JP2017137111A - 包装袋 - Google Patents

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Tomohiko Ito
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Abstract

【課題】手で把持した際に、物品を収容した収容空間から排出される気体の熱による火傷を防止することができる包装袋を提供する。【解決手段】シート材を用いて袋状に形成された本体部2と本体部の内側で対向するように配置される一対の内側対向部を有する内側配置部3とを備え、本体部は本体部を構成するシート材の内面同士が剥離可能にシールされて形成された剥離シール部2dと剥離シール部と接するように形成されて物品を収容可能な収容部2cと収容部内の気体を排出可能な本体開口部2eとを備え、内側配置部は収容部内の気体を一対の内側対向部間に流入可能な気体流入部3eと一対の内側対向部間の気体を外側へ排出可能な気体排出部3fとを備え、剥離シール部は気体流入部と収容部とが接しないように気体流入部と収容部との間に形成され、本体開口部は気体排出部から排出される気体を本体部の外側へ排出可能に構成されることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、物品を収容した状態で加熱される包装袋に関する。
近年、レトルト食品や冷凍食品等を物品として収容する包装袋が広く利用されている。斯かる包装袋は、物品を収容した状態で電子レンジ等を用いて加熱されることで、物品が調理され、又は、加熱されることにより、物品を良好な状態で食することを可能にする。
ところで、このような包装袋は、加熱されることによって包装袋内の空気が膨張したり物品に含まれる水分が蒸発したりするため、包装袋の内圧が高まることになる。このような内圧の上昇は、包装袋を破裂させる要因となる。そこで、包装袋が加熱された際に包装袋内の気体(空気や水蒸気など)を包装袋の外側へ排出させるべく、包装袋を構成するシート材に貫通孔を設けると共に、該貫通孔の周囲に包装袋の内面同士を剥離可能にシールした剥離シール部を設けた包装袋が提案されている(特許文献1参照)。
斯かる包装袋によれば、加熱に伴って包装袋の内圧が高まると、貫通孔の周囲の剥離シール部が剥がれて、物品を収容した空間と貫通孔とが連通することになる。これにより、収容空間の気体が貫通孔から包装袋の外側へ排出されるため、内圧の上昇によって意図せずに包装袋が破裂してしまうのを防止することが可能となっている。
特開2015−113131号公報
しかしながら、上記のような包装袋は、包装袋の表面に貫通孔が形成されるため、加熱後の包装袋を手で把持した際に、収容空間から排出される気体が手に触れ易くなっており、火傷をする虞がある。
そこで、本発明は、手で把持した際に収容空間から排出される気体の熱による火傷を防止することができる包装袋を提供することを課題とする。
本発明に係る包装袋は、シート材を用いて袋状に形成された本体部と、該本体部の内側で対向するように配置される一対の内側対向部を有する内側配置部とを備え、本体部は、本体部を構成するシート材の内面同士が剥離可能にシールされて形成された剥離シール部と、該剥離シール部と接するように形成されて物品を収容可能な収容部と、該収容部内の気体を排出可能な本体開口部とを備え、内側配置部は、前記収容部内の気体を一対の内側対向部間に流入可能な気体流入部と、一対の内側対向部間の気体を外側へ排出可能な気体排出部とを備え、前記剥離シール部は、気体流入部と収容部とが接しないように気体流入部と収容部との間に形成され、前記本体開口部は、気体排出部から排出される気体を本体部の外側へ排出可能に構成されることを特徴とする。
斯かる構成によれば、内側配置部は、前記収容部内の気体を一対の内側対向部間に流入可能な気体流入部と、一対の内側対向部間の気体を外側へ排出可能な気体排出部とを備え、前記剥離シール部は、気体流入部と収容部とが接しないように気体流入部と収容部との間に形成され、前記本体開口部は、気体排出部から排出される気体を本体部の外側へ排出可能に構成されるため、収容部内の気体(例えば、空気や水蒸気など)が一対の内側対向部間を通して本体部の外側へ排出される。これにより、収容部の内圧の上昇によって包装袋が破損するのを防止することができる。また、収容部内の気体が一対の内側対向部間に流入するため、内側配置部を備える部分を手で把持した際に、気体の熱によって火傷するのを防止することができる。
