JP2017137697A - 柱又は梁構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では,長さが調整できる柱、または梁構造を提供する。【解決手段】柱部材又は梁部材として使用する主材2と、該主材2と同様の強度を有する接続部材3とよりなり、前記主材2先端側には、長手方向に均等間隔のピッチの主材ボルト穴21を設け、前記接続部材3には、前記主材3に設けている主材ボルト穴21と同方向で、異なるピッチで均等間隔のピッチの接続部材ボルト穴31を設け、前記主材2先端側と前記接続部材3を所定の長さに接合した際に、前記主材2と前記接続部材3にそれぞれ設けている主材ボルト穴21と接続部材ボルト穴31が、ボルトピッチの最小公倍数の距離位置でボルト穴が一致した位置で、前記主材2先端側と前記接続部材先端側をボルト接合し、ボルトの摩擦接合又は支圧接合により接合することにより柱部材又は梁部材の長さを所定の長さとする。【選択図】図2
Description
本発明は、柱又は梁の長さを調整出来、特に重量仮設に用いることができる柱又は梁構造に関するものである。
ビルその他の建造物を建築する現場あるいは土木工事現場においては、構台が仮設される場合等重量仮設構造体を設ける場合がある。このような場合には、この構台の組立は各種の鋼材を適切な長さの鋼材を選び組み合わせ施工するのが一般的であるが、施工現場に於いて所定の長さに切断して施工する場合もあった。
そして、柱材の場合には、高さの調整が小さい場合には、シムを挿入し調整を行っている。また、高さを大きく調整する場合には、柱材の下部にジャッキを用いて高さの調整を行っているのが現状である。
そして、柱材の場合には、高さの調整が小さい場合には、シムを挿入し調整を行っている。また、高さを大きく調整する場合には、柱材の下部にジャッキを用いて高さの調整を行っているのが現状である。
油圧ジャッキ、ネジ式ジャッキでの調整代は数センチ単位である。またジャッキの高さが限られており、ジャッキの高さを考慮して柱材を選択する必要があった。
また、ジャッキの下部のベースが小さく、特にベース部に一定の荷重が持続して作用するため油圧ジャッキの場合リーク(油漏れ)による下降が問題となる。
更に、調整部分は機械機構で構成されているため柱又は梁と同じ曲げ強度、軸力強度、せん断強度が再現できない。
また、ジャッキの下部のベースが小さく、特にベース部に一定の荷重が持続して作用するため油圧ジャッキの場合リーク(油漏れ)による下降が問題となる。
更に、調整部分は機械機構で構成されているため柱又は梁と同じ曲げ強度、軸力強度、せん断強度が再現できない。
また、ピットに蓋をして乗用車の駐車スペースとする小規模な駐車場等の施工する場合がある。この場合に於いて、蓋部の上部に乗用車が載置されることになる為、蓋には、重量がかかる為、鋼製のもので強固に強度をもって製作する必要がある。
乗用車載置時と非載置時の荷重変化が激しく荷重変化に対応できる構造であることが必要である。
乗用車載置時と非載置時の荷重変化が激しく荷重変化に対応できる構造であることが必要である。
この施工時のピット等の深さは、ピット製作時の建築申請時と多少異なった深さとなって施工している場合が多々ある。またいずれかの方向に水勾配が設けてある。この為、蓋部の重量を保持し駐車面の水平を維持する必要性から、柱材及び梁材等に施工にあたって、重量仮設物と同様に、柱材の基礎面にシム、モルタル充填等の手段により、約60mm程度の高さの微調整を行う必要があった。
ピットに蓋をして乗用車の駐車スペースとする小規模な駐車場等の施工する技術として特許文献1に記載の技術がある。
この特許文献1の記載の技術では、柱を支えるにあたりねじ式ジャッキを用いて施工している。しかし、強度の面から必ずしも十分とはいえず、乗用車載置時と非載置時の大きい荷重変化によりネジがゆるみ下降する問題があった。
