続されており、刃81の先端部(刃先81a)は、スロット6aの内部空間(言い換えれば、糸走行空間68内)に露出可能となっている。駆動機構80は例えばソレノイドとして構成されており、駆動機構80の駆動に伴って、当該刃81の刃先81aを糸の走行する糸道に進入させたり、当該糸道に対して退避させたりすることができる。
第1ケーシング66には、金属製の部材である流路部材90も部分的に収容されている。流路部材90は、刃81の刃先81aを受ける台(刃受部)としても機能している。なお、流路部材90の詳細については後述する。
図4及び図5に示すように、第2ケーシング67に載置されるホルダ69には、検出部70が組み込まれている。本実施形態の糸監視装置6は、糸21に光を照射することにより当該糸21の状態を検知する光学式の糸監視装置として構成されている。従って、検出部70は光センサとして構成されている。具体的には、検出部70は、発光素子(投光部)37と、受光素子(受光部)38と、を備えている。発光素子37は、例えばLED等により構成されている。受光素子38は、例えばフォトダイオードとして構成されており、受光した光の強度を電気信号に変換して出力する。検出部70は、糸21の状態を測定する測定部と言い換えることもできる。
図5に示すように、ホルダ69の側壁69cの一部には、検出部70の受光素子38が配置されている。この受光素子38において、スロット69aの内部空間に露出する面が、光の入る面(入射面)を構成している。また、この入射面が配置されたホルダ69の側壁69cと対向する側壁69dには、樹脂製の透明板39(光を通す板)が嵌め込まれており、透明板39を挟んで糸走行空間68と反対側(ホルダ69の内部)には、発光素子37が配置されている。発光素子37と受光素子38は、糸道を挟んで対向するように配置されている。このように、側壁69dの一部には、発光素子37からの光が透明板39を透過して出る面(出射面)が構成されている。ただし、スロット69aの側壁69dに入射面が形成され、スロット69aの側壁69cに出射面が形成されていることとしても良い。受光素子38の前に透明板があっても良い。
また、第2ケーシング67の内部には、受光素子38及び発光素子37を機能させるための監視制御部200が収容される。
以上の構成で、発光素子37からの光は、その一部が糸走行空間68内を走行する糸21によって遮られて、受光素子38に受光される。このため、受光素子38に受光される光の強度は、糸21の太さによって変わる。従って、糸監視装置6は、受光素子38が受光した光の強度に基づいて糸21の太さを検出することにより、糸欠陥等を検出することができる。ただし、受光素子38は、糸21によって反射する光を受光するように配置されていてもよい。本実施形態では、受光素子38が受光量に応じて出力する検出信号が監視制御部200に入力され、監視制御部200が当該信号を演算処理することで糸欠陥等を見つけることができる。
更に、糸監視装置6には、切断装置16及び検出部70を清掃するための構成が備えられている。糸監視装置6は、清掃の対象である切断装置16の刃81に対して第1噴射口71から圧縮空気(流体)を噴射するとともに、検出部70に対して第2噴射口72から圧縮空気を噴射して、繊維屑を吹き飛ばすことにより、切断装置16及び検出部70を清掃する。
以下では、第1清掃対象である切断装置16の刃81及び第2清掃対象である検出部70を清掃するために糸監視装置6が備える構成について、図3から図11までを参照して詳述する。
糸監視装置6は、圧縮空気導入口(流体導入口)73と、第1噴射口71と、第2噴射口72と、分配流路(流体流路)100と、を備える。圧縮空気導入口73、第1噴射口71、第2噴射口72及び分配流路100は、糸監視装置6が備える第1ケーシング66、第2ケーシング67、及びこれらのケーシングに収容される部材のうちの少なくとも何れかに形成されている。
図6に示すように、圧縮空気導入口73は、糸監視装置6の外部から内部へと圧縮空気が導入される開口(入口)である。本実施形態において、圧縮空気導入口73は、糸監視装置6においてスロット6aが形成される側と反対側の面(糸監視装置6の背面)に形成される。この圧縮空気導入口73には、圧縮空気を供給するためのホース48が接続されている。
図6及び図7に示すように、第1噴射口71は、切断装置16に向かう方向に形成され、第1噴射口71から切断装置16に向かって圧縮空気を噴射することができるようになっている。第1噴射口71は、スロット6aの奥壁6bに開口されている(本実施形態では、第1噴射口71は、流路部材90の、第1ケーシング66に収容された状態で組み付けられたときにスロット66aの奥壁66bを構成する部分に形成されている)。第1噴射口71の方向は、切断装置16の糸道から退避しているときの刃先81aに真っ直ぐ向けられている。言い換えれば、第1噴射口71から圧縮空気を噴射することにより、スロット66aの開放された側に真っ直ぐ向かう方向に圧縮空気を噴射することができる。以下では、この方向を第1噴射方向と呼ぶ場合がある。
第1噴射方向の延長線上に、(糸道から退避しているときの)切断装置16の刃81の刃先81aが配置されている。第1噴射口71(の輪郭)は円形とされており、その直径は、好ましくは1.0mm以下、より好ましくは0.6mm以下となるように形成される。これにより、第1噴射口71から噴射した圧縮空気を、切断装置16の刃81の刃先81aにピンポイントで吹き付けることができる。切断装置16の刃81の刃先81aは、一般的に糸21の切れ端等が引っ掛かり易い場所であり、当該部分に圧縮空気をピンポイントで吹き付けることにより、少ない流量で効率良く切断装置16の必要な部分を清掃することができる。