具体的には、収容部に物品が収容されて本体部が密封された状態で包装袋が加熱されると、収容部の内圧が上昇し、該内圧の上昇によって、剥離シール部を構成するシート材の内面同士を剥離させるような力が剥離シール部に加わることになる。これにより、剥離シール部が剥離して、収容部内の空間と一対の内側対向部間の空間とが気体流入部を介して連通した状態となり、収容部内の気体が気体流入部を介して一対の内側対向部間へ流入する。そして、一対の内側対向部間に流入した気体は、気体排出部から内側配置部の外側へ排出されると共に本体開口部から本体部の外側へ排出される。これにより、収容部の内圧が上昇するのが防止されるため、内圧の上昇によって包装袋が破損するのを防止することができる。
また、包装袋における内側配置部を備える部分では、内側配置部と本体部とが重なるため、一対の内側対向部間に流入した気体の熱が本体部の外側へ伝わり難くなる。このため、内側配置部を備える位置で包装袋を手で把持した際に、収容部から排出される気体の熱によって火傷するのを防止することができる。
前記剥離シール部は、前記収容部側へ向かって凸状となる凸状部を備えることが好ましい。
斯かる構成によれば、前記剥離シール部は、前記収容部側へ向かって凸状に形成された凸状部を備えるため、収容部の内圧の上昇によって生じる剥離シール部を剥離させる力が凸状部に集中することになる。これにより、凸状部から剥離シール部が容易に剥離されるため、収容部内の気体をより容易に本体部の外側へ排出させることができる。
前記一対の内側対向部は、接離自在に構成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、前記一対の内側対向部は、接離自在に構成されるため、収容部内の気体が気体流入部から一対の内側対向部間へ流入すると、流入した気体の圧力によって一対の内側対向部の間隔が広がることになる。これにより、収容部内の気体が一対の内側対向部間へより流入し易くなるため、収容部内の気体をより効率的に本体部の外側へ排出することができる。
前記凸状部は、収容部の中央部へ向かって凸状となるように形成されることが好ましい。
斯かるによれば、前記凸状部は、収容部の中央部へ向かって凸状となるように形成されるため、収容部内の気体をより効率的に本体部の外側へ排出することができる。
具体的には、密封された包装袋を加熱すると、収容部の中央部側から収容部の外周部へ向かって収容部が膨張するため、収容部の中央部へ向かって凸状となるように凸状部が形成されることで、剥離シール部を剥離させる力が凸状部に加わりやすくなる。これにより、剥離シール部の剥離がより容易に生じるため、収容部内の気体をより効率的に本体部の外側へ排出することができる。
以上のように、本発明によれば、包装袋を手で把持した際に収容空間から排出される気体の熱による火傷を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る包装袋を構成するシート材を示した斜視図。 同実施形態の包装袋を示した正面図と側面図。 図2の正面図のI−I断面であって、(a)は、剥離シール部が剥離する前の状態を示した図、(b)は、剥離シール部が剥離した状態を示した図。 (a)〜(d)は、本発明の他の実施形態に係る包装袋の内側配置部とその近傍を示した正面図。 (a)は、本発明の更に他の実施形態に係る包装袋が備える内側配置部を示した斜視図、(b)は、更に他の実施形態に係る包装袋の端部を示した斜視図。
以下、本発明の実施形態について図1〜3を参照しながら説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
まず初めに、本実施形態に係る包装袋1を構成する部材について説明する。本実施形態に係る包装袋1は、図1に示すように、シート材から形成される本体部2と、シート材から形成されて本体部2の内側に配置される内側配置部3とを備える。シート材を構成する素材としては、特に限定されるものではなく、物品の性状等に応じて適宜選択されるものである。例えば、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂素材が挙げられる。また、これらの樹脂素材から形成されるフィルムにアルミニウム等の金属層が積層されたフィルムを用いることもできる。
本体部2は、対向するように配置される一対の本体対向部2a,2aを備える。また、本体部2は、一対の本体対向部2a,2a間に折り込まれた折込部2bを備える。本実施形態では、本体部2は、一枚のシート材が折り返されて形成される。具体的には、一枚のシート材の略中央部に折込部2bが形成され、該折込部2bを挟んで一対の本体対向部2a,2aが形成される。一対の本体対向部2a,2aは、略同一の矩形状に形成される。そして、一対の本体対向部2a,2aの長手方向の一端部間に折込部2bが形成される。