この特許文献1の記載の技術では、柱を支えるにあたりねじ式ジャッキを用いて施工している。しかし、強度の面から必ずしも十分とはいえず、乗用車載置時と非載置時の大きい荷重変化によりネジがゆるみ下降する問題があった。
上述、従来技術では、重量仮設物の施工に於いて、柱または梁構造では、柱等の長さ調整が出来なく、作業者の負担が大きく、無駄に種々の鋼材等を準備する必要があった。
また、ピットを利用する小規模な駐車場等においても、施工時に柱または梁の長さを調整する柱または、梁構造を提供することで、見た目の良好で、作業コストの軽減を図る柱または梁構造を提供することを課題とする。
仮設構造体において、ピン接合しかできなかったが、剛接合が可能になりラーメン構造が仮設構造体で可能になり仮設構造体の用途範囲が大きくなる。
また、ピットを利用する小規模な駐車場等においても、施工時に柱または梁の長さを調整する柱または、梁構造を提供することで、見た目の良好で、作業コストの軽減を図る柱または梁構造を提供することを課題とする。
仮設構造体において、ピン接合しかできなかったが、剛接合が可能になりラーメン構造が仮設構造体で可能になり仮設構造体の用途範囲が大きくなる。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
1.柱部材又は梁部材として使用する主材と、
該主材と同等またはこれ以上の強度を有する接続部材とよりなり、
前記主材の先端側と接続部材の接合位置を変更することで柱部材又は梁部材の長さを所定の長さとする柱又は梁構造において、
前記主材先端側には、長手方向に均等間隔のピッチの主材ボルト穴を設け、
前記接続部材には、前記主材に設けている主材ボルト穴と同方向で、異なるピッチで均等間隔のピッチの接続部材ボルト穴を設け、
前記主材先端側と前記接続部材を所定の長さに接合した際に、前記主材と前記接続部材にそれぞれ設けている主材ボルト穴と接続部材ボルト穴が、ボルトピッチの最小公倍数の距離位置でボルト穴が一致した位置で、前記主材先端側と前記接続部材先端側をボルト接合し、ボルトの摩擦接合又は支圧接合により接合することにより柱部材又は梁部材の長さを所定の長さとすることを特徴とする柱又は梁構造。
該主材と同等またはこれ以上の強度を有する接続部材とよりなり、
前記主材の先端側と接続部材の接合位置を変更することで柱部材又は梁部材の長さを所定の長さとする柱又は梁構造において、
前記主材先端側には、長手方向に均等間隔のピッチの主材ボルト穴を設け、
前記接続部材には、前記主材に設けている主材ボルト穴と同方向で、異なるピッチで均等間隔のピッチの接続部材ボルト穴を設け、
前記主材先端側と前記接続部材を所定の長さに接合した際に、前記主材と前記接続部材にそれぞれ設けている主材ボルト穴と接続部材ボルト穴が、ボルトピッチの最小公倍数の距離位置でボルト穴が一致した位置で、前記主材先端側と前記接続部材先端側をボルト接合し、ボルトの摩擦接合又は支圧接合により接合することにより柱部材又は梁部材の長さを所定の長さとすることを特徴とする柱又は梁構造。
2.前記主材と前記接続部材にそれぞれ設けている主材ボルト穴と接続部材ボルト穴が、ボルトピッチの最小公倍数の距離位置に2つ以上のでボルト穴を穿設した添え板を、前記主材と前記接続部材の片面又は両面に介在させてボルト結合することを特徴とする請求項1記載の柱又は梁構造。
3.前記ボルト接合に際し高力ボルトを用いることを特徴とする請求項1又は2記載の柱又は梁構造。
4.前記主材と前記接続部材に長手方向にそれぞれ設けている主材ボルト穴と接続部材ボルト穴を千鳥配列に配置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の柱又は梁構造。
本発明によれば、接合強度を維持した状態で柱または梁の長さを細かく変える事が出来る柱又は梁構造を提供することができる。
本発明の実施の形態を、従来ピット式の機械式立体駐車場が設置されたものを、平置きの駐車場に変更する場合の柱構造を用いた例で説明する。
