JP2017136935A - ハイブリッド車両及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気浄化用のフィルターの溶損を抑制することができるハイブリッド車両及びその制御方法を提供する。【解決手段】ハイブリッド車両は、エンジン10及びモータージェネレーター21を有するハイブリッドシステム20と、エンジンの排気通路41に配置された排気浄化用のフィルター42と、制御装置70と、を備えたハイブリッド車両において、制御装置は、フィルターの温度が予め設定された基準温度Tc以上の場合に、エンジンの燃料噴射を停止させるとともに、モータージェネレーターによってエンジンの出力軸13を回転させる制御処理を実行するように構成されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明はハイブリッド車両及びその制御方法に関する。
近年、燃費向上及び環境対策などの観点から、車両の運転状態に応じて複合的に制御されるエンジン及びモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムを備えたハイブリッド車両(以下「HEV」という)が注目されている。このHEVにおいては、車両の加速時や発進時には、モータージェネレーターによる駆動力のアシストが行われる一方で、慣性走行時や制動時においてはモータージェネレーターによる回生発電が行われる(例えば特許文献1参照)。
また従来、排気浄化用のフィルターを備えるHEVも知られている(例えば特許文献2参照)。このフィルターは、エンジンの排気通路に配置されて、エンジンから排出された排気中の粒子状物質(PM)を捕集することで、排気を浄化する。
ところで、フィルターにPMが多く堆積した場合、フィルターの性能が低下してしまう。そこで、従来は、例えばフィルターに堆積したPMの量が基準値以上となった場合のように、フィルターを再生することが望まれる所定の条件が満たされた場合に、フィルターよりも上流側の排気通路に燃料を供給することで、この燃料による燃焼熱によって排気温度をPMの燃焼温度(例えば400℃〜600℃)に上昇させて、フィルターに堆積したPMを燃焼除去する制御処理(フィルター再生制御処理)が実行されていた。
しかしながら、上記のようなフィルター再生制御処理が実行された場合において、フィルターに堆積したPMが自己燃焼を起こした場合に、フィルターよりも上流側の排気通路への燃料供給を停止させても、PMの自己燃焼で発生する熱により自己燃焼が急激に拡大してフィルターの温度が上昇し続けてしまう可能性、すなわち熱暴走が生じる可能性がある。この熱暴走が生じた場合、フィルターが溶損する可能性がある。
特開2002−238105号公報 特開2010−7520号公報
本発明は上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、排気浄化用のフィルターの溶損を抑制することができるハイブリッド車両及びその制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明のハイブリッド車両は、エンジン及びモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムと、前記エンジンの排気通路に配置された排気浄化用のフィルターと、制御装置と、を備えたハイブリッド車両において、前記制御装置は、前記フィルターの温度が予め設定された基準温度以上の場合に、前記エンジンの燃料噴射を停止させるとともに、前記モータージェネレーターによって前記エンジンの出力軸を回転させる制御処理を実行するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係るハイブリッド車両によれば、フィルターの温度が基準温度以上の場合に、エンジンの燃料噴射が停止し、モータージェネレーターによってエンジンの出力軸が回転することで、エンジンは非燃焼状態で吸気して、新気を排出することができる。このエンジンから排出された新気によって、フィルターの熱を奪ってフィルターを冷却してフィルターの温度を低下させることができるので、フィルターの溶損を抑制することができる。
上記構成は、前記排気通路の排気の一部を吸気通路に還流させるEGRシステムを備え、前記制御装置は、前記フィルターの温度が前記基準温度以上の場合に、前記EGRシステムによる前記排気の一部の前記吸気通路への還流を停止させる制御処理をさらに実行するように構成されていてもよい。
この構成によれば、フィルターの温度が予め設定された基準温度以上の場合に、排気通路の排気の一部が吸気通路に還流することを停止させて、エンジンから排出される新気の温度がEGRシステムによる排気還流によって上昇することを抑制できる。これにより、フィルターに流入する新気の温度が上昇することを効果的に抑制して、フィルターの温度を速やかに低下させることができる。この結果、フィルターの溶損を効果的に抑制することができる。