図5から図7に示すように、第2噴射口72は、圧縮空気を検出部70に向かって噴射するための噴射口(開口)である。第2噴射口72は、スロット6aの外側であって、その開放側(一側)の近傍に位置している。
糸走行方向に沿う向きで見たとき、第2噴射口72から噴射される圧縮空気の噴射方向は、図5に示すように検出部70に近づく向きであるが、厳密に言えば、スロット6aの一側の側壁6dのうちの透明板39から若干ズレた位置に向けられている。より詳細には、第2噴射口72から噴射される圧縮空気の噴射方向は、噴射した圧縮空気が検出部70の光が出たり入ったりする面に直接当たらないような向きにされている。第2噴射口72は、スロット6aの一側の側壁6dに直接当たるように圧縮空気を噴射する。噴射される圧縮空気の少なくとも一部は、側壁6dに対して傾斜した方向に圧縮空気を噴射される。以下では、この方向(図5から図7に示す太線矢印の方向)を第2噴射方向と呼ぶ場合がある。なお、この第2噴射方向は、図7に示すように、糸走行方向での位置に応じて変化し、スロット6aの側壁6dに垂直に近づく向きのものもあれば、側壁6dに近づくにつれて糸走行方向下流側に向かうように傾斜しているものもある。
糸走行方向に沿う向きで見たとき、第2噴射方向の少なくとも一部は、図5に示すようにスロット6aの側壁6c,6dに対して傾斜している。そのため、第2噴射口72から噴射された圧縮空気は、スロット6aの開放側から糸走行空間68内に入って、スロット6aの一方の側壁6dのうち透明板39から若干ズレた位置(透明板39よりスロット6aの開放側に近い位置)に吹き付けられる。また、第2噴射方向は側壁6dに対して傾斜した方向とされているため、第2噴射口72から側壁6dに吹き付けられた圧縮空気は、スロット6a内を旋回し、奥壁6b及び他側の側壁6cにも間接的に吹き付けられる。
このように、第2噴射口72から検出部70に向かって圧縮空気を噴射することにより、検出部70の光の入射面及び出射面(具体的には、受光素子38及び透明板39)を広範囲に清浄に保つことができる。また、圧縮空気は受光素子38又は透明板39に直接的には吹き付けられないので、仮に圧縮空気の清浄度が低かったとしても、圧縮空気により運び込まれる汚れにより受光素子38又は透明板39が汚れて検出部70の検出性能が低下することがない。
図6及び図8に示す分配流路100は、圧縮空気導入口73から導入された圧縮空気を第1噴射口71及び第2噴射口72へ案内する流路である。分配流路100は、導入路93と、第1流路91と、第2流路92と、中間路94と、を有する。
図6及び図8に示すように、分配流路100のうち、導入路93、第1流路91、第2流路92の少なくとも一部、及び中間路94は、第1ケーシング66内に収容される流路部材90に形成される。従って、第1ケーシング66内には、圧縮空気の流路の少なくとも一部が形成されている部材が収容されているということができる。
流路部材90は、凹部90aを有する平板状に形成されている。そして、第1ケーシング66に流路部材90を部分的に収容すると、凹部90aの奥壁90bが、スロット6aの奥壁6bの一部(第1ケーシング66に形成されるスロット66aの奥壁66bの一部)をなすようになっている。また、流路部材90のうち、凹部90aの奥壁90b、及び、当該流路部材90の凹部90aとは反対側の面(背面)は、第1ケーシング66によって覆われずに露出するようになっている。このようにして流路部材90が露出した部分に、圧縮空気導入口73と第1噴射口71とが形成されている。
以下では、分配流路100の一部について、図8から図10を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、「空気流通方向上流側(流体流通方向上流側)」「空気流通方向下流側(流体流通方向下流側)」というときは、圧縮空気(流体)が流れる方向における流路の上流側及び下流側をそれぞれ意味するものとする。
図8及び図9に示すように、導入路93は、その一端に圧縮空気導入口73が形成されている直線状の流路である。導入路93の長手方向に垂直な平面で切った断面は円形状に構成されている。本実施形態において、導入路93は、糸監視装置6の背面側から、当該背面(具体的には、流路部材90の背面)に対して垂直に延びるように形成される。導入路93の他端は、中間路94に接続されている。本実施形態において、導入路93は、その全体が流路部材90に形成されている。
図8及び図10に示すように、第1流路91は、その一端に第1噴射口71が形成されている直線状の流路である。第1流路91の長手方向に垂直な平面で切った断面は円形状に構成されている。本実施形態において、第1流路91は、スロット6aの奥壁6b(第1ケーシング66のスロット66aの奥壁66b、厳密には、流路部材90の奥壁90b)から、奥壁6b(奥壁90b)に対して垂直に延びるように形成される。第1流路91の他端は、中間路94に接続されている。本実施形態において、第1流路91は、その全体が流路部材90に形成されている。
図6、図8、図10、及び図11に示すように、第2流路92は、その一端に第2噴射口72が形成されている流路である。第2流路92は、途中で複数回にわたって屈曲しており、また、流路断面の形状も途中で様々に変化している。第2流路92は、複数の部材(具体的には、流路部材90、第1ケーシング66、及び第2ケーシング67)にわたって形成される。具体的には、第2流路92のうち、中間路94と接続する端部から中途部までの短い流路が流路部材90に形成され、当該中途部から第2噴射口72までの流路が第1ケーシング66に形成されている。また、図5及び図6等に示すように、第2噴射口72の近傍部分において、上記の流路のうち糸走行方向上流側の一部が第1ケーシング66に形成され、残りの部分(糸走行方向下流側の一部)が第2ケーシング67に形成されている。