以下、これらについて図面に基づいて説明する。
以下、これらについて図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の柱又は梁構造を示す斜視図、図2は本発明の柱又は梁構造の結合位置を示す説明図、図3は本発明の柱又は梁構造の分解斜視図、図4は、本発明の柱又は梁構造の一部切り欠き拡大断面図である。
本発明の柱又は梁構造1の構成は、柱部材又は梁部材として使用する主材2と、該主材と同等またはこれ以上の強度を有する接続部材3とよりなり、前記主材2の先端側と接続部材3の先端側の接合位置を変更することで柱部材又は梁部材の全体の長さを所望の長さとする構成となっている。
<主材2>
主材2は、図に示すように、鋼材等の強度を有する材料よりなり、形状は通常の建築資材に使われる、H型鋼、溝型鋼、山型鋼、その他、鋼材を加工した材料を用いることが出来る。
以下図面の実施の形態例では溝型鋼を用いた例で説明する。
主材2は、図に示すように、鋼材等の強度を有する材料よりなり、形状は通常の建築資材に使われる、H型鋼、溝型鋼、山型鋼、その他、鋼材を加工した材料を用いることが出来る。
以下図面の実施の形態例では溝型鋼を用いた例で説明する。
この主材2である溝型鋼の中央平板部のウエブプレート20に、等間隔のピッチで長手方向に、主材ボルト穴21を穿設している。たとえば、主材ボルト穴21の中心間のピッチP2で30mmと均等に主材ボルト穴21を穿設する。
取材2の基端側には強度を有する平板よりなる主材取付板22が、溶接等で固設している。また、梁等を取りつける際に使用する締結用の取付穴23を、主材取付板22に設けている。
取材2の基端側には強度を有する平板よりなる主材取付板22が、溶接等で固設している。また、梁等を取りつける際に使用する締結用の取付穴23を、主材取付板22に設けている。
<接続部材3>
接続部材3は、該主材と同等またはこれ以上の強度を有する鋼材等の材料を用いる。ここで、該主材と同等またはこれ以上の強度を有するとしているのは、ラーメン梁に使用する場合には、両端部に使用する接続部材3は強度の関係から大きい梁となる場合があることを考慮したものである。
接続部材3は、該主材と同等またはこれ以上の強度を有する鋼材等の材料を用いる。ここで、該主材と同等またはこれ以上の強度を有するとしているのは、ラーメン梁に使用する場合には、両端部に使用する接続部材3は強度の関係から大きい梁となる場合があることを考慮したものである。
接続部材3の形状は、前記主材2と同様の形状のものを用いることが出来るが、形状の異なるものを用いてもよい。この形態については後述する。
また、接続部材3である溝型鋼のウエブプレート30に、前記主材2に設けている主材ボルト穴21と同様に、ウエブプレート30の長手方向に、接続部材ボルト穴31を接続部材3の先端側から穿設している。
また、接続部材3である溝型鋼のウエブプレート30に、前記主材2に設けている主材ボルト穴21と同様に、ウエブプレート30の長手方向に、接続部材ボルト穴31を接続部材3の先端側から穿設している。
接続部材ボルト穴31は、前記主材2に設けている主材ボルト穴21と異なるピッチP3で均等間隔のピッチで穿設している。たとえば、前記主材ボルト穴21のピッチが30mmとした場合には、接続部材ボルト穴31のピッチは25mmに設定する。
なお、この主材ボルト穴21、および接続部材ボルト穴31の大きさは、後述する固定部材4に適合する大きさとして穿設する。
また、接続部材3の基端側には、強度を有する平板よりなる接続部材取付板32を溶接等で固設し、接続部材3を建築基部等に取りつける際に使用する締結用の取付穴33を接続部材取付板32に設けている。
また、接続部材3の基端側には、強度を有する平板よりなる接続部材取付板32を溶接等で固設し、接続部材3を建築基部等に取りつける際に使用する締結用の取付穴33を接続部材取付板32に設けている。