上記構成において、前記制御装置は、前記フィルターの温度が前記基準温度以上の場合に、前記ハイブリッド車両のトランスミッションのギア段を前記フィルターの温度が前記基準温度未満の場合に比較して低下させる制御処理をさらに実行するように構成されていてもよい。この構成によれば、トランスミッションのギア段が低下することで、エンジンの回転数を上昇させることができる。これにより、フィルターに流入する新気量を増大させて、フィルターの温度を効果的に低下させることができるので、フィルターの溶損を効果的に抑制することができる。
また上記の目的を達成するための本発明のハイブリッド車両の制御方法は、エンジン及びモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムと、前記エンジンの排気通路に配置された排気浄化用のフィルターと、を備えたハイブリッド車両の制御方法において、前記フィルターの温度が予め設定された基準温度以上の場合に、前記エンジンの燃料噴射を停止させるとともに、前記モータージェネレーターによって前記エンジンの出力軸を回転させる制御処理を実行することを特徴とする。
本発明に係るハイブリッド車両の制御方法によれば、フィルターの温度が基準温度以上の場合に、エンジンの燃料噴射が停止し、モータージェネレーターによってエンジンの出力軸が回転することで、エンジンは非燃焼状態で吸気して、新気を排出することができる。このエンジンから排出された新気によって、フィルターの熱を奪ってフィルターを冷却してフィルターの温度を低下させることができるので、フィルターの溶損を抑制することができる。
本発明に係るハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法によれば、排気浄化用のフィルターの溶損を抑制することができる。
本発明の実施形態からなるハイブリッド車両の構成図である。 フィルター高温時制御処理を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両及びその制御方法について、図面
を参照して説明する。図1は、本実施形態からなるハイブリッド車両の構成図である。このハイブリッド車両(以下「HEV」という)は、普通乗用車、又はバスやトラックなどの大型車両であり、エンジン10、モータージェネレーター21及びトランスミッション30と、運転状態に応じてHEVを複合的に制御するハイブリッドシステム20とを主に備えている。
エンジン10においては、エンジン本体11に形成された複数(この例では4個)の気筒12内における燃料の燃焼により発生した熱エネルギーにより、出力軸としてのクランクシャフト13が回転駆動される。このエンジン10には、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンが用いられる。なお、本実施形態ではエンジン10の一例として、ディーゼルエンジンを用いている。クランクシャフト13の一端は、エンジンクラッチ14(例えば湿式多板クラッチなど)を介してモータージェネレーター21の回転軸22の一端に接続されている。
モータージェネレーター21には、発電運転が可能な永久磁石式の交流同期モーターが用いられている。このモータージェネレーター21の回転軸22の他端は、モータークラッチ15(例えば湿式多板クラッチなど)を通じて、トランスミッション30のインプットシャフト31に接続されている。
トランスミッション30には、HEVの運転状態と予め設定されたマップデータとに基づいて決定された目標変速段へ自動的に変速するAMT又はATが用いられる。なお、トランスミッション30は、AMTのような自動変速式に限るものではなく、ドライバーが手動で変速するマニュアル式であってもよい。
なお、本実施形態ではトランスミッション30の一例としてAMTを用いている。
トランスミッション30で変速された回転動力は、アウトプットシャフト32に接続されたプロペラシャフト33を通じてデファレンシャル34に伝達され、後輪である一対の駆動輪35にそれぞれ駆動力として分配される。
ハイブリッドシステム20は、モータージェネレーター21と、このモータージェネレーター21に順に電気的に接続するインバーター23、高電圧バッテリー24、DC/DCコンバーター25及び低電圧バッテリー26とを有している。
高電圧バッテリー24としては、リチウムイオンバッテリーやニッケル水素バッテリーなどが好ましく例示される。低電圧バッテリー26には鉛バッテリーが用いられる。
DC/DCコンバーター25は、高電圧バッテリー24と低電圧バッテリー26との間における充放電の方向及び出力電圧を制御する機能を有している。また、低電圧バッテリー26は、各種の車両電装品27に電力を供給する。
このハイブリッドシステム20における種々のパラメータ、例えば、電流値、電圧値やSOCなどは、BMS28(バッテリーマネージメントシステム)により検出される。