内側配置部3は、本体部2の内側で対向するように配置される一対の内側対向部3a,3aを備える。本実施形態では、一枚のシート材が二つ折りにされることで、一対の対向部3a,3aを備える内側配置部3が形成される。また、内側配置部3の外周端部には、一対の内側対向部3a,3aの端部同士が連結された内側連結部3bと、一対の内側対向部3a,3aの端部同士が連結されていない非連結端部3cとを備える。本実施形態では、内側配置部3を構成するシート材が折り返されて形成される端部によって内側連結部3bが形成され、該内側連結部3b以外の端部に非連結端部3cが形成される。つまり、内側配置部3の外周端部は、一つの内側連結部3bと非連結端部3cとから構成される。これにより、内側配置部3は、一対の内側対向部3a,3aは、接離自在(具体的には、内側連結部3bを軸に接離自在)に構成される。
また、内側配置部3は、一対の内側対向部3a,3a間に気体を流入可能な気体流入部3eと、一対の内側対向部3a,3a間の気体を排出する気体排出部3fとを備える。気体流入部3e及び気体排出部3fは、非連結端部3cから構成される。具体的には、内側配置部3は、非連結端部3cの一部から一対の内側対向部3a,3a間に気体が流入し、非連結端部3cの他の一部から一対の内側対向部3a,3a間の気体が排出されるように構成される。以下では、非連結端部3cにおける気体流入部3eを構成する部分を気体流入端部3eとし、非連結端部3cにおける気体排出部3fを構成する部分を気体排出端部3fして記載する。つまり、内側配置部3の外周端部は、気体流入端部3eと気体排出端部3fと内側連結部3bとから構成されている。気体流入端部3eは、内側連結部3bの端部から内側連結部3bの延びる方向に対して傾斜する方向に延びるように形成される。
次に、上記の構成からなる包装袋1に物品Xが包装された状態について説明する。図2に示すように、包装袋1は、袋状に形成された本体部2と該本体部2の内側に配置される内側配置部3とを備える。また、包装袋1は、本体部2を構成する一対の本体対向部2a,2aの対向方向に沿って見た際に(正面視)、四角形状となるように形成される。
また、包装袋1は、外周部に包装袋1を構成するシート材がシールされて形成された外周シール部1aを備える。該外周シール部1aは、一対の本体対向部2a,2aの端部同士がシールされて形成されたシール部1bと、一対の本体対向部2a,2aの端部と折込部2bとがシールされて形成されたシール部1cと、一対の本体対向部2a,2aの端部と内側配置部3の非連結端部3c(具体的には、気体排出端部3f)とがシールされて形成されたシール部1dとを備える。
本体部2は、物品Xを収容可能な収容部2cを備える。該収容部2cは、本体部2における外周端部(具体的には、外周シール部1aを構成する端部)よりも内側の領域であって内側配置部3と重なる領域以外の領域に形成される。物品Xとしては、特に限定されるものではなく、例えば、食品、特には、水分を含んだ食品(固形であっても液状であってもよい)が挙げられる。
また、本体部2は、本体部2を構成するシート材(具体的には、一対の本体対向部2a,2a)の内面同士が剥離可能にシールされて形成された剥離シール部2dを備える。該剥離シール部2dは、収容部2cと隣接するように形成される。また、剥離シール部2dは、内側配置部3が備える気体流入端部3eと収容部2cとが接しないように気体流入端部3eと収容部2cとの間に形成される。また、剥離シール部2dは、気体流入端部3eを構成する一対の内側対向部3a,3aの端部間の隙間を封止するように形成される。具体的には、剥離シール部2dは、気体流入端部3eと隣接するように形成されることで、気体流入端部3eを封止するように構成される。これにより、内側配置部3内(一対の内側対向部3a,3a間)の空間と収容部2c内の空間とが気体流入端部3eを介して連通するのが防止される。
また、剥離シール部2dは、収容部2c側へ向かって(具体的には、収容部2cの中央部へ向かって)凸状となる凸状部21dを備える。本実施形態では、剥離シール部2dが三角形状に形成されることで、剥離シール部2dの角部に凸状部21dが形成される。また、剥離シール部2dは、本体部2の中央部よりも外周端部側(具体的には、外周シール部1aの近傍に)形成される。
また、本体部2は、収容部2c内の気体を排出可能な本体開口部2eを備える。該本体開口部2eは、一対の本体対向部2a,2aの連結されていない端部によって形成される。つまり、本体開口部2eは、本体部2の端部(具体的には、四角形状の包装袋1の角部)に形成される。また、本体開口部2eの内側には、内側配置部3の気体排出端部3fが配置される。