<固定部材4>
固定部材4は、前記主材2の主材ボルト穴21と接続部材3の接続部材ボルト穴31の一致点をボルト接合し固定するのに用いる。そして、建築用の柱又は梁構造に用いる固定部材は、一般的には、ワッシャ41を介し、高力ボルト40をナット42で固着することが好ましい。
なお、一般的な構造物等に関しては通常のボルト、或いはダブルナット等、その他適宜手段で固定してもよい。
固定部材4は、前記主材2の主材ボルト穴21と接続部材3の接続部材ボルト穴31の一致点をボルト接合し固定するのに用いる。そして、建築用の柱又は梁構造に用いる固定部材は、一般的には、ワッシャ41を介し、高力ボルト40をナット42で固着することが好ましい。
なお、一般的な構造物等に関しては通常のボルト、或いはダブルナット等、その他適宜手段で固定してもよい。
本発明の前記主材2と接続部材3の具体的な接合についで述べる。
前記主材2と接続部材3として、図に示すように本実施の形態例では溝型鋼のウエブプレート20、30の面同士を合わせ、主材2と接続部材3の各先端同士を重ねるように配置させる。そして、主材上端の主材取付板22と、接続部材3の接続部材取付板32の間を所望の長さに配置させる。
前記主材2と接続部材3として、図に示すように本実施の形態例では溝型鋼のウエブプレート20、30の面同士を合わせ、主材2と接続部材3の各先端同士を重ねるように配置させる。そして、主材上端の主材取付板22と、接続部材3の接続部材取付板32の間を所望の長さに配置させる。
この時、図2に示すようにウエブプレート20、30に設けている主材ボルト穴31は、それぞれ穿設ピッチが異なることより、ウエブプレート20、30のボルト穴が一致した点が生じる。この一致したボルト穴に固定部材4の高力ボルト40を挿入し、ワッシャ41、ナット42で固着する。
前記した本発明の実施の形態では、主材ボルト穴21のピッチP2を30mmとし、接続部材ボルト穴31のピッチP3を25mmに設定しており、主材と接続部材の接合する状態を図2に基づいてボルト穴の一致する点について説明する。
図2(a)で接合した場合には、主材2は図2(b)の位置にとなる。また接続部材3は図2(c)の位置となり、主材2と接続部材3が最も長い状態での接合となり、この位置で固定部材4の高力ボルト40、ワッシャ41及びボルト42により固定を行っている。
図2(d)は、主材ボルト穴21と接続部材ボルト穴32の各2番目のボルト穴が一致することを示している。即ち前記図2(c)の接続部材3の基部側の接続部材取付板32下面位置が、h22分だけ持ち上がっている。このh22の長さは、接続部材3の2番目となる接続部材ボルト穴31の位置が、2番目の基材ボルト穴21の位置まで持ち上がった位置となり、結果として5mm上方に位置することになり、柱または梁構造をh22=5mm分短くすることが出来るように作用する。
同様に図2(e)は接続部材3のも3番目の接続部材ボルト穴31が主材2の主材ボルト穴22の5番目と一致し、柱または梁構造をh53=40mm分短くすることが出来る。更に図2(f)は、接続部材3のも1番目の接続部材ボルト穴31が主材2の主材ボルト穴22の8番目と一致する。柱または梁構造をh81=210mm分短くすることが出来る。
また、図2(a)〜(f)において、主材ボルト穴21と接続部材ボルト穴31が、ボルトピッチの最小公倍数の距離位置でボルト穴が一致することより、主材ボルト穴21は5個上のボルト穴と接続部材ボルト穴31の6個上のボルト穴が一致しこの点も合わせて、固定部材4で固定し、柱または梁構造の接合を完了することができる。
なお、前述のボルト穴31数を多く設けると、接合できる範囲を広げることができ、接合範囲を拡大することができ、より広範囲な接合を行うことができる。