これらのエンジン10及びハイブリッドシステム20は、制御装置70により制御される。具体的には、HEVの発進時や加速時には、ハイブリッドシステム20は高電圧バッテリー24から電力を供給されたモータージェネレーター21により駆動力の少なくとも一部をアシストする一方で、慣性走行時や制動時においては、モータージェネレーター21による回生発電を行い、プロペラシャフト33等に発生する余剰の運動エネルギーを電力に変換して高電圧バッテリー24に充電する。また、このHEVは、例えばエンジンク
ラッチ14を断状態、且つモータークラッチ15を接状態にすることで、モータージェネレーター21のみを駆動源とする、いわゆるモーター単独走行が可能となる。
なお本実施形態では制御装置70として、電子制御装置を用いている。この電子制御装置は、各種の制御処理を実行する制御部としての機能を有するCPUと、CPUの動作に用いられる各種データやプログラム等を記憶する記憶部としての機能を有するROM、RAM等とを有するマイクロコンピュータを備えている。この制御装置70は、信号線(一点鎖線で示す)を通じて、モータージェネレーター21などの各部と接続している。
なおハイブリッドシステム20のモータージェネレーター21の配置態様は、制御装置70からの制御指令を受けた場合に、エンジン10の出力軸(クランクシャフト13)と接続して回生発電や駆動力のアシストを実行できる態様であればよく、図1に例示するような配置態様(エンジン10とモータージェネレーター21との間にエンジンクラッチ14が介在する配置態様)に限定されるものではない。
またHEVは、EGRシステム45(排気通路41の排気の一部を吸気通路に還流するシステム)を備えている。具体的には、このEGRシステム45は、後述するフィルター42よりも上流側の排気通路41の途中から分岐してエンジン10の吸気通路の途中に合流するEGR通路と、このEGR通路を開閉するEGRバルブとを備えている。制御装置70の制御指令によって、EGRバルブが開閉することで、排気の一部(EGRガス)のエンジン10への流入、流入停止、及び流入量が制御される。
またHEVは、エンジン10の排気が通過する排気通路41の途中に、排気浄化用のフィルター42を備えている。フィルター42の種類は排気中のPMを捕集して除去することができるものであれば特に限定されるものではないが、本実施形態ではフィルター42の一例として、ディーゼルパティキュレートフィルターを用いる。なお、排気通路41のうち、フィルター42よりも上流側には、排気浄化用の触媒(図示せず)も配置されている。
またHEVは、フィルター42の温度を検出する温度センサ43を備えている。温度センサ43の検出結果は、制御装置70に伝えられる。
ところで、フィルター42に排気中のPMが多く堆積した場合、フィルター42の性能が低下してしまう。そこで、本実施形態に係る制御装置70は、フィルター42に堆積したPMを燃焼させてフィルター42の性能を回復させるために、以下に説明する制御処理を実行する。
具体的には制御装置70は、フィルター42に堆積したPMを燃焼させることが望まれる所定の条件(以下、所定条件と称する)が満たされた場合に、フィルター42よりも上流側の排気通路41に燃料を供給する制御処理(以下、この制御処理をフィルター再生制御処理と称する)を実行する。具体的には本実施形態に係る排気通路41のうちフィルター42よりも上流側且つエンジン本体11よりも下流側の部分には、排気通路41の排気に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁(図示せず)が配置されている。そして、制御装置70は、上述した所定条件が満たされた場合に、この燃料噴射弁から燃料を供給させることで、フィルター42よりも上流側の排気通路41内に燃料を供給させる。
このフィルター再生制御処理の実行によってフィルター42よりも上流側に供給された燃料が燃焼することで、この燃焼熱によりフィルター42を昇温させてフィルター42に堆積したPMを燃焼除去させることができる。これにより、フィルター42を再生させることができる。
なお、上述した所定条件の具体的な内容は特に限定されるものではなく、例えば、フィルター42に堆積したPMの量が予め設定された基準値以上であるとの条件や、HEVの走行距離が予め設定された基準距離以上であるとの条件等、種々の条件を用いることができる。
また制御装置70は、フィルター42の温度(T)が予め設定された基準温度(Tc)以上になった場合には、エンジン10の燃料噴射を停止させるとともに、モータージェネレーター21によってエンジン10のクランクシャフト13(すなわち出力軸)を回転させる制御処理(以下、この制御処理をフィルター高温時制御処理と称する)を実行する。このフィルター高温時制御処理の詳細は以下のとおりである。
図2はフィルター高温時制御処理を説明するためのフローチャートである。制御装置70は図2のフローチャートを所定周期で繰り返し実行する。ステップS10において制御装置70は、フィルター42の温度(T)が予め設定された基準温度(Tc)以上であるか否かを判定する。
なお、本実施形態の制御装置70は、HEVの始動後において常時フィルター42の温度をモニタリングしている。但し制御装置70がフィルター42の温度を取得する時期はこれに限定されるものではなく、例えば制御装置70は、前述したフィルター再生制御処理の実行を開始した後に、フィルター42の温度の取得を開始してもよい。