第2流路92のうち流路部材90に形成されている部分は、図10に示すように、流路部材90の厚み方向一側の面(底面)から、当該底面に対して垂直に延びるように形成されている。第2流路92の一端には上述のとおり第2噴射口72が形成され、第2流路92の他端は、中間路94に接続されている。
第2噴射口72は、糸走行方向に沿った細長い形状に形成される。スロット6aの奥壁6bに垂直な向きで見たとき、この第2噴射口72には、当該第2噴射口72から噴射された圧縮空気を案内する台形状のガイド面72aが連続して設けられている。このガイド面72aが形成する台形が有する2組の対辺のうち、互いに平行な対辺は糸走行方向に沿うように向けられている。この平行な対辺のうちの短い方の辺(短辺)に沿うように、圧縮空気の出口(第2噴射口72)が設けられている。第2噴射口72から噴射された圧縮空気は、ガイド面72aに沿って流れる。ガイド面72aの残りの対辺のうち、糸走行方向上流側の辺は糸道に対して略垂直とされる一方、糸走行方向下流側の辺は、スロット6aに近づくにつれて糸走行方向下流側となるように糸道に対して傾斜している。このガイド面72aの糸走行方向下流側の辺を一辺として形成される天井面(第2ガイド面)72bと、糸走行方向上流側の辺を一辺として形成される床面(第3ガイド面)72cと、によりガイドされることにより、第2噴射口72から吹き出された圧縮空気は、第2噴射方向に向かって(ガイド面72aの平行な対辺のうちの長い方の辺に向かって)流れる。天井面72bは、ガイド面72aの糸走行方向下流側の辺に平行な方向、且つ、糸監視装置6の奥行方向(前後方向)に広がる平面である。床面72cは、ガイド面72aの糸走行方向上流側の辺に平行な方向、且つ、糸監視装置6の奥行方向に広がる平面である。
従って、スロット6aの奥壁6bに垂直な方向で見たとき、第2噴射口72から圧縮空気が噴射される方向(第2噴射方向)は図7に示すように糸走行方向での位置に応じて変化し、スロット6aの側壁6dに垂直に近づく向きのものもあれば、側壁6dに近づくにつれて糸走行方向下流側に向かうように傾斜しているものもある。これにより、スロット6aで形成される糸走行空間68内に向かって、圧縮空気を広範囲に噴射することができる。第1噴射口71から一方の側壁6dに噴射される圧縮空気のうち、上記のように傾斜した向きのものは、上流側糸ガイド64の下流側を通った後、スロット6a内を螺旋状に旋回して、検出部70が配置されている部分における奥壁6b及び他方の側壁6cにも間接的に吹き付けられる。また、上流側糸ガイド64の糸走行方向下流側の面等に付着していた繊維屑が圧縮空気が吹き付けられることにより離脱すると、当該繊維屑は、上記のように螺旋状に流れる空気の流れに乗って、糸道の下流側へ吹き飛ばされる。従って、いったん吹き飛ばした繊維屑が走行する糸21に連れられて上流側糸ガイド64に戻ってくるのを防止することができる。
図8及び図10に示す中間路94は、直線状の流路であり、導入路93の端部、第1流路91の端部、及び第2流路92の端部が、空気流通方向の下流側に向かってこの順に、それぞれ異なる位置で接続されている。中間路94の長手方向に垂直な平面で切った断面は円形状に構成されている。中間路94は、導入路93の延びる方向、第1流路91の延びる方向、及び第2流路92の延びる方向の何れとも異なる方向に延びている。本実施形態では、中間路94は、導入路93の延びる方向、第1流路91の延びる方向、及び第2流路92の延びる方向の何れに対しても垂直な方向に延びている。また、本実施形態では、中間路94の一端に導入路93の端部が接続されており、中間路94の他端に第2流路92の端部が接続されており、これらの接続部分の間の中途部に第1流路91の端部が接続されている。このように、中間路94において、第1流路91が中間路94に接続する端部は、導入路93が中間路94に接続する端部よりも空気流通方向下流側に位置している。言い換えれば、第1流路91が中間路94に接続される位置は、導入路93が中間路94に接続される位置に対して、空気流通方向下流側にオフセットされている。
上記のように構成された分配流路100により、圧縮空気導入口73から糸監視装置6(第1ケーシング66)内に導入された圧縮空気は、第1流路91と第2流路92とに分配されて、それぞれの噴射口(第1噴射口71及び第2噴射口72)から噴射される(吹き出される)。
従って、導入路93から導入された圧縮空気が第1流路91側に偏って流れて第1噴射口71からの噴射量が過大になることを防止することができる。
このように、糸監視装置6は、複数の清掃対象のそれぞれに応じて、吹き付ける圧縮空気の流量及び強さのうち少なくとも何れかを調整するための構成を有している。
なお、本実施形態における分配流路100は、上記の点以外にも、それぞれの噴射口(第1噴射口71及び第2噴射口72)からの圧縮空気の噴射量を適切に調整するための種々の構成を備えている。以下では、それらの構成について説明する。
図10に示すように、第1流路91が中間路94に接続する円形の開口(第1中間開口)の径(第1流路91の端部の径)D1は、導入路93が中間路94に接続する円形の開口(導入中間開口)の径(導入路93の端部の径)D3より小さくなるように構成されている(D1<D3)。これにより、導入路93から導入された圧縮空気が著しく偏って第1流路91に流れてしまうことによる第2流路92側の流量不足を確実に防止することができる。