さらに、ボルトの摩擦接合又は支圧接合をより確実にするために、前述のボルトピッチの最小公倍数を利用して3個以上のボルト穴で固定することも出来る。例えば3個のボルト穴での固定をする場合には、例えば主材2には、30mmのボルトピッチで主材ボルト穴21を21個設け、接続部材3には、25mmのボルトピッチで接続部材ボルト穴31を18個設けることで195mmの長さまで細かく調整を行うことができる。最大300mmまで調整を行うことができる。
さらに、ボルトの摩擦接合又は支圧接合をより確実にするために、前述のボルトピッチの最小公倍数を利用して3個以上のボルト穴で固定することも出来る。例えば3個のボルト穴での固定をする場合には、例えば主材2には、30mmのボルトピッチで主材ボルト穴21を21個設け、接続部材3には、25mmのボルトピッチで接続部材ボルト穴31を18個設けることで195mmの長さまで細かく調整を行うことができる。最大300mmまで調整を行うことができる。
なお、上記実施例では、主材ボルト穴21と接続部材ボルト穴31のボルト穴の中心で調整を述べているが、一般に高力ボルトでは、ボルト穴は高力ボルトの標準孔の大きさは、例えばM16の高力ボルトでは、穴径は+2mm以下となっている。したがって、主材ボルト穴21と接続部材ボルト穴31のボルトピッチを5mm変えて設定した場合でも、主材ボルト穴21と接続部材ボルト穴31のボルト位置を2mmずつ、ずれて配置することが可能となり、広範囲な長さの調整が可能となる。
図5は、ボルト接合のより接合状態を良好とするための実施の形態で、ボルト接合に際して、前記主材2と接続部材3のそれぞれの外方に、添え板5を設けて、固定部材4により、前記主材2と接続部材3を固定するもので、ボルトの摩擦接合又は支圧接合により接合を高めることが出来るものである。
添え板5には、前記主材ボルト穴21と接続部材ボルト穴31の最小公倍数の間隔で、ボルト穴50,51が穿設されている。前記した前記主材2の主材ボルト穴21と接続部材3の接続部材ボルト穴31の一致したボルト穴に、このボルト穴50,51を一致させて、高力ボルト等の固定部材4により固定を行う。
なお、添え板5を使用する場合において、添え板5には標準孔を使用することができ、一方、主材2、接続材3には、高力ボルトのボルト穴は、前記標準孔より大きく形成するいわゆる拡大孔を用いることができる。例えばM16の高力ボルトでは、穴径は4mm以下の拡大孔を用いることができる(建築鉄骨工事の新たな課題への取り組み(日本建築学会・鉄骨工事運営委員会調査研究報告会・資料集2010 A−2−11))。従って、主材2と接続材3の接合位置の調整がより広範囲に行うことができより、より汎用性が高く接合位置の調整ができる。
図6は、主材ボルト穴21と接続部材ボルト穴31の配置を千鳥配列にした実施の形態である。この実施の形態では、縦列の斜め上方に、ボルト穴を配置することより、真上、直下のボルト間隔を少し広げることができ、全体的にボルトピッチP2’、P3’を狭くすることが出来る。
図7は、主材2にH型鋼を用い、接続材3として2個の溝形鋼を用いた例を示す。主材2のH型鋼のフランジ部に設けている主材ボルト穴21をそれぞれ接続部材ボルト穴31で固定するものである。このようにより強度の有る材料を用いることが出来、重量仮設物に使用する場合には好ましい形態である。
図8は、本発明の柱または梁構造をピットに蓋をして乗用車の駐車スペースとする小規模な駐車場等の施工する場合の状態を示す説明図である。
このように本発明では、ピット6内の水勾配深さに応じた主材2と接続材3に余地高さを調整し、梁材61を支持することが出来る。そして梁材61の上面に床部材62を敷き、駐車場を設置することが出来る。
したがって、ピットを利用する小規模な駐車場等においても、施工時に柱または梁の長さを大きく調整する柱または、梁構造を提供できることより、見た目の良好で、作業コストの軽減を図ることができる。
このように本発明では、ピット6内の水勾配深さに応じた主材2と接続材3に余地高さを調整し、梁材61を支持することが出来る。そして梁材61の上面に床部材62を敷き、駐車場を設置することが出来る。