内側配置部3は、包装袋1の端部(具体的には、四角形状の包装袋1の角部)に配置される。また、内側配置部3は、本体部2の端部と重なるように(具体的には、一対の本体対向部2a,2aの端部間に)配置される。より詳しくは、内側配置部3は、気体排出端部3fが一対の本体対向部2a,2aの端部における本体開口部2eを構成する部分の間に配置される。本実施形態では、気体排出端部3fが本体開口部2eと重なる(具体的には、面一となる)ように構成される。そして、一対の内側対向部3a,3a間に形成される空間が本体開口部2eを介して本体部2の外側の空間と連通した状態となっている。本実施形態では、本体開口部が本体部2の角部に形成されているため、一対の内側対向部3a,3a間に形成される空間は、本体部2の外側へ複数方向に向かって解放される。
また、内側配置部3は、気体流入端部3eと内側連結部3bの一部とが外周シール部1aよりも収容部2c側に配置され、気体流入端部3eが剥離シール部2dによって閉塞されている。
上記のように構成される包装袋1は、該外周シール部1aと剥離シール部2dとが形成されることで、物品Xを収容した状態で密封された状態となる。そして、斯かる包装袋1は、物品Xを収容した状態で加熱される。包装袋1を加熱する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、電子レンジを用いて加熱してもよく、湯煎によって加熱してもよい。そして、包装袋1が加熱されると、図3(a)に示すように、収容部2c内で空気が膨張したり水蒸気が生じたりするため、収容部2cの内圧が上昇する。これにより、シート材(具体的には、一対の本体対向部2a,2a)における剥離シール部2dを形成する領域の内面同士を離間させる方向の力(以下、剥離力とも記す)が剥離シール部2dに加わることになる。
そして、斯かる剥離力によって、図2(b)に示すように、剥離シール部2dが剥離することで、収容部2c内の空間と内側配置部3内(一対の内側対向部3a,3a間)の空間とが気体流入端部3eを介して連通することになる。これにより、収容部2c内の気体(空気や水蒸気など)が内側配置部3内(一対の内側対向部3a,3a間)に気体流入端部3eから流入する。そして、内側配置部3内(一対の内側対向部3a,3a間)に流入した気体は、気体排出端部3fから排出されると共に(本実施形態では、同時に)本体開口部2eから本体部2の外側へ排出される。これにより、収容部2c内の気体が包装袋1の外側へ排出される。
以上のように、本願実施形態に係る包装袋1は、手で把持した際に収容部2c内から排出される気体の熱による火傷を防止することができる。
即ち、内側配置部3は、前記収容部2c内の気体を一対の内側対向部3a,3a間に流入可能な気体流入部3eと、一対の内側対向部3a,3a間の気体を外側へ排出可能な気体排出部3fとを備え、前記剥離シール部2dは、気体流入部3eと収容部2cとが接しないように気体流入部3eと収容部2cとの間に形成され、前記本体開口部2eは、気体排出部3fから排出される気体を本体部2の外側へ排出可能に構成されるため、収容部2c内の気体(例えば、空気や水蒸気など)が一対の内側対向部3a,3a間を通して本体部2の外側へ排出される。これにより、収容部2cの内圧の上昇によって包装袋1が破損するのを防止することができる。また、収容部2c内の気体が一対の内側対向部3a,3a間に流入するため、内側配置部3を備える部分を手で把持した際に、気体の熱によって火傷するのを防止することができる。
具体的には、収容部2cに物品が収容されて本体部2が密封された状態で包装袋1が加熱されると、収容部2cの内圧が上昇し、該内圧の上昇によって、剥離シール部2dを構成するシート材の内面同士を剥離させるような力が剥離シール部2dに加わることになる。これにより、剥離シール部2dが剥離して、収容部2c内の空間と一対の内側対向部3a,3a間の空間とが気体流入部3eを介して連通した状態となり、収容部2c内の気体が気体流入部3eを介して一対の内側対向部3a,3a間へ流入する。そして、一対の内側対向部3a,3a間に流入した気体は、気体排出部3fから内側配置部3の外側へ排出されると共に本体開口部2eから本体部2の外側へ排出される。これにより、収容部2cの内圧が上昇するのが防止されるため、内圧の上昇によって包装袋1が破損するのを防止することができる。
また、包装袋1における内側配置部3を備える部分では、内側配置部3と本体部2とが重なるため、一対の内側対向部3a,3a間に流入した気体の熱が本体部2の外側へ伝わり難くなる。このため、内側配置部3を備える位置で包装袋1を手で把持した際に、収容部2cから排出される気体の熱によって火傷するのを防止することができる。