第1中間開口の径D1、及び、第2流路92が中間路94に接続する円形の開口(第2中間開口)の径(第2流路92の端部の径)D2は、それぞれ、中間路94の径D4より小さくなるように構成されている(D1<D4、D2<D4)。これにより、中間路94から空気流通方向下流側に流れる圧縮空気は、大体において、第1中間開口の断面積と第2中間開口の断面積との比率で第1流路91及び第2流路92のそれぞれに対して流通する。これにより、導入路93から中間路94に導入された圧縮空気が第1流路91又は第2流路92に著しく偏って流れることを防止することができる。
第1中間開口の径D1は、第2中間開口の径D2より小さくなるように構成されている(D1<D2)。これにより、第1流路91に流れる圧縮空気の流量を、第2流路92に流れる圧縮空気の流量より小さくすることができる。その結果、本実施形態では、ピンポイントで刃先81aに圧縮空気を吹き付けるだけで十分に清掃することのできる切断装置16については、少量の圧縮空気を第1噴射口71に供給する一方、検出部70については、広範囲にわたって(即ち、スロット6aのうち広い幅にわたって)圧縮空気を勢い良く吹き付けることができるように、比較的多量の圧縮空気を第2噴射口72に供給することができる。これにより、供給する圧縮空気の流量を個々の清掃対象に応じて調整して、効率的に清掃を行うことができる。
図8及び図10に示すように、中間路94に対して第2流路92が接続される位置は、中間路94に対して第1流路91が接続される位置よりも空気流通方向下流側に位置している。そこで、本実施形態では、中間路94と導入路93とが接続される部分から近い順に、中間路94に対して、第1流路91及び第2流路92を接続している。それにより、簡素な流路を実現している。
なお、一般的には、第1清掃対象に向かって噴射される圧縮空気の量を、第2清掃対象に向かって噴射される圧縮空気の量より少なくするためには、圧力損失が空気流通方向下流側に向かうに従って大きくなることから、中間路94に対する第2流路92の接続箇所よりも下流側に、中間路94に対する第1流路91の接続箇所を配置することが好ましい。この点、本実施形態においては、各流路の径、断面積、及び延びる方向等を上記のように構成することにより、逆転した配置(即ち、中間路94に対する第2流路92の接続箇所よりも空気流通方向上流側に、中間路94に対する第1流路91の接続箇所が位置する配置)を可能としている。その結果、レイアウトの自由度が増大している。
図6に示すように、第1噴射口71は、待機状態の切断装置16の刃81の刃先81aに圧縮空気を吹き付けるように配置される。また、第1流路91が中間路94に接続する端部は、導入路93が中間路94に接続する端部に対して、空気流通方向下流側にオフセットされている。ここで、一般的に、金属製である流路部材90に対して小さい孔(例えば、直径1mm以下の円孔)を加工することは困難が伴う。この点、本実施形態の構成によれば、導入路93から第1流路91に至るにはクランク状に屈曲した流路を通過する必要があるので、第1流路91の径をそれほど小さくしなくても、第1流路91(第1噴射口71)から圧縮空気が噴射される勢いをある程度弱めることができ、糸の切れ端等の繊維屑が引っ掛かり易い刃先81aを、少量の圧縮空気を用いてピンポイントで清掃することができる。よって、圧縮空気の無駄な消費を抑えることができる。
図6に示すように、導入路93と、第1流路91とは、互いに平行に延びている。導入路93は、糸監視装置6の背面側から、当該背面(厳密には、流路部材90の背面)に対して垂直に延びるように形成される。第1流路91は、スロット6aの奥壁6b(スロット66aの奥壁66b、より厳密には流路部材90の凹部90aの奥壁90b)から、当該奥壁66bに対して垂直に延びるように形成される。そのため、導入路93と、第1流路91と、を簡単に形成することができる。
中間路94は、導入路93及び第1流路91に対して垂直な直線状に延びている。このように、中間路94は直線状に延びているので、容易に流路を製造することができる。
第2噴射口72の開口面積は、第2中間開口の開口面積(図10の径D2で示した部分の面積)より大きくなるように形成されている。これにより、検出部70に対しては、比較的広い面積を有する第2噴射口72から圧縮空気が噴射される。従って、広い面積にわたって清浄に保つ必要がある検出部70の清掃に好適である。
また、本実施形態において、第2噴射口72から圧縮空気が噴射される方向(第2噴射方向)は、検出部70だけではなく、上流側糸ガイド64にも向かう方向とされている。これにより、検出部70とともに上流側糸ガイド64も清掃することで、検出部70の検出性能に関わる部分に繊維屑が付着することを確実に防止している。以下では、この点について詳細に説明する。
図4及び図7に示すように、上流側糸ガイド64は、第2ケーシング67に載置されるホルダ69(図5参照)の下端部に配置されている。これに対して、第2噴射口72は、糸走行方向で比較的広範囲に配置されている。より詳細には、第2噴射口72は、上流側糸ガイド64よりも糸走行下流側に配置されている部分を含んでいる。即ち、図7に示すように、上流側糸ガイド64の上端部(糸走行下流側の端部)を通って糸走行方向に垂直な仮想平面P1を考えたときに、第2噴射口72の大部分が、この仮想平面P1よりも上方(糸走行方向下流側)に配置される。第2噴射口72が上記のように構成されることで、第2噴射口72から噴射された圧縮空気は、上流側糸ガイド64の糸走行方向下流側近傍に流れる。これにより、第2噴射口72から噴射した圧縮空気が上流側糸ガイド64の近傍の部分に円滑に到達するので、上流側糸ガイド64の糸走行方向下流側(上側)に付着した繊維屑を良好に除去することができる。この結果、上流側糸ガイド64の上側に付着した繊維屑が糸21に連れられて糸走行空間68内(とりわけ、検出部70の光の入射面及び出射面の近傍)に滞留することを防止することができる。