したがって、ピットを利用する小規模な駐車場等においても、施工時に柱または梁の長さを大きく調整する柱または、梁構造を提供できることより、見た目の良好で、作業コストの軽減を図ることができる。
なお、上述実施の形態では、駐車場の例で説明したが、本発明は、これ以外の重量仮設構造体を初めとして他の恒久的な構造物の素材として使用することができる。
1 柱又は梁構造
2 主材
20 ウエブプレート
21 主材ボルト穴
22 主材取付板
23 取付穴
3 接続部材
30 ウエブプレート
31 接続部材ボルト穴
32 接続部材取付板
33 取付穴
4 固定部材
40 高力ボルト
41 ワッシャ
42 ナット
5 添え板
50、51 ボルト穴
6 ピット
61 梁材
62 床材料
2 主材
20 ウエブプレート
21 主材ボルト穴
22 主材取付板
23 取付穴
3 接続部材
30 ウエブプレート
31 接続部材ボルト穴
32 接続部材取付板
33 取付穴
4 固定部材
40 高力ボルト
41 ワッシャ
42 ナット
5 添え板
50、51 ボルト穴
6 ピット
61 梁材
62 床材料
Claims (4)
- 柱部材又は梁部材として使用する主材と、
該主材と同等またはこれ以上の強度を有する接続部材とよりなり、
前記主材の先端側と接続部材の接合位置を変更することで柱部材又は梁部材の長さを所定の長さとする柱又は梁構造において、
前記主材先端側には、長手方向に均等間隔のピッチの主材ボルト穴を設け、
前記接続部材には、前記主材に設けている主材ボルト穴と同方向で、異なるピッチで均等間隔のピッチの接続部材ボルト穴を設け、
前記主材先端側と前記接続部材を所定の長さに接合した際に、前記主材と前記接続部材にそれぞれ設けている主材ボルト穴と接続部材ボルト穴が、ボルトピッチの最小公倍数の距離位置でボルト穴が一致した位置で、前記主材先端側と前記主材接続部材先端側をボルト接合し、ボルトの摩擦接合又は支圧接合により接合することにより柱部材又は梁部材の長さを所定の長さとすることを特徴とする柱又は梁構造。
- 前記主材と前記接続部材にそれぞれ設けている主材ボルト穴と接続部材ボルト穴が、ボルトピッチの最小公倍数の距離位置に2つ以上のでボルト穴を穿設した添え板を、前記主材と前記接続部材の片面又は両面に介在させてボルト結合することを特徴とする請求項1記載の柱又は梁構造。
- 前記ボルト接合に際し高力ボルトを用いることを特徴とする請求項1又は2記載の柱又は梁構造。
- 前記主材と前記主材接続部材に長手方向にそれぞれ設けているボルト穴を千鳥配列に配置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の柱又は梁構造。
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
CN109183987A (zh) * | 2018-08-31 | 2019-01-11 | 上海二十冶建设有限公司 | 一种可调节钢柱安装标高的对接耳板节点及其使用方法 |
CN109281401A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-01-29 | 广东凯兴达建筑科技有限公司 | 一种易于定位及快速连接的钢方通连接结构 |
JP7430466B2 (ja) | 2021-02-01 | 2024-02-13 | 株式会社巴コーポレーション | 構造物のジャッキダウン装置 |
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2016
- 2016-02-03 JP JP2016019362A patent/JP2017137697A/ja active Pending
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