前記剥離シール部2dは、前記収容部2c側へ向かって凸状に形成された凸状部21dを備えるため、収容部2cの内圧の上昇によって生じる剥離シール部2dを剥離させる力が凸状部21dに集中することになる。これにより、凸状部21dから剥離シール部2dが容易に剥離されるため、収容部2c内の気体をより容易に本体部2の外側へ排出させることができる。
前記一対の内側対向部3a,3aは、接離自在に構成されるため、収容部2c内の気体が気体流入部3eから一対の内側対向部3a,3a間へ流入すると、流入した気体の圧力によって一対の内側対向部3a,3aの間隔が広がることになる。これにより、収容部2c内の気体が一対の内側対向部3a,3a間へより流入し易くなるため、収容部2c内の気体をより効率的に本体部2の外側へ排出することができる。
前記凸状部21dは、収容部2cの中央部へ向かって凸状となるように形成されるため、収容部2c内の気体をより効率的に本体部2の外側へ排出することができる。
具体的には、密封された包装袋1を加熱すると、収容部2cの中央部側から収容部2cの外周部へ向かって収容部2cが膨張するため、収容部2cの中央部へ向かって凸状となるように凸状部21dが形成されることで、剥離シール部2dを剥離させる力が凸状部21dに加わりやすくなる。これにより、剥離シール部2dの剥離がより容易に生じるため、収容部2c内の気体をより効率的に本体部2の外側へ排出することができる。
なお、本発明に係る包装袋は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、他の各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、内側配置部3は、気体流入部(気体流入端部)3eを一つ備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図4(a)に示すように、気体流入部(気体流入端部)気体流入端部3eを複数備えるように構成されてもよい。斯かる場合には、剥離シール部2dも複数形成される。
また、上記実施形態では、内側配置部3の気体流入端部3eは、内側配置部3の延びる方向に対して傾斜するように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図4(b)に示すように、内側連結部3bの延びる方向に対して略直交するように形成されてもよい。
また、上記実施形態では、気体流入端部3eは、収容部2cの中央部から外周部へ向かう方向に対して略直交する方向に延びるように配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図4(b)に示すように、収容部2cの中央部から外周部へ向かう方向に沿った方向に延びるように配置されてもよい。
また、上記実施形態では、剥離シール部2dの凸状部は、収容部2cの中央部へ向かって凸状に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図4(b)に示すように、収容部2cの中央部へ向かう方向とは異なる方向(例えば、包装袋1の外周に沿った方向)へ凸状となるように形成されてもよい。
また、上記実施形態では、内側配置部3における非連結端部3cのうち、気体流入端部3e以外の他の非連結端部3cは、一対の本体対向部2a,2aの端部間に配置されて該端部とシールされている(シール部1dが形成されている)が、これに限定されるものではなく、例えば、気体流入端部3e以外の他の非連結端部3cが該外周シール部1aよりも収容部2c側に位置するように構成されてもよい。斯かる場合には、他の非連結端部3cの近傍で一対の本体対向部2a,2aの対向面同士が剥離しないようにシールされる(即ち、シール部1aが形成される)ことで、当該他の非連結端部3cが閉塞される。
また、上記実施形態では、剥離シール部2dは、気体流入端部3eと隣接するように形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図4(c)に示すように、気体流入端部3eから離間した位置(具体的には、内側配置部3から離間した位置)に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、剥離シール部2dは、凸状部21dを一つ備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図4(d)に示すように、凸状部21dを複数備えるように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、内側配置部3は、一枚のシート材が二つ折りにされることで形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図5(a)に示すように、筒状であってもよい。