また、スロット6aの奥壁6bに垂直な向きで見たとき、第2噴射口72から圧縮空気が噴射される方向は図7に示すように糸走行方向での位置に応じて変化する。上記の噴射方向の中には、スロット6aの側壁6dに近づくにつれて糸走行方向下流側に向かうように傾斜しているものも含まれている。従って、上流側糸ガイド64の糸走行方向下流側の面等に付着していた繊維屑が圧縮空気の噴射により離脱すると、当該繊維屑は、スロット6aの内部において螺旋状に形成される圧縮空気の流れに乗って、糸道の下流側へ吹き飛ばされる。従って、いったん吹き飛ばした繊維屑が走行する糸21に連れられて糸走行空間68内に戻ってくるのを防止することができる。
以上に説明したように、本実施形態の糸監視装置6は、圧縮空気導入口73と、第1噴射口71と、第2噴射口72と、分配流路100と、を備える。圧縮空気導入口73には、圧縮空気が導入される。第1噴射口71は、圧縮空気を噴射する方向が、第1清掃対象としての切断装置16の刃81の刃先81aに向かう方向とされる。第2噴射口72は、圧縮空気を噴射する方向が、第2清掃対象としての検出部70(の光の入射面及び出射面)に向かう方向とされる。分配流路100は、圧縮空気導入口73から導入された圧縮空気を第1噴射口71及び第2噴射口72へ供給する。分配流路100は、導入路93と、第1流路91と、第2流路92と、中間路94と、を有する。導入路93の一端には、圧縮空気導入口73が形成される。第1流路91の一端には、第1噴射口71が形成される。第2流路92の一端には、第2噴射口72が形成される。中間路94には、導入路93の他端、第1流路91の他端、及び第2流路92の他端が空気流通方向においてそれぞれ異なる位置で接続される。また、中間路94は、導入路93の延びる方向、第1流路91の延びる方向、及び第2流路92の延びる方向の何れとも異なる方向に延びる。
これにより、圧縮空気導入口73から導入された圧縮空気を第1流路91と第2流路92とに分配することができ、第1噴射口71及び第2噴射口72の大きさ等を適宜設定することにより、それぞれの噴射口からの圧縮空気の噴射量を適切に調整することができる。したがって、複数の清掃対象のそれぞれに応じて、清掃のために適切な流量又は強さの流体を噴射することができる。また、第1流路の他端と、導入路の他端と、が異なる位置で中間路に接続されているので、導入路から導入された流体が第1流路に著しく偏って流れるのを防止することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6において、第1中間開口の径D1は、導入中間開口の径D3よりも小さい(D1<D3)。言い換えれば、第1中間開口は、導入中間開口より小さい。
これにより、導入路93から導入された圧縮空気が第1流路91に著しく偏って流れるのを確実に防止することができる。この結果、切断装置16に向かって圧縮空気を過剰に噴射して圧縮空気を無駄に消費してしまうことを防止することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6においては、第1中間開口の径D1、及び、第2中間開口の径D2は、何れも、中間路94の径D4よりも小さい(D1<D4、D2<D4)。言い換えれば、第1中間開口、及び、第2中間開口は、何れも、中間路94を空気流通方向に垂直な面で切った断面より小さい。
これにより、導入路93から中間路94に導入された圧縮空気が、第1流路91及び第2流路92のうち一方に著しく偏って供給されるのを防止することができる。更に、第1中間開口及び第2中間開口の断面積等を適宜設定することにより、圧縮空気を第1流路91と第2流路92とに適切に分配して供給することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6においては、第1中間開口の径D1は、第2中間開口の径D2よりも小さい(D1<D2)。言い換えれば、第1中間開口は、第2中間開口より小さい。
これにより、第1流路91に流れる圧縮空気の流量を、第2流路92に流れる圧縮空気の流量よりも小さくすることができ、ひいては、切断装置16に向かって噴射される圧縮空気の量を、検出部70に向かって噴射される圧縮空気の量よりも少なくすることができる。このように、清掃対象に応じて吹き付ける圧縮空気の量を変更することができるので、圧縮空気を用いた清掃を全体として効率的に行うことができる。
また、本実施形態の糸監視装置6においては、中間路94において、第2流路92が中間路94に接続する端部は、第1流路91が中間路94に接続する端部よりも空気流通方向下流側に位置する。
これにより、導入路93から第1流路91及び第2流路92に圧縮空気を供給する流路の構成を簡素にすることができる。
また、本実施形態の糸監視装置6は、第1清掃対象としての切断装置16と、第2清掃対象としての検出部70と、を更に備える。切断装置16は、糸21を切断する。検出部70は、糸21の状態を検出する。
これにより、切断装置16並びに検出部70(詳細には、光が発光素子37から出て行くときに通過する出射面及び光が受光素子38に入るときに通過する入射面)を、それぞれ別々の噴射口から圧縮空気を噴射することで良好に清掃することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6において、第1噴射口71は、切断装置16の刃先81aに圧縮空気を吹き付けるように配置される。第1流路91が中間路94に接続する端部は、導入路93が中間路94に接続する端部よりも空気流通方向下流側に配置される。