また、基準温度(Tc)の具体的な値は特に限定されるものではないが、本実施形態では、フィルター42に溶損(熱によって損傷すること)が生じる温度(一例として1000℃を用いる)よりも低く、且つPMの燃焼温度(一例として400℃〜600℃から選択された温度)よりも高い温度を用いる。この基準温度(Tc)は、予め実験、シミュレーション等により適切な値を求めておき、記憶部(例えばROM等)に記憶させておく(すなわち、予め設定しておく)。なお本実施形態では、基準温度(Tc)の一例として900℃を用いることとする。制御装置70は、温度センサ43の検出結果に基づいて取得したフィルター42の温度(T)が記憶部の基準温度(Tc)以上になったと判定した場合に、ステップS10でYESと判定する。なお、制御装置70は、ステップS10でNOと判定した場合、フローチャートをスタートから実行する(リターン)。
ステップS10でYESと判定された場合、制御装置70は、エンジン10の燃料噴射を停止させるとともに、モータージェネレーター21(MG)を高電圧バッテリー24の電力を用いて駆動させることにより、モータージェネレーター21によってエンジン10のクランクシャフト13を回転させる(ステップS20)。なお、仮にステップS20の実行前にエンジンクラッチ14が断状態になっている場合には、制御装置70はエンジンクラッチ14を接状態にした後にモータージェネレーター21でクランクシャフト13を回転させる。
ステップS20の実行によって、エンジン10は非燃焼状態で吸気して、新気を排出することができる。このエンジン10から排出された新気によって、フィルター42の熱を奪ってフィルター42を冷却してフィルター42の温度を低下させることができる。この結果、フィルター42の溶損を抑制することができる。
なお、ステップS20の実行期間は特に限定されるものではないが、本実施形態に係る制御装置70は、ステップS20を、フィルター42の温度が基準温度(Tc)以上と判定されている期間、継続して実行する。すなわち、この場合、ステップS20に係るエンジン10の燃料噴射停止及びモータージェネレーター21によるクランクシャフト13の
回転は、フィルター42の温度が基準温度以上となっている間、継続して実行され、フィルター42の温度が基準温度未満に低下した場合に、その実行は停止される。
あるいは制御装置70は、一度ステップS20の実行を開始した場合において、フィルター42の温度がPMの燃焼温度にまで低下したか否かを判定し、フィルター42の温度がPMの燃焼温度にまで低下したと判定した場合に、ステップS20に係る燃料噴射停止及びモータージェネレーター21によるクランクシャフト13の回転を停止させてもよい。
また、前述したフィルター再生制御処理の実行中に図2のステップS10でYESと判定された場合には、制御装置70は、このフィルター再生制御処理の実行を停止させた後に(すなわち、フィルター42よりも上流側の排気通路41への燃料供給を停止させた後に)、ステップS20を実行する。そして、制御装置70は、ステップS20の実行によってフィルター42の温度が低下して、ステップS20の実行を終了させた後に、フィルター再生制御処理の実行を再開させてもよい。
以上説明した本実施形態によれば、ステップS20に係るフィルター高温時制御処理が実行されることで、エンジン10から排出された新気によってフィルター42の熱を奪うことができ、これにより、フィルター42を冷却して、フィルター42の温度を低下させることができる。この結果、フィルター42の溶損を抑制することができる。
また本実施形態の場合、HEVの走行停止中のみならず、HEVの走行中においても、エンジン10の燃料噴射を停止させてモータージェネレーター21によってエンジン10のクランクシャフト13を回転させることができるので、HEVの走行中においてもフィルター42の溶損を抑制することができる。
具体的には、エンジン10の駆動力でHEVが走行中に例えばフィルター再生制御処理が実行された場合において、フィルター42の温度が基準温度以上になった場合(ステップS10でYESの場合)、制御装置70はモータークラッチ15を接状態にしてモータージェネレーター21を高電圧バッテリー24の電力で駆動させることでHEVの走行を維持しつつ、エンジン10の燃料噴射を停止させてモータージェネレーター21によってクランクシャフト13を回転させる(ステップS20)。これにより、HEVの走行中であっても、HEVの走行に支障をきたすことなく、エンジン10から排出される新気でフィルター42を冷却でき、フィルター42の溶損を抑制することができる。
(上記実施形態の変形例1)