具体的には、筒状の内側配置部3は、軸線方向の両端部に開口部2g,2gを備え、各開口部2gにおける対向する部分によって非連結端部3c,3cが構成される。つまり、筒状の内側配置部3は、軸線方向の両端部に非連結端部3c,3cを備える。また、筒状の内側配置部3は、両端部の非連結端部3c,3c間で対向すると共に非連結端部3c,3C同士を連結する領域によって一対の内側対向部3a,3aが構成される。また、筒状の内側配置部3は、軸線方向に対して直交する方向に位置する一方の内側対向部3aの両端部と他方の内側対向部3aの両端部とがそれぞれ内側連結部3bで連結される。つまり、筒状の内側配置部3は、一対の内側連結部3b,3bを備える。該内側連結部3bは、筒状の内側配置部3における一対の内側対向部3a,3a以外の部分によって構成される。そして、筒状の内側配置部3は、軸線方向の一端部に形成される非連結端部3cによって気体流入端部3eが構成され、軸線方向の他端部に形成される非連結端部3cによって気体排出端部3fが構成される。
また、上記実施形態では、内側配置部3の気体排出端部3f(非連結端部3c)は、本体開口部2eと重なる(具体的には、面一になる)ように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図5(b)に示すように、気体排出端部3f(非連結端部3c)が本体開口部2eよりも収容部2c側になるように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、本体部2と内側配置部3とが別個のシート材を用いて形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、一枚のシート材が折り込まれることで、本体部2と内側配置部3とが形成されてもよい。また、上記実施形態では、本体部2は、一枚のシート材から形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、一対の本体対向部2a,2aが別個のシート材から形成されてもよい。また、上記実施形態では、本体部2は、折込部2bを備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、折込部2bを備えない本体部2であってもよい。
また、上記実施形態では、内側配置部3は、四角形状の包装袋1の角部に配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば、角部以外の端部に配置されるように構成されてもよい。具体的には、四角形状の包装袋1の各辺の両端部間領域(好ましくは、角部の近傍)に配置されるようにしてもよい。
1…包装袋、1a…外周シール部、1b,1c,1d…シール部、2…本体部、2a…本体対向部、2b…折込部、2c…収容部、2d…剥離シール部、2e…本体開口部、2g…開口部、21d…凸状部、3…内側配置部、3a…内側対向部、3b…内側連結部、3c…非連結端部、3e…気体流入部(気体流入端部)、3f…気体排出部(気体排出端部)、X…物品

Claims (4)

  1. シート材を用いて袋状に形成された本体部と、該本体部の内側で対向するように配置される一対の内側対向部を有する内側配置部とを備え、
    本体部は、本体部を構成するシート材の内面同士が剥離可能にシールされて形成された剥離シール部と、該剥離シール部と接するように形成されて物品を収容可能な収容部と、該収容部内の気体を排出可能な本体開口部とを備え、
    内側配置部は、前記収容部内の気体を一対の内側対向部間に流入可能な気体流入部と、一対の内側対向部間の気体を外側へ排出可能な気体排出部とを備え、
    前記剥離シール部は、気体流入部と収容部とが接しないように気体流入部と収容部との間に形成され、
    前記本体開口部は、気体排出部から排出される気体を本体部の外側へ排出可能に構成されることを特徴とする包装袋。
  2. 前記剥離シール部は、前記収容部側へ向かって凸状となる凸状部を備えることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記一対の内側対向部は、接離自在に構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装袋。
  4. 前記凸状部は、収容部の中央部へ向かって凸状となるように形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の包装袋。
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