これにより、切断装置16において繊維屑が引っ掛かり易い部分を重点的に効率良く清掃することができる。また、第1流路91が中間路94に接続する端部は、導入路93が中間路94に接続する端部よりも空気流通方向下流側にズレるように配置されているため、導入路93から導入された流体が第1流路91に著しく偏って流れるのを確実に防止することができるとともに、第1流路91の径を小さくしなくても、第1噴射口71から圧縮空気が噴射する勢いをある程度弱くすることができる。これにより、少量の圧縮空気で切断装置16の刃81の刃先81aを良好に清掃することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6には、スロット6aが形成されている。スロット6aは、一側が開放されており、この一側から監視対象の糸21を挿入することができる。第1噴射口71は、スロット6aの内壁のうち前記一側(開放された側)を向く奥壁6bに開口されている。第1噴射口71は、奥壁6bに対して垂直な方向で見たときに、糸道からズレた位置に配置されている。
これにより、糸道から退避した位置にある待機状態の切断装置16の刃81の刃先81aに対して、第1噴射口71から圧縮空気を適切に吹き付けて清掃することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6において、第1噴射口71は、上述のとおり、スロット6aの内壁のうち一側(開放側)を向く奥壁6bに開口されている。第1噴射口71からの圧縮空気の噴射方向は、スロット6aの前記一側(開放側)に向けられている。第2噴射口72からの圧縮空気の噴射方向は、スロット69aの前記一側(開放側)を通って、スロット69aの内壁のうち、奥壁69bとは異なる側壁(一側の側壁69d)に向けられている。第2噴射口72からの圧縮空気の噴射方向の一部は、当該側壁69dに対して傾斜している。
これにより、切断装置16に対しては、スロット6aの奥壁6bに配置された第1噴射口71から当該スロット6aの開放側に向かって圧縮空気を噴射することにより、清掃したい狭い領域(刃先81aが配置される領域)を集中的に清掃することができる。一方、検出部70に対しては、第2噴射口72から、スロット6aの開放側から当該スロット6aの側壁6dに向けて、当該側壁6dに対して傾斜した方向に圧縮空気を噴射することにより、吹き付けられた圧縮空気が旋回して他の内壁(奥壁6b及び他方の側壁6c)にも間接的に吹き付けられるので、広い領域を清掃することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6において、導入路93と、第1流路91とは、互いに平行な方向に延びている。
これにより、流路の構成を簡素化することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6において、中間路94は、導入路93及び第1流路91に対して垂直な直線状に延びている。
これにより、例えばドリル等を用いた切削加工により、中間路94を容易に形成することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6は、第1清掃対象としての切断装置16と、切断装置16を保持する流路部材90と、を更に備える。切断装置16は、糸21を切断する。流路部材90に、分配流路100の一部が形成されている。
これにより、流路部材90は、切断装置16を保持する機能と、圧縮空気を分配する機能と、を兼ねるので、小型化及び部品点数の低減を実現することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6は、第1ケーシング66と、第2ケーシング67と、を更に備える。第1ケーシング66は、切断装置16の少なくとも一部を収容する。第2ケーシング67は、検出部70をホルダ69を介して保持する。第1ケーシング66には、分配流路100の一部が形成された流路部材90が少なくとも部分的に収容されている。
即ち、第2ケーシング67には、検出部70を動作させるための多数の電気部品(例えば、大きな回路基板(図略))を収容する必要があるため、スペースにあまり余裕がない。この点、本実施形態の構成では、第1ケーシング66に、分配流路100の一部を形成した流路部材90が部分的に(一部が露出した状態で)収容される。従って、第2ケーシング67側に形成する流路を削減して、糸監視装置6全体の構成を簡素にすることができる。
また、本実施形態の糸監視装置6においては、導入路93と、第1流路91と、第2流路92の一部と、中間路94と、が流路部材90に形成される。
これにより、流路部材90以外の部分(例えば、第1ケーシング66及び第2ケーシング67等)に形成しなければならない流路を少なくできるので、糸監視装置6全体の構成を更に簡素にすることができる。
また、本実施形態の糸監視装置6において、第2噴射口72の開口面積は、第2流路92が中間路94に接続する開口の開口面積(径D2の円の面積)よりも大きくなっている。
これにより、検出部70に対しては、比較的広い開口面積を有する第2噴射口72から圧縮空気が噴射される。よって、刃先81aに比べて広範囲の検出部70を良好に清掃することができる。
また、本実施形態の糸監視装置6においては、当該糸監視装置6におけるスロット6aが形成される側と反対側の面に、圧縮空気導入口73が形成されている。
これにより、糸監視装置6においてスロット6aの開放側と反対側の面に、圧縮空気を供給するためのホース48を接続することになるので、スロット6aを走行する糸21とホース48とが干渉しにくい配置を実現することができる。また、圧縮空気導入口73をスロット6aの開放側と反対側の面に配置することで、圧縮空気導入口73から(スロット6a内に圧縮空気を噴射するための)第1噴射口71及び第2噴射口72へ至る流路を短くすることが容易になるので、小さい圧力損失でそれぞれの噴射口に圧縮空気を供給することができる。