続いて上記実施形態の変形例1に係るHEVについて説明する。本変形例に係るHEVの制御装置70は、フィルター42の温度(T)が予め設定された基準温度(Tc)以上であると判定された場合に(ステップS10でYESと判定された場合に)、ステップS20を実行する際に、EGRシステム45による排気の一部の吸気通路への還流を停止させる制御処理をさらに実行する。具体的には本変形例に係る制御装置70は、ステップS20において、EGRバルブを閉弁させることでEGRシステム45による排気還流を停止させるとともに、エンジン10の燃料噴射を停止させ、且つモータージェネレーター21によってエンジン10のクランクシャフト13を回転させる。
本変形例によれば、フィルター42の温度(T)が予め設定された基準温度(Tc)以上の場合に、EGRシステム45による排気還流を停止することができるので、エンジン10から排出される新気の温度がEGRシステム45による排気還流によって上昇することを抑制することができる。これにより、フィルター42に流入する新気の温度が上昇することを効果的に抑制して、フィルター42の温度を速やかに低下させることができる。
この結果、フィルター42の溶損を効果的に抑制することができる。
(上記実施形態の変形例2)
続いて上記実施形態の変形例2に係るHEVについて説明する。本変形例に係るHEVの制御装置70は、フィルター42の温度(T)が予め設定された基準温度(Tc)以上であると判定された場合に(ステップS10でYESと判定された場合に)、トランスミッション30のギア段を、ステップS10でYESと判定される前(すなわち、フィルター42の温度が基準温度未満の場合)に比較して低下させるギア段低下制御処理をさらに実行する点において、上記実施形態や上記実施形態の変形例1と異なっている。
なお、本変形例に係る制御装置70は、このギア段低下制御処理を、ステップS10でYESと判定された後に、ステップS20の実行前に実行する。これにより、ギア段低下制御処理によってトランスミッション30のギア段が低下することでエンジン10の回転数を上昇させて排気量を増大させた状態で、次のステップS20の実行によって、エンジン10から新気を排出させることができる。すなわち、このようにギア段低下制御処理が実行されることで、上記実施形態や上記実施形態の変形例1に比較して、フィルター42に流入する新気量をさらに増大させることができる。
但し、ギア段低下制御処理の実行時期はこれに限定されるものではなく、例えばステップS20と同時期に実行してもよく、あるいはステップS20の実行後に実行してもよい。
以上説明したように、本変形例によれば、上記実施形態や上記実施形態の変形例1の効果に加えて、ギア段低下制御処理の実行によって、フィルター42に流入する新気量を増大させることができる。これにより、フィルター42の温度を効果的に低下させることができるので、フィルター42の溶損を効果的に抑制することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 エンジン
13 クランクシャフト(出力軸)
20 ハイブリッドシステム
21 モータージェネレーター
41 排気通路
42 フィルター
45 EGRシステム
70 制御装置

Claims (4)

  1. エンジン及びモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムと、前記エンジンの排気通路に配置された排気浄化用のフィルターと、制御装置と、を備えたハイブリッド車両において、
    前記制御装置は、前記フィルターの温度が予め設定された基準温度以上の場合に、前記エンジンの燃料噴射を停止させるとともに、前記モータージェネレーターによって前記エンジンの出力軸を回転させる制御処理を実行するように構成されていることを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 前記排気通路の排気の一部を吸気通路に還流させるEGRシステムを備え、
    前記制御装置は、前記フィルターの温度が前記基準温度以上の場合に、前記EGRシステムによる前記排気の一部の前記吸気通路への還流を停止させる制御処理をさらに実行するように構成されている請求項1記載のハイブリッド車両。
  3. 前記制御装置は、前記フィルターの温度が前記基準温度以上の場合に、前記ハイブリッド車両のトランスミッションのギア段を前記フィルターの温度が前記基準温度未満の場合に比較して低下させる制御処理をさらに実行するように構成されている請求項1又は2に記載のハイブリッド車両。
  4. エンジン及びモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムと、前記エンジンの排気通路に配置された排気浄化用のフィルターと、を備えたハイブリッド車両の制御方法において、
    前記フィルターの温度が予め設定された基準温度以上の場合に、前記エンジンの燃料噴射を停止させるとともに、前記モータージェネレーターによって前記エンジンの出力軸を回転させる制御処理を実行することを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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