更に、本実施形態の糸監視装置6は、糸道規制部材としての上流側糸ガイド64を更に備える。上流側糸ガイド64は、糸走行空間68内において走行する糸21の経路である糸道を規制するために、検出部70よりも糸走行方向上流側に設けられる。第2噴射口72は、噴射される圧縮空気の少なくとも一部が上流側糸ガイド64を含む領域に吹き付けられる方向に向けて形成される。この第2噴射口72は、上流側糸ガイド64よりも糸走行方向下流側に配置された部分を含むように形成される。
これにより、第2噴射口72から圧縮空気を噴射することで、検出部70に加えて、当該検出部70よりも糸走行方向上流側に配置された上流側糸ガイド64も清掃することができる。従って、上流側糸ガイド64に付着している繊維屑が糸21に連れられて糸走行空間68内の検出領域内に入り込んで検出領域内に滞留して、検出部70の検出性能を高く維持できなくなることを防止できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記の実施形態では、第2噴射口72からの圧縮空気の噴射方向(第2噴射方向)は、スロット6aの開放側から、スロット6aの一側の側壁6dに、当該側壁6dに対して傾斜しながら向かう方向とされている。しかしながら、これに代えて、第2噴射方向を、スロット6aの開放された側から、スロット6aにおいて上記の側壁6dと反対側に位置する側壁6cに、当該側壁6cに対して傾斜しながら向かう方向としても良い。
上記の実施形態では、導入路93、第1流路91及び中間路94等の流路断面が円形状となっている。しかしながら、上記の流路断面は円形以外の形状(例えば、多角形状)に構成されていても良い。また、導入路93、第1流路91、第2流路92がそれぞれ中間路94に接続する部分の開口は、上記の実施形態のように円形状とすることに代えて、他の形状(例えば、多角形状)に構成されていても良い。
上記の実施形態では、第1噴射口71及び第2噴射口72から圧縮空気が噴射されているが、これに限るものではなく、空気以外の他の気体(流体)が噴射されても良い。また、例えば、少量の液体を含む気体が噴射されても良い。
第1噴射口71及び第2噴射口72の形状及び大きさは、上記に限定されず、適宜変更することができる。例えば、第2噴射口72の形状は、噴射した流体の少なくとも一部が上流側糸ガイド64の近傍に円滑に到達するような形状であれば好ましく、例えば、平行四辺形、長方形、楕円形、台形等の形状とすることもできる。また、第2噴射口72を、ガイド面72a、天井面72b及び床面72cと一体とした3次元的な吹出口とみなすこともできる。
上記の実施形態では、検出部70は、1つの発光素子37と1つの受光素子38とを備える光学式のセンサとして構成されている。しかしながら、これに限らず、1又は複数の発光素子と1又は複数の受光素子とを備えていても良い。また、上記の実施形態では、糸監視装置6は、糸によって遮られた光の強さを監視することで当該糸の太さを検出しているが、これに限らず、例えば糸21からの反射光の強さを監視することで当該糸21に含まれる異物の有無を検出しても良い。
上記の実施形態では、検出部70は光学式のセンサであるものとしたが、例えばこれに代えて、静電容量式のセンサとしてもよい。この場合であっても、スロット6a内の検出部の近傍に繊維屑が蓄積すると検出性能が低下するので、上記の構成によって繊維屑を吹き飛ばして除去すると好適である。
また、検出部70は、上述のように、1組(1つ)の光学式又は静電容量式のセンサを備える構成に限定されない。例えば、2組のセンサが、糸走行方向の異なる位置に配置されていても良い。2組のセンサは、一方が光学式且つ他方が静電容量式でも良いし、両方が光学式でも良いし、或いは、両方が静電容量式でも良い。
上記の実施形態では、糸21が下方から上方に向かって走行する構成となっている。しかしながら、これに代えて、糸21が上方から下方に向かって走行する構成としても良い。この場合、図4等に示す糸監視装置6を上下逆に向けて使用することができる。
上記の実施形態で説明した糸監視装置は、自動ワインダに限らず、例えば紡績機等の他の種類の繊維機械にも取り付けて使用することができる。
上記の実施形態では、中間路94から第2流路92に流れる圧縮空気は、流路部材90内においては中間路94に対して垂直な経路に沿って流れるが、流路部材90よりも下流においては中間路94に対して斜め方向に傾斜した方向の経路に沿って流れるものとした。しかしながら、これに限るものではなく、流路部材90よりも下流においても、圧縮空気が、中間路94に対して垂直な経路に沿って流れることとしても良い。その一例を図12に示した。
6 糸監視装置
16 切断装置
70 検出部
71 第1噴射口
72 第2噴射口
73 圧縮空気導入口(流体導入口)
91 第1流路
92 第2流路
94 中間路
93 導入路
100 分配流路(流体流路)

Claims (17)

  1. 流体が導入される流体導入口と、
    流体を噴射する方向が第1清掃対象に向かう方向とされる第1噴射口と、
    流体を噴射する方向が第2清掃対象に向かう方向とされる第2噴射口と、
    前記流体導入口から導入された流体を前記第1噴射口及び前記第2噴射口へ供給する流体流路と、
    を備え、
    前記流体流路は、
    前記流体導入口がその一端に形成される導入路と、
    前記第1噴射口がその一端に形成される第1流路と、
    前記第2噴射口がその一端に形成される第2流路と、
    前記導入路の他端、前記第1流路の他端、及び前記第2流路の他端がそれぞれ異なる位置で接続され、前記導入路の延びる方向、前記第1流路の延びる方向、及び前記第2流路の延びる方向の何れとも異なる方向に延びる中間路と、
    を有していることを特徴とする糸監視装置。
  2. 請求項1に記載の糸監視装置であって、
    前記第1流路が前記中間路に接続する開口は、前記導入路が前記中間路に接続する開口よりも小さいことを特徴とする糸監視装置。
  3. 請求項1又は2に記載の糸監視装置であって、
    前記第1流路が前記中間路に接続する開口、及び、前記第2流路が前記中間路に接続する開口は、何れも、前記中間路を流体流通方向に垂直な面で切った断面よりも小さいことを特徴とする糸監視装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の糸監視装置であって、
    前記第1流路が前記中間路に接続する開口は、前記第2流路が前記中間路に接続する開口よりも小さいことを特徴とする糸監視装置。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の糸監視装置であって、
    前記中間路において、前記第2流路が前記中間路に接続する端部は、前記第1流路が前記中間路に接続する端部よりも流体流通方向下流側に位置していることを特徴とする糸監視装置。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の糸監視装置であって、
    前記第1清掃対象としての、糸を切断する切断装置と、
    前記第2清掃対象としての、糸の状態を検出する検出部と、
    を更に備えることを特徴とする糸監視装置。
  7. 請求項6に記載の糸監視装置であって、
    前記第1噴射口は、前記切断装置の刃先に流体を吹き付けるように配置され、
    前記第1流路が前記中間路に接続する端部は、前記導入路が前記中間路に接続する端部よりも流体流通方向下流側に位置していることを特徴とする糸監視装置。
  8. 請求項7に記載の糸監視装置であって、
    一側が開放され、当該一側から監視対象の糸を挿入することができるスロットが形成され、
    前記第1噴射口は、前記スロットを構成する内壁のうち前記一側を向く第1内壁に開口されており、
    前記第1噴射口は、前記第1内壁に対して垂直な方向で見たときに、糸道からズレた位置に配置されていることを特徴とする糸監視装置。
  9. 請求項1から8までの何れか一項に記載の糸監視装置であって、
    一側が開放され、当該一側から監視対象の糸を挿入することができるスロットが形成され、
    前記第1噴射口は、前記スロットを構成する内壁のうち前記一側を向く第1内壁に開口されており、
    前記第1噴射口からの流体の噴射方向は、前記スロットの前記一側に向けられており、
    前記第2噴射口からの流体の噴射方向は、前記スロットの前記一側から、前記スロットを構成する内壁のうち、前記第1内壁とは異なる第2内壁に向けられており、
    前記第2噴射口からの流体の噴射方向の一部は、当該第2内壁に対して傾斜していることを特徴とする糸監視装置。
  10. 請求項1から9までの何れか一項に記載の糸監視装置であって、前記導入路と、前記第1流路とは、互いに平行な方向に延びていることを特徴とする糸監視装置。
  11. 請求項10に記載の糸監視装置であって、前記中間路は、前記導入路及び前記第1流路に対して垂直な直線状に延びていることを特徴とする糸監視装置。
  12. 請求項1から11までの何れか一項に記載の糸監視装置であって、
    前記第1清掃対象としての、糸を切断する切断装置と、
    前記切断装置の少なくとも一部を収容する第1ケーシングと、
    を備え、
    前記第1ケーシングに、前記流体流路の少なくとも一部が形成されている部材が少なくとも部分的に収容されていることを特徴とする糸監視装置。
  13. 請求項6に記載の糸監視装置であって、
    前記切断装置を少なくとも部分的に収容する第1ケーシングと、
    前記検出部を少なくとも部分的に収容する第2ケーシングと、
    を更に備え、
    前記第1ケーシングは、前記流体流路の少なくとも一部が形成された金属部材を少なくとも部分的に収容することを特徴とする糸監視装置。
  14. 請求項13に記載の糸監視装置であって、
    前記導入路と、前記第1流路と、前記第2流路の少なくとも一部と、前記中間路と、が前記金属部材に形成されることを特徴とする糸監視装置。
  15. 請求項1から14までの何れか一項に記載の糸監視装置であって、
    前記第2噴射口の開口面積が、前記第2流路が前記中間路に接続する開口の開口面積よりも大きいことを特徴とする糸監視装置。
  16. 請求項8又は9に記載の糸監視装置であって、
    当該糸監視装置における前記スロットが形成される側と反対側の面に、前記流体導入口が形成されていることを特徴とする糸監視装置。
  17. 請求項6又は7に記載の糸監視装置であって、
    糸走行空間内を走行する糸の経路である糸道を規制するために前記検出部よりも糸走行方向上流側に設けられる糸道規制部材を更に備え、
    前記第2噴射口は、噴射される流体の少なくとも一部が前記糸道規制部材を含む領域に吹き付けられる方向に向けて形成され、
    前記第2噴射口は、前記糸道規制部材よりも糸走行方向下流側に配置された部分を含むように形成されることを特徴とする糸監視装置。
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